JP6544029B2 - 端末装置 - Google Patents

端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6544029B2
JP6544029B2 JP2015095327A JP2015095327A JP6544029B2 JP 6544029 B2 JP6544029 B2 JP 6544029B2 JP 2015095327 A JP2015095327 A JP 2015095327A JP 2015095327 A JP2015095327 A JP 2015095327A JP 6544029 B2 JP6544029 B2 JP 6544029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanner
instruction
storage server
scan
data storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015095327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016212604A (ja
JP2016212604A5 (ja
Inventor
勇勇 任
勇勇 任
松田 誠
誠 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015095327A priority Critical patent/JP6544029B2/ja
Publication of JP2016212604A publication Critical patent/JP2016212604A/ja
Publication of JP2016212604A5 publication Critical patent/JP2016212604A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544029B2 publication Critical patent/JP6544029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本明細書では、スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための技術を開示する。
特許文献1には、画像形成装置とウェブサーバとを含む画像処理システムが開示されている。画像形成装置は、ユーザによる操作が実行されると、原稿画像を読み取り、スキャンデータを生成する。そして、画像形成装置は、スキャンデータに基づいて送信ファイルを生成し、生成済みの送信ファイルをウェブサーバに送信する。ウェブサーバは、送信ファイルを受信すると、受信済みの送信ファイルを格納する。
特開2013−201571号公報
特許文献1の技術では、画像処理装置がウェブサーバと通信可能であることが前提になっており、画像処理装置がウェブサーバと通信可能でない状況について、何ら考慮されていない。本明細書では、スキャナがデータ格納サーバと通信可能でない状況でも、スキャンデータをデータ格納サーバに格納させることが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される端末装置は、第1のインターフェースと、第2のインターフェースと、操作部と、スキャン指示送信部と、判断部と、第1の指示送信部と、第2の指示送信部と、スキャンデータ受信部と、スキャンデータ送信部と、を備える。第1のインターフェースは、第1の通信方式に従った通信を実行するためのインターフェースである。第2のインターフェースは、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った通信を実行するためのインターフェースである。操作部は、スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作を受け付ける。スキャン指示送信部は、所定の操作が受け付けられる場合に、第1のインターフェースを介して、スキャンデータの生成をスキャナに実行させるためのスキャン指示をスキャナに送信する。判断部は、スキャナがデータ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する。第1の指示送信部は、所定の操作が受け付けられ、かつ、スキャナがデータ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、第1のインターフェースを介して、第1の指示をスキャナに送信する。第1の指示は、データ格納サーバへのスキャンデータの送信をスキャナに実行させるための指示である。第2の指示送信部は、所定の操作が受け付けられ、かつ、スキャナがデータ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、第1のインターフェースを介して、第2の指示をスキャナに送信する。第2の指示は、端末装置へのスキャンデータの送信をスキャナに実行させるための指示である。スキャンデータ受信部は、第2の指示をスキャナに送信することに応じて、第1のインターフェースを介して、スキャナからスキャンデータを受信する。スキャンデータ送信部は、スキャナからスキャンデータが受信される場合に、第2のインターフェースを介して、スキャンデータをデータ格納サーバに送信する。
上記の構成によると、端末装置は、スキャナがデータ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、第1のインターフェースを介して、第1の指示をスキャナに送信する。これにより、端末装置は、データ格納サーバへのスキャンデータの送信をスキャナに実行させることができる。一方、端末装置は、スキャナがデータ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、第1のインターフェースを介して、第2の指示をスキャナに送信する。これにより、端末装置は、第1のインターフェースを介して、スキャナからスキャンデータを受信し、第2のインターフェースを介して、スキャンデータをデータ格納サーバに送信する。このように、端末装置は、スキャナがデータ格納サーバと通信可能でない状況でも、スキャンデータをデータ格納サーバに格納させることができる。
上記の端末装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置と上記のスキャナとを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 第1実施例の端末装置によって実行される処理のフローチャートを示す。 スキャナがスキャンデータをデータ格納サーバに送信するケースAのシーケンス図を示す。 端末装置がスキャンデータをデータ格納サーバに送信するケースBのシーケンス図を示す。 端末装置がエラー情報を受信するケースCのシーケンス図を示す。 第2実施例の端末装置によって実行される処理のフローチャートを示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
通信システム2は、端末装置10とスキャナ50とを備える。端末装置10とスキャナ50とは、AP100を介して通信可能である。また、端末装置10は、インターネット4を介して、データ格納サーバ110と通信可能である。
(端末装置10の構成)
端末装置10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の装置である。端末装置10は、操作部12と、表示部14と、Wi−Fiネットワークインターフェース20と、セルラーネットワークインターフェース22と、制御部30と、を備える。以下では、ネットワーク、インターフェースのことを、それぞれ、「NW」、「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を端末装置10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。Wi−FiNWI/F20は、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)を実行するための無線I/Fである。Wi−Fi方式は、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した無線通信方式であり、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信方式である。セルラーNWI/F22は、セルラー方式に従った無線通信(以下では「セルラー通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fである。セルラー方式は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)によって策定された規格に準拠した無線通信方式(例えば、3G(3rd Generation)方式、4G(4th Generation)方式等)である。
制御部30は、端末装置10がセルラー方式の基地局(図示省略)との無線接続を確立している場合、即ち、端末装置10がセルラー方式の無線NW(以下では「セルラーNW」と呼ぶ)に所属している場合に、セルラーNWI/F22を介して、セルラー通信を実行することができる。また、制御部30は、端末装置10がAP100との無線接続を確立している場合、即ち、AP100によって形成されている無線NW(以下では「Wi−FiNW」と呼ぶ)に所属している場合に、Wi−FiNWI/F20を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36,38に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、RAM、ROM等によって構成される。メモリ34は、基本的な処理を実現するためのOS(Operating Systemの略)プログラム36に加えて、スキャンアプリケーション38を記憶する。スキャンアプリケーション38は、スキャナ50のベンダによって提供されるアプリケーションであり、インターネット4上のサーバ(図示省略)から端末装置10にインストールされてもよいし、スキャナ50と共に出荷されるメディアから端末装置10にインストールされてもよい。
(スキャナ50の構成)
スキャナ50は、スキャン機能を実行可能な周辺機器(即ち端末装置10等の周辺機器)である。スキャナ50は、原稿のスキャンを実行して、スキャンデータを生成する。
(AP100の構成)
AP100は、無線AP、無線LANルータ等と呼ばれる公知のAPである。AP100は、AP100との無線接続が確立されている一対の機器、即ち、AP100によって形成されているWi−FiNWに所属している一対の機器(例えば、端末装置10、スキャナ50)の間の通信を中継する。また、AP100は、ルータとして機能して、インターネット4上の機器(例えばデータ格納サーバ110)との通信を実行し得る。この場合、AP100は、Wi−FiNWに所属している機器(例えばスキャナ50)と、インターネット4上の機器(例えばデータ格納サーバ110)と、の間の通信を中継する。
(データ格納サーバ110の構成)
データ格納サーバ110は、例えば、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標)Docs」、「PICASA(登録商標)」、「Facebook(登録商標)」等の公知のクラウドサーバである。データ格納サーバ110は、インターネット4を介して、通信装置(例えば端末装置10、スキャナ50)からデータを受信する場合に、当該データを格納する。
(端末装置10の処理;図2)
続いて、図2を参照して、端末装置10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図2の処理は、ユーザがスキャンアプリケーション38を起動するための起動操作を端末装置10に実行することをトリガとして実行される。
S10では、CPU32は、操作部12がスキャン開始操作を受け付けることを監視する。スキャン開始操作は、スキャナ50によって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバ110に格納させるための操作である。スキャン開始操作は、スキャンアプリケーション38に従って表示される画面において、スキャン設定情報(例えば、解像度、ファイル形式等)を選択する操作と、スキャンの実行を示すボタンを選択する選択する操作と、を含む。
図2の処理が実行される前に、ユーザは、端末装置10を利用して、データ格納サーバ110にアクセスして、アカウント情報(例えば、アカウントIDとパスワード)をデータ格納サーバ110に登録する。この際に、データ格納サーバ110の位置を示すサーバURLがメモリ34に記憶される。サーバURLは、アカウント情報に対応するURLである。S12では、CPU32は、メモリ34からサーバURLを取得し、次いで、Wi−FiNWI/F20を介して、サーバURLを含む確認要求をスキャナ50に送信する。確認要求は、スキャン確認処理と、通信確認処理と、をスキャナ50に実行させるための要求である。スキャン確認処理は、スキャナ50がスキャンデータを生成可能であるのか否かを確認するための処理である。通信確認処理は、スキャナ50がスキャンデータを生成可能である場合に、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを確認するための処理である。
S14では、CPU32は、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャナ50から確認結果情報を受信することを監視する。確認結果情報は、スキャナ50によって実行される通信確認処理の確認結果を示す。CPU32は、スキャナ50が、スキャン確認処理を実行してスキャンデータを生成可能であることを確認し、かつ、通信確認処理を実行する場合に、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャナ50から確認結果情報を受信し(S14でYES)、S16に進む。
S16では、CPU32は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを判断する。CPU32は、S14で受信される確認結果情報が、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であることを示す場合に、S16でYESと判断し、S18に進む。一方、CPU32は、S14で受信される確認結果情報が、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないことを示す場合(S16でNO)に、S20に進む。
S18では、CPU32は、メモリ34からサーバURLを取得し、次いで、Wi−FiNWI/F20を介して、S10で選択されたスキャン設定情報を含むスキャン指示と、サーバURLを含む送信指示と、を同時にスキャナ50に送信する。スキャン指示は、スキャンデータの生成(即ちスキャンの開始)をスキャナ50に実行させるための指示である。送信指示は、データ格納サーバ110へのスキャンデータの送信をスキャナ50に実行させるための指示である。なお、スキャン指示と送信指示とは、1個のパケットに含まれていてもよい。S18が実行されると、スキャナ50は、スキャン指示に応じてスキャンデータを生成し、送信指示に応じてスキャンデータをデータ格納サーバ110に送信する。この結果、データ格納サーバ110は、スキャンデータを格納する。S18が終了すると、S10に戻る。
S20では、CPU32は、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャン指示と送信指示とを同時にスキャナ50に送信する。S20のスキャン指示は、S18のスキャン指示と同様である。ただし、S20の送信指示は、S18の送信指示とは異なり、サーバURLを含まない。S20の送信指示は、端末装置10へのスキャンデータの送信をスキャナ50に実行させるための返信要求を含む。S20が実行されると、スキャナ50は、スキャン指示に応じてスキャンデータを生成し、送信指示に応じてスキャンデータを端末装置10に送信する。
CPU32は、S22において、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャナ50からスキャンデータを受信し、S24において、スキャンデータをメモリ34に記憶する。S26では、CPU32は、メモリ34からスキャンデータとサーバURLとを取得し、次いで、セルラーNWI/F22を介して、スキャンデータとサーバURLとをデータ格納サーバ110に送信する。より具体的に言うと、CPU32は、サーバURLを送信先として、スキャンデータとをデータ格納サーバ110に送信する。S26が実行されると、データ格納サーバ110は、スキャンデータを格納する。なお、CPU32は、端末装置10がセルラーNWに所属していない状態で、S22でスキャンデータを受信しても、S26において、スキャンデータ等をデータ格納サーバ110に送信することができない。この場合、CPU32は、端末装置10がセルラーNWに所属していない状態から端末装置10がセルラーNWに所属している状態に変化した後に、S26において、スキャンデータ等をデータ格納サーバ110に送信する。S26が終了すると、S10に戻る。
S28では、CPU32は、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャナ50から、スキャナ50がスキャンデータを生成不可能であることを示すエラー情報を受信したのか否かを判断する。CPU32は、スキャナ50が、スキャン確認処理を実行してスキャンデータを生成不可能であることを確認する場合に、スキャナ50からエラー情報を受信したと判断し(S28でYES)、S30に進む。
S30では、CPU32は、スキャナ50がスキャンデータを生成不可能であることを示す画像を含むエラー画面を表示部14に表示させる。これにより、ユーザは、エラー画面を見ることによって、スキャナ50がスキャンデータを生成不可能であることを知ることができる。CPU32は、エラー情報を受信する場合に、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かに関わらず、スキャン指示及び送信指示をスキャナ50に送信しない。この結果、スキャナ50は、スキャンを実行しない。S30が終了すると、S10に戻る。
(ケースA;図3)
続いて、図3を参照して、スキャナ50がスキャンデータをデータ格納サーバ110に送信するケースAについて説明する。本ケースでは、AP100は、インターネット4に接続されている。なお、図3では、各装置10,50,100,110の間の細線矢印は、Wi−Fi通信を示す。図3以降においても同様である。
データ格納サーバ110では、アカウント情報ACとサーバURLとが関連付けて格納されている。また、端末装置10では、サーバURLが記憶されている。
端末装置10は、T8において、起動操作を受け付けて(図2の処理のトリガ)、T10において、スキャン開始操作を受け付ける(S10でYES)。T12では、端末装置10は、AP100を介して、サーバURLを含む確認要求をスキャナ50に送信する(S12)。
スキャナ50は、端末装置10からAP100を介して確認要求を受信して、T14において、スキャン確認処理を実行する。具体的には、スキャナ50は、スキャンを実行不可能なエラー(例えば、原稿送り機構でのジャム等)が発生しているのか否かを判断する。ケースAでは、エラーが発生していないので、スキャナ50は、スキャンデータを生成可能であると判断する。T20,T22では、スキャナ50は、通信確認処理を実行する。具体的には、スキャナ50は、T20において、AP100を介して、サーバURLを送信先として含むpingコマンドをデータ格納サーバ110に送信し、T22において、AP100を介して、データ格納サーバ110から応答パケットを受信する。スキャナ50は、データ格納サーバ110から応答パケットを受信する場合に、データ格納サーバ110と通信可能であると判断する。この結果、T40では、スキャナ50は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であることを示す確認結果情報を、AP100を介して、端末装置10に送信する。
T40では、端末装置10は、AP100を介して、スキャナ50から確認結果情報を受信する(S14でYES)。T42では、端末装置10は、確認結果情報に基づいて、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であると判断する(S16でYES)。T50では、端末装置10は、AP100を介して、スキャン指示と送信指示とをスキャナ50に送信する(S18)。スキャン指示は、T10で選択されたスキャン設定情報を含む。送信指示は、サーバURLを含む。
スキャナ50は、AP100を介して、端末装置10からスキャン指示と送信指示とを受信し、T52において、スキャン指示に含まれるスキャン設定情報に従って、原稿のスキャンを実行し、スキャンデータを生成する。T54では、スキャナ50は、インターネット4を介して、送信指示に含まれるサーバURLを送信先として、スキャンデータをデータ格納サーバ110に送信する。
データ格納サーバ110は、AP100を介して、スキャンデータとサーバURLとをスキャナ50から受信し、受信済みのサーバURLに一致するサーバURLを格納している場合に、T56において、サーバURLに関連付けて、受信済みのスキャンデータを格納する。これにより、アカウント情報ACとサーバULRとスキャンデータとが関連付けて格納される。
(ケースB;図4)
続いて、図4を参照して、端末装置10がスキャンデータをデータ格納サーバ110に送信するケースBについて説明する。本ケースでは、AP100は、インターネット4に接続されていない。なお、図4では、各装置10,110の間の太線矢印は、セルラー通信を示す。T108〜T114は、図3のT8〜T14と同様である。
T120では、スキャナ50は、通信確認処理を実行する。具体的には、スキャナ50は、AP100を介して、サーバURLを送信先として含むpingコマンドをデータ格納サーバ110に送信することを試行する。ケースBでは、AP100がインターネット4に接続されていないので、pingコマンドがインターネット4上のデータ格納サーバ110に送信されない。従って、スキャナ50は、データ格納サーバ110と通信可能でないことを確認する。この結果、T140では、スキャナ50は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないことを示す確認結果情報を、AP100を介して、端末装置10に送信する。
T140では、端末装置10は、AP100を介して、スキャナ50から確認結果情報を受信する(S14でYES)。T142では、端末装置10は、確認結果情報に基づいて、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないと判断する(S16でYES)。
T150では、端末装置10は、AP100を介して、スキャン指示と送信指示とをスキャナ50に送信する(S20)。スキャン指示は、図3のT50のスキャン指示と同様である。送信指示は、返信要求を含む。
T152は、T52と同様である。そして、T154では、スキャナ50は、送信指示に含まれる返信要求に応じて、AP100を介して、スキャンデータを端末装置10に送信する。
端末装置10は、T154において、AP100を介して、スキャナ50からスキャンデータを受信し(S22)、T156において、スキャンデータをメモリ34に記憶する(S24)。T158では、端末装置10は、セルラーNW(即ち図示省略の基地局)を介して、サーバURLを送信先としてスキャンデータをデータ格納サーバ110に送信する(S26)。T160は、図3のT56と同様である。
上述したように、図3のケースAによると、端末装置10は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であると判断する場合(T42)に、Wi−FiNWI/F20を介して、サーバURLを含む送信指示をスキャナ50に送信する(T50)。これにより、端末装置10は、データ格納サーバ110へのスキャンデータの送信をスキャナ50に実行させることができる(T54)。一方、図4のケースBによると、端末装置10は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないと判断する場合(T142)に、Wi−FiNWI/F20を介して、返信要求を含む送信指示をスキャナ50に送信する(T150)。これにより、端末装置10は、Wi−FiNWI/F20を介して、スキャナ50からスキャンデータを受信し(T154)、セルラーNWI/F22を介して、スキャンデータをデータ格納サーバ110に送信する(T158)。このように、端末装置10は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でない状況でも、スキャンデータをデータ格納サーバ110に格納させることができる。
図3のケースAでは、端末装置10は、スキャン指示と送信指示とをスキャナ50に同時に送信する(T50)。そのため、スキャナ50は、T52において、スキャンデータの生成が完了する前に、T54において、スキャンデータの送信を開始することができる。例えば、スキャナ50は、複数ページを含む原稿をスキャンすべき場合に、1ページごとにスキャンデータの生成及び送信を実行することができる。一方、端末装置10が、スキャン指示と送信指示とをスキャナ50に別々に送信する構成が想定される。当該構成では、例えば、端末装置10は、スキャン指示をスキャナ50に送信し、スキャンデータの生成が完了したことを示すスキャン完了通知をスキャナ50から受信した後に、送信指示をスキャナ50に送信する。当該構成では、スキャナ50は、スキャンデータの生成が完了した後に、スキャンデータの送信を開始するため、スキャナ50のメモリの空き容量がスキャンデータ全体よりも大きくなければ、スキャンデータを生成及び送信することができない。しかし、ケースAによると、スキャナ50のメモリの空き容量がスキャンデータ全体よりも小さくても、スキャナ50は、スキャンデータをデータ格納サーバ110に送信することができる。
また、図4のケースBのT152,T154でも同様に、スキャンデータの生成が完了する前に、スキャンデータの送信を開始することができる。即ち、スキャナ50のメモリの空き容量がスキャンデータよりも小さい場合であっても、スキャナ50は、スキャンデータを端末装置10に送信することができる。なお、ケースBの変形例では、端末装置10は、T156を実行しなくてもよい。この場合、例えば、端末装置10は、T154において、1ページごとにスキャンデータをスキャナ50から受信し、T158において、1ページごとにスキャンデータをデータ格納サーバ110に送信してもよい。これにより、端末装置10のメモリ34の空き容量がスキャンデータよりも小さい場合であっても、端末装置10は、スキャンデータをデータ格納サーバ110に送信することができる。
また、端末装置10は、携帯電話、スマートフォン等であるため、図4のケースBのように、セルラーNWに所属している可能性が高く、セルラーNWI/F22を介して、データ格納サーバ110と通信可能である可能性が高い。そのため、ケースBのように、端末装置10は、スキャナ50から受信されたスキャンデータをデータ格納サーバ110に速やかに送信することができる(T158)。一方、スキャナ50が、T154において、スキャンデータを端末装置10に送信せずに、AP100を介してデータ格納サーバ110と通信可能となってから、スキャンデータをデータ格納サーバ110に送信する構成が想定される。しかし、当該構成では、スキャンデータがデータ格納サーバ110に格納されるまでの時間が長くなる可能性が高い。即ち、ケースBによると、端末装置10は、当該構成に比べて、スキャンデータがデータ格納サーバ110に格納されるまでの時間を短くすることができる。
(ケースC;図5)
続いて、図5を参照して、端末装置10がエラー情報を受信するケースCについて説明する。本ケースでは、スキャナ50においてエラーが発生している。T208〜T212は、図3のT8〜T12と同様である。
T214では、スキャナ50は、スキャン確認処理において、スキャンデータを生成不可能であることを確認する。この場合、スキャナ50は、通信確認処理を実行せずにT216において、AP100を介して、スキャナ50がスキャンデータを生成不可能であることを示すエラー情報を端末装置10に送信する。
端末装置10は、T216において、AP100を介して、スキャナ50からエラー情報を受信し、T218において、エラー画面を表示部14に表示させる。これにより、端末装置10は、スキャナ50がスキャンデータを生成不可能であること(即ちデータ格納サーバ110がスキャンデータを格納することができないこと)をユーザに知らせることができる。
(対応関係)
Wi−FiNWI/F20、セルラーNWI/F22が、それぞれ、「第1のインターフェース」、「第2のインターフェース」の一例である。Wi−Fi方式、セルラー方式が、それぞれ、「第1の通信方式」、「第2の通信方式」の一例である。スキャン開始操作、サーバURLが、それぞれ、「所定の操作」、「位置情報」の一例である。図2のS18の送信指示、S20の送信指示が、それぞれ、「第1の指示」、「第2の指示」の一例である。
図2のS12,S14,S16,S22,S24,S26,S28が、それぞれ、「位置情報送信部」、「確認結果情報受信部」、「判断部」、「スキャンデータ受信部」、「記憶制御部」、「スキャンデータ送信部」、「エラー情報受信部」によって実行される処理の一例である。S18が、「スキャン指示送信部」及び「第1の指示送信部」によって実行される処理の一例である。S20が、「スキャン指示送信部」及び「第2の指示送信部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
(端末装置の処理;図6)
本実施例では、スキャナ50に代えて、端末装置10が通信確認処理を実行する。本実施例では、端末装置10のCPU32は、図2の処理に代えて、図6の処理を実行する。図6の処理のトリガ、S110は、それぞれ、図2の処理のトリガ、S10と同様である。
S112,S114では、CPU32は、通信確認処理を実行する。具体的には、S112では、CPU32は、メモリ34からサーバURLを取得し、次いで、Wi−FiNWI/F20を介して、サーバURLを送信先として含むpingコマンドをデータ格納サーバ110に送信することを試行する。S114では、CPU32は、Wi−FiNWI/F20を介して、データ格納サーバ110からpingコマンドに対する応答パケットを受信する場合に、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であると判断し(S114でYES)、S116に進む。S116は、図2のS18と同様である。S116が終了すると、S110に戻る。
応答パケットがデータ格納サーバ110から受信される場合に、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能である理由を説明する。応答パケットがデータ格納サーバ110から受信される状況では、端末装置10が、AP100を介して、データ格納サーバ110と通信可能である。従って、AP100は、ルータとして機能してインターネット4に接続されているおり、この結果、データ格納サーバ110と通信可能である。そして、スキャナ50は、AP100と通信可能であるので、AP100を介して、データ格納サーバ110と通信可能である。
一方、AP100がルータとして機能しておらずインターネット4に接続されていない状況では、応答パケットがデータ格納サーバ110から受信されない。この場合、CPU32は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないと判断し(S114でNO)、S118に進む。S118〜S124は、図2のS20〜S26と同様である。S120が終了すると、S110に戻る。
(第2実施例の効果)
本実施例でも、端末装置10は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でない状況でも、スキャンデータをデータ格納サーバ110に格納させることができる。また、本実施例によると、スキャナ50が通信確認処理を実行せずに済む。スキャナ50の処理負荷を軽減することができる。
(対応関係)
pingコマンド、応答パケットが、それぞれ、「所定信号」、「応答信号」の一例である。図6のS112,S114が、それぞれ、「所定信号送信部」、「判断部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の第1実施例では、端末装置10のCPU32は、図2のS16において、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを判断する。これに代えて、CPU32は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを定期的に判断してもよい。具体的には、CPU32は、確認要求をスキャナ50に定期的に送信し、スキャナ50から確認結果情報を受信し、確認結果情報に基づいて、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを判断する。そして、CPU32は、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であるのか否かを示す判断結果情報をメモリ34に記憶させる。CPU32は、スキャン開始操作を受け付け(S10でYES)、かつ、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能であることを示す判断結果情報を記憶済みである場合に、S18に進む。一方、CPU32は、スキャン開始操作を受け付け(S10でYES)、かつ、スキャナ50がデータ格納サーバ110と通信可能でないことを示す判断結果情報を記憶済みである場合に、S20に進む。即ち、「判断部」は、所定の操作が受け付けられる前に、スキャナがデータ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断してもよい。
(変形例2)上記の第1実施例では、CPU32は、スキャン指示と送信指示とを同時に送信するが(図2のS18,S20)、スキャン指示と送信指示とを異なるタイミングで送信してもよい。例えば、CPU32は、S12において、確認要求と同時にスキャン指示を送信してもよい。即ち、「第1の指示送信部」は、スキャン指示と同時に第1の指示をスキャナに送信しなくてもよい。また、「第2の指示送信部」は、スキャン指示と同時に第2の指示をスキャナに送信しなくてもよい。
(変形例3)Wi−FiNWI/F20は、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしていてもよい。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。この場合、端末装置10とスキャナ50とは、AP100を介さずに、WFD方式に従った無線通信を実行可能であってもよい。そして、端末装置10のCPU32は、図2のS12、S14、S18、S20、S22、及び、S28において、WFD方式に従った無線通信を実行して、スキャナ50との各情報の通信を実行してもよい。WFD方式は、「Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した通信方式」の一例である。別の変形例では、端末装置10は、有線通信を実行するための有線I/Fを介して、スキャナ50と通信可能であってもよい。そして、端末装置10のCPU32は、図2のS12、S14、S18、S20、S22、及び、S28において、有線通信を実行して、スキャナ50との各情報の通信を実行してもよい。このように、「第1の通信方式」は、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した通信方式でなくてもよい。
なお、スキャナ50は、有線ケーブルを介して、ルータ(図示省略)に接続されていてもよい。この場合、スキャナ50は、ルータを介して、インターネット4に接続され得る。
(変形例4)端末装置10は、セルラーNWI/F22に代えて、有線I/Fを備え、有線ケーブルを介して、ルータに接続されていてもよい。この場合、端末装置10は、当該ルータを介して、インターネット4に接続されている。そのため、端末装置10は、有線I/Fを介して、データ格納サーバ110と通信可能である。即ち、「第2の通信方式」は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)によって策定された規格に準拠した通信方式でなくてもよい。
(変形例5)「スキャナ」は、例えば、スキャン機能及び印刷機能を実行可能な多機能機を含む。即ち、「スキャナ」は、スキャン機能を実行可能なあらゆる機器を含む。また、「端末装置」は、デスクトップPC、テレビ等の据置型の装置であってもよい。即ち、「端末装置」は、スキャナ及びデータ格納サーバと通信可能なあらゆる装置を含む。
(変形例6)図3のケースAでは、データ格納サーバ110は、アカウント情報ACと関連付けてアクセストークンを格納してもよい。具体的には、図2の処理が実行される前に以下の処理が実行される。即ち、スキャナ50は、データ格納サーバ110と通信可能な状況で、ユーザによって入力されたアカウント情報ACをデータ格納サーバ110に送信する。データ格納サーバ110は、スキャナ50から受信されたアカウント情報ACに対応するアクセストークンを生成し、アクセストークンをスキャナ50に送信する。さらに、データ格納サーバ110は、アクセストークンをアカウント情報AC及びサーバURLに関連付けて格納する。スキャナ50は、データ格納サーバ110から受信されたアクセストークンをアカウント情報ACと関連付けてメモリに記憶する。なお、端末装置10は、サーバURLがメモリ34に記憶される際に、アカウント情報ACをサーバURLに関連付けて記憶する。
本変形例では、図2のT50の送信指示は、さらに、アカウント情報ACを含む。T54では、スキャナ50は、送信指示に含まれるアカウント情報ACに対応するアクセストークンをメモリから取得し、サーバURLを送信先として、スキャンデータとアクセストークンとを送信する。データ格納サーバ110は、スキャナ50から受信されたアクセストークンが、格納済みのアクセストークンと一致する場合に、T56において、スキャンデータとアクセストークンとを関連付けて記憶する。これにより、アカウント情報ACとサーバURLとスキャンデータとアクセストークンとが関連付けて格納される。なお、別の変形例では、スキャナ50に代えて、端末装置10がデータ格納サーバ110からアクセストークンを受信してもよい。この場合、端末装置10は、T50の送信指示は、さらに、アクセストークンを含む。即ち、スキャナ50は、端末装置10からアクセストークンを受信する。
(変形例7)上記の各実施例では、端末装置10のCPU32がプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2及び図6の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下に、本明細書に記載の技術の特徴を列挙する。
(項目1)
端末装置であって、
第1の通信方式に従った通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った通信を実行するための第2のインターフェースと、
スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作を受け付ける操作部と、
前記所定の操作が受け付けられる場合に、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャンデータの生成を前記スキャナに実行させるためのスキャン指示を前記スキャナに送信するスキャン指示送信部と、
前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する判断部と、
前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第1の指示を前記スキャナに送信する第1の指示送信部であって、前記第1の指示は、前記データ格納サーバへの前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第1の指示送信部と、
前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第2の指示を前記スキャナに送信する第2の指示送信部であって、前記第2の指示は、前記端末装置への前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第2の指示送信部と、
前記第2の指示を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから前記スキャンデータを受信するスキャンデータ受信部と、
前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記第2のインターフェースを介して、前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信するスキャンデータ送信部と、
を備える端末装置。
(項目2)
前記判断部は、前記所定の操作が受け付けられた後に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する、項目1に記載の端末装置。
(項目3)
前記スキャン指示送信部は、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かが判断された後に、前記スキャン指示を前記スキャナに送信し、
前記第1の指示送信部は、前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記スキャン指示と同時に前記第1の指示を前記スキャナに送信し、
前記第2の指示送信部は、前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記スキャン指示と同時に前記第2の指示を前記スキャナに送信する、項目1又は2に記載の端末装置。
(項目4)
前記端末装置は、さらに、
前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記スキャンデータを前記端末装置のメモリに記憶させる記憶制御部を備え、
前記スキャンデータ送信部は、前記第2のインターフェースを介して、前記メモリ内の前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信する、項目1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
(項目5)
前記判断部は、
前記第1のインターフェースを介して、前記データ格納サーバの位置を示す位置情報を前記スキャナに送信する位置情報送信部と、
前記位置情報を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから確認結果情報を受信する確認結果情報受信部であって、前記確認結果情報は、前記スキャナが、前記位置情報を利用して、前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを確認した結果を示す、前記確認結果情報受信部と、を備え、
前記判断部は、前記スキャナから受信される前記確認結果情報によって示される前記結果に応じて、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する、項目1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
(項目6)
前記端末装置は、さらに、
前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナが前記スキャンデータを生成不可能であることを示すエラー情報を前記スキャナから受信するエラー情報受信部を備え、
前記スキャナから前記エラー情報が受信される場合に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かに関わらず、
前記スキャン指示送信部は、前記スキャン指示を前記スキャナに送信せず、
前記第1の指示送信部は、前記第1の指示を前記スキャナに送信せず、
前記第2の指示送信部は、前記第2の指示を前記スキャナに送信しない、項目5に記載の端末装置。
(項目7)
前記判断部は、
前記第1のインターフェースを介して、所定信号を前記データ格納サーバに送信する所定信号送信部を備え、
前記判断部は、
前記第1のインターフェースを介して、前記データ格納サーバから前記所定信号に対する応答信号が受信される場合に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断し、
前記第1のインターフェースを介して、前記データ格納サーバから前記応答信号が受信されない場合に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断する、項目1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
(項目8)
前記第1の通信方式は、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した通信方式であり、
前記第2の通信方式は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)によって策定された規格に準拠した通信方式である、項目1から7のいずれか一項に記載の端末装置。
(項目9)
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記端末装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作が受け付けられる場合に、
第1の通信方式に従った通信を実行するための第1のインターフェースを介して、前記スキャンデータの生成を前記スキャナに実行させるためのスキャン指示を前記スキャナに送信するスキャン指示送信処理と、
前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する判断処理と、
前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第1の指示を前記スキャナに送信する第1の指示送信処理であって、前記第1の指示は、前記データ格納サーバへの前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第1の指示送信処理と、
前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第2の指示を前記スキャナに送信する第2の指示送信処理であって、前記第2の指示は、前記端末装置への前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第2の指示送信処理と、
前記第2の指示を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから前記スキャンデータを受信するスキャンデータ受信処理と、
前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った通信を実行するための第2のインターフェースを介して、前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信するスキャンデータ送信処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
2:通信システム、4:インターネット、10:端末装置、12:操作部、14:表示部、20:Wi−Fiネットワークインターフェース、22:セルラーネットワークインターフェース、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:OSプログラム、38:スキャンアプリケーション、50:スキャナ、100:アクセスポイント、110:データ格納サーバ、AC:アカウント情報

Claims (8)

  1. 端末装置であって、
    第1の通信方式に従った通信を実行するための第1のインターフェースと、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った通信を実行するための第2のインターフェースと、
    スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作を受け付ける操作部と、
    前記所定の操作が受け付けられる場合に、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャンデータの生成を前記スキャナに実行させるためのスキャン指示を前記スキャナに送信するスキャン指示送信部と、
    前記第1のインターフェースを介して、前記データ格納サーバの位置を示す位置情報を前記スキャナに送信する位置情報送信部と、
    前記位置情報を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから確認結果情報を受信する確認結果情報受信部であって、前記確認結果情報は、前記スキャナが、前記位置情報を利用して、前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを確認した結果を示す、前記確認結果情報受信部と、
    前記スキャナから受信される前記確認結果情報によって示される前記結果に応じて、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する判断部と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第1の指示を前記スキャナに送信する第1の指示送信部であって、前記第1の指示は、前記データ格納サーバへの前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第1の指示送信部と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第2の指示を前記スキャナに送信する第2の指示送信部であって、前記第2の指示は、前記端末装置への前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第2の指示送信部と、
    前記第2の指示を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから前記スキャンデータを受信するスキャンデータ受信部と、
    前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記第2のインターフェースを介して、前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信するスキャンデータ送信部と、
    を備える端末装置。
  2. 前記判断部は、前記所定の操作が受け付けられた後に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記スキャン指示送信部は、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かが判断された後に、前記スキャン指示を前記スキャナに送信し、
    前記第1の指示送信部は、前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記スキャン指示と同時に前記第1の指示を前記スキャナに送信し、
    前記第2の指示送信部は、前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記スキャン指示と同時に前記第2の指示を前記スキャナに送信する、請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記端末装置は、さらに、
    前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記スキャンデータを前記端末装置のメモリに記憶させる記憶制御部を備え、
    前記スキャンデータ送信部は、前記第2のインターフェースを介して、前記メモリ内の前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記端末装置は、さらに、
    前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナが前記スキャンデータを生成不可能であることを示すエラー情報を前記スキャナから受信するエラー情報受信部を備え、
    前記スキャナから前記エラー情報が受信される場合に、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かに関わらず、
    前記スキャン指示送信部は、前記スキャン指示を前記スキャナに送信せず、
    前記第1の指示送信部は、前記第1の指示を前記スキャナに送信せず、
    前記第2の指示送信部は、前記第2の指示を前記スキャナに送信しない、請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記第1の通信方式は、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した通信方式であり、
    前記第2の通信方式は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)によって策定された規格に準拠した通信方式である、請求項1からのいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作が受け付けられる場合に、
    第1の通信方式に従った通信を実行するための第1のインターフェースを介して、前記スキャンデータの生成を前記スキャナに実行させるためのスキャン指示を前記スキャナに送信するスキャン指示送信処理と、
    前記第1のインターフェースを介して、前記データ格納サーバの位置を示す位置情報を前記スキャナに送信する位置情報送信処理と、
    前記位置情報を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから確認結果情報を受信する確認結果情報受信処理であって、前記確認結果情報は、前記スキャナが、前記位置情報を利用して、前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを確認した結果を示す、前記確認結果情報受信処理と、
    前記スキャナから受信される前記確認結果情報によって示される前記結果に応じて、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する判断処理と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第1の指示を前記スキャナに送信する第1の指示送信処理であって、前記第1の指示は、前記データ格納サーバへの前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第1の指示送信処理と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、前記第1のインターフェースを介して、第2の指示を前記スキャナに送信する第2の指示送信処理であって、前記第2の指示は、前記端末装置への前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第2の指示送信処理と、
    前記第2の指示を前記スキャナに送信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、前記スキャナから前記スキャンデータを受信するスキャンデータ受信処理と、
    前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った通信を実行するための第2のインターフェースを介して、前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信するスキャンデータ送信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  8. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    スキャナによって生成されるスキャンデータをデータ格納サーバに格納させるための所定の操作が受け付けられる場合に、
    前記スキャンデータの生成を前記スキャナに実行させるためのスキャン指示を前記スキャナに送信するスキャン指示送信処理と、
    前記データ格納サーバの位置を示す位置情報を前記スキャナに送信する位置情報送信処理と、
    前記位置情報を前記スキャナに送信することに応じて前記スキャナから確認結果情報を受信する確認結果情報受信処理であって、前記確認結果情報は、前記スキャナが、前記位置情報を利用して、前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを確認した結果を示す、前記確認結果情報受信処理と、
    前記スキャナから受信される前記確認結果情報によって示される前記結果に応じて、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であるのか否かを判断する判断処理と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能であると判断される場合に、第1の指示を前記スキャナに送信する第1の指示送信処理であって、前記第1の指示は、前記データ格納サーバへの前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第1の指示送信処理と、
    前記所定の操作が受け付けられ、かつ、前記スキャナが前記データ格納サーバと通信可能でないと判断される場合に、第2の指示を前記スキャナに送信する第2の指示送信処理であって、前記第2の指示は、前記端末装置への前記スキャンデータの送信を前記スキャナに実行させるための指示である、前記第2の指示送信処理と、
    前記第2の指示を前記スキャナに送信することに応じて、前記スキャナから前記スキャンデータを受信するスキャンデータ受信処理と、
    前記スキャナから前記スキャンデータが受信される場合に、前記スキャンデータを前記データ格納サーバに送信するスキャンデータ送信処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
JP2015095327A 2015-05-08 2015-05-08 端末装置 Active JP6544029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095327A JP6544029B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095327A JP6544029B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 端末装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016212604A JP2016212604A (ja) 2016-12-15
JP2016212604A5 JP2016212604A5 (ja) 2018-06-07
JP6544029B2 true JP6544029B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57551124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015095327A Active JP6544029B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6544029B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019106743A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 Hikutas株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム、クライアント装置、レイヤー情報サーバ、およびレイヤー情報データベース

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3622787B2 (ja) * 2001-12-28 2005-02-23 京セラミタ株式会社 画像形成装置と中継装置とを配設した通信システム及び通信制御方法とプログラム
JP2012253514A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Canon Inc 画像入力システム、サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及び制御プログラム
JP2014146998A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Brother Ind Ltd 画像処理装置および画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016212604A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11350387B2 (en) Communication apparatus capable of establishing wireless connection with access point
US9104355B2 (en) Terminal apparatus and printer interacting to perform print functions using different communication schemes
JP6406092B2 (ja) 通信機器
US9116653B2 (en) Terminal apparatus and scanner interacting to perform scan functions using different communication schemes
JP6387698B2 (ja) 通信装置
JP6152767B2 (ja) 機能実行機器と可搬型デバイス
JP6233046B2 (ja) 通信装置
JP5935740B2 (ja) 印刷装置、印刷装置のプログラム、携帯端末および携帯端末のプログラム
JP6035969B2 (ja) 通信装置
JP2015032025A (ja) 端末装置とプリンタ
US9807271B2 (en) Function performing apparatus, non-transitory computer-readable medium storing computer-readable instructions for communication apparatus, and communication apparatus
JP2014027384A (ja) 通信装置及び携帯端末
US20210377024A1 (en) Non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for terminal device and communication device
US10416941B2 (en) Communication device, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device, and method performed by communication device
US9148904B2 (en) Communication apparatus
US10624142B2 (en) Communication device and a non-transitory computer-readable recording medium
US10064232B2 (en) Non-transitory computer readable storage medium for terminal device
JP6544029B2 (ja) 端末装置
US9596367B2 (en) Function performing device, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for terminal device, and function performing system
JP6102799B2 (ja) 無線通信機器
JP2018117171A (ja) 通信装置
JP7070095B2 (ja) 通信装置のためのコンピュータプログラムと通信装置とサーバのためのコンピュータプログラム
JP6507916B2 (ja) 通信機器
US20240114344A1 (en) Communication device, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device, non-transitory computer-readable recording medium storing application program including computer-readable instructions for terminal device, and terminal device
US12028910B2 (en) Non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for terminal device and communication device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6544029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150