JP6539986B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6539986B2
JP6539986B2 JP2014225519A JP2014225519A JP6539986B2 JP 6539986 B2 JP6539986 B2 JP 6539986B2 JP 2014225519 A JP2014225519 A JP 2014225519A JP 2014225519 A JP2014225519 A JP 2014225519A JP 6539986 B2 JP6539986 B2 JP 6539986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high frequency
antenna
power supply
plasma processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014225519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016091829A5 (ja
JP2016091829A (ja
Inventor
山涌 純
山涌  純
龍夫 松土
龍夫 松土
輿水 地塩
地塩 輿水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2014225519A priority Critical patent/JP6539986B2/ja
Priority to TW104135082A priority patent/TWI682424B/zh
Priority to KR1020150154193A priority patent/KR101804341B1/ko
Priority to US14/934,066 priority patent/US20160126064A1/en
Publication of JP2016091829A publication Critical patent/JP2016091829A/ja
Priority to KR1020170160011A priority patent/KR101852310B1/ko
Publication of JP2016091829A5 publication Critical patent/JP2016091829A5/ja
Priority to US16/214,599 priority patent/US20190115188A1/en
Priority to US16/214,567 priority patent/US10937631B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6539986B2 publication Critical patent/JP6539986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32174Circuits specially adapted for controlling the RF discharge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • H01J37/3211Antennas, e.g. particular shapes of coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32174Circuits specially adapted for controlling the RF discharge
    • H01J37/32183Matching circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32623Mechanical discharge control means
    • H01J37/32651Shields, e.g. dark space shields, Faraday shields
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/32Processing objects by plasma generation
    • H01J2237/33Processing objects by plasma generation characterised by the type of processing
    • H01J2237/334Etching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、処理ガスを励起させて被処理基板に対して処理を行うプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
半導体製造プロセスの一つとして反応ガスをプラズマ化してエッチング、成膜処理などを行うプラズマ処理がある。例えば枚葉式のプラズマ処理装置においては、その処理種別により、基板の面方向におけるプラズマ密度分布を適切なものに調整できるようにすることが要求されている。この要求は具体的には処理容器内の構造に基づく場合や後処理における基板面内の処理の偏りに対応する場合などがあり、このため、プラズマ密度分布を基板の面内全体で均一に処理することに限らず、基板の中央部と周縁部との間でプラズマ密度分布に差をつけることなどが挙げられる。
プラズマ処理装置におけるプラズマの発生手法の一つとしては、例えばアンテナに高周波電力を供給し、処理容器内に誘導電界を発生させて処理ガスを励起させる手法がある。例えば特許文献1には、縦型炉の反応容器の周囲にモノポールアンテナに相当するコイルを処理容器の周囲を囲むように設け、処理容器の内部に誘導電界を発生させて処理ガスを励起し、プラズマを発生させる手法が記載されている。このような構成は、基板の配列方向におけるプラズマ密度の調整は容易であるかもしれないが、基板の面内におけるプラズマ密度の調整という点では不向きな構成である。
特許文献2には、高周波を出力する高周波アンテナとしてコイル状の内側アンテナと、内側アンテナと同心となるコイル状の外側アンテナとを設け、各アンテナを夫々高周波の1/2波長の周波数で共振させる構成が記載されている。このプラズマ処理装置によれば、各アンテナにより夫々円形電場が形成されるため、プラズマの密度の面内分布をきめ細かく調整することができるが、内側アンテナと外側アンテナとに夫々高周波電源を設ける必要がある。
特許文献3には、処理容器の周囲をモノポールアンテナで囲んだプラズマ処理装置が記載されている。また特許文献4には、プラズマ密度を高めることにより半導体ウエハを効率的に処理する技術が記載されている。更に特許文献5には基板ホルダーと接地間にインピーダンス素子が接続されたプラズマ処理装置が記載されているが、いずれも本発明の課題を解決するものではない。
特許4178775号 特開2010‐258324号公報 特開2014‐075579号公報 特許2613002号 特開平08−017799号公報
本発明はこのような事情の下になされたものでありその目的は、高周波アンテナを利用してプラズマを発生させ、被処理基板に対して処理を行うプラズマ処理装置において、プラズマ密度の面内分布を調整することができる技術を提供することにある。
本発明のプラズマ処理装置は、真空雰囲気である処理容器内に供給された処理ガスを励起してプラズマを発生させ、処理容器内の載置部に載置された被処理基板に対して処理を行うプラズマ処理装置において、
前記載置部に載置される被処理基板の被処理面に対向するように配置された渦巻きコイルからなり、周波数可変電源からなる高周波電源に接続された高周波アンテナと、
前記高周波電源から高周波アンテナ側を見たときの回路の共振周波数を調整するための可変容量コンデンサを含むインピーダンス調整部と、
前記処理容器内の真空雰囲気と前記高周波アンテナが配置される空間とを気密に仕切る誘電体と、
前記高周波アンテナが配置される空間を囲むシールド部材と、を備え、
前記高周波アンテナは、一端部が接地されると共に他端部が高周波電源に接続された第1のアンテナ素子と、一端部に開放端を有すると共に他端部が前記第1のアンテナ素子に接続され、線路長が[{λ(λは真空中の高周波の波長)/4}+n(nは自然数)λ/2]に短縮率を乗じた長さ寸法であって、使用する電源周波数で共振するように設定された第2のアンテナ素子と、を備えることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理方法は、上述のプラズマ処理装置を用い、第1の共振周波数と第2の共振周波数との間の周波数の高周波を前記高周波電源から高周波アンテナに供給して、被処理基板に対して
プラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
本発明は、接地されると共に高周波電源に接続された第1のアンテナ素子と、開放端を有すると共に線路長が[{λ(λは真空中の高周波の波長)/4}+n(nは自然数0、1、2…)λ/2]に短縮率を乗じた長さ寸法であって、使用する電源周波数で共振するように設定された第2のアンテナ素子とを組み合わせて構成した高周波アンテナを用いているこのため第1の共振周波数及び第2の共振周波数の間で高周波の周波数を調整することにより、基板の面内におけるプラズマ密度分布を調整することができる。
本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置を示す断面図である。 プラズマ処理装置における高周波アンテナを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る高周波アンテナに生じる共振周波数を示す特性図である。 モノポールアンテナを示す説明図である。 モノポールアンテナに生じる共振周波数を示す特性図である。 本発明の実施の形態に他の例に係る高周波アンテナを示す説明図である。 本発明の実施の形態に他の例に係る高周波アンテナを示す説明図である。 本発明の実施の形態に他の例に係る高周波アンテナを示す説明図である。 実施例1における共振周波数を示す特性図である。 実施例2−1〜2−4におけるプラズマを示す写真である。 実施例2−1〜2−4における規格化プラズマ密度を示す特性図である。
本発明の実施の形態におけるプラズマ処理装置について説明する。図1に示すようにプラズマ処理装置は、渦巻きコイル、例えば面状の渦巻きコイルからなるRFアンテナ(高周波アンテナ)を用いるプラズマエッチング装置として構成されており、接地された例えばアルミニウムまたはステンレス製の処理容器10を備えている。処理容器10の側面には、被処理基板である半導体ウエハ(以下ウエハ)Wを受け渡すための搬入出口11が設けられており、搬入出口11には、搬入出口を開閉するゲートバルブ13が設けられている。
処理容器10の底面における中央部には、被処理基板であるウエハWを載置する載置部と、高周波電極と、を兼用する円筒形のサセプタ12が絶縁体で構成された支持部14を介して設けられている。サセプタ12には、RFバイアス用の高周波電源30が整合器32および給電棒34を介して電気的に接続されている。この高周波電源30は、ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定周波数(13.56MHz以下)の高周波を出力できるように構成されている。整合器32は、高周波電源30側のインピーダンスと負荷(主にサセプタ、プラズマ、処理容器)側のインピーダンスとの間で整合をとるためのリアクタンス可変の整合回路で構成されている。
サセプタ12の上面には、ウエハWを静電吸着力で保持するための静電チャック36が設けられ、静電チャック36の径方向外側にウエハWの周囲を環状に囲むフォーカスリング38が設けられる。サセプタ12の内部には、たとえば周方向に延びる環状の冷媒室44が設けられている。この冷媒室44には、チラーユニット(図示せず)より配管46,48を介して所定温度の冷媒たとえば冷却水が循環供給され、冷媒の温度によって静電チャック36上のウエハWの処理温度を制御できる。また静電チャック36の上面には、サセプタ12内部に設けられたガス供給路60の一端が開口し、ガス供給路60の他端側には、伝熱ガスたとえばHeガスを静電チャック36の上面とウエハWの裏面との間に供給する電熱ガス供給機構61が接続されている。また、サセプタ12には、外部の搬送アームとの間でウエハWを受け渡すための図示しない昇降ピンが、サセプタ12を垂直方向に貫通し、静電チャック36の表面から突没するように設けられている。
またサセプタ12の周囲と処理容器の内壁との間は、パンチングプレートで構成された環状のバッフル板39で塞がれている。また処理容器10の底面におけるバッフル板39の下方には、排気口15が形成されており、排気口15には、排気管16を介して真空排気部17が設けられている。
処理容器10の側壁の内部における搬入出口11の上方には、側壁の全周に亘って、環状の処理ガス供給路18が形成されている。処理ガス供給路18の内周側には、全周に亘って処理容器10の内部に向かって開口した複数の処理ガス供給口19が形成されている。処理ガス供給路18には、ガス供給管20を介して処理ガスを供給するための処理ガス供給機構21が接続されている。処理ガスについては、プラズマ処理装置が例えばエッチング装置であれば、ClFやFなどのエッチングガスが用いられ、プラズマ処理装置が例えば成膜装置であれば、アンモニアガス、オゾンガスなどの窒化あるいは酸化用のガスが用いられる。
処理容器10の天板部分には、例えば石英板などで構成された誘電体窓22がその上方の大気雰囲気と処理容器10内の真空雰囲気とを気密に仕切るように、静電チャック36に対向して設けられている。誘電体窓22の上面側には、渦巻き状の平面コイルで構成された高周波アンテナ5が、サセプタ12の上面と誘電体窓22を介して対向するように、この例では誘電体窓22の上に載置されている。高周波アンテナ5が配置されている空間は、接地されているシールド部材であるシールドボックス9により囲まれている。
図2も参照して説明すると、高周波アンテナ5の内端部6には、配線53を介して周波数可変電源である高周波電源50が接続されている。配線53における高周波電源50と高周波アンテナ5の内端部6との間には、高周波電源50と直列に第1の可変容量コンデンサ55が設けられている。高周波電源50と第1の可変容量コンデンサ55との接続点と接地電極との間は、高周波電源50に対して並列に第2の可変容量コンデンサ56が設けられている。高周波アンテナ5における外端部7は開放端になっており、内端部6と外端部7との間の部位(以下「中間部位」という)8は配線54を介して第3の可変容量コンデンサ57を介して接地されている。図1及び図2では、導電路を配線53、54として記載しているが、具体的にはシールドボックス9内においては帯状の銅板により高周波アンテナ5とシールドボックス9の端子部とが接続され、シールドボックス9の外側においては同軸ケーブルが用いられている。
高周波アンテナ5の内端部6から中間部位8までの線路長は特に限定されないが、例えば1m程度の長さ寸法に設定されている。高周波アンテナ5の中間部位8から外端部7までの線路長は、当該部分にて定在波が立って大きな高周波エネルギーが出力されるようにするために(λ/4)+n(nは自然数0、1、2、…)λ/2の長さ寸法、例えばλ/4に設定されている。λは真空中の電磁波の波長であり、従って高周波アンテナ5における線路長の特定については、厳密には短縮率が考慮される。このため線路長が(λ/4)+n(nは自然数0、1、2、…)λ/2の長さ寸法に設定されるとは、厳密には線路長が[{λ/4}+n(nは自然数0、1、2、…)λ/2]に短縮率を乗じた長さ寸法に設定されるという意味である。短縮率は、渦巻きコイルの巻き方や高周波アンテナ5が配置される周囲の状況の影響を受けて変化する。なお、以下の説明では、説明の簡略化を図るために「短縮率を乗じた」という表現については略記することとする。
即ち、高周波アンテナ5の中間部位8から外端部7までの線路長は、λ/4の長さ寸法であって、使用する電源周波数で共振するように設定されていればよい。そしてλ/4の長さ寸法に線路長が設定されているとは、更に述べれば、後述の2つの共振点の周波数の間の高周波及びその近傍の周波数の高周波に対して、中間部位8から外端部7までに対応するプラズマ強度がウエハWを処理するために十分な大きさが得られる程度の有効な定在波が立っていると認められる程度の長さ寸法に上記の線路長が設定されていればよいということである。
この例では、高周波アンテナ5における内端部6から中間部位8までが、第1の高周波アンテナ素子51を構成し、この部分は電磁誘導により電界を発生させるためのコイルであると言うことができる。また中間部位8から外端部7までが第2の高周波アンテナ素子52を構成しており、この部分はモノポールアンテナからなるヘリカルアンテナであると言うことができる。
高周波電源50から高周波アンテナ5を含む回路を見ると、高周波電源50をなす周波数可変電源の周波数可変範囲において、図3に示すように2個の共振周波数(共振点)が存在する。図3は、高周波電源50の周波数可変範囲内において、第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57の各容量をある値に固定し、周波数を変えていったときの反射率変化の例を模式的に示している。また第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57を調整することにより、図3中に矢印で示した反射率を変えることができる。これにより第1の高周波アンテナ素子51の高周波エネルギーと、第2の高周波アンテナ素子52の高周波エネルギーと、の相対的なパワーバランスを調整することができる。
さらに第1の可変容量コンデンサ55はインピーダンス整合回路の役割を備えており、第3の可変容量コンデンサ57と共に、2個の共振周波数を調整するためのインピーダンス調整部に相当する。2個の共振周波数の一方及び他方は、夫々第1の高周波アンテナ素子51及び第2の高周波アンテナ素子52に起因するものであるが、いずれの共振周波数が第1の高周波アンテナ素子51及び第2の高周波アンテナ素子52に起因しているかは把握できていない。
第2の可変容量コンデンサ56は、高周波電源50から高周波アンテナ5側を見たときの反射率を調整する役割を有するものである。しかしながら反射率を調整することにより第1の可変容量コンデンサ55及び第3の可変容量コンデンサ57により調整したインピーダンスが変わることから、第2の可変容量コンデンサ56も共振周波数を調整する役割も持っている。従ってこの例では、第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57は共振周波数を調整するインピーダンス調整部に相当すると言うこともできる。
高周波アンテナ5とシールドボックス9との距離を変えることで両者間の容量が変わるので、第1の共振周波数及び第2の共振周波数は、例えば昇降機構を含む高周波アンテナ5の高さ調整機構を設けることや、シールドボックス9内にシールドボックスに電気的に接続したプレートを設けて、その高さ位置を変更することによっても調整することができる。この例では高周波アンテナ5の高さ調整機構やグランド接続されたプレートを設けていないことから、第1の可変容量コンデンサ55及び第3の可変容量コンデンサ57により(あるいは第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57により)共振周波数が調整される。
このように2つの共振周波数が互いに近くに現れているため、高周波電源50の周波数を2つの共振周波数の間に設定することにより、概略的な言い方をすれば、その周波数と2つの共振周波数の各々との距離(周波数差)に応じて、第1の高周波アンテナ素子51の高周波エネルギーと第2の高周波アンテナ素子52の高周波エネルギーとが分配される。そして2つの共振周波数は第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57により調整することができ、また第1の高周波アンテナ素子51及び第2の高周波アンテナ素子52は、平面的に見れば内、外の配置関係となっていることから、第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57により、ウエハW上の周縁部と中央部との間でプラズマ密度分布を調整できることになる。
ここで図4に示す周知のモノポールアンテナ100において触れておくと、アンテナ素子101の中間部位の接地点Pから開放端側の共振周波数とアンテナ素子の中間部位の接地点Pから高周波電源側の共振周波数とが等しいことから、図5に示すように共振周波数は1つしか現れない。
続いてプラズマ処理装置の作用について説明する。先ず事前にウエハWの処理に応じて、インピーダンス調整部により高周波アンテナ5における共振周波数を調整する。この場合、使用する高周波の周波数を決めておいて共振周波数を調整してもよいし、共振周波数と高周波の周波数との両方を調整してもよい。これにより第1の共振周波数及び第2の共振周波数の間において、高周波アンテナ5に供給される周波数の位置が調整される。
例えばウエハWの周縁側のエッチング速度あるいは成膜速度をウエハWの中央部側のエッチング速度あるいは成膜速度よりも高くしたい場合、あるいはその逆の場合がある。このようなプロセスごとの要請に対応してウエハWの面内における適切なプラズマ密度分布が得られるように、各可変容量コンデンサ55〜57の調整位置とウエハWの処理の面内分布の状態との関係を事前に把握しておき、適切な調整位置を見つけておく。具体的には第1〜3の可変容量コンデンサ55〜57にアクチェータを設けて自動で容量調整を行うことができるようにし、適切な調整位置をプロセスレシピの中に書き込んでおく。こうすることによって、プロセスレシピを制御部にて選択することによりあるいは上位コンピュータから取り込むことにより、そのプロセスレシピに見合うプラズマ密度分布が形成されることになる。
プラズマ処理装置が稼働すると、被処理基板であるウエハWが、外部の搬送アームと昇降ピンとの協働作用により、静電チャック36に載置される。次いでゲートバルブ13を閉じた後、静電チャック36とウエハWとの間に伝熱ガスを供給すると共に静電チャック36の吸着を開始してウエハWを保持し、冷却水の通流などによりウエハWの温度を設定温度に設定する。
次いで処理容器10内に処理ガスを処理ガス供給口19から供給すると共に、排気口15から真空排気を行い処理容器10内の圧力を所定の圧力に調整する。その後高周波電源50をオンにして高周波アンテナ5に高周波を入力する。またサセプタ12側の高周波電源30をオンにしてイオン引き込み制御用の高周波を、給電棒43を介してサセプタ12に印加する。
処理容器10内には、第1の高周波アンテナ素子51である誘導コイルに基づいて形成された磁場と第2の高周波アンテナ素子51の定在波に基づいて形成された磁場とにより処理ガスが励起されてプラズマが発生し、ウエハWの処理が行われる。
上述の実施の形態は、誘導結合プラズマを用いたプラズマ処理装置において、
内端部6に高周波電源50を接続し、外側端部である中間部位8を接地した第1の高周波アンテナ素子51と、外端部7が開放端であり、線路長がλ/4である第2の高周波アンテナ素子52とを組み合わせて構成した渦巻き状の高周波アンテナ5を用いている。そして第1から第3の可変容量コンデンサ55〜57を調整することにより、第1の高周波アンテナ素子51及び第2の高周波アンテナ素子52のいずれかに対応する第1及び第2の共振周波数が調整される。このため第1の高周波アンテナ素子51と第2の高周波アンテナ素子52とに分配される高周波エネルギーの割合が調整できるのでウエハWの面内におけるプラズマ密度分布を調整することができる。
また本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置は、図1、及び図2に示した高周波アンテナ5に代えて、図6に示すように高周波アンテナ5の第1の高周波アンテナ素子51の内端部6が接地され、中間部位8が高周波電源50に接続されていてもよい。また高周波アンテナ5は、図7に示すように高周波アンテナ5の外端部7に高周波電源50が接続され、内端部6が開放端となり、内端部6から中間部位8までの線路長が(λ/4)+n(nは整数)λ/2の長さ寸法に構成され、中間部位8が接地されていてもよい。この例では高周波アンテナ5における内端部6から中間部位8までの内側の部位が第2の高周波アンテナ素子52を構成し、中間部位8から外端部7までの外側の部位が第1の高周波アンテナ素子51を構成する。
さらに第2の高周波アンテナ素子52を高周波アンテナ5の内側の部位、第1の高周波アンテナ素子51を高周波アンテナ5の外側の部位に構成した例において、図8に示すように外端部7が接地され、中間部位8に高周波電源50が接続されていてもよい。なお、図6〜図8では、シールドボックスを省略して図示している。即ち、図6〜図8に示した高周波アンテナ5は、高周波電源50に接続される位置、接地される位置または開放端の位置について、図1、図2などに示した先の実施形態の高周波アンテナ5とは異なるだけであり、先の実施形態と同様にシールドボックス9に格納されている。
また高周波アンテナ5である渦巻きコイルは、面状であることに限られるものではなく、中央部と周縁部との高さ位置が異なり、上から見ると渦巻きをなしている渦巻きコイルであってもよい。
さらに高周波アンテナ5の巻方向は、高周波アンテナ5を上から見て内端部6から外端部7に向かって、時計まわりに巻かれていてもよく、反時計回りにまかれていてもよい。
[実施例1]
本発明の実施の形態の効果を確認するために以下の試験を行った。本発明の実施の形態である図1に示したプラズマ処理装置を用い、高周波電源50から供給される高周波の周波数を10〜60MHzの範囲で変化させ、高周波電源50側から反射率を観測した。
図9はこの結果を示し、高周波電源50の周波数と反射率とを示す特性図である。この結果によれば、高周波電源50の周波数可変領域において、22MHzと25MHzとの2つの周波数において、反射率が低下していることがわかる。従って本発明のプラズマ処理装置に用いられる高周波アンテナ5を用いた回路は2つの共振周波数が存在することがわかる。
[実施例2]
また本発明の実施の形態として図1に示したプラズマ処理装置を用い、可変容量コンデンサ55、56、57の容量を変化させたときの処理容器10内におけるプラズマの電子密度について調べた。可変容量コンデンサ55、56、57の容量を調整した例を夫々、実施例2−1〜2−4とした。
図10は、実施例2−1〜2−4において、処理容器10内に励起されたプラズマを示す写真であり、図11は実施例2−1〜2−4において処理容器10の中心からの距離を横軸に示し、電子密度Neを電子密度Neの最大値NeMaxで規格化した規格化Neの値を縦軸に示した特性図である。この結果によれば、実施例2−1では、中心部付近における規格化Neの値が高くなっているが、実施例2−2では、実施例2−1と比較して外側の領域で規格化Neの値が高くなっている。また実施例2−3、2−4では、中心よりも外側の位置において規格化Neの値が最も高くなっていた。
この結果によれば、可変容量コンデンサ55、56、57の容量を変化させることにより、処理容器10内に形成されるプラズマ密度の面内分布を変えることができることがわかる。
5 高周波アンテナ
9 シールドボックス
10 処理容器
12 サセプタ
17 真空排気部
21 処理ガス供給機構
22 誘電体窓
50 高周波電源
51 第1の高周波アンテナ素子
52 第2の高周波アンテナ素子
55〜57 第1〜第3の可変容量コンデンサ
W ウエハ

Claims (5)

  1. 真空雰囲気である処理容器内に供給された処理ガスを励起してプラズマを発生させ、処理容器内の載置部に載置された被処理基板に対して処理を行うプラズマ処理装置において、
    前記載置部に載置される被処理基板の被処理面に対向するように配置された渦巻きコイルからなり、周波数可変電源からなる高周波電源に接続された高周波アンテナと、
    前記高周波電源から高周波アンテナ側を見たときの回路の共振周波数を調整するための可変容量コンデンサを含むインピーダンス調整部と、
    前記処理容器内の真空雰囲気と前記高周波アンテナが配置される空間とを気密に仕切る誘電体と、
    前記高周波アンテナが配置される空間を囲むシールド部材と、を備え、
    前記高周波アンテナは、一端部が接地されると共に他端部が高周波電源に接続された第1のアンテナ素子と、一端部に開放端を有すると共に他端部が前記第1のアンテナ素子に接続され、線路長が[{λ(λは真空中の高周波の波長)/4}+n(nは自然数)λ/2]に短縮率を乗じた長さ寸法であって、使用する電源周波数で共振するように設定された第2のアンテナ素子と、を備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記高周波電源から高周波アンテナ側を見たときの回路は、高周波の周波数を変えていったときに、前記インピーダンス調整部の調整に応じた第1の共振周波数及び第2の共振周波数が現れるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記インピーダンス調整部は、前記高周波電源と高周波アンテナとの間において当該高周波電源に対して直列に接続された可変容量コンデンサと、前記第2のアンテナ素子の他端部と接地部位との間に設けられた可変容量コンデンサと、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 高周波の反射率を調整するための可変容量コンデンサが前記高周波電源に対して並列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 請求項1ないしのいずれか一項に記載のプラズマ処理装置を用い、第1の共振周波数と第2の共振周波数との間の周波数の高周波を前記高周波電源から高周波アンテナに供給して、被処理基板に対してプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
JP2014225519A 2014-11-05 2014-11-05 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Active JP6539986B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225519A JP6539986B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
TW104135082A TWI682424B (zh) 2014-11-05 2015-10-26 電漿處理裝置及電漿處理方法
KR1020150154193A KR101804341B1 (ko) 2014-11-05 2015-11-04 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
US14/934,066 US20160126064A1 (en) 2014-11-05 2015-11-05 Plasma processing apparatus and plasma processing method
KR1020170160011A KR101852310B1 (ko) 2014-11-05 2017-11-28 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
US16/214,599 US20190115188A1 (en) 2014-11-05 2018-12-10 Plasma processing apparatus and plasma processing method
US16/214,567 US10937631B2 (en) 2014-11-05 2018-12-10 Plasma processing apparatus and plasma processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225519A JP6539986B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016091829A JP2016091829A (ja) 2016-05-23
JP2016091829A5 JP2016091829A5 (ja) 2018-03-29
JP6539986B2 true JP6539986B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=55853447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225519A Active JP6539986B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (3) US20160126064A1 (ja)
JP (1) JP6539986B2 (ja)
KR (2) KR101804341B1 (ja)
TW (1) TWI682424B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102424818B1 (ko) * 2015-05-27 2022-07-25 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 플라즈마 처리 장치 및 포커스 링
KR101986744B1 (ko) * 2017-09-27 2019-06-07 주식회사 유진테크 플라즈마 처리 장치 및 방법
CN110318028A (zh) * 2018-03-28 2019-10-11 株式会社新柯隆 等离子体源机构及薄膜形成装置
US11270889B2 (en) * 2018-06-04 2022-03-08 Tokyo Electron Limited Etching method and etching apparatus
CN116387129A (zh) * 2018-06-22 2023-07-04 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置、等离子体处理方法和存储介质
JP7175239B2 (ja) * 2018-06-22 2022-11-18 東京エレクトロン株式会社 制御方法、プラズマ処理装置、プログラム及び記憶媒体
JP7139181B2 (ja) 2018-07-26 2022-09-20 ワイエイシイテクノロジーズ株式会社 プラズマ処理装置
US10354838B1 (en) * 2018-10-10 2019-07-16 Lam Research Corporation RF antenna producing a uniform near-field Poynting vector
JP7190566B2 (ja) * 2018-10-30 2022-12-15 北京北方華創微電子装備有限公司 誘導コイル・アッセンブリおよび反応チャンバ
JP7324926B1 (ja) 2022-06-02 2023-08-10 恭胤 高藤 遮蔽容器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5231334A (en) 1992-04-15 1993-07-27 Texas Instruments Incorporated Plasma source and method of manufacturing
US5241245A (en) 1992-05-06 1993-08-31 International Business Machines Corporation Optimized helical resonator for plasma processing
US5401350A (en) * 1993-03-08 1995-03-28 Lsi Logic Corporation Coil configurations for improved uniformity in inductively coupled plasma systems
JPH0817799A (ja) 1994-06-28 1996-01-19 Plasma Syst:Kk プラズマ処理装置
JP3208079B2 (ja) * 1996-02-27 2001-09-10 松下電器産業株式会社 高周波電力印加装置及びプラズマ処理装置
US6164241A (en) 1998-06-30 2000-12-26 Lam Research Corporation Multiple coil antenna for inductively-coupled plasma generation systems
US6441555B1 (en) * 2000-03-31 2002-08-27 Lam Research Corporation Plasma excitation coil
JP4178775B2 (ja) 2001-08-31 2008-11-12 株式会社日立国際電気 プラズマリアクター
US9137884B2 (en) * 2006-11-29 2015-09-15 Lam Research Corporation Apparatus and method for plasma processing
JP5584412B2 (ja) * 2008-12-26 2014-09-03 株式会社メイコー プラズマ処理装置
JP5227245B2 (ja) 2009-04-28 2013-07-03 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP5554099B2 (ja) * 2010-03-18 2014-07-23 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP5901887B2 (ja) * 2011-04-13 2016-04-13 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置のクリーニング方法及びプラズマ処理方法
JP6257071B2 (ja) 2012-09-12 2018-01-10 株式会社日立国際電気 基板処理装置及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170137015A (ko) 2017-12-12
KR20160053808A (ko) 2016-05-13
TW201630029A (zh) 2016-08-16
US20160126064A1 (en) 2016-05-05
US20190115188A1 (en) 2019-04-18
KR101804341B1 (ko) 2017-12-04
JP2016091829A (ja) 2016-05-23
KR101852310B1 (ko) 2018-04-25
US20190108975A1 (en) 2019-04-11
US10937631B2 (en) 2021-03-02
TWI682424B (zh) 2020-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6539986B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR102033873B1 (ko) 플라즈마 처리 장치
US9953811B2 (en) Plasma processing method
KR101998520B1 (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 발생 유닛
JP5805227B2 (ja) プラズマ処理装置
JP5231308B2 (ja) プラズマ処理装置
US10685859B2 (en) Plasma processing apparatus
TW201234933A (en) Plasma processing apparatus (I)
US10651044B2 (en) Processing method and plasma processing apparatus
JP2013182966A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2016091811A5 (ja)
WO2020022141A1 (ja) プラズマ処理装置
JP2015082546A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171031

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6539986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250