JP6536194B2 - 温風暖房機 - Google Patents

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Description

本発明は、温風暖房機に関するものである。
従来、ファンコンベクタ、ファンヒータなどの温風暖房機においては、筐体内に空気を吸い込むための吸気口を覆うように筐体にフィルタが取り付けられているものがある。このフィルタによって、塵埃などが捕捉される。これにより、塵埃などが吸気口から空気とともに筐体内に流入することが抑制される。
このような温風暖房機は、たとえば、特開2003−322415号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された温風暖房機では、枠体の背面板に送風流路の入口が設けられている。送風流路の入口にファンカバーが設けられている。ファンカバーの外方に係止手段が設けられている。ファンカバーと係止手段との間にファンフィルタが挿通されている。ファンフィルタは、ファンカバーと係止手段との間に設けられた受入口に上方から挿入されている。
特開2003−322415号公報
上記の公報に記載された温風暖房機では、ファンフィルタが挿入された受入口においてファンカバーとファンフィルタとの間に隙間が発生する。そのため、この隙間からファンフィルタを通さずに空気とともに塵埃などが筐体内に流入する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、筐体とフィルタの上端部との隙間の発生を抑制することにより、筐体とフィルタの上端部との隙間から筐体内に塵埃などが流入することを抑制できる温風暖房機を提供することである。
本発明の温風暖房機は、筐体と、フィルタとを備えている。筐体は、吸気口を有する。フィルタは、吸気口を覆うように筐体に取り付けられている。フィルタは、筐体に取り付けられた状態で、吸気口よりも上方の高さ位置に位置する上端部を含んでいる。筐体およびフィルタのいずれか一方は受入口を有する受入部を含み、いずれか他方は受入口から受入部に挿入された挿入部を含んでいる。受入部および挿入部のいずれか一方の部分は、挿入部の一方側に配置された第1の突出部と、挿入部の他方側に配置された第2の突出部とを有している。第1の突出部の突き出す方向は、第2の突出部の突き出す方向の反対側である。第1の突出部は、第2の突出部よりも受入口の近くに配置されている。挿入部が受入部に挿入された状態で、第1および第2の突出部の各々は受入部および挿入部のいずれか他方の部分に当接しており、かつ第1および第2の突出部は上端部を吸気口側に傾かせるように構成されている。
本発明の温風暖房機によれば、第1および第2の突出部はフィルタの上端部を吸気口側に傾かせるように構成されている。このため、フィルタの上端部を吸気口側に傾かせることで、筐体とフィルタの上端部との隙間の発生を抑制できる。これにより、筐体とフィルタの上端部との隙間から吸気口を通って筐体内に塵埃などが侵入することを抑制できる。
上記の温風暖房機においては、筐体は、第1および第2の突出部を含む。このため、筐体に第1および第2の突出部を設けることができる。
上記の温風暖房機においては、フィルタは、第1および第2の突出部を含む。このため、フィルタに第1および第2の突出部を設けることができる。
上記の温風暖房機においては、第1の突出部は、複数の第1の突出部分を含む。第2の突出部は、複数の第2の突出部分を含む。このため、複数の第1および第2の突出部分によりフィルタを安定して保持することができる。
上記の温風暖房機においては、受入部は、吸気口の左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝を含む。挿入部は、受入口から溝に挿入された凸部を含む。このため、吸気口の左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝に受入口から凸部を挿入することができる。これにより、受入部に挿入部をスライドさせて挿入することができる。
上記の温風暖房機においては、受入部に挿入部が挿入された状態で、他方の部分は、第1および第2の突出部の各々に嵌合する第1および第2の凹み部を有する。このため、第1および第2の突出部の各々を第1および第2の凹み部で保持することができる。これにより、受入部に挿入部をしっかりと保持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、筐体とフィルタの上端部との隙間の発生を抑制することにより、筐体とフィルタの上端部との隙間から筐体内に塵埃などが流入することを抑制できる温風暖房機を提供することができる。
本発明の一実施の形態における温風暖房機の構成を概略的に示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1の筐体前面部を取り外した状態を示す斜視図である。 図1の筐体前面部およびフィルタを取り外した状態を示す斜視図である。 図2のA部を示す拡大図である。 本発明の一実施の形態の変形例1における温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例2における温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例3における温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例4における温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例5における温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 比較例1の温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。 比較例2の温風暖房機の図5に対応する部分を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態における温風暖房機の構成について説明する。本実施の形態では、温風暖房機の一例としてファンコンベクタについて説明する。ファンコンベクタは温水を熱源として温風を供給する暖房機である。以下では各方向はファンコンベクタを床面に設置した状態を基準としている。なお、本実施の形態のファンコンベクタは、壁に固定されるものであってもよく、また壁に固定されずに移動可能なものであってもよい。
図1および図2を参照して、本実施の形態のファンコンベクタ10は、筐体1と、熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とを主に有している。筐体1の内部に熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とが配置されている。
筐体1は、筐体本体部1aと、筐体前面部1bとを有している。筐体前面部1bは、筐体本体部1aの前方に配置されている。筐体1は、前面部11と、上面部12と、側面部13と、背面部14と、底面部15とを有している。筐体本体部1aは、上面部12と、側面部13と、背面部14と、底面部15とを構成している。筐体前面部1bは前面部11を含んでいる。
前面部11は筐体1の正面に配置されている。前面部11に前面給気口11aが設けられている。つまり、筐体前面部1bは前面給気口11aを有している。前面給気口11aは前面部11の上下方向の中央よりも下方に配置されている。前面給気口11aは前面部11を前後方向に貫通している。前面給気口11aは前面部11の左右方向の略全長に渡って設けられている。本実施の形態では、前面給気口11aはガラリ(ルーバ)の貫通孔である。また、前面部11に吹出口11bが設けられている。吹出口11bは前面給気口11aの下方に配置されている。
上面部12は、前面部11の上方側に配置されている。上面部12は、前面部11の上端に接続されている。上面部12に上面給気口12aが設けられている。上面給気口12aは上面部12の前後方向の中央よりも前方に配置されている。上面給気口12aは前面部11の近傍に配置されている。上面給気口12aは上面部12を上下方向に貫通している。上面給気口12aは上面部12の左右方向の略全長に渡って設けられている。
側面部13は、前面部11の側方側に配置されている。側面部13は互いに対向する第1の側面部13fと第2の側面部13sとを有している。第1の側面部13fおよび第2の側面部13sの各々は、前面部11、上面部12、背面部14および底面部15にそれぞれ接続されている。側面部13に側面給気口13aが設けられている。側面給気口13aは、第1の側面部13fおよび第2の側面部13sにそれぞれ設けられている。側面給気口13aは、側面部13の前後方向の中央よりも前方に配置されている。側面給気口13aは前面部11の近傍に配置されている。側面給気口13aは、側面部13を左右方向に貫通している。側面給気口13aは、側面部13の上端近傍から前面給気口11aの下端に渡って設けられている。
背面部14は筐体1の背面に配置されている。背面部14は前面部11に対向するように配置されている。底面部15は前面部11の下方側に配置されている。底面部15は前面部11の下端に接続されている。
筐体本体部1aは、吸気口IPを有している。吸気口IPは筐体本体部1a内に空気を吸い込むためのものである。吸気口IPは、筐体前面部1bと対向するように配置されている。吸気口IPは、熱交換器2の前方に配置されている。
筐体本体部1aに、熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とが収容されている。熱交換器2は筐体1の内部に配置されている。熱交換器2は、熱交換器2の内部を循環する湯水と、熱交換器2の周囲の空気との間で熱交換を行うためのものである。熱交換器2は前面給気口11aと向かい合う部分を有している。熱交換器2は送風ファン3の前方に配置されている。熱交換器2は伝熱管2aと、フィン2bとを有している。伝熱管2aは、内部を湯水が循環するように構成されている。フィン2bは、板状に形成されている。伝熱管2aは、フィン2bを貫通している。
送風ファン3は、熱交換器2により熱交換された温風を筐体1の外部へ送出するよう構成されている。送風ファン3は、たとえばクロスフローファンである。送風ファン3にはモータ3aが接続されている。送風ファン3はモータ3aの駆動力によって回転することにより送風可能に構成されている。送風ファン3は、熱交換器2を挟んで前面給気口11aと向かい合うように配置されている。送風ファン3は吹出口11bの上方に配置されている。
制御部4は、ファンコンベクタ10を制御するマイコン(図示せず)を備えた制御基板を有しており、ファンコンベクタ10の各部の動作を制御可能に構成されている。具体的には、制御部4は、ファンコンベクタ10の温度センサ(サーミスタ)等からの信号を取得可能であり、ファンコンベクタ10を流れる湯水の温度およびファンコンベクタ10が設置されている室内の温度などを取得可能に構成されている。そして、制御部4は、取得した情報に基づいてファンコンベクタ10の各部を制御可能に構成されている。
温水配管5は、筐体1の内部において熱交換器2に接続されている。温水配管5は温水を筐体1の外部から熱交換器2に循環させるように構成されている。温水配管5は図示しない熱源機に接続される。温水配管5は図示しない熱源機から供給された温水を熱交換器2に流し、熱交換器2で熱交換された温水を熱源機に流すように構成されている。具体的には、温水配管5は、第1の温水配管5aと、第2の温水配管5bとを有している。第1の温水配管5aは図示しない熱源機から供給された温水を熱交換器2に流すように構成されており、第2の温水配管5bは熱交換器2から温水を熱源機に流すように構成されている。
風向板6は吹出口11bから吹出される風の向きを変えるためのものである。風向板6は送風ファン3と吹出口11bとの間に配置されている。風向板6は吹出口11bから露出している。
図2および図3を参照して、筐体本体部1aにフィルタ7が取り付けられている。本実施の形態では、筐体本体部1aに2つのフィルタ7が取り付けられている。フィルタ7は、前面給気口11aなどから流れ込んだ空気から塵埃、ゴミなどを除去するためのものである。フィルタ7は吸気口IPを覆うように配置されている。フィルタ7は吸気口IPの前方に配置されている。フィルタ7は、空間Sを介して筐体前面部1bと向かい合うように配置されている。前面給気口11aと、上面給気口12aと、側面給気口13aとは、フィルタ7と筐体前面部1bとの間の空間Sに通じている。
図3および図4を参照して、吸気口IPは、前面給気口11aと、上面給気口12aと、側面給気口13aとに通じている。本実施の形態では、2つの吸気口IPが設けられている。2つの吸気口IPはそれぞれ筐体本体部1aの2つの梁部BPによって3つの部分に分けられている。2つのフィルタ7の各々が2つの吸気口IPの各々を覆うように配置されている。
フィルタ7は、枠部71と、フィルタ部72とを有している。枠部71は、上端部7aと、下端部7bと、一対の側方部7cと、上下支持部7dと、2つの側方支持部7eとを有している。フィルタ部72は、枠部71に支持されている。フィルタ部72は、不織布およびメッシュ材などにより構成されている。
上端部7aはフィルタ7の上端を含んでいる。上端部7aは、傾斜部KPを含んでいる。傾斜部KPは上端部7aの上端から下端に向かって前方に傾斜している。下端部7bはフィルタ7の下端を含んでいる。
一対の側方部7cはそれぞれ上端部7aの一方端部と下端部7bの一方端部とを接続しており、上端部7aの他方端部と下端部7bの他方端部とを接続している。上下支持部7dは上端部7aおよび下端部7bのそれぞれの中央において上端部7aと下端部7bとを接続している。2つの側方支持部7eはそれぞれ一対の側方部7cを互いに接続している。筐体1にフィルタ7が取り付けられた状態で、2つの側方支持部7eはそれぞれ2つの梁部BPと重なるように配置されている。
図2および図5を参照して、上端部7aは、フィルタ7が筐体1に取り付けられた状態で、吸気口IPよりも上方の高さ位置に位置する。フィルタ7が筐体1に取り付けられた状態で、上端部7aの上端は、筐体本体部1aの前面FSに当接している。したがって、上端部7aの上端と筐体本体部1aの前面FSとの隙間は発生していない。
図4および図5を参照して、筐体1は、受入部RPを含んでいる。受入部RPは受入口RHを有している。受入部RPは、吸気口IPの左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝を含んでいる。受入口RHは、受入部RPの上端に設けられている。受入口RHは上方に向かって開口している。溝は吸気口IPの左右幅方向の両側から内側に向かって開口している。溝は、上下方向に直交する方向の断面視において略コ字状に形成されている。
フィルタ7は受入口RHから受入部RPに挿入された挿入部ISを含んでいる。挿入部ISは、受入口RHから溝に挿入された凸部を含んでいる。凸部は側方部7cによって構成されている。受入部RPに挿入部ISが挿入された状態で、傾斜部KPの下端が受入部RPの上端に当接することにより、フィルタ7が受入部RPに係止されている。
受入部RPは、第1の突出部P1および第2の突出部P2を有している。第1の突出部P1は挿入部ISの一方側に配置されている。第2の突出部P2は挿入部ISの他方側に配置されている。第1の突出部P1の突き出す方向は、第2の突出部P2の突き出す方向の反対側である。本実施の形態では、第1の突出部P1は後方に向かって突き出しており、第2の突出部P2は前方に向かって突き出している。つまり、第1の突出部P1および第2の突出部P2は互いに向かい合う方向に突出している。
第1の突出部P1および第2の突出部P2はそれぞれ半球形状に構成されている。このため、挿入部ISが受入部RPに出し入れされる際に、第1の突出部P1および第2の突出部P2がそれぞれ受入部RPに引っ掛かることを抑制できる。
第1の突出部P1は、第2の突出部P2よりも受入口RHの近くに配置されている。第1の突出部P1は第2の突出部P2よりも上方の高さ位置に配置されている。第1の突出部P1は挿入部ISに対して吸気口IPと反対側に配置されている。第2の突出部P2は挿入部ISに対して吸気口IP側に配置されている。
挿入部ISが受入部RPに挿入された状態で、第1の突出部P1および第2の突出部P2の各々は挿入部ISに当接している。第1の突出部P1および第2の突出部P2は、上端部7aを吸気口IP側に傾かせるように構成されている。本実施の形態では、筐体1は第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。
第1の突出部P1の突き出す方向の高さ寸法h1と、第2の突出部P2の突き出す方向の高さ寸法h2と、挿入部ISの前後方向の厚さ寸法t1との合計は、受入部RPの前後方向の内周面同士の距離t2よりも大きい。このため、挿入部ISが受入部RPに挿入されると、第1の突出部P1および第2の突出部P2を支点として挿入部ISが傾くことにより、上端部7aは吸気口IP側に傾くことになる。
本実施の形態では、挿入部ISの前後方向の厚さ寸法t1は、第1の突出部P1と第2の突出部P2との前後方向の距離t3よりも大きい。また、挿入部ISの前後方向の厚さ寸法t1は、第1の突出部P1の頂点と第2の突出部P2の頂点との間の直線距離よりも小さい。
次に、本実施の形態のファンコンベクタの動作について説明する。
再び図1および図2を参照して、本実施の形態のファンコンベクタ10は設置された室内の温度を昇温および維持するための暖房運転を行うことができる。具体的には、図示しない熱源機から第1の温水配管5aに温水が供給される。第1の温水配管5aに供給された温水は第1の温水配管5aを通って熱交換器2の伝熱管2aに流れる。なお、熱交換器2で熱交換された温水は第2の温水配管5bを通って図示しない熱源機に送られる。
モータ3aの駆動力によって送風ファン3が回転する。これにより、図2中矢印A1で示すように前面給気口11aから空気が筐体1の内部に吸い込まれる。また、図1に示す上面給気口12aおよび側面給気口13aからも空気が筐体1の内部に吸い込まれる。これらの筐体1の内部に吸い込まれた空気はフィルタ7を通って吸気口IPから熱交換器2の周囲に流れる。そして、熱交換器2の内部を循環する湯水と、熱交換器2の周囲の空気との間で、伝熱管2aおよびフィン2bを介して熱交換が行われる。これにより、熱交換器2の周囲の空気は温められる。この温められた空気が送風されることにより温風が生じる。
この温風は、送風ファン3を経由して図2中矢印A2で示すように筐体1の内部の流路Fを通って吹出口11bに送られる。そして、この温風は、図2中矢印A3に示すように吹出口11bから室内に吹出される。このようにして、本実施の形態のファンコンベクタ10では、暖房運転が行われる。
次に、本実施の形態の変形例の温風暖房機について説明する。以下の変形例の温風暖房機では、特に言及しない限り、上記の本実施の形態の温風暖房機と同じ構成については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
まず、図6を参照して、本実施の形態の変形例1の温風暖房機について説明する。上記の本実施の形態の温風暖房機では、筐体1が第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。しかしながら、筐体1が第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいなくてもよい。
図6に示すように、本実施の形態の変形例1の温風暖房機では、フィルタ7は、第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。本実施の形態の変形例1の温風暖房機では、第1の突出部P1は前方に向かって突き出しており、第2の突出部P2は後方に向かって突き出している。つまり、第1の突出部P1および第2の突出部P2は互いに離れる方向に突出している。
続いて、図7を参照して、本実施の形態の変形例2の温風暖房機について説明する。上記の本実施の形態の温風暖房機では、筐体1が受入部RPを含んでいる。しかしながら、筐体1が受入部RPを含んでいなくてもよい。
図7に示すように、本実施の形態の変形例2の温風暖房機では、フィルタ7が受入部RPを含んでいる。具体的には、フィルタ7の一対の側方部7cに受入部RPが設けられている。また、筐体1が挿入部ISを含んでいる。
本実施の形態の変形例2の温風暖房機では、第1の突出部P1は前方に向かって突き出しており、第2の突出部P2は後方に向かって突き出している。つまり、第1の突出部P1および第2の突出部P2は互いに向かい合う方向に突出している。
また、本実施の形態の変形例2の温風暖房機では、第1の突出部P1は挿入部ISに対して吸気口IP側に配置されている。第2の突出部P2は挿入部ISに対して吸気口IPと反対側に配置されている。
続いて、図8を参照して、本実施の形態の変形例3の温風暖房機について説明する。上記の本実施の形態の温風暖房機では、筐体1が第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。また、筐体1が受入部RPを含んでいる。しかしながら、筐体1が第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいなくてもよい。また、筐体1が受入部RPを含んでいなくてもよい。
図8に示すように、本実施の形態の変形例3の温風暖房機では、フィルタ7は、第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。また、フィルタ7が受入部RPを含んでいる。具体的には、図4に示すフィルタ7の一対の側方部7cに受入部RPが設けられている。また、筐体1が挿入部ISを含んでいる。
本実施の形態の変形例3の温風暖房機では、第1の突出部P1は後方に向かって突き出しており、第2の突出部P2は前方に向かって突き出している。つまり、第1の突出部P1および第2の突出部P2は互いに離れる方向に突出している。
また、本実施の形態の変形例3の温風暖房機では、第1の突出部P1は挿入部ISに対して吸気口IP側に配置されている。第2の突出部P2は挿入部ISに対して吸気口IPと反対側に配置されている。
続いて、図9を参照して、本実施の形態の変形例4の温風暖房機について説明する。上記の本実施の形態の温風暖房機では、受入部RPおよび挿入部ISのいずれか一方に第1の突出部P1および第2の突出部P2はそれぞれ1つずつ設けられている。しかしながら、第1の突出部P1および第2の突出部P2はそれぞれ複数設けられていてもよい。
図9に示すように、本実施の形態の変形例4の温風暖房機では、第1の突出部P1は、複数の第1の突出部分P10を含んでいる。複数の第1の突出部分P10は、上下方向に互いに離れて配置されている。第2の突出部P2は、複数の第2の突出部分P20を含んでいる。複数の第2の突出部分P20は、上下方向に互いに離れて配置されている。上下方向において複数の第1の突出部分P10の間に複数の第2の突出部分P20のうちの1つの第2の突出部分P20が配置されている。
続いて、図10を参照して、本実施の形態の変形例5の温風暖房機について説明する。本実施の形態の変形例5の温風暖房機では、フィルタ7は第1の突出部P1および第2の突出部P2を有している。挿入部ISが第1の突出部P1および第2の突出部P2を有している。筐体1は、第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有している。受入部RPが第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有している。
第1の凹み部H1は第1の突出部P1と嵌合するように形成されている。第2の凹み部H2は第2の突出部P2と嵌合するように形成されている。受入部RPに挿入部ISが挿入された状態で、第1の凹み部H1は第1の突出部P1に嵌合しており、第2の凹み部H2は第2の突出部P2に嵌合している。
また、上記では、挿入部ISが第1の突出部P1および第2の突出部P2を有し、受入部RPが第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有している。しかしながら、受入部RPが第1の突出部P1および第2の突出部P2を有しており、挿入部ISが第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有していてもよい。また、筐体1が第1の突出部P1および第2の突出部P2を有しており、フィルタ7が第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有していてもよい。
次に、本実施の形態の温風暖房機の作用効果について、比較例の温風暖房機と対比して説明する。特に説明しない限り、比較例の温風暖房機は、本実施の形態の温風暖房機と同様の構成を有している。続いて、本実施の形態の変形例の温風暖房機の作用効果について説明する。
図11を参照して、比較例1の温風暖房機は、図5に示す第1の突出部P1および第2の突出部P2を有していない点で本実施の形態の温風暖房機と主に異なっている。比較例1の温風暖房機では、受入口RHから受入部RPに挿入部ISを出し入れするために、受入部RPの内周面と挿入部ISとに隙間が設けられている。そのため、フィルタ7は受入部RPに挿入された状態で前後方向に移動する。したがって、フィルタ7の上端部7aと筐体本体部1aの前面FSとに隙間が発生する。
図12を参照して、比較例2の温風暖房機は、図5に示す第2の突出部P2を有していない点で本実施の形態の温風暖房機と主に異なっている。比較例2の温風暖房機は、第1の突出部P1を有している。比較例2の温風暖房機でも受入口RHから受入部RPに挿入部ISを出し入れするために、受入部RPの内周面と挿入部ISとに隙間が設けられている。比較例2の温風暖房機は第1の突出部P1を有しているため、受入部RPの内周面と挿入部ISとの隙間は小さくなる。しかしながら、フィルタ7は受入部RPに挿入された状態で前後方向に移動する。したがって、フィルタ7の上端部7aと筐体本体部1aの前面FSとに隙間が発生する。
これに対して、図5に示すように、本実施の形態の温風暖房機によれば、第1の突出部P1および第2の突出部P2はフィルタ7の上端部7aを吸気口IP側に傾かせるように構成されている。このため、フィルタ7の上端部7aを吸気口IP側に傾かせることで、筐体本体部1aの前面FSとフィルタ7の上端部7aとの隙間の発生を抑制できる。これにより、筐体本体部1aの前面FSとフィルタ7の上端部7aとの隙間から吸気口IPを通って筐体1内に塵埃などが侵入することを抑制できる。
また、図5に示すように、本実施の形態の温風暖房機では、筐体1は、第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。このため、筐体1に第1の突出部P1および第2の突出部P2を設けることができる。
また、図6に示すように、本実施の形態の変形例1の温風暖房機では、フィルタ7は、第1の突出部P1および第2の突出部P2を含んでいる。このため、フィルタ7に第1の突出部P1および第2の突出部P2を設けることができる。
また、図9に示すように、本実施の形態の変形例4の温風暖房機では、第1の突出部P1は、複数の第1の突出部分P10を含む。第2の突出部P2は、複数の第2の突出部分P20を含む。このため、複数の第1の突出部分P10および第2の突出部分P20によりフィルタ7を安定して保持することができる。
また、図4および図5に示すように、本実施の形態の変形例5の温風暖房機では、受入部RPは、吸気口IPの左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝を含む。挿入部ISは、受入口RHから溝に挿入された凸部を含む。このため、吸気口IPの左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝に受入口RHから凸部を挿入することができる。これにより、受入部RPに挿入部ISをスライドさせて挿入することができる。
また、図10に示すように、本実施の形態の変形例5の温風暖房機では、受入部RPに挿入部ISが挿入された状態で、受入部RPは第1の突出部P1および第2の突出部P2の各々に嵌合する第1の凹み部H1および第2の凹み部H2を有している。このため、第1の突出部P1および第2の突出部P2の各々を第1の凹み部H1および第2の凹み部H2で保持することができる。これにより、受入部RPに挿入部ISをしっかりと保持することができる。また、第1の突出部P1および第2の突出部P2の各々に第1の凹み部H1および第2の凹み部H2が嵌合することで、クリック感を得ることができる。
なお、上記では本実施の形態の温風暖房機の一例としてファンコンベクタについて説明したが、本実施の形態の温風暖房機はファンコンベクタに限定されず、ガスファンヒータ、石油ファンヒータなどのファンヒータであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筐体、1a 筐体本体部、2 熱交換器、3 送風ファン、3a モータ、4 制御部、5 温水配管、5a 第1の温水配管、5b 第2の温水配管、6 風向板、7 フィルタ、7a 上端部、7b 下端部、7c 側方部、7d 上下支持部、7e 側方支持部、10 ファンコンベクタ、11 前面部、11a 前面給気口、11b 吹出口、12 上面部、12a 上面給気口、13 側面部、13a 側面給気口、13f 第1の側面部、13s 第2の側面部、14 背面部、15 底面部、71 枠部、72 フィルタ部、BP 梁部、F 流路、FS 前面、H1 第1の凹み部、H2 第2の凹み部、IP 吸気口、IS 挿入部、KP 傾斜部、P1 第1の突出部、P2 第2の突出部、P10 第1の突出部分、P20 第2の突出部分、RH 受入口、RP 受入部、S 空間。

Claims (5)

  1. 吸気口を有する筐体と、
    前記吸気口を覆うように前記筐体に取り付けられたフィルタとを備え、
    前記フィルタは、前記筐体に取り付けられた状態で、前記吸気口よりも上方の高さ位置に位置する上端部を含み、
    前記筐体および前記フィルタのいずれか一方は受入口を有する受入部を含み、いずれか他方は前記受入口から前記受入部に挿入された挿入部を含み、
    前記受入部および前記挿入部のいずれか一方の部分は、前記挿入部の一方側に配置された第1の突出部と、前記挿入部の他方側に配置された第2の突出部とを有し、
    前記第1の突出部の突き出す方向は、前記第2の突出部の突き出す方向の反対側であり、
    前記第1の突出部は、前記第2の突出部よりも前記受入口の近くに配置されており、
    前記挿入部が前記受入部に挿入された状態で、前記第1および第2の突出部の各々は、前記受入部および前記挿入部のいずれか他方の部分に当接しており、かつ前記第1および第2の突出部は前記上端部を前記吸気口側に傾かせるように構成されており、
    前記受入部に前記挿入部が挿入された状態で、前記他方の部分は、前記第1および第2の突出部の各々に嵌合する第1および第2の凹み部を有する、温風暖房機。
  2. 前記筐体は、前記第1および第2の突出部を含む、請求項1に記載の温風暖房機。
  3. 前記フィルタは、前記第1および第2の突出部を含む、請求項1に記載の温風暖房機。
  4. 前記第1の突出部は、複数の第1の突出部分を含み、
    前記第2の突出部は、複数の第2の突出部分を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の温風暖房機。
  5. 前記受入部は、前記吸気口の左右幅方向の両側で上下方向に延在する溝を含み、
    前記挿入部は、前記受入口から前記溝に挿入された凸部を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の温風暖房機。
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