JP6535525B2 - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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Description

本発明はガスタービン燃焼器に係り、特に、燃料を噴射する燃料ノズルを改良したガスタービン燃焼器に関するものである。
ガスタービンでは、排ガスが環境に与える負荷の低減を目的として、運転時に排出されるNOに対して厳しい環境基準が設定されている。
このNOの排出量は、火炎温度の高温化に伴い増加するため、局所的に高温な火炎の形成を抑制し、均一な燃焼を実現させる必要がある。均一な燃焼を行うためには、燃料を噴出するための燃料ノズルを多数設置し、燃料の分散性を高める必要がある。
燃料を噴出するための燃料ノズルを多数設置したものとして、特許文献1を挙げることができる。
この特許文献1には、少なくとも2本の燃料ノズルがホルダ側基部を有し、該ホルダ側基部がホルダ側に該ホルダ側基部がホルダの当接面に接する当接面を有し、ホルダ側基部から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部が流れ方向に延び、ホルダ側当接面がホルダの方向に突出する少なくとも2つの延長突起部を有し、各延長突起部がそれぞれ1つの流路を形成し、これらの延長突起部を通って流れ方向において延長突起部の後置されたホルダ側基部のホルダ側当接面に配置された出口を通して燃料がホルダ側当接面に導入されることが記載されている。
特開2011−169577号公報
しかしながら、燃料の分散性向上を目的として燃料ノズルの本数を増加させると、燃料ノズル同士の距離が短くなる。これにより、燃料ノズルの周囲の空間が狭隘になるため、燃料ノズルの端部を構造的に支持する燃料ノズルプレートに対する燃料ノズルの接合や接合部の検査が困難になる可能性がある。また、空気の流路である燃料ノズル間の空間を確保するためには、本数の増加に伴い燃料ノズルを細くする必要があるが、信頼性の観点から燃料ノズルの径には下限値が存在する。ところが、特許文献1には、上述した課題に対する対策に関しては、何ら記載されていない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、燃料ノズルの間隔が狭隘であっても、優れた構造強度と信頼性を有するガスタービン燃焼器を提供することである。
本発明のガスタービン燃焼器は、上記目的を達成するために、燃料と空気が供給される燃焼室と、該燃焼室の上流側に位置し、複数の空気孔が同心円の列状に形成されている空気孔プレートと、該空気孔プレートのそれぞれの空気孔の上流側に配置され、燃料を供給する複数の燃料ノズルと、該燃料ノズルを支持し、かつ、上流側から流入する燃料を前記燃料ノズルに配分する燃料ノズルプレートと、複数の前記燃料ノズルが1つの共通ベースに一体に支持された燃料ノズルユニットとを備え、前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートに接合されていると共に、1つの共通ベースに一体に支持された複数の前記燃料ノズルが一列に配置されて構成され、かつ、前記燃料ノズルユニットが、前記燃料ノズルプレート上に放射状に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、燃料ノズルの間隔が狭隘であっても、複数の燃料ノズルと燃料ノズルを構造的に支持する共通ベースが一体となった燃料ノズルユニットを有する構造とすることで、優れた構造強度と信頼性を有する燃焼器を得ることができる。
本発明のガスタービン燃焼器が採用されるガスタービンプラントの構成要素の例を示す断面図である。 ガスタービン燃焼器の従来技術におけるバーナの燃料ノズルと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例1における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例2における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例3における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例4における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例5における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例6における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す側面図と斜視図である。 本発明のガスタービン燃焼器の実施例7における燃料ノズルユニットと燃料ノズルプレートの構造を示す断面斜視図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のガスタービン燃焼器を説明する。なお、以下に説明する各実施例において、同一構成部品には同じ符号を使用する。
まず、本発明のガスタービン燃焼器が採用されるガスタービンプラントの構成要素の例を、図1を用いて説明する。
該図に示す如く、ガスタービンプラント1は、大気より空気2を取り込み圧縮する圧縮機3と、この圧縮機3において圧縮した圧縮空気4と燃料5を燃焼させ、高温高圧の燃焼ガス6を生成する燃焼器7と、この燃焼器7で発生した燃焼ガス6により駆動され、燃焼ガス6のエネルギーを回転動力として取り出すガスタービン8と、このガスタービン8の回転動力を使用して発電する発電機9とから概略構成されている。
上述した燃焼器7は、燃料5と圧縮空気4が供給される燃焼室22と、この燃焼室22の上流側に位置し、複数の空気孔20が同心円の列状に形成されている空気孔プレート12と、この空気孔プレート12のそれぞれの空気孔20の上流側に配置され、燃料5を供給する複数の燃料ノズル14と、この燃料ノズル14を支持し、かつ、上流側から流入する燃料5を燃料ノズル14に配分する燃料ノズルプレート13と、燃料ノズルプレート13を支持するエンドフランジ10と、外筒11及びライナ15から構成されている。そして、圧縮機3で圧縮された圧縮空気4は、外筒11とライナ15の間の流路16を通り、バーナ(点線で囲まれた部分)17に流入する。また、圧縮空気4の一部は、ライナ15を冷却するための冷却空気18としてライナ15内に流入する。
一方、燃料5は、エンドフランジ10の燃料供給管19を通り燃料ノズルプレート13に流入し、各燃料ノズル14を通過して空気孔プレート12に噴射される。空気孔プレート12の空気孔20の燃料ノズル14側入り口においては、燃料ノズル14から噴射された燃料5と圧縮空気4が混合され、燃料5と圧縮空気4の混合気21は燃焼室22に向かって噴射され、火炎23が形成される。
なお、本実施例の燃焼器7は、天然ガスだけでなくコークス炉ガスや製油所オフガス、石炭ガス化ガスなどの燃料も使用できる。
次に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例1におけるバーナ17の構造について、従来の構造と比較して説明する。
図2は、複数の燃料ノズル14を燃料ノズルプレート13に対して1本ずつ接合した場合の従来のバーナ構造を示している。
該図に示す如く、従来のバーナ構造は、1本ずつ単一部品として製作された燃料ノズル14が、燃料ノズルプレート13との接合面30において、溶接等で接合された構造となっている。
このような従来のバーナ構造では、燃料の分散性向上を目的として燃料ノズル14の本数を増加させると、燃料ノズル14同士の距離(間隔)が短くなる。このため、燃料ノズル14を、燃料ノズルプレート13に対して接合するために必要となる燃料ノズル14同士の間隔を確保することが難しくなり、溶接棒を入れることが困難となることから、燃料ノズルプレート13への燃料ノズル14の接合が難しくなる。また、燃料ノズル14の周囲の空間が狭隘になるため、燃料ノズル14と燃料ノズルプレート13との接合面30を検査することが難しいものとなる。
これらの課題を解決する手段として、本発明のガスタービン燃焼器の実施例1におけるバーナ構造を図3に示す。
該図に示す本実施例のガスタービン燃焼器は、燃料ノズルプレート13に複数設置される燃料ノズル14のうち、一列の直線状に設置される複数(本実施例では3個)の燃料ノズル14と、この3個の一列に直線状に設置されている燃料ノズル14を構造的に支持する1つの共通ベース31とが一体となった燃料ノズルユニット40が、燃料ノズルプレート13に対して接合面30で溶接等で接合された構造を特徴としている。
このような本実施例の如く、複数の燃料ノズル14と、燃料ノズル14を構造的に支持する共通ベース31とが一体となった燃料ノズルユニット40を使用することで、燃料ノズルプレート13に対する接合箇所を減少させることができる。また、燃料ノズルユニット40に含まれる燃料ノズル14同士の間隔は、接合のために必要となる間隔を必要としないため短くすることができる。これにより、高密度な燃料ノズル14の配置を実現することが可能となる。
また、燃料ノズルユニット40と、その周囲の燃料ノズルユニット40若しくは単体の燃料ノズル14の間隔を従来と同等にすることで、燃料ノズルユニット40と燃料ノズルプレート13の接合及びその接合面30の検査を容易に実施できる。
なお、本実施例では、燃料ノズルユニット40と燃料ノズルプレート13を溶接等で接合しているが、燃料ノズル14と燃料ノズルプレート13の接合方法を溶接に限定するものではなく、溶接以外の接合方法も利用できる。
また、本実施例では、燃料ノズルユニット40を燃料ノズルプレート13から分離することで、容易に燃料ノズルユニット40の検査及び交換が可能となる。
また、燃料ノズルユニット40は、切削加工や精密鋳造、三次元積層造形等によって製作することができるが、燃料ノズルユニット40の製作方法を、上記の方法に限定するものではなく、他の製作方法も利用できる。
このような本実施例によれば、燃料ノズル14同士の間隔が狭隘であっても、複数の燃料ノズル14と燃料ノズル14を構造的に支持する共通ベース31が一体となった燃料ノズルユニット40を有する構造とすることで、優れた構造強度と信頼性を有するガスタービン燃焼器を得ることができる。
なお、本実施例では、燃料ノズルプレート13に複数設置される燃料ノズル14のうち、一列の直線状に設置される3個の燃料ノズル14を1つの共通ベース31で一体としてユニット化しているが、他の部分の直線状に設置される複数の燃料ノズル14を1つの共通ベース31で一体としてユニット化しても構わない。この場合は、燃料ノズルユニッ40を構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図4に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例2におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図に示す本実施例は、燃料ノズルユニット40が、1つの共通ベース31に一体に支持された複数の燃料ノズル14が一列に配置されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット40が、燃料ノズルプレート13上に放射状に設置されていることを特徴とする。
即ち、本実施例では、燃料ノズルプレート13上に、1つの共通ベース31に一体に支持された複数の燃料ノズル14が一列に配置されて放射状に設置されている燃料ノズルユニット40は、2つの燃料ノズル14が一列に配置されている燃料ノズルユニット40Aを挟んで、4つの燃料ノズル14が一列に配置されている燃料ノズルユニット40B及び5つの燃料ノズル14が一列に配置されている燃料ノズルユニット40Cが交互に放射状に設置され、各燃料ノズルユニット40A、40B及び40Cが、燃料ノズルプレート13に対して接合面30で溶接等で接合されているものである。
このような本実施例によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、各燃料ノズル14が一列に整列して設置されることから、圧縮空気が燃料ノズルプレート13の外周側50から内周側(中央)51に向けて流れ込む際の圧力損失を低減することができる。また、本実施例では、燃料ノズル14が一列に配置されているため、燃料ノズルユニット40を側面からの切削加工により容易に製作することが可能である。
なお、本実施例では、1つの共通ベース31に一体に支持された複数の燃料ノズル14が一列に配置されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット40A、40B及び40Cが、燃料ノズルプレート13上に放射状に設置されてユニット化しているが、ユニット化されない燃料ノズル14があっても構わない。この場合は、燃料ノズルユニッ40A、40B及び40Cを構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図5に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例3におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図に示す本実施例は、実施例2と略同様な構成であるが、燃料ノズルユニット40が、1つの共通ベース31に一体に支持された複数の燃料ノズル14の上部が、連結部材60で連結されていることを特徴とする。
このような本実施例によれば、実施例2の効果に加えて、燃料ノズル14の振動を抑制し、燃料ノズル14の根元61において発生する振動応力を低減することができる。
なお、本実施例では、燃料ノズルユニット40が、1つの共通ベース31に一体に支持された複数の燃料ノズル14の上部が、連結部材60で連結されている点が実施例2と異なるが、ユニット化されない燃料ノズル14があっても構わない点は同様であり、この場合は、燃料ノズルユニッ40A、40B及び40Cを構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図6に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例4におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図に示す本実施例は、実施例2と略同様な構成であるが、燃料ノズルユニット40が、一列に配置された複数の燃料ノズル14を一体に支持する共通ベース31が、流線型32に形成されていることを特徴とする。
このような本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、空気2が燃料ノズルプレート13の外周側50から内周側(中央)51に向けて流れ込む際の圧力損失を低減することができる。この圧力損失の低減によって、ガスタービンの性能が向上することに加え、燃料ノズルユニット40A、40B及び40Cの燃料ノズル14及び共通ベース31に作用する流体力を低減することができる。
また、流線型32を有する共通ベース31より上方に突出している燃料ノズルユニット40A、40B及び40Cに含まれる燃料ノズル14の部分を短くすることで、燃料ノズル14の根元61において発生する振動応力を低減することができる。
なお、本実施例では、燃料ノズルユニット40が、一列に配置された複数の燃料ノズル14を一体に支持する共通ベース31が、流線型32に形成されている点が実施例2と異なるが、ユニット化されない燃料ノズル14があっても構わない点は同様であり、この場合は、燃料ノズルユニッ40A、40B及び40Cを構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図7に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例5におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図に示す本実施例は、燃料ノズルユニット41が、複数の燃料ノズル14が円板状の1つの共通ベース31に円状に一体に支持されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット41が、燃料ノズルプレート13上に複数個配置されていると共に、円板状の1つの共通ベース31に円状に一体に支持された複数の燃料ノズル14は、円板状の共通ベース31上に、内周側及びその内周側を取り囲むよう外周側に配置された二重円となるように設置されていることを特徴とする。
そして、燃料ノズルプレート13上に複数個配置されている燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gは、燃料ノズルプレート13の中心部に燃料ノズルユニット41Aが1つ設置され、その中心部に配置された燃料ノズルユニット41Aの周囲に複数個(本実施例では、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gの6個)設置され、各燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gが、燃料ノズルプレート13に対して接合面30で溶接等で接合されているものである。
このような本実施例によれば、各燃料ノズル14の燃料ノズルプレート13への接合箇所を、実施例1よりも大幅に削減することできる。これにより、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gに含まれる燃料ノズル14同士の間隔を狭くでき、燃料ノズル14を高密度に配置することが可能となる。また、接合面30の断面係数が増加するため、接合面30に作用する振動応力を低減することができる。更に、接合箇所が少ないため、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gを燃料ノズルプレート13から分離することで、容易に燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gの検査及び交換が可能となる。
なお、本実施例では、複数の燃料ノズル14が円板状の1つの共通ベース31に円状に一体に支持されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gが、燃料ノズルプレート13上に複数個配置されていると共に、円板状の1つの共通ベース31に円状に一体に支持された複数の燃料ノズル14は、円板状の共通ベース31上に、内周側及びその内周側を取り囲むよう外周側に配置された二重円となるように設置されてユニット化しているが、ユニット化されない燃料ノズル14があっても構わない。この場合は、燃料ノズルユニッ41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gを構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図8に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例6におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図に示す本実施例は、燃料ノズルユニット41が、複数の燃料ノズル14が円筒状の1つの共通ベース31A及び31Bに円状に一体に支持されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gが、燃料ノズルプレート13上に複数個配置されていると共に、円筒状の1つの共通ベース31A及び31Bの各々に円状に一体に支持された複数の燃料ノズル14は、円筒状の共通ベース31A及び31Bの各々の上に、内周側(共通ベース31A側)及びその内周側を取り囲むよう外周側(共通ベース31B側)に配置された二重円となるように設置されていることを特徴とする。
そして、燃料ノズルプレート13上に複数個配置されている燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gは、燃料ノズルプレート13の中心部に燃料ノズルユニット41Aが1つ設置され、その中心部に配置された燃料ノズルユニット41Aの周囲に複数個(本実施例では、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gの6個)設置され、各燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gが、燃料ノズルプレート13に対して接合面30で溶接等で接合されているものである。
このような本実施例によれば、各燃料ノズル14の燃料ノズルプレート13への接合箇所を、実施例1よりも大幅に削減することできる。これにより、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gに含まれる燃料ノズル14同士の間隔を狭くし、燃料ノズル14を高密度に配置することが可能となる。また、接合面30の断面係数が増加するため、接合面30に作用する振動応力を低減することができる。更に、接合箇所が少ないため、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gを燃料ノズルプレート13から分離することで、容易に燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gの検査及び交換が可能となる。
なお、本実施例では、複数の燃料ノズル14が円筒状の1つの共通ベース31A及び31Bに円状に一体に支持されて構成され、かつ、燃料ノズルユニット41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gが、燃料ノズルプレート13A及び31Bの各々の上に複数個配置されていると共に、円筒状の1つの共通ベース31A及び31Bに円状に一体に支持された複数の燃料ノズル14は、円筒状の共通ベース31A及び31Bの各々の上に、内周側及びその内周側を取り囲むよう外周側に配置された二重円となるように設置されてユニット化しているが、ユニット化されない燃料ノズル14があっても構わない。この場合は、燃料ノズルユニッ41A、41B、41C、41D、41E、41F及び41Gを構成するものと構成しないものとが存在することになる。
図9に、本発明のガスタービン燃焼器の実施例7におけるバーナ構造の詳細を示す。
該図は、複数の燃料ノズル14と燃料ノズル14を構造的に支持する共通ベース31(又は31A及び31B)が一体となった燃料ノズルユニット40(又は41)が、燃料ノズルプレート13に対して接合面30で接合された様子を示している。
そして、本実施例では、燃料ノズルユニット4(又は41)の共通ベース31(又は31A及び31B)に共通燃料流路90が形成され、この共通燃料流路90と燃料ノズルユニット40(又は41)を構成する燃料ノズル14内に形成されている燃料流路91とが連結されていることを特徴とする。
上述した共通燃料流路90は、燃料系統接続流路92を介して燃料ノズルプレート13の内部の燃料供給流路93に接続されており、燃料ノズルプレート13には燃料系統毎に複数の燃料供給流路93が存在し、燃料系統接続流路92によって接続される燃料供給流路93を選択することができる。
このような本実施例によれば、燃料ノズルユニット40(又は41)に接続する燃料系統の自由度を高めることができ、設計の自由度が高くなる。また、従来の構造では、燃料ノズル14毎に燃料系統接続流路92を加工し、燃料ノズル14の燃料流路91と燃料供給流路93を接続する必要があったため、燃料ノズルプレート13の構造が非常に複雑であったが、本実施例では、燃料ノズルユニット40(又は41)の共通ベース31(又は31A及び31B)に燃料分配機能を持たせることで、燃料ノズルプレート13の構造を簡易化できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。すなわち、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ガスタービンプラント、2…空気、3…圧縮機、4…圧縮空気、5…燃料、6…燃焼ガス、7…燃焼器、8…ガスタービン、9…発電機、10…エンドフランジ、11…外筒、12…空気孔プレート、13…燃料ノズルプレート、14…燃料ノズル、15…ライナ、16…外筒とライナの間の流路、17…バーナ、18…冷却空気、19…燃料供給管、20…空気孔プレートの空気孔、21…燃料と圧縮機の混合気、22…燃焼室、23…火炎、30…接合面、31、31A、31B…共通ベース、32…共通ベースの流線型、40、40A、40B、40C、41、41A、41B、41C、41D、41E、41F、41G…燃料ノズルユニット、50…燃料ノズルプレートの外周側、51…燃料ノズルプレートの内周側、60…連結部材、61…燃料ノズルの根元、90…共通燃料流路、91…燃料流路、92…燃料系統接続流路、93…燃料供給流路。

Claims (11)

  1. 燃料と空気が供給される燃焼室と、該燃焼室の上流側に位置し、複数の空気孔が同心円の列状に形成されている空気孔プレートと、該空気孔プレートのそれぞれの空気孔の上流側に配置され、燃料を供給する複数の燃料ノズルと、該燃料ノズルを支持し、かつ、上流側から流入する燃料を前記燃料ノズルに配分する燃料ノズルプレートと、複数の前記燃料ノズルが1つの共通ベースに一体に支持された燃料ノズルユニットとを備え、
    前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートに接合されていると共に、1つの共通ベースに一体に支持された複数の前記燃料ノズルが一列に配置されて構成され、かつ、前記燃料ノズルユニットが、前記燃料ノズルプレート上に放射状に設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 請求項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記燃料ノズルユニットは、1つの前記共通ベースに一体に支持された複数の前記燃料ノズルの上部が、連結部材で連結されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 請求項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記燃料ノズルユニットは、一列に配置された複数の前記燃料ノズルを一体に支持する前記共通ベースが、流線型に形成されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 請求項乃至のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記燃料ノズルプレート上に、1つの共通ベースに一体に支持された複数の前記燃料ノズルが一列に配置されて放射状に設置されている前記燃料ノズルユニットは、2つの前記燃料ノズルが一列に配置されている燃料ノズルユニットを挟んで、4つの前記燃料ノズルが一列に配置されている燃料ノズルユニット及び5つの前記燃料ノズルが一列に配置されている燃料ノズルユニットが交互に放射状に設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 燃料と空気が供給される燃焼室と、該燃焼室の上流側に位置し、複数の空気孔が同心円の列状に形成されている空気孔プレートと、該空気孔プレートのそれぞれの空気孔の上流側に配置され、燃料を供給する複数の燃料ノズルと、該燃料ノズルを支持し、かつ、上流側から流入する燃料を前記燃料ノズルに配分する燃料ノズルプレートと、複数の前記燃料ノズルが1つの共通ベースに一体に支持された燃料ノズルユニットとを備え
    前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートに接合されていると共に、複数の前記燃料ノズルが円板状の1つの前記共通ベースに円状に一体に支持されて構成され、かつ、前記燃料ノズルユニットが、前記燃料ノズルプレート上に複数個配置され
    前記燃料ノズルプレート上に複数個配置されている前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートの中心部に1つ設置され、その中心部に配置された前記燃料ノズルユニットの周囲に複数個設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  6. 請求項に記載のガスタービン燃焼器において、
    円板状の1つの前記共通ベースに円状に一体に支持された複数の前記燃料ノズルは、円板状の前記共通ベース上に、内周側及びその内周側を取り囲むよう外周側に配置された二重円となるように設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  7. 燃料と空気が供給される燃焼室と、該燃焼室の上流側に位置し、複数の空気孔が同心円の列状に形成されている空気孔プレートと、該空気孔プレートのそれぞれの空気孔の上流側に配置され、燃料を供給する複数の燃料ノズルと、該燃料ノズルを支持し、かつ、上流側から流入する燃料を前記燃料ノズルに配分する燃料ノズルプレートと、複数の前記燃料ノズルが1つの共通ベースに一体に支持された燃料ノズルユニットとを備え
    前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートに接合されていると共に、複数の前記燃料ノズルが円筒状の1つの前記共通ベースに円状に一体に支持されて構成され、かつ、前記燃料ノズルユニットが、前記燃料ノズルプレート上に複数個配置され、
    前記燃料ノズルプレート上に複数個配置されている前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートの中心部に1つ設置され、その中心部に配置された前記燃料ノズルユニットの周囲に複数個設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  8. 請求項に記載のガスタービン燃焼器において、
    円筒状の1つの前記共通ベースに円状に一体に支持された複数の前記燃料ノズルは、円筒状の前記共通ベース上に、内周側及びその内周側を取り囲むよう外周側に配置された二重円となるように設置されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    複数の前記燃料ノズルは、全てが前記燃料ノズルユニットを構成するか、或いは前記燃料ノズルユニットを構成するものと構成しないものとが存在することを特徴とするガスタービン燃焼器。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記燃料ノズルユニットは、前記燃料ノズルプレートに溶接接合されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器において、
    前記共通ベースに共通燃料流路が形成され、かつ、この共通燃料流路と前記燃料ノズルユニットを構成する複数の前記燃料ノズル内に形成されている燃料流路とが連結されていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
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