JP6534174B2 - 外壁の出隅部の構造、及び、外壁材構造物 - Google Patents

外壁の出隅部の構造、及び、外壁材構造物 Download PDF

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Description

本発明は、窯業系サイディング(外壁材)にて外壁を構成するための技術に関するものであり、より詳しくは、出隅部における窯業系サイディング(外壁材)の納まりに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、窯業系サイディングにて構成される平板状の外壁材を用いて外壁を構成する技術が知られている。この外壁材は、固定金具により柱などの躯体側に留め付けられ、縦方向、横方向に並べて配置されて一連の外壁面を構成する。
そして、特許文献1では、平面視略L字型のコーナー用外壁材を用いることなく、平板状の外壁材を付け合せてコーナー部(出隅部)を形成することについて記載されている。具体的には、出隅部で付け合せられる一対の外壁材について、各外壁材の端部に平面視約45度方向のコーナー傾斜面を形成し、当該コーナー傾斜面同士を対向させることで、外壁材同士が直角となるように配置して出隅部を構成するものである。
特開2011−38333号公報
以上のような外壁材を用いた場合において、地震が発生した際には、外壁材が面内方向にずれることが懸念され、出隅部においては、互いに直交する関係にある一方の外壁材の端部が、他方の外壁材の端部に押し付けられる状況が生じ得る。
この場合、特許文献1のような構成であると、コーナー傾斜面の部位は肉厚の薄い薄肉部で構成されるため、直交する外壁材が地震で揺れた際に、揺れの方向によっては直交する外壁材に対して交差する方向へずれるため、薄肉部同士で押し合いが発生し、薄肉部の破損が発生しやすいことが懸念される。
また、特許文献1では、平面視約45度方向のコーナー傾斜面同士を対向させるとともに、隙間にシーリング材を充填する構成であるため、経年によりシーリング材の劣化が生じることになる。また、地震の際に外壁材がずれた際には、シーリング材の剥がれの発生等が懸念され、止水性が悪化することが懸念される。
本発明は以上の問題に鑑み、外壁の出隅部について新規な構造を提案するものである。また、外壁の出隅部のみならず、外壁材を用いて袖壁や柱(門柱、ポーチ柱)などの外壁材構造物を構成する場合についても適用できる新規な構造を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
外壁材の側端部同士を接合してなる外壁の出隅部の構造であって、
前記各外壁材の側端部には、それぞれ裏合決部が形成され、
前記裏合決部は、
前記外壁材の厚み方向の縦面を構成する見込み面部と、
前記見込み面部と直交する縦面を構成する裏面部と、を有し、
一方の外壁材11の裏面部13eの幅寸法Weは、他方の外壁材21の見込み面部23dの幅寸法Wdよりも小さく構成され、
一方の外壁材の前記側端部の側端面は、他方の外壁材の前記裏面部に対向するように配置され、
前記側端面と前記他方の外壁材の前記裏面部の間には、角部隙間が形成され、
前記一方の外壁材の裏合決部と、前記他方の外壁材の裏合決部の間には、
両外壁材の室内側に配置される出隅接合部材の第一の縦片部51eであって、
前記一方の外壁材の裏合決部の裏面部13e、及び、前記他方の外壁材の裏合決部の見込み面部に対向する前記第一の縦片部51eが配設され、
前記出隅接合部材の第一の縦片部51eは、
前記他方の外壁材21の裏合決部23の裏面部23eに当接するように配置され、
前記出隅接合部材の第二の縦片部51cであって前記一方の外壁材11の裏面11aに対向する第二の縦片部51cと、前記外壁材11の裏面11aと、の間には、
第二のパッキン材51pが配設される、
外壁の出隅部の構造とする。
また、請求項2に記載のごとく、
前記第一の縦片部と、前記一方の外壁材の裏合決部の裏面部の間には、
第一のパッキン材が配設される、こととする。
また、請求項3に記載のごとく、
前記第一のパッキン材は、前記角部隙間よりも、前記一方の外壁材の裏合決部の前記見込み面部側に配置される、こととする。
また、請求項4に記載のごとく、
前記出隅接合部材には、前記一方の外壁材の裏合決部の見込み面部に対向する他の第三の縦片部が更に設けられ、前記第三の縦片部と前記一方の外壁材の裏合決部の見込み面部の間に第三のパッキン材が設けられる、こととする。
また、請求項5に記載のごとく、
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の外壁の出隅部の構造を有する外壁材構造物であって、
少なくとも三枚の外壁材を有し、
一つの外壁材と、前記一つの外壁材の一端と直交して接合される外壁材と、の間で構成される接合角部と、
一つの外壁材と、前記一つの外壁材の他端と直交して接合される外壁材と、の間で構成される接合角部と、
において、
それぞれ、前記外壁の出隅部の構造が構成される、外壁材構造物とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、地震発生時には、一方の外壁材の見込み面部が他方の外壁材の裏面に突き当たるため、一方の外壁材の側端部の側端面が外壁材に突き当たることがなく、肉厚が薄い側端部について損傷の発生を防止できる。また、角部隙間に浸入した水をパッキン材にて止水することができる。敢えて角部隙間を確保する構成において、他方の外壁材の見込み面部を縦片部で隠すことができ、角部隙間が目立ち難くなり、出隅部において外観上途切れのない連続性のある一連の外壁面を構成することができる。また、縦片部が裏面部に当接することによれば、縦片部と裏面部の間の隙間を生めることができ、当該隙間を通じて水が室内側に浸入してしまうことを防止でき、角部隙間を確保しつつも、止水性を高めることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明においては、角部隙間に浸入した水を第一のパッキン材にて止水することができる。
また、請求項3に記載の発明においては、第一のパッキン材が角部隙間から奥まった位置に配置され、角部隙間からパッキン材が見えてしまうことを防止できる。
また、請求項4に記載の発明においては、角部隙間に浸入した水を第三のパッキン材にて止水することができる。
また、請求項5に記載の発明においては、外壁材を用いて構成される袖壁や柱(門柱、ポーチ柱)などの外壁材構造物についても本発明の効果を発揮させることができる。
本発明の一実施形態に係る外壁の出隅部の接合構造について示す水平断面図。 出隅接合部材の納まりついて示す水平断面図。 出隅接合部材の形状について示す斜視図。 (A)は外壁材の側端部の形状について説明する水平断面図。(B)は外壁材が矢印X1方向にずれた状態について説明する水平断面図。 (A)は外壁材の貼り方について説明する図。(B)は外壁材の接合部の構成について説明する図。(C)は外壁材の他の接合部の構成について説明する図。 横ずれ防止金具の納まりについて示す水平断面図。 横ずれ防止金具の構造について示す水平断面図。 (A)は本発明の構造にて袖壁を構成する例について示す図。(B)は本発明の構造にて柱を構成する例について示す図。 袖壁の端部の部分拡大図。
以下図面を参照し、本発明の実施例について説明する。なお、以下の説明において、位置関係の説明において使用する「裏」の用語は建物室内に近い側を意味し、「表」の用語は建物室内から遠い側を意味するものとする。また、図1では、木造枠組壁構法(2×4(ツーバイフォー)工法)の例を用いて説明するが、本発明は、木造軸組構法等の他の構法についても適用することができる。また、出隅部への適用例を用いて説明するが、入隅部についても本発明を適用することは可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る外壁の出隅部の接合構造について示す水平断面図である。出隅部1において、躯体の一部を構成する縦枠2(スタッド)(柱体を構成する角材)には、構造用合板3,4が付設され、構造用合板3,4の表面に透湿防水シート5が貼設される。
構造用合板3,4の室外側には、外壁材11,21がその外壁面が互いに直交するように配置され、外壁材11,21の上縁部がそれぞれ固定金具41,42によって、構造用合板3,4を介して縦枠2に留め付けられる。
固定金具41,42は、外壁材11,21と透湿防水シート5の間に間隔を形成することで、外壁材11,21の裏側に通気層8を形成する。
外壁材11,21の側端部12,22は近接して配置され、側端部12,22における外壁材11,21の裏面側に、それぞれ裏合決部13,23が形成される。裏合決部13,23は互いに対向して配置されており、平面視において略矩形の縦溝空間30が形成される。
外壁材11,21の側端部12,22が隣接する接合角部6において、外壁材11,21と構造用合板3,4の間には、外壁材11,21を接合する出隅接合部材50(出隅ジョイナー)が配設される。
出隅接合部材50は、それぞれ外壁材11,21の裏面11a,21aに間隔を空けて対向する固定片部51a,52aを有している。
出隅接合部材50の固定片部51a,52aは、スペーサー32を介して構造用合板3,4、及び、縦枠2に留め付けられる。
外壁材21の裏面21aと固定片部52aの間の空間には、外壁材21の横ずれを防止するための横ずれ防止金具62が配設される。
横ずれ防止金具62は、出隅接合部材50の固定片部52a及びスペーサー32を介して構造用合板4、及び、縦枠2に留め付けられる。
横ずれ防止金具62は、外壁材21の側端部22の一部と係合する係合片部を有し、この係合片部が外壁材21に引っかかるようにして、外壁材21の横ずれが防止される。
図2及び図3は、一実施形態に係る出隅接合部材50の詳細構成について示している。
出隅接合部材50は、図2の紙面と直交する方向に長い長尺の部材であり、本実施形態では、一枚の金属製の板材を板金加工により折り曲げることで、それぞれ異なる機能を発揮させる複数の縦片部を形成している。
なお、出隅接合部材50は、本実施形態のように、一枚の金属製の板材を板金加工することで複数の縦片部を構成することとするほか、複数の金属製の板材を組み合わせて縦片部を構成することとしてもよい。また、出隅接合部材50は、金属製の板材にて構成するほか、高い耐候性を有する樹脂成形品にて構成することもできる。
図2及び図3に示すように、出隅接合部材50は、外壁材11の裏面11aに対し間隔をあけて対向する固定片部51aを有する。固定片部51aは、断面L字状のスペーサー32を介して構造用合板3、及び、縦枠2にビス55などの固定具にて留め付けられる。
固定片部51aにおいて、外壁材11の側端部12に近い側には、外壁材11の裏面11aに向かって伸びる縦片部51bが形成される。
固定片部51aにおいて、外壁材11の側端部12から遠い側には、外壁材11の裏面11aに向かって伸びる縦片部51fが形成され、縦片部51fの端部が裏面11aに当接する。縦片部51fは外壁材11の裏面11aに当接した箇所で折り返される。
そして、固定片部51aと、縦片部51bと、縦片部51fによって、断面略コ字状の縦溝部51gが形成される。この縦溝部51gに外部から浸入した雨水などは、縦溝部51gを通じて下方へと排出される。なお、縦片部51fが水返し部として機能することで、縦片部51fよりも奥への水の浸入が防がれるものであり、縦片部51fについては、裏面11aに当接させない構成とすることも考えられる。
また、縦片部51bにおいて、固定片部51aと反対側の端部からは、外壁材11の側端部12に向かって伸び、外壁材11の裏面11aに対向する第二の縦片部51cが形成される。
そして、縦片部51cにはパッキン材51pが貼付され、外壁材11の裏面11aと縦片部51cの間の隙間が第二のパッキン材51pによって塞がれる。このパッキン材51pにより、外部から縦溝部51g側への水の浸入を効果的に防止することができ、止水性を高めることができる。
また、縦片部51cにおいて、縦片部51bと反対側の端部には、室外側に向かって伸びる第三の縦片部51dが形成される。縦片部51dの室外側の端部には、縦片部51cと反対側に伸びる縦片部51eが形成される。
縦片部51cと縦片部51dは互いに直交し、また、縦片部51dと縦片部51eは互いに直交するように形成される。この内、縦片部51d,51eで構成される略L字の形状が、外壁材11の側端部12に形成される裏合決部13の略L字の形状に沿うように構成されている。なお、裏合決部13は、外壁材11の厚み方向の見込み面部13dと、平面視において見込み面部13dと直交する裏面部13eを有し、平面視において略L字状をなすようにしている。
また、縦片部51eにはパッキン材51qが貼付されており、裏合決部13の表面(裏面部13e)と縦片部51eの間の隙間がパッキン材51qによって塞がれる。このようにパッキン材51qを縦片部51eにも配置することにより、外部から縦溝部51g側への水の浸入を効果的に防止することができ、止水性を高めることができる。
また、パッキン材51qに追加して、或いは、パッキン材51qに代えて、裏合決部13の見込み面部13dと、縦片部51dの間にパッキン材が配置されることとしてもよい。さらに、止水性を求めない場合や、見込み面部13dに予めコーティングするといったことがなされる場合には、パッキン材51qが配置されない構成としてもよい。
また、外壁材21側の部位において、出隅接合部材50は、外壁材21の裏面21aに対し間隔をあけて対向する固定片部52aを有する。固定片部52aは、断面L字状のスペーサー32を介して構造用合板4、及び、縦枠2にビス55などの固定具にて留め付けられる。
固定片部52aにおいて、外壁材21の側端部12に近い側には、外壁材21の裏面21aに向かって伸びる縦片部52bが形成される。
固定片部52aにおいて、外壁材21の側端部12から遠い側には、外壁材21の裏面21aに向かって伸びる縦片部52fが形成され、縦片部52fの端部が裏面21aに当接する。縦片部52fは裏面21aに当接した箇所で折り返される。
そして、固定片部52aと、縦片部52bと、縦片部52fによって、断面略コ字状の縦溝部52gが形成される。この縦溝部52gに外部から浸入した雨水などは、縦溝部52gを通じて下方へと排出される。なお、縦片部52fが水返し部として機能することで、縦片部52fよりも奥への水の浸入が防がれるものであり、縦片部52fについては、裏面21aに当接させない構成とすることも考えられる。
また、縦片部52bにおいて、固定片部52aと反対側の端部からは、外壁材21の側端部22に向かって伸び、外壁材21の裏面21aに対向する縦片部52cが形成される。縦片部52cと外壁材21の裏面21aの間の隙間には、後述する横ずれ防止金具62(図6参照)の縦片部62c(図6参照)を納めることができる。縦片部52cは、前述の縦片部51cと重ねられるようにして設けられる。
そして、縦片部52cにはパッキン材52pが貼付され、外壁材21の裏面21aと縦片部52cの間の隙間がパッキン材52pによって塞がれる。このパッキン材52pにより、外部から縦溝部52g側への水の浸入を効果的に防止することができ、止水性を高めることができる。
また、縦片部52cにおいて、縦片部52bと反対側の端部には、室外側に向かって伸びる縦片部52dが形成される。縦片部52dは、前述の縦片部51eと隙間無く重ねられるようにして設けられる。
また、縦片部52d,51eは、裏合決部23の裏面部23eに当着される構成とすることで、縦片部52e,51eと裏面部13eの間に隙間が形成しないようにすることができ、止水性を高めることができる。また、縦片部51eによって、裏合決部23の表面(見込み面部23d)を覆い隠すことができる。
以上の出隅接合部材50の室外側において外壁材11,21の側端部12,22が近接して配置され、側端部12,22の間に角部隙間53が構成される。
そして、角部隙間53に水が浸入した際には、パッキン材51p,51q,52pによる止水性能が発揮されるとともに、仮に、パッキン材51p,51q,52pを通過してしまった場合でも、縦溝部51g,52gで捕捉して下方へ水を排出することができ、出隅接合部材50を通過して外壁材11,21の裏面の奥まで水が浸入してしまうことを防止できる。
図4(A)は外壁材11,21の側端部12,22の構成について示すものであり、外壁材11の側端部12には、最も端に配置されて見込み方向の面を形成する側端面12mと、側端面12mの室外側端部から外壁面11bに至る平面視において傾斜面を構成するコーナー面12n(面取り部)と、側端面12mの室内側端部から外壁材11の幅方向内側へ向かう裏面部13eと、裏面部13eの側端面12mとは反対側の端部から外壁材11の裏面11aに向かう見込み面部13dと、が形成されている。裏面部13eと見込み面部13dは平面視においてL字状に切り欠かれて構成され、裏合決部13が構成される。
また、裏面部13eの幅寸法Weは、見込み面部13dの幅寸法Wdよりも小さく構成される。そして、以上の外壁材11の側端部12の構成は、外壁材21の側端部22についても同様であり、裏面部23e、見込み面部23dについてもそれぞれ幅寸法We,Wdを有するものとしている。
また、外壁材11の見込み面部13dは外壁材21の裏面21aに対向するように配置される。換言すれば、外壁材11の側端面12mは外壁材21の裏面部23eに対向するように配置される、或いは、外壁材11の裏面11aが外壁材21の見込み面部23dよりも室内側に配置される。
そして、外壁材11の側端部12と外壁材21の裏面部23eの間には、所定の幅を有する角部隙間53を確保するようにして外壁材11,21が施工される。
以上の構成により、図4(B)に示すように、地震により外壁材11が矢印X1方向にずれた際には、見込み面部13dが外壁材21の裏面21aに突き当たる。
この際、上述した幅寸法We,Wdの関係により、外壁材11の側端部12と外壁材21の裏面部23eの間の角部隙間53は確保されるため、側端面12mに近い肉厚の薄い部位が外壁材21に突き当たることがない。
これにより、肉厚が薄く構成される側端部12について、地震発生時での損傷発生を防ぐことができる。なお、図4(B)では図4(A)に示す出隅接合部材50を省略しており、実際には、見込み面部13dと裏面21aの間には出隅接合部材50の縦片部51d,52c(図4(A))が挟まれることになり、このことによっても、角部隙間53は確保されることになる。
また、図4(B)において、仮に、地震により外壁材21が矢印X2方向にずれた場合でも、見込み面部23dと裏面部13eの間に十分な幅の隙間Sxが形成されるため、見込み面部23dが裏面部13eに突き当たり、外壁材11の側端部12が損傷してしまうことを防止できる。なお、外壁材21の矢印X2方向へのずれについては、後述する横ずれ防止金具62(図6及び図7参照)によって防止される。
また、図4(A)に示すように、角部隙間53が目立たないように、角部隙間53の内側に位置する出隅接合部材50の縦片部51eの部位は、外壁材11の外壁面11bと同一色、或いは、同系色としつつ、縦片部51eの先端部51sが裏合決部23の裏面部23eに当接する、或いは、近接することとすることが好ましい。
これにより、敢えて角部隙間53を確保して外壁材11の側端部12の損傷発生を防止する構成において、角部隙間53を目立ち難くすることができ、出隅部1において外観上途切れのない連続性のある一連の外壁面を構成することができる。
加えて、縦片部51eの先端部51sが裏合決部23の裏面部23eに当接することで、先端部51sと裏面部23eの間の隙間を生めることができ、当該隙間を通じて水が室内側に浸入してしまうことを防止でき、角部隙間53を確保しつつも、止水性を高めることが可能となる。
さらに、図4(A)に示すように、外壁材11,21の側端部12,22において、一定の幅を有するコーナー面12n,22n(面取り部)を形成することで、当該コーナー面12n,22nについて、外壁面11b,21bと同一の塗装を施すことが可能となる。なお、コーナー面12n,22nの幅Wnは、側端面12m,22mの幅Wmよりも広く構成する(例えば、2倍以上とする)ことで、コーナー面12n,22nについて外壁面11b,21bと同一の塗装が施しやすいものとなる。
以上のようにして、外壁面11b,21b、及び、コーナー面12n,22nにおいて一連の連続した塗装による外観が構成され、角部隙間53を目立ち難くすることができ、出隅部1において外観上途切れのない連続性のある一連の外壁面を構成することができる。
なお、図4(A)において、側端面12m,22mについては、コーナー面12n,22nと同様に外壁面11b,21bと同一の塗装を施すこととしてもよく、或いは、外壁面11b,21bとは異なる単一の塗装を施すこととしてもよい。
次に、外壁材の貼り方に関する内容について説明する。
図5(A)に示すように、出隅部1に用いられる出隅部用外壁材1Dについては、その横幅方向Wの両側の側端部12,22について、それぞれ裏合決部13,23が形成されることとする。また、出隅部以外の一般部については、その横幅方向Wの両側の側端部16a,16bに裏合決部17a,17bが形成される両側裏合決外壁材16と、その横幅方向Wの方側の側端部18aにのみ裏合決部19aが形成される一般部外壁材18が用いられる。
そして、図5(A)に示すように、出隅部用外壁材1Dを二つに切断して外壁材11,21とし、両者を直交して配置することで出隅部1を構成することができる。
また、外壁材11の右隣に両側裏合決外壁材16を配置し、両側裏合決外壁材16に右隣に一般部外壁材18を配置する。一般部外壁材18を複数配置して一連の外壁面を形成する。そして、出隅部1と反対側の角部においても同様に出隅部用外壁材1Dを切断して用いることで、出隅部1Aを構成することができる。
ここで、全体面幅Wzの寸法調整は、切断後の外壁材11の切断側をさらに切断することや、一般部外壁材18の側端部19b側を切断することで行うことができる。
また、図5(B),(C)にそれぞれ示されるように、外壁材11と両側裏合決外壁材16の間の接合部Sa(図5(B))、及び、外壁材16,18の間の接合部Sb(図5(C))においては、隣り合う一方の外壁材にのみ裏合決部17b,19aが形成されており、この裏合決部17b,19aに接合役物9の止水部9aを挿入することで、シーリング材無しに止水性を確保する乾式目地が構成される。
また、上述した調整を施工現場において適宜行うことにより、縦枠2(柱)の芯2aに接合役物9を配置することで、接合部Sa,Sbを芯2aと一致させる芯納まりによる外壁材の設置が可能となる。なお、図5(B),(C)に示されるように、接合役物9は適宜反転して用いることで、接合部Sa,Sbにおいて共通のものを使用することができる。
以上のようにして、図5(A)に示すように、
或る出隅部1において用いる外壁材について、横幅方向Wの両側の側端部12,22に裏合決部13,23が形成される出隅部用外壁材1Dを二つに切断して直交配置してなる外壁材11,21を用いて出隅部1を構成し、
出隅部以外の一般部については、その横幅方向Wの両側の側端部16a,16bに裏合決部17a,17bが形成される両側裏合決外壁材16と、
その横幅方向Wの方側の側端部18aにのみ裏合決部19aが形成される一般部外壁材18を用い、
一般部外壁材18を切断して外壁面の全体面幅Wzを調整する、
又は、
切断後の出隅部用外壁材1Dをさらに切断して外壁面の全体面幅Wzを調整する、といったことが可能となる。
次に、図6及び図7を用い横ずれ防止金具62について説明する。
図6は横ずれ防止金具62の納まりについて示す水平断面図であり、図7は横ずれ防止金具62の構造について示す斜視図である。
図6及び図7に示すように、横ずれ防止金具62は、本実施例の金属製の板材を板金加工により折り曲げることで構成され、それぞれ異なる機能を発揮させる複数の縦片部を有している。
横ずれ防止金具62は、躯体の一部を構成する構造用合板4にスペーサー32を介して固定され、外壁材21の裏面21aに対向する固定片部62aを有している。固定片部62aには、その厚み方向に貫通する貫通孔62kが複数個所に設けられており、この貫通孔62kにビスや釘などの固定具63が差し込まれ、構造用合板4や縦枠2(スタッド)に対して横ずれ防止金具62が留め付けられる。
固定片部62aにおいて、外壁材21の側端部22側の端部には、外壁材21の裏面21aに向かって伸びる縦片部62bが形成され、縦片部62bの端部が裏面21aに当接する。
また、縦片部62bにおいて、固定片部62aと反対側の端部からは、外壁材21の側端部22に向かって伸び、外壁材21の裏面21aに対向する縦片部62cが形成される。
そして、縦片部62cにおいて、縦片部62bと反対側の端部には、室外側に向かって伸びる係合片部62dが形成される。この係合片部62dは、外壁材21の側端部22に形成される裏合決部23の見込み面部23d(奥行き方向の面)に対向し、見込み面部23dに当接することで、外壁材21の矢印X2軸方向の横ずれを防止する機能を果たす。
仮に、係合片部62dが存在しない場合には、地震の際に縦枠2が傾いて外壁材21が縦枠2からずれたとして、地震の揺れがおさまって縦枠2が直立に復帰したとしても、縦枠2と外壁材21のずれが残ったままとなってしまう。係合片部62dが存在することで縦枠2の復帰とともに外壁材21も元の状態に戻すことができるものとなる。
また、固定片部62aにおいて、外壁材21の側端部22から遠い側には、外壁材21の裏面21aに向かって伸びる縦片部62fが形成される。
また、横ずれ防止金具62の固定片部62a、縦片部62b,62f、及び、縦片部62cの一部は、出隅接合部材50の縦溝部52gの内側に納められる。これにより、図1に示すように、共に外壁材21の上縁部に配置される固定金具41と横ずれ防止金具62を横方向に並べて配置することができる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図4(A)(B)に示すように、外壁材11,21の側端部12,21同士を接合してなる外壁の出隅部1の構造であって、各外壁材11,21の側端部12,21には、それぞれ裏合決部13,23が形成され、裏合決部13,23は、平面視において外壁材の厚み方向の縦面を構成する見込み面部13d,23dと、平面視において見込み面部13d,23dと直交する縦面を構成する裏面部13e,23eと、を有し、裏面部13e,23eの幅寸法Weは、見込み面部13d,23dの幅寸法Wdよりも小さく構成され、一方の外壁材11の側端部12の側端面12mは、他方の外壁材21の裏面部23eに対向するように配置され、側端面12mと他方の外壁材21の裏面部23eの間には、角部隙間53が形成される、外壁の出隅部の構造とする。
これにより、地震発生時には、一方の外壁材11の見込み面部13dが他方の外壁材21の裏面21aに突き当たるため、一方の外壁材11の側端部12の側端面12mが外壁材21に突き当たることがなく、肉厚が薄い側端部12について損傷の発生を防止できる。
また、図2に示すように、一方の外壁材11の裏合決部13と、他方の外壁材21の裏合決部23の間には、両外壁材11,21の室内側に配置される出隅接合部材50の第一の縦片部51eが配設され、縦片部51eと、一方の外壁材11の裏合決部13の裏面部13eの間には、パッキン材51qが配設されることとする。また、パッキン材51qに加え、又は、パッキン材51qに代えて、縦片部51dと、一方の外壁材11の裏合決部13の見込み面部13dの間に、別の第三のパッキン材を配設することとしてもよい。

これにより、角部隙間53に浸入した水をパッキン材51qにて止水することができる。
また、図4(A)に示すように、
出隅接合部材50の縦片部51eは、外壁材21の裏合決部23の裏面部23eに当接する、又は、近接して配置される、こととする。なお、縦片部51eは、外壁材11の外壁面11bと同一色、或いは、同系色とすることが好ましい。
これにより、敢えて角部隙間53を確保する構成において、他方の外壁材21の見込み面部23dを縦片部51eで隠すことができ、角部隙間53が目立ち難くなり、出隅部1において外観上途切れのない連続性のある一連の外壁面を構成することができる。また、縦片部51eが裏面部23eに当接することによれば、縦片部51eと裏面部23eの間の隙間を生めることができ、当該隙間を通じて水が室内側に浸入してしまうことを防止でき、角部隙間53を確保しつつも、止水性を高めることが可能となる。
また、図2、図4(A)に示すように、パッキン材51qは、角部隙間53よりも、外壁材11の裏合決部13の見込み面部13d側に配置されることとする。
これにより、パッキン材51qが角部隙間53から奥まった位置に配置され、角部隙間53からパッキン材51qが見えてしまうことを防止できる。
さらに、以上に説明した構成は、図8(A)に示すように袖壁100を構成する場合や、図8(B)に示すように柱200(門柱、ポーチ柱)などの外壁材構造物を構成する場合に適用することができる。なお、図8(A)(B)では、パッキン材等の内部構造を一部省略した概略構造が示されている。
図9は、図8(A)の袖壁100の端部の部分拡大図であり、袖壁100において、躯体の一部を構成する縦枠2(スタッド)(柱体を構成する角材)の両側には、構造用合板3,3が付設され、構造用合板3,3の表面に透湿防水シート5が貼設される。
構造用合板3,3は縦枠2を挟んで平行に配置され、構造用合板3,3の外側に外壁材11,11’が配設される。外壁材11,11’の上縁部は、それぞれ固定金具41,42を介して構造用合板3,3に対して固定される。
固定金具41,42は、外壁材11,11’と透湿防水シート5の間に間隔を形成することで、外壁材11,11’の裏側に通気層8を形成する。
外壁材11,11’の側端部12,12’は、縦枠2の位置より一側方向に突出され、側端部12,12’の両端部の間の開口を塞ぐように外壁材21が配設される。外壁材21は、固定金具43を介して縦枠2に固定される。
外壁材11の側端部12と、外壁材21の一方の側端部22(図において右側の側端部)は、互いに隣接して配置され、接合角部6Aが構成される。側端部12,22の裏面側には、それぞれ裏合決部13,23が形成されており、裏合決部13,23が互いに対向して配置され、平面視において略矩形の縦溝空間30が形成される。
接合角部6Aにおいて、外壁材11,21の裏側には、外壁材11,21を接合する出隅接合部材50(出隅ジョイナー)が配設される。出隅接合部材50の構造は、図3に示すものと同様の構造を有してなるものである。
出隅接合部材50は、スペーサー32を介して構造用合板3や縦枠2に留め付けられ、出隅接合部材50にて、外壁材11,21の側端部12,22の位置決めや、外壁材の裏側への水の浸入の防止や、排水が行われる。
また、接合角部6Aにおいて、出隅接合部材50の一部を構成する縦片部51eが、一方の外壁材11の裏合決部13と、他方の外壁材21の裏合決部23の間の縦溝空間30内に配設される。
この接合角部6Aの構成は、もう一方の外壁材11’と外壁材12の接合角部分6Bにおいても同様に実現される。
そして、接合角部6A,6Bにおいても、上述した出隅部と同様の構成が実現される。即ち、図4(A)(B)に示されるように、各外壁材11,21の側端部12,21には、それぞれ裏合決部13,23が形成され、裏合決部13,23は、平面視において外壁材の厚み方向の縦面を構成する見込み面部13d,23dと、平面視において見込み面部13d,23dと直交する縦面を構成する裏面部13e,23eと、を有し、裏面部13e,23eの幅寸法Weは、見込み面部13d,23dの幅寸法Wdよりも小さく構成され、一方の外壁材11の側端部12の側端面12mは、他方の外壁材21の裏面部23eに対向するように配置され、側端面12mと他方の外壁材21の裏面部23eの間には、角部隙間53が形成される、構成が実現されることとする。
これにより、地震発生時には、一方の外壁材11の見込み面部13dが他方の外壁材21の裏面21aに突き当たるため、一方の外壁材11の側端部12の側端面12mが外壁材21に突き当たることがなく、肉厚が薄い側端部12について損傷の発生を防止できる。
そして、以上の構成により、次の構成が実現される。
即ち、図8(A)及び図9に示すように、外壁材を用いて構成される袖壁100(外壁材構造物)において、
少なくとも三枚の外壁材を有し、
一つの外壁材21と、一つの外壁材21の一端と直交して接合される外壁材11と、の間で構成される接合角部6Aと、
一つの外壁材21と、一つの外壁材21の他端と直交して接合される外壁材11’と、の間で構成される接合角部6Bと、
において、本発明の出隅部の構造が構成されるものとしている。
また、図8(B)に示すように、外壁材を用いて構成される門柱などの柱200(外壁材構造物)において、
少なくとも三枚の外壁材を有し、
一つの外壁材21と、一つの外壁材21の一端と直交して接合される外壁材11と、の間で構成される接合角部6Aと、
一つの外壁材21と、一つの外壁材21の他端と直交して接合される外壁材11’と、の間で構成される接合角部6Bと、
において、本発明の出隅部の構造が構成されるものとしている。
なお、この柱200では、合計4枚の外壁材を平面視で方形状をなす様に配置することで、合計4箇所に接合角部6A〜6Dが現れることになる。
以上のように、本発明は、2枚の外壁材を直交配置してなる出隅部のみならず、外壁材を用いて構成される袖壁や柱(門柱、ポーチ柱)などの外壁材構造物についても幅広く適用することができる。
そして、この構造によれば、例えば、図8(A)の構成であれば、二つの外壁材11,11‘の間の空間を蓋をするように外壁材21を施工することが可能であり、これにより、躯体の一部を構成する縦枠2や、外壁材11,11‘の施工の精度が悪く、これらの他の部材に施工のやり直しが必要になる場合があっても、柔軟に対応することができる。つまり、外壁材21のみの取り付け、取り外しが可能な構成であるため、施工性に優れた構成が実現できる。
また、例えば、図8(A)の構成であれば、袖壁端部において特に目立ちやすい外壁材21に縦目地が存在せず、袖壁100の正面に縦目地の存在しない意匠性の高い納まりが実現できる。このように、外壁材21は、袖壁100の正面を構成するための袖壁用サイディング(袖壁用外壁材)として好適に適用することができる。
また、図8(A)(B)の構成において使用する出隅接合部材50について、例えば、肉厚を厚くするなどして出隅接合部材50の剛性を向上させることで、図6及び図7に示す横ずれ防止金具62の機能を、出隅接合部材50にて担保させることが可能となる。
即ち、図4(A)に示すように、出隅接合部材50の縦片部51eを裏合決部23の見込み面部23dに当接させることで、外壁材21の矢印X2軸方向の横ずれを防止するものである。
このように、出隅接合部材50(縦片部51e)の剛性を向上させることにより、出隅接合部材50によって外壁材21の横ずれ防止をすることは、図1、図2に示す出隅部の構造においても同様に適用することができる。即ち、図1において、横ずれ防止金具62の使用を省略し、出隅接合部材50によって外壁材21の横ずれ防止を図るものである。なお、剛性を向上した出隅接合部材50(縦片部51e)と、横ずれ防止金具62を併用することも当然に可能である。
本発明の構成は、窯業サイディングなどの板状の外壁材を用いる場合において、出隅部を構成する場合に広く適用することができる。
1 出隅部
1A 出隅部
11 外壁材
12 側端部
12 側端部
12m 側端面
13 裏合決部
13d 見込み面部
13e 裏面部
21 外壁材
22 側端部
23 裏合決部
23e 裏面部
50 出隅接合部材
51e 縦片部
51q パッキン材
Wd 幅寸法
We 幅寸法

Claims (5)

  1. 外壁材の側端部同士を接合してなる外壁の出隅部の構造であって、
    前記各外壁材の側端部には、それぞれ裏合決部が形成され、
    前記裏合決部は、
    前記外壁材の厚み方向の縦面を構成する見込み面部と、
    前記見込み面部と直交する縦面を構成する裏面部と、を有し、
    一方の外壁材の裏面部の幅寸法は、他方の外壁材の見込み面部の幅寸法よりも小さく構成され、
    一方の外壁材の前記側端部の側端面は、他方の外壁材の前記裏面部に対向するように配置され、
    前記側端面と前記他方の外壁材の前記裏面部の間には、角部隙間が形成され、
    前記一方の外壁材の裏合決部と、前記他方の外壁材の裏合決部の間には、
    両外壁材の室内側に配置される出隅接合部材の第一の縦片部であって
    前記一方の外壁材の裏合決部の裏面部、及び、前記他方の外壁材の裏合決部の見込み面部に対向する前記第一の縦片部が配設され、
    前記出隅接合部材の第一の縦片部は、
    前記他方の外壁材の裏合決部の裏面に当接するように配置され、
    前記出隅接合部材の第二の縦片部であって前記一方の外壁材の裏面に対向する第二の縦片部と、前記外壁材の裏面と、の間には、
    第二のパッキン材が配設される、
    外壁の出隅部の構造。
  2. 前記第一の縦片部と、前記一方の外壁材の裏合決部の裏面部の間には、
    第一のパッキン材が配設される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外壁の出隅部の構造。
  3. 前記第一のパッキン材は、
    前記角部隙間よりも、前記一方の外壁材の裏合決部の前記見込み面部側に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の外壁の出隅部の構造。
  4. 前記出隅接合部材には、前記一方の外壁材の裏合決部の見込み面部に対向する他の第三の縦片部が更に設けられ、前記第三の縦片部と前記一方の外壁材の裏合決部の見込み面部の間に第三のパッキン材が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の外壁の出隅部の構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の外壁の出隅部の構造を有する外壁材構造物であって、
    少なくとも三枚の外壁材を有し、
    一つの外壁材と、前記一つの外壁材の一端と直交して接合される外壁材と、の間で構成される接合角部と、
    一つの外壁材と、前記一つの外壁材の他端と直交して接合される外壁材と、の間で構成される接合角部と、
    において、
    それぞれ、前記外壁の出隅部の構造が構成される、外壁材構造物。
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