JP6533007B2 - 荷重検知センサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、荷重検知センサユニットに関し、着座等を適切に検出する場合に好適なものである。
車両における安全システムの一つとして、乗車時にシートベルトが非着用であることを警告するアラームシステムが実用化されている。このアラームシステムでは、人の着座が感知されている状態でシートベルトの着用が非感知となる場合に、警告が発せられる。この人の着座を感知する装置として、着座による荷重を検知する着座検知装置が用いられる場合がある。
着座検知装置として、開口が形成されたスペーサが一対の樹脂製のフィルム間に配置され、それぞれのフィルム上に形成された電極が、スペーサの開口内において互いに所定の間隔をあけて対向する構成の荷重検知センサが用いられたものが知られている。しかし、樹脂製のフィルムは、一般的に、温度が上昇すると強度が低下して弱い力で撓んでしまう傾向がある。従って、炎天下の自動車の車内の様に高温になる環境に置かれると、上記の様に樹脂製のフィルムの強度が低下する場合がある。この場合、通常の人の荷重よりも軽い荷重が座席装置にかかる場合においても、着座として誤検出してしまう虞がある。
下記特許文献1には、上記のような誤検出を抑制することができる着座検知装置が記載されている。この着座検知装置に用いられる荷重検知センサでは、一対の樹脂製のフィルム間に開口がされたスペーサが配置され、それぞれのフィルム上に形成された電極が、スペーサの開口内において互いに所定の間隔をあけて対向し、一方のフィルムにおけるスペーサ側と反対側の面に上記開口を覆って金属板が配置されている。
この着座検知装置によれば、金属板が弾性を有し、当該弾性が温度によりさほど変化しないため、当該金属板により、着座検知時のフィルムの撓みかたが、温度により変化することが抑制される。従って、上記荷重検知センサによれば、着座を検出する荷重が温度により変化することを抑制することができる。
特許第05324548号公報
しかし、上記のような金属板が設けられる場合、金属板が設けられない場合と比べてフィルムが撓みづらく、荷重検知ユニットがオンしづらくなり、着座を検出しにくくなるとう懸念がある。このため、着座等を適切に検出することができつつ着座等の誤検出することが抑制された着座等の検知装置に用いることができる荷重を検知する装置が求められている。
そこで、本発明は、着座等を適切に検出することができつつ着座等の誤検出を抑制することができる荷重検知センサユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、シートクッション下に配置される荷重検知センサユニットであって、所定の間隔を介して互いに対向する一対の電極と、前記一対の電極のうち前記シートクッションと反対側の一方の電極の少なくとも一部を前記シートクッションと反対側から覆う金属板とを有する荷重検知センサと、前記金属板の前記一方の電極と重なる部位を前記シートクッションと反対側から押圧する前記シートクッションよりも硬質な押圧部と、を備え、前記一対の電極は、前記荷重検知センサが前記押圧部に押圧されることによる前記金属板の撓みにより互いに接触することを特徴とするものである。
この荷重検知センサユニットでは、シートクッション上に人が着座等する際にシートクッションにより荷重検知センサが押圧されて下方に移動することにより、金属板が押圧部で押圧される。この金属板の押圧で金属板が撓み、シートクッション側と反対側に位置する一方の電極が当該金属板の撓みで押されて、他方の電極と接触してスイッチがオンとされる。こうして着座等が検知される。ところで金属は、温度が変化する場合においても上記のように可撓性が然程変化しない。従って、荷重検知センサユニットの周りの環境温度が変化する場合であっても、押圧部で押圧される金属板の撓み方は然程変化しない。従って、この荷重検知センサユニットによれば、環境温度が変化する場合であっても、着座等の誤検出を抑制することができる。また、この荷重検知センサユニットでは、シートクッションよりも硬質な押圧部が金属板の一部を押圧するため、金属板を適切に撓ませることができ、着座等を適切に検出することができる。また、金属は樹脂と比べるとクリープが生じにくいため、押圧部で一部が押圧されても金属板に押し癖がつきづらい。さらに、押圧部がシートクッションと反対側にあることで、押圧部によってシートクッションにクリープが生じることを抑制でき、シートクッションに押し癖がつきづらい。また、押圧部が荷重検知センサとシートクッションとの間に配置される場合、押圧部がふらつき荷重検知センサとシートクッションの相対的位置関係がずれる可能性があるが、押圧部がシートクッションと反対側に位置することで、荷重検知センサとシートクッションの相対的位置関係がずれることを抑制することができる。従って、本発明の荷重検知センサユニットによれば、着座等を適切に検出することができつつ、押し癖等による着座等の誤検出を抑制することができる。なお、座席における着座以外の検出として、例えば、ベッドのマットレスといったシートクッション下に本発明の荷重検知センサユニットが配置され、ベッド上の人の有無を検出することができる。
また、前記一対の電極における他方の電極を前記シートクッション側から覆い、前記シートクッションよりも硬質な板状の被覆部材を更に備えることが好ましい。
シートクッションよりも硬質な板状の被覆部材を介して、シートクッションから受ける押圧力が荷重検知センサに伝えられることで、一対の電極が金属板と被覆部材とで挟まれた状態で、押圧部が金属板を押圧する。従って、シートクッションが直接荷重検知センサを押圧する場合と比べて、シートクッションから受ける押圧力を適切に押圧部に伝えることができる。
前記被覆部材は前記金属板の面積よりも大きな面積を有することが好ましい。
被覆部材が金属板よりも大きな面積を有することで、シートクッションからの押圧力をより広い範囲で受けることができる。従って、シートクッションから受ける押圧力をより適切に押圧部に伝えることができる。
また、前記被覆部材は可撓性を有することが好ましい。
被覆部材が可撓性を有することで、被覆部材が金属板と共に撓みつつ、金属板の押圧部から押圧される部位がより撓む。このため、一対の電極が全体的に撓ませられながら、さらに押圧部側の一方の電極が金属板により押圧されて他方の電極よりも撓んでオンとなる。この場合、他方の電極が撓まない場合と比べて、一方の電極の撓み量を小さくすることができ、耐久性を向上させることができる。
また、前記荷重検知センサが載置される載置部材を更に備え、前記押圧部は前記載置部材に固定されることが好ましい。
押圧部が載置部材に固定されることで、押圧部が荷重検知センサとシートクッションとの間に配置される場合よりも押圧部がふらつかず安定し、押圧部がより適切に金属板を押圧することができる。なお、押圧部が載置部材に固定される例としては、押圧部が載置部材に接着されたり、押圧部が載置部材と一体成型されたりすることを挙げることができる。
また、前記荷重検知センサは、開口が形成されたシート状のスペーサと、前記スペーサの両面に設けられる樹脂製の一対の絶縁シートとを更に有し、前記一対の電極は、前記絶縁シートの前記スペーサ側の面に設けられ、前記開口を介して互いに対向し、前記一対の絶縁シートのうち前記金属板側の絶縁シートにおける前記一方の電極と重なる部位の少なくとも一部は、前記金属板に接着されていることが好ましい。
上記のように樹脂は温度が上昇すると強度が低下して弱い力で撓んでしまい、また、一度撓むと元の状態に戻りにくくなる傾向がある。しかし、金属板と絶縁シートにおける一方の電極と重なる部位の少なくとも一部とが接着されることで、撓んだ絶縁シートを金属板が元の状態に引き戻すことができる。従って、より適切に押し癖を抑制することができ、着座の誤検出を抑制することができる。
また、前記金属板の前記一方の電極と重なる部位は、前記載置部材と非接着とされることが好ましい。
上記のように金属板の一方の電極と重なる部位は押圧部で押圧される部分を含む部位である。従って、当該部位が載置部材と非接着されることで、斜め方向から荷重検知センサが押圧部に押圧される場合であっても、金属板がそれに追従して斜めとされ、金属板を適切に撓ませて、荷重検知センサを適切にオンとすることができる。
以上のように本発明によれば、着座等を適切に検出することができつつ着座等の誤検出を抑制することができる荷重検知センサユニットが提供される。
本発明の第1実施形態にかかる荷重検知センサユニットの構成を示す分解図である。 図1の荷重検知センサユニットがSばねに取り付けられた様子を示す断面図である。 図1のカバーを示す図である。 図1の荷重検知センサの構成を示す分解図である。 荷重検知センサのオン状態における荷重検知センサユニットの様子を示す図である。 図5の状態におけるスイッチ近傍の拡大図である。 本発明の第2実施形態にかかる荷重検知センサユニットの構成を示す断面図である。
以下、本発明に係る荷重検知センサユニットの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解の容易のため、それぞれの図のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の荷重検知センサユニットの構成を示す分解図であり、図2は、荷重検知センサユニットが座席装置のSばねに取り付けられた様子を示す断面図である。なお、図2は、座席装置の左右方向に沿った面における荷重検知センサユニットの断面図である。図1、図2に示すように、荷重検知センサユニット1は、台座2と、カバー4及び荷重検知センサ5を主な構成として備える。
台座2は、荷重検知センサ5の少なくともスイッチを含む部位が載置される載置部21と、当該載置部21に連結される一対のフック部22とを有する。台座2は荷重検知センサ5が載置されるため、載置部21を有する載置部材と理解することができる。載置部21の上側の面は荷重検知センサ5が載置される載置面21Sとされる。また、載置部21には、載置面21Sから載置部21の下側の面(載置面21Sと反対側の面)まで貫通する概ね矩形の複数の貫通孔24が形成されている。この貫通孔24はカバー4の固定用の孔とされる。また、載置部21には、概ね円形の複数の貫通孔20Hが形成されている。この貫通孔20Hは、カバー4の載置面21Sに沿った方向への移動を規制する孔とされる。なお、台座2は、例えば、金属板を成形して成るものであり、この場合、板厚は例えば0.8mmとされる。
また、載置部21には、押圧部25が固定されている。こうして載置部材としての台座2は押圧部を有する。本実施形態では、押圧部25は、概ね円柱状の形状とされ、シートクッションSCよりも硬質とされる。載置面21Sに押圧部25が固定されると、押圧部25が載置面21Sに対して突状とされるため、図2に示すように、荷重検知センサ5が載置部21上に載置されると、押圧部25の先端が荷重検知センサ5と接触する。具体的には、押圧部25の先端が後述する荷重検知センサ5の金属板60と接触している。
一対のフック部22は、載置部21を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ設けられており、図2に示すように、車両の座席装置におけるフレームの開口に並べて張り渡される複数のSばね100のうち隣接する一対のSばね100にそれぞれ嵌め込まれる。従って、それぞれのフック部22は、台座2をSばね100に係止する係止部である。本実施形態では、一対のフック部22は座席装置の横方向に並び、当該横方向に隣接する一対のSばね100に嵌め込まれるように形成される。また、一対のフック部22がこのように隣接する一対のSばね100に嵌め込まれた状態で、載置部21は複数のSばね100上に載置されるシートクッションSCの下方に位置し、さらに、複数のSばねを上方から見る場合に載置部21は当該一対のSばね100の間に配置される。上記のように一対のフック部22が一対のSばね100に嵌め込まれた状態で、本実施形態では、載置面21Sは、それぞれのSばね100の下端部よりも下側に位置する。
図3は、カバー4を示す図である。カバー4は、載置部21上に載置された荷重検知センサ5の一部を覆う蓋部材であり、図2に示すシートクッションSCに押圧されることで荷重検知センサ5のスイッチを押圧する押圧部材である。カバー4は、概ね板状である頂壁45及び枠壁48を有する。頂壁45は概ね円形での板状部材である。また、カバー4の枠壁48は複数に分割されて、頂壁45の外周に接続されている。複数に分割されている枠壁48の各間において、先端にフックが形成されたフック片47が頂壁45に接続されている。それぞれのフック片47は、台座2に形成されている貫通孔24に嵌め込まれる構成とされる。それぞれのフック片47が貫通孔24に嵌め込まれることで、フック片47の先端に形成されたフックが台座2に引っ掛かり、カバー4が抜けることが抑制されている。
カバー4の頂壁45における、台座2に対向する下面45Lは概ね平面状とされる。また、カバー4の頂壁45には、下面45Lから突出する複数のリブ49が設けられている。これらのリブ49は、台座2に形成される複数の貫通孔20Hと重なる位置に形成されている。これらのリブ49は、カバー4が荷重検知センサ5の一部を覆い台座2のそれぞれの貫通孔24にそれぞれのフック片47が嵌め込まれた状態で、各貫通孔20Hに挿入される。このように、カバー4が台座2に取り付けられた状態で、カバー4の頂壁45の下面45Lは、荷重検知センサ5のスイッチを含む部位を含んだ領域と面接触している。
なお、本実施形態において、カバー4は、押圧部25と同様に、シートクッションSCよりも硬質な材料から形成されている。一般的にシートクッションSCは発泡されたウレタン樹脂からなるため、このようなカバー4の材料としては、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。また、上記の押圧部25は例えばカバー4と同様の材料とされる。
このように組み上げられた荷重検知センサユニット1が座席装置のシートクッションSCの下方に配置された状態で、カバー4の頂壁45における上面45Uは、シートクッションSCの下面と所定の距離を空けて対向する。この上面45Uは平面状とされる。上面45UはシートクッションSCにより押圧される面であり、荷重検知センサユニット1の受圧面と理解することができ、上面45Uの面積は押圧部25における荷重検知センサ5と接触する部分の面積よりも大きくされている。
次に本実施形態の荷重検知センサ5について説明する。
図4は、図1の荷重検知センサ5を示す分解図である。ただし、理解の容易のため、図1と図4とで見る方向を変えている。図1及び図4に示すように、本実施形態の荷重検知センサ5は、スイッチSWを有するスイッチシート50と、金属板60とを備える。
図1に示すように、本実施形態のスイッチシート50は、シート状のメンブレンスイッチとされる。スイッチシート50は、概ね矩形のメインブロック50mと、メインブロック50mに接続されメインブロック50mよりも幅の狭いテールブロック50tとを有する。メインブロック50mにはスイッチSWが設けられている。また、テールブロック50tには幅の広い羽根部50fが形成されている。また、メインブロック50mの各頂点付近には、貫通孔50Hが形成されている。
図4に示すように、本実施形態のスイッチシート50は、第1電極シート56とスペーサ58と第2電極シート57とを備える。
第1電極シート56は、第1絶縁シート56sと、第1電極56eと、第1端子56cとを主な構成として有する。
第1絶縁シート56sは、可撓性を有する絶縁性のシートとされ、スイッチシート50のメインブロック50mと同形状のメインブロック56mと、メインブロック56mに接続されスイッチシート50のテールブロック50tと概ね同形状のテールブロック56tとから成る。テールブロック56tの形状は、メインブロック56mと反対側の先端部位がテールブロック56tの他の部位よりも狭い幅となっている点において、スイッチシート50のテールブロック50tの形状と異なる。また、メインブロック56mには、スイッチシート50の貫通孔50Hと同様の位置に貫通孔56Hが形成されている。このような第1絶縁シート56sの材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)又はポリエチレンナフタレート(PEN)等の樹脂を挙げることができる。
第1電極56eは、メインブロック56mの概ね中央における一方の面上に設けられている。第1電極56eは、導体の層からなり、例えば略円形の金属印刷層とされる。第1端子56cは、導体の層からなり、例えば略四角形の金属層とされる。第1端子56cは、テールブロック56tの上記先端部位における第1電極56eが設けられている側の面上に設けられている。また、第1電極56eと第1端子56cとは第1配線56wを介して互いに電気的に接続されている。
第2電極シート57は、第2絶縁シート57sと、第2電極57eと、第2端子57cとを主な構成として有する。
第2絶縁シート57sは、第1絶縁シート56sと同様の絶縁性のシートとされる。本実施形態の場合、第2絶縁シート57sは、第1絶縁シート56sのメインブロック56mと同じ形状のメインブロック57mと、メインブロック57mに接続され第1絶縁シート56sのテールブロック56tと先端部位以外の形状が同じ形状のテールブロック57tとから成る。テールブロック57tの先端部位はテールブロック57tの他の部位よりも狭い幅とされており、第1絶縁シート56sと第2絶縁シート57sとを重ねたときに、第1絶縁シート56sのテールブロック56tにおける先端部位と第2絶縁シート57sのテールブロック57tにおける先端部位とが互いに重ならないようにされている。また、メインブロック57mには、第1絶縁シート56sと同様にして、スイッチシート50の貫通孔50Hと同様の位置に貫通孔57Hが形成されている。第2絶縁シート57sの材料としては、第1絶縁シート56sと同様に、PET、PI又はPEN等の樹脂を挙げることができ、第2絶縁シート57sの材料は、第1絶縁シート56sの材料と同じであっても異なっていても良い。
第2電極57eは、第1電極56eと同様の構成とされ、第2絶縁シート57sのメインブロック57mの概ね中央における一方の面上に設けられている。また、第2電極57eが設けられる位置は、第1電極シート56と第2電極シート57とを重ねたときに第1電極56eと重なる位置とされる。第2端子57cは、第1端子56cと同様の構成とされ、テールブロック57tの上記先端部位における第2電極57eが設けられている側の面上に設けられている。また、上記のように、第1絶縁シート56sと第2絶縁シート57sとを重ねるとき、それぞれの絶縁シートの先端部位が互いに重ならないため、第1端子56c及び第2端子57cは、第1絶縁シート56sと第2絶縁シート57sとの間に位置せずに露出する。また、第2電極57eと第2端子57cとは第2配線57wを介して互いに電気的に接続されている。
スペーサ58は、可撓性を有する絶縁性のシートとされ、メインブロック58mと、メインブロック58mに接続されるテールブロック58tとから成る。メインブロック58mは、外形が第1絶縁シート56s、第2絶縁シート57sのメインブロック56m,57mの外形と同様とされる。また、メインブロック58mには、中央に開口58cが形成されており、また、第1絶縁シート56s、第2絶縁シート57sと同様にして、スイッチシート50の貫通孔50Hと同様の位置に貫通孔58Hが形成されている。テールブロック58tは、第1絶縁シート56s、第2絶縁シート57sのテールブロック56t,57tにおける幅が狭い先端部位を除く形状とされる。
開口58cは、略円形の形状であり、第1電極56e及び第2電極57eの直径よりも直径が僅かに小さく形成されている。そして、開口58cは、スペーサ58を第1電極シート56及び第2電極シート57と重ね合わせて、スペーサ58を平面視する場合に、開口58cが第1電極56e及び第2電極57e周縁の内側に位置するように形成されている。さらにスペーサ58には、開口58c内の空間とスイッチシート50の外部の空間とを接続するスリット58bが形成されている。このスリット58bは、第1電極シート56、スペーサ58、第2電極シート57をそれぞれ重ねたときに、エアベントとされる。
スペーサ58の材料としては、第1絶縁シート56s及び第2絶縁シート57sと同様に、PET、PI又はPEN等の樹脂を挙げることができる。なお、スペーサ58の材料は、第1絶縁シート56s又は第2絶縁シート57sの材料と同じであっても異なっていても良い。また、スペーサ58の両面には、第1電極シート56及び第2電極シート57と接着されるための図示しない接着剤が塗布されている。
これらの第1電極シート56とスペーサ58と第2電極シート57とがこの順に貼着された状態で、第1電極シート56の第1電極56e、第1配線56w、及び、第2電極シート57の第2電極57e、第2配線57wは、第1絶縁シート56sと第2絶縁シート57sとの間に位置する。そして、第1電極56eと第2電極57eとが開口58cを介して対向してスイッチSWを構成する。なお、押圧部25の高さは、互いに対向する第1電極56eと第2電極57eとの間の距離よりも大きくされる。この押圧部25の高さとは、第1電極56eと第2電極57eとが対向する方向における押圧部25の長さである。また、第1電極シート56とスペーサ58と第2電極シート57とが重ねられた状態で、それぞれの貫通孔56H,57H,58Hが互いに重なり、スイッチシート50の貫通孔50Hとなる。
また、スイッチシート50の第1端子56c及び第2端子57cには、不図示の制御装置に接続される信号ケーブル19がそれぞれ接続されている。第1端子56c及び第2端子57cとそれぞれの信号ケーブル19とは導電性ペーストやはんだ付け等により接続される。信号ケーブル19が接続された第1端子56c及び第2端子57cを含むスイッチシート50のテールブロック50tの端部は、図1に示すように、端子封止樹脂18により覆われている。この端子封止樹脂18は、例えば、ホットメルトや光硬化樹脂等から成る。こうして、それぞれの信号ケーブル19がそれぞれの第1端子56c及び第2端子57cから外れることが抑制されると共に、第1端子56c及び第2端子57cが導電性の塵埃等により短絡することが抑制されている。
また、金属板60は、可撓性を有する金属の板材から成る。金属板60の材料としては、導電性を有する金属である限り特に限定するものではないが、例えば銅やステンレスなどが挙げられる。金属板60は、スイッチシート50のメインブロック50mと概ね同じ形状とされ、スイッチシート50の貫通孔50Hと同様の位置に貫通孔60Hが形成されている。従って、スイッチシート50と金属板60とを重ねたときに、スイッチシート50の貫通孔50Hと金属板60の貫通孔60Hとが互いに重なる。また、スイッチシート50と金属板60とを重ねたときに、金属板60は、スイッチシート50のスイッチSWを覆う。具体的には、図1、図2、図4から明らかなように、金属板60は、第2絶縁シート57sのスペーサ58とは反対側(シートクッションSC側と反対側)に設けられ、第1電極56e、第2電極57eのうち台座2側に位置する第2電極57eを台座2側から覆っている。なお、本実施形態では、金属板60と第2絶縁シート57s(スイッチシート50)とは互いに接着されている。具体的には、第2絶縁シート57sにおける第2電極と重なる部位の少なくとも一部が金属板60に接着されている。例えば、金属板60全体が第2絶縁シート57sに接着される構成とされても良く、金属板60のうち第2電極57eと重なる部分が接着され第2電極57eと重ならない部分が接着されない構成とされても良く、金属板60のうち第2電極57eの中心と重なる部分のみが接着される構成とされても良い。
以上の構成の荷重検知センサ5は、上記のように、台座2の載置部21上に配置される。具体的には、金属板60及びスイッチSWを有するスイッチシート50のメインブロック50mが載置部21上に位置し、押圧部25の先端は金属板60のスイッチSWと重なる領域に接触する。本実施形態では、押圧部25が金属板60と接触する面積は、スイッチSWの第2電極57eの面積よりも小さく、さらに、スペーサ58の開口58cの面積よりも小さい。このため、押圧部25及びスイッチシート50をスイッチシート50の面方向に垂直な方向から見る場合に、押圧部25が金属板60に接触する領域は、第2電極57e及び開口58cの外周内に位置する。この状態で、スイッチシート50のテールブロック50t、端子封止樹脂18、一対の信号ケーブル19は、台座2から導出される。なお、本実施形態では、金属板60と台座2とは非接着とされる。
この状態で、カバー4が荷重検知センサ5のスイッチSWを含むメインブロック50mを覆い、それぞれの貫通孔24にそれぞれのフック片47が嵌め込まれた状態で、それぞれのリブ49は、金属板60の各貫通孔60H及びスイッチシート50の各貫通孔50Hに挿入されて、台座2の各貫通孔20Hに挿入される。こうして、荷重検知センサユニット1は組み立てられる。なお、カバー4の頂壁45はスイッチSWを覆う被覆部材と理解でき、リブ49は、金属板60の面方向における台座2と金属板60との相対的な移動を規制する移動規制部材と理解することもできる。上記のようにカバー4が荷重検知センサ5のメインブロック50mを覆うため、カバー4の頂壁45の上面45Uの面積は、第1電極56e、第2電極57eの面積よりも大きく、さらに金属板60の面積よりも大きい。
このように荷重検知センサユニット1は組み立てられた状態で、カバー4の頂壁45の下面45Lは、荷重検知センサ5のメインブロック50m全体と接触する。この頂壁45がスイッチシート50と接触する面積は、押圧部25が金属板60と接触する面積よりも大きく、スイッチSWの第1電極56eの面積よりも大きい。
次に、本実施形態の荷重検知センサユニット1による着座の検出について説明する。
図5は、荷重検知センサ5のオン状態における荷重検知センサユニット1の様子を示す図であり、図6は、図5の状態におけるスイッチSW近傍の拡大図である。座席装置等に人が着座すると、人の荷重によりシートクッションSCの下面が下方に移動し、シートクッションSCの下面は、カバー4の上面45Uに接触して、上面45Uの全面を押圧する。そして、さらにシートクッションSCの下面が下方に移動すると、上面45Uで受けるシートクッションSCからの押圧力が押圧部25に集中し、金属板60の撓みにより、第2絶縁シート57sも撓み、その結果、第2電極57eは第1電極56eに接触して、荷重検知センサ5のスイッチSWはオン状態となる。このとき上記のように、押圧部25の高さが第1電極56eと第2電極57eとの間の距離よりも大きくされるため、本実施形態では、荷重検知センサ5のスイッチSWがオンし易い構成とされる。
またこのとき、図5、図6に示すように、カバー4が可撓性を有し撓むことが好ましい。カバー4が撓むことで、第2電極シート57の撓みのみで第1電極56eと第2電極57eとが接触するのではなく、第2電極シート57と共にカバー4と面接触する第1電極シート56も撓んで第1電極56eと第2電極57eとが接触する。このため、第1電極56eと第2電極57eとが接触し易くなり、また、第2電極57eに応力が集中することを抑制することができ、荷重検知センサ5の耐久性を向上させ得る。
こうして、荷重検知センサ5のスイッチSWがオンとなることで、信号ケーブル19に接続される図示せぬ車両用制御ユニットにより着座が検出される。なお、本実施形態では、上面45Uの面積が第1電極56e、第2電極57eの面積よりも大きいため、シートクッションSCにおけるスイッチSWの直上以外から伝達する押圧力を上面45Uで受けて伝えることができる。このため、より大きな押圧力を受けることができ、適切に押圧部25に押圧力を集中させることができ、より適切に金属板60を撓ませることができる。
そして、人が離席すると、シートクッションSCの下面が上昇して、第1電極56eと第2電極57eとが、離間してスイッチSWがオフとなる。このとき、荷重検知センサ5の周囲の温度が高いと、第2電極57eの第2絶縁シート57sに押し癖がつきやすい傾向にある。しかし、本実施形態では、第2電極シート57と金属板60とが接着されているため、金属板60が元の形状に戻ろうとする力により、第2絶縁シート57sも金属板60と共に元の形状に戻る。従って、第2電極シート57に押し癖が形成されることが抑制される。
以上説明したように本実施形態の荷重検知センサユニット1では、金属板60が押圧部25で押圧され、金属板60が撓んで、金属板60側の一方の電極である第2電極57eが当該金属板60に押されて他方の電極である第1電極56eと接触し、スイッチSWがオンとされる。ところで、金属は、温度が変化する場合においても可撓性が然程変化しない。従って、荷重検知センサユニット1の周りの環境温度が変化する場合であっても、押圧部25で押圧される金属板60の撓み方は然程変化しない。従って、この荷重検知センサユニット1によれば、環境温度が変化する場合であっても、着座の誤検出を抑制することができる。また、この荷重検知センサユニット1では、シートクッションSCよりも硬質な押圧部25が金属板60の一部を押圧するため、金属板60を適切に撓ませることができ、着座を適切に検出することができる。また、金属は樹脂と比べるとクリープが生じにくいため、押圧部25で一部が押圧されても金属板60に押し癖がつきづらい。従って、本発明の荷重検知センサユニット1によれば、着座を適切に検出することができつつ、押し癖等による着座の誤検出を抑制することができる。
また、本実施形態では、押圧部25がシートクッションSCと反対側に位置することで、押圧部25によってシートクッションSCにクリープが生じることを抑制でき、シートクッションSCに押し癖がつきづらい。また、押圧部25が荷重検知センサ5とシートクッションSCとの間に配置される場合、押圧部25がふらつき荷重検知センサ5とシートクッションSCとの相対的位置関係がずれる可能性があるが、押圧部25がシートクッションSCと反対側にあることで、荷重検知センサ5とシートクッションSCとの相対的位置関係がずれることを抑制することができる。
また、本実施形態では、載置部材である台座2が押圧部25を有することで、押圧部25が荷重検知センサ5とシートクッションSCとの間に配置される場合よりも、押圧部25がふらつかず安定する。
また、本実施形態では、上記のように押圧部25の先端は、シートクッションSCにカバー4の上面45Uが押圧されていない状態において金属板60に接触し、さらにカバー4の下面45Lが荷重検知センサ5に金属板60側と反対側(シートクッションSC側)から接触している。従って、シートクッションSCが押圧部材であるカバー4を押圧することにより、速やかに押圧部25が金属板60を押圧することができ、迅速に着座を検出することができる。
また、本実施形態では、シートクッションSCよりも硬質な板状の被覆部材であるカバー4の被覆部材である頂壁45を介して、シートクッションSCから受ける押圧力が荷重検知センサ5に伝えられ、第1電極56eと第2電極57eとが金属板60とカバー4とで挟まれた状態で、押圧部25が金属板60を押圧する。従って、シートクッションSCが直接荷重検知センサ5を押圧する場合と比べて、シートクッションSCから受ける押圧力を適切に押圧部25に伝えることができ、より適切に着座の検知をすることができる。
また、上記のように被覆部材である頂壁45を含むカバー4が可撓性を有するため、カバー4が金属板60と共に撓みつつ、金属板60の押圧部から押圧される部位がより撓む。このため、第1電極56eと第2電極57eが全体的に撓みながら、さらに押圧部25側の第2電極57eが金属板60により押圧されて第1電極56eよりも撓んでオンとなる。このため、第1電極56eが撓まない場合と比べて、第2電極57eの撓み量を小さくすることができ、耐久性を向上させることができる。
更に、本実施形態では、上記のように、カバー4の被覆部材である頂壁45の上面45Uの面積は押圧部25における荷重検知センサ5と接触する部分の面積よりも大きくされているため、シートクッションSCからの押圧力を押圧部25に集中させることができる。さらに、本実施形態では、上記のように、カバー4の上面45Uの面積は、第1電極56e、第2電極57eの面積よりも大きく、さらに金属板60の面積よりも大きくされている。このため、シートクッションSCからの押圧力をより広い範囲で受けることができ、当該押圧力をより適切に押圧部25に伝えることができる。
また、本実施形態では、金属板60と載置部材である台座2とが非接着とされた。従って、金属板60が撓む際に金属板60の押圧部25を囲む領域が台座2に対して動くことができ、金属板60を適切に撓ませ、荷重検知センサ5を適切にオンとすることができる。なお、本実施形態では、金属板60と載置部材である台座2とが非接着とされたが、例えば金属板60の縁が台座2に接着されて、金属板60の第1電極56eと重なる部位は、載置部材である台座2と非接着とされても良い。金属板60の第1電極56eと重なる部位は押圧部25で押圧される部分を含む部位である。従って、この部位が台座2と非接着されることで、斜め方向から荷重検知センサ5が押圧部25に押圧される場合であっても、金属板60がそれに追従して斜めとされ、金属板60を適切に撓ませて、荷重検知センサ5を適切にオンとすることができる。
また、上記実施形態では、荷重検知センサ5において金属板60側の第2絶縁シート57sは、金属板60に接着されているため、上記のように、環境温度が高い場合に、第2絶縁シート57sの撓みが元の状態に戻りにくい場合に、第2絶縁シート57sを金属板60が元の状態に引き戻すことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図7は、本実施形態にかかる荷重検知センサユニットの構成を示す断面図である。図7に示すように、本実施形態の荷重検知センサユニット1aは、台座2を有しておらず、また、フェルトシート3を備え、カバー4の代わりに被覆部材である金属性のカバー42を備える点において、第1実施形態の荷重検知センサユニット1と異なる。
フェルトシート3は、例えば、樹脂や木綿等の繊維から成る不織布とされる。このフェルトシート3上に押圧部25が接着等により固定されている。更にフェルトシート3は、金属板60のスイッチシート50側と反対側に配置されている。この状態で、押圧部25の先端は、第1実施形態と同様に、金属板60のスイッチSWと重なる領域に接触している。なお、本実施形態では、金属板60とフェルトシート3とは接着されていても、接着されていなくても良い。また、押圧部25は、フェルトシート3ではなく、金属板60に固定されていても良い。
また、スイッチシート50のメインブロック50mにおける金属板60側と反対側にはカバー42が配置されており、カバー42はメインブロック50mと接着されている。このカバー42は、スイッチSWを覆う被覆部材と理解できる。本実施形態では、カバー42は金属板60と同じ構成とされ、可撓性を有している。
この荷重検知センサユニット1aは、複数の固定具31によりシートクッションSCに固定されている。本実施形態では、固定具31はリベットとされ、固定具31は、フェルトシート3、荷重検知センサ5及びカバー42をそれぞれ貫通して、シートクッションSCに挿入されると共に接着材等により、シートクッションSCに固定されている。こうして、フェルトシート3上の押圧部25は、シートクッションSCの下方に固定される。この状態において、図7に示すように、カバー42の荷重検知センサ5側と反対側である上面はシートクッションSCの下面に面接触している。
この様に荷重検知センサユニット1aが下面に固定されたシートクッションSCは、例えば、車体のフレーム上に配置される。
このように配置されたシートクッションSCに人が着座すると、人の荷重によりシートクッションSCの下面はカバー42の上面の全面を押圧する。そして、さらにシートクッションSCの下面が下方に移動すると、カバー42で受けるシートクッションSCからの押圧力が押圧部25に集中し、第1実施形態と同様にして、金属板60の撓みにより第2絶縁シート57sも撓み、第2電極57eは第1電極56eに接触して、荷重検知センサ5のスイッチSWはオン状態となる。
このとき、カバー42が可撓性を有しているため、カバー42は撓むことが出来る。カバー42が撓むことで、第1実施形態でカバー4が撓む場合と同様にして、第1電極56eと第2電極57eとが接触し易くなり、また、第2電極57eに応力が集中することを抑制することができ、荷重検知センサ5の耐久性を向上させ得る。
本実施形態の荷重検知センサユニット1aによれば、フェルトシート3が荷重検知センサ5の下方に配置され、荷重検知センサ5は、衝撃を吸収することができるフェルトシート3とシートクッションSCとの間に位置するため、荷重検知センサ5が他の部材に当たることによる異音が発生することを抑制することができる。
なお本実施形態では、カバー42が金属板60と同様の構成とされたが、カバー42は金属板60と異なる構成であってもよく、カバー42の代わりに樹脂製のカバーが用いられても良い。
また、本実施形態では、荷重検知センサユニット1aがシートクッションSCの下面に固定されており、荷重検知センサ5を載置する載置台を設ける必要がないため、車体のフレームに凹凸があり、当該フレームが載置台として機能しづらい場合や、荷重検知センサユニット1aの厚さを薄くする必要があり、別途載置台を設けることが困難な場合等の状況において、特に有用である。なお、荷重検知センサユニット1aは、荷重が加わっていない状態において、車体のフレームと接触していても良いし、車体のフレームとの間に空間を有し車両のフレームと非接触とされても良い。ただし、シートクッションSCに荷重が加わった際には、荷重検知センサユニット1aと車体のフレームとは接触することが、スイッチSWをオンし易くする観点から好ましく、この場合、フェルトシート3における押圧部25の直下の部位が車体のフレームと接触することが、スイッチSWをよりオンし易くする観点から好ましい。なお、荷重検知センサユニット1aが、車体のフレームに接触して車体のフレームに保持される場合には、車体フレームを載置台と理解することが出来る。
以上、本発明の荷重検知センサユニットについて、第1、第2実施形態を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、押圧部25は、台座2に接着により固定されるものとした。しかし、押圧部25が台座2と一体形成されていても良い。この場合、台座2を構成する金属板に対してプレス等の加工を施し押圧部25を形成しても良い。また、第1、第2実施形態において、押圧部25は概ね円柱状の形状とされたが、押圧部25の形状は特に限定されず、例えば、押圧部25の金属板60側の先端が凸状の曲面形状とされても良い。また、上記実施形態では、押圧部25の高さが第1電極56eと第2電極57eとの間の距離よりも大きくされたが、押圧部25の高さは第1電極56eと第2電極57eとの間の距離以下であっても良い。なお、押圧部25の高さは、スイッチシート50の厚さよりも大きくされても良く、荷重検知センサ5の厚さよりも大きくされても良い。
また、上記第1、第2実施形態では、金属板60と第2電極57eとが別体とされた。しかし、第2絶縁シート57sが省略され、第2電極57eと金属板60とが一体とされても良い。この場合、第2電極57eは、台座2側から金属板60で覆われ、上記のように金属板60と一体とされていると理解できる。つまり、金属板60と同じ材料又は異なる材料の金属層が、第2電極57eとして、金属板60における第1電極56eと対向する部位に配置されていると理解することができる。この場合、第1絶縁シート56sが、可撓性を有しない基板から構成されていても良い。
また、上記第1、第2実施形態では、シートクッションSCよりも硬質な板状の被覆部材としてのカバー4,42が、一対の電極における第1電極56eを第2電極57eと反対側から覆った。しかし、カバー4,42は必須の構成ではない。ただし、荷重検知センサユニット1がカバー4,42を備えることで、より適切にシートクッションSCからの押圧力を伝達することができる。特に、上記実施形態のようにカバー4,42が可撓性を有することが好ましいが、カバー4,42は可撓性を有しなくても良い。
また、上記第1実施形態では、金属板60は台座2と非接着とされたが、金属板60と台座2とが接着されても良い。
なお、上記第1実施形態では、リブ49により、スイッチシート50と金属板60との面方向おける相対的な移動や、金属板60とカバー4との相対的な移動が規制された。しかし、リブ49は必須では無い。この場合、例えば、台座2に枠が形成され、当該枠により、スイッチシート50及び金属板60の面方向における移動が規制され、それにより、金属板60とスイッチシート50との面方向における相対的な移動を規制するものとしても良く、また、フック片47により金属板60とカバー4との相対的な移動が規制されても良い。
また、上記第1、第2実施形態では、金属板60とスイッチシート50(第2絶縁シート57s)とが接着されたが、金属板60とスイッチシート50とが非接着とされても良い。金属板60と第2絶縁シート57sとが互いに非接着とされても、スイッチシート50と金属板60の相対的な位置ずれがリブ49により抑制される。従って、リブ49は、スイッチシート50と金属板60との面方向おける相対的な移動を規制する移動規制部材と理解することができる。
また、本発明の荷重検知センサユニットは、シートクッションSC下において荷重を検知すべき場所に設けられる限り利用可能性がある。上記実施形態では車両の座席のシートクッションSC下に配置され、人の着座を検出したが、例えば、荷重検知センサユニットは、介護用ベッド等のシートクッション下に配置され、ベッド等の上の人の存在の有無を検出してもよい。
以上のように、本発明によれば、着座等を適切に検出することができつつ着座等の誤検出を抑制することができる荷重検知センサユニットが提供される。
1・・・荷重検知センサユニット
2・・・台座
3・・・フェルトシート
4・・・カバー
5・・・荷重検知センサ
25・・・押圧部
42・・・カバー
50・・・スイッチシート
56・・・第1電極シート
56e・・・第1電極
56s・・・第1絶縁シート
57・・・第2電極シート
57e・・・第2電極
57s・・・第2絶縁シート
58・・・スペーサ
60・・・金属板
SC・・・シートクッション
SW・・・スイッチ

Claims (7)

  1. シートクッション下に配置される荷重検知センサユニットであって、
    所定の間隔を介して互いに対向する一対の電極と、前記一対の電極のうち前記シートクッションと反対側の一方の電極の少なくとも一部を前記シートクッションと反対側から覆う金属板とを有する荷重検知センサと、
    前記金属板の前記一方の電極と重なる部位を前記シートクッションと反対側から押圧する前記シートクッションよりも硬質な押圧部と、
    を備え、
    前記一対の電極は、前記荷重検知センサが前記押圧部に押圧されることによる前記金属板の撓みにより互いに接触する
    ことを特徴とする荷重検知センサユニット。
  2. 前記一対の電極における他方の電極を前記シートクッション側から覆い、前記シートクッションよりも硬質な板状の被覆部材を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重検知センサユニット。
  3. 前記被覆部材は前記金属板の面積よりも大きな面積を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の荷重検知センサユニット。
  4. 前記被覆部材は可撓性を有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の荷重検知センサユニット。
  5. 前記荷重検知センサが載置される載置部材を更に備え、
    前記押圧部は前記載置部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の荷重検知センサユニット。
  6. 前記荷重検知センサは、開口が形成されたシート状のスペーサと、前記スペーサの両面に設けられる樹脂製の一対の絶縁シートとを更に有し、
    前記一対の電極は、前記絶縁シートの前記スペーサ側の面に設けられ、前記開口を介して互いに対向し、
    前記一対の絶縁シートのうち前記金属板側の絶縁シートにおける前記一方の電極と重なる部位の少なくとも一部は、前記金属板に接着されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の荷重検知センサユニット。
  7. 前記金属板の前記一方の電極と重なる部位は、前記載置部材と非接着とされる
    ことを特徴とする請求項5に記載の荷重検知センサユニット。

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