JP6525046B1 - 半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体層の膜厚均一性を高めることのできる半導体ウェーハの製造方法を提供する。【解決手段】本発明による半導体ウェーハの製造方法は、局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の加工傾向を求める加工傾向取得工程S10と、半導体層の平坦化加工前の膜厚分布を測定する加工前膜厚分布測定工程S20と、前記半導体層の仮想膜厚分布を設定する工程S30と、前記半導体層の目標膜厚分布および前記仮想膜厚分布に基づく目標エッチング量分布を前記平坦化装置に設定する工程S40と、前記目標エッチング量分布に基づき前記半導体層の全面を局所ドライエッチング加工する平坦化工程S50と、を含む。【選択図】図3B

Description

本発明は、半導体ウェーハの製造方法に関し、特に、支持基板となるシリコンウェーハ表面上に絶縁膜を介して半導体層が形成されたSOI(Silicon on Insulator)ウェーハの製造方法に関する。
半導体ウェーハとして、単結晶シリコンからなるシリコンウェーハおよびGaAs等の化合物半導体からなるバルクのウェーハ(以下、「バルクウェーハ」と呼ぶ場合がある。)が知られている。また、こうしたバルクウェーハの表面に、CVD法などを用いてエピタキシャル層を形成したエピタキシャルウェーハが知られている。さらに、バルクウェーハ表面にSiO2層などの絶縁膜を設け、該絶縁膜を介して半導体デバイス形成領域となる半導体層(活性層と呼ばれる)を形成した半導体ウェーハが知られている。これら種々の構造を備えるウェーハは、形成される半導体デバイスに応じて使い分けられている。
特に近年、高集積CMOS素子や高耐圧素子、さらにはイメージセンサ分野において、SOI(Silicon on Insulator)構造を有するSOIウェーハが注目されている。このSOIウェーハは、支持基板上に、酸化シリコン(SiO2)等の絶縁膜、およびデバイス活性層として使用される単結晶シリコン層などの半導体層が順次形成された構造を有する。バルクのシリコン基板では素子と基板との間に発生し得る寄生容量が比較的大きいものの、SOIウェーハは寄生容量が大幅に低減されるため、デバイスの高速化、高耐圧化、低消費電力化等を実現することができる。
こうしたSOIウェーハを製造する方法の代表的なものの1つに貼り合わせ法がある。この貼り合わせ法は、支持基板用ウェーハおよび活性層用ウェーハの少なくとも一方に絶縁膜を形成し、次いで、これらのウェーハを絶縁膜を介して貼り合わせた後、1200℃程度の高温にて熱処理を施す。そして、活性層用ウェーハを研削研磨するなどして薄膜化して所望の膜厚の活性層とすることにより、SOIウェーハが得られる。
ここで、貼り合わせ後の活性層用ウェーハを薄膜化して、所望の膜厚および膜厚均一性を備える活性層とするためには、前述した研削研磨およびプラズマエッチングなどの局所ドライエッチングが併用されることがある。例えば特許文献1では、貼り合わせ後の活性用ウェーハの表面を研磨する研磨工程と、当該研磨後の活性層の全域の厚さを測定するウェーハ厚さ測定工程と、得られた厚さデータに基づき、研磨後の活性層をプラズマエッチングするプラズマエッチング工程とを備える貼り合わせSOI基板の製造方法が開示されている。特許文献1では、厚さデータに応じて、プラズマエッチング装置のプラズマ発生電極位置の移動速度を調整することで、高い膜厚均一性を実現している。
特開2004−235478号公報
以下、特許文献1に記載の技術のように、局所ドライエッチングにより半導体層の全面を平坦化するに先立ち、当該半導体層の全域の厚さを測定し、その測定結果に基づき局所ドライエッチングによるエッチング量を面内各所で調整して膜厚均一性を高めて平坦化加工を行うことを、「面内エッチング量調整平坦化加工法」と称する。面内エッチング量調整平坦化加工法により、局所ドライエッチングを半導体層の全面に施した後の半導体層の膜厚均一性をかなりの程度改善することができる。実際に、特許文献1によるプラズマエッチングを経ることで、活性層の膜厚公差を±0.3μm以内とすることが可能である。しかしながら、近年の半導体デバイスの微細化に伴い、局所ドライエッチング後の半導体層の膜厚公差として要求される水準は膜厚公差として±0.10μm以内、さらには±0.05μm以内へと、益々厳しくなりつつある。そのため、局所ドライエッチング後の半導体層の膜厚公差をさらに改善するためには、局所ドライエッチング後の段階での膜厚均一性をより高めることのできる技術の確立が希求される。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、局所ドライエッチング法を用いて平坦化を施す半導体ウェーハの製造方法において、平坦化後の半導体層の膜厚均一性を高めることのできる半導体ウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記諸課題を解決するために鋭意検討した。前述したように、SOIウェーハを得るために面内エッチング量調整平坦化加工法を用いる場合、SOIウェーハの活性層の全域の厚さを測定し、得られた厚さデータに基づき、活性層をプラズマエッチングにより局所ドライエッチングする。理論的には、面内エッチング量調整平坦化加工法により面内均一性は十分と思われるものの、実際の加工後の膜厚分布を考慮すると、局所ドライエッチング後に加工偏在が生じていると考えられる。
本発明者が検討したところ、面内エッチング量調整平坦化加工法を行うと、装置の加工傾向が経時変化すること、さらには、装置の資材交換を行った際に加工傾向が変化を起こすことが、今回新たに判明した。この面内エッチング量調整平坦化加工法における局所ドライエッチングでは、加工対象のウェーハを回転させずに、X軸方向およびY軸方向にノズルを移動させてプラズマエッチングを行う(図1A参照)。具体的には、図1Aに示すように、Y方向に加工を進め、所定ピッチでX方向に移動し、さらにY方向で加工を進め、これを繰り返す。そのため、装置特有の加工偏在があったとしても同心円状の偏在となることはない。また、実際に観察される加工偏在は局所的なものもあるため、測定結果を確認しても装置起因による偏在なのか、ウェーハ起因の偏在なのか、判別が難しかった。また、偏在がプラズマエッチング装置起因として特定できたとしても、プラズマエッチング後にウェーハを研磨しても(なお、研磨時にはウェーハは回転しながら研磨される)では修正することができないことも確認された。
図1Aを参照しつつ、以下では、本明細書におけるX軸(X方向)およびY軸(Y方向)を定義する。本明細書では、Y軸はウェーハのノッチまたはオリフラからウェーハ中心に向かう方向に平行な方向であり、X軸はY軸に直交する。
さて、本発明者は、こうした経時変化および資材交換時に加工傾向が変化する原因をさらに究明するため、面内エッチング量調整平坦化加工法とは異なり、厚さデータに依らずに局所ドライエッチングを活性層の全面に対して等量で行う場合のエッチング量分布を調査した。このように等量で局所ドライエッチングを活性層の全面に対して行うためには、局所ドライエッチング装置のエッチングレートを一定としつつ、SOIウェーハを走査するステージを等速で走査すればよいため、以下では「等速加工」と称する。
図1Bに、所定時に局所ドライエッチング加工機を用いて等速加工したときの、X軸方向およびY軸方向におけるエッチング量のクロスセクションデータを示す。なお、図1B中には、ウェーハのノッチも併せて図示しており、以下も同様である。また、図1Cに、図1Bから半年経過した後に同じ局所ドライエッチング装置を用いて等速加工を行ったときのX軸方向およびY軸方向におけるエッチング量のクロスセクショデータを示す。さらに、図1Dに、同じ局所ドライエッチング装置に対して部品交換(具体的には放電管および放電用のノズル)した後に、等速加工を行ったときのX軸方向およびY軸方向におけるエッチング量のクロスセクションデータを示す。
図1Bによれば、X軸方向およびY軸方向のいずれも等速加工により、ウェーハエッジ部を除けば概ね均一なエッチング量が得られることが確認できる。一方、図1Cによれば、Y軸方向では概ね均一なエッチング量が得られるのに対して、X軸方向では等速加工であるにも関わらず、加工前半でエッチング量が少なく、加工後半でエッチング量が多い(すなわち、エッチング量が右肩上がり)ことが確認できる。また、図1Dによれば、Y軸方向では概ね均一なエッチング量が得られるのに対して、X軸方向では等速加工であるにも関わらず、加工前半でエッチング量が多く、加工後半でエッチング量が少ない(すなわち、エッチング量が右肩下がり)ことが確認できる。なお、図1Bについて、厳密に言えば加工後半ではエッチング量が減少しているため、右肩下がりに相当する。
本発明者は、図1B〜図1Dの結果に基づき、同じ局所ドライエッチング加工機を継続使用していると、あるいは部品交換を行うと、等速加工をしていても加工傾向に変化が生じることを確認した。
また、図2は、上記局所ドライエッチング加工機を用いて、面内エッチング量調整平坦化加工法により平坦化加工を行った後の、膜厚分布の一例を示す図である。図2に示すように、ウェーハ周縁部の周方向一部領域内で膜厚が0.1μm〜0.2μm程度、局所的に高い部分が形成される(換言すれば、当該領域ではエッチング量が少ない)場合があることも判明した。
このように、局所ドライエッチング装置を用いて面内エッチング量調整平坦化加工法を行うと、局所ドライエッチング加工機の経年変化や部品交換のタイミングによっては、面内で加工量(エッチング量)の偏在が生じかねない。そこで本発明者は、この加工量の偏在を相殺するため、局所ドライエッチング装置の加工傾向を把握し、当該加工傾向と、加工対象の活性層の膜厚分布とを加味した仮想膜厚分布を設定することで面内エッチング量調整平坦化加工法を改良することを着想した。そして、この仮想膜厚分布を用いれば、平坦化加工後の膜厚分布の公差を改善できることを知見した。さらに、この仮想膜厚分布を用いる手法は、SOIウェーハの活性層を平坦化する場合に限られず、半導体層の全面を局所ドライエッチングする場合に適用可能であることを本発明者は知見し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)支持基板用半導体ウェーハの片面側に半導体層を形成する半導体層形成工程と、前記半導体層の全面を局所ドライエッチング法により平坦化加工する平坦化工程と、を含む半導体ウェーハの製造方法であって、
局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の加工傾向を求める加工傾向取得工程と、
前記半導体層の平坦化加工前の膜厚分布を測定する加工前膜厚分布測定工程と、
前記加工傾向および前記加工前膜厚分布に基づき、前記半導体層の仮想膜厚分布を設定する仮想膜厚分布設定工程と、
平坦化加工後の前記半導体層の目標膜厚分布および前記仮想膜厚分布に基づく目標エッチング量分布を前記平坦化装置に設定する目標エッチング量分布設定工程と、
前記設定された前記目標エッチング量分布に基づき、前記平坦化装置により前記半導体層の全面を局所ドライエッチング加工する平坦化工程と、を含むことを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。
(2)前記加工傾向取得工程において、複数枚のサンプル半導体ウェーハの平坦化加工結果に基づき、前記加工傾向を求める、上記(1)に記載の半導体ウェーハの製造方法。
(3)前記半導体層形成工程と前記平坦化工程との間に、前記半導体層を薄膜化する薄膜化工程をさらに含む、上記(1)または(2)に記載の半導体ウェーハの製造方法。
(4)前記支持基板用半導体ウェーハはシリコンウェーハであり、
前記半導体層形成工程において、前記シリコンウェーハを、絶縁膜を介して前記半導体層と貼り合わせる、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の半導体ウェーハの製造方法。
(5)前記半導体層は単結晶シリコン層である、上記(4)に記載の半導体ウェーハの製造方法。
本発明によれば、半導体層の膜厚均一性を高めることのできる半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
局所ドライエッチングにおけるX軸およびY軸を説明する模式図である。 本発明者の実験による、所定時期に等速加工を行ったときのエッチング量のクロスセクションデータを示すグラフである。 本発明者の実験による、所定時期から半年経過時に等速加工を行ったときのエッチング量のクロスセクションデータを示すグラフである。 本発明者の実験による、局所ドライエッチング装置の部品交換後に等速加工を行ったときのエッチング量のクロスセクションデータを示すグラフである。 本発明者の実験による面内エッチング量調整平坦化加工法を行ったときの膜厚分布の偏在位置の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による半導体ウェーハの製造方法を説明する模式断面図である。 本発明の一実施形態による半導体ウェーハの製造方法を説明するフローチャートである。 局所ドライエッチング装置の加工傾向の一例を示すX軸方向のクロスセクションデータである。 図4Aの一例の場合に仮想膜厚分布を設定するための、X軸方向補正量の一例を示すグラフである。 図4Aの一例の場合に仮想膜厚分布を設定するための、X軸方向補正量の一例を示す等高線マップである。 ウェーハエッジ部の一部周方向領域に加工偏在が生じる場合に仮想膜厚分布を設定するための、径方向補正量の一例を示す模式図およびグラフである。 ウェーハエッジ部の一部周方向領域に加工偏在が生じる場合に仮想膜厚分布を設定するための、周方向補正量の一例を示す模式図およびグラフである。 図5Aおよび図5Bの一例の場合に仮想膜厚分布を設定するための、径方向および周方向補正量の一例を示す等高線マップである。 実施例1による局所プラズマエッチング前の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 実施例2による局所プラズマエッチング前の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 実施例1による局所プラズマエッチング後の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 実施例2による局所プラズマエッチング後の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 従来例1による局所プラズマエッチング前の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 従来例2による局所プラズマエッチング前の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 従来例1による局所プラズマエッチング後の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。 従来例2による局所プラズマエッチング後の活性層の膜厚分布を示す等高線マップおよびヒストグラムである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、図3Aを参照し、本発明による一実施形態として、SOI構造を有する半導体ウェーハ100の製造方法を説明する。図3Aでは図面の簡略化のため、支持基板用半導体ウェーハ10、絶縁膜20および活性層用ウェーハ30A、半導体層30B,30C,30Dの厚さについて、実際の厚さの割合と異なり誇張して示す。
図3Aに示すように、SOI構造を有する半導体ウェーハ100を製造するためには、支持基板用半導体ウェーハ10を用意し(ステップA)、支持基板用半導体ウェーハ10の片面または全面に絶縁膜20を形成し(ステップB、図3Aでは片面形成)、平坦化後に半導体層となる活性層用ウェーハ30Aを、絶縁膜20を介して支持基板用半導体ウェーハ10と貼り合わせればよい(ステップC)。次いで活性層用ウェーハ30Aを薄膜化して、局所ドライエッチング前の半導体層30Bを得ることができる(ステップD)。そして、半導体層30Bの全面を局所ドライエッチング法により平坦化加工し、局所ドライエッチング後の半導体層30Cを得る(ステップE)。さらに、半導体層30Cを仕上げ研磨し、仕上げ研磨後の半導体層30Dを得て、仕上げ後の半導体ウェーハ110を作製することもできる。
なお、支持基板用半導体ウェーハの片面側に半導体層を形成する半導体層形成工程は、前述のステップA乃至ステップDに相当すると言える。また、一般的には、局所ドライエッチング後の半導体層30Cまたは仕上げ研磨後の半導体層30Dが、SOIウェーハの活性層となる。
次に、図3Bのフローチャートを参照して、本発明による製造方法をより詳細に説明する。符号については、図3Aも併せて参照する。本実施形態では、前述のステップEにおいて、以下の工程を行う。すなわち、本実施形態の製造方法では、局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の加工傾向を求める加工傾向取得工程S10と、半導体層の平坦化加工前の膜厚分布(すなわち、半導体層30Bの膜厚分布)を測定する加工前膜厚分布測定工程S20と、加工傾向および加工前膜厚分布に基づき、半導体層30Bの仮想膜厚分布を設定する仮想膜厚分布設定工程S30と、平坦化加工後の半導体層(すなわち、半導体層30C)の目標膜厚分布および仮想膜厚分布に基づく目標エッチング量分布を平坦化装置に設定する目標エッチング量分布設定工程S40と、設定された目標エッチング量分布に基づき、平坦化装置により半導体層30Bの全面を局所ドライエッチング加工する平坦化工程S50と、を行う。以下、各工程の詳細を順次説明する。
<加工傾向取得工程S10>
まず、加工傾向取得工程S10では、局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の加工傾向を求める。こうした平坦化装置として、スピードファム社製DCP(Dry Chemical Planarization)および同社製のPACE(Plasma Assisted Chemical Etching)などのドライ平坦化装置が知られ、他にもGCIB(ガスクラスターイオンビーム)を用いても平坦化加工は可能である。平坦化装置の加工傾向を求めるためには種々の手法を適用することができる。例えば、本実施形態による半導体ウェーハ100を得るための加工を行う直前の加工結果を用いることができる。すなわち、1枚のサンプルウェーハに対して、前述した面内エッチング量調整平坦化加工法を行い、その平坦化加工結果に基づき、目標膜厚分布と、加工結果の膜厚分布との差を対比して平坦化装置の加工傾向を求めることができる。また、加工傾向を顕在化させるためには、1枚よりも複数枚のサンプル半導体ウェーハの平坦化加工結果に基づき、加工傾向を求めることが好ましい。また、所定期間ごと(例えば1週間ごと、1カ月ごと)に平坦化装置の加工傾向を求め、それを次の所定期間に用いる加工傾向として用いることもできる。他にも、サンプルウェーハの全面に対して、局所ドライエッチング装置のエッチングレートを一定としつつ、サンプルウェーハを走査するステージを等速で走査し、エッチング量の面内分布を測定して、エッチング量の面内分布における偏在を確認してもよい。なかでも、複数枚のサンプルウェーハに対して面内エッチング量調整平坦化加工法により平坦化加工を行い、目標膜厚分布との差分を取得して加工傾向を取得することが好ましい。複数枚の加工を行うことにより、ウェーハ起因の加工偏在か、局所ドライエッチング装置起因の加工偏在かの切り分けが容易となる。また、等速加工では図2に例示される円弧状の凸形状の傾向を取得しにくいためでもある。
<加工前膜厚分布測定工程S20>
前述した加工傾向取得工程S10とは別に、半導体層30Bの膜厚分布を測定する加工前膜厚分布測定工程S20を行う。本工程S20は、平坦化装置に組み込まれた膜厚分布測定器を用いて測定を行ってもよいし、当該平坦化装置とは別の膜厚分布測定機を用いて半導体層30Bの膜厚分布を測定してもよい。半導体層の材料および厚みに応じて、適切な測定法を用いればよい。SOIウェーハの半導体層30B,30C(すなわち活性層)の膜厚分布を測定する場合は市販の反射分光法を用いた膜厚測定器や、分光エリプソ膜厚測定装置などを用いることができる。
<仮想膜厚分布設定工程S30>
次に、加工傾向取得工程S10により求めた加工傾向と、加工前膜厚分布測定工程S20により求めた加工前膜厚分布とに基づき、半導体層30Bの仮想膜厚分布を設定する。すなわち、平坦化装置を用いて半導体層30Bの全面を局所ドライエッチングにより平坦化加工する際の加工偏在の影響を相殺するため、工程S20において実際に測定した膜厚分布に対して、加工傾向を加味した仮想膜厚分布を設定する。例えば、加工傾向として平坦化加工後の面内の一部領域が凸となる傾向にある場合、その部分のエッチング量が少ないことを意味する。そこで、仮想膜厚分布においては、当該一部領域の膜厚を増大させた仮想膜厚分布を設定し、平坦化加工工程では当該領域のエッチング量が多くなるように走査速度を調整して平坦化加工を行う。なお、一般に局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の単位面積当たりのエッチングレートは一定であるため、走査速度の調整によってエッチング量の調整を行う。
工程S10乃至工程S30までを、図4A乃至図4Cおよび図5A乃至図5Cのそれぞれの具体例を参照して説明する。
図4Aは、従来型の面内エッチング量調整平坦化加工法により、SOIの活性層の全面を局所ドライエッチング法により平坦化加工した前後の膜厚分布を示す(すなわち、半導体層30Bから半導体層30Cを得た)。なお、X軸位置の−100mmからY軸方向に走査して加工を開始し、所定ピッチでX軸の正方向に走査してY軸方向に折り返し走査し、これを繰り返してX軸位置の+100mmの位置で加工を終えたものである。平坦化加工後の膜厚分布のX軸方向クロスセクションデータから、加工前半(X軸位置マイナス側)では平均膜厚よりも膜厚が小さく(エッチング量が多い)、加工後半(X軸位置プラス側)では平均膜厚よりも膜厚が大きく(エッチング量が少ない)なっている。したがって、この場合の加工傾向としては、加工が進むにつれて、エッチング量が目標エッチング量に対してX軸方向に右肩下がりとなっていることが確認される。
この例の場合、実際に加工する活性層の膜厚分布を測定した後、その膜厚分布(すなわち加工前膜厚分布)に対して、図4Bに示すように、X軸位置に対して右肩上がりの膜厚補正量を加えて仮想膜厚分布を設定すればよい。面内の膜厚分布全域に対しては、図4Cの等高線マップに示すように、X軸方向に対してのみ膜厚補正を行えばよいし、Y軸方向の加工偏在がある場合には、さらにその加工偏在をを加味してもよい。こうして、仮想膜厚分布を得ることができる。この仮想膜厚分布に対して局所ドライエッチングを行えば、加工偏在を相殺して、最終的な膜厚均一性が改善される。
また、前述の図2のように、ウェーハ周縁部の周方向一部領域において加工偏在がある場合には、実際に加工する活性層の膜厚分布を測定した後、その膜厚分布(すなわち加工前膜厚分布)に対して、径方向の膜厚補正量(図5A参照)および周方向の膜厚補正量(図5B参照)を加えて仮想膜厚分布を設定すればよい。なお、図5Aおよび図5Bに示した膜厚補正量を面内の膜厚分布全域に適用すると、図5Cの等高線マップのとおりとなる。
<目標エッチング量分布設定工程S40>
仮想膜厚分布設定工程S30に続き、目標エッチング量分布設定工程S40を行う。本工程では、平坦化加工後の半導体層(すなわち、半導体層30C)の目標膜厚分布および仮想膜厚分布に基づく目標エッチング量分布を平坦化装置に設定する。目標エッチング量分布は、目標膜厚分布と仮想膜厚分布との差分である。
<平坦化工程S50>
そして、目標エッチング量分布設定工程S40に続き、当該工程S40により設定された目標エッチング量分布に基づき、平坦化装置により半導体層30Bの全面を局所ドライエッチング加工し、半導体層30Cを得る。目標エッチング量分布には、平坦化装置の加工傾向が加味されているため、従来型の面内エッチング量調整平坦化加工法に比べて平坦化後の半導体層30Cを改善することができる。そのため、本実施形態により、高い膜厚均一性を有する半導体ウェーハ100を製造することができる。
以下で、SOI構造を有する半導体ウェーハ100を製造するための前述したステップA乃至ステップDおよびステップE(図3A)の具体的態様を説明する。
ステップAにおいて用意する支持基板用半導体ウェーハ10としては、シリコン単結晶からなる単結晶シリコンウェーハを用いることができる。単結晶シリコンウェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)により育成された単結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスしたものを使用することができる。また、単結晶シリコンウェーハには炭素および/または窒素が添加されていてもよい。さらに、任意の不純物を添加して、n型またはp型としてもよい。また、支持基板用半導体ウェーハ10は、シリコン単結晶以外のバルクの化合物半導体であっても構わない。
ステップBでは、酸化雰囲気で熱処理を行うなどして、支持基板用半導体ウェーハ10の表面に絶縁膜20を設けることができる。また、絶縁膜20としては酸化シリコン膜に限らず、電気的絶縁体を用いることができる。例えば、絶縁膜20として窒化シリコン膜を用いてもよいし、ダイヤモンドライクカーボン(DLC; Diamond Like Carbon)などを用いることもできる。
ステップCでは、活性層用ウェーハ30Aを、絶縁膜20を介して支持基板用半導体ウェーハ10と貼り合わせており、この貼り合わせは一般的な手法により行うことができる。活性層用ウェーハ30Aは、SOIウェーハのデバイス活性層として利用されるウェーハであり、支持基板用半導体ウェーハ10と同様に、シリコン単結晶からなる単結晶シリコンウェーハを用いることができるし、SiC単結晶層などの、支持基板用半導体ウェーハ10と異種基板を用いることも可能である。
なお、図3Aでは支持基板用半導体ウェーハ10に絶縁膜20を形成しているが、SOIウェーハを作製するためには活性層用ウェーハ30Aに絶縁膜を形成してもよいし、支持基板用半導体ウェーハ10および活性層用ウェーハ30Aの両方に絶縁膜を形成してもよいし、絶縁膜がウェーハ片面だけではなく、ウェーハ両面に形成されていてもよいことは、一般的に知られるとおりである。
ステップDでは、活性層用ウェーハ30Aを研削研磨により減厚するなど薄膜化する薄膜化工程により、局所ドライエッチング前の半導体層30Bを得る。研削は機械研削、研磨は化学機械研磨するなどの一般的な手法により行うことができ、一般的にはこの段階での薄膜化後の取り代は数100μm(例えば500〜650μm)である。
ステップEで行う平坦化加工は前述のとおりである。なお、局所ドライエッチングによる平坦化加工の取り代は通常0.5μm〜3.0μm程度であり、ステップDによる取り代よりも大幅に少ない。また、ステップDを経た半導体層30Bの表面は鏡面研磨面となっており、局所ドライエッチングによる平坦化加工は、この鏡面研磨面に対して行われる。
なお、所望により、ステップFにより、さらに半導体層30Cを仕上げ研磨してもよいのも前述のとおりである。仕上げ研磨による研磨取り代は通常0.3μm以下、例えば0.1〜0.2μmであり、ステップDにおける取り代よりもさらに少ないため、半導体ウェーハ110の半導体層30Dの膜厚均一性および膜厚公差は、仕上げ研磨前の平坦化加工による加工結果が支配的となる。そのため、半導体ウェーハ100の半導体層30Cの膜厚均一性が不十分であれば、仕上げ研磨後の半導体層30Dの膜厚均一性の改善効果は乏しい。反対に、半導体層30Cの膜厚均一性が高いと、仕上げ研磨時の研磨量が面内で均一化できるため、正確な仕上げ膜厚とすることが可能となる。
なお、SOI構造を有する半導体ウェーハ100,110を作製するにあたり、貼り合わせ強化熱処理など、貼り合わせウェーハを作製するために使用される一般的な技術を適用できるのは勿論である。
これまで、上記実施形態ではSOI構造を有する半導体ウェーハ100について説明してきたが、本発明は、支持基板用半導体ウェーハの片面側に半導体層を形成する半導体層形成工程と、前記半導体層の全面を局所ドライエッチング法により平坦化加工する平坦化工程と、を含む半導体ウェーハの製造方法に対して適用可能である。例えば、半導体層形成工程として、支持基板用半導体ウェーハの表面にCVD法などによりエピタキシャル層を形成したエピタキシャルウェーハに対しても適用可能である。この場合、エピタキシャルウェーハのエピタキシャル層表面を局所ドライエッチング加工する際に、図3Bを参照して前述した工程S10乃至工程S50を行う。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
支持基板用ウェーハおよび活性層用ウェーハとして直径200mmのシリコンウェーハををそれぞれ用意した。次に、支持基板用ウェーハを熱酸化膜作製装置に導入して、酸化雰囲気下で酸化膜形成処理を行い、支持基板用ウェーハにシリコン酸化膜からなる絶縁膜を形成した。そして、活性層用ウェーハを支持基板用ウェーハの酸化膜側に貼り合わせた。次いで、貼り合わせたウェーハを、酸化雰囲気下の縦型熱処理装置内に搬送し、貼り合わせを強化する熱処理を施して1枚の貼り合わせウェーハとした。その後、貼り合わせウェーハにおける活性層用ウェーハに研削および研磨処理を施して、活性層用ウェーハを薄膜化し、局所ドライエッチング前の活性層(SOI膜)を得た。この状態で、活性層の膜厚分布を、反射分光法を用いて測定したところ、図6の等高線マップのとおりであった。図6に、SOI膜厚のヒストグラムを併せて示す。
<実施例2>
実施例1と同様にして、局所ドライエッチング前の活性層(SOI膜)を得た。この状態で、活性層の膜厚分布を実施例1と同様に測定したところ、図7の等高線マップのとおりであった。図7に、SOI膜厚のヒストグラムを併せて示す。
実施例1,2により得た局所ドライエッチング前の活性層(SOI膜)に対して、図3Bを用いて説明したフローチャートに従い局所ドライエッチングによる平坦化加工を行った。まず、平坦化装置としては、スピードファム社製DCP200Xを用いた。平坦化装置の加工傾向を確認するため、直前の平坦化加工結果を参照した。すると、図4B、図4CによるX軸方向右肩上がりの膜厚補正を行う必要があることが確認された。加えて、図5A乃至図5Cによる、ウェーハ周縁部の周方向一部領域においてエッチング量不足を補うための膜厚補正を行う必要があることも確認された。そこで、図6,7の等高線マップに対して膜厚補正をそれぞれ行い、実施例1,2それぞれの仮想膜厚分布を設定した。その後、活性層の目標膜厚分布を面内での均一厚み3.5μmと設定し、仮想膜厚分布との差分から平坦化装置に設定する目標エッチング量分布(面内平均エッチング量は約1.5μm)を設定した。最後に、この設定した目標エッチング量分布に基づき、活性層の全面を局所ドライエッチング加工して平坦化処理を行った。
実施例1,2において、平坦化加工した後の膜厚分布およびSOI膜厚のヒストグラムを、図8,9にそれぞれ示す。
<従来例1,2>
実施例1,2と同様にして貼り合わせウェーハを得た。ただし、局所ドライエッチング前の活性層の厚み(SOI膜厚)は約2.5μmとした。従来例1,2において平坦化加工する前の膜厚分布およびSOI膜厚のヒストグラムを、図10,11にそれぞれ示す。
実施例1,2と同じ平坦化装置を用いたものの、実施例1,2とは異なり、従来型の面内エッチング量調整平坦化加工法により活性層を平坦化した。なお、面内平均エッチング量は約1.5μmである。従来例1,2において、平坦化加工した後の膜厚分布およびSOI膜厚のヒストグラムを、図12,13にそれぞれ示す。
また、図8,9,12,13のヒストグラムより、実施例1,2および従来例1,2とで、ウェーハ面内の膜厚公差±0.05μm(周辺部除外領域Edge Exclusionを5mmとした)の占有率を比較した。結果は下記表1のとおりである。従来例1,2では占有率が86〜87%であるのに対し、実施例1,2では99%前後であり、劇的な改善が確認できた。
以上の実施例1,2と従来例1,2との対比結果から、本発明を適用することにより、局所ドライエッチングによる平坦化加工後の半導体層の膜厚均一性を高めることができることが確認できた。
本発明によれば、半導体層の膜厚均一性を高めることのできる半導体ウェーハの製造方法を提供することができる。
10 支持基板用半導体ウェーハ
20 絶縁膜
30A 活性層用ウェーハ
30B 半導体層(局所ドライエッチング前)
30C 半導体層(局所ドライエッチング後)
30D 半導体層(仕上げ研磨後)
100 半導体ウェーハ
110 半導体ウェーハ(仕上げ研磨後の)

Claims (4)

  1. 支持基板用半導体ウェーハの片面側に半導体層を形成する半導体層形成工程と、前記半導体層の全面を局所ドライエッチング法により平坦化加工する平坦化工程と、を含む半導体ウェーハの製造方法であって、
    局所ドライエッチング法を用いる平坦化装置の加工傾向を求める加工傾向取得工程と、
    前記半導体層の平坦化加工前の膜厚分布を測定する加工前膜厚分布測定工程と、
    前記加工傾向および前記加工前膜厚分布に基づき、前記半導体層の仮想膜厚分布を設定する仮想膜厚分布設定工程と、
    平坦化加工後の前記半導体層の目標膜厚分布および前記仮想膜厚分布に基づく目標エッチング量分布を前記平坦化装置に設定する目標エッチング量分布設定工程と、
    前記設定された前記目標エッチング量分布に基づき、前記平坦化装置により前記半導体層の全面を局所ドライエッチング加工する平坦化工程と、を含み、
    前記加工傾向取得工程において、複数枚のサンプル半導体ウェーハの目標膜厚分布と加工結果の膜厚分布との差分から前記加工傾向を求め、
    前記加工傾向取得工程において求める前記加工傾向は、前記平坦化装置の継続使用に伴う経時変化に起因する加工偏在及び前記平坦化装置の部品交換に起因する加工偏在の少なくともいずれかに由来することを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。
  2. 前記半導体層形成工程と前記平坦化工程との間に、前記半導体層を薄膜化する薄膜化工程をさらに含む、請求項に記載の半導体ウェーハの製造方法。
  3. 前記支持基板用半導体ウェーハはシリコンウェーハであり、
    前記半導体層形成工程において、前記シリコンウェーハを、絶縁膜を介して前記半導体層と貼り合わせる、請求項1または2に記載の半導体ウェーハの製造方法。
  4. 前記半導体層は単結晶シリコン層である、請求項に記載の半導体ウェーハの製造方法。



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