JP6521632B2 - 泡検出システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本開示は、流体送達ラインの観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定するためのシステムおよび方法に関する。
静脈内注入デバイスでは、空気塞栓の危険要因から患者を保護するために、堅牢な空気検出システムを有する必要がある。いくつかの特徴が空気検出システムの中に組み入れられてもよく、異なる患者集団の必要性を満たすようにシステムがカスタマイズされることができるようになる。空気検出は注入システムで最も頻繁に起こる誤警告の1つであるので、注入システムは、臨床的に関連する状態とそうでない状態とを区別することができる必要がある。大部分のシステムが、単一の連続する空気のスラグを検出する単一バブル警告アルゴリズムを利用して、空気塞栓を防止する。「機能本位のエアインライン検出器を有するポンプの使用中に発生した(現在も発生している)致死的な静脈性の空気塞栓の報告について気付いていない。これは、0.05mL〜0.2mLまでの範囲内の最小体積を有するどんな検出器も、空気塞栓に対して十分な保護を提供することを示唆している」とECRI研究所が主張した。当該の文献を再検討することにより、身体により安全に吸収されることができる、許容可能な量の空気の一般的な指針としてこの体積が確認される。
単一のまたは連続する空気のスラグが存在しないが、臨床医により判断または認識されるある種の状況が生じて、等価な状況を表す可能性がある。詳細には、投薬容器が注入プログラム中に空になったとき、流体の送達から空気の送達への遷移が発生する。遷移期間には、単一バブル警告をトリガするほど十分な体積の単一空気スラグを含まない、空気と流体の混合物(「泡(froth)」)を伴う場合がある。その結果として、単一バブル基準が最終的に満たされるまで、空気/流体混合物の送達が発生する。しかしながら、静脈ラインを通してポンプ送られる泡は、(体積では)圧倒的に空気である場合があり、単一空気スラグに等価であると臨床医には考えられる場合がある。さらに、混合物が静脈注射患者のアクセスポイントに近づくとき、泡を備える複数の小さな気泡が合体する場合がある。その結果として、単一バブル警告の前に泡が圧送される期間が、静脈注射注入ライン内で空気の高いパーセンテージが観測されるために、臨床医により警告の遅延とし見られる場合がある。
連続する空気スラグに、または時間を経て送達された空気の全体積の測定値に基づくのではなく、送達された空気のパーセンテージに基づく警告トリガを提供する注入システムおよび注入方法が必要である。これにより、泡が存在する、空の容器の状態を早期に検出することができる。
本開示の一実施形態では、ポンプと、流体送達ラインと、少なくとも1つのセンサと、プロセッサと、メモリとを備える注入システムが提供される。流体送達ラインは、流体を送達するためのポンプに接続される。少なくとも1つのセンサは、流体送達ラインの中に空気が存在するかどうかを検出する信号を発信および受信するために、流体送達ラインに接続される。プロセッサは、ポンプおよび少なくとも1つのセンサと電気的に通信している。メモリは、プロセッサと電気的に通信している。メモリは、プロセッサにより実行するためのプログラミングコードを備える。プログラミングコードは、流体送達ラインの観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定するように構成される。
本開示の他の実施形態では、注入システムの流体送達ライン内の泡を検出する方法が提供される。1つのステップでは、流体が少なくとも1つのセンサを経て、流体送達ラインを通して、圧送される。他のステップでは、信号が、少なくとも1つのセンサから流体送達ラインの中に発信され、流体送達ラインから受信される。追加のステップでは、流体送達ラインの観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定するために、プロセッサを使用して信号の測定値が処理される。
本開示のさらに他の実施形態では、プログラミングコードが開示される。プログラミングコードは、コンピュータ可読メモリ上に格納される。プログラミングコードは、注入システムの流体送達ラインの観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定するようにプログラムされる。
本開示のこれらおよび他の特徴、様態および利点が、以下の図面、説明、および特許請求の範囲を参照してよりよく理解されるようになるであろう。
本開示の一実施形態による薬剤送達注入システムの構成図を示す。 電子送信デバイス、エアインラインセンサの送信機部分、エアインラインセンサの受信機部分、および電子検出デバイスに結合された流体送達ラインのセグメントの一実施形態による断面を示す。 エアインラインセンサの送信機部分の圧電結晶の一実施形態の正面図を示す。 空気と液体の混合物を備える泡を含むチューブの正面図を示す。 流体送達ライン内部でエアインラインセンサを通り過ぎる流体サンプルのカウントに対して、代表的空気−センサADCの読取値をプロットするグラフである。 流体送達ライン内部でエアインラインセンサを通り過ぎる他の流体サンプルの体積に対して、代表的空気−センサADC値をプロットするグラフである。 泡を検出する泡検出アルゴリズムを実行する流れ図である。 ユーザにより選択された空気体積入力設定に基づき、観測される体積および泡閾値を設定するために、泡検出アルゴリズムにより使用されてもよい表の一実施形態である。 流体送達ライン内部でエアインラインセンサを通り過ぎるさらに他の流体サンプルのカウントに対して、代表的空気−センサADC値をプロットするグラフである。
以下の詳細な説明は、本開示を実施する、現在考えられる最良の形態に関するものである。本開示の範囲が、添付の特許請求の範囲により最もよく規定されるので、説明は、限定する意味で理解されるべきではなく、単に本開示の一般原理を示す目的で行われる。図は純粋に例示の目的のためのものであり、縮尺どおりではないことが留意される。
図1は、本開示の一実施形態による薬剤送達注入システム100の構成図を示す。薬剤送達注入システム100は、流体供給容器102と、流体送達ライン104と、ポンピングデバイス106と、処理デバイス108と、ユーザへの音声信号、視覚信号、または他の感覚信号などを発生させる警告デバイス110と、入出力デバイス112と、電子送信デバイス114と、エアインラインセンサ116と、電子検出デバイス118と、送達/抽出デバイス120とを備える。薬剤送達注入システム100は、Plum A+(TM)、Gemstar(TM)、Symbiq(TM)、または他のタイプの薬剤送達注入システムなどの薬剤送達注入システムを備えてもよい。流体供給容器102は、静脈内流体などの流体または薬剤を患者122に送達するための容器を備える。流体送達ライン104は、流体供給容器102から、ポンピングデバイス106を通って、エアインラインセンサ116を通って、送達/抽出デバイス120を通って、患者122に流体を運ぶための、流体供給容器102と、ポンピングデバイス106と、エアインラインセンサ116と、送達/抽出デバイス120との間に接続された1つまたは複数のチューブを備える。流体送達ライン104はまた、送達/抽出デバイス120を使用して患者122から抽出された血液を、ポンピングデバイス106のポンピング作用の結果としてエアインラインセンサ116を通して運ぶために使用されてもよい。ポンピングデバイス106は、供給容器102から流体を圧送するため、または患者122から血液を圧送するためのポンプを備える。
ポンピングデバイス106は、プランジャに基づくポンプ、蠕動ポンプ、または他のタイプのポンプを備えてもよい。処理デバイス108は、エアインラインセンサ116から受信された情報を処理するため、およびソフトウェアアルゴリズムを実行して流体送達ライン104の観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定するためのプロセッサを備える。処理デバイス108は、プロセッサにより実行するためのプログラミングコードを収容できるコンピュータ可読メモリと、クロックとを含む。警告デバイス110は、流体送達ライン104の観測される体積内部の空気のパーセンテージが泡閾値を超えたかどうかを(本明細書で「ユーザ」とも呼ばれる)臨床医に通知するため、および空気塞栓が流体送達ライン104および送達/抽出デバイス120を通って患者122に送達される前にポンピングデバイス106を停止させるための、処理デバイス108によりトリガされる警告を備える。入出力デバイス112は、臨床医が情報を入力または受信することができるようになるデバイスを備える。入出力デバイス112により、臨床医は、観測されたどの体積および泡閾値設定が、処理デバイス108を使用してプログラミングコードにより適用されるかを決定する情報を入力することができるようになる。入出力デバイス112により、臨床医が、処理デバイス108により適用される、ユーザにより入力された投薬注入プログラムを選択することができるようになってもよい。入出力デバイス112はさらに、情報を臨床医に出力してもよい。
電子送信デバイス114は、エアインラインセンサ116の送信機部分116Aから、流体送達ライン104を通って、電子検出デバイス118に接続されたエアインラインセンサ116の受信機部分116Bに信号を送信する、エアインラインセンサ116に接続された電子回路を備える。エアインラインセンサ116は、ポンピングデバイス106の遠位にある流体送達ライン104に接続される。他の実施形態では、エアインラインセンサ116は、ポンピングデバイス106の近位に配置されてもよい、または近位と遠位の両方の位置に配置されてもよい。エアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bは、流体送達ライン104内部の空気または流体の存在を検知する。エアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bは、変換器を、たとえば、超音波センサ、音響センサ、光センサ、または他のタイプのセンサを備える。電子検出デバイス118は、電子送信デバイス114から、エアインラインセンサ116の送信機部分116Aを通って、流体送達ライン104を通って、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bに、すなわち、電子検出デバイス118に送信される信号を受信するための、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bに接続された電子回路を備える。センサの送信機および受信機の代替の構成が可能であり、並列配置と、反射された信号を送信および受信するための単一変換器の使用の両方を含む。送達/抽出デバイス120は、流体供給容器102から患者122に流体を送達するため、または患者122から血液を抽出するための患者の血管アクセスポイントデバイスを備える。送達/抽出デバイス120は、針、カテーテル、カニューレ、または他のタイプの送達/抽出デバイスを備えてもよい。
図2は、電子送信デバイス114、エアインラインセンサ116の送信機部分116A、エアインラインセンサ116の受信機部分116B、および電子検出デバイス118に結合された流体送達ライン104のセグメントの一実施形態による断面を示す。エアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bは、一様な音響結合およびよりよい信号対雑音比のためにより大きな表面積を生み出す、流体送達ライン104の両側に対して圧縮される圧電結晶を備える。エアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bをこのように配置することにより、注入ライン流体送達ライン104の標的体積を通して超音波信号の送信および検出が可能になる。電子送信デバイス114は、エアインラインセンサ116の送信機部分116Aから、流体送達ライン104を通って、電子検出デバイス118に接続されたエアインラインセンサ116の受信機部分116Bに向けられる、公称値5.25MHzの超音波信号を発生させる。エアインラインセンサ116の位置で流体送達ライン104内に液体が存在するとき、エアインラインセンサ116の受信機部分116B、および電子検出デバイス118は、同じ位置に空気が存在するときより大きな電気信号を発生させる。電子検出デバイス118の電子回路で反転されるために、処理デバイス108のソフトウェアは、エアインラインセンサ116の位置に液体が存在するときに低い信号を、エアインラインセンサ116の位置に空気が存在するときに高い信号を受信する。ポンピングデバイス106の中にカセットがロードされたとき、カセットの遠位にある流体送達ライン104のセグメントが、エアインラインセンサ116の前の場所にクランプされる。これにより、複数のカセットにわたり、信頼できる、再現可能なセンサ性能が可能になる。
図3は、図2のエアインラインセンサ116の送信機部分116Aの圧電結晶の一実施形態による上面図を示す。図示されるように、エアインラインセンサ116の高さHは、0.100インチ(2.54mm)からなり、エアインラインセンサ116の幅Wは、0.100インチ(2.54mm)からなる。図2のエアインラインセンサ116の受信機部分116Bの寸法は、図3のエアインラインセンサ116の送信機部分116Aと同一である。他の実施形態では、図2のエアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bの寸法は異なってもよい。
図2のエアインラインセンサ116の送信機部分116Aから受信機部分116Bに伝播する超音波信号の能力は、材料の音響インピーダンスにより支配される。送信機部分116Aおよび受信機部分116Bの変換器の整合層が、圧電−整合層界面、および整合層−流体送達ライン界面での反射の振幅を制御するように設計される。信号経路の他の重要な構成要素が、流体送達ライン104の内側にある液体または空気である。対象となる20℃での音響インピーダンス(Za)は、水=1.5×106kg/(ms)、チュービングポリマー=3.3×106kg/(ms)、および空気=413.2kg/(ms)である。超音波信号の反射は、材料の境界で発生し、音響インピーダンスの差により支配される。反射係数(RC)はRC=(Za−Za1)/(Za+Za1)と規定される。高いRCは、信号が境界を通過しないことを示す。チュービングから水への界面では、RC=0.375であり、これは信号の大部分が界面を通過することを示す。チュービングから空気への界面では、RC=0.999であり、これは、信号が界面を少しも通過しないことを示す。
電子検出デバイス118Aは、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bにより受信された信号を、式Vout=λTpiezoσ/Drvrにより支配される電気信号に変換して戻し、ここで、Vout=エアインラインセンサの受信機部分116Bにより受信された電気信号、λ=超音波に起因する圧電結晶上での歪、σ=超音波に起因する圧電結晶上での応力、Tpiezo=圧電結晶の厚さ、およびDrvr=超音波結晶による圧電の機械的変位である。したがって、流体が流体送達ライン104内にあるとき、流体は空気よりよい導体であるので、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bは、大量の超音波エネルギーを受け取ることができる。このことは、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bにより受信された信号が電気的に反転されるので、電子検出デバイス118のA/D変換器では低電圧に見える。エアインラインセンサ116の送信機部分116Aおよび受信機部分116Bに対する、流体送達ライン104の内側の流体または空気の位置はまた、エアインラインセンサの受信機部分116Bが検出するエネルギーの量に影響を及ぼす。流体送達ライン104内に空気があるとき、エアインラインセンサ116の受信機部分116Bは、エネルギーをほとんど受け取らない。
図4は、空気128と液体130の混合物を備える泡126を含むチューブ124の正面図を示す。チューブ124に隣接する定規132のマーキングが、大きな連続する気泡がまったく存在せず、小さな連続する気泡128だけが存在することを示す。チューブ124の中に小さな連続する気泡128だけが存在するが、多数の気泡128のためにチューブ124の中にかなりの量の空気128が依然として存在する。チューブ124内の多数の気泡128のために、チューブ124内部の気泡128の量についての臨床医の認識は、実質的に間違っている場合がある。この間違いは、空気検出システムが、実際には作動しているときに、作動していないと臨床医が懸念することにつながる場合がある。
図5は、図1の実施形態の流体送達ライン104内部でエアインラインセンサ116を通り過ぎる流体サンプルのカウントに対する、代表的空気−センサADC(アナログ−デジタルカウントとも呼ばれる)読取値をプロットするグラフ134を示す。図示されるように、プロットは、主要な空気/流体の閾値136Aの下方に留まるADC値を有する流体のいくつかの領域130A、主要な空気/流体閾値136Aの上方に留まるADC値を有する空気のいくつかの領域128A、および空気/流体混合物を意味する、主要な空気/流体閾値136Aの下方と上方の間で変動するADC値を有する泡のいくつかの領域126Aを含む。
既存の空気検出システムおよび方法の多くでは、泡が存在するとき、空気の正確な体積が検出される場合があるが、単一のまたは連続する空気のスラグの検出を妨げる流体が注入されるために、警告が発生させられない場合がある。図6は、図1の実施形態の流体送達ライン104内部でエアインラインセンサ116を通り過ぎる他の流体サンプルの体積に対する、代表的空気−センサADC値をプロットするグラフ138を示す。図示されるように、プロットは、主要な空気/流体の閾値136Bの下方に留まるADC値を有する流体のいくつかの領域130B、主要な空気/流体閾値136Bの上方に留まるADC値を有する空気のいくつかの領域128B、および空気/流体混合物を意味する、主要な空気/流体閾値136Bの下方と上方の間で変動するADC値を有する泡のいくつかの領域126Bを含む。単一バブル閾値140Bを超えて単一の空気のバブルが存在する警告を知らせるために既存技術で典型的に行われるように、単一バブル閾値140Bを適用するとき、流体と空気の間で信号が変動するために、単一気泡累積値142Bが、かなりの量の空気がシステムを通過するまで、連続して妨げられる。
この開示は、泡の存在を検出するために、注入システムの流体送達ラインの観測される体積内部の空気のパーセンテージを決定する。本開示の泡検出装置および工程は、移動する流体送達窓を探索し、この観測される体積内部で検出された空気の全体積が泡閾値を超える場合に警告を知らせる。このような手法では、泡検出装置および工程は、流体が流体送達ラインを通って移動するときに、さまざまな時点で、移動する窓内部に配置された空気のパーセンテージを連続して解析し、いかなる時点でも、移動する窓内部で泡閾値を越えた場合に、警告を始動する。観測される体積の量および泡閾値は変化し、臨床医により選択された入力に基づき、泡検出アルゴリズムにより設定される。これには、選択された単一気泡警告量を臨床医が入力するステップが含まれ、これにより、臨床医の入力に基づき、泡検出アルゴリズムが行われ、次いで、泡検出アルゴリズムで適用される、観測される体積の量および泡閾値設定が自動的に選択される。他の実施形態では、観測される体積の量および泡閾値は、製造中に設定されてもよい。
本開示の泡検出装置および工程は、単独で適用される、または他のタイプの空気試験を併用して適用されることができる。たとえば、本開示の泡検出装置および工程は、参照により本明細書に組み入れられる米国特許第7,981,082号明細書で両方とも開示されている単一気泡試験または累積気泡試験と併用して使用されてもよい。追加でまたは代わりに、本開示の泡検出装置および工程は、付着−液滴試験と併用して使用されてもよい。本開示の泡検出装置および工程は、単一の連続する気泡を同様に検出することができ、したがって、単一気泡試験の代替として使用されることができる。
図7は、図1に示されるような流体送達ライン104内で図4、図5、および図6で示されるように泡126、126A、126Bを検出するために従われてもよい泡検出アルゴリズムを実行する流れ図144の一実施形態を示す。図7の流れ図144の方法は、図1の薬剤送達注入システム100を使用して実行されてもよい。図7に示されるように、流れ図は、ステップ148、150、152、154、および156を備える初期化状態146と、ステップ160、162、164、166、168、170、172、174、176、および178を備える流体送達状態158との間で分離される。初期化状態146は、投薬注入の状態前に行われる。ステップ148で、方法が開始される。ステップ150で、観測体積(Vo)および泡閾値体積(Vt)が設定される。一実施形態では、ステップ150は、臨床医が空気体積設定を選択するステップを備え、このポイントで、泡検出アルゴリズムが、臨床医により選択された空気体積設定に基づき、観測体積および泡閾値体積設定を自動的に設定する。
図8は、図7のステップ150で、泡検出アルゴリズムにより使用されてもよい表179の一実施形態を示す。列180が、ユーザにより入力デバイス112の中に入力されてもよい、ユーザにより選択される、さまざまな可能な空気の体積入力設定を列挙する。列182および184は、ユーザにより入力された空気の体積設定に基づき観測体積186および泡閾値体積188を選択するために、泡検出アルゴリズムにより適用されてもよい、2つの異なる設定を列挙する。列184は好ましい設定である。ユーザにより選択された空気の体積設定180に基づき、2つの異なる設定182および184のうちどちらが提供されるかに応じて、泡検出アルゴリズムは、泡検出アルゴリズムにより適用される、対応する観測体積186および泡閾値体積188を自動的に選択する。たとえば、泡検出アルゴリズムが設定184を適用するようにプログラムされる場合、かつユーザが50μLの空気の体積設定180を入力する場合、泡検出アルゴリズムは、50μLの泡閾値体積188、および62.5μLの観測体積186を選択する。他の実施形態では、観測体積および泡閾値体積を選択するために、さまざまな表、設定、または方法が、ステップ150で泡検出アルゴリズムにより利用されてもよく、設定のいずれもユーザにより選択されるのではなく、製造中に設定されるステップを含む。
図7に戻り参照すると、ステップ152で、泡検出アルゴリズムは、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を決定する。一実施形態では、プランジャストローク位置ごとの較正された体積は、泡検出アルゴリズムにより、特定のモデルのポンプに対するストロークごとの較正された体積を、特定のモデルのポンプに対する1つのストロークにおけるプランジャストローク位置の総数で除算することにより決定される。たとえば、Symbiq(TM)ポンプでは、較正された体積は75μLであり、プランジャストローク位置の総数は6である。その結果、Symbiq(TM)ポンプでは、プランジャストローク位置ごとの較正された体積は75μL/6=12.5μLである。他の実施形態では、プランジャストローク位置ごとの較正された体積ストローク(vr)は、異なる手法で決定されてもよい。
ステップ154で、泡検出アルゴリズムによりバッファ長(Nb)に関して決定が行われる。バッファ長(Nb)は、移動する流体送達窓を表す循環バッファである。1ストロークに6つのプランジャ位置を有するポンプの一実施形態では、バッファの各要素が、較正されたストローク体積の6分の1を表す。バッファ長(Nb)は定格体積を備えるので、バッファ内の要素数は、定格ストローク体積と較正されたストローク体積とのどんな差に対しても調節される。一実施形態では、バッファ長(Nb)は、ステップ150で設定された観測体積(Vo)を、ステップ152で決定されたプランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)で除算することにより計算される。たとえば、ステップ150で観測体積(Vo)が62.5μLに設定され、かつステップ152でプランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)が12.5μLであると決定された場合、ステップ154で、バッファ長(Nb)は、Vo/vr=62.5μL/12.5μL=5と計算される。他の実施形態では、バッファ長は他の方法で計算されてもよい。
ステップ156で、初期化状態146は終了し、方法は、投薬注入中に発生する流体送達状態158のステップ160に進む。ステップ160で、流体送達状態158が開始される。ステップ162で、泡検出アルゴリズムは、バッファ長(Nb)に対してバッファ要素アレイ(Vb)を設定する。たとえば、泡検出アルゴリズムは、バッファ要素をVb=[Vb(1),Vb(2),…,Vb(Nb)]と設定し、バッファ要素アレイVbの各要素Vb(1)、Vb(2)、…、Vb(Nb)は、ゼロに初期設定される。たとえば、ステップ154で、Nbが5であると決定された場合、Vb=[Vb(1),Vb(2),Vb(3),Vb(4),Vb(5)]=[0,0,0,0,0]である。他の実施形態では、バッファ要素アレイは、異なる手法で設定されてもよい。
方法は、経路選定ステップ164を通ってステップ166に進む。ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの現在のプランジャストローク位置で4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。図9は、Symbiq(TM)ポンプについて、図1の実施形態の流体送達ライン104内部でエアインラインセンサ116を通り過ぎる流体サンプルのカウントに対する、代表的空気−センサADC値をプロットするグラフ190を示す。図7のステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第1のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント1、2、3、および4で、ADC値[3200,3200,100,10]を備える4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。他の実施形態では、さまざまなプランジャストローク位置で、異なる数のADC読取値が得られてもよい。
ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、現在のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第1のプランジャストローク位置に対する4つの別個のADC読取値が、ADV値[3200,3200,100,100]を備える場合、ステップ168は、バッファに保存された、第1のプランジャストローク位置に対する4つの別個のADC読取値のうち2つが、空気/流体閾値3,000より大きいと判断する。このように判断されたのは、2つのADC読取値3,200が、両方とも空気/流体閾値3,000より大きいが、他の2つのADC読取値100が、両方とも3,000より小さいためである。他の実施形態では、空気/流体閾値(Nc)は、異なる手法で決定されてもよい。
ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、現在のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積(Vi)を決定する。最初、増分泡体積(Vi)は、i=1でVi=V(1)と計算される。一実施形態では、増分泡体積(Vi)は、空気/流体閾値より高い、現在のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を現在のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。この式は、Vi=Nc*vr/4と表現される。たとえば、ステップ168で、Ncが2であると決定され、かつステップ152で、vrが12.5μLであると決定された場合、ステップ170で、Viは、Vi=V(1)=Nc*vr/4=2*12.5μL/4=6.25μLであると決定される。他の実施形態では、増分泡体積(Vi)は、異なる手法で決定されてもよい。
ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。これは、Nb、Nb−1、…、2のすべてのkについて式Vb(k)=Vb(k−1)により表現され、ここで、Vb(1)=Viである。たとえば、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(1)=6.25μLであると決定された場合、ステップ172で、Vi=V(1)=6.25μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する初回であるために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファにまだ保存されていないので、最も古い増分泡体積はバッファから破棄されない。その結果、この時点で増分泡体積V(1)だけが決定されたので、バッファは、増分体積アレイをVb=[6.25μL,0,0,0,0]として保存する。
ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、この時点でV(1)だけが計算されたので、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=6.25μL+0+0+0+0=6.25μLであると計算される。他の実施形態では、泡体積(Vi)は、他の方法を使用して計算されてもよい。
ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。ステップ178での泡警告信号、またはシステムが、システム内の泡のモニタリングを停止するように止められるまで、ステップ164、166、168、170、172、174、および176を備える閉ループが連続して繰り返される。本例では、ステップ174で、Vfが6.25μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL未満であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)未満であると判断される。その結果、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。
例では、ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの第2のプランジャストローク位置で他の4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。ステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第2のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント5、6、7、および8で、ADC値[3200,3200,3200,10]を備える他の4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。
例では、ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、ポンプの第2のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第2のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値が、ADV値[3200,3200,3200,100]を備えるので、ステップ168は、バッファに保存された、第2のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値のうち3つが、空気/流体閾値3,000より大きいと判断する。
例では、ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、第2のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積Vi=V(2)を決定する。V(2)は、空気/流体閾値より高い、第2のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を第2のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。その結果、ステップ168により第2のプランジャストローク位置に対して決定されたNcである3を使用して、さらにステップ152により決定されたvrである12.5μLを使用して、ステップ170で、V(2)は、V(2)=Nc*vr/4=3*12.5μL/4=9.375μLであると計算される。
例では、ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。本例では、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(2)=9.375μLであると決定されたので、ステップ172で、Vi=V(2)=9.375μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する2回目でしかないために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファにまだ保存されていないので、最も古い増分体積(V(1)=6.25μLを備える)はバッファから破棄されない。その結果、この時点で増分体積V(1)およびV(2)だけが計算されたので、バッファは、増分体積アレイを[9.375μL,6.25μL,0,0,0]として保存する。
例では、ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、この時点でV(1)およびV(2)だけが計算されたので、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=6.25μL+9.375μL+0+0+0=15.625μLであると計算される。
例では、ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。本例では、ステップ174で、Vfが15.625μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL未満であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)未満であると判断される。その結果、方法は、閉ループを繰り返すために、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。
例では、ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの第3のプランジャストローク位置で他の4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。ステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第3のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント9、10、11、および12で、ADC値[3200,3200,3200,3200]を備える他の4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。
例では、ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、ポンプの第3のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第3のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値が、ADV値[3200,3200,3200,3200]を備えるので、ステップ168は、バッファに保存された、第3のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値のうち4つが、空気/流体閾値3,000より大きいと判断する。
例では、ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、第3のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積Vi=V(3)を決定する。V(3)は、空気/流体閾値より高い、第3のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を第3のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。その結果、ステップ168により第3のプランジャストローク位置に対して決定されたNcである4を使用して、さらにステップ152により決定されたvrである12.5μLを使用して、ステップ170で、V(3)は、V(3)=Nc*vr/4=4*12.5μL/4=12.5μLであると計算される。
例では、ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。本例では、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(3)=12.5μLであると決定されたので、ステップ172で、Vi=V(3)=12.5μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する3回目でしかないために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファにまだ保存されていないので、最も古い増分体積(V(1)=6.25μLを備える)はバッファから破棄されない。その結果、この時点で増分泡体積V(1)、V(2)、およびV(3)だけが計算されたので、バッファは、増分体積アレイを[12.5μL,9.375μL,6.25μL,0,0]として保存する。
例では、ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、この時点でV(1)、V(2)、およびV(3)だけが計算されたので、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=6.25μL+9.375μL+12.5μL+0+0=28.125μLと計算される。
例では、ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。本例では、ステップ174で、Vfが28.125μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL未満であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)未満であると判断される。その結果、方法は、閉ループを繰り返すために、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。
例では、ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの第4のプランジャストローク位置で他の4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。ステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第4のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント13、14、15、および16で、ADC値[100,100,3200,3200]を備える他の4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。
例では、ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、ポンプの第4のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第4のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値が、ADV値[100,100,3200,3200]を備えるので、ステップ168は、バッファに保存された、第4のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値のうち2つが、空気/流体閾値3,000より大きいと判断する。
例では、ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、第4のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積Vi=V(4)を決定する。V(4)は、空気/流体閾値より高い、第4のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を第4のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。その結果、ステップ168により第2のプランジャストローク位置に対して決定されたNcである2を使用して、さらにステップ152により決定されたvrである12.5μLを使用して、ステップ170で、V(2)は、V(4)=Nc*vr/4=2*12.5μL/4=6.25μLと計算される。
例では、ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。本例では、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(4)=6.25μLであると決定されたので、ステップ172で、Vi=V(4)=6.25μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する4回目でしかないために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファにまだ保存されていないので、最も古い増分体積(V(1)=6.25μLを備える)はバッファから破棄されない。その結果、この時点で増分体積V(1)、V(2)、V(3)、およびV(4)だけが計算されたので、バッファは、増分体積アレイを[6.25μL,12.5μL、9.375μL,6.25μL,0]として保存する。
例では、ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、この時点でV(1)、V(2)、V(3)、およびV(4)だけが計算されたので、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=6.25μL+9.375μL+12.5+6.25+0=34.375μLと計算される。
例では、ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、直ちにステップ166に進む。本例では、ステップ174で、Vfが34.375μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL未満であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)未満であると判断される。その結果、方法は、閉ループを繰り返すために、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。
例では、ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの第5のプランジャストローク位置で他の4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。ステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第5のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント17、18、19、および20で、ADC値[3200,3200,100,3200]を備える他の4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。
例では、ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、ポンプの第5のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第5のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値が、ADV値[3200,3200,100,3200]を備えるので、ステップ168は、バッファに保存された、第5のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値のうち3つが、空気/流体閾値3,000より大きいと決判断する。
例では、ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、第5のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積Vi=V(5)を決定する。V(5)は、空気/流体閾値より高い、第5のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を第5のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。その結果、ステップ168により第5のプランジャストローク位置に対して決定されたNcである3を使用して、さらにステップ152により決定されたvrである12.5μLを使用して、ステップ170で、V(5)は、V(5)=Nc*vr/4=3*12.5μL/4=9.375μLと計算される。
例では、ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。本例では、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(5)=9.375μLであると決定されたので、ステップ172で、Vi=V(5)=9.375μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する5回目でしかないために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファにまだ保存されていないので、最も古い増分体積(V(1)=6.25μLを備える)はバッファから破棄されない。その結果、バッファは、増分体積アレイを[9.375μL,6.25μL,12.5,9.375,6.25]として保存する。
例では、ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=6.25μL+9.375μL+12.5μL+6.25μL+9.375μL=43.75μLと計算される。
例では、ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、直ちにステップ166に進む。本例では、ステップ174でVfが43.75μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL未満であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)未満であると判断される。その結果、方法は、閉ループを繰り返すために、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、ステップ166に直ちに進む。
例では、ステップ166で、泡検出アルゴリズムは、流体送達ラインを通して注入流体を送達するポンプの第6のプランジャストローク位置で他の4つの別個のADC読取値を取得し、これらの読取値をバッファに保存する。ステップ166を図9のグラフ190に適用すると、第6のプランジャ位置で、泡検出アルゴリズムは、カウント21、22、23、および24で、ADC値[3200,3200,3200,3200]を備える他の4つの別個のADC読取値を得て、これらのADC値はその後バッファに保存される。
例では、ステップ168で、泡検出アルゴリズムは、ポンプの第6のプランジャストローク位置について空気/流体閾値より高いバッファ読取値の数(Nc)をカウントする。たとえば、空気/流体閾値が3,000に設定され、かつステップ166で、バッファに保存された、第6のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値が、ADV値[3200,3200,3200,3200]を備えるので、ステップ168は、バッファに保存された、第6のプランジャストローク位置での4つの別個のADC読取値のうち4つが、空気/流体閾値3,000より大きいと判断する。
例では、ステップ170で、泡検出アルゴリズムは、第6のプランジャストローク位置での空気の体積を備える増分泡体積Vi=V(6)を決定する。V(6)は、空気/流体閾値より高い、第6のプランジャストローク位置でのバッファ読取値の数(Nc)に、プランジャストローク位置ごとの較正された体積(vr)を乗算し、かつ全体を第6のプランジャストローク位置で得られた4つのADC読取値で除算することにより計算される。その結果、ステップ168により第6のプランジャストローク位置に対して決定されたNcである4を使用して、さらにステップ152により決定されたvrである12.5μLを使用して、ステップ170で、V(6)は、V(6)=Nc*vr/4=4*12.5μL/4=12.5μLと計算される。
例では、ステップ172で、泡検出アルゴリズムは、ステップ170で決定された増分泡体積(Vi)をバッファに追加し、最も古い増分泡体積(Vi)が、ステップ154で決定されたような、決定されたバッファ長(Nb)の範囲外にある場合に、最も古い増分泡体積(Vi)をバッファから破棄する。本例では、ステップ154で、Nbが5であると決定され、かつステップ170で、ViがVi=V(6)=12.5μLであると決定されたので、ステップ172で、Vi=V(6)=12.5μLがバッファに追加され、このポイントでは、Viを計算する6回目であるために、5つのVi値(バッファ長)より多くバッファに保存されたので、最も古い増分体積(V(1)=6.25μLを備える)はバッファから破棄される。その結果、増分体積V(1)=6.25μLがバッファから破棄されたので、バッファは、増分体積アレイを[12.5μL,9.375μL,6.25μL,12.5μL,9.375μL]として保存する。
例では、ステップ174で、泡検出アルゴリズムは、式
Figure 0006521632
を使用して泡体積(Vf)を決定する。たとえば、本例では、Vfは、Vf=V(1)+V(2)+V(3)+V(4)+V(5)=9.375μL+12.5μL+6.25μL+9.375μL+12.5μL=50μLと計算される。
例では、ステップ176で、泡検出アルゴリズムは、ステップ174で計算された泡体積(Vf)が、ステップ150で決定された泡閾値体積(Vt)以上であるかどうかを判断する。ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)以上であると判断された場合、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示すために、泡警告が始動される。しかしながら、ステップ176で、泡体積(Vf)が泡閾値体積(Vt)未満であると判断された場合、方法は、経路選定ステップ164に直接進み、次いで、ステップ164は、直ちにステップ166に進む。本例では、ステップ174でVfが50μLであると決定され、この泡体積(Vf)はステップ150で決定されたVtである50μL以上であるので、ステップ176で、Vfは泡閾値体積(Vt)以上であると判断される。その結果、例では、方法は、ステップ178に直接進み、システム内に泡が多すぎることを示す泡警告が始動される。他の実施形態では、方法の1つまたは複数のステップが、列挙された順序を狂わせて行われても、修正されても、従われなくてもよい、または追加ステップが加えられてもよい。
本開示の他の実施形態では、空気センサ信号は、適応/動的閾値に支配される。特定の体積内の空気センサ読取値の数値が、全体積の一定のパーセンテージを超えるとき、警告状態が発生する。パーセンテージは、ユーザにより設定される、またはユーザがカスタマイズ可能でダウンロード可能な薬剤ライブラリを介してプログラムされた注入薬剤タイプ、もしくは注入システムのポンピングデバイス内のハードコーディングに従って、自動的に更新される。一実施形態では、一連のADC測定値を、各非ゼロ値が空気を表す2値シーケンスに変換するバブル検出フィルタが適用される。フィルタは、絶対値ではなく、時間を経て観測された信号の変化に基づき動作する。s(k)=空気以外の空気センサ値すべての標準偏差となるように、流体の変化が推定される。m(k)=空気以外の値すべての平均となるように、平均流体レベルが推定される、またはNが、ユーザにより設定された観測体積V以上である体積に対するADC測定値を表すように、1組のN個の最新の値が推定される。一般的には、Nは60の読取値に設定される。T(k)=m(k)+Cs(k)となるように、動的閾値が提供され、ここでCは定数であり、一般的には3に設定され、流体が観測されるときの、空気センサの変動性に関連する信頼区間を規定するために使用される。任意の所与のサンプルkについて、ADC電圧が、T(k)に従って空気または流体と判断され、T(k)は、一般的に高い値(較正された空気読取値より少ない150カウント)に初期設定される。その結果として、T(k)は、センサ上に微小バブルまたは付着液滴が存在するときの感度または改善された空気/流体識別を提供する適応閾値を表す。認識された体積の検出は、ユーザにより設定された最大空気体積Voのパーセンテージとして、またはNb=Vo/vrに従って、各測定値に関連する体積(vr)に基づき決定されるような、Voの注入中に集められた観測数として行われる。たとえば、パラメータPが、特定の体積Vo内で許容できる空気のパーセンテージ閾値を規定し、ここで、PもVoも、所与の注入プログラムに対して定数である。このとき、スライドする観測窓で検出された空気事象の数がP*Vo/vrに等しい観測数を超える場合、警告が発生させられる。特定の流体が「泡」を生じさせることが公知である場合、Pの値は、薬剤の種類により自動的に設定されることができる。たとえば、生理食塩水の場合、Pは、泡の発生率が低いために90%のレベルに設定されてもよいが、アルブミンは、50%と低いパーセンテージ値を有してもよい。
本開示の他の実施形態が、測定値重みつきアップダウンカウンタの使用を伴う。これまで報告されたアップダウンカウンタの多くが閾値に依存し、測定されたADC電圧が特定の固定されたレベルを超えるときに、検出された空気の体積を一定量だけ増分するステップを伴う。体積増分は、考慮中の測定値に関連する推定された、または既知の体積を反映するように選ばれる。逆に、測定されたADC電圧が、固定された閾値以下であるとき、体積は、測定値またはその一部分に関連する全体積だけ減分される。全体積V(k)がユーザまたはソフトウェアにより設定されたレベル(たとえば、500μL)を超えるとき、警告状態が発生する。従来のこのやり方の課題が、泡の存在により、部分的に空気が観測されることを示す、固定された閾値以下の中間の値が作り出される場合があることである。たとえば、所与のADC測定値が、空気と流体の両方が観測された、時間を経た平均値を反映し、流体と空気に対して期待された値の間の電圧レベルをもたらす場合がある。
この問題を克服するために、本開示の一実施形態では、増分するステップは、流体または空気が存在する確率に従って重みをつけられる。たとえば、一実施形態では、プログラミングコードは、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のADC読取値を解析して、複数のADC読取値のうち、特定のADC読取値が空気または流体を備える信頼水準を考慮する重み係数により重みをつけられたどの測定値重みづけ数値が、空気−流体閾値を超えるかを判断するように構成されてもよい。他の実施形態では、この重み係数w(k)は、w(k)=min(1.0,(v(k)−vmin)/(vmax−vmin)−0.5)のように、測定された空気センサ電圧v(k)に正比例してもよく、ここで、kはサンプル測定インデックスであり、min()は最小関数であり、vmaxは空気に対して較正された値(たとえば、3,000)であり、vminは流体に対して較正された値(たとえば、500)である。体積V(k)は、V(k)=V(k)+w(k)Vfのように増分されてもよく、ここで、Vfは、V(k)に関連する空気または流体の体積である。他の実施形態では、w(k)は、ベイズ統計、ファジー論理、経験則、または他の方法に基づき、所与の測定値が空気または水に関連する確率から直接計算されてもよい。使用される方法とは無関係に、増分された値は、特定のADC測定値がそれぞれ空気または流体である信頼度に従って、正または負に重みをつけられる。他の実施形態では、特定のADC測定値がそれぞれ空気または流体である信頼水準に適合するように、さまざまな増分方法が使用されてもよい。
本開示の1つまたは複数の実施形態が、連続する空気スラグに基づく、または時間を経て送達された空気の全体積の測定値に基づくのではなく、送達された空気のパーセンテージに基づく警告トリガを注入システムで提供することにより、既存技術の1つまたは複数の問題を克服する。この警告トリガにより、泡が存在する、空の容器の状態を早期に検出することができる。
当然のことながら、前述のことは、本開示の代表的実施形態と関係があること、および以下の特許請求の範囲で示される本開示の範囲を逸脱することなく、修正が行われてもよいことが理解されるべきである。

Claims (21)

  1. 注入システムであって、
    ポンプと、
    流体を送達するためのポンプに接続された流体送達ラインと、
    流体送達ラインの中に空気が存在するかどうかを検出する信号を発信および受信するために、流体送達ラインに接続された少なくとも1つのセンサと、
    ポンプおよび少なくとも1つのセンサと電気的に通信しているプロセッサと、
    プロセッサにより実行するためのプログラミングコードを備える、プロセッサと電気的に通信しているメモリと
    を備え、
    プログラミングコードは、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析して、空気−流体閾値を超える、アナログ−デジタルカウント読取値の個数を判断し、空気−流体閾値を超えるアナログ−デジタルカウント読取値の個数に、ポンプの圧送量を乗算し、その結果をアナログ−デジタルカウント読取値の総数で除算して、流体送達ラインの観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージを決定するように構成される、注入システム。
  2. プログラミングコードが、観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に警告をトリガするように構成される、請求項1に記載の注入システム。
  3. メモリが、異なる観測される体積に対して、異なる泡閾値を備える、保存された複数の対設定を備え、プログラミングコードは、保存された対設定のうちどれがプログラミングコードにより適用されるかを決定するユーザ入力を受け入れるように構成される、請求項2に記載の注入システム。
  4. プログラミングコードが、動的泡閾値を決定するように構成され、観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが動的泡閾値を超える場合に警告をトリガするように構成される、請求項1に記載の注入システム。
  5. 観測される体積が、設定された体積の窓を備え、プログラミングコードは、流体が流体送達ラインを通って移動するときに、窓内部に配置される泡体積または空気のパーセンテージを連続して解析するように構成される、請求項1に記載の注入システム。
  6. プログラミングコードが、泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に警告をトリガするように構成される、請求項1に記載の注入システム。
  7. プログラミングコードが、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析して、複数のアナログ−デジタルカウント読取値のうち、アナログ−デジタルカウント読取値が空気または流体の存在を示す確率に従って重みをつけられたどの読取値重みづけ数値が、空気−流体閾値を超えるかを判断するように構成される、請求項1に記載の注入システム。
  8. 注入システムの流体送達ライン内の泡を検出する方法であって、
    少なくとも1つのセンサを経て流体送達ラインを通して流体を圧送する量を決定するステップと、
    少なくとも1つのセンサから流体送達ラインの中に信号を発信し、流体送達ラインから信号を受信するステップと、
    プロセッサを使用し、信号の測定値を処理して、プロセッサにより、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析し、プロセッサにより、空気−流体閾値を超える、アナログ−デジタルカウント読取値の個数を判断し、プロセッサにより、空気−流体閾値を超えるアナログ−デジタルカウント読取値の個数に、流体送達ラインを通して流体を圧送する量を乗算し、その結果をアナログ−デジタルカウント読取値の総数で除算して、流体送達ラインの観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージを決定するステップと
    を備える方法。
  9. 観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に、プロセッサが警告をトリガするステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  10. プロセッサが、ユーザ入力を処理し、ユーザ入力に基づき、異なる観測される体積に対して、異なる泡閾値を備える、保存された複数の対設定のうちどれが、流体送達ラインの観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージを決定するためにプロセッサにより使用されるかを判断するステップをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. プロセッサが、動的泡閾値を決定し、観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが動的泡閾値を超える場合に警告をトリガするステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  12. 流体が流体送達ラインを通って移動するときに、プロセッサが、設定された体積の窓を備える、観測される体積内部に配置される泡体積または空気のパーセンテージを連続して解析するステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  13. 泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に、プロセッサが警告をトリガするステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  14. プロセッサが、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析して、複数のアナログ−デジタルカウント読取値のうち、アナログ−デジタルカウント読取値が空気または流体の存在を示す確率に従って重みをつけられたどの読取値重みづけ数値が、空気−流体閾値を超えるかを判断するステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  15. 非一時的コンピュータ読取可能媒体であって、少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析して、空気−流体閾値を超える、複数のアナログ−デジタルカウント読取値の個数を判断することと、空気−流体閾値を超える複数のアナログ−デジタルカウント読取値の個数に、流体送達ラインを通して流体を圧送する量を乗算し、その結果をアナログ−デジタルカウント読取値の総数で除算して、注入システムの流体送達ラインの観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージを決定することとを含む方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を備える、非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  16. 観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に警告をトリガするようにプログラムされる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  17. 異なる観測される体積に対して、異なる泡閾値を備える、複数の保存された対設定のうちどれがプログラミングコードにより適用されるかを決定するユーザ入力を受け入れるようにプログラムされる、請求項16に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  18. 動的泡閾値を決定するように、かつ観測される体積内部の泡体積または空気のパーセンテージが動的泡閾値を超える場合に警告をトリガするようにプログラムされる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  19. 流体が流体送達ラインを通って移動するときに、設定された体積の窓を備える、観測される体積内部に配置される泡体積または空気のパーセンテージを連続して解析するようにプログラムされる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  20. 泡体積または空気のパーセンテージが泡閾値を超える場合に警告をトリガするようにプログラムされる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
  21. 少なくとも1つのセンサにより得られる複数のアナログ−デジタルカウント読取値を解析して、複数のアナログ−デジタルカウント読取値のうち、アナログ−デジタル読取値が空気または流体の存在を示す確率に従って重みをつけられたどの読取値重みづけ数値が、空気−流体閾値を超えるかを判断するようにプログラムされる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ読取可能媒体。
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