JP6518687B2 - 光走査用アクチュエータ及び光走査装置 - Google Patents

光走査用アクチュエータ及び光走査装置 Download PDF

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Description

本発明は、光走査用アクチュエータ及びこれを用いる光走査装置に関するものである。
従来、光ファイバの射出端部を変位させながら光ファイバから被観察物に向けて光を照射して被観察物を走査し、被観察物で反射、散乱等される光、あるいは、非観察物で発生する蛍光等を検出する光走査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の光走査装置は、光ファイバの射出端部を変位させる光走査用アクチュエータを備える。光走査用アクチュエータは、例えば光ファイバの射出端部を貫通して保持する外形が四角柱状のフェルールと、フェルールの側面にそれぞれ装着された圧電素子とを備える。
特開2013−244045号公報
特許文献1に開示の光走査用アクチュエータは、フェルールの対向する面に装着された対を成す圧電素子に所要の電圧を印加して、一方の圧電素子を伸張させ、他方の圧電素子を縮小させることにより、フェルールを介して光ファイバの射出端部を変位させる。そのため、圧電素子をフェルールの各面に対して分極処理された分極方向を間違えることなく装着する必要がある。
ところが、圧電素子は、外観上、分極方向を識別するのは困難である。そのため、フェルールへの圧電素子の装着に際して、圧電素子が分極方向を誤って装着される場合が想定され、歩留まりの低下を招くことが懸念される。なお、圧電素子の分極方向を識別する方法としては、圧電素子の製造過程において、例えば圧電素子を伸張させる場合に正の電圧を印加する面に予めインク等のマーカを塗布することが考えられる。あるいは、光走査用アクチュエータの組立て時に、フェルールへの圧電素子の装着に先立って、圧電素子の電気的特性を確認することが考えられる。しかし、前者の方法は、圧電素子の装着工程までにマーカが取れてしまう場合があるため、充分な歩留まりの向上が期待できない。また、後者の方法は、圧電素子に実際に電圧を印加するなどの余分な工程を要することから、組立て効率の低下を招くことになる。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、歩留まり及び組立て効率の向上できる光走査用アクチュエータ及びこれを用いる光走査装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明に係る光走査用アクチュエータは、光ファイバの変位可能に支持される射出端部に結合されて、前記光ファイバの光軸方向に沿って伸縮することにより、前記射出端部を前記光軸方向と垂直な方向に変位させる圧電素子を備える光走査用アクチュエータにおいて、
前記圧電素子は、前記光ファイバの光軸方向に長い形状を有し、物理的に形成された分極方向を識別するために前記光ファイバの射出端面側に切り欠き部を備える、ものである。
前記圧電素子は、前記光ファイバを保持するフェルールの側面に装着されるとよい。
前記圧電素子は、前記光ファイバの前記射出端部に装着されてもよい。
さらに、上記目的を達成する本発明に係る光走査装置は、
射出端部が変位可能に支持された光ファイバと、
前記射出端部を変位させる前記光走査用アクチュエータと、
前記光ファイバに光源からの照明光を入射させる光入力部と、
前記光ファイバの射出端面から射出される前記照明光を対象物に照射する照明光学系と、を備え、
前記圧電素子に印加する電圧を制御して、前記対象物に照射される前記照明光を所望の走査軌跡となるように走査するものである。
本発明によれば、歩留まり及び組立て効率を向上できる光走査用アクチュエータ及びこれを用いる光走査装置を提供することができる。
第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの要部の概略構成を示す図である。 図1Aの光走査用アクチュエータを光ファイバの射出端面側から見た拡大図である。 圧電素子に形成される切り欠き部のC面取りの大きさに対する光ファイバの共振周波数特性の実験結果を示す図である。 圧電素子に形成される切り欠き部のC面取りの大きさに対する光ファイバの振幅特性の実験結果を示す図である。 図2及び図3の実験に使用した光走査用アクチュエータの概略構成を示す図である。 図2及び図3の実験に使用した光走査用アクチュエータの概略構成を示す図である。 第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの第1の変形例を示す図である。 第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの第2の変形例を示す図である。 第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの第3の変形例を示す図である。 第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの第4の変形例を示す図である。 第2実施の形態に係る光走査用アクチュエータの要部の概略構成を示す図である。 第2実施の形態に係る光走査用アクチュエータの変形例を示す図である。 第3実施の形態に係る光走査装置の要部の概略構成を示す図である。 図11のスコープを概略的に示す概観図である。 図12のスコープの先端部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1Aは、第1実施の形態に係る光走査用アクチュエータの要部の概略構成を示す図である。本実施の形態に係る光走査用アクチュエータ10は、光ファイバ11の射出端部11aを貫通させて保持するフェルール12を備える。光ファイバ11は、フェルール12に接着固定される。フェルール12は、光ファイバ11の射出端面11bとは反対側の端部が支持部13に結合されて、支持部13に揺動可能に片持ち支持される。光ファイバ11は、支持部13を貫通して延在される。
図1Bは、図1Aの光走査用アクチュエータ10を光ファイバ11の射出端面側から見た拡大図を示している。フェルール12は、例えばニッケル等の金属からなる。フェルール12は、外形が四角柱状、円柱状等の任意の形状に形成可能であるが、本実施の形態では外形が四角柱状からなる場合を例示している。フェルール12には、光ファイバ11の光軸方向と平行な方向をz方向とするとき、z方向と直交する面内で互いに直交するx方向及びy方向にそれぞれ対向する側面に、接着剤等を介して圧電素子14xa、14xb及び14ya、14ybが装着される。すなわち、光ファイバ11の射出端部11aには、フェルール12を介して圧電素子14xa、14xb及び14ya、14ybが結合される。なお、以下の説明において、圧電素子14xa、14xb及び14ya、14ybは、特定しない場合、圧電素子14と略記する。圧電素子14は、z方向に長い矩形状からなる。圧電素子14は、それぞれ厚さ方向の両面に形成された電極を有し、対向する電極を介して厚さ方向に電圧が印加されるとz方向に伸縮可能に構成される。
圧電素子14には、フェルール12に接着される電極面とは反対側の電極面に、対応するリード線15xa、15xb及び15ya、15ybが接続される。また、圧電素子14の共通電極となるフェルール12には、リード線15cが接続される。圧電素子14xa、14xbには、リード線15c、15xa、15xbを介して例えば振幅が徐々に増加する同相のx駆動用交番電圧が印加される。また、圧電素子14ya、14ybには、リード線15c、15ya、15ybを介して例えばx駆動用交番電圧とは位相が90°異なり振幅が徐々に増加する同相のy駆動用交番動電圧が印加される。これにより、圧電素子14xa、14xbは、一方が伸張すると他方が縮小して、フェルール12がx方向に湾曲振動する。同様に、圧電素子14ya、14ybは、一方が伸張すると他方が縮小して、フェルール12がy方向に湾曲振動する。その結果、光ファイバ11の射出端部11aは、x方向及びy方向の振動が合成されたスパイラル状に偏向される。したがって、光ファイバ11に照明光を入射させると、射出端面11bから射出される照明光により被観察物をスパイラル状に走査することが可能となる。
圧電素子14は、それぞれ長さ方向(z方向)の一端部に、分極方向を識別するための物理的に形成された識別部を備える。本実施の形態において、識別部は、圧電素子14を伸張させる場合に正の電圧を印加する電極面の短辺に沿って、電極面に対して45度の角度で形成されたC面取りからなる切り欠き部16により構成される。切り欠き部16は、例えば分極処理及び電極形成処理が終了した圧電基板から、ダイシングソーで圧電素子14を切り出す際に同時に形成することができる。したがって、切り欠き部16は、容易に形成することができる。
圧電素子14は、フェルール12に保持される光ファイバ11の射出端面11b側(フェルール12の先端側)にそれぞれ切り欠き部16を位置させて、フェルール12に装着される。本実施の形態において、圧電素子14xa、14xbは、同相のx駆動用交番電圧の印加により、フェルール12を介して光ファイバ11の射出端部11aをx方向に振動させるため、圧電素子14xa、14xbはフェルール12に対して分極方向が逆方向に装着される。すなわち、圧電素子14xaは、切り欠き部16を有する面とは反対側の面がフェルール12に装着され、圧電素子14xbは、切り欠き部16を有する面がフェルール12に装着される。同様に、圧電素子14ya、14ybは、同相のy駆動用交番電圧の印加により、フェルール12を介して光ファイバ11の射出端部11aをy方向に振動させるため、圧電素子14ya、14ybはフェルール12に対して分極方向が逆方向に装着される。すなわち、圧電素子14yaは、切り欠き部16を有する面とは反対側の面がフェルール12に装着され、圧電素子14ybは、切り欠き部16を有する面がフェルール12に装着される。
図2は、本実施の形態に係る光走査用アクチュエータ10における切り欠き部16のC面取りの大きさに対する光ファイバ11の共振周波数特性の実験結果を示す図である。また、図3は、同様に光走査用アクチュエータ10による切り欠き部16のC面取りの大きさに対する光ファイバ11の振幅特性の実験結果を示す図である。なお、図2及び図3には、図4Aに示すように、圧電素子14が切り欠き部16を支持部13側(フェルール12の根元側)に位置させてフェルール12に装着された場合の実験結果と、図4Bに示すように、z方向の両端部に切り欠き部16が形成された圧電素子14がフェルール12に装着された場合の実験結果とをも示している。図2及び図3において、実線は切り欠き部16がフェルール12の先端側に位置する本実施の形態に係る光走査用アクチュエータ10による特性を示し、破線は図4Aの場合の特性を示し、一点鎖線は図4Bの場合の特性を示す。また、図2及び図3において、横軸はC面取り長さ(μm)を示し、tは圧電素子14の厚さ(100μm以下)を示している。
図2において、共振周波数f0(Hz)は、圧電素子14に切り欠き部16を形成しない場合、すなわちC=0の場合の共振周波数を示す。また、図3において、振幅A0(μm)は、同様に圧電素子14に切り欠き部16を形成しない場合、すなわちC=0の場合に圧電素子14に所定の振幅の駆動電圧を印加した場合の最大振幅を示す。
図2から明らかなように、フェルール12の先端側に圧電素子14の切り欠き部16が位置する場合、共振周波数はC面取りが大きくなるのに従って高くなるが、その上昇率は極めて僅かであり、C=tすなわち圧電素子14の厚さ分のC面取りを行っても、例えばf0が10KHz以下の場合で0.1%程度である。また、図3から明らかなように、フェルール12の先端側に圧電素子14の切り欠き部16が位置する場合、振幅はC面取りが大きくなるのに従って低下するが、その低下率は極めて僅かであり、C=tのC面取りを行っても、例えばA0が500μm以上の場合で1%程度である。
また、フェルール12の根元側に圧電素子14の切り欠き部16が位置する場合、共振周波数はC面取りを大きくするのに従って逆に低くなるが、その低下率は極めて僅かであり、C=tのC面取りを行っても、例えばf0の0.5%程度である。また、フェルール12の根元側に圧電素子14の切り欠き部16が位置する場合、振幅はC面取りが大きくなるのに従って低下するが、その低下率は極めて僅かであり、C=tのC面取りを行っても、例えばA0の7%程度である。
同様に、圧電素子14のz方向両端部に切り欠き部16を形成した場合、共振周波数はC面取りを大きくするのに従って低くなるが、その低下率は極めて僅かであり、C=tのC面取りを行っても、例えばf0の0.4%程度である。また、圧電素子14の両端部に切り欠き部16を形成した場合、振幅はC面取りが大きくなるのに従って低下するが、その低下率は極めて僅かであり、C=tのC面取りを行っても、例えばA0の9%程度である。
図2及び図3から明らかなように、圧電素子14のz方向端部に切り欠き部16を形成しても、光走査用アクチュエータとしての性能(共振周波数、振幅)にほとんど影響を与えることはないことが分かる。特に、本実施の形態におけるように、フェルール12の先端側に圧電素子14の切り欠き部16を位置させた場合は、図4Aに示したように圧電素子14の切り欠き部16がフェルール12の根元側に位置する場合や、図4Bに示したように圧電素子14のz方向両端部に切り欠き部16を形成した場合よりも、性能低下を小さくすることができるので好ましい。
本実施の形態によれば、圧電素子14が、長さ方向(伸縮方向)の一端部に、短辺に沿って、分極方向を識別するための識別部を構成するC面取りからなる切り欠き部16を有するので、圧電素子14の電気的特性を事前に確認することなく、圧電素子14の分極方向を容易に識別することができる。したがって、圧電素子14を容易に正しくフェルール12に装着することが可能となるので、光走査用アクチュエータ10の歩留まり及び組立て効率を向上することができる。
なお、切り欠き部16は、圧電素子14の伸縮方向の一端部に短辺に沿って形成される場合に限らない。例えば、図5に第1の変形例を示すように、圧電素子14の一端部の短辺に沿って段差状に切り欠き部16が形成されてもよい。また、図6に第2の変形例を示すように、圧電素子14の一端部の角部に面取りにより切り欠き部16が形成されてもよい。あるいは、図7に第3の変形例を示すように、圧電素子14の一端部の角部を除去して切り欠き部16が形成されてもよい。また、図8に第4の変形例を示すように、圧電素子14の一端部の中央部に切り欠き部16が凹状に穿設されてもよい。なお、図6及び図7において、切り欠き部16は、一端部の両角部に形成されてもよい。また、図5〜図8において、切り欠き部16は、圧電素子14のフェルール12の根元側の端部、あるいは圧電素子14の両端部に形成されてもよい。これらの場合においても、圧電素子14の性能にほとんど影響を与えることなく、圧電素子14の分極方向を容易に識別することができる。したがって、図1A及び図1Bの構成の場合と同様に、圧電素子14を容易に正しくフェルール12に装着することが可能となるので、光走査用アクチュエータ10の歩留まり及び組立て効率を向上することができる。
(第2実施の形態)
図9は、第2実施の形態に係る光走査用アクチュエータの要部の概略構成を示す図である。本実施の形態に係る光走査用アクチュエータ10は、第1実施の形態の構成において、4つの圧電素子14をフェルールを介することなく、光ファイバ11の射出端部11aに接着剤17により直接装着したものである。すなわち、光ファイバ11の射出端部11aには、4つの圧電素子14が直接結合される。なお、4つの圧電素子14の光ファイバ11に接着される側の電極は、共通電極として互いに接続される。光ファイバ11は、圧電素子14の装着部分よりも射出端面11bの反対側において、支持部13(図1A参照)に直接又はフェルールを介して結合されて、射出端部11aが揺動可能に支持される。図9では、図1A及び図1Bに示した切り欠き部16が形成された構成の圧電素子14を示しているが、第1実施の形態において説明した他の切り欠き部16が形成された圧電素子14が装着されてもよい。
本実施の形態によると、圧電素子14を光ファイバ11の射出端部11aに装着するにあたって、圧電素子14の分極方向を容易に識別することができるので、圧電素子14を容易に正しく射出端部11aに装着することが可能となる。したがって、光走査用アクチュエータ10の歩留まり及び組立て効率を向上することができる。
なお、圧電素子14は、図10に変形例を示すように、長さ方向に延在する一方の側面が、隣接する圧電素子14の光ファイバ接着面側に位置するように装着してもよい。このようにすれば、組立性を向上することが可能となる。
(第3実施の形態)
図11は、第3実施の形態に係る光走査装置の要部の概略構成を示す図である。本実施の形態に係る光走査装置は、光走査型内視鏡装置30を構成するものである。光走査型内視鏡装置30は、スコープ(内視鏡)50と、制御装置本体70と、ディスプレイ90と、を備える。
制御装置本体70は、光走査型内視鏡装置30の全体を制御する制御部71と、発光タイミング制御部72と、光源を構成するレーザ73R、73G、73B及び結合器74とを含んで構成される。レーザ73Rは赤のレーザ光を、レーザ73Gは緑のレーザ光を、レーザ73Bは青のレーザ光をそれぞれ射出するものである。発光タイミング制御部72は、制御部71の制御の下で、3つのレーザ73R、73G、73Bの発光タイミングを制御する。レーザ73R、73G、73Bとしては、例えばDPSSレーザ(半導体励起固体レーザ)やレーザダイオードが使用可能である。レーザ73R、73G、73Bから出射されるレーザ光は、結合器74により合波され、白色の照明光としてシングルモードファイバからなる照明用光ファイバ51に入射される。結合器74は、例えばダイクロイックプリズム等を有して構成される。光走査型内視鏡装置30の光源の構成はこれに限られず、一つのレーザ光源を用いるものであっても、他の複数の光源を用いるものであっても良い。また、光源は、制御装置本体70と信号線で結ばれた制御装置本体70とは別の筐体に収納されていても良い。
照明用光ファイバ51は、第1実施の形態及び第2実施の形態で説明した光ファイバ11に相当するもので、スコープ50の先端部まで延在している。照明用光ファイバ51は、入射端部に結合された例えば光コネクタからなる光入力部52を備える。光入力部52は、光源(図11では結合器74)に着脱自在に結合されて、光源からの照明光を照明用光ファイバ51に入射させる。照明用光ファイバ51に入射された照明光は、スコープ50の先端部まで導光されて対象物100に向けて照射される。その際、照明用光ファイバ51の射出端部は、第1実施の形態及び第2実施の形態で説明した光走査用アクチュエータ10により振動駆動される。具体的には、光走査用アクチュエータ10の駆動が、後述する制御装置本体70の駆動制御部78によって、対象物100に照射される照明光が所望の二次元走査軌跡となるように制御される。これにより、対象物100は、照明用光ファイバ51から射出される照明光によって観察表面上が二次元走査される。照明光の照射により対象物100から得られる反射光、散乱光、蛍光などの信号光は、スコープ50内に延在されたマルチモードファイバからなる検出用光ファイババンドル53の先端面に入射されて制御装置本体70まで導光される。
制御装置本体70は、信号光を処理するための光検出器75、ADC(アナログ−デジタル変換器)76、画像処理部77及び駆動制御部78をさらに備える。光検出器75は、検出用光ファイババンドル53により導光された信号光をスペクトル成分に分解し、フォトダイオード等により、それぞれのスペクトル成分を電気信号に変換する。なお、検出用光ファイババンドル53は、射出端部に結合された例えば光コネクタからなる光出力部54を備える。光出力部54は、光検出器75に着脱自在に結合されて対象物100からの信号光を光検出器75に導光する。ADC76は、光検出器75から出力されるアナログの電気信号をデジタル信号に変換して画像処理部77に出力する。制御部71は、駆動制御部78により印加した振動電圧の振幅及び位相などの情報から、レーザ照明光の走査経路上の走査位置の情報を算出して画像処理部77に供給する。画像処理部77は、ADC76から出力されたデジタル信号及び制御部71からの走査位置情報に基づいて対象物100の画素データ(画素値)を順次メモリに格納し、走査終了後又は走査中に補間処理等の必要な処理を行って対象物100の画像を生成してディスプレイ90に表示する。
上記の各処理において、制御部71は、発光タイミング制御部72、光検出器75、駆動制御部78、及び、画像処理部77を同期制御する。
図12は、スコープ50を概略的に示す概観図である。スコープ50は、操作部55及び挿入部56を備える。照明用光ファイバ51、検出用光ファイババンドル53、及び、配線ケーブル57は、制御装置本体70にそれぞれ着脱自在に接続されて、操作部55から挿入部56の先端部58(図12に破線で示す部分)まで延在している。なお、配線ケーブル57は、光走査用アクチュエータ10を構成する上述した4つの圧電素子14にそれぞれ接続された4本のリード線と共通電極に接続されたリード線とを含んでいる。配線ケーブル57は、図11に示すように接続コネクタ59を介して駆動制御部78に着脱自在に接続される。
図13は、図12のスコープ50の先端部58を拡大して示す断面図である。先端部58は、光走査用アクチュエータ10と、照明光学系を構成する投影用レンズ61a、61bと、スコープ50の中心部を通る照明用光ファイバ51と、スコープ50の外周部を通る検出用光ファイババンドル53とを含んで構成される。
光走査用アクチュエータ10は、第1実施の形態及び第2実施の形態で説明した何れかの構成を有する。本実施の形態では、便宜上、図1A及び図1Bに示した構成の光走査用アクチュエータ10を備えるものとする。光走査用アクチュエータ10は、支持部13によりスコープ50の挿入部56の内部に片持ち支持されたフェルール12と、フェルール12の4つの外側面に装着された4つの圧電素子14とを含んで構成される。照明用光ファイバ51は、フェルール12に支持されて、射出端部11aがフェルール12と一体に揺動可能となっている。一方、検出用光ファイババンドル53は、挿入部56の外周部を通って先端部58の先端まで延在して配置されている。なお、検出用光ファイババンドル53の各ファイバの先端部53aには、図示しない検出用レンズが配置されていても良い。
投影用レンズ61a、61b及び検出用レンズは、先端部58の最先端に配置される。投影用レンズ61a、61bは、照明用光ファイバ51の射出端面51bから射出されるレーザ光が所定の焦点位置に集光させるように構成されている。また、検出用レンズは、対象物100上に照射されたレーザ光が、対象物100により反射、散乱、屈折等をした光(対象物100と相互作用した光)又は蛍光等を信号光として取り込み、検出用レンズの後に配置された検出用光ファイババンドル53に集光、結合させるように配置される。なお、投影用レンズは、二枚構成に限られず、一枚や三枚以上のレンズにより構成されてもよい。
本実施の形態に係る光走査型内視鏡装置30によると、第1実施の形態及び第2実施の形態で説明した何れかの光走査用アクチュエータ10を備えるので、光走査用アクチュエータ10の歩留まり及び組立て効率の向上と相俟って、光走査型内視鏡装置30の歩留まり及び組立て効率を向上でき、コストダウンが図れる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、面取りによる圧電素子14の欠き部16は、電極面に対して45度のC面取りに限らず、任意の角度での面取りにより形成されてもよい。また、圧電素子14の分極方向の識別部は、切り欠き部16に限らず、圧電素子14の電極面における電極のパターンにより物理的に形成されてもよい。
また、図11に示した光走査型内視鏡装置30において、光走査用アクチュエータ10により変位される照明用光ファイバ51は、シングルモード光ファイバに限らず、マルチモードファイバとすることもできる。さらに、本発明に係る光走査装置は、光走査型内視鏡装置に限らず、光走査型顕微鏡や光走査型のプロジェクタ装置にも適用することが可能である。また、本発明は、一つの圧電素子の駆動により光ファイバを一次元方向に変位させる場合にも有効に適用することができる。
10 光走査用アクチュエータ
11 光ファイバ
11a 射出端部
11b 射出端面
12 フェルール
13 支持部
14、14xa、14xb、14ya、14yb 圧電素子
16 切り欠き部
30 光走査型内視鏡装置
50 スコープ
51 照明用光ファイバ
52 光入力部
70 制御装置本体
71 制御部
73R、73G、73B レーザ
74 結合器
78 駆動制御部

Claims (4)

  1. 光ファイバの変位可能に支持される射出端部に結合されて、前記光ファイバの光軸方向に沿って伸縮することにより、前記射出端部を前記光軸方向と垂直な方向に変位させる圧電素子を備える光走査用アクチュエータにおいて、
    前記圧電素子は、前記光ファイバの光軸方向に長い形状を有し、物理的に形成された分極方向を識別するために前記光ファイバの射出端面側に切り欠き部を備える、光走査用アクチュエータ。
  2. 前記圧電素子は、前記光ファイバを保持するフェルールの側面に装着されている、請求項に記載の光走査用アクチュエータ。
  3. 前記圧電素子は、前記光ファイバの前記射出端部に装着される、請求項に記載の光走査用アクチュエータ。
  4. 射出端部が変位可能に支持された光ファイバと、
    前記射出端部を変位させる請求項1〜のいずれか一項に記載の光走査用アクチュエータと、
    前記光ファイバに光源からの照明光を入射させる光入力部と、
    前記光ファイバの射出端面から射出される前記照明光を対象物に照射する照明光学系と、を備え、
    前記圧電素子に印加する電圧を制御して、前記対象物に照射される前記照明光を所望の走査軌跡となるように走査する、光走査装置。
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