JP6517609B2 - 符号化方法及び符号化プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、符号化方法及び符号化プログラムに関する。
近年、ブロードバンドサービスの普及に伴い、ネットワークを介して動画像のコンテンツを視聴することが容易になった。動画像のコンテンツを視聴することが容易になったことによって、ネットワーク上のデータの半分以上が動画像のデータになるとも言われている。
また、視野角360度となるように全天周画像を表示することによって、視聴者に高臨場感を与える画像サービスがある。動画像は、複数のフレーム(静止画)を含む。全天周画像では、フレーム同士が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される。すなわち、全天周画像では、フレームにおける端が他のフレームにおける端と隣接するように表示される。例えば、全天周画像では、フレームにおける右端が他のフレームにおける左端と隣接するように表示される。例えば、全天周画像では、フレームにおける上端が他のフレームにおける下端と隣接するように表示される。
また、動画圧縮規格の一つであるH.263では、画面外参照などの非制限動き補償技術が採用されている(非特許文献1参照)。
ITU-T H.263(ANNEX D)
従来の符号化装置は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率を向上させることができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率を向上させることが可能である符号化方法及び符号化プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、符号化装置における符号化方法であって、符号化する対象の画像を取得するステップと、予め定められた要素に応じて、前記画像において行方向又は列方向に定められた複数の領域に評点を定めるステップと、前記画像がイントラフレームに符号化される場合、前記画像において前記評点が相対的に高い前記領域であるか否かに応じて前記領域を再配置し、前記領域が再配置された前記画像を符号化するステップと、を有する符号化方法である。
本発明の一態様は、上記の符号化方法であって、前記画像がインターフレームに符号化される場合、前記画像において互いに正対する端の前記領域同士を動き探索の範囲とし、前記動き探索の結果に基づいて前記画像を符号化するステップと、を更に有する符号化方法である。
本発明の一態様は、上記の符号化方法をコンピュータに実行させるための符号化プログラムである。
本発明により、動画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、動画像のフレームの符号化の効率を向上させることが可能となる。
第1の実施形態における、符号化装置の構成の例を示す図である。 第1の実施形態における、列方向のブロックラインの再配置の例を示す図である。 第1の実施形態における、行方向のブロックラインの再配置の例を示す図である。 第1の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、符号化装置10の構成の例を示す図である。符号化装置10は、前処理部11と、記憶部12と、符号化部13と、出力部14とを備える。前処理部11と、符号化部13と、出力部14との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
前処理部11は、全天周画像であって、符号化する対象のフレーム(原画像)を取得する。画像は、静止画でもよいし、動画像でもよい。符号化の規格は、特定の規格に限定されない。例えば、静止画は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)規格に基づいて符号化されてもよい。例えば、動画像は、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格やH.264規格に基づいて符号化されてもよい。
以下では、前処理部11は、一例として動画像を取得する。動画像は、複数のフレーム(静止画)を含む。全天周画像では、フレーム同士が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される。すなわち、全天周画像では、フレームにおける端が他のフレームにおける端と隣接するように表示される。前処理部11は、符号化する対象のフレームを含む動画像に前処理を施す。前処理部11は、前処理を施した動画像を符号化部13に転送する。
前処理部11は、符号化する対象のフレームを、符号化部13が符号化し易いフレームに加工する。符号化し易いフレームとは、例えば、画像の冗長性が高いフレームである。符号化部13は、画像の冗長性を利用した符号化処理をフレーム(原画像)に施すことによって、符号化の効率を向上させることができる。
以下、符号化されるフレームの単位領域を「ブロック」という。以下、フレームにおいて一方向に配置されている複数のブロックを「ブロックライン」という。
前処理部11は、フレームにおいて行方向又は列方向に、複数のブロックラインを定める。前処理部11は、行方向又は列方向に複数のブロックラインが予め定められたフレームを取得してもよい。前処理部11は、ブロックラインにおける画像の要素に基づく評点を、ブロックラインに定める。画像の要素は、例えば、画像のアクティビティである。アクティビティとは、例えば、画素値としてのテクスチャの複雑さ又は平坦さである。例えば、前処理部11は、ブロックラインにおけるテクスチャが複雑であるほど、高い評点をブロックラインに定める。すなわち、前処理部11は、ブロックラインにおけるテクスチャが平坦であるほど、低い評点をブロックラインに定める。
また、画像の要素は、例えば、画像にグラデーションが存在するか否かによって表現される。例えば、前処理部11は、グラデーションが存在するブロックラインには、グラデーションが存在しないブロックラインによりも高い評点を定める。画像の要素は、例えば、画素値としての輝度によって表現される。例えば、前処理部11は、輝度の高い領域が存在するブロックラインには、輝度の高い領域が存在しないブロックラインによりも高い評点を定める。
前処理部11は、フレームにおいて、第1のブロックライン、第2のブロックライン、第3のブロックラインがこの順で並んでいる場合に、第1条件から第3条件の全てを満たす第2のブロックラインを検出する。なお、前処理部11は、第1条件から第3条件の少なくとも一つを満たす第2のブロックラインを検出してもよい。
第1条件は、第1のブロックラインの評点と第2のブロックラインの評点との差が閾値以下であることである。第2条件は、第3のブロックラインの評点と第2のブロックラインの評点との差が閾値以上であることである。第3条件は、第1のブロックラインの評点と第3のブロックラインの評点との差が、他のブロックライン同士の評点の差と比較して、フレームにおいて最も大きいことである。
図2は、第1の実施形態における、列方向のブロックラインの再配置の例を示す図である。図2では、符号化する対象のフレームは、列方向のブロックライン1a〜6aから構成されている。図2では、一例として、ブロックライン2aの評点とブロックライン3aの評点との差は、閾値以下である。ブロックライン3aの評点とブロックライン4aの評点との差は、閾値以上である。ブロックライン2aの評点とブロックライン4aの評点との差は、他のブロックライン同士の評点の差と比較して、フレームにおいて最も大きい。
前処理部11は、検出された第2のブロックラインとの評点の差が小さい第1のブロックラインと、検出された第2のブロックラインとを切り離す。図2では、前処理部11は、ブロックライン2aとブロックライン3aとを切り離す。前処理部11は、ブロックライン群と他のブロックライン群とを切り離してもよい。図2では、前処理部11は、ブロックライン2aとブロックライン3aとを切り離す場合、ブロックライン1a及び2aと、ブロックライン3a〜6aとを切り離す。
前処理部11は、切り離されたブロックラインを他のブロックラインに接合することによって、ブロックライン群をフレームにおいて再配置する。前処理部11は、評点が高いブロックライン同士を接合することによって、評点が高いブロックライン同士を隣接させる。図2では、前処理部11は、ブロックライン1aとブロックライン4a〜6aとを、フレームの端以外で隣接させて配置する。符号化部13は、評点が高いブロックライン同士が隣接しているフレームに、画像の冗長性を利用した符号化処理を施すことによって、符号化の効率を向上させることができる。
前処理部11は、評点が低いブロックラインをフレームの端に再配置する。前処理部11は、評点が低い複数のブロックラインをフレームの両端に再配置してもよい。図2では、前処理部11は、ブロックライン2aをフレームの右端に配置する。前処理部11は、ブロックライン3aをフレームの左端に配置する。全天周画像では、フレームの左端のブロックと他のフレームの右端のブロックとに空間的な連続性があるため、画像の冗長性が高い。符号化部13は、評点が低い複数のブロックラインが両端に配置されているフレームに、画像の冗長性を利用した符号化処理を施すことによって、符号化の効率を向上させることができる。
図3は、第1の実施形態における、行方向のブロックラインの再配置の例を示す図である。図3では、符号化する対象のフレームは、行方向のブロックライン1b〜6bから構成されている。図3では、一例として、ブロックライン4bの評点とブロックライン5bの評点との差は、閾値以下である。ブロックライン5bの評点とブロックライン6bの評点との差は、閾値以上である。ブロックライン4bの評点とブロックライン6bの評点との差は、他のブロックライン同士の評点の差と比較して、フレームにおいて最も大きい。
前処理部11は、検出された第2のブロックラインとの評点の差が小さい第1のブロックラインと、検出された第2のブロックラインとを切り離す。図3では、前処理部11は、ブロックライン4bとブロックライン5bとを切り離す。前処理部11は、ブロックライン群と他のブロックライン群とを切り離してもよい。図3では、前処理部11は、ブロックライン4bとブロックライン5bとを切り離す場合、ブロックライン1b〜4bと、ブロックライン5b及び6bとを切り離す。
前処理部11は、切り離されたブロックラインを他のブロックラインに接合することによって、ブロックライン群をフレームにおいて再配置する。前処理部11は、評点が高いブロックライン同士を接合することによって、評点が高いブロックライン同士を隣接させる。図3では、前処理部11は、ブロックライン6bとブロックライン1b〜3bとを、フレームの端以外で隣接させて配置する。符号化部13は、評点が高いブロックライン同士が隣接しているフレームに、画像の冗長性を利用した符号化処理を施すことによって、符号化の効率を向上させることができる。
前処理部11は、評点が低いブロックラインをフレームの端に再配置する。前処理部11は、評点が低い複数のブロックラインをフレームの両端に再配置してもよい。図3では、前処理部11は、ブロックライン1bをフレームの下端に配置する。前処理部11は、ブロックライン5bをフレームの上端に配置する。全天周画像では、フレームの下端のブロックと他のフレームの上端のブロックとに空間的な連続性があるため、画像の冗長性が高い。符号化部13は、評点が低い複数のブロックラインが両端(互いに正対する端)に配置されているフレームに、画像の冗長性を利用した符号化処理を施すことによって、符号化の効率を向上させることができる。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部12は、例えば、ソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。記憶部12は、例えば、符号化処理に用いられるパラメータを記憶してもよい。記憶部12は、例えば、前処理に用いられるパラメータを記憶してもよい。記憶部12は、閾値を記憶してもよい。
符号化部13は、前処理が施された複数のフレームを含む動画像を、前処理部11から取得する。符号化部13は、前処理が施された複数のフレームを符号化する。第1の実施形態では、符号化部13は、イントラ符号化によってフレームを符号化する。符号化部13は、例えば、符号化プログラムを実行することによってフレームを符号化する。符号化部13は、符号化したフレームを出力部14に送信する。符号化部13は、符号化したフレームを記憶部12に記憶させてもよい。
出力部14は、符号化されたフレームを表示装置に出力する。表示装置は、符号化されたフレームを復号し、復号したフレームを含む動画像を全天周画像として表示する。すなわち、出力部14は、複数のフレームが隣接して表示されるように、表示装置に動画像を出力する。
図4は、前処理の手順の例を示すフローチャートである。図4に示すステップS103〜ステップS106は、列方向のブロックラインと、行方向のブロックラインとの少なくとも一方について実行される。
前処理部11は、符号化する対象のフレーム(原画像)を取得する(ステップS101)。前処理部11は、取得したフレームが空間的な連続性を持つよう隣接して表示されるフレームであるか否かを判定する。すなわち、前処理部11は、取得したフレームが全天周画像であるか否かを判定する(ステップS102)。
取得したフレームが全天周画像でない場合(ステップS102:No)、前処理部11は、ステップS107に処理を進める。取得したフレームが全天周画像である場合(ステップS102:Yes)、前処理部11は、要素に基づく評点をブロックラインごとに決定する(ステップS103)。前処理部11は、第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出したか否かを判定する(ステップS104)。
第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出していない場合(ステップS104:No)、前処理部11は、ステップS107に処理を進める。第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出した場合(ステップS104:Yes)、前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインと、検出されたブロックラインとを切り離す(ステップS105)。前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインを、フレームの端に配置する(ステップS106)。符号化部13は、前処理部11から送信された動画像のフレームを、イントラ符号化によって符号化する(ステップS107)。
なお、復号されたフレームには、符号化前に再配置されたブロックラインを再配置される前の元の配置に戻す処理が施されてもよい。
以上のように、第1の実施形態の符号化方法は、符号化装置10における符号化方法であって、符号化する対象の画像(フレーム)を取得するステップと、予め定められた要素に応じて、画像において行方向又は列方向に定められた複数の領域(ブロックライン)に評点を定めるステップと、画像がイントラフレームに符号化される場合、画像において評点が相対的に高い領域であるか否かに応じて領域を再配置し、領域が再配置された画像を符号化するステップとを有する。
これによって、第1の実施形態の符号化装置10は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率を向上させることが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、符号化部13がインター符号化によってフレームを符号化する点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
全天周画像では、フレーム同士が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される。すなわち、全天周画像では、フレームにおける端が他のフレームにおける端と隣接するように表示される。符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックライン同士を、動き探索範囲とする。また、符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックラインの一方を、動き探索範囲としてもよい。また、符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックラインの一方を含む範囲を、動き探索範囲としてもよい。第2の実施形態では、符号化部13は、インター符号化によってフレームを符号化する。
図5は、第2の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。前処理部11は、符号化する対象のフレーム(原画像)を取得する(ステップS201)。前処理部11は、取得したフレームが空間的な連続性を持つよう隣接して表示されるフレームであるか否かを判定する。すなわち、前処理部11は、取得したフレームが全天周画像であるか否かを判定する(ステップS202)。
取得したフレームが全天周画像でない場合(ステップS202:No)、前処理部11は、ステップS204に処理を進める。取得したフレームが全天周画像である場合(ステップS202:Yes)、符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックライン同士を、動き探索範囲とする(ステップS203)。符号化部13は、前処理部11から送信された動画像のフレームを、インター符号化によって符号化する(ステップS204)。
以上のように、第2の実施形態の符号化方法は、符号化装置10における符号化方法であって、画像がインターフレームに符号化される場合、画像(フレーム)において互いに正対する端の領域(ブロックライン)同士を動き探索の範囲とし、動き探索の結果に基づいて画像を符号化するステップを有する。符号化部13は、画像において互いに正対する端の領域の一方を、動き探索範囲としてもよい。また、符号化部13は、画像において互いに正対する端の領域の一方を含む範囲を、動き探索範囲としてもよい。
これによって、第2の実施形態の符号化装置10は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率をより向上させることが可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、符号化する対象がインターフレーム(予測フレーム)でない場合に前処理部11が前処理を実行する点が、第1の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
前処理部11は、イントラフレームと、イントラフレームに続くインターフレームとに前処理を施す。前処理部11は、動画像のストリームがClosed GOP(Group Of Pictures)構造を有する場合、GOP単位で複数のフレームに前処理を施す。前処理部11は、動画像のストリームがOpen GOP(Group Of Pictures)構造を有する場合、シーン単位で複数のフレームに前処理を施す。
符号化部13は、前処理部11が前処理を施した動画像のイントラフレームを、イントラ符号化によって符号化する。符号化部13は、前処理部11が前処理を施していない動画像のインターフレームを、インター符号化によって符号化する。
図6は、第3の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。図6に示すステップS303〜ステップS306は、列方向のブロックラインと、行方向のブロックラインとの少なくとも一方について実行される。
前処理部11は、符号化する対象のフレーム(原画像)を取得する(ステップS301)。前処理部11は、符号化する対象がインターフレーム又はイントラフレームのいずれに符号化されるかを判定する(ステップS302)。符号化する対象がイントラフレームに符号化される場合(ステップS302:No)、前処理部11は、要素に基づく評点をブロックラインごとに決定する(ステップS303)。前処理部11は、第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出したか否かを判定する(ステップS304)。
第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出していない場合(ステップS304:No)、前処理部11は、ステップS308に処理を進める。第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出した場合(ステップS304:Yes)、前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインと、検出されたブロックラインとを切り離す(ステップS305)。前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインを、フレームの端に配置する(ステップS306)。
符号化する対象がインターフレームに符号化される場合(ステップS302:Yes)、符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックライン同士を、動き探索範囲とする(ステップS307)。符号化部13は、前処理部11から送信された動画像のフレームを、イントラ符号化又はインター符号化によって符号化する(ステップS308)。
以上のように、第3の実施形態の符号化方法は、符号化装置10における符号化方法であって、符号化する対象の画像(フレーム)を取得するステップと、予め定められた要素に応じて、画像において行方向又は列方向に定められた複数の領域(ブロックライン)に評点を定めるステップと、画像がイントラフレームに符号化される場合、画像において評点が相対的に高い領域であるか否かに応じて領域を再配置し、領域が再配置された画像を符号化するステップとを有する。第3の実施形態の符号化方法は、符号化装置10における符号化方法であって、符号化装置10における符号化方法であって、画像がインターフレームに符号化される場合、画像(フレーム)において互いに正対する端の領域(ブロックライン)同士を動き探索の範囲とし、動き探索の結果に基づいて画像を符号化するステップを有する。符号化部13は、画像において互いに正対する端の領域の一方を、動き探索範囲としてもよい。また、符号化部13は、画像において互いに正対する端の領域の一方を含む範囲を、動き探索範囲としてもよい。
これによって、第3の実施形態の符号化装置10は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率をより向上させることが可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、符号化部13がインターフレームをイントラ符号化又はインター符号化によって符号化する点が、第3の実施形態と相違する。第4の実施形態では、第3の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図7は、第4の実施形態における、前処理の手順の例を示すフローチャートである。図7に示すステップS403〜ステップS406は、列方向のブロックラインと、行方向のブロックラインとの少なくとも一方について実行される。第3の実施形態では、インターフレームを符号化する処理が細分化されている。
前処理部11は、符号化する対象のフレーム(原画像)を取得する(ステップS401)。前処理部11は、符号化する対象がインターフレーム又はイントラフレームのいずれに符号化されるかを判定する(ステップS402)。符号化する対象がイントラフレームに符号化される場合(ステップS402:No)、前処理部11は、要素に基づく評点をブロックラインごとに決定する(ステップS403)。前処理部11は、第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出したか否かを判定する(ステップS404)。
第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出していない場合(ステップS404:No)、前処理部11は、ステップS409に処理を進める。第1条件から第3条件を満たすブロックラインを検出した場合(ステップS404:Yes)、前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインと、検出されたブロックラインとを切り離す(ステップS405)。前処理部11は、検出されたブロックラインの評点との差が小さい評点が定められたブロックラインを、フレームの端に配置する(ステップS406)。
符号化する対象がインターフレームに符号化される場合(ステップS402:Yes)、符号化部13は、符号化する対象のブロックがインター符号化する対象のブロックであるか否かを判定する(ステップS407)。符号化する対象のブロックがイントラ符号化する対象のブロックである場合(ステップS407:No)、符号化部13は、ステップS409に処理を進める。
符号化する対象のブロックがインター符号化する対象のブロックである場合(ステップS407:Yes)、符号化部13は、フレームにおいて互いに正対する端のブロックライン同士を、動き探索範囲とする(ステップS408)。符号化部13は、前処理部11から送信された動画像のフレームを、イントラ符号化又はインター符号化によって符号化する(ステップS409)。
以上のように、第4の実施形態の符号化方法は、符号化装置10における符号化方法であって、符号化する対象のブロックがインター符号化する対象のブロックである場合、フレームにおいて互いに正対する端のブロックライン同士を、動き探索範囲とするステップを有する。
これによって、第4の実施形態の符号化装置10は、画像が空間的な連続性を持つよう隣接して表示される場合、画像の符号化の効率をより向上させることが可能である。
上述した実施形態における符号化装置の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1a…ブロックライン、2a…ブロックライン、3a…ブロックライン、4a…ブロックライン、5a…ブロックライン、1b…ブロックライン、2b…ブロックライン、3b…ブロックライン、4b…ブロックライン、5b…ブロックライン、10…符号化装置、11…前処理部、12…記憶部、13…符号化部、14…出力部

Claims (3)

  1. 符号化装置における符号化方法であって、
    符号化する対象の画像を取得するステップと、
    前記画像において行方向又は列方向に定められた領域ごとに、前記領域のテクスチャが複雑であるほど高い又は前記領域にグラデーションが存在すれば高い評点を定めるステップと、
    前記画像がイントラフレームに符号化される場合、前記評点に基づいて、前記領域を再配置し、前記領域が再配置された前記画像を符号化するステップと、
    を有し、
    前記符号化するステップにおいて、前記画像における、第1の領域、第2の領域、第3の領域がこの順で並んでいる場合、前記第1の領域の評点と前記第2の領域との評点との差が所定値以下であることを第1条件とし、前記第3の領域の評点と前記第2の領域の評点との差が所定値以上であることを第2条件とし、前記第1の領域の評点と前記第3の領域の評点との差が、前記画像における他の領域同士の評点の差と比較して最も大きいことを第3条件として、前記第1条件から前記第3条件のうち少なくとも1つを満たす前記第2の領域を検出し、検出された前記第2の領域と前記第1の領域とを切り離して、切り離された領域群を他の領域群と接合するように前記領域を再配置する
    符号化方法。
  2. 前記画像は全天周画像であり、
    前記全天周画像がインターフレームに符号化される場合、前記全天周画像のフレームの両端の前記領域同士を動き探索の範囲とし、前記動き探索の結果に基づいて前記画像を符号化するステップと、
    を更に有する請求項に記載の符号化方法。
  3. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の符号化方法をコンピュータに実行させるための符号化プログラム。
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