JP6517446B2 - 歯科矯正クラスiii矯正のための連接された連結 - Google Patents

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Description

歯科矯正の分野は、歯を口腔内の適切な位置に向けて案内、矯正し、これを管理することに関する。矯正治療は、一般に、歯を適切な咬合構成、つまり噛み合わせへと移動させるために、力を加えることを伴う。固定器具治療として知られている治療方法の1つは、患者の少なくとも前歯、犬歯、及び小臼歯に固着される、ブラケットと呼ばれる1組の非常に小さいスロット付き器具を使用して行われる。治療の初めに、アーチワイヤとして知られている弾性歯科矯正器具が、ブラケットのスロットのそれぞれに受け入れられる。アーチワイヤの端部は、典型的には、患者の臼歯に固着されるバッカルチューブと呼ばれる器具に固定される。
アーチワイヤは、ブラケット及びバッカルチューブに最初に取り付けるとき、その元の弓状(又は湾曲)形状から撓むが、その後、治療している間に徐々に元の形状に戻る。このようにして、アーチワイヤは、治療目的の弱い力を加え、歯を不適当な位置から適切な位置に移動させる。ブラケット、バッカルチューブ、及びアーチワイヤはまとめて、一般に「ブレース(braces)」と呼ばれる。ブレースによる処置は、歯及び顔面の審美的外観、咬合機能及び歯科衛生を向上させるためにしばしば指示される。多くの場合、1組のブラケット、バッカルチューブ及びアーチワイヤは、上歯列弓及び下歯列弓のそれぞれに対し設けられる。
ブラケット、及び固定器具システムの他の構成要素は、一般に、歯の唇側(即ち、患者の唇及び頬の付近)の表面上に置かれる。ここ数十年の間、当技術分野の発達により、ブラケットを歯の舌側の表面上に置くことが可能になっている。したがって、アーチワイヤを含む固定器具システムの構成要素は、舌のより近くに配置され、器具システムが視界から本質的に隠されるため、魅力的で審美的に優れた代替物を提供している。歯は、唇側面を除き、舌側の表面の形状がそれぞれ大幅に異なるため、通常は「1つのサイズがすべてに合う」ブラケットの形状を用いることができず、舌側ブラケットは、歯及び患者ごとにカスタマイズされた個別デザインとすることが多い。歯列弓の舌側面に合わせてカスタマイズしたブラケットを含む例示的な器具システムは、米国特許第7,811,087号(Wiechmannら)に開示されている。
治療のある段階において、特定の種類の不正咬合を矯正するため、更なる口腔内器具を固定器具と共に使用する指示がなされることがある。例えば、いくつかの器具は、顎を閉じたときに、下顎第1大臼歯が上顎第1大臼歯に対して過度に遠心(後方向)に位置するオーバーバイト等のクラスII不正咬合を矯正するために使用される。他の器具は、顎を閉じたときに、下顎第1大臼歯が上顎第1大臼歯に対して過度に近心(前方向)に位置するアンダーバイト等、クラスIII不正咬合として知られる、逆の不正咬合を矯正する。
矯正歯科医によって取り付けられ、治療の過程で患者の介入を最少にしか必要としないクラスII及びクラスIII矯正装置が開発されている。これらのデバイスは、有利には、従来の普通のヘッドギアのような患者による指示順守を必要とせずに、クラスII及びクラスIII不正咬合を矯正する。クラスII及びクラスIII不正咬合を矯正するいくつかの口腔内デバイスが、当該技術分野で知られている。例えば、米国特許第4,708,646号、同第5,352,116号、同第5,435,721号、同第5,651,672号、同第5,964,588号及び同第8,257,080号は、患者の上下歯列弓に連結される可撓性及び/又は伸縮式部材を備えた口腔内咬合矯正装置について記載している。顎が閉じられている間、バイアスが本部材を正常なまっすぐの向きに向けて押しがちとされ、一方の歯列弓を他方の歯列弓に対して前方又は後方に押す力を提供する。
顎の位置が矯正されるにしたがって、顎が閉じている間のバイアスは減少し、その結果圧縮力が小さくなる。これに対応して、施術者は、治療の間、患者の顎に作用する力が効果的に保たれることを確実にするために、口腔内デバイスの効果的な有効長を増加させることを選択することができる。効果的な長さの増加等の変更は、患者の口から口腔内デバイスを取り外して構成部材を変更して治療を継続する方法で行うことができる。あるいは、これらのデバイスに停止部又は鍔部を加えて行程長を減らし、供給される作用力を増加させることができる。
更に、これらのデバイスを歯列弓に連結するには、様々な可能性がある。バンド付きヘッドギアのチューブは、上歯列弓遠心部への連結を提供するために、依然として一般に使用されている。しかし、これらのバンド付き器具は、一般には好まれていない。大臼歯に固着可能な器具は、多くの点で唇側装置と共に使用するためにより好都合であり、一部の矯正歯科医は、こうした器具をバンド付き器具よりも好む。別の選択肢としては、歯列弓への連結は、口腔内デバイスを一方又は両方のアーチワイヤに結合することによって間接的に行うことができる。
クラスII不正咬合を矯正するための無数の製品及びソリューションが広く受け入れられているが、クラスIII不正咬合についても同じであるとは言えない。クラスIII不正咬合に対する典型的な手法は、主にクラスII矯正のために設計されたデバイスの施術者主導の変更に依存しており、特に、意図せずに外れてしまったり、患者の顎を開く能力が厳しく制限されたりしやすい。他の手法は、必要な矯正力を提供するための副子と弓の組み合わせに依存しており、患者に相当な不快をもたらすことがある。本開示は、患者及び施術者にとっての混乱を最小化するよう意図的にロープロファイルとした、クラスIII不正咬合を矯正するために特に適合された構成要素を有する力モジュールを提供する。
一態様において、本開示は、上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された口腔内力モジュールを提供し、この力モジュールは、第1の外端部を有する第1の部材であって、上歯列弓上に設置されたときに略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、第2の部材であって、第1の部材に連結され、第1の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合され、基準軸線に沿った方向において第1の部材に対して枢動可能である第2の部材とを備え、第2の部材の一部は、第1の部材の長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延び、第2の部材は、第2の部材が歯列弓上の器具と結合されているとき、基準軸線に略平行な第2の軸線に対して回転可能である。
別の態様では、本開示は、上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された歯列矯正アセンブリを提供する。このアセンブリは、通路を有する上顎大臼歯器具と、通路に受け入れられる第1の外端部を有し、略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、第1の部材に結合され、通路より遠心に配置された停止部とを含む。このアセンブリは、更に、第2の部材であって、第1の部材に枢動連結され、第2の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合され、第1の基準軸線に沿った方向において第1の部材に対して枢動可能である第2の部材を含み、第2の部材の一部は、第1の部材の長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延びる。このアセンブリは、更に、下顎大臼歯器具であって、第2の部材が第2の軸線の周囲で回転するように下顎大臼歯器具に回転可能に結合されている、下顎大臼歯器具を含む。
用語「含む(comprises)」、及びその変化形は、これらの用語が本明細書及び特許請求の範囲において現れる場合、限定的な意味を有さない。かかる用語は、記載の工程若しくは要素、又は工程若しくは要素の群を包含することを意味するが、いかなる他の工程若しくは要素、又は工程若しくは要素の群も排除することを意味しないものと理解されよう。「からなる(consisting of)」は、この語句「からなる」に続くあらゆるものを包含し、これらに限定されることを意味する。したがって、用語「からなる」は、列挙された要素が必要又は必須であって、その他の要素が存在し得ないことを示す。「から本質的になる(consisting essentially of)」とは、その語句の後に列挙されるあらゆる要素を含み、その列挙された要素に関して本開示で指定する活性若しくは作用に干渉も寄与もしない他の要素に限定されることを意味する。したがって、用語「から本質的になる」は、列挙された要素は必要又は必須であるが、他の要素は任意選択的であって、列挙された要素の活性又は作用に実質的に影響を及ぼすか否かに応じて存在してもしなくてもよいことを意味する。
「好ましい」及び「好ましくは」という言葉は、特定の状況下で特定の利益を提供することが可能な、本開示の実施形態を指す。しかし、同じ又は他の状況において他の実施形態もまた、好ましい場合もある。更には、1又は複数の好ましい実施形態の記載は、他の実施形態が有用ではないことを示唆するものではなく、本開示の範囲から他の実施形態を排除することを意図するものではない。
本出願では、「a」、「an」、及び「the」等の用語は、単数形の存在のみを指すことを意図するものではなく、例示のために具体的な例を使用することが可能な、一般的な部類を含むことを意図するものである。用語「a」、「an」、及び「the」は、用語「少なくとも1つの」と互換的に使用される。列挙が後続する「〜のうちの少なくとも1つ」及び「〜のうちの少なくとも1つを含む」という語句は、列挙内の項目のうちのいずれか1つ、及び、列挙内の2つ以上の項目のいずれかの組み合わせを指す。
本明細書で使用する場合、用語「又は」は、内容がそうでない旨を特に明示しない限り、概して「及び/又は」を含む通常の意味で使用される。
用語「及び/又は」は、列挙された要素のうちの1つ若しくは全て、又は列挙された要素のうちの任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
また、本明細書においては、別段の定めのない限り、全ての数は「約」という用語で修飾されるものと想定される。本明細書で使用するとき、測定した量との関連において、用語「約(about)」は、測定を行い、測定の目的及び使用される測定機器の精度に見合う水準の注意を払う当業者によって予測されるような測定量の変動を指す。
また、本明細書では、端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数及びその端点を含むものである(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5等を含む)。
特性又は属性に対する修飾語として本明細書で使用するとき、用語「概して」とは、特に定めのない限り、その特性又は属性が、当業者によって容易に認識されるものであるが、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではないこと(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−20%の範囲内)を意味する。用語「実質的に」とは、特に定めのない限り、高い近似度(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−10%の範囲内)を意味するが、この場合もまた、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではない。同一、等しい、均一な、一定の、厳密に、等の用語は、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではなく、特定の状況に適用可能な、通常の許容誤差又は計測誤差の範囲内にあるものと理解される。
本明細書で使用する場合、「近心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中心に向かう方向を意味し、「遠心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中央から離れる方向を意味し、「咬合側」は、患者の歯の外側先端部に向かう方向を意味し、「歯肉側」は、患者の歯茎又は歯肉に向かう方向を意味し、「顔面側」は、患者の唇又は頬に向かう方向を意味し、「舌側」は、患者の舌に向かう方向を意味する。
本開示の上記の概要は、開示される各々の実施形態、又は本開示の全ての実装形態を説明することを目的としたものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に表わすものである。本出願を通していくつかの箇所において、例を列挙することによって指針が示されるが、それらの例は様々な組み合わせで使用することができる。いずれの場合にも、記載された列挙は、代表的な群としての役割のみを果たすものであり、排他的な列挙として解釈されるべきではない。
本開示の一実施形態による上側モジュール及び下側モジュールの両方を含む力モジュールの側面図である。 図1のアセンブリの上アーム及び第2の部材を、下歯列弓に向かう歯肉方向に見た図である。 図1及び2に示す枢動リンクの近心端面図である。 図1〜3の力モジュールの上アーム、第2の部材、及び枢動リンクの側面図である。 患者の顎が全開している以外は、図1に幾分類似した図である。 本開示の別の実施形態による、リンク及び下側モジュールの両方を含む力モジュールの側面図である。 下顎及び下顎が部分的に開いている以外は、図5に幾分類似した図である。 患者の顎が全開している以外は、図6及び図7に幾分類似した図である。
上記の図は、本開示のいくつかの実施形態を示しているが、本明細書で述べるように、他の実施形態も考えられる。全ての場合において、本開示は、限定ではなく代表として発明を提示する。多数の他の改変及び実施形態が当業者によって考案することができ、それらは、本発明の原理の範囲内及び趣旨内に含まれることを理解されたい。
口腔内器具システムの例示的な実施形態が、図1及び図4に示される。これらの図は、歯科矯正アセンブリを描いており、本明細書では参照番号100で示され、唇側ブラケット一式に結合される。当業者は、アセンブリ100を舌側ブラケット一式にも結合できることを認識するであろう。アセンブリ100は、患者の上顎(38)及び下顎(39)の右側に設置されており、側面図で示されている。このアセンブリは、反映的な修正で上顎(38)及び下顎(39)の左側に取り付けられてもよい。図示のように、上顎38の歯は、上顎中切歯、上顎側切歯、上顎犬歯、上顎第1小臼歯、上顎第2小臼歯、上顎第1大臼歯10、及び上顎第2大臼歯15を含む。同様に、下顎の歯は、下顎中切歯、下顎側切歯、下顎犬歯、下顎第1小臼歯、下顎第2小臼歯、下顎第1大臼歯20、及び下顎第2大臼歯25を含む。
いくつかのスロット付き歯科矯正器具(すなわちブラケット)40は、患者の上顎38の歯に固定され、アーチワイヤは、各器具のアーチワイヤスロット内に受け入れられる。エラストマーOリングリガチャーは、各ブラケットのタイウイングの周りに延び、アーチワイヤをブラケットのアーチワイヤスロット内に保持するようにする。同様に、いくつかのスロット付き歯科矯正ブラケットは、患者の下顎39の歯に固定される。アーチワイヤは、各ブラケットのスロット内に受け入れられる。エラストマーOリングリガチャーは、各ブラケットのタイウイングの周りに延び、アーチワイヤをブラケットのアーチワイヤスロット内に保持するようにする。この例では、上側ワイヤ及び下側ワイヤは共に、それらの長手方向軸線に対して垂直な平面において、略矩形断面を有する。楕円及び円形断面を含む他のアーチワイヤ構成も可能である。
上側及び下側アーチワイヤの右遠心端は、それぞれ大臼歯器具50、70のアーチワイヤスロット内に受け入れられる。任意に、アーチワイヤの端部は、図1及び4に示すように、大臼歯器具50、70の遠心側に隣接する場所で曲げられる。ブラケット及び大臼歯器具のそれぞれは、その器具をそれぞれの歯の顔面側表面に結合するための基部又はその他の面を含む。
図示の例では、大臼歯器具の基部は、バンドに固定される。バンドは、患者の右上第1大臼歯10を取り囲み、溶接又はろう付け接合によって上顎大臼歯器具50に連結される。任意で、上顎大臼歯器具50は、基部と大臼歯10のエナメル質表面との間の接着剤結合等、他の手段によって大臼歯10に連結されてもよい。上顎大臼歯器具50は、概ね顔面側方向に基部から外側に延びる、アーチワイヤスロット58を含む本体部を有する。図示のように、器具50は、アーチワイヤスロットの頬側開口部を覆う材料部を有する交換可能な(convertible)器具である。本体部は、アーチワイヤスロット58に隣接する通路60を含む。本明細書で更に説明するある特定の実装形態では、通路60は、上顎大臼歯器具50に力モジュールを結合する際に使用される。舌側ブレースを有する患者を対象とする実施形態では、臼歯チューブ器具は、基部及び管状通路を含むだけでよく、アーチワイヤスロットは不要である。下顎大臼歯器具70は、上顎大臼歯器具50(交換可能性を含む)と同じ特徴を一部又は全部含み得るが、典型的には、基部、本体部、アーチワイヤスロット、及び通路を含む。
アセンブリ100は、上歯列弓と下歯列弓との間に治療的力を加える際に協動する要素の組み合わせを含む。歯科矯正アセンブリ100は、クラスIII矯正のために構成された力モジュール110を含む。力モジュール110は、上アーム120及び下側モジュール200を含む。例示的な実施形態では、下側モジュール200は、伸縮式アセンブリを特徴とする。代替的構成及び使用方法を伴う伸縮式アセンブリの態様が、例えば、米国特許第5,964,588号及び米国特許第6,988,888号(Clearyら)において記述されている。図1及び4に示すように、上アーム120は、上顎大臼歯器具50内の通路60に受け入れられる。対向する歯列弓上で、下側モジュール200が下顎大臼歯器具70に回転可能に結合される。
上アーム120は、遠心端部分(segment)122と、結合部分126において頂点を形成する近心方向延伸部分124とを含む。この実施形態の上アーム120は、中実の略円筒状のロッドを含む。遠心部分122の一部は、上顎大臼歯器具50の通路内60に受け入れられる。アーム120の近心側移動は、遠心部分122に固定され通路60より遠心に配置される停止部102によって制限される。停止部102は、上アーム120の効果的長さ126、すなわち、実質的には、上顎大臼歯器具50の近心縁から結合部分126までの上アーム120の長さを規定する助けとなる。図示された実施形態では、遠心部分122は、ガリンロック102によって相対位置に固定されているが、他の停止構成も可能である。ガリンロックは既知のデバイスであるので、ここで詳細には記載しない。要約すると、ガリンロック102は、開口部を有する円筒状部材を含み、遠心部分は、この開口部を通って延びる。止めネジは、この円筒状部材を通って開口部まで延び、上アーム120上の所望の位置に停止部を係止するように締め付けることができる。従って、遠心部分122を通路60に対して前方又は後方に調節して停止部102で止めることにより、上アーム120の効果的長さをユーザが所望するように減少又は増加させることができる。停止部102より遠心にある過剰な上アームの長さは、ユーザによってトリミングすることができ、又は治療の後期におけるモジュールの再配置のために保持することができる。
例えば、図2に示されているように、遠心部分122の長手方向軸線は、咬合基準平面に対して垂直な方向で見たときに、近心部分124の長手方向軸線に対してある角度で延びる。この角度は、患者の上歯列弓の曲率により近い近似を提供することを可能にして、患者の頬に対する上アーム120の輪郭を減少させる。一例として、遠心部分の全長が約2.29cm(0.9インチ)であれば、角度は約12°である。しかし、図3を参照すると理解できるように、遠心部分122の長手方向軸線及び近心部分124の長手方向軸線は、咬合基準平面に対して略平行な共通の基準平面内に概ね延びる。
咬合結合部分126は、図3及び4に示された咬合基準平面に平行な方向で見たとき、近心部分124の長手方向軸線に対してゼロでない角度で延びる。好ましくは、この角度は約70°〜約110°であり、より好ましくは約90°である。力モジュール110が定位置で上歯列弓及び下歯列弓に連結されるとき、結合部分126は、通常は、例えば、図1に示されるように咬合方向に延びる。
結合部分126の外端は、図3に最も良く図示される枢動リンク130内に固定され、枢動リンク130は、近心−遠心延伸通路132を含む上側部分131と、咬合−歯肉通路136を含む下側部分133とを含む。ヒンジ134は、これらの部分131、133の間に配置され、略顔面−舌方向(すなわち、遠心部分122に対してほぼ垂直)に延びる回転軸を有する。図示された実施形態では、結合部分126は、デバイス110の使用中に凹部136に対して実質的に固定されたままである。図3に示すように、下側部分133はヒンジ134から顔面−舌軸線上でオフセットされ、一方で上側部分131は咬合歯肉方向にオフセットされている。従って、上側部分131及び凹部132は、下側部分133及び凹部136から略咬合方向に配置され、ヒンジ軸に沿って見たときに、枢動リンクに略L字状の外観を付与する。ヒンジ134は、上下枢動部分131、133の一部を通って延びるリベット、ピン等の構造体138によって形成されてもよい。別の例として、ヒンジ134は、必要に応じてアーム120とモジュール200とを分離するために任意に切断され得る機械ネジ及びねじ山が切られたナットを含むことができる。他の種類の枢動軸及びヒンジを使用して適切な連結及び回転を確保してもよい。
ある特定の実装形態では、結合部分126は、接着剤、はんだ付け用組成物等を介して、通路136内に永久的に固定される。他の実装形態では、結合部分136は、治療中に必要に応じて結合部分126を交換又は変更することができるように、枢動リンク130に取り外し可能に固定される。結合部分と通路136との間の取り外し可能な連結は、治療施術者が必要に応じて力モジュール110の作動長さを変更することを可能にする。
再び図1及び5に戻ると、下側モジュール200は、管状の細長い形状を有する中空の第1の部材210を含む。第1の部材210の外端部は、下側モジュール200を下顎器具70に連結することを可能にするために円形の開口部を有する外側に延びるタブを有するエンドキャップ214を含む。また、下側モジュール200は、少なくとも部分的に第1の部材210内に受け入られた第2の部材220を含む。この実施形態の第2の部材220は、外端部分又は結合部222に向かって、略近心方向に延びる中実の円筒状のロッドを含む。第2の部材220は、第1の部材210に対して、完全に圧縮された位置から図5に示された延ばされた位置まで移動可能である。ある特定の実装形態では、第2の部材220は、外端部分222に対して定位置に固定された1つ以上の鍔部を含むことができる。鍔部は、エンドキャップ214及び中央枢動リンク130の両方に向かうそれぞれの方向への第2の部材220の移動の程度を制限することができる。
再び図5を参照すると、下側モジュール200は、任意で、好ましくは管状材料からなる円筒状部で作成されるスリーブ(図示せず)を含むことができる。スリーブは、伸縮式に摺動する関係において第1の部材210内に部分的に受け入られる。スリーブは、スリーブの残りの部分の外径より大きい外径を有する内側の拡大された端部を有する。スリーブのこの内側端部は、エンドキャップ214から遠い第1の部材210の近心端部の内径より大きい外径を有する。したがって、スリーブの内側端部は、第1の部材210に対するスリーブの外向きの移動を制限する停止部として機能し、かつ第1の部材210からのスリーブの分離を防ぐ停止部としても機能する。
下側モジュール200は更に、第1の部材210及び任意のスリーブの外周に延在する螺旋状圧縮ばね230を含む。ばね230の外端はエンドキャップ214に支えられ、ばね230の反対の端は、スリーブが使用される場合にはスリーブの外端部に固定される又は第1の部材210に固定される環状嵌合部の円形凹部内に受け入れられる。ばね230は、図1ではそれがほぼ完全に圧縮された位置で図示されており、図5ではそれが弛緩して、延びた位置で図示されている。
第2の部材220はスリーブ内に部分的に受け入れられ、スリーブ及び第1の部材210の中心長手方向軸線に沿って長手方向に伸縮式に移動可能である。ある特定の実装形態では、第2の部材220はスリーブの内径よりわずかに小さい外径を有し、第2の部材220がスリーブ内を自由に摺動することを可能にする。現時点で好ましい実装形態では、第2の部材220の隣接する端は、力モジュール110が図1に示されるようにほぼ完全に圧縮されているときには、エンドキャップ214に隣接する第1の部材210の外端とぴったり重なり、したがって、第2の部材220はエンドキャップ214の外へ食物のかす等を押し出すように機能することができる。他の代替的実施形態では、第2の部材220を、第1の部材210及びスリーブ内に固定的に受け入れることができ、これは、患者が顎を全開することができるために摺動運動が常に必要ではないためである。
第2の部材220は、凹部132内に固定的に受け入れられるので、下側モジュール200を中央枢動軸130に連結する役割も果たす。これにより、患者の顎が閉じているときに下側モジュール200が下歯列弓の咬合面に近接して静止しても、第2の部材220が、枢動軸130と上アーム120の結合部分126との間の連結点よりも上歯列弓の近くに配置される。
下側モジュールは、エンドキャップ214によって下顎大臼歯器具70に結合され、それにより患者の下歯列弓に対する下側モジュールの制御された回転が可能になる。エンドキャップ214は、一端で拡大された頭部を有するピン252を受け入れる開口部を有する、歯肉方向に延びる結合部分250を有する。ピン252は開口部内で枢動可能であり、下顎大臼歯器具70に対する下側モジュール200の、顔面−舌基準軸線の周囲の弧状の枢動を可能にする。ピン252は、約90度の角度に曲がった軸部を含み、この軸部は、下顎大臼歯器具70の通路80を通って延びる。ピン252を下顎大臼歯器具70に固定するために、頭部から遠いピンの外端は円弧状に曲がっている。図1に示すように、ピン252の外端は、「U」字状の形態を有する円弧状に屈曲可能である。しかし、ピン252の代わりに、リンク、ワイヤループ、及び米国特許第8,714,974号(Clearyら)に記載されているような取り付け装置等、他のタイプの連結を用いてもよい。
ばね230のばね定数は、ばね230が全圧縮時(すなわち、患者の顎38、39が閉じられ、上アーム及び下側モジュール200が咬合面に略平行であるとき)にある一定の力を加えるように選択される。好適なばねの例は、全圧縮時に約0.5lbs(0.2kg)の張力を発揮するばねである。しかし、施術者によって選択された特定の治療プログラム及び/又は特定の歯科矯正器具及び他の構成要素に従って、より強い又は弱いばねを採用してもよい。
図1に示されるように、力モジュール110は、患者の顎が閉じているときには、ほぼ完全に圧縮された形態である。このほぼ完全に圧縮された形態において、上アーム120及び下側モジュール200は、患者の咬合面に対して略平行であり、ばね230は完全ではないがほぼ圧縮されている。ばね230の固有のバイアスは、下顎大臼歯器具70をエンドキャップ214に向かう方向に押すことで所望の矯正力を提供し、結果的に下顎は上顎に対して後方向にずれがちとされる。図5のように患者の顎が開くにつれて、上アーム120が枢動リンク130に対して回転し、下側モジュール200は、ピン252において下顎大臼歯器具70に対して回転する。第2の部材220が許容移動の終わりに達したと仮定すると、枢動リンク130は、患者が顎を更に開くことを防止する、又は少なくとも思いとどまらせるように働く。
一定期間にわたって、力モジュール110は顎を永久クラスI関係性に向けてずらす。顎の位置が矯正されるにしたがって、顎閉鎖時にばね230はそれまでのように圧縮されることはなく、その結果圧縮の力が小さくなる。これに対応して、施術者は、患者の顎に作用する力が効果的に保たれることを確実にするために、力モジュール110の効果的な有効長を増加させることを選択することができる。効果的長さ(及びそれに応じた作用力及び/又は再配置力)の増加(又は必要に応じ減少)は、患者の口から力モジュール110を取り外し、そして第2の部材220又はばね230を交換する方法で行うことができる。あるいは、施術者は、1つ以上の停止鍔部を枢動リンク130に隣接する第2の部材220に圧着させて、患者の顎が閉じているときに第2の部材220が第1の部材210内まで摺動しないようにすることができる。適切な停止部材は、例えば、米国特許第6,589,051号(Clearyら)に見出し得るが、他の構成も可能である。
図6〜8には、上下顎大臼歯器具に結合された力モジュール310を含む別の歯科矯正アセンブリ300が示されている。力モジュール310は、近心端部322及び開口部325を特徴とする遠心端部324を有する上側リンク320を含む。枢動軸330は、上側リンク320の近心端部322を下側ばねモジュール400の近心端部422に連結している。第2の部材420のある特定の態様を除いて、下側ばねモジュール400及びピン452は、下側モジュール200及びピン252と本質的に同一である。従って、当業者であれば、下側モジュール200の機能的要素を下側モジュール400に準用し、ここでは詳細に繰り返す必要がないことを理解するであろう。
上側リンク320の遠心端部322には上側枢動コネクタ350が枢動連結される。上側枢動コネクタ350は、枢動本体部352及びピン360を備える。本体部352は、遠心端部322の開口部325と同軸の近遠心方向に延びる通路を含む。ピン360は、開口部325と本体部352において近遠心方向に延びる通路とを通じて延び、遠心端部322の顔面側表面を覆う頭部を含む。ピン360は、約90度の角度に曲がった軸部を含み、この軸部は、上顎大臼歯器具50の通路60を通って延びる。ピン360を上顎大臼歯器具50に固定するために、頭部から遠いピン360の外端は円弧状に曲がっている。図6〜8に示すように、ピン360の外端は「U」字状の形態を有する円弧状に屈曲可能である。本体352は、顎38、39の開閉に伴って上側リンク320の過回転を制限又は阻止する停止部354を更に含んでもよい。
上側リンク320の近心外端324は、中央枢動軸330によって第2の部材420の近心外端422に枢動連結される。ヒンジ334は、中央枢動軸330内に形成され、略顔面−舌方向(すなわち、上側リンク320の長手方向軸線に略垂直)に延びる回転軸を有する。ヒンジ334は、対応する近心外端322、422の整列した各開口部を通して延びるリベット、ピン等の構造によって形成されてもよい。
別の例として、ヒンジ334は、必要に応じて上側リンク312と下側モジュール400とを分離するために任意に切断され得る機械ネジ及びねじ山が切られたナットを含むことができる。米国特許第5,980,427号(Clearyら)に記載されたものを含む他のタイプの枢動軸及びヒンジもまた使用できる。
近心外端422は、第2の部材220の近心部とは異なり、第2の部材420のオフセット部424に配置され、患者の上歯列弓に向かって湾曲している。オフセット部422は、顎を閉じるときに患者の頬の軟組織を挟む可能性を低減することができる。オフセット部422は、枢動軸330付近の領域におけるリンクのハサミのような効果を回避するために、上側リンク320及び下側モジュール400の近心部同士の間の角度を増加させるように機能する。オフセット部424は、図6〜8のように咬合基準平面に平行な方向で見たとき、第2の部分420の遠心部426の長手方向軸線に対してゼロでない角度で延びる。典型的には、この角度は約50°〜約95°の範囲であり、いくつかの実施形態は約60°〜約80°の範囲である。
図6に示すように、オフセット部422は、患者の顎が閉じているときに、枢動リンク330を、患者の上歯列弓及び患者の下歯列弓に取り付けられた各ブラケットの間の位置に維持するように、より好ましくは、患者の咬合面内又はその付近の位置に枢動軸330を維持するように、配置される。このような構成は、アセンブリ300の使用時に枢動軸330が患者の口腔組織に衝突しにくく、特に歯肉(すなわち、歯茎)に衝突しにくいという利点になり得る。また、顎が閉じている間の枢動軸330の咬合面内又はその付近での位置は、矯正力の実質的な大部分を咬合面に近接して平行な方向で両顎に適用する傾向があり、これは、理論に縛られことを望むものではないが、治療中にアセンブリ300の有効性を向上させると考えられる。
図6に示されるように、力モジュール310は、患者の顎が閉じているときには、ほぼ完全に圧縮された形態である。このほぼ完全に圧縮された形態において、上側リンク320及び下側モジュール400は、患者の咬合面に対して略平行であり、ばね430は完全ではないがほぼ圧縮されている。ばね430の固有のバイアスは、下歯列弓をエンドキャップ414に向かう遠心方向に押し上側リンク320を近心方向に押すことで所望の矯正力を提供し、結果的に下顎が上顎に対して後方向にずれがちとされる。
患者の顎が開くにつれて、上側リンク320が下側モジュール400に対して枢動リンク330において枢動し、ばね430は、第1の部材410と第2の部材420とを反対方向に押し始める。図7に示す、このように部分的に開いた段階では、ばね430は、その動作範囲の終わりに達しており、もはや完全には圧縮されていない。下側モジュール400は、下顎大臼歯器具70に対して上顎38に向かう方向にコネクタ450において回転されている。一方、上部リンク320は、下歯列弓の咬合面に略平行のままである。図8に示すように顎が更に大きく開くにつれて、上側リンク320は、上顎大臼歯器具50に対して下顎39に向かう方向に回転する。したがって、アセンブリ300は3つの枢動点を組み込んでおり、患者にほぼ完全な範囲の顎運動を可能にする。
アセンブリ100及び300の構成要素は、当業者には既知の、任意数の方法に従って製造することができる。こうした方法には、限定はしないが、フライス加工、インベストメント鋳造法、金属射出成形及びラピッドプロトタイピングを含む。現時点で好ましい状況では、本開示の力モジュール及び再配置デバイスの全ての要素(回転可能又はそうでないコネクタを含む)は、口腔内環境において満足できる役割を果たす耐食性材料から製造される。好適な材料としては、例えば、AISI300シリーズタイプなどのステンレス鋼(302又は304を含む)が挙げられるが、セラミック、ポリマー、又は複合材料等の他の材料も使用し得る。ポリマー構成要素が使用される場合には、これらは、任意選択的に、フライス加工、射出成形、押出成形、又は積層造形によって形成することができる。好適な積層造形プロセスの例としては、3D印刷プロセス、光造形法、熱溶解積層法、薄膜積層法、レーザ直接積層法、選択的レーザ焼結法、形状堆積法、選択的レーザ溶解法、及び固体下地硬化等の、固体自由形状製作が挙げられる。好適な3D印刷機械の例は、Objet Geometries Ltd.製のEden商標の500Vプリンタであり、FullCure720アクリル系光ポリマー印刷材料(同じくObjet Geometries Ltd.より入手可能)を使用するものである。
図示されていないが、本明細書で説明する力モジュール、再配置デバイス、及び付随する歯科矯正アセンブリは、通常、対で用いられる。図は患者の口腔の右側に沿った定位置で歯科矯正アセンブリを描いているが、通常、図示する歯科矯正アセンブリと同様の、鏡像の第2のアセンブリが患者の口腔の左側に沿って設置される。このようにして、望まれるように歯列弓を再配置するために、患者の顎の両側に沿って均衡の取れた量の力を提供する。
特許の開示一式、特許文献、及び本明細書に引用された公報の内容全体を、それぞれが個々に援用されたように、参照として本明細書に援用する。当業者には、本開示の範囲及び趣旨を逸脱することのない、本開示に対する様々な改変及び変更が明らかとなるであろう。本開示は、本明細書に記載した例示的な実施形態及び実施例によって不当に制限されるものではないこと、並びにこのような実施例及び実施形態は、以下のような本明細書に記載の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図した本開示の範囲内の例示としてのみ示されることを理解されたい。
以下、本発明の態様について説明する。
〔態様1〕
上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された口腔内力モジュールであって、前記力モジュールは、
第1の外端部を有する第1の部材であって、前記上歯列弓上に設置されたとき略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、
第2の部材であって、前記第1の部材に枢動連結され、前記第2の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合され、第1の基準軸線に沿った方向において前記第1の部材に対して相対的に枢動可能である第2の部材とを備え、前記第2の部材の一部は、前記第1の部材の前記長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延び、前記第2の部材は、前記第2の部材が前記歯列弓上の器具と結合されているとき、前記基準軸線に略平行な第2の軸線に対して回転可能である、口腔内力モジュール。
〔態様2〕
前記第1の部材は遠心部分及び近心部分を含み、前記遠心部分は、咬合基準平面に対して垂直な方向で見たときに、前記近心部分の長手方向軸線に対してある角度で延びる、態様1に記載の口腔内力モジュール。
〔態様3〕
前記近心部分は結合部を含み、前記結合部は、前記咬合基準平面に平行な方向で見たときに、前記近心部分の前記長手方向軸線に対してある角度で延びる、態様2に記載の口腔内力モジュール。
〔態様4〕
前記第1の部材及び前記第2の部材は、中央枢動リンクで枢動連結され、前記枢動リンクはヒンジを含み、第1の通路が前記第1の部材を受け入れ、第2の通路が前記第2の部材を受け入れる、態様1〜3のいずれか一項に記載の口腔内力モジュール。
〔態様5〕
前記力モジュールが設置され前記上歯列弓及び前記下歯列弓が閉じているとき、前記第1の通路は略咬合歯肉方向に延びる、態様4に記載の口腔内力モジュール。
〔態様6〕
前記第2の通路は、略近遠心方向に延び、前記第1の通路より前記上歯列弓の近くに位置する、態様5に記載の口腔内力モジュール。
〔態様7〕
前記第2の部材に連結され、前記第1の軸線及び前記第2の軸線に略垂直な第3の基準軸線に沿った方向に前記第2の部材に対して移動可能な第3の部材を更に含み、前記第2の部材の少なくとも一部は前記第3の部材内に摺動可能に受け入れられる、態様1〜6のいずれか一項に記載の口腔内力モジュール。
〔態様8〕
前記第1の部材は、大臼歯器具の前記通路に受け入れられるように構成される、態様1〜7のいずれか一項に記載の口腔内力モジュール。
〔態様9〕
前記第2の部材を大臼歯器具に回転可能に結合するためのコネクタを更に備える、態様1〜8のいずれか一項に記載の口腔内力モジュール。
〔態様10〕
上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された歯科矯正アセンブリであって、前記アセンブリは、
通路を有する上顎大臼歯器具と、
前記通路に受け入れられる第1の外端部を有し、略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、
前記第1の部材に結合され、前記通路より遠心に配置された停止部と、
前記第1の部材に枢動連結され、前記第2の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合された第2の部材であって、第1の基準軸線に沿った方向において前記第1の部材に対して枢動可能であり、前記第2の部材の一部は、前記第1の部材の前記長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延び、前記第2の部材は、前記基準軸線に略平行な第2の軸線に対して回転可能である、第2の部材と、
下顎大臼歯器具であって、前記第2の部材が前記第2の軸線の周囲で回転するように前記下顎大臼歯器具に回転可能に結合されている、下顎大臼歯器具と、を備える、歯科矯正アセンブリ。
〔態様11〕
前記近心部分は結合部を含み、前記結合部は、咬合基準平面に平行な方向で見たときに、前記近心部分の長手方向軸線に対してある角度で延びる、態様10に記載の歯科矯正アセンブリ。
〔態様12〕
前記第1の部材及び前記第2の部材は、中央枢動リンクで枢動連結され、前記枢動リンクはヒンジを含み、第1の通路が前記第1の部材を受け入れ、第2の通路が前記第2の部材を受け入れる、態様1〜11のいずれか一項に記載の歯科矯正アセンブリ。
〔態様13〕
前記力モジュールが設置され前記上歯列弓及び前記下歯列弓が閉じているとき、前記第1の通路は略咬合歯肉方向に延びる、態様12に記載の歯科矯正アセンブリ。
〔態様14〕
前記第2の通路は、略近遠心方向に延び、前記第1の通路より前記上歯列弓の近くに位置する、態様13に記載の歯科矯正アセンブリ。
〔態様15〕
前記第2の部材に連結され、前記第1の軸線及び前記第2の軸線に略垂直な第3の基準軸線に沿った方向に前記第2の部材に対して移動可能な、第3の部材を更に含み、前記第2の部材の少なくとも一部は前記第3の部材内に摺動可能に受け入れられる、態様1〜14のいずれか一項に記載の歯科矯正アセンブリ。

Claims (6)

  1. 上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された口腔内力モジュールであって、前記力モジュールは、
    第1の外端部を有する第1の部材であって、前記上歯列弓上に設置されたとき略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、
    第2の部材であって、前記第1の部材に枢動連結され、前記第2の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合され、第1の基準軸線に沿った方向において前記第1の部材に対して相対的に枢動可能である第2の部材とを備え、前記第2の部材の一部は、前記第1の部材の前記長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延び、前記第2の部材は、前記第2の部材が前記歯列弓上の器具と結合されているとき、前記基準軸線に略平行な第2の軸線に対して回転可能であり、
    前記第1の部材及び前記第2の部材は、中央枢動リンクで枢動連結され、前記枢動リンクはヒンジを含み、第1の通路が前記第1の部材を受け入れ、第2の通路が前記第2の部材を受け入れ、
    前記力モジュールが設置され前記上歯列弓及び前記下歯列弓が閉じているとき、前記第1の通路は略咬合歯肉方向に延びる、口腔内力モジュール。
  2. 前記第1の部材は遠心部分及び近心部分を含み、前記遠心部分は、咬合基準平面に対して垂直な方向で見たときに、前記近心部分の長手方向軸線に対してある角度で延びる、請求項1に記載の口腔内力モジュール。
  3. 前記近心部分は結合部を含み、前記結合部は、前記咬合基準平面に平行な方向で見たときに、前記近心部分の前記長手方向軸線に対してある角度で延びる、請求項2に記載の口腔内力モジュール。
  4. 前記第2の通路は、略近遠心方向に延び、前記第1の通路より前記上歯列弓の近くに位置する、請求項に記載の口腔内力モジュール。
  5. 上歯列弓と下歯列弓との相対位置を移動させるように構成された歯科矯正アセンブリであって、前記アセンブリは、
    通路を有する上顎大臼歯器具と、
    前記通路に受け入れられる第1の外端部を有し、略近心方向に延びる長さを有する第1の部材と、
    前記第1の部材に結合され、前記通路より遠心に配置された停止部と、
    前記第1の部材に枢動連結され、前記第2の部材の少なくとも一部と同軸の螺旋状圧縮ばねに結合された第2の部材であって、第1の基準軸線に沿った方向において前記第1の部材に対して枢動可能であり、前記第2の部材の一部は、前記第1の部材の前記長さの一部に沿って第2の外端部へ遠心方向に延び、前記第2の部材は、前記基準軸線に略平行な第2の軸線に対して回転可能である、第2の部材と、
    下顎大臼歯器具であって、前記第2の部材が前記第2の軸線の周囲で回転するように前記下顎大臼歯器具に回転可能に結合されている、下顎大臼歯器具と、を備え
    前記第1の部材及び前記第2の部材は、中央枢動リンクで枢動連結され、前記枢動リンクはヒンジを含み、第1の通路が前記第1の部材を受け入れ、第2の通路が前記第2の部材を受け入れ、
    前記上歯列弓及び前記下歯列弓が閉じているとき、前記第1の通路は略咬合歯肉方向に延びる、歯科矯正アセンブリ。
  6. 前記近心部分は結合部を含み、前記結合部は、咬合基準平面に平行な方向で見たときに、前記近心部分の長手方向軸線に対してある角度で延びる、請求項に記載の歯科矯正アセンブリ。
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