JP6516601B2 - 冷蔵庫の引出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫の引出装置に関する。
冷蔵庫の引出装置が開示された文献として、たとえば、特開2006−38246号公報(特許文献1)、特開2006−29619号公報(特許文献2)等が挙げられる。
特許文献1および特許文献2に開示の冷蔵庫の引出装置にあっては、冷蔵庫室内に設けられたレール部材によって扉が前後方向に移動可能に設けられ、レール部材が貯蔵室に固定された固定レールと、移動レールと、これらの間に設けられた中間走行レールとを含む。中間走行レールと移動レールとを備えることにより、扉が多段階に引き出されることとなり、扉の移動量を大きくすることができる。
特開2006−38246号公報 特開2006−29619号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示の冷蔵庫の引出装置にあっては、固定レールに対して複数のレールが引き出される構成とし、扉がより前方側に引き出されることにより、扉を支持するレール部材に掛かる負荷が大きくなる。このため、固定レールが取り付けられる冷蔵庫の筐体側に補強部材を設けたり、レール部材と扉支持部材の幅等を調整したりして、レール部材の強度を強くする構成が必要となる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数のレールを用いて引出扉を多段階で引き出すことなく、扉を回動させることによって収容ケースをさらに前方側に引き出すことができる、冷蔵庫の引出装置を提供することにある。
本発明に基づく冷蔵庫の引出装置は、冷蔵庫の収容室の前面開口に引出し可能に設けられた引出扉と、上記引出扉を引き出すための引出機構と、左右方向を軸方向とする回動軸周りに上記引出扉を回動させるための回動機構と、上記引出扉の引出動作に連動して上記収容室の上記前面開口から少なくとも一部が前方側に引き出される収容ケースと、上記引出扉の回動動作に応じて上記収容ケースを前後方向に移動させる収容ケース移動機構と、を備え、上記引出機構は、上記引出扉の後面の左右のそれぞれに前端側が取り付けられるとともに、上記引出扉を上記回動軸周りに回動可能に支持する一対のフレームと、上記収容室の左側内壁面および右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定されるとともに、上記一対のフレームを前後方向にスライド移動可能に保持する一対の引出レールと、を含み、上記収容ケース移動機構は、前方側へ向けて上記引出扉が回動する際に、上記収容ケースを前方側に向けて押し出す。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記収容ケースは、上記一対のフレームに載置され、上記引出扉の引出動作および回動動作が完了した状態において、上記一対のフレームに対して着脱可能となることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記回動機構は、上記一対のフレームの前端側のそれぞれに上記引出扉を回動可能に接続する接続部を含むことが好ましい。この場合には、上記接続部は、左右方向に対向する上記一対のフレームの内側面から左右方向内側に突出するとともに、上記引出扉の回動動作に応じて前後方向に回動する係合部を含むことが好ましく、上記収容ケースは、上記一対のフレームに載置された状態において、上記係合部に係合する被係合部を含むことが好ましい。さらに、上記収容ケース移動機構は、上記係合部と上記被係合部とによって構成されることが好ましく、上記引出扉が回動する際に、上記係合部が上記被係合部を上記引出扉の回動方向に押し出すことが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記回動機構は、上記引出扉の回動範囲を制限する回動範囲制限部を含むことが好ましい。この場合には、上記回動範囲制限部は、左右方向に延在するとともに、左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能なシャフトと、上記引出扉の回動に連動して回動力を上記シャフトに伝達する回動力伝達部と、上記左側内壁面および上記右側内壁面のそれぞれに上記シャフトに当接可能に設けられた一対の当接部と、を有することが好ましい。さらに、上記シャフトが上記当接部に当接して上記シャフトの回動が規制されることにより、上記引出扉の前方側への回動が規制されることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記シャフトは、上記収容ケースよりも後方に位置し、上記一対のフレームの後端側において回動可能に取り付けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記収容室の上記左側内壁面および上記右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定され、上下方向における上記シャフトの移動範囲を制限する一対のシャフト移動範囲制限部をさらに備えることが好ましい。この場合には、上記一対のシャフト移動範囲制限部のそれぞれは、上記シャフトの左側端部または右側端部が間に位置するように設けられた上側プレート部と下側プレート部とを含むことが好ましい。また、上記当接部は、上記下側プレート部によって構成されることが好ましい。さらに、この場合には、上記シャフトは、上記引出扉が回動していない状態において上記シャフトの回動軸よりも上方に位置することが好ましく、上記シャフトが前方側へ回動して上記下側プレート部に当接することにより、上記引出扉の前方側への回動が規制されることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記一対のシャフト移動範囲制限部は、前方側に位置する前方側領域と、後方側に位置する後方側領域と、上記前方側領域と上記後方側領域との間に位置する中間領域とを有することが好ましい。この場合には、上記上側プレート部は、上記後方側領域から上記前方側領域に亘って前後方向に直線状に延在していてもよく、上記下側プレート部は、上記後方側領域において前後方向に直線状に延在し、上記中間領域において前方に向かうにつれて上下方向における上記上側プレート部との間隔が大きくなるように傾斜し、上記前方側領域において上記後方側領域よりも下方で前後方向に直線状に延在していてもよい。さらに、この場合には、上記後方側領域において上記シャフトの回動が規制され、上記中間領域と上記前方側領域において上記シャフトの回動が許容されることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記一対のシャフト移動範囲制限部は、前方側に位置する前方側領域と、後方側に位置し、上記前方側領域よりも上方に位置する後方側領域と、上記前方側領域と上記後方側領域との間に位置する中間領域とを有することが好ましい。この場合には、上記上側プレート部および上記下側プレート部は、上記後方側領域から上記前方側領域にかけて略一定の距離を保った状態で互いに並行して延在していてもよい。さらに、この場合には、上記前方側領域および上記後方側領域において上記シャフトの回動が規制され、上記中間領域において、上記シャフトの回動を案内する回動案内部が設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置は、上記引出扉の後面に設けられた収納ポケットをさらに備えていてもよい。この場合には、上記収納ポケットは、上記引出扉の回動の際に上記収容ケースに干渉しない位置に設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記収納ポケットは、上記引出扉が引き出されていない状態において、上記収容ケースの上方に位置し、上記引出扉の前方側への回動が規制された状態において、上記収容ケースの前方側に位置することが好ましい。
本発明によれば、複数のレールを用いて引出扉を多段階で引き出すことなく、扉を回動させることによって収容ケースをさらに前方側に引き出すことができる、冷蔵庫の引出装置を提供することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の概略斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の引出装置を示す冷蔵庫の部分斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の引出装置の引出扉側に位置する構成要素の分解斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉の回動動作が終了した状態における引出扉、および引出扉側に設けられた引出機構ならびに回動機構を示す斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉が回動する前の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫室内側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す部分斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作のみが終了した状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。 実施の形態2に係る引出扉が回動する前の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態2に係る引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫の引出装置において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫の引出装置において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫の引出装置において、冷蔵庫室内側に設けられた構成要素を示す部分断面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作の途中状態を示す断面図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る冷蔵庫の概略斜視図である。図2は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置を示す冷蔵庫の部分斜視図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係る冷蔵庫1について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、複数の貯蔵室を有する断熱箱体2と、各収容室を開閉するための扉3および引出扉4,5とを備える。断熱箱体2は、外箱と内箱とこれらの間に充填された断熱材とによって構成されている。
断熱箱体2内は、仕切部7によって、上下方向(図中Z軸方向)に並ぶ複数の貯蔵室に区画される。たとえば、複数の収容室とは、上から順に、冷蔵室、野菜室、冷凍室である。なお、貯蔵室の種類、数、配置はこれに限定されない。
扉3は、左右方向(図中X軸方向)の一端側において、上下方向に延在する回転軸周りに回転可能に設けられている。引出扉4,5は、前後方向(Y軸方向)に引出可能に構成されている。さらに、引出扉4は、下端側において、左右方向に延在する回動軸周りに回動可能に構成されている。引出扉4は、後述する引出装置100の一部を構成する。なお、引出扉5は、左右方向に延在する軸周りに回動可能に構成されていてもよいし、回動不能に構成されていてもよい。
冷蔵庫1は、さらに図示しない冷却回路、制御装置等を備える。冷却回路によって生成された冷気が、複数の貯蔵室を循環することにより、複数の貯蔵室が所定の温度に保たれる。
図2に示すように、冷蔵庫1は、引出装置100を備える。引出装置100は、引出扉4、収容ケース10(図3参照)、引出機構20、回動機構50(図3参照)、および収容ケース移動機構70(図3参照)を備える。
引出扉4は、冷蔵庫1の収容室6の前面開口6aに引出可能に設けられている。収容室6は、断熱箱体2の左側内壁面6cと、右側内壁面6dと、後方側壁部6bと、仕切部7とによって規定され、前面側に開放されている。
引出機構20は、引出扉4を引き出すためのものである。回動機構50は、左右方向を軸方向とする回動軸周りに引出扉4を回動させるためのものである。収容ケース移動機構70は、引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させるものである。収容ケース10は、貯蔵物を収容するケースである。なお、引出装置100の各構成要素の詳細な構成については、図3から図7を用いて後述する。
図3は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置の引出扉側に位置する構成要素の分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る引出扉の回動動作が終了した状態における引出扉、および引出扉側に設けられた引出機構ならびに回動機構を示す斜視図である。図3および図4を参照して、引出装置100の引出扉4側に設けられた各構成要素について説明する。
図3,4に示すように、収容ケース10は、上方に向けて開口する箱側形状を有する。収容ケース10の左右方向の両側壁部には、上下方向に延在する溝部12が設けられている。溝部12は、前方側に設けられている。溝部12は、下端に達するように設けられている。溝部12には、後述するピン16の先端が入り込む。
収容ケース10の左右方向の両側壁部には、外側に突出するフランジ部13が設けられている。フランジ部13は、前後方向に延在するように設けられている。フランジ部13は、後述する一対のフレーム21の上端に設けられた上端側平坦部22に載置される部位である。
引出機構20は、一対のフレーム21と、後述する一対の引出レール28(図7参照)とを含む。一対のフレーム21は、前後方向に延在するように設けられている。一対のフレーム21は、引出扉4の後面4bの左右のそれぞれに前端21a側が取り付けられる。一対のフレーム21は、引出扉4を左右方向に延在する回動軸周りに回動可能に支持する。一対のフレーム21は、前後方向にスライド移動可能に一対の引出レール28に支持される。
一対のフレーム21は、上端側に設けられた上端側平坦部22と、下端側に設けられた下端側平坦部23と、上端側平坦部22と下端側平坦部23とを接続するプレート部24と、後端21b側にそれぞれ取り付けられた一対の可動ローラ25を含む。
上端側平坦部22は、プレート部24の上端側から外側に折れ曲がるように設けられている。上端側平坦部22の下面は、後述するキャビネットローラ29(図7参照)に当接する。下端側平坦部23は、プレート部24の下端側から外側に折れ曲がるように設けられている。
プレート部24の前方側は、下端側平坦部23よりも下方に突出する部分を含む。当該下方に突出する部分は、後述する接続部30の第2プレート部33に固定ピン15を介して固定される。
プレート部24の前方側には、略円弧形状の案内穴27が設けられている。案内穴27は、上方に向かうにつれて前方へ湾曲する。案内穴27は、後述するピン16の移動を案内する。一対の可動ローラ25は、一対の引出レール28(図7参照)上を転動する。
一対の引出レール28は、収容室6の左側内壁面6cおよび右側内壁面6dのそれぞれに前後方向に延在するように設けられる。一対の引出レール28は、一対の可動ローラ25をそれぞれ転動可能に支持する。
回動機構50は、接続部30および回動範囲制限部40を含む。接続部30は、一対のフレーム21の前端側のそれぞれに引出扉4を回動可能に接続する。接続部30は、略L字形状を有する接続プレート31を有する。
接続プレート31は、引出扉4の後面4bに略平行な第1プレート部32と、第1プレート部32の外側端部側から後方に向けて突出する第2プレート部33とを有する。第1プレート部32は、引出扉4の後面4bにビス等で固定される。
第2プレート部33は、固定ピン15によってプレート部24に対して回動可能に固定される。第2プレート部33は、固定ピン15を回動中心として前後方向に回動可能に設けられている。第2プレート部33が回動する際に、上記ピン16が案内穴27に沿って移動する。
回動範囲制限部40は、一対のシャフト支持部41、シャフト42、および一対の回動力伝達部43を有する。シャフト42は、左右方向に延在する。シャフト42は、左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に構成されている。
一対のシャフト支持部41は、それぞれ板状形状を有する。一対のシャフト支持部41は、シャフト42を支持する。具体的には、一対のシャフト支持部41の上端側に設けられた挿通孔にシャフト42が挿通されて固定される。
一対のシャフト支持部41の下端側は、ピン17によって一対のフレーム21の後端21b側に固定される。一対のシャフト支持部41は、一対のフレーム21に対して回動可能に固定される。一対のシャフト支持部41は、ピン17を回動中心として前後方向に回動可能に設けられる。
一対のシャフト支持部41が前後方向に回動することにより、一対のシャフト支持部41の上端側に支持されるシャフト42が、左右方向を軸方向とする軸周りに(前後方向に)回動する。
一対の回動力伝達部43は、引出扉4の回動に連動して回動力をシャフト42に伝達する。一対の回動力伝達部43は、略L字形状を有する。一対の回動力伝達部43は、後端側が上方に向かうように設けられている。
一対の回動力伝達部43の前端側は、ピン16によって接続プレート31の第2プレート部33に接続される。一対の回動力伝達部43の後端側は、一対のシャフト支持部41の上端側に接続される。
引出扉4が前方側へ回動して、接続プレート31が前方側に回動した場合には、接続プレート31に接続される一対の回動力伝達部43も前方側に引っ張られる。これにより、一対の回動力伝達部43に接続される一対のシャフト支持部41も前方側に引っ張られる。
一対のシャフト支持部41は、前方側に引っ張られることにより、下端側のピン17を回転中心として、上端側が前方側に向かうように回動する。これに伴ってシャフト42が一対のシャフト支持部41と一体に回動する。シャフト42は、一対のシャフト支持部41の回動中心を通り、左右方向に延在する回動軸周りに回動する。
このように、回動力伝達部43が引出扉4の回動に連動してシャフト42を回動させる回動力を伝達することにより、シャフト42が前後方向に回動する。なお、シャフト42は、引出扉4が回動していない状態においては、シャフト42の上記回動軸よりも上方に位置する。
図5および図6は、本実施の形態に係る引出扉が回動する前の状態および引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。図5および図6を参照して、引出扉4の回動動作に伴う収容ケース10の動きについて説明する。
図5および図6に示すように、シャフト42は、収容ケース10よりも後方に位置し、一対のフレーム21の後端21b側において回動可能に取り付けられている。シャフト42は、上述のように、引出扉4の回動動作に連動して、引出扉4の回動方向に回動する。
図5に示すように、引出扉4が回動する前の状態においては、ピン16は、案内穴27の後端側に位置する。ピン16は、一対のフレーム21のプレート部24および接続プレート31の第2プレート部33を貫通するように設けられる。ピン16は、一対のフレーム21の内側に位置する一対の回動力伝達部43を第2プレート部33に固定する。
ピン16は、左右方向に対向する一対のフレーム21の内側面から左右方向の内側に突出する。ピン16は、収容ケース10の溝部12内に入り込んでいる。ピン16は、溝部12の下端側に位置する。
図6に示すように、引出扉4が回動した後の状態においては、ピン16は、案内穴27の前端側に位置する。ピン16は、収容ケース10の溝部12内に入り込んでいる。ピン16は、溝部12の上端側に位置する。
図5および図6に示すように、引出扉4の回動に連動して、接続プレート31が、ピン15を回動中心として、引出扉4の回動方向に回動する。引出扉4の前方側への回動に連動して接続プレート31が前方側へ回動することにより、ピン16がプレート部24に設けられた案内穴27に沿って前方側へ移動する。
この際、ピン16は、収容ケース10の溝部12内を上方に向けて移動しつつ、溝部12の前端側を前方に向けて押し出す。これにより、収容ケース10が一対のフレーム21に載置された状態で前方に移動する。このように、ピン16および収容ケース10の溝部12は、引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させる収容ケース移動機構を構成する。
また、収容ケース10のフランジ部13を一対のフレーム21の上端側平坦部22に載置する際に、ピン16の上方側から溝部12がピン16に嵌り込む。収容ケース10が一対のフレーム21に載置された状態から収容ケース10を上方側に持ち上げることにより、ピン16が溝部12から抜けて、収容ケース10が一対のフレーム21から取り外される。このように、ピン16は、係合部に該当し、溝部12は、ピン16に着脱可能に係合する被係合部に相当する。
回動可能に設けられたピン16と溝部12とによって収容ケース移動機構を構成することにより、収容ケース移動機構を簡素化することができる。
図7は、本実施の形態に係る冷蔵庫室内側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す部分斜視図である。図7を参照して、引出装置100の冷蔵庫室内側に設けられた構成要素について説明する。
図7に示すように、冷蔵庫の収容室6の左側内壁面6cおよび右側内壁面6dには、一対の引出レール28、一対のキャビネットローラ29、および一対のシャフト移動範囲制限部45が設けられている。
一対の引出レール28は、上述のように、一対のフレーム21を前後方向にスライド移動可能に保持する。一対のキャビネットローラ29は、上述のように、一対のフレーム21の上端側平坦部22を支持する。一対のキャビネットローラ29は、回転可能に設けられている。これにより、一対のフレーム21の前後方向の移動が容易に行なわれる。
一対のシャフト移動範囲制限部45は、上下方向におけるシャフト42の移動範囲を制限する。一対のシャフト移動範囲制限部45は、前後方向に延在するように設けられている。
一対のシャフト移動範囲制限部45は、前方側に位置する前方側領域45aと、後方側に位置する後方側領域45cと、前方側領域45aと後方側領域45cとの間に位置する中間領域45bとを有する。一対のシャフト移動範囲制限部45のそれぞれは、上側プレート部46および当接部としての下側プレート部47を含む。
上側プレート部46および下側プレート部47は、シャフト42の左側端部または右側端部が間に位置するように設けられる。上側プレート部46は、後方側領域45cから前方側領域45aに亘って前後方向に直線状に延在する。
下側プレート部47は、後方側領域45cにおいて前後方向に直線状に延在する。下側プレート部47は、中間領域45bにおいて前方に向かうにつれて上下方向における上側プレート部46との間隔Wが大きくなるように傾斜する。下側プレート部47は、前方側領域45aにおいて後方側領域45cよりも下方で前後方向に直線状に延在する。
後方側領域45cにおいては、上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向の間隔が狭くなっており、シャフト42の回動は規制され、スライド移動のみが可能となる。
中間領域45bにおいては、下側プレート部47が、前方に向かうにつれて上下方向における上側プレート部46との間隔Wが大きくなるように傾斜する。このため、シャフト42は、下側プレート部47に当接するまでの範囲内において回動することができる。
前方側領域45aにおいては、上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向の間隔が広くなっている。前方側領域45aにおいても、シャフト42は、下側プレート部47に当接するまでの範囲において、回動することができる。前方側領域45aにおいては、中間領域45bよりも上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向における間隔が広くなっており、回動範囲が広くなる。
下側プレート部47にシャフト42が当接して、シャフト42の回動が規制されることにより、引出扉4の回動が規制される。
図8は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。図9は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作のみが終了した状態を示す断面図である。図10は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。図8から図9を参照して、引出扉4の引出動作および回動動作について説明する。
図8に示すように、引出扉4が引き出される前の状態においては、収容室6の前面開口6aは、引出扉4によって塞がれている。この状態において、収容ケース10は、収容室6内に収容されている。シャフト42は、後方側領域45cに位置する。
この状態から、引出扉4を前方側にスライド移動させることにより、引出扉4が引き出される。上述のように、後方側領域45cにおいては、シャフト42はスライド移動のみ可能となっている。前後方向における後方側領域45cの長さを、前後方向に平行な引出扉4の厚さよりも大きくすることにより、引出扉4の厚み分だけ引出扉4が前方側に引き出された後に、引出扉4の回動が可能となる。これにより、回動の際に、引出扉4が他の扉3,引出扉5に干渉することを防止できる。
上述のように、シャフト42が中間領域45bおよび前方側領域45aに位置する場合に引出扉4の回動が可能となるが、本実施の形態においては、引出扉4が引出終了位置に到達するまでの間、引出扉4を回動させない場合を例示する。すなわち、引出扉4は、シャフト42の位置が同一の高さ位置となるように引出終了位置まで引き出される。
図9に示すように、引出扉4の引出動作のみが終了した状態においては、収容室6の前面開口6aは、開放されており、収容ケース10の大部分が前面開口6aから突出する。シャフト42は、前方側領域45aに位置する。
次に、引出扉4を前方側に回動させる。この引出扉4の回動動作に応じて、上述の収容ケース移動機構が収容ケース10を前方側へ押し出していく。また、引出扉4の回動動作に連動して、シャフト42も前方側へ回動する。シャフト42が前方側に回動することにより、シャフト42の高さ位置は低くなっていく。
図10に示すように、引出扉4の引出動作および回動動作が終了した状態においては、収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出する。なお、収容ケース10の全てが前面開口6aから突出するように構成されてもよい。シャフト42は、下側プレート部47に当接しており、これにより、引出扉4の前方側への回動が規制されている。
収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出することにより、収容ケース10からの収容物の取り出しおよび収容ケースへの収容を容易に行なうことができる。また、引出扉4が前方側に回動していることにより、引出扉4の上端の高さ位置が低くなっている。これにより、引出扉4の前方側から収容物の取り出しおよび収容ケースへの収納も容易に行なうことができる。さらに、引出扉4の回動動作および引出動作が終了した状態において、収容ケース10が一対のフレーム21に対して着脱可能となることにより、収容ケース10を取り出すことができる。これにより、収容ケース10内および収容室6内の清掃やメンテナンス等を容易に行なうことができる。
以上のように、本実施の形態に係る引出装置100にあっては、一対のフレーム21と、一対の引出レール28とによって引出扉4を引出可能に構成するとともに、引出扉4を一対のフレーム21の前端側に回動可能に接続し、収容ケース移動機構によって引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させる構成とすることにより、複数のレールを用いて引出扉を多段階で引き出すことなく、収容ケース10をさらに前方側に引き出すことができる。
収容ケース10がさらに前方側に引き出されることにより、収容ケース10への収容および収容ケース10からの取り出しを容易に行なうことができ、利便性が向上する。
また、複数のレールが多段階に引き出さる構成が不要となるため、引出機構を簡易に構成することができる。
(実施の形態2)
図11および図12は、本実施の形態に係る引出扉が回動する前の状態および引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。図11および図12を参照して、本実施の形態に係る冷蔵庫1Aについて説明する。
図11および図12に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1Aは、実施の形態1に係る冷蔵庫1と比較した場合に、引出装置100Aの構成が相違する。その他の構成は、ほぼ同様である。
引出装置100Aは、実施の形態1に係る引出装置100と比較した場合に、収納ポケット60がさらに設けられている点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
収納ポケット60は、引出扉4の後面4bに設けられている。収納ポケット60は、引出扉4の回動の際に、収容ケース10に干渉しない位置に設けられている。
具体的には、図11に示すように、引出扉4が前方側へ回動していない状態においては、収納ポケット60は、収容ケース10の上方に位置する。図12に示すように、引出扉4が前方側へ回動した状態においては、収納ポケット60は、収容ケース10の前方に位置する。
図13は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。図14は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。図13および図14を参照して、引出扉4の引出動作および回動動作について説明する。
図13に示すように、引出扉4が引き出される前の状態においては、収容室6の前面開口6aは、引出扉4によって塞がれている。この状態において、収容ケース10は、収容室6内に収容されている。収納ポケット60は、収容ケース10の上方に位置する。シャフト42は、後方側領域45cに位置する。
本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置100Aにおいても、実施の形態1に係る引出動作および回動動作に準じて、引出扉4の引出動作および回動動作が行われる。
図14に示すように、引出扉4の引出動作および回動動作が終了した状態においては、収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出している。また、収納ポケット60は、引出扉4と一体となって回動しており、収容ケース10の前方側に移動している。
本実施の形態においても、一対のフレーム21と、一対の引出レール28とによって引出扉4を引出可能に構成するとともに、引出扉4を一対のフレーム21の前端側に回動可能に接続し、収容ケース移動機構によって引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させる構成とすることにより、実施の形態1に係る引出装置100とほぼ同等の効果が得られる。
さらに、本実施の形態においては、収容ケース10に干渉しないように、収納ポケット60を設けることにより、小さいものや、使用頻度の高いもの等を収納ポケット60に収容することができ、効率よく貯蔵物の収納を行なうことができる。また、引出扉4の前方側への回動が規制された状態において、収納ポケット60が収容ケース10の前方側に位置することにより、収容ケース10の前方側に貯蔵物を容易に収容することができるとともに、収容ケース10の前方側から貯蔵物を容易に取り出すことができる。
(実施の形態3)
図15は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置において、冷蔵庫室内側に設けられた構成要素を示す部分断面図である。図15を参照して、本実施の形態に係る冷蔵庫1Bについて説明する。
図15に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1Bは、実施の形態2に係る冷蔵庫1Aと比較した場合に、引出装置100Bの構成が相違する。その他の構成は、ほぼ同様である。
引出装置100Bは、実施の形態2に係る引出装置100Aと比較した場合に、一対のシャフト移動範囲制限部45Bの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
一対のシャフト移動範囲制限部45Bは、実施の形態2に係る一対のシャフト移動範囲制限部45と比較した場合に、上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bとが、後方側領域45cから前方側領域45aにかけて略一定の距離を保った状態で互いに並行して延在している点において相違する。
上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bは、後方側領域45cにおいて前後方向に直線状に延在する。上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bは、中間領域45bにおいて前方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜する。上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bは、前方側領域45aにおいて後方側領域45cよりも下方で前後方向に延在する。
後方側領域45cにおいては、上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向の間隔が狭くなっており、シャフト42の回動は規制され、スライド移動のみが可能となる。
中間領域45bにおいては、上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bが、一定の距離を保った状態で傾斜することにより、引出扉4が前方側に引き出されるにつれて、シャフト42の高さ位置が低くなっていく。これにより、シャフト42の回動が案内される。中間領域45bに設けられた上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bの傾斜部は、シャフト42の回動を案内する回動案内部に相当する。
前方側領域45aにおいては、上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bが狭い間隔を保った状態で直線状に延在するため、シャフト42の回動は規制され、スライド移動のみが可能となる。
図16は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。図17は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作の途中状態を示す断面図である。図18は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。図16から図18を参照して、引出扉4の引出動作および回動動作について説明する。
図16に示すように、引出扉4が引き出される前の状態においては、収容室6の前面開口6aは、引出扉4によって塞がれている。この状態において、収容ケース10は、収容室6内に収容されている。シャフト42は、後方側領域45cに位置する。
この状態から、引出扉4を前方側に移動させることにより、シャフト42が上側プレート部46Bおよび下側プレート部47Bに沿って前方側に移動する。シャフト42が、後方側領域45cを移動する間は、その回動が規制され、引出扉4は、スライド移動のみが可能となる。シャフト42が中間領域45bに到達すると、前方に向かうにつれてシャフト42の高さ位置が低くなる。これにより、シャフト42の回動が案内され、引出扉4が前方に引き出されつつ、前方に回動する。
図17に示すように、引出扉4の引出動作の途中状態においては、たとえば、シャフト42が中間領域45bの略中央に位置する。この状態においては、収容室6の前面開口6aは、開放されており、収容ケース10の前方側の一部が前面開口6aから突出している。また、引出扉4は、所定の角度で前方側に回動している。
さらに、引出扉4を前方側に引き出すことにより、引出扉4がより前方側へ回動する。前方側領域45aにおいては、下側プレート部47Bは、前後方向に延在しているため、シャフト42の高さ位置は、一定に維持される。これにより、前方側領域45aでは、引出扉4は、前方側への回動が規制された状態で前方にスライド移動する。
図18に示すように、引出扉4の引出動作および回動動作が終了した状態においては、収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出している。また、収納ポケット60は、引出扉4と一体となって回動しており、収容ケース10の前方側に移動している。
以上のように、本実施の形態にあっても、一対のフレーム21と、一対の引出レール28とによって引出扉4を引出可能に構成するとともに、引出扉4を一対のフレーム21の前端側に回動可能に接続し、収容ケース移動機構によって引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させる構成とすることにより、複数のレールを用いて引出扉を多段階で引き出すことなく、収容ケース10をさらに前方側に引き出すことができる。
さらに、上側プレート部46Bと下側プレート部47Bとを後方側領域45cから前方側領域45aにかけて略一定の距離を保った状態で互いに並行して延在し、中間領域45bにおいて、シャフト42の回動を案内する回動案内部を設けることにより、引出扉4の引出動作が完了するまでに自動的に引出扉4が回動する。これにより、さらに利便性を向上させることができる。
上述した実施の形態1および2においては、シャフト42が前方側領域45a内に到達し、引出動作が終了した状態で、引出扉4が回動される場合を例示して説明したが、これに限定されず、引出動作が終了する前に引出扉4の回動を開始してもよい。たとえば、中間領域45bまたは、前方側領域45aの後方側にて引出扉4の回動を開始してもよい。この場合には、引出扉4の回動動作と引出動作とが同時に行なわれてもよい。
上述した実施の形態1から3においては、収容ケース移動機構が、回動可能に構成されたピン16と、収容ケース10に設けられた溝部12によって構成される場合を例示して説明したが、これに限定されない。たとえば、収容ケース移動機構が、回動機構50によって構成されていてもよい。この場合には、シャフト42が前方側に回動する際に、収容ケース10の後方がシャフト42によって前方側に押し込まれる。
上述した実施の形態1から3においては、収容ケース移動機構を構成する係合部が一対のフレーム21の内表面から内側に突出するように設けられるとともに回動可能に設けられたピン16であり、収容ケース移動機構を構成する被係合部が収容ケース10に設けられた溝部12である場合を例示して説明したが、これに限定されない。上記係合部が、第2プレート部33に設けられた溝であり、被係合部が、上記溝部に着脱可能に嵌り込むように収容ケース10に設けられた突出部であってもよい。この場合には、第2プレート部33に設けられた溝は、上方に開口するように設けられることが好ましく、上記突出部は、溝の上方側から溝に嵌り込むことが好ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B 冷蔵庫、2 断熱箱体、3 扉、4,5 引出扉、4b 後面、6 収容室、6a 前面開口、6b 後方側壁部、6c 左側内壁面、6d 右側内壁面、7 仕切部、10 収容ケース、12 溝部、13 フランジ部、15 固定ピン、16 ピン、20 引出機構、21 フレーム、21a 前端、21b 後端、22 上端側平坦部、23 下端側平坦部、24 プレート部、25 可動ローラ、27 案内穴、28 引出レール、29 キャビネットローラ、30 接続部、31 接続プレート、32 第1プレート部、33 第2プレート部、40 回動範囲制限部、41 シャフト支持部、42 シャフト、43 回動力伝達部、45,45B シャフト移動範囲制限部、45a 前方側領域、45b 中間領域、45c 後方側領域、46,46B 上側プレート部、47,47B 下側プレート部、50 回動機構、60 収納ポケット、70 収容ケース移動機構、100,100A,100B 引出装置。

Claims (4)

  1. 冷蔵庫の収容室の前面開口に引出し可能に設けられた引出扉と、
    前記引出扉を引き出すための引出機構と、
    左右方向を軸方向とする回動軸周りに前記引出扉を回動させるための回動機構と、
    前記引出扉の引出動作に連動して前記収容室の前記前面開口から少なくとも一部が前方側に引き出される収容ケースと、
    前記引出扉の回動動作に応じて前記収容ケースを前後方向に移動させる収容ケース移動機構と、を備え、
    前記引出機構は、前記引出扉の後面の左右のそれぞれに前端側が取り付けられるとともに、前記引出扉を前記回動軸周りに回動可能に支持する一対のフレームと、前記収容室の左側内壁面および右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定されるとともに、前記一対のフレームを前後方向にスライド移動可能に保持する一対の引出レールと、を含み、
    前記収容ケース移動機構は、前方側へ向けて前記引出扉が回動する際に、前記収容ケースを前方側に向けて押し出し、
    前記回動機構は、前記一対のフレームの前端側のそれぞれに前記引出扉を回動可能に接続する接続部を含み、
    前記接続部は、左右方向に対向する前記一対のフレームの内側面から左右方向内側に突出するとともに、前記引出扉の回動動作に応じて前後方向に回動する係合部を含み、
    前記収容ケースは、前記一対のフレームに載置された状態において前記係合部に係合する被係合部を含み、
    前記被係合部は、前記収容ケースが上方に向けて取り外し可能に前記係合部に係合し、
    前記収容ケース移動機構は、前記係合部と前記被係合部とによって構成され、
    前記引出扉が回動する際に、前記係合部が前記被係合部を前記引出扉の回動方向に押し出す、冷蔵庫の引出装置。
  2. 冷蔵庫の収容室の前面開口に引出し可能に設けられた引出扉と、
    前記引出扉を引き出すための引出機構と、
    左右方向を軸方向とする回動軸周りに前記引出扉を回動させるための回動機構と、
    前記引出扉の引出動作に連動して前記収容室の前記前面開口から少なくとも一部が前方側に引き出される収容ケースと、
    前記引出扉の回動動作に応じて前記収容ケースを前後方向に移動させる収容ケース移動機構と、を備え、
    前記引出機構は、前記引出扉の後面の左右のそれぞれに前端側が取り付けられるとともに、前記引出扉を前記回動軸周りに回動可能に支持する一対のフレームと、前記収容室の左側内壁面および右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定されるとともに、前記一対のフレームを前後方向にスライド移動可能に保持する一対の引出レールと、を含み、
    前記収容ケース移動機構は、前方側へ向けて前記引出扉が回動する際に、前記収容ケースを前方側に向けて押し出し、
    前記回動機構は、前記引出扉の回動範囲を制限する回動範囲制限部を含み、
    前記回動範囲制限部は、左右方向に延在するとともに、左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能なシャフトと、前記引出扉の回動に連動して回動力を前記シャフトに伝達する回動力伝達部と、前記左側内壁面および前記右側内壁面のそれぞれに前記シャフトに当接可能に設けられた一対の当接部と、を有し、
    前記シャフトが前記当接部に当接して前記シャフトの回動が規制されることにより、前記引出扉の前方側への回動が規制される、冷蔵庫の引出装置。
  3. 前記収容室の前記左側内壁面および前記右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定され、上下方向における前記シャフトの移動範囲を制限する一対のシャフト移動範囲制限部をさらに備え、
    前記一対のシャフト移動範囲制限部のそれぞれは、前記シャフトの左側端部または右側端部が間に位置するように設けられた上側プレート部と下側プレート部とを含み、
    前記当接部は、前記下側プレート部によって構成され、
    前記シャフトは、前記引出扉が回動していない状態において前記シャフトの回動軸よりも上方に位置し、
    前記シャフトが前方側へ回動して前記下側プレート部に当接することにより、前記引出扉の前方側への回動が規制される、請求項に記載の冷蔵庫の引出装置。
  4. 前記引出扉の後面に設けられた収納ポケットをさらに備え、
    前記収納ポケットは、前記引出扉の回動の際に前記収容ケースに干渉しない位置に設けられている、請求項1からのいずれか1項に記載の冷蔵庫の引出装置。
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