JP6515728B2 - Jib mooring equipment - Google Patents
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Description
本発明は、タワーの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンに設けられる、折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置に関する。 The present invention relates to a jib mooring device for locking a jib in a folded state to a tower, which is provided on a crane in which the jib is attached to the tip of the tower in a collapsible manner.
例えば、特許文献1、2には、クレーンにおいて折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置が開示されている。特許文献1では、タワー側に設けられたロック解除レバーの一端にロックピンが連結され、他端にロープが連結されている。作業者がロープを引っ張ると、ロック解除レバーが支点を中心に回動し、ロックピンがジブ側の係止軸を係止している状態が解除される。
For example,
しかしながら、特許文献1では、ロックピンによる係止状態を解除する際に、作業者が運転室から降りてロープを操作する必要があるため煩わしい。そこで、特許文献2では、ラッチ(特許文献1のロックピンに代わるもの)と一体的に設けられたレバープレートを回動させるシリンダ装置を設け、運転室内からシリンダ装置を遠隔操作することによって、ラッチがジブ側の係止軸を係止している状態が解除されるように構成されている。これによって、作業者は運転室にいたままジブのロックを解除することができ、作業の手間を軽減することができる。
However, in patent document 1, when releasing the locked state by a lock pin, since a worker needs to get down from a driver's cab and operate a rope, it is troublesome. Therefore, in
ここで、特許文献2においては、特許文献1と同様のロープも別途設けられているため、仮にロック状態(ラッチが係止軸を係止している状態)でシリンダが作動不能となった場合には、作業者がロープを引っ張ることによってロックを解除することができる。しかしながら、ロック解除状態(ラッチが係止軸から外れている状態)でシリンダが作動不能となった場合には、ラッチを係止位置に戻すことができず、ジブをロックできなくなるという問題があった。
Here, in
そこで、本発明は、シリンダ等のアクチュエータが作動不能となった場合においても、ジブのロックおよびロック解除がともに可能であるジブ係留装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a jib mooring device capable of both locking and unlocking the jib even when an actuator such as a cylinder becomes inoperable.
上記目的を達成するため、本発明にかかるジブ係留装置は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンに設けられる、折り畳まれた状態の前記ジブを前記ブームにロックするためのジブ係留装置であって、前記ブームに係止装置が設けられるとともに、前記ジブに被係止装置が設けられており、前記係止装置は、前記被係止装置に設けられた被係止具を係止する係止位置と、前記被係止具の係止を解除する係止解除位置との間で移動可能な係止具と、前記係止具に連結され、前記係止具を前記係止位置に移動させるロック位置と、前記係止具を前記係止解除位置に移動させるロック解除位置との間で移動可能であり、前記ロック位置の方向に付勢されるロック解除部材と、前記ブームの基端部に設けられるアクチュエータと、前記ロック解除部材と前記アクチュエータとを連結する連結体と、を備え、前記連結体は、前記アクチュエータとの連結位置における押し方向および引き方向の両方向の力を前記ロック解除部材との連結位置に伝達可能であり、前記両方向の力によって前記ロック解除部材との連結位置が変位可能であることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a jib mooring apparatus according to the present invention is a jib for locking the jib in a folded state to the boom provided on a crane having a jib mounted on the tip end portion of the boom in a retractable manner. A mooring device, wherein the boom is provided with a locking device, the jib is provided with a locked device, and the locking device is a locked device provided in the locked device. A lock movable between a locking position for locking and a locking release position for releasing the lock of the locked member, and the lock being connected to the lock, the lock being the lock A lock release member movable between a lock position to be moved to the lock position and a lock release position to move the lock to the lock release position, wherein the lock release member is biased in the direction of the lock position; An actuator provided at the base end of the boom and And a connector for connecting the unlocking member and the actuator, wherein the connector transmits forces in both the pushing direction and the pulling direction at the connecting position with the actuator to the connecting position with the unlocking member. It is characterized in that the connecting position with the unlocking member can be displaced by the force in both directions.
本発明においては、ロック解除部材とアクチュエータとを連結する連結体が、アクチュエータとの連結位置における押し方向および引き方向の両方向の力をロック解除部材との連結位置に伝達可能であり、両方向の力によってロック解除部材との連結位置が変位可能に構成されている。このため、アクチュエータが作動不能となった場合でも、連結体をアクチュエータから取り外し、作業者が連結体を押し操作または引き操作することによって、ロック解除部材がロック位置に移動する(係止具が係止位置に移動する)ことも、ロック解除部材がロック解除位置に移動する(係止具が係止解除位置に移動する)ことも可能となる。したがって、アクチュエータが作動不能となった場合においても、ジブのロックおよびロック解除がともに可能となる。 In the present invention, the connecting member connecting the unlocking member and the actuator can transmit forces in both the pushing direction and the pulling direction in the connecting position with the actuator to the connecting position with the unlocking member, and the force in both directions. The connection position with the lock release member is configured to be displaceable by the. Therefore, even when the actuator becomes inoperable, the unlocking member is moved to the lock position by removing the coupling body from the actuator and the operator pressing or pulling the coupling body to move the locking member to the locking position It is also possible to move to the stop position or to move the unlocking member to the unlocking position (locking tool to the unlocking position). Therefore, even when the actuator becomes inoperable, both jib can be locked and unlocked.
[第1実施形態]
第1実施形態のタワークレーンについて、図面を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態のタワークレーンの側面図である。図1に示すように、タワークレーン1は、クローラ式の下部走行体2に上部旋回体3が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン1は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
First Embodiment
The tower crane of the first embodiment will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view of the tower crane of the first embodiment. As shown in FIG. 1, the tower crane 1 is configured such that the upper revolving structure 3 is rotatably mounted on a crawler type lower traveling
上部旋回体3の前部には、運転室3aが設けられるとともに、タワー4が上部旋回体3に対して起伏可能に連結されている。タワー4の先端部には、ジブ5がタワー4に対して起伏可能に連結されている。図1では、ジブ5が斜め上前方に延びた作業状態と、ジブ5が折り畳まれてタワー4の前面部にロックされたロック状態をともに記載している。
A
ジブ5をタワー4にロックするためのジブ係留装置10は、タワー4の前面部に設けられた係止装置20と、ジブ5に設けられた被係止装置30とを有して構成される。被係止装置30は、ジブ5を折り畳んだ際に係止装置20に対向する位置に設けられている。ジブ5が折り畳まれた状態で被係止装置30が係止装置20によって係止されることで、ジブ5をタワー4にロックすることができる。
The
ジブ係留装置10の詳細について説明する。図2〜図4は、第1実施形態のジブ係留装置の拡大側面図であり、図5は、第1実施形態のジブ係留装置の拡大平面図である。係止装置20は、ロックピン21(係止具)を有する。このロックピン21が、被係止装置30の係止軸31(被係止具)を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸31の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ5のロックおよびロック解除を実現することができる。
The details of the
タワー4に取り付けられたタワー側ブラケット22には、レバー支持ブラケット23が突設されており、このレバー支持ブラケット23に、ロック解除レバー24(ロック解除部材)が支点ピン24aを介して回動可能に連結されている。ロック解除レバー24の前端部にはロックピン21が連結されており、ロック解除レバー24の後端部には連結体25が連結されている。
A
タワー側ブラケット22に取り付けられたロックフレーム26には、ガイド筒26aが形成されるとともに、ガイド筒26aに相対する位置にロック穴26bが形成されている。ロックピン21はガイド筒26a内を上下に移動することによって、ロックピン21がロック穴26bに嵌合する係止位置と、ロックピン21がロック穴26bから外れた係止解除位置との間で移動可能となっている。
A
ロック解除レバー24は、ロックピン21を係止位置に移動させるロック位置(図2に示す位置)と、ロックピン21を係止解除位置に移動させるロック解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動可能(回動可能)である。ロック解除レバー24のうち支点ピン24aよりも前側(ジブ5側)の部分とタワー側ブラケット22との間には、ロックスプリング27が介装されている。ロック解除レバー24は、ロックスプリング27によってロック位置の方向に付勢されている。
The
ロックフレーム26内には、ピンブロック部材28が設けられている。ピンブロック部材28は、ロックフレーム26内を前後方向に移動可能であり、スプリング28aによって前方に付勢されている。図3、図4に示すように、ロックピン21が係止解除位置にあるときには、ピンブロック部材28がガイド筒26aの一部を閉塞する位置まで付勢される。これによって、ロックピン21がピンブロック部材28によってブロックされ、係止位置に移動できないようになっている。
In the
連結体25は、ロック解除レバー24の後端部と、タワー4の基端部に設けられたアクチュエータとしてのシリンダ装置29(図1参照)とを連結している。連結体25は、金属製のロッド25aで構成されており、シリンダ装置29との連結位置における押し方向および引き方向の両方向の力をロック解除レバー24との連結位置に伝達可能であり、両方向の力によってロック解除レバー24との連結位置が変位可能となっている。ロッド25aの上端部(ロック解除レバー24との連結部)には、軸方向に沿って長穴25bが形成されており、長穴25bに係合している連結ピン24bを介して、ロック解除レバー24と連結体25とが連結されている。
The
ジブ5に設けられた被係止装置30は、係止軸31を有しており、この係止軸31がロックピン21によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ5がタワー4にロックされる。ジブ5に取り付けられたジブ側ブラケット32には、左右一対の軸支持ブラケット33が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット33の先端にはベアリング33aが設けられており、左右一対のベアリング33aによりロックピン21と交差する係止軸31が支持されている。
The locked
図6は、シリンダ装置を模式的に示す側面図である。シリンダ装置29は、不図示のブラケットを介してタワー4の基端部に取り付けられた油圧式単動シリンダである。シリンダ装置29の伸縮ロッド29aは、連結体25のロッド25aの下端部に連結されており、シリンダ29bの油圧室29cに圧油を供給すると、伸縮ロッド29aが収縮し、連結体25に引き方向の力が作用する。
FIG. 6 is a side view schematically showing the cylinder device. The
油圧室29cの反対側には、伸縮ロッド29aをシリンダ29bから押し出す方向に付勢するスプリング29d(付勢部材)が設けられている。したがって、油圧室29cに圧油が供給されないときには、伸縮ロッド29aがスプリング29dによって付勢されることで伸長し、連結体25に押し方向の力が作用する。なお、シリンダ装置29は、運転室3a内に設けた不図示の操作スイッチにより遠隔操作可能である。
On the opposite side of the
以上のように構成されたジブ係留装置10の動作について、図2〜図4を参照しつつ説明する。図2に示すように、係止位置にあるロックピン21により、ロックピン21よりもタワー4側に位置する係止軸31が係止されることで、ジブ5がタワー4の前面部にロックされる。以降の説明では、図2(または図4)に示すように、シリンダ装置29によって上方に押された状態の連結体25の位置を「待機位置」と称する。なお、連結体25の長穴25bは、連結体25が待機位置にあるときにロック解除レバー24がロック位置とロック解除位置との間で移動可能な範囲に形成されている。
The operation of the
ジブ5のロックを解除する場合には、運転室3aの操作スイッチをオンにしてシリンダ装置29を作動させる。シリンダ装置29の油圧室29cに圧油が供給されると、伸縮ロッド29aが収縮することで連結体25に引き方向の力が作用し、連結体25がロックスプリング27の付勢力に抗しながら待機位置から下方に移動することで、ロック解除レバー24をロック解除位置に移動させる。
In order to release the lock of the
その結果、図3に示すように、ロック解除レバー24がロック解除位置に移動するのと同時に、ロックピン21が係止解除位置に移動し、係止軸31の係止状態が解除される。すると、係止軸31がスプリング28aの付勢力によってピンブロック部材28に押される。このとき、ジブ5をタワー4から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ5のロックが解除される。このとき、ロックピン21はピンブロック部材28によってブロックされ、ロックピン21が係止位置に戻ることはない。
As a result, as shown in FIG. 3, at the same time as the
ジブ5がタワー4から離れた後、運転室3aの操作スイッチをオフにすると、シリンダ装置29の油圧室29cから圧油が排出され、スプリング29dの付勢力によって伸縮ロッド29aが伸長し、図4に示すように、連結体25が上方の待機位置に戻る。図4に示す状態において、ジブ5をタワー4の前面に向かって折り畳むと、係止軸31がピンブロック部材28に当接し、スプリング28aの付勢力に抗してピンブロック部材28をタワー4側に押し込む。その結果、ピンブロック部材28によるロックピン21のブロックが解除され、図2に示すように、ロックスプリング27の付勢力によりロック解除レバー24がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン21が係止位置に移動し、ジブ5がタワー4にロックされる。
When the operation switch of the
(効果)
本実施形態では、ロック解除レバー24(ロック解除部材)とシリンダ装置29(アクチュエータ)とを連結する連結体25が、シリンダ装置29との連結位置における押し方向および引き方向の両方向の力をロック解除レバー24との連結位置に伝達可能であり、両方向の力によってロック解除レバー24との連結位置が変位可能に構成されている。このため、シリンダ装置29が作動不能となった場合でも、連結体25をシリンダ装置29から取り外し、作業者が連結体25を押し操作または引き操作することによって、ロック解除レバー24がロック位置に移動する(ロックピン21が係止位置に移動する)ことも、ロック解除レバー24がロック解除位置に移動する(ロックピン21が係止解除位置に移動する)ことも可能となる。したがって、シリンダ装置29が作動不能となった場合においても、ジブ5のロックおよびロック解除がともに可能となる。
(effect)
In the present embodiment, the
また、本実施形態のシリンダ装置29は、一方向(下方)に作動することで、連結体25を介してロック解除レバー24をロック解除位置に移動させ、他方向(上方)に作動することで、ロック解除レバー24がロック位置に移動可能となるように連結体25を待機位置に移動させるよう構成されている。よって、シリンダ装置29を一方向に作動させてジブ5のロック解除を行った後、シリンダ装置29を他方向に作動させておけば、ロック解除レバー24がロック位置に移動可能な状態に維持することができ、ジブ5を確実にロックすることが可能となる。
Further, the
特に、本実施形態では、シリンダ装置29は、動力(圧油)が供給されると上記一方向に作動し、動力が供給されないときはスプリング29dの付勢力によって上記他方向に作動する単動シリンダとして構成されている。このため、シリンダ装置29の動力系に不具合が生じた場合でも、ロック解除レバー24がロック解除位置に移動することはなく、ジブ5が意図せずロック解除されるおそれがない。
In particular, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、連結体25に長穴25bが形成されており、長穴25bに係合している連結ピン24bを介して、ロック解除レバー24と連結体25とが連結されている。したがって、連結体25が待機位置に戻る際に、ロック解除レバー24がロック解除位置に留まったままでも、連結体25がロック解除レバー24と干渉することなく、連結体25の待機位置への移動が妨げられることがない。
Further, in the present embodiment, the
ところで、特許文献1のように、ジブ係留装置の操作用にロープを設けた場合、ロープが伸びると、ロープを引っ張ってもロック解除レバーをロック解除位置に移動させることができず、ロックピンを適切に抜くことができないおそれがあった。また、ロープが水分等を含んで重くなると、ロープの重量によりロック解除レバーが操作され、ロックピンが係止解除位置の方向へ移動してしまうおそれがあった。しかしながら、本実施形態のように、連結体25を金属製のロッド25aとすれば、連結体25が伸びることはなく、また、連結体25が水分等を含んで重くなることも抑えられるので、上記問題を解決することもできる。また、ロープと異なり、連結体25がタワー4に絡まる心配もない。
By the way, when a rope is provided for operation of a jib mooring device like patent document 1, even if it pulls a rope, when a rope is extended, a lock release lever can not be moved to a lock release position, but a lock pin There was a risk that it could not be pulled out properly. In addition, when the rope becomes heavy including moisture and the like, the weight of the rope may operate the lock release lever and the lock pin may move in the direction of the lock release position. However, as in the present embodiment, when the connecting
[第2実施形態]
第2実施形態のタワークレーンについて、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点(連結体の構成等)について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
Second Embodiment
A tower crane according to a second embodiment will be described with reference to the drawings. The description of the configuration common to the first embodiment and the effects exerted thereby will be omitted, and mainly the points different from the first embodiment (the configuration of the connected body etc.) will be described. The same members as in the first embodiment are denoted by the same reference numerals as in the first embodiment.
図7は、第2実施形態のタワークレーンの部分側面図であり、図8〜図10は、第2実施形態のジブ係留装置の拡大側面図である。第2実施形態の連結体40は、係止装置20のロック解除レバー24と、タワー4の基端部に設けられたシリンダ装置50とを連結している。連結体40は、シリンダ装置50側から順番に、ロッド41、第1連結部材42および第2連結部材43が連結されて構成される。
FIG. 7 is a partial side view of the tower crane of the second embodiment, and FIGS. 8 to 10 are enlarged side views of the jib mooring apparatus of the second embodiment. The connecting
第1連結部材42は、その前端部がタワー側ブラケット22に回動可能に取り付けられており、その後端部に第2連結部材43の下端部が連結されており、その中間部にロッド41の上端部が連結されている。第1連結部材42のうちロッド41の連結位置よりも前側の部分とタワー側ブラケット22との間には、支持スプリング44が介装されている。支持スプリング44は、第1連結部材42をタワー側ブラケット22の方向(上方)に付勢する。換言すると、支持スプリング44は、連結体40を待機位置(図8、図10に示す位置)の方向に付勢している。
The first connecting
第2連結部材43は、ロック解除レバー24の後端部と第1連結部材42の後端部とを連結している。第2連結部材43の上端部(ロック解除レバー24との連結部)には、軸方向に沿って長穴43aが形成されており、長穴43aに係合している連結ピン24bを介して、ロック解除レバー24と連結体40とが連結されている。長穴43aは、連結体40が待機位置にあるときにロック解除レバー24がロック位置とロック解除位置との間で移動可能な範囲に形成されている。
The
図11は、シリンダ装置を模式的に示す側面図である。シリンダ装置50は、不図示のブラケットを介してタワー4の基端部に取り付けられた油圧式単動シリンダである。シリンダ装置50の伸縮ロッド50aは、レバー部材51の一端部に連結されている。レバー部材51の他端部は、タワー4に回動可能に取り付けられている。レバー部材51の中間部には、連結体40のロッド41の下端部が連結されている。また、シリンダ50bの基端部は、レバー部材51よりも上方において、タワー4に対して回動可能に取り付けられている。
FIG. 11 is a side view schematically showing the cylinder device. The
シリンダ50bの油圧室50cに圧油を供給すると、伸縮ロッド50aが伸長し、連結体40に引き方向の力が作用する(図11の二点鎖線の状態)。油圧室50cの反対側には、伸縮ロッド50aをシリンダ50bに押し込む方向に付勢するスプリング50dが設けられている。したがって、油圧室50cに圧油が供給されないときには、伸縮ロッド50aがスプリング50dによって付勢されることで収縮し、連結体40に押し方向の力が作用する(図11の実線の状態)。なお、シリンダ装置50は、運転室3a内に設けた不図示の操作スイッチにより遠隔操作可能である。
When the pressure oil is supplied to the
連結体40のロッド41は、図7に示すように、タワー4を構成する複数のブーム部4a〜4cにそれぞれ装着された複数のロッド部41a〜41cを有する。隣接する2つのロッド部の間、すなわち、ロッド部41aとロッド部41bの間、および、ロッド部41bとロッド部41cの間には、それぞれ連結部45が設けられている。
As shown in FIG. 7, the
図12は、ロッドの連結部の拡大側面図であり、ロッド部41aとロッド部41bの間に設けられる連結部45について図示したものである。なお、ロッド部41bとロッド部41cの間に設けられる連結部45も同様の構成となっている。タワー4のブーム部4aとブーム部4bとは、ブーム接続ピン4dによって連結されており、ブーム接続ピン4dを取り外すことによって、タワー4を分解することが可能となっている。
FIG. 12 is an enlarged side view of the connecting portion of the rod, and illustrates the connecting
連結部45は、タワー4に対して回動可能に設けられた2つの支持リンク46、47と、支持リンク46、47のそれぞれの先端部を連結自在な連結リンク48とからなるリンク機構である。支持リンク46、47はブーム接続ピン4dの上下両側に配置されており、支持リンク46はブーム部4aに、支持リンク47はブーム部4bにそれぞれ回動可能に取り付けられている。支持リンク46の中間部にはロッド部41aの上端部が連結されており、支持リンク47の中間部にはロッド部41bの下端部が連結されている。
The connecting
連結リンク48は、着脱ピン48aによって支持リンク46の先端部に連結されるとともに、固定ピン48bによって支持リンク47の先端部に連結されている。着脱ピン48aは支持リンク46に対して着脱自在であり、着脱ピン48aを支持リンク46から取り外すことによって、固定ピン48bを支点に連結リンク48を回動させることができる。連結リンク48をロッド部41b側に回動させて固定することにより(図12の2点鎖線参照)、ロッド部41aとロッド部41bの連結状態が解除される。
The connecting
以上のように構成されたジブ係留装置10の動作について、図8〜図10を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する部分については、詳細な説明を省略する。図8に示すロック状態の解除を行うには、運転室3aの操作スイッチをオンにしてシリンダ装置50を作動させる。シリンダ装置50の油圧室50cに圧油が供給されると、伸縮ロッド50aが伸長することで連結体40に引き方向の力が作用し、連結体40がロックスプリング27および支持スプリング44の付勢力に抗しながら待機位置から下方に移動することで、ロック解除レバー24をロック解除位置に移動させる。その結果、図9に示すように、ジブ5のロックが解除される。
The operation of the
ジブ5がタワー4から離れた後、運転室3aの操作スイッチをオフにすると、シリンダ装置50の油圧室50cから圧油が排出され、スプリング50dの付勢力によって伸縮ロッド29aが収縮し、図10に示すように、連結体40が上方の待機位置に戻る。図10に示す状態において、ジブ5をタワー4の前面に向かって折り畳むと、ピンブロック部材28によるロックピン21のブロックが解除され、図8に示すように、ジブ5がタワー4にロックされる。
When the operation switch of the
(効果)
本実施形態では、第1実施形態において説明した効果に加え、次のような効果も奏する。本実施形態においては、連結体40が、支持スプリング44によって待機位置の方向に付勢されている。このため、待機位置にある連結体40の重量を支持スプリング44によって支持することができ、ロックスプリング27が連結体40の重量を支持する必要がなくなる。したがって、ロックスプリング27の付勢力を、ロック解除レバー24をロック位置に移動または維持すること(ロックピン21を係止位置に移動または維持すること)にのみ作用させることができ、ジブ5をより確実にロックすることができる。
(effect)
In the present embodiment, in addition to the effects described in the first embodiment, the following effects are also achieved. In the present embodiment, the
また、本実施形態では、連結体40は、タワー4を構成する複数のブーム部4a〜4cにそれぞれ装着された複数のロッド部41a〜41cと、隣接する2つのロッド部を連結状態と非連結状態との間で切換自在とする連結部45とからなるロッド41を有する。このため、タワー4の分解/組立作業の際に、連結部45による連結状態を切り換えるだけでよく、長い1本のロッドを設ける場合と比べて、タワー4の分解/組立作業が容易となる。
Further, in the present embodiment, the connecting
[その他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
Other Embodiments
The present invention is not limited to the above embodiment, and the elements of the above embodiment can be appropriately combined or various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
例えば、上記実施形態では、係止具としてロックピン21を設ける構成としたが、ロックピン21の代わりに特許文献2のラッチ等を採用することも可能である。その他の具体的構成についても適宜変更が可能である。
For example, in the above embodiment, the
また、上記実施形態では、アクチュエータとして油圧式単動シリンダであるシリンダ装置29、50を設けたが、アクチュエータとして他の装置を採用してもよい。例えば、シリンダ装置29、50を複動シリンダとすることも可能である。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、ロッド25a、41を金属製ロッドとしたが、金属製ロッドの代わりに樹脂製ロッドやプッシュプルケーブル等を採用してもよい。
In the above embodiment, the
また、第2実施形態では、連結体40の第2連結部材43に長穴43aを形成するものとしたが、図13に示すように、ロッド41の上端部(第1連結部材42との連結部)に長穴41dを形成してもよい。
Further, in the second embodiment, the
1:タワークレーン(クレーン)
4:タワー(ブーム)
4a〜4c:ブーム部
5:ジブ
10:ジブ係留装置
20:係止装置
21:ロックピン(係止具)
24:ロック解除レバー(ロック解除部材)
25:連結体
25a:ロッド
25b:長穴
27:ロックスプリング
29:シリンダ装置(アクチュエータ)
30:被係止装置
31:係止軸(被係止具)
40:連結体
41:ロッド
41a〜41c:ロッド部
41d:長穴
43a:長穴
44:支持スプリング
45:連結部
50:シリンダ装置(アクチュエータ)
1: Tower crane (crane)
4: Tower (boom)
4a-4c: Boom 5: Jib 10: Jib mooring device 20: Locking device 21: Lock pin (locking device)
24: Lock release lever (lock release member)
25:
30: Locked device 31: Locking shaft (locked member)
40: Coupling body 41:
Claims (6)
前記ブームに係止装置が設けられるとともに、前記ジブに被係止装置が設けられており、
前記係止装置は、
前記被係止装置に設けられた被係止具を係止する係止位置と、前記被係止具の係止を解除する係止解除位置との間で移動可能な係止具と、
前記係止具に連結され、前記係止具を前記係止位置に移動させるロック位置と、前記係止具を前記係止解除位置に移動させるロック解除位置との間で移動可能であり、前記ロック位置の方向に付勢されるロック解除部材と、
前記ブームの基端部に設けられるアクチュエータと、
前記ロック解除部材と前記アクチュエータとを連結する連結体と、
を備え、
前記連結体は、前記アクチュエータとの連結位置における押し方向および引き方向の両方向の力を前記ロック解除部材との連結位置に伝達可能であり、前記両方向の力によって前記ロック解除部材との連結位置が変位可能であることを特徴とするジブ係留装置。 A jib mooring apparatus for locking the jib in a folded state to the boom, the jib being provided on a crane having a jib mounted on the tip end of the boom in an undulating manner,
The boom is provided with a locking device, and the jib is provided with a locked device,
The locking device is
A locking member movable between a locking position at which the locking device provided on the locked device is locked and a locking release position at which the locking device is unlocked;
It is movable between a lock position connected to the lock and moving the lock to the lock position, and a lock release position moving the lock to the lock release position, An unlocking member biased towards the locking position;
An actuator provided at a proximal end of the boom;
A connecting body connecting the lock release member and the actuator;
Equipped with
The coupling body can transmit forces in both the pushing direction and the pulling direction at the coupling position with the actuator to the coupling position with the unlocking member, and the coupling position with the unlocking member is generated by the forces in both directions. A jib mooring device characterized in that it is displaceable.
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