JP6513531B2 - 携帯型加熱処理工具 - Google Patents

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Description

本発明は、高温の熱を出して加熱処理を行う携帯型加熱処理工具に関する。
一般にヒートガンと称される携帯型加熱処理工具が知られている(例えば特許文献1参照)。この携帯型加熱処理工具は、発熱装置と送風装置とを有し、高いものでは600℃程度まで高温にした風を吹き出す。この携帯型加熱処理工具は、樹脂製品を曲げ加工したり、塗装を剥がしたり、熱シュリンクフィルムを熱収縮したりする、様々な用途に利用されている。このため、携帯型加熱処理工具にあっては、用途に応じて熱風の吹出しを変更できるように、ノズルアタッチメントとして複数種類で用意されて本体に着脱可能にされている。また、このような携帯型加熱処理工具にあっては、作業後、高温に熱せられたノズルアタッチメントの取外しが直接さわることなく容易に行えるように、本体にノズルアタッチメントを取り外すための取外し機構が設けられている。
国際公開第2007/071127号
ところで、上記の携帯型加熱処理工具にあっては、熱風を狭い空間に吹き出して加熱処理を行いたい場合がある。このような場合、長いノズルアタッチメントを取り付けて熱風を吹き出させようとすると、吹き出した熱風温度が下がってしまって十分な加熱処理を行うことができない。また、ノズルアタッチメントを取り外して寸法を小さくして狭い空間に入り込ませようとしても、ノズルアタッチメントを取り外した寸法で入り込ませることができない狭い空間もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、高温の熱風を吹き出して加熱処理を行う携帯型加熱処理工具において、ノズルアタッチメントを取り外しただけでは十分な加熱処理を行うことができない狭い空間の加熱処理に対しても、効率良く熱風を吹き出して十分に加熱処理を行えるようにすることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る携帯型加熱処理工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る携帯型加熱処理工具は、高温の熱を出して加熱処理を行う携帯型加熱処理工具であって、電気により発熱する発熱部および送出部を有する本体と、該本体に対して着脱可能にされる先端ノズル部と、を有し、前記本体には、前記先端ノズル部を該本体から取り外すための取外し機構が、前記本体から取外し可能に取り付けられている、という構成である。この第1の発明に係る携帯型加熱処理工具によれば、本体から先端ノズル部と取外し機構との両者を取り外して、本体のスリム化を実現することができる。これによって、狭い空間にもスリム化された本体を侵入させることができ、加熱処理したい箇所に高温の熱を出し、所望の加熱処理を行うことができる。
本発明の第2の発明に係る携帯型加熱処理工具は、前記第1の発明に係る携帯型加熱処理工具において、前記取外し機構は、前記発熱部の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されている、という構成である。この第2の発明に係る携帯型加熱処理工具によれば、取外し機構は発熱部の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されているので、取外し機構が取り付けられながら発熱部のカバーとしての機能も発揮できる。これによって、取外し機構によって先端ノズル部の取外しを容易にしながら、発熱部が設けられるフロント部分の外形の大きさを小さくすることができ、扱い易い携帯型加熱処理工具とすることができる。
本発明の第3の発明に係る携帯型加熱処理工具は、前記第1または前記第2の発明に係る携帯型加熱処理工具において、前記取外し機構は、前記先端ノズル部を取り外す際の取外し操作を行う操作部を有し、前記操作部には、取外し操作方向と交差する方向に張り出された指掛部が設けられている、という構成である。この第3の発明に係る携帯型加熱処理工具によれば、先端ノズル部を取り外す際の取外し操作を行う操作部には、取外し操作方向と交差する方向に張り出された指掛部が設けられている。これによって、操作部を操作する際に指掛部に指が掛かり易いようになり、取外し操作がし易くなる。
ヒートガンの斜視図である。 図1における(II)-(II)断面矢視を示す断面図である。 図1における(III)-(III)断面矢視を示す断面図である。 工具本体から取外し機構が取り外されたヒートガンの斜視図である。 図4の取外し機構の押出筒部材を分離したヒートガンの斜視図である。 図5の取外し機構の操作部材を分離したヒートガンの斜視図である。
以下、本発明に係る携帯型加熱処理工具を実施するための実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明する。図1〜図6に示す符号10は、本発明に係る携帯型加熱処理工具としてのヒートガンである。図1は、ヒートガン10の斜視図であり、工具本体11からノズルアタッチメント80が取り外されている。図2は図1における(II)-(II)断面矢視を示しており、図3は図1における(III)-(III)断面矢視を示している。なお、工具本体11は、本発明に係る本体に相当する。また、ヒートガン10を説明するにあたっては、図面に規定の方向を用いて説明することとする。ヒートガン10は、樹脂製品の曲げ加工、塗装の剥がし、熱シュリンクフィルムの熱収縮など、様々な用途に利用される加熱処理用の電動工具である。この加熱処理は、600℃程度の高温の熱風が吹き出されることにより行われる。
ヒートガン10は、手で握って使用されるハンディタイプにて構成され、使用し易いピストル形をなしている。ヒートガン10は、工具本体11とノズルアタッチメント80とを有する。ノズルアタッチメント80は、本発明に係る先端ノズル部に相当する。ノズルアタッチメント80は、工具本体11の先端に着脱可能に取り付けられる。また、工具本体11には、取外し機構50が設けられている。この取外し機構50は、後に詳述するが、工具本体11からノズルアタッチメント80を容易に取り外すために利用されるものである。
図1〜図3に示すように、工具本体11は、ピストル形をなす下部がグリップ部20として形成される。このグリップ部20の上側には、送出部としての送風部30が設けられている。送風部30の前側には、発熱部40が設けられている。なお、発熱部40の外周には取外し機構50が取り付けられているので、図では発熱部40が隠れて見えないものとなっている。つまり、取外し機構50は、発熱部40の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されている。また、グリップ部20の下端からは、電力供給のための電源コード28が引き出されている。電源コード28は、このヒートガン10に電力を供給するために家庭用電源に接続される。なお、図示される符号29は、グリップ部20の下端から引き出される電源コード28を保護するためのゴム部材である。
図1に示すように、グリップ部20は、上下方向に延びる略円筒形状に形成されている。このグリップ部20は、グリップハウジング部21により形成される。グリップハウジング部21は、送風機構35を内装する送風ハウジング部31と一体に成形されている。つまり、グリップハウジング部21と送風ハウジング部31とは、一体の本体ハウジング15をなしている。ちなみに、この本体ハウジング15は、樹脂を材料に略左右半割りのハウジング形状をなしている。グリップハウジング部21は、図2に示すように下部201から上部202に向かうに連れて前側に傾倒しながら真っ直ぐ延びている。グリップ部20の下部201には、グリップエンド部22が設けられている。
グリップエンド部22は、野球バットのグリップエンドのように外周径が一段大きく張り出されている。グリップエンド部22は、後側および前側を適宜に張り出した形状を有する。グリップエンド部22は、ヒートガン10を上下逆さにしてグリップ部20を握った場合に、グリップ部20から握った手が抜け落ちてしまうのを防止する。グリップ部20の後面には、操作スイッチ23が設けられている。操作スイッチ23は、このヒートガン10の風量の「強」「弱」および「電源オフ」の操作をするスイッチである。操作スイッチ23は、上下方向で3段階にスライドさせて、風量の「強」「弱」および「電源オフ」の操作を行う。ちなみに、このタイプの製品では、この操作スイッチ23からの切替えにより、風量250(l/min)と風量550(l/min)とに切り替えることができる。グリップハウジング部21の内部には、スイッチ基板24が内装されている。スイッチ基板24は、後に説明するコントローラ基板37に接続されている。電源コード28は、グリップエンド部22の下端から引き出されている。
グリップ部20の上部202には、送風部30が連接して設けられている。送風ハウジング部31は、グリップハウジング部21の上側で連接している。送風ハウジング部31は、グリップハウジング部21が延びる上下方向と交差する前後方向に延びる略円筒形に成形されている。送風ハウジング部31の後部には、外気を吸気可能とする吸気孔33が多数設けられている。吸気孔33は、送風ハウジング部31の内外を連通する開口形状を有する。送風ハウジング部31のうち、グリップハウジング部21と連なる部分には、送風機構35が内装されている。
送風機構35は、モータ351と、遠心式ファン353とを有する。モータ351は、広く利用されるモータであり、コントローラ基板37を介して電力が供給される。遠心式ファン353は、モータ351の駆動軸352に取り付けられている。このため、モータ351の回転駆動を受けて遠心式ファン353は回転し、図示符号Fのとおりの風を発生させることとなっている。なお、遠心式ファン353の周囲には、適宜の気流ガイド壁355が設けられている。また、この送風機構35の上側には、コントローラ基板37が内装されている。コントローラ基板37は、電源コード28を通じて供給された家庭用電源からの電力を、モータ351およびヒータ機構45に供給する。
コントローラ基板37は、操作スイッチ23と温度調節ダイヤル38とからの制御信号を受信し、この受信信号に基づいてモータ351および発熱体46に電力を供給している。コントローラ基板37の上側には、温度調節ダイヤル38が設けられている。この温度調節ダイヤル38は、送風ハウジング部31の上面に操作面39を設定し、ユーザに吹き出す熱風温度を調節可能としている。温度調節ダイヤル38にて設定された温度は、コントローラ基板37に送信される。なお、本体ハウジング15は、4箇所の螺子部34により、略左右半割りを一体とする螺子締結がされている。
この送風部30の前側には発熱部40が設けられている。図4〜図6に示すように、本体ハウジング15の前端は、開口周縁部位16として設定される。この開口周縁部位16は、発熱部40の後端部分を一部覆うように前側に突き出された形状に形成される。この開口周縁部位16には、後に詳述する取外し機構50を着脱可能とする係合凹溝部57が設けられている。係合凹溝部57は、周面に凹溝が設けられるようにして形成される。係合凹溝部57は、第1凹溝部571と、この第1凹溝部571の後端で連接される第2凹溝部572とを有する。第1凹溝部571は、本体ハウジング15の開口端縁から前後方向に延びている。第2凹溝部572は、第1凹溝部571と直交方向で交わり、周方向に延びている。
発熱部40は、ヒータハウジング41の内部にヒータ機構45が内装されている。ヒータハウジング41は、金属製の筒形に形成されている。ヒータハウジング41は、上記した本体ハウジング15とは別個の部材であり、本体ハウジング15の開口周縁部位16で本体ハウジング15と一体に連結されている。ヒータハウジング41は、本体ハウジング15の開口周縁部位16の略左右半割りを一体とする挟み込みで本体ハウジング15に支持されている。このヒータハウジング41は、内部にヒータ機構45が内装される。また、外部には、取外し機構50を装着可能な外周面42して形成されている。この外周面42は、滑らかな円筒周面をなしている。また、ヒータハウジング41の前端は、高温熱風を吹出し可能とする吹出し口43として開口されている。
ヒータ機構45は、発熱体46と、セラミック部材47とを有する。発熱体46には、コントローラ基板37を介して電力が供給される。電力が供給された発熱体46は、高温まで発熱する。この高温としては、例えば600℃の温度である。セラミック部材47は、発熱体46の外周を覆う形状に成形される。このセラミック部材47には、発熱体46が取り付けられている。このため、送風機構35により送られる風は、ヒータハウジング41の内側を通り、ヒータ機構45により高温に熱せられると共に、前端の吹出し口43から前側に吹き出されるものとなっている。ちなみに、吹出し口43から吹き出される風は、ヒータ機構45に熱せられて100℃から550℃の熱風となっている。
吹出し口43近傍のヒータハウジング41の外周面42には、被装着部44が設けられている。被装着部44には、ノズルアタッチメント80の装着部81が外嵌装着される。被装着部44に対する装着部81の外嵌は、適宜の外嵌圧力を有して圧入されるものとなっている。このため、被装着部44と装着部81との間には、外嵌圧力による摩擦力が生じている。この装着部81の外嵌による摩擦力は、ノズルアタッチメント80の装着部81が被装着部44から外れてしまうのを抑える。つまり、工具本体11に対するノズルアタッチメント80の装着状態は、この摩擦力により保持される。ちなみに、後に説明する取外し機構50は、この摩擦力に抗してノズルアタッチメント80を前側にスライドさせるものであり、ノズルアタッチメント80を被装着部44から外すように作用するものとなっている。
ノズルアタッチメント80は、ヒートガン10による加熱処理の用途に応じて、複数種類で用意される部材である。このノズルアタッチメント80は、被装着部44に対して着脱可能にされる部材であり、熱風の吹き出され方を変更する部材である。このため、ノズルアタッチメント80は、被装着部44に着脱される装着部81と、送られる熱風をガイドする気流ガイド壁部82と、熱風を吹き出す吹出し開口部83とを有する。図示されるノズルアタッチメント80では、熱風を平たく吹き出させるためのものである。このため、ノズルアタッチメント80の気流通路は、吹出し口43の円形から長細い矩形に変わるように気流ガイド壁部82および吹出し開口部83が設定されている。なお、符号84は、ノズルアタッチメント80の後端縁である。
次に、ノズルアタッチメント80を取り外す取外し機構50について説明する。取外し機構50は、ヒータハウジング41の外周に着脱可能に装着されている。図4〜図6の斜視図は、取外し機構50の構成を分かり易く図示している。図4では工具本体11から取外し機構50が取り外されていることを示しており、図5では図4の押出筒部が分離されていることを示しており、図6では図5の操作部が分離されていることを示している。取外し機構50は、概略、ホルダ部51と操作機構60とを有する。この取外し機構50は、発熱部40の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されている。
ホルダ部51は、工具本体11に着脱する構成が設けられると共に、操作機構60を相対変位可能に保持する構成が設けられる。ホルダ部51は、樹脂を材料にして成形される。ホルダ部51は、概略、環状本体52とガイド部53とを有する。環状本体52は、円弧の外周面521を有する略環状に形成される。外周面521には、前後方向に延びる切込み部522が設けられている。切込み部522は、外周面521に切込み段差が生ずるように形成されている。この切込み部522により、外周面521は、周方向で指が掛かり易くなっている。
ガイド部53は、環状本体52の前端近くの内部周面から前側に延びている。ガイド部53は、環状本体52の180度対向位置に対をなして配設されている。ガイド部53は、図6では左右それぞれの位置に設定されている。ガイド部53は、操作部材71の接続周面部75が摺接される。このガイド部53に対する接続周面部75の摺接により、操作機構60は前後方向でスムーズに動かされる。なお、ガイド部53の内側には、圧縮ばね58を収容する収容部54が設けられている。圧縮ばね58の前端は、収容部54の内部の前壁形状に当接している。
図4〜図6に示すように、ホルダ部51には係合凸部56が設けられている。この係合凸部56は、環状本体52の後端近くの内部周面に設けられている。係合凸部56は、円形軸形にて環状中心へ僅かに突出した形状を有する。この係合凸部56は係合凹溝部57に係合する。具体的には、前後方向に延びる第1凹溝部571に係合凸部56を嵌合させて、ホルダ部51を後側に移動させる。その後、周方向に延びる第2凹溝部572に係合凸部56を嵌合させて、ホルダ部51を周方向に回転させる。このようにしてホルダ部51は、工具本体11に対して一体にされた取付け状態となる。
操作機構60は、前後方向に相対移動可能にホルダ部51に支持される。操作機構60は、概略、押出筒部材61と、操作部材71と、2つの圧縮ばね58とを有する。押出筒部材61は、前後方向に延びる略筒形に形成される。押出筒部材61は、ヒータハウジング41の外周面42よりも僅かに大きい径の外周面62を有する。この押出筒部材61の後端には、径方向外側に張り出されるフランジ部65が設けられている。このフランジ部65には、圧縮ばね58の後端が当たる後端当接部66が設けられている。後端当接部66は、上記したガイド部53(収容部54)に対応しており、フランジ部65の180度対向位置に対をなして配設されている。
また、フランジ部65には、締結螺子68を挿し通すための2つの螺子孔67が設けられている。2つの螺子孔67は、2つの後端当接部66の間に配設されており、フランジ部65の180度対向位置に対をなして配設されている。この螺子孔67に挿し通された締結螺子68は、次に説明する操作部材71の雌螺子部76に締結される。この際、上記した収容部54には、圧縮ばね58が圧縮された状態で収容される。このため、この圧縮ばね58の弾性復元力により、金属製の押出筒部材61を含む操作機構60は、後側に向けて付勢されている。なお、押出筒部材61の前端縁69は、ノズルアタッチメント80を取り外す際にノズルアタッチメント80の後端縁84に当たる部分として設定される。
操作部材71は、本発明に係る操作部に相当する。操作部材71は、環状部72と、環状部72の後側に設けられる接続周面部75とを有する。接続周面部75は、ガイド部53に摺接される面である。この接続周面部75には、締結螺子68が螺子締結される雌螺子部76が設けられている。また、合成樹脂製の操作部材71の前端は、押出筒部材61を突出可能に開口される開口部77が設けられている。なお、この環状部72には外周面を適宜に凹ませた操作凹部73が設けられている。このように操作凹部73が設けられることにより、操作部材71の前端縁は、ユーザの指が掛かる指掛部74として設定される。この指掛部74は、押出筒部材61の径方向に張り出されている。この指掛部74の張出し方向は、取外し操作方向となる前方向と交差する方向である。
このように設定された操作部材71は、上記したように2つの圧縮ばね58と押出筒部材61とを組み付けることで操作機構60をなす。また、この組付けによって、操作機構60は、上記したホルダ部51にも組み付けられて取外し機構50をなす。取外し機構50は、ホルダ部51の係合凸部56を係合凹溝部57に係合させる要領で、工具本体11に対して一体にされた取付け状態となる。この取外し機構50が工具本体11に取り付けられている状態では、指掛部74に指を掛けて圧縮ばね58の付勢に抗して操作部材71を前側に動かすと、一体となる押出筒部材61も前側に動かされる。
ここで、押出筒部材61の前端縁69は、ノズルアタッチメント80の後端縁84に当たり、ノズルアタッチメント80を前側へと押し出していく。そうすると、ノズルアタッチメント80の装着部81は、外嵌装着されていた被装着部44から次第に前側にずらされていき、やがてノズルアタッチメント80は被装着部44から取り外されることとなる。なお、ノズルアタッチメント80が被装着部44から取り外された後に、指掛部74に掛けられていた指を外すと、圧縮ばね58の付勢力により操作部材71は取外し操作する前の初期位置に戻ることとなる。
このように構成されたヒートガン10によれば、次のような作用効果を奏することができる。上記したヒートガン10によれば、工具本体11からノズルアタッチメント80と取外し機構50との両者を取り外して、ヒータハウジング41を外部に露出させることができる。つまり、ヒータハウジング41の外周面42を最外径とするヒートガン10のノズルとすることができる。このようにノズルのスリム化を実現できると、狭い空間にもスリム化されたノズルを侵入させることができる。加えて、熱風はノズルアタッチメントを介さず直接吹出し口43から吹き出されるので、吹き出される熱風の温度は下がることがない。これによって、加熱処理したい箇所に高温の熱風を吹き当てて所望の加熱処理が行えるようになる。
また、上記したヒートガン10によれば、取外し機構50は発熱部40の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されているので、取外し機構50が取り付けられながら発熱部40のカバーとしての機能も発揮できる。これによって、取外し機構50によってノズルアタッチメント80の取外しを容易にしながら、発熱部40が設けられるフロント部分の外形の大きさを小さくすることができ、扱い易いヒートガン10とすることができる。また、上記したヒートガン10によれば、ノズルアタッチメント80を取り外す際の取外し操作を行う操作部材71には、取外し操作方向となる前方向と直交する径方向に張り出された指掛部74が設けられているので、操作部材71を操作する際に指掛部74に指が掛かり易いようになり、取外し操作がし易くなる。
なお、グリップハウジング部21の下端の前方には孔部32が設けられ、さらに送風ハウジング部31の前後方向の中央付近の上端には孔部36が設けられている。これらの孔部32,36は、フックなどを用いて工具本体11を上方から吊るすためのものである。グリップハウジング部21が作業の邪魔になる場合は孔部32を用いて工具本体11を上下反対の姿勢で使用するが、この場合吹出し口43が下方に傾くことで送風方向も下方に傾く。送風方向を水平にしたい場合は、工具本体11の重心の上方付近にある孔部36を用いることで送風ハウジング31を水平姿勢にさせることができる。
なお、本発明に係る携帯型加熱処理工具にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更を適宜に加えることができる。例えば、本体に対して取外し機構を着脱する構成としては、上記した係合凸部56と係合凹溝部57との構成に限定されることなく、周知の係合構成を利用して構成されるものであってもよい。つまり、本発明に係る取外し機構は、本体から取外し可能に取り付けることができればよいものである。
10 ヒートガン(携帯型加熱処理工具)
11 工具本体(本体)
15 本体ハウジング
16 開口周縁部位
20 グリップ部
201 下部
202 上部
21 グリップハウジング部
22 グリップエンド部
23 操作スイッチ
24 スイッチ基板
28 電源コード
29 ゴム部材
30 送風部(送出部)
31 送風ハウジング部
33 吸気孔
34 螺子部
35 送風機構
351 モータ
352 駆動軸
353 遠心式ファン
355 気流ガイド壁
37 コントローラ基板
38 温度調節ダイヤル
39 操作面
40 発熱部
41 ヒータハウジング
42 外周面
43 吹出し口
44 被装着部
45 ヒータ機構
46 発熱体
47 セラミック部材
50 取外し機構
51 ホルダ部
52 環状本体
521 外周面
522 切込み部
53 ガイド部
54 収容部
56 係合凸部
57 係合凹溝部
571 第1凹溝部
572 第2凹溝部
60 操作機構
61 押出筒部材
62 外周面
65 フランジ部
66 後端当接部
67 螺子孔
68 締結螺子
69 前端縁
71 操作部材
72 環状部
73 操作凹部
74 指掛部
75 接続周面部
76 雌螺子部
77 開口部
80 ノズルアタッチメント(先端ノズル部)
81 装着部
82 気流ガイド壁部
83 吹出し開口部
84 後端縁

Claims (3)

  1. 高温の熱を出して加熱処理を行う携帯型加熱処理工具であって、
    電気により発熱する発熱部および送出部を有する本体と、該本体に対して着脱可能にされる先端ノズル部と、を有し、
    前記本体には、前記先端ノズル部を該本体から取り外すための取外し機構が取り付けられており、
    前記取外し機構は、互いに相対移動可能な操作機構とホルダ部を備えており、
    前記操作機構で前記先端ノズル部を押すことで、該先端ノズル部を前記本体から取り外すことができ、
    前記取外し機構は、前記ホルダ部によって前記本体に着脱可能に取り付けられている、携帯型加熱処理工具。
  2. 請求項1に記載の携帯型加熱処理工具において、
    前記取外し機構は、前記発熱部の周囲を覆うカバーを兼ねながら形成されている、携帯型加熱処理工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の携帯型加熱処理工具において、
    前記取外し機構は、前記先端ノズル部を取り外す際の取外し操作を行う操作部を有し、
    前記操作部には、取外し操作方向と交差する方向に張り出された指掛部が設けられている、携帯型加熱処理工具。
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