JP6511545B2 - 傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乳母車、ワゴン、車椅子のように、生命体が乗る車輪ローリング車体に設けられる装置であって、道路の傾斜面角度によって、自動的に車輪の制動及び解除が可能な制動装置に係り、さらに具体的には、本発明は、車輪の回転力を制御するために、人為的な制御装置を介して、ユーザが一つ一つ調節して車輪回転力を制御せずとも、道路の傾斜面角度によって自動的に車輪回転力を自動制御することができる制動装置に関する。
一般的に、車輪回転力を制御するために使用される車輪制動装置とは、道路面と密着して回転する車輪回転力を減速させて制動するための装置をいうものであり、車輪を介して移動する多様な装備または物品の減速あるいは停止状態を維持するために使用する重要な装置である。
かような車輪制動装置は、道路の傾斜面と密着して回転する車輪の摩擦力を利用して、車輪が回転する運動エネルギーを熱エネルギーに変え、それを大気中に放出させ、車輪回転力を調節可能にするものが一般的である。
例えば、車輪回転力を調節するために、ユーザが車輪制動装置のブレーキシステムが密着するように調節することにより、車輪の運動エネルギーが道路の密着面と摩擦して熱エネルギーに変換され、それによって、車輪回転力が制御されるように構成されるものである。
前述のように、車輪回転力を制御するための車輪制動装置は、車輪と密着するブレーキシステムが、油圧によって作動するように構成されることが一般的であり、かような制動装置は、ほぼユーザが直接身体の一部分を使用することによって作動するのがほとんどである。
それは、すなわち、従来の車輪制御を介して、道路のような地面に密着して回転する車輪回転力を調節するためには、ユーザが直接身体の一部分を使用し、備えられた車輪制動装置を調節することにより、車輪制動力を確保することができるのである。
しかし、かような従来の車輪制動装置は、ユーザが身体の一部分を使用して車輪制動装置を調節してこそ、車輪回転力が制御されることにより、道路のような地面に密着して回転する車輪回転力が、急激な道路傾斜変化に柔軟に対処し難いという問題があり、ユーザが車輪回転力を制御するために、道路の傾斜変化に一つ一つ対応し、車輪制動装置を調節する場合には、ユーザの体が容易に疲れ切ってしまったり、それによる集中力低下により、円滑な車輪制動が困難になったりするという問題点がある。
特に、従来の車輪制動装置は、その構成が複雑であり、乳母車、カート、歩行器具のような物品に手軽に適用して使用し難く、使用する場合にも、設置及び分離が容易ではなく、持続的であって安定的に使用し難いという問題があった。
かような問題点を解消するための技術として、大韓民国登録特許第1029010号と大韓民国登録特許第15367087号とに開示されている。
ところで、前記登録特許第1029010号には、傾斜面に進入した車輪を効果的に制動することができるが、その傾斜面上で、いったん制動がなされれば、その制動状態が解除されないので、現実的に制動装置としての使用には、致命的な問題点がある。
一方、前記登録特許第15367087号に開示された発明は、傾斜面に進入した車輪の制動と解除とを自動的に制御するが、車輪の制動状態を解除する構造において、第1回転体と第2回転体との回転を制動解除部材によって強制的に中止させるように構成されているために、前記制動部材が作動中に破損されてしまうという問題点がある。また、前記制動解除部材が破損されないとしても、前記第1回転体と前記第2回転体とが、互いに固定された状態で車輪が回転せず、地面に対して滑ってしまうという問題点がある。
本発明の目的は、前述のような問題点を解消するために案出されたものであり、車輪の制動と解除とを自動的に制御する構造を変更することにより、傾斜面において、車輪制動が効率的であって安定して具現される制動装置を提供するところにある。
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車体に固定され、車輪が回転自在に結合されるフレームと、
前記フレームの上部に配置された制動回転軸に、一端部が回転自在に結合される棒状の傾斜感知部材と、
前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
前記車輪の内周面に配置され、前記車輪と一体に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記車輪の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含んだ点に特徴がある。
前記目的を達成するために、本発明の他の実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車体に固定されたフレームと、
前記フレームの上部に配置された第1回転軸に、一端部が回転自在に結合された棒状の傾斜感知部材と、
前記フレームに配置され、前記第1回転軸と平行であり、前記第1回転軸と離隔されて配置された第2回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
前記フレームに回転自在に結合され、車輪に従属的に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
前記第2回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記ラッチ部材の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含んだ点に特徴がある。
本発明による制動装置は、車輪が走行するとき、傾斜感知部材が傾斜路を感知して傾斜方向に回転することにより、その傾斜感知部材に連動されて動くクラッチホイールが車輪に従属的に回転するラッチ部材に結合することにより、そのクラッチホイールが回転し、前記クラッチホイールに従属的に回転する回転ブレーキ部材が回転することにより、複数のブレーキパッドが順次に回転しながら、前記ラッチ部材の内周面と摩擦しながら車輪に制動力が発生し、自動的に車輪の回転速度を低減させ、制動効果が生じる。
また、本発明の望ましい実施形態のように、傾斜感知部材と振子部材とが第1ブースタギアと第2ブースタギアとを媒介に連結されることにより、傾斜感知部材の回転角速度に比べ、振子部材の回転角速度が速くなり、傾斜に対する感知を敏感にし、制動力をさらに向上させることができる効果を提供する。
本発明の第1実施形態による制動装置が結合された車輪の斜視図である。 図1に図示された車輪を他の方向から見た図面である。 図1に図示された車輪の分離斜視図である。 図1に図示された傾斜感知部材とクラッチホイールとの結合構造を示す図面である。 図4に図示された構造を他の方向から見た図面である。 図1に図示されたクラッチホイールと回転ブレーキ部材との結合構造を示す図面である。 図1に図示された車輪が平地を走行する状態を示す図面である。 図1に図示された車輪が下り坂傾斜面を走行する状態を示す図面である。 本発明の第2実施形態による制動装置が結合された車輪の斜視図である。 図9に図示された車輪を他の方向から見た図面である。 本発明の第3実施形態による制動装置のクラッチホイールとラッチ部材との摩擦車結合構造を示す図面である。 本発明の第4実施形態による制動装置と車輪とが結合された状態を示す図面である。 図12に図示された制動装置の斜視図である。 図13に図示された制動装置の分離斜視図である。 図13に図示された傾斜感知部材とクラッチホイールとの結合構造を示す図面である。 図15に図示された構造を他の方向から見た図面である。 図16に図示された構造を他の方向から見た図面である。 図13に図示された制動装置が平地状態にある場合を示す図面である。 図13に図示された制動装置が下り坂傾斜面にある状態を示す図面である。 図13に図示された制動装置が上り坂傾斜面にある状態を示す図面である。 本発明の第5実施形態による制動装置の斜視図である。 本発明の第6実施形態による制動装置のクラッチホイールとラッチ部材との摩擦車結合構造を示す図面である。 本発明の回転ブレーキ部材に備えられた復元重量物の設置構造を示す図面である。
以下、本発明による望ましい実施形態について、添付された図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による制動装置が結合された車輪の斜視図である。図2は、図1に図示された車輪を他の方向から見た図面である。図3は、図1に図示された車輪の分離斜視図である。図4は、図1に図示された傾斜感知部材とクラッチホイールとの結合構造を示す図面である。図5は、図4に図示された構造を他の方向から見た図面である。図6は、図1に図示されたクラッチホイールと回転ブレーキ部材との結合構造を示す図面である。図7は、図1に図示された車輪が平地を走行する状態を示す図面である。図8は、図1に図示された車輪が下り坂傾斜面を走行する状態を示す図面である。図9は、本発明の第2実施形態による制動装置が結合された車輪の斜視図である。図10は、図9に図示された車輪を他の方向から見た図面である。図11は、本発明の第3実施形態による制動装置のクラッチホイールとラッチ部材との摩擦車結合構造を示す図面である。
図1ないし図11を参照し、本発明の望ましい実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置10(以下、「制動装置」とする)は、車輪100に結合され、その車輪100を減速させる装置である。特に、本発明による制動装置10は、下り坂傾斜路で有効に作用する。図1ないし図8は、第1実施形態による制動装置10について説明するための図面である。図9及び図10は、第2実施形態による制動装置10について説明するための図面である。図11は、第3実施形態について説明するための図面である。
前記制動装置10は、フレーム20と、ラッチ部材30と、傾斜感知部材40と、第1ブースタギア42と、クラッチホイール50と、振子部材60と、第2ブースタギア62と、回転ブレーキ部材70と、第1加速ギア81と、第2加速ギア82とを含む。
前記フレーム20は、車体(図示せず)に固定される部材である。前記フレーム20は、車輪100が走行している間にも回転せず、一定形態を維持する固定された部材である。前記フレーム20は、懸架装置(suspension apparatus)にも設けられる。前記フレーム20には、車輪100が回転自在に結合される。
前記ラッチ部材30は、前記車輪100の内周面に配置される。前記ラッチ部材30は、前記車輪100に一体にも形成され、前記車輪100と別途に製造され、前記車輪100の内周面に固定されるようにも設けられる。前記ラッチ部材30は、全体的に、環状部材である。本発明の第1実施形態のように、前記ラッチ部材30の内周面には、内周ギア32が具備されてもよい。前記内周ギア32は、前記クラッチホイール50のギアと噛み合わされる。前記ラッチ部材30は、後述するクラッチホイール50と着脱自在に結合される。
一方、図9及び図10に図示された本発明の第2実施形態のように、前記ラッチ部材30は、ピンギア34が具備されてもよい。前記ラッチ部材30に備えられた前記ピンギア34は、クラッチホイール50のギアと着脱自在に噛み合わされる。
一方、図11に図示された本発明の第3実施形態のように、前記ラッチ部材30は、ギアが具備されなくともよい。その場合、クラッチホイール50と前記ラッチ部材30は、摩擦車形態にも結合される。
前記傾斜感知部材40は、棒状の部材である。前記傾斜感知部材40の一端部は、前記フレーム20の上部に配置された制動回転軸22に回転自在に結合される。前記傾斜感知部材40は、1対が後述するクラッチホイール50を挟んで左右に配置され、互いに連結された構造にも構成される。
前記制動回転軸22は、後述する回転ブレーキ部材70、第1ブースタギア42及び第2ブースタギア62の回転中心を構成する。前記制動回転軸22は、前記フレーム20に結合される車輪100の回転軸と平行である方向に配置される。
前記傾斜感知部材40は、第1ブースタギア42と、ガイド部44とを具備する。
前記第1ブースタギア42は、前記傾斜感知部材40の上端部に形成される。前記第1ブースタギア42は、前記制動回転軸22を中心に回転するように形成されたギアである。前記第1ブースタギア42は、後述する第1加速ギア81及び第2加速ギア82を媒介に、振子部材60に動力的に連結される。
前記ガイド部44は、前記傾斜感知部材40の中間部位に形成される。前記ガイド部44は、後述するクラッチホイール50の回転軸が、前記制動回転軸22を中心に振子状に動くとき、前記クラッチホイール50の回転軸動を安定して案内する役割を行う構造物である。前記ガイド部44は、前記制動回転軸22を中心に、円弧の一部である形態の構造物を構成する。前記ガイド部44は、前記クラッチホイール50の回転軸の上部及び下部を、一定間隔を置いて取り囲む形態に配置される。
前記クラッチホイール50は、後述する振子部材60の下端部に回転自在に結合される。前記クラッチホイール50は、図1ないし図9に図示された第1実施形態及び第2実施形態のように、外周面にギアが具備されてもよい。一方、本発明の第3実施形態として、図11に図示されているように、前記クラッチホイール50は、外周面にギア無具備の形態に具備されてもよい。
前記クラッチホイール50は、振子部材60の動きにより、前記ラッチ部材30に着脱自在に結合される。前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30に結合されることにより、前記車輪100の回転方向に回転する。前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30に結合される大外径のギア部と、後述する減速ギア64に結合する小外径のギア部とが備えられた2段ギア構造が、1つの軸を基準に回転するようにも構成される。
前記振子部材60は、棒状の部材である。前記振子部材60の上端部は、前記制動回転軸22に回転自在に結合される。前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40の内側に配置されてもよい。前記振子部材60の上端部には、第2ブースタギア62が形成される。前記第2ブースタギア62は、前記制動回転軸22を中心に、前記フレーム20に回転自在に設けられる。前記第2ブースタギア62は、後述する第2加速ギア82に噛み合う。前記振子部材60は、第1加速ギア81及び第2加速ギア82を媒介に、前記傾斜感知部材40と動力的に連結される。従って、前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40に連動されて動く。
前記第1加速ギア81は、前記フレーム20に回転自在に設けられる。前記第1加速ギア81は、前記制動回転軸22と平行に配置され、前記制動回転軸22と離隔されるように配置された加速回転軸80を中心に回転するように配置される。前記第1加速ギア81は、前記第1ブースタギア42と噛み合うように配置される。前記第1加速ギア81は、前記第1ブースタギア42より少ないギア数を具備することにより、前記第1ブースタギア42の回転角速度より速い回転角速度を有する。すなわち、前記第1加速ギア81は、前記第1ブースタギア42の回転速度より速く回転する。
前記第2加速ギア82は、前記第1加速ギア81の回転軸と同一回転軸を中心に回転する。前記第2加速ギア82は、前記第1加速ギア81と同一角速度で回転する。前記第2加速ギア82は、前記第1加速ギア81のギア数より多くのギア数を具備する。前記第2加速ギア82は、前記第2ブースタギア62と噛み合う。
それにより、前記第2ブースタギア62の回転角速度は、前記第1ブースタギア42の回転角速度より速くも構成される。
前記回転ブレーキ部材70は、前記制動回転軸22に回転自在に結合される。前記回転ブレーキ部材70は、外周に複数のブレーキパッド72を具備する。前記ブレーキパッド72は、前記回転ブレーキ部材70の外周に沿って、一定間隔を置いて離隔されるように配置される。前記回転ブレーキ部材70は、前記クラッチホイール50の回転に従属的に回転するように、前記クラッチホイール50に機構学的に(kinematically)連結される。さらに具体的には、前記回転ブレーキ部材70は、前記振子部材60に回転自在に設けられた減速ギア64を媒介に、前記クラッチホイール50に従属的に回転するように設けられる。前記回転ブレーキ部材70の回転数は、前記クラッチホイール50の回転数より少ないことが望ましい。前記回転ブレーキ部材70の回転方向は、前記クラッチホイール50の回転方向と同一であることが望ましい。すなわち、前記回転ブレーキ部材70の回転方向は、前記車輪100の回転方向と同一であることが望ましい。前記回転ブレーキ部材70は、前記減速ギア64との結合時、ラチェットギア74や一方向クラッチ(one way clutch)を媒介に結合することにより、前記回転ブレーキ部材70が、平地で偶発的に車輪100に結合される場合、前記回転ブレーキ部材70の回転が、前記傾斜感知部材40や前記振子部材60を車輪100側に移動させる力を遮断するように構成することが望ましい。
前記ブレーキパッド72は、前記車輪100の内周面と摩擦されることにより、前記車輪100に制動力を発生させる。前記回転ブレーキ部材70は、前記クラッチホイール50が回転する間にのみ車輪100に制動力を発生させる。前記クラッチホイール50が前記ラッチ部材30と離隔された状態で、前記回転ブレーキ部材70は、中立状態を維持することにより、車輪100に制動力を発生させない。
前述のような構成要素を含んだ制動装置10の作用効果について、前記制動装置10が採用された車輪100が平地を走行する場合、下向き傾斜路を走行する場合、及び上向き傾斜路を走行する場合を例として挙げて詳細に敍述する。
まず、図7を参照し、本発明による制動装置10が備えられた車輪100が平地(flat land)を走行する状態について説明する。
前記車輪100が回転して走行する場合、前記ラッチ部材30は、前記車輪100と一体に回転する。このとき、前記傾斜感知部材40は、自重によって、上端と下端は、それぞれ12時方向と6時方向とを示す。また、前記傾斜感知部材40と機構学的に連結された前記振子部材60も、前記傾斜感知部材40と平行に、12時方向と6時方向とを示すように初期状態を設定することができる。その場合、前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30と離隔された状態が維持される。従って、前記クラッチホイール50は、回転しない状態が維持される。前記クラッチホイール50が回転しない場合、前記クラッチホイール50と、前記減速ギア64を媒介に連結された前記回転ブレーキ部材70に回転力が伝達されない。従って、前記回転ブレーキ部材70は、中立を維持する状態が維持され、前記車輪100に制動力が発生しない。その結果、車輪100は、抵抗なしに走行を続けることができる状態になる。
さて、車輪100が、図7及び図8に図示されているように、平地から、下り坂傾斜面を走行する状態について説明する。
前記車輪100が、図7に図示されているように、平地を走行していて、図8に図示されているように、下り坂傾斜面に進入する場合を前提とする。その場合、前記車輪100は、傾斜路に沿って回転しながら転がって行く。前記ラッチ部材30は、前記車輪100と一体に回転する。前記傾斜感知部材40は、自重により、前記制動回転軸22を中心に、前方、すなわち、車輪の進行方向に回転する。それにより、前記第1ブースタギア42が、前記傾斜感知部材40の回転角度ほど回転する。前記第1ブースタギア42の回転により、前記第1加速ギア81が回転する。このとき、前記第1加速ギア81は、前述の第1ブースタギア42より速く回転する。前記第2加速ギア82は、前記第1加速ギア81と同一角速度で回転する。前記第2加速ギア82のギア数が、前記第1加速ギア81のギア数より多く構成されているので、前記第2加速ギア82に噛み合った前記第2ブースタギア62は、前記第1ブースタギア42より速く回転する。前記第2ブースタギア62の回転により、前記振子部材60が、前記制動回転軸22を中心に、前記傾斜感知部材40の回転方向を同じ方向に回転する。また、前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40の回転角度よりさらに多く回転する。該過程において、前記ガイド部44は、前記クラッチホイール50の回転軸をガイドし、前記クラッチホイール50を安定して動かす作用を行う。前記振子部材60が前方に移動し、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と噛み合う。それにより、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と同一方向に回転する。前記クラッチホイール50に、前記減速ギア64を媒介に連結された前記回転ブレーキ部材70が回転する。その結果、前記回転ブレーキ部材70に備えられた前記ブレーキパッド72が、周期的に前記車輪100の内周面と摩擦しながら、前記車輪100に制動力を発生させる。前記ブレーキパッド72が、前記車輪100の内周面に接触された状態で、制動力が最大に発生し、前記ブレーキパッド72が、前記車輪100の内周面から離隔された状態で、制動力発生が解除される。このように、前記ブレーキパッド72が周期的に回転しながら、前記車輪100に制動力を発生させたり解除させたりするので、車輪100は、傾斜路でも減速され、一定速度を維持することができる。
さて、平地から上り坂傾斜面を走行するか、あるいは下り坂傾斜面から上り坂傾斜面に転換走行する場合について説明する。
前記車輪100が上り坂傾斜面に進入する場合、前記ラッチ部材30は、前記車輪100と一体に回転する。その場合、前記傾斜感知部材40は、自重によって、下り坂傾斜面を走行する場合と反対方向、すなわち、後方に回転する。それにより、前記第1ブースタギア42が後方、すなわち、前記車輪100の回転方向と反対方向に回転する。前記第1ブースタギア42の回転により、前記第1加速ギア81及び前記第2加速ギア82を介して、前記第2ブースタギア62が、前記第1ブースタギア42より速い速度で後方に回転する。それにより、前記振子部材60が、前記車輪100の進行方向と反対方向に回転する。その結果、前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30から分離される。前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30から分離されれば、前記クラッチホイール50に回転力が消滅する。それにより、前記クラッチホイール50によって従属的に回転する前記回転ブレーキ部材70も回転しなくなる。その結果、前記車輪100に制動力が発生しない。従って、上り坂傾斜面において、抵抗なしに車輪100が走行することができる。
このように、本発明による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車輪が走行する時、自重によって、傾斜路を感知する傾斜感知部材と、その傾斜感知部材と連動されて動く振子部材に設けられたクラッチホイールとが車輪と一体に回転するラッチ部材と結合されることにより、回転ブレーキ部材を回転させて制動力を発生する効果を提供する。また、本発明の望ましい実施形態のように、前記傾斜感知部材と前記振子部材との回転角速度に差があるように、第1ブースタギア、第2ブースタギア、第1加速ギア及び第2加速ギアを具備した場合には、傾斜路をさらに敏感に感知し、車輪制動効果をさらに向上させることができるという長所がある。
なお、以下では、本発明の望ましい他の実施形態について、添付された図面を参照しながら詳細に説明する。
図12は、本発明の第4実施形態による制動装置と車輪とが結合された状態を示す図面である。図13は、図12に図示された制動装置の斜視図である。図14は、図13に図示された制動装置の分離斜視図である。図15は、図13に図示された傾斜感知部材とクラッチホイールとの結合構造を示す図面である。図16は、図15に図示された構造を他の方向から見た図面である。図17は、図16に図示された構造を他の方向から見た図面である。図18は、図13に図示された制動装置が平地状態にある場合を示す図面である。図19は、図13に図示された制動装置が下り坂傾斜面にある状態を示す図面である。図20は、図13に図示された制動装置が上り坂傾斜面にある状態を示す図面である。図21は、本発明の第5実施形態による制動装置の斜視図である。図22は、本発明の第6実施形態による制動装置のクラッチホイールとラッチ部材との摩擦車結合構造を示す図面である。図23は、本発明の回転ブレーキ部材に備えられた復元重量物の設置構造を示す図面である。
図12ないし図23を参照し、本発明の望ましい実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置10(以下、「制動装置」とする)は、車輪100に直接設けられられもし、図12に図示されているように、前記車輪100と分離された位置に設けられてもよい。前記制動装置10は、窮極的に、車輪に制動力を発生させ、その車輪100を減速する装置である。本実施形態による制動装置10は、下り坂傾斜路及び上り坂傾斜路において、有効に作用する。図12ないし図20は、第4実施形態による制動装置10について説明するための図面である。図21は、第5実施形態について説明するための図面である。図22は、第6実施形態について説明するための図面である。
前記制動装置10は、フレーム20と、ラッチ部材30と、傾斜感知部材40と、第1ブースタギア42と、クラッチホイール50と、振子部材60と、第2ブースタギア62と、回転ブレーキ部材70と、を含む。
前記フレーム20は、車体(図示せず)に固定される部材である。前記フレーム20は、車輪100が走行している間にも回転せず、一定形態を維持する固定された部材である。前記フレーム20は、車体に、ブラケットなどを介して固設されもする。前記フレーム20には、ラッチ部材30が、例えば、ベアリング23を媒介に、回転自在に結合される。前記ラッチ部材30は、車輪100に従属的に回転するように構成される。図12を参照すれば、前記ラッチ部材30は、車輪100と一体に回転する車輪の回転軸110、及び連結ギアセット200のような複数のギアを媒介に結合される。それにより、前記車輪100が回転する場合、ラッチ駆動ギア31により、前記車輪100の回転方向と同一に前記ラッチ部材30が回転する。
前記フレーム20には、ガイド部44が具備される。前記ガイド部44は、前記フレーム20に形成される。前記ガイド部44は、後述するクラッチホイール50の回転軸が、前記第2回転軸22を中心に振子状に動くとき、前記クラッチホイール50の回転軸動を安定して案内する役割を行う構造物である。前記ガイド部44は、前記第2回転軸22を中心に、円弧の一部である形態の構造物を構成する。前記ガイド部44には、前記クラッチホイール50の回転軸がスライディング自在に結合される。
前記ラッチ部材30は、前記車輪100に従属的に回転する円筒状の部材である。前記ラッチ部材30は、車輪100のリム(rim)と類似した環状部材である。前記ラッチ部材30は、後述するクラッチホイール50と着脱自在に結合される。前記ラッチ部材30の内周面には、内周ギア32が具備されてもよい。前記内周ギア32は、前記クラッチホイール50のギアと噛み合わされる。前記ラッチ部材30は、サイドカバー33が具備され、前記ラッチ部材30内部空間に設けられる主要部品を保護する。
一方、図21に図示された本発明の第5実施形態のように、前記ラッチ部材30は、ピンギア34が具備されてもよい。前記ラッチ部材30に備えられたピンギア34は、クラッチホイール50のギアと着脱自在可能に噛み合わされる。
一方、図22に図示された本発明の第6実施形態のように、前記ラッチ部材30は、ギアが具備されなくともよい。その場合、クラッチホイール50と前記ラッチ部材30は、摩擦車形態に結合されてもよい。
前記傾斜感知部材40は、棒状の部材である。前記傾斜感知部材40の一端部は、前記フレーム20の上部に配置された第1回転軸21に回転自在に結合される。前記傾斜感知部材40の下部には、重量振り子80が設けられてもよい。前記重量振り子80は、前記傾斜感知部材40の下端を上端より重くすることにより、傾斜感知敏感度を向上させる作用を行う。
前記傾斜感知部材40の上部には、第1ブースタギア42が具備される。前記第1ブースタギア42は、半月状の凸状外周面に形成される。前記第1ブースタギア42は、前記傾斜感知部材40と一体に回転する。前記第1回転軸21は、後述する第1ブースタギア42の回転中心を構成する。前記第1ブースタギア42は、後述する第2ブースタギア62に噛み合わされる。
前記クラッチホイール50は、後述する振子部材60の下端部に回転自在に結合される。前記クラッチホイール50は、図12ないし図20に図示された第4実施形態、及び図21に図示された第5実施形態のように、外周面にギアが具備されてもよい。一方、本発明の第6実施形態として、図22に図示されているように、前記クラッチホイール50は、外周面にギア無具備の形態で構成されてもよい。
前記クラッチホイール50は、振子部材60の動きにより、前記ラッチ部材30に着脱自在に結合される。前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30に結合されることにより、前記車輪100の回転方向に回転する。前記クラッチホイール50は、前記ラッチ部材30に結合する大外径のギア部と、後述する減速ギア64に結合する小外径のギア部とが備えられた2段ギア構造が、1つの軸を基準に回転するようにも構成される。
前記振子部材60は、棒状の部材である。前記振子部材60の上端部は、第2回転軸22に回転自在に結合される。前記第2回転軸22は、前記第1回転軸21と離隔された位置に配置される。前記第2回転軸22は、前記フレーム20に配置される。前記第2回転軸22は、前記第1回転軸21と平行に配置される。前記振子部材60の上端部には、第2ブースタギア62が形成される。前記第2ブースタギア62は、前記第2回転軸22を中心に、前記フレーム20に回転自在に設けられる。前記第2ブースタギア62は、前記第1ブースタギア42と噛み合うように配置される。前記第2ブースタギア62と前記振子部材60は、一体に回転する。従って、前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40に連動して回転する。さらに具体的には、前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40の回転方向と反対方向に回転する。前記第2ブースタギア62は、前記第1ブースタギア42より外径が小さく形成される。従って、前記振子部材60の回転角速度は、前記傾斜感知部材40の回転角速度より速い。
本実施形態において、前記振子部材60は、1対が具備される。すなわち、前記振子部材60は、下り坂用振子部材61と上り坂用振子部材63とが具備される。前記下り坂用振子部材61と前記上り坂用振子部材63は、同一構造である。前記下り坂用振子部材61と前記上り坂用振子部材63は、中立状態において、前記傾斜感知部材40を基準に、互いに対称的に配置される。前記下り坂用振子部材61に結合された第2ブースタギア62、減速ギア64及びクラッチホイール50は、前記上り坂用振子部材63にも同一に設けられる。
前記回転ブレーキ部材70は、前記第2回転軸22に回転自在に結合される。前記回転ブレーキ部材70は、下り坂用ブレーキ部材74と上り坂用ブレーキ部材76とがそれぞれ具備されてもよい。前記下り坂用ブレーキ部材74は、前記傾斜感知部材40が下り坂を感知した場合、制動力を発生させる。前記上り坂用ブレーキ部材76は、前記傾斜感知部材40が上り坂を感知した場合、車輪100が傾斜によって後ろに押されることを防止する制動力を発生させる。前記下り坂用ブレーキ部材74と前記上り坂用ブレーキ部材76は、前記傾斜感知部材40を基準に、互いに対称的に配置される。前記下り坂用ブレーキ部材74と前記上り坂用ブレーキ部材76は、前記クラッチホイール50と、一方向クラッチを媒介に結合される。さらに具体的には、前記下り坂用ブレーキ部材74は、車輪100が下り坂傾斜路において、前進方向に進行する場合にのみ、前記クラッチホイール50と動力的に結合され、反対方向に進行する場合には、前記クラッチホイール50の駆動力が伝達されない。一方、前記上り坂用ブレーキ部材76は、車輪100が上り坂傾斜路において、後進する方向に進行する場合にのみ、前記クラッチホイール50と動力的に結合され、前進する方向に進行する場合には、前記クラッチホイール50の駆動力が伝達されない。
前記回転ブレーキ部材70は、外周に、複数のブレーキパッド72を具備する。前記ブレーキパッド72は、前記回転ブレーキ部材70の外周に沿って、一定間隔を置いて離隔されるように配置される。前記回転ブレーキ部材70は、前記クラッチホイール50の回転に従属的に回転するように、前記クラッチホイール50に機構学的に連結される。さらに具体的には、前記回転ブレーキ部材70は、前記振子部材60に回転自在に設けられた減速ギア64を媒介に、前記クラッチホイール50に従属的に回転するように設けられる。前記減速ギア64は、一方向クラッチを含んでもよい。前記回転ブレーキ部材70の回転数は、前記クラッチホイール50の回転数より少ないことが望ましい。前記回転ブレーキ部材70の回転方向は、前記クラッチホイール50の回転方向と同一であることが望ましい。すなわち、前記回転ブレーキ部材70の回転方向は、前記ラッチ部材30の回転方向と同一であることが望ましい。
前記回転ブレーキ部材70は、前記第1回転軸21を中心に、前記傾斜感知部材40と一体に動くストッパ85により、前記回転ブレーキ部材70が、平地で偶発的に、前記ラッチ部材30に結合しないように制御される。前記ストッパ85は、前記傾斜感知部材40と一体に回転する片持ちはり状の構造物であり、前記回転ブレーキ部材70の偶発的な回転を防止することができる。前記ストッパ85は、前記下り坂用ブレーキ部材74及び前記上り坂用ブレーキ部材76の偶発的な回転を防止するように、互いに対称的に1対が具備されることが望ましい。前記ストッパ85は、前記回転ブレーキ部材70が、前記振子部材60と共に、偶発的に回転することを防止し、平地において、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30に結合されることを防止することができる。
一方、前記回転ブレーキ部材70は、前記ストッパ85が具備されないとしても、他の方式で、平地において偶発的に前記ラッチ部材30に結合しないように制御されてもよい。例えば、図23に図示されているように、前記回転ブレーキ部材70の本体に、前記回転ブレーキ部材70の回転軸に対して偏心された位置に、復元重量物77(recovery weight)を付加することができる。前記復元重量物77は、前記回転ブレーキ部材70の外側部に、適切な重量部材を組み込んだり付着させたりすることにより、設置可能である。前記復元重量物77は、平地において、前記傾斜感知部材40が予期せずに揺れる場合、前記回転ブレーキ部材70は、前記復元重量物77が下方に向かう位置に復帰することができる。それにより、前記回転ブレーキ部材70が、平地において予期せずに制動力を発生させることが防止される。
前記ブレーキパッド72は、前記ラッチ部材30の内周面と摩擦されることにより、前記ラッチ部材30の回転を妨害する。その結果、前記ラッチ部材30に連結された車輪100に制動力を発生させる。前記回転ブレーキ部材70は、前記クラッチホイール50が回転する間にのみ、前記ラッチ部材30に制動力を発生させる。さらに、回転ブレーキ部材70は、前記クラッチホイール50が、一方向クラッチを媒介に、前記回転ブレーキ部材70を回転させる場合にのみ、前記ラッチ部材30に制動力を発生させる。前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と離隔された状態にあるか、あるいは前記クラッチホイール50が回転するにしても、一方向クラッチにより、前記クラッチホイール50の駆動力が、前記回転ブレーキ部材70に伝達されないときには、制動力が発生しない。
前述のような構成要素を含んだ制動装置10の作用効果について、前記制動装置10と連結された車輪100が平地を走行する場合、下向き傾斜路を走行する場合、及び上向き傾斜路を走行する場合を例に挙げて詳細に敍述する。
まず、図18を参照し、本発明による制動装置10と連結された車輪100が、平地を走行する状態について説明する。
車輪100が回転して走行する場合、その車輪の回転軸110が、前記車輪100と一体に回転する。前記車輪の回転軸110と、多数のギアを媒介に連結された前記ラッチ部材30が、前記車輪100に従属的に回転する。このとき、前記傾斜感知部材40は、自重によって、上端と下端は、それぞれ12時方向と6時方向とを示す。また、前記傾斜感知部材40と機構学的に連結された前記振子部材60に設けられたクラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と離隔された状態を維持する。従って、前記クラッチホイール50は、回転しない。前記クラッチホイール50が回転しない場合、前記クラッチホイール50と、前記減速ギア64を媒介に連結された前記回転ブレーキ部材70に回転力が伝達されない。従って、前記回転ブレーキ部材70は、中立を維持する状態になり、前記ラッチ部材30に制動力を生じさせない。その結果、前記ラッチ部材30は、抵抗なしに回転し、前記ラッチ部材30に連結された車輪100も、抵抗なしに走行することができる。該過程において、前記復元重量物77または前記ストッパ85は、前記回転ブレーキ部材70が、前記第2回転軸22を中心に回転することを制限することにより、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30に予期せずに結合されることを防止する。
さて、図19を参照し、車輪100が、平地から下り坂傾斜面を走行する状態について説明する。
前記車輪100が、図18に図示されているように、平地を走行していて、図19に図示されているように、下り坂傾斜面に進入する場合を前提とする。その場合、前記車輪100は、傾斜路に沿って回転しながら転がって行く。前記ラッチ部材30は、前記車輪100に従属的に回転する。前記傾斜感知部材40は、自重により、前記第1回転軸21を中心に、前方、すなわち、車輪の進行方向に回転する。それにより、前記第1ブースタギア42が、前記傾斜感知部材40の回転角度ほど回転する。前記第1ブースタギア42の回転により、前記第2ブースタギア62が回転する。このとき、前記第2ブースタギア62は、前記第1ブースタギア42より速く回転する。前記第2ブースタギア62の回転により、前記振子部材60が、前記第2回転軸22を中心に、前記傾斜感知部材40の回転方向と反対方向に回転する。また、前記振子部材60は、前記傾斜感知部材40の回転角度よりさらに多く回転する。前記振子部材60が後方に移動し、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と噛み合う。それにより、前記クラッチホイール50が、前記ラッチ部材30と同一方向に回転する。前記クラッチホイール50に、前記減速ギア64を媒介に連結された前記下り坂用ブレーキ部材74が回転する。その結果、前記下り坂用ブレーキ部材74に備えられた前記ブレーキパッド72が、周期的に前記ラッチ部材30の内周面と摩擦しながら、前記ラッチ部材30に制動力を発生させる。前記ブレーキパッド72が、前記ラッチ部材30の内周面に接触された状態で、制動力が最大に発生し、前記ブレーキパッド72が、前記ラッチ部材30の内周面から離隔された状態で、制動力が発生が解除される。このように、前記ブレーキパッド72が周期的に回転しながら、前記ラッチ部材30に制動力を発生させたり解除させたりするので、そのラッチ部材30に連結された車輪100は、傾斜路でも減速され、一定速度を維持することができる。
さて、図20を参照し、平地から上り坂傾斜面を走行するか、あるいは下り坂傾斜面から上り坂傾斜面に転換走行する場合について説明する。
前記車輪100が上り坂傾斜面に進入する場合、前記ラッチ部材30は、前記車輪100に従属的に回転する。その場合、前記傾斜感知部材40は、自重によって、下り坂傾斜面を走行する場合と反対方向、すなわち、後方に回転する。それにより、前記第1ブースタギア42が、前記ラッチ部材30の回転方向を同じ方向に回転する。前記第1ブースタギア42の回転により、前記第2ブースタギア62が、前記第1ブースタギア42より速い速度で前方に回転する。それにより、前記振子部材60が、前記傾斜感知部材40の回転方向と反対方向に回転する。
その結果、前記下り坂用振子部材61に設けられたクラッチホイール50は、前記ラッチ部材30から分離される。一方、前記上り坂用振子部材63に設けられたクラッチホイール50は、前記ラッチ部材30に結合される。それにより、前記下り坂用振子部材61に設けられたクラッチホイール50は、回転せず、前記上り坂用振子部材63に設けられたクラッチホイール50だけ回転する。ところで、前記上り坂用振子部材63に設けられたクラッチホイール50は、一方向クラッチを媒介に、前記上り坂用ブレーキ部材76に結合されている。従って、車輪100が上り坂に沿って進行する場合、前記上り坂用ブレーキ部材76は、制動力を生じさせず、前記ラッチ部材30に従属的に回転する。すなわち、前記制動装置10は、制動力を発生させないので、車輪100は、抵抗なしに上り坂に沿って進行することができる。
ところで、車輪100に結合された車体の荷重が上り坂に沿って進行しようとする外力より大きい場合、前記車輪100は、逆回転を行ってしまう。すなわち、前記車輪100が、前記上り坂傾斜に沿って後進してしまう。このとき、前記傾斜感知部材40は、上り坂に沿って進行する場合と同一位置を維持する。それにより、前記上り坂用振子部材63と前記下り坂用振子部材61は、上り坂に沿って進行する場合と同一位置にある。ただし、車輪100の回転方向が反対になる。また、前記ラッチ部材30の回転方向が、前記車輪100の回転方向に回転する。それにより、前記上り坂用振子部材63に設けられたクラッチホイール50が、前記ラッチ部材30の回転方向に回転する。その場合、前記上り坂用振子部材63に設けられたクラッチホイール50は、前記上り坂用ブレーキ部材76に回転力が伝達される、その結果、前記上り坂用ブレーキ部材76は、車輪100の回転方向と同一方向に回転し、前記ラッチ部材30に制動力を発生させる。従って、前記ラッチ部材30に連結された車輪100が、上り坂傾斜路において、後ろに押されなくなる。すなわち、前記制動装置10は、丘のようなところを上がるとき、押され防止機能を行う。
このように、本発明による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車輪が走行するとき、自重によって、傾斜路を感知する傾斜感知部材と、その傾斜感知部材と連動されて動く振子部材に設けられたクラッチホイールとが車輪に従属的に回転するラッチ部材と結合されることにより、回転ブレーキ部材を回転させ、制動力を発生する効果を提供する。また、本発明の望ましい実施形態のように、前記傾斜感知部材と前記振子部材との回転角速度に差があるように、第1ブースタギア、第2ブースタギアを具備した場合には、傾斜路をさらに敏感に感知し、制動効果をさらに向上させることができるという長所がある。
以上、望ましい実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明は、かような実施形態によって限定されるのではなく、本発明の技術的思想を外れない範疇内で、多様な形態の実施形態が具体化されるのである。
発明の実施のための形態
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車体に固定され、車輪が回転自在に結合されるフレームと、
前記フレームの上部に配置された制動回転軸に、一端部が回転自在に結合される棒状の傾斜感知部材と、
前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
前記車輪の内周面に配置され、前記車輪と一体に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記車輪の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含んだ点に特徴がある。
前記傾斜感知部材の上部は、前記制動回転軸を中心に回転する第1ブースタギアを具備し、
前記フレームに設けられ、前記第1ブースタギアと噛み合うように配置され、前記第1ブースタギアの回転速度より速く回転する第1加速ギアと、
前記第1加速ギアの回転軸と同一回転軸を中心に、前記第1加速ギアと同一角速度で回転し、前記第1加速ギアのギア数より多くのギア数を具備した第2加速ギアと、
前記第2加速ギアは、前記振子部材の上端部に形成され、前記制動回転軸を中心に回転自在に設けられた第2ブースタギアに噛み合わされ、
前記第2ブースタギアの回転角速度は、前記第1ブースタギアの回転角速度より速いことが望ましい。
前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされる内周ギアが具備されてもよい。
前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされるギアが具備され、
前記ラッチ部材に形成されたギアは、ピンギアでもある。
前記クラッチホイールと前記ラッチ部材は、摩擦車形態にも結合される。
前記傾斜感知部材は、前記クラッチホイールの回転軸動をガイドするガイド部が備えられたことが望ましい。
前記目的を達成するために、本発明の他の実施形態による、傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置は、車体に固定されたフレームと、
前記フレームの上部に配置された第1回転軸に、一端部が回転自在に結合された棒状の傾斜感知部材と、
前記フレームに配置され、前記第1回転軸と平行であり、前記第1回転軸と離隔されて配置された第2回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
前記フレームに回転自在に結合され、車輪に従属的に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
前記第2回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記ラッチ部材の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含んだ点に特徴がある。
前記傾斜感知部材の上部は、半月状の凸状外周面に形成された第1ブースタギアを具備し、
前記振子部材の上部は、前記第1ブースタギアに噛み合わされ、前記傾斜感知部材と反対方向に回転する第2ブースタギアを具備し、
前記振子部材の回転角速度は、前記傾斜感知部材の回転角速度より速く構成されたことが望ましい。
前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされる内周ギアが備えられたことが望ましい。
前記クラッチホイールと前記ラッチ部材は、摩擦車形態にも結合される。
前記回転ブレーキ部材及び前記クラッチホイールは、下り坂用と上り坂用とであり、前記傾斜感知部材を基準に、両側に対称的に1対が配置され、それぞれのブレーキ部材は、一方向クラッチを媒介に、前記クラッチホイールと連結されたことが望ましい。
前記回転ブレーキ部材が平地で予期せずに回転することを防止するように、前記回転ブレーキ部材の本体に、前記回転ブレーキ部材の回転軸に対して偏心された位置に、復元重量物が備えられたことが望ましい。
前記車輪の回転軸は、前記ラッチ部材と多数のギアを媒介に連結されたことが望ましい。

Claims (12)

  1. 車体に固定され、車輪が回転自在に結合されるフレームと、
    前記フレームの上部に配置された制動回転軸に、一端部が回転自在に結合される棒状の傾斜感知部材と、
    前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
    前記車輪の内周面に配置され、前記車輪と一体に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
    前記制動回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記車輪の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含み、
    前記傾斜感知部材の上部は、前記制動回転軸を中心に回転する第1ブースタギアを具備し、
    前記フレームに設けられ、前記第1ブースタギアと噛み合うように配置され、前記第1ブースタギアの回転速度より速く回転する第1加速ギアと、
    前記第1加速ギアの回転軸と同一回転軸を中心に、前記第1加速ギアと同一角速度で回転し、前記第1加速ギアのギア数より多くのギア数を具備した第2加速ギアと、
    前記第2加速ギアは、前記振子部材の上端部に形成され、前記制動回転軸を中心に回転自在に設けられた第2ブースタギアに噛み合わされ、
    前記第2ブースタギアの回転角速度は、前記第1ブースタギアの回転角速度より速いことを特徴とする傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  2. 前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
    前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされる内周ギアが備えられたことを特徴とする請求項1に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  3. 前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
    前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされるギアが具備され、
    前記ラッチ部材に形成されたギアは、ピンギアであることを特徴とする請求項1に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  4. 前記クラッチホイールと前記ラッチ部材は、摩擦車形態で結合されることを特徴とする請求項1に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  5. 前記傾斜感知部材は、前記クラッチホイールの回転軸動をガイドするガイド部が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  6. 車体に固定されたフレームと、
    前記フレームの上部に配置された第1回転軸に、一端部が回転自在に結合された棒状の傾斜感知部材と、
    前記フレームに配置され、前記第1回転軸と平行であり、前記第1回転軸と離隔されて配置された第2回転軸に回転自在に結合され、前記傾斜感知部材に連動して動く棒状の振子部材の下端部に回転自在に結合されるクラッチホイールと、
    前記フレームに回転自在に結合され、車輪に従属的に回転し、前記クラッチホイールと着脱自在に結合される環状ラッチ部材と、
    前記第2回転軸に回転自在に結合され、前記振子部材に回転自在に設けられた減速ギアを媒介に、前記クラッチホイールに従属的に回転し、前記ラッチ部材の内周面と摩擦されるブレーキパッドが複数備えられた回転ブレーキ部材と、を含んだことを特徴とする傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  7. 前記傾斜感知部材の上部は、半月状の凸状外周面に形成された第1ブースタギアを具備し、
    前記振子部材の上部は、前記第1ブースタギアに噛み合わされ、前記傾斜感知部材と反対方向に回転する第2ブースタギアを具備し、
    前記振子部材の回転角速度は、前記傾斜感知部材の回転角速度より速く構成されたことを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  8. 前記クラッチホイールの外周面には、ギア部が形成され、
    前記ラッチ部材は、前記クラッチホイールのギア部と噛み合わされる内周ギアが備えられたことを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  9. 前記クラッチホイールと前記ラッチ部材は、摩擦車形態で結合されることを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  10. 前記回転ブレーキ部材及び前記クラッチホイールは、下り坂用と上り坂用とであり、前記傾斜感知部材を基準に、両側に対称的に1対が配置され、それぞれのブレーキ部材は、一方向クラッチを媒介に、前記クラッチホイールと連結されたことを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  11. 前記回転ブレーキ部材が、平地で予期せずに回転することを防止するように、前記回転ブレーキ部材の本体に、前記回転ブレーキ部材の回転軸に対して偏心された位置に、復元重量物が備えられたことを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
  12. 前記車輪の回転軸は、前記ラッチ部材と多数のギアを媒介に連結されたことを特徴とする請求項6に記載の傾斜路感知及び減速機能が備えられた制動装置。
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