JP6510167B2 - 通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本出願は、通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラムに関する。特に、本出願は、公衆網との通信を中継するための通信装置、通信システム、通信制御方法、及び通信制御プログラムに関する。
近年、スマートフォン等の通信装置の多くが、テザリングをサポートしている。テザリングとは、近距離通信等を用いて、公衆網との通信を中継する技術である。テザリングをサポートする通信装置を用いることにより、利用者は、本来は公衆網と通信を行う機能をもたない他の通信装置を、公衆網に接続して利用することができる(例えば、特許文献1)。
特開2013−135240号公報
テザリングをサポートする通信装置では、中継に用いることができる通信の種類が複数用意されている場合がある。この場合、利用者は、それぞれの種類の通信をうまく使い分けることによって様々なメリットを受けることができるが、通信の切替に手間がかかったり、切替時に一時的に通信が遮断されてしまったりすることがある。このような背景から、中継に用いられる複数の通信を切り替える技術に関して、利用者の利便性を向上させることへのニーズがある。
1つの態様に係る通信装置は、他の機器と第1通信で直接通信する第1通信部と、前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる第2通信で直接通信する第2通信部と、公衆網に接続して通信する第3通信部と、前記他の機器からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って当該他の機器に中継する制御部とを備え、前記制御部は、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記第1通信と前記第2通信とを切り替える。
他の態様に係る通信装置は、公衆網に接続して通信する他の機器と第1通信で直接通信する第4通信部と、前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる第2通信で直接通信する第5通信部と、自機の要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って前記他の機器に中継させる制御部とを備え、前記制御部は、前記公衆網とのセッションを前記他の機器に維持させたまま、前記第1通信と前記第2通信とを切り替える。
他の態様に係る通信システムは、公衆網と通信可能な中継機と当該中継機と通信可能な末端機とを含む。前記中継機は、前記末端機と第1通信で直接通信する第1通信部と、前記末端機と前記第1通信と規格が異なる第2通信で直接通信する第2通信部と、前記公衆網に接続して通信する第3通信部と、を備え、前記末端機は、前記中継機と前記第1通信で直接通信する第4通信部と、前記中継機と前記第2通信で直接通信する第5通信部と、を備える。前記中継機は、前記末端機からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って前記末端機に中継しているときに、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記第1通信と前記第2通信とを切り替える。
1つの態様に係る通信制御方法は、公衆網と通信可能な中継機と当該中継機と通信可能な末端機によって実行される通信制御方法であって、前記中継機が、前記末端機からの要求に基づく前記公衆網との通信データを第1通信または前記第1通信とは規格が異なる第2通信を使って前記末端機に中継するステップと、前記中継機が、前記公衆網とのセッションを前記中継機に維持させたまま、前記第1通信と前記第2通信とを切り替えるステップとを含む。
1つの態様に係る通信制御プログラムは、他の機器と第1通信で直接通信する第1通信部と、前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる第2通信で直接通信する第2通信部と、公衆網に接続して通信する第3通信部と、を備える通信装置に、前記他の機器からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って当該他の機器に中継するステップと、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記第1通信と前記第2通信とを切り替えるステップと、を実行させる。
図1は、通信システムの構成を示す図である。 図2は、単一のファイルのダウンロード中に第1経路及び第2経路の間で経路を切り替える例を示す図である。 図3は、複数のファイルのダウンロード中に第1経路及び第2経路の間で経路を切り替える例を示す図である。 図4は、中継機として機能する通信装置のブロック図である。 図5は、ペアリング情報の例を示す図である。 図6は、末端機として機能する通信装置のブロック図である。 図7は、ペアリング情報の例を示す図である。 図8は、通信システムの動作の例を示すシーケンス図である。 図9は、中継に用いる通信を切り替える切替処理の例を示すフローチャートである。 図10は、中継に用いる通信を切り替えるべきかを判定する切替判定処理の例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施形態)
図1を参照しながら、実施形態に係る通信システム1の構成について説明する。図1は、通信システム1の構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、通信装置10と、通信装置20とを含む。通信装置10は、通信装置20と公衆網2との通信を中継する中継機として機能する。通信装置20は、公衆網2に接続されているサーバ30との通信と連動して各種の処理を実行する末端機として機能する。サーバ30は、通信装置20に対する情報の提供、及び通信装置20から送信される情報の受信の少なくとも一方を実行する。サーバ30は、例えば、WEBサーバ、メールサーバ、ファイルサーバ、及びデータベースサーバ等に相当するが、これらに限定されない。
通信装置10と通信装置20との間の通信は、第1通信による第1経路PT1又は第2通信による第2経路PT2を介して実行される。第2通信は、第1通信とは異なる通信規格に基づく通信である。通信装置10とサーバ30との間の通信は、第3経路PT3を介して実行される。
第1通信は、例えば、通信速度が比較的遅い(帯域が比較的狭い)が、消費電力が比較的少ない無線通信である。第1通信は、基地局40のような第3の装置を介さずに、第1の装置と第2の装置とが直接通信することを可能にする。第1通信は、Bluetooth(登録商標)によって例示され、第1通信による通信の中継は、例えば、Bluetoothによるテザリングによって実現される。
第2通信は、例えば、通信速度が比較的速い(帯域が比較的広い)が、消費電力が比較的多い無線通信である。第1通信と同様に、第2通信は、基地局40のような第3の装置を介さずに、第1の装置と第2の装置とが直接通信することを可能にする。第2通信は、Wi−Fi(登録商標)によって例示され、第2通信による通信の中継は、例えば、Wi−Fiによるテザリングによって実現される。
第3経路PT3は、通信装置10と基地局40との間の無線通信の経路と、基地局40とサーバ30との間の、公衆網2を介する経路とを含む。基地局40は、通信装置10のような無線通信機能をもつ通信装置が公衆網2に接続して通信を行うことを可能にする。公衆網2は、単一の通信業者が提供する通信網であってもよいし、インターネットのように複数の通信業者の通信網を相互に接続して形成された通信網であってもよい。公衆網2は、無線による通信網であってもよいし、有線による通信網であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
このように通信装置10を介して通信を行う構成により、通信装置20は、それ自身には公衆網2に接続して通信を行う機能はなくても、公衆網2に接続されたサーバ30と通信することができる。あるいは、通信装置20が公衆網2に接続して通信を行う機能を有していたとしても、公衆網2に接続して通信を行うための通信費を通信装置10に集約したり、より高速な通信が可能な通信装置10の通信機能を活用したりできるという効果を得ることができる。
通信装置10は、通信部17aと、通信部17bと、通信部17cと、制御部18と、バッファ19cとを有する。通信部17aは、第1通信により通信装置20と通信する。通信部17bは、第2通信により通信装置20と通信する。通信部17cは、公衆網2に接続して他の装置と通信することを可能にする。制御部18は、通信制御処理18aを実行する。通信制御処理18aは、通信部17a、通信部17b、及び通信部17cを制御して、通信装置20とサーバ30との間の通信の中継を実現する。バッファ19cは、第1経路PT1又は第2経路PT2が一時的に切断されても通信装置20とサーバ30との間の通信が継続されるように、サーバ30から通信装置20へ送信される情報(パケット)を一時的に記憶する。
通信装置20は、通信部27aと、通信部27bと、制御部28と、バッファ29dとを有する。通信部27aは、第1通信により通信装置10と通信する。通信部27bは、第2通信により通信装置10と通信する。制御部28は、適応処理28a及び通信制御処理28bを実行する。適応処理28aは、サーバ30との通信と連動して実行される処理である。適応処理28aには、例えば、WEBページのブラウジング、メールの送受信、動画又は音楽のストリーミング再生、ファイルのダウンロード又はアップロード、データ同期処理等が含まれるが、これらに限定されない。通信制御処理28bは、通信部27a及び通信部27bを制御して、通信装置10を介したサーバ30との通信を実現する。バッファ29dは、第1経路PT1又は第2経路PT2が一時的に切断されても通信装置20とサーバ30との間の通信が継続されるように、通信装置20からサーバ30へ送信される情報(パケット)を一時的に記憶する。
通信制御処理18a及び通信制御処理28bは、通信装置20とサーバ30との間の通信が第1経路PT1及び第2経路PT2のいずれを介して実行されているかを適応処理28aが意識しなくて済むように通信を制御する。かかる制御により、適応処理28aは、通信が第1経路PT1を介して行われている場合も、通信が第2経路PT2を介して行われている場合も、同じように処理を実行することができる。
さらに、通信制御処理18a及び通信制御処理28bは、通信を行う経路が第1経路PT1及び第2経路PT2の間で切り替わった場合でも、通信装置20とサーバ30との間のセッションがリセットされずに維持されるように通信を制御する。経路が第1経路PT1及び第2経路PT2の間で切り替わる場合には、何らかの障害にともなって経路が受動的に切り替わる場合と、通信装置10又は通信装置20が自発的(能動的)に経路を切り替える場合とが含まれる。
セッションとは、ある目的を達成するための通信の単位である。セッションは、単一の情報を伝送するための情報のやりとりであってもよいし、複数の情報を伝送するための情報のやりとりであってもよい。セッションには、例えば、1つのWEBページを表示するためのHTMLファイル及び画像データ等の複数のファイルのダウンロードのための情報のやりとり、メールの送信又は受信のための一連の情報のやりとり、1つの動画又は音楽のストリーミング再生のための情報のやりとり等が含まれるが、これらに限定されない。
図2及び図3を参照しながら、セッションを維持したままで、第1経路PT1及び第2経路PT2の間で経路を切り替える例について説明する。図2は、単一のファイルのダウンロード中に第1経路PT1及び第2経路PT2の間で経路を切り替える例を示す図である。図3は、複数のファイルのダウンロード中に第1経路PT1及び第2経路PT2の間で経路を切り替える例を示す図である。
図2に示すステップS11では、通信装置20の要求によって、サーバ30に格納されている単一のファイル51を通信装置20へダウンロードするセッションが開始されつつある。通信装置20がサーバ30(公衆網2)とのセッションによってダウンロードしたファイル51は、通信装置10によって中継される。サーバ30及び通信装置10は、第3経路PT3を介して接続され、通信装置10及び通信装置20は、第2経路PT2を介して接続されている。
ステップS12では、通信装置20の要求に応じてファイル51のダウンロードが開始され、ファイル51の30%がファイル52として通信装置20に格納されている。ここで、何らかの理由により、第1経路PT1と第2経路PT2の間で、ダウンロードしたファイル51の中継に用いられる経路が切り替わったものとする。この場合、通信装置10及び通信装置20は、サーバ30とのセッションが維持されるように通信を制御する。この結果、経路の切替にともなってファイル51のダウンロードが0%から実行され直すのではなく、ダウンロードが30%完了している段階から残りのダウンロードが継続して行われる。
ステップS13では、ダウンロードしたファイル51の中継に用いられる経路が第2経路PT2から第1経路PT1とへ切り替わっているが、ダウンロードが継続され、ファイル51の60%がファイル52として通信装置20に格納されている。そして、ステップS14では、ダウンロードが完了し、ファイル51の全体がファイル52として通信装置20に格納されている。
図3に示すステップS21では、通信装置20の要求によって、サーバ30に格納されている複数のファイル53を通信装置20へダウンロードするセッションが開始されつつある。通信装置20とサーバ30(通信網2)とのセッションによってダウンロードした複数のファイル53は、通信装置10によって中継される。サーバ30及び通信装置10は、第3経路PT3を介して接続され、通信装置10及び通信装置20は、第1経路PT1を介して接続されている。
ステップS22では、通信装置20の要求に応じてファイル53のダウンロードが開始され、ファイル53の1つがファイル54として通信装置20に格納されている。ここで、何らかの理由により、第1経路PT1と第2経路PT2の間で、ダウンロードしたファイル54の中継に用いられる経路が切り替わったものとする。この場合、通信装置10及び通信装置20は、セッションが維持されるように通信を制御する。この結果、経路の切替にともなってファイル53の1つめから実行され直すのではなく、1つのダウンロードが完了している段階から残りのダウンロードが継続して行われる。
ステップS23では、ダウンロードしたファイル53の中継に用いられる経路が第1経路PT1から第2経路PT2とへ切り替わっているが、ダウンロードが継続され、ファイル53の2つめがファイル54として通信装置20に格納されている。そして、ステップS24では、ダウンロードが完了し、ファイル53の全てがファイル54として通信装置20に格納されている。
このように、セッションを維持したままで第1経路PT1と第2経路PT2の間での経路の切替を実現することにより、ダウンロードに要する時間が延長される可能性を低くすることができる。さらに、このような経路の切替を能動的に行うことにより、消費電力が少ないという第1通信の特徴と、通信速度が速いという第2通信の特徴とを状況に応じて有効に活用することができる。
図4を参照しながら、通信装置10の構成についてさらに詳細に説明する。図4は、中継機として機能する通信装置10のブロック図である。図4に示すように、通信装置10は、表示部11と、操作部12と、加速度センサ13と、位置検出部14と、バッテリ15と、バッテリ制御部16と、通信部17aと、通信部17bと、通信部17cと、制御部18と、記憶部19とを有する。
表示部11は、利用者に対して情報を表示する。表示部11は、情報を表示するための表示パネルを有する。操作部12は、利用者の操作を受け付ける。操作部12は、操作を受け付けるためのボタン、スイッチ、タッチセンサ等の入力装置を有する。加速度センサ13は、通信装置10に印加される加速度の方向及び大きさを検出する。
位置検出部14は、現在位置を検出する。位置検出部14は、現在位置を検出するために、GPSレシーバのような、衛星を使った測位システムの受信機を備えてもよい。位置検出部14は、通信部17a、通信部17b、又は通信部17cが検出する基地局等の他の通信装置に基づいて現在位置を検出してもよい。
バッテリ15は、通信装置10の各部に電力を供給する。バッテリ制御部16は、状況に応じて、バッテリ15が供給する電力を制御する。さらに、バッテリ制御部16は、バッテリ15の残量を監視して、制御部18に通知する。
通信部17aは、第1通信により他の通信装置と通信する。通信部17bは、第2通信により他の通信装置と通信する。通信部17cは、公衆網2に接続して他の通信装置と通信することを可能にする。通信部17cがサポートする通信方式は、データ通信の両方に用いられる通信方式であってもよいし、データ通信用の通信方式であってもよい。通話とデータ通信の両方に用いられる通信方式には、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等が含まれるが、これらに限定されない。データ通信用の通信方式には、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11等が含まれるが、これらに限定されない。
制御部18は、演算処理装置である。演算処理装置には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等が含まれるが、これらに限定されない。制御部18は、通信装置10の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、制御部18は、記憶部19に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部19に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、制御部18は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部には、例えば、表示部11、バッテリ制御部16、通信部17a、通信部17b、通信部17c等が含まれるが、これらに限定されない。制御部18は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部には、例えば、操作部12、加速度センサ13、位置検出部14、バッテリ制御部16、通信部17a、通信部17b、通信部17c等が含まれるが、これらに限定されない。
記憶部19は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部19は、制御部18の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部19は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでもよい。非一過的な記憶媒体には、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体等が含まれるが、これらに限定されない。記憶部19は、複数の種類の記憶媒体を含んでもよい。記憶部19は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでもよい。記憶部19は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでもよい。
記憶部19は、通信制御プログラム19aと、ペアリング情報19bとを記憶し、バッファ19cを含む。
通信制御プログラム19aは、図1に示した通信制御処理18aを実現するための機能、すなわち、公衆網2と接続して行われる通信を、通信部17aによる第1通信又は通信部17bによる第2通信を介して中継する機能を提供する。具体的には、通信制御プログラム19aが提供する機能には、通信装置10に対して中継を依頼する通信装置を認証する機能、公衆網2側へ送信されるパケットを中継する機能、公衆網2側から送信されるパケットを中継する機能、及び中継に用いる通信を切り替える機能が含まれる。
通信装置10に対して中継を依頼する通信装置を認証する機能によれば、通信装置10に対して中継を依頼する通信装置が予めペアリングされた装置であるか否かが確認される。予めペアリングされた装置であるか否かは、その装置が通信に用いているIDがペアリング情報19bに登録されているか否かに基づいて判定できる。ペアリングとは、通信の実行を許可する装置を対応付ける処理、より具体的には、通信に用いるID等を相手の装置に登録する処理をいう。ここでいうIDとは、例えば、MAC(Media Access Control address)アドレス、SSID(Service Set Identifier)等である。
公衆網2側へ送信されるパケットを中継する機能によれば、通信部17a又は通信部17bにおいて中継用の第1パケットが受信されると、第2パケットが通信部17cから指定された送信先へ送信される。第2パケットは、第1パケットに対して、アドレス部等のヘッダ部の書き換え、形式の変換等の処理が施されたパケットである。
公衆網2側から送信されるパケットを中継する機能によれば、第2パケットに応答して送信された第3パケットが通信部17cにおいて受信されると、第4パケットが、第1パケットの送信元の通信装置に送信される。第4パケットは、第3パケットに対して、アドレス部等のヘッダ部の書き換え、形式の変換等の処理が施されたパケットである。第4パケットは、通信部17a及び通信部17bのうち、第1パケットの送信元の通信装置との通信に用いられている通信部から送信される。
第1パケットの送信元の通信装置との通信に用いられている通信部は、原則として、第1パケットを受信した通信部と同一であるが、中継に用いる通信を切り替える機能によって切り替えられていることがある。中継に用いる通信の切替にともなって第3パケットが消失しないように、第3パケットは、一時的にバッファ19cに記憶される。
中継に用いる通信を切り替える機能によれば、通信装置10に対して中継を依頼した通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能であるか否かが判定される。第1通信及び第2通信の両方が利用可能であるか否かは、第1通信で用いられるID及び第2通信で用いられるIDの両方が、通信装置10に対して中継を依頼した通信装置と対応付けてペアリング情報19bに登録されているか否かに基づいて判定できる。
通信装置10に対して中継を依頼した通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能でない場合には、中継に用いる通信は切り替えられない。通信装置10に対して中継を依頼した通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能な場合、中継に用いる通信は状況に応じて切り替えられる。切り替えは、続行中のセッションが維持されるように行われる。
具体的には、切替がサーバ30から隠蔽されるように制御が行われる。例えば、中継するパケットのヘッダ部の書き換えがNAT(Network Address Translation)テーブル又はNAPT(Network Address Port Translation)に基づいて行われる場合、通信の切替前後で、テーブルの同じエントリを用いて書き換えが行われる。これにより、サーバ30からは、通信の切替前後で、同じ装置と通信しているかのように見えるため、通信の切替にともなってサーバ30によってセッションが切断されることがない。
また、切替が通信装置10の判定に基づいて能動的に行われる場合には、切替の実行に先立って、中継に用いられている通信を通じて、切替を行うことを知らせる切替通知が送信される。このような通知により、通信装置10に対して中継を依頼した通信装置と同期して切替を実行することが可能になり、切替に時間がかかって中継中の情報(パケット)が失われる可能性を低くすることができる。
ペアリング情報19bには、通信装置10とペアリングされている通信装置に関する情報が格納される。図5は、ペアリング情報19bの例を示す図である。図5に示す例において、ペアリング情報19bは、名前、第1ID、及び第2IDという項目を有している。名前の項目には、通信装置を識別するための名前が格納される。第1IDの項目には、第1通信において通信装置を識別するためのIDが格納される。通信装置が第1通信をサポートしていない場合、又は通信装置が第1通信に関して通信装置10とペアリングされていない場合、第1IDの項目は空欄となる。第2IDの項目には、第2通信において通信装置を識別するためのIDが格納される。通信装置が第2通信をサポートしていない場合、又は通信装置が第2通信に関して通信装置10とペアリングされていない場合、第2IDの項目は空欄となる。
図5に示す例では、1行目のデータでは、第1IDの項目及び第2IDの項目の両方にIDが設定されているが、2行目及び3行目のデータでは、第1IDの項目及び第2IDの項目の一方にしかIDが設定されていない。これは、1行目のデータに対応する通信装置から中継を依頼された場合には、状況に応じて第1通信と第2通信との間で、中継に用いる通信を切り替えることができるが、2行目又は3行目のデータに対応する通信装置から中継を依頼された場合には、このような切替を実施できないことを意味している。
ペアリング情報19bの形式及び項目は、図5に示した例に限定されない。例えば、ペアリング情報19bは、第1通信に関する情報と、第2通信に関する情報とが別々のファイルに格納されるように構成されてもよい。この場合、それぞれのファイルに格納されている通信装置の対応が認識可能であればよい。ペアリング情報19bは、パスワード、対応しているプロファイル等の通信に必要な他の情報を格納する項目を有していてもよい。
図6を参照しながら、通信装置20の構成についてさらに詳細に説明する。以下の説明では、既に説明した部分と同様の分部には既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略することがある。図6は、末端機として機能する通信装置20のブロック図である。図6に示すように、通信装置20は、表示部11と、操作部12と、加速度センサ13と、位置検出部14と、バッテリ15と、バッテリ制御部16と、通信部27aと、通信部27bと、制御部28と、記憶部29とを有する。
通信部27aは、第1通信により他の通信装置と通信する。通信部27bは、第2通信により他の通信装置と通信する。
制御部28は、演算処理装置である。制御部28は、通信装置20の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、制御部28は、記憶部29に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部29に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、制御部28は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部には、例えば、表示部11、バッテリ制御部16、通信部27a、通信部27b等が含まれるが、これらに限定されない。制御部28は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部には、例えば、操作部12、加速度センサ13、位置検出部14、バッテリ制御部16、通信部27a、通信部27b等が含まれるが、これらに限定されない。
記憶部29は、アプリケーションプログラム29aと、通信制御プログラム29bと、ペアリング情報29cとを記憶し、バッファ29dを含む。
アプリケーションプログラム29aは、図1に示した適応処理28aを実現するための機能を提供する。アプリケーションプログラム29aは、例えば、ブラウザプログラム、メールプログラム、メディア再生プログラム等に相当する。
通信制御プログラム29bは、図1に示した通信制御処理28bを実現するための機能、すなわち、通信部27aによる第1通信又は通信部27bによる第2通信を介して、公衆網2と接続して行われる通信を他の通信装置に中継させる機能を提供する。具体的には、通信制御プログラム29bが提供する機能には、通信装置20が中継を依頼する通信装置を認証する機能、公衆網2側へパケットを送信する機能、公衆網2側から送信されるパケットを受信する機能、及び中継に用いる通信を切り替える機能が含まれる。
通信装置20が中継を依頼する通信装置を認証する機能によれば、通信装置20が中継を依頼しようとしている通信装置が予めペアリングされた装置であるか否かが確認される。予めペアリングされた装置であるか否かは、その装置が通信に用いているIDがペアリング情報29cに登録されているか否かに基づいて判定できる。
公衆網2側へパケットを送信する機能によれば、適応処理28aにおいて送信すべき第1パケットが生成されると、通信部27a又は通信部27bを介して、通信装置20が中継を依頼している通信装置へ第2パケットが送信される。第2パケットは、第1パケットに対して、アドレス部等のヘッダ部の書き換え、形式の変換等の処理が施されたパケットである。
公衆網2側から送信されるパケットを受信する機能によれば、第2パケットに応答して送信された第3パケットが通信部27a又は通信部27bにおいて受信されると、第4パケットが適応処理28aに渡される。第4パケットは、第3パケットに対して、アドレス部等のヘッダ部の書き換え、形式の変換等の処理が施されたパケットである。第3パケットは、通信部27a及び通信部27bのうち、通信装置20が中継を依頼している通信装置との通信に用いられている通信部で受信される。
通信装置20が中継を依頼している通信装置との通信に用いられている通信部は、原則として、第2パケットを送信した通信部と同一であるが、中継に用いる通信を切り替える機能によって切り替えられていることがある。中継に用いる通信の切替にともなって第1パケットが消失しないように、第1パケットは、一時的にバッファ29dに記憶される。
中継に用いる通信を切り替える機能によれば、通信装置20が中継を依頼している通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能であるか否かが判定される。第1通信及び第2通信の両方が利用可能であるか否かは、第1通信で用いられるID及び第2通信で用いられるIDの両方が、通信装置20が中継を依頼している通信装置と対応付けてペアリング情報29cに登録されているか否かに基づいて判定できる。
通信装置20が中継を依頼している通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能でない場合には、中継に用いる通信は切り替えられない。通信装置20が中継を依頼している通信装置との間で第1通信及び第2通信の両方が利用可能な場合、中継に用いる通信は状況に応じて切り替えられる。切替は、続行中のセッションが維持されるように行われる。
具体的には、切替が適応処理28aから隠蔽されるように制御が行われる。例えば、公衆網2側へ送信されるパケットを通信部27a及び通信部27bのどちらから送信すべきかは、適応処理28aではなく、通信制御処理28bにおいて決定される。例えば、公衆網2側から送信されるパケットは、通信部27a及び通信部27bのどちらで受信されたか分からないように、適応処理28aに渡される。これにより、適応処理28aからは、通信の切替前後で、同じ経路で通信しているかのように見えるため、通信の切替にともなって適応処理28aによってセッションが切断されることがない。
また、切替が通信装置20の判定に基づいて能動的に行われる場合には、切替の実行に先立って、中継に用いられている通信を通じて、切替を行うことを知らせる切替通知が送信される。このような通知により、通信装置20が中継を依頼している通信装置と同期して切替を実行することが可能になり、切替に時間がかかって中継中の情報(パケット)が失われる可能性を低くすることができる。
ペアリング情報29cには、通信装置20とペアリングされている通信装置に関する情報が格納される。図7は、ペアリング情報29cの例を示す図である。図7に示す例において、ペアリング情報29cは、名前、第1ID、及び第2IDという項目を有している。名前の項目には、通信装置を識別するための名前が格納される。第1IDの項目には、第1通信において通信装置を識別するためのIDが格納される。通信装置が第1通信をサポートしていない場合、又は通信装置が第1通信に関して通信装置20とペアリングされていない場合、第1IDの項目は空欄となる。第2IDの項目には、第2通信において通信装置を識別するためのIDが格納される。通信装置が第2通信をサポートしていない場合、又は通信装置が第2通信に関して通信装置20とペアリングされていない場合、第2IDの項目は空欄となる。
図7に示す例では、1行目のデータでは、第1IDの項目及び第2IDの項目の両方にIDが設定されているが、2行目及び3行目のデータでは、第1IDの項目及び第2IDの項目の一方にしかIDが設定されていない。これは、1行目のデータに対応する通信装置に中継を依頼する場合には、状況に応じて第1通信と第2通信との間で、中継に用いる通信を切り替えることができるが、2行目又は3行目のデータに対応する通信装置に中継を依頼する場合には、このような切替を実施できないことを意味している。
ペアリング情報29cの形式及び項目は、図7に示した例に限定されない。例えば、ペアリング情報29cは、第1通信に関する情報と、第2通信に関する情報とが別々のファイルに格納されるように構成されてもよい。この場合、それぞれのファイルに格納されている通信装置の対応が認識可能であればよい。ペアリング情報29cは、パスワード、対応しているプロファイル等の通信に必要な他の情報を格納する項目を有していてもよい。
図8から図10を参照しながら、通信システム1の動作についてより詳細に説明する。図8は、通信システム1の動作の例を示すシーケンス図である。図9は、中継に用いる通信を切り替える切替処理の例を示すフローチャートである。図10は、中継に用いる通信を切り替えるべきかを判定する切替判定処理の例を示すフローチャートである。
図8に示すように、データ通信は、ステップS31として、通信装置20が要求を含むパケットを送信することから開始される。パケットは、通信装置10がステップS32として実行する通信処理によって、サーバ30へ送信される。通信装置10による通信処理は、セッションによってダウンロードが終了するまで実行される。サーバ30は、要求に応じた処理を実行し、要求に対応する応答を含むパケットを送信する。パケットは、通信装置10によって中継され、ステップS33として、通信装置20によって受信される。
こうして、要求の送信と応答の受信とが繰り返された後、ステップS38として、最後の要求を含むパケットが通信装置20から送信され、ステップS39として、その応答を含むパケットが通信装置20に受信されたときにデータ通信が完了する。
上記のセッションにおいて、通信装置10と通信装置20の間では、通信データの中継に用いる通信が状況に応じて切り替えられる。通信の切替は、図9に示す切替処理によって行われる。通信装置10の制御部18は、通信装置10が他の通信装置から通信の中継を依頼されている間、通信制御プログラム19aに基づいて、図9に示す切替処理を繰り返して実行する。通信装置20の制御部28は、通信装置20が他の通信装置に通信の中継を依頼している間、通信制御プログラム29bに基づいて、図9に示す切替処理を繰り返して実行する。通信の切替が頻繁に行われることは好ましくない場合もあるため、切替処理は、所定のインターバルを設けて繰り返されてもよい。
図9に示す切替処理は、通信装置10又は通信装置20のいずれか一方のみで実行されてもよい。以下では、通信装置10によって実行される場合を例として用いて、切替処理及び切替判定処理について説明する。
制御部18は、ステップS101として、中継の相手の装置から切替通知を受信したかを判定する。切替通知を受信した場合(ステップS101,Yes)、制御部18は、ステップS102へ進む。制御部18は、ステップS102として、中継の相手の装置との間で、現在中継に用いている通信とは別の通信で中継を実行できるかを判定する。換言すると、制御部18は、中継の相手の装置との間で、第1通信と第2通信の両方で中継を実行できるかを判定する。
別の通信で中継を実行できる場合(ステップS102,Yes)、制御部18は、ステップS109へ進む。制御部18は、ステップS109として、セッションを切断することなく、中継に用いる通信を切り替える。例えば、第1通信を用いて中継を行っている場合、中継に用いる通信が第2通信に切り替えられる。第2通信を用いて中継を行っている場合、中継に用いる通信が第1通信に切り替えられる。別の通信で中継を実行できない場合(ステップS102,No)、ステップS109は実行されない。
中継に用いる通信を切り替える場合、切替によって中継に使われなくなった通信に対応する通信部を停止させるか、消費電力が少ないモードに移行させることが好ましい。これによって、通信装置が複数の通信部を備えることに起因する消費電力の増大を抑制(低減)することができる。
ステップS101で切替通知を受信していない場合(ステップS101,No)、制御部18は、ステップS103へ進む。制御部18は、ステップS103として、中継に用いている通信が何らかの理由により切断したかを判定する。中継に用いている通信が切断している場合(ステップS103,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS102以降の処理を実行する。中継に用いている通信が切断していない場合(ステップS103,No)、制御部18は、ステップS104へ進む。
制御部18は、ステップS104として、中継に用いている通信が不安定かを判定する。通信が不安定であるか否かは、例えば、電波の強度、電波の品質、エラー率の高さ等に基づいて判定される。中継に用いている通信が不安定な場合(ステップS104,Yes)、制御部18は、ステップS107へ進む。制御部18は、ステップS107として、中継の相手の装置との間で、現在中継に用いている通信とは別の通信で中継を実行できるかを判定する。換言すると、制御部18は、中継の相手の装置との間で、第1通信と第2通信の両方で中継を実行できるかを判定する。
別の通信で中継を実行できる場合(ステップS107,Yes)、制御部18は、ステップS108へ進む。制御部18は、ステップS108として、現在中継に用いている通信を介して、中継の相手の装置へ切替通知を送信する。その後、制御部18は、既に説明したステップS109の処理を実行する。別の通信で中継を実行できない場合(ステップS107,No)、ステップS108及びステップS109は実行されない。
ステップS104で中継に用いている通信が不安定でない場合(ステップS104,No)、制御部18は、ステップS105へ進む。制御部18は、ステップS105として、後述する切替判定処理を実行する。切替判定処理では、能動的に通信を切り替えるべきか否かの判定が行われる。切替が必要と判定された場合(ステップS106,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS107以降の処理を実行する。切替が必要と判定されなかった場合(ステップS106,No)、ステップS107以降の処理は実行されない。
図10に示すように、切替判定処理において、制御部18は、ステップS201において、通信装置20で所定のアプリケーションプログラムが起動されたかを判定する。所定のアプリケーションプログラムは、例えば、大量の情報を送受信する処理を実行するためのプログラム、又は情報を高速に送受信する必要がある処理を実行するためのプログラムである。
切替判定処理が通信装置10で実行されている場合、通信装置20で所定のアプリケーションプログラムが起動されたかは、例えば、通信装置20から受信するパケットを解析することによって判定することができる。より具体的には、通信装置20から受信するパケットがIPパケット又はこれを変換したパケットである場合、ポート番号の値を参照することによって、通信装置20でどのようなプログラムが実行されているかを判定することができる。
通信装置20で所定のアプリケーションプログラムが起動された場合(ステップS201,Yes)、制御部18は、ステップS202へ進む。制御部18は、ステップS202として、第1通信で中継が行われているかを判定する。本実施形態において、第1通信は通信速度が比較的遅い通信である。
第1通信で中継が行われている場合(ステップS202,Yes)、制御部18は、ステップS203へ進む。制御部18は、ステップS203として、中継に用いる通信の切替が必要と判定する。すなわち、制御部18は、より高速に通信が可能な通信によって中継を行うべきであると判定する。第1通信で中継が行われていない場合(ステップS202,No)、切替が必要とは判定されない。
通信装置20で所定のアプリケーションプログラムが起動されていない場合(ステップS201,No)、制御部18は、ステップS204へ進む。制御部18は、ステップS204として、中継の通信量が多いかを判定する。中継の通信量が多いか否かは、例えば、閾値を用いて判定される。中継の通信量が多い場合(ステップS204,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS202以降の処理を実行する。これにより、大量の情報の送受信に適した通信で中継が行われる可能性を高くすることができる。
中継の通信量が多くない場合(ステップS204,No)、制御部18は、ステップS205へ進む。制御部18は、ステップS205として、予め登録された場所から所定の範囲に入ったかを判定する。予め登録された場所は、通信装置10が公衆網2と接続するためにより高速な通信手段が利用できる場所である。例えば、光回線に接続された無線通信のアクセスポイントが存在する自宅又は職場が、予め登録される。この場合、予め登録された場所から所定の範囲は、アクセスポイントが利用できる範囲である。予め登録された場所から所定の範囲に入ったかは、例えば、位置検出部14を用いて判定することができる。
予め登録された場所から所定の範囲に入った場合(ステップS205,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS202以降の処理を実行する。これにより、公衆網2との高速な通信に応じて、中継も高速に実行することができる可能性を高くすることができる。
予め登録された場所から所定の範囲に入っていない場合(ステップS205,No)、制御部18は、ステップS206へ進む。制御部18は、ステップS206として、バッテリ15の残量が少ないかを判定する。バッテリ15の残量が少ないか否かは、例えば、バッテリ制御部16から通知される値と閾値を比較して判定される。バッテリ15の残量が少ない場合(ステップS206,Yes)、制御部18は、ステップS207へ進む。
制御部18は、ステップS207として、第2通信で中継が行われているかを判定する。本実施形態において、第2通信は消費電力が比較的多い通信である。
第2通信で中継が行われている場合(ステップS207,Yes)、制御部18は、ステップS208へ進む。制御部18は、ステップS208として、中継に用いる通信の切替が必要と判定する。すなわち、制御部18は、より消費電力が少ない通信によって中継を行うべきであると判定する。第2通信で中継が行われていない場合(ステップS207,No)、切替が必要とは判定されない。
バッテリ15の残量が少なくない場合(ステップS206,No)、制御部18は、ステップS209へ進む。制御部18は、ステップS209として、中継の通信量が少ないかを判定する。中継の通信量が少ないか否かは、例えば、閾値を用いて判定される。中継の通信量が少ないか否かを判定するための閾値は、中継の通信量が多いか否かを判定するための閾値と同じであってもよいし、中継の通信量が多いか否かを判定するための閾値よりも低く設定された閾値であってもよい。中継の通信量が少ない場合(ステップS209,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS207以降の処理を実行する。これにより、必要な通信量に合わせて、消費電力を節約できる可能性を高くすることができる。
中継の通信量が少なくない場合(ステップS209,No)、制御部18は、ステップS210へ進む。制御部18は、ステップS210として、予め登録された場所から所定の範囲外へ出たかを判定する。予め登録された場所は、既に説明したように、通信装置10が公衆網2と接続するためにより高速な通信手段が利用できる場所である。
予め登録された場所から所定の範囲外へ出た場合(ステップS210,Yes)、制御部18は、既に説明したステップS202以降の処理を実行する。これにより、公衆網2との高速な通信が不能になったことに合わせて、消費電力を節約できる可能性を高くすることができる。予め登録された場所から所定の範囲外へ出ていない場合(ステップS210,No)、切替が必要とは判定されない。
本出願の開示する実施形態は、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変更することができる。さらに、本出願の開示する実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。
例えば、図4及び図6に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
上記の実施形態では、第1通信及び第2通信、すなわち、他の装置と直接通信することを可能にする通信の例として、Bluetooth及びWi−Fiについて説明したが、第1通信及び第2通信は、これらに限定されない。第1通信及び第2通信は、他の装置と直接通信することを可能にする他の近距離通信であってもよい。近距離通信には、例えば、可視光通信、赤外線通信、ZigBee等が含まれるが、これらに限定されない。第1通信と第2通信との間で中継に用いられる通信を切り替える条件は、第1通信に適用される通信規格及び第2通信に適用される通信規格の特徴に応じて変更してよい。
通信装置10及び通信装置20は、中継のために、3種類以上の通信規格の通信を切り替えて利用するように構成されてもよい。
第1通信と第2通信との間で中継に用いられる通信を切り替える条件は、上記の例に限定されない。例えば、自宅のAPを利用できなくなった場合にWi−Fiを自動的に停止させるために加速度センサによって移動が検出されたらWi−Fiを停止させる機能を通信装置が備えている場合、この機能が有効化されており、加速度センサによって移動が検出されたら、Wi−Fiが停止される前に、中継に用いられる通信をWi−Fiから他の通信に切り替えてもよい。
上記の実施形態では、通信装置10が中継機として機能し、通信装置20が末端機として機能する例について説明したが、通信装置10及び通信装置20は、設定に応じて中継機及び末端機のいずれとしても機能するように構成されてもよい。
通信装置10及び通信装置20は、両方が携帯通信装置であってもよいし、一方が携帯通信装置で他方が据え置き型の通信装置であってもよい。携帯通信装置には、例えば、スマートフォン、モバイルフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機が含まれるが、これらに限定されない。通信装置10は、モバイルルータであってもよい。据え置き型の通信装置には、例えば、デスクトップパソコン、自動預入支払機(ATM)、及びテレビ受像器が含まれるが、これらに限定されない。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
1 通信システム
2 公衆網
10、20 通信装置
11 表示部
12 操作部
13 加速度センサ
14 位置検出部
15 バッテリ
16 バッテリ制御部
17a〜17c、27a、27b 通信部
18、28 制御部
19、29 記憶部
19a、29b 通信制御プログラム
19b、29c ペアリング情報
19c、29d バッファ
29a アプリケーションプログラム
30 サーバ
40 基地局

Claims (5)

  1. 他の機器と消費電力の少ない第1通信で直接通信する第1通信部と、
    前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる消費電力の多い第2通信で直接通信する第2通信部と、
    公衆網に接続して通信する第3通信部と、
    前記他の機器からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って当該他の機器に中継する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記通信データのダウンロードが開始され、バッテリーの残量に応じて前記第1通信と前記第2通信とを切り替えると、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記通信データのダウンロードを継続する通信装置。
  2. 公衆網に接続して通信する他の機器と消費電力の少ない第1通信で直接通信する第4通信部と、
    前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる消費電力の多い第2通信で直接通信する第5通信部と、
    自機の要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って前記他の機器に中継させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記通信データのダウンロードが開始され、バッテリーの残量に応じて前記第1通信と前記第2通信とを切り替えると、前記公衆網とのセッションを前記他の機器に維持させたまま、前記通信データのダウンロードを継続する通信装置。
  3. 公衆網と通信可能な中継機と当該中継機と通信可能な末端機とを含む通信システムであって、
    前記中継機は、
    前記末端機と消費電力の少ない第1通信で直接通信する第1通信部と、
    前記末端機と前記第1通信と規格が異なる消費電力の多い第2通信で直接通信する第2通信部と、
    前記公衆網に接続して通信する第3通信部と、を備え、
    前記末端機は、
    前記中継機と前記第1通信で直接通信する第4通信部と、
    前記中継機と前記第2通信で直接通信する第5通信部と、を備え、
    前記中継機は、前記末端機からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って前記末端機に中継してダウンロードを開始しているときに、バッテリーの残量に応じて前記第1通信と前記第2通信とを切り替えると、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記通信データのダウンロードを継続する通信システム。
  4. 公衆網と通信可能な中継機と当該中継機と通信可能な末端機によって実行される通信制御方法であって、
    前記中継機が、前記末端機からの要求に基づく前記公衆網との通信データを消費電力の少ない第1通信または前記第1通信とは規格が異なる消費電力の多い第2通信を使って前記末端機に中継してダウンロードを開始するステップと、
    前記中継機が、バッテリーの残量に応じて前記第1通信と前記第2通信とを切り替えると、前記公衆網とのセッションを前記中継機に維持させたまま、前記通信データのダウンロードを継続するステップと
    を含む通信制御方法。
  5. 他の機器と消費電力の少ない第1通信で直接通信する第1通信部と、
    前記他の機器と前記第1通信と規格の異なる消費電力の多い第2通信で直接通信する第2通信部と、
    公衆網に接続して通信する第3通信部と、を備える通信装置に、
    前記他の機器からの要求に基づく前記公衆網との通信データを前記第1通信または前記第2通信を使って当該他の機器に中継してダウンロードを開始するステップと、
    バッテリーの残量に応じて前記第1通信と前記第2通信とを切り替えると、前記第3通信部による前記公衆網とのセッションを維持したまま、前記通信データのダウンロードを継続するステップと、
    を実行させる通信制御プログラム。
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