JP6507278B2 - レーザ切断装置 - Google Patents

レーザ切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6507278B2
JP6507278B2 JP2018026478A JP2018026478A JP6507278B2 JP 6507278 B2 JP6507278 B2 JP 6507278B2 JP 2018026478 A JP2018026478 A JP 2018026478A JP 2018026478 A JP2018026478 A JP 2018026478A JP 6507278 B2 JP6507278 B2 JP 6507278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
laser
head
laser light
focal position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018026478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018086683A (ja
Inventor
呉屋 真之
真之 呉屋
雅人 木ノ内
雅人 木ノ内
渡辺 俊哉
俊哉 渡辺
石出 孝
孝 石出
赤羽 崇
崇 赤羽
真 大平
真 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2018026478A priority Critical patent/JP6507278B2/ja
Publication of JP2018086683A publication Critical patent/JP2018086683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507278B2 publication Critical patent/JP6507278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザ切断装置に関するもので、レーザ光を用いて構造物や建造物を切断するレーザ切断装置に関する。
原子炉や橋梁等の構造物や建造物は、鋼材やコンクリート等を取り扱い易い長さや大きさに切断し、解体することが検討されている。切断に際しては取り扱いが容易なレーザ切断装置等が用いられるが、従来のレーザ切断装置はレーザ光を出射するヘッドから遠く離れた鋼材やコンクリート等を切断することができない(例えば、特許文献1参照)。このため、従来のレーザ切断装置を用いて構造物や建造物を解体する場合には、レーザ切断装置をクレーンで吊り下げて構造物や建造物に近づけたり、レーザ切断装置を自走式の走行装置に取り付けて構造物や建造物に近づけたり、することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、従来のレーザ切断装置よりも出力を大きくできれば、ヘッドから焦点位置までの距離を長くしても切断エネルギーが得られるので、ヘッドから数メートル離れた鋼材やコンクリート等を取り扱い易い長さや大きさに切断することができる。
特許第2846297号公報 特開平8−262190号公報
しかしながら、従来のレーザ切断装置よりも出力を大きくしただけでは、ヘッドから焦点位置までの距離が変わらないので、鋼材やコンクリート等を切断するたびにヘッドを移動させ、ヘッドから切断する鋼材やコンクリート等までの距離を一定に保つ必要がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ヘッドから出射されるレーザ光の焦点位置を任意に変更できるレーザ切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、レーザ光を発振するレーザ発振器と、前記レーザ発振器から発振されたレーザ光が伝播する光ファイバと、前記光ファイバから入射したレーザ光を切断対象物に出射するヘッドと、を備えたレーザ切断装置であって、前記ヘッドは、出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系を有することを特徴とする。
本発明は、出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系を有するので、ヘッドから出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更できる。これにより、本発明に係るレーザ切断装置を用いて構造物や建造物を解体する場合にも、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置を移動させる必要がない。
本発明の一態様では、前記焦点位置変更光学系は、前記ヘッドの出射側に固定され、前記ヘッドから出射されるレーザ光を集光する集光レンズと、前記ヘッドの入射側に設けられ、前記光ファイバから出射されたレーザ光を受け入れる第1のレンズと、前記集光レンズと前記第1のレンズとの間に移動可能に設けられ、前記第1のレンズととともに前記集光レンズの焦点位置を変更する第2のレンズと、を含むことが好ましい。
このようにすれば、第1のレンズとともに第2のレンズが集光レンズの焦点位置を任意に変更できる。これにより、鋼材や建造物を解体する場合にも、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置を移動させる必要がない。
本発明の一態様では、前記第1のレンズは、前記ヘッドの入射側に固定されることが好ましい。
このようにすれば、第2のレンズを移動させるだけで、集光レンズの焦点位置を任意に変更できる。
本発明の一態様では、前記第1のレンズは、前記ヘッドの入射側において移動可能であって、前記第2のレンズは、前記第1のレンズと所定の関係を有し、移動することがこのましい。
このようにすれば、第1のレンズと第2のレンズとが所定の関係を有して移動し、第1のレンズとともに第2のレンズが集光レンズの焦点位置を任意に変更できる。
また、本発明の一態様では、前記レーザ発振器は、マルチモードのレーザ光を発振することが好ましい。
このようにすれば、レーザ発振器は、マルチモードのレーザ光を発振するので、必要なレーザ光強度を容易に得ることができる。これにより、任意の位置で必要なレーザ光強度を得ることができる。
また、本発明の一態様では、前記第2のレンズを保持するホルダを備え、前記ホルダは、前記第2のレンズのまわりを冷媒が流れる流路を有することが好ましい。
このようにすれば、集光レンズと第1のレンズとの間に設けられた第2のレンズを冷却することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ヘッドから出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更できる。これにより、本発明に係るレーザ切断装置を用いて構造物や建造物を解体する場合には、鋼材やコンクリートを切断するたびにヘッドを移動させる必要がない。
本発明の実施の形態であるレーザ加工装置の概要を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るヘッドの構成を示す模式図である。 図2に示した焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。 図3に示したレンズホルダの構造を示す縦断面図である。 図3に示したレンズホルダのV−V横断面図である。 本発明の実施の形態2に係るヘッドの構成を示す図である。 図6に示した焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るレーザ切断装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態であるレーザ切断装置の概要を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態であるレーザ切断装置2は、レーザ光を出射するヘッド3から数メートル離れた対象物を切断するためのもので、ヘッド3から出射されるレーザ光Lの焦点位置を任意に変更可能である。
図1に示すように、本発明の実施の形態であるレーザ切断装置2は、自走式の走行装置11に搭載され、レーザ光Lの出射に適した位置に移動可能である。レーザ切断装置2は、レーザ発振器21、制御装置22、光ファイバ23、ヘッド3を備えている。
レーザ発振器21は、レーザ光Lを発振するためのものである。レーザ光Lには、強度分布が中心で大きく周辺で確率分布的に小さくなるシングルモードと、これ以外のマルチモードとがある。本実施の形態に係るレーザ発振器21は、コストに優れたマルチモードのレーザ光Lを発振するものを用いるが、マルチモードのレーザ光Lを発振するものに限られるものではなく、シングルモードのレーザ光を発振するものであってもよい。また、レーザ発振器21は、切断対象物、ヘッド3から切断対象物(焦点位置)までの距離により任意のものが選択される。具体的には、切断対象物T1,T2の種別、ヘッド3から切断対象物T1,T2までの距離により、発振するレーザ光Lの波長、最大出力、パルス幅、発振モード(連続波、パルス波の別)等、好適なものが選択される。例えば、近時では、最大出力が100kwのレーザ発振器も選択可能である。
制御装置22は、レーザ発振器21を統括的に制御するためのもので、選択されたレーザ発振器21において、波長、出力、パルス幅、発振モード等を調整可能な範囲で制御する。
光ファイバ23は、レーザ発振器21から発振されたレーザ光Lを伝播するためのもので、本実施の形態では、レーザ発振器21から発振されたレーザ光Lをヘッド3に伝播する。
ヘッド3は、光ファイバ23を通り伝播されたレーザ光Lを鋼材やコンクリート等の切断対象物T1,T2に集光するためのものである。
[実施の形態1]
図2は、本発明の実施の形態1に係るヘッドの構成を示す模式図であり、図3は、図2に示した焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。また、図4及び図5は、図3に示したレンズホルダの構造を示す断面図である。
図2及び図3に示すように、本発明の実施の形態1に係るヘッド3は、円筒状に形成され、その内部に焦点位置変更光学系4を有している。焦点位置変更光学系4は、ヘッド3から出射されたレーザ光の焦点位置を任意に変更するためのもので、図3に示すように、集光レンズ(群)41、第1のレンズ(群)42、第2のレンズ(群)43で構成されている。
図2及び図3に示すように、集光レンズ41は、ヘッド3の出射側に固定されるレンズであって、ヘッド3から出射されるレーザ光Lを集光するためのものである。集光レンズ41は、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上に位置するように固定されている。図3に示すように、本発明の実施の形態1に係る集光レンズ41は、メニスカスレンズ411と両凸レンズ412とが組み合わせて構成されている。メニスカスレンズ411と両凸レンズ412とでは、メニスカスレンズ411がレーザ光Lの入射側に配置され、両凸レンズ412がレーザ光Lの出射側に配置されている。メニスカスレンズ411は、凸側が両凸レンズ412に対向し、メニスカスレンズ411には凹側からレーザ光Lが入射する。両凸レンズ412は、曲率半径が大きい側がメニスカスレンズ411に対向し、両凸レンズ412には曲率半径が大きい側からレーザ光Lが入射する。
図2及び図3に示すように、第1のレンズ42は、ヘッド3の入射側に固定されるレンズであって、光ファイバ23から出射されたレーザ光Lを受け入れるためのものである。第1のレンズ42は、集光レンズ41と同様に、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上に位置するように固定されている。図3に示すように、本発明の実施の形態1に係る第1のレンズ42は、収差の低減を目的として、二枚の平凸レンズ421,422を組み合わせて構成されている。ここで、レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ421は、凸側が出射側となる平凸レンズ422に対向する。これにより、レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ421には平側からレーザ光Lが入射する。また、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ422は、凸側が入射側となる平凸レンズ421に対向する。これにより、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ422には凸側からレーザ光Lが入射する。
第2のレンズ43は、集光レンズ41と第1のレンズ42との間を移動可能なレンズであって、上述した第1のレンズ42とともに、集光レンズ41の焦点位置を変更するものである。第2のレンズ43は、後述する移動モジュール5により、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上を移動する。本発明の実施の形態1に係る第2のレンズ43は、メニスカスレンズ431と両凹レンズ432を組み合わせて構成されている。メニスカスレンズ431と両凹レンズ432とでは、メニスカスレンズ431がレーザ光Lの入射側に配置され、両凹レンズ432がレーザ光Lの出射側に配置されている。メニスカスレンズ431は、凸側が両凹レンズ432に対向し、メニスカスレンズ431には凹側からレーザ光Lが入射する。両凹レンズ432は、曲率半径が小さい側がメニスカスレンズ431に対向し、両凹レンズ432には曲率半径が小さい側からレーザ光Lが入射する。
第2のレンズ43は、移動モジュール5に内蔵され、上述したように、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上を移動する。移動モジュール5は、溝付固定内筒51、レンズホルダ52、溝付外筒53により構成される。
溝付固定内筒51は、ヘッド3に内蔵された円筒状のガイド部材であって、その中心を通る軸線はヘッド3の中心を通る軸線と一致する。溝付固定内筒51には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対の案内溝511が設けられている。そして、案内溝511は、溝付固定内筒51の中心を通る軸線と平行をなす。
レンズホルダ52は、第2のレンズ43を保持するためのもので、円筒状に形成されている。レンズホルダ52は、溝付固定内筒51に摺動可能に嵌め込まれ、その中心を通る軸線は溝付固定内筒51の中心を通る軸線と一致する。これにより、レンズホルダ52の中心を通る軸線はヘッド3の中心を通る軸線とも一致する。また、レンズホルダ52の外周には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対のガイドピン521が設けられている。ガイドピン521は、上述した溝付固定内筒51に設けられた案内溝511に挿通され、レンズホルダ52は溝付固定内筒51の中心を通る軸線方向に沿ってガイドされる。
図4及び図5に示すように、レンズホルダ52には第2のレンズ43が嵌め込まれ、Oリング522,523によりシールされている。そして、第2のレンズ43の中心を通る光軸はレンズホルダ52の中心を通る軸線と一致する。これにより、第2のレンズ43の中心を通る光軸は、溝付固定内筒51の中心を通る軸線及びヘッド3の中心を通る軸線と一致し、集光レンズ41の光軸及び第1のレンズ42の光軸とも一致する。
具体的には、第2のレンズ43を構成するメニスカスレンズ431と両凹レンズ432とが嵌め込まれ、Oリング522,523によりシールされている。メニスカスレンズ431、両凹レンズ432のそれぞれの中心を通る光軸はレンズホルダ52の中心を通る軸線と一致する。これにより、メニスカスレンズ431と両凹レンズ432の中心を通る光軸は、集光レンズ41の光軸及び第1のレンズ42の光軸とも一致する。
また、図4及び図5に示すように、第2のレンズ43を構成するメニスカスレンズ431と両凹レンズ432のまわりには流路525が設けられている。流路525は、第2のレンズ43を冷却するためのもので、図5に示すように、一対のガイドピン521の一方に流路525に連通する供給口526が設けられ、他方に流路525に連通する排出口527が設けられている。これにより、溝付固定内筒51の外からガイドピン521に設けられた供給口526を通り、流路525に冷媒(例えば、冷却水)が供給され、流路525からガイドピン521に設けられた排出口527を通り、溝付固定内筒51の外に冷媒が排出される。このようにして、レーザ光Lの集光により加熱された第2のレンズ43は冷却される。
溝付外筒53は、第2のレンズ43をレーザ光Lの光軸方向に沿って移動させるためのもので、図2に示すように、溝付固定内筒51が嵌る円筒状に形成されている。溝付外筒53は、溝付固定内筒51の外周に対して回転可能、かつ、レーザ光Lの光軸方向に移動不能に取り付けられている。
溝付外筒53には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対の作動溝531が設けられている。作動溝531は、螺旋状に形成され、それぞれには上述した一対のガイドピン521がそれぞれ挿通されている。これにより、レンズホルダ52に設けられた一対のガイドピン521は、溝付固定内筒51に設けられた案内溝511、溝付外筒53に設けられた作動溝531に拘束され、溝付外筒53を回転させると、一対のガイドピン521が拘束されたレンズホルダ52がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。これにより、第2のレンズ43がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。
例えば、図2に示す例において、溝付外筒53を時計まわりに回転させると、第2のレンズ43が集光レンズ41に近づき、集光レンズ41から出射されるレーザ光Lの焦点位置が奥側に遠ざかる。一方、溝付外筒53を反時計まわりに回転させると、第2のレンズ43が第1のレンズ42に近づき、集光レンズ41から出射されるレーザ光Lの焦点位置が手前側に近づく。
溝付外筒53は、手動操作することにより、時計まわりあるいは反時計まわりに回転させるものとしてもよいが、溝付外筒を回転させるモータ等の駆動源を設け、上述した制御装置22からの指令により回転させるものとしてもよい。
上述した本発明の実施の形態1であるレーザ切断装置2は、光ファイバ23の出射端から出射されたレーザ光Lが広がりながら第1のレンズ42に入射する。そして、第1のレンズ42を通過したレーザ光Lは狭まりながら第2のレンズ43に入射する。そして、集光レンズ41を通過したレーザ光Lは狭まりながら焦点位置(例えば、図1においてT1)で集光される。
この状態からレーザ光Lの焦点位置を奥側に遠ざける場合には、図2において、溝付外筒53を時計まわりに回転させる。このように溝付外筒53を時計まわりに回転させると、第2のレンズ43が集光レンズ41に近づき、集光レンズ41を通過したレーザ光Lは、上述した焦点位置(例えば、図1においてT1)よりも奥側(例えば、図1においてT2)で集光される。これにより、焦点位置は、奥側に遠ざかる。
一方、この状態からレーザ光Lの焦点位置を手前側に近づける場合には、図2において、溝付外筒53を反時計まわりに回転させる。このように溝付外筒53を反時計まわりに回転させると、第2のレンズ43が第1のレンズ42に近づき、集光レンズ41を通過したレーザ光Lは、上述した焦点位置(例えば、図1においてT2)よりも手前側(例えば、図2においてT1)で集光される。これにより、焦点位置は、手前側に近づく。
上述した本発明の実施の形態1であるレーザ切断装置2は、出射するレーザ光Lの焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系4を有するので、ヘッド3から出射するレーザ光Lの焦点位置を任意に変更できる。これにより、本発明の実施の形態1であるレーザ切断装置2を用いて構造物や建造物を解体する場合にも、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置2を移動させる必要がない。
また、本発明の実施の形態1に係る焦点位置変更光学系4は、第1のレンズ42とともに第2のレンズ43が集光レンズ41の焦点位置を任意に変更できる。これにより、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置2を移動させる必要がない。
また、本発明の実施の形態1に係るレーザ発振器21は、マルチモードのレーザ光Lを発振するので、必要なレーザ光強度を容易に得ることができる。これにより、任意の位置で必要なレーザ光強度を得ることができる。
また、本発明の実施の形態1に係るレンズホルダ52は、第2のレンズ43のまわりに冷媒が流れる流路525を有するので、集光レンズ41と第1のレンズ42との間に設けられ、レーザ光Lの集光により加熱された第2のレンズ43は効率的に冷却される。
尚、上述した本発明の実施の形態1に係る焦点位置変更光学系4は、集光レンズ41、第1のレンズ42、第2のレンズ43をそれぞれ二枚のレンズで構成したが、これに限られるものはなく、それぞれのレンズをさらに多数枚化し、それぞれの機能を持たせることも可能である。
また、上述した焦点位置変更光学系4において、第2のレンズ43を保持するレンズホルダ52に冷媒が流れる流路525を設け、第2のレンズ43を冷却するものとしたが、集光レンズ41、第1のレンズ42のまわりにも冷媒が流れる流路を設け、集光レンズ41、第1のレンズ42をも冷却するものとしてもよい。
また、上述した移動モジュール5は、溝付固定内筒51、レンズホルダ52、溝付外筒53で構成したが、これに限られるものではなく、例えば、レンズホルダ52に、リニアガイド、ボールねじを組み合わせたもので構成してもよい。この構成において、レンズホルダ52は、リニアガイドにガイドされ、レーザ光Lの光軸方向に移動可能となり、さらに、ボールねじに送られて、レーザ光Lの光軸方向に移動する。また、ボールねじを時計まわりあるいは反時計まわりに回転させるモータ等の駆動源を設け、上述した制御装置22からの指令により回転させるものとしてもよい。
また、切断対象物T1,T2までの距離を計測する距離計等の距離計測手段を設け、切断対象物T1,T2までの距離を計測し、計測結果に基づいてレーザ光Lの焦点位置を変更するものとしてもよい。
さらに、レーザ光Lが集光した切断対象物T1,T2にアシストガスを噴射するアシストガス噴射手段を設け、レーザ光Lで切断対象物T1,T2を切断する際にアシストガスを噴射し、切断をアシストするものとしてもよい。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係るヘッドの構成を示す図であり、図7は、図6に示した焦点位置変更光学系を説明するための模式図である。
図6及び図7に示すように、本発明の実施の形態2に係るヘッド3は、円筒状に形成され、その内部に焦点位置変更光学系6を有している。焦点位置変更光学系6は、ヘッド3から出射されたレーザ光Lの焦点位置を任意に変更するためのもので、図7に示すように、集光レンズ(群)61、第1のレンズ(群)62、第2のレンズ63で構成されている。
図6及び図7に示すように、集光レンズ61は、ヘッド3の出射側に固定されるレンズであって、ヘッド3から出射されるレーザ光Lを集光するためのものである。集光レンズ61は、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上に位置するように固定されている。図7に示すように、本発明の実施の形態2に係る集光レンズ61は、焦点距離の長い二枚の平凸レンズ611,612を組み合わせて構成されている。ここで、レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ611は、凸側が出射側となる平凸レンズ612に対向する。これにより、レーザ光Lの入射側となる平凸レンズ611には平側からレーザ光Lが入射する。また、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ612は、平側が入射側となる平凸レンズ611に対向する。これにより、レーザ光Lの出射側となる平凸レンズ611には平側からレーザ光Lが入射する。
図6及び図7に示すように、第1のレンズ62は、ヘッド3の入射側で移動可能なレンズであって、光ファイバ23から出射されたレーザ光Lを受け入れるためのものである。第1のレンズ62は、後述する移動モジュール7により、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上を移動する。図7に示すように、本発明の実施の形態2に係る第1のレンズ62は、収差の低減を目的として、平凸レンズ621と両凸レンズ622の二つを組み合わせて構成されている。平凸レンズ621と両凸レンズ622とでは、平凸レンズ621がレーザ光Lの入射側に配置され、両凸レンズ622がレーザ光Lの出射側に配置されている。平凸レンズ621は、凸側が両凸レンズ622に対向し、平凸レンズ621には平側からレーザ光Lが入射する。一方、両凸レンズ622は、入射側と出射側とが略同一形状を有し、入射側から入射された光は出射側で集光される。
第2のレンズ63は、集光レンズ61と第1のレンズ62との間を移動可能なレンズであって、上述した第1のレンズ62とともに、集光レンズ61の焦点位置を変更するものである。第2のレンズ63は、上述した第1のレンズ62と同様、後述する移動モジュール7により、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上を移動する。本発明の実施の形態2に係る第2のレンズ63は、平凹レンズ631で構成される。平凹レンズ631は、凹側がレーザ光Lの入射側を向く。これにより、平凹レンズ631には凹側からレーザ光Lが入射する。
第1のレンズ62と第2のレンズ63は、移動モジュール7に内蔵され、上述したように、その光軸がヘッド3の中心を通る軸線上を移動する。移動モジュール7は、溝付固定内筒71、第1のレンズホルダ72、第2のレンズホルダ73、溝付外筒74により構成される。
溝付固定内筒71は、ヘッド3に内蔵された円筒状のガイド部材であって、その中心を通る軸線は、ヘッド3の中心を通る軸線と一致する。溝付固定内筒71には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対の案内溝711が設けられている。そして、案内溝711は、溝付固定内筒71の中心を通る軸線と平行をなす。
第1のレンズホルダ72は、第1のレンズ62を保持するためのもので、円筒状に形成されている。第1のレンズホルダ72は、溝付固定内筒71に摺動可能に嵌め込まれ、その中心を通る軸線は溝付固定内筒71の軸線と一致する。これにより、第1のレンズホルダ72の中心を通る軸線は、ヘッド3の中心を通る軸線とも一致する。また、第1のレンズホルダ72の外周には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対のガイドピン721が設けられている。ガイドピン721は、上述した溝付固定内筒に設けられた案内溝711に挿通され、第1のレンズホルダ72は溝付固定内筒71の中心を通る軸線に沿ってガイドされる。
上述した本発明の実施の形態1に係るレンズホルダ52と同様、第1のレンズホルダ72には、第1のレンズ62が嵌め込まれ、その中心を通る光軸は第1のレンズホルダ72の中心を通る軸線と一致する。これにより、第1のレンズ62の中心を通る光軸は、溝付固定内筒71の中心を通る軸線と位置し、集光レンズ61の光軸とも一致する。
具体的には、第1のレンズ62を構成する平凸レンズ621と両凸レンズ622とが嵌め込まれ、それぞれの中心を通る光軸は第1のレンズホルダ72の中心を通る軸線と一致する。これにより、平凸レンズ621と両凸レンズ622の中心を通る光軸は、集光レンズ61の光軸とも一致する。
第2のレンズホルダ73は、第1のレンズホルダ72と同様、第2のレンズ63を保持するためのもので、円筒状に形成されている。第2のレンズホルダ73は、溝付固定内筒71において第1のレンズホルダ72の反対側に摺動可能に嵌め込まれ、その中心を通る軸線は溝付固定内筒71の軸線とも一致する。これにより、第2のレンズホルダ73の中心を通る軸線は、第1のレンズホルダ72の中心を通る軸線と一致し、ヘッド3の中心を通る軸線とも一致する。また、第2のレンズホルダ73の外周には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対のガイドピン731が設けられている。ガイドピン731は、上述した溝付固定内筒71に設けられた案内溝711に挿通され、第2のレンズホルダ73は、第2のレンズホルダ73は、第1のレンズホルダ72と同様、溝付固定内筒71の中心を通る軸線に沿ってガイドされる。
上述した第1のレンズホルダ72と同様、第2のレンズホルダ73には、第2のレンズ63が嵌め込まれ、その中心を通る光軸は第2のレンズホルダ73の中心を通る軸線と一致する。これにより、第2のレンズ63の中心を通る光軸は、溝付固定内筒71の中心を通る軸線と一致し、集光レンズ61の光軸、第1のレンズ62の光軸とも一致する。
具体的には、第2のレンズ63を構成する平凹レンズ631が嵌め込まれ、その中心を通る光軸は第2のレンズホルダ73の中心を通る軸線と一致する。これにより、平凹レンズ631の中心を通る光軸は、集光レンズ61の光軸、第1のレンズ62の光軸とも一致する。
特に図示しないが、上述した本発明の実施の形態1に係るレンズホルダ52と同様に、第2のレンズホルダ73は、第2のレンズ63を構成する平凹レンズ631のまわりに流路が設けられている。流路は、第2のレンズ63を冷却するためのもので、一対のガイドピン731の一方に流路に連通する供給口が設けられ、他方に流路に連通する排出口が設けられている。これにより、溝付固定内筒71の外からガイドピン731に設けられた供給口を通り、流路に冷媒(例えば、冷却水)が供給され、流路からガイドピン731に設けられた排出口を通り、溝付固定内筒71の外に冷媒が排出される。このようにして、レーザ光Lの集光により加熱された第2のレンズ63は冷却される。
溝付外筒74は、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有する状態で、第1のレンズ62と第2のレンズ63とがレーザ光Lの光軸方向に沿って移動させるためのもので、図6に示すように、溝付固定内筒71が嵌る円筒状に形成されている。溝付外筒74は、溝付固定内筒71の外周に対して回転可能、かつ、レーザ光Lの光軸方向に移動不能に取り付けられている。
溝付外筒74には、その中心を通る軸線を対称軸とする一対の作動溝741,742が二つ設けられている。一方の作動溝741(以下、「第1の作動溝741」という)は、レーザ光Lの入射側に設けられ、他方の作動溝742(以下、「第2の作動溝742」という)は、レーザ光Lの出射側に設けられている。第1の作動溝741と第2の作動溝742は、所定の関係を有するように形成されている。第1の作動溝741は、第1のレンズ62を移動させるためのもので、勾配が急な螺旋状に形成されている。第1の作動溝741の対をなすそれぞれには、上述した第1のレンズホルダ72に設けられたガイドピン721が挿通されている。これにより、第1のレンズホルダ72に設けられた一対のガイドピン721は、溝付固定内筒71に設けられた案内溝711、溝付外筒74に設けられた第1の作動溝741に拘束され、溝付外筒74を回転させると、一対のガイドピン721が拘束された第1のレンズホルダ72がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。これにより、第1のレンズ62がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。第2の作動溝742は、第2のレンズ63を移動させるためのもので、第1の作動溝741よりも勾配が緩やかな螺旋状に形成されている。第2の作動溝742の対をなすそれぞれには、上述した第2のレンズホルダ73に設けられたガイドピン731が嵌め込まれている。これにより、第2のレンズホルダ73に設けられた一対のガイドピン731は、溝付固定内筒71に設けられた案内溝711、溝付外筒74に設けられた第2の作動溝742に拘束され、溝付外筒74を回転させると、一対のガイドピン731が拘束された第2のレンズホルダ73がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。これにより、第2のレンズ63がレーザ光Lの光軸方向に沿って移動する。
したがって、溝付外筒74を回転させると、第1のレンズホルダ72と第2のレンズホルダ73とが所定の関係を有して移動する。これにより、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有して移動する。
例えば、図6に示す例において、溝付外筒74を時計まわりに回転させると、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有して集光レンズ61に近づき、集光レンズ61から出射されるレーザ光Lの焦点位置が奥側に遠ざかる。一方、溝付外筒74を反時計まわりに回転させると、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有して集光レンズ61から遠ざかり、集光レンズ61から出射されるレーザ光Lの焦点位置が手前側に近づく。
溝付外筒74は、手動操作することにより、時計まわりあるいは反時計まわりに回転させるものとしてもよいが、溝付外筒74を回転させるモータ等の駆動源を設け、上述した制御装置22からの指令により回転させるものとしてもよい。
上述した本発明の実施の形態2であるレーザ切断装置2は、光ファイバ23の出射端から出射されたレーザ光Lが広がりながら第1のレンズ62に入射する。そして、第1のレンズ62を通過したレーザ光Lは、狭まりながら第2のレンズ63に入射する。そして、第2のレンズ63を通過したレーザ光Lは略平行なレーザ光Lとなり、集光レンズ61に入射する。そして、集光レンズ61を通過したレーザ光Lは、狭まりながら焦点位置(例えば、図1においてT1)で集光される。
この状態からレーザ光Lの焦点位置を奥側に遠ざける場合には、図6において、溝付外筒74を時計まわりに回転させる。このように溝付外筒74を時計まわりに回転させると、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有したまま、集光レンズ61に近づく。このように、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有したまま、集光レンズ61に近づくと、集光レンズ61を通過したレーザ光Lは、上述した焦点位置(例えば、図1においてT1)よりも奥側(例えば、図1においてT2)で集光される。これにより、レーザ光Lの焦点位置は奥側に遠ざかる。
一方、この状態からレーザ光Lの焦点位置を手前側に近づける場合には、図6において、溝付外筒74を反時計まわりに回転させる。このように溝付外筒74を反時計まわりに回転させると、第1のレンズ62と第2のレンズ63とが所定の関係を有したまま、集光レンズ61から遠ざかる。このように、第1のレンズ62と第2のレンズ63とを所定の関係を有したまま、集光レンズ61から遠ざかると、集光レンズ61を通過したレーザ光Lは、上述した焦点位置(例えば、図1においてT2)よりも手前側(例えば、図1においてT1)で集光される。これにより、レーザ光Lの焦点位置は手前側に近づく。
上述した本発明の実施の形態2であるレーザ切断装置2は、出射するレーザ光Lの焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系6を有するので、ヘッド3から出射するレーザ光Lの焦点位置を任意に変更できる。これにより、本発明の実施の形態2であるレーザ切断装置2を用いて構造物や建造物を解体する場合にも、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置2を移動させる必要がない。
また、本発明の実施の形態2に係る焦点位置変更光学系は、第1のレンズとともに第2のレンズが集光レンズの焦点位置を任意に変更できる。これにより、鋼材やコンクリート等を切断するたびにレーザ切断装置2を移動させる必要がない。
また、本発明の実施の形態2に係るレーザ発振器21は、マルチモードのレーザ光Lを発振するので、必要なレーザ光強度を容易に得ることができる。これにより、任意の位置で必要なレーザ光強度を得ることができる。
また、本発明の実施の形態2に係る第2のレンズホルダ73は、第2のレンズ63のまわりに冷媒が流れる流路を有するので、集光レンズ61と第1のレンズ62との間に設けられた第2のレンズ63を効率的に冷却することができる。
尚、上述した本発明の実施の形態2に係る焦点位置変更光学系6は、集光レンズ61及び第1のレンズ62をそれぞれ二枚のレンズで構成し、第2のレンズ63を一枚のレンズで構成したが、これに限られるものはなく、それぞれのレンズをさらに多数枚化し、それぞれの機能を持たせることも可能である。
また、焦点位置変更光学系6において、第2のレンズ63を保持する第2のレンズホルダ73に冷媒が流れる流路を設け、第2のレンズ63を冷却するものとしたが、集光レンズ61、第1のレンズ62のまわりにも冷媒が流れる流路を設け、集光レンズ61、第1のレンズ62をも冷却するものとしてもよい。
また、上述した移動モジュール7は、溝付固定内筒71、第1のレンズホルダ72、第2のレンズホルダ73、溝付外筒74で構成したが、これに限られるものではなく、第1のレンズ62と第2のレンズ63とを所定の関係を有して移動させるものであれば、任意のものを用いることができる。
また、切断対象物T1,T2までの距離を計測する距離計等の距離計測手段を設け、切断対象物T1,T2までの距離を計測し、計測結果に基づいてレーザ光Lの焦点位置を変更するものとしてもよい。
さらに、レーザ光Lが集光した切断対象物T1,T2にアシストガスを噴射するアシストガス噴射手段を設け、レーザ光Lで切断対象物T1,T2を切断する際にアシストガスを噴射し、切断をアシストするものとしてもよい。
以上説明したように、本発明は、レーザ光の焦点位置が変更可能であるから、特に、人間が近づくことが難しい原子炉や橋梁等の建造物や構造物の解体に好適である。
2 レーザ切断装置
21 レーザ発振器
22 制御装置
23 光ファイバ
3 ヘッド
4 焦点位置変更光学系
41 集光レンズ
42 第1のレンズ
43 第2のレンズ
5 移動モジュール
51 溝付固定内筒
511 案内溝
52 レンズホルダ
521 ガイドピン
525 流路
526 供給口
527 排出口
53 溝付外筒
531 作動溝
6 焦点位置変更光学系
61 集光レンズ
62 第1のレンズ
63 第2のレンズ
7 移動モジュール
71 溝付固定内筒
711 案内溝
72 第1のレンズホルダ
721 ガイドピン
73 第2のレンズホルダ
731 ガイドピン
74 溝付外筒
741 第1の作動溝
742 第2の作動溝
L レーザ光
T1,T2 切断対象物

Claims (5)

  1. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から発振されたレーザ光が伝播する光ファイバと、
    前記光ファイバから入射したレーザ光を切断対象物に出射するヘッドと、
    を備えたレーザ切断装置であって、
    前記ヘッドは、出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系を有し、
    前記焦点位置変更光学系は、
    前記ヘッドの出射側に固定され、前記ヘッドから出射されるレーザ光を集光する集光レンズと、
    前記ヘッドの入射側に設けられ、前記光ファイバから出射されたレーザ光を受け入れる第1のレンズと、
    前記集光レンズと前記第1のレンズとの間に移動可能に設けられ、前記第1のレンズととともに前記集光レンズの焦点位置を変更する第2のレンズと、
    を含み、
    前記第1のレンズを通過した前記レーザ光は狭まりながら前記第2のレンズに入射するように構成され、
    前記第2のレンズを保持するレンズホルダを備え、
    前記レンズホルダは、前記第2のレンズのまわりを液体からなる冷媒が流れる環状の流路を有することを特徴とするレーザ切断装置。
  2. 前記環状の流路は、前記液体からなる冷媒が前記第2のレンズの周面に接触するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ切断装置。
  3. 前記第2のレンズは、前記レーザ光の入射側に配置される入射側レンズと、前記入射側レンズに対して前記レーザ光の出射側に配置される出射側レンズと、を含み、
    前記環状の流路は、前記液体からなる冷媒が前記入射側レンズおよび前記出射側レンズの各々の周面に接触するように構成され、
    前記入射側レンズおよび前記出射側レンズは、前記レンズホルダに嵌め込まれ、
    前記入射側レンズと前記レンズホルダとの間は第1シール部材によりシールされ、
    前記出射側レンズと前記レンズホルダとの間は第2シール部材によりシールされることを特徴とする請求項2に記載のレーザ切断装置。
  4. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から発振されたレーザ光が伝播する光ファイバと、
    前記光ファイバから入射したレーザ光を切断対象物に出射するヘッドと、
    を備えたレーザ切断装置であって、
    前記ヘッドは、出射するレーザ光の焦点位置を任意に変更可能な焦点位置変更光学系を有し、
    前記焦点位置変更光学系は、
    前記ヘッドの出射側に固定され、前記ヘッドから出射されるレーザ光を集光する集光レンズと、
    前記ヘッドの入射側に設けられ、前記光ファイバから出射されたレーザ光を受け入れる第1のレンズと、
    前記集光レンズと前記第1のレンズとの間に移動可能に設けられ、前記第1のレンズととともに前記集光レンズの焦点位置を変更する第2のレンズと、
    を含み、
    前記第2のレンズを保持するレンズホルダを備え、
    前記レンズホルダは、前記第2のレンズのまわりを液体からなる冷媒が流れる環状の流路を有し、
    前記第2のレンズは、前記レーザ光の入射側に配置される入射側レンズと、前記入射側レンズに対して前記レーザ光の出射側に配置される出射側レンズと、を含み、
    前記環状の流路は、前記液体からなる冷媒が前記入射側レンズおよび前記出射側レンズの各々の周面に接触するように構成され、
    前記入射側レンズおよび前記出射側レンズは、前記レンズホルダに嵌め込まれる、
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  5. 前記入射側レンズと前記レンズホルダとの間は第1シール部材によりシールされ、
    前記出射側レンズと前記レンズホルダとの間は第2シール部材によりシールされることを特徴とする請求項4に記載のレーザ切断装置。
JP2018026478A 2018-02-16 2018-02-16 レーザ切断装置 Active JP6507278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026478A JP6507278B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 レーザ切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026478A JP6507278B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 レーザ切断装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014024244A Division JP6420550B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 レーザ切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018086683A JP2018086683A (ja) 2018-06-07
JP6507278B2 true JP6507278B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=62494096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018026478A Active JP6507278B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 レーザ切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6507278B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256289A (ja) * 1987-04-10 1988-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd レ−ザ加工装置
DE202010006047U1 (de) * 2010-04-22 2010-07-22 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Strahlformungseinheit zur Fokussierung eines Laserstrahls
JP5623455B2 (ja) * 2012-03-29 2014-11-12 三菱電機株式会社 レーザ加工ヘッドおよびレーザ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018086683A (ja) 2018-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105364301B (zh) 能够切换纤芯的激光加工装置
US20100163537A1 (en) Apparatus and method for laser machining
KR102257267B1 (ko) 안정성이 향상된 cw duv 레이저
CN104386268B (zh) 用于光纤传导的激光驱动飞片试验装置
Russo et al. Lens-ended fibers for medical applications: a new fabrication technique
EP1700665B1 (en) Laser apparatus
JP2016524723A (ja) Tir光ファイバレンズを形成する方法
US10955618B2 (en) Fiber coupling device
JP6507278B2 (ja) レーザ切断装置
JPWO2018097018A1 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP6420550B2 (ja) レーザ切断装置
Abbasi et al. Highly flexible fiber delivery of a high peak power nanosecond Nd: YAG laser beam for flexiscopic applications
US6008894A (en) Remote adjustable focus Raman spectroscopy probe
JP2007148288A (ja) 出射集光ユニット
Chen et al. Ultrathin lensed photonic crystal fibers with wide bandwidth and long working distances
JP2018521859A (ja) レーザ処理装置およびこの装置を備えたワークステーション
JP2006045598A (ja) 配管の残留応力改善装置
TWI449976B (zh) 用於傳輸雷射束之系統、雷射超音波系統及判定ㄧ工件之特性之方法
JP6444053B2 (ja) レーザ受光装置及びレーザ加工ユニット
KR20170143119A (ko) 레이저 절단 헤드를 위한 광학 집속 시스템 및 이를 포함하는 레이저 절단 헤드
CN111899908A (zh) 基于毛细管光纤的微纳粒子操纵器
JP2019020731A (ja) レーザビームの線形強度分布を生成するための装置
EP3796054A1 (en) Optical element assembly, optical imaging device, and optical processing device
KR102383841B1 (ko) 무한 초점 광학계를 이용한 레이저 가공 장치
JP2012141515A (ja) 流体光学素子、レーザ光源装置及びレーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150