JP6507146B2 - ジチオピル除草剤のカプセル懸濁製剤 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年3月14日に出願された、「Capsule Suspension Formulations of Dithiopyr Herbicide」と題する米国仮特許出願第61/785,066号の利益を主張するものである。
望ましくない植物を防除することは、現代の農業にとって不可欠である。現在、安全で効果的な除草剤製剤が、雑草個体群の防除に重要な役割を果たしている。有用な除草剤製剤の特性としては、標的植物に対する良好な初期毒性を含む標的植物に対する良好な有効性、扱いやすさ、安定性、環境における有利な滞留時間、および、場合により、区域への製剤の施用後の除草活性の有効期間が長いことが挙げられる。
実施形態は、ジチオピルを含有するカプセルを含む組成物を含む。一部の実施形態においては、カプセルは直径が1マイクロメートル〜10マイクロメートル、直径が約1マイクロメートル〜約10マイクロメートルの範囲であってもよく、あるいは、直径が1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10マイクロメートル、またはそれ以上であってもよい。実施形態においては、組成物は直径の異なるカプセルを含有してもよい。
ある種の実施形態においては、カプセルは、10ナノメートル〜100ナノメートル、約10ナノメートル〜約100ナノメートルの範囲の壁厚を有していてもよく、または、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、もしくは100ナノメートルの壁厚を有していてもよい。実施形態においては、組成物は壁厚の異なるカプセルを含有してもよい。
カプセルの例としては、2/10、2/20、2/30、2/60、2/100、6/10、6/20、6/30、6/60、6/100、10/10、10/20、10/30、10/40、10/50、10/60、および10/100(X/Yで表されるパラメーターにおいて、マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=Yである)が挙げられるが、これらに限らない。一部の実施形態においては、組成物は、異なるカプセルの1種または複数を含有してもよい。他の実施形態においては、組成物は、10マイクロメートルの直径と10ナノメートルの壁厚を有する第1のカプセルと、10マイクロメートルの直径と100ナノメートルの壁厚を有する第2のカプセルとを含んでもよい。
ある種の実施形態においては、望ましくない植物の成長を防除するために組成物を区域に施用してもよい。例えば、望ましくない植物は、メヒシバ(ディジタリア種(Digitaria sp.))、スズメノカタビラ(ポア・アンヌア(Poa annua))、オヒシバ(エルシン・インディカ(Eleusine indica))、広葉雑草(例えば、ハコベ、ホトケノザ、カタバミ、トウダイグサ、バーウィード、クローバー、スベリヒユ、シロザ等)であってもよい。更に、望ましくない植物は、デジタリア・サングイナリス(Digitaria sanguinalis)またはセタリア種(Setaria spp.)であってもよい。
特定の実施形態においては、組成物は、約30グラムの活性成分/ヘクタールから約500グラムの活性成分/ヘクタール、30グラムの活性成分/ヘクタールから500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度、あるいは、31.3、62.5、125、200、250、280、330、420、もしくは500グラム、またはそれ以上の活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように区域に施用してもよい。一部の実施形態においては、組成物は、約0.03ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度から約0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度、0.03ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度から0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度、あるいは、0.03、0.06、0.11、0.12、0.22、0.25、もしくは0.5ポンド、またはそれ以上の活性成分/エーカーのジチオピル濃度を達成するように区域に施用してもよい。
他の実施形態においては、組成物は、成長を防除すべき植物の発芽前、成長を防除すべき植物の発芽後、またはその両方に区域に施用してもよい。本発明による組成物は、1年に1回または複数回施用してもよい。
特定の実施形態による組成物の揮発性テストの結果のグラフ表示である。テストを行ったそれぞれの組成物について、棒は、左から右に0、3、7、14、28、および56日目の順に並んでいる。MeSalは、組成物中にサリチル酸メチルが40g/Lで存在することを示している。MSOは、組成物中にメチル化種油が42g/Lで存在することを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後3週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後4〜7週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後8〜11週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後12〜14週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後16〜18週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後19〜22週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後24〜27週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後12〜14週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後16〜18週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後19〜22週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽前施用のメヒシバ発生に対する施用後24〜27週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dim2EWは、Dowから入手できるDimension2EWを表す。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後3〜5週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後6〜10週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後11〜14週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後15〜17週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後3〜5週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。Dimension Fertおよび2EWは、それぞれDimension on FertilizerおよびDimension2EWを表し、どちらもDowから入手できる。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後6〜10週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。GF2825は、10/40カプセルを示している。Dimension Fertおよび2EWは、それぞれDimension on FertilizerおよびDimension2EWを表し、どちらもDowから入手できる。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。 様々なカプセルサイズおよび直径の発芽後(1〜2葉段階)施用のメヒシバ発生に対する施用後11〜14週間(WAA)の効果を被度として示すグラフ表示である。Dimension Fertおよび2EWは、それぞれDimension on FertilizerおよびDimension2EWを表し、どちらもDowから入手できる。GF2825は、10/40カプセルを示している。GF2826は、10/100カプセルを示している。GF2827は、サリチル酸メチルを含む10/40カプセルを示している。GF2653は、6/20カプセルと10/10カプセルの1:1混合物を示している。
実施形態は、ジチオピルを含有するカプセルを含む組成物を含む。一部の実施形態においては、カプセルは直径が1マイクロメートル〜10マイクロメートル、直径が約1マイクロメートル〜約10マイクロメートルの範囲であってもよく、あるいは、直径が1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10マイクロメートル、またはそれ以上であってもよい。他の実施形態においては、組成物は直径の異なるカプセルを含有してもよい。
ある種の実施形態においては、カプセルは、10ナノメートル〜100ナノメートル、約10ナノメートル〜約100ナノメートルの範囲の壁厚を有していてもよく、あるいは、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、もしくは100ナノメートル、またはそれ以上の壁厚を有していてもよい。他の実施形態においては、組成物は壁厚の異なるカプセルを含有してもよい。
カプセルの例としては、2/10、2/20、2/30、2/60、2/100、6/10、6/20、6/30、6/60、6/100、10/10、10/20、10/30、10/60、および10/100(X/Yで表されるパラメーターにおいて、マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=Yである)が挙げられるが、これらに限らない。特定の実施形態においては、組成物は、異なるカプセルの一種または複数を含有してもよい。他の実施形態においては、組成物は、10マイクロメートルの直径と10ナノメートルの壁厚を有する第1のカプセルと、10マイクロメートルの直径と100ナノメートルの壁厚を有する第2のカプセルとを含んでもよい。
ある種の実施形態においては、ジチオピルがカプセルに含有/内包されていてもよい。本明細書において使用する場合、「内包する」、「内包された」および「内包」という用語は、カプセルで包囲、包装、または保護することを意味し、含む。
本明細書において使用する場合、「マイクロカプセル」という用語は、高分子材料、例えばポリ尿素内に内包されたジチオピルの粒子を意味し、含む。
本明細書において使用する場合、「シェル」および「壁」という用語は、ジチオピルを含むコアの表面に配された、または表面を内包する高分子材料、例えばポリ尿素の集合体を意味し、含む。こうした用語は、所与のシェルもしくは壁が完全に均一あること、またはそれが対応するマイクロカプセル内に局在するいずれの材料または成分も完全に取り囲んでいることを必ずしも暗示するわけではない。
ジチオピルを含む除草剤製剤の実施形態は、ポリ尿素シェル(即ち、マイクロカプセル)内に少なくとも部分的に内包されていてもよい。シェル内の除草剤は、置換ピリジンカルボジチオアート除草剤(例えば、ジチオピル)の安定した有機カプセル懸濁液として存在してもよい。除草剤製剤は、効果的な有害生物防除を実現し、化学的および物理的な安定性が向上する。こうした安定性の向上は、架橋アミンとイソシアナートモノマーを使用してマイクロカプセルポリ尿素シェルを形成することによって得られてもよい。除草剤製剤を形成する方法、および除草剤製剤を用いて雑草(例えば、メヒシバまたは広葉雑草)を防除する方法も開示される。
ジチオピルを少なくとも部分的に包装するシェルは、本質的に水に不溶の少なくとも1種のモノマー(即ち、疎水性モノマー)と水に可溶な少なくとも1種のモノマー(即ち、親水性モノマー)との反応(例えば、界面重縮合反応)によって形成してもよい。マイクロカプセルのシェルを形成するのに使用し得る疎水性モノマーの例としては、イソシアナート類、ジイソシアナート類、ポリイソシアナート類、二酸塩化物類、ポリ酸塩化物類、塩化スルホニル類、およびクロロホルマート類が挙げられるが、これらに限らない。本明細書において使用する場合、「イソシアナート」という用語は、イソシアナート類、ジイソシアナート類、ポリイソシアナート類、およびそれらの混合物を含んでもよい。非制限的な例としては、疎水性モノマーは、イソシアナート、例えば、Dow Chemical Company(ミシガン州ミッドランド)が販売するPAPI(登録商標)27ポリメチレンポリフェニルイソシアナートであってもよい。
マイクロカプセルのシェルを形成するのに使用し得る架橋剤の例としては、架橋アミン類、例えばジアミン類およびポリアミン類、水溶性ジオール類および水溶性ポリオール類(例えば、ポリビニルアルコール)、ならびにこれらの組合せが挙げられるが、これらに限らない。カプセル形成反応は、架橋アミンの存在下で行ってもよい。例えば、ポリ尿素シェルは、疎水性イソシアナートモノマーと架橋アミンを反応させることによって形成してもよい。マイクロカプセルのシェルを形成するのに使用し得る架橋アミンの例としては、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン(DETA)、テトラメチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N−エチルピペラジン、1,2−シクロへキシルジアミン、トリエチレンテトラミン、およびピペラジンが挙げられるが、これらに限らない。
ジチオピル製剤は、例えば、親水性モノマー(例えば、架橋アミン)を含む水相を疎水性モノマー(例えば、イソシアナート)と除草剤とを含む有機相に混ぜ合わせることを含む乳化重合プロセスを用いて調製してもよい。疎水性モノマーと親水性モノマーを反応させて、有機相内に分散させたジチオピルのコアの周りに高分子シェルを形成する。除草剤製剤は、バッチプロセス、インラインプロセスもしくは連続プロセス、またはこの2つのプロセスの組合せによって調製してもよい。こうしたプロセスは、当業者により、所望の出力パラメーターへと設計および最適化され、操作されてもよい。
有機相または油相は、ジチオピルを溶媒と混ぜ合わせることによって形成してもよい。溶媒は、炭化水素流体、例えばExxon Mobile Chemical Company(テキサス州ヒューストン)が市販するAromatic150NDまたはSOLVESSO(登録商標)150NDであってもよい。一部の実施形態においては、ジチオピルの溶媒溶液は、約11wt%、約11.6wt%、約11.8wt%、もしくは約12wt%、またはそれ以上のジチオピルを最終的なカプセル懸濁液に供給するように形成してもよい。他の実施形態においては、ジチオピルは、重量で最終的なカプセル懸濁液の約11.6%または11.8%を構成してもよい。一部の実施形態においては、ジチオピルの溶媒溶液は、溶媒中1〜70wt%のジチオピルを含むように形成してもよい。実施形態においては、ジチオピルは、重量で最終的なカプセル懸濁液の少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%、または少なくとも20%を構成してもよい。
一部の実施形態においては、ジチオピルの溶媒溶液は、ジチオピル/溶媒溶液の全重量の30%〜50%を構成してもよい。ある種の実施形態においては、ジチオピルは、ジチオピル/溶媒溶液の約33wt%、約34.1wt%、または約35wt%を構成してもよい。他の実施形態においては、ジチオピルは、重量でジチオピル/溶媒溶液の少なくとも1%、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも31%、少なくとも32%、少なくとも33%、少なくとも34%、少なくとも35%、少なくとも36%、少なくとも37%、少なくとも38%、少なくとも39%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、または少なくとも70%を構成してもよい。
実施形態においては、有機相は、ジチオピルに加えて1種もしくは複数の除草剤または殺有害生物剤、および/または油溶性のアジュバント、溶剤、増粘剤、希釈剤、界面活性剤またはレオロジー助剤を更に含有してもよい。ある種の実施形態においては、有機相は、サリチル酸メチルおよび/またはメチル化種油を含有してもよい。一部の実施形態においては、サリチル酸メチルおよび/またはメチル化種油は、ジチオピル/溶媒溶液中に、約1:1〜25:1のジチオピル:サリチル酸メチルおよび/またはメチル化種油の比で存在してもよい。他の実施形態においては、ジチオピル対サリチル酸メチルおよび/またはメチル化種油の比は、1:1、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、24:1、または25:1であってもよい。特定の実施形態において、ジチオピルは120g/Lで存在してもよく、サリチル酸メチルは40g/Lで存在してもよい。実施形態においては、ジチオピル以外の除草剤または殺有害生物剤は、油溶性の除草剤であってもよい。例として、ジチオピル以外の油溶性の除草剤は、アセトクロール、アラクロール、アメトリン、アミドスルフロン、アニロホス、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロンメチル、ベンスリド、ベンズフェンジゾン、ベンゾフェナップ、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロール、ブタフェナシル、ブタミフォス、ブトラリン、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリムロンエチル、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタールジメチル、クロルチアミド、シニドンエチル、シンメチリン、シノスルフロン、クロマゾン、クロメプロップ、クロランスラムメチル、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、ダイムロン、デスメデイファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテンアミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェナミド、ジウロン、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメトスルフロンメチル、エトフメセート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロップ−エチル、フェヌロン、フラムプロップメチル、フラザスルフロン、フルアゾレート、フルクロラリン、フルメツラム、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルルタモン、フルチアセットメチル、ハロスルフロン、ヘキサジノン、イマゾスルフロン、インダノファン、イソプロチュロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、レナシル、リニュロン、メフェナセット、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、ペブレート、ペンジメタリン、ペンタノクロール、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピペロフォス、プレチラクロール、プリミスルフロン、プロジアミン、プロフルアゾール、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパジン、プロファム、プロピソクロール、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラフルフェンエチル、ピラゾギル、ピラゾリネート、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバックメチル、キンクロラック、キンメラック、リムスルフロン、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、ターバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアゾピル、チジアジミン、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、およびバーノレートのうちの1種または複数であってもよいが、これらに限らない。
水相と有機相を混ぜ合わせて2つの混和しない相を含む混合物(即ち、二相混合物)を形成してもよい。二相混合物を従来の高せん断乳化プロセスに付して油相を水相に分散させてもよい。油相を水相に分散させる際には、複数の油相の粒子が水相内に生じてもよい。乳化プロセスは、所望の粒子径(即ち、体積平均粒子径)が達成されるまで継続してもよい。したがって、粒子径は、混合物を乳化に付す時間の長さまたは速度の少なくとも一方を調整することによって制御してもよい。例えば、粒子径は、約1ミクロン(μm)〜約30μmの間、より詳細には、約1μm〜約10μmの間であってもよい。
次いで、架橋アミン、例えばEDAをエマルションに添加し、油相粒子と水相の間の界面で疎水性モノマー、例えばPAPI(登録商標)27ポリメチレンポリフェニルイソシアナートのイソシアナート基と反応させてマイクロカプセルポリ尿素シェルを形成してもよい。架橋アミンの添加後、混合物を約20℃〜約60℃の間、より詳細には、約20℃〜約30℃の間の温度に維持してもよい。
得られる除草剤カプセル製剤は、少なくとも部分的にシェルに内包され、水相に懸濁する油相液体粒子を含むマイクロカプセル懸濁液である。油相粒子は、本明細書においては、マイクロカプセルの「コア」と呼ぶことがある。疎水性モノマーがイソシアナートを含み、架橋アミンがEDAを含む実施形態においては、マイクロカプセルのシェルは、ポリ尿素を含んでもよい。混合物を乳化に付す時間の長さおよび/または混合速度を調整することにより、ポリ尿素シェルの厚さは変化させ得る。同様に、イソシアナート、架橋アミン、および他の原材料の量を調整して、様々なサイズおよびシェル厚のカプセルを形成してもよい。
ジチオピル製剤を調製するのに用いられる加工方法は、バッチプロセスと連続インライン乳化プロセスとの組合せであってもよい。有機相と水相は、本明細書に記載するように調製し、次いで、油相に対する水相の体積比が約0.75〜約1.10となるように、インラインロータ/ステータホモジナイザ、または同様の装置に別々に計り入れてもよい。形成されるエマルション油滴のサイズは、ホモジナイザへの供給速度およびホモジナイザの回転数によって制御してもよい。例えば、粒子径は、約1μm〜約30μmの間、より詳細には、約1μm〜約10μmの間であってもよい。次いで、架橋アミン溶液をホモジナイザからのエマルション流出物に別の計量システムを用いてインラインで添加してポリ尿素シェル形成のための第2の成分を添加してもよい。次いで、得られる流れを仕上げ容器へと収容し、本明細書に記載する任意の仕上剤を添加して製剤を完成させてもよい。別の計量システムを加えることにより、代わりにPAPI(登録商標)27イソシアナートを別の流れとしてホモジナイザに添加してもよい。本明細書に記載の加工は、当業者によって設計され、最適化され、操作されてもよい。
目標の壁厚を達成するために必要なカプセル壁の成分量の計算は、球の体積をその半径と関係づける幾何学的な式に基づいていた。コアが非壁形成性の非水溶性成分(即ち、ジチオピルおよび溶媒)からなり、シェルが重合性材料(即ち、イソシアナートおよびアミン)でできているコアシェル形態を仮定した場合、コアの体積(V)とコアの体積プラスシェルの体積(V)の比をそれぞれの半径と関係づける等式(1)(式中、rはシェルを含むカプセルの半径であり、lはシェルの厚さである)が成り立つ。
シェルの体積について等式(1)を解くと、次のようになる:
それぞれの体積(m/d=V、m/d=V、式中、下付き文字sまたはcは、それぞれシェルまたはコアを意味する)に質量(m)と密度(d)を代入して、シェルの質量について解くと、次のようになる:
計算を単純化してコアおよびシェルの成分それぞれの重量を直接使用するため、密度比d/dがほぼ1に等しいという近似を行うと、等式(4)が得られる。
=m−mOSM、m=m+(fWSM/OSM))mOSM−m、およびfWSM/OSM=mWSM/mOSM(疎水性モノマーに対する親水性モノマーの比)、(式中、mは油成分(例えば、ジチオピル、溶媒および疎水性モノマー)の全質量、mOSMは疎水性モノマーの質量、mWSMは親水性モノマーの質量)を代入し、mOSMについて解くと、次のようになる:
OSMの決定のため、mWSMの全量を計算に用いた。
除草剤製剤は、各マイクロカプセルのシェルが、約2ナノメートル(nm)〜約100nmの間、より詳細には、約2nm〜約50nmの間の平均厚さを有するように形成してもよい。例えば、シェルの平均厚さは、約40nmであってもよい。
1種または複数の仕上剤を除草剤カプセル製剤に添加してもよい。こうした仕上剤としては、例えば、1種または複数の界面活性剤、増粘剤、保存剤、消泡剤、および緩衝剤が挙げられる。適切な界面活性剤の例としては、アルキルフェノールエトキシラートとポリアルキレングリコールエーテルアクリルのグラフトコポリマー、例えば、ATLOX(商標)4913の商品名でCroda Chemicals Ltd.(英国)が市販する高分子界面活性剤、Rhodia Novecare(ニュージャージー州キャンベリー)が市販するGEROPON(登録商標)ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(SDS)、およびGOHSENOL(商標)GL03ポリビニルアルコールが挙げられるが、これらに限らない。適切な増粘剤としては、キサンタンゴム(例えば、ジョージア州アトランタのCP Kelco U.S.,Inc.から商業的に入手できるKELZAN(登録商標)キサンタンゴム)、微晶質セルロースゲル、例えば、FMC Corporation(ペンシルバニア州フィラデルフィア)が市販するAVICEL(登録商標)CL611、およびケイ酸塩類(例えば、コネチカット州ノーウォークのR.T.Vanderbilt Company,Inc.から商業的に入手し得るVEEGUM(登録商標)ケイ酸アルミニウムマグネシウム)が挙げられるが、これらに限らない。適切な保存剤の例としては、PROXEL(登録商標)GXL保存剤(英国Arch UK Biocides Limited)が挙げられるが、これに限らない。例えば、GOHSENOL(商標)GL03ポリビニルアルコール、VEEGUM(登録商標)ケイ酸アルミニウムマグネシウム、KELZAN(登録商標)ASXキサンタンゴム、およびPROXEL(登録商標)GXL保存剤を、場合により除草剤カプセル懸濁液の形成後に水相に添加してもよい。適切な消泡剤としては、シリコーンベースの消泡剤が挙げられるが、これに限らない。こうしたケイ素をベースとする消泡剤は、Harcros Chemicals,Inc.(カンザス州カンザスシティ)がAntifoam100INDという商品名で市販している。緩衝剤は、例えば、弱酸とその共役塩基、または弱塩基とその共役酸の水溶液を含んでもよい。緩衝剤溶液は、ジチオピル製剤の所望のpHを維持するために調合してもよい。
本発明の一実施形態においては、ジチオピルを含有するカプセルを含む組成物は、以下の成分を有していてもよい:
実施形態においては、ジチオピル含有カプセルを含む組成物は、約30〜約240g/Lのジチオピル、120〜240g/Lのジチオピル、あるいは30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、もしくは240g/L、またはそれ以上のジチオピルを有していてもよい。
水性除草剤カプセル製剤は、場合により担体、例えば水で希釈してパッケージ化したり、雑草を防除すべき区域に直接施用したりしてもよい。除草剤製剤は、望ましくない植物/雑草に対しては非内包製剤と同じくらい効果的となり得るが、比較すると、農作物、観賞植物、哺乳動物に対しては有意に毒性が低く、環境影響が小さく、安定性が高いことを示し得る。その上、除草剤製剤は、非内包製剤、とりわけ、液体ベースの製剤と比較して実質的に長期間除草特性を維持し得る。
他の実施形態においては、望ましくない植物の成長を防除するために組成物を区域に施用してもよい。一部の実施形態においては、望ましくない植物は、メヒシバ(ディジタリア種(Digitaria sp.))、スズメノカタビラ(ポア・アンヌア(Poa annua))、オヒシバ(エルシン・インディカ(Eleusine indica))、または広葉雑草(例えば、ハコベ、ホトケノザ、カタバミ、トウダイグサ、バーウィード、クローバー、スベリヒユ、シロザ等)であってもよい。更に、望ましくない植物は、デジタリア・サングイナリス(Digitaria sanguinalis)またはセタリア種(Setaria spp.)であってもよい。
代替実施形態においては、組成物は、約30グラムの活性成分/ヘクタールから約500グラムの活性成分/ヘクタール、30グラムの活性成分/ヘクタールから500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度、あるいは、31.3、62.5、125、200、250、280、330、420、もしくは500グラム、またはそれ以上の活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように区域に施用してもよい。特定の実施形態においては、組成物は、約0.03ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度から約0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度、0.03ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度から0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル濃度、あるいは、0.03、0.06、0.11、0.12、0.22、0.25、もしくは0.5ポンド、またはそれ以上の活性成分/エーカーのジチオピル濃度を達成するように区域に施用してもよい。
ある種の実施形態においては、組成物は、成長を防除すべき植物の発芽前、成長を防除すべき植物の発芽後、またはその両方に区域に施用してもよい。実施形態においては、本発明による組成物は、1年に1回または複数回施用してもよい。
本発明をある種の実施形態において説明したが、本発明は、本開示の精神および範囲内において更に変更し得る。したがって、本出願は、本発明の一般的原理を使用する本発明のいかなる変形、使用、または適用をも包含することを意図したものである。更に、本出願は、本発明が関連し、添付の特許請求の範囲の制限内にある技術分野における公知または慣用の実施に属するような本開示からの新展開も包含することを意図したものである。
本発明を以下の実施例において更に説明するが、実施例は、実例として提示するものであり、いかなる形でも本発明を制限することを意図したものではない。
[実施例1]
10/40マイクロカプセル入りジチオピル含有製剤を創出するプロセス
本製剤の全組成は以下の通りである:
有機相の調製
317.73グラムのAromatic150溶媒を清潔で乾燥した容器に添加した。溶媒に171.62グラムのDithiopyr technicalを添加し、低せん断ミキサーでDithiopyrが溶解するまで撹拌した。9.64グラムのPAPI(登録商標)27を添加し、完全に混合するまで低せん断ミキサーで撹拌した。必要に応じ、サリチル酸メチルおよび/またはメチル化種油を有機相に添加してもよい。
水相の調製
生成物の最終バッチ全量が入る十分な大きさの清潔で乾燥した容器に、483.45グラムの水を添加した。2.50グラムのVEEGUM(登録商標)と、0.30グラムのKELZAN(登録商標)Sを水に添加した。これらの3成分を、KELZAN(登録商標)とVEEGUM(登録商標)が完全に水和するまで混合した。混合は、発泡を防ぐため、高せん断ミキサー、例えばSilversonミキサーを用いて、低速で行った。VEEGUM(登録商標)とKELZAN(登録商標)が完全に混合した後、12.5グラムのPVAと1.25グラムのPROXEL(登録商標)GXLを添加した。次いで、組成物をSilversonミキサーを用いて低速で完全に混合した。
エマルションの形成
水相中でSilversonミキサーをおよそ2000rpmに設定した状態で、有機相をゆっくりと水相に注ぎ入れた。有機相をゆっくりと注ぎ入れながら、Silversonミキサーの速度を、最後の有機相を添加する時点でおよそ4500rpmとなるまでゆっくりと増加させてもよい。混ぜ合わせた両相を所望の粒子径が得られるまで4500rpmで混合した。この場合、所望の粒子径は10ミクロンであった。90秒後にSilversonミキサーを止め、粒子径をチェックした。粒子径が大きすぎる場合、所望の粒子径が得られるまでSilversonミキサーを10〜15秒おきに4500rpmで用いた。
カプセル壁の固定化
所望の粒子径が得られた後、Silversonミキサーを低せん断プロペラ型ミキサーと交換した。2.32グラムのエチレンジアミンを20.84グラムの水で希釈して10%EDA/水溶液とした。低せん断ミキサーを動かし、10%EDA/水混合物全量をゆっくりと滴加した。バッチを更に15分間混合させて反応を完了させた。
バッチの仕上げ
低せん断の撹拌を維持しながら、残りの水375.3グラムを添加した。最終バッチを更に15分混合させてから清潔なボトルに移した。
この手順は、同様の製剤を作る際に用いることができる。壁厚は、PAPI(登録商標)27の量とEDAの量を増減することで調整できる。対応する量の水を用いてこれらの成分の増減を相殺する。粒子径は、エマルション形成中のせん断混合の強度と時間を増減することで調整できる。
以下は、10/100カプセル形成のために上記のプロトコルを変更する一例である。本製剤において、粒子径は上記と同じ10ミクロンだが、壁厚は40ナノメートル〜100ナノメートルに調整する。壁厚の増加のため、有機相のPAPI(登録商標)27を23.98グラム(組成物の18.18%)に増量する必要があり、EDAは5.75グラム(組成物の4.37%)に増量した。対応する量の水を減らしてPAPI(登録商標)27とEDAの増量分を相殺した。水相と加工ステップの全ては10/40の例と同じままとした。
[実施例2]
揮発性テスト
ジチオピル11.66wt%の油相を含有し、粒子径/壁厚の様々な設計を有する一連のカプセルを調製した。具体的には、6/20、10/10、10/40、10/70、および10/100という設計(マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=YであるX/Yで表す)のカプセルを調製し、公称レベルで11.8wt%のジチオピルを含有するように仕上げた。10/40カプセルの一部の製剤の形成中には、メチル化種油(MSO)またはサリチル酸メチル(MeSal)をジチオピル対サリチル酸メチル比3:1、またはジチオピル対メチル化種油比3:1を達成するように添加した。最終的な製剤を揮発性テストのためにジチオピル0.24%まで希釈した。0.25mLの希釈したサンプルと対照(Dimension2EW(Dowから入手可能))を20mLガラスバイアルに入れた1gの海砂へと導入した。バイアルは、蓋をせずに0、3、および7日間54℃の炉に入れた。各時点につき3つの複製物を回収し、抽出し、ジチオピル含有量について分析した。結果を図1に表示する。59日間にわたりジチオピル含有量の比較的直線的な減少を示した単体のカプセルを特定した。
[実施例3]
メヒシバ発芽前実地試験
小区画において、11.8wt%のジチオピルを含む組成物を、メヒシバ(DIGSS(ディジタリア種(Digitaria sp.)))の発芽前に施用した場合におけるメヒシバの成長を防除する能力についてテストした。組成物は、10/40(GF2825)、10/100(GF2826)、またはサリチル酸メチルと混合した10/40(GF2827)(マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=YであるX/Yで表す)のカプセルを有していた。0.38および0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル施用量をテストした。
図2は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の施用後3週間(WAA)の効果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図3は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の4〜7WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図4は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の8〜11WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図5は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の12〜14WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図6は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の16〜18WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図7は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の19〜22WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図8は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の24〜27WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。
[実施例4]
メヒシバ発芽前実地試験
小区画において、11.8wt%のジチオピルを含む組成物を、メヒシバ(DIGSS(ディジタリア種(Digitaria sp.)))の発芽前に施用した場合におけるメヒシバの成長を防除する能力についてテストした。組成物は、10/40(GF2825)、10/100(GF2826)、サリチル酸メチルと混合した10/40(GF2827)、または6/20と10/10の1:1混合物(GF2653)(マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=YであるX/Yで表す)のカプセルを有していた。0.25、0.38、および0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル施用量をテストし、それぞれ0.38、0.5、および0.67ポンドの活性成分/エーカーのDimension 2EW(Dowから入手可能)施用量と比較した。
図9は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の施用後12−14週間(WAA)の効果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図10は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の16〜18WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図11は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の19〜22WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図12は、発芽前に施用した様々なカプセル製剤の24〜27WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。
[実施例5]
メヒシバ発芽後実地試験
小区画において、11.8wt%のジチオピルを含む組成物を、メヒシバ(DIGIS(Digitaria ischaemum))の発芽後1〜2葉段階で施用した場合におけるメヒシバの成長を防除する能力についてテストした。組成物は、10/40(GF2825)、10/100(GF2826)(マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=YであるX/Yで表す)のカプセルを有していた。0.25、0.38および0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル施用量をテストし、非処理の小区画と比較した。
図13は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の施用後3〜5週間(WAA)の効果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図14は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の6〜10WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図15は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の11〜14WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図15は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の15〜17WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。
[実施例6]
メヒシバ発芽後実地試験
小区画において、11.8wt%のジチオピルを含む組成物を、メヒシバ(DIGIS(Digitaria ischaemum))の発芽後1〜2葉段階で施用した場合におけるメヒシバの成長を防除する能力についてテストした。組成物は、10/40(GF2825)、10/100(GF2826)、サリチル酸メチルと混合した10/40(GF2827)、または6/20と10/10の1:1混合物(GF2653)(マイクロメートル単位の直径=X、ナノメートル単位の壁厚=YであるX/Yで表す)のカプセルを有していた。0.25、0.38および0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル施用量をテストし、非処理の小区画またはDimension on FertilizerもしくはDimension 2EW(どちらもDowから入手できる)を用いて0.25、0.38および0.5ポンドの活性成分/エーカーのジチオピル施用量で処理した小区画と比較した。
図17は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の施用後3〜5週間(WAA)の効果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図18は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の6〜10WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。図19は、発芽後に施用した様々なカプセル製剤の11〜14WAAの結果を、小区画のメヒシバに覆われた割合に関して示したグラフ表示である。

本発明は次の実施態様を含む。
[1]
約1マイクロメートル〜約10マイクロメートルの直径を有し、ジチオピルを内包するカプセル、を含む組成物。
[2]
前記カプセルが、2、6、および10マイクロメートルからなる群から選択される1つまたは複数の直径を有する、[1]に記載の組成物。
[3]
前記カプセルが、約10ナノメートル〜約100ナノメートルの壁厚を有する、[1]に記載の組成物。
[4]
前記カプセルが、10、20、30、60、および100ナノメートルからなる群から選択される1つまたは複数の壁厚を有する、[1]に記載の組成物。
[5]
前記ジチオピルが有機相に分散されている、[1]に記載の組成物。
[6]
前記有機相がSOLVESSO(登録商標)150NDである、[5]に記載の組成物。
[7]
前記カプセルが高分子組成物を含む、[1]に記載の組成物。
[8]
前記高分子組成物がポリ尿素である、[7]に記載の組成物。
[9]
約120〜約240g/Lのジチオピルを含む、[1]に記載の組成物。
[10]
約12wt%のジチオピルを含む、[1]に記載の組成物。
[11]
10マイクロメートルの直径と10ナノメートルの壁厚を有する第1のカプセルと、10マイクロメートルの直径と100ナノメートルの壁厚を有する第2のカプセルとを含む、[1]に記載の組成物。
[12]
前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、[1]に記載の組成物。
[13]
前記サリチル酸メチルは、約3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、[12]に記載の組成物。
[14]
区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、[1]に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
[15]
前記望ましくない植物が、メヒシバまたは広葉雑草である、[14]に記載の方法。
[16]
前記組成物が、約30グラムの活性成分/ヘクタール〜約500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、[14]に記載の方法。
[17]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、[14]に記載の方法。
[18]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、[14]に記載の方法。
[19]
前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、[14]に記載の方法。
[20]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、[19]に記載の方法。
[21]
約10マイクロメートルの平均直径を有し、約40ナノメートルの平均壁厚を有し、ジチオピルを内包するカプセル、を含む組成物。
[22]
前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、[21]に記載の組成物。
[23]
前記サリチル酸メチルは、約3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、[22]に記載の組成物。
[24]
前記ジチオピルが有機相に分散されている、[21]に記載の組成物。
[25]
前記有機相がSOLVESSO(登録商標)150NDである、[24]に記載の組成物。
[26]
前記カプセルが高分子組成物を含む、[21]に記載の組成物。
[27]
前記高分子組成物がポリ尿素である、[26]に記載の組成物。
[28]
約120〜約240g/Lのジチオピルを含む、[21]に記載の組成物。
[29]
約12wt%のジチオピルを含む、[21]に記載の組成物。
[30]
区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、[21]に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
[31]
前記望ましくない植物が、イネ科草、メヒシバ、イチゴツナギ、オヒシバ、または広葉雑草である、[30]に記載の方法。
[32]
前記組成物が、約30グラムの活性成分/ヘクタール〜約500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、[30]に記載の方法。
[33]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、[30]に記載の方法。
[34]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、[30]に記載の方法。
[35]
前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、[30]に記載の方法。
[36]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、[30]に記載の方法。
[37]
第1のカプセルと第2のカプセルの約1:1の混合物を含むカプセルを含む組成物であって、
前記第1のカプセルが約6マイクロメートルの平均直径を有し約20ナノメートルの平均壁厚を有し、
前記第2のカプセルが約10マイクロメートルの平均直径を有し約10ナノメートルの平均壁厚を有し、
前記カプセルがジチオピルを内包する、組成物。
[38]
前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、[37]に記載の組成物。
[39]
前記サリチル酸メチルは、約3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、[38]に記載の組成物。
[40]
前記ジチオピルが有機相に分散されている、[37]に記載の組成物。
[41]
前記有機相がSOLVESSO(登録商標)150NDである、[37]に記載の組成物。
[42]
前記カプセルが高分子組成物を含む、[37]に記載の組成物。
[43]
前記高分子組成物がポリ尿素である、[42]に記載の組成物。
[44]
約120〜約240g/Lのジチオピルを含む、[47]に記載の組成物。
[45]
約12wt%のジチオピルを含む、[47]に記載の組成物。
[46]
区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、[37]に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
[47]
前記望ましくない植物が、メヒシバまたは広葉雑草である、[46]に記載の方法。
[48]
前記組成物が、約30グラムの活性成分/ヘクタールから約500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、[46]に記載の方法。
[49]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、[46]に記載の方法。
[50]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、[46]に記載の方法。
[51]
前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、[46]に記載の方法。
[52]
前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、[46]に記載の方法。

Claims (51)

  1. 1マイクロメートル〜10マイクロメートルの直径および10ナノメートル〜100ナノメートルの壁厚を有する第1のカプセルであって、前記第1のカプセルがジチオピルを内包する、カプセルと、
    10マイクロメートルの直径および10ナノメートルの壁厚を有する第2カプセルであって、前記第2のカプセルがジチオピルを内包する、カプセルと、を含み、
    記第1のカプセルと前記第2のカプセルとは異なる、組成物。
  2. 前記第1のカプセルが、2、6、および10マイクロメートルからなる群から選択される1つまたは複数の直径を有する、請求項に記載の組成物。
  3. 前記第1のカプセルが、10、20、30、60、および100ナノメートルからなる群から選択される1つまたは複数の壁厚を有する、請求項に記載の組成物。
  4. 前記ジチオピルが有機相に分散されている、請求項に記載の組成物。
  5. 前記有機相が、183℃〜194℃の蒸留温度、64℃の引火点温度、99%を超える芳香族含量、16℃のアニリン点温度、および15℃での密度0.886kg/Lを有する芳香族炭化水素である、請求項に記載の組成物。
  6. 前記カプセルが高分子組成物を含む、請求項に記載の組成物。
  7. 前記高分子組成物がポリ尿素である、請求項に記載の組成物。
  8. 120〜240g/Lのジチオピルを含む、請求項に記載の組成物。
  9. 12wt%のジチオピルを含む、請求項に記載の組成物。
  10. 前記第1のカプセルは10マイクロメートルの直径と100ナノメートルの壁厚を有する、請求項に記載の組成物。
  11. 前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、請求項に記載の組成物。
  12. 前記サリチル酸メチルは、3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、請求項11に記載の組成物。
  13. 区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
    前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、請求項に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
  14. 前記望ましくない植物が、メヒシバまたは広葉雑草である、請求項1に記載の方法。
  15. 前記組成物が、30グラムの活性成分/ヘクタール〜500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、請求項1に記載の方法。
  16. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、請求項1に記載の方法。
  18. 前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、請求項1に記載の方法。
  19. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、請求項1に記載の方法。
  20. 前記第1のカプセルが10マイクロメートルの平均直径を有し、40ナノメートルの平均壁厚を有する、請求項に記載の組成物。
  21. 前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、請求項2に記載の組成物。
  22. 前記サリチル酸メチルは、3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、請求項2に記載の組成物。
  23. 前記ジチオピルが有機相に分散されている、請求項2に記載の組成物。
  24. 前記有機相が、183℃〜194℃の蒸留温度、64℃の引火点温度、99%を超える芳香族含量、16℃のアニリン点温度、および15℃での密度0.886kg/Lを有する芳香族炭化水素である、請求項2に記載の組成物。
  25. 前記カプセルが高分子組成物を含む、請求項2に記載の組成物。
  26. 前記高分子組成物がポリ尿素である、請求項2に記載の組成物。
  27. 120〜240g/Lのジチオピルを含む、請求項2に記載の組成物。
  28. 12wt%のジチオピルを含む、請求項2に記載の組成物。
  29. 区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
    前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、請求項2に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
  30. 前記望ましくない植物が、イネ科草、メヒシバ、イチゴツナギ、オヒシバ、または広葉雑草である、請求項29に記載の方法。
  31. 前記組成物が、30グラムの活性成分/ヘクタール〜500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、請求項29に記載の方法。
  32. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、請求項29に記載の方法。
  33. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、請求項29に記載の方法。
  34. 前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、請求項29に記載の方法。
  35. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、請求項29に記載の方法。
  36. 第1のカプセルと第2のカプセルの1:1の混合物を含む組成物であって、
    前記第1のカプセルが6マイクロメートルの平均直径および20ナノメートルの平均壁厚を有し、
    前記第2のカプセルが10マイクロメートルの平均直径および10ナノメートルの平均壁厚を有
    する、請求項に記載の組成物。
  37. 前記カプセルがサリチル酸メチルを更に内包する、請求項3に記載の組成物。
  38. 前記サリチル酸メチルは、3:1のジチオピル:サリチル酸メチルの比で存在する、請求項3に記載の組成物。
  39. 前記ジチオピルが有機相に分散されている、請求項3に記載の組成物。
  40. 前記有機相が、183℃〜194℃の蒸留温度、64℃の引火点温度、99%を超える芳香族含量、16℃のアニリン点温度、および15℃での密度0.886kg/Lを有する芳香族炭化水素である、請求項3に記載の組成物。
  41. 前記カプセルが高分子組成物を含む、請求項3に記載の組成物。
  42. 前記高分子組成物がポリ尿素である、請求項41に記載の組成物。
  43. 120〜240g/Lのジチオピルを含む、請求項3に記載の組成物。
  44. 12wt%のジチオピルを含む、請求項3に記載の組成物。
  45. 区域における望ましくない植物の成長を防除する方法であって、
    前記望ましくない植物の成長を防除するのに十分な量の、請求項3に記載の組成物を、前記区域に施用することを含む、方法。
  46. 前記望ましくない植物が、メヒシバまたは広葉雑草である、請求項4に記載の方法。
  47. 前記組成物が、30グラムの活性成分/ヘクタールから500グラムの活性成分/ヘクタールのジチオピル濃度を達成するように前記区域に施用される、請求項4に記載の方法。
  48. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前に前記区域に施用される、請求項4に記載の方法。
  49. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽後に前記区域に施用される、請求項4に記載の方法。
  50. 前記組成物が、前記区域に2回以上施用される、請求項4に記載の方法。
  51. 前記組成物が、前記望ましくない植物の発芽前と発芽後の両方に前記区域に施用される、請求項4に記載の方法。
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