JP6507107B2 - 身体支持追従装置 - Google Patents

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Description

本発明は、身体支持追従装置に関する。
従来、身体支持追従装置が知られている。身体支持追従装置は、例えば脳神経外科手術等のように緻密な手作業を要求される作業において、作業者の腕を支持する。身体支持追従装置は、作業者の腕を載置可能な載置ユニットと、その載置ユニットを支持するアームユニットとを備える。
アームユニットは複数の関節を備え、その関節を動作させることにより、形状を変化させることができる。また、アームユニットは、関節の動作をロック可能なブレーキユニットを備える。
作業者が載置ユニットに載置した腕を動かしたいときはブレーキユニットによるロックを解除する。このとき、作業者の腕の動きに追従して、関節が動作し、アームユニットの形状が変化する。また、作業者が載置ユニットに載置した腕を静止させたいときはブレーキユニットによるロックを実行する。このとき、関節は動作せず、アームユニットの形状は一定に保たれる(特許文献1参照)。
特開2014−204794号公報
身体支持追従装置の使用前に、バランスチェックを行うことができる。バランスチェックは、以下の手順で行われる。まず、ブレーキユニットによるロックを解除しておき、アームユニットの形状を、予め設定された基準形状とする。この基準形状は、アームユニットを水平に伸ばした状態である。次に、ブレーキユニットによるロックを行い、アームユニットの形状を基準形状に固定する。次に、アームユニットにカバーをかける。なお、カバーは、血液等がアームユニットに付着することを防止する機能を有する。次に、載置ユニットをアームユニットに取り付ける。
次に、ブレーキユニットによるロックを一定時間解除する。そして、ブレーキユニットによるロックが解除されている期間における載置ユニットの移動方向が上下どちらであるかをチェックする。載置ユニットの移動方向が上方(すなわち患者の体から遠ざかる方向)であれば、バランスチェックの結果は良好とされる。
バランスチェックにおいて、アームユニットの形状を正確に基準形状に固定することはユーザにとって容易ではなかった。本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、バランスチェックを容易に行うことができる身体支持追従装置を提供することを目的としている。
本発明の身体支持追従装置は、作業者の身体部分を載置可能な載置ユニットと、少なくとも1つの関節を備え、載置ユニットを支持するアームユニットと、関節の少なくとも一部における動作を制限可能なブレーキユニットと、ユーザの操作に応じてブレーキユニットの作動状態を設定するブレーキ設定ユニットと、関節の少なくとも一部に対し、予め設定された方向に動作するように付勢する付勢ユニットと、アームユニットの形状を検出する形状検出ユニットと、ブレーキユニットが作動していない状態で、アームユニットの形状が予め設定された基準形状であることを形状検出ユニットが検出した場合、ブレーキユニットを作動させるブレーキ制御ユニットと、ブレーキ制御ユニットがブレーキユニットを作動させた後、ブレーキユニットの作動を解除し、アームユニットの形状変化を検出する形状変化検出ユニットと、形状変化検出ユニットが検出した形状変化を用いて、アームユニット及び載置ユニットのバランスの良否を判断するバランス判断ユニットとを備える。
本発明の身体支持追従装置は、例えばバランスチェックを行うとき、ブレーキユニットが作動していない状態で、アームユニットの形状が基準形状であることを検出した場合、ブレーキユニットを作動させる。そのため、アームユニットの形状を基準形状に固定することが容易である。その結果、ユーザはバランスチェックを容易に行うことができる。
身体支持追従装置1の構成を表す斜視図である。 アームユニット5の構成を表す説明図である。 制御部9と、それに関連する構成を表すブロック図である。 制御部9の機能的構成を表すブロック図である。 身体支持追従装置1が実行するバランスチェック処理を表すフローチャートである。 カバー95と取り付けた状態の身体支持追従装置1を表す斜視図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.身体支持追従装置1の構成
身体支持追従装置1の構成を図1〜図4に基づき説明する。身体支持追従装置1は、手術を行う医師の腕を支持することを用途とする装置である。医師は作業者に対応し、腕は身体部分に対応する。
図1に示すように、身体支持追従装置1は、医師の腕を載置可能な載置ユニット3と、アームユニット5と、支持台7と、制御部9と、ブレーキロックボタン11と、ブレーキ解除ボタン12と、バランスチェック実行ボタン13と、スピーカ15と、報知ランプ17と、を備える。
載置ユニット3は、その長手方向に直交する断面における形状が略U字型である台である。載置ユニット3は、その上面に医師の腕を載置することができる。
アームユニット5は、図2に示すように、根元部19と、第1アーム部21と、第2アーム部23と、関節25、27、29、31、33、35、37、39、41と、エンコーダ43、45、47、49、51と、ブレーキユニット53、55、57、59、61と、バネ63、65と、カウンタウエイト67と、を備える。
根元部19は棒状部材である。根元部19の軸方向は鉛直方向である。根元部19は、関節25を介して支持台7に取り付けられている。関節25は、鉛直軸を中心として回転する動作を実行可能である。そのため、根元部19は、支持台7に対し、鉛直軸を中心として回転することができる。根元部19の回転方向を図1にD1として示す。
エンコーダ43は、関節25の角度を検出する。関節25の角度とは、支持台7に対し根元部19が鉛直軸を中心としてD1方向に回転した角度である。すなわち、エンコーダ43は、根元部19がD1方向におけるどちらの方向に何度回転しているのかを検出する。
ブレーキユニット53は、制御部9からの指示に応じて、関節25をロックするか、ロックを解除する。関節25をロックするとは、関節25を、動作できない状態にすることを意味する。関節25をロックすることは、関節25の動作を制限することに対応する。また、ブレーキユニット53が関節25をロックすることは、ブレーキユニット53が作動することに対応する。関節25のロックを解除するとは、関節25を、動作が制限されない状態にすることを意味する。また、ブレーキユニット53が関節25のロックを解除することは、ブレーキユニット53の作動を解除することに対応する。
根元部19は、関節27、29を備える。関節27と関節29との間には、上下方向において距離rがある。第1アーム部21は、横棒21A、21B、及び縦棒21Cから構成される。横棒21Aは、その一端において関節29を介して根元部19に接続し、他端において関節33を介して後述する横棒23Aに接続する。横棒21Bは、その一端において関節27を介して根元部19に接続し、他端において関節31を介して後述する横棒23Bに接続する。縦棒21Cは、その一端において関節31に接続し、他端において関節33に接続する。縦棒21Cの長さはrである。
関節27、29、31、33は、それぞれ、接続している一方の部材に対し接続している他方の部材を、水平軸を中心として回転させる動作を実行可能である。水平軸とは図2の紙面に直交する方向である。横棒21A、21B、縦棒21C、及び関節27、29、31、33は平行リンクを構成する。第1アーム部21は、関節27、29、31、33の動作により、根元部19に対し、水平軸を中心として回転することができる。第1アーム部21の回転方向を図2にD2として示す。
エンコーダ45は、関節29の角度を検出する。関節29の角度とは、根元部19に対し横棒21Aが水平軸を中心としてD2方向に回転した角度である。すなわち、エンコーダ45は、第1アーム部21がD2方向におけるどちらの方向に何度回転しているのかを検出する。ブレーキユニット55は、制御部9からの指示に応じて、関節29をロックするか、ロックを解除する。
第2アーム部23は、横棒23A、23B、及び縦棒23Cから構成される。横棒23Aは、その一端において関節33を介して横棒21Aに接続し、他端において関節37を介して縦棒23Cに接続する。横棒23Bは、その一端において関節31を介して横棒21Bに接続し、他端において関節35を介して縦棒23Cに接続する。縦棒23Cは、その一端において関節35に接続し、他端において関節37に接続する。関節35と関節37との距離はrである。縦棒23Cの上端は、関節37よりも上方に突出する。
関節31、33、35、37は、それぞれ、接続している一方の部材に対し接続している他方の部材を、水平軸を中心として回転させる動作を実行可能である。水平軸とは図2の紙面に直交する方向である。横棒23A、23B、縦棒23C、及び関節31、33、35、37は平行リンクを構成する。第2アーム部23は、関節31、33、35、37の動作により、第1アーム部21に対し、水平軸を中心として回転することができる。第2アーム部23の回転方向を図2にD3として示す。
エンコーダ47は、関節33の角度を検出する。関節33の角度とは、横棒21Aに対し横棒23Aが水平軸を中心としてD3方向に回転した角度である。すなわち、エンコーダ47は、第1アーム部21に対し、第2アーム部23が、D3方向におけるどちらの方向に何度回転しているのかを検出する。ブレーキユニット57は、制御部9からの指示に応じて、関節33をロックするか、ロックを解除する。
縦棒23Cは、関節37よりも上方において、関節39を介して、縦棒24と接続している。縦棒24は、関節41を介して、載置ユニット3に接続している。ただし、載置ユニット3は、アームユニット5から取り外し可能である。
関節39は、接続している一方の部材に対し接続している他方の部材を、水平軸を中心として回転させる動作を実行可能である。水平軸とは図2の紙面に直交する方向である。載置ユニット3は、関節39の動作により、縦棒23Cに対し、水平軸を中心として回転することができる。載置ユニット3が水平軸を中心として回転するときの回転方向を図2にD4として示す。
関節41は、接続している一方の部材に対し接続している他方の部材を、1つの軸を中心として回転させる動作を実行可能である。その軸とは、縦棒24の軸Jである。載置ユニット3は、関節41の動作により、軸Jを中心として回転することができる。載置ユニット3が軸Jを中心として回転するときの回転方向を図2にD5として示す。
エンコーダ49は、関節39の角度を検出する。関節39の角度とは、縦棒23Cに対し載置ユニット3が水平軸を中心としてD4方向に回転した角度である。すなわち、エンコーダ49は、縦棒23Cに対し、載置ユニット3が、D4方向におけるどちら側に何度回転しているのかを検出する。ブレーキユニット59は、制御部9からの指示に応じて、関節39をロックするか、ロックを解除する。
エンコーダ51は、関節41の角度を検出する。関節41の角度とは、縦棒24に対し、載置ユニット3が軸Jを中心としてD5方向に回転した角度である。すなわち、エンコーダ51は、載置ユニット3が、D5方向におけるどちら側に何度回転しているのかを検出する。ブレーキユニット61は、制御部9からの指示に応じて、関節41をロックするか、ロックを解除する。
バネ63は、その一端において、横棒21Aのうち、関節33側の部分と接続し、他端において、横棒21Bのうち、関節27側の部分と接続する。バネ63は、関節27、29、31、33に対し、関節27と関節33との距離が小さくなる方向に動作するように付勢する。関節27と関節33との距離が小さくなる方向は、予め設定された方向に対応する。すなわち、バネ63は、第1アーム部21に対し、関節27と関節33との距離が最小となる位置に移動するように付勢する。
バネ65は、その一端において、横棒23Aのうち、関節33側の部分と接続し、他端において、横棒23Bのうち、関節35側の部分と接続する。バネ65は、関節31、33、35、37に対し、関節33と関節35との距離が小さくなる方向に動作するように付勢する。関節33と関節35との距離が小さくなる方向は、予め設定された方向に対応する。すなわち、バネ65は、第2アーム部23に対し、関節33と関節35との距離が最小となる位置に移動するように付勢する。
カウンタウエイト67は、横棒21Aと一体の部材であり、関節29を基準として、横棒21Aとは反対方向に突出している。カウンタウエイト67は、関節29に対し、横棒21Aが上昇する方向に動作するように付勢する。すなわち、カウンタウエイト67は、第1アーム部21に対し、それが上昇するように付勢する。
アームユニット5は、上記のように、関節25、27、29、31、33、35、37、39、41のうちの少なくとも一部を動作させることにより、その形状を変化させることができる。アームユニット5の形状が変化すると、載置ユニット3の位置も変化する。
エンコーダ43、45、47、49、51は、上記のように、関節25、29、33、39、41の角度を検出する。関節25、29、33、39、41の角度は、アームユニット5の形状に対応する。よって、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果は、アームユニット5の形状を表す。また、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果における変化は、アームユニット5の形状変化を表す。
支持台7は床69上に設置され、アームユニット5を支持する。図1に示すように、支持台7はキャスタ71を備え、移動可能に構成されている。
制御部9は、図1に示すように、支持台7内に収容されている。制御部9は、図3に示すように、CPU73と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ75とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。制御部9の各種機能は、CPU73が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ75が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御部9を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
制御部9は、CPU73がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図4に示すように、ブレーキ設定ユニット77と、形状検出ユニット79と、ブレーキ制御ユニット81と、形状変化検出ユニット83と、バランス判断ユニット85と、報知ユニット87と、角度検出ユニット91と、モード設定ユニット93と、を備える。制御部9を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。
ブレーキロックボタン11、ブレーキ解除ボタン12、及びバランスチェック実行ボタン13は、ユーザが操作可能なボタンである。図1に示すように、ブレーキロックボタン11、ブレーキ解除ボタン12、及びバランスチェック実行ボタン13は、アームユニット5に設けられている。
ブレーキロックボタン11は、それが操作されたとき、ブレーキロック信号を制御部9に出力する。ブレーキ解除ボタン12は、それが操作されたとき、ブレーキ解除信号を制御部9に出力する。バランスチェック実行ボタン13は、それが操作されたとき、バランスチェック実行信号を制御部9に出力する。
スピーカ15は、制御部9の指示に応じて音声を出力する。報知ランプ17は、制御部9の指示に応じて点灯する。図1に示すように、スピーカ15及び報知ランプ17は、支持台7に設けられている。
2.身体支持追従装置1が実行するバランスチェック処理
身体支持追従装置1の電源をオンにしたときに身体支持追従装置1が実行するバランスチェック処理を図5、図6に基づき説明する。この処理を始めるとき、載置ユニット3は、アームユニット5から取り外されている。
図5のステップ1では、モード設定ユニット93が、連動モードを解除する。連動モードとは、ブレーキロックボタン11及びブレーキ解除ボタン12に対する操作と、ブレーキユニット53、55、57、59、61の作動とが連動する状態である。すなわち、連動モードとは、ユーザがブレーキロックボタン11を操作すれば、ブレーキユニット53、55、57、59、61がロックを行い、ユーザがブレーキ解除ボタン12を操作すれば、ブレーキユニット53、55、57、59、61がロックを解除する状態である。
連動モードを解除するとは、ブレーキロックボタン11及びブレーキ解除ボタン12に対する操作と、ブレーキユニット53、55、57、59、61の作動とが連動しない状態にすることを意味する。すなわち、連動モードを解除した状態では、ユーザがブレーキロックボタン11を操作するだけでは、ブレーキユニット53、55、57、59、61はロックを行わず、ユーザがブレーキ解除ボタン12を操作するだけでは、ブレーキユニット53、55、57、59、61はロックを解除しない。
ステップ2では、ブレーキロックボタン11に対する操作があったか否かをモード設定ユニット93が判断する。モード設定ユニット93は、ブレーキロックボタン11に対する操作で生じるブレーキロック信号を検出すれば、ブレーキロックボタン11に対する操作があったと判断し、ブレーキロック信号を検出しなければ、ブレーキロックボタン11に対する操作がなかったと判断する。ブレーキロックボタン11に対する操作があった場合はステップ3に進み、操作がなかった場合はステップ2の前に戻る。
ステップ3では、モード設定ユニット93が、連動モードを設定する。
ステップ4では、ブレーキ解除ボタン12に対する操作があったか否かをブレーキ設定ユニット77が判断する。ブレーキ設定ユニット77は、ブレーキ解除ボタン12に対する操作で生じるブレーキ解除信号を検出すれば、ブレーキ解除ボタン12に対する操作があったと判断し、ブレーキ解除信号を検出しなければ、ブレーキ解除ボタン12に対する操作がなかったと判断する。ブレーキ解除ボタン12に対する操作があった場合はステップ5に進み、操作がなかった場合はステップ4の前に戻る。
ステップ5では、ブレーキ設定ユニット77が、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを解除する。ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを解除することは、それらの作動状態を設定することに対応する。
ステップ6では、角度検出ユニット91が、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果を取得する。なお、上述したように、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果は、関節25、29、33、39、41の角度を表す。
ステップ7では、形状検出ユニット79が、前記ステップ6で取得したエンコーダ43、45、47、49、51の検出結果から、アームユニット5の形状を検出する。なお、上述したように、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果は、アームユニット5の形状に対応する。
ステップ8では、前記ステップ7で検出したアームユニット5の形状が、予め設定された基準形状であるか否かを、形状検出ユニット79が判断する。基準形状とは、アームユニット5を水平に伸ばした形状である。前記ステップ7で検出したアームユニット5の形状が基準形状である場合はステップ9に進み、基準形状ではない場合はステップ17に進む。
ステップ9では、モード設定ユニット93が連動モードを解除する。
ステップ10では、ブレーキ制御ユニット81が、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを実行する。
ステップ11では、報知ユニット87が、ブレーキユニット53、55、57、59、61がロックを行っていることを、スピーカ15及び報知ランプ17を用いて報知する。
ステップ12では、バランスチェック実行ボタン13が操作されたか否かを、形状変化検出ユニット83が判断する。形状変化検出ユニット83は、バランスチェック実行ボタン13の操作により生じるバランスチェック実行信号を検出した場合は、バランスチェック実行ボタン13が操作されたと判断し、バランスチェック実行信号を検出しなかった場合は、バランスチェック実行ボタン13が操作されなかったと判断する。バランスチェック実行ボタン13が操作された場合はステップ13に進み、操作されなかった場合はステップ12の前に戻る。
なお、前記ステップ11の後、ユーザは、バランスチェック実行ボタン13を操作する前に、図6に示すように、アームユニット5にカバー95をかける。カバー95は、樹脂から成る薄膜のシートである。カバー95は、血液等がアームユニット5に付着することを防止する機能を有する。また、ユーザは、アームユニット5にカバー95をかけた後、載置ユニット3をアームユニット5に取り付ける。
ステップ13では、形状変化検出ユニット83がバランスチェックを実行する。バランスチェックとは、以下のものである。まず、形状変化検出ユニット83は、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを一定時間解除する。そして、形状変化検出ユニット83は、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックが解除されている期間におけるアームユニット5の形状変化を検出する。形状変化検出ユニット83は、アームユニット5の形状変化を、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果の変化から検出することができる。
ステップ14では、バランス判断ユニット85が、前記ステップ13で実行したバランスチェックの結果に基づき、アームユニット5及び載置ユニット3のバランスの良否を判断する。具体的には、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックが解除されている期間に、載置ユニット3が下方へ移動するように、アームユニット5の形状が変化した場合は、アームユニット5及び載置ユニット3のバランスが不良であると判断し、ステップ15に進む。
一方、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックが解除されている期間に、載置ユニット3が上方へ移動するように、アームユニット5の形状が変化した場合は、アームユニット5及び載置ユニット3のバランスが良好であると判断し、ステップ16に進む。
ステップ15では、報知ユニット87が、スピーカ15及び報知ランプ17を用いてエラー報知を行う。このエラー報知は、バランスチェックの結果が不良であったことを表す。ステップ15の後、ステップ12に進む。
ステップ16では、報知ユニット87が、スピーカ15及び報知ランプ17を用いて正常報知を行う。この正常報知は、バランスチェックの結果が良好であったことを表す。
前記ステップ8で否定判断した場合はステップ17に進む。ステップ17では、ブレーキロックボタン11に対する操作があったか否かをブレーキ設定ユニット77が判断する。この判断は前記ステップ2と同様に行われる。ブレーキロックボタン11に対する操作があった場合はステップ18に進み、操作がなかった場合はステップ6に進む。
ステップ18では、ブレーキ設定ユニット77が、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを実行する。ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを実行することは、それらの作動状態を設定することに対応する。その後、ステップ4に進む。
3.身体支持追従装置1の使用方法
身体支持追従装置1は、例えば、以下のように使用できる。医師は、自らの腕を載置ユニット3の上に載置する。医師は、載置ユニット3に載置した腕を動かしたいときは、ブレーキ解除ボタン12を操作し、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを解除する。このとき、医師の腕の動きに追従して、関節25、27、29、31、33、35、37、39、41が動作し、アームユニット5の形状が変化する。
また、医師が載置ユニット3に載置した腕を静止させたいときは、ブレーキロックボタン11を操作し、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを実行する。このとき、関節25、27、29、31、33、35、37、39、41は動作せず、アームユニット5の形状は一定に保たれる。
4.身体支持追従装置1が奏する効果
(1A)身体支持追従装置1は、アームユニット5の形状が基準形状であることを検出した場合、ブレーキユニット53、55、57、59、61を作動させる。そのため、アームユニット5の形状を基準形状に固定することが容易である。その結果、ユーザはバランスチェックを容易に行うことができる。
(1B)身体支持追従装置1は、角度検出ユニット91が取得したエンコーダ43、45、47、49、51の検出結果を用いてアームユニット5の形状を検出する。そのため、アームユニット5の形状を容易且つ正確に検出することができる。
(1C)身体支持追従装置1は、ブレーキユニット53、55、57、59、61を作動させたことを、スピーカ15及び報知ランプ17を用いて報知することができる。そのため、ユーザは、アームユニット5の形状が基準形状で固定されていることを容易に理解することができる。
(1D)身体支持追従装置1は、バランスチェックを行うとき、ブレーキ解除ボタン12が操作されなくても、ブレーキユニット53、55、57、59、61によるロックを一定時間解除する。そのため、ユーザは容易にバランスチェックを行うことができる。また、ユーザは、バランスチェックを行うための操作について迷いにくい。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態では、前記ステップ7において、形状検出ユニット79が、前記ステップ6で取得したエンコーダ43、45、47、49、51の検出結果から、載置ユニット3の位置を検出する。載置ユニット3の位置とは、3次元空間における位置を意味する。
なお、上述したように、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果は、アームユニット5の形状に対応する。また、載置ユニット3の位置は、アームユニット5の形状と1:1で対応する。よって、載置ユニット3の位置は、結局、エンコーダ43、45、47、49、51の検出結果により決まるから、前記ステップ6で取得したエンコーダ43、45、47、49、51の検出結果から、載置ユニット3の位置を検出することができる。本実施形態における形状検出ユニット79は、位置検出ユニットにも対応する。
また、前記ステップ8では、前記ステップ7で検出した載置ユニット3の位置から、アームユニット5の形状を検出する。なお、載置ユニット3の位置は、アームユニット5の形状と1:1で対応するから、載置ユニット3の位置から、アームユニット5の形状を検出することができる。
2.身体支持追従装置1が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)、(1C)、(1D)に加え、以下の効果が得られる。
(2A)身体支持追従装置1は、載置ユニット3の位置を用いてアームユニット5の形状を検出する。そのため、アームユニット5の形状を容易且つ正確に検出することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)作業者は、医師以外の作業者であってもよい。また、載置ユニット3に腕以外の身体部位を載置してもよい。腕以外の身体部位として、例えば、指、頭、足等が挙げられる。
(2)ブレーキユニット53、55、57、59、61が関節の動作を制限する態様は、関節を完全にはロックしない態様であってもよい。例えば、ブレーキユニット53、55、57、59、61が作動すると、作動していないときに比べて、関節の動作を重くなるようにしてもよい。
(3)身体支持追従装置1は、エンコーダ43、45、47、49、51以外の手段により、アームユニット5の形状、及びその形状の変化を検出してもよい。
(4)身体支持追従装置1は、バネ63、65と、カウンタウエイト67とのうち、一方を備えていなくてもよい。また、身体支持追従装置1は、バネ63、65、カウンタウエイト67のうちのいずれかに代えて、あるいはそれらに加えて、他の付勢ユニットを備えていてもよい。
(5)前記ステップ11での報知は、音だけによる報知であってもよいし、光だけによる報知であってもよい。
(6)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(7)上述した身体支持追従装置の他、当該身体支持追従装置を構成要素とするシステム、当該身体支持追従装置の制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、身体支持方法、バランスチェック実行方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…身体支持追従装置、3…載置ユニット、5…アームユニット、25、27、29、31、33、35、37、39、41…関節、53、55、57、59、61…ブレーキユニット、63、65…バネ、67…カウンタウエイト、77…ブレーキ設定ユニット、79…形状検出ユニット、81…ブレーキ制御ユニット、83…形状変化検出ユニット、85…バランス判断ユニット

Claims (5)

  1. 作業者の身体部分を載置可能な載置ユニットと、
    少なくとも1つの関節を備え、前記載置ユニットを支持するアームユニットと、
    前記関節の少なくとも一部における動作を制限可能なブレーキユニットと、
    ユーザの操作に応じて前記ブレーキユニットの作動状態を設定するブレーキ設定ユニットと、
    前記関節の少なくとも一部に対し、予め設定された方向に動作するように付勢する付勢ユニットと、
    前記アームユニットの形状を検出する形状検出ユニットと、
    前記ブレーキユニットが作動していない状態で、前記アームユニットの形状が予め設定された基準形状であることを前記形状検出ユニットが検出した場合、前記ブレーキユニットを作動させるブレーキ制御ユニットと、
    前記ブレーキ制御ユニットが前記ブレーキユニットを作動させた後、前記ブレーキユニットの作動を解除し、前記アームユニットの形状変化を検出する形状変化検出ユニットと、
    前記形状変化検出ユニットが検出した前記形状変化を用いて、前記アームユニット及び前記載置ユニットのバランスの良否を判断するバランス判断ユニットと、
    を備える身体支持追従装置。
  2. 請求項1に記載の身体支持追従装置であって、
    前記関節の角度を検出する角度検出ユニットをさらに備え、
    前記形状検出ユニットは、前記角度検出ユニットが検出した前記角度を用いて前記アームユニットの形状を検出する身体支持追従装置。
  3. 請求項1に記載の身体支持追従装置であって、
    前記載置ユニットの位置を検出する位置検出ユニットをさらに備え、
    前記形状検出ユニットは、前記位置検出ユニットが検出した前記位置を用いて前記アームユニットの形状を検出する身体支持追従装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の身体支持追従装置であって、
    前記ブレーキ制御ユニットが前記ブレーキユニットを作動させたことを報知する報知ユニットをさらに備える身体支持追従装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の身体支持追従装置であって、
    前記形状変化検出ユニットは、前記ブレーキ設定ユニットに対する前記ユーザの操作の有無によらず、前記ブレーキユニットの作動を解除する身体支持追従装置。
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