JP6504495B2 - Air conditioning system - Google Patents
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Description
本発明は、空気調和システムに係り、特に、エンジンにより駆動される圧縮機、室外熱交換器、発電機および発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータを有する複数台の室外ユニットを備えた空気調和システムに関する。 The present invention relates to an air conditioning system, and more particularly, a plurality of outdoor units having a compressor driven by an engine, an outdoor heat exchanger, a generator, and a grid-connected inverter for outputting generated power of the generator to a commercial system. Air conditioning system equipped with
空気調和システムには、商用電源からの電力供給が停止されている停電時であっても駆動できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載される発電機能付きエンジン駆動式ヒートポンプ装置では、発電機の発電電力と商用電源からの電力をそれぞれ直流電力に変換し、合流させた状態でインバータにより交流電流に変換する。そして、この交流電流を室外ファン、室内ファンおよびその他の電力負荷に供給可能に構成するとともに、室外ユニット内に発電電力を蓄電する蓄電手段を備え、停電時でも蓄電手段からの電力によってエンジンを起動し、空調運転を行うようにしている。
There is known an air conditioning system which can be driven even at the time of a power failure in which power supply from a commercial power source is stopped (see, for example, Patent Document 1). In the engine drive type heat pump apparatus with a power generation function described in this
ところで、大型のビルや学校などでは、エンジンにより駆動される圧縮機、室外熱交換器、発電機および発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータを有する室外ユニットを複数台備えた空気調和システムが採用されている。このような大規模空調を行う場合、室外ユニットにそれぞれ蓄電手段を設けて、停電時には、各室外ユニットを別個独自に起動させることも可能である。
しかし、前記した構成では、各室外ユニットにそれぞれ蓄電手段を設け、この蓄電手段の電力で自機を起動させる制御とするため、空気調和システムの構成が過剰となり、例えば、該空気調和システムのコストが上昇してしまうという問題がある。
By the way, in a large building or school, etc., a plurality of outdoor units are provided, each having a grid-connected inverter that outputs an electric power generated by an engine-driven compressor, an outdoor heat exchanger, a generator and a generator to a commercial system. An air conditioning system is employed. When performing such a large scale air conditioning, it is also possible to provide an electrical storage means in each outdoor unit, and to start each outdoor unit independently independently at the time of a power failure.
However, in the above-described configuration, since each outdoor unit is provided with storage means, and the power of the storage means is controlled to start up its own machine, the configuration of the air conditioning system becomes excessive. For example, the cost of the air conditioning system Has a problem of rising.
また、発電機により発電中に、室内側に設置される室内ユニット、照明装置あるいはコンセントなどを使用すると、電力負荷が増大する可能性がある。一般的には、このように電力負荷が過負荷状態になると、安全のため発電を中止するようにしている。
そのため、停電中に発電が停止して不便であり、快適な発電の利用を行うことができないという問題がある。
In addition, the use of an indoor unit, a lighting device, an outlet, or the like installed indoors during power generation by a generator may increase power load. In general, when the power load is thus overloaded, power generation is stopped for safety.
Therefore, there is a problem that power generation stops during power failure and it is inconvenient, and it is not possible to use comfortable power generation.
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、発電時に電力負荷が過負荷状態になった場合でも、発電を継続して行うことのできる空気調和システムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described point, and an object thereof is to provide an air conditioning system capable of continuously performing power generation even when the power load is overloaded at the time of power generation. .
前記目的を達成するため本発明は、エンジンにより駆動される圧縮機および室外熱交換器を有する複数台の室外ユニットと、室内に設置される室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットとを備え、前記室外ユニットは、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータと、室内における電力負荷を監視し、電力負荷が一定以上の過負荷状態であると判断した場合に、前記室内の使用者に電力負荷が過負荷状態である旨を報知する起動制御部と、を備え、前記起動制御部は、前記室内ユニットの送風機を駆動制御するものであり、前記起動制御部は、前記室内ユニットを構成する室内熱交換器の優先順位を定めた優先順位テーブルを参照し、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、優先順位の低い室内熱交換器から前記送風機による電力負荷を下げるように前記送風機の運転を制御することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention comprises a plurality of outdoor units having a compressor driven by an engine and an outdoor heat exchanger, and a plurality of indoor units having an indoor heat exchanger installed indoors. The outdoor unit monitors a generator driven by the engine, a grid-connected inverter outputting the generated power of the generator to a commercial grid, and a power load in the room, and the power load is an overload or more. And a start control unit for notifying the user in the room that the electric load is in an overload state when it is determined to be in the state, the start control unit drivingly controlling the fan of the indoor unit When the start control unit determines that the power load is in an overload state with reference to a priority table in which priorities of the indoor heat exchangers constituting the indoor unit are determined. To, and controlling the operation of the blower to reduce the power load by the blower from the lower priority the indoor heat exchanger.
この構成において、前記起動制御部は、前記室内に設置された前記室内ユニットのリモコンにより過負荷状態である旨を報知することを特徴とする。 In this configuration, the activation control unit is characterized in that an overload state is notified by a remote controller of the indoor unit installed in the room.
この構成において、前記起動制御部は、前記リモコンの表示部に表示する報知または前記リモコンにより音声による報知の少なくとも一方を行うことを特徴とする。 In this configuration, the activation control unit performs at least one of notification displayed on a display unit of the remote control or notification by voice using the remote control.
本発明によれば、起動制御部により、発電量に対する過負荷状態にあるか否かを監視し、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、室内の使用者に対して報知するようにしているので、使用者が過負荷状態を解消することにより、自立発電を継続して行うことが可能となる。 According to the present invention, the start control unit monitors whether or not the power generation amount is in an overload state, and when it is determined that the power load is in an overload state, notification is given to the indoor user Since the user eliminates the overload state, it is possible to continue the independent power generation.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和システムの電力系統を模式的に示す説明図である。
空気調和システム1は、大型のビルや学校などの施設に設置されるシステムであり、屋外に設置される複数台(本実施形態では4台)の室外ユニット2A〜2Dを備える。本構成では、商用系統電力の停電時の起動制御において、空気調和システム1は、予め定められた1台の室外ユニット2Aが親機として動作し、この室外ユニット2Aの制御の下、残りの3台の室外ユニット2B〜2Dが子機として動作する。
各室外ユニット2A〜2Dには、それぞれ屋内における所定エリアに設置される室内ユニット群3A〜3Dが接続されて独立した冷凍サイクル回路を形成し、各冷凍サイクル内でそれぞれ空調運転が行われる。各室内ユニット群3A〜3Dは、それぞれ複数台(本実施形態では各4台)の室内ユニット13a〜13dを備える。これら室内ユニットの台数は、空調対象エリアの広さおよび室外ユニット2A〜2Dの能力によって適宜変更することができる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an explanatory view schematically showing a power system of an air conditioning system according to a first embodiment of the present invention.
The
In each of the
また、空気調和システム1は、商用電源と各室外ユニット2A〜2Dが備える発電機11が発電した発電電力の系統とを切り替える単一の電源切替盤50を備え、この電源切替盤50に各室外ユニット2A〜2Dおよび各室内ユニット群3A〜3Dがそれぞれ接続されている。さらに、電源切替盤50には、各室内ユニット群3A〜3Dの室内ユニット13a〜13dが設置されるエリアに設けられた照明装置38およびコンセント60がそれぞれ接続されている。
電源切替盤50には、商用系統36と室外ユニット2A〜2Dの各発電機11で発電された発電電力の系統とを切り換える電源切替スイッチ52,152,252,352と、連結用リレー153,253と、自立負荷用リレー353とが設けられている。これら電源切替切換スイッチおよび各リレーについては後述する。
In addition, the
The
次に、室外ユニットおよび室内ユニット群について説明する。
図2は、親機として動作する室外ユニット2Aと室内ユニット群3Aとを示す回路図である。
室外ユニット2Aと室内ユニット群3Aとは、液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続され、これによって空調運転を行うための冷凍サイクル回路が構成される。
室外ユニット2Aには、駆動源として機能するガスエンジン10(エンジン)と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容される。ガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガスなどの燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
Next, the outdoor unit and the indoor unit group will be described.
FIG. 2 is a circuit diagram showing the
The
The
室内ユニット群3Aは、同じ施設の各箇所に振り分けて設置される複数台(本実施形態では4台)の室内ユニット13a〜13dを備えて構成されている。これら室内ユニット13a〜13dには、室内ユニット13a〜13dを操作するためのリモコン5がそれぞれ設けられており、各室内ユニット13a〜13dに電力が供給されている場合、使用者によるリモコン5の操作に応じて個別に運転/停止などの操作が可能である。なお、図2では、電力が供給される線を太線で示している。
The
圧縮機12は、容量が異なる大および小の圧縮機12a,12bで構成され、2台が並列に、ガスエンジン10に対し、それぞれ電磁クラッチ14a,14bを介して接続されている。電磁クラッチ14a,14bによって圧縮機12a,12bとガスエンジン10との接続が切り替えられることで、空調の負荷に応じて圧縮機12a,12bの駆動が制御される。これら圧縮機12a,12bの吐出管12cには、プレート式熱交換器31、四方弁15、室外熱交換器17が順に接続される。この室外熱交換器17には、液管4aを介して、各室内ユニット13a〜13dの膨張弁19a〜19d(減圧装置とも言う)および室内熱交換器21a〜21dが接続される。室内熱交換器21a〜21dには、ガス管4bを介して、四方弁15が接続され、この四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。室内熱交換器21a〜21dには、直流モーターによって駆動される送風機6a〜6d(室内送風機とも言う)がそれぞれ設けられている。
また、圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dが、バイパス管18で接続され、このバイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が接続されている。本構成では、前記した各機器を備えて冷媒回路が形成されている。
The
Further, the
圧縮機12a,12bが駆動されると、四方弁15の切り替え状態が暖房切り替えであれば、図2に実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b(いずれか一方の圧縮機12a,12bの場合も含む)、四方弁15、室内熱交換器21a〜21d、膨張弁19a〜19d、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21a〜21dでの冷媒凝縮熱により室内が暖房される。これとは反対に、四方弁15が冷房切り替えであれば、図1に破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19a〜19d、室内熱交換器21a〜21dの順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21a〜21dでの冷媒蒸発熱により室内が冷房される。
なお、室内ユニット13a〜13dは並列接続されるため、各室内ユニット13a〜13dに個別に冷媒を供給することができ、各室内ユニット13a〜13dをそれぞれ独立して運転することが可能である。
If the switching state of the four-
Since the
次に、ガスエンジン10の冷却装置について説明する。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエータ25に供給される。このラジエータ25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2Aの外に排出される。
Next, the cooling device of the
The
The exhaust gas of the
前述した第1の三方弁22は冷却水温度で自動的に切り替えられる。すなわち、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエータ25をバイパスさせ、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29に導いて、前記ウォータージャケットに戻す。
第2の三方弁24は、例えば、暖房運転時に切り替えられ、冷却水を、ラジエータ25をバイパスさせ、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流し、ウォータージャケットに戻す。
The first three-way valve 22 described above is automatically switched at the coolant temperature. That is, when the cooling water temperature is lower than a predetermined temperature, the cooling water from the water jacket of the
The second three-
次に、電力系統について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の空気調和システム1では、各室外ユニット2A〜2Dの発電機11を、電力会社の電力系統である商用系統36(商用電源:本実施形態では200Vの交流電力)に系統連系している。これにより、各発電機11の発電電力を、商用系統36の電力とともに、室外ユニット2A〜2D、室内ユニット13a〜13d、照明機器(他の電力負荷)38およびコンセント60(他の電力負荷)に供給することができる。
この場合、室外ユニット2A〜2Dおよび室内ユニット13a〜13dは、空気調和システム1の自己消費(自己電力消費)の電力負荷に相当しており、照明装置38およびコンセント60への供給電力が空気調和に関係しない他の電力負荷(非空調装置)に相当する。
Next, the power system will be described.
As shown in FIG. 1, in the
In this case, the
電源切替盤50は、商用電源線(電灯線ともいう)である上流側給電ライン51aに並列に設けられた電源切替スイッチ52,152,252,352を備える。本実施形態では、最上流の電源切替スイッチ52には、親機である室外ユニット2Aと第1子機である室外ユニット2Bとが接続される。同様に、電源切替スイッチ152には、第2子機である室外ユニット2Cが接続され、電源切替スイッチ252には、第3子機である室外ユニット2Dが接続される。そして、最下流の電源切替スイッチ352には、下流側給電ライン51bを介して、各室内ユニット13a〜13d、各照明装置38および各コンセント60が接続される。なお、コンセントを接続する際には、200Vの交流電力を100Vで使用できるように降圧トランスおよびサーキットプロテクタを設置することが好ましい。
The
第1電源切替スイッチ52は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子52a(通常運転用端子)と、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力が供給される電源線34bが接続される第2端子52b(自立運転用端子)と、系統連系用の電源線34aが接続される第3端子52c(給電用端子)とを備え、第3端子52cの接続先を、第1端子52aと第2端子52bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。
また、電源線34aは、第3端子52cと室外ユニット2Aの系統連系インバータ33との間で分岐する電源分岐線34a1を備える。この電源分岐線34a1は、さらに2つに分岐され、一方は、室外ユニット2Bの系統連系インバータ33に接続され、他方は、第1、第2連結用リレー153,253と自立負荷用リレー353とを介して、最下流の電源切替スイッチ352に接続されている。
このため、第3端子52cと第1端子52aとを接続することにより、商用系統36から商用電力を、室外ユニット2Aおよび室外ユニット2Bの各系統連系インバータ33に供給することができる。さらに、第3端子52cと第2端子52bとを接続することにより、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力を電源分岐線34a1に供給することができる。
The first power
Further, the
Therefore, by connecting the third terminal 52c and the
第2電源切替スイッチ152は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子152a(通常運転用端子)と、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力が供給される電源分岐線34a1が接続される第2端子152b(自立運転用端子)と、系統連系用の電源線134が接続される第3端子152c(給電用端子)とを備え、第3端子152cの接続先を、第1端子152aと第2端子152bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。また、電源分岐線34a1には、室外ユニット2Bへの分岐点35と第2電源切替スイッチ152の第2端子152bとの間に、第1連結用リレー153が設けられている。この第1連結用リレー153は、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力を、第1電源切替スイッチ52よりも下流側に供給するために開閉するスイッチとして機能する。第1連結用リレー153の開閉を制御することにより、室外ユニット2Aの発電電力が、他の室外ユニット2B〜2D、室内ユニット13a〜13d、照明装置38(負荷)および各コンセント60(負荷)に同時に供給されることを防止する。
The second power
第3電源切替スイッチ252は、第2電源切替スイッチ152と同様な構成を備える。すなわち、第3電源切替スイッチ252は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子252a(通常運転用端子)と、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力が供給される電源分岐線34a1が接続される第2端子252b(自立運転用端子)と、系統連系用の電源線234が接続される第3端子252c(給電用端子)とを備え、第3端子152cの接続先を、第1端子152aと第2端子152bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。また、電源分岐線34a1には、第2電源切替スイッチ152の第2端子152bと、第3電源切替スイッチ252の第2端子252bとの間に第2連結用リレー253が設けられている。
The
最下流の第4電源切替スイッチ352は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子352a(通常運転用端子)と、室外ユニット2Aの発電機11の発電電力が供給される電源分岐線34a1が接続される第2端子352b(自立運転用端子)と、室内ユニット13a〜13d、照明装置38(負荷)およびコンセント60(負荷)などが接続される下流側給電ライン51bが接続される第3端子352c(給電用端子)とを備え、第3端子352cの接続先を、第1端子352aと第2端子352bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。また、電源分岐線34a1には、第3電源切替スイッチ252の第2端子252bと、第4電源切替スイッチ352の第2端子352bとの間に自立負荷用リレー353が設けられている。
この自立負荷用リレー353は、第1、第2連結用リレー153,253と同様な構成である。自立負荷用リレー353を開閉することにより、室外ユニット2Aの発電電力を室内ユニット13a〜13d、照明装置38(負荷)およびコンセント60(負荷)に供給するか否かを制御できる。
The fourth power
The self-standing
このように、電源切替盤50は、各電源切替スイッチ52〜352、連結用リレー153,253および自立負荷用リレー353を備え、下流側給電ライン51bへの電力源を、商用系統36と発電電力の系統(発電系統とも言う)との間で切り替える切替手段として機能する。
したがって、空気調和システム1では、商用系統36および各室外ユニット2A〜2Dの発電機11から供給される電力を利用し、該室外ユニット2A〜2D、室内ユニット13a〜13dおよび照明装置38に電力を供給する通常運転と、商用系統36から切り離して、各室外ユニット2A〜2Dの発電機11の発電電力によって該室外ユニット2A〜2D、室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60に電力を供給する自立運転とを選択的に行うことができる。
As described above, the
Therefore, in the
次いで、発電電力の系統について説明する。
親機として機能する室外ユニット2Aは、図2に示すように、発電機11の発電電力を変換する系統連系インバータ33と、発電電力の一部を蓄えるバッテリー49とを備える。
発電機11の発電電力は、電力線32を介して系統連系インバータ33に出力される。系統連系インバータ33は、発電機11の発電電力である三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、200Vの交流の電力に再度変換して電源線34(発電電力出力線)に出力する。
この電源線34は、前記した系統連系用の電源線34aと、自立運転用の電源線34bとに分岐し、これら各電源線34a,34bは、第1電源切替スイッチ52の第1端子52a、第2端子52bにそれぞれ接続される。また、系統連系用の電源線34aは、電源線41を介して、室外側コントローラ39に接続され、この室外側コントローラ39を含む室外ユニット2Aに電力を供給可能となっている。
なお、発電電力の一部は、図1に示す電源線47bを介してバッテリー49に供給され、バッテリー49に発電電力が蓄電されるように構成されている。
Next, a system of generated power will be described.
As shown in FIG. 2, the
The generated power of the
The
A part of the generated power is supplied to the
自立運転用の電源線34bは、前述した第1電源切替スイッチ52の第2端子52bに接続されている。このため、前述したように、第1電源切替スイッチ52の第2端子52bと第3端子52cとを接続することによって、第1電源切替スイッチ52を介して発電電力を電源分岐線34a1に直接供給することができる。
ここで、自立運転用の電源線34bには、当該電源線34bに発電電力を流す際にオンにされる自立用リレー34cが設けられており、系統連系用の電源線34aにも、当該電源線34aに発電電力を流す際にオンにされる連系用リレー34dが設けられている。
The
Here, the
系統連系インバータ33は、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39に、通信線40を介して通信可能に接続されるとともに、電力が逆潮流しないように、前述した逆潮流ヒータ23に適宜電力を供給する。
室外側コントローラ39は、系統連系用の電源線34aを介して発電電力が供給可能な構成に加え、商用系統36から電源線41を介して動作電源を得ることができ、通信線42を介して各室内ユニット群3Aの室内側コントローラ(図示せず)に通信可能に接続されている。
この室外側コントローラ39は、電源線54を介してバッテリー49の電力が直接供給される自立制御部(起動制御部)39aと、制御プログラムなどの各種データを記憶する記憶部39bとを備えている。
The grid-connected
The
The
また、室外側コントローラ39は、商用系統36および室外ユニット2Aの発電機11から供給される電力で室外ユニット2A、室内ユニット群3Aおよび照明装置38を駆動する通常運転を行う通常運転モードと、停電時などに商用系統36から切り離されて発電機11の発電電力によって室外ユニット2A、室内ユニット群3Aおよび照明装置38を駆動する自立運転を行う自立運転モードとのいずれかに動作モードを切り替える制御を行う。
自立制御部39aには、使用者などが手動で操作する手動スイッチである自立運転切り替えスイッチ56(自立運転スイッチ)が接続され、自立運転切り替えスイッチ56が操作されることで自立制御部39aが、自立運転モードへの切り替え動作を開始する。
In addition, the
The self-supporting operation switching switch 56 (self-supporting operation switch), which is a manual switch manually operated by the user, is connected to the self-supporting
バッテリー49の電力が供給される電源線54には、電源線48(図2)を介してガスエンジン10のセルモータ(図示せず)が接続されており、室外側コントローラ39の制御の下、バッテリー49の電力でセルモータを駆動し、ガスエンジン10を起動させることができる。
室外側コントローラ39は、前述したように、室外ユニット2Aの各機器(例えば、ガスエンジン10、電磁クラッチ14a,14b、送風機26、バッテリー49および電源切替盤50など)の動作を中枢的に制御する制御部として機能する。また、室外ユニット2Aは親機として機能するため、この室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、停電時における各室外ユニット2A〜2Dの起動制御の主コントローラとなる。室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、子機となる室外ユニット2B〜2Dの各室外側コントローラ39とそれぞれ通信線53で接続されている。
A cell motor (not shown) of the
As described above, the
系統連系インバータ33には、通信線44を介して系統連系盤45が接続され、この系統連系盤45には、通信線46を介して、商用系統36とブレーカ37との間に設置された電力検出器43が接続されている。電力検出器43は、商用系統36に供給される電力値をリアルタイムに取得し、この取得した電力値データは、系統連系盤45を介して、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を通じて室外側コントローラ39に送られる。系統連系盤45は、図示は省略するが、OVGR/RPR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)、UPR(不足電力継電器)、W/TD(ワット・トランスデューサ)などを備え、受信した電力検出器43からの信号とともに、OVGR/RPR、UPR、W/TDからの信号を系統連系インバータ33に送信するようになっている。このため、系統連系インバータ33は、商用系統36の情報を得ることができる。
A
子機として動作する室外ユニット2B〜2Dは、親機として動作する室外ユニット2Aと同様な構成を備え、図1に示すように、バッテリー49、自立運転切り替えスイッチ56および系統連系インバータ33から出力される自立運転用の電源線34bを備えていない点で相違する。
すなわち、親機としての室外ユニット2Aは、停電時に自己のバッテリー49の貯蓄電力によって、自機(室外ユニット2A)を自立運転させることができるのに対し、子機としての室外ユニット2B〜2Dは、単独では停電時に自機を自立運転させることはできない。
このため、停電時に、空気調和システム全体を起動させようとすると、すべての室外ユニットにバッテリーなどを備えた自立運転可能な構成とする必要があり、空気調和システムの構成が煩雑となっていた。
このため、本構成では、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39が、自己の室外ユニット2Aおよび子機としての室外ユニット2B〜2Dを起動させる制御を行う自立制御部(起動制御部)39aを備える点に特徴を有する。
The
That is, while the
For this reason, when trying to start the whole air conditioning system at the time of a power failure, it is necessary to set it as the structure in which all the outdoor units are equipped with a battery etc. and which can be operated independently, and the structure of the air conditioning system was complicated.
Therefore, in the present configuration, the
また、本実施形態においては、系統連系盤45には、自立運転中において、自立運転用の電源線34bにおける電力を検出する自立運転用電力検出器62が通信線46を介して接続されている。この自立運転用電力検出器62は、電源線34bを通る電力量を検出し、この取得した電力量データは、系統連系盤45を介して、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を通じて室外側コントローラ39に送られる。
自立制御部39aは、自立運転用電力検出器62により発電時における電力量を常に監視するとともに、室内における室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60による電力負荷を監視するように構成されている。
また、自立制御部39aは、室内の温度状況などを監視し、各室内ユニット13a〜13dの運転を制御するように構成されている。
Further, in the present embodiment, a stand-alone
The self-supporting
Further, the self-supporting
そして、自立制御部39aは、各室外ユニット2A〜2Dによる発電量の最大値に対して、電力負荷が大きくなった場合、電力負荷が過負荷状態にある旨を報知するように制御する。過負荷状態であるか否かは、例えば、全発電量に対して約90%以上の電力負荷がある場合に、過負荷状態であると判断する。本実施形態においては、報知は室内に設置されているリモコン5の表示部70を利用して行われる。
図3はリモコン5の例を示した概略図であり、図3に示すように、リモコン5は、例えば、設定温度や現在の室温、時刻などを表示する表示部70、運転/停止スイッチ71、温度設定スイッチ72、風速切換スイッチ73、冷房や暖房などの運転切換スイッチ74、送風口の風向調整スイッチ75、発電モニタースイッチ76、タイマー設定スイッチ77をそれぞれ備えている。
Then, when the power load increases relative to the maximum value of the power generation amount of each of the
FIG. 3 is a schematic view showing an example of the
本実施形態においてリモコン5を用いて報知を行う場合は、表示部70の「点検ランプ78」を点滅させることにより、発電の電力負荷が過負荷状態である旨を表示させる。このように表示部70の「点検ランプ78」を点滅させ過負荷状態である旨の報知を行うことにより、従来からあるリモコン5の表示部70を利用して報知することができる。
ただし、報知を行う場合の手段としては、これに限定されるものではなく、例えば、リモコン5の表示部70に過負荷状態を表示するための専用の表示ランプを設置するようにしてもよいし、リモコン5ではなく専用の報知装置を室内に設置するようにしてもよい。さらに、リモコン5あるいは専用の装置から音声により報知するようにしてもよい。
In the case where notification is performed using the
However, the means for performing notification is not limited to this. For example, a dedicated display lamp for displaying an overload state may be installed on the
続いて、この空気調和システム1の基本動作を説明する。
図4は通常運転時(通常運転モード)の空気調和システム1を示している。この図4おいて、電力が流れる線を太線で示している。
通常運転モードは、商用系統36から電力が供給されている場合の動作モードであり、このモードでは、図4に示すように、電源切替盤50は、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39の自立制御部39aの制御の下、各電源切替スイッチ52、152,252,352がいずれも第1端子52a,152a,252a,352a側に切り替えられる。また、連結用リレー153,253および自立負荷用リレー353は、いずれもオフ(開放)するように制御される。
このため、商用系統36から供給される電力は、上流側給電ライン51aおよび各電源切替スイッチ52,152,252および電源線(系統連系用)34a,34a1,134,234などを介して、各室外ユニット2A〜2Dの各部に供給される。さらに、第4電源切替スイッチ352および下流側給電ライン51bを介して、各室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60に供給される。
また、この通常運転時には、各室外ユニット2A〜2Dの発電機11は、該室外ユニット2A〜2Dをそれぞれ駆動するための駆動電力を全てまかなう発電電力を出力する。発電した余剰の電力は、系統連系インバータ33、電源線(系統連系用)34a,34a1,134,234および下流側給電ライン51bを介して、各室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60に供給される。
Subsequently, the basic operation of the
FIG. 4 shows the
The normal operation mode is an operation mode when power is supplied from the
For this reason, the power supplied from the
Further, during the normal operation, the
次に、停電時における自立運転の起動制御について説明する。
図5は、商用系統36の電力供給が停止(停電時)における自立運転の起動制御の手順を示すフローチャートである。この手順では、親機である室外ユニット2Aが制御主体として動作する。
停電などによって商用系統36からの電力供給が断たれると、室外ユニット2A〜2D、室内ユニット13a〜13dおよび照明装置38などは電力が供給されなくなって停止する。
この停電状態で、使用者の手動操作によって、室外ユニット2Aに設けられた自立運転切り替えスイッチ56が「オン」に操作される(ステップS1)と、このスイッチ56をオンしたタイミングでバッテリー49からの電力が室外側コントローラ39(自立制御部39a(図2参照))に供給され、室外側コントローラ39の制御の下、バッテリー49の電力が図示しないのDC/DCコンバータを通してDC200Vとされ、室外側コントローラ39の電源として供給される。
Next, start control of the independent operation at the time of a power failure will be described.
FIG. 5 is a flow chart showing a procedure of start control of the self-sustaining operation when the power supply of the
When the power supply from the
In this power failure state, when the user operates the manual operation of the user to turn on the self-sustaining
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、通常運転モードから自立運転モードに切り替える動作を開始する。この場合、室外側コントローラ39は、バッテリー49の電力によってセルモータを駆動し、ガスエンジン10を起動させる(ステップS2)。これにより、ガスエンジン10が起動すると、発電機11による発電が開始される。また。本実施形態では、ガスエンジン10が起動しても、室外側コントローラ39は、電磁クラッチ14a,14bを切り離したままとし、圧縮機12の運転開始を先送りしている。停電時には、発電を優先してすべての室外ユニット2A〜2D(発電機)が起動した後に、空調運転を開始するためである。
Subsequently, the
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、自機の発電機11から自立運転用の電力が出力されたか否かを判別する(ステップS3)。発電機11から出力された電力は、系統連系インバータ33に入力されるため、この系統連系インバータ33への電力の入力の有無で判別される。
この判別において、発電機11から自立運転用の電力が出力されなかった場合(ステップS3:NO)には、エラー警報を出力(ステップS4)して処理を終了する。
また、発電機11から自立運転用の電力が出力された場合(ステップS3:YES)には、室外側コントローラ39は、系統連系インバータ33を通じて、自立運転用の電力を電源切替盤50に出力する(ステップS5)。これにより、図6に示すように、電源切替盤50の各電源切替スイッチ52,152,252,352は、それぞれ自立運転用端子である第2端子52b,152b,252b,352b側に自動的に切り替わる(ステップS6)。そして、商用系統36から系統連系インバータ33を含む室外ユニット2A〜2Dが切り離され、室外ユニット2A〜2Dと室内ユニット13a〜13dおよび照明装置38とが接続されて閉じた自立運転回路が形成され、自立運転が開始される。
Subsequently, the
In this determination, when the power for self-sustaining operation is not output from the generator 11 (step S3: NO), an error alarm is output (step S4), and the process is ended.
In addition, when the electric power for autonomous operation is output from the generator 11 (step S3: YES), the
室外ユニット2Aのガスエンジン10が起動して、発電機11による発電が開始されると、この発電電力は、図6に示すように、電源線34b(自立運転用)、第1電源切替スイッチ52、電源線34a,34a1を通じて、室外ユニット2Bに供給される。
この場合、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、第1連結用リレー153、第2連結用リレー153、自立負荷用リレー353をそれぞれオフ(開放)された状態に維持している。これらリレーをオン(閉鎖)状態とすると、室外ユニット2Aの発電電力11が同時に複数の室外ユニットなどに供給されるため、1台あたりの室外ユニットに供給される電力が低減される。このため、本実施形態では、実際に起動した室外ユニット2Aの台数(1台)と同じ台数の室外ユニット2Bにのみ発電電力を供給することで、この室外ユニット2Bのガスエンジン10を確実に起動可能としている。
When the
In this case, the
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、該室外ユニット2Aで発電した発電電力を用いて、室外ユニット2B(第1子機)のガスエンジン10のセルモータを駆動し、該ガスエンジン10を起動させる(ステップS7)。ガスエンジン10が起動すると、室外ユニット2Bの発電機11による発電が開始される。
室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、室外ユニット2Bの発電機11から自立運転用の発電電力が出力されたか否かを判別する(ステップS8)。この発電機11から出力された発電電力は、系統連系インバータ33に入力されるため、室外ユニット2Bの室外側コントローラ39を介して、該系統連系インバータ33への電力の入力の有無で判別される。
この判別において、発電機11から発電電力が出力されなかった場合(ステップS8:NO)には、エラー警報を出力(ステップS4)して処理を終了する。
また、発電機11から発電電力が出力された場合(ステップS8:YES)には、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、系統連系インバータ33を通じて、該系統連系インバータ33を通じて出力される発電電力を、室外ユニット2Aから出力された発電電力に重畳させるように調整する(ステップS9)。これにより、室外ユニット2A(親機)および室外ユニット2B(第1子機)から出力される発電電力は波長などを合わせた状態で下流側に供給される。
Subsequently, the
The
In this determination, when the generated power is not output from the generator 11 (step S8: NO), an error alarm is output (step S4), and the process is ended.
Further, when the generated power is output from the generator 11 (step S8: YES), the
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、第1、2連結用リレー153,253をオン(閉じる)制御を行う(ステップS10)。これにより、図7に示すように、室外ユニット2Aおよび室外ユニット2Bから出力される発電電力は、電源分岐線34a1、第1連結用リレー153、第2電源切替スイッチ152および電源線134を通じて、室外ユニット2C(第2子機)に供給される。さらに、この発電電力は、電源分岐線34a1、第2連結用リレー253、第3電源切替スイッチ252および電源線234を通じて、室外ユニット2D(第3子機)に供給される。
Subsequently, the
本実施形態では、実際に起動した室外ユニット2A(親機)と室外ユニット2B(第1子機)と台数(2台)と同じ台数の室外ユニット2C,2Dに発電電力が供給されるため、1台の室外ユニットの発電電力により1台の室外ユニット(ガスエンジン)を起動することができ、該室外ユニットの起動を安定して行うことができる。
ここで、室外ユニット2A(親機)の発電電力を用いて、他の室外ユニット2B〜2Dを起動させる場合には、各室外ユニット2B〜2Dを順次起動させる構成とすることもできる。しかし、この構成では、例えば4台の室外ユニットを起動させるには、計4回の起動動作を繰り返し行う必要がある。これに対して、本構成では、室外ユニット2A(親機)の発電機11が発電した発電電力を用いて、室外ユニット2B(第1子機)の起動させた後、室外ユニット2Aおよび起動した室外ユニット2Bの各発電機11が発電した発電電力を用いて、室外ユニット2Aと室外ユニット2Bの台数と同数である2台の室外ユニット2C,2D(第2子機、第3子機)を起動させる構成とした。このため、各室外ユニットの起動動作は計3回で済み、停電時における起動を短時間で行うことができる。この制御による効果は、室外ユニットの台数が増えればより顕著となる。
In this embodiment, since the generated power is supplied to the
Here, when activating the other
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、室外ユニット2Aおよび室外ユニット2Bから出力される発電電力を用いて、室外ユニット2C,2Dのガスエンジン10のセルモータをそれぞれ駆動し、該ガスエンジン10を起動させる(ステップS11)。この場合、室外ユニット2C,2Dのガスエンジン10は、同時に起動させるのではなく、わずかな時間(例えば10秒)差で起動させる構成としている。これにより、起動時に供給される電力が同時に使用されることが防止され、ガスエンジン10の起動をより確実に実行することができる。
また、ガスエンジン10が起動により、室外ユニット2C,2Dの各発電機11による発電が開始される。
Subsequently, the
Further, when the
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、室外ユニット2C,2Dの各発電機11から発電電力が出力されたか否かを判別する(ステップS12)。この判別において、発電機11から発電電力が出力されなかった場合(ステップS12:NO)には、エラー警報を出力(ステップS4)して処理を終了する。
また、発電機11から発電電力が出力された場合(ステップS12:YES)には、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、系統連系インバータ33を通じて、該系統連系インバータ33を通じて出力される発電電力を、室外ユニット2Aおよび室外ユニット2Bから出力された発電電力に重畳させるように調整する(ステップS13)。これにより、室外ユニット2A(親機)および室外ユニット2B〜2D(第1〜第3子機)から出力される発電電力は波長などを合わせた状態で下流側に供給される。
Subsequently, the
Further, when the generated power is output from the generator 11 (step S12: YES), the
続いて、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39は、自立負荷用リレー353をオン(閉じる)制御を行う(ステップS14)。これにより、図8に示すように、室外ユニット2A〜2Dからそれぞれ出力される発電電力は、自立負荷用リレー353、第4電源切替スイッチ352を介して、下流側給電ライン51bに流れる。このため、室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60に電力を供給することができ、該室内ユニット13a〜13dによる空調運転、照明装置38およびコンセント60の使用をすることができる。
本構成では、すべての室外ユニット2A〜2Dの各発電機11が駆動した後に、自立負荷用リレー353を閉じて、室内ユニット13a〜13d、照明装置38およびコンセント60に電力を供給するため、起動中に多大な電力が使用されて該室外ユニット2A〜2Dの起動が不調となることが防止され、該室外ユニットの起動後に安定した電力を負荷に供給できる。
Subsequently, the
In this configuration, after the
室内ユニット13a〜13dのいずれかを運転する場合には、リモコン5の運転操作を行う。これにより、相応する室外ユニット内の電磁クラッチ14a,14bが接続されて圧縮機12a,12bが駆動されて、冷媒回路内を冷媒が循環することで空調運転が実現される。
また、自立運転時には、上流側給電ライン51aは電源切替盤50によって室外ユニット2A〜2Dから切り離されているため、電源切替盤50よりも上流側の商用系統36には各発電機11の電力は供給されない。このため、自立運転の際に商用系統36側に逆潮流が生じることを簡単な構成で防止できるとともに、所望の室内ユニット13a〜13dおよび照明装置38を運転することができる。
したがって、発電能力が限られている発電機11で電力を供給する場合であっても、停電時に運転したい設備を稼働させることができる。
また、停電時の混乱状態にあっても、運転したい設備をその場で選定することなく、予め選定されて自立運転回路に配置されている設備を速やかに稼働させることができる。
When driving any of the
Further, at the time of the self-sustaining operation, since the upstream side
Therefore, even in the case where power is supplied by the
In addition, even in the confusion state at the time of a power failure, the facilities selected in advance and arranged in the self-sustaining operation circuit can be promptly operated without selecting the facilities to be operated on the spot.
停電時に室内ユニット13a〜13dを稼働させる必要が無い場合には、電磁クラッチ14a,14bの接続が解除され、圧縮機12a,12bの運転が停止される。このため、照明装置38やコンセント60だけに電力を供給したい場合に圧縮機12a,12bを運転する必要がなく、効率良く電力を供給できる。
When there is no need to operate the
なお、例えば、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39の自立制御部39aは、室外ユニット2A(親機)の発電機11が発電した発電電力を用いて、他の室外ユニット2B〜2Dを順次起動させる構成としてもよいことはもちろんである。この構成では、子機としての室外ユニットを1台ずつ確実に起動させることができる。
Note that, for example, the self-supporting
次に、本実施形態における報知の制御動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態においては、停電時に発電が開始されたら(ステップS20)、自立制御部39aは、自立運転用電力検出器62により検出される電源線34bの電力量に基づいて、発電中における電力負荷を常に監視する(ステップS21)。そして、自立制御部39aが、電力負荷が過負荷状態であるか否かを判断し(ステップS22)、例えば総発電量の90%程度に達し、過負荷状態であると判断したら(ステップS22:YES)、自立制御部39aは、各室内ユニット13a〜13dのリモコン5の表示部70における「点検ランプ78」を点滅させるように制御し、室内の使用者に対して過負荷状態である旨の報知を行う(ステップS23)。
この過負荷状態の報知により、室内の使用者は、例えば、室内熱交換器21a〜21dの動作を停止させたり、コンセント60に接続されている電気機器のプラグを抜いたり、照明装置38を消灯したりすることで、消費電力を低減させ、過負荷状態を解消する。
使用者が過負荷状態を解消したことにより、自立制御部39aが電力負荷が総発電量の90%より低くなり、過負荷状態が解消したと判断した場合には(ステップS24:YES)、自立制御部39aは、そのまま発電を継続する(ステップS25)。
一方、過負荷状態である旨の報知を行ったにもかかわらず、過負荷状態が解消しないと判断した場合には(ステップS24:NO)、自立制御部39aは、ガスエンジン10を停止させて、自立発電の運転を停止させ、発電を停止するように制御する(ステップS26)。この場合には、自立制御部39aは、リモコン5の表示部70における「点検ランプ78」を点灯させるように制御し、発電が停止したことを報知させる(ステップS27)。
Next, the control operation of notification in the present embodiment will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
In the present embodiment, when power generation is started at the time of a power failure (step S20), the self-supporting
With the notification of the overload state, for example, the user inside the room stops the operation of the
When the user eliminates the overload state, the self-supporting
On the other hand, when it is determined that the overload state is not canceled even though the notification indicating the overload state is issued (step S24: NO), the self-supporting
以上説明したように、この空気調和システム1では、自立制御部39aにより、発電量に対する過負荷状態にあるか否かを監視し、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、室内の使用者に対して報知するようにしているので、使用者が過負荷状態を解消することにより、自立発電を継続して行うことが可能となる。
As described above, in the
また、本実施形態においては、自立制御部39aにより、室内に設置された室内ユニット13a〜13dのリモコン5により過負荷状態である旨を報知する。このため、既に設置されているリモコン5を利用するため新たな装置が不要であり、設備コストの低減を図ることができる。
また、自立制御部39aは、リモコン5の表示部70に表示する報知またはリモコン5により音声による報知の少なくとも一方を行う。このため、使用者は、視覚または聴覚により確実に報知を認識することができる。
Further, in the present embodiment, the self-supporting
In addition, the
また、本実施形態においては、ガスエンジン10により駆動される圧縮機12および室外熱交換器17を有する複数台の室外ユニット2A〜2Dと、室内熱交換器21a〜21dを有する複数台の室内ユニット13a〜13dとを備え、室外ユニット2A〜2Dが、それぞれガスエンジン10により駆動される発電機11と発電機11の発電電力を商用系統36に出力する系統連系インバータ33とを備え、1台の室外ユニット2Aを、ガスエンジン10を起動させるための電力を蓄えるバッテリー49を備える親機とし、残りの室外ユニット2B〜2Dを子機とし、商用系統36に供給される商用電力の停電時には、バッテリー49の電力を利用して親機としての室外ユニット2Aを起動させるとともに、該室外ユニット2Aの発電機11が発電した発電電力を用いて子機としての室外ユニット2B〜2Dを起動させる自立制御部39aを備えた。このため、各室外ユニット2A〜2Dにそれぞれバッテリー49を設ける必要はなく、簡単な構成で該室外ユニット2A〜2Dを起動させることができる。
Further, in the present embodiment, the plurality of
また、本実施形態によれば、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39(自立制御部39a)は、室外ユニット2A(親機)の発電機11が発電した発電電力を用いて、室外ユニット2B(第1子機)の起動させた後、室外ユニット2Aおよび起動した室外ユニット2Bの各発電機11が発電した発電電力を用いて、室外ユニット2Aと室外ユニット2Bの台数と同数である2台の室外ユニット2C,2D(第2子機、第3子機)を起動させるため、各室外ユニットの起動動作は計3回で済み、停電時における起動を短時間で行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、室外ユニット2A(親機)の発電機11が発電した発電電力が、同時に3台の室外ユニット2B〜2Dに供給されることが防止されるため、各室外ユニット2B〜2Dを安定して起動することができる。
Further, according to the present embodiment, the outdoor controller 39 (self-sustaining
Furthermore, according to the present embodiment, the generated power generated by the
本実施形態によれば、室外ユニット2Aの室外側コントローラ39(自立制御部39a)は、すべての室外ユニット2A〜2Dの各発電機11が起動した後に、自立負荷用リレー353を閉じて、室内ユニット13a〜13dおよび照明装置38に電力を供給するため、起動中に多大な電力が使用されて該室外ユニット2A〜2Dの起動が不調となることが防止され、該室外ユニットの起動後に安定した電力を負荷に供給できる。
According to the present embodiment, the outdoor controller 39 (self-sustaining
本実施形態によれば、商用系統36と発電電力の系統とを切り替える電源切替盤50を備え、この電源切替盤50に室外ユニット2A〜2Dおよび室内ユニット13a〜13dをそれぞれ接続したため、電源切替盤50が単一の構成で済み、空気調和システム1における電力系の配置構成を簡素化することができる。
According to the present embodiment, the
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、室外ユニット2A〜2D、室内ユニット13a〜13d、電気系統などの基本構成は、前記第1実施形態と同様であるため、基本構成については、図1から図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the present embodiment, the basic configurations of the
本実施形態においては、前記第1実施形態と同様に、自立制御部39aは、自立運転用電力検出器62により検出される電源線34bの電力量に基づいて、自立発電時に発電量に対する電力負荷を常に監視する。この場合に、本実施形態においては、自立制御部39aは、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合には、室内ユニット13a〜13dの送風機6a〜6dの制御を行うように構成されている。
すなわち、自立制御部39aは、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合には、各室内ユニット13a〜13dの送風機6a〜6dの運転状態を判断し、送風機6a〜6dの送風運転を停止したり、強風運転から弱風運転に変更するなどして、送風機6a〜6dによる電力負荷を低減させるように制御するように構成されている。
In the present embodiment, as in the first embodiment, based on the amount of power of the
That is, when the self-supporting
この場合に、図1に示すように、1つの室内ユニット群3A〜3Dには、複数台の室内熱交換ユニット13a〜13dが設置されている。そして、各室内ユニット13a〜13dの各室内熱交換器21a〜21dには、空調運転を行う場合の優先順位が設定されている。そのため、本実施形態においては、この優先順位とともに、各室内熱交換器21a〜21dの送風機6a〜6dの消費電力が記録された優先順位テーブル(図示せず)が記憶部39bに記憶されている。
自立制御部39aは、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、優先順位テーブルに基づいて、優先順位が低い室内熱交換器21a〜21dの送風機6a〜6dの送風運転を停止させたり、送風量を低減させる制御を行うものである。自立制御部39aは、優先順位テーブルに記録された送風機6a〜6dの消費電力を考慮することにより、電力負荷の過負荷状態が解消するように、送風機6a〜6dを停止または送風量の制御を行う。
In this case, as shown in FIG. 1, a plurality of indoor
The self-supporting
次に、本実施形態における制御動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態においては、発電が開始されたら(ステップS30)、自立制御部39aは、自立運転用電力検出器62により検出される電源線34bの電力量に基づいて、発電中における電力負荷を常に監視する(ステップS31)。そして、自立制御部39aが、電力負荷が過負荷状態であるか否かを判断し(ステップS32)、電力負荷が、例えば総発電量の90%程度に達し、過負荷状態であると判断したら(ステップS32:YES)、自立制御部39aは、各室内ユニット13a〜13dの送風機6a〜6dの運転状態を判断し(ステップS33)、優先順位テーブルを参照して、優先順位の低い室内熱交換器21a〜21dから、その送風機6a〜6dによる電力負荷を低減させるように制御する(ステップS34)。
これにより、電力負荷が総発電量の90%より低くなり、過負荷状態が解消したと判断した場合には(ステップS35:YES)、自立制御部39aは、そのまま発電を継続する(ステップS36)。
一方、送風機6a〜6dの運転制御を行ったにもかかわらず、過負荷状態が解消しないと判断した場合には(ステップS35:NO)、自立制御部39aは、ガスエンジン10を停止させて、発電機の運転を停止させ、発電を停止するように制御する(ステップS37)。この場合には、自立制御部39aは、リモコン5の表示部70における「点検ランプ78」を点灯させるように制御し、発電が停止したことを報知させる(ステップS38)。
Next, the control operation in the present embodiment will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
In the present embodiment, when power generation is started (step S30), the self-supporting
Accordingly, when it is determined that the power load is lower than 90% of the total power generation amount and the overload state has been eliminated (step S35: YES), the
On the other hand, when it is determined that the overload state is not eliminated despite the operation control of the
なお、本実施形態においては、過負荷状態であると判断した場合に、送風機6a〜6dの制御を行うようにしているが、前記第1実施形態と同様に、リモコン5により過負荷状態である旨の報知を、送風機6a〜6dの制御と同時に行うようにしてもよい。
In the present embodiment, the
以上説明したように、この空気調和システム1では、自立制御部39aにより、発電量に対する過負荷状態にあるか否かを監視し、過負荷状態であると判断した場合に、各室内ユニット13a〜13dの送風機6a〜6dによる電力負荷を低減させるように制御するようにしているので、発電を継続して行うことが可能となる。
また、本実施形態においては、自立制御部39aは、室内ユニット13a〜13dを構成する室内熱交換器21a〜21dの優先順位を定めた優先順位テーブルを参照し、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、優先順位の低い室内熱交換器21a〜21dから送風機6a〜6dによる電力負荷を下げるように送風機6a〜6dの運転を制御する。このため、優先順位の低い室内熱交換器21a〜21dの送風機6a〜6dの運転制御を行うことで、優先順位が高い室内熱交換器21a〜21dの運転を極力継続させることが可能となり、使用者の快適性を向上させることができる。
As described above, in the
Further, in the present embodiment, the self-supporting
なお、前記各実施形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。 Each of the above embodiments shows one aspect to which the present invention is applied, and the present invention is not limited to each of the above embodiments, and various modifications can be made as needed.
1 空気調和システム
2A 室外ユニット(親機)
2B 室外ユニット(第1子機)
2C 室外ユニット(第2子機)
2D 室外ユニット(第3子機)
3A〜3D 室内ユニット群
5 リモコン
6a〜6d 送風機
10 ガスエンジン(エンジン)
11 発電機
12 圧縮機
13a〜13d 室内ユニット(負荷)
17 室外熱交換器
21a〜21d 室内熱交換器
33 系統連系インバータ
36 商用系統
38 照明装置(負荷)
39 室外側コントローラ
39a 自立制御部(起動制御部)
50 電源切替盤
51a 上流側給電ライン
51b 下流側給電ライン
52 第1電源切替スイッチ
60 コンセント(負荷)
70 表示部
78 点検ランプ
152 第2電源切替スイッチ
153 第1連結用リレー
252 第3電源切替スイッチ
253 第2連結用リレー
352 第4電源切替スイッチ
353 自立負荷用リレー
1
2B Outdoor unit (1st handset)
2C outdoor unit (second slave)
2D outdoor unit (third child unit)
3A to 3D
11
17
39 Room outside
50
70
Claims (3)
前記室外ユニットは、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータと、室内における電力負荷を監視し、電力負荷が一定以上の過負荷状態であると判断した場合に、前記室内の使用者に電力負荷が過負荷状態である旨を報知する起動制御部と、を備え、
前記起動制御部は、前記室内ユニットの送風機を駆動制御するものであり、
前記起動制御部は、前記室内ユニットを構成する室内熱交換器の優先順位を定めた優先順位テーブルを参照し、電力負荷が過負荷状態であると判断した場合に、優先順位の低い室内熱交換器から前記送風機による電力負荷を下げるように前記送風機の運転を制御することを特徴とする空気調和システム。 A plurality of outdoor units having a compressor driven by an engine and an outdoor heat exchanger, and a plurality of indoor units having an indoor heat exchanger installed indoors,
The outdoor unit monitors a generator driven by the engine, a grid-connected inverter outputting the generated power of the generator to a commercial grid, and a power load in the room, and an overload state where the power load is equal to or higher than a predetermined level. If it is determined that, and a start control unit for notifying power load is overloaded to a user of said chamber,
The start control unit controls driving of a fan of the indoor unit.
The startup control unit refers to a priority table which defines the priorities of the indoor heat exchangers constituting the indoor unit, and determines that the power load is in an overload state, thereby determining that the indoor heat exchange has a low priority. Control the operation of the blower so as to reduce the power load by the blower from the air conditioner.
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