JP6504424B1 - 医療機器および医療システム - Google Patents

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Abstract

医療機器は、先端側から第一シースと、湾曲可能な湾曲部と、第二シースとが連結され、前記第一シースと前記第二シースとは前記湾曲部より剛性が高い長尺部材であるシースの、長手方向に貫通する挿通孔に挿入して使用する医療機器であって、処置部と、第一伝達部と、湾曲可能な処置具湾曲部と、第二伝達部と、第三伝達部と、が連結された長尺部材である伝達部材と、前記処置部を先頭に前記挿通孔に挿入した際に、前記第三伝達部が前記シースに挿入されることを防止するストッパと、を備え、前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、前記処置具湾曲部より剛性が高く、第一条件および第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たす。

Description

本発明は、医療機器および医療機器を備えた医療システムに関する。本願は、2017年12月27日に、日本国に出願された特願2017−252603号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、体腔や管腔、例えば大腸や小腸の深部において観察や処置を行う内視鏡や処置具などの医療機器と、その医療機器の体内への挿入を支援するガイドシースと、を備えた医療システムが知られている。
例えば処置具においては、処置具の先端に設けられる把持機構や高周波ナイフ等の処置部に操作ワイヤなどの伝達部材が取り付けられており、術者は伝達部材を基端側から操作することで先端の処置部を操作する。体腔や管腔の形状に合わせて処置具を挿入するため、処置具の伝達部材は湾曲可能である必要がある一方、術者による回転や進退等の操作をレスポンスよく伝達可能である必要もある。そのため、処置具の伝達部材は、湾曲可能な湾曲部と、剛性の高い伝達部と、を組み合わせて構成されていることが望ましい。
特許文献1には、伝達部材が、湾曲性が良い3層コイルシース(湾曲部)と、移動応答性が良い9条コイルシース(伝達部)と、を組み合わせて構成された内視鏡用処置具が記載されている。特許文献1に記載の内視鏡用処置具は、体腔や管腔の形状に合わせて、伝達部材を湾曲させつつ、処置部をレスポンスよく操作することが可能であった。
日本国特開2009−240761号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内視鏡用処置具は、内視鏡用処置具が挿入される軟性チャンネル(ガイドシース)との寸法関係に関しては特に規定されていない。そのため、特許文献1に記載の内視鏡用処置具は、どのようなガイドシースに挿入した場合においても、上記の効果を発揮するものではなかった。
例えば、内視鏡用処置具の伝達部材の湾曲部が、ガイドシースの湾曲可能領域と重ならない場所に配置される場合、そもそも内視鏡用処置具の伝達部材を湾曲させることができない。
上記事情を踏まえ、本発明は、挿入するガイドシースの寸法に合わせて、湾曲させることができ、かつ、レスポンスよく操作することができる医療機器と、同医療機器と同ガイドシースとを備える医療システムと、を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る医療機器は、先端側から第一シースと、湾曲可能な湾曲部と、第二シースとが長手方向に順番に連結され、前記第一シースと前記第二シースとは前記湾曲部より剛性が高い長尺部材であるシースの、長手方向に貫通する挿通孔に挿入して使用する医療機器であって、処置部と、前記処置部に先端が取り付けられた第一伝達部と、湾曲可能な処置具湾曲部と、第二伝達部と、第三伝達部と、が長手方向に順番に連結された長尺部材である伝達部材と、前記処置部を先頭に前記挿通孔に挿入した際に、前記第三伝達部が前記シースに挿入されることを防止するストッパと、を備え、前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、前記処置具湾曲部より剛性が高く、前記第二伝達部の長手方向の長さが、前記湾曲部と前記第二シースとの長手方向の長さの和よりも短い第一条件および、前記第一伝達部の長手方向の長さが、前記第一シースと前記湾曲部との長手方向の長さの和よりも短い第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たす。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様に係る医療機器において、前記第一条件および前記第二条件をともに満たしてもよい。
本発明の第三の態様によれば、第一の態様に係る医療機器において、前記湾曲部と前記第二伝達部との長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短くてもよい。
本発明の第四の態様によれば、第一の態様に係る医療機器において、前記第一伝達部と前記第二伝達部の長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短くてもよい。
本発明の第五の態様によれば、第一の態様に係る医療機器において、前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、可撓性を有さない金属棒で形成されていてもよい。
本発明の第六の態様に係る医療システムは、先端側から第一シースと、湾曲可能な湾曲部と、第二シースとが長手方向に順番に連結され、前記第一シースと前記第二シースとは前記湾曲部より剛性が高い長尺部材であり、長手方向に貫通する挿通孔を有するシースと、前記シースの前記挿通孔に挿入して使用する医療機器と、を備える医療システムであって、前記医療機器は、処置部と、前記処置部に先端が取り付けられた第一伝達部と、湾曲可能な処置具湾曲部と、第二伝達部と、第三伝達部と、が長手方向に順番に連結された長尺部材である伝達部材と、前記処置部を先頭に前記医療機器を前記挿通孔に挿入した際に、前記第三伝達部が前記シースに挿入されることを防止するストッパと、を備え、前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、前記処置具湾曲部より剛性が高く、前記第二伝達部の長手方向の長さが、前記湾曲部と前記第二シースとの長手方向の長さの和よりも短い第一条件および、前記第一伝達部の長手方向の長さが、前記第一シースと前記湾曲部との長手方向の長さの和よりも短い第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たす。
本発明の第七の態様によれば、第六の態様に係る医療機器において、前記第一条件および前記第二条件をともに満たしてもよい。
本発明の第八の態様によれば、第六の態様に係る医療機器において、前記湾曲部と前記第二伝達部との長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短くてもよい。
本発明の第九の態様によれば、第六の態様に係る医療機器において、前記第一伝達部と前記第二伝達部の長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短くてもよい。
本発明の第十の態様によれば、第六の態様に係る医療機器において、前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、可撓性を有さない金属棒で形成されていてもよい。
本発明によれば、挿入するガイドシースの寸法に合わせて、湾曲させることができ、かつ、レスポンスよく操作することができる医療機器と、同医療機器と同ガイドシースとを備える医療システムと、を提供することができる。
第一実施形態に係る医療システムの全体構成を示す図である。 同医療システムにおいて最大突出位置に配置された処置具の断面図である。 同医療システムにおいて最小突出位置に配置された処置具の断面図である。 同医療システムにおいて屈曲ポイントで湾曲している処置具の断面図である。 同医療システムの処置具の変形例の断面図である。 第二実施形態に係る医療システムにおいて最大突出位置に配置された処置具の断面図である。 第三実施形態に係る医療システムの処置具の断面図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態について、図1および図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る医療システム100の全体構成を示す図である。
医療システム100は、図1に示すように、ガイドシース1と、処置具2と、を備えている。
ガイドシース(シース)1は、図1に示すように、先端側から第一シース11と、可撓性を有する湾曲部12と、第二シース13と、が長手方向に順番に連結された、長尺部材である。
ここで、図1に示すように、第一シース11と湾曲部12と第二シース13の長手方向の長さを、それぞれ「m」、「n」、「p」と定義する。また、第一シース11と湾曲部12と第二シース13とを含むガイドシース1全体の長手方向の長さを、「F」と定義する。
ガイドシース1は、図1に示すように、ガイドシース1全体にわたって長手方向に貫通するルーメン(挿通孔)1aを備えている。ルーメン1aは、第一シース11の先端に設けられた先端開口部11aと、第二シース13の基端に設けられた基端開口部13aとから外部空間に連通している。ルーメン1aは、処置具2の一部が挿通可能な内径寸法を有している。術者は、処置具2の先端を、基端開口部13aから挿入し、先端開口部11aから突出させることができる。
また、ガイドシース1は、ガイドシース1全体にわたって長手方向に貫通する内視鏡用ルーメン(不図示)を備えている。内視鏡用ルーメンは、ルーメン1aと同様、ガイドシース1の先端および基端において外部空間に連通している。内視鏡用ルーメンは、内視鏡の一部が挿通可能な内径寸法を有している。術者は、内視鏡の先端を、内視鏡用ルーメンの基端側から挿入し、ガイドシース1の先端から突出させることができる。
湾曲部12は、可撓性を有する部材であり、全体もしくは一部が可撓性を有する素材で形成されていてもよい。また、湾曲部12は複数のスリットを有する管状に形成されていてもよい。スリットは湾曲部12の長手方向に垂直な径方向にもしくは斜めに形成されており、スリットの隙間の距離を変化させることで湾曲部12をスリットが形成された方向に湾曲させることができる。複数のスリットを形成することで、湾曲部12の湾曲角度を大きくさせることができる。また、複数のスリットを径方向の異なる向きに形成することで、湾曲部12が湾曲可能な向きを増やすことができる。
また、湾曲部12は、剛性の高い素材で形成された湾曲駒を組み合わせて構成され、隣接する湾曲駒同士が相対移動可能となるように連結して形成されていてもよい。すなわち、湾曲部12は、全体として可撓性を有していればよい。
第一シース11および第二シース13は、湾曲部12より剛性が高く、例えばプラスチック素材で形成されている。ここで、「湾曲部12より剛性が高い」とは、湾曲部12の全体の剛性よりも、第一シース11および第二シース13の剛性が高いことを示している。例えば、湾曲部12が剛性の高い湾曲駒を連結して形成されており、第一シース11および第二シース13がプラスチック素材で形成されている場合、素材単位で比較すると湾曲部12の方が剛性が高いが、全体で比較すると湾曲部12の方が湾曲可能であるため、第一シース11および第二シース13の方が剛性が高くなる。
なお、第一シース11および第二シース13は、湾曲部12と比較して剛性が高ければ、可撓性を有する素材で形成されていてもよい。
ガイドシース1の全体が、湾曲部12のみで構成されず、湾曲部12と、剛性の高い第一シース11と、第二シース13と、を組み合わせて構成されているため、術者は、ガイドシース1を体腔や管腔の内部に挿入した際に、ガイドシース1を湾曲させつつ、レスポンスよく進退等の操作を行うことが可能である。
内視鏡用ルーメンに挿入された内視鏡が能動的に湾曲する能動湾曲部を有している場合、内視鏡の能動湾曲部の湾曲動作に倣って、ガイドシース1の湾曲部12は湾曲する。
また、ガイドシース1は、先端が第一シース11に取り付けられ、ガイドシース1の内部を挿通するガイドワイヤを有してもよい。この場合、術者はガイドワイヤを基端側から操作することで、ガイドシース1の湾曲部12を湾曲させることができる。
処置具(医療機器)2は、図1に示すように、処置を行う処置部3と、伝達部材4と、ストッパ5と、保護部材6と、操作部7と、を備えている。
処置部3は、把持機構であり、体腔や管腔の内部において処置対象の生体患部の処置等に用いられる。なお、処置部3は、高周波ナイフ等であってもよい。
伝達部材4は、図1に示すように、先端が処置部3に取り付けられて、基端が操作部7に取り付けられた長尺部材であり、術者による操作部7の操作を処置部3に伝達する。術者は操作部7を操作することで伝達部材4を動かし、処置部3を回転させたり進退させたりすることができる。
伝達部材4は、図1に示すように、処置部3に先端が取り付けられた第一伝達部41と、湾曲可能な湾曲部42と、第二伝達部43と、第三伝達部44と、が長手方向に順番に連結されている。
ここで、図1に示すように、第一伝達部41と、湾曲部42と、第二伝達部43の長手方向の長さを、それぞれ「b」、「c」、「d」と定義する。
湾曲部(処置具湾曲部)42は、湾曲可能な部材であり、可能な限り剛性が高いものが望ましく、例えば金属ワイヤなどで構成されている。
第一伝達部41と、第二伝達部43と、第三伝達部44と、は湾曲部42より剛性が高い部材であり、例えば、簡単には湾曲させることができないような、可撓性を有さない細長い金属棒である。
なお、第一伝達部41と、第二伝達部43と、第三伝達部44とは、湾曲部42と比較して剛性が高ければ、可撓性を有する素材で形成されていてもよい。
伝達部材4の全体が、湾曲部42のみで構成されず、湾曲部42と、剛性の高い第一伝達部41と第二伝達部43と第三伝達部44と、を組み合わせて構成されているため、術者は、伝達部材4をルーメン1aに挿入した際に、伝達部材4を湾曲させつつ、レスポンスよく進退等の操作を行うことが可能である。
ストッパ5は、処置部3を先頭に処置具2を基端開口部13aからルーメン1aに挿入した際に、処置部3と、第一伝達部41と、湾曲部42と、第二伝達部43とはルーメン1aに挿入されるが、第三伝達部44はルーメン1aに挿入されないように制限する部材である。すなわち、ストッパ5は、処置具2のガイドシース1への挿入可能な長さを制限する部材である。本実施形態において、ストッパ5は、処置具2の基端側に設けられた凸状部材であり、ストッパ5が、基端開口部13aと係合することで、第三伝達部44がルーメン1aに挿入されることを制限する。
なお、第二伝達部43および第三伝達部44は、ストッパ5によってルーメン1a内部への挿入が制限されるかどうかによって、便宜的に別の部材として記載しているが、第二伝達部43および第三伝達部44は単一の部材によって構成されていてもよい。
保護部材6は、伝達部材4全体にわたって外周を覆う、柔軟性を有する部材であり、例えばゴム系素材で形成されている。伝達部材4を保護部材6で覆うことで、伝達部材4がルーメン1aの内部を進退することによって発生する摩耗を防ぐことができる。
操作部7は、処置部3を操作する部材である。操作部7はハンドルを有しており、術者はハンドルを操作部7の他の部分に対して相対移動させることで、伝達部材4を動かし、処置部3を操作(例えば開閉操作)することができる。
術者は、操作部7の全体を進退させることで、伝達部材4および処置部3を、伝達部材4の長手方向に沿って進退させることができる。また、術者は、操作部7の全体を伝達部材4の長手方向の軸を中心に回転させることで、伝達部材4および処置部3を、伝達部材4の長手方向の軸を中心に回転させることができる。術者は、操作部7を回転させて、処置部3が処置に適切な方向を向くように調整することができる。
図2は、ストッパ5によって挿入を阻止される位置まで、すなわち、処置部3がルーメン1aから最も突出する位置(以降、「最大突出位置」と称す)まで、処置具2がルーメン1aに挿入された場合における処置具2の断面図である。
図2に示すように、第二伝達部43の長手方向の長さdは、ガイドシース1の湾曲部12と第二シース13との長手方向の長さの和(n+p)よりも短い(式1)。この条件を以降、「第一条件」という。
Figure 0006504424
処置具2が第一条件を満たす場合、図2に示すように、処置具2が最大突出位置に配置されている場合に、伝達部材4の湾曲部42の少なくとも一部が、ガイドシース1の湾曲部12と長手方向において重なる場所に配置される。ここで、ガイドシース1の湾曲部12と、伝達部材4の湾曲部42と、が重なった場所を、「屈曲ポイントB」と定義する。
図3は、処置部3のルーメン1aからの突出長が最も短い位置(以降、「最小突出位置」と称す)に配置された処置具2の断面図である。
図3に示すように、第一伝達部41の長手方向の長さbは、ガイドシース1の第一シース11と湾曲部12との長手方向の長さの和(m+n)よりも短い(式2)。この条件を以降、「第二条件」という。
Figure 0006504424
処置具2が第二条件を満たす場合、図3に示すように、処置具2が最小突出位置に配置されている場合に、伝達部材4の湾曲部42の少なくとも一部が、ガイドシース1の湾曲部12と長手方向において重なる屈曲ポイントBが存在する。
図4は、屈曲ポイントBで湾曲している処置具2の断面図である。
処置具2が、第一条件と第二条件を同時に満たす場合、処置具2の最小突出位置から最大突出位置までの範囲、すなわち、処置を行う場合における可動範囲(以降、「有効可動範囲」と称す)において、処置具2をいずれの位置に移動させる場合であっても、屈曲ポイントBが常に存在する。そのため、処置具2が有効可動範囲にある場合、医療システム100を常に湾曲させることができる。第一条件と第二条件を満たさない場合は、屈曲ポイントBが存在ない状態が生じ、その状態においては処置具2とガイドシース1とをともに湾曲されることは難しい。
本実施形態に係る処置具2および医療システム100によれば、挿入するガイドシース1の湾曲可能領域(湾曲部12)に合わせて、湾曲させることができ、かつ、レスポンスよく操作することができる。
以上、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の第一実施形態および以下で示す変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
(変形例1)
例えば、上記実施形態では、処置具2は、第一条件および第二条件を満たしていたが、処置具の態様はこれに限定されない。処置具は、第一条件および第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たすように構成してもよい。満たす条件が多いほど、処置具は、挿入するガイドシースの寸法に合わせて、湾曲させやすく、かつ、レスポンスよく操作しやすくなる。
(変形例2)
例えば、上記実施形態では、ストッパ5は処置具2の基端側に設けられた凸状部材であったが、ストッパの態様はこれに限定されない。ストッパは、処置部3を先頭に処置具2をルーメン1aに挿入した際に、第三伝達部44がルーメン1aに挿入されることを防止するものであればよい。ストッパは、例えば、処置具2の先端側に設けられた凸状部材で、先端開口部11aと係合するものであってもよい。
(変形例3)
例えば、上記実施形態では、処置具2の第三伝達部44はストッパ5によってルーメン1aに挿入されないように制限されていたが、処置具2の態様はこれに限定されない。図5は処置具2の変形例である処置具2Aの断面図である。処置具2Aは、図5に示すように、処置部3と、伝達部材4Aと、保護部材6と、操作部7Aと、を備えている。伝達部材4Aは、第一伝達部41と、湾曲可能な湾曲部42と、第二伝達部材43とから構成される。操作部7Aが第三伝達部材とストッパの役割を果たしていても良い。具体的には、操作部7Aは、第二伝達部材43が取り付けられた先端が、ルーメン1aに挿入されない程度の径寸法を有している。そのため、操作部7Aは、上記実施形態のストッパ5と同様の機能を発揮する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態について、図6を参照して説明する。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る医療システム100Bは、ガイドシース1と、処置具2Bと、を備えている。
図6は、最大突出位置に配置された処置具2Bの断面図である。
処置具(医療機器)2Bは、図6に示すように、処置を行う処置部3と、伝達部材4Bと、ストッパ5と、保護部材6と、操作部7と、を備えている。
伝達部材4Bは、第一実施形態に係る処置具2の伝達部材4と同様の構成であり、第一条件および第二条件を満たしている。伝達部材4Bは、第一実施形態の伝達部材4と比較して、さらに後述する条件(第三条件)を湾曲部42および第二伝達部43が満たしている点のみが異なる。
ここで、図6に示すように、処置具2Bが最大突出位置に配置されている場合における伝達部材4Bのルーメン1aから突出長(最大突出長)を「K」と定義する。
図6に示すように第一伝達部41の長さbは、最大突出長Kよりも長い(式3)。そのため、処置具2Bが最大突出位置に配置されている場合であっても、第一伝達部41の少なくとも一部はルーメン1a内部に位置する。その結果、湾曲部42はルーメン1aから突出しない。
Figure 0006504424
ここで、最大突出長Kは、第一伝達部41と湾曲部42と第二伝達部43の長さの和から、ガイドシース1全体の長手方向の長さFを引いたものである(式4)。
Figure 0006504424
そのため、式3は式4を用いて、以下のように書き換えることができる(式5)。
Figure 0006504424
すなわち、湾曲部42と第二伝達部43との長手方向の長さの和(c+d)が、ガイドシース1の長手方向の長さFよりも短かければ、湾曲部42はルーメン1aから突出しない。この条件を以降、「第三条件」という。
処置具2Bが第三条件を満たす場合、ルーメン1aの先端開口部11aから突出した湾曲部42の一部が湾曲することにより、第一伝達部41および処置部3が術者の意図しない位置に移動してしまうことを防止することができる。
本実施形態の処置具2Bおよび医療システム100Bによれば、伝達部材4Bが、湾曲部42と、剛性の高い第一伝達部41と第二伝達部43と第三伝達部44と、を組み合わせて構成されているため、術者は、伝達部材4Bをルーメン1aに挿入した際に、伝達部材4Bを湾曲させつつ、レスポンスよく進退等の操作を行うことが可能である。また、処置具2Bが最大突出位置に配置されている場合であっても、湾曲部42はルーメン1aから突出せず、処置部3を術者の意図する位置に容易に配置することが可能である。
以上、本発明の第二実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の第二実施形態および変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
(変形例4)
例えば、上記実施形態では、伝達部材4Bは、第一伝達部41と湾曲部42と第二伝達部43と第三伝達部44により構成されていたが、伝達部材の構成はこれに限定されない。伝達部材は、第一伝達部41と湾曲部42により構成されていてもよい。この場合、第三条件「c+d<F」における「d」がゼロであるため、第三条件は「c<F」となる。この条件を満たせば、湾曲部42はルーメン1aから突出せず、処置部3を術者の意図する位置に容易に配置することが可能である。
(変形例5)
例えば、上記実施形態では、第三条件は処置具2Bに対して適用されていたが、第三条件の適用は処置具2Bに限定されない。第三条件はガイドシース1に挿通される湾曲部を有する他の医療機器にも適用でき、例えば内視鏡に対しても適用することができる。
(変形例6)
例えば、上記実施形態では、処置具2Bは、第一条件、第二条件および第三条件を全て満たしていたが、処置具の態様はこれに限定されない。処置具は、第一条件、第二条件および第三条件から選んだ任意の組み合わせの条件を満たすように構成してもよい。満たす条件が多いほど、処置具は、挿入するガイドシースの寸法に合わせて、湾曲させやすく、かつ、レスポンスよく操作しやすくなる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態について、図7を参照して説明する。第三実施形態の医療システムは、ガイドシースに処置具が2本挿入される点が、他の実施形態と異なる。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る医療システム100Cの断面図である。
医療システム100Cは、図7に示すように、ガイドシース1Cと、2本の処置具2Cと、を備えている。
ガイドシース1Cは、図7に示すように、第一実施形態のガイドシース1と比較して、ルーメン1aを二本備えており、二本の処置具2Cを挿通させることできる点が異なる。二本のルーメン1aは平行な位置関係となるように配置されている。
処置具(医療機器)2Cは、図7に示すように、処置を行う処置部3と、伝達部材4Cと、ストッパ5と、保護部材6と、操作部7と、を備えている。
伝達部材4Cは、第二実施形態に係る処置具2Bの伝達部材4Bと同様の構成であり、第一条件、第二条件および第三条件を満たしている。伝達部材4Cは、第二実施形態の伝達部材4Bと比較して、さらに以下の条件を第一伝達部41と第二伝達部43が満たしている点のみが異なる。
図7に示すように、第一伝達部41と第二伝達部43の長手方向の長さの和(b+d)は、ガイドシース1Cの長手方向の長さFよりも短い(式6)。この条件を以降、「第四条件」という。
Figure 0006504424
図7において、上部に位置する処置具2Cは最小突出位置に配置されており、下部に位置する処置具2Cは最大突出位置に配置されている。
処置具2Cは、第一条件および第二条件を満たしているため、第二実施形態の処置具2Bと同様、処置具2Cが有効可動範囲にある場合、屈曲ポイントBが常に存在する。
また、図7に示すように、最小突出位置に配置された処置具2Cと、最大突出位置に配置された処置具2Cとは、第四条件を満たしているため、それぞれの湾曲部42の少なくとも一部が長手方向において重なる。
すなわち、処置具2Cが、第一条件と第二条件に加えて第四条件を満たす場合、有効可動範囲において二本の処置具2Cをいずれの位置に移動させる場合であっても、二本の処置具2Cの屈曲ポイントBが長手方向において重なる位置が常に存在する。そのため、二本の処置具2Cが有効可動範囲にある場合、医療システム100Cを常に湾曲させることができる。
本実施形態に係る処置具2Cおよび医療システム100Cによれば、二本の処置具2Cをガイドシース1Cに挿入する場合であっても、挿入するガイドシース1Cの湾曲可能領域(湾曲部12)に合わせて、湾曲させることができ、かつ、レスポンスよく操作することができる。
以上、本発明の第三実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の第三実施形態および変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
(変形例7)
例えば、上記実施形態では、ガイドシース1Cには、処置具2Cを二本挿入することができたが、ガイドシースの態様はこれに限定されない。ガイドシースは、三本以上の処置具を挿入することができるものであってもよい。処置具が、第一条件と第二条件に加えて第四条件を満たす場合、三本以上の処置具をガイドシース1に挿入した場合であっても、処置具が有効可動範囲にある場合、医療システム100Cを常に湾曲させることができる。
(変形例8)
例えば、上記実施形態では、処置具2Cは、第一条件、第二条件、第三条件および第四条件を全て満たしていたが、処置具の態様はこれに限定されない。処置具は、第一条件、第二条件、第三条件および第四条件から選んだ任意の組み合わせの条件を満たすように構成してもよい。満たす条件が多いほど、処置具は、挿入するガイドシースの寸法に合わせて、湾曲させやすく、かつ、レスポンスよく操作しやすくなる。
本発明は、医療用処置具や内視鏡や、それらを備える医療システムに適用することができる。
100,100B,100C 医療システム
1,1C ガイドシース(シース)
1a ルーメン(挿通孔)
11 第一シース
11a 先端開口部
12 湾曲部
13 第二シース
13a 基端開口部
2,2B,2C 処置具(医療機器)
3 処置部
4,4B,4C 伝達部材
41 第一伝達部
42 湾曲部(処置具湾曲部)
43 第二伝達部
44 第三伝達部
5 ストッパ
6 保護部材
7 操作部

Claims (10)

  1. 先端側から第一シースと、湾曲可能な湾曲部と、第二シースとが長手方向に順番に連結され、前記第一シースと前記第二シースとは前記湾曲部より剛性が高い長尺部材であるシースの、長手方向に貫通する挿通孔に挿入して使用する医療機器であって、
    処置部と、
    前記処置部に先端が取り付けられた第一伝達部と、湾曲可能な処置具湾曲部と、第二伝達部と、第三伝達部と、が長手方向に順番に連結された長尺部材である伝達部材と、
    前記処置部を先頭に前記挿通孔に挿入した際に、前記第三伝達部が前記シースに挿入されることを防止するストッパと、を備え、
    前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、前記処置具湾曲部より剛性が高く、
    前記第二伝達部の長手方向の長さが、前記湾曲部と前記第二シースとの長手方向の長さの和よりも短い第一条件および、
    前記第一伝達部の長手方向の長さが、前記第一シースと前記湾曲部との長手方向の長さの和よりも短い第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たす、
    医療機器。
  2. 前記第一条件および前記第二条件をともに満たす、
    請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記湾曲部と前記第二伝達部との長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短い、
    請求項1に記載の医療機器。
  4. 前記第一伝達部と前記第二伝達部の長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短い、
    請求項1に記載の医療機器。
  5. 前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、可撓性を有さない金属棒で形成されている、
    請求項1に記載の医療機器。
  6. 先端側から第一シースと、湾曲可能な湾曲部と、第二シースとが長手方向に順番に連結され、前記第一シースと前記第二シースとは前記湾曲部より剛性が高い長尺部材であり、長手方向に貫通する挿通孔を有するシースと、
    前記シースの前記挿通孔に挿入して使用する医療機器と、を備える医療システムであって、
    前記医療機器は、
    処置部と、
    前記処置部に先端が取り付けられた第一伝達部と、湾曲可能な処置具湾曲部と、第二伝達部と、第三伝達部と、が長手方向に順番に連結された長尺部材である伝達部材と、
    前記処置部を先頭に前記医療機器を前記挿通孔に挿入した際に、前記第三伝達部が前記シースに挿入されることを防止するストッパと、を備え、
    前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、前記処置具湾曲部より剛性が高く、
    前記第二伝達部の長手方向の長さが、前記湾曲部と前記第二シースとの長手方向の長さの和よりも短い第一条件および、
    前記第一伝達部の長手方向の長さが、前記第一シースと前記湾曲部との長手方向の長さの和よりも短い第二条件の二つの条件のうち、少なくとも一方の条件を満たす、
    医療システム。
  7. 前記第一条件および前記第二条件をともに満たす、
    請求項6に記載の医療システム。
  8. 前記湾曲部と前記第二伝達部との長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短い、
    請求項6に記載の医療システム。
  9. 前記第一伝達部と前記第二伝達部の長手方向の長さの和は、前記シースの長手方向の長さよりも短い、
    請求項6に記載の医療システム。
  10. 前記第一伝達部と前記第二伝達部とは、可撓性を有さない金属棒で形成されている、
    請求項6に記載の医療システム。
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