JP6502820B2 - 全館温調システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の部屋の温度調節を一括して行う全館温調システムに関する。
建物において、複数の部屋の温度調節を一括して行う全館温調システムが知られている。このような全館温調システムとしては、例えば複数の部屋の空調を一括して行うものや、床暖房による温度調節を一括して行うものがある。
例えば、下記特許文献1に記載されている全館空調システムは、建物の各部屋用に個別の空調装置(例えば熱交換器等)が設けられるのではなく、単一の空調装置により空調された空気が建物の各部屋に分配される構成となっている。
尚、ここでいう「全館温調システム」は、建物の全ての部屋の温度調節を行うものである必要はない。複数の部屋の温度調節を一括して行うものであればよく、全館温調システムによる温度調節が行われない部屋が建物の一部に存在するような場合であっても、ここでいう全館温調システムに含まれる。
全館温調システムは、建物の略全体における温度調節を一括して行うものである。従って、基本的には使用者が行う手動操作によることなく、自動的に運転を行うように構成されることが多い。特に、空調による温度調節を行う全館温調システムの場合には、24時間365日に亘って自動的に運転を行うように構成されることが多い。
特開2002−257399号公報
例えば、夏期と冬期との間の期間である中間期(春期及び秋期)には、比較的過ごしやすい外気温となる。従って、使用者が、温度調節のための運転を手動操作により停止させることがある。尚、「温度調節のための運転」とは、具体的には冷房運転や暖房運転である。以下、これらを総じて「温調運転」とも称する。
また、使用者が手動操作により温調運転を停止させたのち、気温が変化して不快な状態になると、使用者は再び手動操作を行って温調運転を再開させることがある。使用者には、このような手動操作が煩わしく感じられることが多い。
また、温調運転が再開される際においては、例えば空調装置の圧縮機や送風ファン等の起動に伴って、比較的大きな始動音が周囲に向けて発せられてしまう。このため、温調運転を再開させるための手動操作が深夜の時間帯に行われてしまうと、居住者のみならず近隣の住民にも迷惑がかかってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者に手動操作を行わせることなく、温調運転の開始又は停止を自動的に且つ適切なタイミングで行うことのできる全館温調システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る全館温調システムは、制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、制御部は、予報情報に基づき、制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、制御対象日の予め定められた第1所定時刻に温調運転を開始させ、予報情報に基づき、制御対象日における気温が快適温度範囲を外れないと判定された場合には、制御対象日の予め定められた第2所定時刻に温調運転を停止させる。制御部は、予報情報に基づき、制御対象日における最高気温と最低気温の差が、予め設定された閾値を超えると判定された場合には、制御対象日における気温が快適温度範囲を外れないと判定された場合であっても、制御対象日の第1所定時刻に温調運転を開始させる。
上記のような構成の全館温調システムでは、制御対象日の気温に関する予報情報に基づいて、制御対象日における温調運転の開始又は停止が自動的に行われる。制御対象日とは、取得部による予報情報の取得が行われた日、又はその翌日以降における特定の日のことである。
制御部は、制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、制御対象日の第1所定時刻に温調運転を開始させる。尚、「温調運転を開始させ」るとは、温調運転が行われていない状態から温調運転を開始させることのみならず、温調運転が行われている状態をそのまま継続させることも含む。
制御対象日において不快な気温となることが予測される場合には、使用者に手動操作を行わせることなく自動的に温調運転が開始される。このため、使用者に煩わしい思いをさせてしまうことが無い。
また、制御部が自動的に温調運転を開始させる時刻(第1所定時刻)は、一日の中の特定の時刻に固定することができる。そこで、始動音が不快なものとならないような時間帯(例えば日中)に第1所定時刻を設定しておけば、全館温調システムの始動音によって近隣住民に不快な思いをさせてしまう可能性を低減することができる。
制御部は、制御対象日における気温が快適温度範囲を外れないと判定された場合には、制御対象日の第2所定時刻に温調運転を停止させる。尚、「温調運転を停止させる」とは、全館温調システムの全ての構成機器の動作を停止させることに限られるものではない。例えば、空調運転のみが停止され送風運転が継続して行われる状態に移行することも、温調運転を停止させることに含まれる。つまり、「温調運転を停止させる」とは、温調運転が行われている状態よりも、構成機器の動作レベル(消費電力ともいえる)が小さい状態に移行することを意味する。
また、「温調運転を停止させる」とは、温調運転が行われている状態から温調運転を停止させることのみならず、温調運転が行われていない状態をそのまま継続させることも含む。
制御対象日において不快な気温とはならないことが予測される場合には、使用者に手動操作を行わせることなく自動的に温調運転が停止される。このため、使用者に煩わしい思いをさせてしまうことが無く、且つ無駄なエネルギー消費を防止することができる。
尚、自動的に温調運転が停止される時刻である第2所定時刻は、上記の第1所定時刻と同一の時刻であってもよく、異なる時刻であってもよい。
本発明によれば、使用者に手動操作を行わせることなく、温調運転の開始又は停止を自動的に且つ適切なタイミングで行うことのできる全館温調システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る全館温調システムが設置された建物全体の構成を示す図である。 図1の建物に設けられた、窓の構成を示す図である。 温調運転の状態が切り換えられるタイミングを説明するための図である。 予報情報により得られた気温変化と、温調運転の状態の切り換えとの関係を説明するための図である。 全館温調システムの制御部によって実行される処理を示すフローチャートである。 温調運転を開始させる際において、制御部によって実行される処理を示すフローチャートである。 図6に示されるフローチャートの変形例である。 図1の建物に設けられた、ドアの構成を示す図である。 全館温調システムの制御部によって実行される処理を示すフローチャートである。 温調運転が行われているときにおいて、制御部によって実行される処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る全館温調システムACSは、複数の部屋の温度調節(つまり暖房又は冷房)を一括して自動的に行うものである。全館温調システムACSは、それぞれの部屋の空調を行うことにより、上記の温度調節を行うシステムとして構成されている。図1では、4つの部屋R1、R2、R3、R4を有する建物HSに、全館温調システムACSが設置された状態の例が模式的に示されている。
以下の説明においては、全館温調システムACSが各部屋(R1等)の温度調節を一括して行う運転、具体的には暖房運転及び冷房運転、を示す語として、「温調運転」の語を用いる。本実施形態のように空調によって温度調節が行われる構成においては、「温調運転」は「空調運転」と同義である。
建物HSは、居住者(全館温調システムACSの使用者ともいえる)が生活するための空間である部屋R1、R2、R3、R4と、天井裏の空間である部屋R0と、を有している。後に説明するように、全館温調システムACSは、その構成機器の大部分が部屋R0に設置されている。全館温調システムACSは、4つの部屋R1、R2、R3、R4の空調を一括して自動的に行うものとして構成されている。全館温調システムACSは、室内ユニット10と、室外ユニット20と、制御装置30と、中央制御装置40と、を備えている。
室内ユニット10は、送風機や熱交換器、エアフィルタ等(いずれも不図示)を備えたユニットであり、部屋R0に設置されている。室内ユニット10は、熱交換器を通過した際に冷媒との熱交換によって加熱又は冷却された空気を、送風機によって各部屋(R1等)に送り込むためのものである。尚、本実施形態においては、送風機だけを動作させることにより、建物HSの外部からの空気を加熱又は冷却することなく、そのまま各部屋に送るような運転、すなわち送風運転を行うことも可能となっている。
室内ユニット10と部屋R1との間はダクト11で繋がっており、室内ユニット10と部屋R2との間はダクト12で繋がっている。同様に、室内ユニット10と部屋R3との間はダクト13で繋がっており、室内ユニット10と部屋R4との間はダクト14で繋がっている。室内ユニット10において加熱又は冷却された空気、又は送風されるだけの空気は、これらのダクト11、12、13、14をそれぞれ通って、部屋R1、R2、R3、R4に供給される。
室内ユニット10には、導入ダクト15と、排出ダクト16とが接続されている。導入ダクト15は、建物HSの外側から空気(外気)を引き込み、当該空気を室内ユニット10に供給するためのものである。導入ダクト15を通って室内ユニット10に供給された空気が、熱交換器により加熱されるなどした後に各部屋(R1等)に送り込まれる。
排出ダクト16は、各部屋(R1等)から室内ユニット10に戻ってきた空気を、建物HSの外側に排出するためのものである。暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれかが行われることにより、室内ユニット10から部屋R1等に空気が送り込まれると、部屋R1等から押し出された空気が部屋R1等の外側(且つ建物HSの内側)の空間を通り、室内ユニット10に戻ってくるように構成されている。それぞれの部屋(R1等)から戻ってきた空気は、全て排出ダクト16を通って建物HSの外側に排出される。つまり、本実施形態では、部屋R1等の外側且つ建物HSの内側の空間が、所謂リターンダクトとして機能するような構成となっている。
室外ユニット20は、圧縮機、熱交換器、送風ファン等(いずれも不図示)を備えたユニットであり、建物HSの外側に配置されている。室外ユニット20と室内ユニット10との間には冷媒配管21が配置されている。冷媒配管21は、往路と復路からなる二つの流路(不図示)を形成する一対の配管である。冷媒配管21を冷媒が通ることにより、室外ユニット20と室内ユニット10の間を冷媒が循環するように構成されている。室外ユニット20は、室内ユニット10から排出された冷媒を外気と熱交換させたのち、当該冷媒を室内ユニット10に戻すためのものである。
暖房運転時には、室外ユニット20の熱交換器において外気の熱が集められ、これにより冷媒が加熱される。加熱された冷媒は、圧縮機によって圧縮され温度を上昇させながら室内ユニット10の熱交換器に移動して、各部屋に送られる空気を加熱する。
冷房運転時には、室外ユニット20の熱交換器において冷媒から外気に熱が放出され、これにより冷媒が冷却される。冷却された冷媒は、膨張して温度を低下させながら、室内ユニット10の熱交換器に移動して、各部屋に送られる空気を冷却する。
制御装置30は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェースを備えたコンピュータシステムであり、全館温調システムACS全体の動作を制御するものである。制御装置30は、室内ユニット10及び室外ユニット20とそれぞれ通信を行い、これらによって行われる温調運転の状態を制御する。
具体的には、制御装置30は、全館温調システムACSによる運転の種類を選択する。つまり、暖房運転、冷房運転、送風運転のいずれを行うかが制御装置30によって選択される。また、制御装置30は、室外ユニット20から各部屋(R1等)に送り込まれる空気の温度を設定温度に一致させるような制御も行う。
制御装置30は、機能的な制御ブロックとして、予報取得部31と、時刻計測部32と、制御部33と、確認部34と、を有している。予報取得部31は、後述の気象サーバ50から提供される予報情報を、後述の中央制御装置40を介して取得するためのインターフェースである。取得された予報情報は制御部33に伝達される。予報情報については後に説明する。
時刻計測部32は、所謂タイマーとして機能する部分であって、現在の日時を常に計測している。計測された日時は制御部33に伝達される。
制御部33は、制御装置30が行う制御動作を担う部分である。制御部33は、時刻計測部32によって計測された現在の日時、及び、予報取得部31で取得された予報情報に基づいて、全館温調システムACS全体の動作を制御する。
確認部34は、全館温調システムACSの状態を居住者に報知するための処理や、居住者が行った操作を受け付ける処理を行うための部分である。このような報知及び居住者による操作は、パソコン60を介して行われる。
パソコン60は、建物HSの居住者が全館温調システムACSに対する操作を行う際のインターフェースとなるものである。また、全館温調システムACSの状態を居住者に報知する際のインターフェースともなるものでもある。尚、図1にはパソコン60が部屋R1に設置された例が示されているが、パソコン60は他の部屋に設置されていてもよい。また、複数のパソコン60がそれぞれの部屋(R1等)に設置されていてもよい。
パソコン60と制御装置30との間は、通信線61(例えばLANケーブル)を介して接続されている。尚、パソコン60と制御装置30との間は無線LANで接続されていてもよい。また、パソコン60と制御装置30との間に、ルーター等の通信機器が介在するような構成であってもよい。
気象サーバ50は、例えば気象庁や民間の気象予測会社等が運営するサーバであって、インターネットを介して予報情報を提供するものである。予報情報とは、将来において予想される気温の変化に関する情報である。本実施形態においては、特定の日における予想最高気温、予想最低気温、及び予想平均気温からなる(つまり、3つの数値からなる)情報が、予報情報として気象サーバ50から提供される。
尚、提供される予報情報の形式としてはこのようなものに限られず、別の形式であってもよい。例えば、特定の日の午前0時からの24時間を30分毎の小期間に分けた上で、それぞれの小期間における予想気温を示す一群の数値からなるデータが、予報情報として提供されてもよい。
中央制御装置40は、建物HSの外部に設置されたサーバであって、建物HSを含む複数の建物に予報情報を提供するものである。中央制御装置40は、1日のうち特定の時刻(本実施形態では午前8時)に、その日についての予報情報を気象サーバ50から取得する。取得された予報情報は、それぞれの建物に設置された制御装置30の予報取得部31に向けて、中央制御装置40から配信される。
尚、上記のように中央制御装置40を経由することなく、制御装置30が気象サーバ50から予報情報を直接取得するような態様であってもよい。
建物HSの部屋R4には、床暖房装置100が設けられている。床暖房装置100は、部屋R4の温度調節を行うための温調機器である。ただし、床暖房装置100は全館温調システムACSの一部ではなく、全館温調システムACSとは別の温調機器として部屋R4に設置されている。
床暖房装置100の近傍には、床暖房装置100の動作状態を検知する動作検知センサ110が設けられている。動作検知センサ110は、床暖房装置100の動作状態を示す信号を制御装置30に送信する。当該信号により、制御装置30は、床暖房装置100によって部屋R4の温度調節が行われているか否かを常に判定することができる。
尚、床暖房装置100は、部屋R4以外の他の部屋に設けられていてもよく、建物HSにおける複数の部屋に設けられていてもよい。また、全館温調システムACSとは別の温調機器として、床暖房装置とは異なる種類の温調機器が設けられていてもよい。いずれの場合であっても、それぞれの温調機器の動作状態は個別に設けられた動作検知センサによって検知され、制御装置30に送信される。
図2を参照しながら、建物HSに設けられた窓81の構成について説明する。窓81は、ガラス戸をスライドさせることによって開閉する構成の、所謂「引違い窓」である。窓81はそれぞれの部屋(R1等)に設けられているのであるが、一部の部屋のみに設けられている構成でもよい。窓81が開放されると、部屋の内部空間が外気に通じた状態となる。
窓81には雨戸82が設けられている。雨戸82は、窓81を屋外側から覆うことにより、屋内への風雨の侵入を防ぐものである。通常時には、図2に点線で示されるように雨戸82は解放されている。建物HSの居住者が長期間に亘り外出するような際には、雨戸82がスライドされ閉じられることにより、窓81が雨戸82により覆われた状態となる。
窓81の上方側部分における窓枠には、開閉機構83が設けられている。開閉機構83は、不図示の電磁モーターの駆動力によって、窓81を自動的に開閉させる装置である。開閉機構83の動作は、制御装置30によって制御される。このため、制御装置30は、開閉機構83に制御信号を送信することで、窓81を開いたり閉じたりすることができる。
また、窓81には開閉検知センサ84が設けられている。開閉検知センサ84は、窓81の開閉状態を検知するためのセンサである。開閉検知センサ84による検知結果を示す信号は、制御装置30に向けて送信される。このため、制御装置30は、現時点において窓81が開かれた状態となっているのか、それとも閉じられた状態となっているのかを、開閉検知センサ84からの信号によって判定することができる。
開閉検知センサ84は、窓81の開閉状態のみならず、雨戸82の開閉状態をも検知することができる。制御装置30は、現時点において雨戸82が開かれた状態となっているのか、それとも閉じられた状態となっているのかについても、開閉検知センサ84からの信号によって判定することができる。
尚、窓81の開閉状態と、雨戸82の開閉状態とは、本実施形態のように共通の開閉検知センサ84によって検知されてもよいのであるが、個別のセンサによって検知されてもよい。つまり、雨戸82の開閉状態を検知するためのセンサが、開閉検知センサ84とは別に設けられていてもよい。
制御装置30によって行われる制御のうち、温調運転(本実施形態では空調運転である)の状態を切り替える制御の概要について、図3及び図4を参照しながら説明する。
制御装置30の予報取得部31には、1日1回午前8時に予報情報が入力される。このとき、図3(A)のように温調運転が停止しており、例えば送風運転が行われていたとすると、午前8時以降も、温調運転が停止している状態が継続される。図3(B)のように温調運転が行われていたとすると、午前8時以降も温調運転が継続される。
午前8時に予報情報が入力された後、制御装置30の制御部33では、予報情報に含まれる予想最高気温、予想最低気温等に基づき、その日(つまり、予報情報の入力が行われた日)の予想気温が人体にとって快適かどうかが判定される。
その日の予想気温が快適でないと判定された場合には、図3(A)に示されるように、予め定められた時刻(第1所定時刻)である午前9時に温調運転を開始させる。尚、既に温調運転が行われていた場合には、午前9時以降も温調運転を継続させる。
その日の予想気温が快適であると判定された場合には、図3(B)に示されるように、予め定められた時刻(第2所定時刻)である午前9時に温調運転を停止させ、以降は温調運転が停止している状態を継続させる。このとき、図3(B)のように送風運転が行われてもよい。尚、既に温調運転が停止していた場合には、午前9時以降も停止している状態を継続させる。
本実施形態では、図4に示されたグラフG1のように、快適な温度範囲の上限である26℃よりも予想最高気温が高い場合には、その日の予想気温が人体にとって快適でないと判定される。また、図4に示されたグラフG2のように、快適な温度範囲の下限である10℃よりも予想最低気温が低い場合にも、その日の予想気温が人体にとって快適でないと判定される。一方、図4に示されたグラフG3のように、予想最高気温が26℃以下であり、且つ予想最低気温が10℃以上である場合には、その日の予想気温が人体にとって快適であると判定される。
尚、上記における快適な温度範囲(10℃以上26℃以下)は一例に過ぎない。使用者の好みや建物HSの場所等により、快適な温度範囲の上限及び下限は適宜変更されてもよい。また、上限及び下限を使用者が適宜変更することができるように、温度範囲の設定変更を行うためのインターフェースが備えられてもよい。
このようなインターフェースとして、例えば、パソコン60にダイアログボックスを表示させればよい。居住者が当該ダイアログボックスに数値を入力することで、快適な温度範囲の上限及び下限が変更されることとすればよい。
温調調運転を開始させる時刻は、午前9時以外の時刻であってもよい。ただし、温調調運転の開始時においては、室外ユニット20が有する圧縮機や送風ファンの起動に伴って、比較的大きな始動音が周囲に向けて発せられてしまう。このため、温調運転の開始が深夜の時間帯に行われてしまうと、居住者のみならず近隣の住民にも迷惑がかかってしまう。このため、温調運転を開始させる時刻は、始動音が不快なものとならないような時間帯(日中)に設定されることが望ましい。
図5を参照しながら、上記制御についてより具体的に説明する。図5に示されるのは、制御部33により行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。
最初のステップS01では、時刻計測部32により計測された現在の時刻が、予報取得時刻であるか否かが判定される。予報取得時刻とは、中央制御装置40から予報情報が配信される時刻として予め設定されている時刻である。既に述べたように、本実施形態における予報取得時刻は午前8時に設定されている。現在の時刻が予報取得時刻又はそれ以降になると、ステップS02に移行する。現在の時刻が予報取得時刻よりも前であれば、予報取得時刻となるまでステップS01の処理が繰り返される。
ステップS02では、予報取得部31から中央制御装置40にリクエストが送信され、当該リクエストに応じて中央制御装置40から予報取得部31に予報情報が入力される。予報情報は、制御装置30が備える記憶装置(不図示)に読み込まれる。既に述べたように、予報情報は、その日の予想最高気温、予想最低気温、及び予想平均気温を含む情報である。予報情報の対象となっている日(つまり、上記における「その日」)のことを、以下では「制御対象日」とも称する。
本実施形態では、予報取得部31に予報情報が入力される日と、制御対象日とが同一となっている。このような態様に替えて、制御対象日よりも前の日において、予報情報の入力が行われてもよい。
ステップS02に続くステップS03では、ステップS02で取得された予想最高気温及び予想最低気温が、いずれも10℃以上26℃以下の範囲であるか否かが判定される。つまり、制御対象日における気温が、常に快適な温度範囲内で変動するか否かが判定される。予想最高気温が26℃を超えていた場合、又は予想最低気温が10℃未満であった場合には、ステップS04に移行する。
ステップS04では、時刻計測部32により計測された現在の時刻が、第1所定時刻であるか否かが判定される。第1所定時刻とは、温調運転を開始させる時刻として予め設定されている時刻である。既に述べたように、本実施形態における第1所定時刻は午前9時に設定されている。現在の時刻が第1所定時刻又はそれ以降になると、ステップS05に移行する。現在の時刻が第1所定時刻よりも前であれば、第1所定時刻となるまでステップS04の処理が繰り返される。
ステップS05に移行したときには、制御対象日の気温が快適な温度範囲を外れることが予想され、且つ午前9時を過ぎた直後となっている。ステップS05では、温調運転を開始するための処理が行われる。当該処理の具体的な内容については後に説明する。外気温が快適な温度範囲を外れても、温調運転によって建物HSの内部の気温は快適な温度に保たれる。
ステップS03において、予想最高気温が26℃以下であり、且つ予想最低気温が10℃以上である場合には、ステップS06に移行する。
ステップS06では、時刻計測部32により計測された現在の時刻が、第2所定時刻であるか否かが判定される。第2所定時刻とは、温調運転を停止させる時刻として予め設定されている時刻である。既に述べたように、本実施形態における第2所定時刻は、第1所定時刻と同一の午前9時に設定されている。現在の時刻が第2所定時刻又はそれ以降になると、ステップS07に移行する。現在の時刻が第2所定時刻よりも前であれば、第2所定時刻となるまでステップS06の処理が繰り返される。
ステップS07に移行したときには、制御対象日の気温が常に快適な温度範囲内であることが予想され、且つ午前9時を過ぎた直後となっている。このため、ステップS07では温調運転が停止される。外気温が快適な温度範囲を外れないため、温調運転が行われなくても建物HSの内部の気温は快適な温度に保たれる。
以上のように、本実施形態に係る全館温調システムACSでは、制御対象日の気温に関する予報情報に基づいて、制御対象日における温調運転の開始又は停止が自動的に行われる。制御装置30は、制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲(10℃以上26℃以下の範囲)を外れると判定された場合には、制御対象日の午前9時に温調運転を自動的に開始させる。このため、使用者に煩わしい思いをさせてしまうことが無い。
制御装置30は、制御対象日における気温が快適温度範囲を外れないと判定された場合には、制御対象日の午前9時に温調運転を自動的に停止させる。このため、使用者に煩わしい思いをさせてしまうことが無く、且つ無駄なエネルギー消費を防止することができる。尚、自動的に温調運転が停止される時刻である第2所定時刻は、本実施形態のように第1所定時刻と同一の時刻であってもよく、異なる時刻であってもよい。
図5のステップS05で行われる処理、つまり、温調運転を開始するために行われる処理の具体的な内容について、図6を参照しながら説明する。以下に説明するように、本実施形態においては、第1所定時刻となったときに無条件で温調運転が開始されるのではなく、窓81の状態等を判定した後に温調運転が開始される構成となっている。状況によっては、温調運転が開始されない場合もある。尚、現在の時刻が第1所定時刻となったときに、図6に示される一連の処理を行うことなく、温調運転が無条件に開始される態様であってもよい。
最初のステップS21では、開閉検知センサ84からの信号に基づいて、窓81が閉じているかどうかの判定が行われる。窓81が開いていると判定された場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22では、確認部34からパソコン60に信号が伝達され、これによりパソコン60に確認メッセージが表示される。確認メッセージとは、パソコン60のディスプレイに表示される文言であって、窓81が開いていることを居住者に報知するためのものである。これに加えて、温調運転を自動的に開始するかどうかについての居住者の意思を、居住者に確認するための操作部も、パソコン60のディスプレイに表示される。このような文言及び操作部はダイアログボックスとして表示される。
もし、窓81が開かれている状態で温調運転が開始されてしまうと、窓81が設けられている部屋の温度調節がうまくいかない可能性がある。このため、ステップS22では、居住者の意思を確認するための処理が上記のように行われる。
例えば、上記ダイアログボックスには、居住者に対するメッセージとして「窓が開いています。温調運転を開始しますか?」という文言が表示されるとともに、操作部として「OKボタン」の画像と「NGボタン」の画像とが表示される。OKボタンは、温調運転を開始してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。NGボタンは、温調運転を開始してほしくない場合、又は温調運転を停止してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。
ステップS22に続くステップS23では、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われたかどうかが判定される。「一定時間」とは、例えば30分間である。居住者によって操作部の操作がなされた場合、すなわち、OKボタン又はNGボタンのいずれかが一定時間内に押された場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS24に移行する。
ステップS24では、OKボタン又はNGボタンのどちらが押されたかが判定される。OKボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を開始してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS25に移行する。
ステップS24においてNGボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を開始してほしくない、又は温調運転を停止してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS30に移行する。ステップS30では、温調運転が停止される。尚、温調運転が既に停止されている状態であれば、ステップS30では何ら処理が行われず、そのときの状態が維持される。
ステップS23において、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われなかった場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS30に移行する。つまり、ステップS24においてNGボタンが押されていた場合と同じ処理が行われる。
ステップS21において窓81が閉じていると判定された場合、又は、ステップS24においてOKボタンが押されていた場合には、ステップS25に移行する。ステップS25では、動作検知センサ110からの信号に基づいて、全館温調システムACSとは別の温調機器(つまり床暖房装置100)が停止しているか否かについての判定が行われる。床暖房装置100が動作しており、これにより部屋R4の温度調整が既に行われていると判定された場合には、ステップS26に移行する。
ステップS26では、確認部34からパソコン60に信号が伝達され、これによりパソコン60に確認メッセージが表示される。この場合の確認メッセージは、全館温調システムACSとは別の温調機器が動作中であることを居住者に報知するためのものである。これに加えて、温調運転を自動的に開始するかどうかについての居住者の意思を、居住者に確認するための操作部も、パソコン60のディスプレイに表示される。このような文言及び操作部はダイアログボックスとして表示される。
もし、床暖房装置100が動作している状態で、全館温調システムACSによる温調運転が開始されてしまうと、エネルギーが無駄に消費されてしまうこととなる。そこで、ステップS26では、居住者の意思を確認するための処理が上記のように行われる。
例えば、上記ダイアログボックスには、居住者に対するメッセージとして「床暖房装置による暖房が行われています。温調運転を開始しますか?」という文言が表示されるとともに、操作部として「OKボタン」の画像と「NGボタン」の画像とが表示される。OKボタンは、温調運転を開始してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。NGボタンは、温調運転を開始してほしくない場合、又は温調運転を停止してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。
ステップS26に続くステップS27では、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われたかどうかが判定される。「一定時間」とは、例えば30分間である。居住者によって操作部の操作がなされた場合、すなわち、OKボタン又はNGボタンのいずれかが一定時間内に押された場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS28に移行する。
ステップS28では、OKボタン又はNGボタンのどちらが押されたかが判定される。OKボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を開始してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS29に移行する。ステップS29では、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに開始される。
ステップS28においてNGボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を開始してほしくない、又は温調運転を停止してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS30に移行する。既に述べたように、ステップS30では温調運転が停止されるか、停止している状態が維持される。
ステップS27において、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われなかった場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS30に移行する。つまり、ステップS28においてNGボタンが押されていた場合と同じ処理が行われる。
ステップS25において、床暖房装置100が停止していると判定された場合には、ステップS29に移行する。既に述べたように、ステップS29では、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに開始される。
以上のように、本実施形態では、外気に通じる窓81が開いている場合や、全館温調システムACSとは別の温調機器が動作中である場合には、現在の時刻が第1所定時刻となっても温調運転が開始されない。これにより、窓81が空いたまま温調運転が行われてしまうことや、不要な温調運転が行われてしまうことが防止される。
尚、ステップS21において窓81が開いていた場合には、ステップS22における確認メッセージの表示などが行われることなく、直ちにステップS30の処理が行われる態様であってもよい。同様に、ステップS25において他の温調機器が動作していた場合には、ステップS26における確認メッセージの表示などが行われることなく、直ちにステップS30の処理が行われる態様であってもよい。しかしながら、本実施形態のように、居住者の意思を確認する処理を経た後にステップS30の処理が行われる態様であれば、居住者の意思に沿った処理が確実に行われることとなるので、より好ましい。
建物HSに設置されている温調機器が床暖房装置100だけではなく、建物HSに複数の温調機器が設置されていることも考えられる。この場合には、これら複数の温調機器に優先順位を設定しておき、優先順位の高いものが動作している場合にのみ、ステップS26以降の処理が行われることとしてもよい。優先順位は、予め居住者がパソコン60に対し行う操作によって設定されていることが望ましい。
図6に示される処理の変形例について、図7を参照しながら説明する。最初のステップS210では、開閉検知センサ84からの信号に基づいて、窓81が閉じているかどうかの判定が行われる。窓81が開いていると判定された場合には、ステップS211に移行する。ステップS211では、制御装置30が開閉機構83を制御することにより、窓81が閉じられる。
ステップS210において窓81が閉じていると判定された場合、又は、ステップS211の処理が完了した後は、ステップS212に移行する。ステップS212では、全館温調システムACSによる温調運転が開始される。
このように、上記変形例では、外気に通じる窓81が開いていることが検知されると、窓81が自動的に閉じられた後に温調運転が再開される。これにより、窓81が開いている状態で温調運転が行われてしまうことが防止される。
本実施形態においては、外気に通じる窓81の開閉状態に基づいて、図6のステップS21における判定、及び図7のステップS210における判定が行われる。このような態様に替えて、又はこのような態様に加えて、各部屋(R1等)に設けられたドア91の開閉状態に基づく判定が行われてもよい。
このようなドア91の構成例について、図8を参照しながら説明する。ドア91は、居住者がドアノブ92を把持して操作することによって開閉する構成の、所謂「片開き」のドアである。ドア91が開放されると、部屋の内部空間が廊下に通じた状態となる。
ドア91のヒンジ部分には、開閉機構94が設けられている。開閉機構94は、不図示の電磁モーターの駆動力によって、ドア91を自動的に開閉させる装置である。開閉機構94の動作は、制御装置30によって制御される。このため、制御装置30は、開閉機構94に制御信号を送信することで、ドア91を開いたり閉じたりすることができる。
また、ドア91には開閉検知センサ93が設けられている。開閉検知センサ93は、ドア91の開閉状態を検知するためのセンサである。開閉検知センサ93による検知結果を示す信号は、制御装置30に向けて送信される。このため、制御装置30は、現時点においてドア91が開かれた状態となっているのか、それとも閉じられた状態となっているのかを、開閉検知センサ93からの信号によって判定することができる。
図6のステップS21では、開閉検知センサ93からの信号に基づいて、ドア91が閉じているかどうかの判定が行われることとしてもよい。ドア91が開いている時には、ステップS22以降の処理が行われる。同様に、図7のステップS210では、開閉検知センサ93からの信号に基づいて、ドア91が閉じているかどうかの判定が行われることとしてもよい。ドア91が開いている場合には、制御装置30が開閉機構94を制御することにより、ドア91が閉じられる。いずれの態様においても、これまでに説明したものと同様の効果を奏する。
ところで、制御対象日における気温が快適温度範囲を外れない場合であっても、気温の変動の仕方によっては人体に不快と感じられる場合がある。例えば、制御対象日における気温の変動幅が比較的大きい場合や、前日からの温度変化が比較的大きい場合には、気温が快適温度範囲を外れなくても不快と感じられることが多い。このため、上記のように温度が大きく変化することが予想されるときには、温調調運転が開始された方が望ましい。
そこで、図5のうちステップS06からステップS07までの処理に替えて、図9に示される処理が行われてもよい。図9に示されるフローチャートは、制御対象日の予想最高気温が26℃以下であり、且つ制御対象日の予想最低気温が10℃以上である場合(つまり、制御対象日の気温が快適温度を外れないと予想される場合)において、図5のステップS03に続いて行われる処理である。
最初のステップS11では、制御対象日の気温変化(具体的には変動幅の大きさ)が、所定の第1閾値以上かどうかが判定される。つまり、予報情報に含まれる予想最高気温と予想最低気温との差(図4のΔT)が、第1閾値以上かどうかが判定される。本実施形態では、第1閾値として13℃が設定されている。予想最高気温と予想最低気温との差が13℃以上であると判定された場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12では、時刻計測部32により計測された現在の時刻が、第1所定時刻(午前9時)であるか否かが判定される。現在の時刻が第1所定時刻又はそれ以降になると、ステップS13に移行する。現在の時刻が第1所定時刻よりも前であれば、第1所定時刻となるまでステップS12の処理が繰り返される。
ステップS13に移行したときには、制御対象日の気温が快適温度範囲内で大きく変動することが予想され、且つ午前9時を過ぎた直後となっている。このため、ステップS13では、温調運転を開始するための処理が行われる。当該処理は、図6や図7を参照しながら説明した処理と同一である。温調運転により、建物HS内の気温が大きく変動することが抑制されるため、使用者が不快と感じてしまうことが防止される。
特に、快適な温度範囲の上限(26℃)や下限(10℃)の設定を使用者が自由に変更しうるような構成においては、上限と下限の範囲が広めに設定される場合がある。この場合、外気温が急激に変化することが予想されても、図5に示されるような処理では午前9時に温調運転が停止されてしまうことになる。これに対し、図9に示される処理では、建物HS内における急激な温度変化を温調運転により抑制することができる。
ステップS11において、予想最高気温と予想最低気温との差が13℃未満であると判定された場合には、ステップS14に移行する。
ステップS14では、制御対象日の前日からの気温変化が、所定の第2閾値以上かどうかが判定される。「制御対象日の前日からの気温変化」とは、制御対象日の予想最高気温と、制御対象日の前日の最高気温との差の絶対値のことである。本実施形態では、第2閾値として5℃が設定されている。制御対象日の前日からの気温変化が5℃以上であると判定された場合には、ステップS12に移行する。以降は、既に説明したように、午前9時になってから温調運転が開始される。温調運転が行われることにより、建物HS内の気温が前日から大きく変化することが抑制されるため、使用者が不快と感じてしまうことが防止される。
ステップS14において、制御対象日の前日からの気温変化が5℃未満であると判定された場合には、ステップS15に移行する。ステップS15では、時刻計測部32により計測された現在の時刻が、第2所定時刻(午前9時)であるか否かが判定される。現在の時刻が第2所定時刻又はそれ以降になると、ステップS16に移行する。現在の時刻が第2所定時刻よりも前であれば、第2所定時刻となるまでステップS15の処理が繰り返される。
ステップS16に移行したときには、制御対象日の前日からの気温変化が比較的小さいことが予想され、且つ午前9時を過ぎた直後となっている。このため、ステップS16では温調運転が停止される。外気温が前日から大きくは変化しないため、温調運転が行われなくても建物HSの内部の気温は快適な温度に保たれる。
以上の例では、制御対象日の予想最高気温と、制御対象日の前日の最高気温との差の絶対値を「制御対象日の前日からの気温変化」とし、ステップS14では当該絶対値を第2閾値と比較している。これに換えて、制御対象日の予想最低気温と、制御対象日の前日の最低気温との差の絶対値を「制御対象日の前日からの気温変化」としてもよい。また、制御対象日の予想平均気温と、制御対象日の前日の平均気温との差の絶対値を「制御対象日の前日からの気温変化」としてもよい。
全館温調システムACSによる温調運転が行われているときに、制御部33により実行される処理について、図10を参照しながら説明する。図10に示される一連の処理は、温調運転が行われている間において、所定の周期が経過する毎に繰り返し実行されている。
最初のステップS31では、開閉検知センサ84からの信号に基づいて、雨戸82が開いているかどうかの判定が行われる。雨戸82が閉じていると判定された場合には、ステップS32に移行する。
ステップS32では、確認部34からパソコン60に信号が伝達され、これによりパソコン60に確認メッセージが表示される。この場合の確認メッセージは、雨戸82が閉じていることを居住者に報知するためのものである。これに加えて、温調運転を停止するかどうかについての居住者の意思を、居住者に確認するための操作部も、パソコン60のディスプレイに表示される。このような文言及び操作部はダイアログボックスとして表示される。
雨戸82が閉じているということは、居住者が長期間に亘り外出し、建物HSに人がいなくなってしまう可能性が高いということである。つまり、その後も温調運転が継続して行われると、不要な温調運転のためにエネルギーが無駄に消費されてしまう可能性が高いということである。そこで、ステップS32では、居住者の意思をあらためて確認するための処理が行われる。
例えば、上記ダイアログボックスには、居住者に対するメッセージとして「雨戸が閉じられました。温調運転を停止しますか?」という文言が表示されるとともに、操作部として「OKボタン」の画像と「NGボタン」の画像とが表示される。OKボタンは、温調運転を停止してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。NGボタンは、温調運転を停止してほしくない場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。
ステップS32に続くステップS33では、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われたかどうかが判定される。「一定時間」とは、例えば30分間である。居住者によって操作部の操作がなされた場合、すなわち、OKボタン又はNGボタンのいずれかが一定時間内に押された場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS34に移行する。
ステップS34では、OKボタン又はNGボタンのどちらが押されたかが判定される。NGボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を停止せずに継続してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS35に移行する。
ステップS34においてOKボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を停止してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS40に移行する。ステップS40では、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに停止される。
ステップS33において、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われなかった場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS40に移行する。つまり、ステップS34においてOKボタンが押されていた場合と同じ処理が行われる。これにより、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに停止される。
ステップS31において雨戸82が開いていると判定された場合、又は、ステップS34においてNGボタンが押されていた場合には、ステップS35に移行する。ステップS35では、動作検知センサ110からの信号に基づいて、全館温調システムACSとは別の温調機器(つまり床暖房装置100)が停止しているか否かについての判定が行われる。床暖房装置100が動作しており、これにより部屋R4の温度調整が既に行われていると判定された場合には、ステップS36に移行する。
ステップS36では、確認部34からパソコン60に信号が伝達され、これによりパソコン60に確認メッセージが表示される。この場合の確認メッセージは、全館温調システムACSとは別の温調機器が動作中であることを居住者に報知するためのものである。これに加えて、全館温調システムACSによる温調運転を停止するかどうかについての居住者の意思を、居住者に確認するための操作部も、パソコン60のディスプレイに表示される。このような文言及び操作部はダイアログボックスとして表示される。
全館温調システムACSとは別の温調機器が動作中であるということは、部屋R4における温度調節が、全館温調システムACSと床暖房装置100の両方によって行われており、エネルギーが無駄に消費されているということである。そこで、ステップS36では、居住者の意思を再度確認するための処理が行われる。
例えば、上記ダイアログボックスには、居住者に対するメッセージとして「床暖房装置による暖房が行われています。温調運転を停止しますか?」という文言が表示されるとともに、操作部として「OKボタン」の画像と「NGボタン」の画像とが表示される。OKボタンは、温調運転を停止してほしい場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。NGボタンは、温調運転を停止してほしくない場合に居住者が押す(クリックする)ボタンである。
ステップS36に続くステップS37では、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われたかどうかが判定される。「一定時間」とは、例えば30分間である。居住者によって操作部の操作がなされた場合、すなわち、OKボタン又はNGボタンのいずれかが一定時間内に押された場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS38に移行する。
ステップS38では、OKボタン又はNGボタンのどちらが押されたかが判定される。NGボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を停止せずに継続してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS39に移行する。ステップS39では、全館温調システムACSによる温調運転が継続される。
ステップS38においてOKボタンが押された場合、すなわち、「温調運転を停止してほしい」という居住者の意思が確認された場合には、ステップS40に移行する。既に述べたように、ステップS40では、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに停止される。
ステップS37において、居住者による操作部の操作が一定時間内に行われなかった場合には、ダイアログボックスの表示をディスプレイから消去するとともにステップS40に移行する。つまり、ステップS38においてOKボタンが押されていた場合と同じ処理が行われる。これにより、全館温調システムACSによる温調運転が直ちに停止される。
ステップS35において、床暖房装置100が停止していると判定された場合には、ステップS39に移行する。既に述べたように、ステップS39では、全館温調システムACSによる温調運転が継続される。
以上のように、本実施形態では、雨戸82が閉じられた場合や、全館温調システムACSとは別の温調機器が動作中である場合には、全館温調システムACSによる温調運転が停止される。これにより、建物HSに人がいないときにおいて温調運転が行われてしまう等、不要な温調運転が行われてしまうことが防止される。
尚、ステップS31において雨戸82が閉じられていた場合には、ステップS32における確認メッセージの表示などが行われることなく、直ちにステップS40の処理が行われる態様であってもよい。同様に、ステップS35において他の温調機器が動作していた場合には、ステップS36における確認メッセージの表示などが行われることなく、直ちにステップS40の処理が行われる態様であってもよい。しかしながら、本実施形態のように、居住者の意思を確認する処理を経た後にステップS40の処理が行われる態様であれば、居住者の意思に沿った処理が確実に行われることとなるので、より好ましい。
建物HSに設置されている温調機器が床暖房装置100だけではなく、建物HSに複数の温調機器が設置されていることも考えられる。この場合には、これら複数の温調機器に優先順位を設定しておき、優先順位の高いものが動作している場合にのみ、ステップS36以降の処理が行われることとしてもよい。優先順位は、予め居住者がパソコン60に対し行う操作によって設定されていることが望ましい。
本実施形態では、雨戸82が閉じられたことが開閉検知センサ84により検知されたことを以って、居住者が外出するとの推定がなされる。このような態様に替えて、居住者の外出予定が居住者によって予め設定されるような態様であってもよい。具体的には居住者がパソコン60を操作することにより、外出予定期間を入力するような態様であってもよい。この場合、現在の日時が外出予定期間となったときにステップS32以降の処理が行われ、全館温調システムACSによる温調運転が停止されることとなる。
本実施形態に係る全館温調システムACSは、暖房運転及び冷房運転の両方を行うことが可能なシステムとして構成されている。このような態様に替えて、暖房運転又は冷房運転のいずれか一方のみを行うシステムとして構成されていてもよい。例えば、空調によって冷房運転のみが行われるようなシステムとして構成されていてもよい。
また、床暖房装置による暖房運転のみが行われるシステムとして構成されていてもよい。このような構成の例としては、全ての部屋に床暖房装置が設けられており、それぞれの床暖房装置の動作が一括して制御装置30により制御されるような構成が挙げられる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
ACS:全館温調システム
30:制御装置
31:予報取得部
32:時刻計測部
33:制御部
40:中央制御装置
50:気象サーバ

Claims (12)

  1. 全館温調システム(ACS)であって、
    制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、
    複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第1所定時刻に前記温調運転を開始させ、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第2所定時刻に前記温調運転を停止させ
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における最高気温と最低気温の差が、予め設定された閾値を超えると判定された場合には、
    前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合であっても、前記制御対象日の前記第1所定時刻に前記温調運転を開始させる全館温調システム。
  2. 全館温調システム(ACS)であって、
    制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、
    複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第1所定時刻に前記温調運転を開始させ、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第2所定時刻に前記温調運転を停止させ、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における最高気温と、前記制御対象日の前日における最高気温との差の絶対値が、予め設定された閾値を超えると判定された場合には、
    前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合であっても、前記制御対象日の前記第1所定時刻に前記温調運転を開始させる全館温調システム。
  3. 全館温調システム(ACS)であって、
    制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、
    複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第1所定時刻に前記温調運転を開始させ、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第2所定時刻に前記温調運転を停止させ、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における最低気温と、前記制御対象日の前日における最低気温との差の絶対値が、予め設定された閾値を超えると判定された場合には、
    前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合であっても、前記制御対象日の前記第1所定時刻に前記温調運転を開始させる全館温調システム。
  4. 全館温調システム(ACS)であって、
    制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、
    複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第1所定時刻に前記温調運転を開始させ、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第2所定時刻に前記温調運転を停止させ、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における平均気温と、前記制御対象日の前日における平均気温との差の絶対値が、予め設定された閾値を超えると判定された場合には、
    前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合であっても、前記制御対象日の前記第1所定時刻に前記温調運転を開始させる全館温調システム。
  5. 全館温調システム(ACS)であって、
    制御対象日の気温に関する予報情報を取得する取得部(31)と、
    複数の部屋の温度調節を一括して行う運転である温調運転、の状態を制御する制御部(33)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が予め設定された快適温度範囲を外れると判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第1所定時刻に前記温調運転を開始させ、
    前記予報情報に基づき、前記制御対象日における気温が前記快適温度範囲を外れないと判定された場合には、前記制御対象日の予め定められた第2所定時刻に前記温調運転を停止させ、
    前記部屋に設けられた雨戸(82)の開閉状態を検知する雨戸検知部(84)、を更に備え、
    前記温調運転が行われているときに、前記雨戸が閉じられたことが前記雨戸検知部により検知された場合には、
    前記制御部は前記温調運転を停止させる全館温調システム。
  6. 前記快適温度範囲の上限値及び下限値が、使用者の操作により変更可能となっている、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の全館温調システム。
  7. 前記部屋に設けられた窓(81)又はドア(91)の開閉状態を検知する開閉検知部(84,93)と、
    使用者への報知を行う報知部(34,60)と、を更に備えており、
    前記第1所定時刻において、前記窓又はドアが開かれていることが前記開閉検知部により検知された場合には、
    前記制御部は前記報知部による使用者への報知を行う、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の全館温調システム。
  8. 前記部屋に設けられた窓又はドアの開閉状態を検知する開閉検知部を更に備え、
    前記窓又はドアには、前記窓又はドアを自動的に開閉させる開閉機構(83,94)が設けられており、
    前記第1所定時刻において、前記窓又はドアが開かれていることが前記開閉検知部により検知された場合には、
    前記制御部は、前記開閉機構を動作させることにより前記窓又はドアを閉じる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の全館温調システム。
  9. 全館温調システムとは別に設けられた温調機器(100)、の動作状態を検知する動作検知部(110)、を更に備え、
    前記第1所定時刻において、前記温調機器が動作していることが前記動作検知部により検知された場合には、前記制御部は前記温調運転を開始させない、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の全館温調システム。
  10. 前記温調運転を開始させるか否かについての使用者の意思を、使用者が行う操作に基づいて予め確認する確認部(34,60)を有しており、
    前記温調運転を開始させるという使用者の意思が前記確認部によって確認された場合には、
    前記制御部は、
    前記温調機器が動作していても、前記第1所定時刻において全館温調システムの前記温調運転を開始させる、請求項9に記載の全館温調システム。
  11. 全館温調システムとは別に設けられた温調機器、の動作状態を検知する動作検知部、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記温調運転が行われているときに、前記温調機器が動作していることが前記動作検知部により検知された場合には、前記温調運転を停止させる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の全館温調システム。
  12. 前記温調運転を継続させるか否かについての使用者の意思を、使用者が行う操作に基づいて予め確認する確認部(34,60)を有しており、
    前記制御部は、
    前記温調運転を継続させるという使用者の意思が前記確認部によって確認されたときには、前記温調運転を停止させずに継続させる、請求項又は11に記載の全館温調システム。
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