JP6502792B2 - 配線・配管材支持具、配線・配管装置及び支持構造 - Google Patents

配線・配管材支持具、配線・配管装置及び支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、配線・配管材を空中で吊り下げ配設するための配線・配管材支持具、配線・配管装置、及び、空中に架設されたワイヤに配線・配管材が吊下げ配設された支持構造に関する。
従来、高圧架空線又は低圧配電線に加えて電柱に対して通信電線等の配線・配管材を架設すべく、該配線・配管材を空中で吊り下げ支持して配線・配管するために種々の配線・配管材支持具や配線・配管装置が用いられている。
例えば、特許文献1は、電柱(10)などの間に張設された張架線(20)にケーブル(30)を吊下げるためにプラスチック被覆ワイヤ(400)を用いた配線・配管装置を開示する。プラスチック被覆ワイヤ(400)は、鋼線からなる内部のワイヤ部(410)、及び、該ワイヤ部(410)外周を被覆する合成樹脂製のプラスチック被覆部(420)からなる。特許文献1の配線・配管装置では、電柱(10)の間に張設された張架線(20)の下側にケーブル(30)を位置させた形で、プラスチック被覆ワイヤ(400)を螺旋状ハンガとして旋回させて、この螺旋状ハンガにより、ケーブル(30)を吊下げている。なお、()内に特許文献1の符号を示した。
特開2006−14417号公報
特許文献1のような従来の配線・配管装置では、張架線の下側にケーブルを位置させた後に、プラスチック被覆ワイヤを螺旋状に旋回させる方法か、あるいは、張架線に対してプラスチック被覆ワイヤを螺旋状に旋回させた後、螺旋状ハンガ(配線・配管材支持具)内に牽引ロープを通し、その端末をケーブルと接続させる方法によって、ケーブルを張架線に対して吊下げ配設していた。従来の方法では、螺旋の内方にケーブルを通過可能とするようにプラスチック被覆ワイヤを所定のピッチで螺旋状に折り曲げて変形させる必要があった。このような変形作業は、非常に手間がかかる面倒なものであることが問題であった。さらに、プラスチック被覆ワイヤを螺旋状に設置した後、プラスチック被覆ワイヤに強風等によって外部から強い力が加わると、螺旋形状が変形し、螺旋状ハンガ自体がワイヤの長尺方向にずれ、又は、配線・配管材のたるみが発生するなど、配線・配管材の吊下げ支持が不安定となる虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単且つ確実に配線・配管材を空中で支持可能とする配線・配管材支持具、配線・配管装置、及び、該配線・配管材支持具(配線・配管装置)によって構築された支持構造を提供することにある。
請求項1に記載の配線・配管材支持具は、ワイヤに対して配線・配管材を吊下げ支持するための配線・配管材支持具であって、
ワイヤに取着される取着体と、
取着体に連結され、取着体と協働して配線・配管材を周方向に包囲して配線・配管材を吊下げ保持する保持体と、を備え、
取着体は、
互いに対向するとともに対向方向に相対的に変位可能に構成された一対の可動片と、
一対の可動片にそれぞれ形成され、取着体をワイヤに取着すべくワイヤを挟持する少なくとも一対の挟持片と、
一対の可動片のうちの第1可動片に形成され、保持体の一端を連結する連結部と、
一対の可動片のうちの第2可動片に形成され、保持体の他端をロックするロック部と、を備え、
対をなす挟持片は、一対の可動片が近接位置及び離隔位置の一方に変位するとワイヤを受け入れる開口部を形成し、一対の可動片が近接位置及び離隔位置の他方に変位するとワイヤを挟持するように構成され、
保持体及び取着体が配線・配管材を包囲して保持体がロック部にロックされた状態で、保持体が一対の可動片を近接方向及び離隔方向の他方に付勢し、
対をなす挟持片は、互いに交差するように一対の可動片から対向方向にそれぞれ延出し、各挟持片は、各可動片が対向するワイヤの側面と反対側の側面に当接する挟持部を有し、
対をなす挟持片は、一対の可動片が離隔位置に変位するとワイヤを両側から挟持し、一対の可動片が近接位置に変位するとワイヤを受け入れる開口部を形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の配線・配管材支持具は、請求項に記載の配線・配管材支持具において、各挟持片の延出方向の先端には、ワイヤの挟持時に開口部を閉塞するように鉤爪状の爪部が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の配線・配管材支持具は、請求項1又は2に記載の配線・配管材支持具において、保持体は、ロック部にロックされたときに弾性変形するように構成されていることを特徴とする。
請求項記載の配線・配管材支持具は、請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具において、取着体の一対の可動片は、弾性変形によって近接又は離隔方向に変位し、一対の可動片の弾性復帰力により挟持片に受け入れられたワイヤを挟持することを特徴とする。
請求項に記載の配線・配管材支持具は、請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具において、取着体は、該取着体がワイヤに対して傾動することを規制する傾動規制手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項に記載の配線・配管材支持具は、請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具において、配線・配管材は、凹部及び凸部が交互に連続する波付管であり、保持体は、凹部に嵌まり込む線材からなることを特徴とする。
請求項に記載の配線・配管装置は、空中で配線・配管材を吊下げ配設するための配線・配管装置であって、
空中に架設されるワイヤと、
ワイヤに取着された請求項1からのいずれか一項に記載の1又は複数の配線・配管材支持具と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の支持構造は、空中に配線・配管材が吊下げ配設された支持構造であって、
空中に架設されたワイヤと、
ワイヤに取着体を介して取着された請求項1からのいずれか一項に記載の1又は複数の配線・配管材支持具と、
配線・配管材支持具の保持体によって保持された配線・配管材と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の配線・配管材支持具によれば、取着体の挟持片によってワイヤを挟持し、且つ、取着体に連結された保持体によって配線・配管材を包囲して保持することにより、ワイヤに対して配線・配管材を簡単且つ確実に添設することが可能である。特には、取着体の一対の可動片を変位させるように操作することにより、ワイヤを受け入れる開口部を形成して、該開口部を介して取着体の一対の挟持片の間にワイヤを配置することが可能である。この状態で、一対の可動片を反対側に変位させることにより、一対の挟持片でワイヤを両側から挟圧して、取着体をワイヤに簡単に取り付けることが可能である。そして、配線・配管材を取着体及び保持体で包囲するように保持体の他端を取着体のロック部にロックすることにより、配線・配管材をワイヤに対して簡単に吊下げ支持することが可能である。さらに、保持体及び取着体が配線・配管材を包囲して保持体がロック部にロックされた状態で、保持体が一対の可動片を、一対の挟持片でワイヤを挟圧する方向に付勢する。すなわち、保持体が配線・配管材を保持した状態で、取着体のワイヤへの取着がより一層強固なものとなるため、ワイヤと配線・配管材とを安定的に連結することが可能である。したがって、本発明の配線・配管材支持具は、簡単且つ確実に配線・配管材をワイヤに対して吊下げ支持可能とするものである。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、上記発明の効果に加えて、一対の挟持片が互いに交差するように各可動片から対向方向にそれぞれ延出していることにより、一対の可動片を近接位置に変位させるように取着体の側方を押圧することによって、開口部を形成することが可能である。つまり、配線・配管材支持具を手で摘まむように力を加えることにより、開口部を介して取着体をワイヤに取り付けることが可能であり、操作が容易である。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項の発明の効果に加えて、ワイヤの挟持時に爪部が開口部を閉塞することにより、ワイヤを挟持片の間に確実に留めて、ワイヤと配線・配管材とをより一層確実に連結することが可能である。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、ロックされたときに弾性変形した保持体自身の弾性復帰力によって、一対の可動片を挟持片でワイヤを挟圧する方向に付勢することができる。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1からのいずれかの発明の効果に加えて、一対の可動片の弾性復帰力によってワイヤを挟持することが可能である。すなわち、取着体自体の弾性復帰力を利用した簡易な構造で取着体をワイヤに取り付けることができる。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1からのいずれかの発明の効果に加えて、傾動規制手段によって取着体がワイヤに対して傾動することが規制される。これにより、外力が加わったとしても、ワイヤを挟持する取着体の姿勢を安定的に維持することができる。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1からのいずれかの発明の効果に加えて、線材からなる保持体が波付管の凹部に嵌まり込むことにより、配線・配管材支持具に対して配線・配管材が長尺方向に移動することを規制することができる。これにより、ワイヤに対して配線・配管材を安定的に支持することができる。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1からの発明のいずれかの効果を配線・配管装置として発揮することができる。すなわち、本発明の配線・配管装置は、簡単且つ確実に配線・配管材をワイヤに対して吊下げ支持し、配線・配管材を配設可能とするものである。
請求項に記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1からの発明のいずれかの効果を支持構造として発揮することができる。すなわち、本発明の支持構造は、配線・配管材支持具によって配線・配管材をワイヤに対して吊下げ支持し、配線・配管材を確実に配設したものである。
本発明の第1実施形態の配線・配管材支持具の(a)上方から見た斜視図、及び、(b)下方から見た斜視図。 図1の配線・配管材支持具の(a)正面図、(b)平面図、(c)右側面図及び(d)左側面図。 図2の配線・配管材支持具のA−A断面図。 図1の配線・配管材支持具の取着体の変形を示す概略図。 図1の配線・配管材支持具において、保持体が取着体にロックされた状態の(a)上方から見た斜視図、及び、(b)下方から見た斜視図。 図5の配線・配管材支持具のB−B断面図。 本実施形態の配線・配管材支持具によって構築された支持構造の概略斜視図。 図7の支持構造の部分拡大正面図。 図8の支持構造のC−C断面図。 図7の支持構造を構築する方法の一工程を示し、取着体をワイヤに取り付ける工程を示す模式図。 図7の支持構造を構築する方法の一工程を示し、保持体に配線・配管材(波付管)を保持させる工程を示す模式図。 図7の支持構造を構築する方法の一工程を示し、配線・配管材(波付管)のたるみを解消する工程を示す模式図。 本発明の第2実施形態の配線・配管材支持具の(a)上方から見た斜視図、及び、(b)下方から見た斜視図。 図13の配線・配管材支持具の(a)正面図、(b)平面図、(c)右側面図及び(d)左側面図。 図14の配線・配管材支持具のD−D断面図。 図13の配線・配管材支持具において、保持体が取着体にロックされた状態の(a)上方から見た斜視図、及び、(b)下方から見た斜視図。 図16の配線・配管材支持具のE−E断面図。 本発明の第3実施形態の配線・配管材支持具の(a)上方から見た斜視図、及び、(b)下方から見た斜視図。 本発明の第4実施形態の配線・配管材支持具の正面図であって、(a)保持体がロックされていない状態、及び、(b)保持体がロックされた状態を示す。 本発明の変形例の配線・配管材支持具の断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1乃至図6を参照して、本発明の一実施形態である第1実施形態の配線・配管材支持具100を説明する。図1(a)、(b)は、本実施形態の配線・配管材支持具100の上方から見た斜視図、及び、下方から見た斜視図である。図2(a)〜(d)は、該配線・配管材支持具100の正面図、平面図、右側面図及び左側面図である。図3は、該配線・配管材支持具100のA−A断面図である。
本実施形態の配線・配管材支持具100は、1又は複数の電柱や構造物に対して高所に張設されたワイヤWに対して、例えばケーブルを内包する波付管P(配線・配管材)を空中で吊下げ支持するものである。なお、本実施形態の配線・配管装置は、空中に架設されるワイヤWと、該ワイヤWに取着された1又は複数の配線・配管材支持具100と、を備えることを特徴とする。また、本実施形態の支持構造10は、空中に架設されたワイヤWと、該ワイヤWに取着された1又は複数の配線・配管材支持具100と、該配線・配管材支持具100によって保持された波付管P(配線・配管材)と、を備えることを特徴とする。
図1〜図3に示すように、配線・配管材支持具100は、ワイヤWに取着される取着体110と、該取着体110に回動式に連結され、波付管Pを吊下げ保持する保持体120とを備えてなる。
取着体110は、金属製の板材を折曲げして形成されている。取着体110は、頂部に位置する矩形板状の基部111、該基部111の左右両側の縁辺から下方に傾斜して延びる一対の可動片112、及び、該一対の可動片112にそれぞれ形成され、該可動片112の変位に従ってワイヤWを挟持するように変位する挟持片113を備える。
基部111には、その略中央に孔111aが穿設されている。該孔111aは、必要に応じて、配線・配管材支持具100を天井等の構造物にビスなどで固定することに用いられるが、本実施形態では使用しない。
一対の可動片112は、互いに対向するとともに、基部111に対して回動するように対向方向に沿って弾性的に変位可能に構成されている。すなわち、一対の可動片112は、(変形していない)原形態から互いに近接する方向及び離隔する方向の両方に弾性変形可能である。換言すると、一対の可動片112は、対向方向に沿って相対的に離隔又は近接するように変位可能である。可動片112は、側面視において基部111と同様に矩形板形状を有している。そして、一対の可動片112は、図2(a)の左側に位置する第1可動片112−1と、図2(a)の右側に位置する第2可動片112−2とからなる。
一対の可動片112のうちの一方の第1可動片112−1には、保持体120の基端(一端)121を回動自在に連結する連結部114が形成されている。連結部114は、一対の孔からなり、該一対の孔を介して保持体120の基端121が回動自在に取着体110に連結されている。さらに、第1可動片112−1には、幅方向(図2(b)の上下方向)の略中央且つ下縁近傍に貫通孔118が穿設されている。
一対の可動片112のうちの他方の第2可動片112−2には、保持体120の自由端(他端)122(被係止部124)を連結した状態でロックするロック部115が形成されている。図2(c)及び図3に示すように、ロック部115は、第2可動片112−2に形成されたコ字状の切り欠き115aの内側の壁部が内方(対向方向)に屈折した折曲片115bによって形成されてなる。換言すると、ロック部115は、保持体120のコ字状の被係止部124を係止可能な形状を有する。また、ロック部115の切り欠き115aの上方には***部119が形成されている。なお、該***部119は、ロック部115にドライバを差し入れて解除する際の案内(ドライバを入れる際の空間形成)として機能する。さらに、第2可動片112−2には、幅方向の略中央且つ下縁近傍に貫通孔118が穿設されている。第1可動片112−1及び第2可動片112−2の貫通孔118は、互いに対向して連通するように位置している。該貫通孔118は、割りピンを通して万が一の落下防止する際に用いられる(ただし、本実施形態では使用せず)。
挟持片113は、各可動片112−1,112−2の幅方向の両縁辺が略直角に屈折されるようにして、可動片112に連設されている。つまり、挟持片113は、1つの可動片112−1,112−2に対して2つ形成されているため、取着体110には合計4つの(2対の)挟持片が設けられている。そして、一対の可動片112のうちの一方(他方)に形成された挟持片113は、他方(一方)の可動片112に近接する方向(対向方向)に延出している。つまり、対をなす挟持片113は互いに対向する方向に延出している。各挟持片113は、その延出方向の先端の幅が狭まって下方に屈折し、鉤爪状に形成された爪部113bを有している。また、爪部113bの内方(基端側)には、円弧状の凹曲面を有する挟持部113aが形成されている。対をなす挟持片113の挟持部113aは、各可動片112が対向するワイヤWの側面と反対側の側面に当接するように構成されている。換言すると、挟持片113は、可動片112からそれぞれワイヤWの反対側まで延出するとともに、同可動片112の反対側からそれぞれ挟持するように構成されている。
対向する対となる挟持片113は、互いに交差して部分的に重なるように構成されている。すなわち、図2(b)に示すように、挟持片113の対は、互いに当接しないように幅方向(図2(b)の上下方向)において僅かにずれている。これにより、挟持片113の対は、可動片112の変位に伴って、互いに重なった状態で近接又は離隔する方向に変位可能である。
図4は、基部111に対して一対の可動片112を変位させた状態を示す模式図である。図4の仮想線が取着体110の(弾性変形していない)原形態を示し、実線が可動片112が互いに近接する方向に変位した形態を示している。原形態において、挟持片113の対が交差し、爪部113bが重なっている。このとき、爪部113bによって挟持部113aが下方に開放されておらず、対をなす挟持部113a間のワイヤWの配置空間が閉塞されている。また、原形態では、挟持部113a間の空隙は、ワイヤWの径よりも小さい。つまり、挟持部113a間にワイヤWを配置した際、一対の可動片112の弾性復帰力によって、ワイヤWを挟圧可能である。
そして、図4の実線で示されているように、可動片112に近接方向(図4の矢印参照)の外力が加わることにより、基部111に対して可動片112が弾性的に回動して近接方向に変位する。一対の可動片112の近接方向への変位に伴って、対をなす爪部113b先端及び挟持部113aが互いに離隔するように変位する。その結果、この変位によって開口部116が形成され、当該開口部116を介して挟持部113aが下方に臨んでいる。すなわち、図4のように取着体110が弾性変形した状態で、ワイヤWが、対向する挟持部113aの間に開口部116を介して進入可能である。他方、原形態から一対の可動片112が離隔する方向に変位するように取着体110が弾性変形することも可能である。その場合、対向する挟持部113aの間の空間がより一層狭まるように挟持片113が変位する。
保持体120は、配線・配管材である波付管Pを保持可能に形成された弾性変形可能な金属製の線材(鋼線)からなる。保持体120は、正面視U字曲線形状をなし、取着体110に連結される基端121、及び、その反対端に位置する自由端122を有している。該保持体120は、基端121と自由端122との間に、波付管Pを保持するためのU字曲線状の保持部123を有する。そして、保持体120は、波付管Pが通過可能な幅を有するU字形状の開口端を有する。本実施形態では、保持体120の開口端の幅(基端121と自由端122の対向距離)は、原形態の取着体110における第1可動片112−1(連結部114)と第2可動片112−2(ロック部115)との距離よりも大きい。すなわち、開口幅は、自由端122がロック位置にあるときに、保持体120が可動片112の近接方向に弾性変形して離隔方向に弾発力を生じるように定められている。さらに、該開口幅が波付管Pの径よりも僅かに小さく定められ、且つ、U字曲線部のアールが波付管Pの凹部P2の外径よりも僅かに小さく定められている。そして、保持体120を弾性変形させて開口端の幅及び全体形状を拡げることにより、波付管Pを保持部123に配置して把持することができる。
また、保持体120は、1本の線材を自由端122で略直角に屈折してなり、その基端121で開放されており、その自由端122で閉塞されている。そして、保持部123において、対をなすU字曲線部分の両方が規制部126として波付管Pの凹部P2に嵌合可能であるように、U字曲線部分の幅方向の距離が定められている。つまり、保持部123は、幅方向(図2(b)の前後方向)に整列した2つのU字曲線部分を規制部126として一体的に形成するように構成されている。該規制部126が波付管Pの凹部P2に嵌まり込んで外面に係合することにより、保持部123(配線・配管材支持具100)に対する波付管Pの長尺方向への移動が規制される。
保持体120の基端121には、J字状に屈曲した被連結部124が設けられている。該被連結部124は、基端121に対で設けられており、取着体110の一対の孔からなる連結部114に挿入されている。連結部114及び被連結部124は、互いに脱抜しないように保持体120を取着体110に回動式に連結している。被連結部124が円弧を描くようにして屈曲しているので、保持体120が取着体110に対して滑らかに回動する。他方、保持体120の自由端122には、その先端で幅方向にコ字状に屈折した被係止部125が設けられている。被係止部125は、取着体110のロック部115に係止されるように構成されている。より具体的には、コ字状の被係止部125の内方にロック部115の折曲片115bが入り込み可能に構成されている。
図5は、取着体110のロック部115に保持体120の自由端122(被係止部125)がロックされた状態の配線・配管材支持具100の斜視図である。図6は、図5の状態の配線・配管材支持具100のB−B断面図である。図5に示すとおり、取着体110及び保持体120が協働して波付管Pを周方向に包囲する環が形成されている。図6に示すとおり、第2可動片112−2の内側に延びるロック部115の折曲片115bの外面と第2可動片112−2の内面との間に、コ字状の被係止部125が嵌まり込むことにより、保持体120の自由端122が取着体110のロック部115にロックされている。そして、保持体120が僅かに円弧の内方(つまり、基端121と自由端122が接近する方向)に向けて弾性変形することにより、その自由端122がロック位置に到達している。すなわち、ロック状態では、保持体120の弾性復帰力がロック部115に作用し、第2可動片112−2が外方に付勢される。また、保持体120の被係止部125は、その弾性復帰力により折曲片115bの傾斜する外面に沿って外方に付勢されているため、逆方向(図6の斜め左上方向)の強い力を与えない限り、ロック状態が安定的に維持される。その結果、ロック部115による保持体120のロックが維持されつつ、一対の可動片112が互いに離隔する方向に付勢される。他方、ロック部115に位置する被係止部125に所定方向の強い力を加えることにより、被係止部125をロック部115から離脱させ、取着体110及び保持体120のロック解除を簡単に行うことができる。図9で後述する保持体120に波付管Pを配置した状態では、保持体120の弾性変形量がより一層大きくなるため、付勢力がより大きくなる。
なお、本実施形態の配線・配管材支持具100(取着体110及び保持体120)は、金属材料(鋼材)からなる。しかしながら、本発明は当該実施形態に限定されず、その目的を達成可能であれば、合成樹脂等の任意の材料を選択することが可能である。また、金属材料と合成樹脂材料を組み合わせて構成することも可能である。さらに、本発明の配線・配管材支持具は、上記形状・寸法に限定されず、本発明の技術思想の下で当業者であれば任意に改変可能である。
次に、本実施形態で用いられる波付管P(配線・配管材)の構成を説明する。ワイヤWは、長尺方向に直線状に張設される長尺体である。ワイヤWは、芯材として鋼製の軸部と、該軸部を被覆する軟質合成樹脂製の被覆部とからなる(図9参照)。軸部は、複数の鋼線が束ねて構成されて十分な強度を有している。被覆部は、挟持部113aが食い込み可能な厚みを有している。ワイヤWは、例えば、電柱(図示せず)に両端が固定されて空中で張架可能である。あるいは、ワイヤWの一端が電柱に固定され、他端が建造物等の他の構造物に固定されることにより、空中で張設される。該ワイヤWは、電柱等の構造物の間に架設な長さを有しているが、その長さは任意に定められる。また、ワイヤWは、設置に際して十分な強度な発揮し得る径で構成されるが、その径は挟持部113aが挟持可能な範囲で任意に定められる。
本実施形態で用いられるワイヤWの構成を説明する。ワイヤWは、長尺方向に直線状に張設される長尺体である。波付管Pは、長尺方向に延びる可撓性の合成樹脂製の配線・配管材である。すなわち、波付管Pは、巻回又は屈曲自在な柔軟性を有している。そして、該波付管Pは、その内部にケーブル等(図示せず)を内挿して保護するように構成されている。波付管Pは、所定厚の管壁を有し、該管壁には凸部P1及び凹部P2が交互に長尺方向に連続している。なお、波付管Pの長さ及び径は、内部に配設するケーブル等の線材の径又は長さに応じて、任意に定められる。また、凸部P1外面と凹部P2外面との距離(即ち、凸部P1の高さ)や、凸部P1外面及び凹部P2外面の長尺方向の幅も任意に定めることが可能であり、本発明の配線・配管材は、本実施形態の波付管Pの形状・寸法に限定されない。
次いで、図7乃至図9を参照して、本実施形態の配線・配管材支持具100を複数用いて波付管PをワイヤWに対して吊下げ配設した支持構造10について説明する。図7は、該支持構造10の概略斜視図である。図8は、該支持構造10の部分拡大図である。図9は、図8の支持構造10のC−C断面図である。
図7に示すように、ワイヤWが電柱などの構造物(図示)に張設されて、空中で直線状に延びている。ワイヤWは、設置に際して十分な強度な発揮し得る径で構成され、その径は任意に定められる。ワイヤWには、複数の配線・配管材支持具100が任意の距離で隔てて取着されている。そして、配線・配管材支持具100の保持体120によって、配線・配管材としての波付管PがワイヤWに添設されるように、直線状に吊下げ支持されている。
より詳細には、図8に示すように、ワイヤWが配線・配管材支持具100を長尺方向に貫通するように、配線・配管材支持具100の取着体110がワイヤWに取着されている。図9に示すように、対をなす挟持片113が、互いに交差するように一対の可動片112から対向方向にそれぞれ延出し、各挟持片113の挟持部113aが、各可動片112が対向するワイヤWの側面と反対側の側面に当接している。図4で説明したように、取着体110の原形態で挟持部113a間の空隙がワイヤWの径よりも小さいため、挟持部113aでワイヤWを挟持した状態では、可動片112が近接する方向に弾性変形している。そのため、可動片112が離隔する方向(つまり、挟持部113aがワイヤWを挟圧する方向)に復帰しようとする弾性復帰力が発生し、当該弾性復帰力がワイヤWの挟圧力に寄与している。すなわち、ワイヤWは、取着体110の2対の挟持部113aによって挟圧され、挟持部113aの端面がワイヤWの合成樹脂製の被覆部にしっかりと食い込んでいる。このように、ワイヤWの長尺方向における2点で取着体110がワイヤWに連結されているため、取着体110がワイヤWの長尺方向から傾動するように捻れることが抑えられている。換言すると、2対の挟持部113aが傾動規制手段として機能している。
また、図9に示すとおり、取着体110及び保持体120が協働して波付管Pを包囲している。そして、保持体120の保持部123が波付管Pの凹部P2に嵌まり込むようにして、波付管P外面に当接している。この状態で、保持体120の自由端122の被係止部125が取着体110のロック部115によってロックされている。保持体120の保持部123が波付管Pの外周に沿って屈曲している一方で、保持体120が強引に屈折して被係止部125がロック部115に配置されている。つまり、保持体120は、その基端121及び自由端122近傍において円弧の内方に向けて(基端121及び自由端122が近接する方向に)比較的大きな力で弾性変形している。この保持体120の弾性復帰力が取着体110に作用することで、ロック状態で一対の可動片112が互いに離隔する方向に付勢されている。一対の可動片112の離隔方向への付勢により、挟持部113aがワイヤWを挟持する方向に付勢されるので、保持体120の弾性復帰力がワイヤWの挟圧力に寄与している。すなわち、取着体110の弾性復帰力及び保持体120の弾性復帰力の両方がワイヤWに作用し、ワイヤWを強固に挟圧している。したがって、本実施形態の支持構造10は、ワイヤWに対して確実且つ安定的に波付管Pを吊下げ支持するものである。
続いて、図10乃至図12を参照して、支持構造10を構築する工程を説明する。まず、張設体としてのワイヤW、配線・配管材としての波付管P、及び、複数の配線・配管材支持具100(ただし、構成に応じて1つでもよい)を準備する。
次に、図10(a)に示すように、ロック解除状態の配線・配管材支持具100の一対の可動片112を近接方向に手で摘まむように押圧して、対をなす爪部113b間に開口部116を形成する。一対の可動片112を近接方向に押圧した状態で、開口部116を介して挟持部113a間の空隙にワイヤWを挿入させるように、取着体110及びワイヤWを相対的に近接させる。挟持部113a間の空隙にワイヤWを配置した後、力を緩めて可動片112への押圧を解除することにより、図10(b)に示すように、可動片112が離隔方向に弾性復帰し、挟持部113aでワイヤWを挟持することができる。こうして、ワイヤWと、該ワイヤWに取着された複数の配線・配管材支持具100とからなる配線・配管装置を構成する。
次いで、取着体110がワイヤWを挟持した状態で、保持体120の円弧の内方に波付管Pを挿入する。このとき、保持部123の対となるU字曲線部分(規制部126)の両方を波付管Pの凹部P2に嵌め込む。これにより、保持部123(配線・配管材支持具100)に対して波付管Pが長尺方向にスライドしないように波付管Pを規制状態で保持可能である。そして、保持体120で波付管Pを保持した状態で、保持体120を連結部114及び被連結部124を軸として回動させ、保持体120を円弧の内方に弾性変形させつつ、その自由端122をロック部115に嵌め付ける。保持体120の被係止部125が取着体110の折曲片115bを乗り越えるまで、自由端122を上方に強引に押し込むことにより、被係止部125が折曲片115b及び第2可動片112−2内壁との間に嵌合することができる。その結果、取着体110がワイヤWを掴持するとともに保持体120が波付管Pを保持して、配線・配管材支持具100でワイヤWに波付管Pを連結支持することができる。
上記連結支持作業を複数の配線・配管材支持具100においても同様に行う。配線・配管材支持具100の間隔は、負担する重量を分散するという点で等間隔であることが好ましいが、状況に応じて任意に定められる。また、上記各工程を複数の配線・配管材支持具100で同時並行して実施してもよい。
そして、複数の配線・配管材支持具100を介してワイヤWを波付管Pに連結した状態で、ワイヤWを電柱などの構造体(図示せず)に固定して張設することにより、支持構造10を構築することができる。なお、ケーブルを波付管P内に配設する作業は、支持構造10の構築後又は構築前のいずれであってもよい。
さらに、図12(a)に示すように、波付管Pを吊持つ配線・配管材支持具100の間で、波付管Pにたるみが生じたときには、配線・配管材支持具100を操作することにより、波付管Pのたるみを簡単に解消することが可能である。より具体的には、図12(a)の状態から、一対の可動片112を弾性力に抗して内方に押圧して、挟持部113aによる挟圧を緩めることにより、配線・配管材支持具100がワイヤWに対して長尺方向に沿ってスライド可能となる。このとき、取着体110(挟持部113a)によるワイヤWの挟圧(又は挟圧解除)とは別個独立して、保持体120(規制部126)が波付管P外面に係合しているので、取着体110のワイヤWに対するスライドが許容されているとともに、波付管Pの取着体110に対する長尺方向への相対移動が規制されている。そして、波付管Pのたるみを解消すべく、隣接する配線・配管材支持具100を離隔させるように、配線・配管材支持具100の取着体110をワイヤWの長尺方向に沿ってスライドさせる。すると、保持体120に一体的に保持された波付管Pの被保持部分が取着体110と一緒に長尺方向に移動する。その結果、図12(b)に示すように、波付管Pのたるみを解消し、波付管PをワイヤWに沿って直線状に添設することができる。
ここで説明した方法は、一例にすぎず、当業者であれば、各工程の順序を入れ替え、又は、状況に応じて不要な工程を省略又は変更することも可能である。例えば、ワイヤWを予め張設した後に、ワイヤWに配線・配管材支持具100を介して波付管Pを取着してもよい。つまり、施工者は、波付管PとワイヤWとを予め配線・配管材支持具100で一体化した状態で張架すること(つまり、製造・出荷時に一体組立)、及び、予め張架したワイヤWに波付管Pを配線・配管材支持具100で組み付けること(つまり、現場での一体組立)の両方の工程を選択可能である。さらに、波付管Pのたるみの解消作業は、ワイヤWをワイヤWを張設して支持構造10を構築した後に行ってもよく、あるいは、ワイヤWを張設する前にワイヤWと波付管Pを連結したときに行ってもよい。
以下、本発明に係る一実施形態の配線・配管材支持具100の作用効果について説明する。
本実施形態の配線・配管材支持具100によれば、取着体110の挟持片113によってワイヤWを挟持し、且つ、取着体110に連結された保持体120によって配線・配管材としての波付管Pを包囲して保持することにより、ワイヤWに対して波付管Pを簡単且つ確実に添設することが可能である。特には、一対の挟持片113の延出端が互いに交差するまで各可動片112から対向方向にそれぞれ延出している。そして、一対の可動片112を近接位置に弾性変位させるように取着体110の側方を押圧して、ワイヤWを受け入れる開口部116を簡単に形成可能である。該開口部116を介して、取着体110の一対の挟持片113の間にワイヤWを配置可能である。この状態で、一対の可動片112を離隔方向に変位させるように弾性復帰させることにより、一対の挟持片113の挟持部113aでワイヤWを両側から挟圧して、取着体110をワイヤWに簡単に取り付けることが可能である。そして、波付管Pを取着体110及び保持体120で包囲するように保持体120の自由端を取着体110のロック部115にロックすることにより、波付管PをワイヤWに対して簡単に吊下げ支持することが可能である。さらに、保持体120及び取着体110が波付管Pを包囲して保持体120がロック部115にロックされた状態で、保持体120が内方に弾性変形しているので、その弾発力によって、保持体120が一対の可動片112を離隔方向に付勢する。すなわち、保持体120が波付管Pを保持した状態で、取着体110のワイヤWへの取着がより一層強固なものとなるため、ワイヤWと波付管Pとを安定的に連結することが可能である。したがって、本実施形態の配線・配管材支持具100は、簡単且つ確実に波付管PをワイヤWに対して吊下げ支持可能とするものである。
また、本実施形態の配線・配管材支持具100によれば、波付管Pの外面に係合する規制部126によって、保持体120が吊り持つ波付管Pの長尺方向への移動が規制される。これにより、波付管Pが配線・配管材支持具100に対して長尺方向に相対移動することを防止し、結果として、ワイヤWに対して波付管Pが事後的に相対移動してたるみ等が発生する虞を軽減することができる。さらに、設置時又は事後的に波付管Pのたるみが発生したとしても、施工者が取着体110の可動片112を操作することにより、簡単且つ迅速にたるみの解消を行うことが可能である。特には、保持体120の規制部126による規制機構と、挟持部113によるワイヤPの挟圧機構とが互いに独立して作動する。それ故、配線・配管材支持具100に対するワイヤWの長尺方向への移動を規制部126で規制した状態で、可動片112を変位させてワイヤWの挟圧を緩めることができる。そして、配線・配管材支持具100のワイヤWの挟圧を緩めて、波付管Pを規制状態で吊持つ配線・配管材支持具100をワイヤWに沿ってスライドさせることにより、配線・配管材支持具100の長手方向の位置を調整又は変更し、結果として、波付管Pのゆるみを簡単且つ迅速に解消することが可能である。
[第2実施形態]
図13乃至図17を参照して、本発明の一実施形態である第2実施形態の配線・配管材支持具200を説明する。なお、本実施形態において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
配線・配管材支持具200は、図13〜図15に示すとおり、ワイヤWに取着される取着体210と、該取着体210に回動式に連結され、配線・配管材(波付管P)を吊下げ保持する保持体220とを備えてなる。なお、本実施形態の配線・配管材支持具200において、取着体210の形態が第1実施形態の取着体110の形態と異なり、保持体220の形態が保持体120の形態と共通する。よって、保持体220の説明を省略する。
取着体210は、頂部に位置する矩形板状の屈折した基部211、該基部211の左右両側の縁辺から下方に傾斜して延びる一対の可動片212、及び、該一対の可動片212にそれぞれ形成され、ワイヤWを挟持するための対をなす挟持片213を備える。
一対の可動片212は、互いに対向するとともに基部211に対して対向方向に弾性的に変位可能に構成されている。可動片212は、側面視において矩形板形状を有している。そして、一対の可動片212は、図14(a)の左側に位置する第1可動片212−1と、図14(a)の右側に位置する第2可動片212−2とからなる。第1可動片212−1と第2可動片212−2は同じ形状を有しているが、第1可動片212−1に保持体220の基端221が回動式に接続され、第2可動片212−2に保持体220の自由端222がロックされる。
一対の可動片212のうちの一方の第1可動片212−1は、保持体220の基端221を回動自在に連結する連結部214を有する。連結部214は、第1実施形態の連結部114と同様に、一対の孔として形成されている。
他方、一対の可動片212のうちの他方の第2可動片212−1には、保持体220の自由端222(被係止部224)を連結した状態でロックするロック部215が形成されている。該ロック部215の構成が第1実施形態のロック部115と異なる。すなわち、図14(c)及び図15に示すように、ロック部215は、第2可動片212−2の下縁辺から下方に延在し、その外方且つ上方に折り返されるようにフック状に延在している。ロック部215は、上方が開口し、第2可動片212−2外面との間に保持体220の被係止部225を配置可能である。換言すると、ロック部215は、保持体220のコ字状の被係止部224を係止可能な形状を有している。さらに、第1及び第2可動片212−1、212−2の略中央には、矩形状の貫通孔218が穿設されている。
挟持片213は、各可動片212−1,212−2の幅方向の両縁辺が略直角に屈折されることによって形成されている。挟持片213の形態は、第1実施形態の挟持片113の形態と同様であるため、その説明を省略する。
図16は、取着体210のロック部215に保持体220の自由端222(被係止部225)がロックされた状態の配線・配管材支持具200の斜視図である。図17は、図16の状態の配線・配管材支持具200のD−D断面図である。図16に示すとおり、取着体210及び保持体220が協働して波付管Pを周方向に包囲する環が形成されている。図17に示すとおり、第2可動片212−2の外側に延びるフック状のロック部215と第2可動片212−2外面との間に、コ字状の被係止部225が嵌まり込むことにより、保持体220の自由端222が取着体210のロック部215にロックされている。そして、保持体220が円弧の内方(つまり、基端221と自由端222が接近する方向)に向けて原形態から弾性変形することにより、その自由端222がロック位置に到達している。すなわち、ロック状態では、保持体220の弾性復帰力がロック部215に作用し、第2可動片212−2が外方に付勢される。また、保持体220の被係止部225は、弾性復帰力により第2可動片212−2の傾斜する外面に沿って右斜め下方向に付勢されるため、逆方向の強い力を与えない限り、ロック状態が安定的に維持される。その結果、ロック部215による保持体220のロックが維持されつつ、一対の可動片212が互いに離隔する方向に付勢される。
なお、該配線・配管材支持具200を用いて支持構造を構築する方法は、第1実施形態とほぼ共通するため、その説明を省略する。
したがって、本実施形態の配線・配管材支持具200は、簡単且つ確実に波付管PをワイヤWに対して吊下げ支持可能とするものである。
[第3実施形態]
図18を参照して、本発明の一実施形態である第3実施形態の配線・配管材支持具300を説明する。なお、本実施形態において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
配線・配管材支持具300は、図18に示すとおり、ワイヤWに取着される取着体310と、該取着体310に回動式に連結され、配線・配管材を吊下げ保持する保持体320とを備えてなる。なお、本実施形態の配線・配管材支持具300において、取着体310の形態が第2実施形態の取着体210の形態とほぼ共通し、保持体320の形態が第1,第2実施形態の保持体120,220の形態と相違する。よって、取着体310の説明を省略する。
保持体320は、配線・配管材を保持可能に形成された弾性変形可能な金属製の帯状体からなる。保持体320は、正面視U字曲線形状をなし、取着体310に連結される基端321、及び、その反対端に位置する自由端322を有している。該保持体320は、基端321と自由端322の間に、配線・配管材を保持するためのU字曲線状の保持部323を有する。
そして、保持体320は、配線・配管材が通過可能な幅を有するU字形状の開口端を有する。本実施形態では、保持体320の開口端の幅(基端321と自由端322の対向距離)は、原形態の取着体310における第1可動片312−1(連結部114)と第2可動片312−2(ロック部315)との距離よりも大きい。すなわち、開口幅は、自由端322がロック位置にあるときに、可動片312の近接方向に弾性変形し、離隔方向に付勢するように定められている。
保持体320の基端321には、取着体310の連結部314に回動式に連結される、フック状の被連結部324が設けられている。保持体320の自由端322には、その先端で開口して形成された被係止部325が設けられている。被係止部325は、開口縁で取着体310のロック部315に係止されるように矩形状の開口として構成されている。より具体的には、被係止部325の開口にロック部315の先端が挿通し、ロック部315の底部に被係止部325の開口縁が係合可能に構成されている。
したがって、本実施形態の配線・配管材支持具300は、簡単且つ確実に配線・配管材をワイヤWに対して吊下げ支持可能とするものである。
[第4実施形態]
図19を参照して、本発明の一実施形態である第4実施形態の配線・配管材支持具400を説明する。なお、本実施形態において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
配線・配管材支持具400は、図19に示すとおり、ワイヤWに取着される取着体410と、該取着体410に回動式に連結され、配線・配管材を吊下げ保持する保持体420とを備えてなる。取着体410は、互いに対向するとともに対向方向に変位可能に構成された一対の可動片412と、該取着体410をワイヤWに取着すべくワイヤWを挟持する少なくとも一対の挟持片413と、一対の可動片412のうちの第1可動片412−1に形成され、保持体420の基端421を回動自在に連結する連結部414と、一対の可動片のうちの第2可動片412−2に形成され、保持体420の自由端422をロックするロック部415と、を備える。
本実施形態の配線・配管材支持具400は、第1実施形態の配線・配管材支持具100と異なり、取着体410の挟持部413が当初状態で開口部416を形成し、且つ、挟持片413が互いに交差せずに対向する側面に挟持部413aが形成されている。そのため、第1実施形態とは、可動片412及び挟持片413の連動動作が逆である。さらに、上記実施形態とは対照的に、保持体420の開口端の幅(基端421と自由端422の対向距離)は、原形態の取着体410における第1可動片412−1(連結部414)と第2可動片412−2(ロック部415)との距離よりも小さい。すなわち、開口幅は、自由端422がロック位置にあるときに、可動片412の離隔方向に弾性変形し、近接方向に付勢するように定められている。
そして、図19(b)に示すように、保持体420が円弧が拡がる方向(基端421と自由端422とが離隔する方向)に弾性変形し、該保持体420のロック部415にロックされたときに、その弾性復帰力により、一対の可動片412が近接方向に付勢され、開口部416が閉塞されるとともに挟持部413aが近接してワイヤWを挟圧可能となる。すなわち、本実施形態の配線・配管材支持具400では、対をなす挟持片413は、一対の可動片412が離隔位置に変位するとワイヤWを受け入れる開口部415を形成し、一対の可動片412が近接位置に変位するとワイヤWを挟持するように構成されている。そして、保持体420及び取着体410が配線・配管材を包囲して保持体420がロック部415にロックされた状態で、保持体420が一対の可動片412を近接方向に付勢する。
したがって、本実施形態の配線・配管材支持具400は、簡単且つ確実に配線・配管材をワイヤWに対して吊下げ支持可能とするものである。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形例を取り得る。以下、本発明の変形例を説明する。なお、各変形例において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
(1)上記実施形態では、配線・配管材は波付管であるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明の配線・配管材は、波無し可撓管やケーブルをも含む概念である。そして、配線・配管材が波無しの可撓管やケーブルであっても、配線・配管材を取着体及び保持体で周方向に包囲することにより、ワイヤに対して配線・配管材を吊下げ支持可能である。
(2)上記実施形態では、取着体が弾性変形可能に構成されているが、本発明の取着体は、保持体の付勢力によってワイヤを挟持可能であれば、取着体自身が弾性変形可能でなくてもよい。つまり、取着体を変形可能な柔軟な材料で構成してもよく、あるいは、塑性変形可能な材料で構成してもよい。
(3)上記実施形態では、保持体が弾性変形可能に構成されているが、本発明の保持体は、ロック時にワイヤを挟圧する方向に付勢力を発生可能であれば、保持体自身が弾性変形可能でなくてもよい。例えば、保持体が弾性変形不能な剛性を有し、あるいは、弾性変形しない柔軟性を有していてもよい。このような場合、保持体が保持する配線・配管材を押圧するように包囲して弾性変形させ、該配線・配管材の弾性復帰力によって、ロック時にワイヤを挟圧する方向に可動片を付勢する。
(4)上記実施形態では、規制部によって配線・配管材の長尺方向への移動が規制されているが、本発明では、規制部が省略されてもよい。すなわち、配線・配管材が少なくとも配線・配管材支持具によって吊下げ支持されていればよく、その長尺方向への相対移動が規制されていなくてもよい。
(5)上記実施形態の配線・配管材支持具では、配線・配管材の長尺方向に沿って2対の挟持片が設けられ、傾動規制手段として機能しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、配線・配管材支持具に1対の挟持片を設け、長尺方向に沿って、ワイヤを挟持しない当接片を設けてもよい。この場合、一対の挟持片がワイヤを挟持した状態で、当接片がワイヤ外面に当接して傾動規制手段として機能する。あるいは、当接片を設けずに、傾動規制手段を省略してもよい。
(6)上記実施形態の配線・配管材支持具では、一対の可動片が基部に対して回動変形するように構成されているが、一方の可動片が他方の可動片に対して相対的に対向方向(近接又は離隔方向)に範囲可能であればよく、いずれか一方の可動片が基部(又は取着体本体)に対して固定されていてもよい。
(7)上記実施形態の配線・配管材支持具では、保持体の基端が連結部によって回動自在に連結され、保持部の他端が自由端をなしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図20の取着体510では、連結部514及びロック部515が同じ形状(第1実施形態のロック部115と同様の形状)を有する。また、保持体520の一端の被連結部524及び他端の被係止部525は同じ形状(第1実施形態の被係止部125と同様の形状)を有する。このような場合、図20に示すように、保持体520を内方に弾性変形させつつ、その両端(被連結部524及び被係止部525)を連結部514及びロック部515にそれぞれ同時に嵌め込むことにより、取着体510及び保持体520で環を形成して、配線・配管材を保持することができる。つまり、配線・配管材Pを保持した状態で、保持体520を取着体510に直線的に近接させて、保持体520の両端を取着体510にロック又は連結することにより、配線・配管材Pを保持することができる。このとき、保持体510及び取着体520が配線・配管材Pを包囲して保持体520が連結部514及びロック部515にロック(連結)された状態で、保持体520が弾性復帰力により一対の可動片512を離隔方向の付勢する。なお、当該変形例のような形態では、「連結」及び「ロック」は同じ意味をなす。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 支持構造
100 配線・配管材支持具(第1実施形態)
110 取着体
111 基部
112 可動片
112−1 第1可動片
112−2 第2可動片
113 挟持片
113a 挟持部
113b 爪部
114 連結部
115 ロック部
116 開口部
118 貫通孔
120 保持体
121 基端(一端)
122 自由端(他端)
123 保持部
124 被連結部
125 被係止部
126 規制部
200〜500 配線・配管材支持具(別実施形態、変形例)
W ワイヤ
P 波付管(配線・配管材)
P1 凸部
P2 凹部

Claims (8)

  1. ワイヤに対して配線・配管材を吊下げ支持するための配線・配管材支持具であって、
    前記ワイヤに取着される取着体と、
    前記取着体に連結され、前記取着体と協働して前記配線・配管材を周方向に包囲して前記配線・配管材を吊下げ保持する保持体と、を備え、
    前記取着体は、
    互いに対向するとともに対向方向に相対的に変位可能に構成された一対の可動片と、
    前記一対の可動片にそれぞれ形成され、前記取着体を前記ワイヤに取着すべく前記ワイヤを挟持する少なくとも一対の挟持片と、
    前記一対の可動片のうちの第1可動片に形成され、前記保持体の一端を連結する連結部と、
    前記一対の可動片のうちの第2可動片に形成され、前記保持体の他端をロックするロック部と、を備え、
    前記対をなす挟持片は、前記一対の可動片が近接位置及び離隔位置の一方に変位すると前記ワイヤを受け入れる開口部を形成し、前記一対の可動片が近接位置及び離隔位置の他方に変位すると前記ワイヤを挟持するように構成され、
    前記保持体及び前記取着体が前記配線・配管材を包囲して前記保持体が前記ロック部にロックされた状態で、前記保持体が前記一対の可動片を近接方向及び離隔方向の他方に付勢し、
    前記対をなす挟持片は、互いに交差するように前記一対の可動片から対向方向にそれぞれ延出し、前記各挟持片は、前記各可動片が対向する前記ワイヤの側面と反対側の側面に当接する挟持部を有し、
    前記対をなす挟持片は、前記一対の可動片が離隔位置に変位すると前記ワイヤを両側から挟持し、前記一対の可動片が近接位置に変位すると前記ワイヤを受け入れる開口部を形成するように構成されていることを特徴とする配線・配管材支持具。
  2. 前記各挟持片の延出方向の先端には、前記ワイヤの挟持時に前記開口部を閉塞するように鉤爪状の爪部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の配線・配管材支持具。
  3. 前記保持体は、前記ロック部にロックされたときに弾性変形するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線・配管材支持具。
  4. 前記取着体の一対の可動片は、弾性変形によって近接又は離隔方向に変位し、前記一対の可動片の弾性復帰力により前記挟持片に受け入れられたワイヤを挟持することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具。
  5. 前記取着体は、該取着体が前記ワイヤに対して傾動することを規制する傾動規制手段をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具。
  6. 前記配線・配管材は、凹部及び凸部が交互に連続する波付管であり、前記保持体は、凹部に嵌まり込む線材からなることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の配線・配管材支持具。
  7. 空中で配線・配管材を吊下げ配設するための配線・配管装置であって、
    空中に架設されるワイヤと、
    前記ワイヤに取着された請求項1からのいずれか一項に記載の1又は複数の配線・配管材支持具と、を備えることを特徴とする配線・配管装置。
  8. 空中に配線・配管材が吊下げ配設された支持構造であって、
    空中に架設されたワイヤと、
    前記ワイヤに取着体を介して取着された請求項1からのいずれか一項に記載の1又は複数の配線・配管材支持具と、
    前記配線・配管材支持具の保持体によって保持された配線・配管材と、を備えることを特徴とする支持構造。
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