JP6501343B2 - フィルタ装置及び流体浄化システム並びに交換式フィルターカートリッジ - Google Patents
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Description
液体をろ過するためのろ過室を備え、
一対のろ過プレートと、この一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸によりフィルタ部を構成し、
前記フィルタ部を前記ろ過室に配置し、
前記一対のろ過プレートは、それぞれ内側円筒部と外側円筒部を有し、
前記内側円筒部と前記外側円筒部には、多数の小孔が形成され、
前記内側円筒部の内側に、ろ過排出通路を有し、
前記一対のろ過プレートの少なくとも一方が可動して前記一対のろ過プレートの間隔が可変可能であり、
前記一対のろ過プレートの間隔を狭めて前記複数の繊維糸を圧縮状態にして圧縮状態の繊維糸により液体をろ過し、
前記一対のろ過プレートの間隔を広げて前記複数の繊維糸の圧縮状態を開放して前記繊維糸を洗浄し、
前記フィルタ部は、
前記一対のろ過プレートの外側円筒部の外側から液体が供給されてろ過し、ろ過した液体を前記内側円筒部の内側に有する前記ろ過排出通路を介して中心側から排出する構成であることを特徴とするフィルタ装置である。
外側から中心側に向けて段階的に前記一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸の径を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置である。
外側から中心側に向けて連続的に前記一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸の径を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置である。
前記遠心分離装置の後段に配置した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のフィルタ装置と、を備え、
前記フィルタ装置は、
前記遠心分離装置により分離した残りの微細物を除去することを特徴とする流体浄化システムである。
(第1の実施の形態)
この実施の形態のフィルタ装置を図1に基づいて説明する。図1(a)はフィルタ装置のろ過状態を示し、図1(b)はフィルタ装置の洗浄状態を示す。
繊維糸は、紡績糸や加工糸の柔軟性糸を用いることができ、その原料繊維はポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリアクリルニトリル、ポリスルフォン、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリ弗化ビニリデン等の合成繊維であり、これらの繊維の単独あるいは混合した糸や樹脂含浸加工した糸が使用できる。繊維糸の径は0.5μm〜30μmが好ましい。
この実施の形態のフィルタ装置を図2に基づいて説明する。図2(a)はフィルタ装置のろ過状態を示し、図2(b)はフィルタ装置の洗浄状態を示す。
この実施の形態のフィルタ装置を図2に基づいて説明する。図3(a),(b)はフィルタ装置のろ過状態を示し、図3(c)はフィルタ装置の洗浄状態を示す。
この実施の形態のフィルタ装置を図4に基づいて説明する。図4(a)は第1の実施の形態のフィルタ装置に適用した図、図4(b)は第2の実施の形態のフィルタ装置に適用した図である。
この実施の形態のフィルタ装置を図5に基づいて説明する。図5(a)乃至図5(c)は第4の実施の形態のフィルタ装置に適用した図である。
この実施の形態のフィルタ装置を図6(a)乃至図6(c)に基づいて説明する。図6(a)では、第1の実施の形態と同様に構成されるが、ろ過プレート22の中央部分22aを円柱状にし、ろ過プレート22の表面面積を大きくしている。このろ過プレート22の表面面積を大きくすることによって圧縮状態の繊維糸100のろ過面積を拡大している。
この実施の形態のフィルタ装置を図7に基づいて説明する。図7(a)はフィルタ装置のろ過状態を示し、図7(b)はフィルタ装置の洗浄状態を示す。この実施の形態のフィルタ部20は一対のろ過プレート21,22を備え、このろ過プレート21,22はそれぞれ内側円筒部21a,22aと外側円筒部21b,22bを有し、内側円筒部21a,22aと外側円筒部21b,22bには多数の小孔が形成されている。
この実施の形態のフィルタ装置を図8に基づいて説明する。図8(a)はフィルタ装置のろ過状態を示し、図8(b)はフィルタ装置の洗浄状態を示す。この実施の形態は第7の実施の形態と同様に構成されるが、この実施の形態では、外側から中心側に向けて連続的に一対のろ過プレート21,22の間に張り巡らした複数の繊維糸100の径を小さくし、外側から液体が供給されてろ過し、ろ過した液体を中心側から排出するように構成され、ろ過した液体を排出する中心側が外側と比較して高いろ過密度となり、液体に混入される微細物を確実に除去することが可能である。
この実施の形態の流体浄化システムを、図9に基づいて説明する。この実施の形態は、遠心力により流体に含まれる微細物を分離する遠心分離装置60と、遠心分離装置60の後段に配置したフィルタ装置50とを備える。このフィルタ装置50は、第1の実施の形態乃至第8の実施の形態のものが用いられ、フィルタ装置50は、遠心分離装置60により分離した残りの微細物を除去する。図8(a)の実施の形態は、遠心分離装置60とフィルタ装置50を配管により接続し、図8(b)の実施の形態は、遠心分離装置60の内部にフィルタ装置50のろ過する部分を配置した構成である。
この実施の形態の交換式フィルターカートリッジを、図10乃至図12に基づいて説明する。この実施の形態の交換式フィルターカートリッジKは、液体をろ過して液体に混入する微細物を除去する構成であり、図1乃至図9の実際の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
2a,2b,2c 切替弁
10 装置本体
11 ろ過室
20 フィルタ部
21,22 ろ過プレート
21a,22a 内側円筒部
21b,22b 外側円筒部
23 操作軸
24 円筒ケース
50 フィルタ装置
60 遠心分離装置
68 排出管
69 排出弁
90 洗浄液タンク
100 繊維糸
110 駆動手段
120 ろ過密度制御手段
130 攪拌手段
K 交換式フィルターカートリッジ
Claims (6)
- 液体をろ過して液体に混入する微細物を除去するフィルタ装置であり、
液体をろ過するためのろ過室を備え、
一対のろ過プレートと、この一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸によりフィルタ部を構成し、
前記フィルタ部を前記ろ過室に配置し、
前記一対のろ過プレートは、それぞれ内側円筒部と外側円筒部を有し、
前記内側円筒部と前記外側円筒部には、多数の小孔が形成され、
前記内側円筒部の内側に、ろ過排出通路を有し、
前記一対のろ過プレートの少なくとも一方が可動して前記一対のろ過プレートの間隔が可変可能であり、
前記一対のろ過プレートの間隔を狭めて前記複数の繊維糸を圧縮状態にして圧縮状態の繊維糸により液体をろ過し、
前記一対のろ過プレートの間隔を広げて前記複数の繊維糸の圧縮状態を開放して前記繊維糸を洗浄し、
前記フィルタ部は、
前記一対のろ過プレートの外側円筒部の外側から液体が供給されてろ過し、ろ過した液体を前記内側円筒部の内側に有する前記ろ過排出通路を介して中心側から排出する構成であることを特徴とするフィルタ装置。 - 前記フィルタ部は、
外側から中心側に向けて段階的に前記一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸の径を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。 - 前記フィルタ部は、
外側から中心側に向けて連続的に前記一対のろ過プレートの間に張り巡らした複数の繊維糸の径を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。 - 前記一対のろ過プレートの間隔を可変することで前記複数の繊維糸の圧縮状態を変化させてろ過密度を制御するろ過密度制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
- 前記複数の繊維糸の圧縮状態を開放して前記繊維糸を洗浄する際に洗浄液を攪拌する攪拌手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
- 遠心力により流体に含まれる微細物を分離する遠心分離装置と、
前記遠心分離装置の後段に配置した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のフィルタ装置と、を備え、
前記フィルタ装置は、
前記遠心分離装置により分離した残りの微細物を除去することを特徴とする流体浄化システム。
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