JP6500967B2 - エンジンの排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気装置に関するものである。
従来、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の自動車エンジンの排気経路の上流に、排気ガスを浄化するための触媒が配設されることが行われている。
例えば、直列多気筒のエンジンでは、複数の気筒からの排気ガスを集合させ、触媒へ導入するために、各排気ポートに接続される複数の独立排気管と、その集合部とを備えた排気マニホールドが、排気ポートと触媒との間に接続される(例えば、特許文献1参照)。
実開平1−39418号公報
ところで、特許文献1に記載されているように、一端側の気筒側から下方の触媒コンバータに向かって排気が流れるレイアウトを採用する場合、一端側の気筒からの排気流線とその他の気筒の排気流線が著しく異なって、触媒に対するガス当たりが不均一になる虞がある。
そこで、本発明は、エンジンの気筒列方向の一端側の気筒側から下方の排気浄化装置に向かって排気ガスを案内する排気マニホールドを採用する場合であっても、特に、排気浄化装置としての触媒をその中心軸が気筒列方向と平行になるように配置した場合であっても、該排気浄化装置に対するガス当たりの均等性を向上させることを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明では、排気マニホールドに前記ガス当たりの均等性を高める円弧状凹部等を設けるようにした。
ここに開示するエンジンの排気装置は、複数の気筒を備えたエンジン本体を有する直列多気筒エンジンの排気ポートに接続された排気マニホールドと、
前記排気マニホールドの排気ガス流れ方向の下流側に接続され、中心軸が気筒列方向と平行になるように配置された排気浄化装置としての触媒とを備え、
前記排気マニホールドは、
前記エンジン本体の各排気ポートに接続された複数の独立排気管と、
前記エンジン本体の気筒列方向の一端側に配置され、前記複数の独立排気管のうちの当該気筒列方向の一端側の独立排気管の先端部から下方に延びる集合管と、
前記複数の独立排気管のうちの残りの各独立排気管から流出する排気ガスを前記一端側の独立排気管の方に導いて前記集合管に案内する気筒列方向に延びた案内管と、
前記集合管の下部に形成され、排気ガスが前記排気浄化装置の上流側の端面に向かうように横方向にL字状に屈曲したL字状屈曲部と、
前記集合管の前記L字状屈曲部の下面側に形成され、該集合管における前記一端側の独立排気管の先端側から下方に続く壁面に沿って該集合管を下方に流れる排気ガスが、前記排気浄化装置の軸心まわりを旋回しながら該排気浄化装置に流入するように、該排気ガスの旋回を促進するための、前記排気浄化装置に向かって開口した前記L字状屈曲部の出口よりも半径が大きくなった円弧状凹部とを備えていることを特徴とする。
これによれば、エンジン本体の気筒列方向の一端側の排気ポートから出る排気ガスは、この一端側の独立排気管を通ってそのまま集合管に流入する。この集合管は当該独立排気管の先端部から下方に延びている。従って、その排気ガスは、当該独立排気管をその先端部に向かって流れていたときの慣性により、主として、集合管における当該独立排気管の先端側から続く壁面に沿って集合管を下方へ流れてL字状屈曲部に達する。このL字状屈曲部の下面側には前記L字状屈曲部の出口よりも半径が大きい円弧状凹部が形成されている。従って、集合管の当該独立排気管の先端側から続く壁面に沿って下方へ流れる排気ガスは、慣性によって円弧状凹部の凹んだ底壁面に沿って流れて上昇し、前記排気浄化装置の軸心まわりを旋回しながら排気浄化装置に流入していく。よって、排気ガスが排気浄化装置の上流側の端面全体にわたって均等に当たり易くなる。
一方、前記一端側の独立排気管を除く残りの独立排気管から出てくる排気ガスは、案内管を通ることにより気筒列方向に流れて集合管に流入する。従って、その排気ガスは、一端側の独立排気管から出る排気ガスとは違って、集合管における気筒列方向の一端側の壁面に沿って集合管を下方へ流れやすくなる。そのように流れる排気ガスも、集合管における前記一端側の独立排気管の先端側から続く壁面に沿って集合管を下方へ流れて円弧状凹部で旋回流となって上昇する排気ガスと合わさることにより、L字状屈曲部の下部側に集中すること、ひいては排気浄化装置の上流側の端面の下部側に排気ガスが集中することが避けられる。
以上のように、上記排気装置によれば、集合管が気筒列方向の一端側の独立排気管から下方に延びているにも拘わらず、円弧状凹部によって排気ガスの旋回流が誘起されることにより、排気浄化装置の上流側の端面全体にわたって排気ガスが均等に当たりやすくなり、排気浄化装置による排気ガスの浄化が効率良く行なわれる。
一実施形態では、前記集合管における前記気筒列方向の一端側の壁面に、前記案内管から前記集合管に流入する排気ガスの流れを前記排気浄化装置の上流側の端面の中央部に向かうように変更する、外側への膨出部を備えている。
これによれば、案内管から集合管に流入する排気ガスが排気浄化装置の上流側の端面の下部に集中することが避けられるから、排気ガスが当該上流側の端面全体にわたって均等に当たりやすくなる。
一実施形態では、前記案内管は、前記気筒列方向の一端側に、前記一端側の独立排気管のエンジン本体からの突出方向に湾曲して該一端側の独立排気管の先端部に連なる湾曲部とを備えている。
これによれば、排気ガスが案内管から集合管に流入するときに、湾曲部によって、排気ガスの流れ方向が気筒列方向から一端側の独立排気管の突出方向に近づくように変わる。これにより、案内管から集合管に流入する排気ガスが、一端側の独立排気管から集合管に流入する排気ガスと同じく、該一端側の独立排気管の先端部に続く壁面に沿って集合管を下方へ流れやすくなる。よって、円弧状凹部による排気ガスの旋回流を誘起させやすくなり、排気ガスが排気浄化装置の上流側の端面全体に均等に当たりやすくなる。
一実施形態では、前記集合管における前記膨出部の下方に酸素濃度検出手段が設けられている。
集合管における膨出部の下方は、集合管の気筒列方向の一端側の壁面に沿って下方へ流れる排気ガスと円弧状凹部によって旋回して上昇する排気ガスが合わさるところであり、排気ガスの均質性が高い。よって、当該膨出部の下方での酸素濃度の検出により、その検出で得られる酸素濃度の信頼性が高くなる。
一実施形態では、前記排気浄化装置よりも排気ガス流れ方向の下流側に設けられた下流側排気浄化装置をさらに備え、
前記排気浄化装置と前記下流側排気浄化装置は、互いの中心軸が交差し、且つ前記下流側排気浄化装置の軸方向に視て、前記排気浄化装置の下流部が前記下流側排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なる関係になるように配設されている。
これによれば、排気マニホールドから下流側触媒装置までの距離を短縮化できるから、排気装置のコンパクト化に有利になるととともに、排気ガスを温度があまり低下しない状態で下流側排気浄化装置に流入させることができ、排気ガス浄化性能の確保に有利になる。
「互いの中心軸が交差」については、両中心軸が略直交していること(両中心軸のなす角度が80度以上100度以下であること)が好ましい。
以上述べたように、本発明によれば、集合管が気筒列方向の一端側の独立排気管から下方に延びているにも拘わらず、円弧状凹部によって排気ガスの旋回流が誘起されることにより、排気浄化装置の上流側の端面全体にわたって排気ガスが均等に当たりやすくなり、排気浄化装置による排気ガスの浄化が効率良く行なわれる。
図1は、実施形態1に係る排気装置がエンジン本体に取り付けられた状態を右から見た側面図である。 図2は、図1の排気装置の平面図である。 図3は、図1の排気装置を右上後方から見た斜視図である。 図4は、図1の排気装置の背面図である。 図5は、図1のV−V線における断面図である。 図6は、図1のVI−VI線における断面図である。 図7は、図4のVII−VII線における断面図である。 図8は、第2気筒からの排気ガス流れの様子を模式的に示した図6相当図である。 図9は、実施形態2に係る排気装置についての図6相当図である。 図10は、円弧状凹部及び膨出部が設けられていない排気装置についての図6相当図である。 図11は、実施例1,2及び比較例1における各気筒からの排気ガス流れの改善指標を示したグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
<エンジン>
実施形態1に係る排気装置1が適用されるエンジンは、自動車に搭載された直列4気筒ガソリンエンジン(直列多気筒エンジン)である。このエンジンは、FF車両の前方に横置きされている。
なお、本発明は、4気筒のガソリンエンジンに限らず、その他の多気筒エンジンや、ディーゼルエンジンにも適用することができる。また、FF車両に限らず、例えばRR車両、4WD車両等、バイクも含め種々のレイアウトを採用する車両に適用可能である。
図1に示すように、エンジンは、シリンダブロックE1とシリンダヘッドE2とを有するエンジン本体Eを備えている。詳細な図示は省略するが、エンジンは、シリンダブロックE1とシリンダヘッドE2とにより構成される第1気筒乃至第4気筒を備える。この第1気筒乃至第4気筒は、図1の紙面に垂直な方向に紙面の手前から奥側に向かって順に直列に配置されている。そして、シリンダブロックE1のシリンダボア(図示せず)と、該シリンダボア内のピストン(図示せず)と、シリンダヘッドE2とにより、気筒毎に燃焼室が形成されている。
シリンダヘッドE2には、4つの燃焼室にそれぞれ接続された4つの排気ポート(図示せず)が形成されている。燃焼室において発生した排気ガスは、この排気ポートを含む排気経路を通じて車外に排出される。
<排気経路>
上述の排気ポートには、図1及び図2に示すように、本実施形態に係る排気装置1が接続され、さらにその下流側に、テールパイプを有する下流側排気システム(図示せず)が接続されている。このようにエンジンの排気経路は、上述の排気ポートと、排気装置1と、下流側排気システムとにより構成されている。
<排気装置>
本実施形態に係る排気装置1は、図1〜図4に示すように、エンジン本体Eの4つの排気ポートに接続された排気マニホールドMと、排気マニホールドMの下流端出口M7に接続部Nを介して接続された排気浄化装置Qと、排気ガス排出管5と、EGRガス取出管6とを備えている。
以下、各構成について詳述する。なお、排気マニホールドMの構成については後述する。
<方向>
本明細書の説明において、「上下方向」及び「前後方向」とは、図1に示すように、エンジン本体Eを基準として、シリンダヘッドE2側を上側、シリンダブロックE1側を下側、エンジン本体E側を前側、排気マニホールドM側を後側とする方向をいうものとする。また、「左右方向」とは、図1及び図2に示すように、エンジン本体Eを基準として気筒の配列方向、言い換えると、図1の紙面に垂直であって、手前側を右側、奥側を左側とする方向をいうものとする。さらに、「上流」や「下流」は、燃焼室から排気ポートを通じて排出される排気ガスの流れる方向を基準とし、「排気ガス流れ方向上流側」や「排気ガス流れ方向下流側」と称することがある。
<接続部>
接続部Nは、排気マニホールドMから排気ガスを触媒装置Qに導入する管状の部材である。
<排気浄化装置>
排気浄化装置Qは、図2〜図5に示すように、接続部Nの出口に接続された上流側排気浄化装置としての三元触媒2と、その下流側に配置された下流側排気浄化装置としてのGPF(ガソリンパティキュレートフィルタ)3と、これら三元触媒2とGPF3とを接続するL字状排気管4とを備えている。
<三元触媒>
三元触媒2は、排気ガス中の炭化水素HC、一酸化炭素CO、窒素酸化物NOxを浄化するための触媒である。三元触媒2は、詳細な説明は省略するが、例えばPt、Pd、Rh等の貴金属を金属酸化物からなるサポート材上に担持してなる触媒成分を、ハニカム担体上にコートしてなる触媒等が挙げられる。三元触媒2としては、特に限定されるものではなく、いかなる公知のものも用いることができる。
三元触媒2は、図4及び図5に示すように、中心軸L2を有する円筒状の触媒である。三元触媒2の形状は、特に限定されるものではないが、排気経路への配設が容易であり、均一な排気ガス流れを得る観点から、筒状であることが好ましい。三元触媒2の中心軸L2に垂直な断面の形状は、特に限定されるものではなく、真円状、楕円状、矩形状、多角形状等のいかなる形状を採用することができるが、均一な排気ガス流れを得るとともに製造コストを抑える観点から、好ましくは真円状、楕円状である。
図4に示すように、三元触媒2は、中心軸L2が左右方向(気筒列方向)と平行になるように配置されている。
図5に示すように、三元触媒2の排気ガスを浄化する触媒本体は、上流側の端面2Aと下流側の端面2Bを有する。便宜上、触媒本体の上流側の端面2A及び触媒本体の下流側の端面2Bを、三元触媒2の上流側の端面2A及び三元触媒2の下流側の端面2Bと称することがある。両端面2A,2Bは同一径の円形である。
三元触媒2は、触媒本体として、上流側に配置された前段部21と下流側に配置された後段部22とを備えている。前段部21は、エンジン本体Eの低負荷運転時の低温の排気ガスの浄化を行う低温活性に優れた三元触媒である。また後段部22は、高負荷運転時等の高温の排気ガスの浄化を行う高温活性に優れた三元触媒である。なお、本実施形態において、三元触媒2は、前段部21及び後段部22を備えた2段構成であるが、これに限られるものではなく、単一の触媒構成であってもよいし、さらに3つ以上に分割された多段構成であってもよい。
さらに、三元触媒2は、触媒本体としての前段部21及び後段部22の外周全体を覆うマット23と、そのマット23の外周全体を覆う筒状ケース24とを備えている。
マット23は、高温の排気ガスに曝される環境下においても安定して触媒本体としての前段部21及び後段部22を保持するためのものであり、例えばセラミックなどの高耐熱性、保温性を有する材料で形成されている。
ケース24は、触媒本体(前段部21及び後段部22)並びにマット23を保持するためのものであり、例えば鉄、ステンレス鋼等の金属製である。なお、マット23及びケース24としては、公知のものを使用してもよい。
<GPF>
図5に示すように、GPF3は、三元触媒2の下流側に配設されており、三元触媒2を通過した排気ガス中のパティキュレートマター(以下、「PM」と称する。)をトラップするためのフィルタ本体(浄化装置本体)33を備えている。フィルタ本体33は、詳細な説明は省略するが、例えばハニカム担体等に目封じを施し、フィルタ機能を追加したものであり、トラップしたPMの燃焼を促進するため触媒コートを有するものであってもよい。排気ガス中のPMはフィルタ本体33の隔壁に捕集され、PMが堆積したところで、例えば、出力を得るために燃料をエンジンの燃焼室に噴射するメイン噴射の後、エンジンの膨張行程においてフィルタ本体33の温度を高めるための燃料を燃焼室に噴射するポスト噴射を行い、フィルタ本体33に堆積したPMを焼却除去する。フィルタ本体33としては、特に限定されるものではなく、いかなる公知のものも用いることができる。
フィルタ本体33は、図1、図2及び図5に示すように、中心軸L3を有する円筒状のものである。フィルタ本体33の形状は、特に限定されるものではないが、排気経路への配設が容易であり、均一な排気ガス流れを得る観点から、筒状であることが好ましい。フィルタ本体33の中心軸L3に垂直な断面の形状は、特に限定されるものではなく、真円状、楕円状、矩形状、多角形状等のいかなる形状を採用することができるが、均一な排気ガス流れを得るとともに製造コストを抑える観点から、好ましくは真円状、楕円状である。
GPF3は、図2に示すように、中心軸L3が、前後方向、すなわち左右方向(気筒列方向)と略垂直方向となるように配置されている。
図5に示すように、GPF3のフィルタ本体33は、上流側の端面3A及び下流側の端面3Bを有する。便宜上、フィルタ本体33の上流側の端面2A及びフィルタ本体33の下流側の端面2Bを、GPF3の上流側の端面2A及びGPF3の下流側の端面2Bと称することがある。両端面3A,3Bは同一径の円形である。
GPF3は、三元触媒2と同様に、フィルタ本体33と、フィルタ本体33の外周全体を覆うマット34と、そのマット34の外周全体を覆う筒状ケース35とを備えている。マット34及びケース35は、上述の三元触媒2のマット23及びケース24と同様の目的で用いられ、これらと同様の構成のものを用いることができる。
<L字状排気管>
L字状排気管4は、三元触媒2とGPF3とを接続するためのL字状に屈曲した管状部材であり、排気経路の一部を形成している。
図5に示すように、L字状排気管4は、上流側開口4Aと、下流側開口4Bと、両開口4A,4B間の曲がり部4Cとを備えている。
図5に示すように、三元触媒2は、その下流部がL字状排気管4に上流側開口4Aから挿入されている。一方、GPF3は、その上流端部がL字状排気管4に下流側開口4Bから挿入されている。
三元触媒2の下流側の端面2BとGPF3の上流側の端面3Aとは、曲がり部4C内で、二面角αが約90度となるように配置されている。この二面角αは、この角度に限定されるものではないが、三元触媒2からGPF3への排気ガス流れを十分に確保する観点から、互いに好ましくは60度以上120度以下、より好ましくは70度以上110度以下、特に好ましくは80度以上100度以下である。
加えて、三元触媒2とGPF3とは、GPF3の軸方向に視て、三元触媒2の下流部がGPF3の上流側の端面の一部に重なる関係になるように配設されている。すなわち、三元触媒2とGPF3とに重複部分31が形成されている。
図5は、図1におけるV−V断面を示す図であるが、三元触媒2の中心軸L2を含み且つGPF3の中心軸L3と平行な断面を上側から見た図である。図5に記載された断面を以下「V−V断面」(断面)と称する。図5に示すように、V−V断面上で、重複部分31を形成する三元触媒2の側面の長さH31は、三元触媒2及びGPF3をコンパクトに配置させつつ、GPF3内の排気ガス流れを均一にする観点から、三元触媒2の全長H2の好ましくは10%以上50%未満である。
また、三元触媒2の側面の長さH31は、図5のV−V断面において、三元触媒2及びGPF3をコンパクトに配置させつつ、GPF3内の排気ガス流れを均一にする観点から、GPFの幅W3の好ましくは10%以上50%未満である。
このように、三元触媒2とGPF3とを互いに横方向に配置するときに、三元触媒2及びGPF3の重複部分31を形成することで、排気マニホールドMの下流端からGPF3までの距離を短縮化できる。また重複部分31を形成しつつも、その範囲を上述の範囲未満に抑えることにより、排気装置1のコンパクト化を実現させるとともに、GPF3の、特に重複部分31の影になる部分の利用効率を向上させることができる。
<GPFの下流側の端部>
図5に示すように、GPF3の下流側の端部7には、GPF3を通過した排気ガスの出口である排気ガス排出管5と、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気側に環流するEGRガス取出路管6とが取り付けられている。
<排気ガス排出管>
排気ガス排出管5は、GPF3を通過した排気ガスを下流側排気システムへ導くとともに、三元触媒2及びGPF3による排気ガスの浄化に伴い発生した水分を溜めて除去するためのものである。
図5(図1のV−V線断面図)に示す、符号PRL31で示す線は、GPF3の中心軸L3のV−V断面上への投影線である。また、符号L5で示す線は、排気ガス排出管5の中心軸を示している。そして、符号P5で示す点は、排気ガス排出管5の中心軸L5上の点であって、排気ガス排出管5の入口の中心を示す。
図5に示すように、排気ガス排出管5の中心位置P5は、GPF3のGPF中心軸L3のV−V断面上への投影線PRL31よりも右側、すなわち三元触媒2側へ偏倚している。本構成によれば、GPF3に流入した排気ガスについて、排気ガス排出管5に向かう流れが生じる。そうすると、排気ガス排出管5に向かう流れにつられて、重複部分31の影になる部分に流れ込む排気ガス量が増加する。そうして、GPF3の利用効率を向上させることができる。
なお、図5に示すように、排気ガス排出管5の偏倚量は、重複部分31の影になる部分に流入する排気ガス量を十分に確保して、GPF3の利用効率を向上させる観点から、好ましくは、V−V断面上で、排気ガス排出管5の三元触媒2側の右側面5Aが、GPF3の三元触媒2側のGPF側面3Cよりも右側、すなわち三元触媒2側に位置する程度に設定することができる。このとき、排気ガス排出管5付近の通気抵抗の増加を抑制する観点から、V−V断面上で、排気ガス排出管5の左側面5Bが、GPF3の三元触媒2側のGPF側面3Cよりも左側に位置する程度に、排気ガス排出管5の偏倚量を設定することが好ましい。
<EGRガス取出管>
エンジン本体Eの構成として、ノッキングの発生防止や窒素酸化物NOx量の低減を目的として、排気ガスの一部をエンジンの吸気系に再循環させるEGRを採用しており、GPF3の下流側の端部に排気ガスのEGRガス取出管6が接続されている。
図5に示すように、EGRガス取出管6は、V−V断面上で、投影線PRL31に対して、排気ガス排出管5と反対側に、当該排気ガス排出管5と離間して配置されている。本構成によれば、EGR用に十分な量の排気ガスを確保できるとともに、GPF3内の排気ガスの流れを排気ガス排出管5側とEGRガス取出管6側とに分散させて均一化させることができる。よって、GPF3の利用効率・機能・性能をさらに向上させることができる。
<排気マニホールド>
エンジンの4つの燃焼室から排気ポートを通して排出される排気ガスは、排気マニホールドMから接続部Nを介して触媒装置Qに送り込まれる。
図2に示すように、排気マニホールドMは、エンジン本体Eの第1気筒、第2気筒、第3気筒及び第4気筒(いずれも図示せず。)の各排気ポートに接続された4つの独立排気管、すなわち、第1独立排気管M1(気筒列方向の一端側の独立排気管)、第2独立排気管M2(残りの独立排気管)、第3独立排気管M3(残りの独立排気管)及び第4独立排気管M4(残りの独立排気管)を備えている。
図1、図3及び図4に示すように、排気マニホールドMは、エンジン本体の気筒列方向の一端側に配置され、当該気筒列方向の一端側の独立排気管M1の先端部から下方に延びる集合管M5を備えている。
排気マニホールドMは、前記複数の独立排気管のうちの残りの各独立排気管M2〜M4から流出する排気ガスを前記一端側の独立排気管M1の方に導いて集合管M5に案内する気筒列方向に延びた案内管M6を備えている。案内管M6は、第2独立排気管M2、第3独立排気管M3及び第4独立排気管M4の先端側に接続されるとともに、第1独立排気管M1と集合管M5との接続位置に接続されている。
集合管M5の下部には、排気ガスが三元触媒2の上流側の端面2Aに向かうように横方向(左方向)にL字状に曲がったL字状屈曲部M50が形成されている。図6に示すように、L字状屈曲部M50の下流端出口、すなわち、集合管M5の下流端出口M7は、接続部Nを介して三元触媒2と接続されている。この下流端出口M7は、円形であり、該出口M7の開口面は三元触媒2の上流側の端面2Aと平行になっている。
図6及び図7に示すように、集合管M5のL字状屈曲部M50の下面側(下半周側)には、集合管M5の下流端出口M7よりも半径が大きくなった円弧状凹部M51が設けられている。
また、集合管M5における前記気筒列方向の一端側の壁面に、案内管M6から集合管M5に流入する排気ガスの流れを三元触媒2の上流側の端面2Aの中央部に向かうように変更する、外側への膨出部M52が形成されている。
なお、図4、図6等に示すように、集合管M5は、右側集合管材M5Aと左側集合管材M5Bを嵌合して形成されており、円弧状凹部M51は当該嵌合部に形成されている。集合管M5は、このように複数の部品に分けて構成されてもよいし、一体成形されたものであってもよい。
<円弧状凹部及び膨出部の機能について>
図10に、円弧状凹部M51及び膨出部M52を形成していない場合の排気ガスの流れを示す。
一般に、排気ガスなどの流体は、曲率半径の大きな曲面に沿って流れる傾向があることが知られている。そのため、気筒列方向一端側の第1独立排気管M1から排出される排気ガスは、第1独立排気管M1をその先端部に向かって流れていたときの慣性により、主として、集合管M5における第1独立排気管M1の先端側から続く壁面に沿って集合管M5を下方へ流れる。
そして、その排気ガスは、図10に破線矢印で示すように、L字状屈曲部M50に達して、その流れ方向が三元触媒2に向かうように変わるから、三元触媒2の上流側の端面2Aの下側部分に当たりやすくなる。
第1独立排気管M1以外の独立排気管、例えば第2独立排気管M2から排出される排気ガスは、案内管M6を通ることにより気筒列方向に流れて集合管M5に流入する。
従って、その排気ガスは、図10に一点鎖線矢印で示すように、主として、集合管M5における気筒列方向の一端側の壁面に沿って集合管M5を下方へ流れる。そのため、その排気ガスは、第1独立排気管M1からの排気ガス流れと同じように、L字状屈曲部M50において、その流れ方向が三元触媒2に向かうように変わり、三元触媒2の上流側の端面2Aの下側部分に当たりやすくなる。第3及び第4の独立排気管M3,M4から排出される排気ガスも、第2独立排気管M2から排出される排気ガスと同様の流れとなる。
図6に、集合管M5に円弧状凹部M51及び膨出部M52を設けた場合の排気ガス流れを示す。
図6に実線矢印に示すように、第1独立排気管M1から排出される排気ガスは、慣性により、主として、集合管M5における第1独立排気管M1の先端側から続く壁面に沿って集合管M5を下方へ流れてL字状屈曲部M50に達する。
このL字状屈曲部M50の下面側には集合管M5の下流端出口(L字状屈曲部M50の下流端出口)M7よりも半径が大きい円弧状凹部M51が形成されている。従って、L字状屈曲部M50に達した排気ガスは、図7にも実線矢印に示すように、慣性によって円弧状凹部M51の凹んだ底壁面に沿って流れて上昇し、三元触媒2の軸心まわりを旋回しながら、三元触媒2に流入していく。よって、排気ガスが三元触媒2の上流側の端面2Aの全体にわたって均等に当たり易くなる。
図8に実線矢印で示すように、第2乃至第4の独立排気管M2〜M4から排出される排気ガスは、案内管M6を気筒列方向に流れて集合管M5に流入する。
従って、その排気ガスは、慣性により、主として、集合管M5における気筒列方向の一端側の壁面に沿って集合管M5を下方へ流れ、膨出部M52の壁面に到達する。そして、その排気ガスは、膨出部M52の壁面に案内されて流れ方向が三元触媒2の上流側の端面2Aの中央に向かうように変更される。従って、排気ガスが三元触媒2の上流側の端面2Aの全体にわたって均等に当たり易くなる。
<案内管の湾曲部について>
図2及び図3に示すように、案内管M6は、前記気筒列方向の一端側に、一端側の第1独立排気管M1のエンジン本体からの突出方向に湾曲して該第1独立排気管M1の先端部に連なる湾曲部M61を備えている。
従って、第2乃至第4の独立排気管M2〜M4から排出される排気ガスが案内管M6から集合管M5に流入するときに、湾曲部M61によって、排気ガスの流れ方向が気筒列方向から第1独立排気管M1の突出方向に近づくように変わることになる。
これにより、案内管M6から集合管M5に流入する排気ガスが、一端側の第1独立排気管M1から集合管M5に流入する排気ガスと同じく、該第1独立排気管M1の先端部に続く壁面に沿って集合管M5を下方へ流れやすくなる。よって、円弧状凹部M51による排気ガスの旋回流を誘起させやすくなり、排気ガスが三元触媒2の上流側の端面2Aの全体に均等に当たりやすくなる。
以上述べたように、円弧状凹部M51、膨出部M52及び湾曲部M61によって、排気ガスが三元触媒2の上流側の端面2Aの全体に均等に当たりやすくなるから、三元触媒2の全体が排気ガスの浄化に有効に利用され、そのため、排気ガスの浄化が進みやすくなる。
<酸素センサについて>
集合管M5の下流端出口M7に対向する壁面であって、膨出部M52の下方に酸素センサ用台座M53が形成されている。この台座M53に酸素センサ93(酸素濃度検出手段)が設けられて、該酸素センサ93の酸素濃度検出部がL字状屈曲部M50の内部空間に突出している。
集合管M5における膨出部M52の下方は、集合管M5の気筒列方向の一端側の壁面に沿って下方へ流れる排気ガスと、円弧状凹部M51によって旋回して上昇する排気ガスが合わさるところであり、排気ガスの均質性が高い。よって、当該膨出部M52の下方での酸素濃度の検出により、その検出で得られる酸素濃度の信頼性が高くなる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る実施形態2について詳述する。なお、実施形態2の説明において、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
実施形態1では、集合管M5に円弧状凹部M51及び膨出部M52の両方を設ける構成であったが、図9に示すように、実施形態2では、円弧状凹部M51のみを設けている。集合管M5が膨出部M52を備えないから、その成形が容易となる。
膨出部M52を備えない場合、案内管M6から集合管M5に流入する排気ガスは、図9に一点鎖線矢印で示すように、集合管M5をそのまま下方へ流れようとする。しかし、そのように流れる排気ガスも、集合管M5における第1独立排気管M1の先端側から続く壁面に沿って集合管M5を下方へ流れ、円弧状凹部51によって旋回して上昇する排気ガスと合わさることにより、L字状屈曲部M50の下部側に集中すること、ひいては三元触媒2の上流側の端面2Aの下部側に集中することが避けられる。
特に、実施形態2においても、湾曲部M61が設けられているケースでは、排気ガスが案内管M6から集合管M5に流入するときに、湾曲部M61によって、排気ガスの流れ方向が気筒列方向から第1独立排気管M1の突出方向に近づくように変わる。従って、円弧状凹部51によって旋回して上昇する排気ガス量が多くなるため、膨出部M52を備えない場合でも、排気ガスがL字状屈曲部M50の下部側に、ひいては三元触媒2の上流側の端面2Aの下部側に集中することが避けられる。
(その他の実施形態)
実施形態1,2では、上流側排気浄化装置が三元触媒2、下流側排気浄化装置がGPF3であったが、排気浄化装置はかかる構成に限られるものではなく、種々の浄化装置を採用することができる。例えば、排気装置1をディーゼルエンジンに適用する場合には、GPFに代えてディーゼルパティキュレートフィルタを採用してよい。また、上流側排気浄化装置として酸化触媒を採用し、下流側排気浄化装置としてNOx浄化用触媒を採用し、或いはその逆の構成としてもよい。
実施形態1,2では、排気マニホールドMの集合管M5が第1気筒側に配置されているが、集合管M5が第4気筒側に配置されるとともに、三元触媒2の上流側の端面2Aが左側にくるように構成されていてもよい。
(三元触媒に対するガス当たり性の評価)
数値流体力学(CFD:Computational Fluid Dynamics)モデルを作成して解析を行った。そして、この解析結果に基づき、三元触媒2に流入する排気ガスの流速、圧力、温度等を推定し、三元触媒始端面2Aにおける排気ガスの流速分布から、各気筒のガス当たりの均一性をガス当たり改善指標として評価した。結果を図11に示す。
なお、比較例1、実施例1及び実施例2は、それぞれ、図10に示す円弧状凹部M51及び膨出部M52のいずれも形成されていない場合、図9に示す円弧状凹部M51のみ形成した場合、及び、図6に示す円弧状凹部M51及び膨出部M52の両者とも形成した場合の結果である。
図11に示すように、比較例1に比べ実施例1及び実施例2では、1つ以上の気筒からの排気ガス当たりの均一性が改善され、全気筒からの排気ガス当たりの均質性が向上していることが判る。
具体的には、比較例1を基準として、第1気筒では、実施例1及び実施例2において、ガス当たり改善指標はそれぞれ約3割及び約5割改善した。
第2気筒では、実施例1及び実施例2において、ガス当たり改善指標はそれぞれ約5割及び約7.5割改善した。
なお、第3気筒では、実施例1及び実施例2において、ガス当たり改善指標はそれぞれ約160%低下及び同等であった。
第4気筒では、実施例1において、ガス当たり改善指標はほぼ同等であったのに対し、実施例2において、約1割改善した。
また、ガス当たり改善指標の最大値と最小値との差を評価すると、比較例1を基準として、実施例1及び実施例2では、それぞれ約5割及び約7割差が小さくなっており、前記等からの排気ガス当たりの均質性が向上した。
このように、特に実施例1の第3気筒では、ガス当たりの均一性に低下が見られたものの、全気筒からの排気ガス流れの三元触媒始端面2Aに対するガス当たりは大きく均質化されることが判った。
本発明は、エンジンの排気装置において、排気浄化装置に対するガス当たりの均一性を向上させることができるので、極めて有用である。
1 エンジンの排気装置
2 三元触媒(上流側排気浄化装置)
2A 三元触媒の上流側の端面
2B 三元触媒の下流側の端面
3 GPF(下流側排気浄化装置)
3A GPFの上流側の端面
3B GPFの下流側の端面
4 L字状排気管
4A 上流側開口
4B 下流側開口
4C 曲がり部
5 排気ガス排出管
6 EGRガス取出管
31 重複部分
33 フィルタ本体(浄化装置本体)
E エンジン
L2 三元触媒の中心軸
L3 GPFの中心軸
L5 排気ガス排出管の中心軸
M 排気マニホールド
M1 第1独立排気管(一端側の独立排気管)
M2 第2独立排気管(残りの独立排気管)
M3 第3独立排気管(残りの独立排気管)
M4 第4独立排気管(残りの独立排気管)
M5 集合管
M6 案内管
M7 下流端出口
M50 L字状屈曲部
M51 円弧状凹部
M52 膨出部
M61 湾曲部
N 接続部

Claims (5)

  1. 複数の気筒を備えたエンジン本体を有する直列多気筒エンジンの排気ポートに接続された排気マニホールドと、
    前記排気マニホールドの排気ガス流れ方向の下流側に接続され、中心軸が気筒列方向と平行になるように配置された排気浄化装置としての触媒とを備えたエンジンの排気装置であって、
    前記排気マニホールドは、
    前記エンジン本体の各排気ポートに接続された複数の独立排気管と、
    前記エンジン本体の気筒列方向の一端側に配置され、前記複数の独立排気管のうちの当該気筒列方向の一端側の独立排気管の先端部から下方に延びる集合管と、
    前記複数の独立排気管のうちの残りの各独立排気管から流出する排気ガスを前記一端側の独立排気管の方に導いて前記集合管に案内する気筒列方向に延びた案内管と、
    前記集合管の下部に形成され、排気ガスが前記排気浄化装置の上流側の端面に向かうように横方向にL字状に屈曲したL字状屈曲部と、
    前記集合管の前記L字状屈曲部の下面側に形成され、該集合管における前記一端側の独立排気管の先端側から下方に続く壁面に沿って該集合管を下方に流れる排気ガスが、前記排気浄化装置の軸心まわりを旋回しながら該排気浄化装置に流入するように、該排気ガスの旋回を促進するための、前記排気浄化装置に向かって開口した前記L字状屈曲部の出口よりも半径が大きくなった円弧状凹部とを備えていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 請求項1において、
    前記集合管における前記気筒列方向の一端側の壁面に、前記案内管から前記集合管に流入する排気ガスの流れを前記排気浄化装置の上流側の端面の中央部に向かうように変更する、外側への膨出部を備えていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記案内管は、前記気筒列方向の一端側に、前記一端側の独立排気管のエンジン本体からの突出方向に湾曲して該一端側の独立排気管の先端部に連なる湾曲部とを備えていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  4. 請求項2、又は請求項2を引用する請求項3において、
    前記集合管における前記膨出部の下方に酸素濃度検出手段が設けられていることを特徴とするエンジンの排気装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    前記排気浄化装置よりも排気ガス流れ方向の下流側に設けられた下流側排気浄化装置をさらに備え、
    前記排気浄化装置と前記下流側排気浄化装置は、互いの中心軸が略直交し、且つ前記下流側排気浄化装置の軸方向に視て、前記排気浄化装置の下流部が前記下流側排気浄化装置の上流側の端面の一部に重なる関係になるように配設されていることを特徴とするエンジンの排気装置。
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