JP6496750B2 - 記憶された上位レイヤ情報を利用するためのシステムおよび方法 - Google Patents

記憶された上位レイヤ情報を利用するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本願は、参照によってその全体が再現されるかのように本明細書に組み込まれている、2014年5月12日に出願した米国特許仮出願第61/991,992号、名称「System and Method for Utilizing Stored Higher Layer Information」および2015年5月1日に出願した米国特許非仮出願第14/702,309号、名称「System and Method for Utilizing Stored Higher Layer Information」の優先権を主張するものである。
本開示は、全般的にはデジタル通信に関し、より具体的には記憶された上位レイヤ情報を使用するためのシステムおよび方法に関する。
一般にWi-Fiとも呼ばれるIEEE 802.11ファミリの技術標準および付随する技術は、デバイスが特定の目的のために接続する接続性のサービス中心モデルに向かって進化しつつある。目的のある接続は、アプリケーションが特定のサービスをサポートするネットワークおよび/またはピアデバイスを探すことによってトリガされる。これらのサービスの例は、ファイル共有、印刷、メディアストリーミング、センサ情報、および類似物を含む。
本開示の例の実施形態は、記憶された上位レイヤ情報を利用するためのシステムおよび方法を提供する。
本開示の一例の実施形態によれば、ディスカバリプロセス中にステーションを動作させるための方法が提供される。この方法は、ステーションにより、アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信するステップであって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、ステップと、ステーションにより、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームをAPから受信するステップと、ステーションにより、第1の上位レイヤ情報に従って、ネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断するステップとを含む。
本開示の別の例の実施形態によれば、アクセスポイントを動作させるための方法が提供される。この方法は、アクセスポイントにより、第1のレイヤ2フレームをステーションから受信するステップであって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、ステップと、アクセスポイントにより、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号をサーバから入手するステップと、アクセスポイントにより、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致するかどうかを判定するステップと、アクセスポイントによって、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致する時に第2のレイヤ2フレームをステーションに送信するステップであって、第2のレイヤ2フレームは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致することの表示を含む、ステップとを含む。
本開示の別の例の実施形態によれば、ディスカバリプロセスを実行するように構成されたステーションが提供される。このステーションは、プロセッサと、プロセッサによる実行のためにプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体とを含む。プログラミングは、アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信するための命令であって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、命令と、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームをAPから受信するための命令と、第1の上位レイヤ情報に従って、ネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断するための命令とを含む。
本開示の別の例の実施形態によれば、ディスカバリプロセスに参加するように構成されたアクセスポイントが提供される。このアクセスポイントは、プロセッサと、プロセッサによる実行のためにプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体とを含む。プログラミングは、第1のレイヤ2フレームをステーションから受信するための命令であって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、命令と、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号をサーバから入手するための命令と、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致するかどうかを判定するための命令と、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致する時に第2のレイヤ2フレームをステーションに送信するための命令であって、第2のレイヤ2フレームは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致することの表示を含む、命令とを含む。
本開示の別の例の実施形態によれば、フレームを送信するように構成された通信デバイスを動作させるための方法が提供される。この方法は、通信デバイスにより、少なくとも1つの共通アドバタイズメントグループ(Common Advertisement Group、CAG)タプルフィールドを含むレイヤ2フレームを生成するステップであって、少なくとも1つのCAGタプルフィールドは、CAGバージョン番号を含むCAGバージョン番号フィールドと、スコープ値を含むスコープフィールドと、アドバタイズメントプロトコル(advertisement protocol)フィールドの識別子とを含む、ステップと、通信デバイスにより、レイヤ2フレームを送信するステップとを含む。
本開示の別の例の実施形態によれば、ステーションが提供される。このステーションは、プロセッサと、プロセッサによる実行のためにプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体とを含む。プログラミングは、少なくとも1つの共通アドバタイズメントグループ(CAG)タプルフィールドを含むレイヤ2フレームを生成するための命令であって、少なくとも1つのCAGタプルフィールドは、CAGバージョン番号を含むCAGバージョン番号フィールドと、スコープ値を含むスコープフィールドと、アドバタイズメントプロトコルフィールドの識別子とを含む、命令と、レイヤ2フレームを送信するための命令とを含む。
本開示の第1のさらなる例の実施形態によれば、ステーションが提供される。このステーションは、
アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信するための手段であって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、手段と、
第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームをAPから受信するための手段と、
第1の上位レイヤ情報に従って、ネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断するための手段と
を含む。
第1のさらなる例による第1の態様において、ステーションは、第1の上位レイヤ情報および第1のバージョン番号を獲得し、第1の上位レイヤ情報および第1のバージョン番号を記憶するための手段をさらに含むことができる。
第1のさらなる例による第2の態様または第1のさらなる例による第1の態様において、第1のバージョン番号は、第1のレイヤ2フレーム内のアドバタイズメントプロトコル要素内に含まれる。
第1のさらなる例による第3の態様または第1のさらなる例による第1の態様において、第1のバージョン番号は、第1のレイヤ2フレーム内の共通アドバタイズメントグループ(CAG)番号要素内に含まれる。
第1のさらなる例による第4の態様または第1のさらなる例による第1の態様において、第1のレイヤ2フレームは、第2の上位レイヤ情報のクエリ要求をさらに含む。
第1のさらなる例による第5の態様または第1のさらなる例による任意の先行する態様において、第1のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期要求(GAS Initial Request)フレームであり、第2のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期応答(GAS Initial Response)フレームである。
本開示の第2のさらなる例の実施形態によれば、アクセスポイントが提供される。このアクセスポイントは、
第1のレイヤ2フレームをステーションから受信するための手段であって、第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、手段と、
第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号をサーバから入手するための手段と、
第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致するかどうかを判定するための手段と、
第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致する時に第2のレイヤ2フレームをステーションに送信するための手段であって、第2のレイヤ2フレームは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致することの表示を含む、手段と
を含む。
第2のさらなる例による第1の態様において、アクセスポイントは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致しない時に、第3のレイヤ2フレームをステーションに送信するための手段であって、第3のレイヤ2フレームは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致しないことの表示を含む、手段を含む。
第2のさらなる例による第2の態様または第2のさらなる例による第1の態様において、アクセスポイントは、ステーションから第4のレイヤ2フレームを受信し、第4のレイヤ2フレームは、クエリ要求を含み、クエリ要求をサーバに転送し、サーバからクエリ応答を受信し、第5のレイヤ2フレームをステーションに送信するための手段であって、第5のレイヤ2フレームは、クエリ応答を含む、手段を含む。
第2のさらなる例による第3の態様または第2のさらなる例による第1の態様および第2の態様のいずれかにおいて、アクセスポイントは、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致しない時に、第1のレイヤ2フレームからクエリ要求を取り出し、プロトコルの識別子に従って、クエリ要求をサーバに転送し、サーバからクエリ応答を受信し、第6のレイヤ2フレームをステーションに送信するための手段であって、第6のレイヤ2フレームは、クエリ応答を含む、手段を含む。
第2のさらなる例による第4の態様または第2のさらなる例による第1の態様、第2の態様、および第3の態様のいずれかにおいて、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが一致することの表示は、第2のレイヤ2フレーム内のステータスコードフィールド内に含まれる。
第3のさらなる例によれば、ステーションが提供される。このステーションは、
少なくとも1つの共通アドバタイズメントグループ(CAG)タプルフィールドを含むレイヤ2フレームを生成するための手段であって、少なくとも1つのCAGタプルフィールドは、CAGバージョン番号を含むCAGバージョン番号フィールドと、スコープ値を含むスコープフィールドと、アドバタイズメントプロトコルフィールドの識別子とを含む、手段と、
レイヤ2フレームを送信するための手段と
を含む。
第3のさらなる例による第1の態様において、CAGバージョン番号フィールドは、サイズにおいて8ビットである。
第3のさらなる例による第2の態様において、アドバタイズメントプロトコルフィールドの識別子は、部分アドバタイズメントプロトコル識別子を含み、サイズにおいて5ビットである部分アドバタイズメントプロトコル識別子フィールドであり、部分アドバタイズメントプロトコル識別子は、同一のCAGタプルフィールド内のCAGバージョン番号およびスコープ値に関連するアドバタイズメントプロトコルのアドバタイズメントプロトコル識別子の5つの最下位ビットであり、スコープフィールドは、サイズにおいて3ビットである。
第3のさらなる例による第2の態様による第3の態様において、アドバタイズメントプロトコルは、アクセスネットワーククエリプロトコル(access network query protocol、ANQP)であり、部分アドバタイズメントプロトコル識別子フィールドは、0の値を含む。
第3のさらなる例による第2の態様による第4の態様において、アドバタイズメントプロトコルは、レジスタードロケーションクエリプロトコル(registered location query protocol、RLQP)であり、部分アドバタイズメントプロトコル識別子フィールドは、4の値を含む。
前述の実施形態の実践は、STAが記憶した上位レイヤ情報バージョン番号が、サーバの現在の上位レイヤ情報バージョン番号と同一である時に、APが、STAによって開始され、上位レイヤサービスをサポートするサーバに指定されたクエリ要求を短絡させることを可能にし、したがって、STAへのすばやい応答を提供し、STAがネットワーク選択判断などのすばやい判断を行うことを可能にする。
さらに、APが上位レイヤクエリ要求または上位レイヤクエリ応答の内容を理解することを要求されないという伝統は、上位レイヤクエリ要求または上位レイヤクエリ応答を担持するコンテナフィールドの外部のシグナリング手段を使用すること、たとえば上位レイヤ情報バージョン番号を担持するのにアドバタイズメントプロトコル要素またはCAG番号要素を使用することと、記憶された上位レイヤ情報バージョン番号が、上位レイヤサービスをサポートするサーバの現在の上位レイヤ情報バージョン番号と同一である(またはこれとは異なる)ことを示すのにステータスコード値を使用することとによって維持される。
本開示およびその利点のより完全な理解のために、添付図面に関連して解釈される以下の説明を参照する。
本明細書で説明される例の実施形態による第1の例の通信システムを示す図である。 本明細書で説明される例の実施形態によるGASおよびANQP動作を強調する、第2の例の通信システムを示す図である。 GAS初期要求フレームの例のフレーム本体フォーマットを示す図である。 アドバタイズメントプロトコル要素の例のフォーマットを示す図である。 ANQP要素の共通フォーマットを示す図である。 例のANQP要素を示すリストである。 クエリリストANQP要素の例のフォーマットを示す図である。 GAS初期応答フレームの例のフレーム本体フォーマットを示す図である。 CAG番号要素の例のフォーマットを示す図である。 CAG ANQP要素の例のフォーマットを示す図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、そのようなSTA、AP、およびANQPサーバの間で行われるネットワークディスカバリプロセス中の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図1000である。 本明細書で説明される例の実施形態による、アドバタイズメントプロトコル要素がGAS初期要求フレーム内に含まれる時の例のアドバタイズメントプロトコル要素のフォーマットを示す図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、STA、AP、およびサーバの間で発生するネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセス中の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図である。 STA、AP、およびサーバの間で発生するネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセス中の代替の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図であり、STAは、本明細書で説明される例の実施形態に従って、シグナリングオーバーヘッドを効率的に使用することによって、ネットワーク容量を節約するためにも最適化される。 本明細書で説明される例の実施形態による、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第1の例の動作1400を示す流れ図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第2の例の動作1450を示す流れ図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第1の例の動作1500を示す流れ図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第2の例の動作1550を示す流れ図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、CAGバージョン番号に関連するアドバタイズメントプロトコルのIDを含めることによる例のCAG番号IE 1600を示す図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、例の代替実施形態CAG番号IEを示す図である。 本明細書で説明される例の実施形態による、通信デバイスがCAG番号IEを含むフレームを送信する際に発生する例の動作1800を示す流れ図である。 一実施形態による、たとえば本明細書で説明されるデバイスおよび方法を実施するのに使用され得るコンピューティングプラットフォームを示す図である。
現在の例の実施形態の動作および構造を、下で詳細に議論する。しかし、本開示が、様々な特定の文脈で実施され得る多数の適用可能な例の実施形態を提供することを了解されたい。議論される例の実施形態は、単に、本開示の特定の構造および本開示を動作させる形を示し、本開示の範囲を限定しない。
本開示の一実施形態は、記憶された上位レイヤ情報の使用に関する。たとえば、ステーションは、アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信し(第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、第1の上位レイヤ情報と第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む)、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームをAPから受信し、第1の上位レイヤ情報に従ってネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断する。
本開示は、特定の文脈での例の実施形態すなわち、サービス中心接続(service centric connection)と、接続の確立の前にサービスを発見するためのプリアソシエーション(pre-association)とをサポートする通信システムに関して説明される。本開示は、サービス中心接続およびプリアソシエーションディスカバリをサポートする、IEEE 802.11ai、IEEE 802.11af、IEEE 802.11aq、Wi-Fi Alliance(WFA) Optimized Connectivity Experience(OCE)仕様、WFA TV White Space(TVWS)仕様、WFA Application Service Platform - Infrastructure(ASP-I)仕様、Third Generation Partnership Project(3GPP) Device-to-Device(D2D)仕様、および類似物に準拠するものなどの標準準拠通信システム、技術標準、ならびに非標準準拠通信システムに適用され得る。
図1に、第1の例の通信システム100を示す。通信システム100は、デバイス110、デバイス112、デバイス114、デバイス116、およびデバイス118などの複数のデバイスにサービスしつつあるアクセスポイント(AP)105を含む。APは、一般に、基地局、通信コントローラ、コントローラ、NodeB、evolved NodeB(eNB)、および類似物と呼ばれる場合もある。デバイスは、一般に、ステーション(STA)、ユーザ機器(UE)、移動局、モバイル、ユーザ、加入者、端末、および類似物と呼ばれる場合もある。第1の通信モードにおいて、デバイスは、AP 105にフレームを送信することによってAP 105を介して通信することができ、AP 105は、そのフレームを所期の受信側に転送する。第2の通信モードにおいて、第1のデバイスは、AP 105を通過する必要なしに、第2のデバイスに直接にフレームを送信することができる。
通信システムが、複数のステーションと通信することができる複数のAPを使用してもよいことが理解されるが、図1内には、単純さのために単一のAPのみおよび複数のステーションが図示されている。
STAは、通常、APおよびこれによって提供されるサービスにアクセスする前に、ネットワークディスカバリおよび選択(NDS)手順を実行する。NDS手順は、認証および関連付け手順の前に行われ、通常はAPのディスカバリを含む。
IEEE技術標準802.11uは、STAがネットワーク選択に関する情報に基づく判断を行うために、APへの関連付けの前に、STAがアクセスネットワークおよび/またはAPに接続されたサブスクリプションサービスプロバイダネットワーク(subscription service provider network、SSPN)の特徴、サービス、パラメータを発見することを可能にするために、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)およびジェネリックアドバタイズメントサービス(generic advertisement service、GAS)フレームと称するレイヤ2トランスポート手段を定義した。GASトランスポート機構は、IEEE標準802.21において定義されたメディア非依存ハンドオーバ(medium-independent handover、MIH)およびIEEE 802.11af Amendmentにおいて定義されたレジスタードロケーションクエリプロトコル(RLQP)などの追加のアドバタイズメントプロトコルをサポートするために拡張された。現在、IEEE 802.11aqプロジェクトは、関連付けの前のサービス情報ディスカバリに関するプリアソシエーションディスカバリプロトコル(pre-association discovery protocol)をサポートするためのGASの使用をも検討しつつある。
図2に、GASおよびANQP動作を強調する、第2の例の通信システム200を示す。まず、デバイスのユーザは、Wi-Fiに接続する意図を開始し、ユーザのデバイスは、Wi-Fiホットスポットとも呼ばれる使用可能なアクセスポイントに関してスキャンする。IEEE 802.11uにおいて、GASフレームは、認証およびAPとの関連付けの前に、ユーザのデバイス上のクライアントとネットワーク内のサーバに接続されたAPとの間でアドバタイズメントプロトコルのクエリ要求データおよびクエリ応答データのレイヤ2トランスポートを提供するのに使用される。クエリ要求データおよびクエリ応答データは、通常はIPトランスポートおよびDiameterまたはRemote Authentication Dial In User Service(RADIUS)などのより上のレイヤのプロトコルを利用して、APとサーバとの間でさらにトランスポートされる。IEEE 802.11uにおいて、ANQPは、アクセスネットワークの異なる特徴および使用可能なサービスを発見するのに使用される特定のアドバタイズメントプロトコルである。ANQPクエリ応答データを受信した後に、ユーザのデバイスは、特定のAPを選択し、その後、APとの接続の確立をもたらす認証および関連付け手順に進行する。
通信システム200は、Wi-Fi準拠通信システムの一例とすることができる。通信システム200は、スキャンおよびネットワーク選択を含む動作をサポートするために、GASおよびANQPなどの通信サービスおよび通信プロトコルを利用することができる。一般に、GASフレームは、認証および関連付け(たとえば端末の)の前または後に、通信システム200などの通信システム内の端末とサーバとの間で、ANQPなどのアドバタイズメントプロトコルの要求データおよび応答データのレイヤ2トランスポートを提供するのに使用され得る。通常、ANQPは、通信システムの異なる特徴および/またはサービスを発見するのに使用され得る。デバイスは、たとえば関連付けに最適なものを選択するために、異なるネットワークまたはアクセスポイントに関する情報を比較する。デバイスは、認証プロセスを続行することができる。
通常、ステーションは、セル電話機、ラップトップコンピュータ、タブレット、スマートセンサ、ハンドヘルドデバイス、消費者電子デバイス、ならびに通信システム200と相互作用することができるインターフェース(Wi-Fiインターフェースなど)を有する他のデバイスを含むことができる、図2に示されたデバイス(デバイス205、207、および209など)のいずれかを指すのに使用され得る。ステーションの一部またはすべてが、セルラーネットワーク、Bluetooth(登録商標)、プロプライエタリネットワーク、および類似物など、他のタイプの通信システムと相互作用できるものともされ得る。
AP 210および1つまたは複数のステーションは、Wi-Fi通信システムの基本構成ブロックである基本サービスセット(basic service set、BSS)を形成することができる。BSSは、構成された識別子であり、AP 210などのBSSのAPによってブロードキャストされ得るサービスセット識別子(service set identifier、SSID)によって識別され得る。AP 210は、AP 210と同一位置に配置することもそうしないこともできる、APコントローラおよび/またはANQPサーバと通信することができる。AP 210は、1つまたは複数のローミングハブ220に接続されたサービスプロバイダネットワーク215に接続され得る。ローミングハブ220は、ホームロケーションレジスタ(home location register、HLR)225に接続され得る。ローミングハブ220およびHLR 225は、デバイスモビリティすなわちローミングのサポートを提供する。
GASフレームは、802.11uの時から指定され、現在はIEEE標準802.11-2012に組み込まれている。GASフレームは、GAS初期要求フレーム、GASカムバック要求(GAS Comeback Request)フレーム、GAS初期応答フレーム、およびGASカムバック応答(GAS Comeback Response)フレームを含む。GAS初期要求フレームは、クエリプロセスを開始するために、要求するSTAによって送信される。図3aに示されているように、GAS初期要求フレーム本体は、一緒にこのフレームがGAS初期要求フレームであることを示すカテゴリフィールド305およびアクションフィールド310と、応答を要求とマッチングするのに使用されるシーケンス番号を含むダイアログトークンフィールド315と、アドバタイズメントプロトコル要素320と、クエリ要求フィールド360と、クエリ要求フィールド360のオクテット単位の長さを示すクエリ要求長フィールド340とを含む。
アドバタイズメントプロトコル要素320は、GAS初期要求フレーム内に含まれるクエリ要求に関連するアドバタイズメントプロトコルを示すのに使用される。GAS初期応答フレーム内またはGASカムバック応答フレーム内に含まれる時に、アドバタイズメントプロトコル要素は、GAS初期応答フレーム内またはGASカムバック応答フレーム内に含まれるクエリ応答に関連するアドバタイズメントプロトコルを示すのにも使用される。図3bに示されているように、アドバタイズメントプロトコル要素320は、クエリ応答情報フィールド325およびアドバタイズメントプロトコルIDフィールド331を含む。アドバタイズメントプロトコルIDフィールド331は、対応するアドバタイズメントプロトコルについて指定された識別子を含む。クエリ応答情報フィールド325は、7ビットのクエリ応答長限度サブフィールド327および1ビットのPAME-BIサブフィールド329からなる1オクテットフィールドである。IEEE標準802.11-2012は、アドバタイズメントプロトコル要素がビーコン内、プローブ応答内、GAS初期応答フレーム内、またはGASカムバック応答フレーム内に含まれる時に、クエリ応答長限度サブフィールドが、レスポンダが1つまたは複数のGASカムバック応答フレーム内に含まれるクエリ応答フィールド内で送信できるオクテットの最大個数の値を含み、アドバタイズメントプロトコル要素320など、アドバタイズメントプロトコル要素が、GAS初期要求フレーム内に含まれる時に、1オクテットのクエリ応答情報フィールド325全体に、0の値がセットされ、レスポンダ(APなど)が、受信時にこのフィールドを無視することを指定している。
クエリ要求フィールド360は、通常はプロトコルスタック内でレイヤ2の上に配置され、GASフレームによって提供されるレイヤ2トランスポートサービスを使用するアドバタイズメントプロトコルのクエリ要求を担持する包括的なコンテナである。したがって、GAS初期要求フレームを受信するAPは、クエリ要求フィールド360の内容を解釈することを要求されない。APは、ただ、クエリ要求長フィールド340内の値に基づいてクエリ要求フィールド360の内容を取り出し、アドバタイズメントプロトコルIDフィールド331内の値に基づき、APとサーバとの間で確立されたプロトコルおよびトランスポート手段を使用して、その内容を対応するアドバタイズメントプロトコルサーバに転送することができる。通常の展開において、APは、IPベースのトランスポートを用いる有線接続を介してサーバに接続される。APとサーバとの間で使用される、より上のレイヤのプロトコルの例は、DiameterおよびRADIUSを含む。
ANQPに関して、クエリ要求フィールド360内に含まれるクエリ要求は、通常、要求するSTAが受信を望むANQP要素の識別子のリストを提供するクエリリストANQP要素を含む。ANQP要素は、図4に示されているように、2オクテットの情報IDフィールドと、2オクテットの長さフィールドと、可変長の要素固有情報フィールドとからなる共通フォーマットを有するように定義される。図5に、802.11-2012において定義されたいくつかの例のANQP要素をリストする。図5にリストされたANQP要素のほとんどは、ANQPクエリ応答を形成するのに使用される。クエリリストANQP要素は、1つの例外であり、ANQPクエリ要求を形成するのに使用される。他のアドバタイズメントプロトコルは、図4に示されたものに類似する共通フォーマットを有するプロトコル固有要素を定義することができる。たとえば、802.11af Amendmentは、RLQPに固有のいくつかのRLQP要素を定義した。
クエリリストANQP要素のフォーマットを、図6に示す。図6に示されているように、クエリリストANQP要素は、図5で定義されるクエリリストANQP要素に対応する値を含む情報IDフィールド610と、クエリリストANQP要素内の残りのフィールドのオクテット単位の長さを示す長さフィールド620と、それぞれがSTAが要求しつつあるANQP要素の情報IDを含む、ANQPクエリIDフィールド630およびANQPクエリIDフィールド640などの1つまたは複数のANQPクエリIDフィールドとを含む。クエリリストANQP要素内に情報IDを含めることは、ANQPクエリ要求を実行するSTAが、ANQPクエリ応答内で情報IDに対応するANQP要素を受信することを望むことを宣言する。
クエリ要求を対応するアドバタイズメントプロトコルサーバに転送した後に、APは、サーバからクエリ応答を受信することができる。APは、クエリ応答サイズが単一のGAS初期応答フレームのサイズ限度内である場合に、要求するSTAへのクエリ応答を担持するのにGAS初期応答フレームを使用することができる。その後、クエリプロセスは終了することができる。そうではない場合に、APは、過大なサイズのクエリ応答を複数のGASカムバック応答フレームにフラグメント化し、クエリ応答のすべてのフラグメントを取り出すために複数のGASカムバック応答フレームを受信するためにGASカムバック要求フレームを送信するように、要求するSTAに促すためにクエリ応答の一部を含めることなく、非0のカムバック遅延値を有するGAS初期応答フレームを送信する。その後、STAは、GASカムバック要求フレームを送信し、これに応答してGASカムバック応答フレームを受信し、クエリ応答の最後のフラグメントを担持するGASカムバック応答フレームが受信されるまで、これらのステップを繰り返す。その後、STAは、クエリ応答を再アセンブルすることができる。その後、クエリプロセスは終了することができる。APは、アドバタイズメントプロトコルサーバから受信されたクエリ応答の内容を解釈することを要求されない。APは、単に、クエリ応答の内容を取り出し、これが過大なサイズを有する場合にはフラグメント化し、GAS初期応答フレームまたは1つもしくは複数のGASカムバック応答フレームを使用して要求するSTAに送信する。
図7に、GAS初期応答フレームのフレーム本体を示す。図7に示されているように、GAS初期応答フレーム本体は、このフレームがGAS初期応答フレームであることを一緒に示すカテゴリフィールド705およびアクションフィールド710と、対応するGAS初期要求フレームのダイアログトークンフィールドから入手されたものと同一の値を含むダイアログトークンフィールド715と、対応するクエリプロセスのステータスを示すステータスコードフィールド720と、カムバック遅延値を含むカムバック遅延フィールド730と、アドバタイズメントプロトコル要素320と同一の構造を有するアドバタイズメントプロトコル要素740と、クエリ応答長フィールド750とを含む。GAS初期応答フレーム本体は、オプションで、クエリ応答フィールド760を含むことができる。クエリ応答長フィールド750内に含まれる0の値は、クエリ応答フィールド760の不在を示す。クエリ応答長フィールド750内に含まれる非0の値は、クエリ応答フィールド760の存在およびオクテット単位での長さを示す。
アクセスネットワークのサービス特徴およびパラメータが長時間にわたって変更されないままになる可能性があり、その間に、STAが、毎日、同一のAPを訪問し、そのAPを介して同一のアクセスネットワークまたはサブスクリプションサービスプロバイダネットワーク(SSPN)を訪問する可能性があるので、STAが、同一のANQPサーバにANQPクエリ要求を繰り返して送信することが、浪費的になる可能性がある。802.11aiプロジェクトにおいて、ANQP構成シーケンス番号(ANQP Configuration Sequence Number)の概念が開発され、ANQP構成シーケンス番号は、共通ANQPグループバージョン番号(Common ANQP Group version number)(CAGバージョン番号)としても知られ、現在はIEEE 802.11 Task Group Aiによって共通アドバタイズメントグループバージョン番号に改名され(CAGバージョン番号と略記もされる)、ANQP要素の形で表されるアクセスネットワークサービス特徴およびパラメータのグループに関連する。このANQP要素のグループは、共通ANQPグループ(CAG)と呼ばれ、現在はIEEE 802.11 Task Group Aiによって共通アドバタイズメントグループ(CAG)に改名されている。ANQPサーバのベンダおよびアクセスネットワークは、どのANQP要素がCAG内にあるのかを判断することができ、CAGバージョン番号を維持することができる。CAGバージョン番号は、CAG内のメンバANQP要素が変化するか、CAG内のメンバANQP要素の属性のいずれかの値が変化するたびに増分される。APへの以前の訪問中に、STAは、APに関連するCAG(すなわち、ANQP要素のグループ)、対応するCAGバージョン番号およびスコープ値、APのBSSID、HESSID、および/またはESSIDを、APからおよび/またはAPの背後のANQPサーバから入手した場合がある。この情報は、上位レイヤ情報と呼ばれる場合がある。STAは、後の使用のために上位レイヤ情報を記憶することができる。
CAG番号要素は、APが現在のCAGバージョン番号をSTAに示すために、IEEE Draft 802.11ai Amendment D2.0において定義された。APは、対応するANQPサーバから現在のCAGバージョン番号を入手することができる。APは、そのAPが送出するビーコンフレーム内またはプローブ応答フレーム内にCAG番号要素を含めることができる。CAG番号要素は、CAG情報(上位レイヤ情報)すなわち、STAが以前の訪問中にAPに関して記憶したANQP要素のグループおよびこれらのANQP要素内の値が、まだ現在も有効であるか否かを、記憶されたCAGバージョン番号を受信されたCAG番号要素内のCAGバージョン番号と比較することによって判定するのに、STAによって使用され得る。2つのCAGバージョン番号が等しい場合には、STAは、記憶されたCAG情報を使用して、ANQPクエリプロセスを開始せずに(そうでなければSTAが取得するはずのクエリ応答が、記憶されたものと同一になるので)、NDS手順を継続することができる。この形で、ANQPクエリ要求およびANQPクエリ応答の個数ならびに関連するGASフレームの個数を削減することができる。
図8に、IEEE Draft 802.11ai Amendment D2.0におけるCAG番号要素のフォーマットを示す。図8に示されているように、CAG番号要素800は、CAG番号要素に対応する要素識別子値を含む要素IDフィールド810と、CAG番号要素内の残りのフィールドのオクテット単位の長さを示す長さフィールド820と、現在のCAGバージョン番号を示すCAGバージョンフィールド830と、スコープフィールド840とを含む。CAGバージョンフィールド830内の値は、必ず正の数とすることができ、したがって、このフィールド内の0の値は、受信するSTAによって無視される。スコープフィールド840は、CAGバージョンフィールド830内に含まれる値に関連するCAGの有効なスコープを示す値を含む。スコープフィールド840内の0の値は、CAGが、APのBSSID値によって識別される現在の基本サービスセット(BSS)内でのみ有効であることを示す。スコープフィールド840内の1の値は、CAGが、APのHESSID値によって識別される同種拡張サービスセット(Homogeneous Extended Service Set、ESS)内で有効であることを示す。スコープフィールド840内の2の値は、CAGが、APの同一のSSIDを有するBSSの結合体である拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)内で有効であることを示す。3から255までの値は、スコープフィールド840に関して現在は予約済みである。
前に論じたように、APが周期的にブロードキャストするビーコンフレーム内にCAGバージョンを(CAG番号要素内に)含めることは、ANQPクエリ要求およびANQPクエリ応答の個数を削減するのを助けることができる。この手法は、全般的に「プッシュ」として特徴を表される。しかし、ビーコンフレーム内へのCAG番号要素の包含は、APが周期的に送信する必要がある追加のシグナリングオーバーヘッドをも表す。鉄道の駅およびショッピングモールなど、多数のWi-Fi STAが頻繁に訪問する場所において、頻繁なANQPクエリ交換の節約の利益が、ビーコンフレーム内で追加のシグナリングオーバーヘッドを送信することの価値より優る可能性があることを考慮して、APが、ビーコンフレーム内でブロードキャストすることによってSTAに現在のCAGバージョン番号を「プッシュする」ことが、価値がある可能性がある。しかし、ほとんどのAPが、高密度のWi-Fi STAがない場合に、実際には、ビーコンフレームを送信するほど頻繁にはANQPクエリを受信しないことを考慮すると、これらのAPは、そのビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めないことを選択することができる。したがって、現在のCAGバージョン番号を知ることに関心を持つSTAが、そのような情報がレスポンダによって返されることの要求を送信する、「プル」機構を使用することが、よりよい可能性がある。
Draft 802.11ai Amendment D2.0において、そのような「プル」機構が提供された。Draft 802.11ai Amendment D2.0は、図9に示されたCAG ANQP要素を定義した。図9に示されているように、CAG ANQP要素900は、CAG ANQP要素に対応する識別子値を含む情報IDフィールド910と、CAG ANQP要素900内の残りのフィールドのオクテット単位の全長を示す長さフィールド920と、CAGに関連する現在のCAGバージョン番号を含むCAGバージョンフィールド930と、CAG内のメンバANQP要素の識別子を含む、情報IDフィールド940および情報IDフィールド950などの1つまたは複数の(CAGメンバ)情報IDフィールドとを含む。CAG ANQP要素900内に含まれる(CAGメンバ)情報IDフィールドの個数は、CAGバージョンフィールド930の長さおよび各(CAGメンバ)情報IDフィールド(情報IDフィールド940および情報IDフィールド950など)の長さが固定されているので、長さフィールド920内に含まれる値から推論され得る。このCAG ANQP要素は、GAS初期要求フレーム内にカプセル化されるANQPクエリ要求内のクエリリストANQP要素を使用するSTAによってプルされ(要求されるを意味する)得る。代替の「プル」機構は、STAが、CAG番号IEが返されることを要求するプローブ要求フレームを送信し、その後、プローブ応答を待つことを含む。この2つの代替手法の間の相違は、プローブ要求が、APによって答えられ、このAPが、応答内で、CAGの内容ではなく現在のCAGバージョン番号を提供することができるが、ANQPクエリ応答は、最終的にANQPサーバによって答えられ、このANQPサーバは、CAGの内容ならびにCAGの外部である可能性がある追加のANQP要素をさらに提供することができることである。この2つの「プル」機構のいずれもが、応答を待つことに起因してNDS判断を行うための追加の遅延をこうむる可能性がある。
STAのベンダは、ネットワーク容量ではなくよりよいユーザ経験のためにSTA設計を最適化することに焦点を合わせる傾向がある。非常にしばしば、実際に、これは、ネットワークディスカバリおよび選択(NDS)遅延の短縮が、STAの関連するシグナリングオーバーヘッドの節約より高い優先順位を有することを意味する。APが、ビーコンフレーム内でCAG番号IEをブロードキャストしない場合に、STAの実施態様は、サーバから直接に最新のCAG情報を得るためにANQPクエリを開始することによって、記憶した可能性があるCAG情報をすべて無視することによって、プロービング遅延またはクエリ遅延を回避することを選択することが、非常にもっともである。
図10に、そのようなSTA、AP、およびANQPサーバの間で行われるネットワークディスカバリプロセス中の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図1000を示し、ここで、APは、周期的にブロードキャストされるビーコン内にCAG番号IEを含めない。図10に示されているように、メッセージ交換図1000は、STA 1005、AP 1010、およびANQPサーバ1015の間で行われる例のメッセージ交換ならびにSTA 1005、AP 1010、および/またはANQPサーバ1015によって実行される動作を示す。メッセージ交換図1000は、STA 1005が、AP 1010への訪問中にANQPサーバ1015からCAGおよび関連するCAGバージョン番号を獲得すること(イベント1020として図示)から始まることができる。STA 1005は、CAG情報(すなわち、上位レイヤ情報)、CAGバージョン番号、およびAP情報を後の使用のために記憶することができる。後刻に、STA 1005は、AP 1010を再訪問し、AP 1010からビーコンフレームを受信する(イベント1025として図示)。
上で論じたシグナリングオーバーヘッドの懸念に起因して、AP 1010は、ビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めない。通常はビーコンフレーム内に含まれるAPのMACアドレスであるBSSIDから、STA 1005は、それがAP 1010に関連するCAG情報を記憶していることを認識することができる。しかし、AP 1010が、ビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めなかったので、STA 1005は、APに関連するそれが記憶したCAG情報が有効なままであるかどうかを知らない。プロービング遅延またはクエリ遅延を回避するために、STA 1005は、記憶されたCAG情報を無視し、ANQPクエリ要求をカプセル化するためにGAS初期要求フレームを送信することを選択する(イベント1030として図示)。GAS初期要求フレームを受信した後に、AP 1010は、アドバタイズメントプロトコル要素(アドバタイズメントプロトコル要素320など)内のアドバタイズメントプロトコルIDおよびクエリ要求フィールド(クエリ要求フィールド360など)内に含まれるクエリ要求を取り出し、アドバタイズメントプロトコルIDから、AP 1010は、AP 1010とANQPサーバ1015との間のより以前の接続セットアップに基づいて、クエリ要求をそこに転送すべきANQPサーバ1015ならびにAP 1010とANQPサーバ1015との間でクエリ要求を搬送するのに使用されるべきプロトコルフレームおよびトランスポート手段を選択する(イベント1035として図示)。DiameterおよびRADIUSが、APとサーバとの間で通常使用される例のプロトコルの中にある。
AP 1010は、選択されたプロトコルフレームおよびトランスポート手段を使用して、ANQPサーバ1015にANQPクエリ要求を転送する(イベント1040として図示)。プロトコルフレームをAP 1010から受信した後に、ANQPサーバ1015は、ANQPクエリ要求を取り出し、それに応じてANQPクエリ応答を生成する(イベント1045として図示)。その後、ANQPサーバ1015は、別のプロトコルフレームを使用して、AP 1010にANQPクエリ応答を送信する(イベント1050として図示)。ANQPサーバ1015から応答プロトコルフレームを受信した後に、AP 1010は、ANQPクエリ応答を取り出し、GAS初期応答フレーム内のクエリ応答フィールド(クエリ応答フィールド760など)内にANQPクエリ応答をカプセル化することによって、GAS初期応答フレームを使用してそのANQPクエリ応答をSTA 1005に転送する(イベント1055として図示)。
図10に示されているように、STA 1005は、それがネットワーク選択判断を行うためのアクセスネットワークの情報を有することを保証するすばやい形を探しつつある。AP 1010が、ビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めないので、STA 1005は、現在のCAGバージョン番号をまず「プルする」ことが追加の遅延をこうむるので、記憶されたCAG情報を利用しないことを選択する。実際には、多数のSTAが、同一の戦略をとり、したがって、Draft 802.11ai Amendment D2.0において定義されたCAG特徴を可能なものより有用でなくすることが非常にもっともである。
上で説明した短所を克服するために、機能強化されたシグナリング機構が、本明細書で提示される例の実施形態において提供される。例の実施形態によれば、STAは、GASクエリ要求を開始する間にSTAが記憶したAPに関連するCAGバージョン番号をAPに提供し、これは、STAが、GAS初期要求フレーム内でその記憶されたCAGバージョン番号を提供することを意味する。その後、APは、STAが記憶したCAGバージョン番号を、APがANQPサーバから受信した最新のCAGバージョン番号と比較する。この2つのCAGバージョン番号が等しい場合には、APは、記憶されたCAGバージョン番号(および、したがって、それに関連する記憶されたCAG情報)が現在のものと同一のままであることと、要求するSTAがネットワーク選択判断を行う際に記憶されたCAG情報を使用できることと、したがってANQPクエリプロセスが終了されることとの要求するSTAへの表示を担持するGAS初期応答フレームを返すことによって、クエリプロセスを短絡させる。2つのCAGバージョン番号が異なる場合には、APは、クエリ要求を通常通りにANQPサーバに転送し、従来のANQPクエリプロセス内の残りのステップが続く。
GAS初期要求フレーム内でSTAの記憶されたCAGバージョン番号を担持することに関する設計課題は、APがクエリ要求内の内容を理解することを要求されないので、これをクエリ要求フィールド内にカプセル化されたANQP要素内で担持してはならないことである。同様に、記憶されたCAGバージョン番号がGAS初期応答フレーム内の現在のCAGバージョン番号と同一であることの表示を担持することに関する別の設計課題は、この表示をクエリ応答フィールド内にカプセル化されたANQP要素内で担持してはならないことである。例の実施形態において、APは、記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と同一であることを示すために、ANQP要素を構築し、これをクエリ応答フィールド内に含めることができるが、それを行うことは、伝統的なプロトコル階層化構造を破壊し、APに対する追加の機能要件を追加する。さらに、クエリ要求およびクエリ応答が、要求するSTAとサーバとの間のエンドツーエンド暗号化によって保護され得るアドバタイズメントプロトコルに関して、中間に存在するAPは、クエリ応答を成功裡に構築できない可能性がある。したがって、そのような実施形態は、実用的ではない可能性がある。その一方で、クエリ要求フィールド以外のGAS初期要求フレーム内で担持されるフィールドおよびクエリ応答フィールド以外のGAS初期応答フレーム内で担持されるフィールドは、後方互換性の理由から固定され、これは、新しいフィールドの追加が、オプションになり得ないことを意味する。
例の実施形態によれば、要求される追加のシグナリングは、後方互換の形でGAS初期要求フレーム内およびGAS初期応答フレーム内の既存のフィールドを再利用することによって提供される。
例の実施形態において、アドバタイズメントプロトコル要素内のクエリ応答情報フィールドは、アドバタイズメントプロトコル要素がGAS初期要求フレーム内に含まれる時に、STAの記憶されたCAGバージョン番号を含むのに使用され得る。図11に、アドバタイズメントプロトコル要素がGAS初期要求フレーム内に含まれる時の例のアドバタイズメントプロトコル要素1100のフォーマットを示す。アドバタイズメントプロトコル要素1100は、たとえばアドバタイズメントプロトコル要素320から機能強化され、変更されたものである。図11に示されているように、改善されたアドバタイズメントプロトコル要素1100は、アドバタイズメントプロトコル要素(アドバタイズメントプロトコル要素320など)が現在行うものと同一の要素識別子値を含むIE IDフィールド1110と、要素内の残りの要素のオクテット単位の全長を示す長さフィールド1120と、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130と、アドバタイズメントプロトコルIDフィールド1140とを含む。アドバタイズメントプロトコルIDフィールド1140の定義および値は、現在、アドバタイズメントプロトコルIDフィールド(アドバタイズメントプロトコルIDフィールド331など)の定義および値と同一である。GAS初期要求フレーム内に含まれる場合に、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130は、STAがAPおよび使用されるアドバタイズメントプロトコルに対応するCAG(すなわち、上位レイヤ情報)および関連するCAGバージョン番号を記憶する場合にはSTAの記憶されたCAGバージョン番号を含み、そうではなく、STAがAPまたは使用されるアドバタイズメントプロトコルに対応する記憶されたCAGまたは関連するCAGバージョン番号を有しない場合には、0の値がセットされる。これは、0が有効なCAGバージョン番号ではないというDraft 802.11ai Amendment D2.0における概念と一貫する。CAGバージョン番号が、使用されるアドバタイズメントプロトコルにも関連することに留意されたい。したがって、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130内に含まれるCAGバージョン番号は、アドバタイズメントプロトコルIDフィールド1140内に含まれる値によって示されるアドバタイズメントプロトコルに関連する。ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、GAS初期応答フレーム、またはGASカムバック応答フレーム内に含まれる場合に、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130は、クエリ応答フィールドを含み、このクエリ応答フィールドは、7ビットのクエリ応答長限度サブフィールド(クエリ応答長限度サブフィールド327など)および1ビットのPAME-BIサブフィールド(PAME-BIサブフィールド329など)からなる。
代替の例の実施形態においては、既存のクエリ応答情報フィールド(クエリ応答情報フィールド325など)を変更するのではなく、要求するSTAが、その記憶されたCAGバージョン番号をAPに示すためにGAS初期要求フレーム内にCAG番号IEを含めることができる。しかし、このCAG番号IEは、後方互換性を維持するためにGAS初期要求フレーム内でクエリ要求フィールド(クエリ要求フィールド360など)の後に挿入されなければならず、APがクエリ要求フィールドの内部の内容を解釈することを要求されないので、クエリ要求フィールドの一部としてカウントされてはならない(クエリ要求長フィールド内の値が、クエリ要求フィールドの一部としてCAG番号IEをカウントしてはならないことを意味する)。
別の例の実施形態において、GAS初期応答フレーム内のステータスコードフィールド(ステータスコードフィールド720など)内に含まれる新しいステータスコード値が、現在のCAGバージョン番号がSTAの記憶されたCAGバージョン番号と同一のままであることを要求するSTAに示すのに使用される。そのような新しいステータスコード値は、要求するSTAの記憶されたCAG情報が、ネットワーク選択判断などの判断を行うためにまだ有効であり、したがってそのSTAが開始したクエリプロセスが終了されることの、そのSTAへの表示としても働く。
図12に、STA、AP、およびサーバの間で発生するネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセス中の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図1200を示し、ここで、STAおよびAPは、本明細書で説明される機能強化されたシグナリング機構をサポートする。図12に示されているように、メッセージ交換図1200は、STA 1205、AP 1210、およびサーバ1215の間で行われる例のメッセージ交換ならびにSTA 1205、AP 1210、および/またはサーバ1215によって実行される動作を示す。STA 1205とサーバ1215との間で使用されるアドバタイズメントプロトコルは、ANQPまたは、802.11aqプロジェクトによってこれから定義されるRLQPもしくはプリアソシエーションディスカバリプロトコル(PADP)、またはレイヤ2トランスポート手段としてGASフレームもしくは任意のこれから定義されるパブリックアクションフレーム(Public Action frame)を使用することができる任意の他のこれから定義されるアドバタイズメントプロトコルなどの他のアドバタイズメントプロトコルとすることができる。したがって、サーバ1215は、ANQPサーバ、RLQPサーバ、PADPプロキシ、PADPサーバ、および類似物、または複数のこれらのプロトコルをサポートするサーバとすることができる。
メッセージ交換図1200は、STA 1205がAP 1210への訪問中にサーバ1215からCAG情報(すなわち、上位レイヤ情報)および関連するCAGバージョン番号を獲得すること(イベント1220として図示)から開始することができる。STA 1205は、後の使用のためにCAG情報、CAGバージョン番号、スコープ値、およびAP/サーバ情報(APの識別子、サーバによって使用されるアドバタイズメントプロトコル、その他など)を記憶することができる。その一方で、AP 1210は、周期的にまたはCAGバージョン番号の変化が発生する時に、サーバ1215から最新のCAGバージョン番号の更新を入手することができる(イベント1225として図示)。後刻に、STA 1205は、AP 1210を再訪問し、AP 1210からビーコンフレームを受信することができる(イベント1230として図示)。前に論じたシグナリングオーバーヘッドに関する懸念に起因して、AP 1210が、ビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めない場合がある。ビーコンフレーム内に含まれるBSSIDから、STA 1205は、AP 1210に関連するCAG情報および関連するCAGバージョン番号を記憶したことを認識することができる。STA 1205は、AP 1210にGAS初期要求フレームを送信することができる(イベント1235として図示)。GAS初期要求フレームは、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド(たとえば、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130など)内に、AP 1210に関連し、使用されるアドバタイズメントプロトコル(たとえばアドバタイズメントプロトコルIDフィールド1130内に含まれる値によって示される)に関連する記憶されたCAGバージョン番号を含めることができる。GAS初期要求フレームは、さらに、クエリ要求フィールド(たとえば、クエリ要求フィールド360)内に、STA 1205が通常要求するはずのクエリ要求をカプセル化することができる。
STA 1205からGAS初期要求を受信した後に、AP 1210は、STAの記憶されたCAGバージョン番号を、たとえばAP 1210がイベント1225においてサーバ1215から受信した最新のCAGバージョン番号(受信されたGAS初期要求フレーム内のアドバタイズメントプロトコルIDフィールド1130内に含まれる値によって示されるものと同一のアドバタイズメントプロトコルに関連する)と比較することができる(イベント1240として図示)。AP 1210が、2つのCAGバージョン番号が同一であると判定する場合には、AP 1210は、GAS初期応答フレームをSTA 1205に送信することができ、このGAS初期応答フレームは、ステータスコードフィールド(たとえば、ステータスコードフィールド720など)内に、記憶されたCAGバージョン番号がAPが有する現在のCAGバージョン番号と同一であることと、記憶されたCAGが判断(ネットワーク選択判断、サーバ選択判断、ピアデバイス選択判断、その他など)を行うのにまだ有効であることと、したがって要求するSTAによって開始されたクエリ要求が終了されることとを示すステータスコード値を含むことができる(イベント1245として図示)。AP 1210がイベント1245において送信するGAS初期応答フレームは、クエリ応答フィールドを含まない。クエリ応答長フィールド(クエリ応答長フィールド750など)内に含まれる0の値は、クエリ応答フィールドがGAS初期応答フレーム内に含まれないことを示す。GAS初期応答フレームを受信した後に、STA 1205は、クエリプロセスを終了することができる。STA 1205は、判断を行うことを続行することができ、または、ネットワーク選択プロセスをどのように続行すべきかに関する判断を行う前に、他のAPおよび/もしくは他のサーバへのクエリプロセスを開始することができる。
AP 1210が、イベント1240において2つのCAGバージョン番号が等しくないと判定する場合に、AP 1210は、GAS初期要求フレーム内のクエリ要求フィールド(たとえば、クエリ要求フィールド360など)内に含まれるクエリ要求を取り出すことができる。アドバタイズメントプロトコルIDフィールド1130内に含まれるアドバタイズメントプロトコルIDから、AP 1210は、クエリ要求を転送すべきサーバ1215ならびに、AP 1210とサーバ1215との間でクエリ要求を担持するのに使用されるべきプロトコルフレームおよびトランスポート手段を選択する。その後、AP 1210は、選択されたプロトコルフレームおよびトランスポート手段を使用して、サーバ1215にクエリ要求を転送することができる(イベント1250として図示)。AP 1210からプロトコルフレームを受信した後に、サーバ1215は、プロトコルフレームからクエリ要求を取り出し、それに応じてクエリ応答を生成する(イベント1255として図示)。その後、サーバ1215は、別のプロトコルフレームを使用してAP 1210にクエリ応答を送信する(イベント1260として図示)。
サーバ1215から応答プロトコルフレームを受信した後に、AP 1210は、クエリ応答を取り出し、クエリ応答が過大なサイズを有するのではない場合に、クエリ応答をGAS初期応答フレーム内のクエリ応答フィールド(たとえば、クエリ応答フィールド760など)内にカプセル化することによって、GAS初期応答フレームを使用してそのクエリ応答をSTA 1205に転送することができる(イベント1265として図示)。その後、クエリプロセスは、終了することができる。クエリ応答が過大なサイズを有する場合には、AP 1210は、クエリ応答を複数のGASカムバック応答フレームにフラグメント化し、クエリ応答全体を取り出すために複数のGASカムバック応答フレームを受信するよう要求するように要求するSTAに促すためにGAS初期応答フレームを送信する。その後、STA 1205は、GASカムバック要求フレームを送信し、これに応答してGASカムバック応答フレームを受信し、クエリ応答の最後のフラグメントを担持するGASカムバック応答フレームが受信されるまで、これらのステップを繰り返す。その後、STA 1205は、クエリ応答を再アセンブルすることができる。その後に、クエリプロセスは終了することができる。
図12に示されているように、STA 1205は、STAの記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と同一である場合、AP 1210は、STA 1205がよりよいユーザ経験のためにより早期に判断(たとえば、ネットワーク選択に関する)を行えるようにするために、クエリプロセスをショートカットすることができる(イベント1245として図示)ので、その記憶されたCAGバージョン番号を提供するよう動機付けられる。STAの記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号とは異なる場合であっても、AP 1210は、クエリ要求をサーバ1215に忠実に転送する。STA 1205は、サーバ1215から最新のクエリ応答を得る際に、遅れない。したがって、本明細書で提示される例の実施形態において示された機能強化されたシグナリング機構を使用することによって、より多くのSTAが、それらが記憶したCAG情報を利用するように動機付けられる。
イベント1245において送信されるGAS初期応答フレームが、クエリ応答フィールドを含まないことに留意されたい。前に説明した、現在のCAGバージョン番号を入手するのにプローブ要求フレームおよびプローブ応答フレームを使用することと比較して、記憶されたCAGバージョン番号を供給し、記憶されたCAGバージョン番号が現行であるか否かの表示と共にGAS初期応答フレームを受信するのにGAS初期要求フレームを使用することは、シグナリングオーバーヘッドの意味で非常に効率的な代替案である。しかし、GAS初期要求フレームに対して多少の変更を行う必要がある。現在IEEE標準802.11-2012およびDraft 802.11ai Amendment D2.0において定義されるように、GAS初期要求フレームは、クエリ要求フィールドを含まなければならず、アドバタイズメントプロトコルのクエリ要求は、カプセル化される。したがって、GAS初期要求フレーム内のクエリ要求長フィールド内の0の値は、現在は許されない。
機能強化されたシグナリング機構の代替の例の実施形態によれば、クエリ要求フィールドを伴わないGAS初期要求フレームおよびクエリ応答フィールドを伴わないGAS初期応答フレームが、CAGバージョン番号をプルするためのプローブ要求フレームおよびプローブ応答フレームの使用に対する代替案として使用される。厳密に言えば、要求するSTAが現在のCAGバージョン番号を得ないので、これは「プル」機構ではない。そうではなく、これは、STAがGAS初期要求フレームを使用してその記憶されたCAGバージョン番号をAPに供給することと、APがそれに応答して記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と同一であるか否かの表示を提供することとによって、単にその表示を得る。
図13に、STA、AP、およびサーバの間で発生するネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセス中の代替の例のメッセージ交換を強調する、メッセージ交換図1300を示し、STAおよびAPは、機能強化されたシグナリング機構をサポートし、STAは、シグナリングオーバーヘッドを効率的に使用することによって、ネットワーク容量を節約するためにも最適化される。図13に示されているように、メッセージ交換図1300は、STA 1305、AP 1310、およびサーバ1315の間で行われる例のメッセージ交換ならびにSTA 1305、AP 1310、および/またはサーバ1315によって実行される動作を示す。メッセージ交換図1300は、STA 1305が、AP 1310への訪問中にサーバ1315からCAGおよび関連するCAGバージョン番号を獲得することから開始することができる(イベント1320として図示)。STA 1305は、後の使用のためにCAG情報、CAGバージョン番号、スコープ値、およびAP/サーバ情報を記憶することができる。その一方で、AP 1310は、周期的にまたはCAGバージョン番号に対する変更が発生する時に、サーバ1315から最新のCAGバージョン番号の更新を得ることができる(イベント1325として図示)。
後刻に、STA 1305は、AP 1310を再訪問し、AP 1310からビーコンフレームを受信することができる(イベント1330として図示)。上で論じたシグナリングオーバーヘッドの懸念に起因して、AP 1310が、ビーコンフレーム内にCAG番号IEを含めない場合がある。ビーコンフレーム内に含まれるBSSIDから、STA 1305は、AP 1310に関連するCAG情報および関連するCAGバージョン番号を記憶したことを認識することができる。その後、STA 1305は、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド(クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド1130など)内に、APに関連し、使用されるアドバタイズメントプロトコル(アドバタイズメントプロトコルIDフィールド1130内に含まれる値によって示される)に関連する記憶されたCAGバージョン番号を含むGAS初期要求フレームを、クエリ要求フィールドを含めずにAP 1310に送信することができる(イベント1335として図示)。クエリ要求長フィールド(クエリ要求長フィールド340など)内に含まれる0の値は、クエリ要求フィールドが含まれないことを示し、GAS初期要求フレームは、STAの記憶されたCAGバージョン番号が、AP 1310が有する現在のCAGバージョン番号と同一であるかどうかの表示を要求するために送信される。
STA 1305からGAS初期フレームを受信した後に、AP 1310は、STAの記憶されたCAGバージョン番号を、たとえばAP 1310がイベント1325においてサーバ1315から受信した最新のCAGバージョン番号(受信されたGAS初期要求フレーム内のアドバタイズメントプロトコルIDフィールド1130内に含まれる値によって示されるものと同一のアドバタイズメントプロトコルの)と比較することができる(イベント1340として図示)。その後、比較結果に従って、AP 1310は、GAS初期応答フレームをSTA 1305に送信する(イベント1345として図示)。AP 1310が、2つのCAGバージョン番号が等しいと判定する場合に、AP 1310は、記憶されたCAGバージョン番号がAPが有する現在のCAGバージョン番号と同一であることを示す第1のステータスコード値をステータスコードフィールド(たとえば、ステータスコードフィールド720)内に含めることができる。AP 1310が、2つのCAGバージョン番号が等しくないと判定する場合に、AP 1310は、記憶されたCAGバージョン番号がAPが有する現在のCAGバージョン番号とは異なることを示す第2のステータスコード値をステータスコードフィールド(たとえば、ステータスコードフィールド720)内に含める。
AP 1310からGAS初期応答フレームを受信した後に、第1のステータスコード値がステータスコードフィールド内に含まれる場合に、STA 1305は、クエリプロセスを終了することができる。STA 1205は、判断を行うことを続行することができ、または、ネットワーク選択プロセスをどのように続行すべきかに関する判断を行う前に、他のAPおよび/もしくはサーバへのクエリプロセスを開始することができる。第2のステータスコード値がステータスコードフィールド内に含まれる場合に、STA 1305は、その記憶されたCAG情報が古いことを知る。したがって、STA 1305は、最新のCAG情報を入手するために通常のクエリ要求を開始することができる(イベント1350として図示)。イベント1355、1360、1365、1370、および1375など、通常のクエリプロセスの残りのイベントが続く。図13に示されているように、STA 1305は、図12に示されたSTA 1205と比較して、2つのCAGバージョン番号が同一である場合には、イベント1335において多少のシグナリングオーバーヘッドを節約することができる(クエリ要求がGAS初期要求フレームから除外されることに起因して)が、2つのCAGバージョン番号が異なる場合には、より長い遅延(STA 1205より)をこうむるリスクを負う。
現在、IEEE標準802.11-2012およびDraft 802.11ai Amendment D2.0において、アドバタイズメントプロトコル要素がGAS初期要求フレーム内に含まれる時に、クエリ応答情報フィールドには、0がセットされ、このクエリ応答情報フィールドを受信するAPは、これを無視しなければならない。したがって、イベント1235においてGAS初期要求フレームを受信するレガシAP(たとえば、GASフレームを使用することはできるが、CAG特徴またはシグナリング機能強化を使用することはできない)は、レガシ802.11uルールに基づいて、そのクエリ要求をサーバに転送する。STAが提供した記憶されたCAGバージョン番号が浪費される可能性があるが、802.11uクエリプロセスは、手付かずのままになる。実際に、要求するSTAが、たとえばビーコンまたはプローブ応答内で示されたケイパビリティから、APがレガシAPであることを知る場合に、STAは、クエリ応答情報-CAGバージョンフィールドに0をセットすることによって、GAS初期要求フレーム内でその記憶されたCAGバージョン番号を送信することを防ぐことができる。これは、0が有効なCAGバージョン番号ではないというDraft 802.11ai Amendment D2.0と一貫する。その代わりに、GAS初期要求内のクエリ応答情報-CAGバージョンフィールド内の0の値が、機能強化されたシグナリング機構をサポートするSTAによって、STAがAPの記憶されたCAGバージョン番号および関連するアドバタイズメントプロトコルを有しないことを示すのに使用され得る(また、機能強化されたシグナリング機構をサポートするAPによって解釈され得る)。GAS初期要求フレームを送信するレガシSTA(たとえば、GASフレームを使用することはできるが、CAG特徴またはシグナリング機能強化を使用することはできない)が、クエリ応答情報フィールドに0をセットするので、機能強化されたシグナリング機構をサポートするAPは、これを、STAがAPの記憶されたCAGバージョン番号および関連するアドバタイズメントプロトコルを有しないかのように扱う。したがって、APは、クエリプロセスを短絡させない。したがって、要約すると、本明細書で提示される例の実施形態は、レガシAPまたはレガシSTAとの後方互換性問題を有しない。これらの例の実施形態を用いて作られた通信システムは、レガシAPおよびレガシSTAと共存することができる。
図14aに、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第1の例の動作1400の流れ図を示す。動作1400は、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する時にSTA内で行われる動作を示すものとすることができる。動作1400は、メッセージ交換図1200に対応することができる。
動作1400は、STAが第1の上位レイヤ情報およびCAG番号をサーバから獲得すること(ブロック1405)から開始することができる。第1の上位レイヤ情報およびCAG番号は、ネットワーク、サービス、データベース、および類似物に関連付けられ得る。STAは、ネットワークから切断することができる(ブロック1407)。後刻に、STAは、ネットワークを再訪問し、このネットワークを、たとえばAPによって送信されたビーコンフレーム内に含まれるBSSIDに従って識別することができる(ブロック1409)。STAは、記憶されたCAGバージョン番号を含むGAS初期要求フレームを送信することができる(ブロック1411)。STAは、記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致するかどうかを示すインジケータを有するGAS初期応答フレームを受信することができる(ブロック1413)。このインジケータは、GAS初期応答フレームのステータスコードフィールド内に配置され得る。記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致する場合には、GAS初期応答フレームは、上位レイヤ情報を全く含まない。記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致しない場合には、STAによって受信されるGAS初期応答フレームは、クエリ応答フィールド内に上位レイヤ情報および現在のCAG番号を含むことができる。STAは、ネットワーク選択プロセスを継続することができる(ブロック1415)。
図14bに、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第2の例の動作1450の流れ図を示す。動作1450は、STAがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際にSTA内で行われる動作を示すものとすることができる。動作1450は、メッセージ交換図1300に対応することができる。
動作1450は、STAが第1の上位レイヤ情報およびCAG番号をサーバから獲得すること(ブロック1455)から開始することができる。第1の上位レイヤ情報およびCAG番号は、ネットワーク、サービス、データベース、および類似物に関連付けられ得る。STAは、ネットワークから切断することができる(ブロック1457)。後刻に、STAは、ネットワークを再訪問し、このネットワークを、たとえばAPによって送信されたビーコンフレーム内に含まれるBSSIDに従って識別することができる(ブロック1459)。STAは、記憶されたCAGバージョン番号を含むGAS初期要求フレームを送信することができる(ブロック1461)。STAは、記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と同一であるかどうかを示すインジケータを有するGAS初期応答フレームを受信することができる(ブロック1463)。このインジケータは、GAS初期応答フレームのステータスコードフィールド内に配置され得る。記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致する場合には、第1のインジケータ値が、GAS初期応答フレーム内に含まれ、たとえばステータスコードフィールド内に含まれ、そうではない場合には、第2のインジケータ値が、GAS初期応答フレーム内に含まれ、たとえばステータスコードフィールド内に含まれる。
STAは、第1のインジケータ値が受信されたかどうかを判定するために、受信されたGAS初期応答フレーム内のインジケータ(たとえば、ステータスコードフィールド内に含まれる値)に対するチェックを実行することができる(ブロック1465)。第1のインジケータ値が受信され(たとえば、ステータスコードフィールド内で)、記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致することを示す場合には、STAは、ネットワーク選択プロセスを継続することができる(ブロック1469)。第1のインジケータ値が受信されず、記憶されたCAGバージョン番号が現在のCAGバージョン番号と一致しないことを示す場合には、STAは、APから最新の上位レイヤ情報(更新されたCAG情報)および現在のCAGバージョン番号を獲得し、記憶することができる(ブロック1467)。例示的な例として、STAは、APから更新された上位レイヤ情報(更新されたCAG情報)および現在のCAGバージョン番号を入手するために、通常のクエリ要求を実行することができる。STAは、ネットワーク選択プロセスを継続することができる(ブロック1469)。
図15aに、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第1の例の動作1500の流れ図を示す。動作1500は、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際にAP内で行われる動作を示すものとすることができる。動作1500は、メッセージ交換図1200に対応することができる。
動作1500は、APがSTAにおいて記憶された記憶されたCAGバージョン番号を含むGAS初期要求フレームを受信すること(ブロック1505)から開始することができる。APは、GAS初期要求フレームからの記憶されたCAGバージョン番号が、同一のアドバタイズメントプロトコルに関連する現在のCAGバージョン番号と一致するかどうかを判定するためにチェックを実行することができる(ブロック1507)。2つのCAGバージョン番号が一致する場合には、APは、2つのCAGバージョン番号が一致することを示すインジケータを有するGAS初期応答フレームを送信することができる(ブロック1509)。2つのCAGバージョン番号が一致しない場合には、APは、GAS初期要求フレームからクエリ要求を取り出し、応答を懇請するためにそのクエリ要求をサーバに転送することができる(ブロック1511)。APは、サーバから応答を受信することができる(ブロック1513)。サーバからの応答は、要求するSTAのためのクエリ応答を含むことができる。クエリ応答の内容は、最新のCAGバージョン番号および上位レイヤ情報を含むことができ、これらは、APに対して透過的とすることができる。APは、サーバから受信された応答からクエリ応答を取り出し、クエリ応答を有するGAS初期応答フレームを送信することができる(ブロック1515)。
図15bに、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際に発生する第2の例の動作1550の流れ図を示す。動作1550は、APがネットワークディスカバリプロセス、サービスディスカバリプロセス、または情報ディスカバリプロセスに参加する際にAP内で行われる動作を示すものとすることができる。動作1550は、メッセージ交換図1300に対応することができる。
動作1550は、APが、STAにおいて記憶された、記憶されたCAGバージョン番号を含む第1のGAS初期要求フレームを受信すること(ブロック1555)から開始することができる。第1のGAS初期要求フレームは、クエリ要求を含まない場合があり、たとえば、クエリ要求長フィールドは0の値を含み、クエリ要求フィールドはヌルである。APは、GAS初期要求フレームからの記憶されたCAGバージョン番号が同一のアドバタイズメントプロトコルに関連する現在のCAGバージョン番号と一致するかどうかを判定するためにチェックを実行することができる(ブロック1557)。2つのCAGバージョン番号が一致する場合には、APは、2つのCAGバージョン番号が一致することを示すインジケータを有する第1のGAS初期応答フレームを送信することができる(ブロック1559)。
2つのCAGバージョン番号が一致しない場合には、APは、2つのCAGバージョン番号が一致しないことを示すインジケータを有する第1のGAS初期応答フレームを送信することができる(ブロック1561)。APは、クエリ要求を含む第2のGAS初期要求フレームを受信することができる(ブロック1563)。APに対して透過的とすることのできるクエリ要求の内容は、最新のCAGバージョン番号および上位レイヤ情報(CAG情報)の要求を含むことができる。APは、第2のGAS初期要求フレームからクエリ要求を取り出し、応答のためにそのクエリ要求をサーバに転送することができる(ブロック1565)。APは、サーバから応答を受信することができる(ブロック1567)。サーバからの応答は、要求するSTAのためのクエリ応答を含むことができる。APに対して透過的とすることのできるクエリ要求の内容は、最新のCAGバージョン番号および上位レイヤ情報(CAG情報)の要求を含むことができる。APは、サーバから受信された応答からクエリ応答を取り出し、クエリ応答を有する第2のGAS初期応答フレームを送信することができる(ブロック1569)。
CAG番号が、使用されるアドバタイズメントプロトコルにも関連することを前に注記した。したがって、APが、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレーム内に含まれるCAG番号IEを使用して現在のCAGバージョン番号をアドバタイズする時に、APは、そのCAGバージョン番号に関連するアドバタイズメントプロトコルをも示さなければならない。図16に、CAGバージョン番号に関連するアドバタイズメントプロトコルのIDを含めることによる例のCAG番号IE 1600を示す。図16に示されているように、CAG番号IE 1600は、CAG番号要素に対応する要素識別子値を含むIE IDフィールド1610と、要素内の残りのフィールドのオクテット単位の全長を示す長さフィールド1620と、CAGタプルフィールド1630、CAGタプルフィールド1650、およびCAGタプルフィールド1660などの1つまたは複数のCAGタプルフィールドとを含む。各CAGタプルフィールド(CAGタプルフィールド1630など)は、1オクテットのCAGバージョンサブフィールド(CAGバージョンサブフィールド1635)と、1オクテットのスコープサブフィールド(スコープサブフィールド1640など)と、1オクテットのアドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド(アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド1645)とを含む。CAG番号要素1600内に含まれるCAGタプルフィールドの個数は、長さフィールド1620内に含まれる値から推論され得る。
図17に、例の代替実施形態CAG番号IE 1700を示す。図17に示されているように、CAG番号IE 1700は、CAG番号要素に対応する要素識別子値を含むIE ID 1710と、要素内の残りのフィールドのオクテット単位の全長を示す長さフィールド1720と、CAGタプルフィールド1730、CAGタプルフィールド1750、およびCAGタプルフィールド1760などの1つまたは複数のCAGタプルフィールドとを含む。各CAGタプルフィールド(CAGタプルフィールド1730など)は、1オクテットのCAGバージョンサブフィールド(CAGバージョンサブフィールド1735など)と、3ビットのスコープサブフィールド(スコープサブフィールド1740など)と、5ビットの部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド(部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド1745など)とを含む。CAG番号要素1700内に含まれるCAGタプルフィールドの個数は、長さフィールド1720内に含まれる値から推論され得る。CAG番号IE 1700は、1オクテットのアドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド(アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド1645など)が、5ビットの部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド1745に置換され、1オクテットのスコープサブフィールド(スコープサブフィールド1640など)が、3ビットのスコープサブフィールド1740に置換され、この2つのサブフィールドが、1つの1オクテットに組み合わされるという点で、CAG番号IE 1600とは異なる。したがって、CAG番号IE 1700内の各CAGタプルフィールドは、CAG番号IE 1600内の3オクテット長ではなく2オクテット長である。5ビットの部分アドバタイズメントプロトコルIDは、現在定義されている1オクテットのアドバタイズメントプロトコルIDの最初の5ビット(すなわち、最下位5ビット)とすることができ、これは、合計32個の1オクテットのアドバタイズメントプロトコルIDだけが、その部分アドバタイズメントプロトコルIDの間の可能なオーバーラップを回避するために割り振られ得ることを意味する。例示的な例として、CAGバージョンサブフィールド(CAGバージョンサブフィールド1735など)内に含まれるCAGバージョン番号が、ANQPに関連する場合に、同一のCAGタプルフィールド内の部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド(部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド1745など)は、ANQPの完全なアドバタイズメントプロトコルIDが0(または、2進数で表される場合に00000000)なので、0(または、2進数で表される場合に00000)の値を含む。
下のTable 1(表1)は、それぞれ図16および図17に示された例のフォーマットに適用可能な、複数の例のアドバタイズメントプロトコルと、それに関連する完全なアドバタイズメントプロトコルID値および部分アドバタイズメントプロトコルID値(すべて10進数で表す)を提供する。
Figure 0006496750
3ビットのスコープサブフィールド(スコープサブフィールド1740など)によって定義され得るスコープ値の個数も、1オクテット長のスコープサブフィールド(スコープサブフィールド1640など)値による256個と比較して、8個に減らされる。3ビットのスコープサブフィールドのスコープ値の個数が大幅に減らされるので、1つの可能な解決策は、同一のCAGタプルフィールド内に含まれる対応する部分アドバタイズメントプロトコルID値に基づいて、3ビットのスコープサブフィールド内に含まれる各スコープ値の意味を再解釈することである。例示的な例として、部分アドバタイズメントプロトコルIDが、関連するアドバタイズメントプロトコルがANQPであることを示す場合に、3ビットのスコープサブフィールド内の0の値は、CAG番号がBSS固有であることを示すことができ、「1」の値は、CAG番号が同一のHESSID内で共通であることを示すことができ、「2」の値は、CAG番号が同一の拡張サービスセット(ESS)エリア内で共通であることを示すことができ、3から7までの値は、ANQP用のスコープサブフィールドのために予約済みとすることができ、一方、部分アドバタイズメントプロトコルIDが、関連するアドバタイズメントプロトコルがRLPQ(TVホワイトスペース技術のための)であることを示す場合には、3ビットスコープサブフィールド内の0、1、2、3、4、または5の値は、TVホワイトスペースデータベースまたはチャネル可用性のマップに関連するCAG番号が、それぞれ、国、州、郡、市、ESS、またはBSSにわたって共通であることを示すことができ、6および7の値は、RLQP用のスコープサブフィールドのために予約済みとすることができる。
図18に、通信デバイスがCAG番号IEを含むフレームを送信する際に発生する例の動作1800の流れ図を示す。動作1800は、通信デバイスがCAG番号IEを含むフレームを送信する際にSTAおよび/またはAPなどの通信デバイス内で行われる動作を示すものとすることができる。
動作1800は、通信デバイスが、図16または図17によるCAG番号IEを含むフレームを生成すること(ブロック1805)から開始することができる。このフレームは、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、GAS初期要求フレーム、ショートビーコンフレーム、パブリックアクションフレーム、および類似物とすることができる。CAG番号IEは、1つまたは複数のCAGタプルを含むことができ、各CAGタプルは、CAGバージョンフィールドと、スコープフィールド(3ビット長または8ビット長のいずれかとすることができる)と、アドバタイズメントプロトコルIDフィールド(5ビット長または8ビット長のいずれかとすることができる)とを含む。通信デバイスは、このフレームを送信することができる(ブロック1810)。
GAS初期要求フレームおよびGAS初期応答フレームが、単に、例の実施形態を説明するための例として使用されることに留意されたい。WFA Wi-Fi Direct仕様において定義されるサービスディスカバリ要求(Service Discovery Request)フレームおよびサービスディスカバリ応答(Service Discovery Response)フレームなどの他のパブリックアクションフレームまたは上位レイヤのクエリ要求データおよびクエリ応答データのレイヤ2トランスポートとして同様のサービスを提供する任意の新しいパブリックアクションフレームも、可能である。
説明される例の実施形態は、ANQPのみのために定義されるDraft 802.11ai Amendment D2.0において定義された現在の802.11ai CAG特徴を機能強化することだけではなく、802.11af Amendment for TV White Space technologyにおいて定義されたRLQP、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)情報サービス、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)コマンドおよびイベントサービスケイパビリティディスカバリ、緊急警報システム(EAS)、アクセスネットワークディスカバリおよび選択機能(access network discovery and selection function、ANDSF)などの他の既存のアドバタイズメントプロトコル、ならびにプリアソシエーションディスカバリに関して802.11aqプロジェクトによって調査されつつあるPADPなどのこれから定義されるアドバタイズメントプロトコルを機能強化するためにも適用され得る。したがって、サーバは、ANQP、MIH、RLQP、PADP、ANDSF、および類似物のうちの1つまたは複数をサポートするサーバとすることができる。CAGは、STAとサーバが接続するAPとの間のトランスポート手段としてレイヤ2フレームを使用する上位レイヤプロトコルに関連する上位レイヤ情報の任意のグループと定義することができる。たとえば、上位レイヤ情報は、サービス情報、プロトコル情報、構成情報、チャネル可用性情報のTVホワイトスペースマップまたはTVホワイトスペースデータベースに関するものとすることができる。これらの技術の使用は、すべての種類のディスカバリ目的に関するものとすることができる。たとえば、ディスカバリプロセスは、ネットワークがアクセスネットワーク、サブスクリプションサービスプロバイダネットワーク(SSPN)、および/もしくはセルラーネットワークであるネットワークディスカバリ、サービスディスカバリ、情報ディスカバリ、または使用可能なTVホワイトスペースチャネルの発見とすることができる。ディスカバリプロセスの後に行われる判断は、ネットワーク選択判断、サービス選択判断、ピアデバイス選択判断、通信に使用可能なTVホワイトスペースチャネルを使用するための判断、その他など、すべての種類の判断とすることができる。CAGバージョン番号は、構成変更カウント、構成シーケンス番号、構成セット番号、TVホワイトスペースマップインデックス番号などと呼ばれる場合もある。
おおまかに言えば、ステーション(またはデバイス、ユーザ機器、端末、モバイル、および類似物)は、ステーションとアクセスポイントとの間およびアクセスポイントとサーバとの間で提供されるレイヤ2トランスポートを使用することによって、サーバに関連する上位レイヤ情報を入手するために、アクセスポイント(または基地局、コントローラ、Nobe B、enhance Node B、および類似物)を介してサーバと通信しつつあるものとすることができる。インデックス番号(またはバージョン番号、変更カウント、構成シーケンス番号、その他)は、上位レイヤ情報に関連付けられ得る。インデックス番号および上位レイヤ情報は、たとえば前の訪問中に、サーバからステーションに提供され得、ステーションによって記憶され得る。最新のインデックス番号も、サーバによってアクセスポイントに提供され得る。ステーションによるアクセスポイントへの後続の訪問において、ステーションは、その記憶されたインデックス番号をアクセスポイントに提供することができる。上位レイヤ情報が、プロトコル識別子によって識別される上位レイヤプロトコルに関連付けられ得るので、ステーションは、関連するプロトコル識別子をアクセスポイントに提供することもできる。アクセスポイントは、ステーションによって提供されたインデックス番号をサーバによって提供されたインデックス番号と比較することができる。アクセスポイントは、そのインデックス番号がステーションによって提供されたインデックス番号と比較されるサーバを選択するために、ステーションによって提供されたプロトコル識別子を使用することができる。2つのインデックス番号が同一である場合には、アクセスポイントは、ステーションが、サーバから上位レイヤ情報をさらに受信することなく、上位レイヤ情報が使用される目的(ネットワークの選択、サービスの発見、その他など)のためにその記憶された上位レイヤ情報を使用できるようにするために、2つのインデックス番号が同一であることをステーションに示すことができる。ステーションは、上位レイヤ情報またはそのような上位レイヤ情報の上位レイヤクエリが、ステーションとアクセスポイントとの間で送信されるレイヤ2フレーム内に含められ得る場合であっても、上位レイヤ情報または上位レイヤクエリがアクセスポイントに対して透過的なままになることができるようにするために、アクセスポイントから可視のレイヤ2フレームの一部内でその記憶されたインデックス番号をアクセスポイントに提供することができる。
図19は、本明細書で開示されるデバイスおよび方法を実施するのに使用され得る処理システム1900のブロック図である。特定のデバイスは、図示のコンポーネントのすべてまたはコンポーネントのサブセットのみを利用することができ、統合のレベルは、デバイスごとに変化することができる。さらに、デバイスが、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信器、受信器、その他など、コンポーネントの複数のインスタンスを含むことができる。処理システムは、ヒューマンインターフェース1915(スピーカ、マイクロホン、マウス、タッチスクリーン、キーパッド、キーボード、プリンタ、および類似物を含む)、ディスプレイ1910、その他などの1つまたは複数の入出力デバイスを備えた処理ユニット1905を含むことができる。処理ユニットは、バス1945に接続された、中央処理ユニット(CPU)1920、メモリ1925、マスストレージデバイス1930、ビデオアダプタ1935、および入出力インターフェース1940を含むことができる。
バスは、メモリバスもしくはメモリコントローラ、周辺バス、ビデオバス、または類似物を含む任意のタイプの複数のバスアーキテクチャのうちの1つまたは複数とすることができる。CPUは、任意のタイプの電子データプロセッサを含むことができる。メモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、読取専用メモリ(ROM)、これらの組合せ、または類似物などの任意のタイプのシステムメモリを含むことができる。一実施形態において、メモリは、ブートアップ時に使用するためのROMと、プログラムを実行する間の使用のためのプログラムおよびデータストレージのためのDRAMとを含むことができる。
マスストレージデバイスは、データ、プログラム、および他の情報を記憶し、データ、プログラム、および他の情報をバスを介してアクセス可能にするように構成された任意のタイプのストレージデバイスを含むことができる。マスストレージデバイスは、たとえば、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、または類似物のうちの1つまたは複数を含むことができる。
ビデオアダプタおよび入出力インターフェースは、外部の入力デバイスおよび出力デバイスを処理ユニットに結合するためのインターフェースを提供する。図示されているように、入力デバイスおよび出力デバイスの例は、ビデオアダプタに結合されたディスプレイと、入出力インターフェースに結合されたマウス/キーボード/プリンタを含む。他のデバイスが、処理ユニットに結合され得、追加のまたはより少数のインターフェースカードが、利用され得る。たとえば、Universal Serial Bus(USB)(図示せず)などのシリアルインターフェースが、プリンタ用のインターフェースを提供するのに使用され得る。
処理ユニットは、ノードまたは異なるネットワーク1955にアクセスするためのイーサネット(登録商標)ケーブルもしくは類似物などの有線リンクおよび/またはワイヤレスリンクを含むことができる1つまたは複数のネットワークインターフェース1950をも含む。ネットワークインターフェースは、処理ユニットがネットワークを介してリモートユニットと通信することを可能にする。たとえば、ネットワークインターフェースは、1つまたは複数の送信器/送信アンテナおよび1つまたは複数の受信器/受信アンテナを介してワイヤレス通信を提供することができる。一実施形態において、処理ユニットは、他の処理ユニット、インターネット、リモートストレージファシリティ、または類似物などのリモートデバイスを用いるデータ処理およびリモートデバイスとの通信のために、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークに結合される。
本開示およびその利点を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の趣旨および範囲から逸脱せずに、様々な変更、置換、および代替を本明細書において行うことができることを理解されたい。
100 通信システム
105 アクセスポイント(AP)
110,112,114,116,118 デバイス
200 通信システム
205,207,209 デバイス
210 AP
215 サービスプロバイダネットワーク
220 ローミングハブ
225 ホームロケーションレジスタ
305 カテゴリフィールド
310 アクションフィールド
315 ダイアログトークンフィールド
320 アドバタイズメントプロトコル要素
325 クエリ応答情報フィールド
327 クエリ応答長限度サブフィールド
329 PAME-BIサブフィールド
331 アドバタイズメントプロトコルIDフィールド
340 クエリ要求長フィールド
360 クエリ要求フィールド
610 情報IDフィールド
620 長さフィールド
630 ANQPクエリIDフィールド
640 ANQPクエリIDフィールド
705 カテゴリフィールド
710 アクションフィールド
715 ダイアログトークンフィールド
720 ステータスコードフィールド
730 カムバック遅延フィールド
740 アドバタイズメントプロトコル要素
750 クエリ応答長フィールド
760 クエリ応答フィールド
800 CAG番号要素
810 要素IDフィールド
820 長さフィールド
830 CAGバージョンフィールド
840 スコープフィールド
900 CAG ANQP要素
910 情報IDフィールド
920 長さフィールド
930 CAGバージョンフィールド
940 情報IDフィールド
950 情報IDフィールド
1100 アドバタイズメントプロトコル要素
1110 IE IDフィールド
1120 長さフィールド
1130 クエリ応答情報-CAGバージョンフィールド
1140 アドバタイズメントプロトコルIDフィールド
1600 例のCAG番号IE
1610 IE IDフィールド
1620 長さフィールド
1630 CAGタプルフィールド
1635 CAGバージョンサブフィールド
1640 スコープサブフィールド
1645 アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド
1650 CAGタプルフィールド
1660 CAGタプルフィールド
1700 CAG番号IE
1710 IE ID
1720 長さフィールド
1730 CAGタプルフィールド
1735 CAGバージョンサブフィールド
1740 スコープサブフィールド
1745 部分アドバタイズメントプロトコルIDサブフィールド
1750 CAGタプルフィールド
1760 CAGタプルフィールド
1900 コンピューティングシステム
1905 処理ユニット
1910 ディスプレイ
1915 ヒューマンインターフェース
1920 中央処理ユニット(CPU)
1925 メモリ
1930 マスストレージデバイス
1935 ビデオアダプタ
1940 入出力インターフェース
1945 バス
1950 ネットワークインターフェース
1955 ネットワーク

Claims (16)

  1. ディスカバリプロセス中にステーションを動作させるための方法であって、
    前記ステーションにより、アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信するステップ(1411,1461)であって、前記第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、前記第1の上位レイヤ情報と前記第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、ステップと、
    前記ステーションにより、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が前記第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームを前記APから受信するステップ(1413,1463)と、
    前記ステーションにより、前記第1の上位レイヤ情報に従って、ネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断するステップと
    を含み、
    前記第1のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期要求フレームであり、
    前記第2のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期応答フレームであり、
    前記第1の上位レイヤ情報は、前記APへの以前の訪問中にサーバから入手した上位レイヤ情報であり、
    前記第2の上位レイヤ情報は、現在の上位レイヤ情報であ
    前記第1のレイヤ2フレームは、前記第2の上位レイヤ情報のクエリ要求をさらに含む、方法。
  2. 前記第1のレイヤ2フレームを送信するステップよりも前に、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第1のバージョン番号を獲得するステップと、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第1のバージョン番号を記憶するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のバージョン番号は、前記第1のレイヤ2フレーム内の共通アドバタイズメントグループ(CAG)番号要素内に含まれる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のバージョン番号および前記第2のバージョン番号は、CAGバージョン番号であり、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第2の上位レイヤ情報は、CAGである、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記プロトコルは、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)、レジスタードロケーションクエリプロトコル(RLQP)、プリアソシエーションディスカバリプロトコル(PADP)、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)情報サービス、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)コマンドおよびイベントサービスケイパビリティディスカバリ、ならびに緊急警報システム(EAS)のうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
  6. アクセスポイントを動作させるための方法であって、
    前記アクセスポイントにより、第1のレイヤ2フレームをステーションから受信するステップ(1505,1555)であって、前記第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、前記第1の上位レイヤ情報と前記第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、ステップと、
    前記アクセスポイントにより、第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号をサーバから入手するステップと、
    前記アクセスポイントにより、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致するかどうかを判定するステップ(1507,1557)と、
    前記アクセスポイントにより、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致する時に第2のレイヤ2フレームを前記ステーションに送信するステップ(1509,1559)であって、前記第2のレイヤ2フレームは、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致することの表示を含む、ステップと
    を含み、
    前記第1のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期要求フレームであり、
    前記第2のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期応答フレームであり、
    前記ステーションからの前記第1の上位レイヤ情報は、前記アクセスポイントへの以前の訪問中に前記サーバから入手した上位レイヤ情報であり、
    前記第2の上位レイヤ情報は、現在の上位レイヤ情報であ
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致しない時に、
    前記第1のレイヤ2フレームからクエリ要求を取り出すステップと、
    前記プロトコルの前記識別子に従って、前記クエリ要求を前記サーバに転送するステップと、
    前記サーバからクエリ応答を受信するステップと、
    第3のレイヤ2フレームを前記ステーションに送信するステップであって、前記第3のレイヤ2フレームは、前記クエリ応答を含む、ステップと
    をさらに含む、方法。
  7. 前記第1のバージョン番号および前記第2のバージョン番号は、共通アドバタイズメントグループ(CAG)バージョン番号であり、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第2の上位レイヤ情報は、CAGである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致することの前記表示は、前記第2のレイヤ2フレーム内のステータスコードフィールド内に含まれる、請求項6または7に記載の方法。
  9. ディスカバリプロセスを実行するように構成されたステーションであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のためにプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体と
    を含み、
    前記プログラミングは、
    アクセスポイント(AP)に第1のレイヤ2フレームを送信するための命令であって、前記第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、前記第1の上位レイヤ情報と前記第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、命令と、
    第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号が前記第1のバージョン番号と同一であることの表示を含む第2のレイヤ2フレームを前記APから受信するための命令と、
    前記第1の上位レイヤ情報に従って、ネットワーク選択プロセスを実行すべきかどうかを判断するための命令と
    を含み、
    前記第1のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期要求フレームであり、
    前記第2のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期応答フレームであり、
    前記第1の上位レイヤ情報は、前記APへの以前の訪問中にサーバから入手した上位レイヤ情報であり、
    前記第2の上位レイヤ情報は、現在の上位レイヤ情報であ
    前記第1のレイヤ2フレームは、前記第2の上位レイヤ情報のクエリ要求をさらに含む、ステーション。
  10. 前記プログラミングは、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第1のバージョン番号を獲得するための命令と、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第1のバージョン番号を記憶するための命令と
    さらに含む、請求項9に記載のステーション。
  11. 前記第1のバージョン番号は、前記第1のレイヤ2フレーム内の共通アドバタイズメントグループ(CAG)番号要素内に含まれる、請求項9または10に記載のステーション。
  12. 前記プロトコルは、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)、レジスタードロケーションクエリプロトコル(RLQP)、プリアソシエーションディスカバリプロトコル(PADP)、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)情報サービス、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)コマンドおよびイベントサービスケイパビリティディスカバリ、ならびに緊急警報システム(EAS)のうちの1つである、請求項9または10に記載のステーション。
  13. 前記第1のバージョン番号および前記第2のバージョン番号は、CAGバージョン番号であり、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第2の上位レイヤ情報は、CAGである、請求項9または10に記載のステーション。
  14. ディスカバリプロセスに参加するように構成されたアクセスポイントであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のためにプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体と
    を含み、
    前記プログラミングは、
    第1のレイヤ2フレームをステーションから受信するための命令であって、前記第1のレイヤ2フレームは、第1の上位レイヤ情報に関連する第1のバージョン番号と、前記第1の上位レイヤ情報と前記第1のバージョン番号との両方に関連するプロトコルの識別子とを含む、命令と、
    第2の上位レイヤ情報に関連する第2のバージョン番号をサーバから入手するための命令と、
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致するかどうかを判定するための命令と、
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致する時に第2のレイヤ2フレームを前記ステーションに送信するための命令であって、前記第2のレイヤ2フレームは、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致することの表示を含む、命令と
    を含み、
    前記第1のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期要求フレームであり、
    前記第2のレイヤ2フレームは、IEEE 802.11 GAS初期応答フレームであり、
    前記ステーションからの前記第1の上位レイヤ情報は、前記アクセスポイントへの以前の訪問中に前記サーバから入手した上位レイヤ情報であり、
    前記第2の上位レイヤ情報は、現在の上位レイヤ情報であ
    前記プログラミングは、
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致しない時に、
    前記第1のレイヤ2フレームからクエリ要求を取り出すための命令と、
    前記プロトコルの前記識別子に従って、前記クエリ要求を前記サーバに転送するための命令と、
    前記サーバからクエリ応答を受信するための命令と、
    第3のレイヤ2フレームを前記ステーションに送信するための命令であって、前記第3のレイヤ2フレームは、前記クエリ応答を含む、命令と
    をさらに含む、アクセスポイント。
  15. 前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが一致することの前記表示は、前記第2のレイヤ2フレーム内のステータスコードフィールド内に含まれる、請求項14に記載のアクセスポイント。
  16. 前記第1のバージョン番号および前記第2のバージョン番号は、共通アドバタイズメントグループ(CAG)バージョン番号であり、
    前記第1の上位レイヤ情報および前記第2の上位レイヤ情報は、CAGである、請求項14に記載のアクセスポイント。
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