JP6496226B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

Info

Publication number
JP6496226B2
JP6496226B2 JP2015190950A JP2015190950A JP6496226B2 JP 6496226 B2 JP6496226 B2 JP 6496226B2 JP 2015190950 A JP2015190950 A JP 2015190950A JP 2015190950 A JP2015190950 A JP 2015190950A JP 6496226 B2 JP6496226 B2 JP 6496226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
flow rate
supply circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015190950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017067332A (ja
Inventor
正己 大桃
正己 大桃
成樹 村山
成樹 村山
誠 森田
誠 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2015190950A priority Critical patent/JP6496226B2/ja
Publication of JP2017067332A publication Critical patent/JP2017067332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6496226B2 publication Critical patent/JP6496226B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

本発明は、風呂および水栓への湯水の供給量を制御する機能を備えた給湯装置に関する。
貯湯式や瞬間式の給湯装置において、水栓へ給湯する給湯回路と、浴槽へ注湯する風呂注湯回路とを備えるものがある。これらの回路には、共通の出湯管などからそれぞれの回路に分岐して湯が供給される(例えば特許文献1参照)。このような装置においては、水栓および浴槽に同時に湯が供給される場合、給湯回路と風呂注湯回路との流量分配は配管経路の圧損により決まる。
ここで、給湯回路中に流量調節装置を設け、給湯量を制御する給湯装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−161466号公報 特開平9−303865号公報
上記給湯装置において、浴槽と水栓が異なる階に設けられる場合がある。例えば、浴槽が階下に設けられ、シャワー室や台所などの水栓が階上に設けられる場合がある。このような場合、配管経路の圧損から階下の浴槽への注湯量が多くなり、階上の水栓への給湯量が微少となってしまう。一方、水栓が階下に設けられ、浴槽が階上に設けられる場合、階下の水栓への給湯量が多く、階上の浴槽への注湯量が微少となってしまう。
これに対し、流量が多くなる階下の回路には、上述した流量調整装置を設けることで流量を制限し、階上の回路に分配される流量を増加することが考えられる。しかし、それぞれの回路に流量調整装置を設けた場合、回路構成が複雑化し、また設置コストも大幅に増加する。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、水栓への給湯と浴槽への注湯が同時に行われた場合であっても、ユーザの使用状況に合わせて供給量を最適化することができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、上述した課題を解決するために、湯を供給する出湯回路と、水を供給する給水回路と、前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、前記浴槽への注湯よりも前記水栓への給湯を優先する指示を受け付ける優先指示受付部と、を備え、前記制御部は、前記優先指示受付部が前記指示を受け付け、かつ前記検出結果に基づいて前記水栓へ給湯されていると判定した場合、前記給湯回路側が全開になるように前記流量分配弁を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る給湯装置は、湯を供給する出湯回路と、水を供給する給水回路と、前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、前記給湯回路の流量の上限値を制限流量に制限する指示を受け付ける制限指示受付部と、を備え、前記制御部は、前記制限指示受付部が指示を受け付けた場合、前記給湯回路側の開度が前記制限流量に対応する開度になるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする
また、本発明に係る給湯装置は、湯を供給する出湯回路と、水を供給する給水回路と、前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記浴槽への注湯および前記水栓への給湯が行われていない場合、前記給湯回路側が全開になるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする
また、本発明に係る給湯装置は、湯を供給する出湯回路と、水を供給する給水回路と、前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記浴槽へ注湯され、かつ前記水栓へ給湯されていないと判定した場合、前記給湯回路側の開度が前記風呂注湯回路側の開度よりも小さく、かつ0%より大きくなるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする
また、本発明に係る給湯装置は、湯を供給する出湯回路と、水を供給する給水回路と、前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記風呂注湯回路の流量が予め定められた許容可能な時間内に湯はりを完了するために最低限必要な最低確保流量よりも小さいと判定した場合、前記風呂注湯回路が前記最低確保流量以上の流量を得られるように、前記流量分配弁を制御して前記風呂注湯回路側の開度を増加することを特徴とする。
本発明に係る給湯装置においては、水栓への給湯と浴槽への注湯が同時に行われた場合であっても、ユーザの使用状況に合わせて供給量を最適化することができる。
本実施形態における貯湯式給湯装置の概略的なシステム構成図。 本実施形態における給湯装置により実行される分配弁制御処理を説明するフローチャート。 本実施形態における給湯装置により実行される、給湯装置が流量制限機能を有する場合の分配弁制御処理を説明するフローチャート。 本実施形態の変形例としての貯湯式給湯装置の概略的なシステム構成図。
本発明に係る給湯装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における貯湯式給湯装置1の概略的なシステム構成図である。
貯湯式給湯装置(給湯装置)1は、貯湯タンクユニット3と、ヒートポンプユニット4と、リモコン5とを主に有している。また、給湯装置1は、浴槽7と、シャワー8と、カラン9と接続されている。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンク11と、給水回路12と、出湯回路13と、給湯回路14と、風呂注湯回路15と、風呂循環回路16とを有している。貯湯タンク11は、貯湯タンク11内に貯湯された湯の貯湯温度を検出する複数の貯湯温度センサ20を側面の上下方向にわたって有している。貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11内の過圧を逃がす過圧逃し弁21が接続されている。
給水回路12は、貯湯タンク11、給湯回路14および風呂注湯回路15に市水を供給する。給水回路12は、給水管25と、減圧弁26と、給水バイパス管27と、給水温度センサ28とを有している。給水管25は、貯湯タンク11底部に接続され、貯湯タンク11に市水を供給する。減圧弁26は、市水の給水圧を一定の圧力に減圧する。給水バイパス管27は、給水管25の減圧弁26下流側から分岐され、後述する給湯ミキシング弁41および風呂ミキシング弁46にそれぞれ接続されている。給水温度センサ28は、給水バイパス管27の給水温度を検出する。
出湯回路13は、貯湯タンク11内の湯を給湯回路14および風呂注湯回路15に供給する。出湯回路13は、高温水出湯管30と、中温水出湯管31と、中温水ミキシング弁32と、出湯管33と、流量分配弁34を有している。高温水出湯管30は、貯湯タンク11頂部に接続され、貯湯タンク11から高温の温水(高温水)を出湯する。中温水出湯管31は、高温水出湯管30よりも低い位置である貯湯タンク11中部に接続され、貯湯タンク11から中温の温水(中温水)を出湯する。中温水ミキシング弁32は、高温水出湯管30と中温水出湯管31と接続され、高温水出湯管30からの高温水と中温水出湯管31からの中温水とを所要の温度になるよう混合する。出湯管33は、中温水ミキシング弁32で混合された湯を流量分配弁34に供給する。流量分配弁34は、出湯管33から供給された湯の流量を、給湯回路14および風呂注湯回路15に制御可能な比率で分配する。
給湯回路14は、流量分配弁34を介して出湯回路13に接続され、水栓に湯水を給湯する。給湯回路14は、給湯管40と、給湯ミキシング弁41と、給湯フローセンサ42と、給湯温度センサ43とを有している。給湯管40は、流量分配弁34と接続され、水栓に湯水を給湯する。給湯ミキシング弁41は、給水バイパス管27を給湯管40に接続し、市水と湯とを混合し、設定温度に調整する。給湯フローセンサ42および給湯温度センサ43は、給湯管40(給湯回路14)を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。
風呂注湯回路15は、流量分配弁34を介して出湯回路13に接続され、風呂循環回路16(浴槽7)に湯水を注湯する。風呂注湯回路15は、湯はり管45と、風呂ミキシング弁46と、湯はりフローセンサ47と、湯はり温度センサ48と、湯はり電磁弁49とを有している。湯はり管45は、流量分配弁34と接続され、風呂循環回路16に湯水を注湯する。風呂ミキシング弁46は、給水バイパス管27を湯はり管45に接続し、市水と湯とを混合し、設定温度に調整する。湯はりフローセンサ47および湯はり温度センサ48は、湯はり管45(風呂注湯回路15)を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。湯はり電磁弁49は、湯はり管45(風呂注湯回路15)と浴槽7(風呂循環回路16)との間を開閉する開閉弁である。
風呂循環回路16は、浴槽7の湯水(浴水)を浴槽7と風呂熱交換器51との間で循環させる。風呂循環回路16は、戻り管52と、風呂熱交換器51と、往き管53とを主に有している。戻り管52は、浴水を風呂熱交換器51へ戻す。風呂熱交換器51は、貯湯タンク11内上部に設けられ、貯湯タンク11内の湯の熱で浴水を加熱する。往き管53は、風呂熱交換器51で加熱された湯水を浴槽7側へ供給する。風呂循環回路16は、風呂三方弁55を介して戻り管52と往き管53とをバイパスする熱交バイパス管56を有している。風呂三方弁55は、戻り管52からの湯水を風呂熱交換器51に流通させるか、往き管53にバイパスさせるかを切り替える。
また、風呂循環回路16は、水位センサ58と、風呂温度センサ59と、風呂循環ポンプ60とを戻り管52に、フロースイッチ61を往き管53に有している。水位センサ58は、浴槽7内の水位を検出する。風呂温度センサ59は、循環する浴水の温度を検出する。風呂循環ポンプ60は、風呂循環回路16に浴水を循環させる。フロースイッチ61は、風呂循環回路16の浴水の循環の有無を検出する。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンクユニット3を電気的に制御する貯湯制御部65を有している。貯湯制御部65は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って貯湯タンクユニット3を電気的に制御する。すなわち、貯湯制御部65は、貯湯温度センサ20、給水温度センサ28、給湯フローセンサ42、給湯温度センサ43、湯はりフローセンサ47、湯はり温度センサ48、水位センサ58、風呂温度センサ59、およびフロースイッチ61の検出値を取得し、この検出値に基づいて貯湯タンクユニット3の各種弁などの作動を制御する。また、貯湯制御部65は、リモコン5を介してユーザの指示を受け付け、各部を制御し指示を実行する。すなわち、貯湯制御部65は、リモコン5で指示された給湯設定温度や、風呂設定温度、設定湯量などに基づいて給湯運転、風呂自動運転、風呂追焚き運転などを実行する。本実施形態においては、貯湯制御部65は、給湯フローセンサ42および湯はりフローセンサ47の検出結果に基づいて流量分配弁34を制御する制御部として機能する。
ヒートポンプユニット4は、貯湯タンク11内の湯水を主に深夜時間帯に沸き上げる。ヒートポンプユニット4は、加熱往き管75と、加熱戻り管76と、冷媒回路71と、加熱制御部72と、外気温度センサ73とを有している。
加熱往き管75は、貯湯タンク11底部から取り出した湯水を流通させる。加熱往き管75は、貯湯タンク11からの湯水を供給する加熱循環ポンプ74と、加熱往き管75から冷媒回路71に流入する湯水の温度を検出する入水温度センサ79とを有している。加熱戻り管76は、ヒートポンプユニット4で加熱された湯水を貯湯タンク11上部へ戻す。加熱戻り管76は、冷媒回路71から加熱戻り管76へ流出する湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサ80を有している。
冷媒回路71は、冷媒サイクル配管84と、圧縮機81と、冷媒水熱交換器78と、膨張弁82と、蒸発器83と、送風機85とを有している。冷媒サイクル配管84は、圧縮機81と、冷媒水熱交換器78と、膨張弁82と、蒸発器83とを環状に接続する。圧縮機81は、冷媒を圧縮し高温冷媒とする。冷媒水熱交換器78は、高温冷媒と貯湯タンク11からの湯水とを熱交換する。膨張弁82は、冷媒水熱交換器78で放熱された冷媒を減圧し、低温低圧の冷媒とする。蒸発器83は、低温低圧の冷媒を蒸発させる。送風機85は、蒸発器83に熱源となる外気を送風する。
外気温度センサ73は、ヒートポンプユニット4が設置されている屋外の外気温度を検出する。加熱制御部72は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってヒートポンプユニット4を電気的に制御する。すなわち、加熱制御部72は、入水温度センサ79、沸き上げ温度センサ80、および外気温度センサ73の検出値を取得し、冷媒回路71などの作動を制御する。
リモコン5は、表示部91と、スイッチ類93とを有している。表示部91は、給湯装置1に関する各種の情報(給湯設定温度、風呂設定温度、風呂設定湯量、残湯量、給湯装置1の作動状態など)を表示する。スイッチ類93は、風呂自動運転スイッチ、設定スイッチ、メニュースイッチなどのスイッチを有している。風呂自動運転スイッチは、風呂設定温度および湯量に基づいて浴槽7内の湯を目標水位および温度になるよう自動で湯はり運転し、湯はり完了後は目標水位および温度を維持するよう保温時間が経過するまで自動で保温運転する指示を受け付ける。設定スイッチは、給湯設定温度、風呂設定温度および風呂設定湯量を設定する指示を受け付ける。メニュースイッチは、給湯装置1の詳細な設定を行う階層構造のメニュー設定画面を呼び出す。本実施形態においては、スイッチ類93の例えば設定スイッチは、浴槽7への注湯よりも水栓への給湯を優先する給湯流量優先機能の指示を受け付ける優先指示受付部として機能する。また、リモコン5は、給湯回路14の流量の上限値を制限流量に制限する流量制限機能の指示を受け付ける制限指示受付部として機能する。
また、リモコン5は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってリモコン5を電気的に制御するリモコン制御部97を有している。リモコン制御部97は、スイッチ類93の指示信号や貯湯制御部65からの信号を受け、表示部91に予め定められた必要な情報を表示させる。上述した貯湯制御部65、加熱制御部72およびリモコン制御部97は、互いに必要な情報を送受信可能に接続されている。
給湯回路14から給湯される水栓と接続されたシャワー8およびカラン9は、浴室内や、浴室外の台所や洗面所、シャワー室などに設けられる。シャワー8およびカラン9は、給湯管40から並列に給湯されている。
ここで、給湯装置1が設置される環境によっては配管経路長などに起因して圧損が生じ、浴槽7とシャワー8およびカラン9が接続された水栓とへの湯水の供給量は、互いに大きく異なる恐れがある。例えば、浴槽7は階下、シャワー8およびカラン9は階上に設けられる場合や、シャワー8およびカラン9は階下、浴槽7は階上に設けられる場合がある。この場合、階上に配置された側への湯水の供給量は、配管経路の圧損から微少になる恐れがある。また、給湯装置1の設置形態によっては、同階に設置された場合であっても、配管経路長などに起因して一方に大きな圧損が生じる恐れがある。そこで、本実施形態においては、給湯回路14と風呂注湯回路15との分岐箇所に流量分配弁34を設けることで、各回路14、15への湯水の供給量を最適に制御することができる。以下、具体的に説明する。
図2は、本実施形態における給湯装置1により実行される分配弁制御処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、貯湯制御部65は、流量分配弁34の開度を待機開度に制御する。待機開度は、浴槽7への注湯および水栓への給湯が行われていない待機時において用いられる開度であり、給湯回路14側を全開(100%)にする開度である。ステップS2において、貯湯制御部65は、風呂注湯回路15から浴槽7へ注湯されているか否かを判定する。貯湯制御部65は、ユーザより湯はりや足し湯の指示をリモコン5を介して受け付け、湯はり電磁弁49が開いている場合に、浴槽7へ注湯されていると判定する。貯湯制御部65は、浴槽7へ注湯されていないと判定した場合(ステップS2のNO)、ステップS3において、給湯フローセンサ42の検出結果に基づいて、給湯回路14から水栓へ給湯されているか否かを判定する。貯湯制御部65は、水栓へ給湯されていないと判定した場合(ステップS3のNO)、待機ステップS1に戻る。一方、貯湯制御部65は水栓へ給湯されていると判定した場合(ステップS3のYES)、ステップS4において、給湯回路14側が全開(100%)になるよう流量分配弁34を制御する。その後、処理は注湯判定ステップS2に戻り以降の処理を繰り返す。
一方、貯湯制御部65は注湯判定ステップS2において浴槽7へ注湯されていると判定した場合(ステップS2のYES)、ステップS5において、給湯回路14から水栓へ給湯されているか否かを判定する。貯湯制御部65は、水栓へ給湯されていないと判定した場合(ステップS5のNO)、ステップS6において給湯回路14側の開度が風呂注湯回路15側の開度よりも小さくなる固定値になるよう、流量分配弁34を制御する。貯湯制御部65は、給湯回路14側を給湯可能な程度の開度(例えば10%)に制御する。水栓へ給湯されていない場合であっても、風呂注湯回路15側を全開とせず給湯回路14側も一定の開度を維持しておくことで、給湯が開始された場合に好適に給湯させるためである。その後、処理は注湯判定ステップS2に戻り以降の処理を繰り返す。
一方、貯湯制御部65は、水栓へ給湯されていると判定した場合(ステップS5のYES)、ステップS7において、給湯流量優先機能が設定されているか否かを判定する。給湯流量優先機能は、浴槽7への注湯よりも水栓への給湯を優先する機能である。給湯流量優先機能は、リモコン5のスイッチ類93を介してユーザより指示を受け付けることにより設定され、貯湯制御部65の制御に基づいて主に流量分配弁34および湯はり電磁弁49により実現される。
貯湯制御部65は、給湯流量優先機能が設定されていないと判定した場合(ステップS7のNO)、ステップS8において、湯はりフローセンサ47の検出結果に基づいて風呂注湯回路15の注湯流量が最低確保流量より小さいか否かを判定する。最低確保流量は、予め定められた許容可能な時間内に湯はりを完了するために最低限必要な風呂注湯回路15の流量である。最低確保流量を設定することで、湯はり完了までの時間が許容時間を超えてしまうことを防止する。貯湯制御部65は注湯流量が最低確保流量よりも小さくはないと判定した場合(ステップS8のNO)、注湯判定ステップS2に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部65は注湯流量が最低確保流量よりも小さいと判定した場合(ステップS8のYES)、ステップS9において、風呂注湯回路15が最低確保流量以上の流量を得られるように、流量分配弁34を制御して風呂注湯回路15側の開度を増加する。これと同時に、貯湯制御部65は、注湯温度が風呂設定温度となるように、風呂ミキシング弁46を制御する。すなわち、開度増加により出湯回路13からの湯の流量が増えたため、貯湯制御部65は給水回路12からの水の流量を増やす。この結果、風呂注湯回路15の流量は増加する。貯湯制御部65は、これら流量の増加を考慮しながら湯はりフローセンサ47で検出された注湯流量が最低確保流量となるように流量分配弁34および風呂ミキシング弁46を制御する。また、貯湯制御部65は、給湯温度が給湯設定温度となるように、給湯ミキシング弁41を制御する。すなわち、開度減少により出湯回路13からの湯の流量が減ったため、貯湯制御部65は給水回路12からの水の流量を減らす。この結果、給湯回路14の流量は減少する。その後、処理は注湯判定ステップS2に戻り以降の処理を繰り返す。
一方、貯湯制御部65は優先判定ステップS7において給湯流量優先機能が設定されていると判定した場合(ステップS7のYES)、ステップS10において、湯はり電磁弁49を閉じる。給湯流量優先機能を設定したユーザの希望を反映し、浴槽7への注湯よりも、水栓への給湯を優先させるためである。なお、貯湯制御部65は、湯はり電磁弁49を閉じた後に給湯が停止した場合、または給湯流量優先機能が解除された場合、湯はり電磁弁49を開く。ステップS11において、貯湯制御部65は、給湯回路14側が全開(100%)になるよう流量分配弁34を制御する。その後、処理は注湯判定ステップS2に戻り以降の処理を繰り返す。
給湯装置1は、このような分配弁制御処理を実施することにより、出湯回路13から給湯回路14への供給量と風呂注湯回路15への供給量とのいずれか一方が不足する場合であっても、流量分配弁34を好適に制御することにより、ユーザの使用感を損なうことなく所望の動作を実現できる。
すなわち、圧損により水栓への給湯流量が低下する環境下においては、水栓に給湯されている場合に給湯回路14側の流量が確保されるよう流量分配弁34が制御される(ステップS4、ステップS11)。また、圧損により浴槽7の注湯流量が低下する環境下においては、浴槽7に注湯されている場合に風呂注湯回路15側の流量が確保されるよう流量分配弁34が制御される(ステップS6、ステップS9)。これにより、圧損による湯水の供給流量の不足を解消することができる。
また、ユーザが給湯流量を確保すべく給湯流量優先機能を設定した場合には、水栓への給湯流量がより確実に得られるよう流量分配弁34が制御される(ステップS11)。これにより、ユーザの所望の動作を実現できる。
なお、優先判定ステップS7、電磁弁OFFステップS10および開度制御ステップS11を省略し、給湯判定ステップS5の後に流量判定ステップS8に進んでもよい。
次に、給湯装置1が給湯流量制限機能を備えた場合の他の分配弁制限処理について説明する。給湯流量制限機能(流量制限機能)は、水栓への給湯流量の上限値を制限流量に制限する機能である。流量制限機能は、リモコン5のスイッチ類93を介してユーザより指示を受け付けることにより設定され、貯湯制御部65の制御に基づいて主に流量分配弁34および湯はり電磁弁49により実現される。流量制限機能は、省エネの観点から設けられた機能であり、例えばリモコン5を介してユーザより設定された設定流量以上の流量が供給されないよう、給湯流量が制限される。制限流量は、例えば6L/分、8L/分、10L/分、12L/分のように流量で設定されたり、30%、50%、70%のように流量分配弁34の給湯回路14側の開度で設定されたりする。または、対応する流量および開度が割り当てられたレベル(弱、中、強など)を選択することにより設定される。
図3は、本実施形態における給湯装置1により実行される、給湯装置1が流量制限機能を有する場合の分配弁制御処理を説明するフローチャートである。
待機ステップS21から給湯判定ステップS23は、図2の待機ステップS1から給湯判定ステップS3と同様であるため説明を省略する。
貯湯制御部65は、給湯判定ステップS23において水栓へ給湯されていると判定した場合(ステップS23のYES)、ステップS24において、流量制限機能が設定されているか否かを判定する。貯湯制御部65は、流量制限機能が設定されていると判定した場合(ステップS24のYES)、ステップS25において、給湯回路14側の開度が設定された制限流量に対応する開度となるよう、流量分配弁34を制御する。これと同時に、貯湯制御部65は、給湯温度が給湯設定温度となるように、給湯ミキシング弁41を制御する。すなわち、開度減少により出湯回路13からの湯の流量が減ったため、貯湯制御部65は給水回路12からの水の流量を減らす。この結果、給湯回路14の流量は減少する。貯湯制御部65は、これら流量の増加を考慮しながら給湯フローセンサ42で検出された給湯流量が制限流量を超えないように流量分配弁34および給湯ミキシング弁41を制御する。これにより、水栓からは制限流量を上限値とした流量の湯水が流れる。一方、貯湯制御部65は流量制限機能が設定されていないと判定した場合(ステップS24のNO)、ステップS26において、給湯回路14側が全開(100%)になるよう流量分配弁34を制御する。その後、処理は注湯判定ステップS22に戻り以降の処理を繰り返す。
給湯判定ステップS27から開度増加ステップS31は、図2の給湯判定ステップS5から開度増加ステップS9と同様であるため、説明を省略する。
貯湯制御部65は注湯流量が最低確保流量よりも小さくはないと判定した場合(ステップS30のNO)、ステップS32において、流量制限機能が設定されているか否かを判定する。貯湯制御部65は流量制限機能が設定されていないと判定した場合(ステップS32のNO)、注湯判定ステップS22に戻り以降の処理を繰り返す。一方、貯湯制御部65は流量制限機能が設定されていると判定した場合(ステップS32のYES)、ステップS33において、風呂注湯回路15が最低確保流量以上の流量を得られるように、流量分配弁34を制御して給湯回路14側の開度を制御する。この開度制御ステップS33は、流量制限機能が設定されている場合に、この制限流量を優先した結果注湯流量が最低確保流量を下回ることを回避するために実行される。例えば、制限流量が多め(例えば10L/分)に設定されている場合、貯湯制御部65はこの設定に従って給湯流量が10L/分得られるように流量分配弁34を制御する。しかし、例えば浴槽7が階上、水栓が階下など、配管経路の圧損に起因して給湯流量が多くなりやすい状況においては、設定された制限流量に従うと注湯流量が少なくなり最低確保流量が得られない場合がある。このような場合に、制限流量を下げ(例えば8L/分)てでも、確実に最低確保流量が得られるようになっている。なお、給湯流量優先機能が設定されていない(優先判定ステップS29のNO)ため、浴槽7への注湯を優先するユーザの意図に沿って本ステップは実施される。
貯湯制御部65は、優先判定ステップS29において給湯流量優先機能が設定されていると判定した場合(ステップS29のYES)、ステップS34において、流量制限機能が設定されているか否かを判定する。貯湯制御部65は流量制限機能が設定されていないと判定した場合(ステップS34のNO)、ステップS35において、湯はり電磁弁49を閉じる。電磁弁OFFステップS35および開度制御ステップS36は、図2の電磁弁OFFステップS10および開度制御ステップS11と同様であるため、説明を省略する。
一方、貯湯制御部65は流量制限機能が設定されていると判定した場合(ステップS34のYES)、ステップS37において、給湯回路14側の開度が設定された制限流量に対応する開度となるよう、流量分配弁34を制御する。開度制御ステップS37は、開度制御ステップS25と同様であるため説明を省略する。また、流量判定ステップS38および電磁弁OFFステップS39は、図2の流量判定ステップS8および電磁弁OFFステップS10と同様であるため、説明を省略する。
なお、電磁弁OFFステップS35においては給湯流量優先機能が設定されているため、水栓への給湯を優先し湯はり電磁弁49を閉じる。一方、電磁弁OFFステップS39においては流量判定ステップS38において注湯流量が最低確保流量よりも小さい場合にのみ湯はり電磁弁49を閉じる。これは、流量制限機能の設定の有無によるものであり、よりユーザの希望を反映させている。
給湯装置1は、このような、流量制限機能を備えた場合の分配弁制御処理を実施することにより、流量分配弁34により各回路14、15の流量を好適に制御した上で、よりユーザの所望の動作を実現することができる。すなわち、ユーザが給湯流量優先機能を設定しており注湯流量よりも給湯流量を確保することを所望する場合に注湯と給湯が同時に行われると、貯湯制御部65は、湯はり電磁弁49を閉じ(ステップS35)、給湯回路14側の開度を全開にする(ステップS36)。これにより、水栓からの給湯量を確保し、圧損による給湯流量の低下を解消することができる。
また、ユーザが流量制限機能を設定しており節水を優先することを所望する場合においても、流量分配弁34を用いて給湯流量を制限流量にすることができる(ステップS25、ステップS33、およびステップS37)。これにより、給湯装置1は節水効果を得ながら、圧損による給湯流量の低下を解消することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、貯湯制御部65は、図2および図3の分配弁制御処理に代えて、給湯フローセンサ42および湯はりフローセンサ47により検出された検出結果に基づいて、給湯回路14の流量または風呂注湯回路15の流量が所定流量より小さいと判定した場合、小さいと判定された回路側の流量が大きくなるように流量分配弁34を制御してもよい。
また、流量分配弁34は、給水回路12に設けられてもよい。図4は、本実施形態の変形例としての貯湯式給湯装置1aの概略的なシステム構成図である。図1の貯湯式給湯装置1と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。貯湯式給湯装置1aにおいては、給湯回路14および風呂注湯回路15は、流量分配弁34を介して給水回路12にそれぞれ接続される。また、出湯回路13は、給湯ミキシング弁41を介して給湯回路14に接続され、風呂ミキシング弁46を介して風呂注湯回路15に接続される。このような給湯装置1aにおいても、上述した給湯装置1と同様に分配弁制御処理が実行され、同様の効果を奏する。
また、給湯装置1、1aは、ヒートポンプユニット4に代えて、貯湯タンク11に電熱ヒータ式の加熱手段を有したり、ガスバーナや石油バーナで加熱する瞬間式熱交換器(風呂熱交換器)を有したり、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置を有してもよい。
1、1a 貯湯式給湯装置(給湯装置)
3 貯湯タンクユニット
4 ヒートポンプユニット
5 リモコン
7 浴槽
8 シャワー
9 カラン
11 貯湯タンク
12 給水回路
13 出湯回路
14 給湯回路
15 風呂注湯回路
16 風呂循環回路
25 給水管
27 給水バイパス管
28 給水温度センサ
30 高温水出湯管
31 中温水出湯管
32 中温水ミキシング弁
33 出湯管
34 流量分配弁
40 給湯管
41 給湯ミキシング弁
42 給湯フローセンサ
45 湯はり管
46 風呂ミキシング弁
47 湯はりフローセンサ
49 湯はり電磁弁
65 貯湯制御部
93 スイッチ類
97 リモコン制御部

Claims (8)

  1. 湯を供給する出湯回路と、
    水を供給する給水回路と、
    前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、
    前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、
    前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、
    前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、
    前記浴槽への注湯よりも前記水栓への給湯を優先する指示を受け付ける優先指示受付部と、を備え
    前記制御部は、前記優先指示受付部が前記指示を受け付け、かつ前記検出結果に基づいて前記水栓へ給湯されていると判定した場合、前記給湯回路側が全開になるように前記流量分配弁を制御することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記風呂注湯回路は、前記風呂注湯回路と前記浴槽との間を開閉する開閉弁をさらに備え、
    前記制御部は、前記優先指示受付部が前記指示を受け付け、前記検出結果に基づいて前記水栓へ給湯されており、かつ前記浴槽に注湯されていると判定した場合、前記開閉弁を閉じる請求項記載の給湯装置。
  3. 湯を供給する出湯回路と、
    水を供給する給水回路と、
    前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、
    前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、
    前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、
    前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、
    前記給湯回路の流量の上限値を制限流量に制限する指示を受け付ける制限指示受付部と、を備え、
    前記制御部は、前記制限指示受付部が指示を受け付けた場合、前記給湯回路側の開度が前記制限流量に対応する開度になるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする給湯装置。
  4. 前記風呂注湯回路は、前記出湯回路からの湯と前記給水回路からの水とを混合し設定温度に調整するミキシング弁と、前記風呂注湯回路と前記浴槽との間を開閉する開閉弁をさらに備え、
    前記制御部は、前記制限指示受付部が指示を受け付けた場合、前記検出結果に基づいて前記風呂注湯回路の流量が予め定められた許容可能な時間内に湯はりを完了するために最低限必要な最低確保流量よりも小さいと判定した場合、前記開閉弁を閉じる請求項記載の給湯装置。
  5. 湯を供給する出湯回路と、
    水を供給する給水回路と、
    前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、
    前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、
    前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、
    前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記浴槽への注湯および前記水栓への給湯が行われていない場合、前記給湯回路側が全開になるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする給湯装置。
  6. 湯を供給する出湯回路と、
    水を供給する給水回路と、
    前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、
    前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、
    前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、
    前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記浴槽へ注湯され、かつ前記水栓へ給湯されていないと判定した場合、前記給湯回路側の開度が前記風呂注湯回路側の開度よりも小さく、かつ0%より大きくなるよう前記流量分配弁を制御することを特徴とする給湯装置。
  7. 湯を供給する出湯回路と、
    水を供給する給水回路と、
    前記出湯回路または給水回路に設けられ流量を制御可能な比率で分配する流量分配弁と、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、水栓に湯水を給湯する給湯回路と、
    前記給湯回路の前記湯水の流量を検出する給湯フローセンサと、
    前記流量分配弁を介して前記出湯回路または前記給水回路に接続され、浴槽に湯水を注湯する風呂注湯回路と、
    前記風呂注湯回路の前記湯水の流量を検出する湯はりフローセンサと、
    前記給湯フローセンサおよび前記湯はりフローセンサの検出結果に基づいて前記流量分配弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記風呂注湯回路の流量が予め定められた許容可能な時間内に湯はりを完了するために最低限必要な最低確保流量よりも小さいと判定した場合、前記風呂注湯回路が前記最低確保流量以上の流量を得られるように、前記流量分配弁を制御して前記風呂注湯回路側の開度を増加することを特徴とする給湯装置。
  8. 前記流量分配弁は、前記出湯回路に設けられた請求項1〜のいずれか一項の給湯装置。
JP2015190950A 2015-09-29 2015-09-29 給湯装置 Expired - Fee Related JP6496226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190950A JP6496226B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190950A JP6496226B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017067332A JP2017067332A (ja) 2017-04-06
JP6496226B2 true JP6496226B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=58494529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015190950A Expired - Fee Related JP6496226B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6496226B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7226788B2 (ja) * 2019-05-09 2023-02-21 株式会社パロマ 給湯システム及び給湯器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0252948A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Toto Ltd 給湯器
JP2002130805A (ja) * 2000-10-23 2002-05-09 Mitsubishi Electric Corp 自動給湯装置
JP2005134028A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式温水器
JP4876762B2 (ja) * 2006-06-20 2012-02-15 株式会社デンソー ヒートポンプ式給湯装置
JP2009052798A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Panasonic Corp 風呂注湯機能付き貯湯式温水器
JP4674653B1 (ja) * 2010-03-08 2011-04-20 パナソニック株式会社 給湯機
JP6064115B2 (ja) * 2013-01-21 2017-01-25 株式会社テージーケー 流量検出ユニットおよび給湯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017067332A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084768B2 (ja) 給湯システム
JP6032931B2 (ja) 給湯システム
JP5712197B2 (ja) ヒートポンプ熱源システム
JP2014149126A (ja) 貯湯式電気温水器
KR101482847B1 (ko) 급탕 시스템
JP2011163659A (ja) 給湯システム
KR101542886B1 (ko) 급탕 설비의 급탕 제어방법
JP6496226B2 (ja) 給湯装置
JP2015140944A (ja) 貯湯システム
JP4472539B2 (ja) ミストサウナ装置
JP2016061536A (ja) 貯湯給湯装置
JP2017156063A (ja) 給湯システム
JP2016191494A (ja) 熱機器
JP6437903B2 (ja) 給湯装置
JP2003050048A (ja) 貯湯式給湯装置
JP4742968B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2006118753A (ja) 貯湯式給湯装置
JP6622529B2 (ja) 給湯装置
JP5852607B2 (ja) 給湯装置
JP6882432B2 (ja) 給湯装置
KR101525097B1 (ko) 냉온수 공급시스템
JP6286312B2 (ja) 貯湯システム
JP7494752B2 (ja) 給湯システム
JP6253482B2 (ja) 即湯ユニット
JP7243525B2 (ja) 貯湯式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6496226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees