JP6495897B2 - 反射防止oled構成体 - Google Patents

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Description

有機発光ダイオード(OLED)デバイスは、陰極と陽極との間に挟まれたエレクトロルミネセント有機材料の薄膜を含み、これらの電極の一方又は両方は透明な伝導体である。電圧がデバイスにわたって印加されると、電子及び正孔は、それぞれ対応する電極から注入されて、発光性励起子の中間形成を経てエレクトロルミネセント有機材料中で再結合する。
OLEDなどの発光型ディスプレイは、一般的には、円偏光子などの反射防止フィルムを使用して、OLEDの金属層によって引き起こされる環境光からの反射を低減する。直線吸収性偏光子及び1/4波長フィルムからなる円偏光子は、大量のディスプレイ上の環境光入射を消滅させる。この円偏光子は、OLEDから放出される光の50%以上を吸収する弱点を有する。
ディスプレイコントラストは、比率(白色−黒色)/黒色として定義され、式中、白色は最も明るいオン状態であり、黒色は最も暗いオフ状態である。暗い部屋では、コントラストは、ディスプレイデバイスの内在黒白明度値によって制限される。通常の使用では、環境光レベル及びディスプレイ反射率が、内在明度レベルに加わる。理想的な円偏光子(CP)は白色状態明度を50%削減し、かつ環境反射率を偏光子の第1の表面の環境反射率まで減少させる。実用的なQW素子が1つの波長及び1つの視野角にのみ正確に存在するため、基準反射率が存在する。
昼光などの明るい周囲環境において、最良の市販のCPが求められるコントラストを維持するには不十分であり得る一方で、典型的な家庭又は職場環境では、求められるコントラストは高性能CPなしで達成され得る。CPフィルム積層体の費用は、意図される使用に要求される性能値に見合う必要がある。
ディスプレイ輝度は、電子ドライブキャパシティ及びその関連バルク、並びにエミッタ寿命を犠牲にして費用を生む主要な属性である。加えて、ディスプレイの電力効率は、ディスプレイの輝度に対する重要な消費者規制カウンタバランス(consumer regulatory counterbalance)である。CP反射防止積層体は、輝度及び電力効率を半分以上削減する。輝度をもまた強化する反射防止構成要素は、価値を付加する。
本開示は、発光型ディスプレイ、及び特に、拡散反射性発光表面に隣接する拡散反射性不活性表面を有する上面を含む発光型ディスプレイに関する。本発光型ディスプレイは、直線吸収性偏光子、反射性偏光子、及び1/4波長位相差板を含み、かつ上面から離れて位置付けられる、偏光子選択的反射防止フィルム構成要素を更に含む。
本開示は、発光型ディスプレイのための新規の構成体、及び特に、偏光子選択的反射防止フィルム構成要素を含む発光型ディスプレイを提供する。本開示はまた、これらの反射防止フィルムから生じる問題、例えば、輝度効率の損失、及びピクセルのぼやけなどの画質劣化に関する。一態様では、本開示は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を有する上面を有する有機発光ダイオード(OLED)と、上面に隣接する反射防止積層体と、を含むディスプレイ素子を提供する。反射防止積層体は、上面に隣接して配設される吸収性偏光子、上面と吸収性偏光子との間に配設され、各偏光子の速軸が整列している反射性偏光子、及び上面と反射性偏光子との間に配設され、位相差板の速軸が偏光子の速軸に対してある角度で整列している位相差板を含む。別の態様では、本開示は、ディスプレイ素子のうちの少なくとも1つを含むピクセル化されたディスプレイを提供する。
別の態様では、本開示は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を有する上面を有する有機発光ダイオード(OLED)と、上面に隣接する反射防止積層体と、を含むディスプレイ素子を提供する。反射防止積層体は、上面に隣接して配設される吸収性偏光子、上面と吸収性偏光子との間に配設され、各偏光子の速軸が整列し、かつ反射性偏光子が上面から10マイクロメートルを上回る分離距離で離間される、反射性偏光子、及び上面と反射性偏光子との間に配設され、位相差板速軸が偏光子の速軸に対してある角度で整列している位相差板を含む。また別の態様では、本開示は、ディスプレイ素子のうちの少なくとも1つを含むピクセル化されたディスプレイを提供する。
上記の概要は、本開示の各々の開示される実施形態又は全ての実現形態を説明することを目的としたものではない。以下の図面及び詳細な説明により、実例となる実施形態をより具体的に例示する。
本明細書を通して、添付の図面を参照し、同じ参照番号は同じ要素を示す。
反射防止積層体を含むディスプレイ素子の概略図を示す。 反射防止積層体を含む概略図のディスプレイ素子を示す。 発光型ディスプレイの上面ピクセル基準セル(pixel basis cell)の概略図を示す。 発光型ディスプレイからのピクセルのぼやけの概略図を示す。 放出光ゲイン対不活性領域反射率のプロットを示す。 反射光ゲイン対不活性領域反射率のプロットを示す。 放出光ゲイン対積層体厚さのプロットを示す。 反射光ゲイン対積層体厚さのプロットを示す。 ピーク輝度メリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 反射率モーメントメリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 ピーク輝度メリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 反射率モーメントメリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 ピーク輝度メリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 反射率モーメントメリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 ピーク輝度メリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 反射率モーメントメリット関数対不活性領域反射率のプロットを示す。 代表的な分離距離「D」及び「σ」値についての発光ゲインをプロットした等高線を示す。 代表的な分離距離「D」及び「σ」値についての「ぼやけピーク(Blur Peak)」をプロットした等高線を示す。 代表的な分離距離「D」及び「σ」値についての反射ゲインをプロットした等高線を示す。
図は必ずしも縮尺に従っていない。図中用いられる同様の数字は、同様の構成要素を示す。しかしながら、所与の図中の構成要素を指す数字の使用は、同一数字を付された別の図中の構成要素を限定するものではないことが理解されよう。
本開示は、1/4波長位相差板と吸収性偏光子との間に付加される反射性偏光子を含む反射防止積層体を提供する。発光型ディスプレイのための典型的な反射防止フィルム積層体は、吸収性偏光子(AP)の下に位置付けられる1/4波長位相差板(QW)を含み、QWの速軸及びAPのパス軸(pass axis)は相互に対して約45度で配向される。反射性偏光子(RP)はAPとQWとの間に位置付けられ、RPパス軸はAPパス軸と整列している。反射防止フィルム積層体は、拡散反射性特徴を有するディスプレイ発光表面及び不活性表面、並びに所望の発光輝度ゲインが許容可能なレベルの環境光反射率及び像のぼやけに対して均衡であるように、反射防止積層体を発光表面から分離する基材厚さと最も良好に機能する。
本開示のいくつかの実施形態では、従来の円偏光子を持つディスプレイと比べての発光型ディスプレイの発光効率の増加は、最大1.3であってよく、他の実施形態では、従来の円偏光子を持つディスプレイと比べて発光型ディスプレイの発光効率の増加は、最大2.0であってよい。本開示の他の実施形態では、従来の円偏光子を持つディスプレイと比べて発光型ディスプレイの輝度効率の増加は、最大4.0であってよい。発光効率におけるこれらのゲインは、反射防止フィルムを持たない発光型ディスプレイと比較して環境光によって引き起こされる眩輝を依然として減少させながら、達成される。
この強化された反射防止積層体は、20%以上の輝度ゲイン、30%以上の環境光反射率ゲインを持って、視覚的に明らかな画質劣化なく、市販のOLEDディスプレイにおいて良好に機能することができる。意外にも、発明者らは、強化された反射防止積層体の使用時に、視覚的に明らかな画質劣化(即ち、ピクセルのぼやけ、又はゴースト像)がないことを発見した。これまでは、画質劣化が見込まれ、画質劣化を回避するための技法は、放出光ゲインが循環的反射像(cyclical reflected image)を伴うことが必要であるために、発光表面と反射防止積層体との間の分離を最小限にすることを含んだ。これらの循環的反射像は、反射性偏光子とエミッタ平面との間のソースピクセル反射に起因する(即ち、「鏡の間(hall of mirrors)効果)。したがって、これまでは、源であるソースピクセルからのこれらの反射像のいずれかの変位が見込まれ、ゴースト像及び線の広がりに寄与する場合があった。1つの特定の実施形態では、ディスプレイの解像度は、ディスプレイの厚さが少なくとも1つのディスプレイ面内方向にピクセル寸法を超過するときに、相当に劣化し得る。別の特定の実施形態では、ディスプレイの解像度の劣化は、ディスプレイの厚さをピクセル寸法の数倍に増加させながら回避され得る。
以下の記述において、本明細書の一部を構成し、例示の目的で示されている添付図面を参照する。他の実施形態が企図され、本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく作製され得ることを理解するべきである。以下の詳細な説明はしたがって、限定的な意味で解釈されるものではない。
本明細書で使用する全ての科学用語及び専門用語は、特に指示がない限り、当該技術分野において一般的に使用される意味を有する。本明細書にて与えられる定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を促進しようとするものであり、本開示の範囲を限定するものではない。
別途記載のない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される特徴の大きさ、量、及び物理的特性を表わす全ての数字は、いずれの場合においても「約」なる語によって修飾されているものとして理解されるべきである。したがって、そうでないことが示されない限り、前述の明細書及び添付の特許請求の範囲で示される数値パラメータは、本明細書で開示される教示内容を用いて、当業者により、目標対象とする所望の特性に応じて、変化し得る近似値である。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられているとき、「a」、「an」、及び「the」などの単数形は、その内容によって別段の明確な指示がなされていない限りは、複数の指示対象を有する実施形態を包含する。本明細書及び添付の「特許請求の範囲」で使用されるとき、用語「又は」は、その内容によって別段の明確な指示がなされていない限りは、一般に「及び/又は」を含む意味で用いられる。
これらに限定されるものではないが、「下側」、「上側」、「下」、「下方」、「上方」、及び「〜の上」などの空間的に関連した語は、本明細書において用いられる場合、ある要素の別の要素に対する空間的関係を述べる上で説明を容易にする目的で用いられる。このような空間的に関連した語には、図に示され本明細書に述べられる特定の向き以外に、使用中又は作動中の装置の異なる向きが含まれる。例えば、図中で示される対象物が反転又は裏返されている場合、他の要素の下方又は下として前に説明された部分は、これらの他の要素の上となるであろう。
本明細書で使用される場合、例えば要素、構成要素若しくは層が、別の要素、構成要素若しくは層との「一致する界面」を形成する、又は「上にある」、「接続されている」、「結合されている」、又は「接触する」として説明されている場合、それは、例えば、特定の要素、構成要素若しくは層の直接上にあるか、これらと直接接続されるか、直接結合されるか、直接接触している可能性があり、あるいは介在する要素、構成要素又は層が、特定の要素、構成要素若しくは層の上にあるか、これらと接続されているか、結合しているか、又は接触している可能性がある。例えばある要素、部材又は層が、別の要素の「直接上にある」、別の要素に「直接接続される」、「直接結合する」、又は「直接接触する」ものとして表される場合、介在する要素、部材又は層は存在しない。
本明細書で使用される場合、「有する(have)」、「有している(having)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」、「備える(comprise)」、「備えている(comprising)」などは、その無制限の意味で使用され、概して、「を含むが限定されない(including,but not limited to)」という意味である。「からなる(consisting of)」及び「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」という用語は、「備えている(comprising)」などの用語に包含される。
「OLED」という用語は、有機発光デバイスを指す。OLED装置は、カソードとアノードとの間に挟まれたエレクトロルミネセント有機材料の薄膜を含み、これらの電極の一方又は両方は透明な伝導体である。電圧がデバイスにわたって印加されると、電子及び正孔は、それぞれ対応する電極から注入されて、発光性励起子の中間形成を経てエレクトロルミネセント有機材料中で再結合する。
本明細書で定義される「偏光保存性拡散反射体」などの「偏光保存性素子」という語句は、光の入射偏光ビームを偏光解消させないが、代わりに、例えば、反射体から反射された円偏光の方向を変化させることなど、光の入射偏光ビームの一部分の偏光を変換又は改変することができる、バルク光(bulk optic)、コーティング、又はフィルムである。この部分は、空間的に、角度的に、又は波長によって選択されてよく、入射ビーム全体又は一部であってよい。偏光保存性素子としては、光学位相差板フィルム又はコーティング、表面散乱又は拡散フィルム又はコーティング、液晶、高分子液晶、又は他の偏光性高分子などの形態的複屈折性又は分子的複屈折性ドメインを含有する不均質コーティング、及び複屈折性媒体の混合配向ドメインを含有するメタマテリアルを挙げることができる。
図1Aは、本開示の一態様に従う、反射防止積層体120を含むディスプレイ素子100の概略図を示す。反射防止積層体120は、有機発光ダイオード(OLED)110に隣接して配設される。OLED 110は支持基材112を含み、反射防止積層体120に隣接し、かつ反射防止積層体120から分離距離「D」だけ分離される上面111を有する。OLEDの上面111は、拡散反射性発光領域114及び隣接する拡散反射性不活性領域116を含む。いくつかの場合には、ディスプレイ素子100は、1つの拡散反射性発光領域114及び1つの拡散反射性不活性領域116のみを含み得るが、典型的なディスプレイ素子は、拡散反射性不活性領域116によって分離される複数の拡散反射性発光領域114を含むことになる。いくつかの場合には、拡散反射性不活性領域116は、例えば、当該技術分野において既知であるように、拡散反射性発光領域114を作動させるか又はそれに対処するために使用される、回路及び他の駆動構成要素を覆うブラックマトリックスを含むことができる。
反射防止積層体120は、上面111に隣接して配設される吸収性偏光子126、及び上面111と吸収性偏光子126との間に配設される反射性偏光子124を含む。反射性偏光子124及び吸収性偏光子126は、各偏光子の「速軸」(又は代替的に「パス軸」)が整列しているように配設される。この様式で、第1の偏光状態を有する光は、吸収性偏光子126と反射性偏光子124との両方を通過することができるが、直交する第2の偏光状態を有する光は、吸収性偏光子126によって吸収され、反射性偏光子124によって反射される。反射防止積層体120は、上面111と反射性偏光子124との間に配設される1/4波長位相差板122などの位相差板を更に含む。1/4波長位相差板122の「速軸」(又は代替的に「パス軸」)は、反射性偏光子124と吸収性偏光子との両方の「速軸」(又は代替的に「パス軸」)に対してある角度で整列している。以下における簡潔性のため、反射性偏光子124と吸収性偏光子126との両方は、p偏光が偏光子の各々を通過できるように整列しているが、偏光が通過するように偏光子が整列している場合、ディスプレイ素子100は同様の様式で機能することが理解されるべきである。
分離距離「D」は、OLED 110を環境から保護する働きをし得るガラス又は高分子シートを概して含むことができる。典型的には、ガラスシートは、水分及び酸素感受性OLEDを保護するために使用され、反射防止積層体120は、このガラスシート上に定置又は固着される。分離距離「D」は、典型的には、OLEDの上面111からのガラスシートのいずれの分離距離をも加えたこのガラスシートの厚さとして定義される。1つの特定の実施形態では、分離距離「D」は、OLEDの上面111から反射性偏光子124までで測定され得る。分離距離「D」は、例えば、10マイクロメートル〜100マイクロメートル以上の範囲の任意の距離であり得、関連像性能(例えば、像の輝度及び鮮鋭度)は、他箇所に記載されるように、上面111の反射率特徴を調整することによって最適化され得る。
1つの特定の実施形態では、反射型偏光子124は、広範囲の入射角にわたり、異なる偏光の光を効率的に分割するように選択される。ポリマー多層光学フィルムは、広範囲の入射角にわたって光を分割するために、特によく適している。マクニール偏光子及びワイヤグリッド偏光子を含む他の反射型偏光子を使用することができるが、偏光の分割にそれ程効率的ではない。マクニール偏光子は、高入射角の光を効率的に透過しない。マクニール偏光子を使用する、偏光の効率的な分割は、大きな角度で、両方の偏光状態の大幅な反射が生じるため、垂直から約6又は7度未満の入射角に制限される可能性がある。ワイヤグリッド偏光子を使用して偏光を効率的に分割するには、典型的に、ワイヤの一方の側に隣接する空隙が必要であり、ワイヤグリッド偏光子が、より高い屈折率の媒体に埋没される際、効率が低下する。
反射性偏光子124は、第1の偏光方向に対して整列される、デカルト反射性偏光子フィルムである。1/4波長位相差板122は、第1の偏光方向に対して45°に整列され得る1/4波長偏光方向を含む。いくつかの実施形態では、1/4波長偏光方向は、第1の偏光方向に対して、任意の度数の配向、例えば、反時計方向に90°から時計方向に90°に整列され得る。しかしながら、円偏光は、直線偏光が1/4波長位相差板を通過する際、偏光方向に対して非常によく整列されるという結果をもたらすため、記載されるように、位相差板を約+/−45°で配向することが有利であり得る。1/4波長位相差板の他の配向は、反射を受けて、p偏光に完全に変換されていないs偏光、及びs偏光に完全に変換されていないp偏光をもたらす可能性があり、結果として、他箇所に記載されるように反射防止積層体の効率を低減する。いくつかの場合には、減少した効率は、反射防止積層体の反射防止効率における幾分かの減少をもたらし得る。
図1Aを参照して以下に続く開示では、吸収性偏光子126及び反射性偏光子124はp偏光を通過するように整列し、吸収性偏光子126はs偏光を吸収し、反射性偏光子124はs偏光を反射する。拡散的反射性発光領域114は、概して、広範な角度で非偏光139を放出し、概して、反射防止積層体120に向けられる。例えば、拡散反射性発光領域114から生じる非偏光線130は、1/4波長位相差板122を通過し、反射性偏光子124と交差し、s偏光線とp偏光線とに***する。p偏光線は、反射性偏光子124及び吸収性偏光子126を通過し、第1のp偏光線132としてディスプレイ素子100を出る。s偏光線は、反射性偏光子124から反射し、1/4波長位相差板122を通過するときに第1の円偏光線131となる。
1つの特定の実施形態では、第1の円偏光線131は、拡散反射性不活性領域116から反射し、円偏光の方向を変化させて第2の円偏光線133となり、1/4波長位相差板122を通過して、ディスプレイ素子100を出る第2のp偏光線135となる。
しかしながら、いくつかの場合には、拡散反射性不活性領域116(及び/又は拡散反射性発光領域114)は偏光保存性反射体でなくてもよいため、第2の円偏光線133は、代わりに、概して楕円偏光されてもよい。1/4波長位相差板122を通過する際に、楕円偏光線133はs偏光とp偏光との混合物となり、これは、ディスプレイ素子100を出る第2のp偏光線135と、1/4波長位相差板122を通過するときに第3の円偏光線134となる反射されたs偏光線とに***される。この場合、第3の円偏光線134は、再び、拡散反射性不活性領域116から反射し、偏光の方向を変化させて、第4の楕円偏光線136となり、これは、1/4波長位相差板122を通過してs偏光とp偏光との混合物となる。p偏光部分は、反射性偏光子124及び吸収性偏光子126を通過し、第3のp偏光線138としてディスプレイ素子を出る。同様の反射は、偏光保存の欠如の結果として継続し得るが、各反射の相対強度は、示されるように、ディスプレイ素子100を出る光の一部分として減少する。
概して、第1のp偏光線132は、一次像と称され得、第2のp偏光線135は、第1の二次(又はゴースト)像と称され得、第3のp偏光線138は、第2の二次(又はゴースト)像と称され得るといった具合である。分離距離「D」の適当な選択、並びに拡散反射性発光領域114及び拡散反射性不活性領域116の拡散反射は、ゴースト像の減少をもたらすことができ、それらが人間の目に可視でなくなるようにする。いくつかの場合には、二次像からの発光は、一次像からの発光の約50パーセント未満、又は一次像からの発光の約30パーセント未満、又は更には一次像からの発光の約20パーセント未満であり得る。
拡散反射は、数個の異なる方法で表面性状を変化させることによって改変することができ、これらの方法は、例えば、定置される材料の性質、定置方法、定置速度、又は更には、イオンエッチング、レーザーアブレーション、機械研磨、及び同類のものなどによって形成後に構造体を表面に授けることを含む。このように、任意の所望される比率の拡散的反射及び正反射特徴を表面に授けることができる。いくつかの場合には、拡散反射性発光表面及び拡散反射性不活性表面の各々の正反射成分は、全反射率の約20パーセント〜約80パーセントの範囲であり得る。いくつかの場合には、全反射率の拡散反射率成分は、全反射率の約20パーセントを上回り得る。いくつかの場合には、反射率の角度分布は、約10度を上回る、又は約5度を上回る、又は更には約3度を上回る半値幅を有することを特徴とし得る。
図1Bは、本開示の一態様に従う、反射防止積層体120を含むディスプレイ素子100の概略図を示す。図1Bに示される素子110〜128の各々は、前述されている図1Aに示される同様に付番された素子110〜128に対応する。図1Bでは、非偏光環境光線140は、反射防止積層体120を通ってディスプレイ素子100に進入する。p偏光環境光のみが、吸収性偏光子126及び反射性偏光子124を通過し、第1の円偏光環境光線141に変換される。拡散反射性発光表面115及び拡散反射性不活性表面117の偏光保存性特徴は、図1Aを参照して記載されるように、上面111を遮断した後の第1の円偏光環境光線141のその後の進路に影響する。
上面111が偏光保存性反射体である1つの特定の実施形態では、第1の円偏光環境光線141は、上面111を遮断し、それが第2の円偏光環境光線142として拡散反射性発光領域114から反射するときに、円偏光の方向を変化させる。第2の円偏光環境光線142は、それが1/4波長位相差板122を通過するときにs偏光に変化し、反射性偏光子124から反射し、それが1/4波長位相差板122を通過するときに第2の円偏光環境光線144に変化し、第3の円偏光環境光線145として上面111から反射するときに円偏光の方向を変化させる。第3の円偏光環境光線145は、それが1/4波長位相差板122を通過するときにs偏光に変化し、反射性偏光子124から反射するといった具合である。
上面111が完全には偏光保存性でない1つの特定の実施形態では、光の楕円偏光は、反射光の一部を反射防止積層体120から漏出させ得る。いくつかの場合には、第1の円偏光環境光線141は、上面111を遮断し、それが第2の楕円偏光環境光線142として拡散反射性発光領域114から反射するときに、楕円偏光の方向を変化させる。第2の楕円偏光環境光線142は、それが1/4波長位相差板122を通過するときに、s偏光及びp偏光の混合物に変化する。p偏光部分は、反射性偏光子124及び吸収性偏光子126を通過し、第1のp偏光環境光143としてディスプレイ素子100を出る。s偏光部分は、反射性偏光子124から反射し、それが1/4波長位相差板122を通過するときに第2の円偏光環境光線144に変化し、それが第3の楕円偏光環境光線145として上面111から反射するときに楕円偏光の方向を変化させる。第3の楕円偏光環境光線145は、それが1/4波長位相差板122を通過するときに、p偏光及びs偏光の混合物に変化する。p偏光部分は、反射性偏光子124及び吸収性偏光子126を通過し、第2のp偏光環境光146としてディスプレイ素子100を出る。s偏光部分は、反射性偏光子124から反射し、それが1/4波長位相差板122を通過するときに第3の円偏光環境光線147に変化するといった具合である。同様の反射は、偏光保存の欠如の結果として継続し得るが、各反射の相対強度は、示されるように、ディスプレイ素子100を出る光の一部分として減少する。
OLEDは、任意の有用な発光デバイスであり得る。ミクロ活性を考慮すると、OLEDは、2つの型、即ち、弱いミクロ活性のOLED及び強いミクロ活性のOLEDに大まかに分類することができる。従来の底面発光型OLEDは弱いマイクロ活性のデバイスであり、一方で、分布型ブラッグレフレクター又は2つの金属電極を持つOLEDは、強いミクロ活性のデバイスと見なされる。内部量子効率(ηint)、外部量子効率、励起子寿命、及び角度依存を含む発光特性は、ファブリ−ペロー型共振空洞及びパーセル効果に起因してOLEDの2つの型で異なる。多くの実施形態では、OLEDは強いミクロ活性のOLEDである。他の実施形態では、OLEDは弱いミクロ活性のOLEDである。
直線偏光子は、任意の有用な直線偏光素子であり得る。直線偏光子は、単一偏光状態を持つ光を透過する。直線偏光子は、ワイヤグリッド偏光子又は吸収性偏光子であり得る。吸収性偏光子の1つの有用な型は二色偏光子である。二色偏光子は、例えば、染料を高分子シート中に組み込み、それを次に1方向に延伸させることによって、作製される。二色偏光子はまた、ポリビニルアルコールなどの半結晶性高分子を一軸延伸させ、次に、ヨウ素複合体又は二色性染料を用いてか、又は高分子を配向二色性染料でコーティングすることで、高分子を染色することによって作製され得る。これらの偏光子は、染料のための高分子マトリックスとしてポリビニルアルコールを使用することが多い。二色偏光子は概して、大量の吸光を有する。
反射性偏光子は、任意の有用な反射性偏光素子であり得る。反射性偏光子は、単一偏光状態を持つ光を透過し、残りの光を反射する。多くの実施形態では、反射性偏光子は、複屈折性反射性偏光子である。複屈折性反射性偏光子は、第2の材料の第2の層上に定置された(例えば、共押出によって)第1の材料の第1の層を有する多層光学フィルムを含む。第1の材料及び第2の材料の一方又は両方が複屈折性のものであってよい。全体の層の数は、数百若しくは数千、又はそれ以上であり得る。いくつかの例示的実施形態では、隣接する第1及び第2の層を光学的繰り返し単位と呼ぶ場合がある。本開示の例示的実施形態における使用に好適な反射性偏光子は、例えば、米国特許第5,882,774号、同第6,498,683号、同第5,808,794号に記載され、これらは参照によって本明細書に組み込まれる。
任意の好適な型の反射性偏光子は、例えば、多層光学フィルム(MOF)反射性偏光子、連続/分散相偏光子のような拡散反射性偏光フィルム(DRPF)、ワイヤグリッド反射性偏光子、又はコレステリック反射性偏光子を使用してもよい。
MOFと連続/分散相反射性偏光子との両方が、少なくとも2種類の材料、通常は高分子材料の間における屈折率の差異を利用して、1つの偏光状態の光を選択的に反射し、一方で直交する偏光状態にある光を透過させる。MOF反射性偏光子のいくつかの例が、共有の米国特許第5,882,774号(Jonzaら)に記載されている。MOF反射性偏光子の市販の例としては、3M Companyから入手可能な拡散面を含むVikuiti(商標)DBEF−D2−400及びDBEF−D4−400多層反射性偏光子が挙げられる。
本開示と関連して有用なDRPFの例としては、例えば、共有の米国特許第5,825,543号(Ouderkirkら)に記載されている連続/分散相反射性偏光子、及び例えば、共有の米国特許第5,867,316号(Carlsonら)に記載されている拡散反射性多層偏光子が挙げられる。他の好適な型のDRPFが、米国特許第5,751,388号(Larson)に記載されている。
本開示と関連して有用なワイヤグリッド偏光子のいくつかの例としては、例えば、米国特許第6,122,103号(Perkinsら)に記載されているものが挙げられる。ワイヤグリッド偏光子は、とりわけMoxtek Inc.(Orem,Utah)から市販されている。本開示と関連して有用なコレステリック偏光子のいくつかの例としては、例えば、米国特許第5,793,456号(Broerら)、及び米国特許公開第2002/0159019号(Pokornyら)に記載されているものが挙げられる。コレステリック偏光子は、コレステリック偏光子を透過した光が直線偏光に変換されるように、出力側に4分の1波長遅延層と共に提供されることが多い。
複屈折性の反射性偏光子では、第1の層の屈折率(n1x、n1y、n1z)及び第2の層の屈折率(n2x、n2y、n2z)は、面内の軸(Y軸)に沿って実質的に一致しており、面内の別の軸(X軸)に沿っては実質的に一致していない。一致している方向(Y)は偏光板の透過(通過)軸又は状態を形成するためにその方向に沿って偏光された光は選択的に透過され、一致していない方向(X)は偏光板の反射(遮断)軸を形成するためにその方向に沿って偏光された光は選択的に反射される。一般的に、反射方向に沿った屈折率のずれが大きく、透過方向において屈折率がよく一致しているほど、偏光板の性能は高くなる。
多層光学フィルムは、通常、異なる屈折率特性を有する個別のミクロ層を含み、その結果一部の光が隣接ミクロ層間の境界面で反射される。マイクロ層は、複数の境界面で反射された光が、強め合い干渉又は弱め合い干渉を受けて多層光学フィルムに所望の反射又は透過特性を提供できるほど薄い。紫外線、可視線、又は近赤外線の波長にある光を反射させるように設計された多層光学フィルムの場合、各ミクロ層は一般に、約1μm未満の光学的厚さ(物理的厚さに屈折率を掛けたもの)を有している。しかしながら、多層光学フィルムの外側表面の表皮層、又は多層光学フィルム間に配置され干渉性なミクロ層群を分離する保護境界層(PBL)などのもっと厚い層を含むこともできる。そのような多層光学フィルム本体は、積層体内の2つ以上の多層光学フィルムを接合するために1つ以上の厚い接着層を含むこともできる。
いくつかの場合には、発光型ディスプレイデバイスの広角視野に対して良好に機能するために、複屈折性反射性偏光子は、入射の全角度に対する高い遮断状態コントラストを維持し、全入射角にわたる高域透過率も維持する。共有の米国特許第5,882,774号に示されているように、パス状態透過率は、交互の第1の層及び第2の層の屈折率がz軸に沿って偏光した光及びy軸に沿って偏光した光に整合されるときに、減少する。z屈折率整合はまた、遮断状態透過率が高い入射角で低下しないことを確実にする。1つの特定の有用な複屈折性反射性偏光子は、商品名「3M Advanced Polarizing Film」又は「APF」として知られる複屈折性高分子多層偏光フィルムである。米国特許第6,486,997号は、PBSなどのフィルムの使用に言及している。
いくつかの場合には、発光型ディスプレイデバイスの広角視野に対して良好に機能するために、反射性偏光子は、入射角と共に概して増加する反射率、及び入射角と共に概して減少する透過率を有する。このような反射率及び透過率は、任意の入射面における非偏光可視光に対するものであってもよく、使用可能な偏光状態の斜光がp偏光される平面、又は使用可能な偏光状態の斜光がs偏光される直交面に入射する、使用可能な偏光状態の光に対するものであってもよい。この挙動は、ディスプレイ業界にとってより重要である、視野角でより多い光を放出するために、一部のディスプレイに対して望ましくあり得る。この効果は視準と呼ばれる。これらの型のフィルムの例は、例えば、米国特許出願第20100165660号に記載される。
開示される発光型ディスプレイの利点のいくつかは、以下の実施例によって更に説明される。本実施例で列挙される特定の材料、量、及び寸法、並びにその他の条件及び詳細は、過度に本開示を制限すると解釈されるべきではない。
発光型ディスプレイ及び反射防止積層体のシステムは、変更した光線追跡ソフトウェアパッケージを使用してモデリングし、Lightools(Synopsis(Pasadena CA)から入手可能)、ASAP(Breault Research(Tucson AZ)から入手可能)、及びTracePro(Lambda Research(Littleton MD)から入手可能)などの市販の光線追跡エンジンに対する精度について試験した。モデリングの結果は、従来のOLEDデバイスにおける減少したピクセルのぼやけと共に、向上したゲインを示した。
モデル1:放出光ゲイン及び環境反射ゲイン
モデルは、ピクセル基準セルを囲繞する周期的境界条件を含んだ。図2Aは、モデリングに使用した発光型ディスプレイの上面ピクセル基準セル200を示す。エミッタ表面は、最小の反復パターンであるRGBG(赤色−緑色−青色−緑色)カラーパッドの2つの行からなり、より暗い不活性領域216を、ピクセル基準セルの底部に配設されたカラーパッドの間に置いた。カラーパッド(即ち、発光領域)の第1の行は、第1の緑色ピクセル214g1、隣接する第1の青色ピクセル214b1、隣接する第2の緑色ピクセル214g2、及び隣接する第1の赤色ピクセル214r1を含んだ。第2の行は、第3の緑色ピクセル214g3、隣接する第2の赤色ピクセル214r2、隣接する第4の緑色ピクセル214g4、及び隣接する第2の青色ピクセル214b2を含んだ。ピクセル基準セル200は、178マイクロメートルの長さ寸法「d」を含んだ。反射性偏光子及び吸収性偏光子両方のパス軸202は各行に対して垂直であり、1/4波長パス軸204は45度の角度θで配設した。不活性領域とカラーエミッタパッドとの両方に反射率値のグリッドを割り当て、市販のOLEDディスプレイのエミッタ平面(Samsung Galaxy Note S2スマートフォン)に対応する測光スペクトルをモデルへの入力発光として追跡した。
強力な空洞発光プロファイルをシミュレーションするために透過対角度アポディゼーション層を含んで及び含まずに、シミュレーションを行った。「透過対角度アポディゼーション層」という語句は、シミュレーションにおいて、層からの出力が強力な空洞デバイスからの出力と同様であるように選択される角度依存を伴うシミュレーションに、角度依存性透過を有する層が付加されたことを意味する。いくつかの場合には、アポディゼーションを極角に対して及び色に対して含め、他の場合には、極角に対するアポディゼーションのみを含めた。0〜20度の視野角についてアポディゼーション層によって引き起こされたぼやけ又は発光ゲインにおける顕著な差異はなかったことが見出された。以下で報告するデータは、アポディゼーション層を含まなかったシミュレーションからの結果である。
強化反射防止積層体は、1/4波長位相差板(QWR)、反射性偏光子(RP)、及び直線吸収性偏光子(AP)を含んだ。QWRは、位相差板の速軸を偏光方向に対して45度に配向したときに、直線状偏光線を完全な円偏光に変換するために、550nm及び垂直入射で求められる厚さの複屈折性層であった。比較反射防止積層体は、同一の配向でQWR及びAPのみを含んだ。光学成分を光学的に接着させ、反射防止積層体をエミッタ表面から分離させたガラスシートに強化積層体と比較積層体との両方を光学的に接着させた。生成したデータは、多種多様なエミッタ及び不活性表面反射率の両方についての、シミュレーションした放出光ゲイン、反射光ゲイン、及びピクセルぼやけ、並びにエミッタ表面の上面からの強化反射防止積層体の分離距離と対応した。一点データも市販のOLEDディスプレイの表面について生成されたが、これは、約0.28の測定不活性領域反射率及び約0.66の測定発光領域反射率を含んだ。
いくつかの分離距離についてのシミュレーションした放出光ゲイン及び反射光ゲイン対エミッタ表面反射率のデータからプロットを生成した。放出光ゲインは、強化反射防止積層体を持つ励起したディスプレイの、比較積層体を持つ励起したディスプレイの軸方向輝度に対する比率(環境光源はオフである)として定義される。反射光ゲインは、強化反射防止積層体を持つ電源を切ったディスプレイの、比較反射防止積層体を持つ電源を切ったディスプレイの軸方向輝度に対する比率(環境光源はオンである)として定義される。
RPは、放出光のおよそ半分をQWRを通して反射し返すが、これは、OLED表面から反射し、RPのパス状態でQWRを通って戻る。QWRは全ての角度及び波長で完全ではないために、減少する強度の循環的反射が発生する。Samsung Galaxy Note S2エミッタ平面についてのシミュレーションした放出光ゲインは、15マイクロメートルの分離距離で約1.5から600マイクロメートルの分離距離で約1.2のゲインの範囲であった。同様の様式で、Samsung Galaxy Note S2エミッタ平面についてのシミュレーションした反射光ゲインは、約15マイクロメートル〜約600マイクロメートルの分離距離に対して約3で比較的一定のままであった。
図に示される不活性領域反射率と比較して、5〜400マイクロメートルの範囲の積層体厚さ(即ち、図1A〜1BにおけるOLED上面からの反射防止積層体の分離距離「D」)の場合、0.7の発光領域反射率、0.7の「σ」値の放出光ゲインが図3に示される。シミュレーションは、エミッタ表面と不活性表面との各々に割り当てた表面粗さを含み、これは、「σ」度の標準偏差を有する表面勾配のガウス分布を使用してシミュレーションしたものである。概して、「σ」のより大きい値は、より粗い(及びより拡散的反射性である)表面に対応する。全ての他のモデルパラメータは、市販のOLEDディスプレイをシミュレーションするように選択した。反射ゲインを同一の範囲のパラメータに対して決定し、それを図4に示す。図5及び6は、図に示される積層体厚さと比較して、0〜10度の範囲の「σ」値に対して、それぞれ、0.7の発光領域反射率、0.3の不活性領域反射率の放出光ゲイン及び反射ゲインを示す。
モデル2:像性能シミュレーション
図2Bは、本開示の一態様に従う、図2Aの発光型ディスプレイ上面ピクセル基準セル200からのピクセルのぼやけ201の概略図を示す。図2Aでは、第2の行の緑色ピクセルである第3の緑色ピクセル214g3及び第4の緑色ピクセル214g4を活性化し、代表的なピクセルのぼやけを例解する。第3の緑色ピクセル214g3は、一次の第3の緑色ピクセル像214g3’、第1の二次の第3の緑色ピクセル像214g3’’、及び第2の二次の第3の緑色ピクセル像214g3’’’を生み出し、各連続像の輝度は、他箇所に記載するように減少する(214g3’>214g3’’>214g3’’’)。同様の様式で、第2の行の第4の緑色ピクセル214g4は、一次の第4の緑色ピクセル像214g4’、第1の二次の第4の緑色ピクセル像214g4’’、及び第2の二次の第4の緑色ピクセル像214g4’’’を生み出し、各連続像の輝度は、他箇所に記載するように減少する(214g4’>214g4’’>214g4’’’)。
シミュレーションを、線幅30マイクロメートル及び線間隔89マイクロメートルでの反射性ストリップの一次元配列で行った。表面勾配変動「σ」を使用して拡散反射率をモデリングし、強化反射防止積層体をモデル1中のようにモデリングした。
眼モデルを使用して、ゴースト発生の程度を決定した。眼モデルでは、眼レンズから反射防止積層体の上面までの距離は300mmであり、レンズから網膜までの距離は25mm(倍率=1/12)であり、虹彩の直径は5mmであった。眼モデルの倍率は1/12であったため、網膜で撮像した89マイクロメートルのOLEDピクセルは幅7.4マイクロメートルであった。モデルは、網膜像スポットからOLEDオブジェクトスポットまでの逆行光線追跡を使用し、網膜像は、像スポットを短距離移動させて光線追跡を繰り返すことによって築いた。
ピーク輝度メリット関数を以下のように算出した。一次ピークのピーク明度及び反射ピークRピークを、10、15、及び20度の視野角について、0、1、3、及び10度の「σ」について、10、50、200、及び600マイクロメートルのフィルム積層体の積層体厚さについて、かつ0.1の増分で包含的に0〜1の発光領域反射率と不活性領域反射率との各々について決定した。反射率ピークは、3つの視野角の各々にわたって合計した。これは、考慮した「σ」、厚さ、及び反射率の1936個の全組み合わせの各々についての視野角合計反射率ピークをもたらした。これら1936個の条件にわたる視野角合計反射率ピークの最大値R最大を決定した。1936個の条件の各々についての反射像ピークメリット関数を、最大値R最大で除した視野角合計反射率ピークとして決定した。
反射率ピークのプロットを、「σ」の標準偏差幅=0度、0.3度、及び0.7度について、並びに100マイクロメートル〜700マイクロメートルの分離距離についてのデータから生成した。結果は、分離距離がゴースト像輝度にほとんど影響を有さず、表面粗さの少量の増加がピーク像輝度を顕著に減少させ、不活性領域がゴースト反射ピークを減衰させたことを示した。
広がったゴースト像は検知可能限界を下回って希薄化され得るため、ピーク輝度メトリックが重要であり得る。しかしながら、輝度は、それが最低線幅を広げる場合にのみ像性能に影響し、そうでない場合は、それは単に一次像を明るくする。故に、一次像からの反射像の空間的変位は、像性能における重要な因子であり得る。
反射率モーメントは、ピーク輝度と一次像からのその変位との両方を考慮に入れる。ピーク輝度及び反射率モーメントメトリックをまとめることによって、像性能の全体像をより把握できる。反射率モーメントメリット関数をピーク輝度メリット関数と同様の様式で算出した。1936個の条件の各々に対する視野角合計反射率モーメントを決定し、その結果を視野角合計反射率モーメントの最大値で除すことによって正規化した。所与の視野角及び所与の条件一式に対する反射率モーメントを以下のように決定した。眼モデルにおける網膜像スポットの座標を1/12のレンズ拡大係数で除すことによって定義したx座標の関数として、反射明度を決定した。このように決定したx座標は、モデル中で考慮した視野角の余弦が1からさほど異ならなかったため、OLED表面に沿った距離を概算した。ポイントx0を、一次像ピークがその最大値の半分であったx座標の値として決定した。距離x〜x0を乗じたゴースト像の反射明度のx上での積分として、所与の視野角及び所与の条件一式に対する反射像モーメントを算出した。
反射率モーメントのプロットを、「σ」の標準偏差幅=0度、0.3度、及び0.7度について、並びに100マイクロメートル〜700マイクロメートルの分離距離についてのデータから生成した。結果は、強化反射防止積層体を持つSamsung Galaxy Note S2エミッタ平面が良好な像性能の範囲内に入ることを示した。広がったゴースト像は、顕微鏡を通しても観察するのは困難であった。この場合、許容可能な範囲は、約0.3未満のRピーク、及び約0.2未満の反射率モーメントであった。像質範囲は、ブラックマトリックス反射率、エミッタピクセル反射率、ブラックマトリックス対エミッタ領域比率、基材厚さ、及びエミッタ表面粗さに制約をかける。概して、より低い反射率、より薄い基材、及びより大きい表面粗さが、像性能に対しては優れている。
図7及び8は、10、20、50、100、200、400、及び600マイクロメートルの積層体厚さに対して、0.7の活性領域反射率、0.3度の「σ」値、並びに図面に示すような積層体厚さ及び不活性領域反射率で、それぞれ、ピーク輝度メリット関数及び反射率モーメントメリット関数を示す。全ての他のモデルパラメータは、市販のOLEDディスプレイをシミュレーションするように選択された。同様に、図9〜10、図11〜12、及び図13〜14は、それぞれ、「σ」値がそれぞれ1、3、及び10度であることを除いて同一のパラメータに対するピーク輝度メリット関数及び反射率モーメントメリット関数を示す。
図7、9、11、及び13中の挿入プロットは、0.3の固定不活性領域反射率、0.7の活性領域反射率、及びそれぞれ0.3、1.0、3.0、及び10度の「σ」値に対する積層体厚さの関数としてのピーク輝度メリット関数を示す。図7、9、11、及び13は、10、20、50、100、200、400、及び600マイクロメートルの積層体厚さについて、ピーク輝度メリット関数が、概して、増加する不活性領域反射率と共に増加することを示す。これらの図の各々は、およそ50マイクロメートル未満の積層体厚さについて、ピーク輝度メリット関数が、増加する積層体厚さと共に増加することを示す。しかしながら、より大きい積層体厚さについては、図7は、ピーク輝度メリット関数が、0.3度の「σ」値について、増加する積層体厚さと共に緩やかに下降することを示す。図9、11、及び13は、この下降が、増加する「σ」値と共に増加することを示す。図7、9、11、及び13中の挿入プロットを比較すると、約50マイクロメートルを上回る固定積層体厚さに対するピーク輝度メリット関数は、増加する「σ」値と共に減少することが分かる。
図8、10、12、及び14は、それぞれ、0.3、1.0、3.0、及び10度の「σ」値に対する反射率モーメントメリット関数を示す。これらの図は、10、20、50、100、200、400、及び600マイクロメートルの積層体厚さについて、反射率モーメントメリット関数が、概して、増加する不活性領域反射率と共に増加することと、この増加が、大きい積層体厚さに対して最大であることを示す。図8、10、12、及び14に示すプロットの比較は、「σ」が大きくない限り、反射率モーメントメリット関数が「σ」に弱く依存することを示す。図14は、「σ」が10度であるときに、反射率モーメントメリット関数が、大きい積層体厚さについて顕著に減少することを示す。
ディスプレイの最適化に対する他の態様は、発光輝度ゲイン及び環境光反射率ゲインである。両方とも、発光表面反射率が増加するにつれて増加する。発光輝度の増加は、ディスプレイ品質と電力効率との両方に価値を付加する。環境光反射率はコントラストを減少させる。結果として、ディスプレイ最適化は、発光ゲインと反射率ゲインとの間の幾分かの均衡を含む。約1.1を上回る発光ゲインが好ましく、約1.2を上回ることがより好ましく、約1.3を上回ることが最も好ましい。輝度ゲインは、エミッタ表面からの強化反射防止積層体の分離距離に強く依存する。典型的には、強化AR積層体はエミッタ表面を保護する封入ガラス上に配設されるため、分離距離は、OLED表面と反射性偏光子との間の空間の大部分を占めるこのガラスの厚さに関係し得る。概して、不活性領域拡散反射率は、間隔が厚いときにゲインを制限し、これに対してエミッタ領域拡散反射率は、間隔が薄いときにゲインを制限する。例えば、様々な分離距離を持つSamsung Galaxy Note S2エミッタ平面は、厚い場合の制限における1.3の輝度ゲインから、薄い場合の制限における1.5を上回る輝度ゲインまで変化する。
ガラス封入厚さは、概して、反射率ゲインに対してほとんど影響を有しない。Samsung Galaxy Note S2エミッタ平面において表面領域の約75%を成す不活性領域は、反射率ゲインを支配する。例えば、エミッタ表面拡散反射率を0.8に増加させ、不活性領域拡散反射率を0.1に減少させることは、反射率ゲインを約3.0に保持しながら、発光ゲインを約1.7に増加させる。
反射率ゲインはまた、例えば、保護カバープレート及びタッチパネルによって導入される任意の追加的な空気/誘電体界面にも依存し得る。上記のモデル1は、反射防止積層体上の追加的な界面は考慮しなかった。このような追加的な界面は反射率ゲインを更に減少させる傾向にあってよく、これは、それらが、反射性偏光子を強化した事例に対してよりも比較事例に対して比較的多くの光を付加するためである。
モデル3:拡散体を持つ反射防止積層体
拡散素子を1/4波長位相差板と反射性偏光子との間に配置したことを除き、モデル1及び2に記載したシミュレーションと同様のシミュレーションを行った。拡散素子を、1/4波長位相差板に隣接する低屈折率層(n=1.5)、及び反射性偏光子に隣接する高屈折率層(n=1.64)としてモデリングした。高屈折率層と低屈折率層との間の界面を、1、2、4、10、20、又は40度の標準偏差を持つ面法線のガウス分布を有するとしてモデリングした。
拡散埋め込みコーティング(diffuse embedded coating)がゴースト像視感度を顕著に減少させたことが見出された。一次ピーク幅は増加したが、依然として最低線幅よりも広くはなかった。ゲインは、40度の「σ」、0.7の発光領域反射率、及び0.3の不活性領域反射率で、約1.3であった。
発光ゲイン、ぼやけピーク、及び反射ゲインの代表的なシミュレーション
不活性及び活性反射率の両方を0.1の増分で0から1に変化させながら、0、0.3、1.0、3.0、及び10度の「σ」値について、OLEDの上面と位相差板との間の10〜600マイクロメートルの分離距離の範囲を含むように、シミュレーションを実行した。図15〜17において、代表的な例示的分離距離及び「σ」値から得られた関連パラメータについてのプロットを示す。一点データ(図15〜17中で黒点として示す)を、他箇所に記載の市販のOLEDディスプレイの表面について生成するが、これは、約0.28の測定不活性領域反射率及び約0.66の測定発光領域反射率を含んだ。節「モデル1」は、図15及び17で報告するシミュレーションに対する構造及び手順を含む。節「モデル2」は、図16中のシミュレーションしたデータに対する構造及び手順を説明する。プロットの各々において、「x」軸は不活性領域反射率の変動を表し、「y」軸は活性領域反射率の変動を表す。
図15は、10、100、及び600マイクロメートルの代表的な分離距離「D」、並びに0、1、及び10度の「σ」値についての発光ゲインをプロットした等高線を示す。1.1を上回る発光ゲインの値(即ち、CP積層体中に反射性偏光子を持たないデバイスと比べての10%の増加)が本業界にとって特に望ましく、これを等高線プロットの斜線部分として示す。
図16は、10、100、及び600マイクロメートルの代表的な分離距離「D」、並びに0、1、及び10度の「σ」値についての「ぼやけピーク」をプロットした等高線を示す。「ぼやけピーク」を、いくつかの視野角でのゴースト像のピーク(又は反射ピーク)の振幅の平均を取ることによって決定した。ゴースト像は一次ピーク発光から空間的に離れている。数値的に、等高線の各々は、ぼやけピークの、いくつかの角度にわたる一次ピークの平均に対する比率を表す。0.1未満の「ぼやけピーク」の値が本業界にとって特に望ましく、これらの値を有する等高線を等高線プロットの斜線部分として示す。
図17は、10、100、及び600マイクロメートルの代表的な分離距離「D」、並びに0、1、及び10度の「σ」値についての反射ゲインをプロットした等高線を示す。反射ゲインを、強化CP積層体(反射性偏光子あり)を持つOLEDデバイスの軸方向輝度の、標準CP積層体(反射性偏光子なし)での輝度に対する比率として算出した。3.0未満の反射ゲインの値が本業界にとって特に望ましく、これを等高線プロットの斜線部分として示す。
以下は、本開示の実施形態の一覧である。
項目1は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)を含むディスプレイ素子、並びに上面に隣接して配設される吸収性偏光子、上面と吸収性偏光子との間に配設され、各偏光子の速軸が整列している反射性偏光子、及び上面と反射性偏光子との間に配設され、位相差板の速軸が偏光子の速軸に対してある角度で整列している、位相差板を備える、上面に隣接する反射防止積層体である。
項目2は、拡散反射性発光領域が、拡散反射性不活性領域の第2の拡散反射率を上回る第1の拡散反射率を有する、項目1のディスプレイ素子である。
項目3は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、実質的に偏光保存性拡散反射体である、項目1又は項目2のディスプレイ素子である。
項目4は、位相差板が、吸収性偏光子速軸に対して45度の角度で整列している位相差板速軸を有する1/4波長位相差板である、項目1〜項目3のディスプレイ素子である。
項目5は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約10度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目1〜項目4のディスプレイ素子である。
項目6は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約5度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目1〜項目5のディスプレイ素子である。
項目7は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約3度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目1〜項目6のディスプレイ素子である。
項目8は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセント〜約80パーセントの正反射率成分を特徴とする、項目1〜項目7のディスプレイ素子である。
項目9は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、項目1〜項目8のディスプレイ素子である。
項目10は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約30パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、項目1〜項目9のディスプレイ素子である。
項目11は、発光ゲインが、反射防止積層体を有しないOLEDと比較して、約1.1を上回る、項目1〜項目10のディスプレイ素子である。
項目12は、OLEDの上面と位相差板との間の分離距離が、約10マイクロメートルを上回る、項目1〜項目11のディスプレイ素子である。
項目13は、OLEDの上面と位相差板との間の分離距離が、約50マイクロメートルを上回る、項目1〜項目12のディスプレイ素子である。
項目14は、OLEDの上面と位相差板との間の分離距離が、約100マイクロメートルを上回る、項目1〜項目13のディスプレイ素子である。
項目15は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約50パーセント未満を成す、項目1〜項目14のディスプレイ素子である。
項目16は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約30パーセント未満を成す、項目1〜項目15のディスプレイ素子である。
項目17は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約20パーセント未満を成す、項目1〜項目16のディスプレイ素子である。
項目18は、1.1を上回る発光ゲイン、約0.1未満のぼやけピーク、及び約3.0未満の反射ゲインを有する、項目1〜項目17のディスプレイ素子。
項目19は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)を含むディスプレイ素子、並びに上面に隣接して配設される吸収性偏光子、上面と吸収性偏光子との間に配設され、各偏光子の速軸が整列し、かつ反射性偏光子が上面から10マイクロメートルを上回る分離距離で離間される、反射性偏光子、及び上面と反射性偏光子との間に配設され、位相差板速軸が偏光子の速軸に対してある角度で整列している、位相差板を含む、反射防止積層体である。
項目20は、拡散反射性発光領域が、拡散反射性不活性領域の第2の拡散反射率を上回る第1の拡散反射率を有する、項目19のディスプレイ素子である。
項目21は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、実質的に偏光保存性拡散反射体である、項目19又は項目20のディスプレイ素子である。
項目22は、位相差板が、吸収性偏光子速軸に対して45度の角度で整列している位相差板速軸を有する1/4波長位相差板である、項目19〜項目21のディスプレイ素子である。
項目23は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約10度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目19〜項目22のディスプレイ素子である。
項目24は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約5度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目19〜項目23のディスプレイ素子である。
項目25は、拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約3度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、項目19〜項目24のディスプレイ素子である。
項目26は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセント〜約80パーセントの正反射率成分を特徴とする、項目19〜項目25のディスプレイ素子である。
項目27は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、項目19〜項目26のディスプレイ素子である。
項目28は、第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約30パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、項目19〜項目27のディスプレイ素子である。
項目29は、発光ゲインが、反射防止積層体を有しないOLEDと比較して、約1.1を上回る、項目19〜項目28のディスプレイ素子である。
項目30は、OLEDの上面と反射性偏光子との間の分離距離が、約50マイクロメートルを上回る、項目19〜項目29のディスプレイ素子である。
項目31は、OLEDの上面と反射性偏光子との間の分離距離が、約100マイクロメートルを上回る、項目19〜項目30のディスプレイ素子である。
項目32は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約50パーセント未満を成す、項目19〜項目31のディスプレイ素子である。
項目33は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約30パーセント未満を成す、項目19〜項目32のディスプレイ素子である。
項目34は、拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約20パーセント未満を成す、項目19〜項目33のディスプレイ素子である。
項目35は、1.1を上回る発光ゲイン、約0.1未満のぼやけピーク、及び約3.0未満の反射ゲインを有する、項目19〜項目34のディスプレイ素子。
項目36は、項目1〜項目35のディスプレイ素子のうちの少なくとも1つを備える、ピクセル化されたディスプレイである。
別途記載のない限り、本明細書及び特許請求の範囲において使用される特徴の大きさ、量、及び物理特性を表す数値は全て、「約」なる語によって修飾されているものとして理解すべきである。したがって、そうでないことが示されない限り、前述の明細書及び添付の特許請求の範囲で示される数値パラメータは、本明細書で開示される教示内容を用いて当業者により、目標対象とする所望の特性に応じて、変化し得る近似値である。
本明細書に引用される全ての参考文献及び刊行物は、それらが本開示と直接矛盾し得る場合を除き、それらの全容を参照によって本開示に明確に援用するものである。以上、本明細書において具体的な実施形態を図示、説明したが、様々な代替的かつ/又は等価的な実現形態を、図示及び説明された具体的な実施形態に本開示の範囲を逸脱することなく置き換えることができる点は、当業者であれば認識されるところであろう。本出願は、本明細書において検討される具体的な実施形態のいかなる適合例又は変形例をも網羅しようとするものである。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその等価物によってのみ限定されるものとする。本発明の実施態様の一部を以下の態様[1]−[36]に記載する。
[態様1]
ディスプレイ素子であって、
拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)と、
前記上面に隣接する反射防止積層体であって、
前記上面に隣接して配設される吸収性偏光子、
前記上面と前記吸収性偏光子との間に配設された反射性偏光子であって、各偏光子の速軸が整列している、反射性偏光子、及び
前記上面と前記反射性偏光子との間に配設された位相差板であって、前記位相差板の前記速軸が前記偏光子の前記速軸に対してある角度で整列している、位相差板を備える、反射防止積層体と、を備える、ディスプレイ素子。
[態様2]
前記拡散反射性発光領域が、前記拡散反射性不活性領域の第2の拡散反射率を上回る第1の拡散反射率を有する、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様3]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、実質的に偏光保存性拡散反射体である、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様4]
前記位相差板が、前記吸収性偏光子速軸に対して45度の角度で整列している位相差板速軸を有する1/4波長位相差板である、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様5]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約10度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様6]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約5度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様7]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約3度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様8]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセント〜約80パーセントの正反射率成分を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様9]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様10]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約30パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様11]
発光ゲインが、前記反射防止積層体を有しない前記OLEDと比較して、約1.1を上回る、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様12]
前記OLEDの前記上面と前記位相差板との間の分離距離が、約10マイクロメートルを上回る、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様13]
前記OLEDの前記上面と前記位相差板との間の分離距離が、約50マイクロメートルを上回る、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様14]
前記OLEDの前記上面と前記位相差板との間の分離距離が、約100マイクロメートルを上回る、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様15]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約50パーセント未満を成す、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様16]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約30パーセント未満を成す、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様17]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約20パーセント未満を成す、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様18]
1.1を上回る発光ゲイン、約0.1未満のぼやけピーク、及び約3.0未満の反射ゲインを有する、態様1に記載のディスプレイ素子。
[態様19]
ディスプレイ素子であって、
拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)と、
前記上面に隣接する反射防止積層体であって、
前記上面に隣接して配設される吸収性偏光子、
前記上面と前記吸収性偏光子との間に配設された反射性偏光子であって、前記各偏光子の速軸が整列し、かつ前記反射性偏光子が前記上面から10マイクロメートルを上回る分離距離で離間される、反射性偏光子、及び
前記上面と前記反射性偏光子との間に配設された位相差板であって、前記位相差板速軸が前記偏光子の前記速軸に対してある角度で整列している、位相差板を備える、反射防止積層体と、を備える、ディスプレイ素子。
[態様20]
前記拡散反射性発光領域が、前記拡散反射性不活性領域の第2の拡散反射率を上回る第1の拡散反射率を有する、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様21]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、実質的に偏光保存性拡散反射体である、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様22]
前記位相差板が、前記吸収性偏光子速軸に対して45度の角度で整列している位相差板速軸を有する1/4波長位相差板である、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様23]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約10度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様24]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約5度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様25]
前記拡散反射性発光領域及び前記隣接する拡散反射性不活性領域が各々、約3度を上回る半値幅を有する反射率の角度分布を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様26]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセント〜約80パーセントの正反射率成分を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様27]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約20パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様28]
前記第1及び第2の拡散反射率が各々、全反射率の約30パーセントを上回る拡散反射率成分を特徴とする、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様29]
発光ゲインが、前記反射防止積層体を有しない前記OLEDと比較して、約1.1を上回る、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様30]
前記OLEDの前記上面と前記反射性偏光子との間の分離距離が、約50マイクロメートルを上回る、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様31]
前記OLEDの前記上面と前記反射性偏光子との間の分離距離が、約100マイクロメートルを上回る、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様32]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約50パーセント未満を成す、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様33]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約30パーセント未満を成す、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様34]
前記拡散反射性発光領域からの発光について、二次像光度が、一次像光度の約20パーセント未満を成す、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様35]
1.1を上回る発光ゲイン、約0.1未満のぼやけピーク、及び約3.0未満の反射ゲインを有する、態様19に記載のディスプレイ素子。
[態様36]
態様1又は態様19に記載のディスプレイ素子のうちの少なくとも1つを備える、ピクセル化されたディスプレイ。

Claims (3)

  1. ディスプレイ素子であって、
    拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)であって、前記拡散反射性発光領域及び前記拡散反射性不活性領域が各々、全反射率の20パーセントを上回る拡散反射率成分を有する、有機発光ダイオード(OLED)と、
    前記上面に隣接する反射防止積層体であって、
    前記上面に隣接して配設される吸収性偏光子、
    前記上面と前記吸収性偏光子との間に配設された反射性偏光子であって、各偏光子の速軸が整列している、反射性偏光子、及び
    前記上面と前記反射性偏光子との間に配設された位相差板であって、前記位相差板の軸が前記偏光子の前記速軸に対してある角度で整列している、位相差板を備える、反射防止積層体と、を備える、ディスプレイ素子。
  2. ディスプレイ素子であって、
    拡散反射性発光領域及び隣接する拡散反射性不活性領域を含む上面を有する有機発光ダイオード(OLED)であって、前記拡散反射性発光領域及び前記拡散反射性不活性領域が各々、全反射率の20パーセントを上回る拡散反射率成分を有する、有機発光ダイオード(OLED)と、
    前記上面に隣接する反射防止積層体であって、
    前記上面に隣接して配設される吸収性偏光子、
    前記上面と前記吸収性偏光子との間に配設された反射性偏光子であって、前記各偏光子の速軸が整列し、かつ前記反射性偏光子が前記上面から10マイクロメートルを上回る分離距離で離間される、反射性偏光子、及び
    前記上面と前記反射性偏光子との間に配設された位相差板であって、相差板速軸が前記偏光子の前記速軸に対してある角度で整列している、位相差板を備える、反射防止積層体と、を備える、ディスプレイ素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のディスプレイ素子のうちの少なくとも1つを備える、ピクセル化されたディスプレイ。
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