JP6493241B2 - コイル挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータコアのスロットに、巻回された導線を挿入するコイル挿入装置に関し、特にその構造に関する。
電気エネルギを回転の運動エネルギに変換する電動機、回転の運動エネルギを電気エネルギに変換する発電機、さらに電動機と発電機どちらにも機能する電気機器が知られている。以下において、これらの電気機器を回転電機と記す。回転電機は、同軸に配置されて相対的に回転する二つの部材を有する。通常は、一方が固定され、他方が回転する。固定された部材はステータ、回転する部材はロータと呼ばれる。
下記特許文献1には、コイル挿入装置が示されている。ステータコア(161)の内周側に、固定ブレード(101S)と可動ブレード(101T)が周方向に交互に配置され、固定ブレードに導線(巻線151)が巻回されている(図1参照)。固定ブレード(101S)および可動ブレード(101T)の内側に配置されたコイルストリッパ(111)を、図7から図12に示されるように可動ブレード(101T)と共に上昇させ、固定ブレード(101S)と可動ブレード(101T)の隙間から導線(151)をステータコアのスロット(163)内に挿入する。なお、( )内の符号および部材の名称は、下記特許文献1で用いられた符号等であり、本願の実施形態で用いられる符号等とは関連しない。
特開2005−110360号公報
固定ブレードは、いくつかのブレードを組み合わせた固定ブレードとして構成される場合がある。例えば、固定ブレードは、両側の可動ブレードにそれぞれ隣接している2個の側縁ブレードと、側縁ブレードの間に配置される中央ブレードから構成される。側縁ブレードは、導線を可動ブレードとの隙間を通してスロットに挿入する際、導線から力を受ける。この力が側縁ブレードを介して中央ブレードにも作用して中央ブレードがステータコアに当接して、これに傷を付ける場合がある。
本発明は、導線挿入時において、中央ブレードによるステータコアの損傷を抑えることを目的とする。
本発明に係るコイル挿入装置は、ステータコアの配列されたティースに対向し、ティースの配列方向に沿って配列されている固定ブレードと、固定ブレードの間に配置されており、固定ブレードとの間にスロットに対向する隙間を形成している可動ブレードとを備えている。巻回された導線が固定ブレードに掛けられ、固定ブレードと可動ブレードの隙間から導線がステータコアのスロット内へ挿入される。固定ブレードは、両側の可動ブレードにそれぞれ隣接している2個の側縁ブレードと、2個の側縁ブレードの間に配置された中央ブレードとを含む。2個の側縁ブレードそれぞれの中央ブレードに対向する面には、中央ブレード端面の角部が当接する斜面が設けられている。この斜面は、2個の側縁ブレードが中央ブレードを挟むように力を加えるとき、中央ブレードに、ステータコアに向く力を作用させないように傾斜している。
側縁ブレードの端面に設けられた斜面により、中央ブレードに対しステータコアから離れる向きに力が作用し、中央ブレードがステータコアに当接することを抑えることができる。
本実施形態のコイル挿入装置の要部構成を示す図である。 コイル挿入工程の説明図である。 ステータコアとコイル挿入装置の要部を示す断面図である。 ステータコアとコイル挿入装置の要部を示す拡大断面図である。 固定ブレードの他の例を示す図である。 固定ブレードのさらに他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、コイル挿入装置10の要部構成を示す図である。図2は、コイル挿入工程の説明図である。コイル挿入装置10は、円環形状のステータコア12に導線を巻き掛ける装置である。ステータコア12は、概略円環形状を有し、それぞれが内側に向かって延び、周方向に配列されたティース14(図3参照)を有する。ティース14の間の空間はスロットと呼ばれる(以降、スロット16と記す。)。
コイル挿入装置10は、円環形状のステータコア12の内側に配置されるブレードを備える。ブレードは、固定ブレード18と可動ブレード20が周方向に交互に配置される。固定ブレード18は、3本のブレードから構成される。この3本のブレードは、両側の可動ブレード20にそれぞれ隣接する2本の側縁ブレード22と、2本の側縁ブレード22の間に配置される1個の中央ブレード24を含む。コイル挿入装置10は、円環状に配列された固定ブレード18と可動ブレード20の更に内側に挿入可能なストリッパ26を備える。固定ブレード18には、コイルとなる導線28が巻回されている。導線28は、固定ブレード18と可動ブレード20の隙間30(図3参照)を通っている。
図2に示すように、固定ブレード18に導線28が巻回された状態で、固定ブレード18および可動ブレード20は、ステータコア12の内周に挿入される。この状態で、ストリッパ26を上昇させる。可動ブレード20はストリッパ26と共に上昇する。一方で固定ブレード18は動かない。ストリッパ26の上昇と共に導線28も上昇し、固定ブレード18と可動ブレード20の隙間30からスロット16内に挿入され、ティース14に巻き掛けられる。これにより、ステータコア12にコイルが装着される。
図3は、ステータコア12と、ステータコア12の内周側に配置された固定ブレード18および可動ブレード20を示す断面図である。図4は、図3の要部拡大図である。可動ブレード20は1個のティース14に対応して設けられ、固定ブレード18は、可動ブレード20に対応しているティース14の間の5個のティース14に対応して設けられている。固定ブレード18の2個の側縁ブレード22は、5個のティース14のうち、両端のティースにそれぞれ対応して配置され、中央ブレード24は、間の3個のティースに対応して配置されている。固定ブレード18(より具体的には側縁ブレード22)と可動ブレード20の間に隙間30が形成されている。この隙間30を通って導線28がスロット16内に進入する。
導線28が隙間30内に進入するとき、可動ブレード20および側縁ブレード22は、導線28から力を受ける。可動ブレード20については、両側の隙間30を通る導線28から力を受ける。これらの力は向きがほぼ正反対のために互いに相殺するので、可動ブレード20は動かない。1つの固定ブレード18に属する2個の側縁ブレード22も導線28から力を受ける。これらの対をなす側縁ブレード22に加わる力は、側縁ブレード22が周方向に離れて配置されているため、相殺せず、合力は径方向外側に向く力となる。この合力が中央ブレード24に作用すると、中央ブレード24は径方向外側に、つまりステータコア12に向けて移動する。このコイル挿入装置10において、各ブレードは、図1において下部を支持され、上端は自由端となっているため、上記の径方向外側に向く力が中央ブレード24に作用すると、中央ブレード24は外側に向けて倒れる。この中央ブレード24の倒れにより、中央ブレード24がステータコア12の内周面に当接して傷を付ける可能性がある。このコイル挿入装置10においては、中央ブレード24に作用する力を径方向外側に向かないようにすることで、ステータコア12の損傷を抑えている。
側縁ブレード22の中央ブレード24に対向する面には斜面32が設けられている。斜面32は、各ブレードが延びる方向に直交する面内で、径方向に対して傾斜しており、この傾斜により、側縁ブレード22の周方向の寸法は、径方向外側で大きくなっている。中央ブレード24の側縁ブレード22に対向する面には段差が形成され、段差による角部34が側縁ブレードの斜面32に当接している。側縁ブレード22と中央ブレード24は、斜面32と角部34のみで接触するようにできる。
斜面32を設けたことにより、中央ブレード24が側縁ブレード22から受ける力F1 が、径方向内側に向く成分を有するようにできる。対をなす側縁ブレード22から受ける力F1 が互いに相殺されるか、または力F1 の合力F2 が径方向内側に向く力となるように斜面32の角度が定められている。対をなす側縁ブレード22から受ける力F1 が、方向が同じで向きが異なるように斜面32の角度を設定することにより、これらの力F1 は、互いに相殺し、中央ブレード24を外側に向ける力は発生しない。また、合力F2 が内向きの力となるように斜面32の角度を定めることでも、中央ブレード24を外側に向ける力は発生しない。
図5は、固定ブレードの他の態様を示す図である。固定ブレード以外の構成については、図3,4に示した態様と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。固定ブレード40は、2個の側縁ブレード42とこれらの側縁ブレード42に挟まれた中央ブレード44を含む。側縁ブレード42には、前述の斜面32と同様の斜面46が設けられている。側縁ブレード42の斜面に対向するように、中央ブレード44にも斜面48が設けられている。側縁ブレードの斜面46と、中央ブレードの斜面48は、径方向に対して同じ傾斜角を有し、互いに密着している。この固定ブレード40においても、固定ブレード18と同様に、斜面46,48の傾斜角度を適切に定めることにより、中央ブレード44を径方向外側に向ける力が発生しないようにすることができ、中央ブレード44の外側への倒れを抑えることができる。
図6は、固定ブレードの他の態様を示す図である。固定ブレード以外の構成については、図3,4に示した態様と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。固定ブレード50は、2個の側縁ブレード52とこれらの側縁ブレード52に挟まれた中央ブレード54を含む。側縁ブレード52のティース14に対向する面56の、周方向両側の端縁には、突部58が設けられている。突部58は、側縁ブレード52の端縁に沿って配列される複数の突起、または端縁の1箇所に配置される突起であってよく、さらに端縁に沿って延びている突条であってもよい。面56の両側の端縁に設けられた対をなす突部58は、ティース14を挟むように配置され、これにより側縁ブレード52のティースに対する周方向の動きが規制される。側縁ブレード52の動きが規制されることにより、導線28の挿入時に側縁ブレード52が受ける力の少なくとも一部がティース14により受けられる。これにより、中央ブレード54に作用する力が小さくなり、中央ブレード54を径方向外側に向ける力を小さくすること、または発生しないようにすることができ、中央ブレード44の外側への倒れを小さくする、または抑えることができる。
10 コイル挿入装置、12 ステータコア、14 ティース、16 スロット、18 固定ブレード、20 可動ブレード、22 側縁ブレード、24 中央ブレード、26 ストリッパ、28 導線、30 隙間、32 (側縁ブレードの)斜面、34 角部、40 固定ブレード、42 側縁ブレード、44 中央ブレード、46 (側縁ブレードの)斜面、48 (中央ブレードの)斜面、50 固定ブレード、52 側縁ブレード、54 中央ブレード、56 (側縁ブレードのティースに対向する)面、58 突部。

Claims (1)

  1. 配列されたティースを有するステータコアのティース間の空間であるスロットに巻回された導線を挿入するコイル挿入装置であって、
    配列されたティースに対向し、ティースの配列方向に沿って配列され、巻回された導線が掛かる固定ブレードと、
    固定ブレードの間に配置されており、固定ブレードとの間にスロットに対向する隙間を形成している可動ブレードと、
    を備え、
    固定ブレードは、両側の可動ブレードにそれぞれ隣接している2個の側縁ブレードと、2個の側縁ブレードの間に配置された中央ブレードとを含み、
    2個の側縁ブレードそれぞれの中央ブレードに対向する面には、中央ブレード端面の角部が当接する斜面が設けられており、当該斜面は、2個の側縁ブレードが中央ブレードを挟むように力を加えるとき、中央ブレードに、ステータコアに向く力を作用させないように傾斜している、
    コイル挿入装置。
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