JP6490394B2 - 航空機と共に用いるためのダクト装置および関連する方法 - Google Patents

航空機と共に用いるためのダクト装置および関連する方法 Download PDF

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Description

本開示は、一般に航空機に関し、特に、航空機と共に用いるためのダクト装置および関連する方法に関する。
航空機またはジェット旅客機の排気システムは、一般に、排気ガスを推進ユニット(例えば、ジェットエンジン)から送るためにダクトアセンブリを使用する。幾つかの例において、軍用機および/または航空宇宙機は、複雑な形状またはプロファイルを有するダクトアセンブリを含む。例えば、軍用機および/または航空宇宙機用のダクトアセンブリは、ダクトアセンブリ内の空気流の方向に沿って腰が括れたおよび/またはテーパ状の断面またはプロファイルを含む排気システムを使用する場合がある。
複雑な形状またはプロファイルを有するダクトアセンブリを形成するために、ダクトアセンブリは、例えばカーボン/エポキシ材料などの複合材料から形成される場合がある。しかしながら、例えばボルト締めフランジなどの取付部を有する複合材料から構成される本体を形成するあるいは製造することが困難な場合がある。したがって、複合材料から構成されるダクト本体を排気システムのインタフェース構成要素に取り付けるために、環状リングをしばしば使用する。複合本体は、例えば締結具を介して端部リングに取り付けられる場合がある。端部リングは、しばしば、ダクト本体の端部に隣接した端部リングの配置を可能にするために複数のセグメント(例えば、二部品分割リング)から構成される。すなわち、端部リングは、ダクト本体の外周にわたって端部リングの取り付けることを可能にするためにセグメントを成して設けられる場合がある。しかしながら、マルチセグメント型端部リングを使用することは、それらが部品数の増大をもたらすと共に端部リングセグメントを接続するために必要な時間を増大させる締結具を必要とするため、製造コストを増大させ、また、製造公差により引き起こされる寸法変化に起因して(例えば、環状端部リングのボルト締めフランジの)平坦性の制御を低下させる。
一例にかかる装置は、一体型リングと、第1の長手方向縁部および第2の長手方向縁部を規定するための長手方向隙間を有するダクトと、を含む。一体型リングをダクトの外面上に位置させることができるようにするために、第1の長手方向縁部は、第2の長手方向縁部に対して移動する。スプライスストラップは、一体型リングがダクトの外面上に位置付けられるときにスプライスストラップが第1の長手方向縁部を第2の長手方向縁部に対して固定するように、ダクトの隙間に重なる。
他の例にかかる装置は、端部リングのそれぞれの開口部間に位置付けられるべきダクトセグメントを含む。端部リングは、ダクトセグメントの第1の端部をエンジンに取り付けると共に、第1の端部とは反対側のダクトセグメントの第2の端部をレセプタに取り付けるようになっている。また、一例にかかる装置は、ダクトセグメントが端部リングの開口部間に位置付けられた後にダクトセグメントを接合するためのスプライスストラップも含む。
一例にかかる方法は、取付リングのそれぞれの開口部内に第1のダクトおよび第2のダクトを位置させるステップと、第1の長手方向縁部間に第1の隙間を形成するために第1のダクトの第1の長手方向縁部を第2のダクトの第1の長手方向縁部から離れるように位置させるステップと、第2の長手方向縁部間に第2の隙間を形成するために第1のダクトの第2の長手方向縁部を第2のダクトの第2の長手方向縁部から離れるように位置させるステップと、第1および第2のダクトの第1の長手方向縁部に重なるように第1のスプライスストラップを位置させるステップと、第1および第2のダクトの第2の長手方向縁部に重なるように第2のスプライスストラップを位置させるステップと、を含む。
説明した特徴、機能、および、利点は、様々な実施形態において独立に達成することができ、あるいは、更なる他の実施形態において組み合わされてもよく、それらの実施形態の更なる詳細は、以下の説明および図面を参照すると分かる。
本明細書で開示する教示の態様を具現化し得る一例にかかる航空機を示す図である。 本明細書で開示される教示にしたがって構成される航空機または車両と共に用いるための一例にかかるダクト装置を示す図である。 図2の一例にかかるダクト装置を示す分解図である。 図2および図3の一例にかかるダクト装置を示す側面図である。 本明細書で開示される教示にしたがって構成される他の例にかかるダクト装置を示す側面図である。 図2〜図4の一例にかかるダクト装置を組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図である。 図2〜図4の一例にかかるダクト装置を組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図である。 図2〜図4の一例にかかるダクト装置を組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図である。 図2〜図4の一例にかかるダクト装置を組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図である。 図2〜図4の一例にかかるダクト装置を組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図である。 本明細書で開示される教示にしたがって構成される航空機または車両と共に用いるための一例にかかるダクト装置を示す図である。
可能な限り、同一のまたは同様の部分を示すために、図面および添付の記載された説明の全体にわたって同じ参照符号を使用する。この特許出願で使用されるように、任意の部分(例えば、層、膜、領域、または、プレート)が任意の態様で他の部分上に位置付けられる(例えば、上に位置決めされる、上に位置付けられる、上に配置される、または、上に形成される)という記載は、言及した部分が他の部分と接触していること、あるいは、言及した部分がこの部分と他の部分との間に位置付けられる1つ以上の中間部分を用いて他の部分の上側にあることを意味する。任意の部分が他の部分と接触しているという記載は、2つの部分間に中間部分が存在しないことを意味する。
本明細書で開示する一例にかかるダクト装置および関連する方法は、例えば軍用機、航空宇宙機、および/または、任意の他の一例にかかる航空機などの航空機、または、車両と共に使用されてもよい。一例にかかるダクト装置は、航空機の排気システムを実施するために使用されてもよい。例えば、本明細書で開示するダクト装置は、航空機の排気システムの排気経路の一部を画成してもよい。幾つかの例において、本明細書で開示する一例にかかるダクト装置は、他のダクト装置、航空機エンジン構成要素、および/または、任意の他の航空機構成要素またはシステムと同軸に位置合わせされてもよい。幾つかの例において、本明細書で開示するダクト装置は、排気システムの他のダクトおよび/または任意の他の航空機構成要素上にわたってスリーブと重なり合うあるいはスリーブを備えてもよい。
既知のダクト装置とは異なり、本明細書で開示する一例にかかるダクト装置は、ダクトを排気システムのインタフェース部分および/または他の構成要素に取り付けるために一体部品の端部リングを使用する。一体型構造から成る端部リングを使用すると、調達コストおよび組立コストが低減すると共に、寸法的および構造的な質が向上する。本明細書で開示する一例にかかる端部リングを金属、合金、および/または、任意の他の適した材料から構成してもよい。
一体型構造として形成される端部リングをダクトに対して取り付けることを可能にするために、本明細書で開示する一例にかかるダクト装置は、(例えば、流体が流通するダクトの第1の端部と第2の端部との間の方向で)ダクトを貫通する長手方向スリット、隙間、または、空間(例えば、可変サイズの隙間)を有するダクトを使用する。例えば、本明細書で開示する一例にかかるダクトは、ダクトの第1の長手方向縁部とダクトの第2の長手方向縁部との間に隙間を画成するためのスリットを含む。幾つかの例において、第1の長手方向縁部は、隙間のサイズ(例えば、第1および第2の長手方向縁部間の横方向距離)を変えるために第2の長手方向縁部に対して位置決め可能または移動可能であってもよい。幾つかの例では、長手方向縁部間の隙間を排除するために、第1の長手方向縁部は、第2の長手方向縁部へ向けて曲がることができ、第2の長手方向縁部と重なり合うことができ、当接することができ、あるいは、接触することができる。第1および第2の長手方向縁部により画成されるダクト本体の長手方向スリットまたは隙間は、端部リング(例えば、一体型端部リング)のうちの1つ以上をダクトの外面上にわたって位置決めできるようにするためにダクトの寸法のプロファイル(例えば、断面または直径)を減らすあるいは下げることができるようにする。したがって、本明細書で開示する一例にかかるダクトのスリットは、ダクトを端部リングの開口部を貫通して位置させることができるようにするためにダクトが該ダクトの長手方向縁部間の隙間の距離を変える(例えば減少させる)ことができるようにする。本明細書で開示する一例にかかるダクトは、複合材料(例えば、カーボン/エポキシ)または他の適した材料から構成されてもよい。
端部リングをダクトの外面上に位置付けた後、ダクトを拡張して端部リングに取り付ける。すなわち、本明細書で開示する一例にかかるダクトの第1および第2の長手方向縁部は、ダクトを端部リングの開口部を貫通して位置付けた後にダクトが長手方向縁部間の隙間の距離を増大させることができるようにするために、互いから離れるように移動される。したがって、本明細書で開示する一例にかかるダクトの外面は、第1の長手方向縁部が第2の長手方向縁部へ向けて移動しあるいは曲がる、第2の長手方向縁部と当接する、重なり合う、または、接触するときに、第1の断面サイズ(例えば、第1の直径または面積)を有すると共に、第1の長手方向縁部が第2の長手方向縁部から離れるように曲げられ、移動され、あるいは、離間されるときに、第2の断面サイズ(例えば、第2の直径または面積)を有する。この場合、第1の断面サイズは、第2の断面サイズ以下である。また、第1の断面サイズは端部リングの開口部(例えば直径)よりも小さく、第2の断面サイズは端部リングの開口部よりも大きい。
ダクトの隙間を覆うあるいは閉じるために、本明細書で開示するスプライスストラップ、コネクタ、または、一例にかかる接合部材(例えば、複合材料のストリップ)は、ダクトの第1および第2の長手方向縁部と重なり合うあるいは接触するように位置付けられてもよい。本明細書で開示する一例にかかるスプライスストラップは、ダクトの第1および第2の長手方向縁部を互いに固定するあるいは結合する。幾つかの例では、スプライスストラップとダクトとの間に形成される継ぎ目に沿ってシール(例えばシール剤)を設けてもよい。一例にかかるスプライスストラップは、例えば、機械的な締結具、化学的なファスナー、接着、および/または、任意の他の締結具またはプロセスによって、ダクトおよび/または端部リングに取り付けられてもよい。幾つかの例において、スプライスストラップは、ダクトと接触すると共に、例えば締結具によって端部リングに結合される。本明細書で開示する一例にかかるスプライスストラップは、ダクトの材料と同様の材料(例えば、カーボン/エポキシ材料などの複合材料)から構成されてもよく、および/または、ダクトとは異なる材料から構成されてもよい。幾つかの例において、スプライスストラップは、複合材料、金属材料、合金、および/または、任意の他の適した材料から構成されてもよい。
幾つかの例において、本明細書で開示するダクトは、複数のダクト本体部またはセグメント(例えばダクト本体半体)から構成されてもよい。複数のスプライスストラップまたは接合部材は、端部リングがそれぞれのダクト本体部の外面上に位置付けられてダクト本体部の長手方向縁部が互いから離間された後にダクト本体部間に形成される任意の隙間または開口部を覆うあるいは任意の隙間または開口部と重なり合うように使用されて位置付けられてもよい。
また、本明細書で開示する一例にかかるダクトは、一例にかかる端部リングの最小開口部の断面サイズ(例えば直径)よりも大きい組み付け断面サイズ(例えば、直径または面積)を有するテーパ状のあるいは腰が括れたプロファイルまたは断面形状を有してもよい。更に、ダクトの断面サイズは、組み立て時に端部リングの最小開口部の断面サイズより大きくてもよいが、ダクトは、該ダクトの断面サイズが減少されるときに支障なくダクトの外面に沿って端部リングを受けてもよい。
図1は、この開示の教示の態様を具現化し得る一例にかかる航空機100を示す。図1の一例にかかる航空機は、軍事的用途のための固定翼航空機である。図示の例において、航空機100は、機体102と、第1の翼104と、第2の翼106と、を含む。第1のエンジン108および第2のエンジン110がキャノピー112の後部の機体102内に配置される。しかしながら、図1の一例にかかる航空機100は、単なる一例であり、したがって、本明細書で開示する一例にかかるダクト装置および方法は、例えばヘリコプター、民間航空機(例えば旅客機)、および/または、任意の他の航空機などの他のタイプの航空機、または、車両で実施されてもよい。
図2は、本明細書で開示する教示にしたがって構成される一例にかかるダクト装置200を示す。図示の一例にかかるダクト装置200は、第1の端部リング204と第2の端部リング206との間に位置付けられあるいは捕捉されるダクトまたはダクト本体202を含む。一部の既知の取付リングとは異なり、第1および第2の端部リング204、206は、均一なプロファイルを有する一体部品のリングまたは一体型の構造体として構成される。図示の例において、ダクト202は、ダクト202の長手方向軸線212に沿ってダクト202の空気流路210を画成する開口部208を有する。第1および第2の端部リング204、206は、ダクト202をシステムのインタフェースまたは構成要素に取り付ける。例えば、第1の端部リング204は、ダクト装置200またはダクト202の第1の端部214をエンジン(例えば、図1のエンジン108)に取り付けるように構成されてもよく、また、第2の端部リング206は、ダクト装置200またはダクト202の第2の端部216を航空機(例えば、図1の航空機100)のレセプタに取り付けるように構成されてもよい。幾つかの例において、ダクト装置200は、エンジン108、110(図1)と排気ノズルおよび/またはキャノピー112(図1)との間の機体102(図1)に位置付けられてもよい。幾つかの例では、ダクト装置200が他のダクト装置と同軸に位置合わせされてもよい。更なる他の例では、ダクト装置200が航空機100の他のダクトの外面上に重なり合うあるいは外面上にわたってスライドしてもよい。
図3は、図2の一例にかかるダクト装置200の分解図を示す。図3を参照すると、図示の一例にかかるダクト202は複数のダクト部またはダクトセグメント302を備える。図示の例では、ダクト202は、第1のダクトセグメント304と第2のダクトセグメント306とを有する。第1および第2のダクトセグメント304、306は、図2に示す空気流路210を画定する。図示の一例にかかる第1のダクトセグメント304は、第1の長手方向縁部308と第2の長手方向縁部310とを規定する。同様に、図示の一例にかかる第2のダクトセグメント306は、第3の長手方向縁部312と第4の長手方向縁部314とを規定する。以下で詳述するように、第1のダクトセグメント304は、ダクト装置200の組み立て中に、第1および第3の長手方向縁部308、312間の距離または隙間316と第2および第4の長手方向縁部310、314間の距離または隙間318とを変えて、第1および第2のダクトセグメント304、306を第1および第2の端部リング204、206間に位置決めできるようにするために、第2のダクトセグメント306に対して移動できるあるいは位置決めできる。図示の一例にかかる第1および第2のダクトセグメント304、306は、例えばカーボン/エポキシ材料などの複合材料から構成される。しかしながら、他の例では、第1および第2のダクトセグメント304、306が任意の他の適した材料から構成されてもよい。幾つかの例では、第1および第2のダクトセグメント304、306が異なる材料から構成されてもよい。
第1および第2の端部リング204、206のそれぞれは、開口部322と第2のフランジ326に隣接する第1のフランジ324とを規定する一体型のあるいは一体部品の本体またはプロファイル320(例えば、一体部品のリング)を有する。図示の一例にかかる第1のフランジ324は、それぞれの端部リング204、206に対して構造的完全性を加える補剛材である。図示の一例にかかる第1のフランジ324は、第2のフランジ326に対して実質的に非平行である。例えば、図示の一例にかかる第2のフランジ326は、第1のフランジ324および/または長手方向軸線212(図2)に対して傾けられあるいは角度を付けられてもよい。また、図示の一例にかかる第1および第2の端部リング204、206は、長手方向軸線212に対して径方向に離間される穴328を含む。図示の例において、穴328は、第1および第2の端部リング204、206の本体320上に設けられており、第1および第2の端部リング204、206のそれぞれを(例えば排気システムの)インタフェースまたは構成要素に取り付けるための締結具を受けるように構成される。また、穴328は、第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの第2のフランジ326上にも設けられており、第1および第2の端部リング204、206を第1および第2のダクトセグメント304、306に取り付けるための締結具を受けるように構成される。図示の一例にかかる第1および第2の端部リング204、206は金属から構成される。しかしながら、他の例では、第1および第2の端部リング204、206が合金および/または任意の他の適した材料から構成されてもよい。
第1および第2のダクトセグメント304、306を結合するため、図示の一例にかかるダクト装置200は、複数のスプライスストラップ330を含む。より具体的には、図示の一例にかかるスプライスストラップ330は、第1のスプライスストラップ332と第2のスプライスストラップ334とを含む。後述するように、スプライスストラップ332、334は、第1および第2のダクトセグメント304、306を第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの開口部322間に位置付けた後に第1および第2のダクトセグメント304、306を接合するあるいは結合する。特に、第1のスプライスストラップ332は、隙間316に重なりあるいは隙間316を覆い、また、第2のスプライスストラップ334が隙間318に重なりあるいは隙間318を覆う。したがって、第1のスプライスストラップ332は、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの第1および第3の長手方向縁部308、312を接合しあるいは結合し、また、第2のスプライスストラップ334は、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの第2および第4の長手方向縁部310、314を接合しあるいは結合する。
図示の例に示されるように、第1および第2のダクトセグメント304、306に対するスプライスストラップ332、334の位置決めを容易にするために、スプライスストラップ332、334のそれぞれは、それぞれのスプライスストラップ332、334の第1の部分または表面338(例えば、第1の翼)とそれぞれのスプライスストラップ332、334の第2の部分または表面340(例えば、第2の翼)とに対して突出する突起336を含む。図示の一例にかかる突起336は、第1の縁部342と、第1の縁部342とは反対側の第2の縁部344と、を規定する。このようにすると、第1のダクトセグメント304の第1の長手方向縁部308は、第1のスプライスストラップ332の突起336により規定される第1の縁部342と当接し、接触し、あるいは、係合し、また、第2のダクトセグメント306の第3の長手方向縁部312は、第1のスプライスストラップ332の突起336により規定される第2の縁部344と当接し、接触し、あるいは、係合する。同様に、第2のスプライスストラップ334は、突起336によって規定される第1および第2の縁部342、344を介して、第1および第2のダクトセグメント304、306の第2および第4の長手方向縁部310、314の配置を容易にする。更に、スプライスストラップ332、334が第1および第2のダクトセグメント304、306に結合されるとき、突起336の表面346は、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの外面348とほぼ面一となるように設定される。
また、第1および第2のダクトセグメント304、306の内面350は、それぞれのスプライスストラップ332、334の第1および第2の部分338、340を受けるための凹部352(例えば、長手方向縁部308〜314に隣接する)を含んでもよい。このようにして、スプライスストラップ332、334を第1のおよび第2のダクトセグメント304、306に結合するときに、突起336とは反対側のそれぞれのスプライスストラップ332、334の表面354は、第1および第2のダクトセグメント304、306の内面350とほぼ面一になってもよい。結果として、スプライスストラップ332、334は、ダクト202(図2)の開口部208を通じて流れる排ガス(または、他の流体)の流れパターンに支障を来さないおよび/または流れパターンを変えない。しかしながら、他の例では、スプライスストラップ332、334は、突起336を含まなくてもよく、および/または、スプライスストラップ332、334は、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの外面348および/または内面350に対して面一でなくてもよい。
図4は、図2および図3に示される一例にかかるダクト装置200を示す断側面図である。図4に示されるように、スプライスストラップ332、334は、ダクト202の開口部208によって画成される長手方向軸線212に沿って延伸すると共に、締結具402によって第1および第2の端部リング204、206に対して結合される。幾つかの例において、スプライスストラップ332、334は、摩擦嵌合または締まり嵌めによって第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの長手方向縁部308〜314間に捕捉されてもよい。幾つかの例において、第1および第2のスプライスストラップ332、334は、例えば、機械的な締結具、化学的なファスナー、接着、および/または、任意の他の適した締結機構および/またはプロセスによって、第1および第2のダクトセグメント304、306の外面348に結合されてもよい。
図4に示されるように、図示の一例にかかるダクト202はテーパ状のプロファイル404を有する。特に、ダクト202の第1の端部214は、ダクト202の第2の端部216の開口部により画成される断面サイズ408(例えば、第2の直径または面積)よりも大きい断面サイズ406(例えば、第1の直径または面積)を有する開口部を画定する。また、第1の端部214の断面サイズ406は、第1の端部リング204の断面サイズ410(例えば、最も小さい開口部の直径または面積)および/または第2の端部リング206の断面サイズ412(例えば、最も小さい開口部の直径または面積)よりも大きい。ダクト202の第1および第2の端部214、216間のテーパ状のプロファイル404は、湾曲されてもよく、直線状であってもよく、および/または、任意の他の適した形状であってもよい。また、図示の一例にかかるスプライスストラップ332、334は、第1および第2のダクトセグメント304、306の外面348(すなわち、ダクト202により規定される外面)のプロファイルまたは形状とほぼ同様のプロファイルまたは形状を有する。したがって、図示の一例にかかるスプライスストラップ332、334は、第1および第2のダクトセグメント304、306の外面348によって与えられるテーパ状のプロファイル404に対して相補的なテーパ状のプロファイルまたは形状を有する。また、第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの第2のフランジ326は、第2のフランジ326が第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの外面348および/またはそれぞれのスプライスストラップ332、334の表面346に対向して位置する(例えば面一)または接触するように、スプライスストラップ332、334の部分および/または外面348とほぼ同様に角度付けられあるいは傾けられる。
他の例では、ダクト202が任意の他の適したプロファイルまたは形状を有してもよい。例えば、図5は、例にかかるダクト装置500を示を示し、このダクト装置は、第1および第2の端部リング506、508間に位置付けられる腰の括れたプロファイルまたは形状504(例えば、放物線形状またはプロファイル)を有するダクト502を含む。また、図5の一例にかかるダクト502は、ダクト502の第1の長手方向縁部512とダクト502の第2の長手方向縁部514との間に位置付けられる1つの隙間510のみを有する。スプライスストラップ516は、締結具518を介して長手方向縁部512、514を結合してもよい。スプライスストラップ516は、締結具を介して第1および第2の端部リング506、508に結合してもよい。
図6〜図10は、本明細書で開示する図2〜図4の一例にかかるダクトアセンブリを組み立てる一例にかかる方法を示す部分組立図を示す。図6を参照すると、第1の端部リング204は、航空機の第1のインタフェース構成要素またはエンジンに取り付けられてもよく、また、第2の端部リング206は、航空機の第2のインタフェース構成要素またはレセプタに取り付けられてもよい。第1の端部リング204および/または第2の端部リング206は、ダクト202を第1および第2の端部リング204、206に取り付ける前または後に、および/または、ダクト202を第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの開口部322を貫通して位置付ける前または後に、それぞれのインタフェース構成要素に取り付けられてもよい。ダクト202を第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの開口部322に貫通して位置させるために、第1および第2のダクトセグメント304、306の第1および第3の長手方向縁部308、312並びに第2および第4の長手方向縁部310、314は、第1および第3の長手方向縁部308、312が互いに当接し、接触し、または、重なり合うと共に第2および第4の長手方向縁部310、314が互いに当接し、接触し、または、重なり合うように位置付けられる。このようにすると、隙間316、318(図3)は、図4に示される断面サイズ406、408のそれぞれとは異なる(例えば、断面サイズ406、408のそれぞれよりも小さい)断面サイズ602(例えば、直径または面積)をダクト202の第1の端部214に与えると共に断面サイズ604(例えば、直径または面積)をダクト202の第2の端部216に与えるように減少されあるいは排除される。すなわち、断面サイズ602、604は、スプライスストラップ332、334が第1および第2のダクトセグメント304、306から分離されて第1および第3の長手方向縁部308、312が係合状態にあり、かつ/または第2および第4の長手方向縁部310、314が係合状態にあるときに減少される。
図7は、それぞれの長手方向縁部308〜314が係合状態にあるときの第1および第2のダクトセグメント304、306の外面348上に位置付けられる第1の端部リング204を示す。第1の端部リング204の断面サイズ406(図4)は、図6および図7に示されるダクト202の断面サイズ602、604よりも大きい。したがって、第1の端部リング204は、支障なく第1および第2のダクトセグメント304、306の外面348上にわたってスライドする。
図8を参照すると、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの長手方向縁部308、312、310、314が互いに当接するあるいは重なり合う状態では、ダクト202の第1の端部214は、第1の端部リング204の第2のフランジ326と隣接して(例えば、当接係合して)位置付けられると共に、ダクト202の第2の端部216は、第2の端部リング206の第2のフランジ326と隣接して(例えば、当接係合して)位置付けられる。
図9を参照すると、第1および第2のダクトセグメント304、306を第1および第2の端部リング204、206間に位置付けた後、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの長手方向縁部308〜312は、互いから離れるように位置付けられる。すなわち、第1のダクトセグメント304の第1の長手方向縁部308は、隙間316を形成するように第2のダクトセグメント306の第3の長手方向縁部312から離れるように位置付けられる。同様に、第1のダクトセグメント304の第2の長手方向縁部310は、隙間318を形成するように第2のダクトセグメント306の第4の長手方向縁部314から離れるように位置付けられる。幾つかの例において、第1および第2のダクトセグメント304、306が隙間316、318を形成するように互いから離れるように位置付けられる状態では、第1および第2のダクトセグメント304、306は、例えば締結具を介して、第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの第2のフランジ326に結合されてもよい。
図10を参照すると、第1のスプライスストラップ332は、隙間316を覆うべく第1および第2のダクトセグメント304、306の第1および第3の長手方向縁部308、312に重なるように位置付けられる。特に、第1および第3の長手方向縁部308、312は、突起336により規定される第1および第2の縁部342、344のそれぞれと係合しあるいは当接する。また、第1のスプライスストラップ332の第1の部分338は第1のダクトセグメント304の凹部352と重なり合い、また、第1のスプライスストラップ332の第2の部分340は、第2のダクトセグメント306の凹部352と重なり合う。スプライスストラップ332の表面346は、第1および第2のダクトセグメント304、306に結合されると、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの外面348と略面一になるあるいは同じ高さになる。図示の例において、第1のスプライスストラップ332は、締結具402を介して、第1および第2の端部リング204、206のそれぞれの第2のフランジ326に結合される。幾つかの例では、第1のスプライスストラップ332と第1および第2のダクトセグメント304、306との間に形成される継ぎ目に沿って(例えば、突起336により形成される第1および第2の縁部342、344に沿って)シールを設けてもよい。第2のスプライスストラップ334は、図2に示されるダクト装置200をもたらすために、第1のスプライスストラップ332と同様の態様で隙間318を覆うように位置付けられる。例えば、第2のスプライスストラップ334は、第1および第2のダクトセグメント304、306のそれぞれの第2および第4の長手方向縁部310、314が突起336の第1および第2の縁部342、344のそれぞれと係合するあるいは当接するように、隙間318を覆うべく位置付けられる。同様に、第2のスプライスストラップ334の第1および第2の部分338、340が第1および第2のダクトセグメント304、306の凹部352のそれぞれと係合し、また、第2のスプライスストラップ334が締結具402を介して第1および第2の端部リング204、206に結合される。
幾つかの例では、組み立て前に(例えば、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306の形成中に)、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306に穴328を形成してもよい。幾つかの例では、ダクト装置200の組み立て中または組み立て時に、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306に穴328を形成してもよい。例えば、穴328は、ダクト装置200の組み立て前に、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306になくてもよい。幾つかのそのような場合、穴328は、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306が互いに対してそれらの最終組立位置に位置付けられた後に、端部リング204、206、スプライスストラップ332、334、および/または、第1および第2のダクトセグメント304、306を貫通して形成(例えば、工具によって穿孔)されてもよい。例えば、端部リング204、206の穴328は、第1および第2のダクトセグメント304、306を端部リング204、206に対して位置決めした後であって、スプライスストラップ332、334を第1および第2のダクトセグメント304、306に対して位置決めする前または後のいずれかにおいて、形成されてもよい。
図11は、ダクト1102および一体型の端部リング1104を含む他の一例にかかるダクト装置1100を示す。端部リング1104は、ダクト1102を排気システムまたは航空機または車両のインタフェース部品および/または他の構成要素に取り付ける一体部品の端部リング(例えば、金属または合金から構成される)である。
図示の一例にかかるダクト1102は、ダクト1102を貫通する長手方向スリットまたは空間1106(例えば、可変サイズの隙間)を有する。例えば、スリット1106は、ダクト1102の第1の長手方向縁部1110とダクト1102の第2の長手方向縁部1112との間に、隙間1108を形成する。第1の長手方向縁部1110は、一体型リング1104をダクト1102の外面1114上に位置させることができるようにするために第2の長手方向縁部1112に対して位置決め可能または移動可能である。すなわち、長手方向縁部1110、1112は、隙間1108(例えば、第1および第2の長手方向縁部1110、1112間の横方向距離)のサイズを変えるために互いに対して位置決め可能である。幾つかの例において、第1の長手方向縁部1110は、長手方向縁部1110、1112間の隙間1108を減少させるあるいは排除するように第2の長手方向縁部1112へ向けて曲がる。図示の一例にかかるダクト1102は、第1および第2の長手方向縁部1110、1112が互いの方へ移動できるあるいは曲がることができるようにするために、複合材料または可撓性材料から構成されてもよい。端部リング1104をダクト1102の外面1114上に位置付けた後、ダクト1102は、長手方向縁部1110、1112間に形成される隙間1108の距離を増大させるように拡張される。
したがって、ダクト1102は、第1の長手方向縁部1110が第2の長手方向縁部1112の方へ曲がり、第2の長手方向縁部1112と当接しあるいは重なり合うときに、第1の断面サイズを有し、また、第1の長手方向縁部1110が第2の長手方向縁部1112から離間されるときに、第2の断面サイズを有する。第1の断面サイズは、一体型リング1104の断面サイズよりも小さく、また、第2の断面サイズは、一体型リング1104の断面サイズよりも大きい。スリット1106は、ダクト1102を端部リング1104の開口部1116を貫通して位置させることができるようにするために、ダクト1102が長手方向縁部1110、1112間の隙間1108の距離を減少させることができるようにし、また、スリット1106は、ダクト1102が端部リング1104の開口部1116を貫通して位置付けられた後にダクト1102が隙間1108の距離を増大させることができるようにする。
ダクト1102の隙間1108を覆うあるいは閉じるために、一例にかかるスプライスストラップ、接合部材またはコネクタ1118(例えば、材料のストリップ)は、隙間1108と重なり合う。スプライスストラップ1118は、ダクト1102の第1および第2の長手方向縁部1110、1112と重なり合うあるいは接触するように位置付けられる。例えば、スプライスストラップ1118は、一体型リング1104がダクト1102の外面1114上に位置付けられるときにダクト1102の第2の長手方向縁部1112に対して第1の長手方向縁部1110を固定するあるいは結合する。スプライスストラップ1118は、ダクト1102の材料と同様の材料(例えば、カーボン/エポキシ材料などの複合材料)、複合材料、金属材料、合金、および/または、任意の他の適した材料から構成されてもよい。
また、本開示は、以下の付記項に係る実施形態を備える。
付記項1
一体型リングと、
第1の長手方向縁部および第2の長手方向縁部を規定するための長手方向隙間を有するダクトであって、一体型リングをダクトの外面上に位置させることができるようにするために第1の長手方向縁部が第2の長手方向縁部に対して移動する、ダクトと、
ダクトの隙間に重なるためのスプライスストラップであって、一体型リングがダクトの外面上に位置付けられるときにスプライスストラップが第1の長手方向縁部を第2の長手方向縁部に対して固定する、スプライスストラップと、
を備える装置。
付記項2
一体型リングが金属から構成され、ダクトが複合材料から構成される付記項1の装置。
付記項3
スプライスストラップがダクトの材料と同様の材料から構成される付記項2の装置。
付記項4
ダクトは、第1の長手方向縁部が第2の長手方向縁部の方へ曲がる、または、第2の長手方向縁部と当接するあるいは重なり合うときに、第1の断面サイズを有すると共に、第1の長手方向縁部が第2の長手方向縁部から離間されるときに、第2の断面サイズを有する付記項1の装置。
付記項5
第1の断面サイズは、一体型リングの断面サイズよりも小さく、第2の断面サイズは、一体型リングの断面サイズよりも大きい付記項4の装置。
付記項6
ダクトは、該ダクトの長手方向縁部間に隙間を形成するための長手方向スリットを有する付記項1の装置。
付記項7
スリットは、ダクトを一体型リングの開口部に貫通して位置させることができるようにするためにダクトが長手方向縁部間の隙間の距離を減少させることを可能にするようになっており、スリットは、ダクトが一体型リングの開口部を貫通して位置付けられた後にダクトが隙間の距離を増大させることを可能にするようになっている付記項6の装置。
付記項8
端部リングのそれぞれの開口部間に位置付けられるべきダクトセグメントであって、端部リングが、ダクトセグメントの第1の端部をエンジンに取り付けると共に、第1の端部とは反対側のダクトセグメントの第2の端部をレセプタに取り付ける、ダクトセグメントと、
ダクトセグメントが端部リングの開口部間に位置付けられた後にダクトセグメントを接合するためのスプライスストラップと、
を備える装置。
付記項9
端部リングのそれぞれは、一体型である付記項8に規定される装置。
付記項10
スプライスストラップは、締結具を介してダクトセグメントに結合される付記項8に規定される装置。
付記項11
ダクトセグメントは、スプライスストラップがダクトセグメントに結合されるときにテーパ状プロファイルまたは腰の括れたプロファイルを有する付記項8に規定される装置。
付記項12
スプライスストラップとダクトセグメントとを端部リングに締結するための締結具を更に備える付記項8に規定される装置。
付記項13
複数のダクトセグメントが、第1のダクトセグメントと第2のダクトセグメントとを備える付記項8に規定される装置。
付記項14
端部リングのそれぞれの開口部内に第1および第2のダクトをインサートするために、第1および第2のダクトセグメントのそれぞれの第1および第2の長手方向縁部は、互いの方へ移動し、
第1および第2のダクトセグメントが端部リング間に位置付けられた後に、第1および第2のダクトセグメントのそれぞれの長手方向縁部は、互いから離れるように移動される付記項13に規定される装置。
付記項15
スプライスストラップがダクトセグメントの長手方向縁部を接合する付記項8の装置。
付記項16
ダクト装置を組み立てるための方法であって、
取付リングのそれぞれの開口部内に第1のダクトおよび第2のダクトを位置させるステップであって、第1のダクトが第1および第2の長手方向縁部を規定し、第2のダクトが第3および第4の長手方向縁部を規定する、ステップと、
第1および第3の長手方向縁部間に第1の隙間を形成するために、第1のダクトの第1の長手方向縁部を第2のダクトの第3の長手方向縁部から離れるように移動させるステップと、
第2および第4の長手方向縁部間に第2の隙間を形成するために、第1のダクトの第2の長手方向縁部を第2のダクトの第4の長手方向縁部から離れるように移動させるステップと、
第1の隙間に重なるように第1のスプライスストラップを位置させるステップと、
第2の隙間に重なるように第2のスプライスストラップを位置させるステップと、
を備える方法。
付記項17
第1のダクトと第2のダクトとを取り付けるために、第1のスプライスストラップと第1および第3の長手方向縁部とを重ね合わせるステップを更に備える付記項16の方法。
付記項18
第1の長手方向縁部を第1のスプライスストラップの第1の縁部に当て付けて位置決めするステップと、第3の長手方向縁部を第1のスプライスストラップの第2の縁部に当て付けて位置決めするステップと、を更に備える付記項17の方法。
付記項19
第1のダクトと第2のダクトとを取り付けるために、第2のスプライスストラップと第2および第4の長手方向縁部とを重ね合わせるステップを更に備える付記項16の方法。
付記項20
第2の長手方向縁部を第2のスプライスストラップの第1の縁部に当て付けて位置決めするステップと、第4の長手方向縁部を第2のスプライスストラップの第2の縁部に当て付けて位置決めするステップと、を更に備える付記項19の方法。
製造の特定の例にかかる方法、装置、および、物品を本明細書中で説明してきたが、この特許の対象範囲はこれらに限定されない。それどころか、この特許は、文字通りあるいは均等論下で添付の特許請求の範囲内に適正に入る製造の方法、装置、および、物品の全てを網羅する。
100 航空機、102 機体、104 第1の翼、106 第2の翼、108 第1のエンジン、110 第2のエンジン、112 キャノピー、200 ダクト装置、202 ダクト,ダクト本体、204 第1の端部リング、206 第2の端部リング、208 開口部、210 空気流路、212 長手方向軸線、214 第1の端部、216 第2の端部、302 ダクト部,ダクトセグメント、304 第1のダクトセグメント、306 第2のダクトセグメント、308 第1の長手方向縁部、310 第2の長手方向縁部、312 第3の長手方向縁部、314 第4の長手方向縁部、316 距離,隙間、318 距離,隙間、320 一体型のあるいは一体部品の本体,プロファイル,本体、322 開口部、324 第1のフランジ、326 第2のフランジ、328 穴、330 スプライスストラップ、332 第1のスプライスストラップ、334 第2のスプライスストラップ、336 突起、338 第1の部分,表面、340 第2の部分,表面、342 第1の縁部、344 第2の縁部、346 表面、348 外面、350 内面、352 凹部、354 表面、402 締結具、404 テーパ状のプロファイル、406 断面サイズ、408 断面サイズ、410 断面サイズ、412 断面サイズ、500 ダクト装置、502 ダクト、504 プロファイル,形状、506 第1の端部リング、508 第2の端部リング、510 隙間、512 第1の長手方向縁部、514 第2の長手方向縁部、516 スプライスストラップ、518 締結具、602 断面サイズ、604 断面サイズ、1100 ダクト装置、1102 ダクト、1104 端部リング,一体型リング、1106 スリット,空間、1108 隙間、1110 第1の長手方向縁部、1112 第2の長手方向縁部、1114 外面、1116 開口部、1118 スプライスストラップ,接合部材,コネクタ

Claims (12)

  1. 一体型リング(1104)と、
    第1の長手方向縁部(1110)および第2の長手方向縁部(1112)を規定するための長手方向隙間(1108)を有するダクト(1102)であって、前記一体型リングを前記ダクトの外面(1114)上に位置させることができるようにするために、前記第1の長手方向縁部を前記第2の長手方向縁部と当接させるあるいは重なり合わせるように前記第1の長手方向縁部が前記第2の長手方向縁部に対して移動する、ダクトと、
    前記ダクトの前記隙間に重なるためのスプライスストラップ(1118)であって、前記一体型リングが前記ダクトの外面上に位置付けられるときに前記スプライスストラップが前記第1の長手方向縁部を前記第2の長手方向縁部に対して固定する、スプライスストラップと、
    を備える装置。
  2. 前記一体型リング(1104)が、金属から構成され、前記ダクトが、複合材料から構成される請求項1に記載の装置。
  3. 前記スプライスストラップ(1118)が、前記ダクト(1102)の材料と同様の材料から構成される請求項2に記載の装置。
  4. 前記ダクト(1102)は、前記第1の長手方向縁部(1110)が前記第2の長手方向縁部(1112)と当接するあるいは重なり合うときに、第1の断面サイズを有すると共に、前記第1の長手方向縁部が前記第2の長手方向縁部から離間されるときに、第2の断面サイズを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記第1の断面サイズが、前記一体型リング(1104)の断面サイズよりも小さく、前記第2の断面サイズが、前記一体型リングの断面サイズよりも大きい請求項4に記載の装置。
  6. 前記ダクト(1102)が、該ダクトの前記長手方向縁部(1110/1112)間に前記隙間(1108)を形成するための長手方向スリット(1106)を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記スリット(1106)が、前記ダクトを前記一体型リング(1104)の開口部に貫通して位置させることができるようにするために、前記ダクト(1102)が前記長手方向縁部(1110/1112)間の前記隙間(1108)の距離を減少させることを可能にするようになっており、前記スリットが、前記ダクトが前記一体型リングの開口部を貫通して位置付けられた後に前記ダクトが前記隙間の距離を増大させることを可能にするようになっている請求項6に記載の装置。
  8. ダクト(202)装置を組み立てるための方法であって、
    取付リング(204/206)のそれぞれの開口部内に第1のダクト(304)および第2のダクト(306)を位置させるステップであって、前記第1のダクトが第1および第2の長手方向縁部(308/310)を規定し、前記第2のダクトが第3および第4の長手方向縁部(312/314)を規定する、ステップと、
    前記第1および第3の長手方向縁部間に第1の隙間(316)を形成するために、前記第1のダクトの前記第1の長手方向縁部を前記第2のダクトの前記第3の長手方向縁部から離れるように移動させるステップと、
    前記第2および第4の長手方向縁部間に第2の隙間(318)を形成するために、前記第1のダクトの前記第2の長手方向縁部を前記第2のダクトの前記第4の長手方向縁部から離れるように移動させるステップと、
    前記第1の隙間に重なるように第1のスプライスストラップ(332)を位置させるステップと、
    前記第2の隙間に重なるように第2のスプライスストラップ(334)を位置させるステップと、
    を備える方法。
  9. 前記第1のダクト(304)と前記第2のダクト(306)とを取り付けるために、前記第1のスプライスストラップ(332)と前記第1および第3の長手方向縁部(308/312)とを重ね合わせるステップを更に備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の長手方向縁部(308)を前記第1のスプライスストラップ(332)の第1の縁部に当て付けて位置決めするステップと、前記第3の長手方向縁部(312)を前記第1のスプライスストラップの第2の縁部に当て付けて位置決めするステップと、を更に備える請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のダクト(304)と前記第2のダクト(306)とを取り付けるために、前記第2のスプライスストラップ(334)と前記第2および第4の長手方向縁部(310/314)とを重ね合わせるステップを更に備える請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第2の長手方向縁部(310)を前記第2のスプライスストラップ(334)の第1の縁部に当て付けて位置決めするステップと、前記第4の長手方向縁部(314)を前記第2のスプライスストラップ(334)の第2の縁部に当て付けて位置決めするステップと、を更に備える請求項11に記載の方法。
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