JP6488858B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
Qc=(Tc−Tw)・Fc …(1)
Qc(n)=Qc
同様に、注湯熱量Qbを、出湯温度センサ40により検出される注湯温度tbと、入水温度センサ28により検出される入水温度twと、注湯流量センサ42により検出される注湯流量Fbとに基づいて、式(2)により演算し、今回演算により得られた缶体熱量Qbを今回演算値Qb(n)とする。
Qb=(Tb−Tw)・Fb …(2)
Qb(n)=Qb
Y(n)={L/(L+1)}・Y(n−1)+{1/(L+1)}・X(n)…(3)
ここで、 Y(n):補正後(フィルタ処理後)の今回の出力値、Y(n−1):補正後(フィルタ処理後)の前回の出力値、X(n):補正前(フィルタ処理前)の今回の入力値、L:フィルタ定数(1以上の整数)、である。
式(3)の意味するところは次の通りである。すなわち、今回の補正後の出力データY(n)として、前回の補正後の出力データY(n−1)に対し、今回の入力データ(検出値又は検出値に基づく演算値)X(n)をどの程度の割合で反映させたものを用いるか、をフィルタ定数の値を変化させることで、その割合を変化させることを可能とした演算式である。例えば、時間遅れの小さい場合にL=1と設定してフィルタ処理(演算)を実行すれば、前回の補正後の出力データY(n−1)の50%の前回成分に対し、今回の入力データX(n)の50%分の今回成分を加算したものを、今回の補正後の出力データY(n)として得ることになる。Lの値を2,3,…と増加していくにつれて、前回の出力データY(n−1)に係る前回成分と、今回の入力データX(n)に係る今回成分との割合が(2/3)対(1/3)、(3/4)対(1/4)というように配分比率が変化して、時間遅れをより大きくして今回の入力データX(n)の変動による影響を弱めたものが今回の出力データY(n)として得られることになる。
Qbf(n)=(2/3)・Qbf(n−1)+(1/3)・Qb(n)
Qcf(n)=(12/13)・Qcf(n−1)+(1/13)・Qc(n)
つまり、制御周期毎に更新される今回のフィルタ処理後の缶体熱量Qcf(n)として、大部分(12/13の部分)を前回のフィルタ処理後の缶体熱量Qcf(n−1)が占め、検出値に基づく今回の演算値Qc(n)の変動成分を1/13に抑えて加味したものとするのである。これにより、突発した変動が一時的に生じたとしても、その変動が判定用のデータに影響を与えないようにしている。
K=[Qcf(n)T=13/Qbf(n)T=13]
どの時点のフィルタ処理後の缶体熱量Qcf(n)及び注湯熱量Qbf(n)の値を採用するかについては、前記のフィルタ処理後の缶体熱量及び注湯熱量が同期した後に両値の関係が安定するようになった時点であればよく、例えば図4(a)の例であるとT=11sec(燃焼開始から8sec)又は12sec(燃焼開始から9sec)、あるいは、T=14sec(燃焼開始から11sec)以降の時点でもよい。
Fk=[{Qcf(n)−Qbf(n)}・K]/(Tb−Tw) …(4)
この演算により得られるFkについて図示すると図4(b)に細い実線で示すようになり、他栓使用開始直後は一時的に突発値が出て不安定になる傾向が生じる。そこで、式(4)で得られる他栓流量Fkについても、前記と同様の一時遅れ系の演算式(3)を用いてフィルタ処理を施す(ステップS5)。このステップS5が第2フィルタ処理部を構成する。
Fkf(n)=(35/36)・Fkf(n−1)+(1/36)・Fk(n)
ここで、Fk(n):式(4)で得られる今回の他栓流量、Fkf(n):フィルタ処理後の今回の他栓流量、Fkf(n−1):フィルタ処理後の前回の他栓流量である。この演算式を用いたフィルタ処理により得られたFkfを示すと、図4(b)に太い実線で示す如くなる。以上のフィルタ処理を式(4)で得られた他栓流量Fkの値に対し施すことにより、判定用の他栓流量Fkfの値として、図4(b)に太い実線で示す如く、急激な大変動の影響を極力避けつつ、変動傾向を反映させることができる。この結果、大変動等に起因する誤判定の発生を回避しつつ、他栓使用が発生したか否かについての判定を的確に行うことができるようになる。なお、フィルタ定数Lk(L=Lk)を用いた式(3)は、配分比率β(β=1/(Lk+1))を用いて次式に置き換えることも可能である。
Y(n)=(1−β)・Y(n−1)+β・X(n)
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、缶体熱量、注湯熱量、又は、他栓流量に対するフィルタ処理として式(3)の基本式を用いた例を示したが、演算式の形式を問わず、前回求めた判定用の値と、今回検出又は演算により得た値とにそれぞれ所定の配分比率を乗じて得られた2つの値の合計値として今回の判定用の値が得られる演算式であれば、フィルタ処理に用いることができる。例えば、配分比率α(0<α<1)を用いて、次式で表される演算式をフィルタ処理に用いるようにしてもよい。
Y(n)={(1−α)/100)}・Y(n−1)+α・X(n)
要するに、今回の判定用の値として、今回の検出又は演算により得た値X(n)の変動影響を何%加味するか、という観点からαの値を定めるようにすることができる。配分比率αと、式(3)におけるフィルタ定数Lとの関係は次のように表すことができる。
α=1/(L+1)
なお、Y(n),Y(n−1),X(n)については、式(3)で説明したものと同じである。
22 給湯用熱交換器(加熱部)
23 燃焼バーナ(加熱部)
24 給湯路
27 缶体流量センサ(加熱部流量センサ)
28 入水温度センサ
29 缶体温度センサ(加熱部温度センサ)
40 出湯温度センサ(注湯温度センサ)
41 注湯路
42 注湯流量センサ
53 注湯運転制御部
54 他栓使用判定処理部
Claims (4)
- 水を加熱するための加熱部と、この加熱部から出湯される湯を給湯栓に給湯するための給湯路と、この給湯路の途中から分岐して前記加熱部から出湯される湯を浴槽に注湯するための注湯路と、この注湯路を通して浴槽に注湯するか否かを開閉切換により切換える切換手段と、前記加熱部に加熱のために入水される水の温度を検出するための入水温度センサと、前記加熱部を通過して出湯される湯の流量を検出するための加熱部流量センサと、前記加熱部を通過して出湯される湯の温度を検出するための加熱部温度センサと、前記注湯路を通して注湯される湯の流量を検出するための注湯流量センサと、前記注湯路を通して注湯される湯の温度を検出するための注湯温度センサと、を備えた給湯装置において、
前記切換手段が開切換されて前記浴槽へ注湯されている注湯中に、前記給湯栓の開作動により給湯使用が発生したか否かを判定用データに基づいて判定するための他栓使用判定処理部を備え、
前記他栓使用判定処理部は、前記加熱部流量センサ、加熱部温度センサ及び入水温度センサによる各検出値に基づいて、前記加熱部により生成される加熱部熱量を所定の制御周期毎に演算する加熱部熱量演算部と、前記注湯流量センサ、注湯温度センサ及び入水温度センサによる各検出値に基づいて、前記注湯路を通して注湯される湯の注湯熱量を前記制御周期毎に演算する注湯熱量演算部と、前記加熱部熱量演算部により演算される加熱部熱量及び前記注湯熱量演算部により演算される注湯熱量について、それぞれ個別にフィルタ処理を施してフィルタ処理後の加熱部熱量及び注湯熱量を判定用データとして出力するフィルタ処理部と、を備え、
前記フィルタ処理部は、今回の制御周期において前記検出値に基づいて演算された今回の入力値に対し所定の配分比率α(但し、0<α<1)を乗じた今回成分に、前回の制御周期において前記フィルタ処理された後の前回の出力値に対し配分比率(1−α)を乗じた前回成分を加算した値を、今回の制御周期における判定用データとして出力するように構成されており、
さらに、前記他栓使用判定処理部は、加熱部熱量に係る判定用データから注湯熱量に係る判定用データを減算した熱量差分と、前記注湯温度センサ及び入水温度センサによる両検出値間の温度差とに基づいて、給湯栓に対し給湯される給湯流量を演算により取得する給湯流量演算部を備え、得られた給湯流量に基づいて給湯使用が発生したか否かを判定するように構成され、
加えて、前記他栓使用判定処理部は、前記給湯流量演算部により演算される給湯流量について、フィルタ処理を施してフィルタ処理後の給湯流量を出力する第2フィルタ処理部を備え、前記第2フィルタ処理部は、今回の制御周期において演算された今回の入力値に対し所定の配分比率β(但し、0<β<1)を乗じた今回成分に、前回の制御周期において前記フィルタ処理された後の出力値に対し配分比率(1−β)を乗じた前回成分を加算した値を、今回の制御周期におけるフィルタ処理後の給湯流量として出力するように構成されている、
ことを特徴とする給湯装置。 - 請求項1に記載の給湯装置であって、
前記フィルタ処理後の加熱部熱量及び注湯熱量を判定用データとして出力するフィルタ処理部は、フィルタ処理で用いる配分比率αとして、加熱部熱量と注湯熱量とで、互いに異なる値が設定されている、給湯装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の給湯装置であって、
前記他栓使用判定処理部は、判定に用いる熱量差分として、前記減算により得た熱量差分に対し所定の熱量補正係数を乗じて得られる補正後の熱量差分を用いるように構成されている、給湯装置。 - 請求項3に記載の給湯装置であって、
前記熱量補正係数として、給湯使用が発生していない状態でかつ注湯中における、前記判定用データとして出力される注湯熱量に対する加熱部熱量の比率が設定されている、給湯装置。
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