JP6488794B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像形成装置の中には、リモートから受け取ったユーザの印刷データを記憶装置に記憶しておき、そのユーザが画像形成装置までやってきてユーザ認証やパスワード入力を行うと、記憶している印刷データを印刷出力する、いわゆるセキュリティ印刷機能を持つものがある。この種の画像形成装置では、数多くの印刷データが出力されない結果記憶装置の残り容量が少なくなると、新たな印刷データを受け付けられなくなる等の不具合が生じる可能性がある。
特許文献1に開示された印刷装置は、認証要求指示のある印刷ジョブを記憶領域に蓄積した場合、その蓄積時間を監視し、蓄積時間が予め定めた期間が経過した印刷ジョブは記憶領域から強制的に削除する。
特許文献2に開示された画像処理装置は、ジョブが実行可能でない場合やジョブの実行中にエラーが発生した場合に、ジョブの処理を停止し、そのジョブのデータを外部のサーバに退避することで、次のジョブを処理するためのメモリ領域を確保する。そして、エラー等が解除されると、退避していたジョブのデータを外部サーバから取得し、そのジョブを再開する。
また近年、Google社が運営しているGoogle Cloud Printのように、インターネット上で提供されるクラウドプリントサービスが提案されている。ユーザはPC等からクラウドプリントサービスに当該サービスのユーザIDでログインし、ログイン後にクラウドプリントサービスに印刷データを送る。そして、クラウドプリントサービスから画像形成装置に対してインターネット等を経由してその印刷データを提供することで、印刷を実現する。この種のクラウド経由の印刷においても、画像形成装置でセキュリティ印刷機能を提供することが考えられる。
特開2011−203989号公報 特開2008−288733号公報
本発明は、クラウド上のサービスシステムから取得して画像形成装置内の記憶手段に記憶している印刷データを、空き容量を増やすために記憶手段から退避する場合において、印刷データの退避先の装置を特別に設ける必要をなくすことを目的とする。
請求項1に係る発明は、クラウド上のサービスシステムから取得した自装置宛の印刷データを、当該印刷データに対応するユーザから出力指示を受けるまで記憶する印刷データ記憶手段と、前記印刷データ記憶手段の空き容量があらかじめ定められた空き容量基準を満たさなくなった場合に、前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうちの少なくとも1つを、自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信し、送信した印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する退避処理を実行する退避手段と、を含み、前記退避手段は、所定の時間間隔以内に自装置が受け取った複数の印刷データを1つのグループにまとめ、前記グループを単位として前記退避処理を実行する、ことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記退避手段が前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうち自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信する印刷データに対して、退避したものであることを示す退避情報を付加する手段と、自装置宛の印刷データが存在する旨の通知を前記サービスシステムから受け取ると、その印刷データを前記サービスシステムから取得して前記印刷データ記憶手段に記憶させる取得手段であって、その印刷データに前記退避情報が付加されている場合には、あらかじめ定められた再取得条件が満たされるまで、その印刷データの取得を保留する取得手段と、を更に含む請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記取得手段が取得した各印刷データのデータ量を記憶するデータ量記憶手段と、前記退避手段の前記退避処理により前記サービスシステムに送信した印刷データが、前記データ量記憶手段にデータ量を記憶した各印刷データのうちのいずれに対応するものであるかを示す対応情報を生成する手段と、を更に含み、前記取得手段は、前記サービスシステムからの前記通知が示す印刷データに前記退避情報が付加されている場合、その印刷データが、前記データ量記憶手段にデータ量を記憶した各印刷データのうちのいずれに対応するかを前記対応情報から特定し、特定した印刷データのデータ量を前記印刷データ記憶手段の空き容量から減算した減算結果が前記空き容量基準を満たすという再取得条件が満たされると、前記通知が示す印刷データを前記サービスシステムから取得する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、コンピュータを、クラウド上のサービスシステムから取得した自装置宛の印刷データを、当該印刷データに対応するユーザから出力指示を受けるまで記憶する印刷データ記憶手段、前記印刷データ記憶手段の空き容量があらかじめ定められた空き容量基準を満たさなくなった場合に、前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうちの少なくとも1つを、自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信し、送信した印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する退避処理を実行する退避手段、として機能させるためのプログラムであって、前記退避手段は、所定の時間間隔以内に自装置が受け取った複数の印刷データを1つのグループにまとめ、前記グループを単位として前記退避処理を実行する、ことを特徴とするプログラムである。
請求項1又は4に係る発明によれば、クラウド上のサービスシステムから取得して画像形成装置内の印刷データ記憶手段に記憶している印刷データを、空き容量を増やすために印刷データ記憶手段から退避する場合において、印刷データの退避先の装置を特別に設ける必要をなくすことができる。
請求項2又は3に係る発明によれば、サービスシステムが印刷データを受け取ると宛先の画像形成装置にすぐに通知を行う場合でも、画像形成装置は、印刷データ記憶手段の空き容量が基準を満たさなくならないよう、その印刷データの取得を保留することができる。
実施形態の画像形成装置と、これを含んだクラウド利用の印刷のためのシステム構成の例を示す図である。 クラウドジョブリスト記憶部に記憶されるジョブリストの例を示す図である。 画像形成装置の処理手順の一例を示す図である。 クラウドサーバが管理するジョブ情報の一例を示す図である。 画像形成装置からジョブの退避を受けた際のクラウドサーバが管理するジョブ情報の一例を示す図である。 画像形成装置からジョブの退避を受けた際のクラウドサーバが管理するジョブ情報の一例を示す図である。 クラウドジョブリスト記憶部内のジョブリストに対してユーザの操作があったときの画像形成装置の処理手順の例を示す図である。
まず図1を参照して、本実施形態の画像形成装置と、これを含んだクラウド利用の印刷のためのシステム構成の例を説明する。
例示するシステムは、インターネット400に接続された画像形成装置100、クラウドサーバ200、及びユーザ端末300を含んでいる。
画像形成装置100は、入力される印刷データを用紙に印刷する装置である。画像形成装置100は、印刷機能以外の機能を備えていてもよい。例えば、画像形成装置100は、印刷機能の他にスキャン機能、複写機能、ファックス送信機能、電子メール送信機能を備える、いわゆるデジタル複合機であってもよい。この例では、画像形成装置100は、会社内のLAN(ローカルエリアネットワーク。図示省略)等の社内のネットワークに接続されているとする。画像形成装置100は、自身が持つ操作・表示部112で受け付けたユーザからの指示に応じて複写、スキャン、印刷等の処理を実行する機能を持つ他に、社内ネットワーク上のコンピュータからの指示に応じて印刷等の処理を実行する機能を持つ。また、画像形成装置100は、インターネット400上のクラウドサーバ200から印刷データを取得して印刷出力する機能を備える。
会社に所属する各ユーザは、それぞれその会社内で固有のユーザID(以下「社内ID」と呼ぶ)を割り当てられている。例えば社員番号等がその一例である。社内ネットワーク上の各情報処理装置(例えば画像形成装置100)は、この社内IDを用いてユーザを認証し、管理する。画像形成装置100は、当該装置を使用しようとするユーザに認証情報の提示(例えば操作・表示部112からの社内ID及びパスワードの入力、あるいは接触式又は非接触式で内蔵データを読み取り可能な身分証(ID)カードを用いた認証)を求め、これに応じて提示された情報を社内認証システムに送るなどにより、ユーザ認証を実行する。ユーザ認証が成功すると、ユーザの社内IDが特定される。画像形成装置100は、特定された社内IDを、実行した処理の履歴(ログ)情報等に含めて、自装置内或いは社内ネットワーク上の他の装置に記録する。記録された履歴情報は、社内での画像形成装置100の利用状況の管理又は課金管理等のために、社内ネットワーク上の課金集計装置により集計される場合もある。
クラウドサーバ200は、インターネット等のネットワーク上に設けられた、ユーザに対してプリントサービスを提供するシステムである。クラウドサーバ200は、一般的には複数のコンピュータからなるシステムであるが、単一のコンピュータにより構成されていてもよい。例えばGoogle Cloud Print(以下「GCP」と略す)がクラウドサーバ200の一例である。
クラウドサーバ200は、例えば、ユーザから印刷対象として指定された文書データ(例えばワードプロセッサや表計算のソフトウエアで作成されている)を、画像形成装置130で取扱可能なデータ形式(例えばPDF(Portable Document Format)、PostScript(登録商標))に変換する機能、受けた印刷指示に対応する印刷ジョブを生成しその実行状態等を管理する機能(例えばキュー管理)等を、ユーザに対して提供する。例えば、クラウドサーバ200は、画像形成装置100と通信してプリントサービスのための諸機能を実現する論理プリンタを有しており、その画像形成装置100、論理プリンタ、及びそれらを利用可能なユーザ、の対応関係を管理している。ユーザは、クラウドサーバ200に自分のアカウントを登録(作成)する。アカウント作成の際に、ユーザは、クラウドサーバ200上で一意なユーザID(以下「クラウド用ID」と呼ぶ)を登録する。
ユーザは、PC、スマートフォン等のユーザ端末300から、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを用いて、インターネット400経由でクラウドサーバ200に対して自分のクラウド用IDでログインする。そして、そのユーザに対応づけて登録された画像形成装置100の中から出力先を選び、印刷指示を行う。クラウドサーバ200(その画像形成装置100に対応する論理プリンタ)は、印刷を指示された文書データを画像形成装置100が対応しているデータ形式の印刷データに変換する。例えばGCPの場合、クラウドサーバ200は、印刷データの準備ができると、出力先の画像形成装置100に対して、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)を用いて通知を行い、その通知に応じて画像形成装置100が、HTTP等を用いてクラウドサーバ200からその印刷データをダウンロードする。
画像形成装置100の更なる詳細を説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、社内ネットワークやインターネット等との間でのデータ通信を制御する通信制御部102と、画像形成装置100がユーザに提供する機能(例えば印刷)を実現するための制御を行う主制御部110とを含む。
主制御部110において、操作・表示部112は、ユーザから操作指示を受け付けたり、その操作指示の受付のために必要な画面情報を表示したりする。ジョブ取得部114は、クラウドサーバ200や社内ネットワーク上のコンピュータからジョブデータ(印刷データ及びこれに付随する印刷属性情報)を取得する。印刷処理部116は、そのジョブデータに従って印刷機構を制御することで、ジョブデータが表す画像を媒体に印刷する。
本実施形態では、画像形成装置100は、セキュリティ印刷機能(取得したジョブをいったん保存し、ユーザからの出力指示を待って印刷処理する機能)を有している。ジョブ取得部114が取得したジョブのデータのうちセキュリティ印刷の対象であるジョブのデータはジョブ記憶部118に記憶される。ジョブ記憶部118に記憶されたジョブデータは、ユーザがそのジョブデータに対する印刷実行を操作・表示部112に対して指示すると、ジョブ記憶部118から取り出され、印刷処理部116で処理される。説明を簡潔にするため、以下の例では、クラウドサーバ200経由で画像形成装置100に送られてくるジョブは、すべてセキュリティ印刷の対象であるとする。
クラウドジョブリスト記憶部120は、クラウドサーバ200から取得した各ジョブの管理情報のリスト(以下「ジョブリスト」と呼ぶ)を記憶している。画像形成装置100は、スキャンや複写等のローカルジョブや、社内ネットワーク上のコンピュータからの印刷指示等に対応するジョブなども実行可能であるが、クラウドジョブリスト記憶部120に記憶されるジョブリストには、クラウドサーバ200から取得したジョブの情報のみが登録される。なお、ローカルジョブや社内ネットワークからのジョブについての管理情報は、従来通り管理される。
さてジョブ記憶部118の空き容量が少なくなると、新たなジョブデータを受け取れなくなるなどの問題が起こる可能性がある。そこで、本実施形態では、ジョブ記憶部118の空き容量を適正量以上に保つために、ジョブ退避部122を設けている。ジョブ退避部122は、ジョブ記憶部118の空き容量が適正量(閾値)以下になった場合に、ジョブ記憶部118に記憶しているジョブデータを、クラウドサーバ200に退避させる。すなわち、ジョブ退避部122は、ジョブ記憶部118に記憶しているジョブデータを含む印刷指示を、自装置(すなわち画像形成装置100自身)を出力先に指定して、クラウドサーバ200に送る。クラウドサーバ200に対して印刷指示を送るために、画像形成装置100は、クラウドサーバ200にログインするためのアカウント情報124(クラウド用IDとパスワード等の認証情報)を有している。このアカウント情報124は、画像形成装置100の管理者ユーザのものであってもよいし、画像形成装置100専用にクラウドサーバ200に登録したものであってもよい。いずれの場合も、このアカウント情報124は、画像形成装置100を利用可能なアカウントとしてクラウドサーバ200に登録しておく。ジョブ退避部122は、クラウドサーバ200に退避させたジョブデータに対して、そのジョブが退避させたジョブであることを示すフラグを付加する。フラグは、例えば、そのジョブの印刷データのファイル名に対して、退避させたジョブであることを示す特定の文字列として付加される(図6参照)。このほかにも例えば、ジョブデータが含む印刷属性等の属性情報のあらかじめ定めた1項目として、そのフラグを持たせてもよい。
図2を参照して、クラウドジョブリスト記憶部120に記憶されているジョブリストの例を説明する。ジョブリストには、クラウドサーバ200から取得したジョブ毎に、ファイル名、状態、取得日時、退避日時、ファイル容量、退避理由、操作者、印刷属性の各項目を含む。
「ファイル名」は、クラウドサーバ200から取得した印刷データのファイル名である。このファイル名は、ユーザがクラウドサーバ200に対して渡した印刷対象の文書データのファイル名に由来した名称(例えば拡張子のみが異なる)である。
「状態」は、当該ジョブの現在の状態(ステータス)である。この例では、ジョブがとり得る状態には、印刷待ち、印刷中、印刷済み、削除、エラー、退避の6つが含まれる。「印刷待ち」は、クラウドサーバ200がユーザから受け付けたジョブの印刷処理がまだ始まっていない状態である。例えば、セキュリティ印刷の場合、クラウドサーバ200が受け付けたジョブの印刷データの作成を完了してから、ユーザが操作・表示部112に対してそのジョブの印刷出力を指示するまでの間が、「印刷待ち」状態である。「印刷中」は、そのジョブの印刷データが印刷されている状態であり、例えばセキュリティ印刷の場合は、ユーザが操作・表示部112に対してそのジョブの印刷出力を指示した時から、そのジョブの印刷が完了するまでの間の状態である。「印刷済み」は、画像形成装置100にてそのジョブの印刷が完了したことを示す状態である。削除は、ユーザからの指示によりそのジョブが削除されたことを示す状態である。「エラー」は、そのジョブについてエラーが生じたことを示す状態である。「退避」は、画像形成装置100がいったんクラウドサーバ200から取得したジョブデータを、クラウドサーバ200に退避させている(すなわち退避させた後、まだ再取得していない)状態である。GCPでは、ジョブの状態として、印刷待ち、印刷中、印刷済み、削除が定義されており、エラーについては、画像形成装置100側で自由に定義できる。したがって、退避状態はエラーの一種として定義可能である。
「取得日時」は、ジョブのデータをクラウドサーバ200から最初に取得(再取得ではなく)した日時である。退避日時は、ジョブ記憶部118にいったん記憶したジョブデータをクラウドサーバ200に退避させた日時である。クラウドサーバ200から再取得してジョブ記憶部118に再度記憶させたジョブデータを、再びクラウドサーバ200に退避させることもあるので、退避日時は、そのうち最後に退避した日時である。
「ファイル容量」は、取得したジョブデータ(特に印刷データ)のデータ量である。ジョブデータをいったん取得した後では、このファイル容量の値は既知である。
退避理由は、ジョブデータをクラウドサーバ200に退避した理由である。退避は、ジョブ記憶部118の空き容量があらかじめ定められた適正値を下回った場合(退避理由の欄では「容量」)だけでなく、ジョブデータを取得した後(すなわち「取得日時」から)ユーザの印刷(又は削除)の指示がないままあらかじめ定めた時間を経過した場合(「時間経過」)等の他の場合にも行うことができる。「退避理由」の欄には、それらあらかじめ定めたどの場合に該当する退避であるかを示す値が記録される。「退避理由」の欄は、最後に行った退避の理由を表している。
「操作者」は、画像形成装置100の操作・表示部112に対して、ジョブ記憶部118内のジョブデータに対する指示(例えば印刷指示、削除指示)を行ったユーザを示す情報である。この例では、会社内に設置された画像形成装置100を利用する際にユーザが社内IDを用いて画像形成装置100(及び社内ネットワーク)にログインするので、「操作者」には、操作を行ったユーザの社内IDが記録される。
「印刷属性」は、そのジョブのジョブデータに含まれていた印刷属性情報である。ジョブ退避部122は、ジョブ記憶部118に記憶した印刷データを、当該画像形成装置100を出力先とする印刷指示によりクラウドサーバ00に退避させる際、当該ジョブの印刷属性として、その「印刷属性」の欄の値を指定する。
図2では図示を省略したが、ジョブリストには、項目として、クラウドサーバ200が発行したジョブIDが含まれてもよい。ここで、クラウドサーバ200は、ジョブ退避部122の退避処理により受け取ったジョブデータに対しては、新たなジョブIDを付与する。したがって、画像形成装置100のクラウドジョブリスト記憶部120内のジョブリストに、ジョブをまったく新規に受け取った際のジョブIDと、そのジョブをクラウドサーバ200に退避させたものを再取得したときのジョブIDとの両方を登録するようにしてもよい。退避させたジョブのジョブIDについては、少なくとも最後の退避に係るジョブIDを登録しておけばよい。
次に、図3を参照して、画像形成装置100が実行する、クラウドサーバ200との間のジョブデータのやりとりに関する処理手順の一例を説明する。
画像形成装置100は、クラウドサーバ200から、その画像形成装置100を出力先に指定したジョブのジョブデータの準備ができた旨の通知(GCPの場合XMPPを用いた通知)が来るのを待つ(S10)。GCPの場合、この通知を受け取ると、画像形成装置100は、クラウドサーバ200に対して、その通知に対応するジョブの管理情報を要求し、これを受け取る(S12)。このとき受け取る管理情報には、管理情報には、そのジョブの識別情報(ジョブID)、そのジョブの印刷データのファイル名やURL(Uniform Resource Locator)、ジョブの属性情報等が含まれる。画像形成装置100(ジョブ取得部114)は、この管理情報(例えばファイル名や属性情報)から、そのジョブがジョブ記憶部118から退避させたジョブ(以下「退避ジョブ」と呼ぶ)であるか否かを判定する(S14)。例えば、退避ジョブであることを示すフラグが印刷データのファイル名に含まれる場合、管理情報中のファイル名にそのフラグが含まれるか否かにより、その判定を行えばよい。なお、S10で通知される情報の中に、退避ジョブであることを示すフラグが含まれる場合には、その情報から判定すればよい。
通知されたジョブが退避ジョブでない場合、ジョブ取得部114は、クラウドサーバ200からそのジョブのジョブデータを取得し、取得したジョブデータをジョブ記憶部118に格納すると共に、そのジョブデータに従ってクラウドジョブリスト記憶部120内のジョブリストを更新する(S16)。すなわち、この場合、取得したジョブデータは、(いったん退避したジョブを再度取得したものではなく)初めて取得したものなので、ジョブ取得部114は、ジョブリスト内にそのジョブのための新たなエントリを作成し、そのエントリに対して、取得したジョブデータに含まれる印刷データの「ファイル名」、その取得の日時(「取得日時」)、その印刷データのデータサイズ(「ファイル容量」)、そのジョブデータに含まれる「印刷属性」の値を登録する。また、ジョブの「状態」は、まだユーザから印刷指示を受け付けていないので、「印刷待ち」とする。「退避日時」、「退避理由」、「操作者」は、この時点では空欄である。
次に、ジョブ退避部122が、ジョブ記憶部118の空き容量を調べ、その空き容量が適正空き容量の下限を示す閾値を下回ったかどうかを判定する(S18)。閾値を下回っていない場合、処理を終了する。閾値を下回った場合は、ジョブ記憶部118内に記憶されたジョブデータの中から、クラウドサーバ200に退避するものを選択する(S20)。
S20の選択は、例えば、クラウドジョブリスト記憶部120内のジョブリスト(図2参照)の中の「印刷待ち」状態のジョブを選択候補として行う。例えばそれら選択候補のジョブのうち、例えば取得日時が最も古いものを、退避対象のジョブデータに選択する。1つのジョブデータを退避(ジョブ記憶部118からは削除)だけではジョブ記憶部118の空き容量が閾値以上とならない場合は、選択候補の中から取得日時が次に古いジョブデータを退避対象として更に選択する。このように、ジョブ記憶部118の空き容量が閾値以上になるよう、取得日時が古い順に退避対象とするジョブデータを必要数だけ選択する。なお、この例では、取得日時が古い順に退避対象を選択したが、これは一例に過ぎない。例えば別の例では、「取得日時」から(印刷指示までの猶予期間として)あらかじめ定めた時間以上経過しているジョブデータを選択候補とし、それら選択候補「ファイル容量」が大きいものから順に退避対象を(ジョブ記憶部118の空き容量を閾値以上とするのに必要な数だけ)選択する。この例では、「取得日時」からその猶予期間が経過していないジョブはユーザが印刷指示を行う可能性が高いので選択候補から外している。
S20で退避対象のジョブデータを選択すると、ジョブ退避部122は、アカウント情報124を用いてクラウドサーバ200にログインし、選択した退避対象のジョブデータについての印刷指示を、画像形成装置100自身を出力先に指定して、クラウドサーバ200に対して送信する(S22)。このとき、そのジョブデータには、退避ジョブであることを示すフラグを付加する。例えば、そのジョブデータに含まれる印刷データのファイル名に、退避ジョブを示す文字列を付加する。また、ジョブ退避部122は、クラウドジョブリスト記憶部120における、その退避したジョブデータの「状態」を「退避」に変更し、その時の日時を「退避日時」に登録する。また、「退避理由」の欄に「容量」(ジョブ記憶部118の空き容量が少なくなったことを示す)という理由コードを登録する。このとき、画像形成装置100は、そのジョブの状態変更をクラウドサーバ200に対して通知する。この場合、当該ジョブの状態を、ユーザ定義可能なエラー状態の一種として、例えば「エラー(自動退避)」と名付け、その状態をクラウドサーバ200に通知する。クラウドサーバ200は、自分の管理するそのジョブ状態を、それまでの「印刷待ち」状態から、通知された「エラー(自動退避)」状態へと変更する。
S22の後、画像形成装置100は、S10で通知されたジョブに関する処理を終了する。この場合、通知されたジョブのデータは印刷待ち状態としてジョブ記憶部118に記憶され、ユーザが操作・表示部112にそのジョブに対する印刷指示を入力すると、ジョブ記憶部118から取り出され、印刷処理部116にて印刷処理される。
S10で通知されたジョブが退避ジョブであるとS14で判定した場合、ジョブ取得部114は、再取得条件が満たされるかどうかを判定する(S24)。
再取得条件は、例えば、そのジョブのデータを再取得してジョブ記憶部118に格納した場合に、ジョブ記憶部118の空き容量が適正容量(閾値)以上であるという条件である。すなわち、その判定の時点でのジョブ記憶部118の空き容量から、そのジョブデータのファイル容量を減算した結果が閾値を下回らなければ、再取得可能と判定する、という条件である。ただし、この条件はあくまで一例に過ぎない。このほかにも、例えば、「退避日時」からの経過時間があらかじめ定めた時間以上であれば再取得可能とする、という条件を用いてもよい。この条件を満たすとしてジョブデータを再取得し、ジョブ記憶部118に格納した場合、ジョブ記憶部118の空き容量が閾値を下回る場合がある。この場合、ジョブ退避部122が、ジョブ記憶部118内の別のジョブをクラウドサーバ200に退避させることで、空き容量を閾値以上に保てばよい。
S24で再取得条件が満たされると判定した場合、ジョブ取得部114はそのジョブデータをクラウドサーバ200から取得し、ジョブ記憶部118に格納する(S26)。このとき、ジョブ取得部114は、クラウドジョブリスト記憶部120内のそのジョブの「状態」を「退避」から「印刷待ち」に変更する。S26の後、画像形成装置100は、S10で通知されたジョブについての処理を終了する。
S24で再取得条件が満たされない場合、ジョブ取得部114は、例えばあらかじめ定めた時間毎にS24の判定を繰り返し、再取得条件が満たされるのを待つ。なお、退避中のジョブが複数存在している場合、それら退避中のジョブに対し、らあらかじめ定めた規則に従って決まる優先順位の順にS24の判定を行ってもよい。この規則は、クラウドジョブリスト記憶部120に記憶したそのジョブの情報項目(図2参照)の1以上の組合せを用いて優先順位を決定する。例えば「取得日時」が古い順に優先順位が高いとする規則であってもよいし、「退避時刻」が古い順に優先順位が高いとする規則であってもよいし、「取得日時」が古い順を反映した得点と「退避日時」が古い順を反映した得点との合計得点が高い順に優先順位が高いとする規則であってもよい。
なお、S24の判定のためには、クラウドサーバ200から通知(S10)された退避ジョブ(S14で判明)が、クラウドジョブリスト記憶部120内のどのジョブに対応するかを特定する必要がある。これには、例えば、S22でクラウドサーバ200に送るジョブデータに対し、そのジョブデータがクラウドジョブリスト記憶部120内のどのジョブに対応するかを示す情報を組み込んでおけばよい。1つの例では、S22でクラウドサーバ200に送るジョブデータの属性情報に、クラウドジョブリスト記憶部120内の元のジョブの識別情報を組み込む。例えばクラウドサーバ200に退避させる印刷データのファイル名を、その元のジョブの印刷データのファイル名に由来する名称(例えば元のファイル名の後ろに退避ジョブであることを示す文字列を付加した名称)にしたり、退避させる印刷データに付随する属性情報にクラウドジョブリスト記憶部120内の元のジョブの識別情報を表す項目を追加したりする。また、この対応付けは、クラウドジョブリスト記憶部120内の元のジョブのエントリに対して、退避させたジョブデータの識別情報を表す項目を追加することで行ってもよい。
次に、クラウドサーバ200が管理するジョブの状態が、そのジョブが画像形成装置100からクラウドサーバ200へ退避に伴ってどのように遷移するかを、具体例で説明する。
例えば、図4に示すように、ある時点でクラウドサーバ200は、特定のプリンタ(画像形成装置100)「FX01」のジョブとして、ジョブIDが「1」でファイル名が「test.pdf」であるジョブが、そのプリンタのジョブ記憶部118内に「待機中」(すなわち「印刷待ち」)状態で存在することを把握しているとする。図4は、この時点でクラウドサーバ200が管理している、プリンタ「FX01」を出力先とするジョブの状態のテーブルを示す。なお、図4及びこの後説明する図5及び図6では、説明を簡潔にするため注目するジョブのみの情報を示しているが、プリンタ「FX01」は他にもジョブを記憶したり処理したりしている。
図4の状況から、ジョブ記憶部118の空き容量が閾値を下回った結果、ジョブ退避部122がジョブID「1」のジョブ「test.pdf」(以下ジョブ「1」と呼ぶ)をクラウドサーバ200に退避させたとする。この退避の処理では、ジョブ退避部122は、そのジョブ「test.pdf」のジョブデータを(この例では元のジョブと同じファイル名のままとしている)をプリンタ「FX01」宛の新たなジョブとしてクラウドサーバ200に印刷指示すると共に、元のジョブ「1」状態を「エラー(自動退避)」という状態に変更するようクラウドサーバ200に指示する。これらの指示を受け取ったクラウドサーバ200は、図5に示すように、元のジョブ「1」のジョブ「test.pdf」の状態を「エラー(自動退避)」に変更すると共に、新たに受け取った退避ジョブにジョブID「2」を付与し、その状態を「待機中」とする。そして、その退避ジョブ「2」が来たことをプリンタ「FX01」に通知する。図5の例では、例えば退避ジョブ「2」の属性情報の中に、その退避ジョブ「2」がジョブ「1」に対応しているものであることを示す情報が含まれている。従って、その退避ジョブ「2」の通知を受けたプリンタ「FX01」は、そのジョブがジョブ「1」を退避させたものであると認識でき、その退避ジョブ「2」を再取得するタイミングを判定することが可能になる。
図5の例では、元のジョブ「1」も退避ジョブ「2」も印刷データのファイル名(ジョブ名)が同じであるが、別の例として、退避ジョブ「2」のファイル名を元のジョブ「1」のファイル名に由来する別の名称とした例を、図6に示す。この例では、退避ジョブ「2」のファイル名を、対応する元のジョブ「1」のファイル名「test.pdf」の本体部「test」の後に退避ジョブを示す特定の文字列「-ret」を付加した名称「test-ret.pdf」としている。この場合、プリンタ「FX01」は、クラウドサーバ200から通知されたジョブのファイル名に特定の文字列「-ret」が含まれていれば、そのジョブが退避ジョブであると認識でき、その特定文字列を削除したファイル名を持つジョブが、クラウドジョブリスト記憶部120内のどのジョブに対応しているのかを判定することができる。
次に図7を参照して、クラウドジョブリスト記憶部120内のジョブリストに対するユーザの操作について説明する。
ユーザは、そのジョブリスト(図2参照)に示されるジョブに対して、印刷、削除、退避等を指示したい場合、画像形成装置100に対して例えば身分証カードを用いてログインする。ただし、このログインは社内IDによるログインであり、それだけではそのジョブリストにアクセスするには不十分である。ジョブリストは、クラウドサーバ200を介して画像形成装置100に送られてきたジョブのリストであるため、そのリストへのアクセス権は、クラウドサーバ200上のその画像形成装置100に対応する論理プリンタの利用権限を持つユーザに限定されるからである。そこでユーザは、画像形成装置100に対して、キーボード入力又はモバイル端末からの無線通信等により、自分のクラウド用IDを入力する。あるいは、社内ネットワーク内にユーザの社内IDとクラウド用IDの対応関係の情報が記憶されている場合は、画像形成装置100は、ログインしたユーザの社内IDに対応するクラウド用IDを、その対応関係の情報から求めればよい。画像形成装置100は、このように特定したユーザのクラウド用IDが、その画像形成装置100に対応する論理プリンタに対して利用登録(GCPの場合は管理者又は共有者として登録)されているものかどうかを判定し、利用登録されていれば、操作・表示部112に表示する操作メニューの中にクラウドジョブリストの表示を指示するメニュー項目を表示する。
画像形成装置100は、ユーザがその操作メニューからクラウドジョブリストの表示を選択すると(S30の判定結果がYes)、そのジョブリストを操作・表示部112の画面に表示し、ユーザから、操作対象のジョブと、そのジョブに対して実行したい操作の種類の指示を受け付ける(S32)。受付可能な操作の種類としては、印刷、削除、退避などがある。「印刷」は、そのジョブの印刷出力する操作であり、この操作は、状態が「印刷待ち」(「待機中」)又は「退避」であるジョブにのみ認められる。「削除」は、ジョブデータをジョブ記憶部118から削除する操作であり、これも状態が「印刷待ち」(「待機中」)又は「退避」であるジョブにのみ認められる。「退避」は、ジョブデータをジョブ記憶部118からクラウドサーバ200に退避させる(ジョブ記憶部118からは削除)操作であり、状態が「印刷待ち」(「待機中」)であるジョブにのみ認められる。このように、この例では、上述した記憶容量が少なくなったことによる自動的な退避の他に、ユーザからの明示的な指示による退避も可能としている。
画像形成装置100は、ユーザが指示した操作の種類が「印刷」以外のものである場合(S34の判定結果がNo)、指示された操作(例えば削除や退避)を実行する(S36)。ユーザから指示された操作が「印刷」である場合、画像形成装置100は、その操作の対象としてユーザが選択したジョブの状態を調べ(S38)、その状態が「退避」であれば、そのジョブのジョブデータをクラウドサーバ200から再取得する(S40)。そして、取得したそのジョブデータを印刷処理部116に渡して印刷させる(S42)。そのジョブの状態が「退避」でない、すなわち「印刷待ち」である場合は、ジョブ記憶部118内にあるジョブデータを印刷処理部116に渡して印刷させる(S42)。
以上に説明した実施形態に対する変形例の1つとして、画像形成装置100は、クラウドサーバ200から、連続していると見なせる程度の短い時間間隔で受け取った複数のジョブを1つのグループにまとめてもよい。例えば、クラウドサーバ200からあるジョブのジョブデータを取得(ダウンロード)してからあらかじめ定めた短い時間(例えば数分)以内にクラウドサーバ200から次のジョブの通知を受けた場合、前者と後者を1つのグループにまとめる。そして、クラウドサーバ200への退避やクラウドサーバ200からの再取得を、そのグループを単位として行う。すなわち、同じグループに属するジョブデータは、クラウドサーバ200に退避する際にはまとめて退避し、再取得する際にはグループに属する全てのジョブデータをまとめて再取得する。1つのグループに属するジョブ群は、ユーザが連続してクラウドサーバ200に印刷指示を発したジョブ群である可能性が高く、そのようなジョブ群についてはユーザもまとめて印刷出力する場合が多いと考えられるからである。
また、以上の実施形態では、退避の要否の判定においてジョブ記憶部118の空き容量をデータ量の単位で評価したが、これは一例に過ぎない。例えば別の例として、空き容量をジョブの数で評価してもよい。例えば、ジョブ記憶部118にあらかじめ定めた上限数N個(Nは1以上の整数)のジョブデータが記憶されている状態で、新たなジョブの通知が到来した場合、ジョブ記憶部118の空き容量が閾値以下になったと判定し、ジョブ記憶部118内のいずれかのジョブデータをクラウドサーバ200に退避させる、等の制御を行えばよい。
以上に例示した画像形成装置100の情報処理部は、例えば、汎用のコンピュータに当該装置の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)を制御するHDDコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
100 画像形成装置、102 通信制御部、110 主制御部、112 操作・表示部、114 ジョブ取得部、116 印刷処理部、118 ジョブ記憶部、120 クラウドジョブリスト記憶部、122 ジョブ退避部、124 アカウント情報、130 画像形成装置、160 社内認証システム、200 クラウドサーバ、300 ユーザ端末、400 インターネット。

Claims (4)

  1. クラウド上のサービスシステムから取得した自装置宛の印刷データを、当該印刷データに対応するユーザから出力指示を受けるまで記憶する印刷データ記憶手段と、
    前記印刷データ記憶手段の空き容量があらかじめ定められた空き容量基準を満たさなくなった場合に、前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうちの少なくとも1つを、自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信し、送信した印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する退避処理を実行する退避手段と、
    を含み、
    前記退避手段は、所定の時間間隔以内に自装置が受け取った複数の印刷データを1つのグループにまとめ、前記グループを単位として前記退避処理を実行する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記退避手段が前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうち自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信する印刷データに対して、退避したものであることを示す退避情報を付加する手段と、
    自装置宛の印刷データが存在する旨の通知を前記サービスシステムから受け取ると、その印刷データを前記サービスシステムから取得して前記印刷データ記憶手段に記憶させる取得手段であって、その印刷データに前記退避情報が付加されている場合には、あらかじめ定められた再取得条件が満たされるまで、その印刷データの取得を保留する取得手段と、
    を更に含む請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取得手段が取得した各印刷データのデータ量を記憶するデータ量記憶手段、を更に含み、
    前記退避手段の前記退避処理により前記サービスシステムに送信した印刷データが、前記データ量記憶手段にデータ量を記憶した各印刷データのうちのいずれに対応するものであるかを示す対応情報を生成する手段と、
    を更に含み、
    前記取得手段は、前記サービスシステムからの前記通知が示す印刷データに前記退避情報が付加されている場合、その印刷データが、前記データ量記憶手段にデータ量を記憶した各印刷データのうちのいずれに対応するかを前記対応情報から特定し、特定した印刷データのデータ量を前記印刷データ記憶手段の空き容量から減算した減算結果が前記空き容量基準を満たすという再取得条件が満たされると、前記通知が示す印刷データを前記サービスシステムから取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. コンピュータを、
    クラウド上のサービスシステムから取得した自装置宛の印刷データを、当該印刷データに対応するユーザから出力指示を受けるまで記憶する印刷データ記憶手段、
    前記印刷データ記憶手段の空き容量があらかじめ定められた空き容量基準を満たさなくなった場合に、前記印刷データ記憶手段に記憶された印刷データのうちの少なくとも1つを、自装置宛の印刷データとして前記サービスシステムに送信し、送信した印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する退避処理を実行する退避手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記退避手段は、所定の時間間隔以内に自装置が受け取った複数の印刷データを1つのグループにまとめ、前記グループを単位として前記退避処理を実行する、ことを特徴とするプログラム
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