JP6488202B2 - 磁気抵抗素子及び電子デバイス - Google Patents

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本発明は、絶縁基板(又は絶縁膜)上に磁気抵抗層を形成した磁気抵抗素子、及びそれを用いた電子デバイスに関する。
磁気抵抗素子は、磁場の強度に応じて抵抗値が変化するものである。この現象は、磁気抵抗効果(MR効果)と呼ばれている。磁気抵抗効果は、図13(a)、(b)に示すように、磁気抵抗素子MRにおいて、電流iが第1の電極E1から磁気抵抗部Rを通って第2の電極E2に流れるとき、磁気抵抗部Rにおけるキャリアが磁場によるローレンツ力を受け導電経路が曲げられ、それによって抵抗値が増大することによるものである。磁気抵抗素子は、多くは、磁気感度(磁場の強度の変化に対する抵抗値の変化の比率)を上げるために、高移動度のキャリアを有する単結晶の半導体基板(例えば、InSb、InGaAs、InAsなど)の中に磁気抵抗部を形成することが行われている。
また、多数の磁気抵抗素子がマトリクス状に配置された磁場センサアレイも知られている。特許文献1には、Ni−Fe系合金多層膜のパターニングによって磁気抵抗部(磁気抵抗層)を絶縁体上に形成した磁気抵抗素子を用いた磁場センサアレイが開示されている。ここでは、磁気抵抗素子を薄膜トランジスタ(TFT)とともに絶縁体上に形成することも開示されている。
特開平07−174649号公報
しかしながら、絶縁体上に磁気抵抗部を形成するものは、磁気抵抗部が非晶質又は多結晶であるので、一般に、単結晶の半導体基板の中に形成された磁気抵抗部に比べ、キャリアの移動度が低く、従って、磁気感度が低い。その一方、単結晶の半導体基板の中に磁気抵抗部を形成するものは、単結晶の半導体基板のサイズに限界があるので、大型の磁場センサアレイに使うことは難しい。
本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、絶縁体上に磁気抵抗部(磁気抵抗層)を形成する磁気抵抗素子であって、磁気感度の高いものを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の磁気抵抗素子は、第1及び第2の電極と、該第1及び第2の電極の間に電圧が印加されると電流が流れ、磁場の強度に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗層と、を備えてなる磁気抵抗素子において、前記磁気抵抗層は、アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の磁気抵抗素子は、請求項1に記載の磁気抵抗素子において、前記第1及び第2の電極は、1つの金属層のパターニングによって形成されており、該金属層は、前記磁気抵抗層の形成、その後の層間絶縁膜の堆積及びパターニング、の後に堆積したものであり、前記第1及び第2の電極はそれぞれ、前記層間絶縁膜の前記パターニングによって除去されたいずれかの層間絶縁膜除去部において前記磁気抵抗層に接触していることを特徴とする。
請求項3に記載の磁気抵抗素子は、請求項2に記載の磁気抵抗素子において、前記第1及び第2の電極はともに、1つの溝状の前記層間絶縁膜除去部において前記磁気抵抗層に接触していることを特徴とする。
請求項4に記載の磁気抵抗素子は、請求項2又は3に記載の磁気抵抗素子において、ゲート電極を更に備えてなり、該ゲート電極は、前記磁気抵抗層の形成の前に形成されており、前記磁気抵抗層は、ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極の上方に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の電子デバイスは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気抵抗素子と、薄膜トランジスタと、を有しており、該薄膜トランジスタは、ドレイン電極、ソース電極及びゲート電極と、該ドレイン電極及び該ソース電極の間、及び、該ゲート電極及び該ソース電極の間に電圧が印加されると、それらの電圧に応じた電流が流れるチャネル層と、を備え、該チャネル層は、前記アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって、前記磁気抵抗層と同時に形成されることを特徴とする。
請求項6に記載の電子デバイスは、請求項5に記載の電子デバイスにおいて、前記磁気抵抗素子と、当該磁気抵抗素子の前記第1及び第2の電極の間に印加される電圧を制御する前記薄膜トランジスタの磁気抵抗素子用スイッチング素子と、を有する磁気測定セルがマトリクス状に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の電子デバイスは、請求項6に記載の電子デバイスにおいて、前記磁気測定セルは、マトリクス状に配置された表示画素セルの間に設けられ、該表示画素セルは、表示素子と、当該表示素子に印加される電圧を制御する前記薄膜トランジスタの表示素子用スイッチング素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、絶縁基板(又は絶縁膜)上に磁気抵抗層を形成する磁気抵抗素子であって、磁気感度の高いものを提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子の構造を示すものであって、(a)が平面図、(b)が(a)のA−A’線に沿った断面図である。 同上の磁気抵抗素子の変形例の構造を示すものであって、(a)が平面図、(b)が(a)のB−B’−B’’−B’’’線に沿った断面図である。 同上の磁気抵抗素子の更なる変形例の構造を示すものであって、(a)が平面図、(b)が(a)のC−C’線に沿った断面図である。 同上の磁気抵抗素子のサンプルを測定するときの構成を示す回路図である。 同上の磁気抵抗素子の2つのサンプルの特性図である。 同上の磁気抵抗素子の変形例の2つのサンプルの特性図である。 同上の磁気抵抗素子の更なる変形例のサンプルについてゲート電圧を2通りに変えたときの特性図である。 同上の磁気抵抗素子の更なる変形例のサンプルについての特性図であって、(a)が図7の場合から更にゲート電圧を変えたときの特性図、(b)が電流値と磁気感度の関係を示すグラフである。 同上の磁気抵抗素子の特性の参考のための特性図であって、(a)がポリシリコンを磁気抵抗層に用いた特性を示すものであり、(b)が同上の磁気抵抗素子のアニール条件等を変えることによって得られた特殊な特性を示すものである。 同上の磁気抵抗素子を薄膜トランジスタと組み合わせた構造を示すものであって、(a)が平面図、(b)が(a)のD−D’線に沿った断面図である。 同上の磁気抵抗素子を適用した電子デバイスの例を示すものであって、(a)が模式的な斜視図、(b)がその一部の構成を示す回路図である。 同上の磁気抵抗素子を適用した電子デバイスの他の例を示す回路図である。 磁気抵抗効果の説明図であって、(a)は磁場が無い状況のもの、(b)は磁場が有る状況のものである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子1は、図1に示すように、樹脂基板やガラス基板などの基板1aの上に絶縁体(絶縁膜)1bを介して、第1の電極2と、第2の電極3と、第1の電極2及び第2の電極3の間に電圧が印加されると電流が流れ、磁場の強度に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗層4と、を備えてなるものである。磁気抵抗層4は、アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって形成されている。なお、パターニングは、膜を必要な形状にすることであり、通常、エッチング方法によるが、方法は限定されない。
アモルファスIGZOは、In、Ga、Zn及び酸素の元素から構成され、半導体の性質を有する非晶質酸化物である。このアモルファスIGZOを磁気抵抗層4に用いると、後述する実験で詳述するように、磁気抵抗層4が絶縁体1bの上に形成しているにも係わらず、磁気抵抗素子1を磁気感度の高いものにすることができる。
第1及び第2の電極2、3は、詳細には、1つの金属層(例えば、アルミニウム又は銅などの層)のパターニングによって形成されている。この金属層は、磁気抵抗層4の形成、その後の層間絶縁膜5の堆積及びパターニング、の後に堆積したものである。層間絶縁膜5は、パターニングによって除去された層間絶縁膜除去部5aが設けられている。図1においては、層間絶縁膜除去部5aは、いわゆるコンタクトホールである。第1及び第2の電極2、3はそれぞれ、いずれかの層間絶縁膜除去部5aにおいて磁気抵抗層4に接触している。
次に、磁気抵抗素子1を変形した磁気抵抗素子1Aを説明する。磁気抵抗素子1Aは、図2に示すように、上述した磁気抵抗素子1の場合と同様の、第1及び第2の電極2、3と、磁気抵抗層4と、を備えてなるものである。磁気抵抗素子1の場合と異なるのは、磁気抵抗素子1Aでは、第1の電極2及び第2の電極3がともに、少なくとも第1の電極2の位置から第2の電極3の位置まで延びる1つの溝状の層間絶縁膜除去部5Aaにおいて磁気抵抗層4に接触していることである。すなわち、磁気抵抗素子1Aでは、磁気抵抗層4の上方では、少なくとも第1の電極2の位置から第2の電極3の位置まで連続して層間絶縁膜5が除去されている。
磁気抵抗素子1Aは、後述する実験で詳述するように、磁気感度をより高いものにすることができる。
次に、磁気抵抗素子1を更に変形した磁気抵抗素子1Bを説明する。磁気抵抗素子1Bは、図3に示すように、上述した磁気抵抗素子1の場合と同様の、第1及び第2の電極2、3と、磁気抵抗層4と、を備えてなるものである。磁気抵抗素子1Bは、ゲート電極6を更に備えてなる。ゲート電極6は、磁気抵抗層4の形成の前に形成されている。磁気抵抗層4は、ゲート絶縁膜6Aを介してゲート電極6の上方に設けられている。
磁気抵抗素子1Bは、後述する実験で詳述するように、ゲート電極6に印加される電圧(ゲート電圧)により、磁気感度を変化させることができる。なお、磁気抵抗素子1Bにおいても、第1の電極2及び第2の電極3をともに、少なくとも第1の電極2の位置から第2の電極3の位置まで延びる1つの溝状の層間絶縁膜除去部5Aaにおいて磁気抵抗層4に接触させることが可能である。
このような磁気抵抗素子1、1A、1Bについて、本願発明者が行った実験について、以下、述べる。
磁気抵抗素子1、1Aについては、図4(a)に示すように、第2の電極3を接地し、電圧印加手段7Aによって第1の電極2に所定電圧Vapp(10V)を印加し、磁場Bの強度が0mTの状況(磁場が無い状況)と磁場Bの強度が200mTの状況(磁場が有る状況)を20秒毎に繰り返し、磁気抵抗素子1、1Aに流れる電流iを電流計7Bによって測定した。そして、磁気感度は、磁場Bの強度の変化(200mT)に対する抵抗値の変化(ΔR/R=(i/i−1))の比率で求めた。なお、Rは磁場が無い状況での抵抗値、iは磁場が無い状況での電流値、iは磁場が有る状況での電流値である。
図5(a)、(b)に示すのはそれぞれ、磁気抵抗素子1のサンプルA、Bについての実験結果である。磁気感度は、サンプルAでは2.3%/T、サンプルBでは1.2%/Tが得られた。また、図6(a)、(b)に示すのはそれぞれ、磁気抵抗素子1AのサンプルC、Dについての実験結果である。磁気感度は、サンプルCでは6.3%/T、サンプルDでは2.8%/Tが得られた。
磁気抵抗素子1Bについては、図4(b)に示すように、第2の電極3を接地し、電圧印加手段7Cによってゲート電極6に所定電圧(ゲート電圧)Vgを印加し、電圧印加手段7Aによって第1の電極2に所定電圧Vapp(10V)を印加し、磁場Bの強度が0mTの状況(磁場が無い状況)と磁場Bの強度が200mTの状況(磁場が有る状況)を20秒毎に繰り返し、磁気抵抗素子1Bに流れる電流iを電流計7Bによって測定した。ゲート電圧Vgは、+2V、0V、−2Vとした。磁気感度の求め方は、磁気抵抗素子1、1Aについて上述した通りである。
図7(a)、(b)及び図8(a)に示すのは、磁気抵抗素子1BのサンプルEについての実験結果である。磁気感度は、Vgが+2Vで3.4%/T、Vgが0Vで6.0%/T、Vgが−2Vで10.4%/Tが得られた。図8(b)に示すのは、図7(a)、(b)及び図8(a)に示す実験結果を用いて、ゲート電圧Vgに応じて磁気感度が変化することを示すものであり、横軸が磁気抵抗素子1Bに流れる電流i(詳しくは、磁場が無い状況でのi)、縦軸が磁気感度である。
このように、磁気抵抗素子1、1A、1Bでは、高い磁気感度が認められる。これに対し、本願発明者が行った参考のための実験では、図9(a)に示すようにポリシリコン(p−Si)を磁気抵抗層4に用いた場合、磁気抵抗効果が認められないか或いは磁化感度が極めて低かった。
また、磁気抵抗素子1Aは、磁気抵抗素子1に比べ、磁気感度のより高いものになっている。磁気抵抗素子1Bでは、ゲート電極6に印加される電圧(ゲート電圧)により、磁気感度が変化している。
なお、磁気抵抗素子1(又は1A、1B)について、本願発明者は、様々な条件で製造し評価を継続して行っている。その中で、アニール条件等によっては、図9(b)に示すように、磁場が有る状況での電流iが磁場が無い状況でのiよりも大きくなる特性、すなわち負の係数の磁気抵抗効果を示すサンプルを得ている。この特性は、巨大磁気抵抗効果と同じ係数の符号である。このように、アモルファスIGZOの薄膜による磁気抵抗層を有する磁気抵抗素子は、今後も、更なる磁気感度の向上が期待できる。
以上説明した磁気抵抗素子1(又は1A、1B)は、薄膜トランジスタ8と組み合わせて様々な電子デバイスに適用できる。薄膜トランジスタ8は、図10に示すように、基板1aの上に、ドレイン電極9と、ソース電極10と、ゲート電極11と、ドレイン電極9及びソース電極10の間、及び、ゲート電極11及びソース電極10の間に電圧が印加されると、それらの電圧に応じた電流が流れるチャネル層12と、を備えてなるものである。チャネル層12は、アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって、磁気抵抗層4と同時に形成される。なお、図10においては、磁気抵抗素子1Aを薄膜トランジスタ8と組み合わせて示している。また、符号11Aで示すのは、ゲート絶縁膜である。
このように薄膜トランジスタ8と組み合わせた磁気抵抗素子1(又は1A、1B)は、例えば、図11(a)に示すような電子デバイス13に有用である。この電子デバイス13は、多数の磁気測定セル13Aがマトリクス状に配置されて樹脂基板やガラス基板などの基板1aの上に磁場センサアレイとして形成されている。それぞれの磁気測定セル13Aは、図11(b)に示すように、磁気抵抗素子1(又は1A、1B)とともに薄膜トランジスタ8の磁気抵抗素子用スイッチング素子8Aを有している。磁気抵抗素子用スイッチング素子8Aは、磁気抵抗素子1(又は1A、1B)の第1の電極2と第2の電極3の間に印加される電圧を制御する。薄膜トランジスタ8は、磁気測定セル13Aを制御する制御回路13Bの素子にも用いることもできる。この基板1aは、大きなサイズのものが可能であり、広い領域の磁場を測定することが可能になる。電子デバイス13は、例えば、それを直接制御する電子デバイス制御器14などを介してコンピュータ等(図示せず)によって制御される。
また、電子デバイス13を変形して、上記の磁気測定セル13Aを表示画素セル13Cの間に設け、多数の磁気測定セル13Aを多数の表示画素セル13Cとともにマトリクス状に配置するようにもできる。この電子デバイス13’の表示画素セル13Cは、図12に示すように、表示素子15と、薄膜トランジスタ8の表示素子用スイッチング素子8Cと、を有している。表示素子15は、液晶素子などである。表示素子用スイッチング素子8Cは、表示素子15に印加される電圧を制御する。この電子デバイス13’は、磁石を有するペンを用いてその位置を磁気抵抗素子1(又は1A、1B)により検出することで、表示パネル上でペン入力を行うことができる。なお、図12においては、表示画素セル13Cの3列ごとに磁気測定セル13Aを1列設けたものを示している。
以上、本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子について説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。
1、1A、1B 磁気抵抗素子
2 第1の電極
3 第2の電極
4 磁気抵抗層
5 層間絶縁膜
6 磁気抵抗素子のゲート電極
8 薄膜トランジスタ
9 ドレイン電極
10 ソース電極
11 薄膜トランジスタのゲート電極
12 チャネル層
13、13’ 電子デバイス

Claims (7)

  1. 第1及び第2の電極と、該第1及び第2の電極の間に電圧が印加されると電流が流れ、磁場の強度に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗層と、を備えてなる磁気抵抗素子において、
    前記磁気抵抗層は、アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって形成されていることを特徴とする磁気抵抗素子。
  2. 請求項1に記載の磁気抵抗素子において、
    前記第1及び第2の電極は、1つの金属層のパターニングによって形成されており、
    該金属層は、前記磁気抵抗層の形成、その後の層間絶縁膜の堆積及びパターニング、の後に堆積したものであり、
    前記第1及び第2の電極はそれぞれ、前記層間絶縁膜の前記パターニングによって除去されたいずれかの層間絶縁膜除去部において前記磁気抵抗層に接触していることを特徴とする磁気抵抗素子。
  3. 請求項2に記載の磁気抵抗素子において、
    前記第1及び第2の電極はともに、1つの溝状の前記層間絶縁膜除去部において前記磁気抵抗層に接触していることを特徴とする磁気抵抗素子。
  4. 請求項2又は3に記載の磁気抵抗素子において、
    ゲート電極を更に備えてなり、
    該ゲート電極は、前記磁気抵抗層の形成の前に形成されており、
    前記磁気抵抗層は、ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極の上方に設けられていることを特徴とする磁気抵抗素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気抵抗素子と、
    薄膜トランジスタと、を有しており、
    該薄膜トランジスタは、ドレイン電極、ソース電極及びゲート電極と、該ドレイン電極及び該ソース電極の間、及び、該ゲート電極及び該ソース電極の間に電圧が印加されると、それらの電圧に応じた電流が流れるチャネル層と、を備え、
    該チャネル層は、前記アモルファスIGZOの薄膜のパターニングによって、前記磁気抵抗層と同時に形成されることを特徴とする電子デバイス。
  6. 請求項5に記載の電子デバイスにおいて、
    前記磁気抵抗素子と、当該磁気抵抗素子の前記第1及び第2の電極の間に印加される電圧を制御する前記薄膜トランジスタの磁気抵抗素子用スイッチング素子と、を有する磁気測定セルがマトリクス状に配置されていることを特徴とする電子デバイス。
  7. 請求項6に記載の電子デバイスにおいて、
    前記磁気測定セルは、マトリクス状に配置された表示画素セルの間に設けられ、
    該表示画素セルは、表示素子と、当該表示素子に印加される電圧を制御する前記薄膜トランジスタの表示素子用スイッチング素子と、を有することを特徴とする。
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