JP6487181B2 - 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム - Google Patents

検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP6487181B2
JP6487181B2 JP2014216956A JP2014216956A JP6487181B2 JP 6487181 B2 JP6487181 B2 JP 6487181B2 JP 2014216956 A JP2014216956 A JP 2014216956A JP 2014216956 A JP2014216956 A JP 2014216956A JP 6487181 B2 JP6487181 B2 JP 6487181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
sound pressure
inspection support
sound
maximum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014216956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085089A (ja
Inventor
浩樹 阿部
浩樹 阿部
和宏 伊藤
和宏 伊藤
明 岡部
岡部  明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nexco East Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nexco East Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nexco East Engineering Co Ltd filed Critical Nexco East Engineering Co Ltd
Priority to JP2014216956A priority Critical patent/JP6487181B2/ja
Publication of JP2016085089A publication Critical patent/JP2016085089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6487181B2 publication Critical patent/JP6487181B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、構造物の打音検査を支援する検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システムに関する。
コンクリートなどの構造物に行う打音検査には、ハンマーなどを用いて構造物を打撃し、利用者が打音を聞き分けることで健全であるか変状であるかを判定する方法、あるいは、打音検査装置を利用して、打音を解析し、解析結果に基づいて健全であるか変状であるかを判定する方法がある。
利用者が打音を聞き分ける打音検査では、車両の走行音、反響音などのある周辺の環境において、的確な判定を行うことが困難であるため、近年では打音検査装置を利用した打音検査が実施されている。例えば、(1)から(4)に示す処理を行うことで、構造物の打撃点近傍が健全であるか変状であるかを判定する打音検査装置が知られている。その打音検査装置によれば、(1)検査対象の構造物にハンマーなどで打撃を加え、この打撃点近傍に設置したマイクロホンを介して集音した打音信号の時系列データを取得し、取得した時系列データに対して自己回帰モデルを用いた解析をし、自己回帰係数を予め求める。(2)検査対象の構造物にハンマーなどで打撃を加え、この打撃点近傍に設置したマイクロホンを用いて、打音の時系列データを計測し、実測値を求める。(3)実測値と自己回帰係数とを適用し、検査部位における打音信号の時系列データを予測し、予測値を求める。(4)実測値と予測値との差である残差を求めるとともに、残差の大きさに基づいて内部欠陥の有無を判定する。例えば、特許文献1を参照。
また、関連する技術として、コンクリートの構造物の表面に多角のヘッドを当てながら移動させ、それによって発生する転打音の周波数分布に対する、転打音の強さの変化を解析し、転打音の強さが他の部分より強い箇所を変状がある部分と判定する技術が知られている。例えば、特許文献2を参照。
しかしながら、打音の解析および構造物の変状を判定する処理を実行する場合には、上記(1)から(4)の処理や、周波数解析処理などをするため、処理能力の高いハードウェアが必要となる。そのため、打音検査装置の体格(寸法および重さなど)が大きくなるという問題がある。また、体格の大きい打音検査装置は利用者が持ち運べないため、利用者が打音を聞き分ける打音検査のような、リアルタイムでの打音検査を実施することが困難である。
特開2009−041978号公報 特開2013−253947号公報
本発明の一側面に係る目的は、利用者による打音検査の判定精度を向上させる支援をするとともに、打音検査を支援する装置の体格を利用者が携帯可能な体格にすることである。
態様のひとつである検査支援装置は算出部と判定部とを備える。
算出部は、取得した構造物の打音における最大音圧値と、最大音圧値と所定時間とに基づいて算出した第一の値と、最大音圧値を取得した時間から所定時間を経過するまでの期間に取得した音圧値それぞれに基づいて算出した第二の値と、を求め、第二の値と第一の値との比率に、最大音圧値を乗算して、評価値を算出する。
判定部は、評価値が閾値以上である場合、構造物に変状があると判定する。
利用者による打音検査の判定精度を向上させる支援をするとともに、打音検査を支援する装置の体格を利用者が携帯可能な体格にすることができる。
図1は、検査支援装置の一実施例を示す図である。 図2は、検査支援装置の処理部の一実施例を示す図である。 図3は、構造物の打撃方法の一例を示す図である。 図4は、健全と変状を説明するための図である。 図5は、評価値の算出を説明するための図である。 図6は、評価値の算出を説明するための図である。 図7は、評価値の算出を説明するための図である。 図8は、評価値の算出を説明するための図である。 図9は、検査支援装置の動作の一実施例を示すフロー図である 図10は、変状を知らせる処理を説明するための図である。 図11は、検査支援装置のハードウェアの一実施例を示す図である。 図12は、検査支援システムの一実施例を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細に説明する。
図1は、検査支援装置の一実施例を示す図である。
検査支援装置1は、集音部2、調整部3、拡声部4、処理部5、表示部6を備えている。
集音部2は、構造物を打撃した際に発生する打音を集音する、例えば、マイクロホンなどである。なお、打音は音声信号として収集され、この収集された音声信号を音圧信号と呼ぶ。
調整部3は、集音部2を介して取得した打音に対して音声強調処理を施して調整し、調整した打音(音圧信号)を拡声部4に出力する。音声強調処理は、例えば、打音をディジタル信号に変換して増幅処理をし、増幅した打音(ディジタル信号)に対してディジタルフィルタ処理を行い、打音に含まれていたノイズや環境音(トンネル内の反響音、走行車両の音など)を除去した打音(ディジタル信号)を再度音圧信号に変換する。
拡声部4は、例えば、調整部3から出力された音声強調処理を施した打音(音圧信号)を出力する。拡声部4はヘッドホンやイヤホンなどが考えられる。
処理部5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いた回路が考えられる。また、処理部5は内部または外部に備えられた記憶部から、検査支援装置1の各部の制御と打音検査を支援するプログラムを読み出して実行する。
表示部6は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などのインジケータや画像表示装置などで、処理部5により判定された結果(健全あるいは変状の判定結果)を示す表示をする。例えば、健全である場合には健全を示す緑を点灯させ、変状である場合には変状を示す赤を点灯させることが考えられる。
なお、提示部7(破線範囲)は、利用者に判定結果を提示する出力装置の総称で、本例においては、拡声部4、表示部6などを示す。
図2は、検査支援装置の処理部の一実施例を示す図である。
フィルタ部201は、集音部2を介して取得した音圧信号(アナログ信号)がディジタル変換された音圧信号(ディジタル信号)を取得し、音圧信号に対してディジタルフィルタ処理を施し、算出部202で必要な帯域の音圧信号を抽出し、抽出した音圧信号(ディジタル信号)を出力する。必要な帯域は音声帯域などが考えられる。詳細な説明は省略するが、フィルタ部201は、音圧信号をディジタルフィルタ処理、および、算出部202で算出する値を求める処理、を実行可能なレベルに音圧信号のレベルを調整する。
算出部202は、フィルタ部201から出力された打音から生成した音圧信号(ディジタル信号)における最大音圧値P0を求める。
続いて、算出部202は、最大音圧値P0と所定時間Xとに基づいて第一の値Sを算出する。第一の値Sは、例えば、最大音圧値P0と所定時間Xとを乗算した値(面積)である。なお、最大音圧値P0と、図5から図8に示されている時間t0から時間t2で示される時間を所定時間Xと、を乗算した値(面積)を、第一の値Sとしてもよい。
また、算出部202は、最大音圧値P0を取得した時間から所定時間Xを経過するまでの期間に、取得した音圧値それぞれに基づいて第二の値Siを算出する。第二の値Siは、例えば、上記期間に取得した音圧波形の正側領域の波形で囲まれる領域の面積(図5の音圧波形A2の斜線内の面積)を用いてもよい。あるいは、上記期間に取得した音圧波形の正負側領域の波形で囲まれる領域の面積(図6の斜線内および点掛内の面積)を、第二の値Siとしてもよい。なお、図6では音圧波形A2を全波整流処理してから第二の値Si求めているが、全波整流処理を用いないで正負側領域の面積を求めてもよい。
また、第二の値Siは、例えば、上記期間に取得した音圧波形の各周期の最大値などを用いて、音圧波形の外形(図7のA3、図8のA4など)を求め、その外形を積分した値(外形の面積:図7、図8の点掛内)である。ただし、外形の面積は積分に限定されるものではなく積算などをして求めてもよい。例えば、サンプリングした音圧信号のレベルを用いて積算をすることが考えられる。
また、最大音圧値P0と図5から図8に示されている時間t0から時間t2で示される時間を所定時間Xとした場合には、上記した第二の値Si(時間t1から時間t2の部分の面積)に、時間t0から時間t1の部分の音圧波形A2に関する面積も加え、その面積を第二の値Siとしてもよい。
なお、第一の値Sと第二の値Siを算出する順番はどちらを先に算出してもよい。
続いて、算出部202は、第一の値Sと第二の値Siと最大音圧値P0とを用いて、評価値を算出する。例えば、第二の値Siと第一の値Sとの比率(Si/S)に、最大音圧値P0を乗算して、評価値を算出する。
判定部203は、評価値が閾値Th以上である場合、構造物に変状があると判定する。
閾値Thは、健全であるか変状であるかを求めるための所定の値で、実験およびシミュレーションなどにより求め、記憶部に記憶しておく。例えば、複数構造物に対して実験およびシミュレーションをして評価値を求め、求めた評価値それぞれに基づいて標準偏差を求める。そして、1σ(ワンシグマ)あるいは2σ(ツーシグマ)などを求めて、閾値Thとする。
なお、上記した音圧信号をディジタルフィルタ処理および算出部202で算出する値を求める処理を実行可能なレベルに音圧信号のレベルを調整した場合、該調整に応じて閾値Thを調整する。すなわち、音圧信号のレベルが高く調整された場合には、閾値Thも該調整に応じて高くし、音圧信号のレベルが低く調整された場合には、閾値Thも該調整に応じて低くする。その理由は、所定時間Xにおいて、音圧信号に基づいて第二の値Siと第一の値Sとを算出してから評価値を算出しているため、評価値に音圧信号のレベルを調整した影響が反映されてしまうためで、判定においてこの影響を抑えるために、閾値Thを調整する。例えば、基準とする音圧信号のレベルを調整するために用いる調整値(増幅度など)それぞれに閾値を関連付けた調整情報(テーブルなど)を作成し、記憶部に記憶しておき、調整値が変更されると該調整情報を参照して閾値を選択し、選択した閾値を閾値Thとする調整が考えられる。調整情報を用いず、調整値を用いて演算により閾値Thを求めてもよい。
ただし、閾値Thの求め方は上記方法に限定されるものではない。
提示処理部204は、拡声部4や表示部6に音声や表示をさせるための提示情報(表示情報および音声情報など)を生成する。利用者に変状があることを、表示部6を介して表示により知らせる場合には、表示に関する提示情報(表示信号)を用いて、表示部6に出力する。なお、図1には示されていないが、利用者に変状があることを、拡声部4を介して音声により知らせる場合には、音声に関する提示情報(音声信号)を用いて、拡声部4に出力する。
打撃について説明をする。
コンクリートなどの構造物の検査対象箇所の浮き、空洞などの変状の有無を判定する際に用いられる器具には、例えば、ハンマー、回転式連続打音器具などがある。回転式連続打音器具とは、多角の軸球体が構造物の表面を連続的に回転して打撃し、その打撃音(打音)の状態によって変状の有無を判断する器具である。
図3は、構造物の打撃方法の一例を示す図である。図3に示す六角の回転式連続打音器具は一辺をL1とした構造で、図3に示す一打目から二打目までのインターバルは回転速度(移動速度)によって異なるものの、連続して一定の打撃をすることができる。
構造物の検査対象箇所が健全な状態であれば、打撃をした際に発生する音圧波形の振動および音圧値は、変状がある状態に比べて小さくなることが知られている。すなわち、健全な状態であれば、例えば、図4のAに示すような波形(健全であることを示す波形)となる。図4は、健全と変状を説明するための図である。変状がある状態であれば、変状内部と構造物の表面との間に振動が発生し、その反響音によって音圧値が大きくなり、波形の振幅が大きくかつ残響音が生じる。すなわち、変状がある状態であれば、例えば、図4のBに示すような波形(変状があることを示す波形)となる。
なお、上記器具を用いた検査において、健全な箇所と変状を有する箇所との聞き取り音の相違は、静寂環境下または1mから2m程度の近接であれば明確に確認できる。
また、コンクリートの場合において、上記説明した所定時間Xは、健全な音圧波形の減衰時間は例えば5msから15msで、周波数帯域は例えば5kHzから8kHzであるのに対して、変状がある場合の音圧波形の減衰時間は例えば10msから20msで、周波数帯域は例えば1kHzから5kHzである。
図4の例では、健全な音圧波形の減衰時間=8.0ms、周波数=5.1kHzで、変状がある場合の音圧波形の減衰時間=10.3ms、周波数=2.0kHzである。変状がある場合の音圧波形は、変状規模(深さ、面積)によって異なり、最大音圧値P0が大きく、変状内部の反響音によって増幅されるため減衰時間が健全な場合と比べてより長い傾向にある。
評価値の算出について説明する。
図5から図8は、評価値の算出を説明するための図である。
(A)評価値を式1で求める場合について説明する。
H1=Si/S×P0/P10 式1
H1 :評価値
S :第一の値
Si :第二の値
P0 :最大音圧値
P10:期間を経過する直前の音圧波形の最大値
算出部202は、最大音圧値P0と所定時間Xとを乗算(P0×X)して第一の値S(図5から図8の破線A1内の面積に相当)を算出する。最大音圧値P0は、図4のP01、P02、図5から図8のP0である。所定時間Xは、実験またはシミュレーションにより決める。なお、第一の値Sは、最大音圧値P0と、図5から図8に示されている時間t0から時間t2で示される時間を所定時間Xと、を乗算した値(面積)としてもよい。
続いて、算出部202は音圧波形A2を用いて面積を算出して第二の値Siとする。
(a)図5の例では、音圧波形A2の斜線内の面積を、積算あるいは積分を用いて算出し、第二の値Siとする。
(b)図6の例では、音圧波形A2の斜線内および点掛内の面積を、積算あるいは積分を用いて算出し、第二の値Siとする。ただし、図6のように全波整流処理を行ったのちに面積(斜線内および点掛内の面積)を求めなくてもよく、他の方法で求めてもよい。
(c)図7の例では、音圧波形A2の周期ごとの音圧値の最大値(図7の黒丸)それぞれを結ぶ線A3と、期間(図4のtm、図7のt1からt2の期間)と、により表される領域の面積(図7の点掛内の面積に相当)を、積算あるいは積分を用いて算出し、第二の値Siとする。
(d)図8の例では、音圧波形A2を全波整流処理した波形の周期ごとの音圧値の最大値(図8の黒丸)それぞれを結ぶ線A4と、期間(図4のtm、図8のt1からt2の期間)と、により表される領域の面積(図8の点掛内の面積に相当)を、積算あるいは積分を用いて算出し、第二の値Siとする。
なお、最大音圧値P0と図5から図8に示されている時間t0から時間t2で示される時間を所定時間Xとした場合には、上記した第二の値Si(時間t1から時間t2の部分の面積)に、時間t0から時間t1の部分の面積も加え、第二の値Siとしてもよい。
続いて、算出部202は、(a)から(d)のいずれか一つにより求めた第二の値Siを第一の値Sで除算した値に最大音圧値P0を乗算し、該乗算した値を、期間を経過する直前の音圧波形の最大値P10(図5から図8の白丸)、あるいは、所定の音圧値P10sで除算し、該除算して算出した値を評価値H1とする。最大値P10は、図5から図8のP10に相当する。なお、所定の音圧値P10sは、最大値P10がノイズにより影響されるため、ゼロ近辺と見做せる値を用いてもよい。例えば、P10s=1が考えられる。
(B)評価値を式2で求める場合について説明する。
式1は式2に変形できる。
H1=Si/(X×P10) 式2
式2を用いて評価値H1を算出する場合、算出部202は、(a)から(d)のいずれか一つにより求めた第二の値Siを、期間を経過する直前の音圧波形の最大値P10(図7の白丸)と所定時間Xとを乗算した面積、あるいは、所定の面積(X×P10s)により除算し、該除算して算出した値を評価値H1とする。
(C)評価値を式3で求める場合について説明する。
H2=Si/S×P0 式3
H2 :評価値
Si :第二の値
P0 :最大音圧値
式3を用いて評価値H2を算出する場合、算出部202は、(a)から(d)のいずれか一つにより求めた第二の値Siを第一の値Sで除算し、除算した値に最大音圧値P0を乗算し、該乗算して算出した値を評価値H2とする。
(D)評価値を式4で求める場合について説明する。
式3は式4に変形できる。
H2=Si/X 式4
式3を用いて評価値H2を算出する場合、算出部202は、(a)から(d)のいずれか一つにより求めた第二の値Siを所定時間Xで除算して算出した値を評価値H2とする。
上記(A)から(D)において、図5、図7は音圧波形A2の正側領域について評価値を求める場合で、図6、図8は音圧波形A2の正負側領域について評価値を求める場合である。図6、図8に示したように面積を算出することで、図5、図7に示したように音圧波形A2の周期ごとに面積を算出するより、さらに正確な面積が求められるため、判定精度を向上させることができる。
また、第一の値Sは健全でも変状でも同じ最大音圧値P0を示すことで同一の値となることがあるが、健全である場合には音圧波形の振幅は、変状がある場合の音圧波形の振幅に比べて小さくなるので、健全と変状の評価値に違いがでる。さらに、式1から式4において、最大音圧値P0を乗じて、一周期の重み付けを行うことになり、健全と変状との違いをより明確にすることが可能となる。
また、図7の例(c)においては、最小音圧値から該最大音圧値P0までの音圧値(=最大音圧値P0−最小音圧値)と所定期間Xとを乗算して第一の値Sとし、結ぶ線を正側と負側とで求め、その結ぶ線と所定期間Xにより決まる領域の面積を第二の値Siとし、評価値を求めてもよい。
検査支援装置の動作について説明する。
図9は、検査支援装置の動作の一実施例を示すフロー図である
ステップS1では、処理部5(フィルタ部201)が音圧信号を取得する。
ステップS2では、処理部5(算出部202)が最大音圧値P0を求める。フィルタ部201により処理された音圧信号を取得して、打撃後の音圧信号の最大音圧値P0を求める。例えば、設定した閾値(トリガレベル)を超えた音圧値を検出した場合に打撃がされたと判定し、それ以後にある最大の音圧値を最大音圧値P0とする。ただし、最大音圧値P0の決め方は上記方法に限定されるものではない。
また、周辺の環境によるノイズ、または、ホワイトノイズなどの影響により、打撃をしていないにも係らず、音圧信号が設定した閾値を超える場合が想定される。そこで、打撃により発生した音圧信号を捉える精度を向上させるために、最適な閾値を設定できるように、複数の閾値を予め用意しておく方法、あるいは、連続的に閾値を可変する方法、などが考えられる。
ステップS3では、処理部5(算出部202)が第一の値Sを算出する。ステップS4では、処理部5(算出部202)が第二の値Siを算出する。ステップS3とステップS4の順番はどちらを先に処理してもよい。ステップS5では、処理部5(算出部202)が評価値を算出する。例えば、第二の値Siと第一の値Sとの比率(Si/S)に、最大音圧値P0を乗算して評価値を算出する。あるいは、式1から式4のいずれかに従い評価値を算出する。
ステップS6では、処理部5(判定部203)が閾値Th以上であるか否を判定し、閾値Th以上の場合(Yes)には、変状があるとしてステップS7に移行し、閾値Thより小さい値の場合(No)には健全であるとしてステップS8に移行する。
ステップS7では、処理部5(提示処理部204)が変状処理をする。変状処理は、例えば、変状を示す音声や表示を、拡声部4や表示部6などの提示部7に出力させるための提示情報(音声信号や表示信号)を生成する。
ステップS8では、処理部5(提示処理部204)が健全処理をする。健全処理は、例えば、健全を示す音声や表示を、拡声部4や表示部6などの提示部7に出力させるための提示情報(音声信号や表示信号)を生成する。
変状処理について説明する。
図10は、変状を知らせる処理を説明するための図である。図10に示す図では、回転式連続打音器具を利用し、一回以上連続して変状と評価された場合を対象とし、利用者に知らせている。本例では、三回連続して変状と評価された場合を対象とし、一打目は健全、二打目から四打目までは変状、五打目は健全、六打目から九打目までは変状である。従って、二打目から四打目、六打目から九打目は変状が三回連続して続いているので、変状表示をする。なお、図10に示す変状表示の期間は50msとしているが限定されるものではなく、回転式連続打音器具などの構造を加味して決定することが望ましい。複数回連続した場合に変状表示をする理由は、初回の接触音、コンクリート表面の段差などにより異常音が発生するためである。
また、上記では三回連続して変状である場合に変状表示をする説明をしたが、一打ごとに評価した結果を変状表示してもよい。また、回転式連続打音器具を利用しなくてもよく、ハンマーなどを用いてもよい。ハンマーを用いた場合には一回の打撃で健全か変状かを評価して変状表示をしてもよい。
実施の形態によれば、利用者による打音検査の判定精度を向上させる支援ができる。また、利用者が打音を聞き分けるリアルタイムの打音検査を実施することができる。
さらに、利用者が携帯可能な体格にすることができる。すなわち、打音の解析および構造物の変状を判定する処理を実行する場合には、上記(1)から(4)の処理や、周波数解析処理などの処理能力の高いハードウェアを必要としないため、装置の体格を小さくできる。また、体格を小さくすることにより装置を利用者が持ち運ぶことができる。
さらに、大型の打音検査装置を用いる場合と違い、確実に細部にわたっての検査が可能となるため第三者被害を未然に防ぐことにも繋がる。
従来の打音検査装置のように、構造物の場所や検査箇所が異なると、キャリブレーション操作を利用者がしていたが、構造物の場所や検査箇所が異なったとしても、音圧信号と閾値を調整できるため、キャリブレーション操作を利用者がしなくてもよい。
図11は、検査支援装置のハードウェアの一実施例を示す図である。検査支援装置900(図1の1に相当)のハードウェアは、図11に示す処理部901(図1の5に相当)、記憶部902、記録媒体読取装置903、入出力インタフェース904(入出力I/F:図1の7に相当)、通信インタフェース905(通信I/F)などをそれぞれ備えている。また、上記各構成部はバス906によってそれぞれ接続されている。
処理部901はCPU、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイスを用いることが考えられる。
記憶部902は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリやハードディスクなどが考えられる。なお、記憶部902にはパラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、実行時のワークエリアとして用いてもよい。
記録媒体読取装置903は、処理部901の処理に従って記録媒体907に対するデータのリード/ライトを制御する。そして、記録媒体907に記録媒体読取装置903の制御で書き込まれたデータを記録させたり、記録媒体907に記録されたデータを読み取らせたりする。また、着脱可能な記録媒体907は、コンピュータで読み取り可能なnon-transitory(非一時的)な記録媒体として、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。なお、記憶部902もnon-transitory(非一時的)な記録媒体に含まれる。
入出力インタフェース904には、入出力部908が接続され、入出力部908から入力された情報を受信し、バス906を介して処理部901に送信する。また、処理部901からの命令に従ってディスプレイの画面上に操作情報などを表示する。入出力部908の入力装置は、例えば、タッチパネル、キーボード、ポインティングデバイス(マウスなど)などが考えられる。
なお、入出力部908の出力部であるディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイなどが考えられる。
通信インタフェース905は、LAN(Local Area Network)接続やインターネット接続を行うためのインタフェースである。また、通信インタフェース905は必要に応じ、他のコンピュータとの間のLAN接続やインターネット接続や無線接続を行うためのインタフェースとして用いてもよい。
このようなハードウェア構成を有するコンピュータを用いることによって、検査支援装置900(1)が行う各種処理機能が実現される。その場合、検査支援装置900(1)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体907に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの記録媒体907が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に記録しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、記録媒体907に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部902に記憶する。そして、コンピュータは、自己の記憶部902からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、記録媒体907から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
図12は、検査支援システムの一実施例を示す図である。
図12に示す検査支援装置1001(1)は、集音部1002(図1の2に相当)を介して取得した打音の最大音圧値P0と所定時間Xとに基づいて算出した第一の値Sと、最大音圧値P0を取得した時間から所定時間Xを経過するまでの期間に取得した音圧値それぞれに基づいて算出した第二の値Siと、最大音圧値P0と、を用いて、評価値を算出する。例えば、第二の値Siと第一の値Sとの比率(Si/S)に、最大音圧値P0を乗算して、評価値を算出する。そして、評価値が閾値Th以上の場合、構造物に変状があると判定し、変状があることを、表示、あるいは、音声により利用者に提示する情報を生成し、提示部(表示部1004や拡声部1005)に出力する。
図12に示す集音部1002は、例えば、狭指向性マイクロホンが考えられる。集音部1002は、サスペンション1003を用いて、ヘルメット1006に固定可能にすることができ、ヘルメット1006の機能を損なうことないように取り付けられる。
図12に示す拡声部1005は、集音部1002を介して取得した打音に対して音声強調処理をして調整した打音を出力する。拡声部1005は、例えば、ヘッドホンやイヤホンで、ヘルメット1006の機能を損なうことなく、ヘルメット1006内部に固定し、利用者の耳に当る位置を確保できるものが望ましい。
なお、検査支援装置1001は、専用ケースに入れ、利用者のベルト1007に取付けることができる。
実施の形態によれば、検査支援システムを利用することで、利用者による打音検査の判定精度を向上させる支援ができる。また、利用者が打音を聞き分けるリアルタイムの打音検査を実施することができる。
さらに、利用者が携帯可能な体格にすることができるので、打音の解析および構造物の変状を判定する処理を実行する場合に、上記(1)から(4)の処理や、周波数解析処理などの処理能力の高いハードウェアを必要としないため、装置の体格を小さくできる。また、体格を小さくすることにより装置を利用者が持ち運べることができる。
さらに、大型の打音検査装置を用いる場合と違い、確実に細部にわたっての検査が可能となるため第三者被害を未然に防ぐことにも繋がる。
従来の打音検査装置のように、構造物の場所や検査箇所が異なると、キャリブレーション操作を利用者がしていたが、構造物の場所や検査箇所が異なったとしても、音圧信号と閾値を調整できるため、キャリブレーション操作を利用者がしなくてもよい。
また、本発明は、実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1、900、1001 検査支援装置、
2、1002 集音部、
3 調整部、
4、1005 拡声部、
5、901 処理部、
6、1004 表示部、
201 フィルタ部、
202 算出部、
203 判定部、
204 提示処理部、
902 記憶部、
903 記録媒体読取装置、
904 入出力インタフェース、
905 通信インタフェース、
906 バス、
907 記録媒体、
908 入出力部、
1003 サスペンション、
1006 ヘルメット、
1007 ベルト、

Claims (12)

  1. 取得した構造物の打音における最大音圧値と、前記最大音圧値と所定時間とに基づいて算出した第一の値と、前記最大音圧値を取得した時間から前記所定時間を経過するまでの期間に取得した音圧値それぞれに基づいて算出した第二の値と、を求め、前記第二の値と前記第一の値との比率に、前記最大音圧値を乗算して、評価値を算出する算出部と、
    前記評価値が閾値以上である場合、前記構造物に変状があると判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする検査支援装置。
  2. 請求項1に記載の検査支援装置であって、
    前記算出部は、
    前記最大音圧値と前記所定時間とを乗算して前記第一の値を算出し、
    前記音圧値により形成される音圧波形の周期ごとの前記音圧値の最大値それぞれを結ぶ線と、前記期間と、により表される領域の面積を、積算あるいは積分を用いて算出して前記第二の値とし、
    前記第二の値を前記第一の値で除算した値に前記最大音圧値を乗算し、該乗算した値を、前記期間を経過する直前の前記音圧波形の最大値、あるいは、所定の音圧値で除算し、該除算して算出した値を前記評価値とする、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  3. 請求項1に記載の検査支援装置であって、
    前記算出部は、
    前記音圧値により形成される音圧波形の周期ごとの前記音圧値の最大値それぞれを結ぶ線と、前記期間と、により表される領域の面積を、積算あるいは積分を用いて算出し、
    該算出した面積を、前記期間を経過する直前の前記音圧波形の最大値と前記所定時間とを乗算した面積、あるいは、所定の面積により除算し、該除算して算出した値を前記評価値とする、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  4. 請求項1に記載の検査支援装置であって、
    前記算出部は、
    前記最大音圧値と前記所定時間とを乗算して前記第一の値を算出し、
    前記音圧値により形成される音圧波形の周期ごとの前記音圧値の最大値それぞれを結ぶ線と、前記期間と、により表される領域の面積を、積算あるいは積分を用いて算出して前記第二の値とし、
    前記第二の値を前記第一の値で除算し、前記除算した値に前記最大音圧値を乗算し、該乗算して算出した値を前記評価値とする、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  5. 請求項1に記載の検査支援装置であって、
    前記算出部は、
    前記音圧値により形成される音圧波形の周期ごとの前記音圧値の最大値それぞれを結ぶ線と、前記期間と、により表される領域の面積を、積算あるいは積分を用いて算出し、該算出した面積を前記所定時間で除算して算出した値を評価値とする、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の検査支援装置であって、
    前記閾値は、音圧信号のレベルを調整した場合、該調整に応じて閾値Thを変更する、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  7. 請求項2から5のいずれか一つに記載の検査支援装置であって、
    前記算出部は、
    前記音圧波形は、半波整流処理、あるいは、全波整流処理をしてから用いる、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の検査支援装置であって、
    前記構造物に変状がある場合、前記変状があることを、表示、あるいは、音声により利用者に提示する情報を生成し、提示部に出力する提示処理部を有する、
    ことを特徴とする検査支援装置。
  9. 構造物の打音検査を支援する検査支援方法であって、
    検査支援装置は、
    取得した構造物の打音における最大音圧値と、前記最大音圧値と所定時間とに基づいて算出する第一の値と、前記最大音圧値を取得した時間から前記所定時間を経過するまでの期間に、取得した音圧値それぞれに基づいて算出する第二の値と、を求め、
    前記第二の値と前記第一の値との比率に、前記最大音圧値を乗算して評価値を算出し、
    前記評価値が閾値以上である場合、前記構造物に変状があると判定する、
    ことを特徴とする検査支援方法。
  10. 取得した構造物の打音における最大音圧値と、前記最大音圧値と所定時間とに基づいて算出する第一の値と、前記最大音圧値を取得した時間から前記所定時間を経過するまでの期間に、取得した音圧値それぞれに基づいて算出する第二の値と、を求め、
    前記第二の値と前記第一の値との比率に、前記最大音圧値を乗算して評価値を算出し、
    前記評価値が閾値以上である場合、前記構造物に変状があると判定する、
    ことを特徴とする検査支援プログラム。
  11. 利用者が装着可能な検査支援システムであって、
    構造物の打音を集音する集音部と、
    前記集音部を介して取得した打音の最大音圧値と、前記最大音圧値と所定時間とに基づいて算出した第一の値と、前記最大音圧値を取得した時間から前記所定時間を経過するまでの期間に取得した音圧値それぞれに基づいて算出した第二の値と、を求め、前記第二の値と前記第一の値との比率に、前記最大音圧値を乗算して評価値を算出し、前記評価値が閾値以上である場合、前記構造物に変状があると判定し、前記変状があることを、表示、あるいは、音声により前記利用者に提示する情報を生成し、提示部に出力する検査支援装置と、
    前記集音部を介して取得した打音に対して音声強調処理をして調整した打音を出力する拡声部と、
    を備えることを特徴とする検査支援システム。
  12. 請求項11に記載の検査支援システムであって、
    前記集音部と、前記拡声部と、表示あるいは音声により前記利用者に知らせる提示部と、を前記利用者が装着するヘルメットに備える、
    ことを特徴とする検査支援システム。
JP2014216956A 2014-10-24 2014-10-24 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム Active JP6487181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014216956A JP6487181B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014216956A JP6487181B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085089A JP2016085089A (ja) 2016-05-19
JP6487181B2 true JP6487181B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=55973625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014216956A Active JP6487181B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6487181B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6751937B2 (ja) * 2016-07-14 2020-09-09 株式会社ポート電子 打音診断装置及び診断方法
CN116721527B (zh) * 2023-08-09 2024-02-20 广州医科大学附属第一医院(广州呼吸中心) 一种适用于医疗输液泵的供电智能监管***

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668486B2 (ja) * 1986-12-29 1994-08-31 大成建設株式会社 建築物仕上げ面の剥離診断方法
JPH07134118A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Hitachi Metals Ltd 音響選別方法および音響選別装置
JP3263318B2 (ja) * 1996-08-30 2002-03-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 壁面の剥離診断方法
JP3456965B2 (ja) * 2000-10-27 2003-10-14 川崎重工業株式会社 構造物検査方法および装置
JP2002243708A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Taisei Corp 欠陥診断装置
JP2006266694A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Tdk Corp 検査方法、検査装置
JP4598809B2 (ja) * 2007-08-07 2010-12-15 アプライドリサーチ株式会社 打音解析による健全性診断方法
JP6127283B2 (ja) * 2012-06-06 2017-05-17 株式会社クワキ・シビル コンクリート構造物の検査方法及びコンクリート構造物の検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016085089A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5367134B1 (ja) 騒音識別装置及び騒音識別方法
JP6788272B2 (ja) 音源の検出方法及びその検出装置
CN111487315A (zh) 一种隧道衬砌厚度和脱空的声频无损检测方法
JP5666334B2 (ja) コンクリート系構造物の品質診断方法
JP2022124667A (ja) 打音検査についての情報処理方法及び装置
JP6487181B2 (ja) 検査支援装置、検査支援方法、検査支援プログラム、および、検査支援システム
JP2003043021A (ja) コンクリート打音検査方法、及びコンクリート打音検査装置
JP5208625B2 (ja) 構造物の品質種別の判別方法
JP5133276B2 (ja) 構造物の欠陥検出方法
JP3456965B2 (ja) 構造物検査方法および装置
JP2011212433A (ja) マイクロホンアレイ及びその使用方法
JP2006279740A (ja) 音源別音強度測定装置及び音源位置分析方法
JP4598809B2 (ja) 打音解析による健全性診断方法
JP2016080592A (ja) 表面検査方法および表面検査装置
WO2017145850A1 (ja) 検査装置、検査方法、及び、検査プログラムが記録された記録媒体
JP2020190460A (ja) 非接触音響解析システム
JP2012055636A (ja) ゴルフクラブの設計システムおよびゴルフクラブの設計方法
Wu et al. A method to measure hearing aid directivity index and polar pattern in small and reverberant enclosures
JP2006214901A (ja) 軸受損傷評価装置、軸受損傷評価方法、軸受損傷評価プログラム、およびこのプログラムを記録した記憶媒体
JPWO2019163701A1 (ja) システム同定装置、システム同定方法及びコンピュータプログラム
JP2015072229A (ja) 欠陥検出方法及び装置
TWI778437B (zh) 用於音頻裝置的瑕疵檢測裝置及瑕疵檢測方法
US11079468B2 (en) Detection of acoustic events
US9723419B2 (en) Systems and methods for determining metric for sound system evaluation
JP2014044123A (ja) 接触界面検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6487181

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250