JP6485160B2 - インタラクティブプロジェクター、及び、インタラクティブプロジェクターの制御方法 - Google Patents

インタラクティブプロジェクター、及び、インタラクティブプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、投写画面に対するユーザーの指示体による指示を受け取ることが可能なインタラクティブプロジェクター、及び、そのプロジェクターの制御方法に関する。
特許文献1,2には、投写画面をスクリーンに投写するとともに、指や発光するペンなどの対象物(object)を含む画像をカメラで撮像し、この撮像画像を用いて対象物の位置を検出することが可能な投写型表示装置(プロジェクター)が開示されている。指などの対象物は、投写画面に対して指示を行うための指示体として利用される。すなわち、プロジェクターは、対象物の先端がスクリーンに接しているときに投写画面に対して描画等の所定の指示が入力されているものと認識し、その指示に応じて投写画面を再描画する。従って、ユーザーは、投写画面をユーザーインターフェースとして用いて、各種の指示を入力することが可能である。このように、スクリーン上の投写画面を入力可能ユーザーインターフェースとして利用できるタイプのプロジェクターを、「インタラクティブプロジェクター」と呼ぶ。また、投写画面に対して指示を行うために利用される対象物を「指示体(pointing element)」と呼ぶ。
特開2012−150636号公報 特表2008−520034号公報
典型的なインタラクティブプロジェクターでは、指示体の先端がスクリーンに接しているか否かに応じて、指示体によって指示がなされているか否かを判定する。指示体の接触は、指示体の先端とスクリーンとの間の距離に基づいて検出することができる。しかしながら、指示体の先端とスクリーンとの間の距離を算出するために、複数台のカメラを用いて指示体の先端の三次元位置を検出するプロジェクターは、三次元位置の算出に時間がかかったり、あるいは、十分な検出精度が得られないなどの問題があった。そのため、指示体がスクリーンに接触しているか否かの検出処理を従来とは異なる方法で実行する技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。本発明の一形態は、例えば、投写画面に対するユーザーの指示体による指示を受け取ることが可能なインタラクティブプロジェクターであって、スクリーン面上に前記投写画面を投写する投写部と、前記指示体に近赤外光の照射検出光を照明する検出光照射部と、前記投写画面の領域を、近赤外光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1カメラ及び第2カメラを含む複数台のカメラと、前記第1カメラによって撮像された前記指示体を含む第1撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第1座標位置を検出するとともに、前記第2カメラによって撮像された前記指示体を含む第2撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第2座標位置を検出する位置検出部と、前記第1座標位置と、前記第2座標位置とに基づいて、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する接触検出部と、を備え、前記位置検出部は、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第1撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第1対応データと、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第2撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第2対応データと、を備えており、前記第1対応データを用いて、前記第1撮像画像から前記第1座標位置を検出するとともに、前記第2対応データを用いて、前記第2撮像画像から前記第2座標位置を検出し、前記接触検出部は、2次元座標位置として求められた前記第1座標位置と前記第2座標位置とが許容誤差内で一致したときに、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する、インタラクティブプロジェクターとして提供される。
(1)本発明の一形態によれば、投写画面に対するユーザーの指示体による指示を受け取ることが可能なインタラクティブプロジェクターが提供される。このインタラクティブプロジェクターは、スクリーン面上に前記投写画面を投写する投写部と、前記投写画面の領域を撮像する第1カメラ及び第2カメラを含む複数台のカメラと、前記第1カメラによって撮像された前記指示体を含む第1撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第1座標位置を検出するとともに、前記第2カメラによって撮像された前記指示体を含む第2撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第2座標位置を検出する位置検出部と、前記第1座標位置と、前記第2座標位置とに基づいて、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する接触検出部と、を備え、前記接触検出部は、前記第1座標位置と、前記第2座標位置とが許容誤差内で一致したときに、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する。
このインタラクティブプロジェクターでは、第1カメラおよび第2カメラによって撮像された2種類の撮像画像を用いて、投写画面上における指示体の第1座標位置および第2座標位置を検出する。指示体の投写画面への接触の検出は、第1座標位置と第2座標位置とがほぼ一致しているか否かによって実行されるので、指示体がスクリーンに接触しているか否かの検出処理を従来とは異なる方法で容易に実行することができる。
(2)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記位置検出部は、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第1撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と、前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第1対応データと、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第2撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と、前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第2対応データと、を備えており、前記第1対応データを用いて、前記第1撮像画像から前記第1座標位置を検出するとともに、前記第2対応データを用いて、前記第2撮像画像から前記第2座標位置を検出してもよい。
この構成によれば、第1対応データと第2対応データとを用いて、撮像画像から容易に指示体の投写画面上の第1座標位置と第2座標位置を検出することができる。
(3)上記インタラクティブプロジェクターにおいて、前記第1座標位置は、前記第1カメラと前記指示体とを結ぶ直線と前記投写画面との交点の座標位置であり、前記第2座標位置は、前記第2カメラと前記指示体とを結ぶ直線と前記投写画面との交点の座標位置であってよい。
この構成によれば、指示体が投写画面に接触すると、投写画面上において、指示体の第1座標位置と第2座標位置とがほぼ一致するので、指示体がスクリーンに接触しているか否かを容易に検出することができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、自発光指示体と非発光指示体との少なくともいずれか一方を含む指示体とスクリーンとインタラクティブプロジェクターを備えるシステム、インタラクティブプロジェクターの制御方法又は制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体(non-transitory storage medium)等の様々な形態で実現することができる。
インタラクティブプロジェクションシステムの斜視図である。 インタラクションプロジェクションシステムの側面図および正面図である。 プロジェクターと自発光指示体の内部構成を示すブロック図である。 自発光指示体と非発光指示体を利用した操作の様子を示す説明図である。 撮像画像と投写画面の座標位置の対応関係を例示した第1の図である。 撮像画像と投写画面の座標位置の対応関係を例示した第2の図である。 非発光指示体の先端部とスクリーン面を例示した図である。 測定用パターン画像が表示された投写画面と撮像画像を例示した図である。
A1.システムの概要
図1は、本発明の一実施形態におけるインタラクティブプロジェクションシステム900の斜視図である。このシステム900は、インタラクティブプロジェクター100と、スクリーン板920と、自発光指示体70とを有している。スクリーン板920の前面は、投写スクリーン面SS(projection Screen Surface)として利用される。プロジェクター100は、支持部材910によってスクリーン板920の前方かつ上方に固定されている。なお、図1では投写スクリーン面SSを鉛直に配置しているが、投写スクリーン面SSを水平に配置してこのシステム900を使用することも可能である。
プロジェクター100は、投写スクリーン面SS上に投写画面PS(Projected Screen)を投写する。投写画面PSは、通常は、プロジェクター100内で描画された画像を含んでいる。プロジェクター100内で描画された画像がない場合には、プロジェクター100から投写画面PSに光が照射されて、白色画像が表示される。本明細書において、「投写スクリーン面SS」(又は「スクリーン面SS」)とは、画像が投写される部材の表面を意味する。また、「投写画面PS」とは、プロジェクター100によって投写スクリーン面SS上に投写された画像の領域を意味する。通常は、投写スクリーン面SSの一部に投写画面PSが投写される。
自発光指示体70は、発光可能な先端部71と、ユーザーが保持する軸部72と、軸部72に設けられたボタンスイッチ73とを有するペン型の指示体である。自発光指示体70の構成や機能については後述する。このシステム900では、1つ又は複数の自発光指示体70とともに、1つ又は複数の非発光指示体80(非発光のペンや指など)を利用可能である。以下、自発光指示体70と非発光指示体80とを区別しない場合は、単に、指示体780とも呼ぶ。
図2(A)は、インタラクティブプロジェクションシステム900の側面図であり、図2(B)はその正面図である。本明細書では、スクリーン面SSの左右に沿った方向をX方向と定義し、スクリーン面SSの上下に沿った方向をY方向と定義し、スクリーン面SSの法線に沿った方向をZ方向と定義している。なお、便宜上、X方向を「左右方向」とも呼び、Y方向を「上下方向」とも呼び、Z方向を「前後方向」とも呼ぶ。また、Y方向(上下方向)のうち、プロジェクター100から見て投写画面PSが存在する方向を「下方向」と呼ぶ。なお、図2(A)では、図示の便宜上、スクリーン板920のうちの投写画面PSの範囲にハッチングを付している。
プロジェクター100は、投写画面PSをスクリーン面SS上に投写する投写レンズ210と、投写画面PSの領域を撮像する第1カメラ310及び第2カメラ320と、指示体780に検出光を照明するための検出光照射部410とを有している。検出光としては、例えば近赤外光が使用される。2台のカメラ310,320は、検出光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1の撮像機能を少なくとも有している。2台のカメラ310,320は、更に、可視光を含む光を受光して撮像する第2の撮像機能を有し、これらの2つの撮像機能を切り替え可能に構成されている。例えば、2台のカメラ310,320は、可視光を遮断して近赤外光のみを通過させる近赤外フィルターをレンズの前に配置したりレンズの前から後退させたりすることが可能な近赤外フィルター切換機構(図示せず)をそれぞれ備えることが好ましい。2台のカメラ310,320は、左右方向(X方向)の位置が同じで、前後方向(Z方向)に所定の距離を空けて並んで配置されている。2台のカメラ310,320は、本実施形態に限定されない。例えば、前後方向(Z方向)の位置が同じで、左右方向(X方向)に所定の距離を空けて並んで配置されてもよい。また、X,Y,Z全ての方向において位置が異なってもよい。
図2(B)の例は、インタラクティブプロジェクションシステム900がホワイトボードモードで動作している様子を示している。ホワイトボードモードは、自発光指示体70や非発光指示体80を用いて投写画面PS上にユーザーが任意に描画できるモードである。スクリーン面SS上には、ツールボックスTBを含む投写画面PSが投写されている。このツールボックスTBは、処理を元に戻す取消ボタンUDBと、マウスポインターを選択するポインターボタンPTBと、描画用のペンツールを選択するペンボタンPEBと、描画された画像を消去する消しゴムツールを選択する消しゴムボタンERBと、画面を次に進めたり前に戻したりする前方/後方ボタンFRBと、を含んでいる。ユーザーは、指示体を用いてこれらのボタンにタッチすることによって、そのボタンに応じた処理を行ったり、ツールを選択したりすることが可能である。なお、システム900の起動直後は、マウスポインターがデフォールトツールとして選択されるようにしてもよい。図2(B)の例では、ユーザーがペンツールを選択した後、自発光指示体70の先端部71をスクリーン面SSに接した状態で投写画面PS内で移動させることにより、投写画面PS内に線が描画されてゆく様子が描かれている。この線の描画は、プロジェクター100の内部の投写画像生成部(後述)によって行われる。
なお、インタラクティブプロジェクションシステム900は、ホワイトボードモード以外の他のモードでも動作可能である。例えば、このシステム900は、パーソナルコンピューター(図示せず)から通信回線を介して転送されたデータの画像を投写画面PSに表示するPCインタラクティブモードでも動作可能である。PCインタラクティブモードにおいては、例えば表計算ソフトウェアなどのデータの画像が表示され、その画像内に表示された各種のツールやアイコンを利用してデータの入力、作成、修正等を行うことが可能となる。
図3は、インタラクティブプロジェクター100と自発光指示体70の内部構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、制御部700と、投写部200と、投写画像生成部500と、位置検出部600と、接触検出部800と、撮像部300と、検出光照射部410と、信号光送信部430とを有している。
制御部700は、プロジェクター100内部の各部の制御を行う。また、制御部700は、位置検出部600で検出された指示体780の投写画面PSにおける座標位置、および、接触検出部800による指示体780の投写画面PSへの接触検出に基づいて、指示体780によって投写画面PS上で行われた指示の内容を判定するとともに、その指示の内容に従って投写画像を作成又は変更することを投写画像生成部500に指令する。
投写画像生成部500は、投写画像を記憶する投写画像メモリー510を有しており、投写部200によってスクリーン面SS上に投写される投写画像を生成する機能を有する。投写画像生成部500は、更に、投写画面PS(図2(B))の台形歪みを補正するキーストーン補正部としての機能を有することが好ましい。
投写部200は、投写画像生成部500で生成された投写画像をスクリーン面SS上に投写する機能を有する。投写部200は、図2で説明した投写レンズ210の他に、液晶パネル220と、光源230とを有する。液晶パネル220は、投写画像メモリー510から与えられる投写画像データに応じて光源230からの光を変調することによって投写画像光IMLを形成する光変調装置である。この投写画像光IMLは、典型的には、RGBの3色の可視光を含むカラー画像光であり、投写レンズ210によってスクリーン面SS上に投写される。なお、光源230としては、超高圧水銀ランプ等の光源ランプの他、発光ダイオードやレーザーダイオード等の種々の光源を採用可能である。また、液晶パネル220としては、透過型及び反射型のいずれであってもよいし、色光別に複数の液晶パネル220を備えた構成としてもよい。また、液晶パネル220の代わりに、デジタルミラーデバイス等、他の光変調装置を採用してもよい。
検出光照射部410は、指示体780の先端部を検出するための照射検出光IDLをスクリーン面SSとその前方の空間にわたって照射する。照射検出光IDLとしては、例えば近赤外光が使用される。検出光照射部410は、カメラ310、320の撮像タイミングを含む所定の期間にのみ点灯し、他の期間では消灯する。あるいは、検出光照射部410は、システム900の動作中は常に点灯状態に維持されるようにしてもよい。
信号光送信部430は、同期用の近赤外光信号である装置信号光ASLを送信する機能を有する。装置信号光ASLは、同期用の近赤外光信号であり、プロジェクター100が起動されると、信号光送信部430が自発光指示体70に対して定期的に発する。自発光指示体70の先端発光部77は、装置信号光ASLに同期して、予め定められた発光パターン(発光シーケンス)を有する近赤外光である指示体信号光PSL(後述する)を発する。また、撮像部300のカメラ310,320は、指示体780の位置検出を行う際に、装置信号光ASLに同期した所定のタイミングで撮像を実行する。
撮像部300は、図2で説明した第1カメラ310と第2カメラ320とを有している。前述したように、2台のカメラ310,320は、検出光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する機能を有する。図3の例では、検出光照射部410によって照射された照射検出光IDLが指示体780で反射され、その反射検出光RDLが2台のカメラ310,320によって受光されて撮像される様子が描かれている。2台のカメラ310,320は、更に、自発光指示体70の先端発光部77から発せられる近赤外光である指示体信号光PSLも受光して撮像する。2台のカメラ310,320の撮像は、検出光照射部410から発せられる照射検出光IDLがオン状態(発光状態)である第1の期間と、照射検出光IDLがオフ状態(非発光状態)である第2の期間と、の両方で実行される。位置検出部600は、これらの2種類の期間における画像を比較することによって、画像内に含まれる個々の指示体が、自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかを判定することができる。
2台のカメラ310,320は、近赤外光を含む光を用いて撮像する機能に加えて、可視光を含む光を用いて撮像する機能を有している。この場合、それぞれのカメラによって、スクリーン面SS上に投写された投写画面PSを撮像すると、撮像画像には投写画面PS上に写された画像が含まれる。これにより、後述するように、位置検出部600が撮像画像おける座標系を投写画面における座標系に変換する座標変換係数を算出することができる。また、例えば、その撮像画像を利用して、投写画像生成部500がキーストーン補正を実行することができる。1台以上のカメラを利用したキーストーン補正の方法は周知なので、ここではその説明は省略する。
位置検出部600は、第1カメラ310で撮像された画像(以下、「第1撮像画像FI」とも呼ぶ。)を分析して、指示体780(自発光指示体70や非発光指示体80)の先端部の第1撮像画像FIにおける二次元座標位置(U,V)から、投写画面PSにおける二次元座標位置(以下、「第1座標位置(X,Y)」とも呼ぶ。)を検出する機能を有する。この第1座標位置(X,Y)は、指示体780が投写画面PS(スクリーン面SS)に接しているときに撮影された指示体780の先端部の第1撮像画像FIにおける二次元座標位置(U,V)に対する、投写画面PS上における指示体780の先端部が接触している位置である。また、位置検出部600は、第2カメラ320で撮像された画像(以下、「第2撮像画像SI」とも呼ぶ。)を分析して、指示体780の先端部の第2撮像画像SIにおける二次元座標位置(ξ,η)から、投写画面PSにおける二次元座標位置(以下、「第2座標位置(X,Y)」とも呼ぶ。)を検出する機能を有する。この第2座標位置(X,Y)は、指示体780が投写画面PSに接しているときに撮影された指示体780の先端部の第2撮像画像SIにおける二次元座標位置(ξ,η)に対する、投写画面PS上における指示体780の先端部が接触している位置である。位置検出部600は、第1撮像画像FIを用いて投写画面PSにおける第1座標位置を検出する際、上述の第1の期間と第2の期間における第1撮像画像を比較することによって、第1撮像画像内に含まれる個々の指示体780が、自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかを判定する。位置検出部600は、第2撮像画像SIを用いて投写画面PSにおける第2座標位置を検出する際、同様の方法によって、第2撮像画像SIに含まれる個々の指示体780が、自発光指示体70と非発光指示体80のいずれであるかを判定する。撮像画像(第1撮像画像FIおよび第2撮像画像SI)から指示体780の投写画面PSにおける二次元座標位置(第1座標位置および第2座標位置)を検出する方法については後述する。以降、自発光指示体70の先端部71の第1座標位置と、非発光指示体80の先端部81の第1座標位置とを区別する場合には、自発光指示体70の座標位置を第1座標位置(Xf71,Yf71)とも呼び、非発光指示体80の座標位置を第1座標位置(Xf81,Yf81)とも呼ぶ。第2座標位置についても同様に、自発光指示体70の座標位置を第2座標位置(Xs71,Ys71)とも呼び、非発光指示体80の座標位置を第2座標位置(Xs81,Ys81)とも呼ぶ。
接触検出部800は、指示体780(自発光指示体70や非発光指示体80)の投写画面PS(スクリーン面SS)への接触を検出する。本実施形態の接触検出部800は、自発光指示体70の投写画面PSへの接触の検出を、自発光指示体70が発する指示体信号光PSLの発光パターンに基づいて実行し、非発光指示体80の投写画面PSへの接触の検出を、位置検出部600によって検出された非発光指示体80の第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とに基づいて実行する。但し、接触検出部800は、自発光指示体70の投写画面PSへの接触の検出を、非発光指示体80の投写画面PSへの接触の検出方法と同様の方法によって実行してもよい。接触検出部800は、非発光指示体80の第1座標位置(Xf81,Yp81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)が一致、または、ほぼ一致したときに、非発光指示体80が投写画面PSに接触していると判定する。第1座標位置と第2座標位置が「ほぼ一致する」とは、これらの間の距離D1が誤差許容値Thとして予め設定された値以下になったときを意味する。接触検出部800による非発光指示体80の接触の検出方法については、後に詳述する。
自発光指示体70には、ボタンスイッチ73の他に、信号光受信部74と、制御部75と、先端スイッチ76と、先端発光部77とが設けられている。信号光受信部74は、プロジェクター100の信号光送信部430から発せられた装置信号光ASLを受信する機能を有する。先端スイッチ76は、自発光指示体70の先端部71が押されるとオン状態になり、先端部71が解放されるとオフ状態になるスイッチである。先端スイッチ76は、通常はオフ状態にあり、自発光指示体70の先端部71がスクリーン面SSに接触するとその接触圧によってオン状態になる。先端スイッチ76がオフ状態のときには、制御部75は、先端スイッチ76がオフ状態であることを示す特定の第1の発光パターンで先端発光部77を発光させることによって、第1の発光パターンを有する指示体信号光PSLを発する。一方、先端スイッチ76がオン状態になると、制御部75は、先端スイッチ76がオン状態であることを示す特定の第2の発光パターンで先端発光部77を発光させることによって、第2の発光パターンを有する指示体信号光PSLを発する。これらの第1の発光パターンと第2の発光パターンは、互いに異なるので、位置検出部600は、第1撮像画像と第2撮像画像の少なくとも一方を分析することによって、先端スイッチ76がオン状態かオフ状態かを識別することが可能である。また、接触検出部800は位置検出部600の分析結果に基づいて、自発光指示体70の投写画面PSへの接触を検出可能である。
自発光指示体70のボタンスイッチ73は、先端スイッチ76と同じ機能を有する。従って、制御部75は、ユーザーによってボタンスイッチ73が押された状態では上記第2の発光パターンで先端発光部77を発光させ、ボタンスイッチ73が押されていない状態では上記第1の発光パターンで先端発光部77を発光させる。換言すれば、制御部75は、先端スイッチ76とボタンスイッチ73の少なくとも一方がオンの状態では上記第2の発光パターンで先端発光部77を発光させ、先端スイッチ76とボタンスイッチ73の両方がオフの状態では上記第1の発光パターンで先端発光部77を発光させる。
但し、ボタンスイッチ73に対して先端スイッチ76と異なる機能を割り当てるようにしてもよい。例えば、ボタンスイッチ73に対してマウスの右クリックボタンと同じ機能を割り当てた場合には、ユーザーがボタンスイッチ73を押すと、右クリックの指示がプロジェクター100の制御部700に伝達され、その指示に応じた処理が実行される。このように、ボタンスイッチ73に対して先端スイッチ76と異なる機能を割り当てた場合には、先端発光部77は、先端スイッチ76のオン/オフ状態及びボタンスイッチ73のオン/オフ状態に応じて、互いに異なる4つの発光パターンで発光する。この場合には、自発光指示体70は、先端スイッチ76とボタンスイッチ73のオン/オフ状態の4つの組み合わせを区別しつつ、プロジェクター100に伝達することが可能である。
図4は、自発光指示体70と非発光指示体80を利用した操作の様子を示す説明図である。この例では、自発光指示体70の先端部71と非発光指示体80の先端部81はいずれもスクリーン面SSから離れている。自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上における第1座標位置(Xf71,Yf71)は、ツールボックスTBの消しゴムボタンERBの上に対応する。また、ここでは、自発光指示体70の先端部71の機能を表すツールとしてマウスポインターPTが選択されており、マウスポインターPTの先端OP71が消しゴムボタンERBの上に存在するように、マウスポインターPTが投写画面PSに描画されている。前述したように、自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の二次元座標位置としては、第1座標位置(Xf71,Yf71)と第2座標位置(Xs71,Ys71)の2つの座標が決定される。ここでは、そのうちの第1座標位置が自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の位置として視覚的に表示され、第2座標位置は表示されない。従って、投写画面PS上において、投写画面PS上の第1座標位置(Xf71,Yf71)にマウスポインターPTの先端にある操作ポイントOP71が配置されようにマウスポインターPTが描画される。すなわち、マウスポインターPTの先端OP71は、自発光指示体70の先端部71の第1座標位置に配置され、この位置においてユーザーの指示が行われる。例えば、ユーザーは、自発光指示体70の先端部71を投写画面PS上に接触させて、消しゴムツールを選択することが可能である。また、ユーザーは、この状態で自発光指示体70のボタンスイッチ73を押すことによって、消しゴムツールを選択することも可能である。このように、本実施形態では、自発光指示体70がスクリーン面SSから離間した状態にある場合にも、ボタンスイッチ73を押すことによって、先端部71の第1座標位置(Xf71,Yf71)に配置される操作ポイントOP71における投写画面PSの内容に応じた指示をプロジェクター100に与えることが可能である。なお、他の実施例として、先端部71の第2座標位置(Xs71,Ys71)が自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の位置として視覚的に表示され、先端部71の第1座標位置(Xf71,Yf71)が表示されないように構成されてもよい。この場合、操作ポイントOP71は、自発光指示体70の先端部71の第2座標位置(Xs71,Ys71)に配置される。ただし、自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の位置としては、第2座標位置よりも第1座標位置が視覚的に表示されることがより好ましい。第1カメラ310は、第2カメラよりもスクリーン面SSからZ方向により離れた位置にある。そのため、投写画面PSに接触していない指示体780をZ方向から見たときの投写画面PS上の位置と第1座標位置とのずれは、同位置と第2座標位置とのずれよりも小さくなるためである。なお、さらに他の実施例として、先端部71の第1座標位置と第2座標位置の平均(中間)の位置((Xf71+Xs71)/2,(Yf71+Ys71)/2)が自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の位置として視覚的に表示され、先端部71の第1座標位置および第2座標位置が表示されないように構成されてもよい。
図4(B)では、また、非発光指示体80の先端部81の機能を表すツールとしてペンツールPEが選択されており、ペンツールPEが投写画面PSに描画されている。前述したように、非発光指示体80の先端部81の投写画面PS上の二次元座標位置も、第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)の2つの座標が決定される。ここでは自発光指示体70と同様に、第1座標位置が非発光指示体80の先端部81の投写画面PS上の位置として視覚的に表示され、第2座標位置は表示されない。従って、投写画面PS上において、投写画面PS上の第1座標位置(Xf81,Yf81)にペンツールPEの先端にある操作ポイントOP81が配置されようにペンツールPEが描画される。但し、非発光指示体80を利用してユーザーが指示をプロジェクター100に与える際には、非発光指示体80の先端部81を投写画面PS上に接触させた状態でその指示(描画やツールの選択など)が行なわれる。図4の例では、指示体780(自発光指示体70や非発光指示体80)の先端部が投写画面PSから離れている場合にも、個々の指示体によって選択されたツール(マウスポインターPTやペンツールPE)が投写画面PSに描画されて表示される。従って、ユーザーが指示体の先端部を投写画面PSに接触していない場合にも、その指示体によってどのツールが選択されているのかを理解し易く、操作が容易であるという利点がある。
なお、このインタラクティブプロジェクションシステム900は、複数の自発光指示体70を同時に利用可能に構成されている。この場合には、上述した指示体信号光PSLの発光パターンは、複数の自発光指示体70を識別できる固有の発光パターンであることが好ましい。より具体的に言えば、N個(Nは2以上の整数)の自発光指示体70を同時に利用可能な場合には、指示体信号光PSLの発光パターンは、N個の自発光指示体70を区別できるものであることが好ましい。なお、1組の発光パターンに複数回の単位発光期間が含まれている場合に、1回の単位発光期間では、発光と非発光の2値を表現することができる。ここで、1回の単位発光期間は、自発光指示体70の先端発光部77が、オン/オフの1ビットの情報を表現する期間に相当する。1組の発光パターンがM個(Mは2以上の整数)の単位発光期間で構成される場合には、1組の発光パターンによって2−1個の状態を区別できる。従って、1組の発光パターンを構成する単位発光期間の数Mは、次式(1)を満足するように設定されることが好ましい。
N×Q≦2 …(1)
ここで、Qは自発光指示体70のスイッチ73,76で区別される状態の数であり、本実施形態の例ではQ=2又はQ=4である。例えば、Q=4の場合には、N=2のときにはMを3以上の整数に設定し、N=3〜4のときにはMを4以上の整数に設定することが好ましい。このとき、位置検出部600(又は制御部700)がN個の自発光指示体70、及び、各自発光指示体70のスイッチ73,76の状態を識別する際には、1組の発光パターンのM個の単位発光期間において各カメラ310,320でそれぞれ撮像されたM枚の画像を用いてその識別を実行する。なお、このMビットの発光パターンは、照射検出光IDLをオフの状態に維持した状態で指示体信号光PSLをオン又はオフに設定したパターンであり、カメラ310,320で撮像される画像には非発光指示体80が写らない。そこで、非発光指示体80の位置を検出するために用いる画像を撮像するために、照射検出光IDLをオン状態とした1ビットの単位発光期間を更に追加することが好ましい。但し、位置検出用の単位発光期間では、指示体信号光PSLはオン/オフのいずれでも良い。この位置検出用の単位発光期間で得られた画像は、自発光指示体70の位置検出にも利用することが可能である。
図3に描かれている5種類の信号光の具体例をまとめると以下の通りである。
(1)投写画像光IML:スクリーン面SSに投写画面PSを投写するために、投写レンズ210によってスクリーン面SS上に投写される画像光(可視光)である。
(2)照射検出光IDL: 指示体780(自発光指示体70及び非発光指示体80)の先端部を検出するために、検出光照射部410によってスクリーン面SSとその前方の空間にわたって照射される近赤外光である。
(3)反射検出光RDL:照射検出光IDLとして照射された近赤外光のうち、指示体780(自発光指示体70及び非発光指示体80)によって反射され、2台のカメラ310,320によって受光される近赤外光である。
(4)装置信号光ASL:プロジェクター100と自発光指示体70との同期をとるために、プロジェクター100の信号光送信部430から定期的に発せられる近赤外光である。
(5)指示体信号光PSL:装置信号光ASLに同期したタイミングで、自発光指示体70の先端発光部77から発せられる近赤外光である。指示体信号光PSLの発光パターンは、自発光指示体70のスイッチ73,76のオン/オフ状態に応じて変更される。また、複数の自発光指示体70を識別する固有の発光パターンを有する。
本実施形態において、自発光指示体70と非発光指示体80の先端部の位置検出、及び、自発光指示体70と非発光指示体80により指示される内容の判別は、それぞれ以下のように実行される。
A2.非発光指示体80の位置検出方法及び指示内容の判別方法の概要
図5および図6は、撮像画像FI、SIの座標位置と投写画面PSの座標位置との対応関係を例示した図である。図5(A)および図6(A)は第1撮像画像FIであり、図5(B)および図6(B)は投写画面PSであり、図5(C)および図6(C)は第2撮像画像SIである。図5は、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSから離れている状態が示されており、図6は、先端部81がスクリーン面SSと接触している状態が示されている。図5(A)、図5(B)、図6(A)および図6(B)に示すように、位置検出部600は、非発光指示体80の先端部81の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf81,Yf81)を、第1撮像画像FIにおける先端部81の二次元座標位置(U81,V81)と第1座標変換係数CFとを用いて算出する。この「第1座標変換係数CF」は、第1撮像画像FIの座標系である「第1カメラ座標(U,V)」を投写画面PSの座標系である「投写画面座標(X,Y)」に変換するための係数であり、後述の方法で算出される。なお、「投写画面座標(X,Y)」は、液晶パネル220の座標系である「パネル座標(x,y)」と対応しているため、第1座標変換係数CFは「第1カメラ座標(U,V)」を「パネル座標(x,y)」に変換するための係数であってもよい。位置検出部600は、第1撮像画像FIに含まれる指示体780が非発光指示体80であるか否かについて、所定の複数のタイミングで撮像された第1撮像画像FIに自発光指示体70の発光パターンが現れているか否かを判断することによって認識可能である。なお、第1撮像画像FIにおける非発光指示体80の先端部81の検出は、テンプレートマッチングや特徴抽出等の周知の技術を利用して特定することができる。例えば、テンプレートマッチングによって指である非発光指示体80の先端部81を認識する場合には、指に関する複数のテンプレートを予め準備しておき、第1撮像画像FIにおいて、これらのテンプレートに適合する部分を検索することによって指の先端部81を認識することが可能である。図5(B)、図5(C)、図6(B)および図6(C)に示すように、位置検出部600は、非発光指示体80の先端部81の投写画面PSにおける第2座標位置(Xs81,Ys81)について、第2撮像画像SIにおける先端部81の二次元座標位置(ξ81,η81)と第2座標変換係数CSとを用いて算出する。この「第2座標変換係数CS」は、第2撮像画像SIの座標系である「第2カメラ座標(ξ,η)」を上述の「投写画面座標(X,Y)」に変換するための係数であり、後述の方法で算出される。なお、第2座標変換係数CSは「第2カメラ座標(ξ,η)」を「パネル座標(x,y)」に変換するための係数であってもよい。図5および図6に示すように、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSから離れている(図5)と、先端部81の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とが異なる位置となり、先端部81がスクリーン面SSと接触している(図6)と、先端部81の第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とがほぼ同じ位置となる。このことから、接触検出部800は、先端部81の第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とがほぼ一致したときに、先端部81が投写スクリーン面SSに接触していることを検出する。
図7は、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSから離れている状態(図7(A))と接触している状態(図7(B))とを例示した図である。本実施形態の接触検出部800は、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSに接しているか否かについて、先端部81の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)との距離D1が許容誤差Th以下か否かによって判定する。この許容差Thとしては、例えば、1mm〜10mm程度の小さな値を使用することが好ましい。図7(A)に示すように、非発光指示体80がスクリーン面SSから離れているときは、投写画面PSにおいて第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とが互いに異なる位置(D1>Th)となる。第1座標位置(Xf81,Yf81)は、第1カメラ310と非発光指示体80の先端部81とを結ぶ直線とスクリーン面SSとの交点の座標位置に対応し、第2座標位置(Xs81,Ys81)は、第2カメラ320と先端部81とを結ぶ直線とスクリーン面SSとの交点の座標位置に対応する。そのため、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSから離れていると、第1カメラ310から先端部81を見た場合と、第2カメラ320から先端部81を見た場合とでは、先端部81がスクリーン面SS上の互いに異なる位置に接触しているように見える。一方、図7(B)に示すように、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSと接触しているときは、投写画面PSにおいて第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とがほぼ一致(D1≦Th)する。これは、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSと接触していると、第1カメラ310と非発光指示体80の先端部81とを結ぶ直線と、第2カメラ320と先端部81とを結ぶ直線とは、ほぼスクリーン面SS上において交差するためである。このことから、先端部81の第1座標位置(Xf81,Yf81)と第2座標位置(Xs81,Ys81)とが許容誤差内で一致するか否かによって、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSに接触しているか否かを容易に検出することができる。なお、この許容誤差は、実験的または経験的に予め決定することができる。
制御部700は、接触検出部800が非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSに接していると判定した場合には、その接触位置における投写スクリーン面SSの内容に応じてその指示内容を判別する。また、制御部700は、位置検出部600で検出された非発光指示体80の先端部81の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf81,Yf81)を利用し、予め選択されているポインターやマークが投写画面PS内の第1座標位置(Xf81,Yf81)に配置されるように、そのポインターやマークを投写画像生成部500に描画させてもよい。また、制御部700は、非発光指示体80によって指示された内容に従った処理を実行して、投写画像生成部500にその処理結果を含む画像を描画させてもよい。
A3.自発光指示体70の位置検出方法及び指示内容の判別方法の概要
位置検出部600は、自発光指示体70の先端部71の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf71,Yf71)を、第1撮像画像FIにおける先端部71の二次元座標位置(U71,V71)と第1座標変換係数CFとを用いて算出する。位置検出部600は、第1撮像画像FIに含まれる指示体780が自発光指示体70であるか否かについて、所定の複数のタイミングで撮像された第1撮像画像FIに自発光指示体70の発光パターンが現れているか否かを判断することによって認識可能である。接触検出部800は、自発光指示体70の先端部71がスクリーン面SSに接触しているか否か(すなわち先端スイッチ76がオンか否か)について、上記複数のタイミングで撮像された第1撮像画像FIにおける先端発光部77の発光パターンを用いて判別可能である。位置検出部600および接触検出部800によって、自発光指示体70の先端部71の投写画面PS上の第1座標位置(Xf71,Yf71)と、先端部71のスクリーン面SSへの接触とを検出することができる。
制御部700は、位置検出部600および接触検出部800の検出結果に基づいて、自発光指示体70による指示内容を判別して、指示内容に応じた画像を投写画像生成部500に生成させて、投写部200によってスクリーン面SS上に指示内容に応じた画像を投写させる。例えば、図4(B)に例示したように、先端部71の第1座標位置(Xf71,Yf71)がツールボックスTB内のいずれかのボタンの上にある状態で先端スイッチ76がオンになった場合には、そのボタンのツールが選択される。また、図2(B)に例示したように、先端部71の第1座標位置(Xf71,Yf71)が投写画面PS内のツールボックスTB以外の位置にある状態で先端スイッチ76がオンになった場合には、選択されたツールによる処理(例えば描画)が選択される。制御部700は、自発光指示体70の先端部71の第1座標位置(Xf71,Yf71)を利用し、予め選択されているポインターやマークが投写画面PS内の第1座標位置(Xf71,Yf71)に配置されるように、そのポインターやマークを投写画像生成部500に描画させる。また、制御部700は、自発光指示体70によって指示された内容に従った処理を実行して、投写画像生成部500にその処理結果を含む画像を描画させる。
A4.座標変換係数CF、CSの算出
図8は、第1座標変換係数CFおよび第2座標変換係数CSの算出に使用される測定用パターン画像CPMが表示された投写画面PSと、投写画面PSを含んだ撮像画像FI、SIとを例示した図である。図8(A)は第1撮像画像FIであり、図8(B)は投写画面PSであり、図8(C)は第2撮像画像SIである。まず、投写部200は、プロジェクター100の起動時に測定用パターン画像CPM(キャリブレーションパターン画像)が表された投写画面PSを投写スクリーン面SSに投射する。測定用パターン画像CPMは、複数の基準点Pcを含んだ画像であり、測定用パターン画像データとして図示しない記憶部に予め記憶されている。本実施例では、測定用パターン画像CPMには、25個の基準点Pcが縦方向に5個、横方向に5個となるように並んで配置されている。測定用パターン画像CPMに含まれる基準点Pcの数Pは、P≧3であれば、上記の数に限定されない。但し、基準点Pcは、測定用パターン画像CPM内で行列状に規則正しく配列されていることが好ましい。また、基準点Pcは、投写画面PS上の特定の位置を識別可能な構成であれば、点(ドット)に限定されず、例えば、2つの直線の交点や矩形の角部であってもよい。
投写スクリーン面SSに測定用パターン画像CPMが表示された投写画面PSが投射されているときに、撮像部300は、2つのカメラ310,320によって、測定用パターン画像CPMが表示された投写画面PSを含む領域を撮影する。これにより測定用パターン画像CPMを含んだ第1撮像画像FIと第2撮像画像SIが得られる。位置検出部600は、得られた撮像画像(第1撮像画像FIおよび第2撮像画像SI)をそれぞれ解析して、撮像画像における各基準点Pcの座標位置を検出する。具体的には、位置検出部600は、第1撮像画像FIを解析して、各基準点Pcの第1カメラ座標系における座標位置(Upc,Vpc)を検出し、第2撮像画像SIを解析して、各基準点Pcの第2カメラ座標系における座標位置(ξpc,ηpc)を検出する。これらの座標位置を検出すると、位置検出部600は、各基準点Pcの投写画面座標系の座標位置(Xpc,Ypc)と、検出した第1カメラ座標系の座標位置(Upc,Vpc)とに基づいて、第1座標変換係数CFを算出する。また、位置検出部600は、投写画面座標系における各基準点Pcの座標位置(Xpc,Ypc)と、第2カメラ座標系における各基準点Pcの座標位置(ξpc,ηpc)とに基づいて、第2座標変換係数CSを算出する。第1座標変換係数CFによって、指示体780が投写画面PSに接触しているときの第1カメラ座標系における指示体780の座標位置(U780,V780)と、投写画面座標系における指示体780の座標位置(Xf780,Yf780)とが対応付けされる。また、第2座標変換係数CSによって、指示体780が投写画面PSに接触しているときの第2カメラ座標系における指示体780の座標位置(ξ780,η780)と、投写画面座標系における指示体780の座標位置(Xs780,Ys780)とが対応付けされる。「第1座標変換係数CF」は、特許請求の範囲の「第1対応データ」に該当し、「第2座標変換係数CS」は、特許請求の範囲の「第2対応データ」に該当する。投写画面座標系における各基準点Pcの座標位置(Xpc,Ypc)は、液晶パネル220における測定用パターン画像CPMの基準点Pcの座標位置(xpc,ypc)と対応しており、既知の値として予め設定しておくことができる。
以上説明した、本実施形態のインタラクティブプロジェクター100によれば、指示体780を含んだ2種類の撮像画像FI、SIを用いて、投写画面PS上における指示体780の第1座標位置と第2座標位置を検出する。指示体780の投写画面PSへの接触の検出は、第1座標位置と第2座標位置とがほぼ一致しているか否かによって実行されるので、指示体780がスクリーン面SSに接触しているか否かの検出処理を従来とは異なる方法で容易に実行することができる。また、検出処理の高速化を図ることができる。例えば、本実施形態によれば、指示体780がスクリーン面SSに接触している否かの検出を行うために、複数台のカメラを用いた三次元測量によって指示体780の三次元位置を算出する必要がない。そのため、三次元位置の算出による時間のロスを抑制でき、検出処理の高速化を図ることができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、撮像部300が2台のカメラ310,320を有しているものとしたが、撮像部300は3台以上のカメラを有していてもよい。後者の場合には、m台(mは3以上の整数)のカメラで撮像されたm個の撮像画像に基づいて、非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSに接触しているか否かの判定を行うことができる。例えば、m個の画像から2個の画像を任意に選択して得られる個の組み合わせを用いてそれぞれ投写画面PSにおける先端部81の二次元位置座標(X81,Y81)を求め、それらの互いの距離の平均値を用いて非発光指示体80の先端部81がスクリーン面SSに接触しているか否かを判定しても良い。こうすれば、接触の検出精度を更に高めることが可能である。
・変形例2:
上記実施形態では、インタラクティブプロジェクションシステム900がホワイトボードモードとPCインタラクティブモードとで動作可能であるものとしたが、これらのうちの一方のモードのみで動作するようにシステムが構成されていても良い。また、インタラクティブプロジェクションシステム900は、これら2つのモード以外の他のモードのみで動作するように構成されていても良く、更に、これら2つのモードを含む複数のモードで動作可能に構成されていてもよい。
・変形例3:
上記実施形態では、図3に示した照射検出光IDLと、反射検出光RDLと、装置信号光ASLと、指示体信号光PSLとがすべて近赤外光であるものとしたが、これらのうちの一部又は全部を近赤外光以外の光としてもよい。
・変形例4:
上記実施形態では、自発光指示体70の接触検出を、自発光指示体70が発する指示体信号光PSLの発光パターンに基づいて行っている。しかし、非発光指示体80と同様に、自発光指示体70の先端部71の投写画面PSにおける第1座標位置(Xf71,Yf71)と第2座標位置(Xs71,Ys71)とを算出し、これらの座標位置が許容誤差内で一致しているか否かによって自発光指示体70の先端部71の投写画面PSへの接触検出を実行することも可能である。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
70…自発光指示体
71…先端部
72…軸部
73…ボタンスイッチ
74…信号光受信部
75…制御部
76…先端スイッチ
77…先端発光部
80…非発光指示体
81…先端部
100…インタラクティブプロジェクター
200…投写部
210…投写レンズ
220…液晶パネル
230…光源
300…撮像部
310…第1カメラ
320…第2カメラ
410…検出光照射部
430…信号光送信部
500…投写画像生成部
510…投写画像メモリー
600…位置検出部
700…制御部
780…指示体
800…接触検出部
900…インタラクティブプロジェクションシステム
910…支持部材
920…スクリーン板

Claims (4)

  1. 投写画面に対するユーザーの指示体による指示を受け取ることが可能なインタラクティブプロジェクターであって、
    スクリーン面上に前記投写画面を投写する投写部と、
    前記指示体に近赤外光の照射検出光を照明する検出光照射部と、
    前記投写画面の領域を、近赤外光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1カメラ及び第2カメラを含む複数台のカメラと、
    前記第1カメラによって撮像された前記指示体を含む第1撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第1座標位置を検出するとともに、前記第2カメラによって撮像された前記指示体を含む第2撮像画像に基づいて、前記投写画面上における前記指示体の第2座標位置を検出する位置検出部と、
    前記第1座標位置と、前記第2座標位置とに基づいて、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する接触検出部と、を備え、
    前記位置検出部は、
    前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第1撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第1対応データと、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第2撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第2対応データと、を備えており、
    前記第1対応データを用いて、前記第1撮像画像から前記第1座標位置を検出するとともに、前記第2対応データを用いて、前記第2撮像画像から前記第2座標位置を検出し、
    前記接触検出部は、2次元座標位置として求められた前記第1座標位置と前記第2座標位置とが許容誤差内で一致したときに、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する、インタラクティブプロジェクター。
  2. 請求項1記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記指示体は、近赤外光である指示体信号光を発する自発光指示体と、非発光の非発光指示体と、を含み、
    前記インタラクティブプロジェクターは、さらに、前記指示体信号光を発光させるタイミングを前記第1カメラ及び前記第2カメラの撮像タイミングに同期させる装置信号光を前記自発光指示体に送信する信号送信部を備え、
    前記自発光指示体は、前記投写画面に接触しているときとしていないときとで前記指示体信号光の発光パターンを変更し、
    前記第1カメラ及び前記第2カメラは、前記検出光照射部が前記照射検出光を発する発光状態である第1の期間と、前記検出光照射部が前記照射検出光を発していない非発光状態である第2の期間と、の両方で撮像を実行し、
    前記接触検出部は、
    前記第1の期間に撮像した画像と、前記第2の期間に撮像した画像と、を比較して、前記指示体が、前記自発光指示体と前記非発光指示体のいずれであるかを判定し、
    前記指示体が前記非発光指示体であるときに、前記第1の期間に、前記照射検出光が前記非発光指示体で反射された反射検出光によって撮像された前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを用いて、前記投写画面への前記非発光指示体の接触を検出し、
    前記指示体が前記自発光指示体であるときに、前記第2の期間に、前記自発光指示体が前記発光パターンで発する前記指示体信号光を撮像した画像に基づいて、前記投写画面への前記自発光指示体の接触を検出する、インタラクティブプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2記載のインタラクティブプロジェクターであって、
    前記第1カメラ及び前記第2カメラは、近赤外光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1の撮影機能と、可視光を含む光を受光して撮像する第2の撮影機能と、を有し、
    前記位置検出部は、前記指示体の接触の検出を開始する前に、
    前記第1カメラが、前記第2の撮影機能により、前記投写画面に投写された測定用画像を撮像した撮像画像に基づいて、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第1カメラの座標系における2次元座標位置と、前記投写画面の2次元座標位置と、を対応付ける第1座標変換係数を、前記第1対応データとして算出し、
    前記第2カメラが、前記第2の撮影機能により、前記投写画面に投写された測定用画像を撮像した撮像画像に基づいて、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第2カメラの座標系における2次元座標位置と、前記投写画面の2次元座標位置と、を対応付ける第2座標変換係数を、前記第2対応データとして算出する、インタラクティブプロジェクター。
  4. 投写画面に対するユーザーの指示体による指示を受け取ることが可能なインタラクティブプロジェクターの制御方法であって、
    スクリーン面上に前記投写画面を投写し、
    近赤外光の波長を含む波長領域の光を受光して撮像する第1カメラ及び第2カメラを含む複数台のカメラで、近赤外光の照明検出光で照射された前記投写画面の領域を撮像し、
    前記第1カメラによって撮像された前記指示体を含む第1撮像画像から、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第1撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第1対応データを用いて、前記投写画面上における前記指示体の第1座標位置を検出するとともに、前記第2カメラによって撮像された前記指示体を含む第2撮像画像から、前記指示体が前記投写画面に接触しているときの前記第2撮像画像における前記指示体の2次元座標位置と前記投写画面上における前記指示体の2次元座標位置とが対応付けられた第2対応データを用いて前記投写画面上における前記指示体の第2座標位置を検出し、
    2次元座標位置として求められた前記第1座標位置と、前記第2座標位置とが許容誤差内で一致したときに、前記指示体の前記投写画面への接触を検出する、インタラクティブプロジェクターの制御方法。
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