JP6483388B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バックライト装置を液晶表示パネルの面に接合して構成される液晶表示装置に関するものである。
バックライト装置を液晶表示パネルのアレイ基板側の外面に接合して構成される液晶表示装置(Liquid Crystal Display :LCD)の従来例の1例を図5に示す。図5に示すように、バックライト装置14は、LED(Light Emitting Diode)等から成る発光素子等を有する、直方体状、矩形板状の面状光源であるバックライト本体部12と、そのバックライト本体部12の外周部を覆う、亜鉛メッキ鋼材、アルミニウム、ステンレススチール等の金属から成るフレーム13と、を有している。フレーム13は、側壁の下端部にかしめ爪部13bを有しており、そのかしめ爪部13bをバックライト本体部12の側面に形成された凹部に折り込むことによって、バックライト本体部12に固定される。また、フレーム13は、上面の4つの隅部であって4つの角のそれぞれを成す2つの辺縁部に突起13aが形成されている。これらの突起13aに液晶表示パネル11の側面を当接させることによって、バックライト装置14の上面である発光側の面に液晶表示パネル11の下面が接するようにして位置合わせし載置する。このとき、バックライト装置14の上面の周縁、すなわちフレーム13の上面の一部と、液晶表示パネル11の下面の周縁の一部とを、両面粘着テープ、両面粘着フィルム等から成る接合部材によって接合していた。
図6(a),(b)は、フレーム13の上面の一部に接合部材15,16を設けた例を示す平面図である。(a)のバックライト装置14aは、矩形状のフレーム13の上面の4隅部のそれぞれに、接合部材15を設けた構成である。(b)のバックライト装置14bは、矩形状のフレーム13の枠状の上面の対向する2つの辺部のそれぞれに、長板状、短冊状の接合部材16を設けた構成である。図6に示すように、接合部材15,16は、それらの接合力を保持しながら接合面の面積を極力小さくしている。それは、発熱するバックライト装置の形状が温度変化等に起因して撓む等し変化することによって、液晶表示パネル11に局所的または全体的に応力が加わり、輝度むら、色むら、白抜け等の表示の劣化を招くことを抑える目的のためである。
このような表示の劣化は、IPS(In-Plane Switching)方式のLCD、FFS(Fringe Field Switching)方式のLCD等の横電界(水平電界)を利用したLCDにおいて、より顕著に発現する傾向がある。そして、従来のアクティブマトリクス型のLCDの基本構成の一例を図7に示す。例えば、LCDのアレイ側基板は、その上の第1の方向(例えば、行方向)に形成された複数本のゲート信号線25(GL1,GL2,GL3・・・GLn)と、第1の方向と交差する第2の方向(例えば、列方向)にゲート信号線25と交差させて形成された複数本の画像信号線26(SL1,SL2,SL3・・・SLm)と、ゲート信号線25と画像信号線26の交差部付近に形成された、TFT素子21、画素電極PE11,PE12,PE13・・・PEnm及びその画素電極PE11,PE12,PE13・・・PEnmとの間で液晶に印加する横電界等の電界を形成するための共通電極(基準電極)を含む画素部P11,P12,P13・・・Pnmと、共通電極に共通電圧(Vcom)を供給する共通電圧線22と、を有する構成である。また、共通電極と、その共通電極に共通電圧(Vcom)を供給する共通電圧線22は、画素電極PE11,PE12,PE13・・・PEnmとの間で液晶に印加する垂直的な電界を形成する場合、カラーフィルタ側基板上に設けられている。なお、23はゲート信号線駆動回路、24は画像信号(ソース信号)線駆動回路、27は表示部である。
IPS方式のLCD、FFS方式のLCD等の横電界を利用したLCDは、上述したように、画素電極及び共通電極がアレイ側基板の画素部に共に接近して形成されているため、液晶表示パネル11に加わった応力の影響を受けやすいものと考えられる。
また、他の従来例として、表示素子と保護板との間に表示素子の画面エリアに対応する領域を囲んで設けられ、かつ少なくとも一部に前記領域内と外部とを連通させる欠落部が形成されたスペーサを備える構成とすることによって、表示素子と保護板との接合強度を高くした保護板一体型表示パネルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−26538号公報
図5、図6に示す上記従来のLCDにおいては、小面積の接合部材15,16同士の間に隙間があるために、その隙間から空中を浮遊する粒子、塵埃等の細かな異物が入り込み、輝度ムラ、発光効率の低下等を生じやすいというという問題点があった。
また、特許文献1に開示された保護板一体型表示パネルは、表示素子と保護板との接合強度を高くするために、表示素子の画面エリアに対応する領域を囲んで、両面粘着フィルム等から成るスペーサを設けている。例えば、このような大面積のスペーサによって、バックライト装置と液晶表示パネルを接合すると、液晶表示パネルに加わる応力が増大するという問題点があった。
従って、本発明は、上記の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、バックライト装置と液晶表示パネルを小面積の接合部材によって接合して液晶表示パネルに加わる応力を小さくするとともに、接合部材同士の間の隙間から粒子、塵埃等の細かな異物が入り込むことを抑えて、輝度ムラ、発光効率の低下等が生じることを抑えることである。
本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサの上面と前記液晶表示パネルの下面との間に隙間がある構成である。
本発明の液晶表示装置は、好ましくは、それが位置している前記周縁部の縁に直交する方向の幅が前記接合部材の幅よりも大きい。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは前記液晶表示パネル側の表面が粗面とされている構成である。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは前記液晶表示パネル側の表面が粘着性を有している構成である。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは、それが位置している前記周縁部の縁に直交する方向の幅が前記接合部材の幅よりも大きい構成である。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは、それが位置している前記周縁部の縁に平行な方向の長さが前記接合部材の長さよりも長い構成である。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは透光性を有している構成である。
本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサの上面と液晶表示パネルの下面との間に隙間があることから、接合部材同士の間の隙間から粒子、塵埃等の細かな異物が発光側の面に入り込むことを抑えることができる。その結果、液晶表示パネルに加わる応力を小さく維持しながら輝度ムラ、発光効率の低下等の発生を抑えることができる。
本発明の液晶表示装置は、好ましくは、それが位置している周縁部の縁に直交する方向の幅が接合部材の幅よりも大きいことから、発光側の面の奥行き方向における異物の侵入経路長に相当する、スペーサの液晶表示パネル側の表面の幅が増大する。その結果、前記表面において異物を捉える確率が高まり、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサは液晶表示パネル側の表面が粗面とされていることから、スペーサの凹凸を有する粗面において粒子、塵埃等の細かな異物を捉えて、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサは液晶表示パネル側の表面が粘着性を有していることから、スペーサの粘着性を有する表面において粒子、塵埃等の細かな異物を捉えて、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサは、それが位置している周縁部の縁に直交する方向の幅が接合部材の幅よりも大きいことから、発光側の面の奥行き方向における異物の侵入経路長に相当する、スペーサの液晶表示パネル側の表面の幅が増大する。その結果、前記表面において異物を捉える確率が高まり、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサは、それが位置している周縁部の縁に平行な方向の長さが接合部材の長さよりも長いことから、接合部材同士の間の隙間の断面積を小さくすることができる。すなわち、異物の侵入面積を小さくすることができる。その結果、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の接合部材を介してバックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材同士の間の部位に接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、スペーサは透光性を有していることから、スペーサによってバックライト装置の光を吸収することを抑えることができる。その結果、バックライト装置の発光効率を高く維持することができる。
図1は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の1例を示す図であり、液晶表示装置の側面図である。 図2は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の1例を示す図であり、バックライト装置の平面図である。 図3は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、バックライト装置の平面図である。 図4は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、バックライト装置の平面図である。 図5は、従来の液晶表示装置の1例を示す図であり、バックライト装置の発光側の面に液晶表示パネルを載置し接合することを説明するための分解斜視図である。 図6(a),(b)は、それぞれ従来のバックライト装置の平面図である。 図7は、従来の液晶表示装置の基本構成のブロック回路図である。
以下、本発明のLCDの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明のLCDの主要な構成部材等を示している。従って、本発明のLCDは、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。
図1は、本発明のLCDについて実施の形態の1例を示す図であり、本発明のLCDの側面図である。また図2は、本発明のLCDについて実施の形態の1例を示す図であり、バックライト装置の平面図である。図1、図2に示すように、本発明のLCDは、バックライト装置4と、そのバックライト装置4の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材5と、複数の接合部材5を介してバックライト装置4に接合された液晶表示パネルと、を有しており、発光側の面の周縁部の接合部材5同士の間の部位に接合部材5の厚みよりも厚みが薄いスペーサ7があり、スペーサの上面と液晶表示パネルの下面との間に隙間がある。この構成により、接合部材5同士の間の隙間Sから粒子、塵埃等の細かな異物が発光側の面に入り込むことを抑えることができる。その結果、液晶表示パネル1に加わる応力を小さく維持しながら輝度ムラ、発光効率の低下等の発生を抑えることができる。
本発明のLCDにおいて、スペーサ7はバックライト装置4と別体のものであってもよく、またバックライト装置4と一体的に構成されたものであってもよい。なお、以下の実施の形態においては、スペーサ7がバックライト装置4と別体のものである例について説明する。
図1に示すように、本発明のLCDのバックライト装置4は、LED(Light Emitting Diode)等から成る発光素子等を有する、直方体状、矩形板状の面状光源であるバックライト本体部2と、そのバックライト本体部2の外周部を覆うフレーム3と、を有している。フレーム3は、側壁の下端部にかしめ爪部3bを有しており、そのかしめ爪部3bをバックライト本体部2の側面に形成された凹部に折り込むことによって、バックライト本体部2に固定される。また、フレーム3は、上面の4つの隅部であって4つの角のそれぞれを成す2つの辺縁部に突起3aが形成されている。これらの突起3aに液晶表示パネル1の側面を当接させることによって、バックライト装置4の上面である発光側の面に液晶表示パネル1の下面、すなわちアレイ側基板のバックライト装置4側の面が接するようにして位置合わせし載置する。このとき、バックライト装置4の上面の周縁、すなわちフレーム3の上面の一部と、液晶表示パネル1の下面の周縁の一部とを、接合部材5によって接合している。図1において、Sは接合部材5同士の間の隙間である。スペーサ7の上面は液晶表示パネル1の下面に接合されていないので、僅かな隙間Sが存在している。
本発明のLCDにおいて、フレーム3は、アルミニウム(Al),銅(Cu)等の金属、亜鉛(Zn)メッキ鋼材、ステンレススチール,真鍮(Cu−Zn合金)等の合金から成る。また、バックライト本体部2の撓み等の変形をある程度吸収するような若干の柔軟性を有するフレーム3の材料として、プラスチック等を用いてもよい。さらに、フレーム3の材料として、金属粒子,合金粒子,ガラス粒子,セラミック粒子,繊維等を混入させた強化プラスチック(ハイブリッドプラスチック)等を用いてもよい。このフレーム3の厚みは、0.05mm〜0.3mm程度である。
本発明のLCDにおいて、接合部材5は、両面粘着テープ、両面粘着フィルム、接着剤によって両面が接着された樹脂フィルム、樹脂接着剤等から成り、その厚みは0.05mm〜0.2mm程度である。スペーサ7は、片面粘着テープ、片面粘着フィルム、両面粘着テープ、両面粘着フィルム、接着剤によって片面が接着された樹脂フィルム、樹脂硬化剤等から成り、その厚みは接合部材5の厚みの50%乃至80%程度であることが好ましい。50%未満では、隙間Sから粒子、塵埃等の細かな異物が発光側の面に入り込むことを抑える効果が低下する傾向がある。80%を超えると、バックライト装置4が撓んだ際に隙間Sに狭くなる部位が生じて、スペーサ7の一部が液晶表示パネル1の下面に当接し液晶表示パネル1に余計な応力が加わる傾向がある。
スペーサ7は、接合部材5よりも硬度が低い、すなわち接合部材5よりも柔らかいものであることが好ましい。この場合、バックライト装置4aが撓んだ際に隙間Sに狭くなる部位が生じて、スペーサ7の一部が液晶表示パネル1の下面に当接したとしても、液晶表示パネル1に余計な応力が加わることを抑えることができる。
またスペーサ7は、バックライト装置4の発光側の面の周縁部に粘着材層によって接合されていることが好ましい。この場合、スペーサ7の一部が液晶表示パネル1の下面に当接したとしても、粘着材層が衝撃吸収部として機能し、液晶表示パネル1の表示品質が劣化することを抑えることができる。
また他の発明のLCDにおいて、スペーサ7は、液晶表示パネル1側の表面が粗面とされている。この場合、スペーサ7の凹凸を有する粗面において粒子、塵埃等の細かな異物を捉えて、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。スペーサ7の液晶表示パネル1側の表面を粗面とするには、予め粗面化処理されたものを用いてもよく、あるいはエッチング処理によって粗面化する、樹脂,ガラス等から成る透明微粒子等を混入させた材料から成るものを用いる等の手段によって行うことができる。
またスペーサ7は、液晶表示パネル1側の表面に、発光側の面の縁に平行な方向に伸びる溝、スリット等の凹部が形成されていることが好ましい。この場合、凹部において粒子、塵埃等の細かな異物を捉えて、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。
また他の発明のLCDにおいてスペーサ7は、液晶表示パネル1側の表面が粘着性を有している。この場合、スペーサ7の粘着性を有する表面において粒子、塵埃等の細かな異物を捉えて、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。この場合、スペーサ7として、両面粘着テープ、両面粘着フィルム等を用いることができる。
また他の発明のLCDにおいてスペーサ7は、それが位置する発光側の面の周縁部の縁に直交する方向の幅が接合部材5の幅よりも大きい。この場合、発光側の面の奥行き方向における異物の侵入経路長に相当する、スペーサ7の液晶表示パネル1側の表面の幅が増大する。そのため、前記表面において異物を捉える確率が高まる。その結果、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。このような目的から、スペーサ7の上記幅は、フレーム3の発光側の面における幅とほぼ同じであることがより好ましい。
またスペーサ7は、それが位置する発光側の面の周縁部の縁に直交する方向、すなわち奥行き方向に向かうに伴って厚みが増大するように、表面が傾斜していることが好ましい。この場合、その傾斜面によって粒子、塵埃等の細かな異物を捉えることが容易になる。
また他の発明のLCDにおいてスペーサ7は、それが位置する発光側の面の周縁部の縁に平行な方向の長さが接合部材5の長さよりも長い。この場合、接合部材5同士の間の隙間Sの断面積を小さくすることができる。すなわち、異物の侵入面積を小さくすることができる。その結果、異物が発光側の面に入り込むことをより有効に抑えることができる。また、図1、図2に示すように、フレーム3に突起3aが形成されている場合、スペーサ7の端が突起3aに達していることがよい。この場合、隙間Sの断面積をより小さくすることができる。
また他の発明のLCDにおいてスペーサ7は、透光性を有している。この場合、スペーサ7によってバックライト装置の光を吸収することを抑えることができる。その結果、バックライト装置4aの発光効率を高く維持することができる。このような目的から、スペーサ7は、白色、あるいは銀色等の光反射性を有するものであってもよい。
図3は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、バックライト装置4bの平面図である。このバックライト装置4bは、矩形状の発光側の面を有しており、フレーム3の上面の対向する2つの長辺部にそれぞれ接合部材6が設置されている。また、フレーム3の上面の対向する2つの短辺部にそれぞれスペーサ8が設置されている。図4は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、バックライト装置4cの平面図である。このバックライト装置4cは、矩形状の発光側の面を有しており、フレーム3の上面の対向する2つの長辺部にそれぞれ接合部材6が設置されている。また、フレーム3の上面の対向する2つの短辺部に、短辺部からその両側の長辺部に延設されたスペーサ9が設置されている。この場合、隙間Sを殆どなくすことができるので、好ましいものとなる。
本発明のバックライト装置4a〜4cには2つの方式がある。1つの方式は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が液晶表示パネル1の画面の端に対応する位置に配置されているエッジライト方式である。このエッジライト方式のバックライト装置は、液晶表示パネル1の画面の端に対応する位置に配置された発光素子からの光を導光板によって画面全体に導いて均一に分散させる。エッジライト方式のバックライト装置は、最大60インチ程度までの画面において良好な光学的均一性を保持することができ、5〜10mm程度の厚さのバックライト装置が実現できる。
もう1つの方式は、直下型方式であり、液晶の画素部の直下に多数の発光素子を配置し、発光素子からの光を画素部に直接入射させる方式である。この直下型方式のバックライト装置は、それが適用される液晶表示パネル1の画面サイズに制限はなく、低消費電力、良好な熱放熱性を有している。また、直下型方式のバックライト装置は、エッジライト方式のものに比べて厚みが厚くなる傾向があるが、10mm程度以下の厚みに抑えることもできる。なお、発光素子の駆動方法としては、一般にPWM(Pulse Width Modulation)方式によってパルス電流を発光素子に入力する駆動方法が用いられる。
本発明のLCDは、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor :TFT)素子を含む画素部が多数形成されたTFTアレイ側基板と、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されたカラーフィルタ側基板とを互いに対向させて、それらの基板を所定の間隔でもって貼り合わせ、それらの基板間に液晶を充填、封入させることによって作製される。また、一般的に、カラーフィルタ側基板は、TFT素子及び画素電極に対向する側の主面の全面に、画素電極との間で液晶に印加する垂直電界を形成するための共通電極が形成されている。また、IPS(In-Plane Switching)方式のLCD、FFS(Fringe Field Switching)方式のLCD等の、画素電極との間で液晶に印加する横電界を形成するLCDである場合、共通電極はカラーフィルタ側基板の画素電極の近傍に形成される。また、カラーフィルタ側基板の上記主面には、それぞれの画素に対応する赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが形成されており、それぞれの画素を通過する光が相互に干渉することを防ぐブラックマトリクスがカラーフィルタの外周を囲むように形成されている。
なお、本発明のLCDは、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良を含んでいてもよい。
本発明のLCDは各種の電子機器に適用できる。その電子機器としては、自動車経路誘導システム(カーナビゲーションシステム)、船舶経路誘導システム、航空機経路誘導システム、スマートフォン端末、携帯電話、タブレット端末、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電子手帳、電子書籍、電子辞書、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム機器の端末装置、テレビジョン、商品表示タグ、価格表示タグ、産業用のプログラマブル表示装置、カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー、ファクシミリ、プリンター、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機、ヘッドアップディスプレイ装置、医療用表示装置、デジタル表示式腕時計などがある。
1 液晶表示パネル
2 バックライト本体部
3 フレーム
4a,4b,4c バックライト装置
5,6 接合部材
7,8,9 スペーサ

Claims (7)

  1. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサの上面と前記液晶表示パネルの下面との間に隙間がある液晶表示装置。
  2. 前記スペーサは、それが位置している前記周縁部の縁に直交する方向の幅が前記接合部材の幅よりも大きい請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは前記液晶表示パネル側の表面が粗面とされている液晶表示装置。
  4. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは前記液晶表示パネル側の表面が粘着性を有している液晶表示装置。
  5. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは、それが位置している前記周縁部の縁に直交する方向の幅が前記接合部材の幅よりも大きい液晶表示装置。
  6. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは、それが位置している前記周縁部の縁に平行な方向の長さが前記接合部材の長さよりも長い液晶表示装置。
  7. バックライト装置と、そのバックライト装置の発光側の面の周縁部に互いに間隔をあけて設けられた複数の接合部材と、複数の前記接合部材を介して前記バックライト装置に接合された液晶表示パネルと、を有しており、前記発光側の面の周縁部の前記接合部材同士の間の部位に前記接合部材の厚みよりも厚みが薄いスペーサがあり、前記スペーサは透光性を有している液晶表示装置。
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