JP6481804B1 - ボールねじ装置の軸方向すきま測定方法及び測定装置、並びに、ボールねじ装置、車両、及び機械装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 互いに螺合されたナット及びねじ軸の一方の部材を支持し、
前記ナット及び前記ねじ軸の他方の部材に対して、前記一方の部材及び前記他方の部材を相対変位可能に保持しながら、軸線方向に沿う互いに反する方向に荷重を付加し、
前記他方の部材の変位量を測定する
ボールねじ装置の軸方向すきま測定方法。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定方法によれば、軸線方向の互いに反する方向に荷重を付加してねじ軸又はナットの軸線方向に沿う変位量を測定することで、ナットとねじ軸の軸方向すきまを容易に測定できる。
このとき、ナット及びねじ軸を相対変位可能に保持することで、ナットとねじ軸とが均一に螺合した姿勢に保持される。したがって、ナット及びねじ軸の中心軸同士の偏心や傾きなどの姿勢のずれによる測定誤差の発生を極力抑えることができる。これにより、ナット及びねじ軸の中心軸の偏心や傾きがないように精密に装置へ取り付けるための手間を抑えつつ、ナットとねじ軸の軸方向すきまを高い精度で測定できる。したがって、容易にかつ短時間に、ナットとねじ軸の軸方向すきまを測定でき、量産工程での利用や自動装置化が可能である。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定方法によれば、軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向の並進自由度と、軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向を回転軸とする少なくとも二つの回転自由度でナット又はねじ軸の姿勢を補正する。これにより、荷重を付加した際に、それぞれの中心軸の偏心及び傾きを円滑に補正することができ、ナット及びねじ軸をより均一に螺合した姿勢に保持させることができる。したがって、ナットとねじ軸の軸方向すきまをさらに高い精度で測定できる。
前記ナット及び前記ねじ軸の他方の部材の軸線方向の変位量を測定する測定部と、
前記他方の部材に対して軸線方向に沿う互いに反する方向に荷重を付加する荷重付加部と、
前記他方の部材と前記荷重付加部との間又は前記一方の部材と前記支持部との間に設けられ、前記一方の部材と前記他方の部材とを、相対変位可能に保持する姿勢補正部と、
を備えるボールねじ装置の軸方向すきま測定装置。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定装置によれば、荷重付加部によって軸線方向に沿う互いに反する方向に荷重を付加してねじ軸又はナットの軸線方向の位置を測定部で測定して変位量を求めることで、ナットとねじ軸の軸方向すきまを容易に測定できる。
このとき、姿勢補正部によってナット及びねじ軸が相対変位可能に保持されるので、荷重付加部によって荷重が付加された際に、ナット及びねじ軸の姿勢が規制されることがなく、それぞれの中心軸の偏心及び傾きが補正される。これにより、ナットとねじ軸とが均一に螺合した姿勢に保持され、ナット及びねじ軸の中心軸同士の偏心や傾きなどの姿勢のずれによる測定誤差の発生が抑えられる。したがって、ナット及びねじ軸の中心軸の偏心や傾きがないように、精密に装置へ取り付けるための手間を抑えつつ、ナット及びねじ軸の軸方向すきまを高い精度で測定できる。これにより、容易にかつ短時間に、ナットとねじ軸の軸方向すきまを測定することができ、量産工程での利用や自動装置化が可能となる。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定装置によれば、荷重付加部が荷重を付加した際に、姿勢補正部の並進補正部及び回転補正部によって、軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向の並進自由度と、軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向を回転軸とする少なくとも二つの回転自由度とで、ナット及びねじ軸の中心軸同士の偏心及び傾きが補正される。これにより、ナット及びねじ軸をより均一に螺合した姿勢に保持させることができ、ナット及びねじ軸の軸方向すきまをさらに高い精度で測定できる。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定装置によれば、支持部に支持されたナットに螺合されたねじ軸に対して姿勢補正部を介して荷重が付加される。したがって、ナットの中心軸に対するねじ軸の中心軸の偏心及び傾きを抑制しつつねじ軸に荷重を付加させて、ナットとねじ軸の軸方向すきまを高い精度で測定できる。
このボールねじ装置の軸方向すきま測定装置によれば、支持部に支持されたねじ軸が螺合されたナットに対して姿勢補正部を介して荷重が付加される。したがって、ねじ軸の中心軸に対するナットの中心軸の偏心及び傾きを抑制しつつナットに荷重を付加させて、ナットとねじ軸の軸方向すきまを高い精度で測定できる。
このボールねじ装置の製造方法によれば、容易にかつ短時間に、ナットとねじ軸の軸方向すきまを測定でき、ボールねじ装置の生産性を向上できる。
このボールねじ装置の製造方法によれば、ナットとねじ軸の軸方向すきまが高精度に測定された高品質なボールねじ装置を製造できる。
この車両の製造方法によれば、高品質なボールねじ装置を備える車両を製造できる。
この機械装置の製造方法によれば、高品質なボールねじ装置を備える機械装置を製造できる。
図1は実施形態に係るボールねじ装置の軸方向すきま測定装置である。
測定対象のボールねじ装置を構成するナット21及びねじ軸23を、互いに螺合させる。ナット21のナット本体部25を、押え板35の嵌合孔43に下方側から嵌め込む。ねじ軸23を、テーブル33の上部に配置させた保持部材37の貫通孔45及びこの挿通孔39に連通したテーブル33の挿通孔39へ挿し込む。押え板35をボルト41によってテーブル33に締結し、互いに螺合したナット21及びねじ軸23をテーブル33に固定する。このようにすると、ナット21及びねじ軸23が支持部13に支持され、テーブル33の下方へ突出されたねじ軸23の下端部が、測定部15の測定子61に当接される。その後、支持部13に支持させたねじ軸23の上端部を、姿勢補正部19のチャック部93に把持させる。
ボールねじ装置を構成するナット21及びねじ軸23を測定装置11にセットしたら、荷重付加部17の駆動部77によってロッド81を突出させ、押圧部79の押圧ブロック87を下降させる。すると、下降する押圧ブロック87によって姿勢補正部19が押し下げられ、姿勢補正部19のチャック部93に把持されたねじ軸23が押し下げられる。この状態で、測定部15の測定具53によってねじ軸23の下端位置を測定する。
13 支持部
15 測定部
17 荷重付加部
19 姿勢補正部
21 ナット
23 ねじ軸
95 並進補正部
97 回転補正部
A 軸線方向
α,β 回転軸
Claims (10)
- 互いに螺合されたナット及びねじ軸の一方の部材を支持し、
前記ナット及び前記ねじ軸の他方の部材に対して、前記一方の部材及び前記他方の部材を相対変位可能に保持しながら、軸線方向に沿う互いに反する方向に荷重を付加し、
前記他方の部材の変位量を測定する、
ボールねじ装置の軸方向すきま測定方法。 - 前記他方の部材に荷重を付加する際に、前記軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向の並進自由度と、前記軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向を回転軸とする少なくとも二つの回転自由度で、前記他方の姿勢を補正する請求項1に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定方法。
- 互いに螺合されたナット及びねじ軸の一方の部材を支持する支持部と、
前記ナット及び前記ねじ軸の他方の部材の軸線方向の変位量を測定する測定部と、
前記他方の部材に対して軸線方向に沿う互いに反する方向に荷重を付加する荷重付加部と、
前記他方の部材と前記荷重付加部との間又は前記一方の部材と前記支持部との間に設けられ、前記一方の部材と前記他方の部材とを、相対変位可能に保持する姿勢補正部と、
を備えるボールねじ装置の軸方向すきま測定装置。 - 前記姿勢補正部は、前記軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向の並進自由度を有する並進補正部と、前記軸線方向に垂直な平面内の互いに異なる二方向を回転軸とする少なくとも二つの回転自由度を有する回転補正部とを備える請求項3に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定装置。
- 前記ナットは、前記支持部に支持され、前記ねじ軸は、前記姿勢補正部を介して荷重が付加されて変位量が前記測定部で測定される請求項3又は請求項4に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定装置。
- 前記ねじ軸は、前記支持部に支持され、前記ナットは、前記姿勢補正部を介して荷重が付加されて変位量が前記測定部で測定される請求項3又は請求項4に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定装置。
- 請求項1又は請求項2に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定方法を用いる測定工程を含む、ボールねじ装置の製造方法。
- 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のボールねじ装置の軸方向すきま測定装置によって、軸方向のすきまを測定する測定工程を含む前記ボールねじ装置の製造方法。
- 請求項8に記載のボールねじ装置の製造方法を用いる車両の製造方法。
- 請求項8に記載のボールねじ装置の製造方法を用いる機械装置の製造方法。
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