JP6481491B2 - Dna解析用唾液採取容器セット体 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者自身で唾液の採取を行なうとともに、郵送などの搬送形態にも適応するように採取容器の締めが簡単に行なえるようにするDNA解析用唾液採取容器のセット体に関するものである。
近年においては、申込者(被検者)がインターネットを介して癌などの発症のリスクを調べる申し込みを行ない、申し込みを受けた機関から申込者側に唾液を採取するための用具を送付し、申込者自身でその用具を用いて自身の唾液を採取して返送し、返送されてきた用具に収められた唾液を検体として機関側にてDNA解析して各種の発症リスクを調べ、その検査結果としてのリスク判定を電子メールにて通知したり、インターネットを通じたサイト内でリスク判定を閲覧できるサービスが開始されるようになってきた。
上記検査サービスにおいて被検者の唾液を採取する用具として、例えば特許文献1に示されているものがある。この用具では、被検者が容器本体に唾液を流し込み易くするために、被検者の口元に当てる唾液受け具をその容器本体の上部に取り付けている。そして、唾液受け具には、薬液の収容部を備えた蓋体がヒンジを介して連結されていて、採取後に蓋体を唾液受け具に被せて閉じる操作をしたときに安定剤である薬液が入った収容部が破れ、その薬液が容器本体側に流れ落ちて検体である唾液と混合するようにしている。その後に被検者が唾液受け具を取り外し、代わりにキャップを取り付けて容器本体を閉じることによって、送付できる形態となるようにしたものである。
WO2010/020043A1
しかしながら、上記用具を用いる場合、申込者自身で、蓋体を唾液受け具に被せ付けて薬液収納部が破れるようにしてその薬液を容器本体側に流し落とし、そして容器本体からの唾液受け具の取り外しを行ない、さらにその後で容器本体の上部にキャップを取り付けて閉じる作業を行なうことになり、申込者がその用具の取扱いに不慣れであるため、前記薬液を落とし込んで収容量が増加した状態の容器本体を取り扱うときに、唾液と薬液の混合状態の液体を取りこぼす可能性が高いという不具合があった。
さらに唾液受け具に連接の蓋体を誤って唾液採取の前に閉じてしまうと、薬液が容器本体に流れ出ることになるが、この後に申込者が唾液受け具に口先を当てて唾液を流し込む行為が行われる可能性があって、薬液が唾液受け具の口当て部分に残っている場合もあり、その薬液が人体に対して好ましくないものであることから、このような行為が行われることを防止する必要もある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、容器本体にキャップを被せ付けるまでの作業を簡易なものとして、収容した液体の取りこぼしなどを防止することを課題とし、DNA解析用の唾液採取容器セット体の取扱いを簡便にすることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、人から排出された唾液を受けてこの唾液を下部の接続口部に案内する唾液受け具と、前記唾液受け具が着脱可能な装着口部を上部に有し、この装着口部に取り付けた唾液受け具側から入れられる唾液を内部に溜め受け可能とした筒状の容器本体と、前記唾液受け具を取り外した容器本体の前記装着口部に取り付けて装着口部を閉じるキャップとを備えるDNA解析用唾液採取容器セット体であって、
前記唾液受け具の接続口部は、容器本体の装着口部の内方に抜き差し可能に設けられ、
前記キャップは、該キャップの外周壁に雌ネジを配して容器本体の装着口部に螺合による取り付けが可能とされているとともに、キャップ内方に位置する筒壁で囲まれた収容空間に薬液を収容して収容空間の下部をフィルムにより封止してなる薬液収容部を備え、
前記容器本体の装着口部の内方には、前記キャップを取り付けたときの薬液収容部のフィルムの高さ位置に対応する位置にして破フィルム部材が着脱可能に配置されており、
前記破フィルム部材は、装着口部にキャップを取り付けたときの前記フィルムを破って薬液収容部を開封する開封手段と、装着口部に取り付けた唾液受け具からの唾液と装着口部にキャップを取り付けて前記開封手段により開封された薬液収容部からの薬液とを、容器本体における破フィルム部材配置位置より下方の唾液溜め受け部分に向けて通す透孔とを備え、
前記キャップの筒壁の下縁には、キャップを装着口部に取り付けたときに前記破フィルム部材に係止する破フィルム部材保持手段が設けられていて、キャップの装着口部への取り付け時に前記破フィルム部材保持手段が容器本体内の破フィルム部材に係止し、キャップの装着口部からの取り外し時に前記破フィルム部材保持手段が係止する破フィルム部材が、容器本体から取り外される構成とされていることを特徴とするDNA解析用唾液採取容器セット体を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明において、上記破フィルム部材の開封手段は、破フィルム部材の中央に刃先が立ち上げられていて、上記容器本体の装着口部にキャップを取り付けをしたときに回転降下する上記薬液収容部のフィルムを突き刺す突き刺し刃と、破フィルム部材の中心と同心である同心円上に刃先が位置していて、キャップの取り付けで回転降下する前記フィルムを切り裂く切り刃とからなるものであることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明において、上記容器本体における破フィルム部材配置位置には、破フィルム部材が当接可能とされて、容器本体の装着口部に螺合させて取り付けるときのキャップの取り付け回転方向に前記破フィルム部材が回転するのを規制する一方向回転防止手段が設けられていることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明において、上記一方向回転防止手段には、容器本体の装着口部から取り外すキャップに伴って上記破フィルム部材がキャップと取り外し回転方向に回転するときに、前記破フィルム部材を破フィルム部材配置位置から上方に向けて案内するカム面が設けられていることが良好である。
(請求項5の発明)
また、本発明において、上記唾液受け具の接続口部の内面には、容器本体の装着口部に取り付けた前記唾液受け具からの唾液を上記破フィルム部材の透孔に案内する案内面が形成されていることが良好である。
(請求項6の発明)
また、本発明において、上記唾液受け具の接続口部は、該唾液受け具を容器本体の装着口部に取り付けたときに上記破フィルム部材に近接又は当接して、この破フィルム部材を破フィルム部材配置位置に保持するものであることが良好である。
(請求項7の発明)
また、本発明において、上記キャップを上記容器本体の装着口部に取り付けたときに、容器本体の装着口部の上部内周面とキャップの上記筒壁の外周面とが密接して、薬液収容部で装着口部を封止可能にしたことが良好である。
(請求項8の発明)
また、本発明において、上記破フィルム部材には、容器本体の内面に接して該破フィルム部材を破フィルム部材取り付け部分に正置させるガイド手段が一体に設けられていることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、容器本体の装着口部に対して唾液受け具が取り付け取り外しできるとともに、また、唾液受け具を取り外した装着口部にキャップを取り付けることができるようにしているものである。そして、前記キャップに前記装着口部に入る薬液収容部が設けられていて、このキャップを装着口部に取り付けたときに薬液収容部が装着口部側に配された破フィルム部材にて破られて薬液が容器本体の内側に落ちるようにしている。
このように容器本体の装着口部にキャップを取り付けて閉じるときに、先に入れられて溜め受けされている唾液と薬液収容部からの薬液とが混合するようになり、また、このキャップを閉じることで送付できる形態となるので、上述した従来の用具を用いて送付できる形態とするまでの手順に比べて作業が簡単になり、未封状態で収容液が増加した容器本体を取り扱う際に収容液をこぼすという不具合を無くすことができる。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、キャップを容器本体の装着口部に螺合させて取り付けるときに降下する薬液収容部のフィルムを突き刺し刃が突き刺すとともに、キャップが回転しながら降下することでフィルムも回転しながら降下することとなり、切り刃にフィルムが当たって切り刃がフィルムの周辺側を切り裂くようになり、薬液収容部のフィルムにて封止していた部分が大きく開放され、突き刺しされることでフィルムの落下も生じないようになる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、容器本体の破フィルム部材配置位置に一方向回転防止手段が設けられているので、キャップを容器本体の装着口部に螺合させて取り付けるときに破フィルム部材がキャップに供回りせず、破フィルム部材が上記フィルムを広く裂き開くようになる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、キャップを取り外すときに破フィルム部材が一方向回転防止手段によって上方に向けて案内され、破フィルム部材保持手段による刃フィルム部材の保持がより確実になって、破フィルム部材の取り外しが簡単になる。
(請求項5の発明の効果)
請求項5の発明によれば、唾液受け具の接続口部の内面を伝って破フィルム部材に達する唾液が、直接的にその破フィルム部材の透孔に流れ落ちるようになり、破フィルム部材の透孔以外の部分に唾液が滞留する度合を極力少なくすることができる。
(請求項6の発明の効果)
請求項6の発明によれば、唾液受け具を容器本体の装着口部に取り付けたときにこの唾液受け具の接続口部が、破フィルム部材を破フィルム部材配置位置に保持することから、DNA解析用唾液採取容器セット体を被検者(申込者)に送付するに際し、事前に唾液受け具を容器本体の装着口部に取り付けて送付するようにすれば、送付過程で破フィルム部材が容器本体から外れるのを防止することが容易になる。また、事前に唾液受け具を容器本体の装着口部に取り付けておくことで、被検者がこのDNA解析用唾液採取容器セット体を受け取った後で、破フィルム部材を容器本体から抜き出すというような不適切な行為を行なわせないようにすることができる。
(請求項7の発明の効果)
請求項7の発明によれば、キャップを容器本体の装着口部に取り付けたときに、薬液収容部を構成している筒壁が装着口部の内周面に密接して、この薬液収容部で装着口部を封止するので、ペットボトルキャップなどで実施されているシール用のインナーリングを新たに形成することなしに、容器からの収容液の漏れをより一層確実に防止できるようになる。
(請求項8の発明の効果)
このDNA解析用の唾液採取容器セット体においては、事前に破フィルム部材を容器本体の内側に落とし込んでセットして梱包し、申込者宛てに送付することとなる。この送付で振動が加わるなどして破フィルム部材が適正な部分から外れて傾く可能性も少なからず考えられる。そして、破フィルム部材が傾いた状態のセット体が申込者の手元に届いて破フィルム部材の傾きを正さずに唾液の採取を行ない、そのままキャップを取り付けると、薬液収容部が破られずに薬液の容器本体への流し込みが行われなかったり、キャップ自体の取り付けが不良になる可能性がある。
そこで請求項8の発明によれば、破フィルム部材にこの破フィルム部材を正置させるガイド手段を設けるようにしているので、破フィルム部材が傾くことがない。よって被検者、即ち、この容器セット体を受け取った申込者が破フィルム部材の設置状態に対して特に注意を払わずにキャップを取り付けても、薬液の流し込みと容器本体の封止とが確実に行なわれるという効果を奏するものである。
本発明に係るDNA解析用唾液採取容器セット体の一例を分解した状態で示す説明図である。 一例における唾液受け具を示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は幅広方向の断面を示す説明図、(ハ)は細幅方向で一部を断面で示す説明図である。 一例における容器本体を断面で示す説明図である。 一例におけるキャップを断面で示す説明図である。 一例における破フィルム部材を示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は(イ)a−a線部に沿った断面を示す説明図である。 破フィルム部材を斜視状態で示す説明図である。 一例において唾液受け具を容器本体に取り付けた状態を断面で示す説明図である。 唾液の流し込みを示す説明図である。 一例においてキャップを容器本体に取り付けた状態を断面で示す説明図である。 同じくキャップを取り付ける操作を示す説明図である。 キャップの取り外しを示す説明図である。 破フィルム部材の他例を示す説明図である。 他の例における破フィルム部材を示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は(イ)のb−b線部に沿った断面を示す説明図である。 他の例における容器本体を示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は(イ)の径方向での断面を示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図14に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1はDNA解析用唾液採取容器セット体で、図1に示すように唾液受け具2と、この唾液受け具2を上部に取り付けたり取り外したりする筒状の容器本体3と、この容器本体3の内部に配置される破フィルム部材4と、前記容器本体3の上部に取り付けることでこの容器本体3を封止するキャップ5とを備えてなるものである。
(唾液受け具 図2)
図2に示されているように唾液受け具2は、被検者の口元に当て易くなるように上部が広く開放されているとともに、下部には細口の筒状とした接続口部6が設けられており、一方向に幅広とされた上部に人が口元を当てて唾液を流し込むことでその唾液が接続内部6に案内される扁平な漏斗の役割を果たすものである。
この図示の実施の例にあっては前記接続口部6を覆うようにガイド筒6aを一体にして備えており、容器本体3の後述する装着口部に接続口部6を差し入れるに際し、このガイド筒6aの内面が装着口部の雄ネジの部分に摺接して唾液受け具2が傾きなく取り付けることができるようにしている。なお、このガイド筒は容器本体への唾液受け具の取り付け、取り外しに際して必ずしも必要とされるものではない。
(容器本体 図3)
上記容器本体3は、唾液受け具2の上記接続口部6を内方に抜き差しすることでこの唾液受け具2を着脱可能とした装着口部7を上部に備え、図3に示されているようにこの装着口部7の下方に該装着口部7より外径を小さくした筒状の胴部8が連続している。
また、上記装着口部7の開口側の外周面には、上記キャップ5が備える雌ネジ9が螺合する雄ネジ10が設けられ、上記胴部8の中段には、径方向の断面形状を下方に向けて凸の形状とされている中底11が一体にして設けられており、胴部8での前記中底11より上方の部分を唾液の溜め受け部12としている。
さらに、容器本体3の内方において、装着口部7の内径より胴部8の内径を小径としていてその装着口部7と胴部8との境界を段差部分としてしている。そしてその段差位置での上面に容器本体3の内周方向に亘って受け段部13が形成されており、この受け段部13に上記破フィルム部材4が乗せ置かれている。
なお、この破フィルム部材4を受け段部13に乗せ置いてなる容器本体3の内部での破フィルム部材配置位置13aは、破フィルム部材4を破フィルム部材配置位置13aに配置させている状態で唾液受け具2を取り付けたときに、この唾液受け具2が破フィルム部材4を下方に押し下げることのない位置であって、唾液受け具2を取り付けて装着口部7の内側に位置する接続口部6と破フィルム部材4とが近接、又は当接する高さ位置であり、さらにはキャップ5を取り付けたときに破フィルム部材4がそのキャップ5の薬液収容部14の封止を破る高さ位置(薬液収容部14の後述のフィルムの高さ位置に対応する位置)となるようにしている。
(キャップ 図4)
キャップ5は、図4に示されているように上記雌ネジ9を内周面に配している外周壁14を備えるとともに、キャップ5の内側にはその外周壁14に囲まれる配置にして薬液収容部15を備えている。前記薬液収容部15は、前記外周壁14より内側に位置して下垂した筒壁16で囲まれた収容空間17に図示しない薬液を収容し、収容空間17の下部、即ち前記筒壁16の下端縁に亘ってフィルム18を接着して、このフィルム18により収容空間17を下部側から封止してなるものである。
(破フィルム部材 図5図6)
上記破フィルム部材4は上述したように容器本体3の受け段部13に周辺の乗せ置くようにして配置されたものであり、破フィルム部材配置位置13aで溶着や接着などの手段によって固定されず、取り付けと取り外しが可能な状態で配置されている。そして上述したように本DNA解析用唾液採取容器セット体1では、事前に破フィルム部材4が容器本体3の内側にセットされた状態で被検者に送られるものであり、破フィルム部材4が破フィルム部材配置位置13aに位置していることで、被検者が流し落とす唾液を上記胴部8側に通す役割と、上記キャップ5が被せ付けられたときに薬液収容部15の封止部分を裂いて薬液収容部15を開封する役割、そして収容されている薬液を唾液と同様に胴部8側に通す役割を果たすものである。
破フィルム部材4は図5と図6に示されているように外周に上記受け段部13に掛かるフランジ部19を有している。そして、この破フィルム部材4には、キャップ5の上記フィルム18を破って薬液収容部15を開封する開封手段20と、唾液受け具2からの唾液と開封された薬液収容部15からの薬液とを破フィルム部材配置位置下の唾液溜め受け部分に向けて通す透孔21とを備えている。
上記開封手段20は、薬液収容部15の内側に薬液が極力残らないようにフィルム18を広く破り、そしてフィルム18の切れ端が透孔21を塞いだり透孔21から唾液溜め受け部分に落下しないようにしたものであればよい。例えば図示の実施の形態での開封手段20にあっては、複数の切り刃20aとこの切り刃20aに周囲を囲まれる位置とした突き刺し刃20bとを備え、さらに突き刺し刃20bの位置から放射状にして配された線状刃20cを備えてなるものである。
(薬液収容部の開封)
図示されているようにフランジ19の内側に容器高さ方向での上方に向けて立ち上がる環状の基部22の上に複数の切り刃20aを周方向に亘って間隔を置いて突設していて、切り刃20aそれぞれは破フィルム部材4の中心と同心の同心円上に刃先cが立っている。突き刺し刃20bは基部22で囲まれた開放部分の中央に柱状にして設けられており、破フィルム部材4の中央に位置し、上述したように周囲を切り刃20aで囲まれる配置としている。そして突き刺し刃20bは上部を尖頭状にして刃先cを上方に向けて立てており、切り刃20aの刃先cより上位置に刃先cが位置するように設けられている。また線状刃20cは、突き刺し刃20bの部分と基部22とをつなぐステー23の上縁に設けられている。
唾液を受けて容器本体3に落とすために取り付けていた唾液受け具2を取り外した後にキャップ5を容器本体3の装着口部7に螺合(ねじ付け)して取り付けるときには、キャップ5は螺合による取り付け回転方向に回転しながら降下し、薬液収容部15を封止しているフィルム18も取り付け回転方向に回転しながら降下して破フィルム部材配置位置13aに達する。
上述したように破フィルム部材4は開封手段20を備えていることから、最初にフィルム18の中央部分に上記突き刺し刃20bが突き刺さり、そして線状刃20cがフィルム18に当たることで突き刺し刃20bが突き刺してなる孔を開傘状に切り広げ、さらに降下するフィルム18に、前記取り付け回転方向に供回りしないようにした破フィルム部材4の上記切り刃20aが突き刺さってこのフィルム18の取り付け回転方向の回転によってフィルム18の周辺部分が切り刃20aにて切り裂かれ、切り裂かれる切断縁の大部分が連続するときに前記突き刺し刃20bの突き刺しにて支えられていた切り片が押し上げられる状態となり、広い開口が形成されるようにしている。このように開封手段20によってフィルム18を切り裂きながら上方に押し開いて開口を形成し、薬液収容部15の下部が広く開封される。
また、透孔21は上記基部22と突き刺し刃20bとの間の空間を、上縁を線状刃20cとしているステー23で三つに仕切ることによって構成されており、この透孔21は広い開口面積を確保し、開封手段20で切り裂かれるフィルム18で閉鎖されることのないように図られている。
破フィルム部材4のフランジ19の外周には切り欠き24が設けられており、破フィルム部材配置位置13aにおける内周面側に図示されていない縦の突条に切り欠き24を合わせて落とし込みをしている。これは、切り欠き24と破フィルム部材配置位置13a側の縦の突条とを合致させて、破フィルム部材配置位置13aの破フィルム部材4が、取り付け回転方向に回転するキャップ5のフィルム18との接触で供回りすることが無いようにし、また、破フィルム部材4自体の上方への移動、即ち、破フィルム部材4の容器本体3から取り外しが可能となるようにしている。
(キャップによる封止 図9)
キャップ5にあっては、上記薬液収容部15を容器本体3の装着口部7に入るようにして取り付けるものであるが、図9に示すようにこのキャップ5を装着部7に取り付けたときに装着口部7の上部内周面25とキャップ5の筒壁16の外周面26とが密接して、筒壁16を構成の一部とする薬液収容部15にて装着口部7を封止するように設けらている。また、キャップ5を取り付けたときに筒壁16と上記外周壁14との間となる部分の内天面27が装着口部7の上端面に当接してこの部分でも密接して封止がより確実に行なわれる。
図4に示されているように、上記薬液収容部15の筒壁16の下端内周に亘ってこの薬液収容部中心に向けた突出した突条からなる破フィルム部材保持手段28が設けられている。この破フィルム部材保持手段28は、キャップ5を装着口部7に取り付けてフィルム18が破られて筒壁16の下端が破フィルム部材4のフランジ19の位置までに達したときに、この破フィルム部材4の基部22の外周に形成されている凹溝29に係止して、破フィルム部材4を筒壁16で囲まれた部分(開封された薬液収容部15)に入り込ませながら破フィルム部材4の相対的な回転を可能にして連結する。
そして、キャップ5を螺合により取り付けて薬液を容器本体3の胴部8側に流し落とすようにしたときに筒壁16と破フィルム部材4とが連結することから、キャップ5を取り外し回転方向に回転させながら上方移動させる際、筒壁16に伴って破フィルム部材4が上昇移動することとなり、この破フィルム部材4が破フィルム部材配置位置13aから離脱して、図11に示すように容器本体3から破フィルム部材4に直接触れることなく取り外すことができるものとなっている。
なお、この破フィルム部材4の取り外しは申込者が行なう作業ではなく、申込者が送付した容器を検査する検査機関側が行なうものである。検査機関では送られてきた容器に入った検体(唾液と薬液との混合液)をいくつかの他容器に分注する際に先の細い分注器具(ピペットなど)を容器内に挿入するが、キャップ5の取り外しに伴って破フィルム部材4も取り外されるので、分注作業に手間なく取り掛かることができるものとなる。
(使用例)
上記DNA解析用唾液採取容器セット体1の使用に際しては、上述したようにこのセット体1を受け取った被検者が、図7と図8に示すように上部に唾液受け具2を取り付けた状態であって内部に上記破フィルム部材4が配置されている容器本体3にその唾液受け具2側から唾液の流し込みを行ない、唾液は破フィルム部材4の透孔21を通って胴部8へ流れ落ちて溜め受けられる。
上記実施の形態での唾液受け具2の接続口部6には、図7に示すように下部を先細りした形状にして下端内周面を破フィルム部材4の透孔21に向けて傾斜させた案内面6bを設けている。前記案内面6bは透孔21に唾液を案内するものであり、唾液が直接的に透孔21へ向けて移動するように図られている。
そして、唾液受け具2を取り外してから図9と図10とに示すようにその取り外した容器本体3の上部にキャップ5を取り付けることで、破フィルム部材4がフィルム18を破って薬液収容部15を開封し、薬液が流れ落ちて胴部8で先に溜め受けされている唾液と混じり合う。本実施の例において、この薬液と唾液とが混じ合うようにするためのキャップ5の取付作業自体が、そのキャップ5で容器本体3を封止する作業にもなる。これによってキャップ5によって閉じられた容器本体3が郵送などの送付可能な形態となり、被検者はこれを検査機関へ送付する。
検査機関側では送られてきた検体を取り出すときにキャップ5を取り外す。このとき図11に示すように破フィルム部材4はキャップ5の筒壁16に連結された状態で容器本体3から抜け出ることとなる。よって破フィルム部材4に直接触れることなしにこの破フィルム部材4の取り外しが簡単に行なえ、分注器具を挿入する分注作業にスムーズに移行できるものとなる。
上記実施の例について、破フィルム部材4は容器本体3の内部の受け段部13に乗せ置く構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、破フィルム部材4は、図12に示すように外周が胴部8の内周面に接する円環状のガイド30を該破フィルム部材4の下部に一体にして備えるようにしたものとすることが可能である。このようにすることで、容器本体3での破フィルム部材取り付け部分にこの破フィルム部材4をセットし易くなるととともに、セット体を申込者(被検者)側に送付するときの破フィルム部材の傾きや外れを抑止することができる。
また、唾液受け具2の接続口部6の下端部6cを、図7に示すように該唾液受け具2を容器本体3の装着口部7に取り付けたときに破フィルム部材配置位置13aにある破フィルム部材4の基部22の上端に近接又は当接するように延設し、この延設された接続口部6にて前記破フィルム部材4を破フィルム部材配置位置13aに保持するようにしてもよい。
(他の例)
上記一例では、破フィルム部材4が破フィルム部材配置位置13aに位置するとき、破フィルム部材4のフランジ19に位置する切り欠き24が、容器本体3での破フィルム部材配置位置13aの内周面側に形成した突条に係止し、これによってキャップが取り付け回転方向に回転するときに破フィルム部材4が供回りするのを抑えるようにした点を示したが、本発明はこの例に限定されるものではない。その他の例を図13と図14とに基づいて説明する。
図13は他の例における破フィルム部材4を示している。この例の破フィルム部材4では、上方に立ち上げられた基部22は周方向に不連続にして形成されていて、基部22の周方向で等間隔にしてスリット状の切れ込み31が位置し、外周のフランジ18の上面に流れ落ちた唾液が切れ込み31を通して透孔21に達するように設けられている。
上記基部22に囲まれる空間に開封手段20が配置されている。この例での開封手段20にあっては、破フィルム部材4の中心から三方にして基部22の内周にステー23を渡して破フィルム部材4の内側の空間を三つに仕切って三つの透孔21を形成している。
ステー23それぞれについては、この上面における基部22側に寄った位置にして上方に刃先cを立ち上げて破フィルム部材4の中心に向けて下り傾斜した形状の切り刃20aが設けられていて、上記実施の例と同じように刃先cは破フィルム部材4の中心と同心の同心円上に位置している。また、一つのステー23において破フィルム部材4の中央部分で刃先cを立ち上げて基部22側に下り傾斜した形状の突き刺し刃20bが設けられている。このようにすることで上記実施の例と同じようにキャップ5を取り付けるときに取り付け回転方向に回転しながら降下するフィルム18が突き刺し刃20bに突き刺され、前記切り刃20aがフィルム18を切り裂いて薬液収容部を開封することができるようにしている。
破フィルム部材4のフランジ19の外周には周方向に等間隔にして複数の縦リブ32が設けられていて、図13に示すように縦リブ3それぞれ2の下面は下向きに凸となるように面取りされ、凸角の角度θを90度として形成されている。この縦リブ32が当接し、また案内されることでこの破フィルム部材4の一方向の供回りの防止と破フィルム部材4の取り外しなどが容易になるようにするための工夫が容器本体3の破フィルム部材配置位置13aの内周面側に設けられている。
図14に示すように容器本体4の破フィルム部材配置位置13aでの内周面には、容器本体4の径方向での内側に向けて突出したリブからなる一方向回転防止手段33が設けられており、破フィルム部材4の上記縦リブ32と同数にして周方向に等間隔に配置されている。周方向に隣り合う一方向回転防止手段33同士の間隔は、破フィルム部材4を破フィルム部材配置位置13aに位置させるときに前記縦リブ32が十分に入ることのできる間隔としている。
そして上記一方向回転防止手段33は図14(ロ)に示されているように上方に凸にした山形であり、上向きの凸角の角度θは上記縦リブ32の下向きの凸角と同じ90度にして、上端の凸角から受け段部13に向けて下る斜面であるカム面34が形成されている。このように一方向回転防止手段33では上端の凸角から周方向(取り付け回転方向と取り外し回転方向)にカム面34を備えていることから、破フィルム部材4を容器本体3の装着口部7に挿入した時には、縦リブ32の面取りされた下面がカム面34a、34bに案内されるなどしてこの破フィルム部材4が簡単に破フィルム部材配置位置13aにセットできるようにしている。
(取り付け回転方向の回転の防止)
また一方向回転防止手段33それぞれは、キャップの螺合による取り付け回転方向に破フィルム部材4が回転しかけたとき、縦リブ32が当接してこの縦リブ32の取り付け回転方向(図14(ロ)の矢印方向)の移動を止めるストッパー35を備えており、このストッパー35は、取り外し回転方向側のカム面34aに連続する縦側面から形成されている。このように一方向回転防止手段33が破フィルム部材配置位置13aに設けられていることから、キャップ5の螺合よる取り付けが行なわれたときにも破フィルム部材4は供回りせず、適切にフィルムが切り裂かれるようになる。
さらに一方向回転防止手段33の他方のカム面34bは受け段部13に達する傾斜面である。そのため、キャップ5を取り外し回転方向に回転操作したときには、上記キャップ5の破フィルム部材保持手段28に支持されてそのキャップ5と共にキャップの取り外し回転方向に回転する破フィルム部材4の縦リブ32が、一方向回転防止手段33の部分に達すれば、カム面34bに案内されて回転しながら上方に案内されるようになる。これによってキャップ5の取り外しに際して破フィルム部材4もスムーズに破フィルム部材配置位置から離れて、キャップ5を取り外すという簡単な作業で破フィルム部材4に触れること無しにこの破フィルム部材4の容器本体からの取り外しが一緒に行なえるものとなる。
なお、この例においても、唾液受け具2の接続口部6の下端部6cを、該唾液受け具2を容器本体3の装着口部7に取り付けたときに破フィルム部材配置位置13aにある破フィルム部材4の基部22の上端に近接又は当接するように延設し、この延設された接続口部6にて破フィルム部材4を破フィルム部材配置位置13aに保持するようにすることが良好である。
1…DNA解析用唾液採取容器セット体
2…唾液受け具
3…容器本体
4…破フィルム部材
5…キャップ
6…接続口部
7…装着口部
8…胴部(容器本体)
12…溜め受け部
13…受け段部
13a…破フィルム部材配置位置
14…キャップの外周壁
15…薬液収容部
16…キャップの筒壁
17…収容空間
18…フィルム
20…開封手段
21…透孔
25…装着口部の上部内周面
26…筒壁の外周面
27…内天面
28…破フィルム部材保持手段
29…破フィルム部材の凹溝
30…ガイド
32…縦リブ
33…一方向回転防止手段
34a…カム面
34b…カム面
35…ストッパー

Claims (8)

  1. 人から排出された唾液を受けてこの唾液を下部の接続口部に案内する唾液受け具と、前記唾液受け具が着脱可能な装着口部を上部に有し、この装着口部に取り付けた唾液受け具側から入れられる唾液を内部に溜め受け可能とした筒状の容器本体と、前記唾液受け具を取り外した容器本体の前記装着口部に取り付けて装着口部を閉じるキャップとを備えるDNA解析用唾液採取容器セット体であって、
    前記唾液受け具の接続口部は、容器本体の装着口部の内方に抜き差し可能に設けられ、
    前記キャップは、該キャップの外周壁に雌ネジを配して容器本体の装着口部に螺合による取り付けが可能とされているとともに、キャップ内方に位置する筒壁で囲まれた収容空間に薬液を収容して収容空間の下部をフィルムにより封止してなる薬液収容部を備え、
    前記容器本体の装着口部の内方には、前記キャップを取り付けたときの薬液収容部のフィルムの高さ位置に対応する位置にして破フィルム部材が着脱可能に配置されており、
    前記破フィルム部材は、装着口部にキャップを取り付けたときの前記フィルムを破って薬液収容部を開封する開封手段と、装着口部に取り付けた唾液受け具からの唾液と装着口部にキャップを取り付けて前記開封手段により開封された薬液収容部からの薬液とを、容器本体における破フィルム部材配置位置より下方の唾液溜め受け部分に向けて通す透孔とを備え、
    前記キャップの筒壁の下縁には、キャップを装着口部に取り付けたときに前記破フィルム部材に係止する破フィルム部材保持手段が設けられていて、キャップの装着口部への取り付け時に前記破フィルム部材保持手段が容器本体内の破フィルム部材に係止し、キャップの装着口部からの取り外し時に前記破フィルム部材保持手段が係止する破フィルム部材が、容器本体から取り外される構成とされていることを特徴とするDNA解析用唾液採取容器セット体。
  2. 上記破フィルム部材の開封手段は、破フィルム部材の中央に刃先が立ち上げられていて、上記容器本体の装着口部にキャップを取り付けをしたときに回転降下する上記薬液収容部のフィルムを突き刺す突き刺し刃と、破フィルム部材の中心と同心である同心円上に刃先が位置していて、キャップの取り付けで回転降下する前記フィルムを切り裂く切り刃とからなるものである請求項1に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  3. 上記容器本体における破フィルム部材配置位置には、破フィルム部材が当接可能とされて、容器本体の装着口部に螺合させて取り付けるときのキャップの取り付け回転方向に前記破フィルム部材が回転するのを規制する一方向回転防止手段が設けられている請求項1又は2に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  4. 上記一方向回転防止手段には、容器本体の装着口部から取り外すキャップに伴って上記破フィルム部材がキャップと取り外し回転方向に回転するときに、前記破フィルム部材を破フィルム部材配置位置から上方に向けて案内するカム面が設けられている請求項3に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  5. 上記唾液受け具の接続口部の内面には、容器本体の装着口部に取り付けた前記唾液受け具からの唾液を上記破フィルム部材の透孔に案内する案内面が形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  6. 上記唾液受け具の接続口部は、該唾液受け具を容器本体の装着口部に取り付けたときに上記破フィルム部材に近接又は当接して、この破フィルム部材を破フィルム部材配置位置に保持するものである請求項1〜5の何れか一項に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  7. 上記キャップを上記容器本体の装着口部に取り付けたときに、容器本体の装着口部の上部内周面とキャップの上記筒壁の外周面とが密接して、薬液収容部で装着口部を封止可能にした請求項1〜6の何れか一項に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
  8. 上記破フィルム部材には、容器本体の内面に接して該破フィルム部材を破フィルム部材取り付け部分に正置させるガイド手段が一体に設けられている請求項1〜7の何れか一項に記載のDNA解析用唾液採取容器セット体。
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