JP6481285B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6481285B2
JP6481285B2 JP2014168765A JP2014168765A JP6481285B2 JP 6481285 B2 JP6481285 B2 JP 6481285B2 JP 2014168765 A JP2014168765 A JP 2014168765A JP 2014168765 A JP2014168765 A JP 2014168765A JP 6481285 B2 JP6481285 B2 JP 6481285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
automatic transaction
discharge port
card insertion
transaction apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014168765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016045657A (ja
Inventor
恭平 高田
恭平 高田
高麗 仁規
仁規 高麗
正美 長岡
正美 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2014168765A priority Critical patent/JP6481285B2/ja
Publication of JP2016045657A publication Critical patent/JP2016045657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6481285B2 publication Critical patent/JP6481285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、カードが挿入及び排出されるカード挿入排出口を有する自動取引装置に関する。
従来、利用者の操作に応じて自動的に取引を実行する自動取引装置が、様々な場所で利用されている。この種の自動取引装置としては、例えば、金融機関や流通機関で用いられているATM(Automatic Teller Machine:現金自動預け払い機)や、交通機関や流通機関で用いられている発券機等がある(例えば、特許文献1参照)。自動取引装置の多くは、カードが挿入及び排出されるカード挿入排出口を有しており、利用者によって所持されたカードを装置の内部に取り込み、カードから各種の情報を読み取ったり、又は、各種の情報をカードに書き込んだりする構成になっている。
特開2014−92901号公報
従来の自動取引装置は、以下に説明するように、所定長よりも短いカードがカード挿入排出口に挿入された場合であっても、カード挿入排出口からカードを容易に抜き取ることができることが望まれている、という課題があった。
例えば、自動取引装置は、稀に、予め規定された所定長よりも短いカードが利用者によってカード挿入排出口に挿入される場合がある。「所定長よりも短いカード」とは、例えば、長手方向の半分が欠損したカード(つまり、半分に折れたカード)等である。
従来の自動取引装置は、所定長よりも短いカードがカード挿入排出口に挿入された場合に、内蔵されたカードユニットによってカードの長さの異常を検知し、挿入エラーが発生したものと判断して、カードを装置の外部に排出しようとする。
しかしながら、カードユニットの搬送機構は、所定長以上のカードを搬送させることを想定して設計されている。そのため、カードユニットは、カードの長さが所定長よりも短いと、搬送機構による搬送駆動ではカードを搬送させることができない。
したがって、従来の自動取引装置は、このような場合に、カードを排出しようとしても、カードの後端をカード挿入排出口の外に出すこと(すなわち、カードを装置の外部に排出すること)ができなかった。その結果、このような場合に、カードがカード挿入排出口の内部(奥側)に残留する。
残留したカードは、後端がカード挿入排出口の外に出ていないため、仮に利用者や行員等が抜き取ることを試みても、抜き取ることができない。その結果、このような場合に、従来の自動取引装置は、以降の取引処理を実行することができなくなり、休止状態になっていた。これによって、運用効率が低下していた。
なお、従来の自動取引装置の中には、カードが所定時間を超えてカード挿入排出口の内部(奥側)に残留する場合に、残留しているカードを取り忘れカードと見なし、カードを装置の内部に取り込んで所定の場所で保管する機能が付与されている装置がある。
しかしながら、そのような装置であっても、内蔵されたカードユニットの搬送機構が所定長以上のカードを搬送させることを想定して設計されているため、残留しているカードの長さが所定長よりも短いと、カードを搬送させることができない。したがって、そのような装置であっても、残留しているカードを装置の内部に取り込むことができず、カードがカード挿入排出口の内部(奥側)に残留し続ける。その結果、そのような装置であっても、以降の取引処理を実行することができなくなり、休止状態になっていた。
したがって、従来の自動取引装置は、所定長よりも短いカード(つまり、搬送機構では搬送させることができないカード)がカード挿入排出口に挿入された場合であっても、カード挿入排出口からカードを容易に抜き取ることができることが望まれていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、所定長よりも短いカードがカード挿入排出口に挿入された場合であっても、カード挿入排出口からカードを容易に除去することができる自動取引装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、カードが挿入及び排出されるカード挿入排出口と、所定長よりも短いカードが前記カード挿入排出口の奥側で装置では移動させられない状態で停止した場合に外部から当該所定長よりも短いカードを抜き取るためのカード抜取用穴とが、装置の正面側に設けられた自動取引装置であって、前記カード挿入排出口及び前記カード抜取用穴が前端側から後端側に貫通するように形成されているプレート部材と、前記プレート部材の後方に配置され、前記カードから情報を読み取るカードユニットとを有しており、前記カード抜取用穴は、前記カード挿入排出口に連通して形成され、前記カード抜取用穴の壁面は、前記カード挿入排出口の手前側から奥側に進むにつれて、前記カード挿入排出口の奥側で停止している前記所定長よりも短いカードに接近するように、上下方向に傾斜して形成され、前記プレート部材と前記カードユニットとは、少なくとも前記カード抜取用穴の周囲で、前記プレート部材の後端と前記カードユニットの前端とが任意の距離で離間するように配置されることによって、前記プレート部材に形成された前記カード抜取用穴の後端と前記カードユニットの前端との間に指を動かすことが可能な可動空間を形成している構成とする。
この自動取引装置は、カード抜取用穴を有するため、所定長よりも短いカードがカード挿入排出口に挿入された場合であっても、利用者又は行員等が、指等をカード抜取用穴に入れてカードに接触し、カードをカード挿入排出口の外側に向けて押圧して、カードを引き出すことができる。その結果、この自動取引装置は、カード挿入排出口からカードを容易に抜き取ることができる。
本発明によれば、所定長よりも短いカードがカード挿入排出口に挿入された場合であっても、カード挿入排出口からカードを容易に抜き取ることができる自動取引装置を提供することができる。
実施形態に係る自動取引装置の全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係るカード抜取用穴の構成を示す正面図である。 実施形態に係るカード抜取用穴の構成を示す断面図である。 実施形態に係るカード抜取用穴の利用時の説明図である。 第1変形例に係るカード抜取用穴の構成を示す正面図である。 第2変形例に係るカード抜取用穴の構成を示す正面図である。 第3変形例に係るカード抜取用穴の構成を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<自動取引装置の構成>
以下、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る自動取引装置の構成につき説明する。図1は、本実施形態に係る自動取引装置の全体構成を示す斜視図である。図2は、実施形態に係るカード抜取用穴の構成を示す正面図である。図3は、実施形態に係るカード抜取用穴の構成を示す断面図である。
(自動取引装置の全体構成)
本実施形態に係る自動取引装置1は、利用者の操作に応じて自動的に取引を実行する装置である。ここでは、自動取引装置1が、例えば、金融機関や流通機関で用いられているATM(Automatic Teller Machine:現金自動預け払い機)として構成されている場合を想定して説明する。
図1に示すように、自動取引装置1は、正面側に、媒体取扱部2、表示操作部3、テンキー4、紙幣入出金部5、及び、ハンドセット7を有している。
媒体取扱部2は、カードやレシート等の各種媒体を取り扱う部位である。
表示操作部3は、各種情報を表示するとともに、利用者による操作を受け付ける部位である。
テンキー4は、0〜9の番号キーや、エンタキー、取消キー等である。
紙幣入出金部5は、紙幣が投入及び排出される部位である。
ハンドセット7は、遠隔地にいる行員等と会話するための受話器である。
媒体取扱部2には、カード挿入排出口21とレシート排出口22とが設けられている。
カード挿入排出口21は、カードが挿入及び排出される開口部である。
レシート排出口22は、取引履歴等が印字されたレシートが排出される開口部である。
(自動取引装置のカード挿入排出口の構成)
図2に示すように、カード挿入排出口21とレシート排出口22との間には、仕切り部23が設けられている。仕切り部23は、カード挿入排出口21とレシート排出口22との間を仕切るために形成された突起部である。仕切り部23の後方(背後)には、後記するカードユニット8(図3参照)のガイド部12が配置されている。
カード挿入排出口21の周囲には、カード抜取用穴24が設けられている。カード抜取用穴24は、カードがカード挿入排出口21の内部(奥側)で自動取引装置1の搬送機構(つまり、後記するカードユニット8の搬送機構)による搬送駆動では移動させられない状態で停止した場合に、外部からカードを抜き取るために形成された穴(貫通孔や溝を含む)である。本実施形態では、カード抜取用穴24は、後記するプレート部材20を貫通する貫通孔として形成されている。カード抜取用穴24は、カード挿入排出口21に連通して形成されている。
本願の発明者は、たとえ所定長よりも短いカードがカード挿入排出口21に挿入された場合であっても、指等を1本でも装置の内部に入れることができれば、カード挿入排出口21からカードを抜き取ることができる、と考えた。そこで、自動取引装置1は、指(例えば、人差し指)等を装置の内部に入れるためのカード抜取用穴24がカード挿入排出口21に連通して形成された構成になっている。
カード挿入排出口21は、横幅方向が水平方向と一致した状態で、手前側(前方)から奥側(後方)に延在するように形成されている。一方、カード抜取用穴24は、カード挿入排出口21の上下のいずれか一方又は双方の任意の位置に、手前側から奥側に延在するように形成されている。本実施形態では、レシート排出口22がカード挿入排出口21の直近の上方に設けられているため、カード抜取用穴24は、レシート排出口22を回避するように、カード挿入排出口21の下方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の位置(以下、「略中央部の位置」と称する)に、手前側から奥側に向けて延在するように、一つだけ形成されている。
なお、カード抜取用穴24を略中央部の位置に形成する理由は、カードの抜き取り時に、押圧力がカードの左右の偏った位置にかかると、カードの走行姿勢が傾いて、カードがカード挿入排出口21の内部(奥側)で引っかかる可能性があり、それを防止するためである。
例えば、カードは、抜き取り時に、押圧力が左部分又は右部分に集中的にかかった状態で、カード挿入排出口21の外側(自動取引装置1の前側)に向けて押圧されると、走行姿勢が右方向又は左方向に傾いて、カード挿入排出口21の内部(奥側)で引っかかる可能性がある。そこで、本実施形態は、カード抜取用穴24を略中央部の位置に形成することによって、押圧力をバランス良くカードの略中央部にかけて、カードの走行姿勢が右方向又は左方向に傾かないようにし、もって、カードがカード挿入排出口21の内部(奥側)で引っかかることを防止している。
本実施形態では、カード抜取用穴24は、正面方向視形状が半円状又は円弧状になるように形成されている。カード抜取用穴24のサイズは、例えば、最奥部(後記するプレート部材20の後端)での横幅t1と縦幅t2とが1.5〜3.5(mm)の間の好適な値になるように、日本人の成人男性の標準的な指(ここでは、人差し指)のサイズに基づいて適宜設定されている。ただし、横幅t1は、大きくなり過ぎると、カードの走行性が低下する可能性があるため、大きくなり過ぎないように設定する必要がある。本実施形態では、横幅t1と縦幅t2とが、それぞれ、一例として、約2.0(mm)に設定されているものとして説明する。
本実施形態では、自動取引装置1は、カード挿入排出口21とレシート排出口22とカード抜取用穴24とがプレート部材20に形成されており、そのプレート部材20が筺体フレーム1a(図3参照)に取り付けられた構成になっている。図3は、図2に示す線X1−X1に沿って媒体取扱部2を切断した切断面の形状を示している。
図3に示すように、プレート部材20は、後端側の部位が平板状に形成されており、前端側の部位が後端側の部位から前方に向けて突出した形状になっている。プレート部材20の前端側の部位は、筺体フレーム1aに形成された開口部1bの中に嵌り込む形状に形成されている。なお、プレート部材20の前端側の部位は、正面方向視において、全体形状が矩形状を呈しており、角部分に円弧が形成された形状になっている(図2参照)。
プレート部材20には、カード挿入排出口21、レシート排出口22、及びカード抜取用穴24が、プレート部材20の前端側の部位から後端側の部位に貫通するように形成されている。プレート部材20は、好ましくは、設計を容易に変更することができるように、例えば、合成樹脂等によって成形されているとよい。
プレート部材20の後方には、カードユニット8とレシートユニット9とが配置されている。
カードユニット8は、カード10から各種の情報を読み取ったり又は各種の情報をカード10に書き込んだりする装置である。
レシートユニット9は、取引履歴等が印字されたレシートを発行する装置である。
カードユニット8の内部には、カード10の搬送経路が形成されている。その搬送経路の周囲には、カード10を搬送させるための搬送機構(図示せず)が設けられている。搬送機構は、例えば、複数の搬送ローラ(図示せず)によって構成されている。各搬送ローラの隣接するもの同士のピッチは、所定長のカードを搬送させることができる距離に設定されている。
カードユニット8は、カード10の搬送経路とプレート部材20に形成されたカード挿入排出口21とが一致するように、プレート部材20の後方に配置されている。一方、レシートユニット9は、カードユニット8の上方に配置されている。
カードユニット8の前端側には、ガイド部12が設けられている。ガイド部12は、下面がカード10に当接するとともに、上面がレシート(図示せず)と当接することによって、カード10及びレシートの走行をガイドする部位である。ガイド部12は、カード10の挿入時に、カード10をカード挿入排出口21に向けて案内(誘導)する。また、ガイド部12は、レシートの排出時に、レシートユニット9によって排出されたレシートをレシート排出口22に向けて案内(誘導)する。
ガイド部12は、カードユニット8の本体から前方に突出するように形成されている。また、ガイド部12は、仕切り部23の後方に配置されている。
レシートユニット9は、レシートの排出時に、レシートをカードユニット8のガイド部12に突き当てるように排出する。本実施形態では、自動取引装置1は、レシートの排出とカードの排出とを同時に行うことによって、レシートをカード10の上に重ねて排出する構成になっている。
なお、カードユニット8は、図示せぬ搬送機構によってカード10を内部に取り込む構成になっている。しかしながら、図3に示す例では、予め規定された所定長よりも短いカード10が利用者によってカード挿入排出口21に挿入されているため、カードユニット8は、カード10を内部に取り込むことができずに、カード10をカード挿入排出口21の内部(奥側)で停止させた状態になっている。
本実施形態では、カード抜取用穴24の壁面25(特に、カード10と対向する部分)は、カード挿入排出口21の手前側から奥側に進むにつれて、カード挿入排出口21の内部(奥側)で停止しているカード10に接近するように、傾斜して形成されている。つまり、壁面25は、手前側から奥側に向けて上昇するように傾斜して形成されている。これにより、自動取引装置1は、利用者の指をカード挿入排出口21の内部(奥側)で停止しているカード10に向けて案内して、利用者の指をカード10に確実に接触させるとともに、利用者の指を手前側に動かし易くしている。
プレート部材20とカードユニット8とは、少なくともカード抜取用穴24の周囲で、プレート部材20の後端とカードユニット8の前端とが任意の距離SP1で離間するように、配置されている。これにより、自動取引装置1は、利用者の指を装置の奥深く(好ましくは、カード10を抜き取ることができる所)にまで入れさせて比較的自由に動かせることができるようにしている。つまり、これにより、自動取引装置1は、利用者の指の動きの可動空間を広げている。そのため、利用者は、カード10を容易に抜き取ることができる。
<自動取引装置の動作>
以下、図3及び図4を参照して、自動取引装置1の動作につき説明する。図4は、本実施形態に係るカード抜取用穴24の利用時の説明図である。ここでは、予め規定された所定長よりも短いカード10が利用者によってカード挿入排出口21に挿入された場合を想定して説明する。
このような場合に、図3に示すように、自動取引装置1は、内蔵されたカードユニット8によってカード10の長さの異常を検知し、挿入エラーが発生したものと判断して、カード10を装置1の外部に排出しようとする。
しかしながら、カードユニット8の搬送機構は、カード10の長さが所定長よりも短いため、カード10の後端をカード挿入排出口21の外に出すこと(すなわち、カード10を自動取引装置1の外部に排出すること)ができない。したがって、このような場合に、カード10がカード挿入排出口21の内部(奥側)に残留する。自動取引装置1は、このままでは、以降の取引処理を実行することができなくなり、休止状態になってしまう。
そこで、このような場合に、図4に示すように、利用者又は行員等が、指(例えば、人差し指)等をカード抜取用穴24に入れてカード10の後端付近に接触し、カード10をカード挿入排出口21の外側(矢印A1の方向)に向けて押圧して、カード10を引き出す。これにより、自動取引装置1は、カード挿入排出口21からカード10を容易に抜き取ることができる。
以上の通り、本実施形態に係る自動取引装置1によれば、所定長よりも短いカード10がカード挿入排出口21に挿入された場合であっても、カード挿入排出口21からカード10を容易に抜き取ることができる。
[変形例]
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、本発明は、利用者によって所持されているカード10が挿入される自動取引装置1であれば、金融機関や流通機関で用いられているATM(現金自動預け払い機)だけでなく、例えば、交通機関や流通機関で用いられている発券機や、その他の装置に利用することができる。
また、例えば、本発明は、所定長よりも短いこと以外の要因で、カード10がカード挿入排出口21の内部(奥側)で停止している場合にも、適用することができる。
また、前記した実施形態では、自動取引装置1は、カード挿入排出口21とレシート排出口22とカード抜取用穴24とがプレート部材20に形成された構成になっている。しかしながら、例えば、自動取引装置1は、カード挿入排出口21とレシート排出口22とカード抜取用穴24とが筺体フレーム1a(図3参照)に形成されることによって、プレート部材20を排除した構成にすることができる。
また、前記した実施形態では、人差し指をカード抜取用穴24に入れる場合を想定して説明している。しかしながら、指の代わりに、細長い部材(例えば、消しゴム付きの鉛筆等)を入れるようにしてもよい。
(第1変形例に係るカード抜取用穴の構成)
また、前記した実施形態では、カード抜取用穴24は、カード挿入排出口21の下方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、一つだけ形成されている。
しかしながら、カード抜取用穴24は、例えば、図5に示す第1変形例のように形成することができる。図5は、第1変形例に係るカード抜取用穴24Aa,24Abの構成を示す正面図である。
図5に示す第1変形例では、カード抜取用穴24として、二つのカード抜取用穴24Aa,24Abが、カード挿入排出口21の下方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の両横の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、形成された構成になっている。
第1変形例に係るカード抜取用穴24Aa,24Abは、2本の指をカード10に接触させることによって、カード10をカード挿入排出口21の外側に向けて押圧することができるため、前記した実施形態よりもカード10の抜き取り易さを向上させることができる。
なお、カード挿入排出口21の下方又は上方に形成するカード抜取用穴24の数は、三つ以上である場合に、カード10の走行性を低下させる可能性があるため、二つ以下であることが好ましい。
また、カード抜取用穴24Aa,24Abは、レシート排出口22がカード挿入排出口21の近傍に設けられていない場合に、カード挿入排出口21の上方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の両横の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、二つ形成された構成にすることができる。
(第2変形例に係るカード抜取用穴の構成)
また、カード抜取用穴24は、例えば、レシート排出口22がカード挿入排出口21の近傍に設けられていない場合に、図6に示す第2変形例のように形成することができる。図6は、第2変形例に係るカード抜取用穴24Bの構成を示す正面図である。
図6に示す第2変形例では、カード抜取用穴24として、一つのカード抜取用穴24Bが、カード挿入排出口21の上方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、形成された構成になっている。
第2変形例に係るカード抜取用穴24Bは、前記した実施形態に係るカード抜取用穴24と同等に、カード挿入排出口21からカード10を抜き取ることができる。
(第3変形例に係るカード抜取用穴の構成)
また、カード抜取用穴24は、例えば、レシート排出口22がカード挿入排出口21の近傍に設けられていない場合に、図7に示す第3変形例のように形成することができる。図7は、第3変形例に係るカード抜取用穴24Ca,24Cbの構成を示す正面図である。
図7に示す第3変形例では、カード抜取用穴24として、二つのカード抜取用穴24Ca,24Cbが、カード挿入排出口21の上下の双方で、かつ、カード挿入排出口21の横幅方向の略中央部の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、形成された構成になっている。
第3変形例に係るカード抜取用穴24Ca,24Cbは、2本の指(例えば、親指と人差し指)でカード10を挟んで抜き取ることができるため、カード挿入排出口21からカード10を確実に抜き取ることができる。
1 自動取引装置(ATM)
1a 筺体フレーム
1b 開口部
2 媒体取扱部
3 表示操作部
4 テンキー
5 紙幣入出金部
7 ハンドセット
8 カードユニット
9 レシートユニット
10 カード
11 指
12 ガイド部
20,20A,20B,20C プレート部材
21 カード挿入排出口
22 レシート排出口
23 仕切り部
24,24Aa,24Ab,24B,24Ca,24Cb カード抜取用穴
25 壁面

Claims (7)

  1. カードが挿入及び排出されるカード挿入排出口と、所定長よりも短いカードが前記カード挿入排出口の奥側で装置では移動させられない状態で停止した場合に外部から当該所定長よりも短いカードを抜き取るためのカード抜取用穴とが、装置の正面側に設けられた自動取引装置であって、
    前記カード挿入排出口及び前記カード抜取用穴が前端側から後端側に貫通するように形成されているプレート部材と、
    前記プレート部材の後方に配置され、前記カードから情報を読み取るカードユニットとを有しており、
    前記カード抜取用穴は、前記カード挿入排出口に連通して形成され、
    前記カード抜取用穴の壁面は、前記カード挿入排出口の手前側から奥側に進むにつれて、前記カード挿入排出口の奥側で停止している前記所定長よりも短いカードに接近するように、上下方向に傾斜して形成され
    前記プレート部材と前記カードユニットとは、少なくとも前記カード抜取用穴の周囲で、前記プレート部材の後端と前記カードユニットの前端とが任意の距離で離間するように配置されることによって、前記プレート部材に形成された前記カード抜取用穴の後端と前記カードユニットの前端との間に指を動かすことが可能な可動空間を形成している
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記カード挿入排出口は、手前側から奥側に向けて水平に形成され、
    前記カード抜取用穴の壁面は、前記カード挿入排出口の手前側から奥側に進むにつれて、前記カード挿入排出口の奥側で水平な状態で停止している前記所定長よりも短いカードに接近するように、上下方向に傾斜して形成されている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記カード挿入排出口は、横幅方向が水平方向となるように、形成されている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記カード抜取用穴は、前記カード挿入排出口の上下のいずれか一方で、かつ、前記カード挿入排出口の横幅方向の略中央部の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、一つだけ形成されている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記カード抜取用穴は、前記カード挿入排出口の上下のいずれか一方で、かつ、前記カード挿入排出口の横幅方向の略中央部の両横の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、二つ形成されている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記カード抜取用穴は、前記カード挿入排出口の上下の双方で、かつ、前記カード挿入排出口の横幅方向の略中央部の位置に、手前側から奥側に向けて延在するように、二つ形成されている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動取引装置において
    記カードユニットには、前記カードを案内するガイド部が設けられており、
    前記ガイド部は、前記カードユニットの本体から前記プレート部材の方向に突出している
    ことを特徴とする自動取引装置。
JP2014168765A 2014-08-21 2014-08-21 自動取引装置 Active JP6481285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168765A JP6481285B2 (ja) 2014-08-21 2014-08-21 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168765A JP6481285B2 (ja) 2014-08-21 2014-08-21 自動取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016045657A JP2016045657A (ja) 2016-04-04
JP6481285B2 true JP6481285B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=55636188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014168765A Active JP6481285B2 (ja) 2014-08-21 2014-08-21 自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6481285B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0637945U (ja) * 1992-10-19 1994-05-20 株式会社三協精機製作所 カード処理装置
JP2570244Y2 (ja) * 1993-09-03 1998-05-06 アンリツ株式会社 カード挿入・排出機構
US5563397A (en) * 1993-12-16 1996-10-08 Anritsu Corporation Cards receiving mechanism having function for certainly receiving qualified cards and blocking unqualified cards and foreign articles
GB2289086B (en) * 1994-05-03 1997-11-19 Interbold Delivery access device
JP5325645B2 (ja) * 2009-04-20 2013-10-23 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置、異物検知方法、異物検知システム
JP2011164808A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Nidec Sankyo Corp カードリーダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016045657A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5583534B2 (ja) 自動取引装置
JP6307664B2 (ja) 紙葉類集積庫、現金自動取引装置
JP6481285B2 (ja) 自動取引装置
CN102050346A (zh) 运送方向切换装置以及纸片类运送装置
JP6064786B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体処理装置
JP3058150B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP6451145B2 (ja) 自動取引装置
KR102308277B1 (ko) 지폐 처리 장치
JP2013218421A5 (ja)
JP6216685B2 (ja) 紙幣取扱装置
JP5511109B2 (ja) 紙葉類処理装置
WO2015163341A1 (ja) 媒体取扱装置及び自動取引装置
WO2018139064A1 (ja) 操作パネル構造、及び、当該操作パネル構造を有する現金預払機
JP2016062235A (ja) 紙葉類繰出機構および紙葉類処理装置
JP5865515B2 (ja) 紙幣処理機のコイン誤挿入防止機構
WO2017221523A1 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP7314578B2 (ja) 自動取引装置
JP2011108098A (ja) 媒体処理装置
JP5527393B2 (ja) 紙幣処理装置
JP5708064B2 (ja) 紙幣処理装置
JP5262205B2 (ja) 自動取引装置
JP4620382B2 (ja) シャッタ機構および該機構を具備する自動取引装置
JP6578869B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2016110171A (ja) 紙幣取扱装置
JP2016071661A (ja) 有価媒体処理装置およびエラー解除方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6481285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150