JP6481158B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6481158B2
JP6481158B2 JP2016228514A JP2016228514A JP6481158B2 JP 6481158 B2 JP6481158 B2 JP 6481158B2 JP 2016228514 A JP2016228514 A JP 2016228514A JP 2016228514 A JP2016228514 A JP 2016228514A JP 6481158 B2 JP6481158 B2 JP 6481158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
specific effect
determination result
reliability
effect
success
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016228514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018082944A (ja
Inventor
佐々木 浩司
浩司 佐々木
Original Assignee
株式会社サンセイアールアンドディ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンセイアールアンドディ filed Critical 株式会社サンセイアールアンドディ
Priority to JP2016228514A priority Critical patent/JP6481158B2/ja
Publication of JP2018082944A publication Critical patent/JP2018082944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6481158B2 publication Critical patent/JP6481158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1等に記載されるように、多くの遊技機では、実行される演出により、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(信頼度等と称される。以下単に(大当たり)信頼度ということもある)を示唆する。遊技者は、実行される演出がどのようなものとなるかに注目し、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性の高低を感じつつ遊技を楽しむことになる。
特開2015−93074号公報
信頼度が高い演出であっても、当該演出が実行された当否判定結果がはずれとなってしまうことがある。このような事象が立て続けに発生してしまうと、遊技者が興醒めしてしまう。つまり、遊技の趣向性の低下を招く。
本発明が解決しようとする課題は、遊技の趣向性低下を抑制することが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定結果が当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆する特定演出を実行することが可能な演出実行手段と、所定のリセット条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、当否判定結果を報知する一連の演出が開始されていない当否判定情報を保留情報として記憶する記憶手段と、を備え、はずれとなる第一当否判定結果を報知する一連の演出の一部として先の前記特定演出が実行された後、前記リセット条件が成立するまでの間に前記第一当否判定結果とは別の第二当否判定結果を報知する一連の演出の一部として後の前記特定演出が実行される場合、当該後の特定演出の発生によって示唆される前記第二当否判定結果が当たりとなる信頼度は、前記先の特定演出の発生によって示唆される前記第一当否判定結果が当たりとなる信頼度と異なるものとなる可能性があり、前記判断手段は、前記先の特定演出を含む前記第一当否判定結果を報知する一連の演出が開始される時点において記記憶手段に記憶されている前記保留情報を取得済み保留情報とし、当該取得済み保留情報に対応する当否判定結果の報知が完了したときに前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする。
このように、本発明にかかる遊技機では、リセット条件が成立するまでの間に複数回の特定演出が実行された場合、先の特定演出の信頼度と後の特定演出の信頼度が異なるものとなるように設定されているため、従来にない遊技性を実現することが可能である。
当否判定結果を報知する一連の演出が開始されていない当否判定情報を保留情報として記憶する記憶手段を備え、前記判断手段は、前記先の特定演出を含む当否判定結果を報知する一連の演出が開始される時点において、前記記憶手段に記憶されている前記保留情報に対応する当否判定結果の報知が完了した時点で前記リセット条件が成立したと判断するようにするとよい。
通常、既に記憶されている保留情報を含めた全ての当否判定結果の報知が完了するまで遊技者が変わることはない。上記のような構成とすることで、先の特定演出が実行されるときに存在していた保留情報に対応する当否判定結果を報知する演出の一部として後の特定演出が実行された場合に、先の特定演出と後の特定演出の信頼度が異なるものとなる。先の特定演出と後の特定演出は、(極めて特殊な事象が発生した場合を除き)同じ遊技者に対し行われる演出ということになる。
本発明によれば、遊技の趣向性低下を抑制することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 (a)は表示領域に表示される識別図柄および保留表示を示した図(第三保留演出が発生した状態を示した図)であり、(b)は保留表示の態様の一覧を示した図である。 リーチ成立(a)の後に発生する可能性がある画像表示演出(b)を示した図である。 特定演出である第三保留演出と画像表示演出の基準最低信頼度と特殊最低信頼度を示した表である。 第一条件例を説明するための図である。 第二条件例を説明するための図である。 第三条件例を説明するための図である。 第四条件例を説明するための図である。 第二変形例を説明するための図である。 第三変形例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留(保留情報)と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。記憶手段に記憶されている保留情報は、保留表示20として表示領域911に表示される(図2(a)参照)。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
また、本実施形態では、既に当否判定結果を報知する演出が開始されている(後述する識別図柄10の変動が開始されている)ものであって、当否判定結果の報知が完了していないものの存在を示す表示(以下、当該変動表示201と称することもある)がなされる。保留表示20と当該変動表示201は、遊技者に区別することができるよう表示することが好ましい。保留表示20と当該変動表示201の態様を異ならせてもよい。なお、以下の説明において、特に区別して説明する場合を除き、保留表示20というときは、当該変動表示201を含めたものをいうものとする。このような当該変動表示201が表示されない構成としてもよい。
本実施形態における保留表示20は、対応する当否判定結果を報知する演出が早いものから順(始動入賞口904に入賞したのが早いもの。いわゆる保留消化順)に左から並ぶように表示される。一定程度遊技を継続することで、遊技者は容易に当該順を把握することが可能である。
保留表示20(本実施形態では当該変動表示201を含む)の態様として、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(大当たり信頼度)が異なる複数種の態様が設定されている。本実施形態では、信頼度の低いものから順に、通常態様20n、第一特殊態様21s、第二特殊態様22s、第三特殊態様23sが設定されており(図2(b)参照)、各態様の差は保留表示20の色で差別化されている。ただし、各態様の差をどのように設定するかや、態様の種類の数等は適宜変更可能である。
当否判定手段が行う当否判定結果は、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄10(図2(a)参照)の組み合わせによって遊技者に報知される。具体的には、複数種の識別図柄10含む識別図柄群10g(左識別図柄群10gL、中識別図柄群10gC、右識別図柄群10gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群10gから一の識別図柄10が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群10gから選択されて停止した識別図柄10の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄10の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄10を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄10として設定することができる。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
上述したように、当否判定結果は、識別図柄10の組み合わせによって報知される。識別図柄10の変動開始から停止するまでの間に、対象の当否判定結果を報知するための一連の演出が実行される。公知の遊技機と同様に、当該一連の演出は、種々の演出によって構成される。これらの演出は、図示されないサブ制御基板に設けられた演出制御用の回路によって制御される。本実施形態にかかる遊技機1が実行可能な演出のうち、一部の演出が特定演出として設定されている。以下、特定演出について説明する。
特定演出は、大当たり信頼度が一定程度高まったことを示す演出(以下、高信頼度演出と称する)である。そのタイプとしては大まかに二つの系統のものに分けられる。高信頼度演出の一つの系統としては、基準の演出(デフォルトの演出)に対応するように設定されたものであって、当該基準の演出よりも信頼度が高いことを示すものである。その一例としては、保留表示20の態様を上述したような特殊態様とする演出を挙げることができる。つまり、通常態様20nの保留表示20を表示する演出が基準の演出であり、特殊態様の保留表示20を表示する演出が高信頼度演出である。本実施形態では、特定演出の一つとして、図2(a)に示すように保留表示20を第三特殊態様23sとすること(最も信頼度が高い特殊態様とすること。以下、第三保留演出と称する)が設定されている。
一方、高信頼度演出の別の系統としては、発生することがいわゆるチャンスアップにつながるように設定されたものである。つまり、通常であれば発生しないタイミングにおいて、対象の演出が発生した場合には対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まるというものである。その一例としては、所定のタイミングで所定の画像30が表示されるカットイン演出を挙げることができる。本実施形態では、特定演出の一つとして、図3に示すようにいわゆるリーチ状態(図3(a)参照)の成立後に所定の画像30が表示される画像表示演出(図3(b)参照)が設定されている。
高信頼度演出には、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(確率)である信頼度として「最低信頼度」が設定されている。高信頼度演出の一部が特定演出として設定されているのであるから、特定演出についても「最低信頼度」が設定されている。本実施形態では、特定演出である第三保留演出の基本的な最低信頼度(以下、基準最低信頼度と称する。後述する特殊最低信頼度と区別するため「基本」という接頭語を付す)は40%に設定されている。つまり、第三保留演出が発生した場合には、当該第三保留演出の対象となった当否判定結果(第三特殊態様23sの保留表示20に対応する当否判定結果)が大当たりとなる確率が、40%以上となるように設定されている。同様に、画像表示演出の基準最低信頼度は50%に設定されている(図4参照)。
本実施形態では、同じ特定演出が所定条件(以下、リセット条件と称する。当該リセット条件の詳細については後述する)成立前に複数回発生する場合であって、一回目の特定演出を含む一連の演出によって報知される当否判定結果がはずれとなった場合には、二回目以降の特定演出の最低信頼度は特殊最低信頼度(基準最低信頼度と異なる値である)となるように設定されている。つまり、リセット条件が成立した後、一回目に発生する特定演出(通常の特定演出のことである。以下、先の特定演出と称することもある。ただし、先の特定演出と称する場合であっても、後述する後の特定演出の発生が確定するということではない)の最低信頼度は基準最低信頼度となり、リセット条件成立前に二回目の特定演出(以下、後の特定演出と称することもある)が発生する場合(ただし、一回目の特定演出を経てはずれが報知された場合)には、その最低信頼度は特殊最低信頼度となるように設定されている。
本実施形態では、特殊最低信頼度は基準最低信頼度よりも高く設定される。第三保留演出についていえば、上述の通り基準最低信頼度は40%であり、特殊最低信頼度は80%である。画像表示演出についていえば、上述の通り基準最低信頼度は50%であり、特殊最低信頼度は90%である(図4参照)。
本実施形態のように、複数種の特定演出が設定されている場合、特定演出同士の基準最低信頼度の大小関係は、特殊最低信頼度の大小関係に反映されるように設定されていることが好ましい。本実施形態では、第三保留演出の基準最低信頼度は40%であり、画像表示演出の基準最低信頼度は50%であるから、画像表示演出の最低信頼度の方が高い。したがって、特殊最低信頼度についても、第三保留演出(80%)よりも、画像表示演出(90%)の方が高くなるように設定している。
なお、本実施形態では、リセット条件成立前に三回目を超える特定演出が発生した場合には、三回目以降の特定演出も後の特定演出(信頼度が特殊最低信頼度となる演出)となるように設定されている。例えば、第三保留演出についていえば、二回目に発生した第三保留演出の最低信頼度は80%であるし、三回目以降に発生した第三保留演出の最低信頼度も80%である。ただし、特殊演出の発生回数が多くなるにつれて、最低信頼度が次第に高まっていく構成とすることを否定するものではない。
このような構成とすることで、特定演出が複数回発生した場合に、当該特定演出を経て報知される当否判定結果が立て続けにはずれとなってしまう事象の発生を抑制することが可能である。つまり、実際には特定演出は大当たりに期待がもてる演出であるものの、特定演出を経由したはずれ報知が立て続けに発生してしまい、遊技者の体感的な信頼度が落ちてしまうこと(特定演出の趣向性が低下してしまうこと)を抑制することが可能である。
ただし、本実施形態のように基準最低信頼度よりも特殊最低信頼度の方が高くなる設定とするのではなく、基準最低信頼度よりも特殊最低信頼度の方が低くなる設定としてもよい。基準最低信頼度と特殊最低信頼度を異ならせることで、特定演出の発生回数というものに遊技者が注目する遊技性を実現することが可能となる。
以下、リセット条件の例(第一条件例〜第四条件例)を説明する。リセット条件が成立した場合、その後発生する特定演出は、先の特定演出(最低信頼度が基準最低信頼度となる演出)ということになる。なお、遊技機1の電源がOFFの状態からONの状態とされた後、最初に発生する特定演出は、当然に先の特定演出であるということになる(遊技機1の電源がOFFにされたこと(電源がONにされたこと)がリセット条件の一つであるともいえる。以下で説明するリセット条件を適用せず、かかる条件のみをリセット条件とした構成としてもよい)。また、以下で説明する条件のうちの一つのみがリセット条件として設定された構成としてもよいし、複数の条件がリセット条件として設定された構成としてもよい。また、以下で説明する条件以外の条件がリセット条件として設定された構成としてもよい。
・第一条件例
ある当否判定結果(対象の当否判定結果)を報知する一連の演出の一部として、特定演出(先の特定演出)が実行されるとする。つまり、対象の当否判定結果について、演出が発生したことの最低信頼度が基準最低信頼度である特定演出が実行されるとする。この場合、当該対象の当否判定結果を報知する一連の演出が開始される時点において、記憶手段に記憶されている全ての保留情報(保留表示20)に対応する当否判定結果の報知が完了した時点で、リセット条件が成立したと判断する。図5に示す例では、保留表示Xに対応する当否判定結果の報知が完了した時点でリセット条件が成立したと判断する。保留表示Xよりも後に表示された保留表示20に対応する当否判定結果を報知する一連の演出の一部として特定演出が実行される場合には、当該特定演出の最低信頼度は基準最低信頼度となる。
対象の当否判定結果を報知する一連の演出の一部として実行される先の特定演出にふれる遊技者は、当該一連の演出の開始時点で取得されている保留情報(当否判定の権利)を取得した遊技者であることが通常であり、かかる保留情報が全て消化されるまで遊技を継続する(遊技球の発射操作を行わず、演出のみを見守るのも遊技という概念に含まれるとする)はずである。
よって、このようにリセット条件を設定することにより、後の特定演出の信頼度が高まるのは同じ遊技者に対して同じ特定演出が連続して発生した場合に限定されるため、後の特定演出の信頼度は高いということを当該遊技者に実感させることになる蓋然性が高まる(後の特定演出を経由して大当たりが報知される蓋然性が高まるため)。
・第二条件例
図6に示すように、所定時間継続して遊技がなされていないことを契機として、待機状態(図6(b)参照)に移行させる構成(待機状態設定手段)を備えるものである場合に、待機状態に移行したことを契機としてリセット条件が成立したと判断する。なお、待機状態の具体的な態様はどのようなものであってもよい。待機状態専用の画面(いわゆるデモ画面)が表示された状態が一例として挙げられる。
所定時間継続して遊技がなされていないということは、遊技者が変わったことが考えられる。したがって、待機状態に移行した後、最初に発生する特定演出の最低信頼度は基準最低信頼度とする。待機状態に移行する前後で遊技者が変化しない場合であっても、当該遊技者が休憩等を挟んだことが考えられる(特定演出が連続で発生したという印象を与えにくい)ため、最初に発生する特定演出の最低信頼度は基準最低信頼度とする。
・第三条件例
図7に示すように、当否判定結果が大当たりとなったことを契機としてリセット条件が成立したと判断する。当否判定結果が大当たりとなった場合には、大当たり遊技(図7(b)参照)が実行されることになるため、大当たり遊技が実行されることを契機としてリセット条件が成立したと判断する構成であるともいえる。
大当たりに当選するということは遊技者にとって喜ばしいものである。よって、それよりも前に特定演出を経てはずれが報知されるという遊技者にとって残念な事象が発生していたとしても、かかる事象(はずれとなった特定演出)に対する遊技者の気持ちは大当たりの当選により打ち消されている蓋然性が高い(気持ちがリセットされているであろう)から、大当たりに当選することをリセット条件として設定する。
・第四条件例
図8に示すように、遊技者が遊技性をカスタマイズすることができるカスタマイズ機能を備える構成である場合に、当該カスタマイズ機能が利用されたこと(図8(b)参照)を契機としてリセット条件が成立したと判断する。なお、遊技機1が備えるカスタマイズ機能それ自体は公知であるから詳細な説明を省略するが、遊技機1に設けられた操作手段92(押しボタン等)を操作することにより、音量・光量やゲーム性の調整機能、携帯端末とリンクさせる機能等を備えたものを例示することができる。
このようなカスタマイズ機能が利用された場合には、遊技者が変わった可能性がある。また、同じ遊技者によって継続的に遊技されるとしても、カスタマイズ機能の利用により新たな遊技が開始されるような印象を与えることになる。よって、カスタマイズ機能が利用されたことを契機としてリセット条件を成立させるようにするとよい。
なお、本実施形態において「カスタマイズ機能が利用された」とは、実際にカスタマイズ機能を用いて各種設定、変更等がなされた場合に限られないものとしている。カスタマイズ機能を用いるための導入部分に触れただけ(例えば図8(b)に示すようなカスタマイズ用の画面を表示しただけ)であって、各種設定、変更等の操作が実際になされていない場合であっても、「カスタマイズ機能が利用された」ものと取り扱う設定としている。新たな遊技者が、カスタマイズ画面等を表示した上で現状の設定のまま遊技することを選択したこと等が考えられるからである。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を変形、改良等した変形例について説明する。なお、以下の変形例を用いて説明する技術を複数適用した構成としてもよい。
○第一変形例
複数種の特定演出が設定された遊技機において、各特定演出の特殊最低信頼度を同じにする。各特定演出の基準最低信頼度は同じではないが、特殊最低信頼度を同じにすることで、同じ種類の特定演出がリセット条件成立前に複数回発生したときに大当たりとなる確率が同じとなるから、分かりやすい演出構成となる。
○第二変形例
最低信頼度が特殊最低信頼度となる特定演出(後の特定演出)であることが、遊技者が把握できるような構成とする。つまり、先の特定演出(通常の特定演出)と、後の特定演出が区別できるような構成とする。例えば、後の特定演出が発生する場合、先の特定演出(通常の特定演出)時には発生しない付加演出が併せて発生するように構成する。例えば、図9に示すように、通常の特定演出時には表示されない付加画像31が表示される構成とする。また、先の特定演出を構成する一部の演出要素と後の特定演出を構成する一部の演出要素(演出要素としては色等が例示できる)を異ならせてもよい。つまり、後の特定演出が発生したときに、先の特定演出と同種の演出であるものの、完全に態様が同じではないということを遊技者が把握できるようにする。このようにすることで、遊技者は、後の特定演出が先の特定演出とは厳密には同じではないということを感じ取ることが可能となる。
○第三変形例
上記実施形態では、リセット条件が成立するまでに複数回の「同じ」特定演出が発生した場合に、二回目以降の特定画出は後の特定演出とされて、その最低信頼度が特殊最低信頼度となるように設定されていることを説明したが、先の特定演出と後の特定演出の種類が異なる場合であっても、後の特定演出の最低信頼度が特殊最低信頼度となるように設定された構成としてもよい。上記実施形態に則していえば、例えば図10に示すように、第三保留変化演出が発生した(図10(a)参照)後、リセット条件が成立する前に画像表示演出が発生した(図10(b)参照)場合には、当該画像表示演出の最低信頼度は特殊最低信頼度となるように設定されている。このような構成とすれば、特定演出が発生した後、全ての種類の特定演出のうちのいずれかが発生することに期待する遊技性となるから、発生する演出に対する遊技者の注目度合が高まることになる。
○第四変形例
特殊最低信頼度を100%としてもよい。つまり、後の特定演出が発生した場合、当否判定結果が大当たりとなることが確定する設定としてもよい。このような構成とすれば、特定演出が発生した後、さらに特定演出が発生することを遊技者が強く願う遊技性とすることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である
上記実施形態から得られる具体的手段を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、当否判定結果が当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆する特定演出を実行することが可能な演出実行手段と、所定のリセット条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、を備え、はずれとなる当否判定結果を報知する一連の演出の一部として先の前記特定演出が実行された後、前記リセット条件が成立するまでの間に再びある当否判定結果を報知する一連の演出の一部として後の前記特定演出が実行される場合、当該後の特定演出の発生によって示唆される信頼度は、前記先の特定演出の発生によって示唆される信頼度と異なるものとなる可能性があることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機のように、本発明にかかる遊技機では、リセット条件が成立するまでの間に複数回の特定演出が実行された場合、先の特定演出の信頼度と後の特定演出の信頼度が異なるものとなるように設定されているため、従来にない遊技性を実現することが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記先の特定演出の発生によって示唆される信頼度よりも、前記後の特定演出の発生によって示唆される信頼度が高くなるように設定されていることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機のような構成とすることで、特定演出の対象となった当否判定結果が連続してはずれとなることによって遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減させることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、当否判定結果を報知する一連の演出が開始されていない当否判定情報を保留情報として記憶する記憶手段を備え、前記判断手段は、前記先の特定演出を含む当否判定結果を報知する一連の演出が開始される時点において、前記記憶手段に記憶されている前記保留情報に対応する当否判定結果の報知が完了した時点で前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする。
通常、既に記憶されている保留情報を含めた全ての当否判定結果の報知が完了するまで遊技者が変わることはない。手段3にかかる遊技機のような構成とすることで、先の特定演出が実行されるときに存在していた保留情報に対応する当否判定結果を報知する演出の一部として後の特定演出が実行された場合に、先の特定演出と後の特定演出の信頼度が異なるものとなる。先の特定演出と後の特定演出は、(極めて特殊な事象が発生した場合を除き)同じ遊技者に対し行われる演出ということになる。
手段4にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、所定時間遊技が実行されていないことを契機として待機状態に移行させる待機状態設定手段を備え、前記判断手段は、前記待機状態に移行したことを契機として前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする。
手段4にかかる遊技機のように、待機状態に移行した場合には、遊技者が変わった可能性があるとして、リセット条件を成立させるようにするとよい。
手段5にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、前記判断手段は、当否判定結果が当たりとなったことを契機として前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする。
当否判定結果が当たりとなった場合には、同じ遊技者が継続的に遊技するとしても、その後(当たり遊技終了後)再び新たな遊技が開始されるような印象を与えるものである。したがって、手段5にかかる遊技機のように、当たりとなったことを契機としてリセット条件を成立させるようにするとよい。
手段6にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、遊技者が遊技性をカスタマイズすることが可能なカスタマイズ機能を備え、前記判断手段は、前記カスタマイズ機能が利用されたことを契機として前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする。
カスタマイズ機能が利用された場合には、遊技者が変わった可能性がある。また、同じ遊技者によって継続的に遊技されるとしても、カスタマイズ機能の利用により新たな遊技が開始されるような印象を与えることになる。よって、手段6にかかる遊技機のように、カスタマイズ機能が利用されたことを契機としてリセット条件を成立させるようにするとよい。
1 遊技機
10 識別図柄
20 保留表示
23s 第三特殊態様(第三保留演出として表示される画像)
30 所定の画像(画像表示演出として表示される画像)
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 当否判定結果が当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆する特定演出を実行することが可能な演出実行手段と、
    所定のリセット条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、
    当否判定結果を報知する一連の演出が開始されていない当否判定情報を保留情報として記憶する記憶手段と、
    を備え、
    はずれとなる第一当否判定結果を報知する一連の演出の一部として先の前記特定演出が実行された後、前記リセット条件が成立するまでの間に前記第一当否判定結果とは別の第二当否判定結果を報知する一連の演出の一部として後の前記特定演出が実行される場合、当該後の特定演出の発生によって示唆される前記第二当否判定結果が当たりとなる信頼度は、前記先の特定演出の発生によって示唆される前記第一当否判定結果が当たりとなる信頼度と異なるものとなる可能性があり、
    前記判断手段は、前記先の特定演出を含む前記第一当否判定結果を報知する一連の演出が開始される時点において記記憶手段に記憶されている前記保留情報を取得済み保留情報とし、当該取得済み保留情報に対応する当否判定結果の報知が完了したときに前記リセット条件が成立したと判断することを特徴とする遊技機。
JP2016228514A 2016-11-25 2016-11-25 遊技機 Active JP6481158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228514A JP6481158B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016228514A JP6481158B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018082944A JP2018082944A (ja) 2018-05-31
JP6481158B2 true JP6481158B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=62237806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016228514A Active JP6481158B2 (ja) 2016-11-25 2016-11-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6481158B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040487A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP5208672B2 (ja) * 2008-10-28 2013-06-12 株式会社三共 遊技機
JP5290709B2 (ja) * 2008-11-19 2013-09-18 株式会社ニューギン 遊技機
JP5538805B2 (ja) * 2009-10-08 2014-07-02 株式会社ニューギン 遊技機
JP5715500B2 (ja) * 2011-06-06 2015-05-07 株式会社平和 遊技機
JP5753478B2 (ja) * 2011-11-11 2015-07-22 株式会社ニューギン 遊技機
JP5449454B2 (ja) * 2012-06-03 2014-03-19 株式会社藤商事 遊技機
JP5468125B2 (ja) * 2012-12-29 2014-04-09 株式会社藤商事 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018082944A (ja) 2018-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018140013A (ja) 遊技機
JP2014200601A (ja) 遊技機
JP2019150456A (ja) 遊技機
JP2018050765A (ja) 遊技機
JP2017018320A (ja) 遊技機
JP7045057B2 (ja) 遊技機
JP2019150450A (ja) 遊技機
JP6281170B1 (ja) 遊技機
JP2018050790A (ja) 遊技機
JP6481158B2 (ja) 遊技機
JP2019181027A (ja) 遊技機
JP2018050780A (ja) 遊技機
JP6710870B2 (ja) 遊技機
JP5975411B1 (ja) 遊技機
JP2019150503A (ja) 遊技機
JP2018198704A (ja) 遊技機
JP2019181028A (ja) 遊技機
JP2019150460A (ja) 遊技機
JP2019150451A (ja) 遊技機
JP2019150497A (ja) 遊技機
JP2019150452A (ja) 遊技機
JP2019150496A (ja) 遊技機
JP2019150459A (ja) 遊技機
JP2019150500A (ja) 遊技機
JP2019150458A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6481158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250