JP6480800B2 - コンテナ型データセンター - Google Patents
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Description
鉛直方向の回転軸を中心に前記サーバーラックを回転可能とする回転機構を備えることを特徴とする。
回転機構6は、鉛直方向に延びる回転軸61を中心にサーバーラック3を回転させることを可能にするための機構である。このような回転機構6の具体的構成の例を以下に示す(図3〜図5参照)。ただし、これらはあくまで好適な例にすぎず、構成がこれらの例に限定されることはない。
また、回転機構6は、サーバーラック3(あるいはサーバーラック連結体4)を水平方向に移動させるスライド機構7をさらに備えていてもよい(図6、図7参照)。こうした場合、サーバーラック3(あるいはサーバーラック連結体4)を回転させる動きとスライドさせる動きとを組み合わせることが可能となる(図6参照)。これによれば、出入り口42にもっとも近いサーバーラック3(あるいはサーバーラック連結体4)よりも奥側に設置されるサーバーラック3を搬入ないしは搬出しやすくなる。
サーバーラック3に、コンテナ2内を流通する空気の一部を遮る遮蔽板5が取り付けられていてもよい(図8、図9参照)。遮蔽板5は、隣接するサーバーラック3の間、あるいはサーバーラック3とコンテナ2の内壁との間を遮蔽するように設けられ、冷気のショートサーキットを遮蔽するキャッピングとして機能する。すなわち、このような遮蔽板5がない場合、エアコン(空調機)10から吹き出された冷気がサーバーラック3の横を通り抜けてしまう可能性があるが、遮蔽板5が設けられたコンテナ型データセンター1においては、当該遮蔽板5が冷気を遮るので、より多くの冷気がサーバーラック3内を流れるようになる。これによれば、コンテナ型データセンター1内の冷気空間C(サーバーラック3の前面側に形成される空間)から、熱気空間H(サーバーラック3の背面側に形成される、排熱によって比較的温度が高くなった空間)へと空調冷気が通り抜けるのを抑止し、より効率的にサーバーラック3の温度調節(冷却)を行うことができる。
コンテナ型データセンター1において、エアコン(空調機)10の室内機11がコンテナ2内に設置されている本実施形態において、サーバーラック3は、回転機構6による回転時、室内機11に干渉しない位置に配置されている(図12参照)。このような配置とすれば、電子機器50をメンテナンスする際にサーバーラック3を回転させたとき、当該サーバーラック3が室内機11に干渉することがない(なお、干渉が生じる可能性がある部位を、図12中において破線の楕円で示している)。
コンテナ型データセンター1は、ケーブル9、ケーブルラック8をさらに含んでいてもよい。例えば図13、図14に示すコンテナ型データセンターには、コンテナ2内における上部にケーブルラック8が配置され、該ケーブルラック8には、電子機器50に接続されたケーブル9が掛けられている。ケーブル9には、電源ケーブル、通信ケーブル等の各種ケーブルが含まれる。ケーブル9は回転軸61に沿って配線されていることが好ましく、この場合には、ケーブル9の余長がより短くて済む(図13参照)。
回転軸61にキャスター63付きのサーバーラック3を接続することで、省スペースで回転させることができることを確認した。回転軸61は、細いほうが回転半径を小さくすることができる。
[(コンテナ短辺内寸)÷2]>(J)
(J)>[(N台1組にしたサーバーラックの対角線長さ)÷2]
ターンテーブル(回転床)62により、キャスター63がないサーバーラック3を省スペースで回転させることができることを確認した。ターンテーブル62の回転軸は、上述した回転軸61と平面上同じ位置とすればよい。ここで、ターンテーブル62の回転軸は実際の軸であっても仮想の軸であってもよい。
コンテナ2内の横幅スペースの制約内で、N台1組に連結したサーバーラック3(すなわちサーバーラック連結体4)を単位として取り扱うことで、回転軸61の数またはターンテーブル62の数を少なくできる。(左90度、左90度の回転が必要)
N台1組のサーバーラック連結体4とサーバーラック連結体4との間にメンテナンススペース300を設け、サーバーラック3(サーバーラック連結体4)を左右90度回転させることで、サーバーラック3の前面、背面の両面のメンテナンススペース300として利用できるだけでなく、横にメンテナンス予備スペース301もできることを確認した(図18参照)。
i) 1組の回転径の制約
(コンテナ短辺内寸)>(N台1組にしたサーバーラックの対角線長さ)
ii) 1組のメンテナンススペースの余裕度
[(コンテナ短辺内寸)×2]>[(サーバーラック幅)×N]
iii) スペースの効率性
[(1台のサーバーラックの対角線長さ)×N]>[((サーバーラック幅)×N)+(サーバーラック連結体間スペース)]
・1ラック1組の場合
i 2.1>1.3
ii 2.2>0.7×1
iii 左辺1.3×1 に対応するには、サーバーラック組間スペースは0.6m 以下
・2ラック1組の場合
i 2.1>1.78
ii 2.2>0.7×2
iii 左辺1.3×2 に対応するには、サーバーラック組間スペースは1.2m 以下
・3ラック1組の場合
i 2.1<2.2 不成立
ii 2.2<0.7×3 不成立
iii 左辺1.3×3 に対応するには、サーバーラック組間スペースは1.8m 以下
となり、2台1組がメンテナンススペースが広くとれて効率的であることを確認した。
・1ラック1組の場合
i 3>1.3
ii 2.2>0.7
iii 左辺1.3×1 に対応するには、サーバーラック組間スペースは0.6m 以下
・2ラック1組の場合
i 3>1.78
ii 2.2>0.7×2
iii 左辺1.3×2 に対応するには、サーバーラック組間スペースは1.2m 以下
・3ラック1組の場合
i 3>2.2
ii 2.2>0.7×3
iii 左辺1.3×3 に対応するには、サーバーラック組間スペースは1.8m 以下
・4ラック1組の場合
i 3>2.37
ii 2.2<0.7×4 不成立
iii 左辺1.3×4 に対応するには、サーバーラック組間スペースは2.4m 以下
となり、3台1組がメンテナンススペースが広くとれて効率的であることを確認した。
2…コンテナ
3…サーバーラック
4…サーバーラック連結体
5…遮蔽板
6…回転機構
7…スライド機構
8…ケーブルラック
9…ケーブル
10…エアコン(空調機)
11…室内機
20…通路
50…電子機器
61…回転軸
62…ターンテーブル(回転床)
67…ラック連結金具
300…メンテナンススペース
x…(コンテナの)長手方向
y…(コンテナの)短手方向
d…サーバーラック単体の奥行き
w…サーバーラック単体の横幅
s…サーバーラック連結体の間隔
t…サーバーラック連結体の対角線の長さ
Claims (12)
- 電子機器が設置されるサーバーラックを備えるコンテナによって構成されるコンテナ型データセンターにおいて、
鉛直方向の回転軸を中心に前記サーバーラックを回転可能とする回転機構を備え、
空調機を構成する室内機が前記コンテナ内の長手方向に沿って設置されており、
前記回転機構の回転軸は前記コンテナの幅方向中心に対し前記室内機と反対側に偏心しており、
前記サーバーラックはその前面側が前記室内機が存在する側に配置されることを特徴とするコンテナ型データセンター。 - 電子機器が設置されるサーバーラックを備えるコンテナによって構成されるコンテナ型データセンターにおいて、
鉛直方向の回転軸を中心に前記サーバーラックを回転可能とする回転機構を備え、
N台(Nは2以上)を1組にした前記サーバーラックの対角線長さが回転径となるように中心軸が設けられ、
N台の前記サーバーラックを連結してなるサーバーラック連結体を前記回転機構によって一体的に回転させることを特徴とするコンテナ型データセンター。 - N台(Nは2以上)の前記サーバーラックを連結してなるサーバーラック連結体を前記回転機構によって一体的に回転させることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ型データセンター。
- 隣り合う前記サーバーラック連結体の間に前記電子機器のメンテナンスに必要なメンテナンススペースが確保されていることを特徴とする請求項2または3に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記サーバーラック連結体を回転させて所定の向きにしたときに前記メンテナンススペースが確保される配置となっていることを特徴とする請求項4に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記サーバーラックを連結するラック連結金具に、前記回転機構を構成する回転軸が取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記回転機構は、前記サーバーラックを水平方向に移動させるスライド機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記回転機構は、前記サーバーラックの下部にて当該サーバーラックを回転させる回転床を含むものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記回転機構は、前記コンテナの天井に配置された回転軸を含むものであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記サーバーラックに、前記コンテナ内を流通する空気の一部を遮る遮蔽板が取り付けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
- 空調機を構成する室内機が前記コンテナ内に設置されており、前記サーバーラックが、前記回転機構による回転時、前記室内機に干渉しない位置に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
- 前記コンテナ内における上部に配置されたケーブルラックと、該ケーブルラックに掛けられ、前記電子機器に接続されたケーブルと、をさらに含み、前記ケーブルは前記回転軸に沿って配線されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のコンテナ型データセンター。
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JP2015093437A JP6480800B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | コンテナ型データセンター |
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JP2015093437A Expired - Fee Related JP6480800B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | コンテナ型データセンター |
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- 2015-04-30 JP JP2015093437A patent/JP6480800B2/ja not_active Expired - Fee Related
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