JP6480772B2 - 位置調整装置及び建物ユニットの位置調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の建物ユニットを横方向に並べて建物を構築する際に使用される位置調整装置及び建物ユニットの位置調整方法に関するものである。
梁材と柱材とによって骨組みが形成される工場で製作された建物ユニットを、横方向及び縦方向に積み重ねて構築されるユニット建物が知られている(特許文献1−5など参照)。
建物ユニットは、クレーンによって吊り上げられて所定の位置に降ろされることになるが、隣接させる建物ユニットとの相対的な位置調整を、吊り降ろした後に行う必要がある。
特許文献1には、床梁の上面に設けられた穴を利用する据付調整治具が開示されている。また、特許文献2,3には、柱の上端面と天井梁の上面に設けられた穴又はピンを利用する据付け調整方法などが開示されている。
さらに、特許文献4には、隣接する柱間に介在させる隙間調整部が開示されている。一方、特許文献5には、梁の高さ方向の調整を行うために梁間に介在させる梁高さ位置調整治具が開示されている。
特開平7−317324号公報 特公昭55−32135号公報 特開2001−123537号公報 特開2000−179050号公報 特開2001−271494号公報
しかしながら、床梁の上面が工場において床板で覆われた後に現地に建物ユニットが搬送されてきた場合に、床梁の上面に設けられた穴を利用して位置調整を行うことができない。
そこで、本発明は、梁材の側面に取り付けることで梁材の長手方向の相対的な位置調整を行うことができる位置調整装置及び建物ユニットの位置調整方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の位置調整装置は、梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを横方向に並べて、前記梁材の長手方向の相対的な位置調整を行うための位置調整装置であって、隣接する前記建物ユニットの梁材間に配置される板状のプレート本体と、前記プレート本体の下部に間隔を置いて複数設けられるピン部と、前記梁材間の上方に突出させる前記プレート本体の上部に設けられる係留部とを有する一対の定着体と、前記隣接する建物ユニットの梁材の側面の側面穴に、前記ピン部を挿し込むことでそれぞれ取り付けられる前記一対の定着体の前記係留部間の距離を調整する距離調整手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記プレート本体の前記ピン部を突出させる面に、第1スペーサを積層させることができる。また、前記プレート本体の前記ピン部を突出させる面の反対側の面に、第2スペーサを積層させることができる。
さらに、前記係留部は前記プレート本体に穿孔される係留穴であって、前記第2スペーサを前記係留穴の周囲に積層させる構成とすることができる。
また、前記係留部は前記長手方向に略直交させる係留板であるとともに貫通穴が設けられており、前記距離調整手段は、前記貫通穴に挿通させるボルトとナットとによって構成されていてもよい。
そして、本発明の建物ユニットの位置調整方法は、上記いずれかの位置調整装置を使用して建物ユニット間の相対的な位置調整を行う建物ユニットの位置調整方法であって、前記建物ユニットを横方向に並べる工程と、隣接する前記建物ユニットの梁材の側面に設けられた側面穴に、前記ピン部をそれぞれ挿し込むことで前記一対の定着体を取り付ける工程と、前記一対の定着体の係留部間に前記距離調整手段を装着する工程と、前記距離調整手段を作動させることで前記隣接する建物ユニットの梁材の長手方向の相対的な位置を調整する工程とを備えたことを特徴とする。ここで、前記一対の定着体を取り付ける梁材は、床梁とすることができる。
このように構成された本発明の位置調整装置及び建物ユニットの位置調整方法は、隣接する建物ユニットの梁材の側面の側面穴にピン部を挿し込むことで、一対の定着体がそれぞれ取り付けられる。そして、一対の定着体の係留部間の距離を、距離調整手段で調整する。
このように梁材の側面に取り付ける定着体を利用する構成であれば、床板などによって梁材の上面が覆われていても、梁材の長手方向の相対的な位置調整を行うことができる。
また、複数のピン部を介して梁材に定着体を取り付けるようにすることで、位置調整時に梁材に作用する荷重を分散させることができ、梁材の損傷を防ぐことができる。
さらに、プレート本体のピン部を突出させる面に第1スペーサを積層させることで、床板などが出っ張っていても梁材の側面に定着体を密着させられるようになってピン部を外れにくくすることができる。
また、プレート本体のピン部を突出させる面の反対側の面に第2スペーサを積層させることで、ピン部の反対側にプレート本体が倒れるのが阻止されて、定着体を外れにくくすることができる。
さらに、プレート本体に穿孔される係留穴の周囲に第2スペーサを積層させることで、係留穴の周囲を補強をすることができる。この結果、プレート本体の板厚を薄くすることができる。
また、プレート本体から側方に突出させる係留板に貫通穴を設けることで、貫通穴に挿通させるボルトとナットとによって距離調整手段を構成することができる。
本実施の形態の位置調整装置の構成を説明するための斜視図である。 建物ユニットの構成を説明する斜視図である。 定着体の構成を説明する断面図である。 定着体の構成を説明する正面図である。 床梁の側面に定着体が取り付けられた状態を説明する断面図である。 床梁間に一対の定着体が配置された状態を説明する平面図である。 実施例の位置調整装置の構成を説明するための斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の位置調整装置2の構成を説明するための斜視図、図2はこの位置調整装置2によって相対的な位置調整が行われる建物ユニット1の構成を説明する斜視図である。
この建物ユニット1によって構成されるユニット建物は、工場で製作される複数の建物ユニット1,・・・を建築現場に搬送し、基礎(図示省略)の上に横方向に並べて1階部を構築するとともに、それらの(下階)建物ユニット1,・・・の上に別の(上階)建物ユニット1,・・・を積み上げることで上層階を構築していく。
建物ユニット1は、図2に示すように、四隅に配置される柱材としての柱11,・・・と、その柱11,・・・の下端間に差し渡される梁材としての床梁12,12A,・・・と、柱11,・・・の上端間に架け渡される梁材としての天井梁13,13A,・・・とによってボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。
ここで、柱11は角形鋼管、床梁12,12A及び天井梁13,13Aは断面視コ字形の溝形鋼材によって形成されている。例えば、図1に示すように、床梁12の上面は上フランジ121によって形成され、下面は上フランジ121と略平行な下フランジ122によって形成され、側面は上フランジ121と下フランジ122の側縁間を繋ぐウェブ123によって形成される。
また、柱11と床梁12(12A)及び天井梁13(13A)は、接合枠材14(14A)を介して溶接接合される。この接合枠材14,14Aは、「ジョイントピース」ともいう。
さらに、図2に示すように、天井梁13,13間には平行に天井根太16,・・・が架け渡され、天井根太16,・・・の下面には天井板18が張り付けられる。また、床梁12,12間には、平行に床小梁15,・・・が差し渡され、床小梁15,・・・の上面には床板17が張り付けられる。ここで、床小梁15は、取付金具15aを介して床梁12に固定される。
そして、床梁12の側面には、図1,2に示すように、柱11の近辺に複数の側面穴124A,124A,124B,124Bが穿孔される。ここで、床梁12のみの箇所に設けられる穴を側面穴124Aとし、接合枠材14を貫通して床梁12に設けられる穴を側面穴124Bとする。
そして、本実施の形態では、このような建物ユニット1,1を横方向に並べたときに生じる隙間Sに配置される位置調整装置2、及びそれを利用して行われる建物ユニット1,1の位置調整方法について説明する。
隣接する建物ユニット1,1間には、図1に示すように床梁12,12間に10mm〜20mm程度の隙間Sが発生する。位置調整装置2は、この隙間Sに配置される一対の定着体3A,3Bと、定着体3A,3B間の距離を調整する距離調整手段とによって主に構成される。
定着体3A(3B)は、隣接する建物ユニット1,1の床梁12,12間に配置される板状のプレート本体31と、プレート本体31の下部に間隔を置いて複数設けられるピン部32,32と、床梁12,12間の上方に突出させるプレート本体31の上部に設けられる係留部としての係留穴33,33とによって主に構成される。
一対の定着体3A,3Bの構成は、ほぼ同じになるので、以下の説明ではいずれかの符号を代表して使用する場合がある。この定着体3Aのプレート本体31は、図1,3,4に示すように、長方形の鋼板等によって成形される。このプレート本体31の板厚は、例えば4mm〜6mm程度とすることができる。
プレート本体31の下部には、ピン部32,32を装着するためのピン穴321,321が穿孔される。ピン部32,32は、床梁12の長手方向に間隔を置いて設けられるため、ピン穴321,321もそれに合わせて設けられる。
一方、プレート本体31の上部には、床梁12の長手方向に間隔を置いて係留穴33,33が設けられる。ここでは、左右の係留穴33,33の高さ方向の位置を少しずらしている。
係留穴33には、距離調整手段によって床梁12の長手方向であるプレート本体31の幅方向に力が作用することになるため、幅方向に並ぶ係留穴33,33の高さをずらすことによって剛性の低下を抑えることができる。
ピン穴321に端部が挿入されるピン部32は、プレート本体31の板厚よりも長い円柱状に形成される。ピン部32の長さを隙間Sの間隔より短くしておくことで、上方から隙間Sに定着体3A,3Bの下部を挿し込むことができるようになる。
プレート本体31のピン部32,32を突出させる面には、第1スペーサ5A(5B)を積層させる。第1スペーサ5Aは、プレート本体31と同じ幅の長方形の鋼板等によって成形することができる。
また、第1スペーサ5Aの板厚は、プレート本体31からピン部32を突出させる長さと、床梁12の側面穴124Aに挿し込む量とによって調節することができる。
第1スペーサ5Aのピン部32を通すための挿通穴51は、ピン部32の直径よりも一回り大きな内径にしておくことができる。この第1スペーサ5Aは、溶接によってプレート本体31に接合される。
一方、プレート本体31のピン部32,32を突出させる面の反対側の面には、第2スペーサ61A,62Aを積層させる。ここで、低い位置の係留穴33の周囲に積層されるものを第2スペーサ61Aとし、高い位置の係留穴33の周囲に積層されるものを第2スペーサ62Aとする。
この第2スペーサ61A,62Aには、係留穴33,33と同じ大きさの穴部611,621がそれぞれ穿孔される。そこで、係留穴33,33の位置に穴部611,621の位置を合わせて、溶接によって第2スペーサ61A,62Aをプレート本体31にそれぞれ接合させる。
本実施の形態では、距離調整手段としてレバーブロック(登録商標)を使用する。レバーブロック4は、図1に示すように、両端のフック部41A,41Bと、フック部41A,41B間を繋ぐチェーン部42と、チェーン部42の有効長さを調整するレバー部43とによって主に構成される。
このフック部41A,41Bは、定着体3A,3Bの係留穴33,33にそれぞれ引っ掛けられる。この状態でレバー部43を操作するとフック部41A,41B間のチェーン部42の長さ(有効長さ)が変化し、定着体3A,3B間の距離が調整される。
次に、本実施の形態の位置調整装置2を使った建物ユニット1,1の位置調整方法について説明するとともに、その作用について説明する。
図1は、隙間Sを挟んで隣接して設置された建物ユニット1,1の位置が、床梁12の長手方向に相対的にずれている状態を、説明のために強調して図示している。
この床梁12の長手方向の相対的なずれを修正するために、本実施の形態の位置調整装置2を設置する。まず、図1の奥側の床梁12に対して、隙間Sの上方から定着体3Aを取り付ける。
この床梁12には、長手方向に間隔を置いて側面穴124A,124Aが穿孔されているので、その側面穴124A,124Aに対して、第1スペーサ5Aから突出したピン部32,32の先端を挿し込む。
図5は、定着体3Aを左側の床梁12の側面に取り付けた状態を示した断面図である。この図では、側面穴124Aにピン部32が挿し込まれている状態を強調するためにピン部32の先端をウェブ123から突出させているが、必ずしもピン部32を突出させる必要はない。
図5に示すように、工場で床梁12に取り付けられる床板17には取付誤差があり、隙間S上方に端縁が突出している場合がある(左側の床板17参照)。このような場合でも、第1スペーサ5Aが積層された定着体3Aであれば床梁12の側面に密着させることができる。
一方、プレート本体31の背面側の上部には、第2スペーサ61A(62A)が積層されており、プレート本体31の上部が背面側(図の右側)の建物ユニット1側に傾くと、第2スペーサ61A(62A)が床板17の端縁に接触してそれ以上の傾きが阻止される。
この場合においても、床板17の取付誤差によって端縁が隙間Sから離れていても、第2スペーサ61A(62A)を厚くすることによって床板17に接触させることができる。
一方、図1の手前側の床梁12に対しては、隙間Sの上方から定着体3Bを取り付ける。すなわち、長手方向に間隔を置いて穿孔された側面穴124B,124Bに対して、第1スペーサ5Bから突出したピン部32,32の先端を挿し込む。
ここで、図6の平面図に示すように、それぞれの床梁12,12に取り付けられる定着体3A,3Bのプレート本体31,31の中心Cを一致させることができる。
すなわち、定着体3A,3B間で第1スペーサ5A,5Bや第2スペーサ61A,61B及び第2スペーサ62A,62Bの板厚を変えておくことで、隙間Sの中央以外の位置でもプレート本体31,31を直線状に並べることができる。
このようにして隙間Sを挟んで対向する床梁12,12の側面にそれぞれ取り付けられた定着体3A,3Bに対して、レバーブロック4を取り付ける。レバーブロック4のフック部41Aは、定着体3Aのいずれの係留穴33,33に引っ掛けてもよい。
また、レバーブロック4のフック部41Bも、定着体3Bのいずれの係留穴33,33に引っ掛けてもよい。そして、フック部41A,41Bを係留穴33,33に引っ掛けた状態で、レバー部43を操作してフック部41A,41B間の距離を縮める。
このとき、定着体3A,3B間の距離も縮まることになって、これに伴って建物ユニット1,1間の床梁12の長手方向の相対的な距離も縮まることになる。
このように構成された本実施の形態の位置調整装置2及び建物ユニット1,1の位置調整方法は、隣接する建物ユニット1,1の床梁12,12の側面の側面穴124A,124A(124B,124B)にピン部32,32を挿し込むことで、一対の定着体3A,3Bがそれぞれ取り付けられる。そして、一対の定着体3A,3Bの係留穴33,33間の距離を距離調整手段となるレバーブロック4で調整する。
このように床梁12,12の側面に取り付ける定着体3A,3Bを利用する構成であれば、床板17によって床梁12の上面(上フランジ121)が覆われていても、床梁12,12の長手方向の相対的な位置調整を行うことができる。
また、複数のピン部32,32を介して床梁12に定着体3A(3B)を取り付けるようにすることで、位置調整時にフック部41A(41B)からプレート本体31を介してピン部32,32に伝達された力が、床梁12に作用する荷重として分散させることができ、床梁12の損傷を防ぐことができる。
さらに、プレート本体31のピン部32,32を突出させる面に第1スペーサ5A(5B)を積層させることで、床板17に取付誤差があっても床梁12の側面に定着体3A(3B)を密着させられるようになって、ピン部32,32を側面穴124A,124A(124B,124B)から外れにくくすることができる。
また、プレート本体31のピン部32,32を突出させる面の反対側の面に第2スペーサ61A,62A(61B,62B)を積層させることで、第2スペーサ61A,62A(61B,62B)が床板17に接触してピン部32,32の反対側にプレート本体31が倒れるのが阻止されて、定着体3A(3B)を外れにくくすることができる。
さらに、プレート本体31に穿孔される係留穴33,33の周囲に第2スペーサ61A,62A(61B,62B)を積層させることで、係留穴33,33の周囲を補強をすることができる。
この結果、係留穴33,33の周囲にフック部41A,41Bから作用する力に対して抵抗できるようになるので、プレート本体31の板厚を薄くすることができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例の位置調整装置2Aについて、図7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を付して説明する。
本実施例の位置調整装置2Aの構成は、前記実施の形態で説明した位置調整装置2と係留部及び位置調整手段の構成が異なっている。それ以外の構成については同じであるため、詳細な説明は省略する。
本実施例の位置調整装置2Aは、隙間Sに配置される一対の定着体3C,3Dと、定着体3C,3D間の距離を調整する距離調整手段とによって主に構成される。
この定着体3C(3D)においても、プレート本体31の下部のピン部32,32を突出させる面に第1スペーサ5C(5D)を積層させる。一方、プレート本体31の上部には、係留部としての係留板7を設ける。
この係留板7は、プレート本体31の床梁12のウェブ123に対向させる面に略直交させ、かつ床梁12の長手方向(隙間Sの延伸方向)にも略直交させる。
プレート本体31に端面が溶接によって接合される係留板7の側面には、貫通穴71が穿孔される。この定着体3C,3Dにそれぞれ設けられる係留板7,7の貫通穴71,71を利用して、距離調整手段としてのボルトナット8が装着される。
このボルトナット8は、貫通穴71,71に両端がそれぞれ挿通される1本のボルト81と、ボルト81に装着される複数のナット82,・・・とによって主に構成される。
ナット82,82は、係留板7を挟んで両側に装着される。そして、定着体3C,3Dの係留板7,7間の距離を調整する場合は、ナット82をねじ込むことによって調整することができる。
このように、床梁12の長手方向に略直交される係留板7の側面に貫通穴71を設けることで、貫通穴71に挿通させるボルト81とナット82,・・・という簡単な部品によって距離調整手段を構成することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、建物ユニット1の桁方向の床梁12の側面を利用して位置調整する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、妻方向の床梁12Aの側面や天井梁13,13Aの側面を利用して位置調整装置2,2Aを使用した位置調整を行うこともできる。
また、前記実施の形態及び実施例では、1枚のプレート本体31に対して床梁12の長手方向に間隔を置いて2箇所にピン部32,32を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、1枚のプレート本体に対して3箇所以上にピン部を設けることもできる。
1 建物ユニット
11 柱(柱材)
12 床梁(梁材)
124A,124B 側面穴
2 位置調整装置
3A,3B 定着体
31 プレート本体
32 ピン部
33 係留穴(係留部)
4 レバーブロック(距離調整手段)
5A,5B 第1スペーサ
61A,61B 第2スペーサ
62A,62B 第2スペーサ
2A 位置調整装置
3C,3D 定着体
5C,5D 第1スペーサ
7 係留板(係留部)
71 貫通穴
8 ボルトナット(距離調整手段)
81 ボルト
82 ナット

Claims (7)

  1. 梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを横方向に並べて、前記梁材の長手方向の相対的な位置調整を行うための位置調整装置であって、
    隣接する前記建物ユニットの梁材間に配置される板状のプレート本体と、前記プレート本体の下部に間隔を置いて複数設けられるピン部と、前記梁材間の上方に突出させる前記プレート本体の上部に設けられる係留部とを有する一対の定着体と、
    前記隣接する建物ユニットの梁材の側面の側面穴に、前記ピン部を挿し込むことでそれぞれ取り付けられる前記一対の定着体の前記係留部間の距離を調整する距離調整手段とを備えたことを特徴とする位置調整装置。
  2. 前記プレート本体の前記ピン部を突出させる面に、第1スペーサを積層させることを特徴とする請求項1に記載の位置調整装置。
  3. 前記プレート本体の前記ピン部を突出させる面の反対側の面に、第2スペーサを積層させることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置調整装置。
  4. 前記係留部は前記プレート本体に穿孔される係留穴であって、前記第2スペーサを前記係留穴の周囲に積層させることを特徴とする請求項3に記載の位置調整装置。
  5. 前記係留部は前記長手方向に略直交させる係留板であるとともに貫通穴が設けられており、前記距離調整手段は、前記貫通穴に挿通させるボルトとナットとによって構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置調整装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の位置調整装置を使用して建物ユニット間の相対的な位置調整を行う建物ユニットの位置調整方法であって、
    前記建物ユニットを横方向に並べる工程と、
    隣接する前記建物ユニットの梁材の側面に設けられた側面穴に、前記ピン部をそれぞれ挿し込むことで前記一対の定着体を取り付ける工程と、
    前記一対の定着体の係留部間に前記距離調整手段を装着する工程と、
    前記距離調整手段を作動させることで前記隣接する建物ユニットの梁材の長手方向の相対的な位置を調整する工程とを備えたことを特徴とする建物ユニットの位置調整方法。
  7. 前記一対の定着体を取り付ける梁材は、床梁であることを特徴とする請求項6に記載の建物ユニットの位置調整方法。
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