JP6480689B2 - 電動オイルポンプ用モータ - Google Patents

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Description

本発明は、電動オイルポンプ用モータに関する。
例えば、特許文献1に示すように、モータを駆動制御する制御回路部が、ロータやステータと共に一体的に設けられたモータが提案されている。
特開2004−162618号公報
上記のようなモータにおいては、車両に取り付けるための車両取付部がモータハウジングに設けられている。そのため、モータを車両に取り付けた際に、車両におけるモータの固定点と制御回路部(回路基板)との距離が大きくなりやすい。これにより、モータの固定点からモータに伝わる車両の振動や、モータ自体の振動が、増幅されて制御回路部に伝達される場合があった。したがって、車両の振動や、モータ自体の振動によって制御回路部が損傷する虞があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、回路基板に伝わる振動を低減できる構造を有する電動オイルポンプ用モータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、軸方向に延びる回転軸に支持されたロータと、前記ロータの径方向外側に位置するステータと、前記回転軸を支持する軸受部材と、前記ロータと前記ステータと前記軸受部材とを収容するモータハウジングと、前記回転軸の前記軸方向の一方側の延長上に配置され、主面が前記軸方向と交差する回路基板と、前記モータハウジングに取り付けられ、前記回路基板の前記軸方向の一方側を覆う回路基板蓋体と、を備え、前記回路基板蓋体は、蓋体本体部と、前記蓋体本体部から前記回転軸の径方向外側に突出し、前記軸方向の他方側に車両取付面を有する車両取付部と、を備え
前記回路基板蓋体の車両取付部のみによって装置全体が車両側に支持されることを特徴とする。
本発明の一つの態様によれば、回路基板に伝わる振動を低減できる構造を有する電動オイルポンプ用モータが提供される。
第1実施形態の電動オイルポンプ用モータを示す図であって、図3におけるI−I断面図である。 第1実施形態の電動オイルポンプ用モータを示す斜視図である。 第1実施形態の電動オイルポンプ用モータを示す平面図である。 第1実施形態の電動オイルポンプ用モータを示す側面図である。 第1実施形態の電動オイルポンプ用モータの他の一例を示す側面図である。 第2実施形態の電動オイルポンプ用モータを示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電動オイルポンプ用モータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示し、Z軸方向を図1に示すシャフト31の軸方向とし、X軸方向を図1に示す回路基板ハウジング部材60のコネクタ部60bの延びる方向、すなわち、図1の左右方向とし、Y軸方向をX軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)をリア側(一方側)とし、Z軸方向の負の側(−Z側)をフロント側(他方側)とする。また、シャフト31の軸周りをθ方向とする。また、特に断りのない限り、以下の説明において軸方向とは、シャフト31の軸方向を意味するものとする。また、特に断りのない限り、以下の説明において径方向とは、シャフト31の径方向を意味するものとする。
<第1実施形態>
図1から図4は、本実施形態の電動オイルポンプ用モータ10を示す図である。図1は、図3におけるI−I断面図である。図2は、斜視図である。図2においては、モータハウジング20等、一部の部品の図示を省略している。図3は、平面図(XY面図)である。図4は、側面図(YZ面図)である。図4においては、電動オイルポンプ用モータ10が車両本体CBに取り付けられた状態を示している。
本実施形態の電動オイルポンプ用モータ10は、ブラシレスモータである。電動オイルポンプ用モータ10は、図1に示すように、モータハウジング20と、軸受ブラケット40と、シャフト(回転軸)31と、シャフト31に支持されたロータ30と、ステータ34と、フロントベアリング(第2の軸受部材)39aと、リアベアリング(第1の軸受部材)39bと、バスバー部材50と、制御装置70と、回路基板蓋体1と、を備える。
ロータ30とステータ34とフロントベアリング39aとリアベアリング39bとは、モータハウジング20内に収容されている。モータハウジング20は、リア側(+Z側)に開口しており、モータハウジング20の開口部25には、軸受ブラケット40が嵌合されている。リアベアリング39bは、軸受ブラケット40に保持されている。シャフト31は、フロントベアリング39aとリアベアリング39bとによって軸方向(Z軸方向)の両側を支持されている。
モータハウジング20のリア側(+Z側)、すなわち、開口部25側には、回路基板蓋体1が取り付けられている。回路基板蓋体1と軸受ブラケット40とで囲まれた領域には、バスバー部材50と制御装置70とが収容されている。以下、各部品について詳細に説明する。
[モータハウジング]
モータハウジング20は、ロータ30とステータ34とフロントベアリング39aとリアベアリング39bとを内側に収容する。モータハウジング20は、円筒部21と、フロントベアリング保持部22と、フランジ部23と、を備える。本実施形態において、モータハウジング20は、例えば、鋼板をプレス成形したものである。
なお、本明細書において、モータハウジング20にロータ30とステータ34とフロントベアリング39aとリアベアリング39bとが収容される、とは、モータハウジング20の内側にロータ30の全体とステータ34の全体とフロントベアリング39aの全体とリアベアリング39bの全体とが位置する場合のみを含むものではなく、ロータ30とステータ34とフロントベアリング39aとリアベアリング39bとのうちの一部がモータハウジング20の外側に位置する場合も含む。
円筒部21は、リア側(+Z側)に開口する有底の円筒である。円筒部21は、フロント側(−Z側)に設けられた平面視(XY面視)で円形の底部24を有する。底部24の中央部は、フロント側に突出している。これにより、底部24の中央には、凹部24aが設けられている。円筒部21の内側には、ステータ34が保持されている。
フロントベアリング保持部22は、底部24のフロント側(−Z側)に突出した部分で構成される。フロントベアリング保持部22は、円筒部21と同心の円筒である。フロントベアリング保持部22の径方向内側、すなわち、凹部24aには、フロントベアリング39aが保持される。フロントベアリング保持部22は、フロント側(−Z側)に円形の底板部22aを有する。底板部22aは、中央に出力軸孔22bを有する。
フランジ部23は、円筒部21のリア側(+Z側)の端部から径方向外側に延びている。フランジ部23は、モータハウジング20と回路基板蓋体1とを固定するための雄ネジ66が挿入される貫通孔23aを有する。図示は省略するが、貫通孔23aは複数設けられている。
なお、本明細書において、径方向外側、または径方向内側に延びるとは、厳密に径方向に延びる場合のみを含むものではなく、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[軸受ブラケット]
軸受ブラケット40は、リアベアリング39bを保持する部材である。軸受ブラケット40は、モータハウジング20における円筒部21の開口部25に圧入されている。軸受ブラケット40は、本実施形態においては、例えば、鋼板をプレス成形したものである。
軸受ブラケット40は、リアベアリング保持部41を備える。
リアベアリング保持部41は、フロントベアリング保持部22と同心の円筒である。リアベアリング保持部41は、フロント側(−Z側)に開口している。リアベアリング保持部41の内側には、リアベアリング39bが保持されている。リアベアリング保持部41の径方向外側には、円環状凹部42が設けられている。
[シャフト及びロータ]
シャフト31は、Z軸方向に延びる中心軸Jを中心とする。すなわち、シャフト31は、Z軸方向(軸方向)に延びている。シャフト31は、フロントベアリング39aとリアベアリング39bとによって、軸周り(θ方向)に回転可能に支持されている。
シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、フロントベアリング保持部22における底板部22aの出力軸孔22bからモータハウジング20の外側に突出している。
シャフト31のリア側(+Z側)の端部は、リアベアリング保持部41のリア側に突出している。
ロータ30は、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を備える。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。これにより、ロータ30はシャフト31に支持されている。
ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周り(θ方向)に沿った外周面に固定されている。
ロータ30、すなわち、ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ]
ステータ34は、ロータ30の径方向外側に位置する。ステータ34は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲んでいる。ステータ34は、モータハウジング20の円筒部21の内側において、軸受ブラケット40よりフロント側(−Z側)に位置している。ステータ34は、コアバック部35と、ティース部36と、コイル部37と、ボビン38と、を備える。
コアバック部35の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。コアバック部35の外周面、すなわち、ステータ34の外周面は、モータハウジング20における円筒部21の内周面21aに嵌合されている。
ティース部36は、コアバック部35の内周面からシャフト31に向かって延びている。ティース部36は、複数設けられ、コアバック部35の内周面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル部37は、導電線がボビン38に巻き回されて構成されている。
ボビン38は、各ティース部36に装着されている。
[フロントベアリング及びリアベアリング]
フロントベアリング39aは、モータハウジング20のフロントベアリング保持部22に保持されている。すなわち、フロントベアリング39aは、ロータ30の軸方向のフロント側(−Z側)に配置されている。
リアベアリング39bは、軸受ブラケット40のリアベアリング保持部41に保持されている。すなわち、リアベアリング39bは、ロータ30の軸方向のリア側(+Z側)に配置されている。
すなわち、フロントベアリング39aとリアベアリング39bとの軸方向(Z軸方向)の間には、ステータ34が配置されている。フロントベアリング39aとリアベアリング39bとは、上述したようにシャフト31を支持している。
フロントベアリング39a及びリアベアリング39bの構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。
[バスバー部材]
バスバー部材50は、円環状凹部42に配置されている。バスバー部材50は、略円環状である。
なお、本明細書において略円環状であるとは、厳密に円環状である場合のみだけでなく、わずかに歪んで楕円環状となる場合や、円環状の部分から突出してはみ出した部分が設けられている場合を含む。
バスバー部材50は、内径部51と、バスバー保持部53と、回路基板用配線部材52aと、バスバー52bと、ステータ用配線部材52cと、を備える。
本実施形態においては、内径部51と、バスバー保持部53とは、樹脂製である。
内径部51は、本実施形態においては、軸受ブラケット40のリアベアリング保持部41に径方向外側から嵌合される。内径部51は、リアベアリング保持部41と同心の円筒である。
バスバー保持部53は、内径部51の周りに設けられている。バスバー保持部53は、図2に示すように、平面視(XY面視)で略円環状である。バスバー保持部53は、図1に示すように、軸受ブラケット40の円環状凹部42に嵌合されている。バスバー保持部53は、回路基板用配線部材52aと、バスバー52bと、ステータ用配線部材52cと、を保持する。
回路基板用配線部材52aは、軸方向(Z軸方向)に延びており、リア側(+Z側)の端部が後述する回路基板71に接続されている。回路基板用配線部材52aのフロント側(−Z側)の端部は、バスバー保持部53の内部に埋め込まれている。
バスバー52bは、回路基板用配線部材52aとステータ用配線部材52cとを連結する。バスバー52bは、バスバー保持部53の内部にほぼ埋め込まれており、主として軸方向(Z軸方向)と直交する面内において延びている。バスバー52bは、図示は省略するが、バスバー保持部53に埋め込まれた部分において回路基板用配線部材52aと電気的に接続されている。
バスバー52bは、一方の端部がバスバー保持部53のリア側(+Z側)に突出している。バスバー52bは、バスバー保持部53のリア側に突出した部分において、ステータ用配線部材52cと電気的に接続されている。本実施形態においては、バスバー52bは、図2に示すように、3つ設けられている。3つのバスバー52bにおけるバスバー保持部53のリア側に突出した部分は、バスバー保持部53の周方向に沿って、等間隔に配置されている。
ステータ用配線部材52cは、図1に示すように、軸方向(Z軸方向)に延びており、バスバー保持部53を軸方向に貫通している。ステータ用配線部材52cのリア側(+Z側)の端部は、バスバー保持部53のリア側に突出し、バスバー52bと接続されている。ステータ用配線部材52cのフロント側(−Z側)の端部は、軸受ブラケット40のフロント側に突出している。ステータ用配線部材52cのフロント側の端部は、ステータ34のコイル部37と電気的に接続されている。本実施形態においては、ステータ用配線部材52cは、図2に示すように、バスバー52bに対応して、3つ設けられている。
これにより、後述する回路基板71とステータ34とは、回路基板用配線部材52aと、バスバー52bと、ステータ用配線部材52cと、を介して電気的に接続され、回路基板71から出力されるモータ駆動信号がステータ34に伝達される。
なお、本明細書において、バスバーとは、主として軸方向と直交する面内において延びる配線である。
また、本明細書において、配線部材とは、主として軸方向に延びる配線である。
また、本明細書において、軸方向と直交する面内において延びる、とは、厳密に軸方向に対して直交する面内において延びる場合のみを含むものではなく、軸方向と直交する面に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
また、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合のみを含むものではなく、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[制御装置]
制御装置70は、電動オイルポンプ用モータ10の駆動を制御する。制御装置70は、図1に示すように、軸受ブラケット40のリア側(+Z側)に設けられている。制御装置70は、回路基板71と、パワーIC(回路部品)72と、回路部品73a,73bと、センサマグネット保持部材80と、センサマグネット81と、を備える。すなわち、電動オイルポンプ用モータ10は、回路基板71と、パワーIC72と、回路部品73a,73bと、センサマグネット保持部材80と、センサマグネット81と、を備える。また、制御装置70は、図2に示すように、回転センサ74aと、回転センサ74bと、回転センサ74cと、を備える。
回路基板71は、図1に示すように、シャフト31のリア側(+Z側)の延長上に配置されている。回路基板71は、主面、例えば、フロント側(−Z側)のフロント面71aが軸方向(Z軸方向)と交差する。本実施形態においては、回路基板71の主面は、軸方向と直交する。
回路基板71は、後述する回路基板ハウジング部材60における複数の回路基板支持部63cのリア側(+Z側)の端面で支持されている。回路基板71は、雄ネジ67aが回路基板71を介して回路基板支持部63cの雌ネジ部67bに締め込まれることで、回路基板支持部63cと固定されている。これにより、回路基板71は、回路基板ハウジング部材60に固定される。回路基板71の主面には、図示しないプリント配線が設けられている。回路基板71は、モータ駆動信号を出力する。
センサマグネット保持部材80は、シャフト31のリアベアリング保持部41のリア側(+Z側)に突出する部分に設けられている。センサマグネット保持部材80は、図1及び図2に示すように、円環状の部材であり、中央の孔がシャフト31のリア側(+Z側)の端部の小径部分に嵌合されることで位置決めされている。センサマグネット保持部材80は、シャフト31とともに回転可能である。
センサマグネット81は、円環状であり周方向にN極とS極とが交互に配置されている。センサマグネット81は、センサマグネット保持部材80の外周面に嵌合されている。これにより、センサマグネット81は、センサマグネット保持部材80に保持され、リアベアリング39bのリア側(+Z側)において、シャフト31の周りにシャフト31とともに回転可能に配置される。
回転センサ74a〜74cは、センサマグネット81の近傍に配置されている。回転センサ74a〜74cは、センサマグネット81の磁束を検出する。
回転センサ74a〜74cの構成は、配置されている位置を除いて、同様の構成であるため、以下の説明においては、代表して回転センサ74aについてのみ説明する場合がある。
なお、本明細書において、回転センサがセンサマグネットの近傍に配置される、とは、回転センサがセンサマグネットの磁束の変化を好適に検出できる範囲内に配置されることを含む。
回転センサ74aは、図1に示すように、バスバー部材50における内径部51のリア側(+Z側)の端部に設けられている。回転センサ74aは、センサマグネット81の径方向外側に、センサマグネット81と対向して設けられている。
回転センサ74aの端子75aは、図1及び図2に示すように、リア側(+Z側)に延びており、回路基板71に接続されている。回転センサ74bの端子75bは、リア側(+Z側)に延びており、回路基板71に接続されている。回転センサ74cの端子75cは、リア側(+Z側)に延びており、回路基板71に接続されている。各端子75a〜75cは、それぞれ、例えば、3本ずつ設けられている。これにより、回転センサ74a〜74cは、それぞれ回路基板71に取り付けられている。
パワーIC72は、回路基板71に取り付けられている。パワーIC72は、図1に示すように、回路基板71のリア側(+Z側)の面に固定されている。パワーIC72は、インバータ回路を構成し、電動オイルポンプ用モータ10に後述するコネクタ部60bを介して供給される電源を制御する。パワーIC72は、発熱する回路部品である。パワーIC72は、後述する回路基板蓋部材90の天板部91に設けられた熱伝導シート65を介して、回路基板蓋体1と接触している。
回路部品73a,73bは、回路基板71に取り付けられる部品である。回路部品73a,73bは、パワーIC72とともにインバータ回路を構成する部品であり、例えば、コンデンサや、トランジスタ等である。回路部品73a,73bは、回路基板71のフロント面71aに固定されている。
[回路基板蓋体]
回路基板蓋体1は、回路基板71のリア側(+Z側)を覆う。本実施形態においては、回路基板蓋体1は、回路基板71の径方向外側の周囲を囲んでいる。すなわち、本実施形態において、回路基板蓋体1は、回路基板71を収容している。
回路基板蓋体1は、回路基板ハウジング部材60と、回路基板蓋部材90と、を備える。すなわち、本実施形態においては、回路基板蓋体1は、2つの部材で構成される。
また、回路基板蓋体1は、蓋体本体部を備える。本実施形態において蓋体本体部とは、後述する回路基板蓋部材90の天板部91及び垂下部92と、後述する回路基板ハウジング部材60のハウジング部材本体部60aと、で構成される部分である。
(回路基板ハウジング部材)
回路基板ハウジング部材60は、回路基板蓋部材90とモータハウジング20との間に設けられている。回路基板ハウジング部材60は、回路基板蓋部材90とともに回路基板71を収容する。本実施形態においては、回路基板ハウジング部材60は、樹脂からなる。回路基板ハウジング部材60は、図2に示すように、ハウジング部材本体部60aと、コネクタ部60bと、を備える。
ハウジング部材本体部60aは、内周部62を有する枠状である。内周部62は、軸受ブラケット40及びバスバー部材50と、同心で、平面視(XY面視)においてほぼ重なる形状である。ハウジング部材本体部60aは、ハウジング部材底部63aと、外殻部63bと、複数の回路基板支持部63cと、を備える。
ハウジング部材底部63aは、内周部62の周りに枠状に設けられている。図1に示すように、ハウジング部材底部63aのフロント側(−Z側)の面には、一周に亘ってフロント側液状ガスケット64bが設けられている。フロント側液状ガスケット64bは、モータハウジング20のフランジ部23のリア側(+Z側)の面に接触している。
外殻部63bは、図2に示すように、ハウジング部材底部63aの外縁に設けられている。外殻部63bは、ハウジング部材底部63aからリア側(+Z側)に突出している。外殻部63bのリア側の面には、リア側液状ガスケット64aが一周に亘って設けられている。リア側液状ガスケット64aは、図1に示すように、後述する回路基板蓋部材90の垂下部92のフロント側(−Z側)の端面と接触している。外殻部63bは、モータハウジング20と回路基板蓋部材90とを固定するための雄ネジ66が挿入される貫通孔67cを有する。図示は省略するが、貫通孔67cは複数設けられている。
複数の回路基板支持部63cは、回路基板71をフロント側(−Z側)から支持する。言い換えると、回路基板ハウジング部材60は、回路基板71を支持する。複数の回路基板支持部63cは、ハウジング部材底部63aからリア側(+Z側)に突出して設けられている。回路基板支持部63cは、内周部62の径方向外側近傍に設けられている。
複数の回路基板支持部63cは、図2に示すように、内周部62の周方向に沿って互いに離間して設けられている。回路基板支持部63cの内部には、図1に示すように、リア側(+Z側)に開口する雌ネジ部67bが設けられている。回路基板支持部63cのリア側の端部の位置は、外殻部63bのリア側の端部の位置より、リア側に位置している。
コネクタ部60bは、ハウジング部材本体部60aの外殻部63bから径方向外側に突出している。コネクタ部60bは、径方向外側に開口する電源用開口部61を有している。図示は省略するが、電源用開口部61の底面には、制御装置70に電源を供給するためのコネクタが突出して設けられている。コネクタ部60bには、図示しない外部電源が接続される。外部電源は、電源用開口部61の底面に設けられたコネクタを介して、電動オイルポンプ用モータ10に電源を供給する。
(回路基板蓋部材)
回路基板蓋部材90は、回路基板ハウジング部材60のリア側(+Z側)に設けられている。回路基板蓋部材90は、回路基板71のリア側(+Z側)を覆っている。本実施形態において回路基板蓋部材90は、金属からなる。回路基板蓋部材90を構成する金属としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼、銅等である。回路基板蓋部材90を構成する金属は、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることが好ましい。熱伝導率が高く、かつ、加工しやすいためである。
回路基板蓋部材90は、図3及び図4に示すように、天板部91と、垂下部92と、第1の車両取付部93と、第2の車両取付部96と、を備える。言い換えると、回路基板蓋体1は、第1の車両取付部93と第2の車両取付部96とを含む複数の車両取付部を備えており、第1の車両取付部93と第2の車両取付部96とは、回路基板蓋部材90に設けられている。
なお、第1の車両取付部93と第2の車両取付部96とは、設けられる位置を除いて、同様の構成であるため、以下の説明においては代表して第1の車両取付部93についてのみ説明する場合がある。
図1に示すように、天板部91のフロント側(−Z側)のフロント面91aには、熱伝導シート65が設けられている。熱伝導シート65は、パワーIC72と接触している。天板部91のリア側(+Z側)の面には、図3に示すように、複数のフィン99aと、複数のフィン99bと、が設けられている。言い換えると、回路基板蓋体1の表面には、複数のフィン99a,99bが設けられている。
複数のフィン99aは、X軸方向に延びている。複数のフィン99bは、Y軸方向に延びている。これにより、複数のフィン99aと複数のフィン99bとは、互いに交差して、格子状に設けられている。
垂下部92は、図1に示すように、天板部91の外縁からフロント側(−Z側)に延びている。垂下部92のフロント側の端面は、外殻部63bのリア側(+Z側)の端面と接触している。垂下部92には、フロント側に開口する雌ネジ部92aが設けられている。本実施形態においては、垂下部92の径方向内側に回路基板71が位置している。
回路基板蓋部材90は、複数の雄ネジ66がフランジ部23の各貫通孔23aから挿入され、外殻部63bの各貫通孔67cを介して各雌ネジ部92aと締め込まれることによって、モータハウジング20と固定されている。また、これにより、回路基板ハウジング部材60が、回路基板蓋部材90の垂下部92とモータハウジング20のフランジ部23との間に固定される。すなわち、回路基板蓋体1がモータハウジング20に取り付けられる。
第1の車両取付部93は、図3及び図4に示すように、垂下部92から径方向外側に突出する。言い換えると、第1の車両取付部93は、回路基板蓋体1の蓋体本体部から径方向外側に突出する。第1の車両取付部93は、突起部94と、取付部本体95と、を備える。
突起部94は、垂下部92、すなわち、蓋体本体部から径方向外側に突出する部分である。突起部94は、図3に示すように、平面視において、垂下部92から離間するにしたがって、幅(X軸方向の寸法)が小さくなる形状である。突起部94には、複数のリブ94aが設けられている。言い換えると、第1の車両取付部93には、複数のリブ94aが設けられている。複数のリブ94aはそれぞれ、垂下部92と取付部本体95とに接続されている。
取付部本体95は、図4に示すように、突起部94の径方向外側の端部に設けられている。取付部本体95は、本実施形態においては、略円筒形状である。取付部本体95は、突起部94からフロント側(−Z側)に延び、フロント側の端部に車両取付面95aを有している。言い換えると、第1の車両取付部93は、フロント側に車両取付面95aを有している。車両取付面95aには、軸方向(Z軸方向)に貫通する取付孔95bが設けられている。
本実施形態において第1の車両取付部93における車両取付面95aは、軸方向において、ロータ30と回路基板71との間、より詳細には、ロータ30のリア側(+Z側)の端部と回路基板71のフロント面71aとの間に配置されている。
軸方向において、ロータ30と回路基板71との間となる領域は、振動低減領域AR1である。振動低減領域AR1は、モータ振動源領域AR2のリア側(+Z側)に設けられている。振動低減領域AR1に電動オイルポンプ用モータ10と車両本体CBとの固定箇所が設けられることで、車両本体CB及びロータ30から回路基板71に伝わる振動を低減できる。振動低減領域AR1が、ロータ30と回路基板71との間に設けられることは、本発明者らによって新たに明らかとなった知見である。
モータ振動源領域AR2は、軸方向(Z軸方向)の位置が、ロータ30のフロント側(−Z側)の端部とロータ30のリア側(+Z側)の端部との間となる領域であり、電動オイルポンプ用モータ10の振動、すなわち、ロータ30の振動が発生する領域である。
本実施形態において第1の車両取付部93における車両取付面95aは、軸方向(Z軸方向)において、振動低減領域AR1におけるリアベアリング39bのリア側(+Z側)の端部と回路基板71のフロント面71aとの間に設けられている。より詳細には、第1の車両取付部93における車両取付面95aは、軸方向において、リアベアリング39bと回路基板71との間の中心よりもリアベアリング39bに近い位置に配置されている。
第2の車両取付部96は、図3に示すように、軸方向(Z軸方向)と直交する方向において、天板部91、すなわち、蓋体本体部に対して、第1の車両取付部93と逆側に設けられている。第2の車両取付部96は、第1の車両取付部93と同様に、垂下部92、すなわち、蓋体本体部から径方向外側に突出する。第2の車両取付部96は、突起部97と、取付部本体98と、を備える。
突起部97は、第1の車両取付部93の突起部94と同様である。突起部97には、複数のリブ97aが設けられている。リブ97aは、第1の車両取付部93における突起部94のリブ94aと同様である。
取付部本体98は、第1の車両取付部93の取付部本体95と同様である。取付部本体98は、フロント側(−Z側)の端部に車両取付面98aを有している。本実施形態において車両取付面98aは、軸方向において、第1の車両取付部93の車両取付面95aと同じ位置に設けられている。車両取付面95aには、軸方向(Z軸方向)に貫通する取付孔98bが設けられている。
本実施形態の電動オイルポンプ用モータ10は、図4に示すように、回路基板蓋体1の第1の車両取付部93及び第2の車両取付部96を介して車両本体CBに取り付けられている。具体的には、第1の車両取付部93における取付部本体95の取付孔95bにリア側(+Z側)から挿入された雄ネジCFが、車両本体CBの雌ネジ部CBbに締め込まれることで、回路基板蓋体1が車両本体CBに取り付けられる。第1の車両取付部93の車両取付面95aは、車両本体CBのリア側のリア面CBaと接触している。第2の車両取付部96の車両取付面98aについても同様である。
本実施形態の電動オイルポンプ用モータ10は、コネクタ部60bを介して接続される外部電源から制御装置70に電源が供給される。これにより、制御装置70から回路基板用配線部材52aとバスバー52bとステータ用配線部材52cとを介して、ステータ34のコイル部37に駆動電流が供給される。コイル部37に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、電動オイルポンプ用モータ10は、回転駆動力を得る。
ステータ34のコイル部37に供給される駆動電流は、制御装置70におけるパワーIC72及び回路部品73a,73bによって構成されたインバータ回路によって、制御される。具体的には、制御装置70は、回転センサ74a〜74cによってセンサマグネット81の磁束の変化を検出することで、ロータ30の回転位置を検出する。制御装置70のインバータ回路は、このロータ30の回転位置に応じたモータ駆動信号を出力し、ステータ34のコイル部37に供給される駆動電流を制御する。このようにして、本実施形態の電動オイルポンプ用モータ10の駆動が制御される。
本実施形態によれば、回路基板71のリア側を覆う回路基板蓋体1に、車両取付面95aを有する第1の車両取付部93が設けられている。そのため、電動オイルポンプ用モータ10における車両本体CBとの取り付け位置を、回路基板71に近い位置とすることが容易である。これにより、車両本体CBからの振動や、電動オイルポンプ用モータ10自体の振動が増幅されて回路基板71に伝わることを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、回路基板71に伝わる振動を低減できる構造を有する電動オイルポンプ用モータが得られる。また、その結果として、本実施形態によれば、回路基板71が破損することを抑制できる。
また、電動オイルポンプ用モータ10における車両本体CBとの取り付け位置が、電動オイルポンプ用モータ10のモータ振動源領域AR2から離れた位置に設けられる程、電動オイルポンプ用モータ10、すなわち、ロータ30から回路基板71に伝わる振動が大きくなり、回路基板71が破損する虞が生じる。
これに対して、本実施形態によれば、第1の車両取付部93の車両取付面95aが、振動低減領域AR1、すなわち、ロータ30と回路基板71との間に配置されている。そのため、車両取付面95aと回路基板71との距離が大きくなることを抑制しつつ、車両取付面95aとモータ振動源領域AR2との距離が大きくなることを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、車両本体CBから回路基板71に伝わる振動を低減しつつ、ロータ30から回路基板71に伝わる振動を低減することができる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93の車両取付面95aは、振動低減領域AR1におけるリアベアリング39bと回路基板71との間に配置されている。そのため、電動オイルポンプ用モータ10における車両本体CBとの取り付け位置を、回路基板71に近い位置とすることができる。これにより、回路基板71に伝わる振動をより低減することができる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93は、突起部94からフロント側に延び、フロント側の先端に車両取付面95aを有する取付部本体95が設けられている。そのため、取付部本体95の軸方向の寸法を調整することで、車両取付面95aの位置を振動低減領域AR1に配置することが容易である。
また、回路基板71の熱は、回路基板71を収容している回路基板蓋体1に伝わりやすい。本実施形態によれば、回路基板蓋体1が、第1の車両取付部93及び第2の車両取付部96を介して、車両本体CBに取り付けられているため、回路基板71から回路基板蓋体1に伝達された熱が、車両本体CBに放出される。したがって、本実施形態によれば、放熱性を向上でき、回路基板71や電動オイルポンプ用モータ10全体が高熱となることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、天板部91のフロント面91aには、熱伝導シート65が設けられ、熱伝導シート65は回路基板71に取り付けられたパワーIC72と接触している。そのため、回路基板71の熱やパワーIC72の熱が熱伝導シート65を介して、天板部91に伝わりやすい。これにより、回路基板71の熱やパワーIC72の熱が、回路基板蓋体1、より詳細には、回路基板蓋部材90を介して、車両本体CBに放出され、電動オイルポンプ用モータ10の放熱性をより向上できる。
また、回路基板71の熱は、回路基板71を収容している回路基板蓋体1のうちでも回路基板71のリア側を覆っている回路基板蓋部材90に特に伝わりやすい。本実施形態によれば、第1の車両取付部93は、回路基板蓋体1のうち回路基板蓋部材90に設けられているため、回路基板71の熱をより車両本体CBへと放出させやすい。特に本実施形態のように、パワーIC72が天板部91に接触している構成においては、より回路基板蓋部材90に回路基板71及びパワーIC72の熱が伝わりやすく、効果が高い。
また、本実施形態によれば、回路基板蓋部材90の天板部91には、フィン99a,97bが設けられているため、電動オイルポンプ用モータ10の放熱性をより向上できる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93における突起部94には、リブ94aが設けられている。そのため、第1の車両取付部93の表面積を大きくでき、電動オイルポンプ用モータ10の放熱性を向上できる。また、第1の車両取付部93の強度を向上できる。
また、本実施形態によれば、回路基板蓋体1の回路基板蓋部材90は、金属からなるため、熱伝導率が高く、回路基板71及びパワーIC72から、車両本体CBへと熱を伝達させやすい。したがって、本実施形態によれば、電動オイルポンプ用モータ10の放熱性を向上できる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93は、蓋体本体部から径方向外側に突出して設けられている。そのため、例えば、蓋体本体部に直接、車両取付面95aが設けられるような場合に比べて、蓋体本体部が大きくなることを抑制できる。これにより、本実施形態によれば、電動オイルポンプ用モータ10を軽量化できる。また、蓋体本体部が大きくなることを抑制できるため、車両本体CBにおける電動オイルポンプ用モータ10を取り付ける箇所の制約を小さくできる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93における突起部94の突出長さを調整することで、取付部本体95の径方向の位置を調整できる。そのため、車両本体CBの形状に応じて、取付部本体95の車両取付面95aの位置を調整することが容易である。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93と第2の車両取付部96とが設けられているため、すなわち、車両取付部が複数設けられているため、電動オイルポンプ用モータ10を車両本体CBに安定して取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、第1の車両取付部93における突起部94の突出長さと第2の車両取付部96における突起部97の突出長さとを調整することで、車両取付面95aと車両取付面98aとの間の距離を調整できる。これにより、例えば、車両取付面95aと車両取付面98aとの間の距離を大きくすることで、電動オイルポンプ用モータ10を車両本体CBに対して、安定かつ強固に取り付けることが容易である。
また、本実施形態によれば、第2の車両取付部96が、軸方向と直交する方向において、蓋体本体部に対して、第1の車両取付部93と逆側に設けられているため、電動オイルポンプ用モータ10を車両本体CBに安定して取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、車両取付面95aに取付孔95bが設けられているため、雄ネジCFによって、第1の車両取付部93を車両本体CBに容易、かつ、強固に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、回路基板蓋体1は、回路基板ハウジング部材60と回路基板蓋部材90との2つの部材で構成されている。そのため、回路基板ハウジング部材60の材質と回路基板蓋部材90の材質とを異ならせることできる。これにより、回路基板蓋部材90を金属として電動オイルポンプ用モータ10の放熱性を向上させつつ、バスバー部材50のリア側に設けられ回路基板71を支持する回路基板ハウジング部材60を、絶縁性の高い樹脂製とする構成を採用できる。
また、本実施形態によれば、回路基板蓋部材90と回路基板ハウジング部材60とは、回路基板蓋部材90の垂下部92に設けられた雌ネジ部92aに、雄ネジ66が締め込まれることで固定されている。雌ネジ部92aは、回路基板蓋部材90のリア側には貫通していないため、水や油等が、回路基板蓋部材90のリア側から、回路基板蓋体1の内部に侵入することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、回路基板71は、主面が軸方向と直交して配置されているため、電動オイルポンプ用モータ10の軸方向の寸法が大きくなることを抑制できる。また、回路基板71に取り付けられる回転センサ74a〜74c及び回路部品73a,73bを精度よく配置しやすい。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、車両取付部は2つ設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、車両取付部が、1つ設けられた構成であってもよいし、3つ以上設けられた構成であってもよい。
また、本実施形態においては、突起部94に2つ以上の取付部本体95が設けられ、第1の車両取付部93が2つ以上の車両取付面95aを有する構成としてもよい。この場合において、2つ以上の取付部本体95の軸方向の寸法は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。すなわち、2つ以上の車両取付面95aの軸方向の位置が、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
また、本実施形態においては、突起部94における取付部本体95の設けられる位置は、径方向外側の端部でなくてもよい。
また、本実施形態においては、取付部本体95の形状は、特に限定されない。本実施形態においては、取付部本体95の形状は、例えば、四角筒形状であっても、多角筒形状であってもよい。
また、本実施形態においては、回路基板蓋体1に設けられた車両取付部とは別に、モータハウジング20に車両本体CBとの固定部が設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、第2の車両取付部96は、天板部91に対して、第1の車両取付部93と同じ側に設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、第1の車両取付部93は、軸方向に延びる取付部本体95を備えない構成であってもよい。この場合においては、車両取付面95aは、突起部94に設けられる。
また、上記説明においては、第1の車両取付部93及び第2の車両取付部96は、回路基板蓋部材90に設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、第1の車両取付部93及び第2の車両取付部96が、回路基板ハウジング部材60に設けられる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、取付部本体95の取付孔95bは、取付部本体95を軸方向に貫通しない構成であってもよい。この場合においては、例えば、取付孔95bの内側には雌ネジ部が設けられ、車両本体CBに設けられた軸方向に貫通する貫通孔を介して、取付孔95bの雌ネジ部にリア側から雄ネジCFが締め込まれる。
また、上記説明においては、パワーIC72は、熱伝導シート65を介して、天板部91と接触する構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、パワーIC72は、天板部91と直接接触する構成としてもよい。すなわち、本実施形態においては、パワーIC72は、回路基板蓋体1と直接的または間接的に接触する構成とできる。
また、上記説明においては、シャフト31を支持するベアリング(軸受部材)が、フロントベアリング39aと、リアベアリング39bと、の2つからなる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、シャフト31を支持するベアリングが、フロントベアリング39aとリアベアリング39bとのうちのいずれか一方のみで構成され、シャフト31が片持ちで支持される構成としてもよい。
また、本実施形態においては、パワーIC72以外の発熱する回路部品が天板部91と直接的または間接的に接触する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、取付部本体95にリブが設けられる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、車両取付面が図5のように配置される構成であってもよい。
図5は、本実施形態の電動オイルポンプ用モータの他の一例である電動オイルポンプ用モータ110を示す側面図(YZ面図)である。
なお、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
電動オイルポンプ用モータ110は、図5に示すように、回路基板蓋体101を備える。
回路基板蓋体101は、回路基板蓋部材190と、回路基板ハウジング部材60と、を備える。
回路基板蓋部材190は、天板部91と、垂下部92と、第1の車両取付部193と、第2の車両取付部196と、を備える。
第1の車両取付部193は、突起部94と、取付部本体195と、を備える。
取付部本体195は、フロント側(−Z側)の端部に車両取付面195aを有する。
車両取付面195aは、軸方向(Z軸方向)において、振動低減領域AR1におけるリアベアリング39bと回路基板71との間の中心よりも回路基板71に近い位置に配置されている。取付部本体195のその他の点については、上記説明した第1の車両取付部93における取付部本体95と同様である。
第2の車両取付部196は、突起部97と、取付部本体198と、を備える。
取付部本体198は、フロント側(−Z側)の端部に車両取付面198aを有する。
車両取付面198aは、軸方向(Z軸方向)において、第1の車両取付部193の車両取付面195aと同じ位置に配置されている。取付部本体198のその他の点については、上記説明した第2の車両取付部96における取付部本体98と同様である。
この構成によれば、車両取付面195a,198aが、振動低減領域AR1において回路基板71により近い位置に配置されるため、車両本体CBの振動による回路基板71への影響をより低減できる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、回路基板蓋体が一体部材である点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図6は、本実施形態の電動オイルポンプ用モータ210を示す側面図(YZ面図)である。
電動オイルポンプ用モータ210は、図6に示すように、回路基板蓋体201を備える。電動オイルポンプ用モータ210は、回路基板蓋体201の構成が異なる点を除いて、第1実施形態の電動オイルポンプ用モータ10と同様の構成である。
回路基板蓋体201は、一体部材である。回路基板蓋体201は、例えば、金属からなる。回路基板蓋体201を構成する金属は、例えば、第1実施形態の回路基板蓋部材90と同様に選択できる。回路基板蓋体201は、天板部91と、垂下部292と、第1の車両取付部93と、第2の車両取付部296と、を備える。
垂下部292は、天板部91の外縁からフロント側(−Z側)に延びている。垂下部292のフロント側の端面は、モータハウジング20におけるフランジ部23のリア側(+Z側)の面と接触している。図示は省略するが、垂下部292には、第1実施形態の垂下部92と同様に、フロント側に開口する複数の雌ネジ部が設けられ、複数の雄ネジによってモータハウジング20と固定されている。垂下部292は、第1実施形態における回路基板ハウジング部材60としての機能も有している。
第2の車両取付部296は、突起部97と、取付部本体298と、を備える。
取付部本体298は、フロント側(−Z側)の端部に車両取付面298aを有する。車両取付面298aは、軸方向(Z軸方向)において、モータ振動源領域AR2に配置されている。すなわち、本実施形態においては、軸方向において、第1の車両取付部93の車両取付面95aの位置と、第2の車両取付部296の車両取付面298aの位置とは、互いに異なる。取付部本体298のその他の点については、第1実施形態の第2の車両取付部96における取付部本体98と同様である。
本実施形態によれば、回路基板蓋体201が一体部材であるため、電動オイルポンプ用モータ210の部品数を少なくでき、電動オイルポンプ用モータ210の組み立てを簡便にできる。
また、本実施形態によれば、回路基板蓋体201が一体部材で、全体が金属からなるため、電動オイルポンプ用モータ210の放熱性を向上できる。
また、本実施形態によれば、車両取付面95aの軸方向の位置と車両取付面298aの軸方向の位置とが互いに異なるため、電動オイルポンプ用モータ210が車両本体CBに取り付けられた際に、車両本体CBの振動を軸方向に分散して受けることができる。したがって、本実施形態によれば、車両本体CBから回路基板71に伝わる振動を低減できる。
また、車両本体CBの振動を軸方向に分散して受けることができるため、車両本体CBの振動によって、車両本体CBとの固定や、回路基板蓋体201とモータハウジング20との固定が緩むことを抑制できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、軸方向において、第1の車両取付部93の車両取付面95aと第2の車両取付部296の車両取付面298aとが互いに異なる位置に配置される構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、第1実施形態と同様に、車両取付面95aと車両取付面298aとが軸方向において同じ位置に配置される構成としてもよい。
また、上記説明においては、第2の車両取付部296の車両取付面298aは、モータ振動源領域AR2に配置される構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、車両取付面298aが振動低減領域AR1に配置される構成としてもよい。
なお、上記説明した第1実施形態及び第2実施形態は、相互に矛盾しない範囲内において、構成を適宜組み合わせることができる。
1,101,201…回路基板蓋体、10,110,210…電動オイルポンプ用モータ、20…モータハウジング、30…ロータ、31…シャフト(回転軸)、34…ステータ、39a…フロントベアリング(第2の軸受部材)、39b…リアベアリング(第1の軸受部材)、60…回路基板ハウジング部材、71…回路基板、72…パワーIC(回路部品)、90,190…回路基板蓋部材、93,193…第1の車両取付部、94,97…突起部、94a,97a…リブ、95,98,195,198,298…取付部本体、95a,98a,195a,198a,298a…車両取付面、95b,98b…取付孔、96,196,296…第2の車両取付部、99a,99b…フィン

Claims (17)

  1. 軸方向に延びる回転軸に支持されたロータと、
    前記ロータの径方向外側に位置するステータと、
    前記回転軸を支持する軸受部材と、
    前記ロータと前記ステータと前記軸受部材とを収容するモータハウジングと、
    前記回転軸の前記軸方向の一方側の延長上に配置され、主面が前記軸方向と交差する回路基板と、
    前記モータハウジングに取り付けられ、前記回路基板の前記軸方向の一方側を覆う回路基板蓋体と、
    を備え、
    前記回路基板蓋体は、
    蓋体本体部と、
    前記蓋体本体部から前記回転軸の径方向外側に突出し、前記軸方向の他方側に車両取付面を有する車両取付部と、
    を備え、
    前記回路基板蓋体の車両取付部のみによって装置全体が車両側に支持されることを特徴とする電動オイルポンプ用モータ。
  2. 前記モータハウジングにはフランジが設けられ、
    前記フランジは、
    前記車両取付部よりも径方向内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  3. 前記回路基板蓋体は、
    前記モータハウジングに対し、前記フランジ部分で前記フランジ側から固定されることを特徴とする請求項2に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  4. 前記車両取付部は、前記蓋体本体部から前記回転軸の径方向外側に突出する突起部と、
    前記突起部から前記軸方向の他方側に延び、前記車両取付面を有する取付部本体と、
    を備える、請求項1から3いずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  5. 前記回路基板蓋体は、第1の車両取付部と第2の車両取付部とを含む複数の前記車両取
    付部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  6. 前記第1の車両取付部における前記車両取付面は、前記軸方向において、前記ロータと
    前記回路基板との間に配置される、請求項5に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  7. 前記軸受部材は、
    前記ロータの前記軸方向の一方側に配置され前記回転軸を支持する第1の軸受部材と、
    前記ロータの前記軸方向の他方側に配置され前記回転軸を支持する第2の軸受部材と、
    からなり、
    前記第1の車両取付部における前記車両取付面は、前記軸方向において、前記第1の軸受部材と前記回路基板との間の中心よりも前記第1の軸受部材に近い位置に配置される、請求項6に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  8. 前記軸方向において、前記第1の車両取付部の前記車両取付面の位置と、前記第2の車両取付部の前記車両取付面の位置とは、互いに異なる、請求項5から7のいずれか一項に
    記載の電動オイルポンプ用モータ。
  9. 前記第2の車両取付部は、前記軸方向と直交する方向において、前記蓋体本体部に対して、前記第1の車両取付部と逆側に設けられている、請求項5から8のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  10. 前記回路基板蓋体は、
    前記回路基板の前記軸方向の一方側を覆う回路基板蓋部材と、
    前記回路基板蓋部材と前記モータハウジングとの間に設けられ、前記回路基板を支持し
    前記回路基板蓋部材とともに前記回路基板を収容する回路基板ハウジング部材と、
    を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  11. 前記車両取付部は、前記回路基板蓋部材に設けられている、請求項10に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  12. 前記回路基板蓋体は、金属からなる、請求項1から11のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  13. 前記回路基板蓋部材は、金属からなり、
    前記回路基板ハウジング部材は、樹脂からなる、請求項11または12に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  14. 前記車両取付面には、取付孔が設けられている、請求項1から13のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  15. 前記車両取付部には、リブが設けられている、請求項1から14のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  16. 前記回路基板蓋体の表面には、フィンが設けられている、請求項1から15のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
  17. 前記回路基板に取り付けられ、発熱する回路部品をさらに備え、
    前記回路部品は、前記回路基板蓋体と直接的または間接的に接触する、請求項1から16のいずれか一項に記載の電動オイルポンプ用モータ。
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