JP6479675B2 - 鼻カニューレシステム及び方法 - Google Patents

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Description

[01]本発明は、鼻カニューレ装置に関する。
[02]鼻カニューレは既知である。カニューレは、しばしば、睡眠検査の間等の、患者の吸気及び呼気鼻圧力の監視の間に装着される。従来の鼻カニューレは、患者の鼻腔(nasal passage)への突起部(prongs)の挿入を必要とする。従来の鼻カニューレ突起部は患者の鼻腔よりも相対的に小さい(直径が)。
従来の鼻カニューレの突起部は、当該突起部が患者の鼻腔内で動くと刺激及び不快さを生じ得る。従来の鼻カニューレ突起部により発生される不快さ及び刺激は、眠っている患者を目覚めさせ、睡眠検査を中断させ得る。しばしば、従来の鼻カニューレは、患者による使用の間における鼻カニューレ突起部の形状の保持を保証するために、より高いデュロメータ値の弾性ゴム(エラストマ)材料の使用を必要とする。高いデュロメータ値の材料は堅く、その結果、患者の鼻腔内に配置された場合に、より高度の刺激及び不快さを生じる。
[03]従って、本開示の1以上の態様は、対象者(患者)の鼻に係合するよう構成された第1鼻カニューレシステムを有する鼻装置に関するものである。上記鼻は、第1鼻孔、第2鼻孔、第1鼻腔(鼻道)及び第2鼻腔を含む。上記第1鼻カニューレシステムは、第1呼吸導管、第1圧力導管、第1密閉面、及び第1流れ偏向面を有する。上記第1呼吸導管は、吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方又は両方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを一方又は両方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出するよう構成される。前記第1鼻ポートは前記対象者の一方又は両方の鼻腔に対して開放している。前記第1周囲環境ポートは前記周囲環境に対して開放している。前記第1密閉面は、前記第1鼻ポートを包囲すると共に、該第1密閉面と一方又は両方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために前記第1鼻カニューレシステムを一方又は両方の鼻孔に対し取外し可能に密閉するように構成される。吸気の間において、呼吸可能ガスは前記第1呼吸導管を介して流れ、呼吸可能ガスを前記第1圧力導管から該第1呼吸導管へと引き込み、これにより、第1圧力ポートに対して第1圧力導管内に負の加圧流を生成する。当該吸気ガスの一部は第1圧力ポートに負の加圧流を生成し、かくして、第1圧力導管内のガスの1以上のガスパラメータが、前記第1呼吸導管から前記対象者の一方又は両方の鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対して取得される測定値からの当該対象者の一方又は両方の鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるようにする。呼気の間において、呼気ガスは一方又は両方の鼻腔から第1呼吸導管を介し、第1周囲環境ポートを経て周囲環境へ流出する。上記呼吸可能ガスの少なくとも一部は第1流れ偏向面により第1圧力ポートに向かって偏向され、第1圧力ポートに対して第1圧力導管内に正の加圧流を生成する。該呼気ガスの一部は、第1圧力導管内のガスの1以上のガスパラメータが、前記第1呼吸導管から前記対象者の一方又は両方の鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対して取得される測定値からの当該対象者の一方又は両方の鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように、偏向される。
[04]本開示の更に他の態様は、対象者の鼻を鼻装置に係合させる方法に関するものである。当該装置は第1鼻カニューレシステムを有する。該第1鼻カニューレシステムは、第1呼吸導管、第1圧力導管、第1密閉面及び第1流れ偏向面を有する。当該鼻は第1鼻孔、第2鼻孔、第1鼻腔及び第2鼻腔を含む。当該方法は、吸気の間において前記第1呼吸導管により呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方又は両方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを一方又は両方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出するステップであって、前記第1鼻ポートは前記対象者の一方又は両方の鼻腔に対して開放しており、前記第1周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放しているステップと;吸気の間において前記第1圧力導管により前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受けるように構成された第1圧力ポートから前記第1呼吸導管へ導入するステップと;前記第1密閉面により前記第1鼻ポートを包囲すると共に、該第1密閉面と一方又は両方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために該第1密閉面により前記第1鼻カニューレシステムを一方又は両方の鼻孔に対し取外し可能に密閉するステップと;呼気の間において前記第1流れ偏向面により前記呼気ガスの少なくとも一部を、前記第1圧力導管内のガスの1以上のガスパラメータが前記第1呼吸導管から前記対象者の一方又は両方の鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対して取得される測定値からの当該対象者の一方又は両方の鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように、前記第1呼吸導管から前記第1圧力導管へ偏向させるステップと;を有する。
[05]本開示の更に他の態様は、対象者の鼻に係合させる第1係合手段を備えた鼻装置に関するものである。当該鼻は第1鼻孔、第2鼻孔、第1鼻腔及び第2鼻腔を含む。上記第1係合手段は、吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方又は両方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを一方又は両方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出する第1導入導出手段であって、前記第1鼻ポートは前記対象者の一方又は両方の鼻腔に対して開放しており、前記第1周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放している第1導入導出手段と;吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受けるように構成された第1圧力ポートから、前記吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を一方又は両方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入する第1導入導出手段へ導入する第1導入手段と;前記第1鼻ポートを包囲する第1包囲密閉手段であって、該第1包囲密閉手段と一方又は両方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために対象者の鼻に係合させる前記第1係合手段を一方又は両方の鼻孔に対し取外し可能に密閉する第1包囲密閉手段と;呼気の間において前記呼気ガスの少なくとも一部を、呼吸可能ガスの加圧流を第1圧力ポートから導入する前記第1導入手段におけるガスの1以上のガスパラメータが、呼吸可能ガスの加圧流を導入する前記第1導入導出手段から前記対象者の一方又は両方の鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対して取得される測定値からの当該対象者の一方又は両方の鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように、前記呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方又は両方の鼻腔に導入する第1導入導出手段から、前記呼吸可能ガスの加圧流を第1圧力ポートから導入する第1導入手段へ偏向させる第1偏向手段と;を有する。
[06]本開示の上記及び他の目的、フィーチャ及び特徴、並びに処理の方法、関連する構造体の要素の機能、部品の組み合わせ及び製造の経済性等は、添付図面を参照する下記の説明及び添付請求項を考察すれば一層明らかとなり、これらの全ては本出願の一部を形成するものである。図面における同様の符号は、種々の図において対応する部分を示している。しかしながら、各図は図示及び説明の目的のためだけのものであり、本開示の限定を定めようとするものではないと理解されるべきである。
図1は、最小限に侵襲的な鼻装置の説明図である。 図2は、対象者の鼻孔に係合する鼻装置を図示する。 図3は、対象者の鼻腔内の従来の鼻カニューレ突起部により生じる不快さを図示する。 図4は、対象者の鼻腔内における従来の鼻カニューレ突起部と当該最小限に侵襲的な鼻装置との間の差を示す。 図5は、当該最小限に侵襲的な鼻装置の断面図を示す。 図5Aは、装置を両鼻孔に対し取外し可能に密閉するよう構成された揺りかご型クッションを示す。 図6は、鼻カニューレシステムの一部を経る呼気気流及び吸気気流を示す。 図7は、対象者の鼻を当該最小限に侵襲的な鼻装置に係合させる方法を示す。
[15]本明細書で使用される場合、単数形は、前後関係が明らかにそうでないと示さない限り、複数を含む。本明細書で使用される場合、2以上の部分又は構成要素が“結合される”なる記述は、これら部分が直接的又は間接的に(即ち、リンクが生じる限りにおいて、1以上の介在部分又は構成要素を介して)接合され又は一緒に動作することを意味する。本明細書で使用される場合、“直接結合される”とは、2つの要素が互いに直に接触することを意味する。本明細書で使用される場合、“固定的に結合され”又は“固定され”とは、2つの構成要素が1つとして運動するように結合されると同時に、互いに一定の向きを維持することを意味する。
[16]本明細書で使用される場合、“一体の”なる文言は、構成要素が1つの部分又はユニットとして形成されていることを意味する。即ち、別々に形成され、次いでユニットとして一緒に結合された複数の部分を含む構成要素は、“一体の”構成要素又は主体ではない。本明細書で使用される場合、2つの部分又は構成要素が互いに“係合する”なる記述は、これら部分が互いに対して直接的に又は1以上の介在部分又は構成要素を介して力を及ぼすことを意味する。本明細書で使用される場合、“数”なる用語は、1又は1より大きな整数(即ち、複数)意味する。
[17]例えば限定なしで、頂部、底部、右、左、上部、下部、前部、後部、及びこれらの派生語等の、本明細書で使用される方向性語句は、図面に示された要素の向きに関係するものであり、明示的に示されない限り、請求書を限定するものではない。
[18]図1は、鼻装置10の概略図である。装置10は対象者の鼻を介しての該対象者の気道への/又は気道からのガスの流れを検出するように構成されている。幾つかの実施態様において、該装置10は最小限に侵襲的なものである。かくして、装置10は、対象者の気道へ/又は気道からガスを通じさせるために該対象者の鼻の鼻孔の一方又は両方の周囲の領域(又は複数の領域)に取外し可能に係合する。幾つかの実施態様において、最小限に侵襲的な鼻装置10は、本体部17と、該本体部17内に形成されると共に当該対象者の第1鼻腔(鼻道)の第1鼻孔に係合するように構成された第1鼻カニューレシステム12及び該本体部17内に形成されると共に該対象者の第2鼻腔の第2鼻孔に係合するように構成された第2鼻カニューレシステム34とを有する。第2鼻カニューレシステム34は第1鼻カニューレシステム12に対して、第1鼻カニューレシステム12が第1鼻孔に、第2鼻カニューレシステム34が第2鼻孔に同時に係合するように、ブリッジ38により接合されている。幾つかの実施態様において、装置10は呼気鼻圧及び吸気鼻圧を閉じた系としての接続導管に伝達するように構成される。この閉じた系は、気流の観点から、開放系の導入により外部へ移転されている。
[19]限定するものでない例として、図2は対象者13の鼻孔11に係合する装置10を図示している。装置10は導管15に対して、該装置10が対象者13の鼻孔11に係合されている間にガスが該対象者13の気道へ及び/又は気道から導かれるように、結合するように構成されている。導管15は装置10に対して、界面嵌合(interface fit)及び/又は他の結合メカニズムを介して結合することができる。幾つかの実施態様において、導管15は、該導管15の装置10から遠く離れて位置する端部において、ルアーロック及び/又は他の結合メカニズムで終端することができる。導管15は、装置10を1以上の他の装置(図2には図示せず)と流体的に連通させる可撓性の一定長のホース又は他の導管とすることができる。上記他の装置は、呼吸療法、呼吸監視、加圧ガス供給に関係する装置及び/又は他の装置を含むことができる。外部装置は、気道陽圧療法に関係する装置を含むことができる。例えば、該外部装置は、対象者13の気道に供給するための呼吸可能ガスの加圧流を発生するように構成された圧力発生器を含むことができる。外部装置は、装置10、導管15、鼻孔11及び/又は該外部装置内のガスのガスパラメータに関係する情報を伝達する出力信号を発生するように構成された1以上のセンサを含むことができる。本開示は、これらの例に限定されるものではなく、他の外部装置を用いた対象者へのガスの流れの供給も想定している。
[20]図1に戻ると、鼻装置10は突起部を備えないで構成され、患者の快適さを改善している。装置10は、患者の呼吸の仕方には目立った変更は導入していない。前記開放系(例えば、第1周囲環境ポート24)は、既存の設計に見られるように鼻腔内に深くというより、圧力感知環境を外部的に再形成することを可能にさせる。このことは、突起部の形態の侵襲性パイロット(監視)チューブの使用を廃止させる。第1周囲環境ポート24は、患者の鼻腔への呼吸可能ガスの取得及び該鼻腔からの呼吸可能ガスの除去を、第1呼吸導管20を介して可能にする。第1周囲環境ポート24が無い場合、患者の吸気及び呼気努力(呼吸動作)は影響を受け得ることになり、患者へ及び患者から送られる呼吸可能ガスの率及び体積を妥協することになる。装置10は、より低い(従来の鼻カニューレに対して)デュロメータ値の弾性ゴム材料から製造することができる。一定の壁厚において、より低いデュロメータ値の材料は、等しい負荷圧の下で一層容易に変形し、“クッション的”特性を呈する。該“クッション的”特性は、装置10が従来の突起部無しで構成され、それでいて、依然として鼻腔内に装着されることを可能にし、従来の鼻カニューレ突起部に対して刺激及び/又は不快さを低減又は除去する。該“クッション的”特性は当該装置10と一方又は両方の鼻孔との間の係合を向上させることができる。
[21]限定するものでない例として、図3は、対象者の鼻腔35において従来の鼻カニューレ突起部33によって生じる不快さを図示している。図3は、どの様に突起部33が鼻腔35内で動き、不快さを生じ得るかを示している。図4は、鼻腔35内における従来の鼻カニューレ突起部33と装置10との間の違いを示している。図4は、どの様にして装置10が従来の突起部無しで、それでいて、鼻腔35内に装着されるように構成され、従来の鼻カニューレ突起部33に対して刺激及び/又は不快さを低減又は除去するかを示している。
[22]図5は、装置10の断面図を示す。図5は図1に示されたものの断面A-Aを示している。図5に示されるように、種々の構造が本体部17に形成されている。第1鼻カニューレシステム12は、第1呼吸導管20、第1鼻ポート22、第1周囲環境ポート24、第1圧力導管26、第1圧力ポート28、第1密閉面30、第1流れ偏向面32、及び/又は他の構成部分を有している。第2鼻カニューレシステム34は、第2呼吸導管40、第2鼻ポート44、第2周囲環境ポート46、第2圧力導管48、第2圧力ポート50、第2密閉面52、第2流れ偏向面54、及び/又は他の構成部分を有している。図5に示される装置10の解説図は限定することを意図するものではない。図5において、装置10は第1鼻カニューレシステム12及び第2鼻カニューレシステム34を含んで図示されている。幾つかの実施態様において、装置10は、第1鼻カニューレシステム12又は第2鼻カニューレシステム34の一方のみを含むことができる。幾つかの実施態様において、装置10は対象者の鼻の何れかの鼻孔に係合するように構成された単一の鼻カニューレシステムを有することができる。
[23]第1呼吸導管20は、吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を対象者の第1鼻腔に第1鼻ポート22を介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを第1鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポート24を介して導出するように構成されている。第1鼻ポート22は、対象者の第1鼻孔において第1鼻腔に対し開放状態となる。第1周囲環境ポート24は周囲環境に対して開放状態である。第2呼吸導管40は、吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を対象者の第2鼻腔に第2鼻ポート44を介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを第2鼻腔から周囲環境へ第2周囲環境ポート46を介して導出するように構成されている。第2鼻ポート44は、対象者の第2鼻孔において第2鼻腔に対し開放状態となる。第2周囲環境ポート46は周囲環境に対して開放状態である。
[24]第1呼吸導管20は、本体部17内に形成され、装置10の第1端100における第1鼻ポート22から該装置10の第2端102における第1周囲環境ポート24まで延びている。第1呼吸導管20は、約0.50インチ未満の幅21を有することができる。幅21は、約0.25インチと約0.50インチとの間であり得る。幅21は約0.33インチであり得る。第1鼻ポート22は、約0.40インチより小さな半径23を持つ実質的に円形断面形状を有することができる。半径23は約0.10イン値と約0.40インチとの間であり得る。半径23は約0.18インチであり得る。幾つかの実施態様において、第1鼻ポート22は、円形以外の断面形状を有することもできる。第1呼吸導管20の一部は、第1端100に向かって第1鼻ポート22に隣接するチェンバ60を形成することができる。チェンバ60は、第2端102に向かって環状リングの形状の面61を有することができる。第1呼吸導管20及び第2呼吸導管40は、装置10の第1軸101に沿って互いに実質的に平行であり得る。ブリッジ38から見て、第1呼吸導管20は装置10の第4端106に向かう方向に配置され得る一方、第2呼吸導管40は装置10の第3端104に向かう方向に配置され得る。第2呼吸導管40は、本体部17内に形成され、第1端100における第2鼻ポート44から第2端102における第1周囲環境ポート46まで延びている。第2呼吸導管40は、約0.50インチ未満の幅41を有することができる。幅41は、約0.25インチと約0.50インチとの間であり得る。幅41は約0.33インチであり得る。第2鼻ポート44は、約0.40インチより小さな半径45を持つ実質的に円形断面形状を有することができる。半径45は約0.10イン値と約0.40インチとの間であり得る。半径45は約0.18インチであり得る。幾つかの実施態様において、第2鼻ポート44は、円形以外の断面形状を有することもできる。第2呼吸導管40の一部は、第1端100に向かって第2鼻ポート44に隣接したチェンバ62を形成する。チェンバ62は、第2端102に向かって環状リングの形状である面63を有することができる。
[25]第1圧力導管26は、吸気の間に呼吸可能ガスの加圧流を第1圧力ポート28から第1呼吸導管20へ導くように構成される。第1圧力ポート28は、吸気の間に呼吸可能ガスの加圧流の少なくとも一部を受けるように構成される。第2圧力導管48は、吸気の間に呼吸可能ガスの加圧流を第2圧力ポート50から第2呼吸導管40へ導くように構成される。第2圧力ポート50は、吸気の間に呼吸可能ガスの加圧流の少なくとも一部を受けるように構成される。
[26]第1圧力ポート28は、装置10の第4端106において本体部17に形成される。第1圧力導管26は、第1圧力ポート28から第2端102に向かって延び、該第1圧力導管26が第2軸103に沿い第1呼吸導管20に向かって延在し続けるような曲げを受ける。第1圧力導管26は、第1呼吸導管20におけるオリフィス64で終了している。第2圧力ポート50は、装置10の第3端104において本体部17に形成される。第2圧力導管48は、第2圧力ポート50から第2端102に向かって延び、該第2圧力導管48が第2軸103に沿い第2呼吸導管40に向かって延在し続けるような曲げを受ける。第2圧力導管48は、第2呼吸導管40におけるオリフィス66で終了している。幾つかの実施態様において、第1圧力導管26及び/又は第2圧力導管48は、例えば、概ね円筒状とすることができる。幾つかの実施態様において、導管26及び/又は48の幾つか又は全ては、円形以外の断面を有することもできる。
[27]第1密閉面30は、第1鼻ポート22を取り囲むと共に、該第1密閉面30と第1鼻孔との間からガスが抜けることを防止するために該第1鼻腔に対して第1鼻カニューレシステム12を取外し可能に密閉するよう構成されている。第1密閉面30は第1端100に向かうチェンバ60のドーム壁31を形成している。ドーム壁31は約0.4インチ未満の半径39を有することができる。半径39は約0.2インチと約0.4インチとの間であり得る。半径39は約0.3インチであり得る。第1鼻ポート22は第1端100において上記ドームの頂部に位置されている。第2密閉面52は、第2鼻ポート44を取り囲むと共に、該第2密閉面52と第2鼻孔との間からガスが抜けることを防止するために該第2鼻孔に対して第2鼻カニューレシステム34を取外し可能に密閉するよう構成されている。第2密閉面52は第1端100に向かうチェンバ62のドーム壁53を形成している。ドーム壁53は約0.4インチ未満の半径55を有することができる。半径55は約0.2インチと約0.4インチとの間であり得る。半径55は約0.3インチであり得る。第2鼻ポート44は第1端100において上記ドームの頂部に位置されている。密閉面30及び/又は52は、相対的に低いデュロメータ値の弾性ゴム材料から形成することができる。密閉面30及び/又は52は、装置10が対象者の鼻腔に係合した場合に、各鼻孔に対して取外し可能な密閉が形成されるように曲がり及び/又は変形するように構成することができる。密閉面30及び/又は52の該可撓性及び/又は変形可能性は、ドーム壁31及び/又は53の壁厚を変化させることにより、密閉面30及び/又は52により形成されるドームのアーチ状寸法を変化させることにより、ポート22及び/又は44の寸法を変化させることにより、及び/又は他の要素を変化させることにより、変化させることができる。
[28]幾つかの実施態様において、第1密閉面30は、第1鼻ポート22を取り囲むと共に、該第1密閉面30と一方又は両方の鼻孔との間からガスが抜けることを防止するために一方又は両方の鼻孔に対して第1鼻カニューレシステム12を取外し可能に密閉するように構成することができる。例えば、図5Aは、両鼻孔(図5Aには図示されていない)に対して装置112を取外し可能に密閉するように構成された揺りかご型クッション110を図示している。幾つかの実施態様において、揺りかご型クッション110、密閉面30(図5に示されている)及び/又は他の密閉面は、単一の鼻カニューレシステムを有する鼻装置に結合することができる。
[29]図5を参照すると、第1流れ偏向面32は、呼気の間において第1呼吸導管20からの呼気ガスの少なくとも一部を第1圧力導管26へと偏向させるように構成されている。第1流れ偏向面32は、上記呼気ガスの一部を、第1圧力導管26内の該ガスの1以上のガスパラメータが、第1呼吸導管20から対象者の第1鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対してとられた測定値からの当該対象者の第1鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように偏向させるよう構成される。第2流れ偏向面54は、呼気の間における第2呼吸導管40から第2圧力導管48への呼気ガスの少なくとも一部を、上記第2圧力導管内における1以上のガスパラメータが、第2呼吸導管40から対象者の第2鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対してとられた測定値からの当該対象者の第2鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように偏向させるよう構成される。
[30]上流側測定位置は、装置10内及び/又は該装置10と連通する位置、導管15内及び/又は該導管15と連通する位置、及び/又は他の外部装置(本明細書で説明する)内及び/又は該外部装置と連通する位置を含むことができる。幾つかの実施態様において、該上流側の測定値は、一方の鼻孔又は他方の鼻孔の別々におけるガスパラメータの別個の測定値を含むことができる。幾つかの実施態様において、これら測定値は両鼻孔における集合的なガスパラメータの合成された測定値を含むことができる。前記1以上のガスパラメータは、例えば、流速、圧力、湿度、ガス組成、温度、体積及び/又は他のパラメータの1以上を含むことができる。
[31]第1流れ偏向面32は、第1呼吸導管20の側壁70における、第4端106に向かう方向において該側壁70が面61に出会う箇所に形成される。第1流れ偏向面32は、第1圧力導管26が第1呼吸導管20に結合するオリフィス64に、及び/又は該オリフィスの近傍に配置することができる。第2流れ偏向面54は、第2呼吸導管40の側壁72における、第3端104に向かう方向において該側壁72が面63に出会う箇所に形成される。第2流れ偏向面54は、第2圧力導管48が第2呼吸導管40に結合するオリフィス66に、及び/又は該オリフィスの近傍に配置することができる。
[32]流れ偏向面32及び/又は54は、約0.15インチ未満の半径を持つアーチ状のフォームファクタを有することができる。該半径は、約0.05インチと約0.15インチとの間であり得る。該半径は約0.09インチであり得る。該アーチ状の流れ偏向面32及び/又は54は、第1端100に向かって開放しており、側壁70及び/又は72に、該流れ偏向面32及び/又は54の深さ寸法90、92が第2端102に向かって圧力導管26及び/又は48を越えて延びるように形成される。流れ偏向面32及び/又は54は、約0.25インチより短い長さ94、96を有することができる。長さ94、96は、約0.10インチと約0.25インチとの間であり得る。該長さ94、96は約0.17インチであり得る。図5に示されると共に本明細書に記載された流れ偏向面32及び/又は54のフォームファクタ及び/又は寸法は、限定することを意図するものではない。流れ偏向面32及び/又は54のフォームファクタ及び/又は寸法は、圧力導管26及び/又は48へと偏向されるガスの量を変化させるために調整することができ、及び/又は他の理由で調整することもできる。
[33]限定するものでない例示として、図6は第1鼻カニューレシステム12の一部を介する呼気気流80及び吸気気流82を示している。呼気気流80の間においては、第1呼吸導管20を介して第1端100(鼻孔との係合は図示されていない)から第2端102(第1周囲環境ポート24は図示されていない)に向かって呼吸可能ガスが流れる。該呼吸可能ガスの少なくとも一部は流れ偏向面32により第1圧力導管26へと偏向され、該第1圧力導管26内に正に加圧された流れ84を生成する。吸気気流82の間においては、第1呼吸導管20を介して第2端102から第1端100に向かって呼吸可能ガスが流れて、第1圧力導管26を介し呼吸可能ガスが引き込まれ、該第1圧力導管26内に負に加圧された流れ86を生成する。幾つかの実施態様において、呼吸可能ガスの加圧された流れを、吸気の間において第1圧力導管26を介して対象者に供給することができる。
[34]図5に戻ると、装置10は、第1密閉面30及び/又は第2密閉面52が第1鼻孔に対して第1鼻カニューレシステム12を、及び/又は第2鼻孔に対して第2鼻カニューレシステム34を取外し可能に密閉することに応答して、第1流れ偏向面32、第2流れ偏向面54、第1圧力導管26、第2圧力導管48、第1周囲環境ポート24及び第2周囲環境ポート46は、第1及び/又は第2鼻腔に対して外部に位置されることになる。
[35]図7は、対象者の鼻を最小限に侵襲的な鼻装置に係合させる方法1000を示している。当該装置は第1鼻カニューレシステムを有している。該第1鼻カニューレシステムは、第1呼吸導管、第1圧力導管、第1密閉面及び第1流れ偏向面を有している。対象者の鼻は、第1鼻孔、第2鼻孔、第1鼻腔及び第2鼻腔を含んでいる。下記に示される方法1000の動作は、例示的であることを意図している。幾つかの実施態様において、方法1000は、記載されていない1以上の追加の処理を伴って、及び/又は説明される処理の1以上を伴わずに達成することができる。更に、方法1000の処理が図7に示されると共に以下に説明される順序は、限定することを意図するものではない。
[36]幾つかの実施態様において、方法1000は1以上の処理装置(例えば、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、状態マシン、及び/又は情報を電子的に処理する他のメカニズム)において実施することができる。上記1以上の処理装置は、電子記憶媒体上に電子的に記憶された命令に応答して、方法1000の処理の幾つか又は全てを実行する1以上の装置を含むことができる。該1以上の処理装置は、方法1000の処理の1以上の実行のためにハードウェア、ファームウエア及び/又はソフトウェアを介して特別に設計されるように構成された1以上の装置を含むことができる。
[37]処理1002においては、吸気の間において、呼吸可能ガスの加圧された流れが第1呼吸導管により第1鼻ポートを介して対象者の一方又は両方の鼻腔に導入される。第1鼻ポートは対象者の一方又は両方の鼻腔に対して開放している。幾つかの実施態様において、処理1002は、第1呼吸導管20(図5に示され、本明細書で説明されている)と同一又は同様の第1呼吸導管により実行される。
[38]処理1004においては、呼気の間において、呼気ガスが一方又は両方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出される。該第1周囲環境ポートは周囲環境に対して開放している。幾つかの実施態様において、処理1004は第1呼吸導管20(図5に示され、本明細書で説明されている)と同一又は同様の第1呼吸導管により実行される。
[39]処理1006においては、呼吸可能ガスの加圧流が第1圧力導管により第1圧力ポートから第1呼吸導管へと導かれる。該第1圧力ポートは、吸気の間に呼吸可能ガスの加圧流を受けるように構成されている。幾つかの実施態様において、処理1006は第1圧力導管26(図5に示され、本明細書で説明されている)と同一又は同様の第1圧力導管により実行される。
[40]処理1008において、第1鼻ポートは第1密閉面により取り囲まれ、この第1密閉面は、該第1密閉面と一方又は両方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために第1鼻カニューレシステムを一方又は両方の鼻孔に対して取外し可能に密閉する。幾つかの実施態様において、処理1008は第1密閉面30(図5に示され、本明細書で説明されている)と同一又は同様の第1密閉面により実行される。
[41]処理1010においては、呼気の間において、呼気ガスの少なくとも一部が第1流れ偏向面により第1呼吸導管から第1圧力導管へと偏向される。該ガスの一部は、第1圧力導管内のガスの1以上のガスパラメータが、第1呼吸導管から対象者の一方又は両方の鼻腔への供給よりも上流側の当該呼吸可能ガスの加圧流に対してとられた測定値からの当該対象者の一方又は両方の鼻腔における斯様な1以上のガスパラメータの定量化を容易化するために十分に影響を受けるように偏向される。幾つかの実施態様において、処理1010は第1流れ偏向面32(図5に示され、本明細書で説明されている)と同一又は同様の第1流れ偏向面により実行される。
[42]尚、請求項において、括弧内に記載された如何なる符号も、当該請求項を限定するものと見做してはならない。また、“有する”又は“含む”なる文言は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。また、幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これら手段のうちの幾つかは全く同一のハードウェア品目により具現化することができる。また、単数形の要素は複数の斯様な要素の存在を排除するものではない。また、幾つかの手段を列挙する如何なる装置の請求項においても、これら手段のうちの幾つかは全く同一のハードウェア品目により具現化することができる。また、特定の要素が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら要素が組み合わせで使用することができないということを示すものではない。
[43]上述した記載は、現在のところ最も現実的で好ましい実施態様であると考えられるものに基づいた解説目的での詳細を示しているが、このような詳細は単に斯様な目的のために過ぎず、当該開示は明示的に開示された実施態様に限定されるものではなく、反対に、添付請求項の趣旨及び範囲内に入る変形例及び等価な構成もカバーすること意図するものであることが理解されるべきである。例えば、本開示は、可能な限りにおいて、何れかの実施態様の1以上のフィーチャを何れかの他の実施態様の1以上のフィーチャと組み合わせることができることを想定していると理解されるべきである。

Claims (10)

  1. 対象者の鼻に係合する第1鼻カニューレシステムを有する鼻装置であって、
    前記第1鼻カニューレシステムが、
    吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを一方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出する第1呼吸導管であって、前記第1鼻ポートは前記対象者の一方の鼻腔に対して開放しており、前記第1周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放している第1呼吸導管と、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受ける第1圧力ポートから前記第1呼吸導管へ導入する第1圧力導管と、
    前記第1鼻ポートを囲む第1密閉面であって、該第1密閉面と一方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために前記第1鼻カニューレシステムを一方の鼻孔に対し取外し可能に密閉する第1密閉面と、
    呼気の間において前記呼気ガスの少なくとも一部を前記第1呼吸導管から前記第1圧力導管へ偏向させる第1流れ偏向面と、
    を有し、
    前記第1流れ偏向面は、前記第1鼻ポートに向かうように開放されたアーチ状である、
    鼻装置。
  2. 前記第1密閉面が低デュロメータ値の弾性ゴム材料から形成される請求項1に記載の鼻装置。
  3. 前記第1鼻カニューレシステムが、前記第1密閉面が該第1鼻カニューレシステムを一方の鼻孔に対して取外し可能に密閉する場合に、前記第1流れ偏向面、前記第1圧力導管及び前記第1周囲環境ポートが一方の鼻腔の外部に位置するように、構成される、請求項1に記載の鼻装置。
  4. 第2鼻カニューレシステムを更に有し、前記第1鼻カニューレシステムは前記対象者の第1鼻孔に係合する一方、前記第2鼻カニューレシステムは前記対象者の第2鼻孔に係合し、前記第2鼻カニューレシステムは前記第1鼻カニューレシステムにブリッジにより前記第1鼻カニューレシステムが前記第1鼻孔に係合すると同時に前記第2鼻カニューレシステムが前記第2鼻孔に係合するように結合される、請求項1に記載の鼻装置。
  5. 前記第2鼻カニューレシステムが、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の第2鼻腔に第2鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを前記第2鼻腔から前記周囲環境へ第2周囲環境ポートを介して導出する第2呼吸導管であって、前記第2鼻ポートは前記対象者の前記第2鼻孔において前記第2鼻腔に対して開放しており、前記第2周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放している第2呼吸導管と、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受ける第2圧力ポートから前記第2呼吸導管へ導入する第2圧力導管と、
    前記第2鼻ポートを囲む第2密閉面であって、該第2密閉面と前記第2鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために前記第2鼻カニューレシステムを前記第2鼻孔に対し取外し可能に密閉する第2密閉面と、
    呼気の間において前記呼気ガスの少なくとも一部を前記第2呼吸導管から前記第2圧力導管へ偏向させる第2流れ偏向面と、
    を有し、
    前記第2流れ偏向面は、前記第2鼻ポートに向かうように開放されたアーチ状である、
    請求項4に記載の鼻装置。
  6. 対象者の鼻に係合させる第1係合手段を有する鼻装置であって、
    前記第1係合手段が、
    吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを一方の鼻腔から周囲環境へ第1周囲環境ポートを介して導出する第1導入導出手段であって、前記第1鼻ポートは前記対象者の一方の鼻腔に対して開放しており、前記第1周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放している第1導入導出手段と、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受ける第1圧力ポートから、前記吸気の間において呼吸可能ガスの加圧流を一方の鼻腔に第1鼻ポートを介して導入する第1導入導出手段へ導入する第1導入手段と、
    前記第1鼻ポートを包囲する第1包囲密閉手段であって、該第1包囲密閉手段と一方の鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために対象者の鼻に係合させる前記第1係合手段を一方の鼻孔に対し取外し可能に密閉する第1包囲密閉手段と、
    呼気の間において前記呼気ガスの少なくとも一部を前記呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の一方の鼻腔に導入する第1導入導出手段から前記呼吸可能ガスの加圧流を第1圧力ポートから導入する第1導入手段へ偏向させる第1偏向手段と、
    を有し、
    前記第1偏向手段は、前記第1鼻ポートに向かうように開放されたアーチ状である、
    鼻装置。
  7. 前記第1包囲密閉手段が低デュロメータ値の弾性ゴム材料から形成される、請求項6に記載の鼻装置。
  8. 前記対象者の鼻に係合させる第1係合手段が、前記第1包囲密閉手段が該係合させる第1係合手段を一方の鼻孔に対して取外し可能に密閉する場合に、前記第1偏向手段、前記呼吸可能ガスの加圧流を第1圧力ポートから導入する第1導入手段、及び前記第1周囲環境ポートが一方の鼻腔の外部に位置するように、構成される、請求項6に記載の鼻装置。
  9. 前記対象者の第2鼻孔に係合させる第2係合手段を更に有し、一方の鼻孔に係合させる前記第1係合手段は前記対象者の第1鼻孔に係合し、前記第2係合手段は前記第1係合手段にブリッジ手段により、前記第1係合手段が前記第1鼻孔に係合すると同時に前記第2係合手段が前記第2鼻孔に係合するように結合される、請求項6に記載の鼻装置。
  10. 前記第2係合手段が、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の第2鼻腔に第2鼻ポートを介して導入すると共に、呼気の間において呼気ガスを前記第2鼻腔から前記周囲環境へ第2周囲環境ポートを介して導出する第2導入導出手段であって、前記第2鼻ポートは前記対象者の前記第2鼻孔において前記第2鼻腔に対し開放しており、前記第2周囲環境ポートが前記周囲環境に対して開放している第2導入導出手段と、
    吸気の間において前記呼吸可能ガスの加圧流を、吸気の間に該呼吸可能ガスの加圧流を受ける第2圧力ポートから、前記呼吸可能ガスの加圧流を前記第2鼻腔に第2鼻ポートを介して導入する第2導入導出手段へ導入する第2導入手段と、
    前記第2鼻ポートを包囲する第2包囲密閉手段であって、該第2包囲密閉手段と前記第2鼻孔との間からガスが抜けるのを防止するために前記対象者の鼻に係合させる第2係合手段を前記第2鼻孔に対し取外し可能に密閉する第2包囲密閉手段と、
    呼気の間において前記呼気ガスの少なくとも一部を前記呼吸可能ガスの加圧流を前記対象者の前記第2鼻腔に導入する第2導入導出手段から前記呼吸可能ガスの加圧流を第2圧力ポートから導入する第2導入手段へ偏向させる第2偏向手段と、
    を有し、
    前記第2偏向手段は、前記第2鼻ポートに向かうように開放されたアーチ状である、
    請求項9に記載の鼻装置。
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