JP6478131B2 - マルチクロックphyプリアンブル設計及び検出 - Google Patents

マルチクロックphyプリアンブル設計及び検出 Download PDF

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Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2011年2月10日に出願された米国仮特許出願番号第61/441,610号の利益を主張する2012年2月3日に出願された「マルチクロックPHYプリアンブル設計及び検出」と題する米国特許出願番号第13/365,963号(現在、米国特許第8,665,974号)の継続出願である2014年2月28日に出願された「マルチクロックPHYプリアンブル設計及び検出」と題する米国特許出願番号第14/193,428号の一部継続出願である。さらに、本出願は、2014年5月1日に出願された米国仮特許出願番号第61/987,115号の利益を主張する。本出願はまた、2012年2月3日に出願された「マルチクロックPHYプリアンブル設計及び検出」と題する米国特許出願番号第13/365,950(現在、米国特許第8,644,128号)に関する。上にて参照されている出願の全ては、それらの全体がここに参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は概して、複数の通信ネットワークに関し、特に、複数のクロックレートを有する複数の物理層モードを含む複数の無線ローカルエリアネットワークに関する。
インフラストラクチャモードにおいて動作する場合、複数の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は一般的に、一アクセスポイント(AP)及び1つ又は複数のクライアント局を含む。複数のWLANは、過去10年間、急速に進化してきた。米国電気電子学会(IEEE)802.11a、802.11b、802.11g、及び802.11n規格などの複数のWLAN規格の開発が、シングルユーザピークデータスループットを向上させた。例えば、IEEE802.11b規格では、11メガビット毎秒(Mbps)のシングルユーザピークスループットを指定し、IEEE802.11a及びIEEE802.11g規格では、54Mbpsのシングルユーザピークスループットを指定し、IEEE802.11n規格では、600Mbpのシングルユーザピークスループットを指定し、IEEE802.11ac規格では、Gbpsの範囲内のシングルユーザピークスループットを指定する。新規格であるIEEE802.11axについての作業が開始しており、それは、さらにより大きいスループットを提供するであろう。
IEEE802.11afは、サブ1GHz周波数における無線ネットワーク動作を指定する。低い周波数通信チャネルは概して、より高い周波数通信チャネルと比較して、より良好な伝搬品質及び拡張伝搬範囲を特徴としている。過去において、サブ1GHz周波数範囲は、そのような周波数が他の用途(例えば、認可されたTV周波数帯域、無線周波数帯域など)のために確保されているので、無線通信ネットワークのためには、利用されていなかった。サブ1GHz範囲において未認可のままのいくつかの周波数帯域が存在し、異なる地理的領域において未認可の周波数が異なる。IEEE802.11af規格は、TVホワイトスペース(TVWS)における無線動作、すなわち、サブ1GHz周波数帯における複数の未使用のTVチャネルを指定する。
別の新規格であるIEEE802.11ahについての作業が開始しており、それは、サブ1GHz周波数における無線ネットワーク動作を指定するであろう。IEEE802.11ah規格は、利用可能な未認可のサブ1GHz周波数帯における無線動作を指定するであろう。
一実施形態において、方法が、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信用のPHYデータユニットを生成するものである。方法は、第1クロックレートに従ってPHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成する段階であって、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされる、段階を備える。方法はまた、PHYデータユニットのOFDM部を生成する段階であって、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる、段階を備える。
別の実施形態において、通信デバイスが、第1クロックレートに従って、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信用のPHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成するよう構成される1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備え、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされる。1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットのOFDM部を生成するようさらに構成され、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる。
別の実施形態において、方法が、無線通信チャネルを介して受信されるPHYデータユニットを処理するものであり、PHYデータユニットは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する通信プロトコルに従ってフォーマットされる。方法は、PHYデータユニットのOFDM部が、1)第1PHYモードに従って第1クロックレートでクロックされるか、又は、2)第2PHYモードに従って第2クロックレートでクロックされるかを決定する、PHYデータユニットの第1プリアンブル部を分析する段階であって、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされ、OFDM部は第1プリアンブル部に続く、段階を備える。方法はまた、1)OFDM部が第1クロックレートでクロックされると決定された場合に、第1クロックレートに従って、かつ、2)OFDM部が第2クロックレートでクロックされると決定された場合に、第2クロックレートに従って、PHYデータユニットのOFDM部を処理する段階であって、OFDM部における、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを有する第2プリアンブル部を処理する段階を含む、段階を備える。
また別の実施形態において、通信デバイスが、第1クロックレートに従って、PHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成するよう構成される1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備え、PHYデータユニットは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信用であり、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされる。1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットのOFDM部を生成するようさらに構成され、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる。
一実施形態に係る、例示的な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のブロック図である。
一実施形態に係る、AP及び/又はクライアント局が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術である直交周波数分割多重方式(OFDM)におけるショートレンジのデータユニットの図である。
別の実施形態に係る、AP及び/又はのクライアント局が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニットの図である。
別の実施形態に係る、AP及び/又はクライアント局が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニットの図である。
別の実施形態に係る、AP及び/又はクライアント局が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニットの図である。
一実施形態に係る、AP及び/又はクライアント局が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるシングルキャリア(SC)におけるショートレンジのデータユニットの図である。
一実施形態に係る、データユニットのクロックレートを決定するプリアンブル設計の第1例及び対応する自動検出技術の図である。
一実施形態に係る、データユニットのクロックレートを決定するプリアンブル設計の第2例及び対応する自動検出技術の図である。
一実施形態に係る、データユニットのクロックレートを決定するプリアンブル設計の第3例及び対応する自動検出技術の図である。
一実施形態に係る、データユニットのクロックレートを決定する、自動検出技術に対応するプリアンブル設計の第4例の図である。
一実施形態に係る、データユニットのクロックレートを決定する、自動検出技術に対応するプリアンブル設計の第5例の図である。
一実施形態に係る、自動検出技術に対応する、データユニットのクロックレートを決定するプリアンブル設計の第6例の図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第1、第2、第3、第4、第5、又は第6例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第1、第2、第3、第4、第5、又は第6例に従って生成されるデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第1例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第1例に従って生成されるデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第2例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第2例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第3例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第3例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第4又は第5例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第4又は第5例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第6例に従ってデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、プリアンブル設計の第6例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、無線通信プロトコルの異なる複数のPHYモードに従って生成された複数のPHYデータユニットの図を示す。
一実施形態に係る、無線通信プロトコルの異なる複数のPHYモードに従って生成された複数のPHYデータユニットの図を示す。
一実施形態に係る、PHYデータユニットを生成する方法例のフロー図である。
一実施形態に係る、無線通信チャネルを介して送信されたPHYデータユニットを処理する方法例のフロー図である。
以下にて説明される複数の実施形態において、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)などの無線ネットワークデバイスが、1つ又は複数のクライアント局に複数のデータストリームを送信し、及び/又は、1つ又は複数のクライアント局から複数のデータストリームを受信する。APは、少なくとも第1通信プロトコルに従って、複数のクライアント局と通信するよう構成される。一実施形態において、第1通信プロトコルは、サブ1GHz周波数の範囲において動作を規定し、一般的には、(IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.11ax規格に準拠する複数のWLANシステムと比較して、)比較的低いデータレートで、(IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.11ax規格に準拠する複数のWLANシステムと比較して)よりロングレンジの無線通信を必要とする複数の用途のために用いられる。第1通信プロトコル(例えば、IEEE802.11af又はIEEE802.11ah)は、本明細書において、「ロングレンジの」(long range)通信プロトコルと称される。いくつかの実施形態において、APはまた、一般的により高い周波数範囲における動作を規定してより高いデータレートでより近距離通信のために一般的に用いられる1つ又は複数の他の通信プロトコルに従って、複数のクライアント局と通信するよう構成される。より高い周波数通信プロトコル(例えば、IEEE802.11a、802.11g、802.11n、802.11ac、及び802.11ax規格)は、本明細書において、集合的に「ショートレンジの」(short range)通信プロトコルと称される。
いくつかの実施形態において、ショートレンジの通信プロトコルが、「通常」モード及び「ロングレンジの」モード(又は「範囲拡張」モード)など、複数の処理モードを提供する。よって、いくつかの実施形態において、APは、ショートレンジの通信プロトコルの複数の通信モードに従って複数のクライアント局と通信するよう構成される。
いくつかの実施形態において、ロングレンジの通信プロトコル、又はショートレンジの通信プロトコルのロングレンジのモードに準拠する複数の物理層(PHY)データユニット(「ロングレンジのデータユニット」)は、ショートレンジの通信プロトコル、又はショートレンジの通信プロトコルのショートレンジのモードに準拠する複数のデータユニット(「ショートレンジのデータユニット」)と同じ又は同様であるが、より低いクロックレートを用いて生成される。例えば、一実施形態において、デバイス(例えば、AP)が、複数のショートレンジのデータユニットを生成するのに用いられるクロックレートをダウンサンプリング又は「ダウンクロック」することによって、ロングレンジのデータユニットを生成する。従って、いくつかの実施形態において、単一の通信デバイスは、複数の種類のデータユニット(例えば、ロングレンジの及びショートレンジのデータユニット)を生成することができ、その複数の種類のデータユニットの各種類は、同様ではあるが異なるクロックレートを用いて生成されたフォーマットを有する。よって、いくつかの実施形態において、2つ以上の異なるPHYモードに対応する、異なってクロックされた2つ以上のデータユニットが、同じ領域において同時に共存する。いくつかの実施形態において、単一のWLANは、ショートレンジのデータユニットからダウンクロックされる複数のデータユニットをそれぞれが利用する2つ以上のロングレンジの通信モード(例えば、一実施形態において、IEEE802.11nのデータユニットのクロックレートの1/4及び1/8までそれぞれダウンクロックされた第1及び第2PHYモード)に準拠する複数の通信を含む。
他の全て(例えば、同じ高速フーリエ変換(FFT)サイズについて)は等しいが、より速いクロックを用いて生成された直交周波数分割多重方式(OFDM)シンボルが、持続時間において、より遅いクロックを用いて生成されたOFDMシンボルより短い。いくつかの実施形態において、他の全て(例えば、同じフーリエ変換(FFT)サイズについて)は等しいが、より速いクロックを用いて生成されたOFDMシンボルが、より遅いクロックを用いて生成されたOFDMシンボルより大きいトーンインターバルを利用する。複数のOFDMシンボルを含む複数の受信されたデータユニット(例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11n、IEEE802.11ac、IEEE802.11ax、IEEE802.11af、及びIEEE802.11ahのデータユニット)を適切に復調するために、受信デバイスは通常、受信されるデータユニットを生成するために送信デバイスが用いたクロックレートを知らなければならない。従って、異なる複数のクロックレートが、異なる複数のPHYモードのために単一領域において同時に用いられ、先天的知識を有さない複数の通信デバイスは、複数の受信されたデータユニットのクロックレートを決定又は自動検出しなければならない。データユニットの複数のプリアンブル設計の様々な実施形態、及びその複数のプリアンブル設計に基づき複数のクロックレートを自動検出する対応受信機技術が、本明細書において開示される。
図1は、一実施形態に係る、例示的な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10のブロック図である。AP14が、ネットワークインタフェース16に結合されるホストプロセッサ15を含む。ネットワークインタフェース16は、媒体アクセス制御(MAC)処理ユニット18とPHY処理ユニット20とを含む。PHY処理ユニット20は、複数のトランシーバ21を含み、その複数のトランシーバは、複数のアンテナ24に結合される。3つのトランシーバ21と3つのアンテナ24とが図1に示されているが、AP14は、複数の他の実施形態において、(例えば、1、2、4,5などの)異なる数のトランシーバ21とアンテナ24とを含んでよい。
WLAN10は、複数のクライアント局25を含む。4つのクライアント局25が図1に示されているが、WLAN10は、様々なシナリオ及び実施形態において、(例えば、1、2、3、5,6などの)異なる数のクライアント局25を含んでよい。クライアント局25‐1は、ネットワークインタフェース27に結合されるホストプロセッサ26を含む。ネットワークインタフェース27は、MAC処理ユニット28とPHY処理ユニット29とを含む。PHY処理ユニット29は、複数のトランシーバ30を含み、複数のトランシーバ30は、複数のアンテナ34に結合される。3つのトランシーバ30と3つのアンテナ34とが図1に示されているが、クライアント局25‐1は、複数の他の実施形態において、(例えば、1、2、4、5などの)異なる数のトランシーバ30とアンテナ34とを含んでよい。一実施形態において、クライアント局25‐2、25‐3及び25‐4のうちの1つ、2つ、又は3つは、クライアント局25‐1と同じ又は同様の構造を有する。これらの実施形態において、複数のクライアント局25は、クライアント局25‐1と同じ又は同様に構造化され、同じ又は異なる数のトランシーバ及びアンテナを有する。例えば、一実施形態において、クライアント局25‐2は、2つのトランシーバ及び2つのアンテナのみを有する。
様々な実施形態において、AP14のPHY処理ユニット20は、複数のPHYモードの何れかにおいて動作するよう構成される。いくつかの実施形態において、各PHYモードは、特定の通信プロトコルに、又は通信プロトコルの特定のモードに対応する。その結果、いくつかの実施形態において、各PHYモードは、複数の対応するデータユニットを生成するべく、特定のクロックレートを用いることに対応する。例えば、一実施形態において、第1PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートを用いて複数のデータユニットを生成するショートレンジの通信プロトコルに対応し、第2PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートからダウンクロックされた第2クロックレートを用いて複数のデータユニットを生成するロングレンジの通信プロトコルに対応する。別の例として、一実施形態において、第1PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートを用いて複数のデータユニットを生成するショートレンジの通信プロトコルに対応し、第2PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートからダウンクロックされた第2クロックレート(例えば、1/4の第1クロックレート)を用いて複数のデータユニットを生成するロングレンジの通信プロトコルの「通常」(regular)モードに対応し、第3PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートからさらにダウンクロックされた第3クロックレート(例えば、1/8の第1クロックレート)を用いて複数のデータユニットを生成するロングレンジの通信プロトコルの「拡張範囲」(extended range)モードに対応する。別の例において、一実施形態において、第1PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートを用いて複数のデータユニットを生成するショートレンジの通信プロトコルの「通常」モードに対応し、第2PHYモードは、PHYユニット20が第1クロックレートからダウンクロックされた第2クロックレート(例えば、1/2の第1クロックレート、1/4の第1クロックレート、1/8の第1クロックレートなど)を用いて複数のデータユニットを生成するショートレンジの通信プロトコルの「拡張範囲」モードに対応する。
AP14のトランシーバ21は、アンテナ24を介して複数の生成されたデータユニットを送信するよう構成される。同様に、トランシーバ21は、アンテナ24を介して複数の同様のデータユニットを受信するよう構成される。様々な実施形態において、AP14のPHY処理ユニット20は、複数の受信されたデータユニット(例えば、PHY処理ユニット20が送信のためにサポートする複数の通信プロトコル及び複数のPHYモードのうちの何れかに準拠する複数のデータユニット)を処理するようさらに構成される。
いくつかの実施形態において、クライアント局25‐1のPHY処理ユニット29が、特定の通信プロトコル及びデータユニットのクロックレートに対応する単一PHYモードのみに準拠する複数のデータユニットを生成するよう構成される。複数の他の実施形態において、PHY処理ユニット20と同様の方式において、PHY処理ユニット29は、複数のPHYモードのうちの何れかに準拠する複数のデータユニットを生成するよう構成され、その各PHYモードは、特定の通信プロトコル(又は、通信プロトコルの特定のモード)及び特定のデータユニットのクロックレートに対応する
トランシーバ30は、アンテナ34を介して複数の生成されたデータユニットを送信するよう構成される。同様に、トランシーバ30は、アンテナ34を介して複数のデータユニットを受信するよう構成される。クライアント局25‐1のPHY処理ユニット29は、複数の受信されたデータユニット(例えば、PHY処理ユニット29が送信又は受信のためにサポートする複数の通信プロトコル及び複数のPHYモードのうちの何れかに準拠する複数のデータユニット)を処理するようさらに構成される。
様々な実施形態において、クライアント局25‐1と同様に、クライアント局25‐2、25‐3、及び25‐4のそれぞれは、単一PHYモードのみに対応する複数のデータユニット、又は、複数のPHYモードのうちの何れか1つに対応する複数のデータユニットを送信及び/又は受信するよう構成される。いくつかの実施形態において、クライアント局25‐1から25‐4のうちの1つ又は複数は、クライアント局25‐1から25‐4のうちの他の1つ又は複数によりサポートされていないPHYモードに対応する複数のデータユニットを送信及び/又は受信するよう構成される。例えば、一実施形態において、クライアント局25‐1は、第1レートでクロックされた複数のショートレンジのデータユニットのみを送信及び/又は受信するよう構成される一方、クライアント局25‐2は、より遅い第2レートでクロックされたロングレンジのデータユニットのみを送信及び/又は受信するよう構成される。
図2は、一実施形態に係る、AP(例えば、図1のAP14)及び/又はクライアント局(例えば、図1のクライアント局25‐1)が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニット100の図である。データユニット100は、IEEE802.11a規格に準拠し、20メガヘルツ(MHz)帯域を占有する。データユニット100は、パケット検出、初期同期、及び自動利得制御などのために通常用いられるレガシショート・トレーニング・フィールド(L−STF)102と、チャネル推定及び微同期のために通常用いられるレガシロング・トレーニング・フィールド(L‐LTF)104とを含むプリアンブルを有する。データユニット100はまた、例えば、データユニット100を生成するのに用いられる変調種類及びコードレートなど、データユニット100の複数の特定のPHYパラメータを搬送するのに用いられるレガシ信号フィールド(L−SIG)106を有する。データユニット100はまた、データ部108を有する。いくつかの実施形態及び/又はシナリオによれば、データ部108は、必要に応じて、サービスフィールド、スクランブルされたPHYサービスデータユニット(PSDU)、テールビット、及びパディングビットを含む。データユニット100は、単一入力単一出力(SISO)チャネル構成において1つの空間的又は空間‐時間的ストリームを介する送信のために設計されている。
図3は、別の実施形態に係る、AP(例えば、図1のAP14)及び/又はクライアント局(例えば、図1のクライアント局25‐1)が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニット120の図である。データユニット120は、IEEE802.11n規格に準拠し、20MHz帯域を占有し、WLANが、IEEE802.11n規格に準拠するクライアント局と、IEEE802.11n規格ではなく、IEEE802.11a規格に準拠するクライアント局との両方を含む複数のシナリオのために設計される「混合」(mixed)モードに対応する。データユニット120は、L−STF122、L‐LTF124、L−SIG126、高スループット信号フィールド(HT‐SIG)128、高スループット・ショート・トレーニング・フィールド(HT‐STF)130、及びM個の高スループット・ロング・トレーニング・フィールド(HT−LTF)132‐1から132‐Mを含むプリアンブルを有し、ここで、Mは、多重入力多重出力(MIMO)チャネル構成においてデータユニット120を送信するのに用いられる空間ストリーム数に一般的に対応する整数である。特に、IEEE802.11n規格に従って、データユニット120は、データユニット120が2つの空間ストリームを用いて送信される場合に2つのHT−LTF132を有し、データユニット120が3つ又は4つの空間ストリームを用いて送信される場合に4つのHT−LTF132を有する。利用されている特定の空間ストリーム数の表示が、HT‐SIG128に含まれている。データユニット120はまた、高スループットデータ部(HT‐DATA)134を有する。
データユニット120内において、L−SIG126が、二位相偏移変調方式(BPSK)に従って変調される一方、HT‐SIG128は、直交軸上でのBPSK(Q−BPSK)に従って変調される。言い換えれば、HT‐SIG128の変調は、L−SIG126の変調と比較して90度回転されている。そのような変調は、受信デバイスが、プリアンブル全体をデコードせずに、データユニット120がIEEE802.11a規格ではなく、IEEE802.11n規格に準拠することを決定又は自動検出することを可能にする。
図4は、別の実施形態に係る、AP(例えば、図1のAP14)及び/又はクライアント局(例えば、図1のクライアント局25‐1)が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニット140の図である。データユニット140は、IEEE802.11n規格に準拠し、20MHz帯域を占有し、WLANがIEEE802.11n規格ではなくIEEE802.11a規格に準拠するいかなるクライアント局も含まない複数のシナリオのために設計される「グリーンフィールド」(Greenfield)モードに対応する。データユニット140は、高スループット・グリーンフィールド・ショート・トレーニング・フィールド(HT‐GF‐STF)142と、第1高スループット・ロング・トレーニング・フィールド(HT‐LTF1)144と、HT‐SIG146と、M個のHT‐LTF148‐1から148‐Mとを含むプリアンブルを有し、ここで、Mは、MIMOチャネル構成においてデータユニット140を送信するのに用いられる空間ストリーム数に一般的に対応する整数である。データユニット140はまた、データ部150を有する。
図5は、別の実施形態に係る、AP(例えば、図1のAP14)及び/又はクライアント局(例えば、図1のクライアント局25‐1)が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるOFDMにおけるショートレンジのデータユニット170の図である。データユニット170は、IEEE802.11ac規格に準拠し、WLANがIEEE802.11ac規格に準拠する複数のクライアント局と、IEEE802.11ac規格ではなくIEEE802.11a規格に準拠する複数のクライアント局との両方を含む複数のシナリオのために設計される。データユニット170は、20MHz帯域幅を占有する。複数の他の実施形態又はシナリオにおいて、データユニット170と同様のデータユニットが、40MHz、80MHz、又は160MHz帯域幅などの異なる帯域幅を占有する。データユニット170は、L−STF172と、L‐LTF174と、L−SIG176と、第1超高スループット信号フィールド(VHT‐SIG‐A)178と、超高スループット・ショート・トレーニング・フィールド(VHT‐STF)180と、Mが整数であるM個の超高スループット・ロング・トレーニング・フィールド(VHT‐LTF)182‐1から182‐Mと、第2超高スループット信号フィールド(VHT‐SIG‐B)184とを含むプリアンブルを有する。データユニット170はまた、超高スループットデータ部(VHT‐DATA)186を含む。いくつかの実施形態において、データユニット170は、AP(例えば、図1のAP14)により送信されたマルチユーザのデータユニットであり、情報を1つより多くのクライアント局(例えば、図1の1つ又は複数のクライアント局25)に同時に搬送する。複数のそのような実施形態又はシナリオにおいて、VHT‐SIG‐A178は、意図されるクライアント局の全てに共通する情報を含み、VHT‐SIG‐B184は、そのクライアント局のそれぞれについてのユーザ特定情報を含む。
データユニット170内において、L‐SIG176とVHT‐SIG‐A178とが、BPSKに従って変調される一方、VHT‐SIG‐B184は、Q−BPSKに従って、変調される。上にて検討されているIEEE802.11nの自動検出機能と同様に、そのような変調は、受信デバイスが、プリアンブル全体をデコードせずに、データユニット170がIEEE802.11a規格ではなく、IEEE802.11ac規格に準拠することを決定又は自動検出することを可能にする。
図6は、別の実施形態に係る、AP(例えば、図1のAP14)及び/又はクライアント局(例えば、図1のクライアント局25‐1)が通信チャネルを介して送信するよう構成される、先行技術であるシングルキャリア(SC)におけるショートレンジのデータユニット200の図である。様々な実施形態において、データユニット200は、IEEE802.11b規格に準拠し、直接シーケンス拡散スペクトル方式(DSSS)又は相補的コード変調方式(CCK)により変調される。データユニット200は、受信機がデータユニット200の存在を検出して入力信号との同期を開始することを可能にする同期化(SYNC)フィールド202を含む。データユニット200はまた、フレームの開始を知らせるスタートフレームデリミタ(SFD)フィールド204を含む。SYNCフィールド202とSFDフィールド204とが、データユニット200のプリアンブル部を形成する。データユニット200はまた、信号フィールド206と、サービスフィールド808と、長さフィールド210と、巡回冗長検査(CRC)フィールド212とを含むヘッダ部を有する。データユニット200はまた、PHYサービスデータユニット(PSDU)214、すなわち、データ部を含む。
様々な実施形態及び/又はシナリオにおいて、ロングレンジの通信プロトコル(例えば、IEEE802.11af又は802.11ah規格)に準拠する複数のデータユニットは、図2‐5に関連して上にて説明され示されているように、少なくともIEEE802.11a規格、802.11n規格(混合モード又はグリーンフィールド)、又は802.11ac規格により規定されているものと実質的に同じになるようにフォーマットされるが、より低い周波数(例えば、サブ1GHz)でより遅いクロックレートを用いて送信される。いくつかの実施形態及び/又はシナリオにおいて、ショートレンジの通信プロトコルのロングレンジのPHYモード(例えば、802.11ax規格の範囲拡張(range extension)モード)に準拠する複数のデータユニットは少なくとも、ショートレンジのプロトコルの通常モード(例えば、IEEE802.11ax規格の通常モード)に準拠する複数のデータユニットと実質的に同じになるようにフォーマットされるが、より遅いクロックレートを用いて送信される。
いくつかのそのような実施形態において、送信デバイス(例えば、AP14)は、複数のショートレンジのデータユニットを生成するために用いられるクロックレートを、複数のロングレンジのデータユニットを生成するために用いられるより低いクロックレートまで1/Nにダウンクロックする。ロングレンジのデータユニットは従って、通常、より長い時間にわたって送信され、対応するショートレンジのデータユニットよりも小さい帯域幅を任意に占有する。ダウンクロックのファクタNは、異なる複数の実施形態及び/又はシナリオに従って異なる。1つの実施形態において、ダウンクロックのファクタNは、4に等しい。他の実施形態において、他の適したダウンクロックのファクタ(N)の値が利用され、複数のロングレンジのデータユニットの複数の送信時間及び帯域幅は従って、スケーリングされる。いくつかの実施形態において、ダウンクロックのファクタNは、2の冪(例えば、N=2、4、8、16、32など)である。いくつかの実施形態において、ダウンクロックのファクタNは、2の冪ではない、適した数字(例えば、N=5、10、20など)である。
ダウンクロックにより生成されるロングレンジのデータユニットの複数の例については、2012年1月26日に出願された米国特許出願番号第13/359,336号(現在、米国特許第8,867,653号)において説明され、その全体はここに参照により本明細書に組み込まれている。いくつかの実施形態において、米国特許出願番号第13/359,336号においても説明されているように、ロングレンジの通信プロトコルが、値Nによりダウンクロックされた「通常」モードのデータユニットと、値Nによりダウンクロックされた「拡張範囲」のデータユニットとの両方を規定し、ここで、N>Nである。よって、いくつかの実施形態において、デバイス(例えば、AP14及び/又はクライアント局25)は、デバイスが通常モード又は拡張範囲モードにあるかに応じて、ダウンクロックされた第1レート又はさらにダウンクロックされた第2レートで、ロングレンジのデータユニットを選択的に送信する。
特定の領域において共存する複数のデータユニット(例えば、ショートレンジの及びロングレンジのデータユニット、及び/又は、通常ロングレンジの及び拡張ロングレンジのデータユニット)を生成するように複数のクロックレートの使用の結果、データユニットを受信する通信デバイス(例えば、AP14及び/又はクライアント局25)がデータユニットを生成するのに用いられるクロックレートを決定又は自動検出できる場合に役に立つ。以下にて複数の実施形態において説明されるように、データユニットの第1プリアンブル部は、受信デバイスが対応技術を用いてデータユニットのクロックレートを自動検出する(例えば、第1プリアンブル部に続くデータユニットのOFDM変調部のクロックレートを自動検出する)ことを許可する。続いて説明される複数の実施形態において、クロックレートが検出されているデータユニットのOFDM変調部は、「OFDM部」と称される。しかしながら、いくつかの実施形態において(例えば、第1プリアンブル部がSTFを含むいくつかの実施形態において)、第1プリアンブル部はまたOFDM変調される。
第1、第2、及び第3実施例を含み、図7−9に対応する複数の実施例の第1グループにおいて、データユニットのプリアンブルのSTFが、データユニットのOFDM部のクロックレートを示すよう設計される。様々な実施形態において、STFは、パケット検出、初期同期、自動利得制御などのうちの1つ又は複数のために用いられる。OFDM部は、様々な実施形態においてチャネル推定及び微同期などのうちの1つ又は複数のために用いられる1つ又は複数のLTFを含む。様々な実施形態又はシナリオにおいて、図7−9のプリアンブル設計は、通信デバイス(例えば、図1のAP14及び/又はクライアント局25)により通信チャネルを通じて送信及び/又は受信された複数のデータユニットにおいて利用される。図7−9のそれぞれは、2つの例示的なプリアンブルを示し、それぞれが特定のクロックレートに対応するPHYモードを反映する。1つの実施形態において、AP(例えば、AP14)は、例示的なプリアンブルの両方を生成することができる(すなわち、APは、異なる複数のクロックレートに対応する複数のPHYモードをサポートする)一方、各クライアント局(例えば、複数のクライアント局25のそれぞれ)は、例示的なプリアンブルのうちの1つのみを生成することができる(すなわち、各クライアント局は、単一クロックレートに対応するPHYモードのみをサポートする)。別の実施形態において、AP及び1つ又は複数のクライアント局の両方とも、例示的なプリアンブルの両方を生成することができる。
説明の簡便性のために、図7‐9は、単一STFを含む第1部と単一LTFを含む第2部のみとを有する複数のプリアンブルを示す。しかしながら、複数の他の実施形態において、異なる複数の種類及び/又はフィールド数がプリアンブルに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブルは、STFに続く複数のLTFを含む。別の例として、一実施形態において、プリアンブルの追加の複数の非LTFフィールド(例えば、受信機に複数の基本PHYパラメータを知らせるために用いられる1つ又は複数のSIGフィールド)が、LTFに続く。いくつかの実施形態において、複数のプリアンブルは、図2‐5に関連して上にて検討されているプリアンブルのうちの何れか1つと同じであるが、図7‐9に関連して以下にて説明される複数の実施形態のうちの1つに示されるように設計された第1STFを有する。例えば、様々な実施形態において、図2のL‐STF102、図3のL‐STF122、図4のHT‐GF‐STF142、又は図5のL‐STF172が、以下にて説明される実施形態に従って設計される。さらに、図7‐9はそれぞれ、2つの可能なクロックレートのみに対応する複数のプリアンブルを示す一方、当業者は、以下にて説明される複数のプリアンブル設計及び自動検出技術が、異なる複数のクロックレートでの3つ以上の共存するPHYモードを含む複数のシステムに拡張され得ることを理解するであろう。
(図7に関連して検討される)第1実施例において、プリアンブルのSTFが、データユニットの後続のOFDM部と同じダウンクロック比を用いてダウンクロックされる。図7を参照すると、第1プリアンブル300が、第1クロックレート(例えば、一実施形態において、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされたOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれている。プリアンブル300は、第1プリアンブル部310と第2プリアンブル部314とを含む。第1プリアンブル部310は、第1クロックレートでクロックされ、J個の繰り返しSTFシーケンス318‐1から318‐Jを含む。第2プリアンブル部314は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)324を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、データ部(図7に図示せず)を含む。
第2プリアンブル330が、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされたOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。図7の実施例において、プリアンブル330を有するデータユニットのOFDM部は、プリアンブル300を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって生成される)。複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態におちて、N=8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル300と同様に、プリアンブル330は、第1プリアンブル部340及び第2プリアンブル部344を含み、第1プリアンブル部340は、J個の繰り返しSTFシーケンス348‐1から348‐Jを含む。プリアンブル300にまた同様に、第2プリアンブル部344は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)354を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。しかしながら、プリアンブル300の第1プリアンブル部310とは異なって、プリアンブル330の第1プリアンブル部340は、より低い第2クロックレートでクロックされる。
STFシーケンス348が、STFシーケンス318を生成するのに用いられるクロックレートより4倍遅いクロックレートを用いて生成されるので、かつ、第1プリアンブル部310と第1プリアンブル部340とが、同じ数(J)の繰り返しSTFシーケンスを含むので、プリアンブル330の第1プリアンブル部340は、持続時間において、プリアンブル300の第1プリアンブル部310より4倍長い。プリアンブル300を有する複数のデータユニットと、プリアンブル330を有する複数のデータユニットとを受信する通信デバイスは従って、OFDM部内の複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部のクロックレートを決定するために、第1プリアンブル部の開始と第1プリアンブル部の終了との間(すなわち、図7の実施形態においては、第1プリアンブル部の開始とSTF/LTF境界線との間)の長さを利用することができる。この目的のために、図7に示されているように、受信機が、各受信されたデータユニット上で自己相関を実行する。1つの実施形態において、第1自己相関が、第1ポテンシャルクロックレートに対応する繰り返し期間(時間インターバル)を用いて実行され、第2自己相関が、第2ポテンシャルクロックレートに対応する繰り返し期間を用いて実行される。図7の実施例において、第1自己相関は、第1クロックレートでクロックされたSTFシーケンス318の0.8μsの長さに対応する0.8μsインターバルを利用し、第2自己相関は、第2クロックレートでクロックされたSTFシーケンス348の3.2μsの長さに対応する3.2μsのインターバルを利用する。第1及び第2自己相関は、一実施形態において、図1のPHYユニット20又はPHYユニット29などのPHYユニットの並列キャリアセンス回路及び/又はソフトウェアモジュールにより同時に実行される。
図7に示されているように、第1自己相関は、第1キャリアセンス信号380を出力し、第2自己相関は、第2キャリアセンス信号384を出力する。いくつかの実施形態において、第1キャリアセンス信号380のパルス長さは、(イベントCS386として図示される)キャリアのセンシングと、(イベント「STF/LTF境界線」388として図示される)第1プリアンブル部310から第2プリアンブル部314への遷移の検出との間の推定延べ時間に対応する。同様に、いくつかの実施形態において、第2キャリアセンス信号384のパルス長さは、(イベントCS390として図示される)キャリアのセンシングと、(イベント「STF/LTF境界線」392として図示される)第1プリアンブル部340から第2プリアンブル部344への遷移の検出との間の推定延べ時間に対応する。
いくつかの実施形態において、キャリアセンス信号380及び/又はキャリアセンス信号384は、適した予め定められた閾値と比較され、閾値を満たす場合に、「高い」と決定される。いくつかの実施形態において、CS386又はCS390の検出は、そのような閾値が満たされたと決定することを含む。さらに、いくつかの実施形態において、ある時間において「高い」状態にあった後に、自己相関がそのような閾値を下回る(又は異なる第2閾値を下回る)場合に、第1プリアンブル部から第2プリアンブル部への遷移が検出される。いくつかの実施形態において、STF/LTF境界線388又はSTF/LTF境界線392の検出は、そのような遷移の検出を含む。図7は、第1キャリアセンス信号380及び第2キャリアセンス信号384を連続するパルスとして表しているが、ここで用いられている「パルス」という用語は、連続するパルス及び連続しないパルス(例えば、パルス長さ全体において必ずしも「高い」又は「低い」ものではないが、そのパルス長さ全体において、ある適した予め定められた基準を満たす複数の信号)の両方を含む。
いくつかの実施形態において、STF部上で動作する場合にどのキャリアセンス信号が強い自己相関を示すかを決定することによって、受信機が受信されたデータユニットのクロックレートを検出する。例えば、一実施形態において、第2キャリアセンス信号384は立ち上がったが、第1キャリアセンス信号380は受立ち上がらなかった場合に、受信機は、受信されたSTFシーケンス(従って、データユニットの対応するOFDM部)がより低い第2クロックレートでクロックされると決定する。逆に、この実施形態において、第1キャリアセンス信号380は立ち上がったが、第2キャリアセンス信号384は立ち上がらなかった場合に、受信機は、受信されたSTFシーケンス(従って、データユニットの対応するOFDM部)がより高い第1クロックレートでクロックされると決定する。言い換えれば、例として、一実施形態において、第2キャリアセンス信号384は適した検出基準を満たすが、第1キャリアセンス信号380は適した検出基準を満たしていない場合、受信機は、受信されたSTFシーケンス(従って、データユニットの対応するOFDM部)がより低い第2クロックレートでクロックされると決定する。逆に、この実施形態において、第1キャリアセンス信号380は適した検出基準を満たすが、第2キャリアセンス信号384は適した検出基準を満たしていない場合、受信機は、受信されたSTFシーケンス(従って、データユニットの対応するOFDM部)がより高い第1クロックレートでクロックされると決定する。
しかしながら、いくつかの実例において、より高いレートでクロックされたSTFシーケンスは、より低いクロックされたレートに対応するキャリアセンシングをトリガし得る。例えば、いくつかの実施形態及び/又はシナリオにおいて、(より高い第1クロックされたレートでクロックされた)STFシーケンス318を有する受信されたデータユニットは、キャリアの検出を示すよう、第1キャリアセンス信号380と第2キャリアセンス信号384との両方を引き起こし得る。この状況において、一実施形態において、受信機は、キャリアセンス信号380、384のうちの少なくとも1つのパルス長さに基づき、データユニットのOFDM部のクロックレートを決定する。例えば、1つの実施形態において、各STFは、J=10のシーケンスを含み(例えば、図7の第1プリアンブル部310は、8.0μsの長さであり、図7の第2プリアンブル部340は32μsの長さである)、受信機は、キャリアセンス信号380、384が、キャリア検出の開始とSTF/LTF境界線との間の8.0μsの長さを示す場合に、OFDM部のクロックレートが第1クロックレートであると決定し、キャリアセンス信号380、384が、キャリア検出の開始とSTF/LTF境界線との間の32μsの長さを示す場合に、OFDM部のクロックレートが第2クロックレートであると決定する。様々な他の実施形態においては、複数の他のアルゴリズムを用いる。J=10である1つの例として、一実施形態において、受信機は、STF/LTF境界線が、キャリア検出の開始から10μs以内に生じた場合に、クロックレートが第1クロックレートであると決定し、STF/LTF境界線が、キャリア検出の開始から10μs以上経過後に生じた場合に、クロックレートが第2クロックレートであると決定する。キャリアセンス信号380とキャリアセンス信号384との両方がキャリアの検出を示すいくつかの実施形態及びシナリオにおいて、受信機は、複数のキャリアセンス信号のうちの1つのみのパルス長さを観察することによって、クロックレートを決定する。複数の他の実施形態において、両方のキャリアセンス信号のそれぞれのパルス長さが観察される。
キャリアセンス信号380、384の両方が最初にキャリアセンスを示し得るので、図7の自動検出技術例を用いる受信機は、第1プリアンブル部の開始から十分な時間が経過するまで、受信されたデータユニットのクロックレートを決定できない場合があり、従って、検出されたクロックレートに基づき、受信機クロックレートを動的に調整するための十分な時間を有さない場合がある。従って、一実施形態において、図7の自動検出技術を用いる受信機が、第1及び第2クロックレートのうちのより速いほうに対応するクロックレートで動作する。
(図8に関連して検討されている)第2実施例において、プリアンブルのSTFは、データユニットの後続のOFDM部のクロックレートに関係なく、一定のクロックレートを用いて生成される繰り返されたSTFシーケンスを含む。しかしながら、STFは、STFシーケンスのより多く又はより少ない繰り返しを含むことによって、OFDM部のクロックレートの表示を提供する。図8を参照すると、第1プリアンブル400が、第1クロックレート(例えば、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされたOFDM部を有するデータユニットに含まれる。プリアンブル400は、第1プリアンブル部410と第2プリアンブル部414とを含む。第1プリアンブル部410は、J個の繰り返しSTFシーケンス418‐1から418‐Jを含む。第2プリアンブル部414は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)424を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、データ部(図8に図示せず)を含む。
第2プリアンブル430が、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブル430を有するデータユニットのOFDM部は、プリアンブル400を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって生成される)。複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態において、N=8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル400と同様に、プリアンブル430は、第1プリアンブル部440と第2プリアンブル部444とを含み、第2プリアンブル部444は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)454を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。さらに、一実施形態において、プリアンブル430の第1プリアンブル部440がプリアンブル400の第1プリアンブル部410と同じクロックレートでクロックされる(例えば、様々な実施形態に従って、両方とも、第1クロックレートでクロックされ、又は両方とも、第2クロックレートでクロックされる)。しかしながら、第1プリアンブル部410とは異なり、第1プリアンブル部440は、K個の繰り返しSTFシーケンス448‐1から448‐Kを含み、ここで、KはJより大きい。いくつかの実施形態において、K/J比は、第1クロックレート対第2クロックレートの比に等しい。例えば、1つの実施形態において、第1クロックレートは、第2クロックレートより4倍大きく、K/J比=4である。複数の他の実施形態において、K/J比は、第1クロックレート対第2クロックレートの比とは異なる。
プリアンブル430の第1プリアンブル部440が、プリアンブル400の第1プリアンブル部410より多くのSTFシーケンスを含むので、第1プリアンブル部440は、第1プリアンブル部410より長い。プリアンブル400を有する複数のデータユニットと、プリアンブル430を有する複数のデータユニットとを受信する通信デバイスは従って、OFDM部内で複数のOFDMシンボルを復調する前にOFDM部のクロックレートを決定するよう、第1プリアンブル部の開始と第1プリアンブル部の終了との間(すなわち、図8の実施形態においては、第1プリアンブル部の開始とSTF/LTF境界線との間)の長さを利用する。この目的のために、図8に示されているように、受信機は、各受信されたデータユニット上で自己相関を実行する。図7の第1実施例とは異なり、一実施形態において、1つの自己相関のみが、受信されたデータユニット上で実行される。1つの実施形態において、自己相関は、第1プリアンブル部410と第1プリアンブル部440との両方を生成するのに用いられるクロックレートに対応する繰り返し期間(時間インターバル)を用いて実行される。図8の実施例において、自己相関は、STFシーケンス418とSTFシーケンス448との3.2μsの長さに対応する3.2μsのインターバルを利用する。
図7は、異なる(例えば、並列)キャリアセンス回路及び/又はソフトウェアモジュールの複数の出力に対応する複数の代替的な自己相関出力を示す一方で、図8に示されている自己相関出力の両方は、同じキャリアセンス回路及び/又はソフトウェアモジュールの複数の代替的な出力を表す。プリアンブル400を有するデータユニットが受信された場合に、第1キャリアセンス信号480が自己相関により出力され、プリアンブル430を有するデータユニットが受信された場合に、第2キャリアセンス信号484が自己相関により出力される。いくつかの実施形態において、第1キャリアセンス信号480のパルス長さは、(イベントCS486として図示される)キャリアのセンシングと、(イベント「STF/LTF境界線」488として図示される)第1プリアンブル部410から第2プリアンブル部414への遷移の検出との間の推定延べ時間に対応する。同様に、いくつかの実施形態において、第2キャリアセンス信号484のパルス長さは、(イベントCS490として図示される)キャリアセンシングと、(イベント「STF/LTF境界線」492として図示される)第1プリアンブル部440から第2プリアンブル部444への遷移の検出との間の推定延べ時間に対応する。
いくつかの実施形態において、受信機は、キャリアセンス信号のパルス長さに基づき、受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートを決定する。例えば、J=4、かつ、K=16である(例えば、図8の実施例において、第1プリアンブル部410は12.8μsの長さであり、図8の第2プリアンブル部440は、51.2μsの長さである)1つの実施形態において、受信機は、キャリアセンス信号がキャリアセンスとSTF/LTF境界線との間の12.8μsの長さを示す場合に、OFDM部のクロックレートが第1クロックレートであると決定し、キャリアセンス信号がキャリアセンスとSTF/LTF境界線との間の51.2μsの長さを示す場合に、OFDM部のクロックレートが第2クロックレートであると決定する。様々な他の実施形態においては、複数の他のアルゴリズムを用いる。再びJ=4、かつ、K=16である1つの例として、受信機は、一実施形態において、STF/LTF境界線がキャリアセンスの20μs内に生じた場合に、クロックレートが第1クロックレートであると決定し、STF/LTF境界線がキャリアセンスから20μs以上経過後に生じた場合に、クロックレートが第2クロックレートであることを決定する。複数の他の実施形態において、J及びKの異なる適した値が利用される。
図7の自動検出技術例と同様に、図8の自動検出技術例は、検出されたクロックレートに基づき、受信機クロックレートを動的に調整するための十分な時間を提供しない場合がある。従って、図8の自動検出技術を用いる受信機は、一実施形態において、第1及び第2クロックレートのうちより速いほうに対応するクロックレートで動作する。
(図9に関連して検討される)第3実施例において、プリアンブルのSTFは、データユニットの後続のOFDM部のクロックレートに関係なく、一定のクロックレートを用いて生成される複数の繰り返されたSTFシーケンスを含む。しかしながら、繰り返されたSTFシーケンスは、OFDM部のクロックレートの表示を提供するカバーコードにより増加される。1つの実施形態において、このプリアンブル設計は、図8のプリアンブル設計と組み合わされ、OFDM部のクロックレートは、STFシーケンスの繰り返し数によりさらに示される。図9は、カバーコード及びSTFシーケンス数の両方が、OFDM部のクロックレートを示すのに用いられる一実施形態のためのプリアンブル設計例及び対応する自動検出技術を示す。図9を参照すると、第1プリアンブル500が、第1クロックレート(例えば、様々な実施形態において、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされたOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。プリアンブル500は、第1プリアンブル部510と第2プリアンブル部514とを含む。第1プリアンブル部510は、第1カバーコードにより増加されるJ個の繰り返しSTFシーケンス518‐1から518‐Jを含む。第1カバーコードは、第1クロックレートに対応する(すなわち、第1クロックレートがデータユニットのOFDM部のために用いられる受信デバイスを示すのに用いられる)。第2プリアンブル部514は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)524を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、データ部(図9に図示せず)を含む。
第2プリアンブル530は、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブル530を有するデータユニットのOFDM部は、(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって)プリアンブル500を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる。複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態において、N=8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル500と同様に、プリアンブル530は、第1プリアンブル部540と第2プリアンブル部544とを含み、第2プリアンブル部544は、少なくとも第1ロング・トレーニング・フィールド(LTF1)554を含み、データユニットのOFDM部に含まれる。さらに、一実施形態において、プリアンブル530の第1プリアンブル部540は、プリアンブル500の第1プリアンブル部510と同じクロックレートでクロックされる(例えば、様々な実施形態に従って、両方とも第1クロックレートでクロックされ、又は、両方とも第2クロックレートでクロックされる)。しかしながら、第1プリアンブル部510とは異なり、第1プリアンブル部540は、第1カバーコードと異なる第2カバーコードにより増加されるSTFシーケンス548を含む。第2カバーコードは、より低い第2クロックレートに対応する(すなわち、受信デバイスに、データユニットのOFDM部が第2クロックレートでクロックされることを示すのに用いられる)。一実施形態において、プリアンブル500において用いられる第1カバーコードが一連の正の1のみ(すなわち、[1 1 1 1...])である一方、プリアンブル530において用いられる第2カバーコードは、一連の交互に並んだ正及び負の1(すなわち、[1 ‐1 1 ‐1...])である。
図9から分かるように、プリアンブル530の第1プリアンブル部540は、K個の繰り返しSTFシーケンス548‐1から548‐Kを含む。図9に示されている実施例のような複数の実施形態において、OFDM部のクロックレートは、STFシーケンス数によりさらに示され、KはJより大きい。これらの実施形態のいくつかにおいて、K/J比は、第1クロックレート対第2クロックレートの比に等しい。代替的に、OFDM部のクロックレートがSTFシーケンス数により示されないある実施形態において、KはJに等しい。
第1プリアンブルセクションのカバーコードは特定の受信されたデータユニットにとっては既知ではないので、受信機は、一実施形態において、2つの並列する経路において受信されたデータユニットの第1プリアンブル部を処理する。一実施形態において、第1経路において、受信機は、第1カバーコードを取り除き、又は取り消すよう試み、第2経路においては、受信機は、第2カバーコードを取り除き、又は取り消すよう試みる。一実施形態において、少なくとも第1プリアンブル部の(処理された)第1自己相関が、第1経路において、カバーコード処理に続き、少なくとも第1プリアンブル部の(処理された)並列する第2自己相関が、第2経路において、カバーコード処理に続く。例えば、第1カバーコードが一連の1であり、第2カバーコードが一連の交互に並んだ1及び‐1である1つの実施形態においては、第1自己相関は、従来の自己相関であるが、第2自己相関の2つのウィンドウのうちの1つのサンプルが‐1により乗算される。
図9に示されているように、第1自己相関は、第1キャリアセンス信号580を出力し、第2自己相関は、第2キャリアセンス信号584を出力する。いくつかの実施形態において、受信機は、STF部上で動作する場合にどのキャリアセンス信号が強い自己相関を示すかを決定することによって受信されたデータユニットのクロックレートを検出する。例えば、一実施形態において、第2キャリアセンス信号584は立ち上がった(すなわち、キャリアセンス586が生じた)が、第1キャリアセンス信号580は立ち上がっていない(すなわち、キャリアセンス590は生じていない)場合、受信機は、データユニットのOFDM部がより低い第2クロックレートでクロックされると決定する。逆に、この実施形態において、第1キャリアセンス信号580は立ち上がったが、第2キャリアセンス信号584は立ち上がっていない場合、受信機は、データユニットのOFDM部がより高い第1クロックレートでクロックされると決定する。クロックレートがSTFシーケンス数によりさらに示される(すなわち、K>J)いくつかの実施形態において、図8の自動検出方法と同様に、受信機はまた、キャリアセンス信号580及び/又はキャリアセンス信号584のパルス長さ(例えば、STF/LTF境界線592又はSTF/LTF境界線596の位置)に基づき、クロックレートを決定又は確認する。言い換えれば、例として、第2キャリアセンス信号584が適した検出基準を満たしたが、第1キャリアセンス信号580が適した検出基準を満たしていない場合、一実施形態において、受信機は、データユニットの対応するOFDM部がより低い第2クロックレートでクロックされると決定する。逆に、この実施形態において、第1キャリアセンス信号580は適した検出基準を満たしたが、第2キャリアセンス信号584は適した検出基準を満たしていない場合、受信機は、データユニットのOFDM部がより高い第1クロックレートでクロックされると決定する。
図9の自動検出技術例を用いる受信機は一般的に、(例えば、キャリアセンス586又はキャリアセンス590に基づき)受信されたデータユニットのクロックレートを迅速に決定することができる。よって、一実施形態において、受信デバイスは、決定されたOFDM部のクロックレートに対応するよう受信機クロックレートを動的に調整するよう構成され、受信デバイスの電力を節減できる。これらの実施形態のうちのいくつかにおいて、受信デバイスは、第1クロックレート又は第2クロックレートでクロックされたOFDM部を有するデータユニットが受信されたか否かに応じて、キャリアセンス586又はキャリアセンス590の発生に応答して受信機クロックレートを動的に調整するよう構成される。一実施形態において、受信デバイスは、データユニットのOFDM部の任意の一部を処理(例えば、復調)する前に、受信機クロックレートを動的に調整するよう構成される。
第4、第5、及び第6実施例を含み、図12‐10に対応する複数の実施例の第2グループにおいて、SC「追加プリアンブル」(extra preamble)部が、ロングレンジのデータユニットの第1プリアンブル部として機能し、その追加プリアンブル部は、データユニットのOFDM部のクロックレートを反映するよう設計される。いくつかの実施形態において、図10‐12のデータユニットの複数のフォーマットは、追加プリアンブル部を除き、ショートレンジのデータユニットと同様である。追加プリアンブル部は、(例えば、IEEE802.11b規格に従うSYNCフィールドと同様の)SYNCフィールドを含み、いくつかの実施形態においては、(例えば、IEEE802.11b規格に従うSFDフィールドと同様の)SFDフィールドを含む。これらの実施例において、SYNCフィールド及び/又はSFDフィールドは、データユニットのOFDM部のクロックレートを反映するよう設計される。集合した複数の20MHzチャネルを介する(例えば、40MHz、80MHz、160MHzなどのチャネルを介する)送信のためにデータユニットが生成されるいくつかの実施形態において、追加プリアンブル部は、各20MHzのサブ帯域において繰り返される。
追加プリアンブル部は、いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部より低いレートでサンプリング又はクロックされる。例えば、1つの実施形態において、追加プリアンブル部は、データユニットのOFDM部のために用いられるダウンクロック比に等しいダウンクロック比Nにより、11MHzのIEEE802.11bレートからダウンクロックされる。別の例として、別の実施形態において、追加プリアンブル部は、通常の(ダウンクロックされていない)OFDM部のおよそ2/3のクロックレートでサンプリング又はクロックされる。OFDM部と異なるレートで追加プリアンブル部がサンプリング又はクロックされるいくつかの実施形態において、追加プリアンブル部とOFDM部との間のSC/OFDM境界線に対する1つ又は複数の特定の要求が満たされている。例えば、一実施形態において、IEEE802.11g規格において規定されているSC/OFDM境界線要求が満たされている。
図10‐12のプリアンブル設計は、様々な実施形態又はシナリオにおいて、通信デバイス(例えば、図1のAP14及び/又はクライアント局25)により、通信チャネルを通じて送信され及び/又は受信された複数のデータユニットにおいて利用される。図10‐12のそれぞれは、2つのプリアンブル例を示し、各プリアンブル例は、OFDM部の特定のクロックレートに対応するPHYモードを反映する。1つの実施形態において、AP(例えば、AP14)が、例示的なプリアンブルの両方を生成することができる(すなわち、APは、異なる複数のクロックレートに対応する複数のPHYモードをサポートする)一方、各クライアント局(例えば、複数のクライアント局25のそれぞれ)は、例示的なプリアンブルのうちの1つのみを生成することができる(すなわち、各クライアント局は、単一クロックレートに対応するPHYモードのみをサポートする)。別の実施形態において、AP及び1つ又は複数のクライアント局の両方とも、例示的なプリアンブルの両方を生成することができる。
いくつかの実施形態において、図10‐12のプリアンブルは、示されているものとは異なる複数の種類及び/又はフィールド数を含む。例えば、一実施形態において、複数の追加フィールドは、追加プリアンブル部とSTFとの間(又は、STFを有さない複数の実施形態においては、追加プリアンブル部とLTFとの間)で含まれる。いくつかの実施形態において、複数のプリアンブルは、図2‐5に関連して上にて検討されているプリアンブルのうちの何れか1つと同じであるが、プリアンブルの開始時に追加されている、図10‐12に関連して以下にて説明される追加プリアンブル部のうちの1つを有する。例えば、様々な実施形態において、追加プリアンブル部は、図2のL‐STF102、図3のL‐STF122、図4のHT‐GF‐STF142、又は図5のL‐STF172の前に追加される。さらに、図10‐12はそれぞれ、2つの可能なクロックレートのみに対応する複数のプリアンブルを示す一方、当業者は、以下にて説明される複数のプリアンブル設計及び複数の自動検出技術が、異なる複数のクロックレートを有する3つ以上の共存するPHYモードを含む複数のシステムに拡張され得ることを理解するであろう。
(図10に関連して検討される)第4実施例において、プリアンブルは、対応するデータユニットのOFDM部のクロックレートに関係なく、一定のクロックレートを用いて生成されるSYNCフィールドを含む。しかしながら、SYNCフィールドは、OFDM部のクロックレートに基づき特定の長さを有し、受信機がSYNCフィールドに基づき複数のクロックレート間を区別することを可能にする。図10を参照すると、第1プリアンブル600が、第1クロックレート(例えば、様々な実施形態において、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。プリアンブル600は、第1プリアンブル部610(すなわち、「追加プリアンブル」部)及び第2プリアンブル部612を含む。第1プリアンブル部610は、SYNCフィールド614とSFDフィールド616とを含む。一実施形態において、第1プリアンブル部はバーカーコード(Barker code)の複数の繰り返しを含む。第2プリアンブル部612は、データユニットのOFDM部に含まれ、STF620と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部622とを含む。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、データ部(図10に図示せず)を含む。代替的な実施形態において、プリアンブル600は、SFDフィールド616を含まない。別の代替的な実施形態において、SFDフィールド616は、プリアンブル600に含まれるが、STF620は含まれていない。
第2プリアンブル630が、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブル630を有するデータユニットのOFDM部は、(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって、)プリアンブル600を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる。他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる適した比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態において、N=2、8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル600と同様に、プリアンブル630は、第1プリアンブル部640と第2プリアンブル部642とを含み、第1プリアンブル部640は、SYNCフィールド644とSFDフィールド646とを含む。またプリアンブル600と同様に、第2プリアンブル部642は、OFDM部に含まれ、STF650と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部652とを含む。さらに、一実施形態において、プリアンブル630の第1プリアンブル部640は、プリアンブル600の第1プリアンブル部610と同じクロックレートでクロックされる(例えば、様々な実施形態に従って、両方とも第1クロックレートでクロックされ、又は、両方とも第2クロックレートでクロックされる)。しかしながら、SYNCフィールド644は、プリアンブル600のSYNCフィールド614より長い。1つの実施形態において、SYNCフィールド644は、SYNCフィールド614における同じバーカーコードの繰り返し数より大きいバーカーコードの繰り返し数を含む。例えば、第1クロックレートが第2クロックレートよりN倍大きい場合、SYNCフィールド644は、SYNCフィールド614における同じバーカーコードの繰り返し数よりN倍大きい、バーカーコードの繰り返し数を含む。いくつかの実施形態において、SFDフィールドはまた、第1及び第2クロックレート間を区別するよう利用される。これらの実施形態において、プリアンブル630のSFDフィールド646が、プリアンブル600のSFDフィールド616と異なる。
一実施形態において、プリアンブル600を有する複数のデータユニットと、プリアンブル630を有する複数のデータユニットとを受信する通信デバイスは、OFDM部において複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部のクロックレートを決定するよう、プリアンブル600及びプリアンブル630の異なる複数のSYNCフィールド(いくつかの実施形態においては、異なる複数のSFDフィールド)を利用する。いくつかの実施形態において、受信機は、どのSYNCフィールド(従って、どのOFDM部クロックレート)が、受信されたパケットにおいて用いられるかを検出するよう、自己相関を実行する。
(図11に関連して検討される)第5実施例において、対応するデータユニットのOFDM部のクロックレートに関係なく、プリアンブルは再び、一定のクロックレートを用いて生成されるSYNCフィールドを含む。しかしながら、SYNCフィールドは、OFDM部のクロックレートに基づき特定の繰り返されたシーケンスを含み、受信機がSYNCフィールドに基づき複数のクロックレート間を区別することを可能にする。図11を参照すると、第1プリアンブル700が、第1クロックレート(例えば、様々な実施形態において、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。プリアンブル700は、第1プリアンブル部710(すなわち、「追加プリアンブル」部)及び第2プリアンブル部712を含む。第1プリアンブル部710は、SYNCフィールド714と、開始フレームデリミタフィールドSFDフィールド716とを含む。SYNCフィールド714は、第1繰り返しシーケンス(Ga)を含む。一実施形態において、第1繰り返しシーケンスは第1ゴレイシーケンス(Golay sequence)である。第2プリアンブル部712は、データユニットのOFDM部に含まれ、STF720と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部722とを含む。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、(図11に図示せず)データ部を含む。代替的な実施形態において、プリアンブル700は、SFDフィールド716を含まない。別の代替的な実施形態において、SFDフィールド716は、プリアンブル700に含まれるが、STF720は含まれていない。
第2プリアンブル730が、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブル730を有するデータユニットのOFDM部は、(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって)プリアンブル700を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる。他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる適した比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態において、N=2、8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル700と同様に、プリアンブル730は、第1プリアンブル部740と第2プリアンブル部742とを含み、第1プリアンブル部740は、SYNCフィールド744を含む。またプリアンブル700と同様に、第2プリアンブル部742は、OFDM部に含まれ、STF750と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部752とを含む。さらに、一実施形態において、プリアンブル730の第1プリアンブル部740は、プリアンブル700の第1プリアンブル部710として、同じクロックレートでクロックされる(例えば、様々な実施形態に従って、両方とも第1クロックレートでクロックされ、又は両方とも第2クロックレートでクロックされる)。しかしながら、SYNCフィールド744は、第1繰り返しシーケンスGaと異なる第2繰り返しシーケンス(Gb)を含む。いくつかの実施形態において、第2繰り返しシーケンスは、第1ゴレイシーケンスとは相補的な第2ゴレイシーケンスである。いくつかの実施形態において、複数のシーケンスGa及びGbは、複数のゴレイシーケンスではなく、適した相補的シーケンスである。一実施形態において、複数の相補的シーケンスGa及びGbは選択され、これにより、複数のシーケンスGa及びGbの、位相はずれの対応する非周期的自己相関係数の和がゼロとなる。いくつかの実施形態において、複数の相補的シーケンスGa及びGbは、ゼロ又はほぼゼロの周期的相互相関を有する。別の態様において、複数のシーケンスGa及びGbは、狭いメインローブ及び低レベルのサイドローブを有する非周期的相互相関、又は、狭いメインローブ及び低レベルのサイドローブを有する非周期的自己相関を有する。
一般的に、SYNCフィールド714及びSYNCフィールド744の2つの相補的シーケンスは、受信デバイスでの検出に適した相関特性を有する。シーケンスがゴレイシーケンスである複数の実施形態において、長さ16、32、64、128のゴレイシーケンス、又は任意の他の適した長さが、複数の相補的シーケンスのために利用される。一実施形態において、IEEE802.11ad規格において規定されているものと同じ方式で、π/2チップレベルの回転が、ゴレイコードシーケンスに適用される。
プリアンブル730はまた、いくつかの実施形態においてはSFDフィールド716と異なる開始フレームデリミタフィールドSFDフィールド746を含む。プリアンブル700はSFDフィールド716を含まない代替的な実施形態において、プリアンブル730は、SFDフィールド746を含まない。プリアンブル700は、SFDフィールド716を含むが、STF720を含まない別の代替的な実施形態において、プリアンブル730は、SFDフィールド746を含み、STF750を含まない。一実施形態において、SFDフィールド716及びSFDフィールド746の両方はそれぞれ、SYNCフィールドにおいて繰り返されるが、符号フリップにより増加される(すなわち、例えば、‐Ga又は‐Gbなどの逆極性である)1つ又は複数のシーケンス(例えば、複数のゴレイシーケンス)を含む。別の実施形態において、SFDフィールド716及びSFDフィールド746の両方とも、SYNCフィールドの繰り返されたシーケンスとは相補的なシーケンスを含む。例えば、一実施形態において、プリアンブル730のSFDフィールド746は、プリアンブル700のSYNCフィールド714において利用される第1ゴレイシーケンスを含み、プリアンブル700のSFDフィールド716は、プリアンブル730のSYNCフィールド744において利用される第2ゴレイシーケンスを含む。
一実施形態において、プリアンブル700を有する複数のデータユニットと、プリアンブル730を有する複数のデータユニットとを受信する通信デバイスが、OFDM部における複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部のクロックレートを決定するよう、プリアンブル700及びプリアンブル730の異なる複数のSYNCフィールド(いくつかの実施形態において、異なる複数のSFDフィールド)を利用する。いくつかの実施形態において、受信機は、複数の並列相互相関を実行し、そのそれぞれは、受信されたシーケンスを、複数の可能なSYNCフィールドシーケンスのうちの1つと相関させ、どのSYNCフィールド(従って、OFDM部クロックレート)が受信されたパケットにおいて用いられるかを決定するよう、複数の相互相関の出力を比較する。
(図12に関連して検討される)第6実施例において、プリアンブルは、OFDM部クロックレートに基づき変更されないSYNCフィールドを含む。しかしながら、プリアンブルは、各異なるクロックレートに対して異なるSFDフィールドを含む。図12を参照すると、第1プリアンブル800が、第1クロックレート(例えば、様々な実施形態において、IEEE802.11a、802.11n、又は802.11acのデータユニットの通常のクロックレート)でクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。プリアンブル800は、第1プリアンブル部810(すなわち、「追加プリアンブル」部)及び第2プリアンブル部812を含む。第1プリアンブル部810は、SYNCフィールド814と第1開始フレームデリミタ(SFD1)フィールド816を含む。第2プリアンブル部812は、データユニットのOFDM部に含まれ、STF820と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部822とを含む。いくつかの実施形態において、データユニットのOFDM部はまた、データ部(図12に図示せず)を含む。代替的な実施形態において、プリアンブル800は、STF820を含まない。
第2プリアンブル830が、第1クロックレートより低い第2クロックレートでクロックされるOFDM部を有する複数のデータユニットに含まれる。例えば、一実施形態において、プリアンブル830を有するデータユニットのOFDM部は、(例えば、一実施形態において、N=4を用いて第1クロックレートからダウンクロックすることによって)プリアンブル800を有するデータユニットのOFDM部のクロックレートの1/4に等しいレートでクロックされる。複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、異なる適した比率により第1クロックレートと異なる(例えば、様々な実施形態において、N=8、10、16などのダウンクロック比が用いられる)。プリアンブル800と同様に、プリアンブル830は、第1プリアンブル部840及び第2プリアンブル部842を含み、第1プリアンブル部840は、SYNCフィールド844を含む。またプリアンブル800と同様に、第2プリアンブル部842は、OFDM部に含まれ、STF850と、1つ又は複数のLTF及びSIGフィールドを有するプリアンブル部852とを含む。さらに、一実施形態において、プリアンブル830の第1プリアンブル部840は、プリアンブル800の第1プリアンブル部810と同じクロックレートでクロックされる(例えば、様々な実施形態に従って、両方とも第1クロックレートでクロックされ、又は、両方とも第2クロックレートでクロックされる)。しかしながら、第1プリアンブル部840は、SFD1フィールド816と異なる第2開始フレームデリミタ(SFD2)フィールド846を含む。例えば、1つの実施形態において、SFD1フィールド816は、SYNCフィールド814において繰り返されるが、符号フリップを有する1つ又は複数のシーケンスを含む一方、SFD2フィールド846は、符号フリップを有さない1つ又は複数のシーケンスを含む。別の例として、1つの実施形態において、SFD1フィールド816は、SFD2フィールド846において1回又は複数回繰り返されているシーケンスと異なるシーケンスの1つ又は複数の繰り返しを含む。
一実施形態において、プリアンブル800を有する複数のデータユニットと、プリアンブル830を有する複数のデータユニットとを受信する通信デバイスが、OFDM部における複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部のクロックレートを決定するよう、プリアンブル800及びプリアンブル830の異なる複数のSFDフィールドを利用する。SFD1フィールド816及びSFD2フィールド846が異なるシーケンスを含む、又は、SFD2フィールド846がSFD1フィールド816と同じシーケンスを含むが、符号フリップを有するいくつかの実施形態において、受信機は、どのSFD(従って、どのOFDM部)が受信されたパケットにおいて用いられるかを検出するよう、複数の並列相互相関を実行する。
図13は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例のそれぞれが図7‐12に示されている)第1、第2、第3、第4、第5、又は第6例に従ってデータユニットを生成する方法例900のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)は、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法900を実装するよう構成される。
ブロック902では、第1プリアンブル部がPHYモードに基づき、生成させる。より具体的には、第1プリアンブル部は、少なくともPHYモードが第1PHYモード又は第2PHYモードであるかに基づき、生成される。一実施形態において、第1及び第2PHYモードは、通信プロトコルの複数の特定の通信プロトコル又は特定のモードに対応する。例えば、1つの実施形態において、第1PHYモードは、ショートレンジの通信プロトコルに対応し、第2PHYモードはロングレンジの通信プロトコルに対応する。別の例として、一実施形態において、第1PHYモードは、ロングレンジの通信プロトコルの通常モードに対応し、第2PHYモードは、ロングレンジの通信プロトコルの拡張範囲モードに対応する。別の例として、一実施形態において、第1PHYモードは、ショートレンジの通信プロトコルの通常モードに対応し、第2PHYモードは、ショートレンジの通信プロトコルの拡張範囲モードに対応する。いくつかの実施形態において、第1プリアンブル部はまた、PHYモードが1つ又は複数の他の可能なPHYモード(例えば、第3PHYモード、第4PHYモードなど)であるかに基づき、生成される。例えば、一実施形態において、第1PHYモードは、ショートレンジの通信プロトコルに対応し、第2PHYモードは、ロングレンジの通信プロトコルの通常モードに対応し、第3PHYモードは、ロングレンジの通信プロトコルの拡張範囲モードに対応する。
いくつかの実施形態において、第1プリアンブル部は、OFDM変調である。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部は、OFDM変調STFを含む。他の実施形態において、第1プリアンブル部は、SCモジュレーションを用いる。例えば、一実施形態いおいて、第1プリアンブル部は、SC SYNC フィールドを含む。PHYモードに基づく複数の第1プリアンブル部の複数のより具体的な例は、図15、17、19、21、及び23に関連して以下にて説明される。
ブロック904では、OFDM部が、PHYモードに基づき、第1クロックレート又は第2クロックレートを用いて生成される。より具体的には、OFDM部は、PHYモードが第1PHYモードである場合に、第1クロックレートでクロックされ、PHYモードが第2PHYモードである場合には、第2クロックレートでクロックされる。第2クロックレートは、(例えば、いくつかの実施形態においては、整数のファクタNにより)第1クロックレートより低い。OFDM部は、生成されているデータユニットにおける第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。いくつかの実施形態において、OFDM部はまた、データユニットのデータ部を含む。いくつかの実施形態において、OFDM部は、図2‐5に関連して説明されているショートレンジのデータユニット又はロングレンジのデータユニットの対応する部分と同じである。これらの実施形態のいくつかにおいて、OFDM部の設計は、PHYモードに基づく。
図13は、方法900におけるブロック902及び904のみを示しているが、いくつかの実施形態では、複数の追加の方法要素を備える。例えば、一実施形態において、ブロック904後に、第3の方法要素が、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部と生成されたOFDM部とを含むデータユニットを送信する段階を含む。さらに、方法例900のフロー図において、ブロック904は、ブロック902より後に示されているが、他の実施形態において、ブロック904は、ブロック902の前に、又はそれと同時に発生する。
図14は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例のそれぞれが図7‐12に示されている)第1、第2、第3、第4、第5、又は第6例に従って生成されるデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例910のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、方法910を実装するよう構成される。
ブロック912では、データユニットが、通信チャネルを介して受信される。方法910が、図1のAP14などのAPにより実装される一実施形態において、データユニットは、図1の1つ又は複数のアンテナ24などのアンテナ、及び図1のPHYユニット20などのPHYユニットを介して受信される。方法910が図1のクライアント局25‐1などのクライアント局により実装される一実施形態において、データユニットは、図1の1つ又は複数のアンテナ34などのアンテナ、及び図1のPHYユニット29などのPHYユニットを介して受信される。一実施形態において、通信チャネルは、無線通信チャネルである。
ブロック912で受信されたデータユニットは、第1プリアンブル部と、第1プリアンブル部に続くOFDM部とを含む。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図7‐12のうちの何れか1つに関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、以下にて説明される図15、17、19、21、又は23のうちの何れか1つの方法に従って生成されるデータユニットである。
ブロック914では、ブロック912で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートが、データユニットの第1プリアンブル部に基づき、自動検出され、又は決定される。より具体的には、一実施形態において、クロックレートが第1PHYモードに対応する第1クロックレートであるか、又は第2PHYモードに対応するより低い第2クロックレートであるかが決定される。様々な実施形態において、複数のPHYモードは、図13における方法900のブロック902に関連して説明されている複数のPHYモードのうちの何れかと同様である。OFDM部のクロックレートがどのように決定されるかについての複数のより具体的な例は、図16、18、20、22、及び24に関連して以下にて説明される。
図14は、方法910におけるブロック912及び914のみを示しているが、いくつかの実施形態は、複数の追加の方法要素を備える。さらに、方法910が、第1又は第2クロックレートを決定することに関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、クロックレートが第3クロックレートであるか、又は第4クロックレートであるかなどを(ブロック914で)さらに決定する。
図15は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図7に示されている)第1例に係るデータユニットを生成する方法例920のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成する方法920を実装するよう構成される。
ブロック922では、方法920を実装する通信デバイスのPHYモードが、第1PHYモード又は第2PHYモードであるかが決定される。一実施形態において、第1及び第2PHYモードは、図13における方法900のブロック902に関連して上にて説明されているような通信プロトコルの複数の特定の通信プロトコル又は特定のモードに対応する。
PHYモードが第1PHYモードであるとブロック922で決定された場合、フローはブロック924へ進む。ブロック924では、第1プリアンブル部が、第1PHYモードに対応する第1クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、第1プリアンブル部は、OFDM変調され(例えば、一実施形態においては、OFDM変調STFを含み)、又は、一実施形態において、SCモジュレーションを用いる(例えば、SC SYNC フィールドを含む)。
ブロック926では、OFDM部が第1クロックレートを用いて生成される。OFDM部は、生成されているデータユニットにおける第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。一実施形態において、OFDM部はまた、データユニットのデータ部を含む。いくつかの実施形態において、OFDM部は、図2‐5に関連して説明されているようなショートレンジのデータユニット又はロングレンジのデータユニットの対応する部分と同じである。これらの実施形態のいくつかにおいて、OFDM部の設計は、ブロック922で決定されたPHYモードに基づく。
一方、PHYモードが第2PHYモードであるとブロック922で決定された場合、フローはブロック930へ進む。ブロック930で、第1プリアンブル部が、第2PHYモードに対応する第2クロックレートを用いて生成される。いくつかの実施形態において、ブロック930で生成された第1プリアンブル部は、第1プリアンブル部のクロックレート(従って、その長さ)を除き、ブロック924で生成された第1プリアンブル部と同じ、又は同様である。例えば、一実施形態において、ブロック930で生成されている第1プリアンブル部は、同じ種類の変調(例えば、OFDM、SCなど)を用い、ブロック924で生成された第1プリアンブル部と同じ繰り返しシーケンス及び同じシーケンスの繰り返し数を含む。第2クロックレートは、第1クロックレートより低い(例えば、いくつかの実施形態において、整数のファクタNにより)。
ブロック932では、OFDM部は、第2クロックレートを用いて生成される。OFDM部は、生成されているデータユニットにおける第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。いくつかの実施形態において、ブロック932で生成されたOFDM部は、OFDM部のクロックレート(従って、その長さ)を除き、ブロック926で生成されたOFDM部と同じである。
いくつかの実施形態において、図15の方法920は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック926後及びブロック932後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むデータユニット送信する段階を含む。さらに、方法例920のフロー図において、ブロック926及び932はそれぞれ、ブロック924及び930より後に示されているが、他の実施形態において、ブロック926及び932は、ブロック924及び930の前に、又はそれらと同時に発生する。
図16は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図7に示されている)第1例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例940のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、方法940を実装するよう構成される。
ブロック942では、データユニットが、通信チャネルを介して受信される。いくつかの実施形態において、ブロック942は、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック942で受信されたデータユニットは、第1プリアンブル部と、第1プリアンブル部に続くOFDM部とを含む。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図7に関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図15の方法900に従って生成されるデータユニットである。
ブロック944では、ブロック942で受信されたデータユニットの少なくとも第1プリアンブル部の第1自己相関が実行され、第1自己相関は、第1繰り返し期間を用いて実行されて第1キャリアセンス信号を出力する。一実施形態において、第1繰り返し期間は、第1プリアンブル部における繰り返しシーケンスの第1ポテンシャル長と同じである。例えば、図7に示されているプリアンブル設計例に対して、第1繰り返し期間は、0.8μs又は別の適した持続時間に等しい。
ブロック948では、ブロック942で受信されたデータユニットの少なくとも第1プリアンブル部の第2自己相関が実行され、第2自己相関は、第2繰り返し期間を用いて実行されて第2キャリアセンス信号を出力する。一実施形態において、第2繰り返し期間は、第1プリアンブル部における繰り返しシーケンスの第2ポテンシャル長と同じであり、第1ポテンシャル長とは異なる。例えば、図7に示されているプリアンブル設計例に対して、第2繰り返し期間は、3.2μs又は別の適した持続時間に等しい。一実施形態において、ブロック944の第1自己相関は、ブロック948で、少なくとも部分的に第2自己相関と並列して実行される。
ブロック950では、第1自己相関及び第2自己相関の両方ともキャリアの存在を示すか(例えば、一実施形態において、第1キャリアセンス信号及び第2キャリアセンス信号がキャリアの存在を示すか)が決定される。例えば、一実施形態において、第1キャリアセンス信号及び第2キャリアセンス信号の両方が、「高」レベル(又は、比較的強い自己相関の任意の他のインジケータ)にあるかが決定される。
第1自己相関及び第2自己相関の両方がキャリアの存在を示すとブロック950で決定された場合、フローはブロック952へ進む。ブロック952では、ブロック942で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートは、第1キャリアセンス信号のパルス長さ(すなわち、第1自己相関出力)、及び/又は、第2キャリアセンス信号のパルス長さ(すなわち、第2自己相関出力)に基づき、決定される。一実施形態において、OFDM部のクロックレートは、第1キャリアセンス信号及び/又は第2キャリアセンス信号が、第1延べ時間(例えば、0.8μs)において「高」レベル(又は、比較的強い自己相関の任意の他の適したインジケータ)にある場合に、第1クロックレートであると決定され、第1キャリアセンス信号及び/又は第2キャリアセンス信号が、より長い第2延べ時間(例えば、3.2μs)において、「高」レベル(又は、比較的強い自己相関の任意の他の適したインジケータ)にある場合には、より低い第2クロックレートであると決定される。いくつかの実施形態において、ブロック950での決定は、第1及び/又は第2キャリアセンス信号のパルス長さが、第1長さ範囲(例えば、10μsより小さい)、又は第2長さ範囲(例えば、10μsより大きい)にあるかを決定することによって、実行される。一実施形態において、第1及び第2キャリアセンス信号のパルス長さは、1)キャリアのセンシングと、2)受信されたデータユニットの第1プリアンブル部から受信されたデータユニットの第2プリアンブル部への遷移の検出との間の延べ時間に対応する。
一方、第1自己相関出力又は第2自己相関出力が(その両方ではなく)、キャリアの存在を示していないとブロック950で決定された場合、フローはブロック954へ進む。ブロック954では、ブロック942で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートが、どの自己相関がキャリアの存在を示すかに基づき、決定される。例えば、一実施形態において、OFDM部のクロックレートは、(第2ではなく)第1自己相関が、キャリアセンスを示す場合には、第1クロックレートであると決定され、(第1ではなく)第2自己相関が、キャリアセンスを示す場合には、より低い第2クロックレートであると決定される。
いくつかの実施形態において、方法940は、図16に示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、方法940は、ブロック942でデータユニットを受信する段階の前に、受信されたデータユニットの第1のより高いポテンシャルクロックレートに対応する受信機クロックレートを提供する段階を備える。さらに、方法940が、第1及び第2クロックレートを決定する段階に関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、(例えば、ブロック944及び948と同様の)第3クロックレート、及び第4クロックレートなどに対応する複数の追加の方法要素を含み、OFDM部のクロックレートがこれらの追加のポテンシャルクロックレートのうちの1つであるかどうかがまた、ブロック952又は954で決定される。第3又はそれ以降のクロックレートを利用する複数の実施形態において、ブロック950は、1つより多くの自己相関出力が、キャリアの存在を示すかを決定するよう修正され、ブロック952あ、、第3又はそれ以降の自己相関出力を考慮するよう修正される。
図17は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図8において示されている)第2例に係るデータユニットを生成する方法例960のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法960を実装するよう構成される。
ブロック962では、方法960を実装する通信デバイスのPHYモードが第1PHYモード又は第2PHYモードであるかが決定される。様々な実施形態において、ブロック962は、図15における方法920のブロック922と同様である。
PHYモードが第1PHYモードであるとブロック962で決定された場合、フローは、ブロック964へ進む。ブロック964では、シーケンスの第1繰り返し数(すなわち、1つ又は複数の繰り返し)が、第1プリアンブル部において生成される。いくつかの実施形態において、第1プリアンブル部は、第1PHYモードにある場合に、OFDM部のクロックレートに対応する第1クロックレートを用いて生成される一方、複数の他の実施形態において、第1プリアンブル部は、第2PHYモードにある場合に、OFDM部のクロックレートに対応する第2クロックレートを用いて生成される。一実施形態において、第1プリアンブル部の繰り返された複数のシーケンスは、OFDM変調される(例えば、一実施形態において、STFのOFDM変調シーケンスである)。
ブロック968では、OFDM部は、第1クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック968は、図15の方法920のブロック926と同様である。
PHYモードが第2PHYモードであるとブロック962で決定された場合、フローはブロック970へ進む。ブロック970では、シーケンスの第2繰り返し数が、第1プリアンブル部において生成される。第2繰り返し数は、ブロック964で生成された第1繰り返し数より大きく、第1プリアンブル部がブロック964で生成された第1プリアンブル部より長くなることを引き起こす。一実施形態において、ブロック970で生成された各繰り返しシーケンスは、ブロック964で生成された各繰り返しシーケンスと同じである。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部の複数のシーケンスは、ブロック964で第1プリアンブル部の複数のシーケンスを生成するのに用いられるものと同じクロックレートを用いてブロック970で生成され、ブロック964及び970で生成された第1プリアンブル部の複数のシーケンスは両方とも、STFのOFDM変調シーケンスである。
ブロック972では、OFDM部は第2クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック972は、図15における方法920のブロック932と同様である。
いくつかの実施形態において、図17の方法960は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック968及びブロック972の後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むデータユニット送信する段階を含む。さらに、方法例960のフロー図において、ブロック968及び972がそれぞれ、ブロック964及び970の後に示されているが、複数の他の実施形態において、ブロック968及び972は、ブロック964及び970の前に、又はそれらと同時に発生する。
図18は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図8に示されている)第2例に従って生成されるデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例980のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、方法980を実装するよう構成される。
ブロック982では、データユニットは、通信チャネルを介して受信される。ブロック982は、いくつかの実施形態において、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック982で受信されたデータユニットは、第1プリアンブル部と、第1プリアンブル部に続くOFDM部とを含む。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図8に関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図17の方法960に従って生成されるデータユニットである。
ブロック984では、ブロック982で受信されるデータユニットの少なくとも第1プリアンブル部の自己相関が実行され、自己相関は、キャリアセンス信号を出力する。
ブロック988では、ブロック982で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートは、キャリアセンス信号のパルス長さ(すなわち、自己相関出力)に基づき、決定される。一実施形態において、OFDM部のクロックレートは、キャリアセンス信号が、第1延べ時間(例えば、0.8μs)において「高」レベル(又は、比較的強い自己相関の任意の他のインジケータ)にある場合に、第1クロックレートであると決定され、キャリアセンス信号が、より長い第2延べ時間(例えば、3.2μs)において、「高」レベル(又は、比較的強い自己相関の任意の他のインジケータ)にある場合には、より低い第2クロックレートであると決定される。いくつかの実施形態において、ブロック988での決定は、キャリアセンス信号のパルス長さが第1長さ範囲(例えば、10μsより小さい)、又は第2長さ範囲(例えば、10μsより大きい)にあるかを決定することによって、実行される。一実施形態において、パルス長さは、データユニットの第1プリアンブル部における繰り返されたシーケンス数に依存する。一実施形態において、キャリアセンス信号のパルス長さ(例えば、キャリアセンス信号におけるパルスの持続時間)は、1)キャリアのセンシングと、2)受信されたデータユニットの第1プリアンブル部から受信されたデータユニットの第2プリアンブル部への遷移の検出との間の推定延べ時間に対応する。
いくつかの実施形態において、方法988は、図18に示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、方法980は、ブロック982でデータユニットを受信する段階の前に、複数の受信されたデータユニットの第1のより高いポテンシャルクロックレートに対応する受信機クロックレートを提供する段階を含む。さらに、方法980は第1及び第2クロックレートを決定する段階に関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、第3クロックレート、及び第4クロックレートなどに対応する(例えば、ブロック984と同様の)複数の追加の方法要素を含み、OFDM部のクロックレートがこれらの追加のポテンシャルクロックレートのうちの1つであるかが、ブロック988でまた決定される。
図19は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図9に示されている)第3例に係るデータユニットを生成する方法例1000のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法1000を実装するよう構成される。
ブロック1002では、方法1000を実装する通信デバイスのPHYモードが第1PHYモード又は第2PHYモードであるかが決定される。様々な実施形態において、ブロック1002は、図15における方法920のブロック922と同様である。
PHYモードが第1PHYモードであるとブロック1002で決定された場合、フローはブロック1004へ進む。ブロック1004では、シーケンス(すなわち、1つ又は複数の繰り返し)の第1繰り返し数(すなわち、1つ又は複数の繰り返し)が、第1プリアンブル部において、生成される。ブロック1004は、一実施形態において、図17の方法960におけるブロック964と同様である。
ブロック1008では、ブロック1004で生成された第1プリアンブル部は、第1カバーコードを用いて増加される。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部は、全て1のシーケンスを用いて増加される(すなわち、これにより、第1プリアンブル部の全ての繰り返しシーケンスにおける全てのビットの極性が、変更されない)。第1カバーコードが全て1のシーケンスである1つの実施形態において、ブロック1008で第1プリアンブル部を増加する段階は単に、第1プリアンブル部上でいかなるカバーコード処理操作も実行しない段階を含む。第1カバーコードが全て1のシーケンスである一実施形態において、ブロック1008は省略される。
ブロック1010では、OFDM部は、第1PHYモードに対応する第1クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック968は、図15における方法920のブロック926と同様である。
PHYモードが第2PHYモードであるとブロック1002で決定された場合、フローは、ブロック1012へ進む。ブロック1012では、シーケンスの第2繰り返し数(すなわち、1つ又は複数の繰り返し)は、第1プリアンブル部において生成される。1つの実施形態において、第2繰り返し数は、ブロック1004で生成された第1繰り返し数と同じである(すなわち、繰り返し数、従って、第1プリアンブル部の長さが、PHYモード、又はOFDM部のクロックレートを反映しない)。別の実施形態において、第2繰り返し数は、ブロック1004で生成された第1繰り返し数より大きく、結果として、第1プリアンブル部がブロック1004で生成された第1プリアンブル部より長くなる。一実施形態において、ブロック1012で生成された各繰り返しシーケンスは、ブロック1004で生成された各繰り返しシーケンスと同じである。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部の複数のシーケンスは、ブロック1004で第1プリアンブル部の複数のシーケンスを生成するのに用いられるものと同じクロックレートを用いてブロック1012で生成され、ブロック1004及び1012で生成された第1プリアンブル部の複数のシーケンスは両方とも、STFのOFDM変調シーケンスである。
ブロック1014では、ブロック1012で生成された第1プリアンブル部は、第1PHYモードのために利用された第1カバーコードとは異なる第2カバーコードを用いて増加される。例えば、第1カバーコードが全て1のシーケンスである1つの実施形態において、第1プリアンブル部は、ブロック1014で、一連の交互する正及び負の1を用いて増加される(例えば、一実施形態において、これにより、そのシーケンスの各第2インスタンスにおける全てのビットの極性が、変更される)。第2カバーコードが全て1のシーケンスである一実施形態において、ブロック1014で第1プリアンブル部を増加する段階は単に、第1プリアンブル部上でのいかなるカバーコード処理操作も実行しない段階を含む。第2カバーコードが全て1のシーケンスである一実施形態において、ブロック1014は省略される。
ブロック1018では、OFDM部は、第2PHYモードに対応する第2クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック1018は、図15における方法920のブロック932と同様である。
いくつかの実施形態において、図19の方法1000は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック1010及びブロック1018の後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むデータユニットを送信する段階を含む。さらに、方法1000の各経路における複数のブロックのシーケンスは、様々な実施形態において異なり、及び/又は、方法1000の複数のブロックのうちの1つ又は複数は、複数の他のブロックと同時に実行される。例えば、一実施形態において、ブロック1004及び1008(又は、ブロック1012及び1014)は、ブロック1010(又は、ブロック1018)の後に、又はそれと並列して発生する。
図20は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図9に示されている)第3例に従って生成されるデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例1020のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、方法1020を実装するよう構成される。
ブロック1022では、データユニットは、通信チャネルを介して受信される。いくつかの実施形態において、ブロック1022は、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック1022で受信されたデータユニットは、第1プリアンブル部と、第1プリアンブル部に続くOFDM部とを含む。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図9に関連して説明されるプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図19の方法1000に従って生成されたデータユニットである。
ブロック1024では、ブロック1022で受信されたデータユニットの少なくとも第1プリアンブル部は、第1可能なカバーコードを取り除き又は取り消すよう処理される。例えば、一実施形態において、第1可能なカバーコードは、第1クロックレートを用いて第1PHYモードにおいてデータユニットを送信する複数の送信デバイスにより利用される一連の1である。第1可能なカバーコードが一連の1である一実施形態において、ブロック1024は省略される。
ブロック1028では、少なくとも第1プリアンブル部の(ブロック1024で処理されたような)第1自己相関が、実行される。第1自己相関は、第1繰り返し期間を用いて実行されて、第1キャリアセンス信号を出力する。一実施形態において、ブロック1028は、図16のブロック944と同様である。
ブロック1030では、ブロック1022で受信されたデータユニットの少なくとも第1プリアンブル部は、第2可能なカバーコードを取り除き又は取り消すよう処理される。例えば、第1可能なカバーコードが、第1クロックレートを用いて第1PHYモードにおいて複数の送信デバイスにより利用される一連の1である1つの実施形態において、第2可能なカバーコードは、第1クロックレートと異なる第2クロックレートを用いて第2PHYモードにおいて複数の送信デバイスにより利用される一連の交互する正及び負の1である。一実施形態において、ブロック1030は、ブロック1024と並列して実行される。第2可能なカバーコードが一連の1である一実施形態において、ブロック1030は省略される。
ブロック1032では、少なくとも第1プリアンブル部の(ブロック1030で処理されたような)第2自己相関が実行され、第2自己相関は、第2繰り返し期間を用いて実行され、第2キャリアセンス信号を出力する。一実施形態において、ブロック1032は、図16のブロック948と同様である(例えば、一実施形態において、ブロック1032は、ブロック1028と並列して実行される)。
ブロック1034では、ブロック1022で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートは、どの自己相関出力がキャリアの存在を示すかに基づき、決定される。例えば、一実施形態において、ブロック1028で実行された第1自己相関により出力された第1キャリアセンス信号が、キャリアの存在を示す(例えば、「高」レベルを出力する、あるいは、比較的強い自己相関を示す)場合、クロックレートが第1クロックレートであると決定され、ブロック1032で実行された第2自己相関により出力された第2キャリアセンス信号が、キャリアの存在を示す(例えば、「高」レベルを出力する、あるいは、比較的強い自己相関を示す)場合、クロックレートが第2クロックレートであると決定される。
第1及び第2自己相関のそれぞれが、プリアンブル設計スキームの複数の代替的なカバーコードのうちの1つを取り除き又は取り消すよう試みる処理に続くので、第1及び第2キャリアセンス信号のうちの最も可能性が高い1つのみが、キャリアの存在を示すであろう。さらに、このキャリアセンシングは一般的に、パルスの長さが分かるまで待つ必要がなく、キャリアセンス信号パルスの開始の近くに発生する。従って、一実施形態において、受信機クロックは、ブロック1034での決定に基づき、受信されたデータユニットのクロックレートに対応するよう、動的に調整される。
いくつかの実施形態において、方法1020は、例えば、上にて説明されている受信機クロックを動的に調整する段階など、図20に示されていない複数の追加の方法要素を含む。さらに、方法1020が第1及び第2クロックレートを決定する段階に関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、第3クロックレート、及び第4クロックレートなどに対応する(例えば、ブロック1024及び1028と同様の)複数の追加の方法要素を備え、OFDM部のクロックレートがこれらの追加のポテンシャルクロックレートのうちの1つであるかが、ブロック1034でまた決定される。
図21は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例がそれぞれ、図10及び11に示されている)第4又は第5例に係るデータユニットを生成する方法例1040のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法1040を実装するよう構成される。
ブロック1042では、方法1040を実装する通信デバイスのPHYモードが、第1PHYモード又は第2PHYモードであるかが決定される。様々な実施形態において、ブロック1042は、図15における方法920のブロック922と同様である。
PHYモードが第1PHYモードであるとブロック1042で決定された場合、フローは、ブロック1044へ進む。ブロック1044では、第1SYNCフィールドは、第1プリアンブル部において生成され、第1プリアンブル部は、上にて検討されているようなSC「追加プリアンブル」部である。いくつかの実施形態において、第1SYNCフィールドは、繰り返しシーケンス(例えば、様々な実施形態に従って、繰り返すバーカーシーケンス、ゴレイコードシーケンスなど)を含む。一実施形態において、第1SYNCフィールドは、IEEE802.11b規格に準拠するSYNCフィールドと同じ又は実質的に同様である。
ブロック1048では、開始フレームデリミタ(SFDフィールド)が生成される。SFDフィールドは、第1プリアンブル部に含まれ、ブロック1044で生成されたSYNCフィールドに続く。一実施形態において、SFDフィールドは、IEEE802.11b規格に準拠するSFDフィールドと同じ又は実質的に同様である。一実施形態において、SFDフィールドは、SYNCフィールドと同じレートでクロックされる。
ブロック1050では、OFDM部は、第1PHYモードに対応する第1クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック1050は、図15における方法920のブロック926と同様である。
PHYモードが第2PHYモードであるとブロック1042で決定された場合、フローは、ブロック1052へ進む。ブロック1052では、ブロック1044で生成された第1SYNCフィールドと異なる第2SYNCフィールドは、第1プリアンブル部において生成される。1つの実施形態において、第2SYNCフィールドは、ブロック1044で生成された第1SYNCフィールドの長さと異な長さを有する。代替的に、別の実施形態において、第2SYNCフィールドは、第1SYNCフィールドの繰り返しシーケンスと相補的な繰り返しシーケンスを含む。例えば、一実施形態において、第1及び第2SYNCフィールドは、複数の相補的なゴレイコードシーケンスを含む。一実施形態において、第2SYNCフィールドは、IEEE802.11b規格に準拠するSYNCフィールドと同じ又は実質的に同様である。さらに、一実施形態において、第2SYNCフィールドは、第1SYNCフィールドと同じレートでクロックされる。
ブロック1054では、SFDフィールドが生成される。SFDフィールドは、第1プリアンブル部に含まれ、ブロック1052で生成されるSYNCフィールドに続く。1つの実施形態において、ブロック1054で生成されるSFDフィールドは、ブロック1048で生成されるSFDフィールドと同じである。別の実施形態において、ブロック1054で生成されたSFDフィールドは、ブロック1048で生成されたSFDフィールドと異なる。例えば、ブロック1044及び1052で生成された第1及び第2SYNCフィールドがそれぞれ、相補的なゴレイコードシーケンスGa及びGbを含む一実施形態において、ブロック1048で生成されたSFDフィールドは、Gbの1つ又は複数の繰り返しを含み、ブロック1054で生成されたSFDフィールドは、Gaの1つ又は複数の繰り返しを含む。一実施形態において、SFDフィールドは、SYNCフィールドと同じレートでクロックされる。
ブロック1058では、OFDM部は第2PHYモードに対応する第2クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態いおいて、ブロック1058は、図15における方法920のブロック926と同様である。
いくつかの実施形態において、図21の方法1040は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック1050及びブロック1058の後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むデータユニットを送信する段階を含む。さらに、方法1040の各経路におけるブロックのシーケンスは、様々な実施形態において異なり、及び/又は、方法1040の1つ又は複数のブロックは、複数の他のブロックと同時に実行される。例えば、一実施形態において、ブロック1044及び1048(又は、ブロック1052及び1054)は、ブロック1050(又はブロック1058)の後に、又はそれと並列して発生する。さらに、いくつかの実施形態において、ブロック1048及び1054は省略される(すなわち、生成された第1プリアンブル部、従って、生成されたデータユニットは、PHYモードに関係なく、SFDを含まない)。まださらに、ブロック1048及び1054が含まれている(すなわち、SFDが第1プリアンブル部に含まれる)いくつかの実施形態において、ブロック1050及びブロック1058で生成されたOFDM部は、STFを含まず、OFDM部のLTFは、第1プリアンブル部のSFDの直後に続く。
図22は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例がそれぞれ、図10及び11に示されている)第4又は第5例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例1060のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又は、クライアント局25‐1などのクライアント局)が、方法1060を実装するよう構成される。
ブロック1062では、データユニットは、通信チャネルを介して受信される。いくつかの実施形態において、ブロック1062は、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック1062で受信されたデータユニットは、SYNCフィールドを含み、いくつかの実施形態においては、SYNCフィールドに続くSFDを含むSC「追加プリアンブル」である第1プリアンブル部を含む。データユニットのOFDM部は、第1プリアンブル部に続く。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含み、いくつかの実施形態においては、LTFに先行するSTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図10に関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニット、又は図11に関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図21の方法1040に従って生成されたデータユニットである。
ブロック1064では、ブロック1062で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートは、データユニットの第1プリアンブル部におけるSYNCフィールドに基づき、自動検出され又は決定される。より具体的には、一実施形態において、クロックレートが、第1PHYモードに対応する第1クロックレートであるか、又は第2PHYモードに対応するより低い第2クロックレートであるかが、決定される。様々な実施形態において、PHYモードは、図13における方法900のブロック902に関連して説明されている複数のPHYモードの何れかと同様である。
いくつかの実施形態において、OFDM部のクロックレートは、SYNCフィールドの長さに基づき(例えば、受信されたデータユニットが、図10のプリアンブル設計の第4例に準拠する場合)、決定される。複数の他の実施形態において、OFDM部のクロックレートは、SYNCフィールドの繰り返しシーケンスに基づき(例えば、受信されたデータユニットが図11のプリアンブル設計の第4例に準拠する場合)、決定される。例えば、一実施形態において、クロックレートは、第1ゴレイコードシーケンスがSYNCフィールドに含まれるか、又は相補的な第2ゴレイコードシーケンスがSYNCフィールドに含まれるかに基づき、決定される。受信されたデータユニットが、クロックレートを示すように異なる複数のSFDも利用する1つの実施形態において、ブロック1064でクロックレートを決定する段階は、受信されたデータユニットの第1プリアンブル部のSFDにも基づきクロックレートを決定する段階を含む。
図22は方法1060におけるブロック1062及び1064のみを示しているが、いくつかの実施形態は、複数の追加の方法要素を含む。さらに、方法1060が第1又は第2クロックレートを決定する段階に関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、クロックレートが第3クロックレートであるか、又はクロックレートが第3又は第4クロックレートであるかなどをさらに(ブロック1064で)決定する。
図23は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図12に示されている)第6例に係るデータユニットを生成する方法例1080のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又は、クライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法1080を実装するよう構成される。
ブロック1082では、方法1080を実装する通信デバイスのPHYモードが第1PHYモード又は第2PHYモードであるかが決定される。様々な実施形態において、ブロック1082は、図15における方法920のブロック922と同様である。
PHYモードが第1PHYモードであるとブロック1082で決定された場合、フローは、ブロック1084へ進む。ブロック1084では、SYNCフィールドが第1プリアンブル部において生成され、第1プリアンブル部は、上にて検討されているSC「追加プリアンブル」部である。いくつかの実施形態において、SYNCフィールドは、様々な実施形態に従って、繰り返しシーケンス(例えば、繰り返すバーカーシーケンス、ゴレイコードシーケンスなど)を含む。一実施形態において、SYNCフィールドは、IEEE802.11b規格に準拠するSYNCフィールドと同じ又は実質的に同様である。
ブロック1088では、第1SFDフィールドが生成される。第1SFDフィールドは、第1プリアンブル部に含まれ、ブロック1084で生成されたSYNCフィールドに続く。一実施形態において、第1SFDフィールドは、IEEE802.11b規格に準拠するSFDフィールドと同じ又は実質的に同様である。一実施形態において、SFDフィールドは、SYNCフィールドと同じレートでクロックされる。
ブロック1090では、OFDM部は、第1PHYモードに対応する第1クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック1090は、図15における方法920のブロック926と同様である。
PHYモードが第2PHYモードであるとブロック1082で決定された場合、フローは、ブロック1092へ進む。ブロック1092では、SYNCフィールドは、第1プリアンブル部において生成される。一実施形態において、SYNCフィールドは、ブロック1084で生成されたSYNCフィールドと同じ又は実質的に同じである。
ブロック1094では、第1SFDフィールドと異なる第2SFDフィールドが生成される。例えば、1つの実施形態において、第2SFDフィールドは、SYNCフィールドにおいて繰り返すが符号フリップを有するシーケンスを含む一方、第1SFDフィールドは、符号フリップを有さないSYNCフィールドの同じシーケンスを含む。別の例として、一実施形態において、第2SFDフィールドは、第1SFDフィールドにおいて1回又は複数回繰り返されたシーケンスと異なるシーケンスの1つ又は複数の繰り返しを含む。第2SFDフィールドは、第1プリアンブル部に含まれ、ブロック1092で生成されたSYNCフィールドに続く。一実施形態において、第2SFDフィールドは、SYNCフィールドと同じレートでクロックされる。
ブロック1098では、OFDM部は、第2PHYモードに対応する第2クロックレートを用いて生成される。様々な実施形態において、ブロック1098は、図15における方法920のブロック926と同様である。
いくつかの実施形態において、図23の方法1080は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック1090及びブロック1098の後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むデータユニットを送信する段階を含む。さらに、方法1080の各経路におけるブロックのシーケンスは、様々な実施形態において異なり、及び/又は、方法1080の1つ又は複数のブロックは、複数の他のブロックと同時に実行される。例えば、一実施形態において、ブロック1084及び1088(又はブロック1092及び1094)は、ブロック1090(又はブロック1098)の後に、又はそれらと同時に発生する。いくつかの実施形態において、ブロック1090及びブロック1098で生成されたOFDM部は、STFを含まず、OFDM部のLTFは、SFDの直後に続く。
図24は、一実施形態に係る、プリアンブル設計の(その実施例が図12に示されている)第6例に従って生成されたデータユニットのクロックレートを自動検出する方法例1100のフロー図である。いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又は、クライアント局25‐1などのクライアント局)が方法1100を実装するよう構成される。
ブロック1102では、データユニットは通信チャネルを介して受信される。いくつかの実施形態において、ブロック1102は、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック1102で受信されたデータユニットは、SYNCフィールドと、SYNCフィールドに続くSFDとを含むSC「追加プリアンブル」である第1プリアンブル部を有する。データユニットのOFDM部は、第1プリアンブル部に続く。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含み、いくつかの実施形態においては、LTFに先行するSTFを含む第2プリアンブル部を有する。しかしながら、いくつかの実施形態において、第2プリアンブル部は、STFを含まず、LTFは、第1プリアンブル部のSFDの直後に続く。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図12に関連して説明されているプリアンブル設計を有するデータユニットである。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図23の方法1080に従って生成されるデータユニットである。
ブロック1104では、ブロック1102で受信されたデータユニットのOFDM部のクロックレートは、データユニットの第1プリアンブル部におけるSFDフィールドに基づき(SYNCフィールド上に基づくではなく)、自動検出され又は決定される。より具体的には、一実施形態において、クロックレートが第1PHYモードに対応する第1クロックレートであるか、又は第2PHYモードに対応するより低い第2クロックレートであるかが決定される。様々な実施形態において、PHYモードは、図13における方法900のブロック902に関連して説明されているPHYモードのうちの何れかと同様である。
いくつかの実施形態において、OFDM部のSFDフィールド(従って、クロックレート)は、並列相互相関を実行することによって決定される。例えば、一実施形態において、第1相互相関が、受信されたSFDシーケンスを、第1クロックレートに対応する第1ポテンシャルSFDシーケンスと相関させ、第2相互相関が、受信されたSFDシーケンスを、第2クロックレートに対応する第2ポテンシャルSFDシーケンスと相関させる。
図24は、方法1100におけるブロック1102及び1104のみを示しているが、いくつかの実施形態は、複数の追加の方法要素を含む。さらに、方法1100が第1及び第2クロックレートを決定する段階に関連して説明されている一方、いくつかの実施形態は、クロックレートが第3クロックレートであるか、又は、クロックレートは第3又は第4クロックレートであるかなどをさらに(ブロック1104で)決定する。
図25は、一実施形態に係る、無線通信プロトコルの異なる複数のPHYモードに従って生成されたPHYデータユニットの図を示す。様々な実施形態又はシナリオにおいて、図25のPHYデータユニットは、通信チャネルを通じて、通信デバイス(例えば、図1のAP14及び/又はクライアント局25)により送信され及び/又は受信され複数のデータユニットにおいて利用される。図25は、2つのPHYデータユニットフォーマットを示し、そのそれぞれは、OFDM部の特定のクロックレートに対応するPHYモードを反映する。1つの実施形態において、AP(例えば、AP14)は、例示的なPHYデータユニットの両方を生成することができる。すなわち、APは、異なる複数のクロックレートに対応する複数のPHYモードをサポートする)一方、各クライアント局(例えば、複数のクライアント局25のそれぞれ)は、例示的なPHYデータユニットのうちの1つのみを生成することができる(すなわち、各クライアント局は、単一クロックレートに対応するPHYモードのみをサポートする)。別の実施形態において、AP及び1つ又は複数のクライアント局の両方は、例示的なPHYユニットの両方を生成することができる。
一実施形態において、第1データユニット1200は、第1PHYモード(例えば、通常PHYモード)に対応し、第2データユニット1230は、第2PHYモード(例えば、範囲拡張PHYモード)に対応する。第1データユニット1200及び第2データユニット1230のそれぞれは、第1プリアンブル部1210及びOFDM部1212を含む。OFDM部1212は、第2プリアンブル部1220及びデータ部1222を含む。
一実施形態において、第1プリアンブル部1210は、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において、第1クロックレートでクロックされる。一方、OFDM部1212は、(第1PHYモードに従って送信されるべく)データユニット1200に対して第1クロックレートでクロックされ、一方で、一実施形態によれば、OFDM部1212は、(第1PHYモードに従って送信されるべく)データユニット1230に対して第2クロックレートでクロックされ、第2クロックレートは、第1クロックレートと異なる。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートより低く、一方で、複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートより高い。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートの適した分数(その1/2、1/4、1/8、1/10、1/16など)である。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートの適した整数の倍数(その2x、4x、8x、10x、16xなど)である。
いくつかの実施形態において、第1プリアンブル部1210は、第1プリアンブル部1210が、OFDM部1212が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示すようにフォーマットされることを除き、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方と同じである。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部1210は、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において同じ持続時間を有する。別の例として、一実施形態において第1プリアンブル部1210におけるフィールドは、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において、それぞれ同じ持続時間を有する。一方、一実施形態において、第1プリアンブル部1210におけるフィールド(例えば、信号フィールド)は、OFDM部1212が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示すデータを含む。別の例として、一実施形態において、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードと比較して、第1プリアンブル部1210におけるパイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンがフリップされる。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部1210におけるパイロットトーンは、OFDM部1212が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部1210の一部が、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードと比較して異なって変調される。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部1210の少なくとも一部の変調は、OFDM部1212が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。
一実施形態において、第1プリアンブル部1210は、レガシ部(図示せず)を含む。一実施形態において、第1プリアンブル部は、SYNCフィールド(図示せず)を含む。一実施形態において、第1プリアンブル部はSTF(図示せず)及び信号フィールド(図示せず)を含む。一実施形態において、第2プリアンブル部1220は、1つ又は複数のLTF(図示せず)と、SIGフィールド(図示せず)とを含む。一実施形態において、第1プリアンブル部1210は、第1SIGフィールドを含み、第2プリアンブル部1220は、第2SIGフィールドを含む。
一実施形態において、データユニット1200又はデータユニット1230を受信する通信デバイスが、OFDM部1212において複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部1212のクロックレートを決定するよう、第1プリアンブル部1210を分析する。例えば、いくつかの実施形態において、受信機は、OFDM部1212が、第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを決定するよう、1つ又は複数の1)第1プリアンブル部1210における(例えば、プリアンブル部1210のSIGフィールドにおける)データ、2)第1プリアンブル部1210におけるパイロットトーン、及び/又は3)第1プリアンブル部1210の少なくとも一部の変調などを分析する。
図26は、一実施形態に係る、無線通信プロトコルの異なる複数のPHYモードに従って生成されたPHYデータユニットの図を示す。様々な実施形態又はシナリオにおいて、図26のPHYデータユニットは、通信チャネルを通じて通信デバイス(例えば、図1のAP14及び/又はクライアント局25)により送信され及び/又は受信された複数のデータユニットにおいて利用される。図26は、2つのPHYデータユニットフォーマットを示し、そのそれぞれは、OFDM部の特定のクロックレートに対応するPHYモードを反映する。1つの実施形態において、AP(例えば、AP14)は、例示的なPHYデータユニットの両方を生成することができる(すなわち、APは、異なる複数のクロックレートに対応する複数のPHYモードをサポートする)一方、各クライアント局(例えば、複数のクライアント局25のそれぞれ)は、例示的なPHYデータユニットのうちの1つのみを生成することができる(すなわち、各クライアント局は、単一クロックレートに対応するPHYモードのみをサポートする)。別の実施形態において、AP及び1つ又は複数のクライアント局の両方は、例示的なPHYユニットの両方を生成することができる。
一実施形態において、第1データユニット1300は、第1PHYモード(例えば、通常PHYモード)に対応し、第2データユニット1350は、第2PHYモード(例えば、範囲拡張PHYモード)に対応する。第1データユニット1300及び第2データユニット1350のそれぞれは、第1プリアンブル部1310及びOFDM部1312を含む。OFDM部1312は、第2プリアンブル部1320及びデータ部1322を含む。
一実施形態において、第1プリアンブル部1310は、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において、第1クロックレートでクロックされる。他方、OFDM部1312は、(第1PHYモードに従って送信されるべく)データユニット1300に対して第1クロックレートでクロックされ、一方で、一実施形態によれば、OFDM部1312は、(第1PHYモードに従って送信されるべく)データユニット1350に対して第2クロックレートでクロックされ、ここで、第2クロックレートは第1クロックレートと異なる。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートより低く、一方で、複数の他の実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートより高い。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートの適した分数(その1/2、1/4、1/8、1/10、1/16など)である。いくつかの実施形態において、第2クロックレートは、第1クロックレートの適した整数の倍数(その2x、4x、8x、10x、16xなど)である。いくつかの実施形態において、第1クロックレートは、第1トーンインターバルに対応し、一方で、第2クロックレートは、第1トーンインターバルと異なる第2トーンインターバルに対応する。いくつかの実施形態において、第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルの適した分数(その1/2、1/4、1/8、1/10、1/16など)である。いくつかの実施形態において、第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルの適した整数の倍数(その2x、4x、8x、10x、16xなど)である。いくつかの実施形態において、第1クロックレートは、第1OFDMシンボル持続時間に対応し、一方で、第2クロックレートは、第1OFDMシンボル持続時間とは異なる第2OFDMシンボル持続時間に対応する。いくつかの実施形態において、第2OFDMシンボル持続時間は、第1OFDMシンボル持続時間の適した整数の倍数(その2x、4x、8x、10x、16xなど)である。いくつかの実施形態において、第2OFDMシンボル持続時間は、第1OFDMシンボル持続時間の適した分数(その1/2、1/4、1/8、1/10、1/16など)である。
いくつかの実施形態において、第1プリアンブル部1310は、第1プリアンブル部1310が、OFDM部1312が第1クロックレートであるか又は第2クロックレートでクロックされるかを示すようにフォーマットされることを除き、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において同じである。例えば、一実施形態において、第1プリアンブル部1310は、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において、同じ持続時間を有する。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部1310における複数のフィールドは、第1PHYモード及び第2PHYモードの両方において、それぞれ同じ持続時間を有する。一方、一実施形態において、第1プリアンブル部1310におけるフィールド(例えば、信号フィールド)は、OFDM部1312が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示すデータを含む。別の例として、一実施形態において、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードと比較して、第1プリアンブル部1310におけるパイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号がフリップされる。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部1310における複数のパイロットトーンは、OFDM部1312が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。別の例として、一実施形態において、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合、第1プリアンブル部1310の一部は、第1PHYモードと比較して異なって変調される。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部1310の少なくとも一部の変調は、OFDM部1312が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。
第1プリアンブル部1310は、レガシ部1330を含む。一実施形態において、レガシ部1330は、図2に示されているように配置されるL‐STFフィールド、L‐LTFフィールド、及びL‐SIGフィールドを含む。第1プリアンブル部1310はまた、高効率WLAN(HEW)信号(HEW‐SIGA)フィールド1334を含む。一実施形態において、HEW‐SIGAフィールド1334は、OFDM部1312が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを示すデータを含む。第1プリアンブル部はまた、HEW‐STFフィールド1336を含む。複数の他の実施形態において、第1プリアンブル部1310は、上にて検討されている複数のフィールドのうちのいくつかを省略し、及び/又は、複数の他の適したフィールドを含む。
第2プリアンブル部1320は、データユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、1つ又は複数のHEW−LTF1340と、HEW‐SIGBフィールド1344とを含む。一実施形態において、第2プリアンブル部1320は、1)複数のHEW−LTF1340、及び/又は2)HEW‐SIGBフィールド1344のうちの1つ又は両方を省略し、及び/又は、複数の他の適したフィールドを含む。
第2プリアンブル部1320は、データユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、1つ又は複数のHEW−LTF1354と、HEW‐SIGBフィールド1358とを含む。一実施形態において、第2プリアンブル部1320は、1)複数のHEW−LTF1354、及び/又は2)HEW‐SIGBフィールド1358のうちの1つ又は両方を省略し、及び/又は、複数の他の適したフィールドを含む。
一実施形態において、データユニット1350は、適した帯域幅にわたり、複数のHEW−LTF1354は、共にデータユニット1350の帯域幅にわたる異なる複数の帯域幅部を含む。同様に、一実施形態において、HEW‐SIGBフィールド1358は、共にデータユニット1350の帯域幅にわたる異なる複数の帯域幅部を含む。同様に、一実施形態において、データ部1322は、共にデータユニット1350の帯域幅にわたる異なる複数の帯域幅部1362を含む。
一実施形態において、データユニット1300又はデータユニット1350を受信する通信デバイスが、OFDM部1312における複数のOFDMシンボルを復調する前に、OFDM部1312のクロックレートを決定するよう、第1プリアンブル部1310を分析する。例えば、いくつかの実施形態において、受信機は、OFDM部1312が第1クロックレートで又は第2クロックレートでクロックされるかを決定するよう、1)第1プリアンブル部1310における(例えば、HEW‐SIGAフィールド1334における)データ、2)第1プリアンブル部1310における複数のパイロットトーン、及び/又は3)第1プリアンブル部1310の少なくとも一部の変調などのうちの1つ又は複数を分析する。
図27は、一実施形態に係る、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信のためのPHYデータユニットを生成する方法例1400のフロー図である。一実施形態において、方法1400は、図13の方法の実装である。
いくつかの実施形態において、方法1400は、図25及び/又は図26に示されている複数のフォーマットに従ってPHYデータユニットを生成するために利用される。単に説明の目的のために、方法1400は、図26に関連して説明されている。しかしながら、複数の他の実施形態において、方法1400は、複数の他の適したフォーマットに従って、複数のPHYデータユニットを生成するために利用される。例えば、方法1400は、いくつかの実施形態によれば、図10‐12に関連して上にて検討されている複数のフォーマットに従って複数のPHYデータユニットを生成するために利用される。
いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)が、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法1400を実装するよう構成される。例えば、一実施形態において、PHY処理ユニット20(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)は、通信チャネルを通じた送信のためのデータユニットを生成するべく、方法1400を実装するよう構成される。
ブロック1404では、PHYデータユニットが、第1PHYモード又は第2PHYモードに従って送信されるかが決定される。PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信されるべきとブロック1404で決定された場合、フローは、ブロック1408へ進む。ブロック1408では、PHYデータユニットの第1プリアンブル部は、第1クロックレートに従って生成される。さらに、第1プリアンブル部は第1PHYモードに従ってフォーマットされるように、第1プリアンブル部は生成される。一実施形態において、第1プリアンブル部は、第1プリアンブル部に続くOFDM部が第1クロックレートでクロックされることを示すようにフォーマットされる。例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図25に関連して上にて検討されている第1PHYモードにおいて第1プリアンブル部1210に対応する。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図26に関連して上にて検討されている第1PHYモードにおいて第1プリアンブル部1310に対応する。
ブロック1412では、OFDM部は、第1クロックレートに従って生成される。例えば、一実施形態において、OFDM部は、図25に関連して上にて検討されている第1PHYモードにおいてOFDM部1212に対応する。別の例として、一実施形態において、OFDM部は、図26に関連して上にて検討されている第1PHYモードにおいてOFDM部1312に対応する。
PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信されるべきとブロック1404で決定された場合、フローは、ブロック1416へ進む。ブロック1416では、PHYデータユニットの第1プリアンブル部は、第1クロックレートに従って生成される。さらに、第1プリアンブル部は第2PHYモードに従ってフォーマットされるように、第1プリアンブル部は生成される。一実施形態において、第1プリアンブル部は、第1プリアンブル部に続くOFDM部が第2クロックレートでクロックされることを示すようにフォーマットされる。例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図25に関連して上にて検討されている第2PHYモードにおいて第1プリアンブル部1210に対応する。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図26に関連して上にて検討されている第2PHYモードにおいて第1プリアンブル部1310に対応する。
ブロック1420では、OFDM部は、第2クロックレートに従って生成される。例えば、一実施形態において、OFDM部は、図25に関連して上にて検討されている第2PHYモードにおいてOFDM部1212に対応する。別の例として、一実施形態において、OFDM部は、図26に関連して上にて検討されている第2PHYモードにおいてOFDM部1312に対応する。
いくつかの実施形態において、図27の方法1400は、示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、ブロック1412及びブロック1420の後に、追加の方法要素は、通信チャネル(例えば、無線通信チャネル)を介して、生成された第1プリアンブル部及び生成されたOFDM部の両方を含むPHYデータユニットを送信する段階を含む。さらに、方法例1400のフロー図において、ブロック1412及び1420がそれぞれ、ブロック1408及び1416の後に示されているが、複数の他の実施形態において、ブロック1412及び1420は、ブロック1408及び1416の前に、又はそれらと同時に発生する。
図28は、一実施形態に係る、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従って無線通信チャネルを介して送信されたデータユニットを処理する方法例1500のフロー図である。
いくつかの実施形態において、方法1500は、図25及び/又は図26に示されている複数のフォーマットに従って複数のPHYデータユニットを処理するために利用される。単に説明の目的のために、方法1500は、図26に関連して説明される。しかしながら、他の実施形態において、方法1500は、複数の他の適したフォーマットに従って受信された複数のPHYデータユニットを処理するために利用される。例えば、いくつかの実施形態によれば、方法1500は、図10‐12に関連して上にて検討されている複数のフォーマットに従って複数のPHYデータユニットを処理するために利用される。
いくつかの実施形態において、図1のAP14などのAP(及び/又はクライアント局25‐1などのクライアント局)は、通信チャネルを通じて送信されたデータユニットを処理するべく、方法1500を実装するよう構成される。例えば、一実施形態において、PHY処理ユニット20(及び/又はクライアント局25−1などのクライアント局)は、通信チャネルを通じて送信されたデータユニットを処理するべく、方法1500を実装するよう構成される。
ブロック1504では、データユニットは、通信チャネルを介して受信される。いくつかの実施形態において、ブロック1504は、図14における方法910のブロック912と同様である。ブロック1504で受信されたデータユニットは、第1プリアンブル部と、第1プリアンブル部に続くOFDM部とを含む。データユニットのOFDM部は、1つ又は複数のLTFを含む第2プリアンブル部を有する。様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図25及び/又は図26に示されている複数のフォーマットなどのフォーマットを有する。さらに、又は代替的に、様々な実施形態によれば、受信されたデータユニットは、図27の方法1400に従って生成されるデータユニットである。PHYデータユニットの第1プリアンブル部は、第1クロックレートに従って生成される。
ブロック1508では、第1プリアンブル部が第1PHYモード又は第2PHYモードに従ってフォーマットされるかが決定される。一実施形態において、第1プリアンブル部は、第1プリアンブル部に続くOFDM部が第1クロックレート又は第2クロックレートでクロックされるかを示すようにフォーマットされる。例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図25に関連して上にて検討されているような第1プリアンブル部1210に対応する。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部は、図26に関連して上にて検討されている第1プリアンブル部1310に対応する。
一実施形態において、ブロック1508は、第1プリアンブル部におけるフィールド(例えば、信号フィールド)が、OFDM部が第1クロックレート又は第2クロックレートでクロックされるかを示すデータを含むかを決定する段階を含む。別の例として、一実施形態において、第1PHYモードに比較して、第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンがフリップされるかが決定される。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部における複数のパイロットトーンは、OFDM部が第1クロックレート又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。別の例として、一実施形態において、第1プリアンブル部の一部が、第1PHYモードと比較して、異なって変調されるかが決定される。よって、一実施形態において、第1プリアンブル部の少なくとも一部の変調は、OFDM部1212が第1クロックレート又は第2クロックレートでクロックされるかを示す。
OFDM部が第1クロックレートでクロックされるとブロック1508で決定された場合、フローは、ブロック1512へ進む。ブロック1512では、OFDM部は、第1クロックレートに従って処理される。
一方、OFDM部が第2クロックレートでクロックされるとブロック1508で決定された場合、フローは、ブロック1516へ進む。ブロック1516では、OFDM部は、第2クロックレートに従って処理される。
いくつかの実施形態において、方法1500は、図28に示されていない複数の追加の方法要素を含む。例えば、一実施形態において、方法1500は、ブロック1504でデータユニットを受信する段階の前に、受信されたデータユニットの第2クロックレートに対応する受信機クロックレートを提供する段階を備える。
一実施形態において、方法が、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信のためのPHYデータユニットを生成するものである。方法は、第1クロックレートに従ってPHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成する段階を含み、ここで、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされる。方法はまた、PHYデータユニットのOFDM部を生成する段階を備え、ここで、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを有する第2プリアンブル部を含み、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる。
複数の他の実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの1つ又は複数の任意の適した組み合せを含む。
第1プリアンブル部を生成する段階は、PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示すべく、第1プリアンブル部においてパイロットトーンのセットを生成する段階を含む。
PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、パイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号は、第1PHYモードと比較して、フリップされる。
第1プリアンブル部を生成する段階は、PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する第1プリアンブル部を生成する段階を含む。
PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドは、1)第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである。
第2クロックレートは、第1クロックレートより低い。
第2クロックレートは、第1クロックレートの分数である。
第2クロックレートは、第1クロックレートの1/4である。
第2クロックレートは、第1クロックレートより速い。
OFDM部が生成され、これにより、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1持続時間を有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2持続時間を有し、ここで、第2持続時間は、第1持続時間と異なる。
第2持続時間は、第1持続時間より長い。
OFDM部が生成され、これにより、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1トーンインターバルを有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2トーンインターバルを有し、ここで、第2トーンインターバルは第1トーンインターバルと異なる。
第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルより小さい。
別の実施形態において、通信デバイスが、1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備え、1つ又は複数の集積回路は、第1クロックレートに従って、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信のためのPHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成するよう構成され、ここで、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に第2PHYモードに従ってフォーマットされる。1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットのOFDM部を生成するようさらに構成され、ここで、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる。
複数の他の実施形態において、装置は、以下の特徴のうちの1つ又は複数の任意の適した組み合せを含む。
1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示すべく、第1プリアンブル部のパイロットトーンのセットを生成するようさらに構成される。
PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、パイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号は、第1PHYモードと比較して、フリップされる。
1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する第1プリアンブル部を生成するようさらに構成される。
PHYデータユニットが第1PHYモード又は第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドは、1)第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである。
第2クロックレートは、第1クロックレートより低い。
第2クロックレートは、第1クロックレートの分数である。
第2クロックレートは、第1クロックレートの1/4である。
第2クロックレートは、第1クロックレートより速い。
OFDM部が生成され、これにより、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1持続時間を有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2持続時間を有し、ここで、第2持続時間は、第1持続時間と異なる。
第2持続時間は、第1持続時間より長い。
OFDM部が生成され、これにより、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1トーンインターバルを有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2トーンインターバルを有し、ここで、第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルと異なる。
第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルより小さい。
別の実施形態において、方法が、無線通信チャネルを介して受信されたPHYデータユニットを処理するものであり、ここで、PHYデータユニットは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する通信プロトコルに従ってフォーマットされる。方法は、PHYデータユニットのOFDM部が、1)第1PHYモードに従う第1クロックレートでクロックされるか、又は第2PHYモードに従う第2クロックレートでクロックされるかを決定するべく、PHYデータユニットの第1プリアンブル部を分析する段階を備え、ここで、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第2PHYモードに従ってフォーマットされ、OFDM部は、第1プリアンブル部に続く。方法はまた、1)OFDM部が第1クロックレートでクロックされると決定された場合に、第1クロックレートに従って、2)OFDM部が第2クロックレートでクロックされると決定された場合に、第2クロックレートに従って、PHYデータユニットのOFDM部を処理する段階であって、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを有する、OFDM部における第2プリアンブル部を処理する段階を含む段階を備える。
複数の他の実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの1つ又は複数の任意の適した組み合せを含む。
第1プリアンブル部を分析する段階は、PHYデータユニットが、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに従って、フォーマットされるかを決定するべく、第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを分析する段階を含む。
第1プリアンブル部を分析する段階は、少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに対応してフリップされるかを決定するべく、パイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号を分析する段階を含む。
第1プリアンブル部を分析する段階は、第1プリアンブル部におけるフィールドを分析する段階を含み、ここで、フィールドは、PHYデータユニットが、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに従ってフォーマットされるかを示す情報を含む。
PHYデータユニットが第1PHYモード、又は第2PHYモードに従ってフォーマットされるかを示す情報を含むフィールドは、1)第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである。
第2クロックレートは、第1クロックレートより低い。
第2クロックレートは、第1クロックレートの分数である。
第2クロックレートは、第1クロックレートの1/4である。
第2クロックレートは、第1クロックレートより速い。
OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが、第1PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第1持続時間を有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従ってフォーマットされる場合に第2持続時間を有し、ここで、第2持続時間は、第1持続時間と異なる。
第2持続時間は、第1持続時間より長い。
OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第1トーンインターバルを有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第2トーンインターバルを有し、ここで、第2トーンインターバルは第1トーンインターバルと異なる。
第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルより小さい。
別の実施形態において、通信デバイスが、1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備え、その1つ又は複数の集積回路は、第1クロックレートに従ってPHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成するよう構成され、ここで、PHYデータユニットは、無線通信プロトコルに従う送信のためであり、無線通信プロトコルは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有し、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1PHYモードに従ってフォーマットされ、第1プリアンブル部は、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に第2PHYモードに従ってフォーマットされる。1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットのOFDM部を生成するようさら構成され、ここで、OFDM部は、第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートでクロックされ、PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる。
複数の他の実施形態において、装置は、以下の特徴のうちの1つ又は複数の任意の適した組み合せを含む。
1つ又は複数の集積回路は、PHYデータユニットが、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに従ってフォーマットされるかを決定するべく、第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを分析するようさらに構成される。
1つ又は複数の集積回路は、少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに対応してフリップされるかを決定するべく、パイロットトーンのセットの少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号を分析するようさらに構成される。
1つ又は複数の集積回路は、第1プリアンブル部におけるフィールドを分析するようさらに構成され、ここで、フィールドは、PHYデータユニットが、1)第1PHYモード、又は2)第2PHYモードに従ってフォーマットされるかを示す情報を含む。
PHYデータユニットが第1PHYモード、又は第2PHYモードに従ってフォーマットされるかを示す情報を含むフィールドは、1)第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである。
第2クロックレートは、第1クロックレートより低い。
第2クロックレートは、第1クロックレートの分数である。
第2クロックレートは、第1クロックレートの1/4である。
第2クロックレートは、第1クロックレートより速い。
OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第1持続時間を有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第2持続時間を有し、ここで、第2持続時間は、第1持続時間と異なる。
第2持続時間は、第1持続時間より長い。
OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第1PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第1トーンインターバルを有し、OFDM部における複数のOFDMシンボルは、PHYデータユニットが第2PHYモードに従ってフォーマットされる場合に、第2トーンインターバルを有し、ここで、第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルと異なる。
第2トーンインターバルは、第1トーンインターバルより小さい。
上にて説明されている様々なブロック、動作、及び技術のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、複数のファームウェア命令を実行するプロセッサ、複数のソフトウェア命令を実行するプロセッサ、又はそれらの任意の組み合わせを利用して実装され得る。複数のソフトウェア又はファームウェア命令を実行するプロセッサを利用して実装された場合、複数のソフトウェア又はファームウェア命令は、磁気ディスク、光学ディスク、又は他の記憶媒体上、RAM又はROM若しくはフラッシュメモリ、プロセッサ、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、テープドライブなどにおいてなど、任意のコンピュータ可読メモリに格納され得る。同様に、複数のソフトウェア又はファームウェア命令は、例えば、コンピュータ可読ディスク又は他の可搬式コンピュータストレージ機構上、又は通信媒体を介すことを含む、任意の既知又は所望の配信方法を介して、ユーザ又はシステムに届けられ得る。通信媒体は、一般的には、複数のコンピュータ可読命令、データ構造、プロングラムモジュール、又は、搬送波又は他の搬送機構などの変調データ信号における他のデータを具現する。「変調データ信号」という用語は、信号における情報をエンコードするそのような方式で設定又は変更されるその特性のうち1つ又は複数を有する信号を意味する。例として、限定されるものではないが、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接の有線接続などの有線媒体と、音響、無線周波数、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体とを含む。よって、複数のソフトウェア又はファームウェア命令は、電話回線、DSL回線、ケーブルテレビ回線、光ファイバ回線、無線通信チャネル、インターネットなどのような通信チャネル(これらは、可搬式の記憶媒体を介してそのようなソフトウェアを提供するものと同じ又は互換的なものとみなされる)を介して、ユーザ又はシステムに届けられ得る。複数のソフトウェア又はファームウェア命令は、プロセッサにより実行された場合に、プロセッサに様々な動作を実行させる機械可読命令を含んでよい。
ハードウェアに実装された場合、ハードウェアは、1つ又は複数のディスクリート部品、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含んでよい。
本発明が単に例示的なもので本発明を限定するものではない複数の具体的な例に関連して説明されている一方、複数の変更、追加、及び/又は削除は、本発明の範囲から逸脱せずに、開示されている複数の実施形態に対して行われてよい。
本願によれば以下の各項目に記載の形態もまた開示される。
[項目1]
無線通信プロトコルに従う送信用の物理層データユニット(PHYデータユニット)を生成する方法であって、前記無線通信プロトコルは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有し、前記方法は、
第1クロックレートに従って前記PHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成する段階であって、前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードに従ってフォーマットされ、前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2PHYモードに従ってフォーマットされる、段階と、
前記PHYデータユニットのOFDM部を生成する段階であって、前記OFDM部は、前記第1プリアンブル部に続き、1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、前記PHYデータユニットが第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートでクロックされ、前記PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる、段階と
を備える
方法。
[項目2]
前記第1プリアンブル部を生成する段階は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す前記第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを生成する段階を含む、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードと比較して、前記パイロットトーンのセットにおける少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、フリップされる、項目2に記載の方法。
[項目4]
前記第1プリアンブル部を生成する段階は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する前記第1プリアンブル部を生成する段階を含む、項目1から3の何れか一項に記載の方法。
[項目5]
前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含む前記フィールドは、1)前記第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)前記第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである、項目4に記載の方法。
[項目6]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートより低い、項目1から5の何れか一項に記載の方法。
[項目7]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの分数である、項目6に記載の方法。
[項目8]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの1/4である、項目7に記載の方法。
[項目9]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートより速い、項目1から5の何れか一項に記載の方法。
[項目10]
前記OFDM部が生成され、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第1持続時間を有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第2持続時間を有し、前記第2持続時間は、前記第1持続時間と異なる、項目1から9の何れか一項に記載の方法。
[項目11]
前記第2持続時間は、前記第1持続時間より長い、項目10に記載の方法。
[項目12]
前記OFDM部が生成され、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第1トーンインターバルを有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第2トーンインターバルを有し、前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルと異なる、項目1から11の何れか一項に記載の方法。
[項目13]
前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルより小さい、項目12に記載の方法。
[項目14]
1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備える通信デバイスであって、
前記1つ又は複数の集積回路は、
第1クロックレートに従って、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信用の物理層データユニット(PHYデータユニット)の第1プリアンブル部を生成し、
前記PHYデータユニットのOFDM部を生成し、
前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードに従ってフォーマットされ、
前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2PHYモードに従ってフォーマットされ、
前記OFDM部は、
前記第1プリアンブル部に続き、
1つ又は複数のロング・トレーニング・フィールドを含む第2プリアンブル部を有し、
前記PHYデータユニットが、第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートでクロックされ、
前記PHYデータユニットが第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートと異なる第2クロックレートでクロックされる、
通信デバイス。
[項目15]
前記1つ又は複数の集積回路は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す、前記第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを生成する、項目14に記載の通信デバイス。
[項目16]
前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードと比較して、前記パイロットトーンのセットにおける少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、フリップされる、項目15に記載の通信デバイス。
[項目17]
前記1つ又は複数の集積回路は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する前記第1プリアンブル部を生成する、項目14から16の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目18]
前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含む前記フィールドは、1)前記第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)前記第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである、項目17に記載の通信デバイス。
[項目19]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートより低い、項目14から18の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目20]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの分数である、項目19に記載の通信デバイス。
[項目21]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの1/4である、項目20に記載の通信デバイス。
[項目22]
前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートより速い、項目14から19の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目23]
前記1つ又は複数の集積回路は、前記OFDM部を生成し、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第1持続時間を有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第2持続時間を有し、前記第2持続時間は、前記第1持続時間と異なる、項目14から22の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目24]
前記第2持続時間は、前記第1持続時間より長い、項目23に記載の通信デバイス。
[項目25]
前記1つ又は複数の集積回路は、前記OFDM部を生成し、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第1トーンインターバルを有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記OFDM部における複数のOFDMシンボルが第2トーンインターバルを有し、前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルと異なる、項目14から24の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目26]
前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルより小さい、項目25に記載の通信デバイス。

Claims (22)

  1. 無線通信プロトコルに従う送信用の物理層データユニット(PHYデータユニット)を生成する方法であって、前記無線通信プロトコルは、第1PHYモードと第2PHYモードとを有し、前記方法は、
    第1クロックレートに従って前記PHYデータユニットの第1プリアンブル部を生成する段階であって、前記第1プリアンブル部は、レガシ部および高効率WLAN信号(HEW−SIGA)フィールドを含み、前記レガシ部は、レガシ・ショート・トレーニング・フィールド(L−STF)、レガシ・ロング・トレーニング・フィールド(L−LTF)、およびレガシ信号(L−SIG)フィールドを含み、前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットの第2プリアンブル部およびデータ部が第1クロックレートおよび前記第1クロックレートより低い第2クロックレートのいずれでクロックされるかを示すようにフォーマットされる、段階と、
    前記PHYデータユニットの前記第2プリアンブル部および前記データ部を生成する段階であって、前記第2プリアンブル部および前記データ部は、前記第1プリアンブル部に続き、前記第2プリアンブル部は、1つ又は複数の高効率WLANロング・トレーニング・フィールド(HEW−LTF)を含前記第2プリアンブル部および前記データ部は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートでクロックされ、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートより低い前記第2クロックレートでクロックされる、段階と
    を備える
    方法。
  2. 前記第1プリアンブル部を生成する段階は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す前記第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを生成する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードと比較して、前記パイロットトーンのセットにおける少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、フリップされる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1プリアンブル部を生成する段階は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する前記第1プリアンブル部を生成する段階を含む、請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含む前記フィールドは、1)前記第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)前記第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの分数である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの1/2、1/4、1/10、または1/16である、請求項に記載の方法。
  8. 前記第2プリアンブル部および前記データ部が生成され、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第1持続時間を有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第2持続時間を有し、前記第2持続時間は、前記第1持続時間と異なる、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
  9. 前記第2持続時間は、前記第1持続時間より長い、請求項に記載の方法。
  10. 前記第2プリアンブル部および前記データ部が生成され、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第1トーンインターバルを有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第2トーンインターバルを有し、前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルと異なる、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
  11. 前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルより小さい、請求項10に記載の方法。
  12. 1つ又は複数の集積回路を有するネットワークインタフェースを備える通信デバイスであって、
    前記1つ又は複数の集積回路は、
    第1クロックレートに従って、第1PHYモードと第2PHYモードとを有する無線通信プロトコルに従う送信用の物理層データユニット(PHYデータユニット)の第1プリアンブル部を生成し、
    前記PHYデータユニットの第2プリアンブル部およびデータ部を生成し、
    前記第1プリアンブル部は、レガシ部および高効率WLAN信号(HEW−SIGA)フィールドを含み
    前記第1プリアンブル部は、前記PHYデータユニットの前記第2プリアンブル部および前記データ部が第1クロックレートおよび前記第1クロックレートより低い第2クロックレートのいずれでクロックされるかを示すようにフォーマットされ、
    前記第2プリアンブル部および前記データ部は、前記第1プリアンブル部に続き、
    前記第2プリアンブル部は、1つ又は複数の高効率WLANロング・トレーニング・フィールド(HEW−LTF)を含
    前記第2プリアンブル部および前記データ部は、前記PHYデータユニットが、前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートでクロックされ、
    前記第2プリアンブル部および前記データ部は、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1クロックレートより低い前記第2クロックレートでクロックされる、
    通信デバイス。
  13. 前記1つ又は複数の集積回路は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す、前記第1プリアンブル部におけるパイロットトーンのセットを生成する、請求項12に記載の通信デバイス。
  14. 前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第1PHYモードと比較して、前記パイロットトーンのセットにおける少なくともいくつかのパイロットトーンの複数の信号が、フリップされる、請求項13に記載の通信デバイス。
  15. 前記1つ又は複数の集積回路は、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含むフィールドを有する前記第1プリアンブル部を生成する、請求項12から14の何れか一項に記載の通信デバイス。
  16. 前記PHYデータユニットが前記第1PHYモード又は前記第2PHYモードに従って生成されるかを示す情報を含む前記フィールドは、1)前記第1プリアンブル部におけるレガシ部の後に、かつ、2)前記第1プリアンブル部におけるショート・トレーニング・フィールドの前に生じる信号フィールドである、請求項15に記載の通信デバイス。
  17. 前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの分数である、請求項12から16のいずれか一項に記載の通信デバイス。
  18. 前記第2クロックレートは、前記第1クロックレートの1/2、1/4、1/10、または1/16である、請求項17に記載の通信デバイス。
  19. 前記1つ又は複数の集積回路は、前記第2プリアンブル部および前記データ部を生成し、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第1持続時間を有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第2持続時間を有し、前記第2持続時間は、前記第1持続時間と異なる、請求項1から18の何れか一項に記載の通信デバイス。
  20. 前記第2持続時間は、前記第1持続時間より長い、請求項19に記載の通信デバイス。
  21. 前記1つ又は複数の集積回路は、前記第2プリアンブルおよび前記データ部を生成し、これにより、前記PHYデータユニットが前記第1PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第1トーンインターバルを有し、前記PHYデータユニットが前記第2PHYモードに従って送信される場合に、前記第2プリアンブル部および前記データ部における複数のOFDMシンボルが第2トーンインターバルを有し、前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルと異なる、請求項12から20の何れか一項に記載の通信デバイス。
  22. 前記第2トーンインターバルは、前記第1トーンインターバルより小さい、請求項21に記載の通信デバイス。
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