JP6476985B2 - 表示装置、表示システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、表示システム及びプログラムに関する。
表示部を備え、記憶媒体に格納されている画像データを表示部に表示させる携帯機器であって、表示部に表示されるフレームデータが格納されるVRAMと、画像データをそのデータサイズに応じて変換処理をしてVRAMに格納し、VRAMに格納されたフレームデータを表示部の表示パネルの大きさに応じた変換処理をして表示部に表示させる表示制御部とを備えたものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
色変換の対象となる画像データを取得し、取得される画像データの画像中で使用されている色を判別し、判別された色に予め対応付けられている複数の色を示す変換候補色情報を取得し、取得される変換候補色情報が示す複数の色をモニタにて表示させ、モニタにて表示させた選択候補としての複数の色の内のいずれかを選択するユーザの選択操作に基づいて、使用色判別部にて判別された色を、選択操作により選択された色に色変換し、色変換された画像を所定の出力先に出力する色変換装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−38065号公報 特開2012−90268号公報
ここで、異なる画像処理を施した画像の見比べを行う際には、画像の表示の切り替えにより行う構成を採用することが考えられる。しかしながら、そのような構成を採用した場合は、画像の表示の切り替えを何度も行わなければ画像の見比べが行えず、画像の見比べを容易に行えるものとは言えない。
本発明の目的は、異なる画像処理を施した画像の見比べを、画像の表示の切り替えにより行う場合に比較して、容易に行うことにある。
請求項1に記載の発明は、元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段とを備え、前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付け、前記表示手段は、前記受付手段による前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示することを特徴とする表示装置である。
請求項2に記載の発明は、元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段とを備え、前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付け、前記表示手段は、前記受付手段による前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示することを特徴とする表示装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示手段は、前記第1の画像の前記領域以外と前記第2の画像との間の境界の厚みをなくした状態で、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置である。
請求項4に記載の発明は、元データを保持する保持装置と、前記保持装置にて保持される前記元データに基づく画像を表示する表示装置とを備え、前記表示装置は、前記元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段とを備え、前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付け、前記表示手段は、前記受付手段による前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示することを特徴とする表示システムである。
請求項5に記載の発明は、元データを保持する保持装置と、前記保持装置にて保持される前記元データに基づく画像を表示する表示装置とを備え、前記表示装置は、前記元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段とを備え、前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付け、前記表示手段は、前記受付手段による前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示することを特徴とする表示システムである。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する機能と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける機能と、前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶手段に記憶する機能と、前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示する機能と、前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付ける機能と、前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する機能と、前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける機能と、前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶手段に記憶する機能と、前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示する機能と、前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付ける機能と、前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、異なる画像処理を施した画像の見比べを、画像の表示の切り替えにより行う場合に比較して、容易に行うことができる。
請求項2の発明によれば、異なる画像処理を施した画像を見比べる際の一方の画像の領域の大きさの変更を、その都度領域の大きさを指定して行う場合に比較して、操作性良く行うことができる。
請求項3の発明によれば、異なる画像処理を施した画像の見比べを、画像間の境界の厚みがある場合に比較して、容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、異なる画像処理を施した画像の見比べを、画像の表示の切り替えにより行う場合に比較して、容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、異なる画像処理を施した画像を見比べる際の一方の画像の領域の大きさの変更を、その都度領域の大きさを指定して行う場合に比較して、操作性良く行うことができる。
請求項6の発明によれば、異なる画像処理を施した画像の見比べを、画像の表示の切り替えにより行う場合に比較して、容易に行うことができる。
請求項7の発明によれば、異なる画像処理を施した画像を見比べる際の一方の画像の領域の大きさの変更を、その都度領域の大きさを指定して行う場合に比較して、操作性良く行うことができる。
本発明の実施の形態における表示装置が表示するGUI(Graphic User Interface)の一例を示した図である。 通常ウィンドウと重ねウィンドウとの間の境界の厚みをなくした場合のGUIの一例を示した図である。 第1の実施の形態で重ねウィンドウを移動させたときの状態の例を示した図である。 第1の実施の形態の第1の実施例における表示システムの構成例を示したブロック図である。 第1の実施の形態の第1の実施例における表示システムの動作例を示したフローチャートである。 第1の実施の形態の第2の実施例における表示システムの構成例を示したブロック図である。 第1の実施の形態の第2の実施例における表示システムの動作例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態で重ねウィンドウを移動させたときの状態の例を示した図である。 第2の実施の形態における表示システムの構成例を示したブロック図である。 第2の実施の形態における表示システムの動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本実施の形態の概要]
パンフレット、チラシ、ポスター等の制作物は、表示装置、印刷装置、媒体等の利用環境によって出来映えが変わってくる。従って、制作物のデジタルデータ(以下、「制作物データ」という)を利用環境に応じた表色系で表示装置に表示して見比べる確認作業が必要になる。しかしながら、画面サイズが限られた表示装置(タブレット等)でこのような確認作業を行う場合、タブの切り替え操作等で見比べることは考えられるものの、これでは操作性が悪く、時間がかかる。
そこで、本実施の形態では、1つの制作物データを複数の表示モードで表示する表示装置を提案する。但し、以下では、複数の表示モードとして2つの表示モードを例にとり、これを基本モード及び重ねモードとして説明する。
まず、基本モードについて説明する。基本モードは、RGB、CMYK等の何れかの表色系を予め設定してその表色系でデータを表示するモードとすればよい。ここでは、基本モードを、制作物データをRGB表色系で表現した画像(以下、「RGB画像」という)を表示するモードとする。尚、このRGB画像は、表示装置のキャリブレーション補正を反映させた画像である方がよい。
次に、重ねモードについて説明する。重ねモードは、基本モードとは別の表色系でデータを表示するモードとすればよい。ここでは、重ねモードを、制作物データのRGB画像を一旦印刷用のCMYKに変換して更に変換した表示用のRGB画像を表示するモードとする。この表示用のRGB画像は、制作物データのRGB画像に比べて、少なくとも彩度が低くなっている。とはいえ、何れもRGB画像であるので、以下では、これらを区別し易くするために、CMYKを経由した方のRGB画像を「CMYK画像」と表記することにする。
尚、ここでは、重ねモードを、CMYK画像を表示するモードとしたが、これには限らない。例えば、他の表示装置用のRGB画像、色を識別し難い人のためのCUD(カラーユニバーサルデザイン)画像、媒体(用紙等)のテクスチャに画像データをレンダリングした画像等を表示するモードであってもよい。特に、媒体のテクスチャに画像データをレンダリングした画像を表示するモードでは、照明方向等の観察環境又は観察環境の時間や季節による変化を考慮した画像を表示してもよいし、媒体のページめくり感を表すための音を付加した画像を表示してもよい。
また、ここでは、重ねモードを1つとしたが、重ねモードは2つ以上としてもよい。そして、その場合は、それぞれに異なる表色系で表現された画像を表示するモードを割り当てるとよい。更に、重ねウィンドウ32に割り当てる表示モードは、変更可能としてもよい。
図1は、このような表示装置が表示するGUI(Graphic User Interface)の一例を示した図である。図示するように、このGUIは、ウェブブラウザ画面等の通常ウィンドウ31と、これに重ねて表示された重ねウィンドウ32とを含む。本実施の形態では、通常ウィンドウ31が基本モードに設定され、重ねウィンドウ32が重ねモードに設定される。つまり、通常ウィンドウ31における制作物データの画像の表示色が、例えば、RGB色、CMYK色、グレー、ダブルトーン(色付きグレーを含む)、セピアであったとすると、重ねウィンドウ32を重ねた領域のみ、こういった表示色が他の表示色に変更されて表示される。図では、重ねウィンドウ32内のりんご及び地面の表示色が、通常ウィンドウ31とは異なっていることを、斜線ハッチングで示している。
また、図1では、通常ウィンドウ31と重ねウィンドウ32との間に、厚みがある境界33も示した。しかしながら、一般には、境界33の厚みがない方が、通常ウィンドウ31内の画像と重ねウィンドウ32内の画像との比較は容易になる。そこで、境界33の厚みはなくしてもよい。図2は、通常ウィンドウ31と重ねウィンドウ32との間の境界の厚みをなくした場合のGUIの一例を示した図である。但し、重ねウィンドウ32を移動させたり拡大縮小させたりするためには、重ねウィンドウ32を認識して掴む操作(例えば、マウスポインタを合わせる操作)が必要になる。そこで、厚みのない境界の全部又は一部を表示したり、厚みがある境界であっても比較の妨げとならない部分のみを表示したりするとよい。図では、比較の妨げとならない部分の一例として、重ねウィンドウ32の四隅に境界34a〜34dを表示している。
このように、重ねウィンドウ32に対しては、移動や拡大縮小の操作が行われる。その際、重ねウィンドウ32には、2つの意味付けの何れかがなされる。以下、重ねウィンドウ32に1つ目の意味付けがなされた場合を第1の実施の形態として、2つ目の意味付けがなされた場合を第2の実施の形態として、それぞれを詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(概要)
第1の実施の形態は、重ねウィンドウ32に、常にそれが重なっている領域の画像を重ねモードで表示するという意味付けがなされた場合の実施の形態である。
図3は、第1の実施の形態で重ねウィンドウ32を移動させたときの状態の例を示した図である。この図では、重ねウィンドウ32を雲の位置に移動させている。従って、重ねウィンドウ32には、雲及び空が表示されている。そして、その表示色が、通常ウィンドウ31とは異なっていることを、斜線ハッチングで示している。
これにより、例えば、基本モードがRGB画像を表示するモードで、重ねモードがCMYK画像を表示するモードであれば、制作物データのRGB画像がどのようなCMYK画像になるかが分かる。
以下、このような表示を実現する表示システムについて説明する。このような表示システムとしては、重ね画像の生成方法の観点から2つの実施例が考えられる。
(第1の実施例の表示システムの構成)
図4は、第1の実施例における表示システム10の構成例を示したブロック図である。この表示システム10では、保持装置の一例としてのサーバ20が、制作物データ記憶部41と、基本モード画像生成部42と、基本モード画像記憶部43と、重ねモード画像生成部44と、重ねモード画像記憶部45と、重ね画像生成部46とを含んでいる。そして、表示装置の一例としてのクライアント30が、操作受付部48と、画像出力部49とを含んでいる。
制作物データ記憶部41は、制作物データを記憶する。本実施の形態では、元データの一例として、制作物データを用いている。
基本モード画像生成部42は、制作物データ記憶部41に記憶された制作物データが例えば文書データであれば、これに対し、基本モードで表示される画像に変換する処理を行うことにより、基本モード画像を生成する。本実施の形態では、第1の画像処理の一例として、基本モードで表示される画像に変換する処理を用いており、第1の画像の一例として、基本モード画像を用いている。
基本モード画像記憶部43は、基本モード画像生成部42により生成された基本モード画像を記憶する。
重ねモード画像生成部44は、制作物データ記憶部41に記憶された制作物データの全体又は指定されたページに対し、重ねモードで表示される画像に変換する処理を行うことにより、重ねモード画像を生成する。本実施の形態では、第2の画像処理の一例として、重ねモードで表示される画像に変換する処理を用いている。
重ねモード画像記憶部45は、重ねモード画像生成部44により生成された重ねモード画像を記憶する。
重ね画像生成部46は、重ねモード画像記憶部45に記憶された重ねモード画像から、操作受付部48で受け付けた操作により指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成する。本実施の形態では、第2の画像の一例として、重ね画像を用いている。
操作受付部48は、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上の領域を指定する操作を受け付ける。このような操作としては、まず、通常ウィンドウ31上に重ねウィンドウ32を作成する操作(以下、「作成操作」という)がある。また、通常ウィンドウ31上で重ねウィンドウ32を移動させる操作(以下、「移動操作」という)もある。更に、通常ウィンドウ31上の重ねウィンドウ32を拡大又は縮小する操作(以下、「拡縮操作」という)もある。ここで、このような操作は、マウスでのボタンの押下、指でのタッチパネルの押下、キーボードにおけるキーの押下、ジェスチャ等によって行うとよい。本実施の形態では、第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段の一例として、操作受付部48を設けている。
画像出力部49は、通常ウィンドウ31内に表示する画像として、基本モード画像記憶部43に記憶された基本モード画像を表示機構95(図11参照)に出力し、重ねウィンドウ32内に表示する画像として、重ね画像生成部46により生成された重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する。その際、画像出力部49は、操作受付部48が作成操作、移動操作、拡縮操作の何れを受け付けたかに応じて、通常ウィンドウ31上の重ねウィンドウ32の表示位置を調整する。
(第1の実施例の表示システムの動作)
図5は、第1の実施例における表示システム10の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作は、制作物データ記憶部41に記憶された制作物データのうちの指定された制作物データの指定されたページの表示が指示されることにより、開始するものとする。
動作が開始すると、まず、基本モード画像生成部42が、指定された制作物データの指定されたページに対して、基本モードに応じた画像処理を行うことにより、基本モード画像を生成する(ステップ401)。尚、画像処理は、指定された制作物データの全体に対して行ってもよいが、ここでは指定されたページに対してのみ行うこととしている。また、これにより、基本モード画像は、基本モード画像記憶部43に記憶される。
次に、画像出力部49が、基本モード画像記憶部43に記憶された基本モード画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ402)。これにより、表示機構95は、基本モード画像を含む通常ウィンドウ31を表示する。
一方で、重ねモード画像生成部44が、指定された制作物データの指定されたページに対して、重ねモードに応じた画像処理を行うことにより、重ねモード画像を生成する(ステップ403)。尚、画像処理は、指定された制作物データの全体に対して行ってもよいが、ここでは指定されたページに対してのみ行うこととしている。また、これにより、重ねモード画像は、重ねモード画像記憶部45に記憶される。
その後、操作受付部48が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を受け付ける(ステップ404)。そして、この操作の種類を判定する(ステップ405)。これにより、判定された操作の種類は、重ね画像生成部46に伝えられる。
重ね画像生成部46に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の作成操作であったとする。この場合、重ね画像生成部46は、重ねモード画像記憶部45に記憶された重ねモード画像から、作成操作で指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成する(ステップ406)。すると、画像出力部49が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の作成操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ407)。
また、重ね画像生成部46に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の移動操作であったとする。この場合、重ね画像生成部46は、重ねモード画像記憶部45に記憶された重ねモード画像から、移動操作で指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成する(ステップ408)。すると、画像出力部49が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の移動操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ409)。尚、このとき、表示機構95は、移動元の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
更に、重ね画像生成部46に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の拡縮操作であったとする。この場合、重ね画像生成部46は、重ねモード画像記憶部45に記憶された重ねモード画像から、拡縮操作で指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成する(ステップ410)。すると、画像出力部49が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の拡縮操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ411)。尚、このとき、拡大縮小前の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
その後、処理はステップ404に戻り、操作受付部48が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を再び受け付ける。尚、図には示さなかったが、操作受付部48が制作物データの表示を終了させる操作を受け付けると、このフローチャートの動作も終了する。
以上述べたように、この第1の実施例は、サーバ20が重ね画像を生成し、クライアント30がサーバ20からそれを呼び出すサーバサイド処理を行うものである。これは、初期の重ね画像の生成のためには簡易な構成である。また、クラウドサービスのような大規模システムに相応しい構成でもある。
しかしながら、この第1の実施例では、一般的なサーバ構成やネットワークの制限のあるシステム構成を採用した場合、制作物データのサイズが大きいと、処理コストの問題が生ずる。例えば、大量のメモリが必要になることによる遅延や、ネットワークアクセスによる遅延の問題である。また、予め準備できない処理の問題もある。この問題の例としては、拡大縮小等のサイズ変更が指示された場合にスムーズに表示内容を変更できないというものがある。
そこで、このような問題に対して、サーバサイドだけでの処理をクライアントサイドでの処理に、処理の負荷量に応じて分担させる方法が考えられる。クライアントサイドでの処理としては、例えばクライアントへ配布する(ウェブ)アプリケーション等であれば、自由にクライアント側のアプリケーションで任意の処理が実行可能であり、またウェブブラウザ(HTML5でのGUI)対応であれば、JavaScript(登録商標)の切り替えや専用のプラグインによる拡張等が利用できる。このサーバサイド処理とクライアントサイド処理を、サーバやネットワーク負荷やクライアントのリソース等に応じて任意に切り替えることが望ましい。ここでの負荷の計測方法としては、処理の待ち時間を利用する方法等、公知の方法が考えられる。
(第2の実施例の表示システムの構成)
図6は、第2の実施例における表示システム10の構成例を示したブロック図である。この表示システム10では、保持装置の一例としてのサーバ20が、制作物データ記憶部51を含んでいる。そして、表示装置の一例としてのクライアント30が、基本モード画像生成部52と、基本モード画像記憶部53と、重ね画像生成部56と、操作受付部58と、画像出力部59とを含んでいる。
制作物データ記憶部51、基本モード画像生成部52、基本モード画像記憶部53、操作受付部58及び画像出力部59は、それぞれ、第1の実施例における制作物データ記憶部41、基本モード画像生成部42、基本モード画像記憶部43、操作受付部48及び画像出力部49と同じなので、説明を省略する。
重ね画像生成部56は、基本モード画像記憶部53に記憶された基本モード画像のうち、操作受付部58で受け付けた操作により指定された領域の画像に対し、重ねモードで表示される画像に変換する処理を行うことにより、重ね画像を生成する。本実施の形態では、第2の画像処理の一例として、重ねモードで表示される画像に変換する処理を用いており、第2の画像の一例として、重ね画像を用いている。
(第2の実施例の表示システムの動作)
図7は、第2の実施例における表示システム10の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作は、制作物データ記憶部51に記憶された制作物データのうちの指定された制作物データの指定されたページの表示が指示されることにより、開始するものとする。
動作が開始すると、まず、ステップ501及びステップ502が実行される。但し、ステップ501及びステップ502は、それぞれ、図5のステップ401及びステップ402と同じなので、説明を省略する。
その後、操作受付部58が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を受け付ける(ステップ503)。そして、この操作の種類を判定する(ステップ504)。これにより、判定された操作の種類は、重ね画像生成部56に伝えられる。
重ね画像生成部56に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の作成操作であったとする。この場合、重ね画像生成部56は、基本モード画像記憶部53に記憶された基本モード画像から、作成操作で指定された領域の画像を切り出し、この画像に対して重ねモードに応じた画像処理を行うことにより、重ね画像を生成する(ステップ505)。すると、画像出力部59が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の作成操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ506)。
また、重ね画像生成部56に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の移動操作であったとする。この場合、重ね画像生成部56は、基本モード画像記憶部53に記憶された基本モード画像から、移動操作で指定された領域の画像を切り出し、この画像に対して重ねモードに応じた画像処理を行うことにより、重ね画像を生成する(ステップ507)。すると、画像出力部59が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の移動操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ508)。尚、このとき、表示機構95は、移動元の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
更に、重ね画像生成部56に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の拡縮操作であったとする。この場合、重ね画像生成部56は、基本モード画像記憶部53に記憶された基本モード画像から、拡縮操作で指定された領域の画像を切り出し、この画像に対して重ねモードに応じた画像処理を行うことにより、重ね画像を生成する(ステップ509)。すると、画像出力部59が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の拡縮操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ510)。尚、このとき、表示機構95は、拡大縮小前の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
その後、処理はステップ503に戻り、操作受付部58が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を再び受け付ける。尚、図には示さなかったが、操作受付部58が制作物データの表示を終了させる操作を受け付けると、このフローチャートの動作も終了する。
以上述べたように、この第2の実施例は、サーバ20が重ね画像を生成せず、クライアント30が操作を受け付ける都度重ね画像を生成するものであり、クライアントサイド処理と呼ばれることがある。
しかしながら、この第2の実施例でも、演算スペック(電池の持ち時間を含む)が低いタブレット等を採用した場合、処理コストの問題が生じる。
そこで、重ね画像の変更及び表示のための負荷量に応じて、第1の実施例の構成と第2の実施例の構成とを切り替えることが考えられる。例えば、重ね画像の変更が主に色変換や拡大縮小によるものであれば、負荷量が小さいため、第2の実施例の構成が効果的であることが多い。また、複数ページに跨る処理については、一部の処理をクライアント30で行い、クライアント30のメモリ量や演算性能が基準を満たさなければ、サーバ20に対して残りの処理の要求を送るとよい。更に、重ね画像の生成も、クライアント30のアプリケーション機能によって負荷量が異なることから、これに応じて第1の実施例の構成と第2の実施例の構成とを切り替えるようにしてよい。更にまた、処理の要求を送ってから画像が表示されるまでの時間を無視すれば、最も安全で完全に処理ができるのはサーバサイド処理であることから、処理の要求を送ることによって強制的にサーバ20で処理するようにしてもよい。
このシステムは、換言すれば、サーバ20で制作物データから2つ以上の表示モードの画像を生成してクライアント30に送る手段と、クライアント30で操作に応じて他の表示モードの画像を生成して表示する手段と、これらの画像を生成する手段を表示負荷量に応じて切り替える手段とを備えた表示システム10である。
尚、この第1の実施の形態では、表示システム10の構成要素をサーバ20とクライアント30とに分けて設けた例を示したが、この限りではない。表示システム10の構成要素を1台のコンピュータである表示装置に設けてもよい。
[第2の実施の形態]
(概要)
第2の実施の形態は、重ねウィンドウ32に、それが重なっている領域の画像に関わらず、それまでの表示内容を保持するという意味付けがなされた場合の実施の形態である。
図8は、第2の実施の形態で重ねウィンドウ32を移動させたときの状態の例を示した図である。この図でも、重ねウィンドウ32を雲の位置に移動させている。しかしながら、重ねウィンドウ32には、雲及び空は表示されず、図1で表示されていたりんご及び地面がそのままの表示色で表示されている。
尚、図8では、重ねウィンドウ32を移動させたが、重ねウィンドウ32は移動させず、通常ウィンドウ31でページめくりを行うことにより、通常ウィンドウ31に対して相対的に重ねウィンドウ32を移動させるようにしてもよい。これにより、複数のページに跨る同一のデータに基づく画像の確認が容易になる。また、このとき、複数の重ねウィンドウ32を並べて表示するようにしてもよい。
以下、このような表示を実現する表示システムについて説明する。
(表示システムの構成)
図9は、本実施の形態における表示システム10の構成例を示したブロック図である。この表示システム10では、保持装置の一例としてのサーバ20が、制作物データ記憶部61と、基本モード画像生成部62と、基本モード画像記憶部63と、重ねモード画像生成部64と、重ねモード画像記憶部65と、重ね画像生成部66と、重ね画像記憶部67とを含んでいる。そして、表示装置の一例としてのクライアント30が、操作受付部68と、画像出力部69とを含んでいる。
制作物データ記憶部61、基本モード画像生成部62、基本モード画像記憶部63、重ねモード画像生成部64、重ねモード画像記憶部65、操作受付部68及び画像出力部69は、それぞれ、第1の実施例における制作物データ記憶部41、基本モード画像生成部42、基本モード画像記憶部43、重ねモード画像生成部44、重ねモード画像記憶部45、操作受付部48及び画像出力部49と同じなので、説明を省略する。
重ね画像生成部66は、操作受付部68で重ねウィンドウ32の作成操作を受け付けた場合、重ねモード画像記憶部65に記憶された重ねモード画像から、その作成操作により指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成し、これを重ね画像記憶部67に記憶する。また、操作受付部68で重ねウィンドウ32の移動操作を受け付けた場合、先に生成した重ね画像を重ね画像記憶部67から読み出す。更に、操作受付部68で重ねウィンドウ32の拡縮操作を受け付けた場合、先に生成した重ね画像を重ね画像記憶部67から読み出し、その拡大又は縮小を行うことにより、新たな重ね画像を生成する。本実施の形態では、第2の画像の一例として、重ね画像を用いている。
重ね画像記憶部67は、重ね画像生成部66により生成された重ね画像を記憶する。本実施の形態では、第2の画像を記憶する記憶手段の一例として、重ね画像記憶部67を設けている。
(表示システムの動作)
図10は、本実施の形態における表示システム10の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作は、制作物データ記憶部61に記憶された制作物データのうちの指定された制作物データの指定されたページの表示が指示されることにより、開始するものとする。
動作が開始すると、まず、ステップ601〜ステップ603が実行される。但し、ステップ601〜ステップ603は、それぞれ、図5のステップ401〜ステップ403と同じなので、説明を省略する。
その後、操作受付部68が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を受け付ける(ステップ604)。そして、この操作の種類を判定する(ステップ605)。これにより、判定された操作の種類は、重ね画像生成部66に伝えられる。
重ね画像生成部66に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の作成操作であったとする。この場合、重ね画像生成部66は、重ねモード画像記憶部65に記憶された重ねモード画像から、作成操作で指定された領域の画像を切り出すことにより、重ね画像を生成する(ステップ606)。また、重ね画像を重ね画像記憶部67に記憶する(ステップ607)。すると、画像出力部69が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の作成操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ608)。
また、重ね画像生成部66に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の移動操作であったとする。この場合、重ね画像生成部66は、重ね画像記憶部67に記憶された重ね画像を読み出す(ステップ609)。すると、画像出力部69が、この重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の移動操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ610)。尚、このとき、表示機構95は、移動元の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
更に、重ね画像生成部66に伝えられた操作の種類が、重ねウィンドウ32の拡縮操作であったとする。この場合、重ね画像生成部66は、重ね画像記憶部67に記憶された重ね画像を読み出す(ステップ611)。また、拡縮操作で指定された領域に応じた拡縮率で重ね画像の拡大又は縮小を行う(ステップ612)。すると、画像出力部69が、この拡大又は縮小後の重ね画像を含む重ねウィンドウ32が通常ウィンドウ31上の拡縮操作で指定された領域に表示されるように、重ね画像を表示機構95(図11参照)に出力する(ステップ613)。尚、このとき、表示機構95は、拡大縮小前の領域に表示された重ねウィンドウ32を消してよい。
その後、処理はステップ604に戻り、操作受付部68が、入力デバイス96(図11参照)から、通常ウィンドウ31上での操作を再び受け付ける。尚、図には示さなかったが、操作受付部68が制作物データの表示を終了させる操作を受け付けると、このフローチャートの動作も終了する。
尚、この第2の実施の形態でも、表示システム10の構成要素をサーバ20とクライアント30とに分けて設けた例を示したが、この限りではない。表示システム10の構成要素を1台のコンピュータである表示装置に設けてもよい。
[変形例]
(画像の不具合の警告表示)
表示システム10は、重ね画像を解析することにより検知した画像の不具合を重ねウィンドウ32に警告表示してもよい。つまり、制作物データの画像のどの領域で画像の不具合が発生しているかを知らせる構成としてよい。このような画像の不具合としては、例えば、制作物データの画像がRGBデータだけで構成されているはずなのにCMYKデータ(又は異なる規格のRGBデータの混在)が存在していること、制作物データの画像の階調性が破綻していること、制作物データの画像の表示色が色域外にあること等がある。このような不具合のそれぞれについて、様々な公知の解析手法が存在するので、これを利用して不具合を検知すればよい。
(重ねウィンドウの表示切り替え)
表示システム10は、重ねウィンドウ32のサイズを、通常ウィンドウ31よりも小さなサイズから、通常ウィンドウ31と同一のサイズに切り替えるようにしてもよい。これにより、通常ウィンドウ31内の画像と重ねウィンドウ32内の画像とを比較した際、制作物データの部分的な違いだけでなく、全体的な印象の違いが簡単に分かるようになる。
また、表示システム10は、重ねウィンドウ32の表示及び非表示を切り替えるようにしてもよい。これにより、通常ウィンドウ31内の画像と重ねウィンドウ32内の画像との差分がより明瞭となり、その確認が容易になる。
(複数の制作物データに基づく処理)
これまで、表示システム10は、1つの制作物データの画像を基本モード及び重ねモードで表示して色の状態を比較するようにしたが、この限りではない。原理上、同じ目的の2つの制作物データ、例えば、部分的にレタッチした画像どうしを、より良い方を選ぶために比較するようにしてもよい。
[コンピュータのハードウェア構成]
上述したように、本実施の形態は、サーバ20とクライアント30とからなる表示システム10、又は、表示システム10の機能に対応する1台のコンピュータである表示装置により実現される。そこで、本実施の形態がコンピュータ90により実現されるものとして、このコンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図11は、コンピュータ90のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各処理部を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶し、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶し、これらの一方又は両方が上述した各記憶部を実現する。更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示手段の一例としての表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…表示システム、20…サーバ、30…クライアント、41,51,61…制作物データ記憶部、42,52,62…基本モード画像生成部、43,53,63…基本モード画像記憶部、44,64…重ねモード画像生成部、45,65…重ねモード画像記憶部、46,56,66…重ね画像生成部、67…重ね画像記憶部、48,58,68…操作受付部、49,59,69…画像出力部

Claims (7)

  1. 元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、
    前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付け、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示することを特徴とする表示装置
  2. 元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、
    前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付け、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示することを特徴とする表示装置
  3. 前記表示手段は、前記第1の画像の前記領域以外と前記第2の画像との間の境界の厚みをなくした状態で、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 元データを保持する保持装置と、
    前記保持装置にて保持される前記元データに基づく画像を表示する表示装置と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と
    前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、
    前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付け、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示することを特徴とする表示システム。
  5. 元データを保持する保持装置と、
    前記保持装置にて保持される前記元データに基づく画像を表示する表示装置と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する表示手段と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示し、
    前記受付手段は、前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付け、
    前記表示手段は、前記受付手段による前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示することを特徴とする表示システム。
  6. コンピュータに、
    元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する機能と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける機能と、
    前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶手段に記憶する機能と、
    前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示する機能と
    前記第1の画像上で前記第2の画像を移動させる際の移動先の領域である移動先領域の指定を受け付ける機能と、
    前記移動先領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該移動先領域に重ねて表示する機能と
    を実現させるためのプログラム。
  7. コンピュータに、
    元データに第1の画像処理を施した第1の画像を表示する機能と、
    前記第1の画像上の領域の指定を受け付ける機能と、
    前記領域の指定の受け付けに応じて、前記元データの当該領域に対応する部分に前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施した第2の画像を記憶手段に記憶する機能と、
    前記領域の指定の受け付けに応じて、前記第2の画像を、前記第1の画像上の当該領域に重ねて表示する機能と、
    前記第1の画像上で前記第2の画像を拡大又は縮小する際の拡大又は縮小後の領域である拡縮後領域の指定を受け付ける機能と、
    前記拡縮後領域の指定の受け付けに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の画像を当該拡縮後領域に応じた拡縮率で拡大又は縮小した画像を、前記第1の画像上の当該拡縮後領域に重ねて表示する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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