JP6476713B2 - ワイヤレス電力伝送用コイルユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットに関する。
近年、電源コードなしで電力を供給するワイヤレス電力伝送技術が注目されつつある。現在のワイヤレス電力伝送技術は、(A)電磁誘導を利用するタイプ(近距離用)、(B)磁場の共振現象を利用するタイプ(中距離用)、(C)電波を利用するタイプ(遠距離用)、の3種類に大別できる。
これらの3種類のワイヤレス電力伝送技術のうち、電磁誘導を利用するタイプ(A)は給電側コイルを通る交流が磁界を発生させ、その結果受電側コイルに生じる電圧を利用する送電技術である。この電磁誘導を利用するタイプは、距離を大きくすると電力伝送効率が急激に低下してしまうものの、数cm程度の近距離であれば、十分な電力伝送効率が得られるうえ、低コストで実現できるため、電動シェーバーなどの身近な家電製品において一般的に利用されている。
磁場の共振現象を利用するタイプ(B)は、比較的新しい技術であり、一対の自己共振コイルを電磁場において共振させ、電磁場を介して送電するワイヤレス電力伝送技術である。この技術を応用すれば、数m程度の距離であっても、数kWの大電力を高い電力伝送効率で送電させることも可能である。たとえば、電気自動車の車両下部に受電コイルを埋め込み、地中の給電コイルから非接触にて電力を送り込むという案も検討されている。ワイヤレスであるため完全に絶縁されたシステム構成が可能であり、特に、雨天時の給電に効果的であると考えられる。
これらの電磁誘導を利用するタイプ(A)や磁場の共振現象を利用するタイプ(B)のワイヤレス電力伝送装置においては、給電側コイルから受電側コイルにできるだけ効率よく電力を伝送することが求められる。
送電側及び受電側コイルから放射される磁束は、受給電に用いられる磁束と、受給電に寄与しない磁束とに分かれることが避けられず、電力伝送効率を向上させるには、送電側及び受電側コイルから放射される磁束のうち、受給電に用いられる磁束の割合を高くする必要がある。
また、送電側及び受電側コイルから放射される磁束は周辺機器への影響を避けるために十分に遮断する必要がある。
上述のように、送電側及び受電側コイルからの放射される磁束のうち、受給電に寄与しない磁束を効果的にシールドするために、送電側及び受電側コイルの周辺には、磁性材料、金属材料等のシールド材が用いられる。
さらに、電磁誘導を利用するタイプ(A)や磁場の共振現象を利用するタイプ(B)のワイヤレス電力伝送装置においては、動作原理の違いこそあれコイルに高電圧を負荷して電力を伝送するため、コイルとコイル周辺の磁性材料や金属材料との間に所定の絶縁距離(例えば、空間放電が生じないだけの電位差を確保する長さである空間距離や、沿面放電が生じないだけの電位差を確保する長さである沿面距離)を確保する必要がある。
しかしながら、絶縁距離を確保するため、コイルエッジからの距離を空間的に確保したり、また、コイルの露出面をテープ等の絶縁被覆によって覆ったり、ボビンに中敷きを入れたりして絶縁物を介在させると、コイルユニットが大型化してしまう。
コイルサイズの大型化を抑制しつつ、巻き数を増加させることのできる送受電コイルとしては、例えば特許文献1には、第1層と第2層を有する基板上に、コイル導体が、第1層に巻回されたあと第2層にも巻回された給電又は受電コイルが開示されている。
特開2011−86890号公報
しかしながら、本発明者らは、特許文献1の送受電コイルは、基板同士が接着しているため、コイル導体と、基板の周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁が不十分な構造であり、十分な絶縁距離を確保する必要があることを見出した。
また、ワイヤレス電力伝送技術を移動体への充電設備に適用した場合、給電コイルが地面上に配置されることとなるが、この際、移動体が給電コイルに乗り上げてしまうことに対する耐荷重性能を確保する必要がある。しかしながら、特許文献1では、給電コイルの耐荷重性能に関しては何ら考慮されておらず、十分な耐荷重性能を確保するという課題が依然残っていた。
そこで本発明は、大型化することなく、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁を十分に確保できるとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットは、対向する第1及び第2の主面を有する平面状ボビンと、第1の主面上に巻回された線材と、第1の主面を覆うように設けられた絶縁カバー部材と、を備え、第1の主面は、第1の溝部と第1の突部とから構成され、第1の溝部及び第1の突部に沿って線材が設けられた第1の主面側巻線収納部と、第1の主面側巻線収納部よりも外周側に第2の溝部と第1の突部の突出方向に沿って延びる第2の突部とから構成される第1の主面側絶縁保護部と、を有し、絶縁カバー部材は、第2の溝部に対応する第3の突部と、第2の突部に対応する第3の溝部とが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の主面側巻線収納部よりも外周側に第2の溝部と第1の突部の突出方向に沿って延びる第2の突部とから構成される第1の主面側絶縁保護部と、を有している。そのため、線材を流れる電流は、第2の突部と第2の溝部に沿って放電することとなり、コイルユニットの外部に配置された金属系材料との沿面距離を長くできる。つまり、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁距離を延ばすことができ、絶縁を十分に確保することができる。
また、本発明に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットにおいては、絶縁カバー部材が第2の溝部に対応する第3の突部と、第2の突部に対応する第3の溝部とが設けられている。そのため、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットの外周部に応力が加わったとしても、第2の溝部の底面に第3の突部の先端面が接触して支柱として機能するとともに、第2の突部の先端面と第3の溝部の底面が接触して支柱として機能することから、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットの外周部における耐荷重性能を向上させることができる。つまり、本発明に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを移動体への充電設備における給電コイルユニットに適用した場合において、移動体が給電コイルユニットの外周部に乗り上げてしまうことに対する耐荷重性能を確保することができる。したがって、大型化することなく、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁を十分に確保できるとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットを提供することができる。
好ましくは、第2の突部、第2の溝部、第3の突部、及び、第3の溝部は、それぞれ複数設けてもよい。この場合、コイルユニットの耐荷重性能を損なうことなく、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁距離を更に延ばすことができ、絶縁を確実に確保することができる。
好ましくは、第2の主面を覆うように設けられた絶縁ベース部材を、さらに備え、線材は、第2の主面上にも巻回されており、第2の主面は、第4の溝部と第4の突部とから構成され、第4の溝部及び第4の突部に沿って線材が設けられた第2の主面側巻線収納部と、第2の主面側巻線収納部よりも外周側に第5の溝部と第4の突部の突出方向に沿って延びる第5の突部とから構成される第2の主面側絶縁保護部と、を有し、絶縁ベース部材は、第5の溝部に対応する第6の突部と、第5の突部に対応する第6の溝部を設けてもよい。この場合、線材が層状に連続して巻回されている多層コイルとなることから、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁を十分に確保するとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させつつ、コイルユニットのインダクタンス値を向上させることができる。
より好ましくは、第5の突部、第5の溝部、第6の突部、及び、第6の溝部は、それぞれ複数設けてもよい。この場合、コイルユニットの耐荷重性能を損なうことなく、第2主面上に巻回された線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁距離を更に延ばすことができ、絶縁を確実に確保することができる。
好ましくは、第2の突部の先端面と第3の溝部の底面との間、第2の溝部の底面と第3の突部の先端面との間、第5の突部の先端面と第6の溝部の底面との間、及び、第5の溝部の底面と第6の突部の先端面との間に設けられる緩衝材を、さらに備えてもよい。この場合、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットの外周部に応力が加わり、第2の突部の先端面と第3の溝部の底面が接触して支柱として機能し、第2の溝部の底面に第3の突部の先端面が接触して支柱として機能し、第5の突部の先端面と第6の溝部の底面が接触して支柱として機能し、第5の溝部の底面と第6の突部の先端面が接触して支柱として機能する際の耐衝撃性能を向上させることができる。したがって、コイルユニットの耐衝撃性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットを提供することができる。
本発明によれば、大型化することなく、線材と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料との絶縁を十分に確保できるとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットを提供することができる。
本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示す模式構成図である。 本発明の第一実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置Aの全体構成について説明する。図1は、本発明の好適な実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットが適用されるワイヤレス電力伝送装置を負荷とともに示す模式構成図である。なお、本発明に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットは、ワイヤレス電力伝送装置におけるワイヤレス給電装置あるいはワイヤレス受電装置のいずれにも適用可能であるが、ここでは、本発明に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットをワイヤレス給電装置に適用した例を用いて説明する。
ワイヤレス電力伝送装置Aは、図1に示されるように、ワイヤレス給電装置a1と、ワイヤレス受電装置a2と、を有する。本実施形態に係るワイヤレス電力伝送装置Aは、車両への充電設備に適用される。ワイヤレス電力伝送装置Aが適用される車両としては、二次電池の電力を利用する電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)やハイブリッド自動車(PHEV:Plug−in Hybrid Electric Vehicle)などが挙げられる。
ワイヤレス給電装置a1は、電源a11と、インバータa12と、給電コイルユニットa13と、を有する。ワイヤレス受電装置a2は、受電コイルユニットa21と、整流部a22と、を有する。電源a11は、直流電力を後述するインバータa12に供給する。電源a11としては、直流電力を出力するものであれば特に制限されず、商用交流電源を整流・平滑した直流電源、二次電池、太陽光発電した直流電源、あるいは、スイッチングコンバータなどのスイッチング電源装置などが挙げられる。
インバータa12は、電源a11から供給される入力直流電力を交流電力に変換する機能を有している。本実施形態では、インバータa12は、電源a11から供給される入力直流電力を交流電力に変換し、後述する受電部a21に供給する。インバータa12としては、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路から構成される。このスイッチング回路を構成するスイッチング素子としては、例えばMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの素子が挙げられる。
給電コイルユニットa13は、インバータa12から供給された交流電力を後述する受電コイルユニットa21に送電する機能を有する。本実施形態においては、給電コイルユニットa13は、地中または地面近傍に配設されることとなる。なお、給電コイルユニットa13に適用されるワイヤレス電力伝送用コイルユニットの具体的な構成は後述する。
受電コイルユニットa21は、給電コイルユニットa13から送電された交流電力を受電する機能を有する。本実施形態においては、受電コイルユニットa21は、車両の車両下部に搭載されることとなる。
整流部a22は、受電コイルユニットa21が受電した交流電力を直流電力に整流する機能を有する。整流部a22としては、ダイオードブリッジを用いた全波整流機能と、コンデンサ及び三端子レギュレータを用いた電力平滑化機能を備えた変換回路などが挙げられる。この整流部a22により整流された直流電力は、負荷Bに出力される。ここで、負荷Bとしては、車両が備える二次電池や回転機が挙げられる。なお、負荷Bが交流回転機の場合、ワイヤレス受電装置a2の整流部a22と負荷Bとの間にインバータ(図示しない)を付加して交流回転機に交流電力を供給するように構成する必要がある。
このような構成を備えることにより、ワイヤレス給電装置a1の給電コイルユニットa13とワイヤレス受電装置a2の受電コイルユニットa21が対向することで、ワイヤレスにて電力が伝送されるワイヤレス電力伝送装置Aが実現される。
(第1実施形態)
続いて、図2および図3を参照して、上述したワイヤレス電力伝送装置Aにおける給電コイルユニットa13に適用される本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の詳細について説明する。図2および図3は本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した斜視図と断面図である。
ワイヤレス電力伝送用コイルユニットは、図2および図3に示されるように、平面状ボビンCと、線材Dと、絶縁カバー部材Eと、シールド材Gと、を有する。
平面状ボビンCは、外形形状が略直方体状を呈している。具体的には、平面状ボビンCは、その外表面として、対向する略正方形状の第1及び第2の主面C1s,C2sと、対向する第1及び第2の側面C3s,C4sと、対向する第3及び第4の側面(図示しない)と、を有する。第1及び第2の側面C3s,C4sは、第1及び第2の主面C1s,C2s間を連結するように第1の方向に伸びている。第3及び第4の側面(図示しない)は、第1及び第2の主面C1s,C2s間を連結するように第1の方向と直交する第2の方向に伸びている。なお、本実施形態では、平面状ボビンCの第1及び第2の主面C1s,C2Sは略正方形を呈しているがこれに限られることなく、多角形、円形、楕円系のいずれの形状を呈していてもよい。平面状ボビンCの材質としては、絶縁性の樹脂が好ましく、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂(ABS)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)などが挙げられる。
平面状ボビンCの第1の主面C1sは、中央に設けられた有底孔と、第1の主面側巻線収納部C11と、第1の主面側絶縁保護部C12と、を有する。第1の主面側巻線収納部C11は、中央の有底孔から外周側に向けて渦状に形成された第1の溝部C1mと第1の突部C1tから構成されている。具体的には、第1の突部C1tは、平面状ボビンCの第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向に沿って伸びており、この第1の突部C1tが第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向と直交する方向(第1の側面C3sと第2の側面C4sの対向方向ならびに第3の側面と第4の側面の対向方向)に所定の間隔を空けて複数配置されている。第1の溝部C1mは、複数の第1の突部C1tのうちの2つの第1の突部C1tの間に形成されている。そして、第1の溝部C1m及び第1の突部C1tに沿って後述する線材Dが設けられる。すなわち、第1の溝部C1mの底面と、第1の突部C1t及び第1の溝部C1mの側面(共通)とによって、後述する線材Dが収納される空間が画定される。
第1の主面側絶縁保護部C12は、第1の主面側巻線収納部C11よりも外周側に有する。第1の主面側絶縁保護部C12は、第1の主面側巻線収納部C11から外周側に向けて渦状に形成された第2の溝部C2mと第1の突部C2tから構成されている。具体的には、第2の突部C2tは、平面状ボビンCの第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向に沿って伸びている。つまり、第2の突部C2tは、第1の突部C1tの突出方向に沿って伸びている。第2の溝部C2mは、第1の突部C2tに隣接して形成されている。本実施形態では、第2の突部C2tと第2の溝部C2mは、それぞれ複数設けられている。したがって、第2の溝部C2mの底面と、第2の突部C2t及び第2の溝部C2mの側面(共通)とによって、空間が画定される。
線材Dは、平面状ボビンCの第1の主面C1s上に巻回されている。具体的には、平面状ボビンCの第1の主面C1sが有する第1の主面側巻線収納部C11に設けられている。より具体的には、第1の溝部C1mの底面と、第1の突部C1t及び第1の溝部C1mの側面(共通)とによって画定される空間に沿って巻回されている。線材Dとしては、銅、銀、金、アルミニウム、又は、これらを構成成分として含む金属ワイヤが挙げられる。軽量化の観点では、アルミニウム線、銅クラッドアルミ線等を用いるとよい。軽量化と電気伝導率とを両立する観点では、アルミニウム線の周囲に銅を一様に被覆した、銅クラッドアルミ線が好ましい。銅クラッドアルミ線は、多数本を束ね撚り合わせたリッツ線として用いるのがよい。
絶縁カバー部材Eは、平面状ボビンCの第1の主面C1sを覆うように配置されている。本実施形態では、平面状ボビンCの第1の側面C3s及び第2の側面C4sも覆うように配置されている。すなわち、絶縁カバー部材Eは、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の筐体としての役割を果たすこととなる。また、絶縁カバー部材Eは、平面状ボビンCの第1の主面C1sと対向する面側に、第2の溝部C2mに対応する第3の突部E3tと、第2の突部C2tに対応する第3の溝部E3mが設けられている。具体的には、第3の突部E3tは、その先端面が第2の溝部C2mの底面に対向するように設けられ、第3の溝部E3mは、その底面が第2の突部C2tの先端面に対向するように設けられている。第3の突部E3tと第3の溝部E3mは、隣接して設けられている。本実施形態では、第3の突部E3tと第3の溝部E3mは、それぞれ複数設けられている。したがって、第3の溝部E3mの底面と、第3の突部E3t及び第3の溝部E3mの側面(共通)によって、第2の突部C2tを収納する空間が画定される。なお、絶縁カバー部材Eは、第1の突部C1tの先端面に接触して配置してもよく、第1の突部C1tの先端面との間に隙間を設けて配置してもよい。また、絶縁カバー部材Eの第3の突部E3tの先端面は、第2の溝部C2mの底面に接触して配置してもよく、第2の溝部C2mの底面との間に隙間を設けて配置してもよい。またさらには、絶縁カバー部材Eの第3の溝部E3mの底面は、第2の突部C2tの先端面に接触して配置してもよく、第2の突部C2tの先端面との間に隙間を設けて配置してもよい。
シールド材Gは、平面状ボビンCの第2の主面C2sと対向して配置されている。本実施形態では、シールド材Gは、板状を呈しており、平面状ボビンCの第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向と直交する方向に伸びている。このシールド材Gは、誘導電流や渦電流などにより磁界を打ち消して磁束の通過を遮る電磁シールド材としての機能を有する。また、シールド材Gは、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1のベースプレートとして、筐体の役割の一部を担ってもよい。このようなシールド材Gとしては、金属系材料であれば特に制限されず、アルミニウムや銅などが好ましい。なお、シールド材Gは、平面状ボビンCの第2の主面C2sと接触して配置されていてもよく、隙間を設けて配置してもよい。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1は、第1の主面側巻線収納部C11よりも外周側に第2の溝部C2mと第1の突部C1tの突出方向に沿って延びる第2の突部C2tとから構成される第1の主面側絶縁保護部C12と、を有している。そのため、線材Dを流れる電流は、第2の突部C2tと第2の溝部C2mに沿って放電することとなり、コイルユニットの外部に配置された金属系材料との沿面距離を長くできる。つまり、線材Dと、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料(シールド材G)との絶縁距離を延ばすことができ、絶縁を十分に確保することができる。
また、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1においては、絶縁カバー部材Eが第2の溝部C2mに対応する第3の突部E3tと、第2の突部C2tに対応する第3の溝部E3mとが設けられている。そのため、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の外周部に応力が加わったとしても、第2の溝部C2mの底面に第3の突部E3tの先端面が接触して支柱として機能するとともに、第2の突部C2tの先端面と第3の溝部E3mの底面が接触して支柱として機能することから、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の外周部における耐荷重性能を向上させることができる。つまり、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1を移動体への充電設備における給電コイルユニットa13に適用した場合において、移動体が給電コイルユニットa13の外周部に乗り上げてしまうことに対する耐荷重性能を確保することができる。したがって、大型化することなく、線材Dと、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料(シールド材G)との絶縁を十分に確保できるとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1を提供することができる。
さらに、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1では、第2の突部C2t、第2の溝部C2m、第3の突部E3t、及び、第3の溝部E3mは、それぞれ複数設けられている。そのため、コイルユニットの耐荷重性能を損なうことなく、線材Dと、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料(シールド材G)との絶縁距離を更に延ばすことができ、絶縁を確実に確保することができる。
(第2実施形態)
続いて、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2の構成について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した断面図である。第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2は、平面状ボビンC、線材Dに代えて、平面状ボビンC2、線材D2を備えている点、絶縁ベース部材Fをさらに備えている点において、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2は、図3に示されるように、平面状ボビンC2と、線材D2と、絶縁カバー部材Eと、絶縁ベース部材Fと、シールド材Gと、を有する。ここで、絶縁カバー部材E、シールド材Gの構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1と同様である。
平面状ボビンC2は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の平面状ボビンCと同様、外形形状が略直方体状を呈しており、その外表面として、対向する略正方形状の第1及び第2の主面C1s,C2sと、対向する第1及び第2の側面C3s,C4sと、対向する第3及び第4の側面(図示しない)と、を有する。なお、第1及び第2の主面C1s,C2s、第1及び第2の側面C3s,C4s、第3及び第4の側面(図示しない)の配置関係は第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2と同様である。
平面状ボビンC2の第1の主面C1sは、中央に設けられた有底孔と、第1の主面側巻線収納部C11と、第1の主面側絶縁保護部C12と、を有する。ここで、第1の主面側巻線収納部C11と第1の主面側絶縁保護部C12の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1と同様である。
平面状ボビンC2の第2の主面C2sは、中央に設けられた有底孔と、第2の主面側巻線収納部C21と、第2の主面側絶縁保護部C22と、を有する。第2の主面側巻線収納部C21は、中央の有底孔から外周側に向けて渦状に形成された第4の溝部C4mと第4の突部C4tから構成されている。具体的には、第4の突部C4tは、平面状ボビンC2の第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向に沿って伸びており、この第4の突部C4tが第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向と直交する方向(第1の側面C3sと第2の側面C4sの対向方向ならびに第3の側面と第4の側面の対向方向)に所定の間隔を空けて複数配置されている。第4の溝部C4mは、複数の第4の突部C4tのうちの2つの第4の突部C4tの間に形成されている。そして、第4の溝部C4m及び第4の突部C4tに沿って後述する線材D2が設けられる。すなわち、第4の溝部C4mの底面と、第4の突部C4t及び第4の溝部C4mの側面(共通)とによって、後述する線材D2が収納される空間が画定される。
第2の主面側絶縁保護部C22は、第2の主面側巻線収納部C21よりも外周側に有する。第2の主面側絶縁保護部C22は、第2の主面側巻線収納部C21から外周側に向けて渦状に形成された第5の溝部C5mと第5の突部C5tから構成されている。具体的には、第5の突部C5tは、平面状ボビンC2の第1の主面C1sと第2の主面C2sの対向方向に沿って伸びている。つまり、第5の突部C5tは、第4の突部C4tの突出方向に沿って伸びている。第5の溝部C5mは、第5の突部C5tに隣接して形成されている。本実施形態では、第5の突部C5tと第5の溝部C5mは、それぞれ複数設けられている。したがって、第5の溝部C5mの底面と、第5の突部C5t及び第5の溝部C5mの側面(共通)とによって、空間が画定される。
線材D2は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu1の線材Dと同様、平面状ボビンC2の第1の主面C1s上に巻回されている。本実施形態では、線材D2は、平面状ボビンC2の第2の主面C2s上にも巻回されている。具体的には、平面状ボビンC2の第2の主面C2sが有する第2の主面側巻線収納部C21に設けられている。より具体的には、第4の溝部C4mの底面と、第4の突部C4t及び第4の溝部C4mの側面(共通)とによって画定される空間に沿って巻回されている。なお、線材D2は、平面状ボビンC2の第1の主面C1s上に巻回される端部と平面状ボビンC2の第2の主面C2s上に巻回される端部とが接続されていてもよい。この場合、線材D2は、平面状ボビンC2の第1の主面C1sから第2の主面C2sにかけて連続的に層状に巻回されることとなるため、コイルユニットの大型化を抑制しつつ、コイルのインダクタンス値を向上させることができる。
絶縁ベース部材Fは、平面状ボビンC2の第2の主面C2sを覆うように配置されている。すなわち、本実施形態では、絶縁カバー部材Eと絶縁ベース部材Fが、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2の筐体としての役割を果たすこととなる。また、絶縁ベース部材Fは、平面状ボビンC2の第2の主面C2sと対向する面側に第5の溝部C5mに対応する第6の突部F6tと、第5の突部C5tに対応する第6の溝部F6mが設けられている。具体的には、第6の突部E6tは、その先端面が第5の溝部C5mの底面に対向するように設けられ、第6の溝部E6mは、その底面が第5の突部C5tの先端面に対向するように設けられている。第6の突部E6tと第6の溝部E6mは、隣接して設けられている。本実施形態では、第6の突部E6tと第6の溝部E6mは、それぞれ複数設けられている。したがって、第6の溝部E6mの底面と、第6の突部E6t及び第6の溝部E6mの側面(共通)によって、第5の突部C5tを収納する空間が画定される。なお、絶縁ベース部材Fは、第4の突部C4tの先端面に接触して配置してもよく、第4の突部C4tの先端面との間に隙間を設けて配置してもよい。また、絶縁ベース部材Fの第6の突部E6tの先端面は、第5の溝部C5mの底面に接触して配置してもよく、第5の溝部C5mの底面との間に隙間を設けて配置してもよい。またさらには、絶縁ベース部材Fの第6の溝部E6mの底面は、第5の突部C5tの先端面に接触して配置してもよく、第5の突部C5tの先端面との間に隙間を設けて配置してもよい。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2は、第2の主面C2sを覆うように設けられた絶縁ベース部材Fを、さらに備え、線材D2は、第2の主面C2s上にも巻回されており、第2の主面C2sは、第4の溝部C4mと第4の突部C4tとから構成され、第4の溝部C4m及び第4の突部C4tに沿って線材D2が設けられた第2の主面側巻線収納部C21と、第2の主面側巻線収納部C21よりも外周側に第5の溝部C5mと第4の突部C4tの突出方向に沿って延びる第5の突部C5tとから構成される第2の主面側絶縁保護部C22と、を有し、絶縁ベース部材Fは、第5の溝部C5mに対応する第6の突部E6tと、第5の突部C5tに対応する第6の溝部E6mが設けられている。そのため、線材D2が層状に連続して巻回されている多層コイルとなることから、線材D2と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料(シールド材G)との絶縁を十分に確保するとともに、コイルユニットの耐荷重性能を向上させつつ、コイルユニットのインダクタンス値を向上させることができる。
また、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2においては、第5の突部C5t、第5の溝部C5m、第6の突部E6t、及び、第6の溝部E6mは、それぞれ複数設けられている。そのため、コイルユニットの耐荷重性能を損なうことなく、第2主面C2s上に巻回された線材D2と、コイルユニット周辺に配置されることとなるシールド材等の金属系材料(シールド材G)との絶縁距離を更に延ばすことができ、絶縁を確実に確保することができる。
続いて、図5を参照して、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3の構成について説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットを模式的に示した断面図である。第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3は、緩衝材Hをさらに備えている点において、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2と相違する。以下、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3は、図5に示されるように、平面状ボビンC2と、線材D2と、絶縁カバー部材Eと、絶縁ベース部材Fと、シールド材G、緩衝材Hと、を有する。ここで、平面状ボビンC2、線材D2、絶縁カバー部材E、絶縁ベース部材F、シールド材Gの構成は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu2と同様である。
緩衝材Hは、平面状ボビンC2と絶縁カバー部材Eとの間と、平面状ボビンC2と絶縁ベース部材Fとの間に設けられている。具体的には、図4に示されるように、第2の突部C2tの先端面と第3の溝部E3mの底面との間、第2の溝部C2mの底面と第3の突部E3tの先端面との間、第5の突部の先端面C5tと第6の溝部E6mの底面との間、及び、第5の溝部C5mの底面と第6の突部E6tの先端面との間に設けられている。緩衝材Hの材質としては、スチロールやウレタン等から構成される衝撃吸収材が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3は、第2の突部C2tの先端面と第3の溝部E3mの底面との間、第2の溝部C2mの底面と第3の突部E3tの先端面との間、第5の突部C5tの先端面と第6の溝部E6mの底面との間、及び、第5の溝部C5mの底面と第6の突部E6tの先端面との間に設けられる緩衝材Hを備えている。そのため、ワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3の外周部に応力が加わり、第2の突部C2tの先端面と第3の溝部E3mの底面が接触して支柱として機能し、第2の溝部C2mの底面に第3の突部E3tの先端面が接触して支柱として機能し、第5の突部C5tの先端面と第6の溝部E6mの底面が接触して支柱として機能し、第5の溝部C5mの底面と第6の突部E6tの先端面が接触して支柱として機能する際の耐衝撃性能を向上させることができる。したがって、コイルユニットの耐衝撃性能を向上させたワイヤレス電力伝送用コイルユニットLu3を提供することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
A…ワイヤレス電力伝送装置、B…負荷、a1…ワイヤレス給電装置、a11…電源、a12…インバータ、a13…給電コイルユニット、a2…ワイヤレス受電装置、a21…受電コイルユニット、a22…整流部、C,C2…平面状ボビン、C1s…第1の主面、C11…第1の主面側巻線収納部、C12…第1の主面側絶縁保護部、C1m…第1の溝部、C1t…第1の突部、C2m…第2の溝部、C2t…第2の突部、C2s…第2の主面、C3s…第1の側面、C4s…第2の側面、C4m…第4の溝部、C4t…第4の突部、C21…第2の主面側巻線収納部、C5m…第5の溝部、C5t…第5の突部、C22…第2の主面側絶縁保護部、D,D2…線材、E…絶縁カバー部材、E3t…第3の突部、E3m…第3の溝部、F…絶縁ベース部材、F6t…第6の突部、F6m…第6の溝部、G…シールド材、H…緩衝材、Lu1〜Lu3…ワイヤレス電力伝送用コイルユニット。

Claims (5)

  1. 対向する第1及び第2の主面を有する平面状ボビンと、
    前記第1の主面上に巻回された線材と、
    前記第1の主面を覆うように設けられた絶縁カバー部材と、を備え、
    前記第1の主面は、第1の溝部と第1の突部とから構成され、前記第1の溝部及び前記第1の突部に沿って前記線材が設けられた第1の主面側巻線収納部と、
    前記第1の主面側巻線収納部よりも外周側に第2の溝部と前記第1の突部の突出方向に沿って延びる第2の突部とから構成される第1の主面側絶縁保護部と、を有し、
    前記絶縁カバー部材は、前記第2の溝部に対応する第3の突部と、前記第2の突部に対応する第3の溝部とが設けられていることを特徴とするワイヤレス電力伝送用コイルユニット。
  2. 前記第2の突部、前記第2の溝部、前記第3の突部、及び、前記第3の溝部は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス電力伝送用コイルユニット。
  3. 前記第2の主面を覆うように設けられた絶縁ベース部材を、さらに備え、
    前記線材は、前記第2の主面上にも巻回されており、
    前記第2の主面は、第4の溝部と第4の突部とから構成され、前記第4の溝部及び前記第4の突部に沿って前記線材が設けられた第2の主面側巻線収納部と、
    前記第2の主面側巻線収納部よりも外周側に第5の溝部と前記第4の突部の突出方向に沿って延びる第5の突部とから構成される第2の主面側絶縁保護部と、を有し、
    前記絶縁ベース部材は、前記第5の溝部に対応する第6の突部と、前記第5の突部に対応する第6の溝部とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤレス電力伝送用コイルユニット。
  4. 前記第5の突部、前記第5の溝部、前記第6の突部、及び、前記第6の溝部は、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス電力伝送用コイルユニット。
  5. 前記第2の突部の先端面と前記第3の溝部の底面との間、前記第2の溝部の底面と前記第3の突部の先端面との間、前記第5の突部の先端面と前記第6の溝部の底面との間、及び、前記第5の溝部の底面と前記第6の突部の先端面との間に設けられる緩衝材を、さらに備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のワイヤレス電力伝送用コイルユニット。
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