JP6473201B1 - シューズ - Google Patents
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Abstract
【課題】シューズにおいて、ソールのクッション性を向上させながら安定した接地感を得ることができるようにする。【解決手段】シューズSは、弾性材からなり、足の足裏面を支持する足裏支持部3aを有するソールと、ソールに設けられ、足を覆うアッパー6と、足裏支持部3aの上方に位置し、足の内甲側から外甲側に亘って覆うようにアッパー6の踵部領域Hに配設されたヒールカウンタ10と、を備えている。ヒールカウンタ10には、踵部領域Hの後側下部に、ソールに衝撃が加わったときに足裏支持部3aの後部が上方に向かって移動する衝撃変形を許容するための切り欠き部10(変形許容部)が設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、シューズに関するものである。
従来から、例えば特許文献1のような、着用者の足の踵部を覆うヒールカウンタを備えたシューズが知られている。具体的に、この特許文献1のシューズは、弾性材からなり、足の足裏面を支持する足裏支持部を有するソールと、ソールに設けられ、着用者の足を覆うアッパーと、足裏支持部の上側に位置し、足の踵部に対応する位置に配設されたヒールカウンタと、を備えている。
ところで、一般的に、スポーツ用のシューズでは、例えば競技中にシューズを着用した者(以下「着用者」という)の足が路面に接地した時(以下「接地時」という)に、弾性材からなるソールが圧縮変形するようになり、このソールの機能により、シューズ全体としてのクッション性が得られるようになっている。
しかしながら、特許文献1のシューズでは、ソールよりも剛性が高いヒールカウンタがソール後部における足裏支持部の直上に配設されている。このため、着用者の足が踵側から接地した時に、ソールが接地面とヒールカウンタとの間で圧縮変形を生じるものの、十分なクッション性が得られない場合があった。すなわち、特許文献1のシューズでは、ヒールカウンタによりソールのクッション性が十分に発揮されにくいものとなっていた。
また、ヒールカウンタがソール後部における足裏支持部の直上に配設されているため、接地時におけるソールの圧縮変形に伴う反発力に起因して、ソールの直上に配設されているヒールカウンタが突き上げられて上方に移動しやすくなっている。その結果、特許文献1のシューズでは、着用者の足首後側(アキレス腱付近)がヒールカウンタの上端部に突き上げられてしまい、接地時に足首後側に対して靴ズレのような違和感を与えていた。
さらに、特許文献1のシューズでは、接地時にソールのクッション性が十分に発揮されない状態でヒールカウンタが上方に移動してしまうため、ヒールカウンタが着用者の踵にフィットしなくなる。その結果、接地時に着用者の足首が揺れ動いてしまい、安定した接地感が十分に得られないようになっていた。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソールのクッション性をより向上させながら安定した接地感を得ることができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の形態はシューズに係るものであり、このシューズは、弾性材からなり、着用者の足の足裏面を支持する足裏支持部を有するソールと、ソールに設けられ、着用者の足を覆うアッパーと、足裏支持部の上方に位置し、足の内甲側から外甲側に亘って覆うようにアッパーにおける足の踵部に対応する踵部領域に配設されたヒールカウンタと、を備えている。ヒールカウンタには、踵部領域の後側下部に、ソールに衝撃が加わったときに足裏支持部の後部が上方に向かって移動する衝撃変形を許容するための変形許容部が設けられている。変形許容部は、ヒールカウンタの後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部からなる。そして、切り欠き部は、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなりかつ外甲側に占める領域が内甲側に占める領域よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
この第1の形態では、ヒールカウンタの後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部からなる変形許容部により、足が路面に接地した時(接地時)に、踵部領域においてソールが圧縮変形しかつ切り欠き部の方向(足裏支持部の上方)に向かって屈曲変形するようになることから、ソールのクッション性が向上する。また、切り欠き部により、接地時にソールの圧縮変形に伴う反発力に起因するヒールカウンタの突き上げが生じ難いので、ヒールカウンタは足が路面に接地した後に直ちに上方に移動しないようになる。その結果、接地時に、着用者の足首後側(アキレス腱付近)がヒールカウンタの上端部により突き上げられることが抑えられて、足首後側に靴ズレのような違和感が生じないようにすることが可能となる。さらに、切り欠き部により接地時にソールのクッション性が向上しかつヒールカウンタが接地後直ちに上方に移動しないため、接地時にヒールカウンタが着用者の踵にフィットした状態を保つことが可能となる。その結果、足首の状態が安定し、接地時に足首の揺れが抑制される。したがって、第1の形態では、ソールのクッション性をより向上させながら安定した接地感を得ることができる。
また、切り欠き部は、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなるように形成されているため、踵接地のうち外甲側および内甲側のいずれか一方に偏重する接地時の衝撃を、各種競技スタイルに応じて重点的に抑制することができる。さらに、切り欠き部は、外甲側に占める領域が内甲側に占める領域よりも大きくなるように形成されているため、歩行中、走行中またはスポーツ時等における踵の外甲側に偏重する接地時の衝撃を重点的に抑制して、着用者の足の外甲側を、足が路面に接地した時に体重移動の荷重軌跡(いわゆるロードパス)の初期段階で安定的に接地させることができる。
第2の形態は、第1の形態において、切り欠き部は、その上端部が足の踵骨の下端部から踵骨***の上端部までの範囲に位置するように形成されていることを特徴とする。
この第2の形態では、切り欠き部が、接地時に着用者の足首後側(アキレス腱付近)をヒールカウンタの上端部で突き上げない程度の大きさに形成されている。これにより、踵部後側をヒールカウンタで十分に保護しつつ、接地時に足の踵部後側に違和感を与えないようにすることができる。
第3の形態は、第1または第2の形態において、ソールの厚さ方向中間部には、ソールよりも硬質な薄肉層からなる補強プレートが設けられていることを特徴とする。
この第3の形態では、補強プレートにより接地時に生じる足への局所的な衝撃が分散されて、足に加わる局所的な衝撃を抑制することが可能となる。その結果、ヒールカウンタの変形許容部による効果とともにより一層安定した接地感を得ることができる。
第4の形態は、第1〜第3のいずれか1つの形態において、ソールには、アッパーの後部をその外側から覆う外被部が設けられており、外被部は、上端部が切り欠き部の上端部よりも上方に位置するように形成されていることを特徴とする。
この第4の形態では、接地時に生じやすいアッパー後部のしわを外被部で適切に隠して、シューズの意匠性が損なわれないようにすることができる。
第5の形態は、第1〜第4のいずれか1つの形態において、ヒールカウンタは、アッパーに覆われていることを特徴とする。
この第5の形態では、ヒールカウンタがアッパーに覆われてシューズ内で保護されるようになることから、特に踵部領域におけるシューズの破損を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によると、ソールのクッション性を維持した状態で安定した接地感を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係るシューズSの全体を示し、このシューズSは、例えばランニング、各種球技、バトミントン等の各種競技におけるスポーツ用シューズ、日常使用のスニーカー、リハビリ用シューズなどに適用される。
ここで、シューズSは、左足用シューズのみを例示している。右足用シューズは、左足用シューズと左右対称になるように構成されているので、以下の説明では左足用シューズのみについて説明し、右足用シューズの説明は省略する。
また、以下の説明において、上方(上側)および下方(下側)とはシューズSの上下方向の位置関係を表し、前方(前側)および後方(後側)とはシューズSの前後方向の位置関係を表し、内甲側および外甲側とはシューズSの足幅方向の位置関係を表すものとする。
図1〜図3に示すように、シューズSは、弾性材からなるソールを備えている。ソールは、シューズSを着用した者(以下「着用者」という)の足の前足部Fから後足部Hに亘る範囲に設けられたアウトソール1を有している。このアウトソール1は、後述するミッドソール2よりも高硬度の硬質弾性部材で構成されており、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材が適している。アウトソール1の下面には、路面に接する接地面がそれぞれ形成されている。
また、ソールは、前足部Fから後足部Hまでの足裏面を支持するミッドソール2を有している。このミッドソール2は、軟質の弾性材からなり、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体などが適している。ミッドソール2は、その下部が接着剤などによってアウトソール1の上側に積層配置されている。また、ミッドソール2は上下に分離されている。具体的に、図8にも示すように、ミッドソール2は、上部ミッドソール3と、上部ミッドソール3の下側に積層配置された下部ミッドソール4とを有している。上部ミッドソール3の上部には、着用者の足の足裏面を支持する足裏支持部3aが設けられている。
上部および下部ミッドソール3,4間には、足の後足部Hに対応する位置に配設された補強プレート5が設けられている。補強プレート5は、上部および下部ミッドソール3,4よりも硬質な薄肉層からなり、凹凸が前後方向に繰り返された波形状に形成されている。なお、補強プレート5としては、上記波形状に形成されたものに限られず、例えば平板状に形成されたものであってもよい。
上部ミッドソール3の周縁部には、着用者の足を覆うアッパー6が設けられている。アッパー6は、前足部Fの爪先側から後足部Hの踵部後側までを覆うように形成されている。アッパー6の下部は、ミッドソール2の上部に連結されている。具体的に、アッパー6は、下部周縁が上部ミッドソール3の周縁全体に接着剤などで一体的に固着されている。
アッパー6は、伸縮性を有する素材からなる。具体的に、アッパー6の素材としては、編物、織物、不織布、合成皮革、人工皮革、天然皮革などが適している。例えば、アッパー6は、ポリエステルからなる糸を経編(すなわちダブルラッセル編)により編まれた網
目状のメッシュ生地が好適である。
目状のメッシュ生地が好適である。
アッパー6の上部には、着用者の足を挿入するための足挿入部6aが開口していて、この足挿入部6aに連通して前後方向に延びる開口部6bが形成されている。開口部6bには、ハトメ飾り7が縫製等でアッパー6の上部に固着されている。ハトメ飾り7の左右縁部には、前後方向に間隔をあけて配置されたハトメ孔7a,7a,…が貫通形成されていて、各ハトメ孔7aに靴紐8が挿通されている。開口部6bの前側縁部には、開口部6bを開状態又は閉状態にするための舌片部9が設けられている。また、アッパー6の後側上部には、その内部にクッション材6cが埋設されている。さらに、図8に示すように、上部ミッドソール3における足裏支持部3aの上側には、アッパー6と同様の素材からなる中底部6dが設けられている。
次に、図3〜図8に示すように、シューズSは、着用者の足の踵部を保護するためのヒールカウンタ10を備えている。このヒールカウンタ10は、例えば熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマー(PAE)、ABS樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、熱可塑性ゴム(TPR)、または天然皮革や合成皮革からなり、例えば射出成形により形成されている。
ヒールカウンタ10は、足裏支持部3aの上方でアッパー6の後部に配設されている。具体的に、ヒールカウンタ10は、アッパー6における足の踵部に対応する踵部領域H(すなわち、後足部Hに相当する領域)に配設されていて、踵部領域Hを足の内甲側から踵部後側を経て外甲側に亘って覆うように形成されている。なお、図7を参照して、ヒールカウンタ10は、下端部の周長さLが100mm以上250mm以下となるように形成されているのが好ましい。
本発明の特徴として、ヒールカウンタ10には、踵部領域Hの後側下部に対応する位置に変形許容部が配設されている。この変形許容部は、ソール(アウトソール1およびミッドソール2)に衝撃が加わったときに足裏支持部3aの後部が上方に向かって移動する衝撃変形を許容するように構成されている。
本実施形態において、図3〜図8に示すように、変形許容部は切り欠き部11からなる。具体的に、図5に示すように、切り欠き部11は、背面視でヒールカウンタ10の後側下部を上方に向かって湾曲状に凹陥形成されている。また、図6に示すように、切り欠き部11は、側面視でヒールカウンタ10の後端部から前側に向かってヒールカウンタ10の下部に向かうように略傾斜状に切り欠かれている。
ここで、一般的に、人体の足における踵骨CB後端には、上下方向略中央で後方に向かって突出した***部cb1、並びに***部cb1の上方に位置する上端部cb2および下方に位置する下端部cb3が形成されている(図3参照)。このような人体の足の構造を前提として、切り欠き部11の上端部11aが踵骨CB後端の下端部cb3よりも下側に位置する場合には、従来のシューズにおけるヒールカウンタ構造との差異を感じ難くなる。一方、切り欠き部11の上端部11aが踵骨CB後端の上端部cb2より上側に位置する場合には、着用者の足の踵部後側がヒールカウンタ10で十分に保護されないおそれがある。かかる観点から、切り欠き部11は、その上端部11aが足の踵骨CBの下端部cb3から上端部cb2までの範囲に位置するように形成されているのが好ましい。特に、切り欠き部11の上端部11aを、踵骨CB後端の***部cb1が切り欠き部11の領域内に含まれるような位置に形成すれば、足の踵部後側をヒールカウンタ10で保護しつつ、変形許容部(切り欠き部11)による後述の効果を十分に得ることができる。
さらに、図4〜図6に示すように、切り欠き部11は、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなるように形成されている。具体的に、切り欠き部11は、外甲側に占める領域(図5に示す一点鎖線Cよりも左側に占める領域)が内甲側に占める領域(図5に示す一点鎖線Cよりも右側に占める領域)よりも大きくなるように形成されている。
ところで、切り欠き部11は、展開状態で以下の大きさとなるように形成されているのが好ましい。図7を参照して、切り欠き部11の下端部(図7で示した破線の位置)から上端部11aまでの高さhは、5mm以上30mm以下である。特に、着用者の足における踵骨CB後端の下端部cb3から***部cb1までの高さを考慮して、高さhは10mm以上であるのがより好ましい。一方、切り欠き部11における一方の下端部から他方の下端部までの距離に相当する長さwは、10mm以上125mm以下である。長さwが125mmを越えた場合(例えば長さwが130mmとなる場合)には、ヒールカウンタ10による足の踵部に対する足幅方向のホールド感が低下してしまう。そして、本実施形態では、ヒールカウンタ10と切り欠き部11との関係において、各々がh≦w/2≦L/3となるように形成されているのが好ましい。
[実施形態の作用効果]
本発明の実施形態に係るシューズSでは、例えば競技中に着用者の足が路面に接地した時(接地時)において、弾性材からなるソール(特にミッドソール2)が圧縮変形するようになり、このソールの機能により、シューズS全体としてのクッション性が得られるようになっている。
本発明の実施形態に係るシューズSでは、例えば競技中に着用者の足が路面に接地した時(接地時)において、弾性材からなるソール(特にミッドソール2)が圧縮変形するようになり、このソールの機能により、シューズS全体としてのクッション性が得られるようになっている。
そして、本発明の実施形態に係るシューズSでは、ヒールカウンタ10に設けられた変形許容部(切り欠き部11)により、足が路面に接地した時(接地時)に、踵部領域Hにおいてソールが圧縮変形しかつ切り欠き部11の方向(足裏支持部の上方)に向かって屈曲変形するようになることから、ソールのクッション性が向上する。また、変形許容部により、接地時にソールの圧縮変形に伴う反発力に起因するヒールカウンタ10の突き上げが生じ難いので、ヒールカウンタ10は足が路面に接地した後に直ちに上方に移動しないようになる。その結果、接地時に、着用者の足首後側(アキレス腱付近)がヒールカウンタ10の上端部により突き上げられることが抑えられて、足首後側に靴ズレのような違和感が生じないようにすることが可能となる。さらに、変形許容部により接地時にソールのクッション性が向上しかつヒールカウンタ10が接地後直ちに上方に移動しないため、接地時にヒールカウンタ10が着用者の踵にフィットした状態を保つことが可能となる。その結果、足首の状態が安定し、接地時に足首の揺れが抑制される。したがって、本発明の実施形態に係るシューズSでは、ソールのクッション性をより向上させながら安定した接地感を得ることができる。
また、変形許容部は、その上端部(切り欠き部11の上端部11a)が足の踵骨CBの下端部cb3から踵骨***(踵骨CBの***部cb1)の上端部cb2までの範囲に位置するように形成されている。すなわち、変形許容部は、接地時に着用者の足首後側(アキレス腱付近)をヒールカウンタ10の上端部で突き上げない程度の大きさに形成されている。これにより、足の踵部後側をヒールカウンタ10で十分に保護しつつ、接地時に足の踵部後側に違和感を与えないようにすることができる。
また、変形許容部は、ヒールカウンタ10の後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部11からなる。これにより、変形許容部としての機能を、簡易な構成でヒールカウンタ10における踵部領域Hの後側下部に設けることができる。
また、変形許容部は、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなるように形成されている。これにより、踵接地のうち外甲側および内甲側のいずれか一方に偏重する接地時の衝撃を、各種競技スタイルに応じて重点的に抑制することができる。
また、変形許容部は、外甲側に占める領域が内甲側に占める領域よりも大きくなるように形成されている。一般的に、歩行中、走行中またはスポーツ時にシューズが路面に接地したときには、足の後足部H(踵部領域H)の外甲側部分から踵部領域Hの足幅方向の中央領域、中足部Mの中央部分および前足部Fの内甲側部分を経由してつま先に抜ける体重移動の荷重軌跡(いわゆるロードパス)が生じるようになっている。そして、変形許容部の上記具体的形状により、歩行中、走行中またはスポーツ時に足の外甲側に偏重する接地時の衝撃を重点的に抑制して、足の外甲側を上記ロードパスの初期段階で安定的に接地させることができる。
また、ソール(ミッドソール2)の厚さ方向中間部には、ソールよりも硬質な薄肉層からなる補強プレート5が設けられている。この補強プレート5により接地時に生じる足への局所的な衝撃が分散されて、足に加わる局所的な衝撃を抑制することが可能となる。その結果、ヒールカウンタ10の変形許容部による効果とともにより一層安定した接地感を得ることができる。
また、ヒールカウンタ10がアッパー6に覆われていることから、ヒールカウンタ10がシューズS内で保護されて、特に踵部領域HにおけるシューズSの破損を抑制することができる。
[実施形態の変形例1]
図9に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例1として、上部ミッドソール3に、アッパー6の後部をアッパー6の外側から覆うヒールカウンタ10よりも変形しやすい外被部21が設けられていてもよい。具体的に、外被部21は、その上端部が変形許容部の上端部(切り欠き部11の上端部11a)よりも上方に位置するように形成されている。この変形例では、接地時に生じやすいアッパー6後部のしわを外被部21で適切に隠すことが可能となり、シューズSの意匠性が損なわれないようにすることができる。
図9に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例1として、上部ミッドソール3に、アッパー6の後部をアッパー6の外側から覆うヒールカウンタ10よりも変形しやすい外被部21が設けられていてもよい。具体的に、外被部21は、その上端部が変形許容部の上端部(切り欠き部11の上端部11a)よりも上方に位置するように形成されている。この変形例では、接地時に生じやすいアッパー6後部のしわを外被部21で適切に隠すことが可能となり、シューズSの意匠性が損なわれないようにすることができる。
[実施形態の変形例2]
図10に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例2として、アッパー6の後部に、変形許容部に対応する位置を部分的に切り欠いたアッパー側切り欠き部22が形成されていてもよい。このアッパー側切り欠き部22により、接地時にアッパー6後部にしわが生じることがなく、シューズSの意匠性が損なわれないようにすることができる。
図10に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例2として、アッパー6の後部に、変形許容部に対応する位置を部分的に切り欠いたアッパー側切り欠き部22が形成されていてもよい。このアッパー側切り欠き部22により、接地時にアッパー6後部にしわが生じることがなく、シューズSの意匠性が損なわれないようにすることができる。
[実施形態の変形例3]
図11に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例3として、アッパー6は、変形許容部に対応する位置に配置されかつ上下方向に伸縮可能な蛇腹部23を有していてもよい。これにより、接地時に生じやすいアッパー6後部のしわを蛇腹部23の形状と同化させて、シューズSの意匠性が損なわないようにすることができる。
図11に示すように、上記実施形態に係るシューズSの変形例3として、アッパー6は、変形許容部に対応する位置に配置されかつ上下方向に伸縮可能な蛇腹部23を有していてもよい。これにより、接地時に生じやすいアッパー6後部のしわを蛇腹部23の形状と同化させて、シューズSの意匠性が損なわないようにすることができる。
[参考の実施形態]
上記実施形態に係るシューズSとして、変形許容部が、ヒールカウンタ10の後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部11からなる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、変形許容部は、ヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなるような形態であってもよい。このような変形許容部が設けられたヒールカウンタ10を備えるシューズSでは、踵部領域Hの後側下部をヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなる変形許容部で柔らかく保護しつつ、上記実施形態の切り欠き部11と同様に、ソールのクッション性を向上させて安定した接地感を得ることができる。さらに、変形許容部としては、上述のようなヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなる形態に限られない。例えば、図12に示すように、変形許容部は、足幅方向に間隔をあけて配置された複数の小開口部24,24,…からなる形態であってもよい。このような形態であっても、ソールのクッション性を向上させて安定した接地感を得ることができる。なお、各小開口部24については、その下端部分が閉じていない切り欠き状のもの(図示せず)であってもよい。
上記実施形態に係るシューズSとして、変形許容部が、ヒールカウンタ10の後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部11からなる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、変形許容部は、ヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなるような形態であってもよい。このような変形許容部が設けられたヒールカウンタ10を備えるシューズSでは、踵部領域Hの後側下部をヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなる変形許容部で柔らかく保護しつつ、上記実施形態の切り欠き部11と同様に、ソールのクッション性を向上させて安定した接地感を得ることができる。さらに、変形許容部としては、上述のようなヒールカウンタ10よりも変形しやすい素材からなる形態に限られない。例えば、図12に示すように、変形許容部は、足幅方向に間隔をあけて配置された複数の小開口部24,24,…からなる形態であってもよい。このような形態であっても、ソールのクッション性を向上させて安定した接地感を得ることができる。なお、各小開口部24については、その下端部分が閉じていない切り欠き状のもの(図示せず)であってもよい。
また、上記実施形態に係るシューズSとして、変形許容部は、外甲側に占める領域が内甲側に占める領域よりも大きくなるように形成された形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、変形許容部は、内甲側に占める領域が外甲側に占める領域よりも大きくなるように形成されていてもよい。このような形態では、例えばバレーボールのような室内スポーツにおいて、競技中に左右方向に方向転換するサイドステップを行うときのように足の内甲側に偏重する接地時の衝撃を重点的に抑制して、足の内甲側を安定的に接地させることができる。つまり、変形許容部が、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなるように形成されていれば、外甲側および内甲側のいずれか一方に偏重する接地時の衝撃を各種競技スタイルに応じて重点的に抑制することが可能となる。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
以下に示すシューズの各サンプルについて、着用者の足が床(路面)に接地した時に床から受ける鉛直方向の反力(以下「床反力」という)、および後述するシューズ角度に関する挙動を観察した。
本測定では、床反力計として、「多成分フォースプレート(基礎研究、スポーツ用)Type9281E」(Kistler社製)を用いた。また、三次元動作計測装置として、「Mac3Dシステム」(Motion Analysis社製)を用いた。なお、このMac3Dシステムでは、「Eagleカメラ」というタイプのカメラが用いられている。
また、本測定では、比較例に係るシューズのサンプル1、ならびに実施例に係るサンプル2およびサンプル3を用いた。サンプル1〜3の各々は、いずれも上記実施形態で示したエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)からなるヒールカウンタを備えたものである。このヒールカウンタは、後部における下端部から上端部までの高さが53mmとなりかつ下端部の周長さ(図7で示した周長さLを参照)が180mmとなるように形成されている。
サンプル1では、上記実施形態で示した変形許容部に相当する切り欠き部が形成されていないヒールカウンタを用意した。一方、サンプル2およびサンプル3では、上記実施形態で示した切り欠き部が形成されたヒールカウンタを用意した。具体的に、サンプル2では、切り欠き部を、ヒールカウンタの後側下端部から切り欠き部の上端部までの高さ(図7の高さhを参照)が15mmとなりかつ一方の下端部から他方の下端部までの長さ(図7の長さwを参照)が60mmとなるように形成した。また、サンプル3では、切り欠き部を、ヒールカウンタの後側下端部から切り欠き部の上端部までの高さが30mmとなりかつ一方の下端部から他方の下端部までの長さが100mmとなるように形成した。
そして、本測定では、バドミントンの競技中を想定し、上記各サンプルを体重が約50Kgの被験者(バドミントンの上級者)に着用させて、前方に落ちるシャトルを該被験者が拾う時の足の接地状態を観察した。具体的に、被験者が片足を一歩だけ前方に踏み込みかつその足の踵を床に接地させてシャトルを拾う動作を行ったときに、床に接地した足の踵に生じる床反力(N)を上記床反力計で計測しかつ該足のシューズ角度(deg)を上記三次元動作計測装置で計測した。このような計測を各サンプルについて3回ずつ実施した。各サンプルにおける各計測値の平均値を図13〜図15に示す。
図13〜図15に関し、右側の縦軸に示すシューズ角度(deg)は、被験者が床に接地した時の平面視によるシューズの傾き角度を示すものである。具体的に、シューズ(被験者の足)の向きが、被験者の体の真正面に向かう方向に沿っているときを0degとして定めている。そして、シューズの向きが0degよりも時計回り方向に傾いた方向にあるときをプラス方向の向きとする一方、シューズの向きが0degよりも反時計回り方向に傾いた方向にあるときをマイナス方向の向きとして定めている。なお、図13〜15によれば、いずれも接地時における横軸のシューズ角度が約40degを示しており、このことから接地時に被験者の足が外甲側から着地していることがわかる。
図13に示すように、サンプル1では、被験者の足が床に接地してからシューズに対して最大となる床反力(以下「最大床反力」という)が生じるまでの時間(以下「ピーク時間」という)が0.008secとなり、その時の最大床反力が1,788Nを示した。図14に示すように、サンプル2では、上記ピーク時間が0.008secとなり、その時の最大床反力が1,637Nを示した。図15に示すように、サンプル3では、上記ピーク時間が0.010secとなり、その時の最大床反力が1,1478Nを示した。
ここで、サンプル2では、その最大床反力がサンプル1の最大床反力よりも8.5%軽減していることがわかった。さらに、サンプル3では、その最大床反力がサンプル1の最大床反力よりも17.3%も軽減していることがわかった。すなわち、切り欠き部が形成されたヒールカウンタを備えるシューズでは、切り欠き部が形成されていないヒールカウンタを備えるシューズと比較して最大床反力が軽減されることが明らかとなった。また、ヒールカウンタの後側下端部から切り欠き部の上端部までの高さを大きくすることで、最大床反力がより一層軽減されることも明らかとなった。
以上により、切り欠き部(変形許容部)が形成されたヒールカウンタを備えるシューズでは、ソールのクッション性をより向上させながら安定した接地感が得られることが実証された。
本発明は、例えばランニング、各種球技、バトミントン等の各種競技におけるスポーツ用シューズ、日常使用のスニーカー、リハビリ用シューズとして産業上の利用が可能である。
S:シューズ
1:アウトソール
2:ミッドソール
3:上部ミッドソール
3a:足裏支持部
4:下部ミッドソール
5:補強プレート
6:アッパー
10:ヒールカウンタ
11:切り欠き部
11a:上端部
21:外被部
22:アッパー側切り欠き部
23:蛇腹部
1:アウトソール
2:ミッドソール
3:上部ミッドソール
3a:足裏支持部
4:下部ミッドソール
5:補強プレート
6:アッパー
10:ヒールカウンタ
11:切り欠き部
11a:上端部
21:外被部
22:アッパー側切り欠き部
23:蛇腹部
Claims (5)
- 弾性材からなり、着用者の足の足裏面を支持する足裏支持部を有するソールと、
前記ソールに設けられ、着用者の足を覆うアッパーと、
前記足裏支持部の上方に位置し、足の内甲側から外甲側に亘って覆うように前記アッパーにおける足の踵部に対応する踵部領域に配設されたヒールカウンタと、を備え、
前記ヒールカウンタには、前記踵部領域の後側下部に、前記ソールに衝撃が加わったときに前記足裏支持部の後部が上方に向かって移動する衝撃変形を許容するための変形許容部が設けられており、
前記変形許容部は、前記ヒールカウンタの後側下部を上方に向かって凹陥形成した切り欠き部からなり、
前記切り欠き部は、外甲側に占める領域と内甲側に占める領域とが互いに非対称の大きさとなりかつ外甲側に占める領域が内甲側に占める領域よりも大きくなるように形成されている、シューズ。 - 請求項1に記載のシューズにおいて、
前記切り欠き部は、その上端部が足の踵骨の下端部から踵骨***の上端部までの範囲に位置するように形成されている、シューズ。 - 請求項1または2に記載のシューズにおいて、
前記ソールの厚さ方向中間部には、該ソールよりも硬質な薄肉層からなる補強プレートが設けられている、シューズ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシューズにおいて、
前記ソールには、前記アッパーの後部をその外側から覆う外被部が設けられており、
前記外被部は、上端部が前記切り欠き部の上端部よりも上方に位置するように形成されている、シューズ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシューズにおいて、
前記ヒールカウンタは、前記アッパーに覆われている、シューズ。
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