JP6471566B2 - 電力流通管理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電力流通管理装置、方法及びプログラムに関し、特に、電力の小売り自由化に伴う電力の流通を管理するための電力流通管理装置、方法及びプログラムに関する。
我が国では2016年より家庭向けを含めた電力の小売りが完全に自由化されることになっている。これに伴い、各個人が電力の供給元を自由に選択できるようになり、個別に電力会社と契約できるようになる。さらに、個人が電力の供給元となり得るため、個々人間で電力の取引が行われる可能性もある。
ここで、電力の送電や売買に関する先行技術としては、例えば、特許文献1及び2が挙げられる。特許文献1には、伝送波を伝送する2次元通信媒体と、2次元通信媒体を介して電力を送電する通信装置と、通信装置から電力を受電し、蓄積する端末装置とを備える2次元通信システムに関する技術が開示されている。特に、特許文献1では、端末装置は電力蓄積量が閾値より低くなると、電力の送電要求を2次元通信媒体を介して通信装置へ送信し、通信装置は電力の送電要求に応じて、2次元通信媒体を介して電力の送電を開始する。
また、特許文献2には、電力会社が積極的に太陽光発電を支援できる電力情報処理システムに関する技術が開示されている。特許文献2では、電力会社と管理センターとソーラー設置者と機器ユーザの4者を広域情報ネットワークで接続されている。そして、ソーラー設置者は、そのソーラー発電量と自身の消費電力量並びに蓄電手段がある場合はその蓄電量を管理センターに通知し、機器ユーザは機器の消費電力量を管理センターに通知する。管理センターは、ソーラー設置者および機器ユーザから情報を電力会社に通知し、電力会社では、管理センターから受け取った情報により、ソーラー設置者からの売電対価を支払い、かつ、機器ユーザの消費電力対価をソーラー電力料金として受け取る。各対価の関係は、ソーラー設置者のソーラー電力料金<機器ユーザのソーラー電力料金<商用電力料金とする。
特開2009−278331号公報 特開2005−185016号公報
上述した特許文献1及び2では、実際に蓄電された電力の提供しかできない。そのため、今後の電力の小売りの自由化に伴い、予想される多様な電力の取引への対応が不十分であるという問題点がある。例えば、現時点では電力を供給する能力がない相手から、将来的に電力の供給を受ける契約を結ぶことや、電力の供給を受ける権利自体の売買といったことが考えられる。そのため、仮想的な電力の供給能力を売買しつつ、実際の電力の供給を担保できる仕組みが必要となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、多用な電力取引に対応するための電力流通管理装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる電力流通管理装置は、
第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶部を更新する更新部と、
を備える。
本発明の第2の態様にかかる電力流通管理装置は、
第1のユーザが所有する第1の蓄電装置に蓄電された電力量を示す第1の実電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、前記第1の実電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記第1の実電力量が前記要求電力量を満たさないと判定された場合、前記第1のユーザの登録要求に応じて、前記要求電力量を満たす第1の仮想電力量を前記第2のユーザと対応付けて前記記憶部に登録する登録部と、
前記第1の仮想電力量以上の余剰電力が蓄電された余剰電力蓄電装置と、
前記余剰電力蓄電装置から前記第2のユーザが所有する第2の蓄電装置へ、前記要求電力量の分の電力量を送電させる送電指示部と、
前記第2の蓄電装置に前記要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、前記第1の仮想電力量を第2の実電力量として前記記憶部を更新する更新部と、
前記第2の蓄電装置への送電後に前記第1のユーザが調達した前記第1の仮想電力量の分の電力量を前記余剰電力蓄電装置に蓄電する蓄電部と、
を備える。
本発明の第3の態様にかかる電力流通管理方法は、
第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶装置へ登録し、
前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付け、
前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定し、
前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶装置を更新する。
本発明の第4の態様にかかる電力流通管理プログラムは、
第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶装置へ登録する処理と、
前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付ける処理と、
前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する処理と、
前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶装置を更新する処理と、
をコンピュータに実行させる。
本発明により、多用な電力取引に対応するための電力流通管理装置、方法及びプログラムを提供することを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる電力流通管理システムを含む全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力流通管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる余剰電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるユーザ電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる仮想電力の登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる電力流通処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる仮想電力の取引及び送電処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかる仮想電力を提供した場合のユーザ電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる仮想電力から実電力へ更新される場合のユーザ電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる送電対象の電力決定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるユーザ電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる要求電力量の不足分を仮想電力により調達した場合のユーザ電力管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる電力流通管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかる電力流通処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかるユーザ電力管理情報及び送電管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる分割電力量に対応するユーザ電力管理情報及び送電管理情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる分割送電後のユーザ電力管理情報及び送電管理情報の例を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電力流通管理システム15を含む全体構成を示すブロック図である。電力需給家11は、電力の需要及び供給行うことができる設備群である。電力需給家11は、ユーザAに所有され、利用されるものである。電力需給家11は、少なくとも蓄電装置111及び管理端末112を備える。尚、電力需給家11は、図示しない構成として、電力を消費するための負荷(個人住宅、ビルディング、工場等)や、発電設備(太陽光発電パネル、風力発電機等)を備えても良い。
蓄電装置111は、電力貯蔵設備の一例であり、供給される電力を蓄電する装置である。管理端末112は、ユーザAにより操作され、蓄電装置111への電力の蓄電や、電力需給家11内での電力の消費や外部への電力の供給等のための放電を制御する。また、管理端末112は、ユーザAの操作により、電力流通管理装置152に対して、後述するような電力の取引要求や仮想電力の登録要求等を行う。管理端末112は、例えば、汎用的なコンピュータ装置及び入出力装置で実現される。
電力需給家12は、電力需給家11と同様に電力の需要及び供給行うことができる設備群である。電力需給家12ユーザBにより所有され、利用されるものである。電力需給家12は、蓄電装置121及び管理端末122を備え、電力需給家11と同等の構成である。
電力需給家11及び12と、オンデマンド送電システム14と、余剰電力蓄電装置151とは、電力ネットワーク13を介して接続されており、相互に電力の送受電が可能である。ここで、オンデマンド送電システム14は、通信ネットワーク16を介して送電元から送電先への指定された電力量の送電指示を受け付け、送電指示に基づいて、電力ネットワーク13を介して各蓄電装置等の間の電力の送電を制御する。尚、オンデマンド送電システム14は、公知のシステムを用いることができるため、詳細な説明を省略する。
電力取引価格管理システム17は、通信ネットワーク16を介して電力流通管理装置152等と接続されている。電力取引価格管理システム17は、指定された電力の発電方法や発電地域に基づく電力の最新の取引価格を管理する。尚、電力取引価格管理システム17は、公知の情報システムを用いることができるため、詳細な説明を省略する。
電力流通管理システム15は、電力需給家11及び12や電力会社等を含む複数の電力需給家の間の電力の取引や送受電といった電力の流通を管理するための情報システムである。電力流通管理装置152と余剰電力蓄電装置151とを備える。余剰電力蓄電装置151は、電力需給家11や12に対して供給するための余剰電力を蓄電する装置である。ここで、余剰電力蓄電装置151は、後述する仮想電力量以上の余剰電力が少なくとも蓄電されているものとする。また、余剰電力蓄電装置151は、電力流通管理装置152に内蔵されても構わない。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる電力流通管理装置152の構成を示すブロック図である。電力流通管理装置152は、記憶部21と、登録部22と、判定部23と、更新部24と、送電指示部25と、蓄電部26とを備える。記憶部21は、余剰電力管理情報211及びユーザ電力管理情報212を記憶する記憶装置である。余剰電力管理情報211は、余剰電力蓄電装置151に蓄電された電力量について、内訳を管理するための情報である。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる余剰電力管理情報211の例を示す図である。ここでは、余剰電力蓄電装置151に合計で1300kWhの電力量が蓄電されているものとする。そして、余剰電力管理情報211は、余剰電力蓄電装置151に蓄電された電力量の内訳として、所有者であるユーザ、電力種別、発電方法及び発電地域が管理されていることを示す。但し、余剰電力の所有者は、原則として「システム」つまり電力流通管理システム15であり、ユーザA又はBではないことを示す。ここで、電力種別の「実電力」とは、対応する内訳の電力量が現実の電力量であることを示す。発電方法は、対応する内訳の電力量が、例えば、太陽光発電(PV(Photovoltaics))、原子力発電、火力発電等のいずれにより発電されたかを示す。発電地域は、対応する内訳の電力量がどの地域で発電されたかを示す。
例えば、図3の#1は、余剰電力蓄電装置151に蓄電された電力量のうち100kWhが、実電力であり、PVによりXX県で発電された電力であることを示す。尚、発電方法や発電地域は、電力の属性情報の一例である。そのため、電力の属性情報としては、発電所名や供給元の個人や電力会社等も挙げられる。
ユーザ電力管理情報212は、各ユーザが所有する電力量について、内訳を管理するための情報である。ここで、各ユーザが所有する電力量には、電力種別として実電力と仮想電力が取り得るものとする。実電力とは、蓄電装置111又は121に蓄電された現実の電力量であることを示す。仮想電力とは、対応する電力量が蓄電装置111又は121には蓄電されていないがユーザが所有しているとみなす、仮想的な電力量(仮想電力量)であることを示す。そして、仮想電力量は、所有するユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量であることを示す。言い換えると、仮想電力とは、ユーザが将来調達予定の電力をシステムが余剰電力により代替して当該ユーザ又は他のユーザへ供給可能な電力である。そのため、実電力を所有しないユーザが仮想電力のみを所有し、仮想電力を売買して流通させることもできる。尚、ユーザ電力管理情報212は、ユーザと実電力量又は仮電力量のいずれかが対応付けられた情報であるといえる。さらに、実電力量又は仮電力量には、属性情報が対応付けられているといえる。
図4は、本発明の実施の形態1にかかるユーザ電力管理情報の例を示す図である。ここでは、ユーザAが30kWhの実電力量と、100kWhの仮電力量の合計130kWhを所有し、ユーザBが20kWhの実電力量を所有していることを示す。特に、ユーザAが所有する電力量のうち30kWhは、蓄電装置111に現実に蓄電されている実電力量であり、XX県で火力発電されたものであることを示す。また、ユーザAが所有する電力量のうち100kWhは、現時点では実電力として所有していない(少なくとも蓄電装置111には蓄電されていない)が、ユーザAにより所定の時期までにYY県で太陽光発電された電力量を調達されるものであることを示す。
図2に戻り説明を続ける。登録部22は、ユーザの登録要求に応じて、指定された電力量を仮電力量とし、指定されたユーザと対応付けてユーザ電力管理情報212として記憶部21に登録する。判定部23は、要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、ユーザ電力管理情報212の電力量が要求電力量を満たすか否かを判定する。ここで、判定部23は、送電要求に指定された各条件を満たす電力量が存在するか否かを判定する。各条件には、例えば、送電元(ここでは所有者)のユーザ、電力種別、発電方法、及び、発電地域等の指定を含む。
更新部24は、判定部23による判定結果に応じてユーザ電力管理情報212を更新する。また、更新部24は、蓄電装置111及び121並びに余剰電力蓄電装置151における蓄電及び放電、すなわち、送電及び受電が行なわれたことに応じて余剰電力管理情報211及びユーザ電力管理情報212を更新する。
送電指示部25は、判定部23による判定結果に応じて、送電元の蓄電装置、送電先の蓄電装置及び送電対象の電力量を指定した送電指示を、オンデマンド送電システム14に対して送信する。特に、送電指示部25は、判定結果として、条件を満たすと判定された電力量に仮想電力量が含まれる場合、仮想電力量分の電力については、送電元を余剰電力蓄電装置151として送電指示を行う。
蓄電部26は、電力ネットワーク13を介して受電した電力を余剰電力蓄電装置151に蓄電する。特に、蓄電部26は、仮想電力量の代わりに送電された電力量について、仮想電力の元の所有者により調達された電力量を受電し、蓄電する。
図5は、本発明の実施の形態1にかかる仮想電力の登録処理の流れを示すフローチャートである。例えば、ユーザAは、所有する蓄電装置111に現時点では火力発電により調達した30kWhしか蓄電されていないが、1ヶ月の間にYY県での太陽光発電により100kWhを調達する予定であるとする。このような場合に、管理端末112は、ユーザAの操作により、電力量100kWh、太陽光発電及び発電地域YY県を指定した仮想電力の登録要求を、電力流通管理装置152に対して送信する。電力流通管理装置152の登録部22は、管理端末112から通信ネットワーク16を介して登録要求を受け付ける(S11)。そして、登録部22は、登録要求の指定内容に基づき、ユーザAの仮想電力量としてユーザ電力管理情報212を記憶部21に登録する(S12)。尚、電力量と併せて属性情報も登録される。例えば、図4の電力ID「2」が登録される。また、実電力についても蓄電装置111及び121のそれぞれに蓄電される際に、併せて登録部22は、蓄電装置を所有する各ユーザの電力量に属性情報も対応付けてユーザ電力管理情報212として記憶部21に登録する。そのため、実電力の蓄電においては、供給元が電力流通管理装置152に対して供給対象の電力の属性情報を通知するものとする。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる電力流通処理の流れを示すフローチャートである。まず、判定部23は、ユーザB(が操作する管理端末122)から、ユーザAに対する所定の条件を指定した電力の取引要求を受け付ける(S21)。すなわち、判定部23は、ユーザAからユーザBへ送電するための送電要求(電力の取引要求)を受け付ける。そして、所定の条件としては、少なくとも要求電力量が指定されているものとする。さらに、所定の条件として要求電力量における属性情報、例えば、発電方法や発電地域等が指定されていてもよい。次に、判定部23は、条件を満たす電力をユーザAが所有しているか否かを判定する(S22)。すなわち、判定部23は、記憶部21のユーザ電力管理情報212のうちユーザAの電力量を参照し、要求電力量と比較する。
ステップS22でユーザAが条件を満たす電力を所有していると判定した場合、電力流通管理装置152は、指定された条件を満たす電力の最新の取引価格を、通信ネットワーク16を介して電力取引価格管理システム17から取得する(S23)。そして、ユーザAからユーザBへ取引価格を提示し(S24)、電力の取引のための売買契約を試みる。尚、ステップS24では、管理端末112と122との間の価格や条件の交渉を電力流通管理装置152が中継する。
その後、売買契約が成立し(S25でYES)、送電対象が実電力である場合(S26で実電力の場合)、送電指示部25は、ユーザAの蓄電装置111からユーザBの蓄電装置121へ指定の電力を送電する指示をオンデマンド送電システム14に対して行う。併せて、更新部24は、ユーザ電力管理情報212を更新する(S27)。
一方、売買契約が成立し(S25でYES)、送電対象が仮想電力である場合(S26で仮想電力の場合)、送電指示部25は、余剰電力蓄電装置151からユーザBの蓄電装置121へ指定の電力を送電する指示をオンデマンド送電システム14に対して行う。併せて、更新部24は、余剰電力管理情報211及びユーザ電力管理情報212を更新する(S28)。
尚、ステップS22でユーザAが条件を満たす電力を所有していないと判定した場合、または、ステップS25で売買契約が成立しなかった場合、電力流通管理装置152は、取引できない旨をユーザBの管理端末122へ回答する(S29)。
続いて、仮想電力の取引及び送電処理について具体例を挙げて説明する。図7は、本発明の実施の形態1にかかる仮想電力の取引及び送電処理の流れを示すシーケンス図である。ここでは、前提として余剰電力管理情報211及びユーザ電力管理情報212はそれぞれ上述した図3及び図4の状態であるものとする。
まず、ユーザBは、ユーザAに対するPVによる80kWhの電力の取引要求を管理端末122により電力流通管理装置152へ送信する(S301)。そして、判定部23は、記憶部21のユーザ電力管理情報212を参照し、ユーザAの所有電力量を確認する(S302)。言い換えると、判定部23は、ユーザAからユーザBへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、ユーザAの仮想電力量が要求電力量を満たすか否かを判定する。併せて、判定部23は、ユーザAの仮想電力量に対応付けられた属性情報が、送電要求に指定された発電方法「PV」を満たすか否かを判定する。ここでは、判定部23は、ユーザAの実電力(図4の電力ID「1」)では取引要求を満たせないが、仮想電力(図4の電力ID「2」)であれば取引要求を満たせると判定する。
そして、電力流通管理装置152は、PVの電力の最新の取引価格の問合せを、電力取引価格管理システム17に対して送信する(S303)。そして、電力取引価格管理システム17は、条件に該当する取引価格を回答として電力流通管理装置152に返信する(S304)。尚、電力流通管理装置152は、必ずしも電力取引価格管理システム17に問合せを行なわなくてもよい。例えば、電力流通管理装置152は、電力量、電力種別、発電方法、及び、発電地域に基づいて、独自に取引価格を設定しても構わない。
電力流通管理装置152は、ユーザAの管理端末112に対して取引価格を通知する(S305)。そして、ユーザAは、ユーザBに提示する取引価格を決定し、管理端末112から通信ネットワーク16及び電力流通管理装置152を介して管理端末122へ決定した取引価格(提示価格)を通知する(S306)。このとき、ユーザAは、取得した取引価格をそのまま提示価格として決定してもよく、または、適宜、手数料等を上乗せ又は所定の割引を行い、提示価格を決定してもよい。さらに、ユーザAは、ユーザBからの条件を一部変更した条件における提示価格を通知してもよい。例えば、取引対象の電力の一部を火力発電による電力とする代わりに、全部をPVとした場合と比べて割り引いた価格を提示してもよい。尚、提示価格の決定又は条件の変更については、蓄電装置121又は電力流通管理装置152が処理するようにしてもよい。
その後、ユーザBは、提示価格を承諾した旨を管理端末122から通信ネットワーク16を介して電力流通管理装置152(及び管理端末122)へ通知する(S307)。これにより、売買契約が成立したものとする。
これに応じて、更新部24は、ユーザAの仮想電力量のうち80kWhをユーザBの所有へと更新する(S308)。具体的には、図8に示すように、電力ID「2」の電力量を100から20に更新し、電力ID「4」としてユーザBが仮想電力80kWhを所有する情報を記憶部21に追加する。言い換えると、更新部24は、第1の仮想電力量(ユーザAの仮想電力量100kWh)のうち要求電力量(80kWh)に相当する第2の仮想電力量とユーザBとを対応付け(図8の電力ID「4」)、第1の仮想電力量から第2の仮想電力量を除いた電力量(20kWh)を第1の仮想電力量として(図8の電力ID「2」)、記憶部21を更新する。このように、ユーザAは、蓄電装置111に実電力としてPVによる80kWhが蓄電されていなくても、仮想電力の登録情報を用いることで、ユーザBとの間で電力を供給する権利を売買することができる。
そして、送電指示部25は、余剰電力をユーザBへ送電する指示を行う(S309)。すなわち、送電指示部25は、余剰電力蓄電装置151からユーザBが所有する蓄電装置121へ、要求電力量の分の電力量を送電させる送電指示をオンデマンド送電システム14に対して行う。
オンデマンド送電システム14は、ステップS309の送電指示に応じて余剰電力蓄電装置151に対して蓄電装置121に向けて80kWhを送電する送電指示を行う(S310)。そして、余剰電力蓄電装置151は、送電指示に応じて80kWhの電力を、電力ネットワーク13を介して蓄電装置121へ送電する(S311)。その後、オンデマンド送電システム14は、電力流通管理装置152へ送電完了報告を送信する(S312)。このように、仮想電力量に相当する電力量を余剰電力で代替することで、仮想電力の購入先であるユーザBに対して速やかに実電力を供給することができる。つまり、ユーザAのように実電力が不足していても、実電力の販売し、電力を流通させることができる。
ステップS312の後、更新部24は、ユーザBの電力種別を仮想電力から実電力に更新する(S313)。すなわち、ユーザBが所有する蓄電装置121に要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、更新部24は、第2の仮想電力量を実電力量として記憶部21を更新する。例えば、図9の電力ID「4」のように、電力種別が仮想電力から実電力に更新される。このようにして、実電力と電力の管理情報との整合を取ることができる。
この後、ユーザAは、所定の時期までにYY県で太陽光発電された100kWhの電力量を調達し、余剰電力蓄電装置151へ送電する。例えば、ユーザAが所有する(YY県に設置された)太陽光発電パネルにより発電された電力を、電力ネットワーク13を介して余剰電力蓄電装置151へ送電する。または、ユーザAが外部の電力会社又は個人からYY県で太陽光発電された電力量を購入し、余剰電力蓄電装置151へ送電させてもよい。いずれにしても蓄電部26は、ユーザAにより調達された100kWhの電力量を余剰電力蓄電装置151に蓄電する。この場合、更新部24は、図9の電力ID「2」の電力種別を仮想電力から実電力に更新する。このようにして、ユーザAが予め仮想電力として登録した分の電力量を、実電力により補填させることができる。
尚、図7のステップS308において、更新部24は、第1の仮想電力量が要求電力量を満たし、かつ、第1の仮想電力量に対応付けられた属性情報が送電要求に指定された属性情報を満たすと判定部23により判定された場合に、更新を行うものということができる。そのため、送電要求に属性情報を指定することにより、要求元のユーザの多様なニーズに応じることができる。
尚、ユーザAは、電力流通管理システム15又は外部の電力会社又は個人から仮想電力を購入しても構わない。
本実施の形態1では、ユーザAは、電力流通管理システム15に対して所定の時期までに所定の電力量を調達することを約束(契約)することで、仮想電力を予め登録することができる。そのため、ユーザAは、ユーザBからの取引要求時点では、要求を満たす実電力を所有していないが、仮想電力に対応する余剰電力をユーザBへ送電させることができるため、電力を販売することができる。
以上のことから本実施の形態1により多用な電力取引に対応することができ、電力の取引市場を活性化させることもできる。また、個人間での電力の貯蓄やオンデマンドな出し入れを可能にし、他者への電気の売買や贈与等を実現できる。
<実施の形態2>
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の変形例であり、取引要求時に電力の不足分を仮想電力により調達するものである。尚、本実施の形態2にかかる電力流通管理システム15を含む全体構成及び電力流通管理装置152の内部構成は、図1及び図2と同等であるため、図示及び説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる送電対象の電力決定処理の流れを示すフローチャートである。尚、図10では、図6のステップS23及びS24の取引価格の取得や提示、売買契約については省略している。また、ここでは、前提として余剰電力管理情報211及びユーザ電力管理情報212はそれぞれ上述した図3及び図11の状態であるものとする。
まず、判定部23は、図6のステップS21と同様に取引要求を受け付ける。次に、判定部23は、ユーザAの実電力量が要求電力量以上か否かを判定する(S221)。つまり、判定部23は、記憶部21のユーザ電力管理情報212のうち、ユーザAが所有し、電力種別が実電力である電力量(例えば、図11の電力ID「1」の30kWh)が要求電力量以上であるか否かを判定する。ステップS221においてユーザAの実電力量が要求電力量以上である場合、送電指示部25は、ユーザAの実電力量のみを送電指示する(S222)。また、併せて、更新部24は、送電指示の前後でユーザ電力管理情報212について記憶部21を更新する。
ステップS221においてユーザAの実電力量が要求電力量未満である場合、判定部23は、ユーザAの実電力量及び当初の仮想電力量の合計が要求電力量以上か否かを判定する(S223)。例えば、要求電力量が70kWhである場合、判定部23は、第1の実電力量(30kWh)が要求電力量(70kWh)を満たさない場合に、第1の仮想電力量(図11の電力ID「2」の50kWh)が、要求電力量から第1の実電力量を除いた残量(40kWh)を満たすか否かを判定する。
ステップS223において合計が要求電力量以上である場合、送電指示部25は、ユーザAの実電力量及び仮想電力量を送電指示する(S224)。また、併せて、更新部24は、送電指示の前後でユーザ電力管理情報212について記憶部21を更新する。言い換えると、更新部24は、判定部23により第1の仮想電力量が残量を満たすと判定された場合、第1の実電力量をユーザAに代えてユーザBと対応付け、残量を第2の仮想電力量としてユーザBと対応付け、残量を第1の仮想電力量として、記憶部21を更新する。そのため、送電要求時に実電力量が不足している場合であっても仮想電力量と実電力量を合算して供給することができる。
ステップS223においてユーザAの実電力量及び当初の仮想電力量の合計が要求電力量未満である場合、登録部22は、ユーザAの登録要求に応じて、不足分の電力量を仮想電力量により調達する(S225)。例えば、要求電力量が100kWhである場合、ユーザAの実電力量及び当初の仮想電力量の合計(80kWh)が要求電力量未満と判定される。このとき、電力流通管理装置152は、ユーザAの管理端末112に対して不足分の電力量(20kWh)を通知する。そして、管理端末112からの登録要求を受け付けた場合に、登録部22は、不足分の電力量を仮想電力量としたユーザ電力管理情報212を記憶部21に登録する。
そして、判定部23は、ユーザAの実電力量、当初の仮想電力量及び調達した仮想電力量の合計が要求電力量以上か否かを判定する(S226)。例えば、上記例の場合、ユーザAの実電力量、当初の仮想電力量及び調達した仮想電力量の合計が要求電力量以上と判定される。そのため、送電指示部25は、ユーザAの実電力量(30kWh)及び仮想電力量(50+20kWh)を送電指示する(S227)。また、併せて、更新部24は、送電指示の前後でユーザ電力管理情報212について記憶部21を更新する(図12)。ステップS223でNO、S225、S226でYES、及びS227を言い換えると、更新部24は、判定部23により第1の仮想電力量が残量を満たさないと判定された場合、ユーザAの登録要求に応じて、残量を満たす第3の仮想電力量(20kWh)をユーザBと対応付けて記憶部21に登録する。併せて、実電力量分の電力量を蓄電装置111から蓄電装置121へ、かつ、仮想電力量分の電力量を余剰電力蓄電装置151から蓄電装置121へ、それぞれ送電させる。そのため、送電要求時に実電力量(及び事前に登録された仮想電力量)が不足している場合であっても、その時点で仮想電力量を調達することで要求電力量を供給することができる。
尚、ステップS226において合計が要求電力量未満である場合、図6のステップS29と同様の処理を行う。
尚、上記説明では、送電要求時点でユーザAが予め仮想電力を所有していたが、本実施の形態2は、予め仮想電力を所有しておらず、要求時に仮想電力を調達する場合にも適用できる。
<実施の形態3>
本実施の形態3は、送電要求に要求期間が指定されており、要求期間内で分割して送電する場合について説明する。図13は、本発明の実施の形態3にかかる電力流通管理装置152aの構成を示すブロック図である。電力流通管理装置152aは、図2と比べて記憶部21に送電管理情報213がさらに記憶されている。また、判定部23、更新部24及び送電指示部25についても以下で説明するように適宜変更されている。送電管理情報213は、仮想電力についての余剰電力による代替送電や、仮想電力分の実電力の余剰電力蓄電装置151への補填を管理するための情報である。送電管理情報213は、送電元、送電先、電力量、電力ID、状態を管理する。
図15は、本発明の実施の形態3にかかるユーザ電力管理情報212及び送電管理情報213の例を示す図である。ユーザ電力管理情報212は、ユーザAが実電力として25kWh、仮想電力として25kWhを所有していることを示す。送電管理情報213の送電ID「1」は、ユーザ電力管理情報212に登録された仮想電力である電力ID「2」の仮想電力について、ユーザAがシステム(余剰電力蓄電装置151)へ25kWhの電力量を送電期限2015年4月30日までに補填することが設定されたものである。これにより、仮想電力として登録した電力量の実電力による補填状況を管理することができる。
図14は、本発明の実施の形態3にかかる電力流通処理の流れを示すフローチャートである。まず、判定部23は、ユーザB(が操作する管理端末122)から、ユーザAに対する、要求電力量及び要求期間を指定した電力の取引要求を受け付ける(S401)。例えば、要求電力量100kWh、要求期間2015年3月から6月の4か月であるものとする。
次に、判定部23は、要求期間を所定数に分割して複数の分割期間を求める(S402)。例えば、要求期間を月単位で4分割したものとする。そして、判定部23は、要求電力量を複数の分割期間ごとに分割した複数の分割電力量を算出する(S403)。例えば、要求電力量100kWhを4分割して各月で25kWhを分割電力量とする。その後、判定部23は、ユーザAの実電力量が分割電力量を満たすか否かを判定する(S404)。
ユーザAの実電力量が分割電力量を満たす場合、送電指示部25は、複数の分割期間のうち直近の期間(2015年3月)に、蓄電装置111から蓄電装置121へ分割電力量(25kWh)の分の電力量を送電させる送電指示を行う(S405)。これに伴い、更新部24は、ユーザAの実電力量(25kWh)をユーザBと対応付けて更新する(図16の電力ID「1」)。そのため、直近の期間までに、少なくとも分割電力量の1回分を送電することができる。
また、更新部24は、直近の期間より後の各期間(2015年4月、5月、6月)のそれぞれを期限とし、分割電力量分の仮想電力量(25kWh)をユーザBと対応付けて登録する(S406)。例えば、更新部24は、図16の電力ID「2」のユーザをAからBへ更新し、送電ID「2」を追加する。また、図16の電力ID「3」「4」、送電ID「3」〜「6」を追加する。このとき、送電ID「2」の送電期限は2015年4月30日とし、送電ID「3」「4」の送電期限は2015年5月31日とし、送電ID「5」「6」の送電期限は2015年6月30日とする。これにより、分割期間ごとに送電期限が設定される。
その後、次の期限が到来した場合、送電指示部25は、次の期限までに、余剰電力蓄電装置151から蓄電装置121へ1回分の分割電力量(25kWh)の分の電力量を送電させるように送電指示を行う(S408)。また、更新部24は、送電済みの仮電力量を実電力量へ更新する(S409)。その後、最後の期限であるか否かを判定し、最後の期限でなければ、ステップS407へ戻る。例えば、各送電期限までに送電が行われ、都度、図17に示すように、更新部24は、送電管理情報213の送電ID「2」「4」「6」の状態を未送電から送電済みに更新し、ユーザ電力管理情報212の電力ID「2」「3」「4」の電力種別も仮想電力から実電力へと更新する。また、蓄電部26は、ユーザAが直近の期間より後の各期限までに調達した分割電力量の分の電力量のそれぞれを余剰電力蓄電装置151に蓄積する。これに合わせて、更新部24は、図17に示すように、送電管理情報213の送電ID「1」「3」「5」の状態を未送電から送電済みに更新する。
尚、ステップS404においてユーザAの実電力量が分割電力量を満たさない場合には、当該処理を終了するか、または、実施の形態2のように仮想電力を登録してステップS405以降の処理を進めても構わない。
このように、送電要求に要求期間が指定されていた場合に、要求電力量の全てを所有していなくても直近の期間より後の分割電力量については仮想電力とその送電期限を用いて送電させることができる。また、送電管理情報を用いることで、仮想電力についての余剰電力による代替送電や、仮想電力分の実電力の余剰電力蓄電装置151への補填をシステムにより実現することができる。
<その他の実施の形態>
尚、上述した実施の形態1から3のそれぞれは、単独、又は、組み合わせて実施することができる。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
11 電力需給家
111 蓄電装置
112 管理端末
12 電力需給家
121 蓄電装置
122 管理端末
13 電力ネットワーク
14 オンデマンド送電システム
15 電力流通管理システム
151 余剰電力蓄電装置
152 電力流通管理装置
152a 電力流通管理装置
16 通信ネットワーク
17 電力取引価格管理システム
21 記憶部
211 余剰電力管理情報
212 ユーザ電力管理情報
213 送電管理情報
22 登録部
23 判定部
24 更新部
25 送電指示部
26 蓄電部

Claims (10)

  1. 第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第1のユーザが所有する第1の蓄電装置以外の装置であって、前記第1の仮想電力量以上の実電力量が予め蓄電され、前記第1のユーザにより前記予定の電力量が調達された場合に前記第1の仮想電力量の分の電力量を蓄電するための余剰電力蓄電装置と、
    前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶部を更新する更新部と、
    前記更新後に、前記余剰電力蓄電装置から前記第2のユーザが所有する第2の蓄電装置へ、前記要求電力量の分の電力量を送電させる送電指示部と、
    を備え
    前記更新部は、
    前記送電により前記第2の蓄電装置に前記要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、前記第2の仮想電力量を実電力量として前記記憶部を更新す
    電力流通管理装置。
  2. 前記送電後に、前記第1のユーザが前記所定の時期までに調達した前記第の仮想電力量の分の電力量を前記余剰電力蓄電装置に蓄電する蓄電部をさらに備え、
    請求項に記載の電力流通管理装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1の仮想電力量に、当該第1の仮想電力量における属性情報をさらに対応付けて記憶し、
    前記送電要求には、前記要求電力量における属性情報がさらに指定されており、
    前記判定部は、前記第1の仮想電力量に対応付けられた属性情報が、前記送電要求に指定された属性情報を満たすか否かをさらに判定し、
    前記更新部は、前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たし、かつ、前記第1の仮想電力量に対応付けられた属性情報が前記送電要求に指定された属性情報を満たすと前記判定部により判定された場合に、前記更新を行う
    請求項1又は2に記載の電力流通管理装置。
  4. 前記記憶部は、前記第1のユーザが所有する第1の蓄電装置に蓄電された電力量を示す第1の実電力量と当該第1のユーザとを対応付けてさらに記憶し、
    前記判定部は、前記第1の実電力量が前記要求電力量を満たさない場合に、前記第1の仮想電力量が、前記要求電力量から前記第1の実電力量を除いた残量を満たすか否かを判定し、
    前記更新部は、前記判定部により前記第1の仮想電力量が前記残量を満たすと判定された場合、前記第1の実電力量を前記第1のユーザに代えて前記第2のユーザと対応付け、前記残量を前記第2の仮想電力量として前記第2のユーザと対応付け、前記残量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶部を更新する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の電力流通管理装置。
  5. 前記更新部は、前記判定部により前記第1の仮想電力量が前記残量を満たさないと判定された場合、前記第1のユーザに対して不足分の電力量を通知し、前記第1のユーザの登録要求に応じて、前記残量を満たす第3の仮想電力量を前記第2のユーザと対応付けて前記記憶部に登録する
    請求項に記載の電力流通管理装置。
  6. 前記送電要求には、要求期間がさらに指定されており、
    前記記憶部は、前記第1のユーザが所有する第1の蓄電装置に蓄電された電力量を示す第1の実電力量と当該第1のユーザとを対応付けてさらに記憶し、
    前記判定部は、
    前記要求期間を所定数に分割して複数の分割期間とし、
    前記要求電力量を前記複数の分割期間ごとに分割した複数の分割電力量を算出し、
    前記第1の実電力量が前記分割電力量を満たすか否かを判定し、
    前記送電指示部は、
    前記判定部により前記第1の実電力量が前記分割電力量を満たすと判定された場合、
    前記複数の分割期間のうち直近の期間に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置へ前記分割電力量の分の電力量を送電させ、前記直近の期間より後の各期間のそれぞれに、前記余剰電力蓄電装置から前記第2の蓄電装置へ前記分割電力量の分の電力量を送電させるように送電指示を行い、
    前記更新部は、前記直近の期間より後の各期間のそれぞれを期限とした前記分割電力量の分の仮想電力量を前記第2のユーザと対応付けて前記記憶部を更新し、
    前記蓄電部は、前記第1のユーザが前記直近の期間より後の各期限までに調達した前記分割電力量の分の電力量のそれぞれを前記余剰電力蓄電装置に蓄積する
    請求項に記載の電力流通管理装置。
  7. 第1のユーザが所有する第1の蓄電装置に蓄電された電力量を示す第1の実電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付けた場合、前記第1の実電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記第1の実電力量が前記要求電力量を満たさないと判定された場合、前記第1のユーザに対して不足分の電力量を通知し、前記第1のユーザの登録要求に応じて、前記第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量であって前記要求電力量を満たす第1の仮想電力量を前記第2のユーザと対応付けて前記記憶部に登録する登録部と、
    前記第1の蓄電装置以外の装置であって、前記第1の仮想電力量以上の実電力量予め蓄電された余剰電力蓄電装置と、
    前記登録後に、前記余剰電力蓄電装置から前記第2のユーザが所有する第2の蓄電装置へ、前記要求電力量の分の電力量を送電させる送電指示部と、
    前記第2の蓄電装置に前記要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、前記第1の仮想電力量を第2の実電力量として前記記憶部を更新する更新部と、
    前記第2の蓄電装置への送電後に前記第1のユーザが調達した前記第1の仮想電力量の分の電力量を前記余剰電力蓄電装置に蓄電する蓄電部と、
    を備える電力流通管理装置。
  8. 前記送電要求には、要求期間がさらに指定されており、
    前記判定部は、
    前記要求期間を所定数に分割して複数の分割期間とし、
    前記要求電力量を前記複数の分割期間の数に分割して複数の分割電力量を算出し、
    前記第1の実電力量が前記分割電力量を満たすか否かを判定し、
    前記送電指示部は、
    前記判定部により前記第1の実電力量が前記分割電力量を満たすと判定された場合、
    前記複数の分割期間のうち直近の期間に、前記第1の蓄電装置から前記第2の蓄電装置へ前記分割電力量の分の電力量を送電させ、前記直近の期間より後の各期間のそれぞれに、前記余剰電力蓄電装置から前記第2の蓄電装置へ前記分割電力量の分の電力量を送電させるように送電指示を行い、
    前記更新部は、前記直近の期間より後の各期間のそれぞれを期限とした前記分割電力量の分の仮想電力量を前記第2のユーザと対応付けて前記記憶部を更新し、
    前記蓄電部は、前記第1のユーザが前記直近の期間より後の各期限までに調達した前記分割電力量の分の電力量のそれぞれを前記余剰電力蓄電装置に蓄積する
    請求項に記載の電力流通管理装置。
  9. 第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶装置へ登録し、
    前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付け、
    前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定し、
    前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶装置を更新し、
    前記更新後に、前記第1のユーザが所有する第1の蓄電装置以外の装置であって、前記第1の仮想電力量以上の実電力量が予め蓄電され、前記第1のユーザにより前記予定の電力量が調達された場合に前記第1の仮想電力量の分の電力量を蓄電するための余剰電力蓄電装置から、前記第2のユーザが所有する第2の蓄電装置へ、前記要求電力量の分の電力量を送電させ、
    前記送電により前記第2の蓄電装置に前記要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、前記第2の仮想電力量を実電力量として前記記憶装置を更新する
    電力流通管理方法。
  10. 第1のユーザが所定の時期までに調達する予定の電力量を示す第1の仮想電力量と当該第1のユーザとを対応付けて記憶装置へ登録する処理と、
    前記第1のユーザから第2のユーザへ送電するための要求電力量が指定された送電要求を受け付ける処理と、
    前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすか否かを判定する処理と、
    前記第1の仮想電力量が前記要求電力量を満たすと判定された場合、前記第1の仮想電力量のうち前記要求電力量に相当する第2の仮想電力量と前記第2のユーザとを対応付け、前記第1の仮想電力量から前記第2の仮想電力量を除いた電力量を前記第1の仮想電力量として、前記記憶装置を更新する処理と、
    前記更新後に、前記第1のユーザが所有する第1の蓄電装置以外の装置であって、前記第1の仮想電力量以上の実電力量が予め蓄電され、前記第1のユーザにより前記予定の電力量が調達された場合に前記第1の仮想電力量の分の電力量を蓄電するための余剰電力蓄電装置から、前記第2のユーザが所有する第2の蓄電装置へ、前記要求電力量の分の電力量を送電させる処理と、
    前記送電により前記第2の蓄電装置に前記要求電力量の分の電力量が蓄電された後に、前記第2の仮想電力量を実電力量として前記記憶装置を更新する処理と、
    をコンピュータに実行させる電力流通管理プログラム。
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