JP6470052B2 - 荷重負荷装置、荷重計測装置及び航空機の荷重負荷方法 - Google Patents

荷重負荷装置、荷重計測装置及び航空機の荷重負荷方法 Download PDF

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Description

本発明は、供試体に鉛直方向に荷重を負荷する装置に関する。
供試体に鉛直方向に荷重を負荷する装置は、鉛直方向から偏心した荷重の影響を排除するために、自在継手(ユニバーサル)により供試体を支持したり、球座と球座受けの組み合わせにより供試体を支持したりしている(例えば、特許文献1,2)。
荷重を負荷する対象である供試体が、荷重を受けても鉛直方向にのみ変位又は変形するものであれば、自在継手又は球座と球座受けの組み合わせによるピン結合によって支持すれば、ある程度の正確な計測結果を得ることができる。
特開平2−203241号公報 特開平6−160258号公報
ところが、供試体が水平方向に変位する場合には、ピン結合しただけでは、以下説明するように、鉛直荷重を正確に負荷することができない。なお、供試体が水平方向の変位を拘束されていないと、供試体は負荷試験中に水平方向に変位し得る。例えば、供試体を宙吊りに保持しながら、供試体による鉛直方向の荷重を加えることによって生じ得る。
図8(a)に示すように、供試体Sによる鉛直荷重Fを負荷する試験装置100が、油圧アクチュエータ101と、油圧アクチュエータ101の上部及び下部のそれぞれで油圧アクチュエータ101を支持する支持部材103,104と、上部の支持部材103と油圧アクチュエータ101のピストンロッド102との間に介在されるロードセル105と、備えている。支持部材103,104は、それそれ、ピン結合部PJを備えている。この試験装置100により鉛直荷重を負荷している最中に、図8(b)に示すように、供試体Sが水平方向Hに変位したとすると、油圧アクチュエータ101には、鉛直荷重Fに加えて、水平方向の荷重Fが生ずる。このように、供試体Sには、鉛直荷重Fと水平荷重Fが合成された荷重が生じるので、供試体Sに鉛直荷重Fのみを正確に負荷することができない。
そこで本発明は、供試体が水平方向に変位したとしても、供試体へ加える鉛直荷重のみを正確に負荷することができる荷重負荷装置を提供することを目的とする。
また本発明は、そのような荷重負荷装置を用いて、航空機の機体へ加える鉛直荷重のみを正確に負荷することのできる航空機の荷重負荷方法を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の荷重負荷装置は、供試体に荷重を加えるアクチュエータと、アクチュエータを鉛直方向に沿って支持する支持構造体と、支持構造体を水平方向に倣って案内する水平案内面と、支持構造体と水平案内面の間に介在し、支持構造体が水平案内面に対して、相対的に水平方向に変位可能に支承する支承器と、を備える。そして、本発明の支承器は、独立して転動が可能に支持された複数の転動体を備えており、これらの転動体が、支持構造体、又は、水平案内面に接するように、保持されることを特徴としている。
本発明の荷重負荷装置は、支承器が摩擦抵抗の小さい転動体を備えており、この転動体を介して、支持構造体が水平案内面に対して、水平方向に変位することができる。よって、供試体による鉛直方向の荷重を計測している最中に、供試体が水平方向に変位したとしても、アクチュエータを支持する支持構造体が、供試体の変位に追従して無理なく変位するので、供試体には水平荷重が生じないか、生じたとしても微小である。
また、本発明の荷重負荷装置は、支持構造体でアクチュエータを鉛直方向に支持しており、支持構造体が水平方向に変位してもアクチュエータは鉛直方向から傾くことがないので、供試体には安定して鉛直荷重が作用する。
したがって、本発明の荷重負荷装置によると、供試体が水平方向に変位したとしても、鉛直荷重のみを高い精度で負荷することができる。
本発明の荷重負荷装置は、支承器を設ける対象として、二つの形態を有している。一方の形態(第1形態)は、支持構造体の側に支承器を設けるものであり、他方の形態(第2形態)は、水平案内面の側に支承器を設けるものである。
第1形態は、転動体が水平案内面に接し、支持構造体は支承器とともに水平案内面に倣って水平方向に変位する。また、第2形態は、転動体が支持構造体に接し、支持構造体は水平案内面に設けられた支承器に倣って水平方向に変位する。
本発明は、第1形態と第2形態のいずれをも適用でき、アクチュエータを支持する支持構造体が、供試体の変位に追従して変位する機能は等価である。ただし、支持構造体が同じ量だけ変位することを前提にすれば、第2形態は、変位する範囲にわたって転動体を設ける必要があるのに対して、第1形態は、変位する範囲よりも狭い範囲だけに転動体を設ければ足りるので、支承器を小型にすることができる利点がある。
本発明の荷重負荷装置は、供試体の水平方向の変位が、特定の方向に限って生ずる場合に加えて、任意の方向に生ずる場合に対応できる。
変位が特定の方向に限られる場合には、転動体としてころを用い、複数のころを回転軸に直交する方向に一列に並べ、この支承器が当該特定の方向に沿うように配置すればよい。
変位が任意の方角に生ずる場合には、転動体として球体を用い、複数のこの球体を任意の方角に転動可能に支持することが好ましい。これにより、アクチュエータを支持する支持構造体が、供試体の水平方向のいかなる方角の変位にも追従して水平方向に変位する際の、摩擦抵抗を小さくできる。この観点から、複数の球体は放射状に配置されることがより好ましい。
本発明の荷重負荷装置は、油圧アクチュエータを支持する位置を境にして、支持構造体の水平方向の変位が生じる主たる方向の両側に支承器がそれぞれ配置されることが好ましく、アクチュエータを支持する位置を対称の中心として、4つの支承器が点対称をなす位置に設けられることがより好ましい。加えて、支持構造体は油圧アクチュエータの背丈の中心部を支持することで、油圧アクチュエータをより安定して支持することができる。
また、本発明の荷重負荷装置は、水平案内面を、所定の高さだけかさ上げして設けることができる。そうすれば、アクチュエータが鉛直方向において装置の基礎部分あるいは地面と干渉するのを避けることができる。
本発明の荷重負荷装置が適用される用途は任意であるが、供試体として航空機の機体を適用することが好ましい。航空機の荷重試験は、機体を吊り下げた状態で鉛直方向に荷重を加えるために、水平方向に変位し易いが、本発明の荷重負荷装置を用いれば、水平荷重を微小にして、鉛直荷重のみを高い精度で負荷できる。
本発明の荷重負荷装置によると、供試体が水平方向に変位したとしても、鉛直荷重のみを高い精度で負荷することができる。
本実施形態における荷重負荷装置を示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 図1の荷重負荷装置の構成要素を分離して示し、(a)は油圧アクチュエータを支持する支持構造体を示し、(b)は水平案内面を備える架台を示し、(c)は支承器を示している。 図1の荷重負荷装置に用いられる支承器を示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。 図1の荷重負荷装置を用いて供試体Sから受ける鉛直荷重を計測する様子を示す図であり、(a)は水平方向の変位が生じていない状態を示し、(b)は長さ方向に水平方向に変位している状態を示している。 図1の荷重負荷装置を用いて供試体Sから受ける鉛直荷重を計測する様子を示す図であり、(a)は水平方向の変位が生じていない状態を示し、(b)は幅方向に水平方向に変位している状態を示している。 本実施形態における荷重負荷装置を用いて航空機の機体に作用する鉛直荷重を計測している様子を示している。 本実施形態の変形例を示す図である。 従来の荷重負荷装置により水平荷重が生じることを示す図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本実施形態における荷重負荷装置1は、供試体Sに鉛直荷重Fのみを負荷するものであり、供試体Sが水平方向に変位しても、水平荷重Fの影響を可能な限り排除して、鉛直荷重Fのみを高い精度で負荷することを目的とする。
以下、図1〜図3を参照して、荷重負荷装置1の構成を説明する。
荷重負荷装置1は、油圧アクチュエータ10と、油圧アクチュエータ10を支持する支持構造体20と、支持構造体20に設けられる支承器30と、支承器30を介して支持構造体20を水平方向に沿って案内する水平案内面41を備える架台40と、を備えている。なお、ここでは油圧アクチュエータ10を用いているが、電動によるアクチュエータ、エア圧によるアクチュエータを用いることもできる。
油圧アクチュエータ10は、シリンダ11と、ピストンロッド13と、ロードセル15と、フランジ17と、を備えている。
シリンダ11は、内部に作動油が収容される筒状の空隙が設けられており、この空隙にピストロッド13の図示を省略するピストンが配置される。ロードセル15は、ピストンロッド13の上端に固定され、供試体S(図4,図5参照)を支持することで、供試体Sに加わる鉛直荷重Fを計測する。
フランジ17はシリンダ11の外周に向けて張り出すように設けられ、支持構造体20に油圧アクチュエータ10を支持するのに用いられる。
次に、支持構造体20は、図1及び図2に示すように、幅方向Wに所定の間隔を隔てて配置される支持梁21,21と、支持梁21,21の各々の端部を繋ぐ連結材23,23とを組み合わせることで、額縁状に形成されている。支持構造体20は、供試体Sからの反力を受けても、変形しないように、剛性が確保されている。後述する支承器30、架台40も同様である。
支持構造体20は、上面21Aと下面21Bを備え、平面視して、一対の支持梁21,21と一対の連結材23,23で囲まれる領域は、上面21Aと下面21Bを貫通するアクチュエータ収容スペース25を形成する。油圧アクチュエータ10は、アクチュエータ収容スペース25を貫通して、支持構造体20に支持される。つまり、油圧アクチュエータ10を支持する位置を境にして、支持構造体20の水平方向の変位が生じうる長手方向L及び幅方向Wの左右の両側に支承器30が配置されている。
また、支持構造体20は、支持梁21,21のそれぞれの両端部の下面21Bには、支承器30が固定される支承器固定部27が、上面21Aの側に向けて窪んで設けられる。支承器固定部27は、幅方向Wに連なって設けられる。
次に、支承器30は、図3に示すように、転動体として球体31を用いるタイプのものであり、複数の球体31と、それぞれの球体31が独立して転動自在に収容する収容凹部32が形成された支持器33と、支持器33に設けられる荷重伝達軸35と、を備えている。
円筒状をなす支持器33は、収容凹部32が形成されるおもて面34Aと、おもて面34Aの反対側であるうら面34Bと、を備え、球体31はおもて面34Aの側に設けられ、荷重伝達軸35はうら面34Bの側に設けられる。支承器30は、おもて面34Aの側が架台40に対向し、うら面34Bの側が支持構造体20に対向するように、配置される。
支承器30は、おもて面34Aの側に、複数の収容凹部32が放射状に設けられ、各々の収容凹部32に一つずつ球体31の半分程度が収容され、残りの半分程度はおもて面34Aから外部に露出する。複数の球体31は、放射状に配置され、このおもて面34Aから露出する球体31が、後述する架台40の水平案内面41に接する。
なお、球体31を収容凹部32に保持させる構造は、小さい抵抗で球体31が転動可能にされている限り任意であり、公知の手段を適宜採用することができる。
支承器30は、荷重伝達軸35の先端37が支承器固定部27に固定されることにより、支持構造体20と一体となって変位することができる。
次に、架台40は、図1及び図2に示すように、荷重負荷装置1の長手方向Lに所定の間隔をあけて設けられ、それぞれが水平案内面41を備えるガイド板42と、ガイド板42を支持する柱44と斜材ブレース45とからなる支持構造43と、支持構造43の下端側が固定される板状の基礎47と、を備えている。
架台40は、ガイド板42の水平案内面41が上向きで、かつ、水平に沿うように配置され、一方の水平案内面41にて二つの支承器30を支持し、他方の水平案内面41にて他の二つの支承器30を支持する。このように、支持構造体20は、鉛直方向Vの変位は拘束されるが、水平方向Hに変位可能な、両端が支持された梁構造体をなしている。支持構造体20に支持される油圧アクチュエータ10は、アクチュエータ収容スペース25を貫通して下面21Bから下向きに突出するが、そこは、支持構造43,43の間であるから、架台40に干渉することがない。また、水平案内面41は、基礎47から所定の高さだけかさ上げして設けられているので、油圧アクチュエータ10のシリンダ11が基礎47と干渉するのを避けることができる。
なお、水平案内面41の周縁に沿って、支持構造体20の変位量を規制するための衝立を設けてもよい。
次に、荷重負荷装置1を用いて供試体Sに鉛直荷重Fを負荷する際の、荷重負荷装置1の動作を、図4及び図5を参照して説明する。
図4(a)に示すように、供試体Sに白抜き矢印で示される鉛直荷重が、支持構造体20に支持された油圧アクチュエータ10により加わるとロードセル15により鉛直荷重Fを計測する。図4(a)に示すように、供試体Sが厳密に鉛直荷重だけを受けていれば、油圧アクチュエータ10を支持する支持構造体20は当初の位置に留まっている。しかし、鉛直荷重として現実に加えられる荷重は鉛直方向からずれることもあり、供試体Sが水平方向への変位が拘束されていない場合には、供試体Sは水平方向に変位しうる。図4(b)は、供試体Sが長手方向Lに変位した例を示している。荷重負荷装置1は、支持構造体20と架台40の間に支承器30が設けられている。したがって、供試体Sの変位に追従して、支持構造体20が架台40に対して当初の位置から水平案内面41に倣って変位する際に、支承器30の球体31が架台40の水平案内面41の上を転動するので、支承器30と架台40の間の摩擦による抵抗は小さく、供試体Sには水平荷重Fが加わらないか、加わったとしても微小である。また、荷重負荷装置1は、支持構造体20で油圧アクチュエータ10を鉛直方向に支持しており、支持構造体20が水平方向に変位しても油圧アクチュエータ10は鉛直方向から傾くことがないので、供試体Sには安定して鉛直荷重が作用する。
したがって、本実施形態の荷重負荷装置1によると、供試体Sが水平方向に変位したとしても、油圧アクチュエータ10を介して鉛直荷重Fのみを高い精度で負荷することができる。
また、荷重負荷装置1は、支持構造体20が油圧アクチュエータ10を支持する位置を境にして、支持構造体20の水平方向の変位が生じうる左右の両側に支承器30が配置されている。特に、荷重負荷装置は、油圧アクチュエータ10を支持する位置を対称の中心として、4つの支承器30が点対称をなす位置に設けられる。これにより、油圧アクチュエータ10は、より安定して支持されるので、鉛直荷重Fのみを高い精度で負荷することができる。
図4は、油圧アクチュエータ10を支持する支持構造体20が長手方向Lに変位する例を示したが、本実施形態の支承器30は、球体31を転動体として備えている。したがって、図5に示すように、供試体Sが幅方向Wに変位しても、支持構造体20はこれに追従して幅方向Wに無理なく変位することができるので、鉛直荷重Fのみを高い精度で負荷することができる。
なお、ここでは、最も典型的な例として長手方向Lと幅方向Wについて説明したが、球体31を用いているので、水平方向の任意の方角に支持構造体20が無理なく変位することができる。
本実施形態の荷重負荷装置1が適用される用途は任意であるが、例えば航空機の機体の強度試験に適用することができる。この航空機の強度試験は、図6に示すように、実際の機体を模擬した強度試験用の機体3を用いて行われるが、飛行している状態を再現するために、機体3の複数個所にワイヤを取り付けて宙吊りにする。したがって、機体3は水平方向の変位が拘束されていないので、鉛直方向の荷重だけを機体3に加えようとしても、機体3は水平方向に変位する。
さて、強度試験は、図6に示すように、胴体4の前方に設けられる前脚5と、胴体4の中央部分に設けられる左右の主脚6,6と、合わせて3点をそれぞれ荷重負荷装置1で支持して行われる。なお、前脚5及び左右の主脚6,6ともに、車輪は取り付けられていない。
以上のように、機体3を3点支持した状態で機体3の各所に鉛直荷重を加えて、それぞれの荷重負荷装置1において、鉛直荷重Fを負荷する。つまり、それぞれの荷重負荷装置1における油圧アクチュエータ10は、これら航空機の脚を模擬したものである。このとき、機体3は水平方向の任意の向きに変位し得るが、支持構造体20と架台40の間に支承器30が介在しているので、負荷される鉛直荷重Fは精度が高い。
以上、好適な実施形態に基づいて本発明を説明したが、上記実施形態以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、荷重負荷装置1は、支持構造体20の側に支承器30を設けているが、支持構造体20が架台40に対して水平方向に変位できるのであれば、支承器30を架台40の側に設けることもできる。つまり、図7(a)に示すように、複数の球体31を架台40のガイド板42に転動可能に支持することで、ガイド板42に支承器30の役割を持たせることができる。この場合にも、支持構造体20は、水平案内面41に倣って水平方向に変位するが、球体31を介しているので、無理なく変位することができる。
ここで、支持構造体20が同じ量だけ変位することを前提にすれば、図7(a)の形態は、変位する範囲にわたって球体31を設ける必要があるのに対して、前述した形態は、変位する範囲よりも狭い範囲だけに球体31を設ければ足りるので、支承器30を小型にすることができる利点がある。
一方で、図7(a)の形態は、支持構造体20が広範囲に繰り返し変位する場合、球体31の摩耗が少ない利点がる。
また、荷重負荷装置1は、転動体として球体31を用いたが、供試体Sが水平方向に変位する向きが定まっているのであれば、図7(b)に示すように、複数の円柱状のころ39を転動体として用いることができる。この場合、特定の変位方向dに対して、ころ39の回転軸39Cが直交するように、ころ39を支持器33で支持すれば、摩擦による抵抗を低く抑えることができる。
その他、荷重負荷装置1を構成する油圧アクチュエータ10、支持構造体20,支承器30及び架台40の構成はあくまでも一例にすぎず、試験の条件に応じて構造を変更することができる。
1 荷重負荷装置
3 機体
4 胴体
5 前脚
6 主脚
10 油圧アクチュエータ
11 シリンダ
13 ピストンロッド
15 ロードセル
17 フランジ
20 支持構造体
21 支持梁
21A 上面
21B 下面
23 連結材
25 アクチュエータ収容スペース
27 支承器固定部
30 支承器
31 球体
32 収容凹部
33 支持器
34A おもて面
34B うら面
35 荷重伝達軸
37 先端
39 ころ
39C 回転軸
40 架台
41 水平案内面
42 ガイド板
43 支持構造
44 柱
45 斜材ブレース
47 基礎
100 試験装置
101 油圧アクチュエータ
102 ピストンロッド
103,104 支持部材
105 ロードセル
水平荷重
鉛直荷重
PJ ピン結合部
S 供試体

Claims (10)

  1. 供試体に荷重を負荷するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを鉛直方向に沿って支持する支持構造体と、
    前記支持構造体を水平方向に沿って案内する水平案内面と、
    前記支持構造体と前記水平案内面の間に介在し、前記支持構造体が前記水平案内面に対して、相対的に水平方向に変位可能に支承する支承器と、を備え、
    前記支承器は、独立して転動が可能に支持された複数の転動体を備え、複数の前記転動体が、前記支持構造体、又は、前記水平案内面に接するように、保持され、
    前記アクチュエータは、
    前記アクチュエータに載せられる前記供試体に鉛直方向の上向きに荷重を負荷する
    ことを特徴とする荷重負荷装置。
  2. 複数の前記転動体が前記水平案内面に接し、
    前記支持構造体は前記支承器とともに、前記水平案内面に倣って変位する、
    ことを特徴とする請求項1の荷重負荷装置。
  3. 前記支承器は、
    前記転動体として球体を用い、複数の前記球体を任意の方向に転動可能に支持する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷重負荷装置。
  4. 複数の前記球体は放射状に配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷重負荷装置。
  5. 前記アクチュエータを支持する位置を境にして、前記支持構造体の水平方向の変位が生じる主たる方向の両側に前記支承器がそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の荷重負荷装置。
  6. 前記アクチュエータを支持する位置を対称の中心として、4つの前記支承器が点対称をなす位置に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の荷重負荷装置。
  7. 前記水平案内面は、所定の高さだけかさ上げして設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の荷重負荷装置。
  8. 前記アクチュエータは、
    航空機の機体が備える脚を模擬するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の荷重負荷装置。
  9. アクチュエータにより供試体に荷重を負荷する荷重負荷装置と、
    前記供試体からの鉛直方向の反力を測定する荷重計測手段と、を備え、
    前記荷重負荷装置として、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の荷重負荷装置を用いる、
    ことを特徴とする荷重計測装置。
  10. 航空機の機体に加える鉛直方向の荷重を、前記機体が備える複数の脚を荷重負荷装置により支持しながら、負荷する航空機の荷重負荷方法であって、
    前記荷重負荷装置として、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の荷重負荷装置を用いることを特徴とする、
    航空機の荷重負荷方法。
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